JP5556390B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、紙幣処理装置に関するものである。より詳細には、紙幣処理装置が有する機能のうちで入金処理などにおいて一時的に紙幣を保留する機能に関するものである。
近年、利用者からの紙幣の挿入を受け付けて収納する入金処理や利用者から指定された金額の紙幣を排出する出金処理を行う紙幣処理装置が銀行の店舗内などに設置されている。紙幣処理装置としては、例えば、現金自動預け払い機(ATM:Automated teller machine)などがある。紙幣処理装置の開発においては様々な工夫が施されてきており、例えば、紙幣処理装置において紙幣を送り出すためのゲートのオーバーラップ量を適正に調整するための技術などが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−184260号公報
しかしながら、上記した特許文献1に開示されている技術などにおいては、例えば、利用者が紙幣処理装置に対して入金を行う場合に紙幣が一時保留部を通過し、利用者が紙幣処理装置から出金を行う場合に紙幣が一時保留部を通過しないように構成されている。このため、紙幣処理装置内の搬送路に分岐が多くなり、各分岐箇所では複数の搬送路の切り替えが必要となるため、機構が複雑になっているという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、紙幣処理装置内の搬送路の分岐を少なくし、搬送路を簡素化することが可能な技術を提供することにある。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、紙幣の挿入を受け付ける接客部と、上記接客部により挿入が受け付けられた上記紙幣について計数を試みる認識部と、上記認識部により計数された紙幣を保留する一時保留部と、上記一時保留部による上記紙幣の保留が解除されると上記一時保留部により保留されていた上記紙幣を収納する収納部と、を備え、上記一時保留部は、紙幣を集積するためのステージの昇降動作に連動して、紙幣を通過させて上記リジェクト集積部に対して移送することが可能な構成を有することを特徴とする、紙幣処理装置が提供される。
上記一時保留部は、上記紙幣を集積するためのステージと、上記ステージと連動する所定の部材と、をさらに備え、上記所定の部材は、上記ステージの上昇とともに紙を移送するために使用される搬送路を開くように動作し、上記ステージの下降とともに上記搬送路を塞ぐように動作することとしてもよい。
上記所定の部材は、上記ステージの下降とともに紙幣と衝突することにより上記ステージに上記紙幣を集積させるように動作するストッパレバーとして構成されることとしてもよい。
上記一時保留部は、上記紙幣を集積するためのステージ、をさらに備え、上記ステージは、紙を移送するために使用される搬送路に上記紙幣を送り込むための搬送路を有していることとしてもよい。
上記一時保留部は、幣と衝突することにより上記ステージに上記紙幣を集積させるビルストッパ、をさらに備え、上記ステージは、下降とともに紙幣が上記ビルストッパに衝突することを妨げない位置に配置され、上昇とともに紙幣が上記ビルストッパに衝突することを妨げる位置に配置されることとしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、紙幣処理装置内の搬送路の分岐を少なくし、搬送路を簡素化することが可能となる。
一般的な紙幣処理装置の搬送路の模式図である。 一般的な紙幣処理装置における一時保留部の構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置における一時保留部の構成例を示す図である。 同実施形態に係る紙幣処理装置における一時保留部の構成例を示す図である。 同実施形態に係る紙幣処理装置が有する制御系の構成例を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置における一時保留部の構成例を示す図である。 同実施形態に係る紙幣処理装置における一時保留部の構成例を示す図である。 本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る紙幣処理装置の搬送路の模式図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<一般的な紙幣処理装置>
まず、本実施形態に係る紙幣処理装置について説明する前に、一般的な紙幣処理装置について説明する。
[構成の説明]
図1は、一般的な紙幣処理装置の搬送路の模式図である。図1に示すように、一般的な紙幣処理装置900は、利用者が紙幣を挿入したり受け取ったりするための接客部aと、紙幣について計数を試みる認識部bと、利用者による計数結果の確認前において、認識部bによって計数された紙幣を一時的に保留する一時保留部c’と、利用者による計数結果の確認後において、認識部bによって計数できなかった紙幣を収納するリジェクト集積部dと、一時保留部c’による紙幣の保留が解除されると一時保留部c’により保留されていた紙幣を収納する収納部eとを備えている。利用者が紙幣を挿入したり受け取ったりするために使用される接客部aは、より具体的には、利用者からの紙幣の挿入を受け付ける機能や利用者に紙幣を排出する機能などを有する。また、複数の搬送路が合流する箇所は、搬送路切替機構f1〜f4を有している。
利用者が紙幣処理装置900に対して入金を行う場合、接客部aから挿入された紙幣は認識部bにより計数され、一時保留部c’により保留される。このとき、認識部bにより計数できなかった紙幣は、接客部aに戻され、利用者に返却される。一時保留部c’による紙幣の保留後、利用者が計数結果を確認し、そのまま入金処理を続ける旨を示す指示が利用者により紙幣処理装置900に入力された場合には、紙幣が一時保留部c’から認識部bに移送され、認識部bにより正常であると判別された紙幣については収納部eに収納され、認識部bにより異常であると判別された紙幣についてはリジェクト集積部dに収納される。
利用者が紙幣処理装置900から出金を行う場合、収納部eに収納されている紙幣は、一時保留部c’では保留されずに、認識部bに直接移送され、認識部bにより計数された後、接客部aに移送される。認識部bにより計数できなかった紙幣については、リジェクト集積部dに収納される。
図2は、一般的な紙幣処理装置900における一時保留部c’の構成例を示す図である。図2に示すように、利用者が紙幣処理装置900に対して入金を行う場合、まず、一時保留部c’は、保留動作時において、認識部bから搬送路960を介して移送された紙幣Mをフィードローラ910とゲートローラ920とで挟み込み、フィードローラ910とゲートローラ920とを回転させることにより紙幣Mをビルストッパ950に向けて放出する。放出された紙幣Mは、ビルストッパ950に衝突し、ステージ940上に集積される。紙幣Mがステージ940上に集積されている状態は、上記した例では、紙幣Mが一時保留部c’に保留されている状態に相当する。
利用者が計数結果を確認し、そのまま入金処理を続ける旨を示す指示が利用者により紙幣処理装置900に入力されると、一時保留部c’は、ステージ940を上昇させて、紙幣Mをステージ940とピッカローラ930とで挟み込む。そして、一時保留部c’は、ピッカローラ930を回転させることにより紙幣Mをフィードローラ910とゲートローラ920とにより構成される分離ゲートに送る。紙幣Mは、分離ゲートを通過することにより、ステージ940上に集積された束の状態から1枚ずつ搬送路960に繰り出されていく。搬送路960に繰り出された紙幣Mは、一時保留部c’がフィードローラ910とゲートローラ920とを回転させることにより、認識部bに移送される。
以上において説明したように、一般的な紙幣処理装置900では、利用者が紙幣処理装置900に対して入金を行う場合には、紙幣Mが一時保留部c’を通過し、利用者が紙幣処理装置900から出金を行う場合には、紙幣Mが一時保留部c’を通過しないように構成されている。このため、紙幣処理装置900内の搬送路に分岐が多く、複雑になっていた。本実施形態では、例えば、利用者が紙幣処理装置から出金を行う場合、認識部bから一時保留部を経由してリジェクト集積部dに紙幣Mを移送することができる。
<本発明の実施形態>
続いて、本発明の実施形態について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置の概略構成図を示す図である。本発明の実施形態に係る紙幣処理装置10は、例えば、銀行の店舗内などに設置される現金自動預け払い機(ATM:Automated teller machine)に適用することが可能である。しかしながら、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置10は、現金自動預け払い機に限定されず、両替機、販売機、精算機などといった、利用者から挿入された紙幣を収納する機能および利用者に紙幣を排出する機能を有する装置全般に対して適用することが可能である。
図3に示すように、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置10は、例えば、利用者が硬貨を挿入するための硬貨挿入口a1、利用者が紙幣を挿入するための紙幣挿入口a2などを備えるものである。紙幣挿入口a2は、後に説明する接客部aの一例として機能するものである。硬貨挿入口a1は、紙幣処理装置10に備えられていないこととしてもよい。また、図3に示すように、本発明の実施形態に係る紙幣処理装置10は、例えば、利用者からの指示を受け付けるとともに各種情報の表示を行うタッチパネル式の表示装置gを備えるものである。しかしながら、タッチパネル式の表示装置gは、入力装置および表示装置の例にすぎず、紙幣処理装置10が有する入力装置や表示装置は、特に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る紙幣処理装置においては、一時保留部が、認識部bから移送された紙幣を通過させてリジェクト集積部dに対して移送することが可能な構成を有している。かかる構成により、紙幣処理装置内の搬送路の分岐を少なくし、搬送路を簡素化することが可能となる。かかる構成としては様々なものが想定されるが、以下においては、かかる構成を有する紙幣処理装置として、まず、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置について説明し、その後、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置について説明する。
<第1実施形態>
続いて、本発明の第1実施形態について説明する。本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置は、一般的な紙幣処理装置と比較して、一時保留部の構成が主に異なるものである。したがって、ここでは、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置が備える一時保留部について主に説明し、一般的な紙幣処理装置と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
[構成の説明]
図4は、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10における一時保留部c1の構成例を示す図である。図4に示すように、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10における一時保留部c1は、上記した一般的な紙幣処理装置900における一時保留部c’の構成とほぼ同じ構成を有する。しかしながら、一般的な紙幣処理装置900は、1つの搬送路(搬送路960)しか有さなかったのに対し、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10は、2つの搬送路(第1搬送路116および第2搬送路117)を有する。図4に示すように、第1搬送路116は、例えば、第1ガイド120と第2ガイド121とに挟まれた空間により形成され、第2搬送路117は、例えば、第1ガイド120と第3ガイド122とに挟まれた空間により形成される。
一般的な紙幣処理装置900におけるビルストッパ950の代わりに設置されるストッパレバー115は、ステージ114と連動している。すなわち、通常は、図4に示すように、一時保留部c1は、ステージ114を下方に配置するとともに、第2搬送路117への紙幣Mの移送ゲートを塞ぐようにストッパレバー115を配置する。
利用者が紙幣処理装置10に対して入金を行う場合、一時保留部c1は、認識部bから第1搬送路116を介して移送された紙幣Mをフィードローラ111とゲートローラ112とで挟み込み、フィードローラ111とゲートローラ112とを回転させることにより紙幣Mをストッパレバー115に向けて放出する。放出された紙幣Mは、ストッパレバー115に衝突し、ステージ114上に集積される。紙幣Mがステージ114上に集積されている状態は、紙幣Mが一時保留部c1に保留されている状態に相当する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10における一時保留部c1の構成例を示す図である。利用者が計数結果を確認し、そのまま入金処理を続ける旨を示す指示が利用者により紙幣処理装置10に入力されると、図5に示すように、一時保留部c1は、ステージ114を上昇させてステージ114を上方に配置するとともに、ストッパレバー115を回動させて第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートを開けるようにストッパレバー115を配置する。一時保留部c1は、紙幣Mをステージ114とピッカローラ113とで挟み込み、ピッカローラ113を回転させることにより紙幣Mをフィードローラ111とゲートローラ112とにより構成される分離ゲートに送る。紙幣Mは、分離ゲートを通過することにより、ステージ114上に集積された束の状態から1枚ずつ第1搬送路116に繰り出されていく。第1搬送路116に繰り出された紙幣Mは、一時保留部c1がフィードローラ111とゲートローラ112とを回転させることにより、認識部bに移送される。
紙幣Mが一時保留部c1から認識部bに移送され、認識部bにより正常であると判別された紙幣Mについては収納部eに収納され、認識部bにより異常であると判別された紙幣Mについては、リジェクト集積部dに収納される
利用者が紙幣処理装置10から出金を行う場合、収納部eに収納されている紙幣は、一時保留部c1では保留されずに、認識部bに直接移送され、認識部bにより計数された後、接客部aに移送される。認識部bにより計数できなかった紙幣については、リジェクト集積部dに収納される。このとき、例えば、認識部bから一時保留部c1を経由してリジェクト集積部dに紙幣Mを移送することができる。すなわち、一時保留部c1は、ステージ114を上昇させてステージ114を上方に配置するとともに、ストッパレバー115を回動させて第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートを開けるようにストッパレバー115を配置する。認識部bから一時保留部c1を経由してリジェクト集積部dに紙幣Mを移送するときには、一時保留部c1は、紙幣Mをステージ114とピッカローラ113とで挟み込み、ピッカローラ113を回転させることにより紙幣Mを第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートに送る。一時保留部c1は、第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とを回転させることにより第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートに送られた紙幣Mを、第2搬送路117を通してリジェクト集積部dに移送する。
図6は、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10が有する制御系150の構成例を示す図である。図6に示すように、制御系150は、制御部151、記憶部152、操作入力部153、ローラ回転調節モータ154、ストッパレバー調節モータ155、ステージ調節モータ156、表示部157などを備えている。
制御部151は、制御系150を構成する他のブロックの動作を制御する機能を有するものである。制御部151は、例えば、利用者が操作入力部153に操作情報を入力するために閲覧する画面を表示部157に表示させる機能や、操作入力部153によって入力が受け付けられた操作情報に基づいて、ローラ回転調節モータ154、ストッパレバー調節モータ155、ステージ調節モータ156を制御する機能などを有する。
制御部151が有する機能は、例えば、図示しないCPU(Central Processing Unit)などの演算装置がこれらの機能を実現する処理手順を記述した制御プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)などの記憶部152から制御プログラムを読み出し、そのプログラムを解釈して実行することにより達成される。
操作入力部153は、利用者から操作情報の入力を受け付ける機能を有するものである。例えば、操作入力部153は、入金を行う旨を示す指示や、入金処理を続ける旨を示す指示、出金を行う旨を示す指示などの操作情報の入力を受け付けることができる。操作入力部153は、例えば、キーボードや、マウス、タッチパネルなどの入力装置により構成される。
ローラ回転調節モータ154は、フィードローラ111、ゲートローラ112、ピッカローラ113、第1搬送ローラ118、第2搬送ローラ119などといった、紙幣処理装置10内の各種ローラを、制御部151から指示された回転方向や、回転を開始するタイミング、回転を終了するタイミングなどに基づいて、回転させる機能を有するものである。ストッパレバー調節モータ155は、ストッパレバー115を、制御部151から指示された回動方向や、回動を開始するタイミング、回動を終了するタイミングなどに基づいて、回動させる機能を有するものである。ステージ調節モータ156は、ステージ114を、制御部151から指示された移動方向(上昇または下降)や、移動を開始するタイミング、移動を終了するタイミングなどに基づいて、移動させる機能を有するものである。
[動作の説明]
本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10によれば、ステージ114の位置を制御することにより、一時保留部c1を認識部bとリジェクト集積部dとの間において紙幣Mが移送される際の搬送路として使用することができる。より詳細には、図5に示したように、ステージ114を上方に配置している状態では、ストッパレバー115が退避して、ピッカローラ113が搬送ローラとして機能することで、第1搬送路116から第2搬送路117に向けて、一時保留部c1の内部を紙幣Mがそのまま通過することができ、一時保留部c1が紙幣Mの搬送路として機能する。
[効果の説明]
以上説明したように、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置10によれば、ストッパレバー115をステージ114と連動させることにより、一時保留部c1の内部を紙幣Mの搬送路として使用できるようになる。これにより、一時保留部c1を搬送路の一部として使用することが可能となり、例えば、利用者が紙幣処理装置10から出金を行う場合、紙幣Mが一時保留部c1を通過することにより、使用される搬送路の分岐を減らし、紙幣Mの移送に使用されるルートの簡略化、および搬送路の切替機構数の低減(搬送路の切替機構の簡略化)を図ることができる。
より具体的には、一時保留部c1は、紙幣Mを集積するためのステージ114と、ステージ114と連動する所定の部材と、を備える。所定の部材の例としては、ストッパレバー115を使用することとしたが、所定の部材は、これに限定されるものではない。所定の部材は、例えば、ステージ114の上昇とともに認識部bから移送された紙幣Mをリジェクト集積部dに移送するために使用される第2搬送路117を開くように動作する。また、所定の部材は、例えば、ステージ114の下降とともに第2搬送路117を塞ぐように動作する。
所定の部材は、ストッパレバー115として構成される場合には、例えば、図2に示したように、ステージ114の下降とともに認識部bから移送された紙幣Mと衝突することによりステージ114に紙幣Mを集積させるように動作する。
<第2実施形態>
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置は、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置と比較して、一時保留部の構成が主に異なるものである。したがって、ここでは、本発明の第2実施形態が備える一時保留部について主に説明し、本発明の第1実施形態に係る紙幣処理装置と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
[構成の説明]
図7は、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置10における一時保留部c2の構成例を示す図である。図7に示すように、一時保留部c2は、一般的な紙幣処理装置900におけるステージ940の内部に搬送路が設けられた搬送ステージ224を備えるものである。搬送ステージ224には、第3搬送ローラ210と第4搬送ローラ211とが設けられている。図7に示すように、第1搬送路116は、例えば、第1ガイド201と第2ガイド121とに挟まれた空間により形成され、第2搬送路117は、例えば、第1ガイド201と第3ガイド202とに挟まれた空間により形成される。
利用者が紙幣処理装置10に対して入金を行う場合、一時保留部c2は、認識部bから第1搬送路116を介して移送された紙幣Mをフィードローラ111とゲートローラ112とで挟み込み、フィードローラ111とゲートローラ112とを回転させることにより紙幣Mをビルストッパ225に向けて放出する。放出された紙幣Mは、ビルストッパ225に衝突し、搬送ステージ224上に集積される。紙幣Mが搬送ステージ224上に集積されている状態は、紙幣Mが一時保留部c2に保留されている状態に相当する。
利用者が計数結果を確認し、そのまま入金処理を続ける旨を示す指示が利用者により紙幣処理装置10に入力されると、一時保留部c2は、搬送ステージ224を上昇させて搬送ステージ224を上方に配置する。一時保留部c2は、紙幣Mを搬送ステージ224とピッカローラ113とで挟み込み、ピッカローラ113を回転させることにより紙幣Mをフィードローラ111とゲートローラ112とにより構成される分離ゲートに送る。紙幣Mは、分離ゲートを通過することにより、搬送ステージ224上に集積された束の状態から1枚ずつ第1搬送路116に繰り出されていく。第1搬送路116に繰り出された紙幣Mは、一時保留部c2がフィードローラ111とゲートローラ112とを回転させることにより、認識部bに移送される。
図8は、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置10における一時保留部c2の構成例を示す図である。紙幣Mが一時保留部c1から認識部bに移送され、認識部bにより正常であると判別された紙幣Mについては収納部eに収納され、認識部bにより異常であると判別された紙幣Mについては、リジェクト集積部dに収納される
利用者が紙幣処理装置10から出金を行う場合、収納部eに収納されている紙幣は、一時保留部c2では保留されずに、認識部bに直接移送され、認識部bにより計数された後、接客部aに移送される。認識部bにより計数できなかった紙幣については、リジェクト集積部dに収納される。このとき、例えば、認識部bから一時保留部c2を経由してリジェクト集積部dに紙幣Mを移送することができる。すなわち、一時保留部c2は、図8に示すように、搬送ステージ224を上昇させて搬送ステージ224を上方に配置する。認識部bから一時保留部c2を経由してリジェクト集積部dに紙幣Mを移送するときには、一時保留部c2は、紙幣Mを第3搬送ローラ210と第4搬送ローラ211とで挟み込み、第3搬送ローラ210と第4搬送ローラ211とを回転させることにより紙幣Mを第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートに送る。一時保留部c2は、第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とを回転させることにより第1搬送ローラ118と第2搬送ローラ119とにより構成される移送ゲートに送られた紙幣Mを、第2搬送路117を通してリジェクト集積部dに移送する。
なお、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置10が有する制御系は、図6に示した制御系150と同様であるが、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置10が有する制御系は、ストッパレバー調節モータ155を有する必要がない点において、図6に示した制御系150と異なる。
[効果の説明]
以上説明したように、本発明の第2実施形態に係る紙幣処理装置10によれば、搬送路が設けられた搬送ステージ224を移動させることにより、第1搬送路116と第2搬送路117とを連結して、一時保留部c2の内部を紙幣Mの搬送路として使用できるようになる。これにより、一時保留部c2を搬送路の一部として使用することが可能となり、例えば、利用者が紙幣処理装置10から出金を行う場合、紙幣Mが一時保留部c2を通過することにより、使用される搬送路の分岐を減らし、紙幣Mの移送に使用されるルートの簡略化、および搬送路の切替機構数の低減(搬送路の切替機構の簡略化)を図ることができる。
より具体的には、一時保留部c2は、紙幣Mを集積するための搬送ステージ224を備えている。搬送ステージ224は、認識部bから移送された紙幣Mをリジェクト集積部dに移送するために使用される第2搬送路117に紙幣Mを送り込むための搬送路を有している。
一時保留部c2は、認識部bから移送された紙幣Mと衝突することにより搬送ステージ224に紙幣Mを集積させるビルストッパ225を備えている。搬送ステージ224は、図7に示したように、搬送ステージ224の下降とともに認識部bから移送された紙幣Mがビルストッパ225に衝突することを妨げない位置に配置される。また、搬送ステージ224は、図8に示したように、搬送ステージ224の上昇とともに認識部bから移送された紙幣Mがビルストッパ225に衝突することを妨げる位置に配置される。

図9は、本発明の第1実施形態および第2実施形態に係る紙幣処理装置10の搬送路の模式図である。紙幣Mが一時保留部c(一時保留部c1および一時保留部c2)の内部を通過できるように構成されると、搬送路の複雑化を軽減することができる。
[変形例]
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、本発明の第1実施形態では、一時保留部c1は、フィードローラ111とゲートローラ112とが第1搬送路116側に設けられることとしたが、移送された紙幣Mをステージ114に集積するためのフィードローラ111とゲートローラ112とは、第2搬送路117側に設けられることとしてもよい。その場合には、第1搬送路116側に設けられるローラは、紙幣Mを繰り出すためのローラ(放出ローラ)として機能し、一時保留動作時は、紙幣Mは、第2搬送路117側からステージ114に集積され、第1搬送路116側から一時保留部c1の外部に移送される。
また、本発明の第1実施形態では、一時保留部c1がステージ114に連動する構成としてストッパレバー115を有することとしたが、ステージ114に連動する構成はストッパレバー115に限定されるものではない。例えば、一時保留部c1は、ストッパレバー115の代わりに、ステージ114に連動して第2搬送路117への紙幣Mの移送ゲートを塞いだり開けたりすることが可能な他の構成を有することとしてもよい。
10 紙幣処理装置
114 ステージ
115 ストッパレバー
116 第1搬送路
117 第2搬送路
224 搬送ステージ
225 ビルストッパ
a 接客部
b 認識部
c(c1、c2) 一時保留部
d リジェクト集積部
e 収納部
g 表示装置
M 紙幣

Claims (5)

  1. 紙幣の挿入を受け付ける接客部と、
    前記接客部により挿入が受け付けられた前記紙幣について計数を試みる認識部と、
    前記認識部により計数された紙幣を保留する一時保留部と
    記一時保留部による前記紙幣の保留が解除されると前記一時保留部により保留されていた前記紙幣を収納する収納部と、
    を備え、
    前記一時保留部は、紙幣を集積するためのステージの昇降動作に連動して、紙幣を通過させて移送することが可能な構成を有することを特徴とする、紙幣処理装置。
  2. 前記一時保留部は、
    前記紙幣を集積するためのステージと、
    前記ステージと連動する所定の部材と、
    をさらに備え、
    前記所定の部材は、
    前記ステージの上昇とともに紙を移送するために使用される搬送路を開くように動作し、前記ステージの下降とともに前記搬送路を塞ぐように動作することを特徴とする、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  3. 前記所定の部材は、
    前記ステージの下降とともに紙幣と衝突することにより前記ステージに前記紙幣を集積させるように動作するストッパレバーとして構成されることを特徴とする、請求項2に記載の紙幣処理装置。
  4. 前記一時保留部は、
    前記紙幣を集積するためのステージ、
    をさらに備え、
    前記ステージは、
    を移送するために使用される搬送路に前記紙幣を送り込むための搬送路を有していることを特徴とする、請求項1に記載の紙幣処理装置。
  5. 前記一時保留部は、
    幣と衝突することにより前記ステージに前記紙幣を集積させるビルストッパ、
    をさらに備え、
    前記ステージは、
    下降とともに紙幣が前記ビルストッパに衝突することを妨げない位置に配置され、上昇とともに紙幣が前記ビルストッパに衝突することを妨げる位置に配置されることを特徴とする、請求項4に記載の紙幣処理装置。
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