JP5560739B2 - 電子カメラ - Google Patents

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Description

本発明は、電子カメラに関する。
従来から、ローリングシャッタ方式に起因して動体被写体に発生する歪みを補正するカメラが知られている(たとえば特許文献1)。
特開2007−142929号公報
しかしながら、過去に取得した複数の画像に基づいて動体被写体の移動速度を算出して歪みを補正しているので、動体被写体の移動速度が変化した場合や静止した場合には、補正によりかえって歪みが悪化するという問題がある。
請求項1に記載の発明による電子カメラは、複数の画素が行列状に配置された、被写体の像をローリングシャッタ方式で撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に基づいて、画像を生成する画像生成手段と、撮像素子により連続的に撮像され、画像生成手段により連続的に生成された複数の画像を用いて、被写体に含まれる動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出する第1検出手段と、動体領域に対応する動体被写体であって所定の特徴を有する特定被写体の有無を検出する第2検出手段と、ローリングシャッタ方式に起因して、動体被写体に発生する歪み量を補正する補正手段と、第2検出手段による検出結果に基づいて、補正手段による動体被写体に発生する歪み量の補正を制限する制限手段とを備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明による電子カメラは、複数の画素が行列状に配置された、被写体の像をローリングシャッタ方式で撮像して画像信号を出力する撮像素子と、画像信号に基づいて、画像を生成する画像生成手段と、撮像素子により連続的に撮像され、画像生成手段により連続的に生成された複数の画像を用いて、被写体に含まれる動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出する第1検出手段と、動体領域の移動に関する情報を検出する第2検出手段と、ローリングシャッタ方式に起因して、動体被写体に発生する歪み量を補正する補正手段と、第2検出手段による検出結果に基づいて、補正手段による動体被写体に発生する歪み量の補正を制限する制限手段とを備え、第2検出手段は、生成された複数の画像に基づいて、動体領域の移動に関する情報を近似して数式を作成する近似手段と、近似手段により作成された数式と、動体領域の移動に関する情報との一致度の高低を判定する判定手段とを含み、制限手段は、判定手段により一致度が低いと判定された場合に、補正手段による歪み量の補正を制限することを特徴とする。
本発明によれば、特定被写体の有無、および動体領域の運動特性のうちの少なくとも一方に基づいて、ローリングシャッタ方式に起因する動体被写体の歪み量の補正を制限することができる。
本発明の実施の形態による電子カメラの要部構成を説明する図 実施の形態による電子カメラの制御系の構成を説明する図 第1の実施の形態による電子カメラの画像処理部を説明する図 動体被写体の抽出を説明するための図 ローリングシャッタ歪みおよびその補正を説明する図 動体被写体の位置の予測を説明する図 第1の実施の形態による電子カメラの動作を説明するフローチャート 第2の実施の形態による電子カメラの画像処理部を説明する図 動体領域の運動特性を示す関数の一例を説明する図 第2の実施の形態による電子カメラの動作を説明するフローチャート 第3の実施の形態による電子カメラの画像処理部を説明する図 第3の実施の形態による電子カメラの動作を説明するフローチャート
−第1の実施の形態−
図面を参照して、本発明による第1の実施の形態におけるカメラを説明する。図1は電子カメラ1の要部構成を示す図である。電子カメラ1のボディに、撮影レンズL1と絞り20とを備える交換レンズ2が着脱可能に装着されている。電子カメラ1のボディ側には、クイックリターンミラー10、焦点板11、ペンタプリズム12、接眼レンズ13、および撮像素子14が設けられている。
図2は電子カメラ1の制御系を簡易的に示すブロック図である。図2において、図1に示した構成要素には同一の符号を付して説明する。電子カメラ1の制御系は、撮像素子14、バッファメモリ制御回路15、バッファメモリ16、制御回路18、LCD駆動回路19、液晶表示器191、操作部30、およびメモリカードインタフェース31を備えている。
図1を参照して説明すると、交換レンズ2を通過して電子カメラ1に入射した被写体光は、シャッタレリーズ前は図1において実線で示すように位置するクイックリターンミラー10で上方へ導かれて焦点板11に結像する。焦点板11に結像された被写体像は、ペンタプリズム12により接眼レンズ13へ導かれる。その結果、被写体像がユーザに観察される。被写体光の一部はクイックリターンミラー10の半透過領域を透過し、サブミラー10aにて下方に反射され、図示しない焦点検出用センサへ入射される。レリーズ後はクイックリターンミラー10が図1の破線で示される位置へ回動し、被写体光が撮像素子14へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。
図2を参照して制御系について詳細に説明する。
撮像素子14は、行列状に多数配列された画素を有するX−Yアドレス型の光電変換素子である。撮像素子14は、後述する制御回路18の制御に応じて駆動して撮影レンズL1を通して入力される被写体像を撮像し、撮像して得た画像信号を出力する。また、撮像素子14は、所定の水平走査期間ごとに、走査ラインごとに順次シャッタを切る方式(いわゆるローリングシャッタ方式)により駆動される。撮像素子14の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子14がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、撮像素子14から出力される画像信号はRGB表色系の色情報を有する。
撮像素子14から出力された画像信号は、図示しないAFE回路等によりアナログ処理(ゲインコントロールなど)が施され、図示しないA/D変換回路によりデジタルの画像信号に変換される。デジタル信号に変換された画像信号はバッファメモリ16に入力される。バッファメモリ16は、撮像素子14から出力された画素信号を一時的に格納する揮発性メモリにより構成される。バッファメモリ16は、第1バッファメモリ16a、第2バッファメモリ16bおよび第3バッファメモリ16cを有する。それぞれのバッファメモリには、1フレームの画像に対応する画像信号が格納される。なお、第1バッファメモリ16a、第2バッファメモリ16bおよび第3バッファメモリ16cへの画像信号の格納および読み出しは、後述する制御回路18の指示に基づいて、バッファメモリ制御回路15により制御される。
制御回路18は、図示しないCPU、ROM、RAMなどを有し、制御プログラムに基づいて、電子カメラ1の各構成要素を制御したり、各種のデータ処理を実行する演算回路である。制御プログラムは、制御回路18内の不図示の不揮発性メモリに格納されている。制御回路18は、図示しないタイミングジェネレータ等を介して、撮像素子14の駆動タイミングを制御する。制御回路18は、作業用メモリ181を有する。作業用メモリ181は、画像信号や画像データを一時的に格納する。
制御回路18は、画像処理部182および画像記録部183を機能的に備える。画像処理部182は、入力した画像信号をデジタル画像信号に対して種々の画像処理を施して画像データを生成する。また、画像処理部182は、メモリカード108に記録されている画像データに基づいて、液晶表示器191に表示するための表示画像データを生成する。また、図3に示すように、画像処理部182は、エッジ検出部182a、差分画像計算部182b、動体領域計算部182c、ベクトル計算部182d、予測部182e、画像補正部182f、特徴記憶部182g、制限部182hおよび判定部182iを機能的に備える。なお、画像処理部182による処理については、詳細を後述する。画像記録部183は、画像処理部182により生成された画像データに対してJPEGなどの所定の方式により圧縮処理を行い、EXIFなどの形式でメモリカード108へ記録する。
LCD駆動回路19は、制御回路18の命令に基づいて液晶表示器191を駆動する回路である。液晶表示器191はアスペクト比が、たとえば縦3:横4の液晶表示パネルである。液晶表示器191は、撮像素子14で撮像した画像をリアルタイムに表示するライブビュー表示とともに、メモリカード108に記録されている画像データに基づいて再生部18eで作成された表示画像データに対応する画像の表示を行う。また、液晶表示器191は、画像ファイルに関連する各種情報(シャッタ速度、絞り値、ISO感度、ファイル名など)の表示を行う。また、液晶表示器191は、操作部30の操作に基づき、電子カメラ1の各種設定のためのメニュー画面の表示を行う。
操作部30はユーザによって操作される種々の操作部材に対応して設けられた種々のスイッチを含み、操作部材の操作に応じた操作信号を制御回路18へ出力する。操作部材は、たとえばレリーズボタンや、上記のメニュー画面を表示させるためのメニューボタンや、各種の設定等を選択操作する時に操作される十字キー、十字キーにより選択された設定等を決定するための決定ボタン、撮影モードと再生モードとの間で電子カメラ1の動作を切替えるモード切替ボタン等を含む。また、操作部30により、撮像モードとして静止画撮影モードや動画撮影モード、後述する特徴画像と動体被写体との類似度を比較するか否かの設定が可能である。
メモリカードインタフェース31は、メモリカード108が着脱可能なインタフェースである。メモリカードインタフェース31は、制御回路18の制御に基づいて、画像ファイルをメモリカード108に書き込んだり、メモリカード108に記録されている画像ファイルを読み出すインタフェース回路である。メモリカード108はコンパクトフラッシュ(登録商標)やSDカードなどの半導体メモリカードである。
以下、ユーザの操作部30の操作に応じて、動画撮影モードが設定された場合について説明する。
−動画撮影モード−
操作部30の操作によりライブビューモードや動画撮影モードが設定されると、制御回路18は、クイックリターンミラー10を図1の破線で示す位置へ回動し、撮影レンズL1を通過した被写体光が撮像素子14に導かれるようにする。さらに、制御回路18は、撮像素子14に対して、水平走査期間tHごとに、画素行ごとに画像信号を出力させる。このとき、制御回路18は、連続的に画像信号を読み出すための読み出し周期(フレームレート)を、たとえば1/30[s]に設定する。
第(n−1)フレーム目の画像データF(n−1)に対応する画像信号が出力されると、制御回路18は、バッファメモリ制御回路15を介して、画像信号を第1バッファメモリ16aに格納させる。続いて、制御回路18は、上述のようにして、撮像素子14に対して、第nフレーム目の画像データF(n)に対応する画像信号を出力させる。そして、制御回路18は、画像データF(n)に対応する画像信号を、バッファメモリ制御回路15を介して第2バッファメモリ16bに格納させる。同様にして、制御回路18は、第(n+1)フレーム目の画像データF(n+1)に対応する画像信号を読み出させ、第3バッファメモリ16cに格納させる。そして、制御回路18は、第1バッファメモリ16aに格納された画像データF(n−1)に対応する画像信号と、第2バッファメモリ16bに格納された画像データF(n)に対応する画像信号とを読み出す。以下の説明では、画像データF(n−1)、F(n)およびF(n+1)のそれぞれに対応する画像を、図4(a)、図4(b)および図4(c)に示すものとする。なお、図4においては、水平方向をx軸、垂直方向をy軸とする座標系を設定する。
エッジ検出部182aは、画像データF(n−1)およびF(n)を用いて、図4(a)および図4(b)に示す画像に含まれる被写体の中から公知の技術を用いて、エッジ成分を抽出し、抽出したエッジ成分に対応する座標値を検出する。エッジ検出部182aは、たとえば、図4(a)においては点Am(xam、yam)(1≦m≦k)を検出し、図4(b)においては点Bm(xbm、ybm)(1≦m≦k)を検出する。
差分画像計算部182bは、エッジ検出部182aにより検出された座標値に基づいて、2つの画像データF(n−1)およびF(n)において、それぞれ対応するエッジ成分の座標値の差分を算出する。すなわち、差分画像計算部182bは、たとえば図4(a)の点A1(xa1、ya1)と、図4(b)の点B1(xb1、yb1)との間で差分を算出する。図4においては、木を背景に自動車が水平方向(x軸方向)に走行するシーンが撮影されている。そのため、図4(a)の画像と図4(b)の画像とでは自動車の位置のみが変化しているので、エッジ成分の差分が演算されると、自動車に対応するエッジ成分の差分が大きくなる。
ベクトル計算部182dは、差分計算部182bにより算出された差分値に基づいて、画像データF(n−1)およびF(n)の間でそれぞれ対応するエッジ成分で包含される領域を差分画像として抽出し、差分画像の移動方向と移動量とを算出する。さらに、ベクトル計算部182dは、算出した差分画像の移動方向と移動量とに基づいて、差分画像のx軸方向における移動量と移動速度とを算出する。なお、ベクトル計算部182dは、差分画像の移動量を、画像データFにおける画素単位で算出する。また、ベクトル算出部182dは、差分画像の移動速度を、1つの画素行(水平走査線一本)における走査時間、すなわち水平走査期間tH当たりの移動量(画素数)として算出する。たとえば、画像データF(n−1)およびF(n)において、対応する点A1(xa1、ya1)と点B1(xb1、yb1)との取得時刻の差、すなわち時間差を3000tHとし、算出された差分画像の移動方向が300画素であるとする。この場合、ベクトル算出部182dは、差分画像の移動速度を0.1画素/tHとして算出する。
動体領域計算部182cは、差分画像計算部182bにより算出されたエッジ成分の差分値が予め設定された差分判定用の差分閾値を超える場合に、差分画像を動体被写体に対応する動体領域として画像データ上から抽出する。すなわち、動体被写体は、画像に含まれる被写体のうち移動している被写体に対応する。動体領域計算部182cは、画像データF(n−1)およびF(n)に基づいて、ベクトル計算部182dにより算出された差分画像の移動量と移動方向とを用いて、画像データF(n+1)における動体領域の位置を予測する。すなわち、動体領域計算部182cは、動体領域に含まれるエッジ成分が、画像データF(n+1)上で占有すると予測される座標値(予測座標値)を計算する。
エッジ検出部182aは、画像データF(n+1)についても公知のエッジ検出処理を行って、エッジ成分を抽出し、検出したエッジ成分に対応する座標値を検出する。動体領域計算部182cは、エッジ検出部182aにより検出された画像データF(n+1)でのエッジ成分の座標値のうち、予測座標値に最も近い座標値に対応するエッジ成分を、画像データF(n+1)における動体領域のエッジ成分と判定する。そして、動体領域計算部182cは、上記のようにして判定したエッジ成分に囲まれる領域を、画像データF(n+1)における動体領域として抽出する。
画像補正部182fは、画像データF(n+1)において、上述のようにして抽出された動体領域に発生するローリングシャッタ歪みを補正する。ローリングシャッタ歪みは、動体被写体が水平方向、すなわちx軸方向へ移動している場合、画素行ごとに画像信号の読み出し時刻が異なることに起因して発生する。図5に、ローリングシャッタ歪みの概要を示す。図5(a)には、動体被写体として自動車が抽出された例を示す。図5(a)では、時刻t1において、撮像素子14のうち画素行l1に含まれる画素から画像信号が読み出される。なお、動体被写体に含まれるエッジ成分x1、x2およびx3はほぼ垂直であるものとする。
ローリングシャッタ方式により、時刻t2においては、撮像素子14のうち、画素行l2に含まれる画素から画素信号が読み出される。しかし、時刻t1から時刻t2までの間に、動体被写体のエッジ成分x2は、位置x2’まで移動している。さらに、時刻t3においては、画素行l3に含まれる画素から画素信号が読み出されるが、動体被写体のエッジ成分x3は、位置x3’まで移動している。したがって、図5(a)で示す動体被写体は、画像上では図5(b)に示すように垂直方向が歪んだ形状となる。このように、動体被写体の垂直方向に発生する歪みをローリングシャッタ歪みと呼ぶ。
画像補正部182fは、画像データF(n+1)に対して画像処理を施すことにより、上述したローリングシャッタ歪みを補正する。具体的には、画像補正部182fは、撮像素子14の走査線一本、すなわち1つの画素行当たりの歪み量を、一行の画素行における画像信号の読み出し時間、すなわち水平走査期間tHと、動体領域の移動速度とを積算することにより算出する。上述したように動体領域の移動速度が0.1画素/tHとしてベクトル算出部182dにより算出されている場合は、画像補正部182fは、歪み量をtH×0.1画素/tH=0.1画素として算出する。この場合、画素行1行につき画像データF(n+1)のx軸方向に0.1画素に相当する歪み量、換言すると画素行10行でx軸方向に1画素に相当する歪み量が発生していることになる。
画像補正部182fは、画像データF(n+1)内の動体領域において、撮像素子14の各画素行に対応する画像データを、動体領域の移動方向とは逆方向に歪み量だけ移動させる。上記のように歪み量が0.1画素と算出されている場合は、画像補正部182fは、図5(b)の動体領域において、画素行l2に対応する画像データを−x方向へ0.1画素相当分移動させる。同様にして、画像補正部182fは、画素行l3に対応する画像データを−x方向へ0.2画素相当分移動させる。他の画素行についても同様の処理を行い、画像補正部182fは、動体領域内のローリングシャッタ歪みを補正する。なお、ローリングシャッタ歪みの歪み量が1画素未満の場合は、画像補正部182fは、たとえば公知のバイリニア補間等の処理を用いることにより、ローリングシャッタ歪みを1つの画素内の濃度変化として処理することにより歪みを補正する。
上述したようにローリングシャッタ歪みが補正されると、図5(c)において斜線で示す領域Rには対応する画像データが存在しない。そのため、画像補正部182fは、画像データF(n−1)またはF(n)のうち、領域Rに対応する領域に含まれる画像データを切り取る。この場合、画像補正部182fは、画像データF(n+1)においてエッジ検出部182aにより検出されたエッジ成分の座標値を参照して、画像データF(n−1)またはF(n)において画像データを切り出す領域を決定する。そして、画像補正部182fは、切り出した画像データをローリングシャッタ歪みが補正された画像データF(n+1)に合成することにより、ローリングシャッタ歪みを補正したことにより生じた画像データが存在しない領域Rの情報を補完する。以上のようにして、画像補正部182fは、画像データF(n+1)について、ローリングシャッタ歪みが補正された画像データF_h(n+1)を生成する。
なお、第2フレーム目の画像データF(2)については、ローリングシャッタ歪みが補正された第3フレーム目の画像データF_h(3)および第4フレーム目の画像データF_h(4)に基づいて、ローリングシャッタ歪みが補正される。さらに、第1フレーム目の画像データF(1)は、ローリングシャッタ歪みが補正された第2フレーム目の画像データF_h(2)および第3フレーム目の画像データF_h(3)に基づいて、ローリングシャッタ歪みが補正される。そして、ローリングシャッタ歪みが補正された画像データF_h(n+1)は、画像処理部181による上述した画像処理や圧縮部182による圧縮処理が施されて、動画像データとしてメモリカード108に記録される。
次に、動体領域に対してローリングシャッタ歪みを補正しない場合について説明する。制限部182hは、動体領域が以下の(1)〜(3)の条件を満たす場合に、ローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。
(1)動体領域の画像が予め登録されている特徴画像と類似する場合
(2)予測された動体領域の位置の信頼度が低い場合
(3)動体領域が所定の大きさよりも小さい場合
(1)動体領域の画像が予め登録されている特徴画像と類似する場合
判定部182iは、画像データF(n+1)で抽出された動体被写体に対応する動体領域の画像と、特徴記憶部182gに記憶されている特徴画像(たとえば人物の顔)との類似度を判定する。すなわち、判定部182iは、動体領域に対応する画像データと、特徴画像に対応する特徴画像データについて、それぞれの色情報(たとえばR成分、G成分、B成分)を比較して、差分値を類似度として算出する。なお、特徴画像データとして、たとえば人物の顔の場合には肌色と目や鼻や口等を表す情報が登録されているものとする。また、予め特徴画像を取得するための特徴画像取得モード等の撮影モードを設け、特徴画像取得モードで取得された画像データを特徴画像データとして特徴記憶部182gに記憶してもよい。
判定部182iは、算出した類似度と予め設定された類似判定に用いる類似閾値との大小を判定する。類似度が類似閾値よりも大きい場合は、制限部182hは、動体被写体と特徴画像との類似度が高いと判定し、画像補正部182fに対して動体被写体に対応する動体領域へのローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。なお、上述した操作部30の操作により、特徴画像と動体被写体との類似度を比較しない設定がされている場合は、判定部182iは、上記の類似度の判定を行わないものとする。
(2)予測された動体領域の位置の信頼度が低い場合
制限部182hは、過去複数の画像データに基づいて予測部182eにより予測された動体領域の位置の信頼度が低い場合には、画像補正部182fによる動体領域へのローリングシャッタ歪みの補正を禁止させる。この場合、制限部182hは、たとえば画像データF(n−1)とF(n)とを用いて予測された動体領域の位置が、画像データF(n+1)で抽出された動体領域の位置と所定値以上異なる場合には、予測された動体領域の位置の信頼度が低いと判定する。
図6を用いて、予測部182eによる動体領域の位置を予測する処理について説明する。図6(a)は、不規則な運動を行っている動体被写体の位置変化と時間変化とを実線で示し、図6(b)は、図6(a)の破線で囲む領域Xに基づいて、動体領域の位置を予測する場合を示す。なお、図6においては、縦軸は動体領域の位置変化、横軸は時刻を表すものとする。また、図6においては、時刻t(n−1)、tn、t(n+1)はそれぞれ、画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)が取得される時刻を表すものとする。
予測部182eは、時刻t(n−1)における動体領域の位置A(n−1)と、時刻tnにおける動体領域の位置Anとに基づいて、時刻t(n+1)における動体領域の位置A(n+1)を予測する。図6(b)に示す場合、動体領域が等速で直線運動をしている、すなわち図6(b)の一点鎖線で示す運動をするものと予測できるので、予測部182eは、以下の式(1)のように位置A(n+1)を予測する。さらに、予測部182eは、式(2)を用いて、時刻t(n+1)における動体領域の速度V(n+1)を算出する。
A(n+1)={An+(An−A(n−1))/(tn−t(n−1))}×(t(n+1)−tn) ・・・式(1)
V(n+1)=(An−A(n−1))/(tn−t(n−1)) ・・・式(2)
予測部182eは、上記の式(1)、(2)を用いて算出(予測)した位置(予測位置)A(n+1)と速度(予測速度)V(n+1)とを移動に関する情報として、図示しないメモリに格納する。予測部182eは、上述した動体領域計算部182cにより抽出された画像データF(n+1)の動体領域の移動に関する情報と、予測した移動に関する情報とを比較する。すなわち、予測部182eは、画像データF(n+1)の動体領域の位置(図4における位置Areal(n+1))と予測位置A(n+1)とを比較する。さらには、次フレーム(第(n+2)フレーム目)の画像データF(n+2)における動体領域の位置を用いて、画像データF(n+1)の速度Vreal(n+1)(=(A(n+2)−Areal(n+1))/(t(n+2)−t(n+1)))と、予測された予測速度V(n+1)とを比較する。
比較の結果、図6(b)に示すように、位置Areal(n+1)と予測位置A(n+1)、速度Vreal(n+1)と予測速度V(n+1)が大きく異なる場合には、予測部182eは、移動に関する情報の信頼性が低いと判定する。すなわち、位置Areal(n+1)と予測位置A(n+1)との差分が所定の閾値を超える場合、もしくは速度Vreal(n+1)と予測速度V(n+1)との差分が所定の閾値を超える場合には、制限部182hは、画像補正部182fによる動体被写体に対するローリングシャッタ歪みの補正を禁止させる。なお、上記の閾値は、予め実験等に基づいて最適な値が設定され、図示しないメモリに記憶されているものとする。
(3)動体領域が所定の大きさよりも小さい場合
動体領域計算部182cにより抽出された、画像データF(n+1)の動体領域の大きさが所定の大きさよりも小さい場合は、制限部182hは、画像補正部182fによる動体被写体に対するローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。動体領域計算部182cは、画像データF(n+1)の動体領域の大きさ、すなわち画像データF(n+1)に対応する画像上において動体領域が占有する領域を算出する。動体領域計算部182cは、抽出した動体領域が縦方向(y軸方向)に有する画素数が、画像データの縦方向(y軸方向)の全画素数の、たとえば15パーセント以下の場合に、動体領域が所定の大きさよりも小さいと判定する。そして、制限部182hは、動体領域が所定の大きさよりも小さい場合には、画像補正部182fに対して動体領域に対するローリングシャッタ歪みの補正を禁止させる。
−静止画撮影モード−
操作部30の操作により静止画撮影モードが設定され、レリーズスイッチの全押し操作により連続した静止画の撮影(連写撮影)が指示されると、制御回路18は、クイックリターンミラー10を図1の破線で示す位置へ回動し、連写撮影を開始する。連写撮影時においても、動画撮影モードの場合と同様にして、画像処理部182は、第(n−1)コマ目の画像データと第nコマ目の画像データとを用いて、動体領域を抽出する。そして、第(n+1)コマ目の画像データに対して、ローリングシャッタ歪みを補正する。この場合、制限部182hは、動体被写体が、上述した(1)〜(3)の条件を満たす場合に、ローリングシャッタ歪みの補正を禁止する点についても、動画撮影モードの場合と同様である。
図7に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態による電子カメラ1の動作を説明する。図7の処理は制御回路18でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、操作部30に含まれるレリーズボタンが操作されて撮影開始を指示する信号を入力すると起動され、実行される。
ステップS101では、取得した画像信号に対応する画像データをバッファメモリ16に順次取り込んでステップS102へ進む。ステップS102では、バッファメモリ16に取り込んだ画像データのうち、取得日時が最新のフレームに対応する画像データ(画像データF(n))と、二番目に新しいフレームに対応する画像データ(画像データF(n−1))とを少なくとも一時的に格納してステップS103へ進む。
ステップS103では、画像データF(n+1)をバッファメモリ16に格納させてステップS104へ進む。ステップS104では、画像データF(n)およびF(n−1)を用いて動体領域を抽出してステップS105へ進む。ステップS105では、動体領域の画像と特徴画像との差分を算出することにより、類似度を算出してステップS106へ進む。ステップS106では、動体領域の画像と特徴画像との類似度が大きいか否かを判定する。類似度が大きい場合、すなわち類似度が類似閾値を超える場合(たとえば動体領域が人物の顔に対応する場合)、ステップS106が肯定判定されてステップS107へ進む。類似度が小さい場合、すなわち類似度が類似閾値未満の場合(たとえば動体領域が人物の顔に対応しない場合)、ステップS106が否定判定されて後述するステップS109へ進む。
ステップS107では、画像データF(n−1)およびF(n)に基づいて予測された移動に関する情報と、画像データF(n+1)の動体領域の移動に関する情報とを比較して、予測された移動に関する情報の信頼度を判定する。移動に関する情報の信頼度が低い場合は、ステップS107が肯定判定されてステップS108へ進む。移動に関する情報の信頼度が高い場合は、ステップS107が否定判定されてステップS109へ進む。
ステップS108においては、画像データF(n+1)の動体領域が所定の大きさよりも小さいか否かを判定する。動体領域が所定の大きさよりも小さい場合は、ステップS108が肯定判定されてステップS113へ進む。ステップS113では、バッファメモリ16に格納された画像データF(n−1)を、ローリングシャッタ歪みを補正していない画像データF(n+1)によって更新し、ステップS114で歪みが補正されていない画像データF(n+1)をメモリカード108に記録してステップS112へ進む。動体領域が所定の大きさよりも大きい場合は、ステップS108が否定判定されてステップS109へ進む。
ステップS109では、画像データF(n+1)の動体領域に対してローリングシャッタ歪みを補正して画像データF_h(n+1)を生成してステップS110へ進む。ステップS110では、バッファメモリ16に格納された画像データF(n−1)を、ローリングシャッタ歪みを補正していない画像データF(n+1)によって更新してステップS111へ進む。ステップS111では、ステップS109で生成されたローリングシャッタ歪みが補正された画像データF_h(n+1)をメモリカード108に記録してステップS112へ進む。ステップS112では、全てのフレームの画像データについて処理が終了したか否かを判定する。全てのフレームの画像データについて処理が終了した場合には、ステップS112が肯定判定されて処理を終了する。全てのフレームの画像データについて処理が終了していない場合には、ステップS112が否定判定されてステップ103へ戻る。
以上で説明した実施の形態によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)動体領域計算部182cは、複数の画像データF(n−1)およびF(n)を用いて、動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出し、画像補正部182fは、ローリングシャッタ方式に起因して、動体領域に発生するローリングシャッタ歪みを補正するようにした。また、特徴記憶部182gは、所定の被写体の特徴を示す特徴画像を予め記憶し、判定部182iは、検出された動体領域に対応する画像と、特徴画像との類似度を判定するようにした。そして、制限部182hは、判定部182iにより動体領域に対応する画像と特徴画像との類似度が高いと判定された場合には、画像補正部182fによる動体領域に発生するローリングシャッタ歪みの補正を禁止するようにした。特に人物などの場合、予測できない不規則な動きをすることがあるので、動体領域に対して一律にローリングシャッタ歪みの補正処理を施す場合、過剰補正によりかえって歪みが悪化することが起こりうる。特に、人物の顔などで歪みが悪化した場合、ユーザは不快感を抱く可能性が高い。これに対して、本実施の形態によれば、過剰補正による動体被写体の歪みの悪化を防ぎ、画質の低下を防ぐことができる。
(2)予測部182eは、連続的に生成された複数の画像データF(n−1)およびF(n)に基づいて、動体領域の移動に関する情報を予測するようにした。そして、予測部182eにより予測された移動に関する情報の信頼度が低い場合には、制限部182hは画像補正部182fによるローリングシャッタ歪みの補正を禁止させるようにした。また、制限部182hは、移動に関する情報の信頼度が高い場合には、画像補正部182fによりローリングシャッタ歪みを補正させようにした。したがって、動体被写体が人物等であっても、動きが予測できる場合、すなわち過剰補正による歪みの悪化の可能性が低い場合にはローリングシャッタ歪みの補正を行うので、画質を向上させることができる。
(3)動体領域計算部182cは、動体領域が画像上において占有する大きさを算出し、制限部182は、算出された動体領域の大きさが所定の大きさよりも小さい場合には、画像補正部182fによるローリングシャッタ歪みの補正を制限するようにした。画像上において占有する大きさが小さい場合には、過剰補正により歪みが悪化したときには画質の劣化が目立つ場合がある。これに対して、本実施の形態によれば、過剰補正による画像上で占有する大きさが小さい動体被写体に対する歪みの悪化を防ぎ、画質の低下を防ぐことができる。
以上で説明した第1の実施の形態の電子カメラを、以下のように変形できる。
(1)制限部182hは、動体領域の移動に関する情報の信頼度が低い場合、および動体領域が所定の大きさより小さい場合のいずれかの場合に、画像補正部182fに対してローリングシャッタ歪みの補正を禁止させるようにしてもよい。もしくは、動体被写体と特徴画像との類似度が高い場合にのみ、制限部182hは、画像補正部182fに対してローリングシャッタ歪みの補正を禁止させてもよい。
(2)動体領域の移動に関する情報の信頼度が低い場合、制限部182hが、画像補正部182fに対して動体領域のローリングシャッタ歪みの補正を禁止させるものに代えて、ローリングシャッタ歪みの補正を制限させるものでもよい。この場合、たとえば歪み量が10画素に相当するものとすると、制限部182hは、10画素相当の歪み量のうち、たとえば50%である5画素に相当する歪み量を画像補正部182fに補正させればよい。
(3)動体被写体の移動に関する情報として、予測位置と予測速度とを含むものに代えて、予測位置のみを含むものであってもよい。
−第2の実施の形態−
図8〜10を参照して、本発明の第2の実施の形態によるカメラを説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1の実施の形態と同じである。本実施の形態では、動体領域に対応する画像の特徴画像との類似度に関わらず、動体領域の運動特性に基づいてローリングシャッタ歪みの補正を禁止するか否かを決定する点で、第1の実施の形態と異なる。換言すると、第2の実施の形態のカメラは、動体被写体が以下の(1)、(2)の条件を満たす場合に、ローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。
(1)動体領域の運動特性が所定の条件を満たす場合
(2)動体領域が所定の大きさよりも小さい場合
なお、第2の実施の形態においては、動体領域の運動特性を検出する方法についても第1の実施の形態とは異なる。
図8は、第2の実施の形態における画像処理部182の機能を示すブロック図である。本実施の形態における画像処理部182は、第1の実施の形態における特徴記憶部182gに代えて、近似部182jを機能的に備える。近似部182jは、動体領域の運動特性を表す関数を算出し、予測部182eは算出された関数を用いて動体被写体の運動特性と関数との一致度を判定することにより、上記(1)の動体領域の運動特性が所定の条件を満たすか否かを判定する。以下、詳細に説明する。
近似部182jは、画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)のそれぞれについて、動体領域計算部182cによって第1の実施の形態の場合と同様にして抽出された動体領域のうちの所定の一点を代表点として抽出する。そして、近似部182jは、抽出した代表点の画像データ上における座標値を算出する。ここで、近似部182jは、代表点を動体領域の横幅(X軸方向の大きさ)および縦幅(Y軸方向の大きさ)のそれぞれの中点、すなわち動体領域の重心位置とする。なお、代表点は、上記した動体領域の重心位置に限られることなく、動体領域に含まれる点であればどこであってもよい。近似部182jは、それぞれの代表点の座標値を、たとえば最小二乗法を用いて近似することにより、動体領域の運動特性を示す関数を算出する。なお、本実施の形態の説明においては、各画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)間において、それぞれの動体領域の形状は変形しないものと仮定する。
図9は、近似部182jにより算出された関数の一例を示す図である。図9では、画像データF(n−1)の動体領域の代表点をC1、画像データF(n)の動体領域の代表点をC2、画像データF(n+1)の動体領域の代表点をC3とし、算出された関数をf(X)として示す。図9においては、関数f(X)として一次関数が算出された場合を示している。
予測部182eは、関数f(x)が算出されると、各代表点の座標値と算出した関数との距離の二乗和を評価値として算出する。図9に示すように、代表点C1と関数f(x)との距離をh1、代表点C2と関数f(x)との距離をh2、代表点C3と関数f(x)との距離をh3として表すと、評価値は(h1+h2+h3)により算出される。この評価値は、各代表点C1〜C3と関数f(x)とが一致する度合い(一致度)が高いほど0に近づき、一致度が低いほどその値が増加する。換言すると、評価値の値が増加すればするほど、近似部182jにより算出された関数f(x)による動体領域の運動特性の再現度が低くなり、動体被写体が不規則な運動をしていることを示す。
予測部182eは、算出した評価値と予め設定された一致度を示す一致閾値との大小を判定する。評価値が一致閾値以上の場合は、予測部182eは、近似部182jにより算出された関数と動体被写体の運動特性との一致度が低いと判定する。判定部182iにより一致度が低いと判定された場合、動体被写体は不規則な運動をしていることになるので、制限部182hは、画像補正部182fに対して動体被写体に対応する動体領域へのローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。
図10に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態によるカメラ1の動作を説明する。図10の処理は制御回路18でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、操作部30に含まれるレリーズボタンが操作されて撮影開始を指示する信号を入力すると起動され、実行される。
ステップS201(バッファメモリに画像データの取り込み)からステップS203(次フレーム目の画像データF(n+1)をバッファメモリに格納)までの処理は、図7におけるステップS101(バッファメモリに画像データの取り込み)からステップS103(次フレーム目の画像データF(n+1)をバッファメモリに格納)までの各処理と同様である。ステップS204では、画像データF(n−1)、F(n)およびF(n+1)のそれぞれについて動体領域を抽出してステップS205へ進む。
ステップS205では、抽出したそれぞれの動体領域から代表点を抽出してステップS206へ進む。ステップS206では、抽出した代表点の画像データ上における座標値を算出してステップS207へ進む。ステップS207では、代表点の座標値を近似して関数f(x)を算出してステップS207へ進む。ステップS207では、ステップS206で算出した代表点の座標値と、ステップS207で算出した関数f(x)との距離の二乗和を評価値として算出してステップS209へ進む。
ステップS209では、算出した評価値と一致閾値との大小を判定する。評価値が一致閾値を超える場合、すなわち一致度が低い場合は、ステップS209が肯定判定されてステップS210へ進む。評価値が一致閾値以下の場合、すなわち一致度が高い場合は、ステップS209が否定判定されてステップS211へ進む。ステップS210(動体領域の大きさ判定)からステップS216(画像データF(n+1)をメモリカードへ記録)までの各処理は、図7におけるステップS108(動体領域の大きさ判定)からステップS114(画像データF(n+1)をメモリカードへ記録)までの各処理と同様である。
以上で説明した第2の実施の形態による電子カメラ1によれば、以下の作用効果が得られる。
(1)動体領域計算部182cは、撮像素子14により連続的に撮像され、画像処理部182により連続的に生成された複数の画像データF(n−1)、F(n)を用いて、被写体に含まれる動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出する。そして、近似部182jおよび予測部182eは画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)の動体領域の運動特性を検出するようにした。すなわち、近似部182jは、生成された複数の画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)に基づいて、動体領域の移動に関する情報を近似して数式を作成し、予測部182eは、近似部182jにより作成された数式と、動体領域の移動に関する情報との一致度の高低を判定するようにした。そして、制限部182hは、予測部182eにより一致度が低いと判定された場合に、画像補正部182fによる歪み量の補正を禁止するようにした。したがって、動体被写体が予測できない不規則な動きをしている場合には、動体領域に対して一律にローリングシャッタ歪みの補正処理を施すことを禁止するので、補正過剰や補正不足によりかえって歪みが悪化して、画質が低下することを防ぐことができる。
(2)予測部182eは、近似部182jにより算出された関数f(x)と複数の画像データF(n−1)、F(n)、F(n+1)の動体領域のそれぞれの代表点との一致度を評価するための評価値を算出し、評価値が一致閾値以上の場合に、一致度が低いと判定するようにした。したがって、動体被写体の運動特性が予測した運動特性と一致しているか否かを確実に判定できる。その結果、動体被写体が予測できない不規則な動きをしている場合には、補正過剰や補正不足によりかえって歪みが悪化して、画質が低下することを防ぐことができる。
以上で説明した第2の実施の形態の電子カメラを、次のように変形できる。すなわち、制限部182hは、動体領域の大きさに関わらず、動体領域の運動特性のみに基づいて、画像補正部182fに対してローリングシャッタ歪みの補正を禁止させてもよい。
−第3の実施の形態−
図11〜12を参照して、本発明の第3の実施の形態によるカメラを説明する。以下の説明では、第1および第2の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。特に説明しない点については、第1および第2の実施の形態と同じである。本実施の形態では、第1の実施の形態における移動に関する情報の信頼度に代えて、第2の実施の形態における動体領域の運動特性に基づいて、ローリングシャッタ歪みの補正を禁止するか否かを決定する点で、第1の実施の形態と異なる。換言すると、第3の実施の形態のカメラは、動体被写体が以下の(1)〜(3)の条件を満たす場合に、ローリングシャッタ歪みの補正を禁止する。
(1)動体領域の画像が予め登録されている特徴画像と類似する場合
(2)動体領域の運動特性が所定の条件を満たす場合
(3)動体領域が所定の大きさよりも小さい場合
図11は、第3の実施の形態における画像処理部182の機能を示すブロック図である。第3の実施の形態における画像処理部182は、第1の実施の形態における画像処理部182がさらに第2の実施の形態における近似部182jを機能的に備えたものである。したがって、近似部182jによる動体領域の運動特性を表す関数の算出と、予測部182eによる算出された関数と動体被写体の運動特性との一致度の判定は、第2の実施の形態と同様である。その他の処理については、第1の実施の形態と同様である。
図12に示すフローチャートを参照しながら、本実施の形態によるカメラ1の動作を説明する。図12の処理は制御回路18でプログラムを実行して行われる。このプログラムは、メモリ(不図示)に格納されており、操作部30に含まれるレリーズボタンが操作されて撮影開始を指示する信号を入力すると起動され、実行される。
ステップS301(バッファメモリに画像データ取り込み)からステップS306(類似度判定)までの各処理は、図7のステップS101(バッファメモリに画像データ取り込み)からステップS106(類似度判定)までの各処理と同様である。
ステップS305(代表点抽出)からステップS311(評価値判定)までの各処理は、図10のステップS205(代表点抽出)からステップS209(評価値判定)までの各処理と同様である。ステップS312(動体領域の大きさ判定)からステップS318(画像データF(n+1)をメモリカードに記録)までの各処理は、図7のステップS108(動体領域の大きさ判定)からステップS114(画像データF(n+1)をメモリカードに記録)までの各処理と同様である。
以上で説明した第3の実施の形態の電子カメラによれば、第1および第2の実施の形態により得られる作用効果を得ることができる。
また、第3の実施の形態の電子カメラを、次のように変形できる。すなわち、制限部182hは、動体領域の大きさに関わらず、動体領域の画像と特徴画像との類似度、および動体領域の運動特性に基づいて、画像補正部182fに対してローリングシャッタ歪みの補正を禁止させてもよい。
以上で説明した第2および第3の実施の形態の電子カメラを、以下のように変形できる。
(1)予測部182eは、評価値が一致閾値との大小を比較するものに代えて、近似部182jにより算出された関数f(x)が予め用意されている複数種類の関数に当てはまるか否かを判定してもよい。この場合、予測部182eは、算出された関数f(x)が、複数種類の関数として、たとえば一次関数、二次関数、指数関数、対数関数等の何れか一つで表すことができるか否かを判定する。関数f(x)が上記の複数種類の関数のいずれか一つで表すことができる場合、予測部182eは、算出された関数f(X)の一致度が高いと判定する。関数f(X)が何れの関数でも表すことができない場合には、予測部182eは、算出された関数f(X)の一致度が低いと判定する。
(2)制限部182hが、画像補正部182fに対して動体領域のローリングシャッタ歪みの補正を禁止させるものに代えて、ローリングシャッタ歪みの補正を制限させるものでもよい。この場合、たとえば予測部182eにより算出された評価値の値が大きくなる、すなわち一致度が低くなるほど、制限部182hは画像補正部182fによる歪みの補正量を小さくすればよい。また、動体領域の移動に関する情報の信頼度が低い場合に、制限部182hが、画像補正部182fに対してローリングシャッタ歪みの補正を制限させるものでもよい。この場合、たとえば歪み量が10画素に相当するものとすると、制限部182hは、10画素相当の歪み量のうち、たとえば50%である5画素に相当する歪み量を画像補正部182fに補正させればよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。説明に用いた実施の形態および変形例は、それぞれを適宜組合わせて構成しても構わない。
14・・・撮像素子、 18・・・制御回路、 182・・・画像処理部、
182a・・・エッジ検出部、 182c・・・動体領域計算部、
182e・・・予測部、 182f・・・画像補正部、 182g・・・特徴記憶部、
182h・・・制限部、 182i・・・判定部、 182j・・・近似部

Claims (14)

  1. 複数の画素が行列状に配置された、被写体の像をローリングシャッタ方式で撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記画像信号に基づいて、画像を生成する画像生成手段と、
    前記撮像素子により連続的に撮像され、前記画像生成手段により連続的に生成された複数の前記画像を用いて、前記被写体に含まれる動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出する第1検出手段と、
    前記動体領域に対応する前記動体被写体であって所定の特徴を有する特定被写体の有無を検出する第2検出手段と、
    前記ローリングシャッタ方式に起因して、前記動体被写体に発生する歪み量を補正する補正手段と、
    前記第2検出手段による検出結果に基づいて、前記補正手段による前記動体被写体に発生する前記歪み量の補正を制限する制限手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。
  2. 請求項1に記載の電子カメラにおいて、
    前記第2検出手段は、前記動体領域に対応する前記動体被写体であって所定の特徴を有する特定被写体の有無、および前記動体領域の移動に関する情報を検出し、
    前記制限手段は、前記第2検出手段による検出結果に基づいて、前記補正手段による前記動体被写体に発生する前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  3. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記第2検出手段は、前記生成された複数の画像に基づいて、前記動体領域の移動に関する情報を予測し、
    前記制限手段は、前記予測された前記移動に関する情報の信頼度が低い場合には、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することをさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
  4. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記第2検出手段は、前記生成された複数の画像に基づいて、前記動体領域の移動に関する情報を前記動体領域の運動特性として検出し、
    前記制限手段は、前記検出された運動特性に基づいて、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することをさらに備えることを特徴とする電子カメラ。
  5. 請求項2に記載の電子カメラにおいて、
    前記第2検出手段は、前記生成された複数の画像に基づいて、前記動体領域の移動に関する情報を近似して数式を作成する近似手段と、
    前記近似手段により作成された前記数式と、前記動体領域の移動に関する情報との一致度の高低を判定する判定手段とを含み、
    前記制限手段は、前記判定手段により前記一致度が低いと判定された場合に、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  6. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記判定手段は、前記一致度を評価するための評価値を算出し、前記評価値が所定値以上の場合に、前記一致度が低いと判定することを特徴とする電子カメラ。
  7. 請求項5に記載の電子カメラにおいて、
    前記判定手段は、前記近似手段により作成された前記数式と、前記動体領域の所定の運動特性を示す複数種類の関数のそれぞれの関数との間で前記一致度の高低を判定し、
    前記制限手段は、前記判定手段によって、前記数式と全ての前記複数種類の関数との間で前記一致度が低いと判定された場合に、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  8. 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の電子カメラにおいて、
    前記近似手段は、最小二乗法を用いて前記数式を作成することを特徴とする電子カメラ。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の電子カメラにおいて、
    所定の被写体の特徴を示す特徴画像を予め記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記第2検出手段は、前記第1検出手段により検出された前記動体領域の画像と、前記特徴画像との類似度が高い場合に前記動体領域に対応する動体被写体を前記特定被写体として検出し、
    前記制限手段は、前記第2検出手段により前記特定被写体が検出された場合に、前記補正手段による前記動体被写体に発生する前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  10. 請求項9に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1検出手段により検出された前記動体領域が前記画像上において占有する大きさを算出する算出手段をさらに備え、
    前記制限手段は、前記算出手段により算出された前記動体領域の大きさが所定の大きさよりも小さい場合には、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  11. 請求項9または10に記載の電子カメラにおいて、
    前記特徴画像は、人物の顔に対応する画像により構成されることを特徴とする電子カメラ。
  12. 複数の画素が行列状に配置された、被写体の像をローリングシャッタ方式で撮像して画像信号を出力する撮像素子と、
    前記画像信号に基づいて、画像を生成する画像生成手段と、
    前記撮像素子により連続的に撮像され、前記画像生成手段により連続的に生成された複数の前記画像を用いて、前記被写体に含まれる動体被写体に対応する画像上の領域を動体領域として検出する第1検出手段と、
    前記動体領域の移動に関する情報を検出する第2検出手段と、
    前記ローリングシャッタ方式に起因して、前記動体被写体に発生する歪み量を補正する補正手段と、
    前記第2検出手段による検出結果に基づいて、前記補正手段による前記動体被写体に発生する前記歪み量の補正を制限する制限手段とを備え、
    前記第2検出手段は、前記生成された複数の画像に基づいて、前記動体領域の移動に関する情報を近似して数式を作成する近似手段と、
    前記近似手段により作成された前記数式と、前記動体領域の移動に関する情報との一致度の高低を判定する判定手段とを含み、
    前記制限手段は、前記判定手段により前記一致度が低いと判定された場合に、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  13. 請求項12に記載の電子カメラにおいて、
    前記第1検出手段により検出された前記動体領域が前記画像上において占有する大きさを算出する算出手段をさらに備え、
    前記制限手段は、前記算出手段により算出された前記動体領域の大きさが所定の大きさよりも小さい場合には、前記補正手段による前記歪み量の補正を制限することを特徴とする電子カメラ。
  14. 請求項2乃至8、12乃至13のいずれか一項に記載の電子カメラにおいて、
    前記移動に関する情報は、前記動体被写体の前記画像上における移動速度を含むことを特徴とする電子カメラ。
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