JP5553112B2 - 携帯端末装置及び携帯端末装置制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、バイブレータ機能を有する携帯端末装置及び携帯端末装置制御方法に関する。
従来から、着信時にバイブレータを振動させてユーザに着信を知らせる携帯端末装置がある。しかし、携帯端末装置が置かれている場所によっては、バイブレータの鳴動により不快音を発生する場合がある。
そこで、バイブレータの鳴動時と停止時とにおける周囲の音圧レベルをマイクにより測定し、音圧レベルの差と閾値とを比較してバイブレータの鳴動を制御する技術がある。
また、騒音の原因がバイブレータによるものか否かを判別し、この判別結果に基づいてバイブレータの振動の強度を制御する技術がある。
特開2004−56623号公報 特開2004−129120号公報
携帯端末装置が、鞄の中や洋服のポケットに入っている場合、バイブレータの振動に気づかない場合が多々ある。例えば、バイブレータの振動に気づきにくい鞄の中や洋服のポケットは、携帯端末装置に対して複数の面で接触しており、バイブレータの振動に気づきやすい机の上などは、携帯端末装置に対して1つの面で接触している。
携帯端末装置の接触状態を推定すれば、携帯端末装置の着信時の動作を適切に制御することができると考えられる。一方、従来技術では、周囲音のパワーしか判断材料にしていないため、接触状態が変わっても音のパワーはほぼ変わらず、接触状態を推定することができない。
そこで、開示の技術は、バイブレータ機能を有する携帯端末装置において、携帯端末装置の接触状態を推定し、適切な着信制御を行うことができる携帯端末装置及び携帯端末装置制御方法を提供することを目的とする。
開示の一態様の携帯端末装置は、筐体を振動させるバイブレータと、マイクからの入力音に対して周波数分析を行う分析部と、前記筐体の振動時の入力音に対して前記分析部により求められたスペクトルの時間的な変化量を算出する算出部と、前記算出部により算出された時間的な変化量に基づき着信制御を行う制御部と、を備える。
開示の技術によれば、バイブレータ機能を有する携帯端末装置において、携帯端末装置の接触状態を推定し、適切な着信制御を行うことができる。
実施例1における携帯端末装置のハードウェアの一例を示すブロック図。 実施例1における制御部の機能の一例を示すブロック図。 スペクトルの時間変化を示す図。 雑音の影響を説明するための図。 スペクトルの時間変化の一例を示す図。 着信制御部における着信制御の機能の一例を示すブロック図。 バイブレータの振動調節結果の例を示す図。 実施例1における携帯端末装置の制御処理の一例を示すフローチャート。 実施例2における制御部の機能の一例を示すブロック図。 実施例2における携帯端末装置の制御処理の一例を示すフローチャート。 実施例3における制御部の機能の一例を示すブロック図。 呼び出し音の増幅量と時間変化量との関係の一例を示す図。 実施例3における携帯端末装置の制御処理の一例を示すフローチャート。
30、31、32 制御部
40 バイブレータ
50 マイク
60 スピーカ
101 周波数分析部
102 スペクトル変動算出部
103 雑音推定部
104、204、301 着信制御部
141 バイブレータ制御部
142 呼び出し音制御部
201 光センサ
202 メモリ
203 受光変動出力部
以下、図面に基づいて実施例について説明する。
[実施例1]
<構成>
図1は、実施例1における携帯端末装置1のハードウェアの一例を示すブロック図である。携帯端末装置1は、アンテナ10、無線部20、制御部30、バイブレータ40、マイク50、スピーカ60、端末インタフェース部70を有する。
アンテナ10は、送信アンプで増幅された無線信号を送信し、また、基地局から無線信号を受信する。無線部20は、制御部30で拡散された送信信号をD/A変換し、直交変調により高周波信号に変換し、その信号を電力増幅器により増幅する。無線部20は、受信した無線信号を増幅し、その信号をA/D変換して制御部30に伝送する。
制御部30は、送信データの誤り訂正符号の追加、データ変調、拡散変調、受信信号の逆拡散、受信環境の判定、各チャネル信号の閾値判定、誤り訂正復号などのベースバンド処理などを行う。また、制御部30は、制御信号の送受信などの無線制御を行う。なお、ベースバンド処理は、制御部30とは別の構成が行うようにしてもよい。
端末インタフェース部70は、データ用アダプタ処理、ハンドセットおよび外部データ端末とのインタフェース処理を行う。
<機能>
次に、実施例1における携帯端末装置1の機能について説明する。図2は、実施例1における制御部30の機能の一例を示すブロック図である。図2に示すように、制御部30は、周波数分析部101、スペクトル変動算出部102、雑音推定部103、着信制御部104を含む。
周波数分析部101は、マイク50から入力音を取得し、取得した入力音に対し周波数分析を行う。入力音は、バイブ音や背景音などを含む。周波数分析は、例えば、高速フーリエ変換(FFT)や、ウェーブレット変換などの既知の技術を用いて行えばよい。
周波数分析部101は、例えば、入力音(8kHz)をFFT(256点)する。入力音はx(n)で表し、入力スペクトルをX(f)で表す。また、周波数分析部101は、入力スペクトルからパワースペクトルを以下の式(1)により算出する。
Figure 0005553112
S(f)は、パワースペクトルを表す。
周波数分析部101により求められたパワースペクトルS(f)は、スペクトル変動算出部102や雑音推定部103に出力される。
スペクトル変動算出部102は、周波数分析部101から取得したパワースペクトルから、時間的なパワースペクトルの変化量を算出する。以下では、この変化量の算出の仕方を、雑音の影響を除去する場合と除去しない場合とに分けて説明する。
(1)雑音の影響を除去しない場合
スペクトル変動算出部102は、以下の式(2)により、パワースペクトルの時間的な変化量(以下、時間変化量ともいう)を算出する。
Figure 0005553112
Δ:時間変化量の平均
t:フレーム番号
f:周波数番号
(f):tフレームのパワースペクトル
t−1(f):t−1フレームのパワースペクトル
low:算出する周波数の下限
high:算出する周波数の上限
count:測定する帯域の数
例えば、flow=0、fhigh=64(2kHz)とする。スペクトル変動算出部102は、算出した時間変化量Δを着信制御部104に出力する。なお、時間変化量Δは必ずしも平均をとる必要はなく、パワースペクトルの時間的な差分の累積でもよい。
図3は、スペクトルの時間変化を示す図である。図3に示す実線は、ある時刻のパワースペクトルS(f)を表し、点線は、ある時刻−1のパワースペクトルSt−1(f)を表す。これらのパワースペクトルの差分をとることで、スペクトル変動算出部102は、スペクトルの時間変化量を算出する。
(2)雑音の影響を除去する場合
スペクトル変動算出部102は、雑音推定部103から雑音スペクトルを取得する。雑音スペクトルは、以下の通り、雑音推定部103により求められる。
雑音推定部103は、周波数分析部101からパワースペクトルS(f)を取得する。雑音推定部103は、バイブレータ40の停止時のパワースペクトルS(f)から以下の式(3)を用いて雑音(ノイズ)のパワースペクトルnoise(f)を求める。携帯端末装置1は、自身でバイブレータ40を制御するので、バイブレータ40の停止時を容易に知ることができる。
Figure 0005553112
noise(f):雑音のパワースペクトル
a,b:係数 a+b=1、a,b>0
雑音推定部103は、所定時間のパワースペクトルを用いて推定した雑音パワースペクトルをスペクトル変動算出部102に出力する。
スペクトル変動算出部102は、雑音推定部103から取得した雑音パワースペクトルにより雑音を除去した所定の帯域において、パワースペクトルの時間変化量を算出する。
図4は、雑音の影響を説明するための図である。図4(A)は、全帯域で時間変化量を算出する場合について説明する。図4(A)に示すSp1は、ある時刻mの雑音のパワースペクトル、Sp2は、時刻m−1の雑音パワースペクトル、Sp3は、時刻mのバイブ音のパワースペクトル、Sp4は、時刻m−1のバイブ音のパワースペクトルを表す。図4(A)に示す帯域band1では、雑音のパワーが大きいので、正しいバイブ音のスペクトルにおける時間変化を測定できない。
図4(B)は、スペクトルの算出範囲を所定の帯域に絞った場合について説明する。図4(B)は、雑音の影響が小さい帯域band2において、スペクトルの時間変化量が算出される。これにより、バイブ音だけを分析することができ、時間変化量の算出精度を向上させることができる。なお、雑音を除去する所定の帯域の求め方として例えば以下の2通りが考えられる。
・所定の帯域(その1)
スペクトル変動算出部102は、雑音パワースペクトルが雑音の閾値未満の帯域を所定の帯域とする。この所定の帯域を用いて、スペクトル変動算出部102は、以下の式(4)により、スペクトルの時間変化量を算出する。
Figure 0005553112
noise(f):tフレームの雑音パワースペクトル
THRpow:雑音の閾値
雑音の閾値THRpowは、バイブ音より大きい値とし、予め実験などを行い適切な値を設定しておく。
・所定の帯域(その2)
スペクトル変動算出部102は、雑音パワースペクトルと、バイブ音のパワースペクトルとのレベル差がレベルの閾値以上の帯域を所定の帯域とする。この所定の帯域を用いて、スペクトル変動算出部102は、以下の式(6)により、スペクトルの時間変化量を算出する。
SNR=S(f)−noise(f) ・・・式(5)
Figure 0005553112
THRSNR:レベル(SNR)の閾値
SNRの閾値THRSNRは、例えば6dB(デシベル)であるとし、予め実験などを行い適切な値を設定しておく。
前述した2つの所定の帯域は、何れを用いてもよい。どちらか一方を用いるよう予めスペクトル変動算出部102に設定してもよいし、適宜選択させてスペクトル変動算出部102に設定してもよい。スペクトル変動算出部102は、雑音の影響を除去した所定の帯域において、スペクトルの時間変化量を求め、求めた時間変化量を着信制御部104に出力する。
また、スペクトル変動算出部102は、スペクトルの時間変化量を算出する場合、バイブレータ40の振動数及びその振動数の倍音の帯域のみを使ってもよい。これは、雑音を除去する場合も除去しない場合にも適用できる。スペクトル変動算出部102は、例えば式(4)又は式(6)の周波数fがバイブレータの振動数又はその振動数の倍音のときに、スペクトルの時間変化量を算出する。
これにより、必要最小限の周波数を用いて、スペクトルの時間変化量を算出することができる。この場合、スペクトル変動算出部102は、着信制御部104からバイブレータ40のバイブレーションモータの回転数を取得しておく。
着信制御部104は、スペクトル変動算出部102から取得したスペクトルの時間変化量Δから携帯端末装置1の接触状態を推定する。ここで、携帯端末装置1が机の上などの1つの面に接触している場合、時間変化量Δは小さい。また、携帯端末装置2が鞄の中や洋服のポケット中にあるなどの複数の面に接触している場合、時間変化量Δは大きい。
図5は、スペクトルの時間変化の一例を示す図である。図5(A)は、接触状態が変化しない場合のスペクトルの時間変化を示す。接触状態が変化しない場合とは、例えば机の上などの1つの面上に携帯端末装置1が置かれている場合である。図5(A)は、机の上に携帯端末装置1を置いた場合のバイブ音のスペクトルを示す。
図5(A)に示すSp5は、時刻sのパワースペクトル、Sp6は、時刻s−1のパワースペクトル、Sp7は、時刻s−2のパワースペクトルを表す。図5(A)に示すように、接触状態が変化しなければ、バイブ音のスペクトルは時間変化が小さいことがわかる。接触状態が変化しなければ、バイブ音はユーザに気づかれやすい。
図5(B)は、接触状態が変化する場合のスペクトルの時間変化を示す。接触状態が変化する場合とは、例えば鞄の中や洋服のポケットの中などの複数の面に携帯端末装置1が接触している場合である。図5(B)は、鞄の中に携帯端末装置1を入れた場合のバイブ音のスペクトルを示す。
図5(A)に示すSp8は、時刻sのパワースペクトル、Sp9は、時刻s−1のパワースペクトル、Sp10は、時刻s−2のパワースペクトルを表す。図5(B)に示すように、接触状態が変化すれば、バイブ音のスペクトルの時間変化が大きくなる。接触状態が変化すれば、バイブ音はユーザに気づかれにくい。
これにより、携帯端末装置1は、バイブ音のスペクトルの時間変化量に基づき、携帯端末装置1の筐体の接触状態を推定することができる。この接触状態を推定することで、適切な着信制御を行うことが可能になる。
着信制御部104は、着信信号を受信すると、バイブレータ40及び/又は呼び出し音の制御を行う。着信制御部104は、携帯端末装置1の接触状態に応じてバイブレータ40及び/又は呼び出し音を適切に制御する。
図6は、着信制御部104における着信制御の機能の一例を示すブロック図である。図6に示すように、着信制御部104は、バイブレータ制御部141、呼び出し音制御部142を含む。
バイブレータ制御部141は、バイブレータ40のモータ(図示せず)を制御する。バイブレータ制御部141は、接触状態が変化すると推定されていれば、バイブレータ40の振動数が大きくなるように制御する。バイブレータ制御部141は、接触状態が変化しないと推定されていれば、所定の振動数になるよう制御する。所定の振動数とは、通常の振動数などである。
バイブレータ制御部141は、マイク50からの入力音に雑音が存在する場合にバイブ音を分析しやすくするため、バイブレータ40の振動を調節してもよい。バイブレータ制御部141は、例えば、バイブレータ40の振動を大きくしたり、バイブ音の周波数を変化させたりする。以下、これらの方法について説明する。
・振動数(振幅)を制御
バイブレータ制御部141は、スペクトル変動算出部102により取得したバイブ振動時の入力音のパワースペクトルと、雑音のパワースペクトルのレベル差(SNR)を以下の式(7)により累積する。
Figure 0005553112
バイブレータ制御部141は、半径Rが異なる複数の分銅を有するバイブレーションモータの制御を行う。例えば、バイブレータ制御部141は、式(7)により求めたSNRがSNRの閾値THRSNR2より小さい場合、バイブレータ40の振動又は振幅を大きくするため、半径Rが大きい分銅に切り替える。
また、バイブレータ制御部141は、式(7)により求めたSNRが閾値THRSNR2以上である場合、通常の分銅を用いるようバイブレータ40の制御を行う。閾値THRSNR2は、例えば、3dBなどであり、実験などにより適切な値が設定されていればよい。
これにより、雑音の影響が大きい場合には、バイブレータ40の振動を大きくし(振幅を大きくし)、バイブ音におけるスペクトルの時間変化の算出精度を向上させることができる。
・周波数を制御
バイブレータ制御部141は、スペクトル変動算出部102により取得したバイブ振動時の入力音のパワースペクトルと、雑音のパワースペクトルのレベル差(SNRp)(式(5)により算出可能)を取得する。
バイブレータ制御部141は、取得したレベル差SNRpが、閾値THRSNR3より小さい場合をカウントする。これにより、レベル差が小さい帯域の数をカウントすることができる。バイブレータ制御部141は、このカウント値が、閾値THRcount以上である場合、バイブレーションモータの回転数を増加又は減少させるよう制御する。これにより、バイブ音のスペクトルのピーク値がでる周波数をずらすことができる。
図7は、バイブレータ40の振動調節結果の例を示す図である。図7(A)は、振幅を大きくしたスペクトルの例を示す。図7(A)に示すSp11は、雑音スペクトル、Sp12は、調節前のバイブ音のスペクトル、Sp13は、調節後のバイブ音のスペクトルを表す。図7(A)に示すように、半径Rが大きい分銅を用いて振動させると、バイブ音の振幅が大きくなる。
図7(B)は、周波数をずらしたスペクトルの例を示す。図7(B)に示すSp21は、雑音スペクトル、Sp22は、調節前のバイブ音のスペクトル、Sp23は、調節後のバイブ音のスペクトルを表す。図7(B)に示すように、バイブレーションモータの回転数を増加させることで、バイブ音のスペクトルは高周波の方にずれる。なお、バイブレーションモータの回転数を減少させることで、バイブ音のスペクトルを低周波の方にずらしてもよい。
図7に示すようなバイブレータ40の振動を調節することで、バイブ音におけるスペクトルの時間変化の算出精度を向上させることができる。
図6に戻り、呼び出し音制御部142は、接触状態が変化すると推定された場合、呼び出し音(着信音)を大きくするよう制御する。呼び出し制御部142は、接触状態が変化しないと推定された場合、設定されている呼び出し音がスピーカ60から出力されるよう制御する。
これにより、携帯端末装置1は、接触状態を推定し、推定した接触状態に基づいて、バイブレータ40や呼び出し音を適切に制御することができる。
<動作>
次に、実施例1における携帯端末装置1の動作について説明する。図8は、実施例1における携帯端末装置1の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図8に示すステップS101で、バイブレータ制御部141は、着信時又はタイマにより定期的にバイブレータ40を始動させる。
ステップS102で、周波数分析部101は、マイク50からバイブ音を含む入力音を取得する。
ステップS103で、周波数分析部101は、入力音に対し、例えばFFTなどの周波数分析を行う。
ステップS104で、スペクトル変動算出部102は、スペクトルの時間変化量の算出を行う。この際、スペクトル変動算出部102は、雑音を除去した所定の帯域で、スペクトルの時間変化量の算出を行ってもよい。
ステップS105で、着信制御部104は、時間変化量が閾値未満か否かを判定する。閾値未満であれば(ステップS105−YES)、ステップS106に進み、閾値以上であれば(ステップS105−NO)、ステップS107に進む。
ステップS106で、着信制御部104は、携帯端末装置1の接触状態が変化しないと判定する。
ステップS107で、着信制御部104は、携帯端末装置1の接触状態が変化すると判定する。
ステップS108で、着信制御部104は、接触状態の推定結果によって、着信時のバイブレータ40及び/又は呼び出し音を適切に制御する。例えば、接触状態が変化すると推定された場合、着信制御部104は、バイブレーションモータの回転数を増加させたり、呼び出し音を増加させたりする。接触状態が変化しないと判定された場合、着信制御部104は、事前に設定されていたバイブレーションモータの回転数で回転させたり、設定されている呼び出し音量をスピーカ60から出力させたりする。
以上、実施例1によれば、スペクトルの時間変化量を算出して接触状態を推定し、推定した接触状態に基づき、バイブレータ40や呼び出し音を適切に制御することができる。また、実施例1によれば、雑音の影響を除去した所定の帯域で時間変化量を算出することで、算出精度を向上させることができる。また、実施例1によれば、雑音の影響が大きいと判定した場合、バイブレータ40の振動を調節することで、バイブ音を大きくしたり、バイブ音の周波数をずらしたりしてバイブ音を検出しやすくする。
[実施例2]
次に、実施例2における携帯端末装置1について説明する。実施例2では、携帯端末装置1の筐体の受光状態が変化したときに、接触状態の判定を行う。受光状態が変化すると、接触状態が変わった可能性があるからである。実施例2における携帯端末装置1のハードウェアは、後述する光センサ201、メモリ202を含み、その他は実施例1におけるハードウェアと同様である。
<機能>
次に、実施例2における携帯端末装置1の制御部31の機能について説明する。図9は、実施例2における制御部31の機能の一例を示すブロック図である。図9に示すように制御部31は、周波数分析部101、スペクトル変動算出部102、雑音推定部103、着信制御部204、受光変動出力部203を含む。図9に示す機能において、図2に示す機能と同様の機能は同じ符号を付し、その説明を省略する。
まず、光センサ201は、筐体に受ける光を受光する。光センサ201は、所定の光量を有する受光信号の受光時間uを計測し、受光時間uが閾値THRlight以上であるか否かを判定する。閾値THRlightは、例えば30秒とするが、実験などにより適切な値が設定されればよい。
光センサ201は、受光時間uに基づき、筐体の受光状態を設定する。受光状態については、「明るい状態」を示すフラグ、「暗い状態」を示すフラグが、メモリ202に設定される。メモリ202は、受光状態を表すフラグを記憶する。
・受光状態が「明るい状態」のとき
光センサ201は、受光時間uが閾値THRlight以上であれば、メモリ202のフラグはそのままにし、閾値THRlight未満であれば、「暗い状態」を示すフラグをメモリ202に設定する。
・受光状態が「暗い状態」のとき
光センサ201は、受光時間uが閾値THRlight未満であれば、メモリ202のフラグはそのままにし、閾値THRlight以上であれば、「明るい状態」を示すフラグをメモリ202に設定する。
制御部31の受光変動出力部203は、受光状態の変化を検知した場合、着信制御部204にバイブレータ40の振動命令を出力する。受光変動出力部203は、受光状態の変化について、例えば、メモリ202のフラグが変更されたことで検知できる。
なお、受動変動出力部203は、自身で受光状態のフラグを有し、光センサ201から受光時間uを直接取得することで、受光環境の変化を検知するようにしてもよい。
着信制御部204は、受光変動出力部203からバイブレータ40の振動命令を受信した場合、バイブレータ40を振動させる。制御部31は、これにより、接触状態の推定を開始する。接触状態の推定については、実施例1と同様である。
これにより、受光状態の変化をトリガにして、接触状態の推定を開始することができ、無駄な接触状態の推定を削減することができる。
<動作>
次に、実施例2における携帯端末装置1の動作について説明する。図10は、実施例2における携帯端末装置1の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図10に示すステップS201で、受光変動出力部203は、受光状態が変化したか否かを判定する。例えば、受講変動出力部203は、メモリ202のフラグが変更された場合に受光状態が変化したと判定する。
以降のステップS202〜S209は、図8に示すステップS101〜S108の処理と同様であるため、その説明を省略する。
以上、実施例2によれば、受光状態の変化をトリガにして、接触状態の推定を開始することができ、無駄な接触状態の推定を削減することができる。
[実施例3]
次に、実施例3における携帯端末装置1について説明する。実施例3では、スペクトルの時間変化量に応じて着信制御を段階的に行う。これにより、接触状態の程度に応じて、適切な着信制御を行うことができる。実施例3における携帯端末装置1のハードウェアは、実施例1におけるハードウェアと同様である。
<機能>
次に、実施例3における携帯端末装置1の制御部32の機能について説明する。図11は、実施例3における制御部32の機能の一例を示すブロック図である。図11に示すように制御部32は、周波数分析部101、スペクトル変動算出部102、雑音推定部103、着信制御部301を含む。図11に示す機能において、図2に示す機能と同様の機能は同じ符号を付し、その説明を省略する。
図11に示す着信制御部301は、スペクトル変動算出部102からスペクトルの時間変化量を取得する。着信制御部301は、取得した時間変化量に応じて、バイブレータ40の振動数、呼び出し音の増幅量を制御する。
図12は、呼び出し音の増幅量と時間変化量との関係の一例を示す図である。図12に示すように、スペクトルの時間変化量が大きくなるほど、呼び出し音のゲインが大きくなるように制御される。着信制御部301は、図12に示すような関数g=G(Δ)を定義し、時間変化量Δに応じてゲインを決定するようにすればよい。
なお、図12に示すgmaxは、最大増幅量を表し、閾値THRslowは、時間変化量の閾値下限を表し、閾値THRshighは、時間変化量の閾値上限を表す。
また、着信制御部301は、バイブレータ40の振動数についても、図12に示すように、時間変化量が大きくなるほど、バイブレータ40の振動数を増加させるような制御を行う。これにより、接触状態の程度に応じて、適切な着信制御を行うことができる。
<動作>
次に、実施例3における携帯端末装置1の動作について説明する。図13は、実施例3における携帯端末装置1の制御処理の一例を示すフローチャートである。
図13に示すステップS301〜S304は、図8に示すS101〜S104の処理と同様であるため、その説明を省略する。
ステップS305で、着信制御部301は、スペクトル変動算出部102から取得したスペクトルの時間変化量に応じて、着信制御を行う。例えば、着信制御部301は、時間変化量が大きくなるほど、バイブレータ40の振動数及び/又は呼び出し音の増幅量を増加させる(図12参照)。
以上、実施例3によれば、接触状態の程度に応じて、適切な着信制御を行うことができる。
[変形例]
また、前述した実施例1乃至実施例3で説明した制御処理を実現するためのプログラムを記録媒体に記録することで、各実施例での処理をコンピュータに実施させることができる。
また、このプログラムを記録媒体に記録し、このプログラムが記録された記録媒体をコンピュータや携帯端末装置に読み取らせて、前述した制御処理を実現させることも可能である。なお、記録媒体は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
以上、各実施例について詳述したが、特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された範囲内において、種々の変形及び変更が可能である。また、前述した各実施例の構成要素を全部又は複数を組み合わせることも可能である。

Claims (6)

  1. 筐体を振動させるバイブレータと、
    マイクからの入力音に対して周波数分析を行う分析部と、
    前記バイブレータの動作時の前記筐体の振動時の入力音に対して前記分析部により求められたスペクトルの時間的な変化量を算出する算出部と、
    前記算出部により算出された時間的な変化量が大きいほど、前記バイブレータの振動数を高くする制御及び/又は呼び出し音の音量を大きくする制御を行う制御部と、
    を備える携帯端末装置。
  2. 前記算出部は、
    所定の帯域内におけるスペクトルの時間的な変化量を算出する請求項1記載の携帯端末装置。
  3. 振動停止時の入力音におけるスペクトルから雑音スペクトルを推定する推定部をさらに備え、
    前記算出部は、
    前記推定部により推定された雑音スペクトルと、振動時のスペクトルとを比較することで設定した帯域において前記変化量を算出する請求項2記載の携帯端末装置。
  4. 前記制御部は、
    前記バイブレータの振動数に対応する帯域及び該振動数の倍音の帯域で、前記変化量を算出する請求項1記載の携帯端末装置。
  5. 光センサからの受光信号に基づいて、前記制御部に対して前記バイブレータの振動命令を出力する出力部をさらに備える請求項1乃至4いずれか一項に記載の携帯端末装置。
  6. 携帯端末装置における携帯端末装置制御方法であって、
    バイブレータの動作による筐体の振動時に、マイクからの入力音に対して周波数分析を行い、
    周波数分析結果のスペクトルの時間的な変化量を算出し、
    算出された時間的な変化量が大きいほど、前記バイブレータの振動数を高くする制御及び/又は呼び出し音の音量を大きくする制御を行う携帯端末装置制御方法。
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