JP5548700B2 - 多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕 - Google Patents

多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕 Download PDF

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Description

本発明は、保健・治療用の枕に関し、具体的に、多方位に連続的に調節できる保健と治療の両用枕に関する。
人の睡眠時、人体の正常な生理構造および良好な機能状態を保つことは医学において、とても重要なことと考えられている。例えば、仰臥位で寝るとき、枕が高すぎると、頚椎の正常な生理湾曲がなくなり、頚椎が正常な生理湾曲と逆方向にねじ曲がる。頚部の気管、血管および頚部の筋肉、靭帯などはこのねじ曲がりに従って曲がり、舌根が沈下して気道がふさがってしまい、その結果、いびきや睡眠時無呼吸症候群を引き起こす。毎日、この仰臥位で8時間寝続けると各種疾患をきたすことになる。
人の睡眠姿勢は仰臥位のほかに、左・右側側臥位がある。側臥用枕の高さが低すぎることは最もよくみられる問題である。側臥用枕の高さが低すぎると、頚椎と上部胸椎がひどくねじ曲がり、頚部の気管、血管および頚部の筋肉、靭帯などに曲がりが生じてしまう。この場合、頭部、頚部の重さの大部分が肩に負担をかけ、肩の過度ストレスと、肩甲骨の明らかな位置異常をきたす。この低い枕で、長期間、側臥位をとっていると、頚部の各種疾患をきたすだけではなく、肩部、背部にも疾患をもたらす。
医療スタッフによく知られている「褥瘡」の問題に加えて、もし、睡眠者が常に長期にわたって同じ姿勢を保って睡眠をとると、特に側臥位では、その姿勢自体は生理的、機能的条件を満たしていたとしても、人の健康に障害をもたらす。これらの見方は世界の各国で広く認められて重視されており、日本の礒谷先生の著書「礒谷療法」(礒谷公良、人民衛生出版社、1986年)の中で、これらの理論が詳しく説明され、本の中では左側側臥の方が心臓病、下痢などの疾患になりやすく、右側側臥の方の多くは呼吸器疾患と便秘などの疾患になりやすく、その他、足の長さの違い、肩の高さの違い、脊柱側弯、骨盤の歪みなどの表現もある。欧米伝来の脊柱矯正師もこの問題を認め、重視している。
横たわる時、人体の特に、頚、肩、背などの部位の正常な生理構造および良好な機能状態を保つため、睡眠者に対し、仰臥時にできるだけ低い枕を使用し、もしくは枕を使用しないことと、側臥時に高い枕を使用することと、左・右両側の側臥時間を概ねに等しく保ち、片側の姿勢で長時間睡眠をとることを避けること、が求められる。しかし、人の仰臥時と側臥時では、枕高さに対する要求が明らかに異なるため、生理的に合う枕は仰臥用と側臥用とを区別しなければならない。
また、人の頭は前後に縦方向の楕円形を呈し、そのため、仰臥時、頭を正しい姿勢に保つことが困難であり、かならず、どちらか片側に傾き、かつ、常に習慣的に決まった片側に傾く。これは頚椎の回旋と曲がりをきたし、さらに長期間の非対称重力作用により頭蓋骨成長のアンバランスを齎し、その結果、頭蓋骨の歪み(顔と五官を含む)が生じてしまう。この問題を解決するには、仰臥時に、頭部を固定して、頭部が横向きになることによる傾きを避けることが好ましい。
仰臥時に、頚部の重みにより頚椎がベッド面に向かって後ろに落ちるように引っ張られ、生理的湾曲が弱くなるため、低い枕、または、枕不使用で仰臥する場合は、頚後部に小さい柱状の頚部用枕を当て、中部頚椎を持ち上げ(頚部用枕が大きすぎて頚椎全体を持ち上げてしまうと無意味になる)、頚部の重さを相殺し、頚椎の正常な生理的湾曲を維持することが好ましい。
また、側臥時には、ただ高い枕を用いても十分ではない。肩幅は腰幅より広いため、側臥時には、脊柱を貫通し、かつ、ベッド面に垂直する平面上から見ると、脊柱とベッド面の両者とは平行ではなく、自然に一つの傾き角を形成し、脊柱の頚部の方が高く、腰部の方が低い。この脊柱傾き角は側臥時の脊柱と脊柱のベッド面投影線との両者からなる角であり、その角度は約5°〜25°である。この脊柱傾き角に順応するために、側臥用枕の上に一つ「脊柱傾き順応角」を設け、側臥用枕の表面を前に傾かせ、その傾き角の角度を脊柱傾き角(角度は約5°〜25°)と等しくさせ、側臥時の脊柱、特に、頚椎のねじ曲がりを防ぐ。
側臥時には、過度な側臥位になりやすい。それは、側臥時には、習慣的に上側の片方の上肢と下肢を身体の前方に出し、そのために自然に体幹を引っ張って体の前に回り、その結果、過度な側臥位になってしまう。この姿勢で睡眠をとると、明らかに健康を損ない、心臓・肺など重要な臓器を圧迫するだけではなく、ベッド面と触れる片方の肩部は過度な圧迫および肩関節の過度な回内により、肩部周囲の諸関節および軟部組織の慢性損傷をきたし、上肢血液循環の阻止および上肢神経障害をきたす。この過度な側臥位を正すために、側臥用枕の上に一つ「過度側臥抑制角」を設け、その角度は約0°〜15°であり、この抑制角で頭部の側臥角度を調節し、側臥時の顔部を少々、上に仰向けさせ、有効に体幹全体の過度側臥を抑制し、また、同時に睡眠者の横たわる時の頭部が側臥用枕の表面斜面に沿って後方へ滑落ちることを防ぐことが望ましい。
人が寝返りで仰臥位から横向きの側臥位になるとき、かならず寛骨回旋の膝屈曲位になり、この寛骨回旋の膝屈曲位になると、膝部を身体の前方に伸ばすと同時に、「作用・反作用の法則」に基づく力学的なバランスを整えるため、かつ、人体のベッドの端から離れようとする落下防止の自己防衛能力により、人は思わず、無意識に臀部を身体の後方に引き、身体の上半身(脊柱)とベッドの縦軸とは、水平面上で一つの角を形成し、その角度は約0°〜20°であり、寝返り角と呼ぶこともできる。寝返り角は、睡眠者の側臥時の脊柱のベッド面投影線と、元仰臥時の脊柱のベッド面投影線との両者からなる角を鋭角で表したものである。この寝返り角に順応するために、仰臥用枕と側臥用枕との間に適切な「寝返り順応角」を設け、「寝返り順応角」は側臥用枕の縦軸線と仰臥用枕の縦軸線との両者の水平面上投影線からなる角であり、すなわち、側臥用枕の内側端の周辺と仰臥用枕の外側端の周辺との両者の水平面上投影線からなる角である。寝返り順応角の角度は寝返り角の角度と等しく、約0°〜20°である。寝返り順応角は人体の上半身(脊柱)は側臥のときでも、枕と垂直(水平面上)を保ち、かつ、ベッド側に触れる肩部を枕としっかり接触させる。これは、頭部が枕から外れ、落ちる不具合の発生を防ぐことができる。
側臥時には、脊柱傾き角の存在、また、一部分の人は頚部が比較的に短いため、肩部も一緒に上げてしまい(所謂、「肩をいからせる」)、この体格の人は側臥時に、ベッド側に触れる肩部が枕に当たり、枕の上に頭部の上方の一部のみを乗せ、下方の一部は宙に浮く不具合をもたらす。この問題を解決するには、必要に応じて側臥時のベッド側に触れる肩部と同側の側臥用枕との間のスペースを広げ、高すぎる肩部を収まるようにし、さらに側臥時の側臥用枕の表面と頭部の接触面積を増やし、頭部の重みを全面的に支えるようにする。
従って、仰臥位や側臥位に関わらず、寝る姿勢が完全に生理的目的に合うためには、はやり仰臥用枕と側臥用枕を区別し、かつ、頚部用枕を設けることと、仰臥時の頭部の横傾きを防ぐことと、側臥時に現れた脊柱傾き角に順応することと、過度な側臥を防ぐことと、寝返り順応角を設け、側臥時の寝返りがもたらす頭の枕外れ問題を解決することと、必要に応じて側臥時の肩部と側臥用枕との距離を広げることと、側臥時の側臥用枕の表面と頭部の接触面積を増やすこと、が必要であり、これらはどちらも重要な意義を有する。
説明上必要なため、以下に用いる「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は、顔と顔を向き合い、被観察者が立つときの方位を指す。
「調節可能な組み合わせ頚椎枕」と題する発明(公開番号はCN1188627A)の中国特許が開示され、この枕は頚部枕、後脳枕、右側枕と左側枕の4部分を自由に組み合わせる本体と外側の枕カバーからなる枕セットである。頚部枕は後脳枕の前に置かれ、両者で「調節可能な組み合わせ頚椎枕」の中間部を構成し、仰臥に用いられる。中間部の右側は右側枕であり、右側側臥に用いられる。中間部の左側は左側枕であり、左側側臥に用いられる。仰臥枕、右側枕、左側枕は全て一定厚みの矩形柔軟材料のシート層をマジックテープで上下層を連結した構成である。このように、仰臥枕、右側枕、左側枕の高さは、明らかに、重なるシート層数で調節できる。高さの変化から見ると、中間部は低く、左・右両側は高い。頚部枕は横置きの円柱形を示し、一定厚みの矩形柔軟材料シートを巻き、さらにマジックテープで巻き口を止めて形成させ、その太さは巻くシート層数で調節できる。しかし、この枕はあくまでも後脳枕、右側枕と左側枕の高さを自由に調節できる問題を解決しただけである。
睡眠用枕が人に与える影響をさらなる検討を行い、「高さ調節可能な機能性枕」と題する発明(公開番号はCN2930492Y)の中国特許が開示され、この機能性枕は上部枕板、ネジボルトと内外ギアセット、下部枕板で構成されている。上部枕板の下面は内外ギアセットの内ギアのトップと連結し、内外ギアセットの外ギアはネジボルトと噛み合わせ、ネジボルトの台座は下部枕板の下面に固定される。この「高さ調節可能な機能性枕」の高さと傾き角の角度はネジボルトの台座を回すことで調節できる。枕芯はS字形を示し、上部枕板の上に置かれる。この機能性枕は上記発明創造の高さ調節可能な長所を有しつつ、さらに上部枕板の傾きを調節できる機構が設けられる。しかし、この機能性枕は、高さと角度の調節では仰臥用と側臥用を区別しなかったことと、調節できる角度範囲は極めて狭く、僅かに0°〜6°であることが問題であり、これでは睡眠者の側臥位状態における脊柱傾き角がもたらす影響を解決できない。同時に、睡眠者が左・右横向きの寝返りで仰臥位から左・右側側臥位になるとき、頭部全体が枕に乗せられるかどうかの問題を考慮していなく、また、側臥時に、いかに過度側臥を防ぐかという問題も考慮していない。
中国特許出願公開CN1188627A 中国実用新案CN2930492Y
本発明の目的は、多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕を提供することである。
本発明の多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕は、板座と、板座に接続されている右側側臥用枕、仰臥用枕、左側側臥用枕、頚部用枕を備え、右側側臥用枕は仰臥用枕の右側に、左側側臥用枕は仰臥用枕の左側に、頚部用枕は仰臥用枕の前に設けられ、該左・右側側臥用枕には、側臥用枕の高さを調節し互いに接続されている複数個の高さ調節組部材と、側臥用枕表面の前傾き角度および/または側臥用枕の前傾き角度または前屈み角度と前屈み位置を調節する脊柱傾き順応角連続調節機構と、側臥用枕表面の内側への傾き角度を調節する過度側臥抑制角連続調節機構と、表面クッションと、が備えられ、該左・右側側臥用枕の内側端の周辺と仰臥用枕の外側端の周辺との水平面上投影線の間にどちらも一つの角が存在し、該角の角度は20°以下であることを特徴とする。
本発明の両用枕によれば、上記両用枕には、さらに左・右側側臥後ろ滑り止めが備えられ、接続部材を介し、上記左・右側側臥用枕表面の両用枕内側端の周辺近くに接続される。
本発明の両用枕によれば、上記仰臥用枕には、0〜3つ、厚さ1cm〜4cmの仰臥用枕高さ調節組部材と、仰臥用枕表面クッションと、が備えられ、該仰臥用枕高さ調節組部材のすべての上、下面に接続部材が設けられ、該仰臥用枕表面クッションの下面に接続部材が設けられ、該仰臥用枕高さ調節組部材が互いに揃えられて積層され、さらに接続部材を介し、互いに接続し、最上層の仰臥用枕高さ調節組部材は上面の接続部材を介し、該仰臥用枕表面クッションに接続し、最下層の該仰臥用枕高さ調節組部材は下面の接続部材を介し、上記板座に接続されている。上記仰臥用枕表面クッションは厚さ2cmのスポンジに取り外し洗濯できる布カバーやタオルカバーをかけて構成され、さらに布カバーやタオルカバーの下面に接続部材が設けられている。上記仰臥用枕表面の中央部に縦方向または「八」字形の2つの頭部固定用クッションが備えられ、2つの頭部固定用クッションはどちらも長さ10cm、その横断面は斜辺長さ6cmの直角三角形を示し、頭部固定用クッションは接続部材を介し、上記仰臥用枕の表面に接続されている。
本発明の両用枕によれば、上記頚部用枕には、0〜3つ、厚さ1cm〜4cmの頚部用枕高さ調節組部材と、頚部用枕短柱体と、が備えられ、該頚部用枕短柱体の上部は半円柱体、下部は柱体であり、該頚部用枕高さ調節組部材は、それぞれの上、下面に設けられている接続部材を介し、互いに積層接続し、最上層の頚部用枕高さ調節組部材は上面の接続部材を介し、該頚部用枕短柱体の底面に接続し、最下層の頚部用枕高さ調節組部材は下面の接続部材を介し、上記板座に接続されている。上記頚部用枕には、さらに頚部用枕表面クッションが備えられ、該頚部用枕表面クッションは接続部材を介し、上記頚部用枕短柱体の半円柱体表面および前後側側壁に固定される。上記頚部用枕短柱体の長さは15cm、下部の柱体の幅×高さは4cm×2cm、上部の上記半円柱体の横断面半円の半径が2cm、上記頚部用枕高さ調節組部材の面積は15cm×6cmである。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の上記高さ調節組部材の高さは1cm〜5cm、個数は0〜4つである。左・右側側臥用枕の高さ調節組部材は、それぞれの上、下面に設けられている接続部材を介し、互いに積層接続し、最下層の側臥用枕高さ調節組部材は下面の接続部材を介し、上記板座に接続されている。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構および上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構は、角度調節棒式または支え棒式である。上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構には、それぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の後ろ側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の後ろ側端の周辺に平行する。上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構には、それぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該底台座板の内側端の周辺と上部操作板の内側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の外側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の外側端の周辺に平行する。
上記支え棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構には、どちらも、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の後ろ側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の後ろ側側面に浮くように固定される。上記支え棒式の上記過度側臥抑制角連続調節機構には、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板の内側端の周辺と該上部操作板の内側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の外側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の外側側面に浮くように固定される。本発明の両用枕によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構が、上記側臥用枕高さ調節組部材と上記過度側臥抑制角連続調節機構との間に接続され、または、上記板座と上記側臥用枕高さ調節組部材との間、または、任意2つの側臥用枕高さ調節組部材の間に接続される。本発明の好適な一つの実施方式によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒は、接続部材を介し、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板の上面と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の下面に接続され、上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒は、接続部材を介し、上記過度側臥抑制角連続調節機構の底台座板の上面と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板の下面に接続される。本発明の他の好適な一つの実施方式によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との底部に、それぞれ、角度調節棒と垂直するガイドレールが設けられ、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の底台座板との上面に該ガイドレールに合う凹溝が設けられ、該ガイドレールが該凹溝に嵌め込まれ、該凹溝内に自在に滑り移動でき、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との上面は、ぞれぞれ、接続部材を介し、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板との下面に固定される。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構および上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構は、角度調節棒式または支え棒式である。上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構にはそれぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該底台座板と上記高さ調節組部材は接続部材を介し、接続固定され、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の後ろ側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の後ろ側端の周辺に平行する。上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構にはそれぞれ、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺は蝶番を介し、連結され、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板との間の外側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の外側端の周辺に平行する。上記支え棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構にはどちらも、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板と上記高さ調節組部材とは接続部材を介し、接続固定され、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の後ろ側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の後ろ側側面に浮くように固定される。上記支え棒式の上記過度側臥抑制角連続調節機構には上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺は蝶番を介し、連結され、該支え棒の先曲げ部分はネジを介し、該上部操作板の外側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の外側側面に浮くように固定される。本発明の好適な一つの実施方式によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒は、接続部材を介し、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板の上面と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の下面に接続され、上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒は、接続部材を介し、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の上面と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板の下面に接続される。本発明の他の好適な一つの実施方式によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との底部に、それぞれ、角度調節棒と垂直するガイドレールが設けられ、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板との上面に該ガイドレールに合う凹溝が設けられ、該ガイドレールが該凹溝に嵌め込まれ、該凹溝内に自在に滑り移動でき、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との上面は接続部材を介し、それぞれ、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板との下面に固定される。
本発明の両用枕によれば、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節可能な範囲は5°〜25°、上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節可能な範囲は0°〜15°である。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の上記表面クッションは、上下層に分かれ、それぞれ、厚さ2.5cmのクッションであって、上、下層クッションを重ね合わせた後、外側にベルベッドやタオル製のカバーをかけ、さらにカバーの下面に接続部材を縫い付け、上記表面クッションはカバーの下面の接続部材を介し、上記過度側臥抑制角連続調節機構に接続されている。
本発明の両用枕によれば、上記接続部材は、マジックテープである。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の表面クッションには、耳収納穴が設けられ、サイズは8cm×6cmの角丸四角形である。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の高さ調節組部材の面積は20×20cmであり、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板と上部操作板の厚さがどちらも2cm、面積が20×20cmであり、上記過度側臥抑制角連続調節機構の底台座板と上部操作板の厚さがどちらも2cm、面積が20×20cmであり、上記表面クッションの面積は20×20cmである。
本発明の両用枕によれば、上記左・右側側臥用枕の中に、睡眠者の睡眠状態を感知する圧力感知器が備えられ、さらに、上記両用枕に、それぞれ、左側側臥用枕と右側側臥用枕の使用時間を累計する電子タイマ計測器と、両側の側臥用枕の使用時間差により、使用ガイダンスを出す音声・光電子式指示器が備えられ、該圧力感知器と、該電子タイマ計測器と、該音声・光電子式指示器はマイコンによって制御されている。上記音声・光電子式指示器は、スピーカー、液晶ディスプレイであり、該スピーカーが上記側臥用枕の表面クッションの耳収納穴に設けられている。
本発明は以下のような長所がある。
(1)右側側臥用枕、仰臥用枕、頚部用枕、左側側臥用枕のどちらも、マジックテープを介し、板座に接続固定され、接続位置を少々ずらせば、各枕の位置、間隔距離、右寝返り順応角と左寝返り順応角を簡単に調節できるため、本発明を様々な体格の方への使用に最大限に適合させ、かつ、睡眠者が横向き寝返りをし、睡眠姿勢が変わった後にも頭部を最大限に側臥用枕に乗せられ、また、頚部用枕を前後、自在に正確に調整できるため、調節を必要とする頚椎に合わせられる。また、各枕を単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、自由に組み合わせられるため、適用範囲が広い。
(2)右側側臥用枕、仰臥用枕、頚部用枕、左側側臥用枕のどちらも積層接続の方式を用いて高さを調節しているため、調節時、対象となる高さ調節組部材を着脱すればよく、様々な方、様々な体格の異なる部位が異なる睡眠姿勢での各種高さに対する要求に対応できる。よって、仰臥位または側臥位において、快適な頭頚部、負担のない肩、ねじれのない脊柱、位置異常のない肩甲骨、各臓器のスムーズな血液循環が保たれ、人体の生理機能に適合し、かつ良好な状態下での睡眠を提供し、睡眠の品質を向上させることができる。
(3)仰臥用枕の表面に2つの頭部固定用クッションが設けられ、仰臥時の頭部が真っ直ぐに保たれ、両側横向きに傾かせることがない。また、頭部固定用クッションの前後位置、間隔距離、および角度はすべて調節できるため、様々な方、様々な頭部形状が仰臥時における異なる固定方式の需要に対応できる。
(4)側臥時、人体に現れた脊柱傾き角を順応するため、右側側臥用枕と左側側臥用枕の中にそれぞれ、脊柱傾き順応角連続調節機構が備えられ、また、側臥用枕での脊柱傾き順応角連続調節機構の位置変更、および/または、積層してある側臥用枕の部材のうちの一つ、または複数個部材をその下層部材より適度に前にずらす(その上部のその他の部材も一緒にずらす)ことにより、同側の側臥用枕に、全体の前傾き、または、部分の前屈みおよび/または部分の前移動を生じさせることで、必要に応じて睡眠者の側臥時のベッド面に触れる側の肩部と同側の側臥用枕との間の距離を広げられ、側臥時の側臥用枕の表面と頭部との接触面積を増やし、側臥用枕の表面は全面的に頭部の重さを支えられる。
(5)右側臥用枕と左側側臥用枕の中にそれぞれ、過度側臥を防ぐ過度側臥抑制角連続調節機構が備えられ、側臥用枕の表面を内側へ傾かせ、傾きの角度は0°〜15°の範囲内で調節する。
(6)右側臥用枕と左側側臥用枕の表面クッションの上に、耳殻が入る耳収納穴が設けられ、耳殻が圧迫を受けなく、かつ、耳殻の周り組織が均一に頭部の重さを分担できる。
(7)両側の側臥用枕内に備えられている圧力感知器を介し、両側の側臥時間を感知、累計し、さらに両側の累計時間比較を行い、その比較結果に基づき、人によって違う使用ガイダンスを提供し、片側の側臥睡眠累計時間が長すぎることを防ぎ、また、長期にわたって片側の側臥睡眠がもたらす疾患の治療に用いることができる。
(8)製造に用いる原材料は安価、かつ簡単に見つかりものであり、人体に無害な板材、布、スポンジ、適量の普通の金属材料部材が用いられ、出来上がった多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕は、全方位で人々の睡眠をケアし、自然資源の有効環境保全利用を実現できる。
後ろ側から見る本発明の角度調節棒式両用枕の構造略図である。 本発明の好適な実施例である右側側臥用枕、仰臥用枕、左側側臥用枕、頚部用枕が板座上での接続区域の分布図である。 左前側から見る本発明の角度調節棒式両用枕の構造略図である。 本発明の左側側臥用枕の脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒のガイドレール設置略図である。 本発明の左側側臥用枕の脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒のガイドレールと凹溝の合わせた略図である。 右後ろ側から見る本発明の支え棒式両用枕の構造略図である。 左後ろ側から見る本発明の支え棒式両用枕の構造略図である。
(実施例1)
(多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕)
図1は、板座1、右側側臥用枕4、左側側臥用枕5、仰臥用枕2と頚部用枕3で構成されている本発明の多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕を示す。
1.1 板座
図2は、板座1上の区域分布図を示す。板座1の厚さは1cm、区域A、B、C、D、E、F、Gで構成され、そのなかで、区域A、区域Bと区域C+Fは一辺20cmの正方形、区域Cは20cm×15cmの矩形、区域Fは20cm×5cmの矩形、区域Gは上辺15cm、下辺20cm、高さ4.5cmの等脚台形、角αと角βの角度はどちらも10°である。区域Aは右側側臥用枕4の接続区域、区域Bは左側側臥用枕5の接続区域、区域C+Fは仰臥用枕2の接続区域、区域F+Gは頚部用枕3の接続区域であり、なお、板座1の上では、区域Fは仰臥用枕2と頚部用枕3との接続区域の重なる区域である。区域D、Eはブランク区域である。区域A、Bの内側端の周辺はそれぞれ、区域C+Fの右側端の周辺と左側端の周辺と、それぞれ、右寝返り順応角αと左寝返り順応角βを形成する。
以上に示す接続区域の位置および角度は全て前にもって設定したものであり、実際の使用時、各枕は必要に応じ、前後左右に移動または回転した後に接続される。従って、上記区域の位置および角度は実際の接続区域の位置および角度を表したものではない。
右側側臥用枕4、左側側臥用枕5、仰臥用枕2と頚部用枕3の接続および使い勝手を図るため、板座の各区域、各枕の底部に釘打ちなどの機械方式を用いて4つの角、中央、端の周辺近くまたは全区域に締め釘で違う色の接続部材、例えば、マジックテープを貼り付け、または、シール型マジックテープを前記部位に直接貼り付ける。
1.2 仰臥用枕
図1に図示するように、本発明の両用枕の仰臥用枕2は、3つの仰臥用枕高さ調節組部材21と、仰臥用枕表面クッション(図示せず)で構成され、仰臥用枕高さ調節組部材21と仰臥用枕表面クッションはどちらも20cm×15cmの矩形である。なお、仰臥用枕高さ調節組部材21は厚さ1〜4cmの板材で成型され、上、下面にマジックテープが設けられ、使用時、必要に応じて仰臥用枕高さ調節組部材21を0から3つ重ね合わせ、互いに接続させ、組み合わせた後、板座1の区域C、Fの上に接続されていることで仰臥用枕2の高さを調節し、なお、調節可能な高さ範囲は0〜7cmである。仰臥用枕表面クッションは厚さ2cmのスポンジに取り外し洗濯できる布カバーやタオルカバーをかけて形成され、さらにカバーの下面にマジックテープを縫い付け、仰臥用枕高さ調節組部材21の上面に接続される。仰臥用枕高さ調節組部材21不使用の場合、仰臥用枕表面クッションは直接に板座1の区域C、Fの上に接続される。使用時、仰臥用枕2は頚部用枕3のすぐ後ろの板座1の区域C、Fの上に接続され、頚部用枕3の位置が前、または後ろに移動されると、仰臥用枕2は頚部用枕3の移動に従い同じ方向、同じ距離に移動する。
本発明の両用枕の仰臥用枕2の表面に、2つの頭部固定用クッション22を増設してもよい。頭部固定用クッション22の長さは10cmであり、その横断面は二等辺直角三角形、または、一つの角が60°の直角三角形、直角の対面にある斜辺の長さは6cmであり、なお、斜辺を凹円弧形にしてもよい。頭部固定用クッション22はスポンジなどの材料で成型し、さらにその外側に布カバーやタオルカバーをかける。左・右2つの頭部固定用クッション22はマジックテープを介し、仰臥用枕2の表面に接続され、2本の斜辺は互いに向き合い、縦方向平行または後ろの上方から見ると「八」字形を示すように、仰臥用枕2の表面の中央に置かれ、両者の距離、角度および前後位置は調節可能である。人の仰臥時、左・右2つの頭部固定用クッション22は斜辺の部分でそれぞれ、頭部の両側から頭部を固定し、これにより、仰臥時の頭部が真っ直ぐに保たれ、安定感を増し、横向き傾く傾向を無くす。
1.3 頚部用枕
図3に図示するように、本発明の頚部用枕3は、3つの頚部用枕高さ調節組部材31と、頚部用枕短柱体32と、頚部用枕表面クッション(図示せず)で構成されている。なお、頚部用枕高さ調節組部材31は6cm×15cmの矩形であり、厚さ1〜4cmの板材で成型され、上、下面にマジックテープが設けられ、使用時、必要に応じて頚部用枕高さ調節組部材31を0から3つ重ね合わせ、互いに接続させ、組み合わせた後、板座1の区域F、Gの上に接続されていることで頚部用枕3の高さを調節し、なお、調節可能な高さ範囲は0〜7cmである。頚部用枕短柱体32の長さは15cmであり、その上部は横断面半径2cmの半円柱体、その下部は横断面6cm×2cmの矩形柱体である。頚部用枕短柱体32はやや硬い材料、例えば、EVA、プラスチック、木材などで成型し、さらに外側に布カバーやタオルカバーをかけ、その表面、前後側側面および底面に全てマジックテープを縫い付け、底面のマジックテープを介し、頚部用枕高さ調節組部材31の上面に接続される。頚部用枕高さ調節組部材31不使用の場合、頚部用枕短柱体32は直接に板座1の区域F、Gの上に接続される。頚部用枕表面クッション(図示せず)は厚さ2cm〜4cm、幅15cmの高密度スポンジで作られ、さらに外側に布カバーやタオルカバーをかけ、カバーの下面にマジックテープを縫い付け、マジックテープを介し、頚部用枕短柱体32の半円形の外側表面および前後側側壁の上に接続され、その長さはちょうど頚部用枕短柱体32の半円形の外側表面および前後側側壁を完全に覆う程度である。頚部用枕短柱体32をより硬度の高い高密度スポンジで成型する場合、適度に頚部用枕短柱体32の横断面サイズを大きくしてもよいが、長さを変わらず15cmにすれば、頚部用枕クッションを使用しなくてもよい。
1.4 側臥用枕
図1、3、6、7に図示するように、側臥用枕5、4は、4つの高さ調節組部材51、41と、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42と、過度側臥抑制角連続調節機構53、43と、側臥用枕表面クッション(図示せず)で構成され、これらの部材は全て一辺20cmの正方形を呈する。
高さ調節組部材51、41は、厚さ1〜5cmの板材で成型され、上、下面にマジックテープが設けられ、使用時、必要に応じて高さ調節組部材51、41を0から4つ重ね合わせ、互いに接続させ、組み合わせた後、板座1の区域B、Aの上に接続されていることで側臥用枕5、4の高さを調節し、なお、調節可能な高さ範囲は0〜12cmである。また、ユーザの必要性に応じ、高さ調節組部材51、41の数量を増やし、調節できる高さの範囲を増やしてもよい。
脊柱傾き順応角連続調節機構52、42は、底台座板521、421と、上部操作板522、422と、2枚の蝶番(図示せず)で構成されている。上記底台座板521、421と上部操作板522、422の厚さは全て2cmである。底台座板521、421の前側端の周辺と上部操作板522、422の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、底台座板521、421の後ろ側端の周辺と上部操作板522、422の後ろ側端の周辺との間の距離を変えることで底台座板521、421と上部操作板522、422との間の角度を調節でき、調節できる角度範囲は5°〜25°である。脊柱傾き順応角連続調節機構52、42は、底台座板521、421の下面のマジックテープを介し、最上層の高さ調節組部材51、41の上面のマジックテープと互いに接続し、上部操作板522、422の上面のマジックテープを介し、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の底台座板534、434の下面のマジックテープと互いに接続されている。一方、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42は必ずしも、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の底台座板534、434と、最上層の高さ調節組部材51、41との間にしか設けられなく、必要に応じて脊柱傾き順応角連続調節機構52、42を単独に取り出し、板座1の区域B、Aと最下層の高さ調節組部材51、41との間に移動してもよいし、または、任意2つの高さ調節組部材51、41の間に移動してもよく、この場合、側臥用枕5、4の脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の上部操作板522、422より上の部分には前傾き、または前屈みが生じ、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42が側臥用枕5、4における位置および上部操作板522、422の傾き角度を調節することで、側臥用枕5、4に生じる前傾きまたは前屈みの角度を調節できる。
過度側臥抑制角連続調節機構53、43は、底台座板534、434と、上部操作板531、431と、蝶番(図示せず)で構成されている。上記底台座板534、434と上部操作板531、431の厚さは全て2cmである。底台座板534、434の内側端の周辺と上部操作板531、431の内側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、底台座板534、434の外側端の周辺と上部操作板531、431の外側端の周辺との間の距離を変えることで底台座板534、434と上部操作板531、431との間の角度を調節でき、調節できる角度範囲は0°〜15°である。過度側臥抑制角連続調節機構53、43は、底台座板534、434を使用せず、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の上部操作板522、422を底台座板534、434の代わりに用いてもよく、2枚の蝶番(図示せず)が脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の上部操作板522、422の内側端の周辺と過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上部操作板531、431の内側端の周辺との間に設けられることで、1枚の板材、つまり、底台座板534、434を節約できるが、この場合、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の位置は固定され、単独に取り出して上下に移動することができない。
側臥用枕表面クッション(図示せず)は上下2層に分かれ、それぞれの厚さは2.5cmであり、下層クッションはやや硬い中密度スポンジまたは類似物質で成型し、上層クッションは柔らかいスポンジまたは類似物質で成型し、上、下クッションを重ね合わせた後、外側にベルベッドやタオルカバーをかけ、さらにカバーの下面にマジックテープを縫い付け、表面クッションはカバーの下面のマジックテープを介し、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上部操作板531、431の上面に接続される。
脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の底台座板521、421と上部操作板522、422との間の角度と、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の底台座板534、434と上部操作板531、431との間の角度を調節できる方法は多数あるが、以下最適「角度調節棒式」と「支え棒式」の2種類方法を説明する。
1.4.1 角度調節棒式
図1、3は、側臥用枕5、4の脊柱傾き順応角連続調節機構52、42と過度側臥抑制角連続調節機構53、43に角度調節棒式による角度調節方法を用いたときの効果を示す略図である。
脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の底台座板521、421と上部操作板522、422との間の後ろ側に1本の角度調節棒525、425を置き、角度調節棒525、425が底台座板521、421の後ろ側端の周辺に平行する。過度側臥抑制角連続調節機構53、43の底台座板534、434と上部操作板531、431との間の外側に1本の角度調節棒537、437を置き、角度調節棒537、437が底台座板534、434の外側端の周辺に平行する。
脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の角度調節棒525、425の長さは3〜20cm、高さの違いで1.5cm、2.5cm、4.5cmの三種類に分けられ、その横断面は三角形、4分の1円形または台形であり、高さの違う角度調節棒525、425の使用、および/または、角度調節棒525、425と蝶番との間の距離の変化により、底台座板521、421と上部操作板522、422との間の角度を変えることができ、その角度の変化範囲は5°〜25°である。左・右側側臥用枕5、4の脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の構造は同じであるため、以下、左側側臥用枕5の脊柱傾き順応角連続調節機構52の角度調節棒525を例として角度調節棒525、425と、底台座板521、421と上部操作板522、422との間の連結関係を説明する。図4に図示するように、角度調節棒525の底部の真ん中に、角度調節棒525と垂直するガイドレール526が設けられ、ガイドレール526の横断面は台形または「凸」字形になるように設計してもよい。また、図5図示するように、底台座板521の上面の真ん中に、底台座板521の外側端の周辺に平行するガイドレール526に合う凹溝527が設けられ、ガイドレール526は底台座板521の後ろ側端の周辺から凹溝527に進入または脱出することができるため、高さの違う角度調節棒525の交換ができ、かつ、凹溝527に沿うガイドレール526の滑り移動により、角度調節棒525から蝶番までの距離を変えられ、底台座板521と上部操作板522との間の角度を調節する目的を達する。角度調節棒525、425の上面はマジックテープを介し、上部操作板522、422の下面のマジックテープに接続され固定される。角度調節棒525、425と底台座板521、421との間に、ガイドレールと凹溝を設けなくてもよく、角度調節棒525、425の底面に設けられているマジックテープを介し、底台座板521、421の上面のマジックテープと互いに接続されていることで目的を達する。
過度側臥抑制角連続調節機構53、43の角度調節棒537、437の長さは3〜20cm、高さの違いで0.35cm、1cm、2.5cmの三種類に分けられ、その横断面は三角形、4分の1円形または台形であり、高さの違う角度調節棒537、437の使用、および/または、角度調節棒537、437と蝶番との間の距離を変えることで、底台座板534、434と上部操作板531、431との間の角度を変えることができ、その角度の変化範囲は0°〜15°である。脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の角度調節棒525、425と同様な設置方式で、角度調節棒537、437の底部の真ん中に、角度調節棒537、437と垂直するガイドレール(図示せず)が設けられ、ガイドレールの横断面は台形または「凸」字形になるように設計し、底台座板534、434の上面の真ん中に、それぞれ、底台座板534、434の前側端の周辺に平行するガイドレールに合う凹溝が設けられ、ガイドレールは底台座板534、434の外側端の周辺から凹溝に進入または脱出することができるため、高さの違う角度調節棒537、437の交換ができ、かつ、凹溝に沿うガイドレールの滑り移動により、角度調節棒537、437から蝶番までの距離を変えられ、底台座板534、434と上部操作板531、431との間の角度を調節する目的を達する。角度調節棒537、437の上面は、マジックテープを介し、上部操作板531、431の下面のマジックテープに接続され固定される。角度調節棒537、437と底台座板534、434との間に、ガイドレールと凹溝を設けなくてもよく、角度調節棒537、437の底面に設けられているマジックテープを介し、底台座板534、434の上面のマジックテープと互いに接続されていることで目的を達する。
1.4.2 支え棒式
図6,7は、側臥用枕5、4の脊柱傾き順応角連続調節機構52、42と過度側臥抑制角連続調節機構53、43にささえ棒式による角度調節方法を用いたときの効果を示す略図である。
脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の上に、支え棒523、423と止めネジ524、424が設けられ、支え棒523、423の先曲げ部分はネジなどの固定部材を介し、それぞれ上部操作板522、422の後ろ側の下面に固定され、支え棒523、423の縦アーチ部分の中心線にそれぞれ、止めネジ524、424差し込み用の1本の溝穴が開けられ、止めネジ524、424にはどちらも一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、止めネジ524、424は、それぞれ、底台座板521、421の後ろ側側面に浮くように固定される。
過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上に、支え棒532、432と止めネジ533、433が設けられ、支え棒532、432の先曲げ部分はネジなどの固定部材を介し、それぞれ上部操作板531、431の外側の下面に固定され、支え棒532、432の縦アーチ部分の中心線にそれぞれ、止めネジ533、433差し込み用の1本の溝穴が開けられ、止めネジ533、433にはどちらも一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、止めネジ533、433はそれぞれ、底台座板534、434の後ろ側側面に浮くように固定される。
これらの実施方式では、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の止めネジ524、424が差し込む支え棒523、423の縦アーチ部分の溝穴の位置を手動で調整することで、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の上部操作板522、422は蝶番の辺を軸に回転し、後ろが高く、前が低い斜面の傾き角を生じさせる。過度側臥抑制角連続調節機構53、43の止めネジ533、433は過度側臥抑制角連続調節機構53、43の支え棒532、432の溝穴に差し込まれ、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上部操作板531、431の傾き角を調整することで、枕面の外側は高く、内側は低く、仰臥用枕2の方向に向かって傾くように、一定の傾き角度を実現させる。
これらの実施方式の中、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42を単独に取り出して板座1の区域B、Aと最下層の側臥用枕の高さ調節組部材51、41との間、または、任意2つの高さ調節組部材51、41との間に移動設置した場合、操作過程において、支え棒523、423が長すぎて底板またはベッド面に当たってしまい、この場合、底台座板521、421の内側端の周辺を軸に脊柱傾き順応角連続調節機構52、42を180°反転させ、支え棒の末端を上に向かせることで上記の問題を解決できる。
1.5 オプションの設置
1.5.1 側臥後ろ滑り止め
本発明の両用枕に側臥後ろ滑り止め54、44を設けてもよく、側臥後ろ滑り止め54、44はそれぞれ、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上部操作板531、431の上面の両用枕内側端の周辺の近くに設置される。
本発明の側臥後ろ滑り止め54、44は、三角柱または1/4円柱状を示し、睡眠者が側臥時、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の上部操作板531、431の斜面に沿って滑落ちる感覚を解消できる。
1.5.2 耳収納穴
本発明の左・右側側臥用枕5、4の上に耳収納穴(図示せず)を設けてもよく、耳収納穴は縦向きに側臥用枕表面クッションの上層クッションの真ん中に設けられ、耳収納穴のサイズは8cm×6cmの角丸四角形である。側臥時、頭部を側臥用枕に乗せるとき、ユーザは耳をこの耳収納穴の中に入れることで、耳殻が圧迫を受けなく、かつ、耳殻の周り組織が受ける圧力をより均一にし、耳殻およびその周り組織を守ることができる。
1.5.3 圧力感知器、電子タイマ計測器、音声・光電子式指示器
睡眠者が両側の側臥時間を基本的に等しくするために、左・右側側臥用枕5、4の中に、睡眠者の睡眠状態を感知する圧力検知器を設けてもよい。圧力感知器は、左・右側側臥用枕5、4のどの板の間にも設けられ、または、別途に2層の挟み板を用意しその間に設けられてもよく、なお、この板は薄いものが好ましい。さらに、側臥用枕の高さ調節組部材のどの板の間に、または、両用枕外部に、電子タイマ計測器を設けてもよく、睡眠者の睡眠時間を累計し、マイコンを使って比較する。さらに、両側の側臥累計時間を等しくさせる原則に基づき、本発明は睡眠者に対し、側臥方向を指示できる音声・光電子式指示器を設けてもよく、例えば、耳収納穴にスピーカーを設け、スピーカーを介し、睡眠者に対し音声案内を出し、または、液晶ディスプレイを介し、睡眠者に案内を出す。圧力感知器、電子タイマ計測器、音声・光電子式指示器はマイコンで制御されている。
製作材料と製作工程の可能な条件に限り、できるだけ板座1、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42と過度側臥抑制角連続調節機構53、43との各底台座板、上部操作板の厚みを小さくし、高さ調節組部材51、41以外の両側の側臥用枕5、4のその他の部材の合計高さを減らし、左・右側側臥用枕5、4の高さ調節組部材51、41の枚数を増やし、両側の側臥用枕5、4の総高さの調節可能な範囲を拡大する。また、子供用枕を製作する際、板座1、脊柱傾き順応角連続調節機構52、42の底台座板521、421および上部操作板522、422と、過度側臥抑制角連続調節機構53、43の底台座板534、434および上部操作板531、431には、厚さ0.3cmまたはそれより薄い板材を用い、かつ、適当に面積を小さくし、さらにいくつかより薄い高さ調節組部材を増やす。板座1と角度調節機構51、41の各部材には、高強度、変形またはひび割れしにくいものを用いる。一方、高さ調節組部材には軽い材料、例えば高密度スポンジ、EVAなどを用いる。
(実施例2)
(多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕の使用調節)
本発明の両用枕は人によって異なる調節を行ってから用いることができる。調節には側臥位の調節、仰臥位の調節と随時の調節で構成される。
2.1 側臥位の調節
側臥位の調節には側臥用枕の高さおよび角度の調節と、電子式指示装置の調節が含まれる。
2.1.1 高さおよび角度の調節
まず、睡眠者に横になってもらい、まっすぐ座ってまたは立ってもよく、両肩を楽にし、頭部、頚部をまっすぐに保ち、その両側の肩の外側から同側の顔の頬骨までの垂直距離を測定し、その測定値を記録する。本発明の両側の側臥用枕4、5および板座1の総高さが上記の実測値になるように、側臥用枕4、5の高さ調節組部材41、51を調節する。次に、両側の側臥用枕4、5の脊柱傾き順応角の角度を15°、過度側臥抑制角の角度を5°に調節してから、睡眠者に側臥用枕4、5の上に側臥になってもらい、脊柱の頚部部分と胸部分はまっすぐかどうか(体が若干カープを示すことは正常である)、歪みの有無、肩甲骨位置異常の有無を観察する。実際の状況および睡眠者の感想に基づき、脊柱の頚部部分と胸部分をまっすぐ、異常のない肩甲骨位置、圧迫感を感じない肩に保てるまで、高さと脊柱傾き順応角に対しさらなる微調節を行う。過度側臥抑制角の微調節は睡眠者の自己感覚によることになり、角度が小さ過ぎると、過度側臥に対する抑制が効かなく、睡眠者は過度な側臥傾向を感じてしまい、一方、角度が大き過ぎると、睡眠者に調子悪い感覚を与えてしまい、この両者の間にバランスを探さなければならなく、睡眠者が快適に感じ、かつ、過度側臥感がない角度は最適角度である。過度側臥抑制角の調節では、側臥後ろ滑り止め44、54の微調節にも気を配り、必要に応じて側臥後ろ滑り止め44、54を外側、または内側に少し動かし、後ろ滑り傾向がなければ、側臥後ろ滑り止め44、54を使用しなくてもよい。調節後の左・右側側臥用枕4、5の総高さおよび各角度は異なってもよい。
2.1.2 電子式指示装置の調節
側臥時には、圧力感知器は重さの検知によって作動し、マイコンに信号を送り、マイコンは送られた信号で、タイマーカウンターを起動し、信号の持続時間の合計を計数し、自動的に両側の計測値を比較し、マイコンのディスプレイに使用アドバイスを出力し、睡眠者に参考情報として提供する。必要であれば、適切な時間で、耳収納穴に設けられているスピーカーを介し、睡眠者に音声案内を出す。様々の使用相手に基づき、指示装置のプロセスは以下の5つに分けられる。
(1)普通の方、すなわち、普段から両側の側臥時間はほぼ差がない人について、
この場合、睡眠者の片側の側臥総時間はもう片側より16時間を超えた場合、ディスプレイに、どちら側に側臥してもよい「許す」案内と、少ない側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、毎晩または昼寝、始めて側臥するとき、耳収納穴に設けられているスピーカーを介し、一回の音声案内を出す。睡眠者に無視されつつ、片側の側臥総時間はもう片側より24時間を超えた場合、液晶ディスプレイには、多い側への側臥「禁止」案内と、少ない側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、一旦、睡眠者が多い側に側臥すると、そちら側のスピーカーは繰り返し音声案内を出し、かつ徐々に音量をあげて睡眠者が反対側へ側臥または仰臥せざるを得ない。
(2)普段左側側臥が少なく、右側側臥が多い人について、
この場合、睡眠者に左側への側臥を促し、右側の側臥を減らすべきである。このプロセスでは、睡眠者の左側側臥合計時間は右側より1〜2倍(過多でも過少でもいけない)を多くするように求める。この要求が満たされていない場合、液晶ディスプレイに、多い側への側臥「許す」案内と、少ない側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、毎晩または昼寝、始めて側臥するとき、耳収納穴に設けられているスピーカーを介し、一回の音声案内を出す。睡眠者に無視されつつ、両側の比率が求められる比率からさらに外れた場合、液晶ディスプレイには、比率高い側への側臥「禁止」案内と、比率低い側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、一旦、睡眠者が比率高い側に側臥すると、そちら側のスピーカーは繰り返し音声案内を出し、かつ徐々に音量をあげて睡眠者が反対側へ側臥または仰臥せざるを得ない。
(3)普段右側側臥が少なく、左側側臥が多い人について、
この場合、睡眠者に右側への側臥を促し、左側の側臥を減らすべきである。このプロセスでは、睡眠者の右側側臥合計時間は左側より1〜2倍(過多でも過少でもいけない)を多くするように求める。この要求が満たされていない場合、液晶ディスプレイに、多い側への側臥「許す」案内と、少ない側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、毎晩または昼寝に、始めて側臥するとき、耳収納穴に設けられているスピーカーを介し、一回の音声案内を出す。睡眠者に無視されつつ、両側の比率が求められる比率からさらに外れた場合、液晶ディスプレイには、比率高い側への側臥「禁止」案内と、比率低い側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、一旦、睡眠者が比率高い側に側臥すると、そちら側のスピーカーは繰り返し音声案内を出し、かつ徐々に音量をあげて睡眠者が反対側へ側臥または仰臥せざるを得ない。
(4)普段基本的に左側側臥がなく、ほとんど右側側臥の人について、
この場合、指示装置には、睡眠者に右側への側臥をしないように、左側側臥または仰臥だけは許す案内を出す。液晶ディスプレイに、右側への側臥「禁止」案内と、左側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、一旦、睡眠者が右に側臥すると、右側のスピーカーは繰り返し音声案内を出し、かつ徐々に音量をあげて睡眠者が反対側へ側臥または仰臥せざるを得ない。一年後、上記のプロセス(2)に切り替える。
(5)普段基本的に右側側臥がなく、ほとんど左側側臥の人について、
この場合、指示装置には、睡眠者に左側への側臥をしないように、右側側臥または仰臥だけは許す案内を出す。液晶ディスプレイに、左側への側臥「禁止」案内と、右側への側臥「勧め」案内を出し、かつ、一旦、睡眠者が左に側臥すると、左側のスピーカーは繰り返し音声案内を出し、かつ徐々に音量をあげて睡眠者が反対側へ側臥または仰臥せざるを得ない。一年後、上記のプロセス(3)に切り替える。
上記の各プロセスの具体的な係数は具体的な状況に基づき、柔軟に調節を行い、また、電子式指示装置のスピーカーの音量は調節でき、または消してもよい。睡眠者は自己活動能力がなく、または、意識不明な方の場合、音量を消すことが好ましく、介護する方が介護原則に基づき、かつ、液晶ディスプレイの「使用ガイダンス」の案内を参考しながら、患者が取るべき***を決める。
2.2 仰臥位の調節
仰臥位の調節は一般的な睡眠者と治療の必要な方、の2種類の状況がある。仰臥位の調節に、仰臥用枕2と頚部用枕3の高さ調節、頚部用枕3の置く位置の調節と頭部固定用クッション22の調節で構成される。そのなか、頚部用枕3が主に頚椎の生理的湾曲の調節に用いられ、睡眠者の体格に合わせて前後位置の調節を行い、頚部用枕3が頚椎後部の中間部または個別に調節が必要な頚椎後部に当たるように置かれる。仰臥用枕2と頚部用枕3の高さ調節は普段使う枕の高さの状況を参考しながら決定し、治療を目的とする場合、具体的な病状に基づき、順を追ってゆっくり進む原則を守り、使用プランを取り決める。最後に頭部固定用クッション22の調節を行い、頭部が後ろへ傾けて落ちる感覚を解消し、かつ、安定性を増すように頭部固定用クッションを頭部の両側に置き、快適になるようにユーザがその前後位置、または角度を自由に調節し、一部の方の頭部は左右非対称を示すために頭部固定用クッションの置き方について対称を求めない。
2.2.1 一般的な睡眠者
一般的な睡眠者について、仰臥用枕2の仰臥用枕高さ調節組部材21を用いなくてもよく、仰臥時、頭部を直接に板座1に接続された仰臥用枕表面クッションに乗せればよい。多くの方は昼間の仕事で常にうつむく姿勢をとり、頚椎の生理的湾曲の喪失または逆湾曲を招きやすく、また、仰臥時、後頚部が宙に浮くと、頚部の重さで頚椎が引っ張られ、ベッド面の方へ偏り、その結果、生理的湾曲が失われる。そこで、頚部用枕3を用いて逆制御を行い、その高さは通常、快適と感じられ、かつ、後頚部が宙に浮かない程度が好ましい。
普段から、高い仰臥用枕を用いる方、特に年配の方は、急に枕を無くし直接仰臥すると、不具合な症状が現れる可能性があるために、順を追って徐々に枕の高さを減らしていくことが好ましい。
頚部用枕3を用いるとき、不具合な症状が現れたかどうか、を注意する必要があり、例えば、手足のしびれ、吐き気、めまいなどの病状が現れたとき、高さが高すぎることを意味し、直ちに使用を中止し、なお、枕の高さを低くしても不具合な症状が現れた場合、早めに医療スタッフに相談する。
2.2.2 治療の必要な方
この枕は、各種頚椎疾患、頚椎椎間板ヘルニア、枕外れ(特によく枕外れの方)、長期にわたり繰り返す肩痛・背部痛、各種肩痛、長期臥床、頚椎原性頭痛、側臥位頚椎牽引、いびきや睡眠時無呼吸症候群、矯正整体の方に適用できる。しかし、頚椎骨折、頚椎腫瘍、頚椎結核およびその他の重症な頚部疾患にかかった患者に対し、本発明の枕の使用には慎重または禁止するように注意を払う必要がある。具体的な適応症状、避けるべき症状および治療具合は実際の病状を把握した上、医療スタッフが判断すべきである。
調節の原則として、必ず、病状に合わせて順を追って徐々に調節し、1回限りの過度調節(特に仰臥位の1回限りの過度調節)を避けるべきである。
2.3 随時調節
本発明は、高さを調節でき、かつ、各部位の取り外し、組み合せができるため、実際の使用において、自在に操作できれば、もっと便利になれる。以下、例をもって説明する。
2.3.1 片側の側臥用枕の取り外し
頚部用枕3と仰臥用枕2を観察する必要がある場合、片側の側臥用枕5および/または4を取り外すことで、よりはっきり頚部用枕3と仰臥用枕2の使用状況の適正を観察できる。
2.3.2 側臥用枕の各層間における移動または重なる順序の変更
側臥用枕5、4の各角度調節機構の底台座板と上部操作板との間を除いて、本発明の両用枕の各層の間は全てマジックテープで直接接続でき、マジックテープのとげ面と毛面はどちらも正方形とし、かつ、マジックテープの片方の面積を1cmと小さく、もう他方の面積を9cmと大きくし、または、マジックテープの両面を全て5cm×1cmにし、かつ、両面を互いに垂直に交差接続させることで、例えば、両層間に少しずれたとしても、とげ面と毛面の接続面積が常に1cmに保たれ、マジックテープの上下の接続力は接続面積の大きさの変動に左右されることがない。
側臥時、肩部が側臥枕の下部に当たり、頭部全体を側臥用枕の表面に乗せられない場合、睡眠者の側臥時のベッド面に触れる側の肩部と同側の側臥用枕との距離を広げ、ここで、図1の区域Aの右側側臥用枕4を例とし、具体的な方法を説明する。側臥用枕4の脊柱傾き順応角連続調節機構42を単独に取り出して板座1の区域Aと最下層の高さ調節組部材41との間に移動し、側臥用枕4全体に前傾きを生じさせるように、または、脊柱傾き順応角連続調節機構42を高さ調節組部材41の任意2層の間に移動し、側臥用枕4の脊柱傾き順応角連続調節機構42の上の部分に前傾きを生じさせるように、および/または、側臥用枕4の高さ調節組部材41の各層、角度調節機構42、43と表面クッションなど部材のうちの一つ、または複数個を下層より少し前にずらし動かすようにする。こうすることで、有効に側臥時のベッド面に触れる側の肩部と同側の側臥用枕との間の隙間を広げ、側臥用枕4の表面がベッド面に触れる側の肩部と同側の頭部・顔面との間の隙間に伸ばせ、頭部全体の重さを支えることができる。
例えば、睡眠者の頭部が比較的に幅広く、大きく、仰臥用枕の幅が狭く感じた場合、両側の側臥用枕を板座から取り外し、少し外側に移してから再度接続させることで、仰臥用枕の幅を広げられる。
本発明の好適な一つの実施方式では、右寝返り順応角αと左寝返り順応角βの初期値を10°に設定してあるが、実際の使用では、この角度を過小または過大と感じた場合、板座から側臥用枕を取り外し、必要に応じ少し回転ずらしてから再度設置し直す。
2.3.3 底部板座の取り外し
底部板座1を取り外すと、両側の側臥用枕4、5、中間にある仰臥用枕2と頚部用枕3が自由に動かし、または、必要に応じ各部材を単独に用いてもよく、または組み合わせてから用いてもよい。
意識不明または安静を要する方、自力で生活できず長期臥床の患者には、本発明の板材1を取り外し、側臥用枕4、5、仰臥用枕2と頚部用枕3を単独に使用する。患者が本発明の部材の一つだけを用いると、その他の部材が介護の邪魔にならなくて済む。
一般的な睡眠者についても、ベッド幅が狭い場合、側臥時、片側の側臥用枕のみを用いてもよく、過度側臥抑制角の角度を0°に調節し、側臥後ろ滑り止めを外せば、左右側臥に用いることができる。
2.3.4 夫婦用のダブル枕
2.3.2で用いた睡眠者の側臥時の側臥用枕と同側肩部との距離を広げる方法によれば、女性の方のベッド面に触れる側の肩部と同側の側臥用枕との間の隙間を充分に確保すれば、顔と顔を向き合って横になるとき、男性の方が下側の腕を伸ばしこの隙間を通して女性の方を抱きしめることができる。
本発明の目的は、睡眠者が仰臥位、または側臥位のどちらでも、生理的に合う正確な姿勢を保つことを提供し、理論上ではどなたにも適用できる(8才以下の児童および落ち着きがなく、合わせられない方には損傷をきたすことになりかねないため、使用禁止にすべき、また、意識不明な患者は監視の元で使用する。)。

Claims (15)

  1. 板座と、板座に接続されている右側側臥用枕、仰臥用枕、左側側臥用枕、頚部用枕を備える多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕であって、右側側臥用枕は仰臥用枕の右側に、左側側臥用枕は仰臥用枕の左側に、頚部用枕は仰臥用枕の前に設けられ、
    上記左・右側側臥用枕に、互いに接続されている複数個の高さ調節組部材と、脊柱傾き順応角連続調節機構と、過度側臥抑制角連続調節機構と、表面クッションと、が備えられ、上記左・右側側臥用枕の内側端の周辺と仰臥用枕の外側端の周辺との水平面上投影線の間にどちらも一つの角が存在することを特徴とする多方位に連続調節可能な保健・治療の両用枕。
  2. 上記両用枕に、さらに左・右側側臥後ろ滑り止めが備えられ、接続部材を介し、上記左・右側側臥用枕表面の上記両用枕内側端の周辺近くに接続されることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  3. 上記仰臥用枕に、0〜3つ、厚さ1cm〜4cmの仰臥用枕高さ調節組部材と、仰臥用枕表面クッションと、が備えられ、接続部材を介して接続されていることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  4. 上記仰臥用枕表面の中央部に、2つの頭部固定用クッションが備えられ、接続部材を介し、上記仰臥用枕に接続されていることを特徴とする請求項3記載の両用枕。
  5. 上記頚部用枕に、0〜3つ、厚さ1cm〜4cmの頚部用枕高さ調節組部材と、頚部用枕短柱体と、が備えられ、該頚部用枕短柱体の上部は半円柱体、下部は柱体、該頚部用枕高さ調節組部材は、それぞれの上、下面に設けられている接続部材を介し、互いに積層接続し、最上層の頚部用枕高さ調節組部材は上面の接続部材を介し、該頚部用枕短柱体の底面に接続し、最下層の頚部用枕高さ調節組部材は下面の接続部材を介し、上記板座に接続し、該頚部用枕短柱体の長さは15cm、下部の柱体の幅×高さは4cm×2cm、上部の該半円柱体の横断面半円の半径は2cm、該頚部用枕高さ調節組部材の面積は15cm×6cmであることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  6. 上記左・右側側臥用枕の上記高さ調節組部材の高さは1cm〜5cm、個数は0〜4つ、左・右側側臥用枕の高さ調節組部材は、それぞれの上、下面に設けられている接続部材を介し、互いに積層接続し、最下層の側臥用枕高さ調節組部材は下面の接続部材を介し、上記板座に接続されていることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  7. 上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構および上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構は、角度調節棒式または支え棒式であって、
    上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構には、それぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、
    該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の後ろ側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の後ろ側端の周辺に平行する、
    上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構に、それぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該底台座板の内側端の周辺と上部操作板の内側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の外側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の外側端の周辺に平行する、
    上記支え棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構に、どちらも底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の後ろ側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジに一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の後ろ側側面に浮くように固定される、
    上記過度側臥抑制角連続調節機構に、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板の内側端の周辺と該上部操作板の内側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の外側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジに一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の外側側面に浮くように固定される、ことを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  8. 上記脊柱傾き順応角連続調節機構は、上記側臥用枕高さ調節組部材と上記過度側臥抑制角連続調節機構との間に接続され、または、上記板座と上記側臥用枕高さ調節組部材との間、または、任意2つの側臥用枕高さ調節組部材の間に接続されることを特徴とする請求項7記載の両用枕。
  9. 上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との底部に、どちらも、該角度調節棒と垂直するガイドレールが設けられ、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の底台座板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の底台座板との上面に該ガイドレールに合う凹溝が設けられ、該ガイドレールが該凹溝に嵌め込まれ、該凹溝内に自在に滑り移動でき、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節棒と上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節棒との上面は、ぞれぞれ、接続部材を介し、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板との下面に固定されることを特徴とする請求項7記載の両用枕。
  10. 上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構および上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構は、角度調節棒式または支え棒式であって、
    上記角度調節棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構には、それぞれ、底台座板と、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、
    該底台座板と上記高さ調節組部材は接続部材を介し、接続固定され、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、さらに、該底台座板と上部操作板との間の後ろ側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が該底台座板の後ろ側端の周辺に平行する、
    上記左・右側側臥用枕の上記過度側臥抑制角連続調節機構に、それぞれ、上部操作板と、蝶番と、角度調節棒と、が備えられ、該上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺は蝶番を介し、連結され、さらに、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板と上記過度側臥抑制角連続調節機構の上部操作板との間の外側に1本の角度調節棒が備えられ、該角度調節棒が上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の外側端の周辺に平行する、
    上記支え棒式の上記左・右側側臥用枕の上記脊柱傾き順応角連続調節機構に、どちらも底台座板と、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該底台座板と上記高さ調節組部材とは接続部材を介し、接続固定され、該底台座板の前側端の周辺と該上部操作板の前側端の周辺との間に2枚の蝶番が設けられ、該支え棒の先曲げ部分は該上部操作板の後ろ側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、該底台座板の後ろ側側面に浮くように固定される、
    上記過度側臥抑制角連続調節機構には、上部操作板と、蝶番と、支え棒と、止めネジと、が備えられ、該上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺と上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の両用枕内側近くの端の周辺は蝶番を介し、連結され、該支え棒の先曲げ部分はネジを介し、該上部操作板の外側の下面に固定され、該支え棒の縦アーチ部分の中心線に、該止めネジ差し込み用の1本の溝穴が開けられ、該止めネジには一つ手動で着脱できるつまみが備えられ、上記脊柱傾き順応角連続調節機構の上部操作板の外側側面に浮くように固定される、ことを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  11. 上記脊柱傾き順応角連続調節機構の角度調節可能な範囲は5°〜25°、上記過度側臥抑制角連続調節機構の角度調節可能な範囲は0°〜15°であることを特徴とする請求項7または10記載の両用枕。
  12. 上記左・右側側臥用枕の表面クッションには、耳収納穴が設けられ、サイズは8cm×6cmの角丸四角形であることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  13. 上記左・右側側臥用枕の中に、睡眠者の睡眠状態を感知する圧力感知器が備えられ、さらに、上記両用枕に、それぞれ、左側側臥用枕と右側側臥用枕の使用時間を累計する電子タイマ計測器と、両側の側臥用枕の使用時間差により、使用ガイダンスを出す音声・光電子式指示器が備えられ、該圧力感知器と、該電子タイマ計測器と、該音声・光電子式指示器はマイコンによって制御されていることを特徴とする請求項1記載の両用枕。
  14. 上記音声・光電子式指示器は、スピーカー、液晶ディスプレイであって、該スピーカーが上記側臥用枕の表面クッションの耳収納穴に設けられていることを特徴とする請求項13記載の両用枕。
  15. 上記角度が20°以下である請求項1記載の両用枕。
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