JP5547031B2 - ロゴスキーコイルおよび電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性を有する棒状の巻芯の一端から他端に亘って電線が巻回されて形成された巻線を備えたロゴスキーコイル、およびこのロゴスキーコイルを備えた電流検出装置に関するものである。
この種のロゴスキーコイルとして、下記の特許文献1に開示された電流検出器を構成する検出部(ロゴスキーコイル)が知られている。この検出部51は、図4に示すように、芯部(巻芯)52、コイル(巻線)53および導電線(巻き戻し線)54を備えて構成されている。
この場合、芯部52は、絶縁性および可撓性を有するチューブ(断面円形の棒状体)で構成されている。コイル53は、この芯部52の外周面(表面)に芯部52の一端(図4中の右端)から他端(図4中の左端)に亘って、絶縁被覆を有する導電線が螺旋状に一定間隔で巻回(具体的には密着巻きで巻回)されて構成されている。導電線54は、芯部52の中心部に、芯部52の一端側から他端側に亘って貫通して配設されている。また、導電線54は、芯部52の一端側の端部(図中の右端部)がコイル53における芯部52の一端側の端部に接続されている。また、コイル53における芯部52の他端側の端部は、出力電線55として絶縁被覆57の外部に引き出され、導電線54における芯部52の他端側の端部は、出力電線56として絶縁被覆57の外部に引き出されている。また、この検出部51では、芯部52にコイル53を巻回したものに対して、可撓性の絶縁材料を用いて形成された絶縁被覆57が被覆されている。また、ロゴスキーコイルの技術分野では、コイル53は、下記の特許文献2に開示されているように被覆電線(エナメル銅線。いわゆるマグネットワイヤ)を用いて形成されるのが一般的である。
特開2006−329826号公報(第3−4頁、第1,3図) 特開2003−139802号公報(第4頁)
ところが、従来のロゴスキーコイルには、以下の課題が存在する。すなわち、従来のロゴスキーコイルでは、上記したように、コイル53はエナメル銅線を用いて形成されているが、このエナメル銅線は、銅製の単線の表面に絶縁被膜を形成したものであって、絶縁被膜は薄く(例えば0.04mm程度)、かつ弾性変形量も極めて少ない(弾性率が大きい。つまり、固い)。このため、芯部52にエナメル銅線を密着巻きしてコイル53を形成する構成を採用した場合、このロゴスキーコイルには、芯部52およびコイル53の全体としての柔軟性が低下して、曲げにくくなるという解決すべき課題が存在している。
一方、この課題は、密着巻きを採用せずに、芯部52の外周面にエナメル銅線を隙間を空けて一定間隔で巻回してコイル53を形成することで解決することができる。しかしながら、この構成においては、芯部52およびコイル53の全体としての柔軟性は高まるものの、芯部52およびコイル53を曲げたときに、コイル53が芯部52の外周面上でずれて間隔が不均一になり、測定精度が低下するという新たな課題が発生する。また、この課題は、シリコーンゴムなどの比較的柔らかな絶縁材料で芯部52を形成し、かつエナメル銅線を芯部52に若干食い込ませるようにして巻回することで解決することが可能であるが、この構成では、芯部52におけるエナメル銅線を巻回した部位の断面形状が局部的に歪んだ円形になり、断面形状が不均一になるため、やはり、測定精度が低下するという課題が発生する。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、コイルを密着巻きで形成しつつ十分な柔軟性と十分な測定精度を確保し得るロゴスキーコイルおよび電流検出装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載のロゴスキーコイルは、可撓性を有する棒状の巻芯と、当該巻芯の表面に当該巻芯の一端から他端に亘って絶縁電線が一層に巻回されて形成された巻線と、当該巻線における前記巻芯の前記一端側の端部に一端が接続されると共に前記巻芯に沿って当該巻芯の前記他端側に戻される巻き戻し線とを備えたロゴスキーコイルであって、前記絶縁電線は、導体、および弾性変形可能な絶縁材料で構成されて当該導体を被覆する絶縁被覆を備え、前記巻線は、前記絶縁電線が相互に密着し、かつ整列した状態で巻回されて形成され、前記絶縁被覆は、前記巻芯の弾性率よりも小さい弾性率に規定されている。
また、請求項記載の電流検出装置は、測定対象電線に着脱自在に取り付けられる請求項1記載のロゴスキーコイルと、前記測定対象電線に電流が流れたときに前記巻線における前記巻芯の前記他端側の端部と前記巻き戻し線の他端との間に発生する誘導起電圧を増幅して増幅信号として出力する増幅部と、前記増幅信号に基づいて前記電流の電流値を検出する処理部とを備えている。
請求項1記載のロゴスキーコイルおよび請求項記載の電流検出装置では、弾性変形可能な絶縁被覆で導体が被覆された絶縁電線を相互に密着し、かつ整列した状態で一層に巻回して巻線が形成されている。したがって、このロゴスキーコイルによれば、測定対象電線に取り付けられた環状状態においても、巻芯に等間隔で絶縁電線が巻回された状態を維持することができるため、測定対象電線の周囲に発生する磁界を巻線で正確に検出することができる。これにより、この電流検出装置によれば、測定対象電線に流れる電流の電流値を正確に測定することができる結果、測定精度を十分に向上させることができる。また、このロゴスキーコイルによれば、絶縁被覆が弾性変形可能な絶縁材料で構成されているため、巻芯に絶縁電線が密着巻きされている状態においても、容易に折り曲げて環状状態に移行させることができる。
また、このロゴスキーコイルおよびこの電流検出装置では、絶縁被覆が巻芯の弾性率よりも小さい弾性率に規定されているため(絶縁被覆が巻芯よりも柔らかいため)、測定対象電線に取り付けられた環状状態においても、絶縁電線の絶縁被覆は、自らが主として変形し、接触している巻芯に対して殆ど変形を生じさせない。したがって、このロゴスキーコイルおよび電流検出装置によれば、環状状態において、巻芯の断面形状(巻き戻し線の長さ方向と直交する方向での断面形状)をほぼ均一に維持することができ、これに伴い、巻線の断面形状(巻き戻し線の長さ方向と直交する方向での断面形状)についてもほぼ均一に維持することができるため、測定対象電線の周囲に発生する磁界を巻線で一層正確に検出することができる。これにより、この電流検出装置によれば、測定対象電線に流れる電流の電流値を一層正確に測定することができる。
電流検出装置1およびロゴスキーコイル2の構成を示す構成図である。 ロゴスキーコイル2の巻き戻し線13を含む平面に沿った要部断面図(ロゴスキーコイル2が直線状態での断面図)である。 ロゴスキーコイル2の巻き戻し線13を含む平面に沿った要部断面図(ロゴスキーコイル2が環状状態での断面図)である。 従来の検出部(ロゴスキーコイル)51の構成を示す構成図である。
以下、電流検出装置1およびロゴスキーコイル2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、電流検出装置1およびロゴスキーコイル2の構成について説明する。
図1に示す電流検出装置1は、ロゴスキーコイル2、増幅部3、処理部4および表示部5を備え、測定対象電線6に流れる電流I1を検出して、その電流値を表示可能に構成されている。
ロゴスキーコイル2は、一例として、図1に示すように、巻芯11、巻線12、巻き戻し線13、絶縁被覆14、一対の出力電線15,16および保持部17を備えて構成されている。なお、図1においては、発明の理解を容易にするため、保持部17については破線で図示している。
巻芯11は、絶縁性および可撓性を有する材料、具体的には、後述する巻線12を形成する絶縁電線を構成する絶縁体の弾性率よりも大きな弾性率の材料を用いて棒状に形成されている。本例では、巻芯11は、断面円形の棒状に形成されている。
巻線12は、図2に示すように直線状に伸ばされた状態の巻芯11の外周面に、巻芯11の一端(図1中の右端)から他端(図1中の左端)に亘って螺旋状に等しい間隔L0で絶縁電線21を密着した状態で(密着巻きで)一層に巻回することにより、コイルとして機能するように構成されている。具体的には、絶縁電線21は、同図に示すように、導体22、および弾性変形可能な絶縁材料で構成されて導体22を被覆する絶縁被覆23を備えている。この場合、巻線12は、絶縁電線21(具体的には、その絶縁被覆23)が相互に密着し、かつ整列した状態で巻回されて形成されている。本例では、絶縁電線21は、直径と等しい間隔L0で、等間隔に巻回されている。また、絶縁被覆23は、巻芯11を構成する絶縁体の弾性率よりも小さな弾性率の材料(例えば、PVC、ポリエチレン、シリコーン樹脂、フッ素樹脂など)で、上記したエナメル銅線の被膜の厚み(0.04mm程度)よりも十分に厚く(例えば、少なくとも10倍以上厚く)構成されている。つまり、絶縁電線21は、いわゆるビニル被覆電線で構成されている。
巻き戻し線13は、導電線で構成されると共に、図1,2に示すように、巻芯11の一端から他端に亘って巻芯11の中心部を貫通して配設されて、その巻芯11の一端側の端部(図1中の右端部)は巻線12における巻芯11の一端側の端部(図1中の右端)と接続されている。また、巻き戻し線13は、巻芯11の他端側の端部(図1中の左端部)が出力電線16として絶縁被覆14の外部に引き出されている。また、巻線12も、巻芯11の他端側の端部(図1中の左端部)が出力電線15として絶縁被覆14の外部に引き出されている。絶縁被覆14は、可撓性を有する絶縁材料を用いて、図1,2に示すように、巻線12が巻回された巻芯11の外周面全体を覆うようにして形成されている。
保持部17は、絶縁性を有する材料を用いて、図1に示すように筒体に形成されて、絶縁被覆14で覆われた巻芯11の他端側に、この他端側が一方の開口部側(同図中における保持部17の左側の開口部側)から内部に挿入された状態で取り付けられている。また、保持部17は、他方の開口部側(同図中における保持部17の右側の開口部側)から、絶縁被覆14で覆われた巻芯11の一端側を内部に挿着可能(挿入させた状態での取付けが可能)に構成されている。また、保持部17は、絶縁被覆14で覆われた巻芯11の一端側が内部に挿着された状態において、巻芯11の各端部の端面同士が対向し、巻線12の各端部同士が電気的に接続されない状態で、巻芯11の一端側を着脱自在に保持する機能を備えている。この構成により、ロゴスキーコイル2は、巻芯11の一端側が保持部17に未挿着の非環状状態から、巻芯11の一端側が保持部17に挿着された環状状態に容易に移行することができるため、測定対象電線6に容易に取り付け可能となっている。同様にして、測定対象電線6からの取り外しについても、簡単に行えるようになっている。
増幅部3は、一例として演算増幅器を備えて構成されて、この演算増幅器の一対の入力端子に出力電線15,16の各先端が接続されている。また、出力電線16は、図1に示すように、基準電位(グランド電位)に接続されている。この構成により、増幅部3は、測定対象電線6に電流I1が流れることに起因して、一対の出力電線15,16間に発生する電圧、つまり、巻線12および巻き戻し線13における巻芯11の他端側の各端部間に発生する誘導起電圧V1を増幅して増幅信号V2として出力する。
処理部4は、一例として、A/D変換器、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備えて構成されている。この処理部4では、A/D変換器が増幅信号V2をデジタルデータに変換する。また、CPUが、メモリに記憶されている動作プログラムに従って作動して、この変換されたデジタルデータに基づいて測定対象電線6に流れている電流I1の電流値Diを算出して表示部5に表示させる。表示部5は、一例として、液晶ディスプレイなどのモニタ装置で構成されて、入力した電流値Diを画面に表示させる。
次に、電流検出装置1による測定対象電線6の電流I1についての検出動作について説明する。
この電流検出装置1では、電流I1の検出動作に先立ち、まず、測定対象電線6を取り囲むようにしてロゴスキーコイル2を曲げて、次いで、図1に示すように、巻芯11の一端側を保持部17に挿着することでロゴスキーコイル2を環状状態に移行させる。これにより、ロゴスキーコイル2が測定対象電線6に取り付けられた状態となる。この場合、ロゴスキーコイル2を環状状態に移行させる際には、後述するように、絶縁電線21における巻芯11の内周側に位置している部位が巻芯11の変形に伴って互いに押し縮められるが、絶縁被覆23の弾性率が小さい(絶縁被覆23が柔らかい)ため、容易に曲げることが可能となっている。
この環状状態において、絶縁電線21の巻芯11は、その中心部に配設されている巻き戻し線13を基準として外周側に位置している部位がほぼ均一に伸び、逆に、巻き戻し線13を基準として内周側に位置している部位がほぼ均一に縮む。また、これにより、巻芯11に巻回された絶縁電線21も同様にして、図3に示すように、巻芯11の外周側に位置している部位では、相互の間隔L1がほぼ均一な状態で、図2に示す状態での間隔L0よりも広がる(間隔L1(>L0)になる)。
逆に、絶縁電線21における巻芯11の内周側に位置している部位は、巻芯11の上記変形に伴って互いに押し縮められる。この場合、絶縁電線21における巻芯11の内周側に位置している各部位の相互間には巻芯11の周方向に沿ったほぼ均一な力が作用し、かつ絶縁電線21の絶縁被覆23はエナメル銅線の皮膜よりも十分に厚く、かつ弾性率の小さな材料(柔らかな材料)で構成されている。このため、この絶縁被覆23が弾性変形することで、絶縁電線21における上記内周側に位置している各部位は、隣接する部位の上に乗り上げるといった状態に陥ることなく、整列状態が維持された状態で、相互間の間隔(つまり、導体22の間隔)L2がほぼ均一な状態で、図2に示す状態での間隔L0よりも狭まる(間隔L2(<L0)になる)。
また、上記したように、絶縁電線21の絶縁被覆23は、巻芯11を構成する絶縁体の弾性率よりも小さな弾性率の材料(柔らかな材料)で構成されているため、ロゴスキーコイル2の環状状態において、自らが主として変形し、接触している巻芯11に対して殆ど変形を生じさせない。このため、巻芯11の断面形状(巻き戻し線13の長さ方向と直交する方向での断面形状)はほぼ均一に維持され、これに伴い、巻線12の断面形状(巻き戻し線13の長さ方向と直交する方向での断面形状)についてもほぼ均一に維持される。
このようにして、ロゴスキーコイル2が測定対象電線6に取り付けられた状態において、この電流検出装置1では、まず、巻線12が測定対象電線6に電流I1が流れることに起因して測定対象電線6の周囲に発生する磁界(不図示)を検出する。この際に、上記したように、巻線12を構成する絶縁電線21は、巻芯11の外周側では間隔L1で、また内周側では間隔L2で巻回され、かつ巻線12の断面形状もほぼ均一に維持された状態にあるため、巻線12は、測定対象電線6の周囲に発生する磁界を正確に検出する。この結果、巻線12および巻き戻し線13における巻芯11の他端側の各端部(同図中の各左端部)間に、電流I1の電流値(振幅)に応じた振幅の誘導起電圧V1が発生する。この際に、誘導起電圧V1は、一対の出力電線15,16を介してロゴスキーコイル2から増幅部3に出力される。
増幅部3は、この誘導起電圧V1を増幅信号V2に増幅して処理部4に出力し、処理部4が、この増幅信号V2に基づいて電流I1の電流値Diを算出して、表示部5に表示させる。
このように、このロゴスキーコイル2では、弾性変形可能な絶縁被覆23で導体22が被覆された絶縁電線21を相互に密着し、かつ整列した状態で一層に巻回して巻線12が形成されている。したがって、このロゴスキーコイル2によれば、測定対象電線6に取り付けられた環状状態においても、上記したように、巻芯11に等間隔で絶縁電線21が巻回された状態を維持することができるため、測定対象電線6の周囲に発生する磁界を巻線12で正確に検出することができる。これにより、この電流検出装置1によれば、測定対象電線6に流れる電流I1の電流値を正確に測定することができる結果、測定精度を十分に向上させることができる。
また、このロゴスキーコイル2によれば、絶縁被覆23が弾性変形可能な絶縁材料で構成されているため、巻芯11に絶縁電線21が密着巻きされている状態においても、容易に折り曲げて環状状態に移行させることができる。
また、このロゴスキーコイル2では、絶縁被覆23が巻芯11の弾性率よりも小さい弾性率に規定されているため(絶縁被覆23が巻芯11よりも柔らかいため)、測定対象電線6に取り付けられた環状状態においても、上記したように、絶縁電線21の絶縁被覆23は、自らが主として変形し、接触している巻芯11に対して殆ど変形を生じさせない。したがって、このロゴスキーコイル2によれば、環状状態において、巻芯11の断面形状(巻き戻し線13の長さ方向と直交する方向での断面形状)をほぼ均一に維持することができ、これに伴い、巻線12の断面形状(巻き戻し線13の長さ方向と直交する方向での断面形状)についてもほぼ均一に維持することができるため、測定対象電線6の周囲に発生する磁界を巻線12で一層正確に検出することができる。これにより、この電流検出装置1によれば、測定対象電線6に流れる電流I1の電流値を一層正確に測定することができる。
なお、上記のロゴスキーコイル2では、絶縁電線21の絶縁被覆23を巻芯11の弾性率よりも小さい弾性率に規定する好ましい構成を採用しているが、ロゴスキーコイル2を環状にしたときに絶縁電線21から巻芯11に加わる力が弱い場合など、絶縁被覆23の材質の如何に拘わらず巻芯11の断面形状が一定に維持可能な場合には、絶縁被覆23の弾性率を巻芯11の弾性率以上に規定してもよいのは勿論である。
1 電流検出装置
2 ロゴスキーコイル
3 増幅部
4 処理部
6 測定対象電線
11 巻芯
12 巻線
13 巻き戻し線
21 絶縁電線
22 導体
23 絶縁被覆
I1 電流
V1 誘導起電圧

Claims (2)

  1. 可撓性を有する棒状の巻芯と、当該巻芯の表面に当該巻芯の一端から他端に亘って絶縁電線が一層に巻回されて形成された巻線と、当該巻線における前記巻芯の前記一端側の端部に一端が接続されると共に前記巻芯に沿って当該巻芯の前記他端側に戻される巻き戻し線とを備えたロゴスキーコイルであって、
    前記絶縁電線は、導体、および弾性変形可能な絶縁材料で構成されて当該導体を被覆する絶縁被覆を備え、
    前記巻線は、前記絶縁電線が相互に密着し、かつ整列した状態で巻回されて形成され
    前記絶縁被覆は、前記巻芯の弾性率よりも小さい弾性率に規定されているロゴスキーコイル。
  2. 測定対象電線に着脱自在に取り付けられる請求項1記載のロゴスキーコイルと、
    前記測定対象電線に電流が流れたときに前記巻線における前記巻芯の前記他端側の端部と前記巻き戻し線の他端との間に発生する誘導起電圧を増幅して増幅信号として出力する増幅部と、
    前記増幅信号に基づいて前記電流の電流値を検出する処理部とを備えている電流検出装置。
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