JP5561467B2 - Led点灯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、非絶縁形降圧チョッパを備えたLED点灯装置に関する。
非絶縁形降圧チョッパを備えた発光ダイオード点灯装置は、既知である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1の図2に記載の降圧チョッパを備えた発光ダイオード点灯装置においては、第1のスイッチング素子であるFET5と第1のインダクタ7との間に、抵抗値の小さい抵抗素子61を接続し、この抵抗素子61を第2のスイッチング素子であるバイポーラ形トランジスタ21のベース・エミッタ間に接続している。前記トランジスタ21のコレクタを前記FET5のゲート端子に接続している。そして、第1のインダクタ7とフリーホイールダイオード11とが出力端間に直列接続している。
FET5がオン動作すると、直流電源4から抵抗素子61、第1のインダクタ7および負荷のLED回路8に並列接続しているコンデンサ9を介して増加電流が流れて第1のインダクタ7が充電される。そうして、抵抗素子61の両端間電圧がトランジスタ21を動作するバイアスに達すると、トランジスタ21がオン動作し、これによりFET5はターンオフされる。抵抗素子61の両端間電圧をトランジスタ21のベースバイアスとし、この電圧が所定の電圧に達したときトランジスタ21をオン動作してFET5をターンオフさせるようにしているので、ターンオフのタイミングを第2のインダクタ12に誘起される電圧値に影響されず常に正確に取ることができる。すなわち、FET5を常に正確にスイッチング動作できる。
FET5がオフすると、今度は第1のインダクタ7に蓄積された電磁エネルギーがフリーホイールダイオード11を経由して放出されてコンデンサ9に引続き減少電流を流す。減少電流が0になると、再びFET5がオン動作し、以上の動作を繰り返す。
そうして、コンデンサ9の充電電圧がLED回路8の順方向電圧以上になると、LED回路8に電流が流れ、LED回路8のLEDは点灯する。
非絶縁形降圧チョッパを備えたLED点灯装置は、回路構成が比較的簡単で小形化が可能であるとともに回路効率が高く、しかも容易に所望の低電圧が得られることから、商用交流電源を電源として負荷電圧が低いLEDを備えた電球形LEDに搭載するのに好適である。電球形LEDは、近時省エネを目的として従来の白熱電球を代替する光源として注目されている。
また、非絶縁形降圧チョッパの出力電流を抵抗R2により電圧変換してダイオードD2を介して制御回路24のコントロール端子に入力して電流フィードバック構成とすることも既知である(例えば、特許文献2参照。)。
LED電球においては、一般照明用として市販されているE26形口金を備えた白熱電球に相当するものに加えて、さらに小形の口金、例えばE17形口金を備えたものもあり、一層の小形化が追求されている。
特許第4123886号公報 特開2005−142137号公報(特に段落0029および図5)
非絶縁形降圧チョッパを用いたLED点灯装置において、電球形LEDのさらなる小形化に対する要求に応えるためには非絶縁形降圧チョッパの一層の小形化を図ることが効果的である。その実現のための手段として半導体デバイスを中心とした集積化技術を適用することが考えられる。
一方、商用交流電源は、各国で種々の値の電圧が使用されているので、最小限の設計変更で種々の電圧に適合し得るように発光ダイオード点灯装置を構成することができれば、各国に適合する電球形LEDを比較的安価に製作することができる。
また、インダクタの小形化のために、非絶縁形降圧チョッパを高周波で動作するように構成するのが好ましい。
本発明は、非絶縁形降圧チョッパを集積化して一層の小形化を図るとともに種々の電源電圧に適合させるのが容易で、しかも高周波動作における制御の応答性が良好なLED点灯装置を提供することを課題とする。
発明のLED点灯装置は、直流電源と;スイッチング素子、電流検出用インピーダンス素子およびインダクタを直列に含みスイッチング素子のオン時に増加電流が流れる第1の回路、インダクタおよびフリーホイールダイオードを直列に含みスイッチング素子のオフ時に減少電流が流れる第2の回路、およびスイッチング素子を制御する制御部を備え、電流検出用インピーダンス素子はフリーホールダイオードのカソードとスイッチング素子のソースとの間に接続され、制御部は、スイッチング素子がオンして電流検出用インピーダンス素子に流れる増加電流が所定値に達したときにスイッチング素子をオフさせ、インダクタに流れる減少電流に応じてインダクタに磁気結合した2次巻線に誘起される電圧に基づいてスイッチング素子オンさせるものであり、スイッチング素子およびフリーホイールダイオードのうち少なくともスイッチング素子を含むパワー部および制御部単一パッケージ備えたIC構成し、ICの制御電源がインダクタに磁気結合した2次巻線から供給され、少なくとも電流検出用インピーダンス素子およびインダクタがICに対して外付けされた非絶縁形降圧チョッパと;非絶縁形降圧チョッパの増加電流および減少電流がともに流れる回路上の位置に接続された発光ダイオードと;を具備しているものである。
本発明において、直流電源は、どのような構成でもよいが、例えば整流回路を主体として構成され、また所望により平滑コンデンサなどからなる平滑回路を備えていることができる。この場合、整流回路は、好ましくはブリッジ形整流回路からなり、交流電源、例えば商用交流電源の交流電圧を全波整流して直流を得る。なお、所望により上記整流回路を後述するICの単一のパッケージ内に集積化させることができる。この場合、平滑コンデンサを外付けにするのが好ましい。
非絶縁形降圧チョッパは、入力直流電圧をそれより低圧の直流電圧に変換して出力する周知の降圧チョッパ回路の一種であるが、入力端から出力端に至るまで回路が非絶縁構造をなしている。絶縁形降圧チョッパが絶縁形の出力トランスを備えているのに対して、上述のように非絶縁形降圧チョッパは絶縁形の出力トランスを用いないので、LED点灯装置の小形化に好適である。
非絶縁形降圧チョッパのパワー部すなわち負荷に供給する電力が通過する回路部は、スイッチング素子、電流検出用インピーダンス素子、インダクタおよびフリーホイールダイオードを含んで構成されている。そして、パワー部は、回路動作上第1の回路および第2の回路に分けることができる。第1の回路は、直流電源からインダクタに充電すなわち電磁エネルギーを蓄積する回路であり、スイッチング素子、電流検出用インピーダンス素子、インダクタおよび負荷回路を備えた直列回路が直流電源に接続した構成を備えていて、スイッチング素子のオン時に直流電源から増加電流が流れてインダクタに電磁エネルギーが蓄積される。これに対して、第2の回路は、インダクタに蓄積された電磁エネルギーが放出される回路であり、フリーホイールダイオードおよび負荷回路の直列回路がインダクタに接続した構成を備えていて、スイッチング素子のオフ時にインダクタから減少電流が流れる。
上記において、負荷回路は、後述する発光ダイオードが負荷となるが、所望により発光ダイオードに並列的に接続する出力コンデンサを含むことができる。出力コンデンサは、主としてスイッチングに伴って発生する高周波を負荷の発光ダイオードに流さないようにバイパスする。
インダクタには、そこに磁気結合した2次巻線が配設されている。そして、インダクタに増加電流および減少電流が流れると後述するように2次巻線に電圧が誘起される。なお、2次巻線は、1個または複数個であることを許容する。制御部の構成に応じて2次巻線の数は適宜選択可能である。本発明において、2次巻線は、制御部に対して制御電源を供給するとともに、スイッチング素子に対するオン信号を形成する。
制御部は、スイッチング素子をオン、オフ制御することによって非絶縁形降圧チョッパの動作を制御する手段であり、その具体的回路構成は本発明において特段限定されないが、インダクタの2次巻線からその制御電源が供給される。そして、スイッチング素子をオン、オフ制御するために、電流検出用インピーダンス素子を流れる増加電流が所定値に達すると、スイッチング素子をオフさせる。
増加電流が第1の所定値に達したときにスイッチング素子をオフさせるには、例えばスイッチング素子の制御端子を電流検出用インピーダンス素子の端子電圧に応動するバイポーラトランジスタなどのスイッチ素子で短絡する。また、スイッチ素子を上記のように応動させるために、電流検出用インピーダンス素子とスイッチ素子の間にコンパレータを介在させると、電流検出用インピーダンス素子の端子電圧が非常に小さな値であってもオフ動作を確実に行わせることが可能になる。その結果、電流検出用インピーダンス素子の電力損失が小さくなるので、回路効率が高くなるとともに、温度特性がスイッチ素子の影響を受けなくなり、温度特性が良好になる。そして、上記スイッチ素子およびコンパレータをインダクタの2次巻線から供給される制御電源で動作させることができる。
一方、スイッチング素子をオンさせるには、次のように制御すればよい。すなわち、インダクタから流れる減少電流が0になると、その2次巻線に逆起電力による電圧が誘起されるので、この電圧に基づいてスイッチング素子のオン信号を形成して、これをスイッチング素子に供給してオンさせる。上記オン信号は、2次巻線に誘起される電圧を直接または間接的に利用して形成することができる。
本発明において、スイッチング素子、電流検出用インピーダンス素子およびフリーホイールダイオードのパワー部を構成する回路部品のうち、少なくともスイッチング素子と上述の制御部とは、単一パッケージを備えたICを構成する。なお、電流検出用インピーダンス素子は、種々の電源電圧に対応させるべく設計変更の対象部品とする理由によりICに対して外付けする。
インダクタは、上記パワー部の各回路部品と同様にそこを負荷電力が通過するので、いわゆるパワー部品であるが、種々の電源電圧に対応させるべく設計変更の対象部品とする理由によりICに対して外付けする。また、インダクタは、半導体部品に比べて大型化するので、IC化に馴染みにくいという理由もある。
また、パワー部のうち、スイッチング素子およびフリーホイールダイオードをIC化するに際して、これら半導体デバイスに対して放熱手段を共有するように構成することにより、動作上相補関係にあるスイッチング素子およびフリーホイールダイオードを、放熱手段を介して熱結合させることができる。これにより、ICの発熱量が電源電圧の変動にかかわらずほぼ一定化されるので、放熱手段を共有させることで、その小形化を図ることができる。
本発明においては、所望により後述する発光ダイオードとスイッチング素子とを熱結合させることができる。すなわち、発光ダイオードが故障モードになって異常発熱したときに、熱結合しているスイッチング素子の温度を過昇にして、スイッチング素子を破壊させることで回路がオープンモードになるように構成することができる。これにより、LED点灯回路のスイッチングを司るスイッチング素子に発光ダイオードの異常時に保護動作をも行わせることができる。
また、上記熱結合が発光ダイオードの放熱手段を経由して行われるように構成すれば、発光ダイオードと上記スイッチング素子との距離をある程度自由に設定することができ、その結果LED光源としての設計の自由度が向上する。
上記ICは、スイッチング素子の制御部を含んでいるので、スイッチング素子と制御部との間を接続する導体の距離が著しく短縮される結果、それらの間を接続する導体の抵抗および浮遊静電容量が頗る小さくなる。その結果、導体パターンの抵抗やリアクタンスによる信号遅延低減に効果的である。
発光ダイオードは、非絶縁形降圧チョッパの増加電流と減少電流がともに流れる回路上の位置に接続することにより、非絶縁形降圧チョッパの定電流制御された出力電流によって付勢されて点灯する。発光ダイオードは、その複数が直列接続した直列回路でもよいし、単独でもよい。また、これらの複数が均一化分流回路などを介して並列接続して負荷回路を構成していてもよい。
また、発光ダイオードは、その発光特性およびパッケージ態様なども特段限定されないので、既知の各種発光特性、パッケージ態様および定格などを適宜選択して用いることができる。しかし、一般照明用としては白色発光タイプの発光ダイオードが一般的である。
上説明した発明において、ICは、パワー部と制御部とがそれぞれ別の半導体チップにより構成されていることを許容する。すなわち、パワー部の半導体チップを相対的に高電圧仕様にし、制御部の半導体チップを相対的に低電圧仕様にすることができる。なお、パワー部がスイッチング素子とフリーホイールダイオードとを備えている場合、共通の半導体チップに集積されていてもよいし、別異の半導体チップが配設されるのであってもよい。
また、発明において、フリーホイールダイオードをICに対して外付けされるように構成されている。これにより、電源電圧や負荷電力に応じて最適な仕様を備えたフリーホイールダイオードを設計することができる。
本発明のLED点灯装置を照明器具に組み込むことができる。なお、この場合、照明器具は、LED電球を含む概念であって、照明器具本体およびLED点灯装置を具備して構成されている。照明器具は、LEDを光源としていて、その用途は照明目的が一般的であるが、これに限定されない。照明器具本体は、照明器具からLED点灯装置を除去した残余の全ての部分をいう
発明においては、スイッチング素子およびフリーホイールダイオードのうち少なくともスイッチング素子を含むパワー部および制御部単一パッケージ備えたIC構成した非絶縁形降圧チョッパを備えていることにより、非絶縁形降圧チョッパの一層の小形化を図ることができるとともに、電流検出用インピーダンス素子およびインダクタをICに対して外付けしているので、種々の電源電圧に適合させるのが容易なLED点灯装置を提供することができる
本発明のLED点灯装置を実施するための第1の形態の回路図である。 同じくICを中心とした模式的回路配置図である。 本発明のLED点灯装置を実施するための第2の形態の回路図である。 同じくICを中心とした模式的回路配置図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1に示す第1の形態は、第1の発明に対応する。LED点灯装置は、直流電源DC、非絶縁形降圧チョッパSDCおよび発光ダイオードLEDを具備している。
直流電源DCは、入力端が例えば定格電圧100Vの商用交流電源などの交流電源ACに接続する全波整流回路DBおよび平滑コンデンサC1を備えている。平滑コンデンサC1は、全波整流回路DBの出力端間に接続して全波整流回路DBの直流出力を適度のリップルを含んだ平滑化電圧を形成することができる。また、全波整流回路DBの入力端間に接続しているのは雑音防止用コンデンサC2である。
非絶縁形降圧チョッパSDCは、第1の回路A、第2の回路Bおよび制御部CCを備えている。第1の回路Aは、スイッチング素子Q1、電流検出用インピーダンス手段Z1およびインダクタL1を直列に含み、スイッチング素子Q1のオン時に増加電流が流れるように直流電源DCおよび後述する負荷の発光ダイオードLEDに接続する。第2の回路Bは、インダクタL1およびフリーホイールダイオードD1を直列に含み、スイッチング素子Q1のオフ時に減少電流が流れる。制御部CCは、スイッチング素子Q1を制御し、後述する2次巻線L2から制御電源が供給されて非絶縁形降圧チョッパSDCを自励駆動させる。
また、非絶縁形降圧チョッパSDCは、その端子DおよびEが直流電源DCの出力端に接続し、端子Vddが2次巻線L2の制御部CC側の一端に接続し、端子outがインダクタL1のフリーホイールダイオードD1側の一端に接続し、端子CSが電流検出用インピーダンス素子Z1のスイッチング素子Q1側の一端に接続する。インダクタL1に接続する2次巻線L2の他端、電流検出用インピーダンス素子Z1のフリーホイールダイオードD1側の他端は、それぞれ図示のように接続する。そして、インダクタL1の他端と端子Eが出力端子t1、t2に接続する。出力端子t1、t2には出力コンデンサC2が接続している。
さらに、非絶縁形降圧チョッパSDCは、上記端子D、Vdd、CS、outおよびAにより囲まれた図中点線で示す範囲が後述するIC10によって構成されている。
本形態において、非絶縁形降圧チョッパSDCのスイッチング素子Q1は、FET(電界効果トランジスタ)からなり、その一対の主端子(ドレイン、ソース)が第1の回路Aに直列接続される。そして、第1の回路Aが出力コンデンサC2および/または後述する負荷回路LCを介してインダクタL1の充電回路を形成し、第2の回路BがインダクタL1およびフリーホイールダイオードD1が出力コンデンサC2を介してインダクタL1の放電回路を形成している。なお、本形態において、電流検出用インピーダンス手段Z1は、抵抗器からなるが、所望により適度の抵抗成分を有するインダクタまたはコンデンサなどを用いることができる。
発光ダイオードLEDは、その所望数が直列接続して出力コンデンサC2とともに並列接続して負荷回路LCを形成し、非絶縁形降圧チョッパSDCの出力端t1、t2間に接続することで、非絶縁形降圧チョッパSDCの出力電流によって付勢されて点灯する。
制御部CCは、スイッチング素子Q1の駆動回路GDおよびターンオフ回路TOffを含み、インダクタL1に磁気結合した2次巻線L2から制御電源の供給を受けるとともに、2次巻線L2に誘起した電圧に基づいてスイッチング素子Q1のオン、オフ信号を形成する。
駆動回路GDは、増加電流が流れている期間中2次巻線L2に誘起した電圧をスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)と一方の主端子(ドレイン)の間に駆動信号として印加して、そのスイッチング素子Q1をオン状態に維持する。なお、2次巻線L2の他端は、インピーダンス手段Z1を介してスイッチング素子Q1の他方の主端子(ソース)に接続している。また、上記構成に加えてコンデンサC3が2次巻線L2の一端とスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)との間に直列に介在している。さらに、制御部CCの出力端間にツェナーダイオードZD1が接続して、スイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)と一方の主端子(ドレイン)の間に過電圧が印加されてスイッチング素子Q1が破壊されないよう過電圧保護回路を形成している。
ターンオフ回路TOffは、コンパレータCP1、スイッチ素子Q2、第1および第2の制御回路電源ES1、ES2を備えている。コンパレータCP1は、その反転入力端子に基準電圧回路が接続する。なお、基準電圧回路は、ツェナーダイオードZD2含み、第2の制御回路電源ES2から電源の供給を受けて基準電圧を生成して基準電圧を生成する。コンパレータCP1の非反転入力端子には、第1のスイッチング素子Q1と電流検出用インピーダンス手段Z1の接続点が接続されてコンパレータCP1に入力電圧を印加する。コンパレータCP1の出力端子は、後述するスイッチ素子Q2のベースに接続して出力電圧を印加して、これをオンさせる。なお、スイッチ素子Q2のベースには、抵抗器R1を介して第1の制御回路電源ES1に接続して、コンパレータCP1に制御電源を供給する。
スイッチ素子Q2は、バイポーラトランジスタからなり、そのコレクタがスイッチング素子Q1の制御端子に接続し、エミッタが電流検出用インピーダンス素子Z1およびインダクタL1の接続点に接続している。したがって、スイッチ素子Q2がオンすることによって、駆動回路GDの出力端が短絡される。その結果、スイッチング素子Q1がターンオフする。
第1の制御回路電源ES1は、2次巻線L2の両端にダイオードD2およびコンデンサC4の直列回路を接続して構成されており、インダクタL1が充電されるときに2次巻線L2に発生する誘起電圧でダイオードD2を経由してコンデンサC4が充電される。
第2の制御回路電源ES2は、2次巻線タL2の両端にダイオードD3およびコンデンサC5の直列回路を接続して上記と同様に構成されている。
起動回路STは、スイッチング素子Q1のドレイン・ゲート間に接続した抵抗器R2を備え、コンデンサC3、2次巻線L2、インダクタL1および出力コンデンサC2により構成され、直流電源DCの投入時に主として抵抗器R2で決まるプラスの起動電圧がスイッチング素子Q1のゲートに印加されて非絶縁形降圧チョッパSDCが起動する。
次に、回路動作について説明する。
直流電源DCは、その平滑コンデンサC1の静電容量が例えば比較的低い値に設定されていて、入力電流波形の5次高調波比率が60%以下となり、その結果入力電流波形の高調波が日本の負荷が25W以下の高調波規格(JIS C61000-3-2 Class C)を満足する。
直流電源DCが投入され、起動回路STにより非絶縁形降圧チョッパSDCが起動すると、スイッチング素子Q1がオンして、直流電源DCから第1の回路A内を出力コンデンサC2または/および負荷回路LCの発光ダイオードLEDを経由して直線的に増加する増加電流が流れ出す。この増加電流により、2次巻線L2にはコンデンサC3側がプラスとなる電圧が誘起され、この誘起電圧がコンデンサC3を経由してスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)にプラスの電圧を印加するので、スイッチング素子Q1はオン状態に維持され増加電流が流れ続ける。これと同時に、増加電流により電流検出用インピーダンス手段Z1に電圧降下が生じ、その降下電圧がターンオフ回路TOffのコンパレータCP1の非反転入力端子に入力電圧として印加される。
上記増加電流の増大に伴いコンパレータCP1の入力電圧が増加して所定値を設定した基準電圧を超えると、コンパレータCP1が動作して、その出力端子にプラスの出力電圧が発生する。その結果、ターンオフ回路TOffのスイッチ素子Q2がオンして駆動回路GDの出力端を短絡するので、非絶縁形降圧チョッパSDCのスイッチング素子Q1がオフし、上記増加電流が遮断される。
スイッチング素子Q1がオフすると、オン期間中に上記増加電流が流れることによってインダクタL1に蓄積されていた電磁エネルギーが放出されて、インダクタL1およびフリーホイールダイオードD1を含む第2の回路Bの内部を出力コンデンサC2または/および負荷回路LCの発光ダイオードLEDを経由して減少電流が流れ出す。このときスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)がマイナス電位になっているので、スイッチング素子Q1はオフ状態に維持され減少電流が流れ続ける。
インダクタL1内に蓄積されていた電磁エネルギーの放出が終了して減少電流が0になると、インダクタL1にプラスの逆起電力が発生して、2次巻線L2に誘起される電圧が逆転し、コンデンサC4側が再びプラスに転じるので、この誘起電圧がコンデンサC3を経由してスイッチング素子Q1の制御端子(ゲート)にプラスの電圧を印加すると、スイッチング素子Q1は再びオン状態に反転して、再び増加電流が流れ出す。
以後、上記と同様の回路動作が繰り返されて、増加電流および減少電流が合成されて三角波形の負荷電流が流れることにより、負荷回路LCの発光ダイオードLEDは点灯する。
次に、図2を参照してIC10について説明する。IC10は、非絶縁形降圧チョッパSDCのスイッチング素子Q1およびフリーホイールダイオードD1のパワー部と制御部CCとを単一パッケージPを備えたICを構成している。そして、上記各回路部品がIC10の内部で図1に示す態様で接続しているとともに、接続ピンD、E、out、CSおよびVddが外部へ導出されている。
スイッチング素子Q1およびフリーホイールダイオードD1は、高電圧チップにマウントされているが、制御部CCは低電圧チップにマウントされている。なお、スイッチング素子Q1およびフリーホイールダイオードD1は、単一の高電圧チップにマウントされていてもよいし、別異の高電圧チップにマウントしてもよい。
そうして、直流電源DC、電流検出用インピーダンス素子Z1、インダクタL1および出力コンデンサC2をIC10の接続ピンD、E、out、CSおよびVddに図示のように接続することにより、非絶縁形降圧チョッパSDCが構成される。
次に、図3および図4を参照して本発明のLED点灯装置を実施するための第2の形態を説明する。なお、図1および図2と同一部分については同一符号を付して説明を省略する。
本形態においては、インピーダンス素子Z1が非絶縁形降圧チョッパSDCの増加電流および減少電流がともに非平滑状態で流れる回路上の位置としてスイッチング素子Q1およびフリーホイールダイオードD1の接続点とインダクタL1との間に直列に挿入されている。そして、スイッチング素子Q1のオン、オフを制御が電流検出用インピーダンス素子Z1に生じる電圧降下に応じて行われるように制御部CCが構成されている。
また、IC10の内部において、ドロッパ例えば直流電源DCに接続した抵抗器R3、R4の直列回路からなる分圧器および抵抗器R4に並列接続したコンデンサC6を備え、コンデンサC6の両端から制御電源を得る制御電源作成部VdSが配設されていて、制御部CCに制御電源を供給する。
制御部CCは、スイッチング素子Q1がオンして電流検出用インピーダンス素子Z1に流れる増加電流が第1の所定値に達すると、スイッチング素子Q1をオフさせ、そのオフ期間中に流れる減少電流が第1の所定値より小さい(例えば0)第2の所定値になると、スイッチング素子Q1を再びオンさせ、以後スイッチング素子Q1のオン、オフ制御を高周波で繰り返す。
以上説明した本形態において、制御電源がIC10の内部で作成されるため、IC10は、接続ピンが4個である。
10…IC、A…第1の回路、B…第2の回路、C1…平滑コンデンサ、C2…出力コンデンサ、CC…制御手段、CP1…コンパレータ、D1…フリーホイールダイオード、CS、D、E、out、Vdd…接続端子、D2、D3…ダイオード、DC…直流電源、DB…全波整流回路、DG…駆動回路、ES1…第1の制御回路電源、ES2…第2の制御回路電源、L1…インダクタ、L2…2次巻線、LED…発光ダイオード、LC…負荷回路、PM…パワーモジュール、Q1…スイッチング素子、Q2…スイッチ素子、SDC…降圧チョッパ、ST…起動回路、t1、t2…出力端子、TOff…ターンオフ回路、Z1…電流検出用インピーダンス手段

Claims (3)

  1. 直流電源と;
    スイッチング素子、電流検出用インピーダンス素子およびインダクタを直列に含み前記スイッチング素子のオン時に増加電流が流れる第1の回路、前記インダクタおよびフリーホイールダイオードを直列に含み前記スイッチング素子のオフ時に減少電流が流れる第2の回路、および前記スイッチング素子を制御する制御部を備え、前記電流検出用インピーダンス素子は前記フリーホールダイオードのカソードと前記スイッチング素子のソースとの間に接続され、前記制御部は、前記スイッチング素子がオンして前記電流検出用インピーダンス素子に流れる増加電流が所定値に達したときに前記スイッチング素子をオフさせ、前記インダクタに流れる減少電流に応じて前記インダクタに磁気結合した2次巻線に誘起される電圧に基づいて前記スイッチング素子オンさせるものであり前記スイッチング素子および前記フリーホイールダイオードのうち少なくとも前記スイッチング素子を含むパワー部および前記制御部単一パッケージ備えたIC構成し、前記ICの制御電源が前記インダクタに磁気結合した前記2次巻線から供給され、少なくとも前記電流検出用インピーダンス素子および前記インダクタが前記ICに対して外付けされた非絶縁形降圧チョッパと;
    前記非絶縁形降圧チョッパの増加電流および減少電流がともに流れる回路上の位置に接続された発光ダイオードと;
    を具備していることを特徴とするLED点灯装置
  2. 前記ICは、前記パワー部と前記制御部とがそれぞれ別の半導体チップにより構成されていることを特徴とする請求項1記載のLED点灯装置。
  3. 前記フリーホイールダイオードは、前記ICに対して外付けされるように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載のLED点灯装置。
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