JP5552575B2 - アルツハイマー病治療用医薬の製造におけるα−マンゴスチンの使用 - Google Patents

アルツハイマー病治療用医薬の製造におけるα−マンゴスチンの使用 Download PDF

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Description

本発明は、薬理学及び化学生物学分野に関するもので、具体的には、アルツハイマー病治療用医薬の製造におけるAβ凝集阻害剤としてのα−マンゴスチン(Mangostin)の使用に関するものである。
アルツハイマー病(Alzheimer’s disease,AD)は、進行性に発展する致死的退行性神経疾患であり、その臨床症状は、認知及び記憶機能の低下、日常生活能力の進行性減退、並びに各種の神経精神症状及び行為障害がある。
Aβ凝集沈着は、アルツハイマー病発展の重要な病理過程である。Aβ凝集沈着の進行に従って、強い神経毒作用のあるAβオリゴマー、及びアルツハイマー病の重要な病理症状となる銀親和性老人斑が形成される。研究によれば、凝集状態のAβの注射によって、マウスなどにアルツハイマー病の症状を発生させることができ、Aβの凝集沈着の抑制によって、臨床前(細胞モデル、動物モデル)及び臨床治療の研究においてアルツハイマー病患者の病況発展の抑制、病理症状及び学習記憶能力の改善などの作用が積極的に現れた。したがって、Aβ凝集沈着抑制剤は、アルツハイマー病の治療の希望として見られ、このような抑制剤の開発がアルツハイマー病の研究の重要な課題となっている。
α−マンゴスチン(α−mangostin)は、東南アジアの現地薬であるマンゴスチン(mangosteen)からの抽出物であって、主にマンゴスチンの果皮に存在しており、現在、人工で合成することもできる。α−マンゴスチンの構造式は、以下のとおりである。
α−マンゴスチンは、所定の作用濃度で酸性スフィンゴミエリナーゼに対して抑制作用があり、トポイソメラーゼI及びIIに対しても抑制作用があるとともに、エルガミン(ergamine)H1受容体の競合的拮抗剤であり、臨床において、エルガミンの放出による過敏性疾病を治療できることが公開されている。
現時点では、Aβ凝集沈着の抑制及びアルツハイマー病用医薬の製造におけるα−マンゴスチンの使用に関する報告はまだない。
本発明の目的は、従来技術における問題を解決し、α−マンゴスチンの医学上の新用途を提供すること、即ち、アルツハイマー病用医薬の製造におけるα−マンゴスチンの使用を提供することにある。
本発明において、前記α−マンゴスチンは、天然抽出物でもよく、人工合成化学品でもよい。α−マンゴスチンをAβとともにインキュベートすることにより、Aβの凝集沈着が明らかに抑制されることを見出した。Aβオリゴマーの形成前又は形成後にα−マンゴスチンを投与したところ、いずれもAβオリゴマーの含有量が低減された。哺乳動物の神経細胞にα−マンゴスチンを投与したところ、α−マンゴスチンは、神経保護作用を有し、Aβオリゴマーによる神経毒作用に効果的に対抗でき、哺乳動物の神経細胞の正常生理機能を強化でき、哺乳動物の神経細胞の正常細胞形態を維持できることを見出した。実験結果によると、細胞機能を示す細胞膜透過性、ミトコンドリア膜電位及び細胞核形態などの指標が改善されたことが明らかになった。哺乳動物に供給する任意の医薬製剤にα−マンゴスチンを含ませて、アルツハイマー病にかかった哺乳動物に投薬すると、哺乳動物の学習記憶能力を著しく改善でき、アルツハイマー病症状の治療作用を発揮した。
一つの好ましい実施形態において、α−マンゴスチン治療薬は経口で投薬される。人間に用いられるα−マンゴスチンの投与量範囲は、50ナノグラム/キログラム体重(50ng/kg)から200マイクログラム/キログラム体重(200μg/kg)までである。好ましい投与量範囲は、500ナノグラム/キログラム体重(500ng/kg)から50マイクログラム/キログラム体重(50μg/kg)までである。本発明の開示を参照すると、当業者は、人間に適合する本開示のいかなる製剤の投与量範囲も、人の投与量≒マウス投与量/12という公式を参考にできると理解できるだろう。エルガミンH1の受容体拮抗作用作用濃度(一般に>10−6モル/リットル)よりも低い場合、α−マンゴスチンはAβ凝集沈着の抑制特性が現れ、アルツハイマー病の病理過程に対する干渉及び病理症状の改善を実現できた。
本発明のα−マンゴスチン治療薬は、注射により投薬でき、皮下注射及び静脈注射を含む。
本発明の医薬は、錠剤、粒剤、カプセル剤、粉末注射剤のうちのひとつであってもよく、徐放性ドラッグデリバリーの任意の剤型である。
α−マンゴスチンは、全く新しい作用濃度でAβ凝集沈着の抑制特性が現れ、それとともに、神経保護作用を有し、Aβオリゴマーによる神経毒作用に効果的に対抗でき、哺乳動物神経細胞の正常な生理機能を強化でき、哺乳動物の神経細胞の正常細胞形態を維持でき、アルツハイマー病の病理過程に対する干渉及び病理症状の改善を実現できた。アルツハイマー病の治療のために新しい道を提供した。
本発明に記載されたアルツハイマー病の用語、例えば、Aβ、Aβ凝集沈着、Aβオリゴマー、神経保護作用、神経毒作用、学習記憶能力改善(逃避潜伏時間及び遊泳距離)及び吸光度、直線関係、正の相関関係、統計学的意義などは、本分野で一般的に使用される用語である。したがって、これらの用語は、本発明において一般的な科学用語であり、本発明の範囲を限定するものではない。
以下、本発明の具体的実施形態を添付図面に従って詳しく説明する。
α−マンゴスチンとAβとのドッキングモデル図である。ここで、α−マンゴスチンの3位におけるフェノール性ヒドロキシル基及び6、7位におけるフェノール性ヒドロキシル基がそれぞれAβの第23位におけるアスパラギン酸(Asp23)及び第16位におけるリシン(Lys16)と水素結合を形成し、さらに、α−マンゴスチンが第19位におけるフェニルアラニン(Phe19)及び第22位におけるグルタミン酸(Glu22)と直接相互作用し、その作用力は主にベンゼン環間π−π共役及びファンデルワールス力である。 α−マンゴスチンと結合したAβがαヘリックス配座を保持する図である。 各種の抑制剤によりAβの凝集沈着を抑制した実験結果図である。ここで、Aβの凝集沈着程度を、蛍光染料としてのチオフラビンT(Thioflavin−T)により表現した。蛍光強度が強ければ強いほど、凝集沈着程度が高い。レスベラトロール、クルクミン、ヨウ化プロピジウムは、周知のAβ凝集沈着抑制剤であり、Aβモル濃度1:1、インキュベート条件(摂氏37度)の場合、α−マンゴスチンは、前記周知の抑制剤に比べて、Aβ凝集析出に対する抑制能力がより優れており、24時間に亘り、Aβの凝集沈着がほぼ完全に抑制された。 Aβオリゴマー濃度と吸光度との直線関係図である。ここで、Aβオリゴマー濃度は、酵素免疫測定法(enzyme−linked immunosorbent assay)により測定した。所定の濃度範囲において、Aβオリゴマー濃度と測定された吸光度(OD450)とが直線関係にあり、決定係数のR2乗値が0.98に等しい。 α−マンゴスチンによるAβオリゴマーの低減を示すグラフである。Aβのインキュベート開始時にα−マンゴスチンを加えることによって、Aβオリゴマーの形成が明らかに抑制され、その抑制程度と加えたα−マンゴスチンの量とは正の相関関係となる。形成されたAβオリゴマーにα−マンゴスチンを加えると、オリゴマー状態が破壊されて単体状態に戻り、Aβオリゴマーの低減程度と加えたα−マンゴスチンの量とが正の相関関係となる。 α−マンゴスチンの神経保護作用を示す実験結果図。ここで、Aβオリゴマーの神経毒作用は、神経細胞核の大きさ、細胞膜透過性、ミトコンドリア膜電位などの指標に対する影響として現れる。α−マンゴスチンは、神経細胞の前記機能、形態指標を一定の程度に回復でき、その効果がα−マンゴスチンの投薬濃度とベル型曲線関係にある。#は、モデル群が正常群に比べてP<0.05になることを示し、*は、α−マンゴスチン投薬群がモデル群に比べてP<0.05になることを示し、**は、α−マンゴスチン投薬群がモデル群に比べてP<0.01になることを示す。 α−マンゴスチンにより、アルツハイマー病にかかったモデルマウス(SAM−P8)の学習記憶機能を改善した実験結果図である。ここで、SAM−P8品系のマウスは、現在、認められているアルツハイマー病の治療薬の効果を評価する動物モデルである。所定の時間(6ヶ月齢以上)飼育されたマウスにアルツハイマー病の症状が明らかに現れ、行動学的水迷路実験において表現される。正常のマウスに比べて、逃避台に行くまでの逃避潜伏時間及び遊泳距離が明らかに増えた。α−マンゴスチンは、このような症状を明らかに改善できる。#は、モデル群が正常群に比べてP<0.05になることを示し、##は、モデル群が正常群に比べてP<0.01になることを示し、*は、α−マンゴスチン投薬群がモデル群に比べてP<0.05になることを示し、**は、α−マンゴスチン投薬群がモデル群に比べてP<0.01になることを示す。
以下、実施例により、本発明の治療薬の製造、使用及び評価の方法を当業者に公開するが、本発明を限定するものではない。本発明の範囲は、それに限定されない。本発明に係る実施例は、できるだけデータ(たとえば、数量、濃度など)の正確性を保持しようとするものであるが、ある実験において誤差や変動が存在することも許容される。
実験材料及び方法
本発明では、8ヶ月齢のSAM−P8雌マウスを動物モデルとする。すべての実験マウスに係る実験プロセスは、米国国立衛生院の実験動物規則に従って行われ、具体的には、特殊の無菌環境における飼育、温度を摂氏23〜25度に、湿度を55±5%に制御し、12時間間隔の照光などを含む。
本実験で使用した哺乳動物の神経細胞は、15日齢のSDラットの脳海馬領域の神経細胞から培養して得られ、神経細胞培養に使用した培養基は、専用の神経細胞培養液で、Neurobasal、2%のB27及び1%のグルタミンを含むが、いずれも市販品であり、製造会社から提供された取扱説明書に従って使用した。
本発明で使用したα−マンゴスチンは、植物から抽出したもの又は化学合成により得られたもので、その製造場所は、GMP製造資格を持っている。Aβは、Sigma−Aldrich中国支社から購入した純品であり、高効率液相検出純度>98%である。また、その他の材料も市販品であり、製造会社から提供された取扱説明書に従って使用した。
各実験群の投薬濃度、投与量は、使用したモデルに応じて調整できる。分子実験において、α−マンゴスチン濃度によりAβ濃度を確定し、モル濃度単位で調整し、公知のAβ凝集阻害剤と比較した。細胞実験において、α−マンゴスチン濃度を依然としてモル濃度単位で調整し、提供される選択濃度範囲は50ピコモル/リットル(50pmol/L)から500ナノモル/リットル(500nmol/L)である。動物実験において、慣例によれば、α−マンゴスチンの濃度を重量/動物体重で調整する。提供される投与量の範囲は、低、中、高の3つのレベルに分け、それぞれ、1マイクログラム/キログラム体重、10マイクログラム/キログラム体重、及び100マイクログラム/キログラム体重であり、経口o.p.(固体粒子剤)形態で投薬する。
実施例1
α−マンゴスチンとAβとの結合モデルのコンピュータによるシミュレーション
タンパク質構造のデーターベースPDBからAβ1−40の核磁気共鳴NMR構造(PDB:1BA4)を分子シミュレーションソフトMOEに取り込んだ。水分子及びその他の核磁気共鳴実験時に加えた雑分子を除去し、核磁気共鳴実験時に脱落した水素原子を埋め込んだ後に、MOEソフトにおける荷電平衡プログラム及びエネルギー最適化プログラムによりAβ1−40の3次元シミュレーション構造を作り上げた。
分子シミュレーションソフトMOEにおいてα−マンゴスチンの2次元シミュレーション構造を作り上げ、MOEソフトにおける荷電平衡プログラム及びエネルギー最適化プログラムにより分子の3次元シミュレーション構造を作り上げた。
Aβ1−40の3次元シミュレーション構造において特定の配座を有さない領域(第1から13位まで)を除去し、MOEソフトにおける自動ドッキングプログラムにより、α−マンゴスチン分子の3次元シミュレーション構造をAβ1−40の3次元シミュレーション構造にドッキングし、可能な結合モデルを20個優先的に選択した。荷電平衡及びエネルギー最適化後に、最適化の結合モデルが得られた。
実験結果は、図1に示すように、α−マンゴスチンがAβ表面の第16から23位までの領域に結合している。この領域は、極性アミノ酸の集中する領域であって、Aβ配座がαヘリックスからβヘアピンへ変換するキーとなるβターン領域である。α−マンゴスチンは、その分子の表面の3位におけるフェノール性ヒドロキシル基及び6、7位におけるフェノール性ヒドロキシル基でそれぞれAβの第23位のアスパラギン酸(Asp23)及び第16位のリシン(Lys16)と水素結合を形成する。α−マンゴスチンの母核キサンテンにおける一つのベンゼンがAβの第19位のフェニルアラニン(Phe19)とπ−π共役を形成する。これらの結合により、α−マンゴスチンがAβ配座変換のキー領域に嵌め込まれ、αヘリックス配座の維持又はβヘアピン配座からαヘリックス配座への変換を実現でき(図2を参照)、未結合のAβのαヘリックス配座とほぼ一致し(RSMD値が0.91Åである)、両者の結合自由エネルギーは−68.76キロカロリー/モルである。
実施例2
Aβの凝集沈着に対するα−マンゴスチンの抑制作用の蛍光動力学法による測定
1ミリグラムのAβを500マイクロリットルのヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し、室温で120分間置き、間欠的に振動させた。そして、高純度の窒素によりヘキサフルオロイソプロパノールを乾燥させた後に、100マイクロリットルのジメチルスルホキシドを加え、2.3ミリモル/リットルのAβ原液を調製し、摂氏−20度で保存した。Aβ原液をジメチルスルホキシドで希釈した後に、2マイクロリットル取って16マイクロリットルの0.215モル/リットル、pH値8.0のリン酸ナトリウム緩衝液に加えることで、最終的には、100マイクロリットルの体系においてAβ濃度が25マイクロモル/リットルになるようにした。そして、25マイクロモル/リットルのα−マンゴスチン又はその他の抑制剤又は対応するブランク溶剤を2マイクロリットル加え、30分間インキュベートしてから、10マイクロモル/リットルのチオフラビンTを含む50ミリモル/リットル、pH8.5のグリシン−水酸化ナトリウム溶液を80マイクロリットル加えた後、蛍光検出マイクロウェルプレートに移転し、多機能マイクロプレートリーダーに入れて蛍光動力学検出を行った。検出プログラムは、計器の温度を摂氏37度に保持し、振動頻度を240回/分に、半径を2ナノメートルに、レーザー光波長を446ナノメートルに、発射光の波長を485ナノメートルに、検出帯域幅を5ナノメートルに、検出頻度を1回/30分間に設定した。蛍光強度を記録し、集計図を作成した。
実験結果は、図3に示すように、蛍光動力学曲線が、潜伏期、凝集期及び安定期の特徴を示す。ここで、単独にインキュベートされたAβは、4時間インキュベートされた後(曲線の出発点)に、凝集期に入り、蛍光強度が著しく上昇した。そして、24時間のインキュベーションにおいて、安定期が現れていない。例えば、レスベラトロール、クルクミンなどの国内外でアルツハイマー病の臨床治療研究に入ったAβ凝集阻害剤を加えた場合、Aβ凝集の潜伏期が1〜2時間延長され,5〜6時間インキュベートされた後に凝集期に入り、約15時間インキュベートされた後に凝集の安定期に入った。最大の蛍光強度は、Aβを単独でインキュベートした場合に比べて、それぞれ60%〜50%まで低下した。ヨウ化プロピジウムの作用により、Aβは24時間のインキュベーションにおいて少量の凝集が現れ、6時間インキュベート後に凝集期に入るが、10時間後に安定期になり、最大の蛍光強度が10%まで低下した。α−マンゴスチンは、Aβ凝集に対する抑制能力がヨウ化プロピジウムよりもさらに優れる。Aβは、α−マンゴスチンにより、インキュベーションの24時間内で明らかな凝集期が現れていない。
実施例3
α−マンゴスチンによるAβオリゴマーの削減の酵素免疫測定法による測定
1ミリグラムのAβを500マイクロリットルのヘキサフルオロイソプロパノールに溶解し、室温に置いた。100マイクロリットルの溶液を取って清浄な1.5ミリリットルの遠心分離管に移し、900マイクロリットルの滅菌脱イオン水を加えた後に、室温で静置した。遠心分離した後に、上清を取って別の清浄な1.5ミリリットルの遠心分離管に移し、高純度の窒素によりヘキサフルオロイソプロパノールを穏やかに乾燥させた。その後に、溶液にマイクロ撹拌子を設置し、摂氏22度、500回/分の条件で撹拌し、48時間インキュベートしてから、得られた生成物を所定の体積取って、Aβオリゴマーが1マイクロモル/リットルになるまで希釈した。ここで、最終濃度がそれぞれ5マイクロモル/リットル、2マイクロモル/リットル、1マイクロモル/リットル、0.5マイクロモル/リットル及び0.2マイクロモル/リットルのα−マンゴスチンを加えて、摂氏22度、500回/分の条件で引き続き振動させて12時間インキュベートした。または、インキュベート前に、最終濃度がそれぞれ5マイクロモル/リットル、2マイクロモル/リットル、1マイクロモル/リットル、0.5マイクロモル/リットル及び0.2マイクロモル/リットルのα−マンゴスチンを加えた。溶液にマイクロ撹拌子を設置し、摂氏22度、500回/分の条件で撹拌し、48時間インキュベートした。
得られた溶液を、予め100マイクロリットルのAβモノクローナル抗体(6E10)で被覆された96穴のマイクロウェルプレートに移転し、摂氏37度で1時間インキュベートしてから、洗浄緩衝液で3回洗浄した後に、100マイクロリットルのオリゴマー特異抗体(A11)を加えた。洗浄緩衝液で5回洗浄した後、100マイクロリットルの西洋ワサビペルオキシダーゼ結合ヒツジ抗ウサギ二次抗体(lgG−HRP)を加えた。洗浄緩衝液で5回洗浄した後に、15分間着色した。着色終止後に、マイクロプレートリーダーによりデータを読み込み、集計、作図及び計算を行った。
実験結果は、図4乃至図5に示すように、Aβオリゴマー濃度が10−9〜10−6モル/リットルの範囲にある場合、その濃度が酵素免疫測定法による吸光度と直線関係にあり、決定係数のR2乗値が0.98に等しい。この濃度範囲において、酵素免疫測定法でα−マンゴスチンによるAβオリゴマーの削減を測定することは、科学的に可能である。α−マンゴスチンは、濃度依存的に、Aβオリゴマーの形成を抑制、分解できる。ここで、α−マンゴスチンとAβオリゴマーとのモル比率が5:1になる場合、即ち、5マイクロモル/リットルのα−マンゴスチンを加えた場合、Aβオリゴマーの生成を14.15±2.86%までに低減できるとともに、形成されたAβオリゴマーを元の39.58±3.25%までに低減できた。Aβオリゴマーの生成を抑制するα−マンゴスチンの半数阻害濃度IC50は、1.09±0.54マイクロモル/リットルであり、Aβオリゴマーを分解する半数阻害濃度IC50は、1.59±0.82マイクロモル/リットルである。
実施例4
α−マンゴスチンの神経保護作用に対するハイコンテントアナリシス
生まれてから15日目のSDラットに、マウス用エーテルを注射して、腹を切開し、解剖液を収容した無菌の平皿に胎芽を移した。胎芽の頭を取り出して、予め冷却された解剖液を収容した平皿に入れた。そして、眼科用の湾曲鉗子及び直線鉗子を1本ずつ用意し、直線鉗子を両眼窩のところから差し込んで、頭部を固定し、湾曲鉗子を頭部の矢状縫合に沿って挿入し、前から後ろに向けて、脳膜及び頭蓋骨を引き裂き、脳を取り出した。脳の海馬を取って、予め冷却された解剖液を収容した平皿に入れ、75%のアルコールにより消毒したはさみで細かく切断した。細かく切断した組織を平皿からマーク付きの15ミリリットルのプラスチック遠心分離管に移行し、管の底部まで自然沈降させた後に、管内の液体を吸い取った。さらに、0.05%のトリプシンを2ミリリットル加えて、試験管を数回反転した後に、摂氏37度の培養器に入れて5分間消化させた後(2分ごとに取り出して均一になるように揺動した)、消化を終止し、細口のガラスストロー管により細胞を分散させるように吹きつけた。そして、5分間静置してから、遠心分離管の底部の少量の結合組織沈降物を吸い取った。上清を遠心分離した後に取り除き、残った沈降物を穏やかにタッピングした。そして、10%のウシ胎仔血清を含むDMEM緩衝液を2ミリリットル加え、沈降物と培養液とを均一に混合するように吹きつけ、0.1マイクロリットル吸い取って、顕微鏡により計数した。希釈し、プレートに植え付けてから、5%二酸化炭素の細胞培養器に置いて、摂氏37度で培養した。植え付けてからの2日目に新鮮な神経細胞培養液1ミリリットルを交換した。
ハイコンテント多毒性検出キットIIにおける活細胞染料保存液を作用濃度まで希釈した。50マイクロリットル/穴の比率で、調製された活細胞染料作用液を96穴プレート培養の初代培養神経細胞に加え、摂氏37度、5%の二酸化炭素の培養器に置いて30分間培養した。上清を穏やかに除去してから、予め摂氏37度に加熱された固定液を加えた。上清を穏やかに除去してから、100マイクロリットル/穴の洗浄液で洗浄した。上清を穏やかに除去してから、100マイクロリットル/穴の細胞核染料を加え、室温で光を避けて10分間培養した。100マイクロリットル/穴の洗浄液で洗浄した後に、200マイクロリットル/穴の洗浄液を加えた。プレートを密封した後に、ハイコンテント計器により検出した。検出後の結果をハイコンテント細胞健康性状プログラム(Cell Health Profiling BioApplication)により分析を行った。
実験結果は、図6に示すように、1マイクロモル/リットルのAβオリゴマーが初代培養神経細胞に対して大きな毒性作用を生じ、神経細胞の形態を明らかに変えたほか、神経細胞の機能にも直接的な影響を与えた。具体的には、神経細胞核の大きさ、細胞膜透過性、ミトコンドリア膜電位などの指標に対する影響として現れた。α−マンゴスチンは、濃度依存(ベル型曲線特徴)的にAβオリゴマーによる神経毒に対抗でき、神経保護作用を発揮した。例えば、50ナノモル/リットルのα−マンゴスチンは、細胞膜透過性を損傷時の173.75± 6.82%から107.75± 9.39%までに低下させ、ミトコンドリア膜電位を損傷時の70.25± 6.97%から105.25± 5.84%までに向上させ、損傷したモデル群に比べて顕著な統計学的差異があり(P <0.01)、正常対照群に比べて統計学的差異がない(P >0.05)。
実施例5
α−マンゴスチンによるSAM−P8マウスの学習記憶機能の改善作用の水迷路実験による評価
SAM−P8マウスを秤量してから、ランダムにモデル群、α−マンゴスチンの低、中、高(1マイクログラム/キログラム体重、10マイクログラム/キログラム体重及び100マイクログラム/キログラム体重)3つの投与量群、陽性対照群であるレスベラトロール10ミリグラム/キログラム体重g群との5つの群に分けた。正常群は、SAM−R1マウスを使用した。薬剤を餌に混入して、群分け後の3日目(6ヶ月齢になる)から実験完了まで投薬した。また、正常群、モデル群には、同量の餌を供給した。
SAM−P8マウスは、8ヶ月齢になったら、Morris水迷路位置決め航行実験を行った。実験において、水温度を摂氏22±0.5度に制御し、頭を壁に向けるとともに背を水面に向けるように実験動物を入水点に投入し、100秒以内で入水点から逃避台までに行く軌跡をコンピュータにより自動的に記録して、逃避台までの時間を記録した(すなわち、逃避潜伏時間)。100秒内に逃避台まで行けなかった場合、マウスを直線方向に沿って逃避台まで泳ぐようにガイドし、逃避台に30秒間立たせた。6時間間隔をあけて、毎日2回テストし、連続3日間テストした。位置決め航行実験完了後に、1日あけて、逃避台を撤去し、マウスを入水点から水に投入し、初めて元の逃避台までに行く時間、及び元の逃避台を通過した回数を測定した。
実験結果は、図7に示すように、訓練の進行に従い、モデル群を含めてすべてのマウスの逃避潜伏時間及び遊泳経路が漸次に短くなり、正常群に比べて、モデル群のマウスの逃避潜伏時間及び遊泳経路が明らかに増加した(P<0.05及びP<0.01)。α−マンゴスチンにより、逃避潜伏時間及び遊泳経路が明らかに短くなり、特に2日目の実験において、α−マンゴスチンは、陽性薬剤としてのレスベラトロールに比べて、逃避潜伏時間の短縮作用において明らかに優れていた。10マイクログラム/キログラム体重のα−マンゴスチン投薬群は、逃避潜伏時間が46.16±5.51秒まで短縮され、モデル群の72.17±10.09秒に比べて、統計学的差異を有し(P<0.05)、正常群に比べて統計学的差異がなかった。
3日目の実験後には、レスベラトロールによっても良好な学習記憶能力の改善が現れ、モデル群に比べて逃避潜伏時間及び遊泳経路が著しく短縮され、統計学的意義があった。α−マンゴスチンは、その効果がより優れ、10マイクログラム/キログラム体重のα−マンゴスチン投薬群の逃避潜伏時間がそれぞれ40.02±4.16秒及び19.05±3.27秒に短縮され、モデル群の55.66±5.51秒及び39.93±4.12秒に比べて、統計学的差異があり(P<0.05及びP<0.01)、正常群に比べて統計学的差異がなかった。遊泳距離もそれぞれ438.78±46.02センチメートル及び223.15± 31.29センチメートルまでに短縮され、モデル群の773.06± 65.54秒及び543.13± 56.72秒に比べて統計学的差異を有し(P<0.01)、正常群に比べて統計学的差異がない。
現在、レスベラトロールは、米国でアルツハイマー病治療の臨床III、IV期研究に入っている。その主な薬理作用のメカニズムは、Aβ凝集に対する抑制作用にある。それとともに、実験において使用したSAM−P8品系マウスは、現在認められているアルツハイマー病治療用薬物の薬効を評価する動物モデルである。したがって、α−マンゴスチンの具体的実施例で現れたAβ凝集の抑制、神経保護作用及び学習記憶能力の改善などは、アルツハイマー病制御の病理過程の治療作用と見なすことができる。

Claims (6)

  1. アルツハイマー病治療用医薬の製造における有効成分としてのα−マンゴスチンの使用。
  2. 前記医薬は、経口で投与されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
  3. 前記α−マンゴスチンの1回投与量が50ng/kg〜200μg/kgであることを特徴とする請求項2に記載の使用。
  4. 前記α−マンゴスチンの1回投与量が500ng/kg〜50μg/kgであることを特徴とする請求項3に記載の使用。
  5. 前記医薬は、注射により投与されることを特徴とする請求項1に記載の使用。
  6. 前記医薬は、錠剤、粒剤、カプセル剤、粉末注射剤のうちのひとつであることを特徴とする請求項1に記載の使用。
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