JP5544951B2 - 仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラム - Google Patents

仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラムに関し、特に仮想コンピュータシステムを利用して迅速にディザスタリカバリ(Disaster Recovery)が可能な仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラムに関する。
コンピュータネットワークが既に重要な社会的インフラとなっている現代では、地震、火災、風水害などのような大規模災害によるデータの喪失や情報システムの稼働停止は、重大な社会的損失となる。そのため、そのような大規模災害が発生した場合に、情報システムを迅速に復旧させることが重要である。このような情報システムの大規模災害からの復旧を、ディザスタリカバリという。
ディザスタリカバリにおいて重要な役割を果たすと考えられているのが、コンピュータの仮想化技術である。仮想コンピュータを動作させるデータセンタから物理的に離れた場所に、そのデータセンタのデータをバックアップしたバックアップサイトを構築しておけば、このデータセンタが災害によってダウンした場合にこのバックアップサイトが同一の仮想コンピュータを構築して、その業務をスムースに引き継ぐことができる。これによって、復旧にかかる処理を容易に、迅速に、かつ低コストに実施することが可能なディザスタリカバリを実現できると考えられている。
これに関連する技術文献として、次の各文献がある。特許文献1には、仮想計算機への物理資源の再配分を可能とする仮想計算機システムについて記載されている。特許文献2には、ハードウェア障害に対する信頼性を向上させるため、複数の物理プロセッサを有する計算機で、互いに異なる物理プロセッサ上に互いに異なる論理計算機を割り当てるという仮想計算機システムについて記載されている。
特許文献3には、複数の実計算機の間で移動可能な論理計算機を構成するため、論理計算機ごとのプロセッサ割当量からこれを割り当て可能な物理プロセッサを見つけてそこにこの論理計算機を割り当てるという仮想計算機システムについて記載されている。非特許文献1には、コンピュータの仮想化技術を利用したディザスタリカバリの実証実験について記載されている。
特開2002−202959号公報 特開2003−330740号公報 特開平10−283210号公報
「SAP CO-INNOVATION LAB TOKYOでの共同検証プロジェクトで、実用化に向けた『ディザスタリカバリ』を検証(ニュースリリース)」、平成21年5月11日、SAPジャパン株式会社、[online][平成21年9月1日検索]、インターネット<URL:http://www.sap.com/japan/about/press/press.epx?pressid=11286>
ディザスタリカバリには、情報システムを一刻も早く復旧させることが求められている。前述のような、仮想コンピュータを動作させるデータセンタのディザスタリカバリについても、この業務を引き継ぐ仮想コンピュータを一刻も早く構築することがもちろん必要である。
仮想コンピュータを動作させる場合には、この仮想コンピュータの運用時に発生するピークの処理負荷を考慮して、該仮想コンピュータに最適なリソースを割り当てるようにするのが普通である。しかしながら、仮想コンピュータの構築にかかる負荷について考慮した関連技術はなく、このためディザスタリカバリに必要な仮想コンピュータの構築処理には時間がかかっていた。
前述の特許文献1〜3は、いずれもこの仮想コンピュータの構築にかかる負荷を軽減することを目的としたものではなく、実際にその負荷を軽減しうる構成は記載されていない。非特許文献1には、仮想コンピュータによるディザスタリカバリが可能であることを実証したという旨が記載されてはいるが、やはり仮想コンピュータの構築にかかる負荷を軽減しうる構成は記載されていない。
本発明の目的は、大規模災害からの復旧(ディザスタリカバリ)に係る情報システムの再構築処理を迅速に実施することを可能とする仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮想コンピュータシステムは、ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタと、データセンタのデータをバックアップして仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムであって、データセンタが、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って仮想マシンの構成を決定する管理サーバと、管理サーバの決定した構成に基づいて仮想マシンを動作させる物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシンとを有し、業務定義情報が、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含み、管理サーバが、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、ユーザ端末から受信した業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、物理マシン情報および業務定義情報から、運用要求情報および構築要求情報で指定された条件を満たすように物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、配置パターンごとに各仮想マシンで業務構成情報に定義された各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、最も早く各仮想マシンで各アプリケーションを起動できる配置パターンを選出する処理時間評価手段と、物理マシンが仮想マシンを起動する際に、選出された配置パターンに従って物理マシンに仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る管理サーバは、ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタに装備され、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って仮想マシンの構成を決定して、この構成に基づいてあらかじめ接続された物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシン上で、仮想マシンを動作させる管理サーバであって、業務定義情報が、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含み、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、ユーザ端末から受信した業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、物理マシン情報および業務定義情報から、運用要求情報および構築要求情報で指定された条件を満たすように物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、配置パターンごとに各仮想マシンで業務構成情報に定義された各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、最も早く各仮想マシンで各アプリケーションを起動できる配置パターンを選出する処理時間評価手段と、物理マシンが仮想マシンを起動する際に、選出された配置パターンに従って物理マシンに仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮想マシンの構築方法は、複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従ってユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを物理マシン上に構築するデータセンタと、データセンタのデータをバックアップして仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、業務定義情報が、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含むものであり、データセンタが備える管理サーバに、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶し、管理サーバが、ユーザ端末から業務定義情報を受信し、管理サーバが、受信した業務定義情報を解析し、管理サーバが、物理マシン情報および業務定義情報から、運用要求情報および構築要求情報で指定された条件を満たすように物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成し、管理サーバが、配置パターンごとに各仮想マシンで業務構成情報に定義された各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、管理サーバが、算出された配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く各仮想マシンで各アプリケーションを起動できる配置パターンを選出し、物理マシンが、仮想マシンを起動する際に選出された配置パターンに従って仮想マシンを構築することを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る仮想マシンの構築プログラムは、複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従ってユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを物理マシン上に構築するデータセンタと、データセンタのデータをバックアップして仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、業務定義情報が、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含むものであり、データセンタの備える、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶しているコンピュータに、ユーザ端末から業務定義情報を受信する手順と、受信した業務定義情報を解析する手順と、物理マシン情報および業務定義情報から、運用要求情報および構築要求情報で指定された条件を満たすように物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する手順と、配置パターンごとに各仮想マシンで業務構成情報に定義された各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出する手順と、算出された配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く各仮想マシンで各アプリケーションを起動できる配置パターンを選出する手順と、物理マシンが仮想マシンを起動する際に、物理マシンに選出された配置パターンに従って仮想マシンを構築させる手順とを実行させることを特徴とする。
上述したように本発明は、物理マシン上に仮想マシンを配置する複数通りの配置パターンを予め生成して、その中から最も早く構築できる配置パターンを選出するように構成したので、この選出された配置パターンに従って迅速に仮想マシンを構築することができ、これによって、大規模災害からの復旧(ディザスタリカバリ)に係る情報システムの再構築処理を迅速に実施することが可能であるという、優れた特徴を持つ仮想コンピュータシステム、管理サーバ、仮想マシンの構築方法およびそのプログラムを提供することができる。
本発明の実施形態に係るデータセンタの内部構成を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る仮想コンピュータシステム全体の構成について示す説明図である。 図2で示したバックアップセンタのより詳しい構成を示す説明図である。 図1で示したユーザ端末から業務定義解析手段に送信される業務定義情報の一例を示す説明図である。 図1で示した物理マシン情報および業務情報の記憶内容の一例を示す説明図である。 図1で示した管理サーバが業務定義情報から配置パターンを作成する動作を表すフローチャートである。 図1で示した管理サーバが仮想マシン配置パターン候補の中から採用する配置パターンを作成して保存する動作を表すフローチャートである。 図7のステップS403として示した、処理時間評価手段が各物理マシンの処理能力を算出する処理をより詳細に示すフローチャートである。 図7のステップS405として示した、処理時間評価手段が業務全体の構築処理にかかる時間を算出する処理をより詳細に示すフローチャートである。 図1で示した仮想マシン制御手段が、記憶された配置パターンから仮想マシンを生成する処理を表すフローチャートである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態の構成について添付図1〜2に基づいて説明する。
最初に、本実施形態の基本的な内容について説明し、その後でより具体的な内容について説明する。
本実施形態に係る仮想コンピュータシステム1は、ユーザ端末31からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシン32を構築するデータセンタ10と、データセンタのデータをバックアップして仮想マシン32と同一の機能を有する仮想マシン32aを構築可能なバックアップセンタ20とを有する仮想コンピュータシステムである。このデータセンタ10は、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って仮想マシンの構成を決定する管理サーバ100と、管理サーバの決定した構成に基づいて仮想マシンを動作させる物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシン111〜11nとを有する。そしてこの管理サーバ100は、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報161を予め記憶している記憶装置102と、ユーザ端末から受信した業務定義情報170を解析する業務定義解析手段151と、物理マシン情報および業務定義情報から物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段152と、配置パターンごとに仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出し、最も早く仮想マシンを構築できる配置パターンを選出する処理時間評価手段153と、物理マシンが仮想マシンを起動する際に、選出された配置パターンに従って物理マシンに仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段154とを有する。
ここで業務定義情報170は、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報171と、各々の仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報172と、各々の仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報173とを含む。配置パターン生成手段は、物理マシン情報161に基づいて、運用要求情報172および構築要求情報173で指定された条件を満たす配置パターンを生成する。
そして処理時間評価手段153は、業務構成情報で各々のアプリケーションを起動する段階ごとに同一の物理マシン上で同時に構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば該物理マシンの処理能力を減算して処理時間の算出を行う。また、この処理時間評価手段153は、業務構成情報で各々のアプリケーションを起動する段階ごとに並行して構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば同一の段階での構築処理時間の最大値以外を合計する対象から除外して処理時間の算出を行う。
以上の構成を備えることにより、仮想コンピュータシステム1は、ディザスタリカバリに係る再構築処理を迅速に実施することが可能となる。
以下、これをより詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る仮想コンピュータシステム1全体の構成について示す説明図である。本実施形態では、ユーザが操作するユーザ端末31が、インターネット30を介してデータセンタ10に接続して、データセンタ10が構築した仮想マシン32を操作する。その際、ユーザ端末31はユーザの業務構成手順を示す業務定義情報170をデータセンタ10に対して送信し、仮想コンピュータである仮想マシン32はこの業務定義情報に従って動作する。
そして、データセンタ10のデータをバックアップし、データセンタ10と同一の構成を有するバックアップセンタ20が、このデータセンタ10とは物理的に離れた場所に構築されている。大規模災害が発生してデータセンタ10が使用不可能になった場合に、バックアップセンタ20は仮想マシン32と同一の機能を有する仮想マシン32aを構築して、仮想マシン32の機能を復旧させることができる。
図1は、図2で示したデータセンタ10の内部構成を示す説明図である。データセンタ10は、データセンタ10全体を管理する管理サーバ100と、管理サーバ100の管理によって後述の仮想マシンが構築される物理的なコンピュータ装置であるm台の物理マシン111〜11mとが、内部ネットワーク130によって相互に接続されて構成されている。物理マシン111〜11m上に、n台の仮想マシン121〜12nが構築される。この仮想マシン121〜12nのうちのいずれか1台が、図2に示した仮想マシン32である。
ここでmおよびnはいずれも整数であり、m=nであってもm≠nであってもよい。また、物理マシンごとに構築される仮想マシンの台数が異なっていてもよい。ユーザ端末31は、インターネット30を介して管理サーバ100に接続され、仮想マシン121〜12nのうちのいずれか1台である仮想マシン32を操作する。
ユーザ端末31が送信する業務定義情報170は、仮想マシン121〜12nの構築順や構築時に行う処理などについての情報である業務構成情報171と、業務アプリケーションの処理ピーク時を勘案するなどした仮想マシン121〜12nを安定して稼動させるために必要な性能情報である運用要求情報172と、仮想マシン121〜12n上の業務アプリケーションの構築に必要な処理量についての情報である構築要求情報173とで構成されている。これら各々の情報の構成については後述する。
管理サーバ100は、コンピュータプログラムを実行する演算装置であるプロセッサ101と、プログラムやデータを記憶する記憶装置102とで構成されるコンピュータ装置である。プロセッサ101では、後述する業務定義解析手段151、配置パターン生成手段152、処理時間評価手段153、仮想マシン制御手段154といった各手段が、各々コンピュータプログラムとして動作する。
また記憶装置102では、物理マシン情報161と、業務情報162といったデータが記憶されている。物理マシン情報161は、物理マシン111〜11mの各々の性能についての情報である。業務情報162は、この物理マシン111〜11m上にどのように仮想マシン121〜12nが配置されているかについての情報である。これらの情報の構成についても後述する。
業務定義解析手段151は、ユーザ端末31から業務定義情報170を受信し、この業務定義情報を解析して業務構成情報171、運用要求情報172、および構築要求情報173を出力する。配置パターン生成手段152は、業務定義解析手段151から業務構成情報171および運用要求情報172の出力を受けて、これらと物理マシン情報161とから仮想マシン配置パターン情報を生成する。
処理時間評価手段153は、配置パターン生成手段152が生成した仮想マシン配置パターン情報から、各々の仮想マシン配置パターンで仮想マシン121〜12nを構築した場合の構築処理時間を計算して、その中から構築処理時間が最短となる仮想マシン配置パターンを選出する。仮想マシン制御手段154は、処理時間評価手段153が選出した業務開始時間が最短となる仮想マシン配置パターンの通りに、仮想マシン121〜12nを構築する。
図3は、図2で示したバックアップセンタ20のより詳しい構成を示す説明図である。バックアップセンタ20は、バックアップセンタ20全体を管理する管理サーバ200と、管理サーバ200の管理によって後述の仮想マシンが構築される物理的なコンピュータ装置であるm台の物理マシン211〜21mとが、内部ネットワーク230によって相互に接続されて構成されている。そして物理マシン211〜21m上に、n台の仮想マシン221〜22nが構築される。
前述のように、バックアップセンタ20はデータセンタ10と原則同一の構成を有するので、各構成部の参照番号を各々+100して示す。また、バックアップデータの作成およびそこからのデータのリストアについては、公知の方法を適宜使用することができる。
バックアップセンタ20の管理サーバ200は、直接ユーザ端末31から業務定義情報170を受信することはないが、データセンタ10内部のデータをバックアップ処理で複製し、かつバックアップセンタ20の物理的な構成に基づいて、管理サーバ100と同様の処理を行って仮想マシン配置パターン情報を生成する。
従って、プロセッサ201では、業務定義解析手段251、配置パターン生成手段252、処理時間評価手段253の仮想マシン制御手段254がコンピュータプログラムとして、管理サーバ100と同一の動作を行う。
図4は、図1で示したユーザ端末31から業務定義解析手段151に送信される業務定義情報170(業務構成情報171、運用要求情報172および構築要求情報173)の一例を示す説明図である。業務構成情報171には、各々の仮想マシンで起動すべきアプリケーションと、それらを起動する順序について記載されている。以後、これを業務の構築フローという。
図4の業務構成情報171に示された例では、ウェブサービスに係る業務を起動する構築フローとして、まずデータベースサーバAを起動し(以後フェーズ1という)、その後にウェブアプリケーションサーバB1およびB2を起動し(以後フェーズ2という)、この両者が起動した後でロードバランサーCを起動する(以後フェーズ3という)という起動順序が示されている。これらの各サーバは別々に起動されて動作する必要がある。
同時に、この構築フローに従って起動されることが必須であるので、この起動の順序を変更することはできない。従って、データベースサーバAが起動された後でないとウェブアプリケーションサーバB1およびB2を起動することはできないし、ウェブアプリケーションサーバB1およびB2の両方が起動された後でないとロードバランサーCを起動することはできない。
運用要求情報172は、構築すべき各々の仮想マシン121〜12nの仮想マシン名172aと、その仮想マシンに要求される性能を表す性能値172bとを含む。構築要求情報173は、前述の仮想マシン名172aと、その仮想マシンが行う処理量173aとを含む。運用要求情報172と構築要求情報173とで、仮想マシン名172aは共通するデータとなる。
図4の運用要求情報172および構築要求情報173に示された例では、上述の業務構成情報171で構築すべきデータベースサーバA、ウェブアプリケーションサーバB1およびB2、およびロードバランサーCが仮想マシン名172aとして示され、運用要求情報172ではこれらの仮想マシン名172aに対して、例えばデータベースサーバAは、CPU処理能力が1000MHz、メモリ容量が1000MB、ディスクI/Oが30MB/secの処理能力が安定運用には少なくとも必要であることが、性能値172b、172c、172dとして示されている。
一方、構築要求情報173ではこれらの仮想マシン名172aに対して、データベースサーバAは100MB、ウェブアプリケーションサーバB1は10MB、同B2は30MB、ロードバランサーCは20MBのファイルを各仮想マシンで読み込んで、それぞれ作業する必要があるということが処理量173aとして示されている。
ここで、同時に停止してはいけない仮想マシンを必ず別々の物理サーバに配置するようにするための情報を運用要求情報172に含めることもできる。これによって、構築時の処理速度だけでなく、高可用性を考慮したリソース配置パターンを作成することが可能となる。
図5は、図1で示した物理マシン情報161および業務情報162の記憶内容の一例を示す説明図である。物理マシン情報161は、内部ネットワーク130に接続された物理マシン111〜11mの各々の物理マシン名161aと、各々の物理マシンが持つ現在の性能を表すCPU能力161b、メモリ容量161c、ディスクI/O161d、および処理能力161eなどの情報を含む。業務情報162は、業務名162aと、その業務名に対応する仮想マシン121〜12nの配置パターン162bの情報を含む。
図5で示された例では、物理マシン情報161には物理マシン名161aがvmm1,vmm2,vmm3なる3台の物理マシンが存在し、各々のCPU能力161b、メモリ容量161c、ディスクI/O161dから導出される各物理マシンの処理能力161eは110、100、120(いずれも単位はmsec/MB)である。業務情報162については後述する。
図6は、図1で示した管理サーバ100が業務定義情報170から配置パターン162bを作成する動作を表すフローチャートである。まずユーザ端末31が、ユーザが入力してユーザ端末31上に記憶した業務定義情報170を、管理サーバ100に送信する(ステップS301)。業務定義解析手段151がこの業務定義情報170を受信して解析し(ステップS302)、この業務定義情報170に含まれる業務構成情報171、運用要求情報172および構築要求情報173を抽出して、配置パターン生成手段152に出力する(ステップS303)。
配置パターン生成手段152は、業務定義解析手段151から出力された業務構成情報171と運用要求情報172、そして物理マシン情報161の処理能力161eから、業務構成情報171および運用要求情報172で指定された条件を満たす全ての仮想マシン配置パターン候補180を作成して記憶装置102上に一時的に記憶する(ステップS304)。この配置パターン候補180の中から、後述の図7の処理を経て選択されたものが、配置パターン162bとして業務情報162に記憶される。
上記のステップS304では、運用要求情報172に示された性能値172bを持つ各々の仮想マシン名172aを、物理マシン情報161に示された各々の物理マシン上で構築できるという条件を満たす仮想マシン配置パターン候補180を、総当たりで割り出す。図5で示された例では、そのようにして割り出された仮想マシン配置パターン候補180のうちの2つを、リソースパターンP1およびP2として例示している。以後、説明を平易にするため、リソースパターンP1およびP2という2つの例についてのみ説明する。
図5で示された例では、上記の運用要求情報172で示されたデータベースサーバA、ウェブアプリケーションサーバB1およびB2、およびロードバランサーCという各々の仮想マシンについて、業務名162aは「ウェブサービス」、配置パターン候補180としてリソースパターンP1およびP2が示されている。vmm1〜vmm3は、物理マシン情報161に示された物理マシン名161aである。そして、そのうちのリソースパターンP2が配置パターン162bとして業務情報162に記憶されている。
リソースパターンP1では、vmm1にデータベースサーバA、vmm2にウェブアプリケーションサーバB1およびB2、vmm3にロードバランサーCを割り当てている。これに対してリソースパターンP2では、vmm1にデータベースサーバA、vmm2にウェブアプリケーションサーバB2およびロードバランサーC、vmm3にウェブアプリケーションサーバB1を割り当てている。
ちなみにvmm1には業務名「ウェブサービス」とは関係ない他業務に係る仮想マシンXが割り当てられて動作している。vmm3にも同様に、他業務に係る仮想マシンYが割り当てられて動作している。これらの仮想マシンXおよびYは、本実施形態の動作を説明する上では、詳しく説明しなくても特に問題はない。
図7は、図1で示した管理サーバ100が仮想マシン配置パターン候補180の中から採用する配置パターン162bを作成して保存する動作を表すフローチャートである。まず、処理時間評価手段153が記憶装置102に一時記憶された配置パターン候補180を読み込む(ステップS401)。次に処理時間評価手段153は、物理マシン情報161に記載された各々の物理マシンの性能値、ここでは処理能力161eから、各物理マシンの処理能力を算出する(ステップS402)。
続いて処理時間評価手段153は、構築要求情報173の処理量173aから、各業務アプリケーションを構築するために必要な処理量を算出する(ステップS403)。そして、ここで算出された処理量と各々の物理マシンの処理能力161eから、各仮想マシン上の業務アプリケーションの構築時間を評価値として算出する(ステップS404)。この評価値を配置パターン候補180の全てに対して適用して、配置パターンごとに業務全体の構築処理にかかる時間を算出して(ステップS405)、その時間が最短となる配置パターンを選出し、これを配置パターン162bとして業務情報162に記憶する(ステップS406)。
図8は、図7のステップS403として示した、処理時間評価手段153が各物理マシンの処理能力を算出する処理をより詳細に示すフローチャートである。処理時間評価手段153は、業務構成情報171に記載された各業務の処理フローチャートに基づいて、同一の物理マシン上で同時に構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断する(ステップS501)。
存在しなければ、構築要求情報173の処理量173aをそのままステップS404〜405の処理量の算出に用いる(ステップS502)。存在すれば、その同時処理によって処理能力が落ちる分を処理能力161eから減算して用いる(ステップS503)。より具体的には、同一の物理マシン上で同時に構築処理を行う仮想マシンの数を処理能力161eに掛け合わせ、その値を見かけ上の処理能力161eとして用いるなどの方法を用いることができる。
図9は、図7のステップS405として示した、処理時間評価手段153が業務全体の構築処理にかかる時間を算出する処理をより詳細に示すフローチャートである。処理時間評価手段153は、業務構成情報171に記載された各業務の処理フローチャートに基づいて、構築処理にかかる同一の処理段階(フェーズ)で並行して構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断する(ステップS601)。
存在しなければ、そのまま構築処理の各段階に係る時間を合計して業務全体の構築処理にかかる時間を算出する(ステップS602)。存在すれば、同一処理段階の構築処理時間の最大値以外を合計する対象から外して、残りを合計して業務全体の構築処理にかかる時間を算出する(ステップS603)。
図4〜5に示されたリソースパターンP1およびP2について上記の図6〜9のフローチャートで示した処理を行った例を示す。前述のように、業務構成情報171では、ウェブサービスに係る業務を起動する構築フローとして、まずデータベースサーバAを起動し(フェーズ1)、その後にウェブアプリケーションサーバB1およびB2を並行して起動し(フェーズ2)、この両者が起動した後でロードバランサーCを起動する(フェーズ3)という起動順序が示されている。
そして、リソースパターンP1では、いずれも物理マシンであるvmm1にデータベースサーバA、vmm2にウェブアプリケーションサーバB1およびB2、vmm3にロードバランサーCという各々の仮想マシンを割り当てている。これに対してリソースパターンP2では、vmm1にデータベースサーバA、vmm2にウェブアプリケーションサーバB2およびロードバランサーC、vmm3にウェブアプリケーションサーバB1を割り当てている。
まずリソースパターンP1およびP2を、処理時間評価手段153がステップS401で読み込む。続いて、各物理マシンの処理能力と各アプリケーションの構築に必要な処理量とを、処理時間評価手段153がステップS402〜403で読み込む。ここから処理時間評価手段153がステップS404〜405で、業務全体の構築処理にかかる時間を算出する。
前述のように、ここでは物理マシン名161aがvmm1,vmm2,vmm3なる3台の物理マシンが存在し、各々の処理能力161eは110、100、120(いずれも単位はmsec/MB)である。このため、たとえばリソースパターンP1では、110msec/MBの処理能力のある物理マシンvmm1にフェーズ1でデータベースサーバAを割り当てていて、構築要求情報173にあるようにデータベースサーバAは100MBのファイルを読み込んで作業する必要があるので、このデータベースサーバAの起動に必要な時間は100MB×110msec/MB=11000msecである。
同様に、物理マシンvmm2にフェーズ2でウェブアプリケーションサーバB1およびB2を割り当てている。これは図8のステップS501がYESとなるケースに該当する。これらウェブアプリケーションサーバB1およびB2は物理マシンvmm2上で同時に起動され、両方が起動されないとフェーズ3に進めない。このため、vmm2の処理能力を見かけ上その半分とみなし、処理能力161eの数値を倍の200msec/MBとする。従って、ウェブアプリケーションサーバB1およびB2の起動に必要な時間は(10+30)MB×200msec/MB=8000secである。
これに続くフェーズ3では、物理マシンvmm3に120msec/MBの能力のあるロードバランサーCを割り当てていて、このロードバランサーCは20MBのファイルを読み込んで作業する必要があるので、このロードバランサーCの起動に必要な時間は20MB×120msec/MB=2400secである。以上、リソースパターンP1でこのウェブサービスを起動するのに必要な時間が、ステップS404でフェーズ1〜3の各々について求められ、ステップS405でこれらを合計して11000+8000+2400=21400msecと求められる。
これに対してリソースパターンP2では、物理マシンvmm1にフェーズ1でデータベースサーバAを割り当てている点はリソースパターンP1と同一であるので、このデータベースサーバAの起動に必要な時間はリソースパターンP1と同じく、100MB×110msec/MB=11000msecである。
これに続くフェーズ2では、物理マシンvmm2にウェブアプリケーションサーバB2を、物理マシンvmm3にウェブアプリケーションサーバB1を割り当てている。この両者は異なる物理マシンであるので、vmm2の処理能力100msec/MB、vmm3の処理能力120msec/MBが各々そのままウェブアプリケーションサーバB1およびB2の立ち上げに発揮される。
ウェブアプリケーションサーバB1の起動に必要な時間は10MB×120msec/MB=1200msec、同B2の起動に必要な時間は30MB×100msec/MB=3000msecとなる。これは図9のステップS601がYESとなるケースに該当する。従って、ウェブアプリケーションサーバB1およびB2の起動で、より時間のかかるウェブアプリケーションサーバB2の起動時間3000msecのみを、フェーズ2に必要な時間とする。
これに続くフェーズ3では、100msec/MBの能力のある物理マシンvmm2にロードバランサーCを割り当てていて、このロードバランサーCは20MBのファイルを読み込んで作業する必要があるので、このロードバランサーCの起動に必要な時間は20MB×100msec/MB=2000msecである。以上、リソースパターンP2でこのウェブサービスを起動するのに必要な時間が、ステップS404でフェーズ1〜3の各々について求められ、ステップS405でこれらを合計して11000+3000+2000=16000msecと求められる。
以上で述べたように、リソースパターンP1でこのウェブサービスを起動するのに必要な時間は21400msec、リソースパターンP2では16000msecである。従って、ステップS406ではより時間の短いリソースパターンP2が採用され、配置パターン162bとして業務情報162に記憶される。
以上で説明した例は、本発明の概念をわかりやすく表現するために、ごく簡単な例を述べたに過ぎない。実際には、リソースパターンP1およびP2の2つだけでなく、数多くの配置パターンが、仮想マシン配置パターン候補180として作成されて一時記憶される。その中から、最も早く当該業務に必要な各々の仮想マシンを起動することが可能なものだけが、配置パターン162bとして業務情報162に記憶されるのである。
図10は、図1で示した仮想マシン制御手段154(または254)が、記憶された配置パターン162bから仮想マシン121〜12nを生成する処理を表すフローチャートである。仮想マシン制御手段154は、記憶装置102の業務情報162から図8のステップS406で選出および記憶された配置パターン162bを読み出し(ステップS701)、これに基づいて物理マシン111〜11m上に仮想マシン121〜12nを生成する(ステップS702)。
業務定義情報170は、バックアップ処理によりバックアップセンタ20の管理サーバ200上において、業務定義解析手段251により図6のS303のステップまで実行されている。データセンタ10が大規模災害でダウンした場合、以後メインセンタと同様に、図7のS304によりバックアップセンタ20での仮想マシン配置パターン候補を作成し、図8〜図10と同一の処理を、バックアップセンタ20の管理サーバ200上の物理マシン情報261、業務情報262を用いて、配置パターン生成手段252、処理時間評価手段253、仮想マシン制御手段254が行い、仮想マシン221〜22nを生成する。これによって、バックアップセンタにて迅速にディザスタリカバリを行うことが可能となる。
(第1の実施形態の全体的な動作)
次に、上記の実施形態の全体的な動作について説明する。本実施形態に係る仮想マシンの構築方法は、複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末31から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従ってユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシン32を物理マシン上に構築するデータセンタ10と、データセンタのデータをバックアップして仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシン32aを構築可能なバックアップセンタ20とを有する仮想コンピュータシステム1が仮想マシンを構築する方法である。まずデータセンタが備える管理サーバ100に、物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報161を予め記憶し、管理サーバが、ユーザ端末から業務定義情報170を受信し、管理サーバが、受信した業務定義情報を解析し(図6:ステップS302)、管理サーバが、物理マシン情報および業務定義情報から物理マシン上への仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成し(図6:ステップS304)、管理サーバが、配置パターンごとに仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出し(図7:ステップS402〜404)、管理サーバが、算出された配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く仮想マシンを構築できる配置パターンを選出し(図7:ステップS405)、物理マシンが、仮想マシンを起動する際に選出された配置パターンに従って仮想マシンを構築する(図10:ステップS702)。
ここで、上記各動作ステップについては、これをコンピュータで実行可能にプログラム化し、これらを前記各ステップを直接実行するコンピュータである管理サーバ100に実行させるようにしてもよい。
この構成および動作により、本実施形態は以下のような効果を奏する。
本実施形態は、物理マシン上に仮想マシンを配置する複数通りの配置パターンを生成して、その中から最も早く構築できる配置パターンを選出するので、この配置パターンに従って迅速に仮想マシンを構築することができる。従って、ディザスタリカバリで要求される迅速な再構築処理をユーザに提供することができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができる。
上述した各々の実施形態について、その新規な技術内容の要点をまとめると、以下のようになる。なお、上記実施形態の一部または全部は、新規な技術として以下のようにまとめられるが、本発明は必ずしもこれに限定されるものではない。
(付記1) ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムであって、
前記データセンタが、前記ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記仮想マシンの構成を決定する管理サーバと、前記管理サーバの決定した構成に基づいて前記仮想マシンを動作させる物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシンとを有し、
前記管理サーバが、
前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、
前記ユーザ端末から受信した前記業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、
前記物理マシン情報および前記業務定義情報から前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、
前記配置パターンごとに前記仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出し、最も早く前記仮想マシンを構築できる前記配置パターンを選出する処理時間評価手段と、
前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記選出された配置パターンに従って前記物理マシンに前記仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段と
を有することを特徴とする仮想コンピュータシステム。
(付記2) 前記業務定義情報が、各々の前記仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の前記仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の前記仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含み、
前記配置パターン生成手段は、前記物理マシン情報に基づいて、前記運用要求情報および前記構築要求情報で指定された条件を満たす前記配置パターンを生成することを特徴とする、付記1に記載の仮想コンピュータシステム。
(付記3) 前記処理時間評価手段が、前記業務構成情報で各々の前記アプリケーションを起動する段階ごとに同一の前記物理マシン上で同時に構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば該物理マシンの前記処理能力を減算して前記処理時間の算出を行うことを特徴とする、付記2に記載の仮想コンピュータシステム。
(付記4) 前記処理時間評価手段が、前記業務構成情報で各々の前記アプリケーションを起動する段階ごとに並行して構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば同一の前記段階での構築処理時間の最大値以外を合計する対象から除外して前記処理時間の算出を行うことを特徴とする、付記2に記載の仮想コンピュータシステム。
(付記5) ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタに装備され、前記ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記仮想マシンの構成を決定して、この構成に基づいてあらかじめ接続された物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシン上で、前記仮想マシンを動作させる管理サーバであって、
前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、
前記ユーザ端末から受信した前記業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、
前記物理マシン情報および前記業務定義情報から前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、
前記配置パターンごとに前記仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出し、最も早く前記仮想マシンを構築できる前記配置パターンを選出する処理時間評価手段と、
前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記選出された配置パターンに従って前記物理マシンに前記仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段と
を有することを特徴とする管理サーバ。
(付記6) 複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを前記物理マシン上に構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、
前記データセンタが備える管理サーバに、前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶し、
前記管理サーバが、前記ユーザ端末から前記業務定義情報を受信し、
前記管理サーバが、受信した前記業務定義情報を解析し、
前記管理サーバが、前記物理マシン情報および前記業務定義情報から前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成し、
前記管理サーバが、前記配置パターンごとに前記仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出し、
前記管理サーバが、算出された前記配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く前記仮想マシンを構築できる前記配置パターンを選出し、
前記物理マシンが、前記仮想マシンを起動する際に前記選出された配置パターンに従って前記仮想マシンを構築する
ことを特徴とする仮想マシンの構築方法。
(付記7) 複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを前記物理マシン上に構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、
前記データセンタの備える、前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶しているコンピュータに、
前記ユーザ端末から前記業務定義情報を受信する手順と、
受信した前記業務定義情報を解析する手順と、
前記物理マシン情報および前記業務定義情報から前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する手順と、
前記配置パターンごとに前記仮想マシンの構築に必要な処理時間を算出する手順と、
算出された前記配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く前記仮想マシンを構築できる前記配置パターンを選出する手順と、
前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記物理マシンに前記選出された配置パターンに従って前記仮想マシンを構築させる手順と
を実行させることを特徴とする仮想マシンの構築プログラム。
本発明は、データセンタの運用に対して適用可能で、中でもこのデータセンタに災害が発生した時のディザスタリカバリに対して顕著な効果を奏する。
1 仮想コンピュータシステム
10 データセンタ
20 バックアップセンタ
30 インターネット
31 ユーザ端末
32、32a、121、12n、221、22n 仮想マシン
100、200 管理サーバ
101、201 プロセッサ
102、202 記憶装置
111、11m、211、21m 物理マシン
130、230 内部ネットワーク
151、251 業務定義解析手段
152、252 配置パターン生成手段
153、253 処理時間評価手段
154、254 仮想マシン制御手段
161、261 物理マシン情報
162、262 業務情報
170 業務定義情報
171 業務構成情報
172 運用要求情報
173 構築要求情報
180 配置パターン候補

Claims (6)

  1. ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムであって、
    前記データセンタが、前記ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記仮想マシンの構成を決定する管理サーバと、前記管理サーバの決定した構成に基づいて前記仮想マシンを動作させる物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシンとを有し、
    前記業務定義情報が、各々の前記仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の前記仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の前記仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含み、
    前記管理サーバが、
    前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、
    前記ユーザ端末から受信した前記業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、
    前記物理マシン情報および前記業務定義情報から、前記運用要求情報および前記構築要求情報で指定された条件を満たすように前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、
    前記配置パターンごとに前記各仮想マシンで前記業務構成情報に定義された前記各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、最も早く前記各仮想マシンで前記各アプリケーションを起動できる前記配置パターンを選出する処理時間評価手段と、
    前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記選出された配置パターンに従って前記物理マシンに前記仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段と
    を有することを特徴とする仮想コンピュータシステム。
  2. 前記処理時間評価手段が、前記業務構成情報で各々の前記アプリケーションを起動する段階ごとに同一の前記物理マシン上で同時に構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば該物理マシンの前記処理能力を減算して前記処理時間の算出を行うことを特徴とする、請求項に記載の仮想コンピュータシステム。
  3. 前記処理時間評価手段が、前記業務構成情報で各々の前記アプリケーションを起動する段階ごとに並行して構築処理を行う仮想マシンが存在するか否かを判断し、これが存在すれば同一の前記段階での構築処理時間の最大値以外を合計する対象から除外して前記処理時間の算出を行うことを特徴とする、請求項に記載の仮想コンピュータシステム。
  4. ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを構築するデータセンタに装備され、前記ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記仮想マシンの構成を決定して、この構成に基づいてあらかじめ接続された物理的なコンピュータ装置である複数台の物理マシン上で、前記仮想マシンを動作させる管理サーバであって、
    前記業務定義情報が、各々の前記仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の前記仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の前記仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含み、
    前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶している記憶装置と、
    前記ユーザ端末から受信した前記業務定義情報を解析する業務定義解析手段と、
    前記物理マシン情報および前記業務定義情報から、前記運用要求情報および前記構築要求情報で指定された条件を満たすように前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する配置パターン生成手段と、
    前記配置パターンごとに前記各仮想マシンで前記業務構成情報に定義された前記各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、最も早く前記各仮想マシンで前記各アプリケーションを起動できる前記配置パターンを選出する処理時間評価手段と、
    前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記選出された配置パターンに従って前記物理マシンに前記仮想マシンを構築させる仮想マシン制御手段と
    を有することを特徴とする管理サーバ。
  5. 複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを前記物理マシン上に構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、
    前記業務定義情報が、各々の前記仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の前記仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の前記仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含むものであり、
    前記データセンタが備える管理サーバに、前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶し、
    前記管理サーバが、前記ユーザ端末から前記業務定義情報を受信し、
    前記管理サーバが、受信した前記業務定義情報を解析し、
    前記管理サーバが、前記物理マシン情報および前記業務定義情報から、前記運用要求情報および前記構築要求情報で指定された条件を満たすように前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成し、
    前記管理サーバが、前記配置パターンごとに前記各仮想マシンで前記業務構成情報に定義された前記各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出し、
    前記管理サーバが、算出された前記配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く前記各仮想マシンで前記各アプリケーションを起動できる前記配置パターンを選出し、
    前記物理マシンが、前記仮想マシンを起動する際に前記選出された配置パターンに従って前記仮想マシンを構築する
    ことを特徴とする仮想マシンの構築方法。
  6. 複数台の物理マシンをあらかじめ内部に備え、ユーザ端末から業務定義情報を受信してこの業務定義情報に従って前記ユーザ端末からアクセス可能な仮想コンピュータである仮想マシンを前記物理マシン上に構築するデータセンタと、前記データセンタのデータをバックアップして前記仮想マシンと同一の機能を有する仮想マシンを構築可能なバックアップセンタとを有する仮想コンピュータシステムにあって、
    前記業務定義情報が、各々の前記仮想マシンで起動すべきアプリケーションおよびそれらを起動する順序について定義する業務構成情報と、各々の前記仮想マシンに要求される処理能力を表す性能値について定義する運用要求情報と、各々の前記仮想マシンが行うべき処理量について定義する構築要求情報とを含むものであり、
    前記データセンタの備える、前記物理マシンの現在の処理能力に関する情報である物理マシン情報を予め記憶しているコンピュータに、
    前記ユーザ端末から前記業務定義情報を受信する手順と、
    受信した前記業務定義情報を解析する手順と、
    前記物理マシン情報および前記業務定義情報から、前記運用要求情報および前記構築要求情報で指定された条件を満たすように前記物理マシン上への前記仮想マシンの配置である複数通りの配置パターンを生成する手順と、
    前記配置パターンごとに前記各仮想マシンで前記業務構成情報に定義された前記各アプリケーションを起動するために必要な処理時間を算出する手順と、
    算出された前記配置パターンごとの処理時間に基づいて最も早く前記各仮想マシンで前記各アプリケーションを起動できる前記配置パターンを選出する手順と、
    前記物理マシンが前記仮想マシンを起動する際に、前記物理マシンに前記選出された配置パターンに従って前記仮想マシンを構築させる手順と
    を実行させることを特徴とする仮想マシンの構築プログラム。
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