JP5542211B2 - セル範囲の拡張 - Google Patents

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Description

本発明は、セル範囲を拡張するための解決策に関し、詳細には、タイミングアライメント(タイミング整合)を処理するための解決策に関する。さらに本発明は、少なくとも1つのユーザ装置からのアップリンク送信をタイムスロット構造とタイムアラインされた(時間的に整合された)かたちで到着するように制御するための、無線ネットワークノードにおける方法および装置に関する。
LTE(ロングタームヴォリューション)は、ダウンリンクではOFDM(直交周波数分割多重)を用い、アップリンクではDFT−拡散OFDM(離散型フーリエ変換−拡散直交周波数分割多重)を用いる。それゆえ、基本的なLTEダウンリンク物理リソースは、図1に示すような時間−周波数グリッドとみなすことができる。ここで各リソース要素は、1つのOFDMシンボル間隔の間の1つのOFDMサブキャリアに対応する。
時間領域では、LTEダウンリンク送信は、10msの無線フレームで構成されており、各無線フレームは、図2に示すように、Tサブフレームの長さ=1msである10個の等サイズのサブフレームから成る。
さらに、LTEにおけるリソース割当ては、典型的にはリソースブロックという形で記述される。ここで1つのリソースブロックは、時間領域では1スロット(0.5ms)、周波数領域では12個の連続するサブキャリアに対応する。リソースブロックには、周波数領域ではシステム帯域幅の一方の端から0で始まる番号が付けられている。
ダウンリンク送信は動的にスケジューリングされている。すなわち、各サブフレーム(または、送信時間間隔、TTI)の中で、基地局は、どの端末に対してデータが送信されるのか、および、どのリソースブロックでデータが送信されるのかについての制御情報を現行のダウンリンクサブフレームの中で送信する。この制御シグナリングは、典型的には、各サブフレームの中の最初の1、2、3、または4個のOFDMシンボルの中で送信される。制御部として3個のOFDMシンボルを持つダウンリンクシステムを図3に示す。
アップリンクでデータを送信するため、移動端末には、PUSCH(物理アップリンク共用チャネル)上にデータ送信用のアップリンクリソースが割り当てられている。ダウンリンクにおけるデータ割当てとは対照的に、アップリンクでは、図4に示すようにアップリンクの単一キャリア特性を保持するため、割当ての周波数は常に連続していなければならない。
各スロットの中央のSC−FDMA(シングルキャリア−周波数分割多重)シンボルを用いて基準信号が送信される。移動端末が、データ送信用のアップリンクリソースを割り当てられており、かつ、同時刻に、送信すべき制御情報を有している場合、移動端末は、制御情報をデータと一緒にPUSCH上で送信するであろう。
複数のUEが同じサブフレームの中で送信し、前記複数のUEからの送信がeNB(例えば無線アクセスネットワークデバイスまたは無線ネットワークノード)によって同時に受信されることがありうる。望ましいのは、eNB受信機においてUEを時間的に整合させておくことである。これによってユーザ間の直交性が保たれ、従って、eNBにおける帯域幅全体に渡ってFFT(高速フーリエ変換)を行うことが可能となり、それによって周波数領域でユーザが区別される。また、それによって、すべてのユーザについて単一のFFTを用いるため、eNBにおける複雑性が減少するであろう。
PUCCH(物理アップリンク制御チャネル)を用いて、アップリンクで制御情報が送信される。図5にPUCCHの構造を示す。ユーザからの送信は、サブフレームの中の2つのスロットの各々において1つの物理リソースブロックを占める。ダイバーシチ利得を得るため、スロット間で周波数ホッピングが用いられる。
国際公開第01/11907号
PUCCH用に用いられる各物理リソースブロックにおいて、複数のユーザが同時に送信することがありうる。セル内の信号を直交に維持するため、符号多重化が用いられる。
ユーザがデータと制御情報とを両方とも送信することが必要な場合、PUCCHは用いられず、代わりに、制御情報はPUSCH上のデータ送信に多重化される。そうしないと、アップリンク信号の単一キャリア特性が維持されないであろう。
上記のように、UL(アップリンク)で直交性を保つために、複数のUEからのUL送信はeNBにおいて時間的に整合される必要がある。各UEはeNBから異なる距離に位置している(図6を参照のこと)可能性があるため、各UEは、タイミングアドバンス値によって与えられる異なる時刻に自分たちのUL送信を開始する必要があるであろう。eNBから遠いUE(ユーザ装置)は、eNBに近いUEより早く送信を始める必要がある。これは、例えば、UL送信のタイミングアドバンスによって処理することができ、UEは、UEが受信したDL(ダウンリンク)信号のタイミングによって与えられる名目上の時刻より前に自分のUL送信を開始する。この概念を図7に示す。
ULタイミング整合は、そのUEからのUL送信に関する測定値に基づいてタイミングアドバンス値を指定する、UEに対するタイミング整合コマンドを通して、eNBによって維持される。
タイミング整合コマンドを通して、UEは、eNBへの距離が遠ければ遠いほど、UL送信をより早く始めるように命令される。これは、PRACH(Physical Random Access Channel)上でのランダムアクセスプリアンブル送信を除いて、すなわち、PUSCHおよびPUCCH上の送信をいずれも含めて、すべてのUL送信に適用される。
DL送信とそれに対応するUL送信との間には厳密な関係がある。例えば以下のようである。
−PDSCH(物理ダウンリンク共用チャネル)上でのDL−SCH(ダウンリンク共用チャネル)送信と、UL(PUCCHまたはPUSCHのいずれか)で送信されるHARQ(Hybrid ARQ)ACK/NACKフィードバックとの間のタイミング、
−PDCCH(物理ダウンリンク制御チャネル)上でのUL許可送信と、PUSCH上でのUL−SCH(アップリンク共用チャネル)送信との間のタイミング。
UEについてのタイミングアドバンス(TA)値を増加させることによって、DL送信と対応するUL送信との間のUE処理時間は減少する。このため、UEに利用可能な処理時間に下限を設定するため、最大タイミングアドバンスについての上限が3GPPによって定義された。LTEについては、この値は、100kmのセル範囲に対応する667μsとおおまかに設定された(留意すべきだが、TA値と呼ばれるタイミングアドバンス値は、ラウンドトリップ(往復)遅延を補償する)。
上記のように、3GPPによって許可された最大TA値は、LTEセルの範囲を100kmに制限する。従って、100kmを超す距離にあるUEからのUL送信は、最大TA値に到達してそれを超過した場合、受信機において他のUEのUL送信と整合されないであろう。この結果として、
−ULの直交性が失われているため、UEからの送信は、他のユーザに対する干渉を引き起こすであろう。
−eNB受信機におけるFFT処理の必要条件を大きく増加させる、他のユーザとは別のFFT処理が必要となる。
国際公開第2009/061255によれば、複数の競争し合うユーザ装置がeNodeBに対する通信のリクエストを開始し、かつ、これらが同一のプリアンブルを有しているときの問題を解決する方法と通信装置とが開示されている。
米国特許第6804212号明細書によれば、基地局と移動局との間にコネクションを確立する方法及び装置が開示されている。延長されたタイミングアドバンスが実際のデータ送信に使用されており、移動局は、アクセスバーストを基地局に送信する。アクセスバーストはゼロではないタイミングアドバンスを使用して送信される。
英国特許第2448889号明細書によれば、移動無線通信装置の移動速度に応じた手法で、アップリンクのタイミングリカバリーのための条件を判別する処理を含むアップリンクタイミングリカバリーを制御する方法および移動無線通信装置が開示されている。
国際公開第01/11907号に、時分割多重ワイヤレス通信システムを操作する方法が開示されている。基地局から第1の範囲にある第1の端末グループは、自分たちの送信が第1の一連のフレームと同時に基地局に到着するように送信時刻を選ぶように命令される。第2の範囲にある第2の端末グループは、自分たちの送信が第1の一連のフレームに関して時間的にオフセットされる第2の一連のフレームと同時に基地局に到着するように送信時刻を選ぶように命令される。第1および第2の端末グループからの送信は、それぞれの第1および第2の一連のフレームと同時に基地局で受信される。それぞれの第1および第2のグループからの送信は、それぞれの別個のキャリア周波数上で受信されてもよいし、共通のキャリア周波数上で多重化されてもよい。同一のキャリア周波数が、第1および第2の一連のフレームによって用いられる場合、セル内干渉が増加する可能性がある。
上記の諸問題の少なくとも一部を未然に防ぐことが、本発明の目的である。詳細には、本発明の目的は、UEの構成を維持する一方で無線ネットワークノードのセル範囲を拡大させることである。
本発明の一態様によれば、この目的は、少なくとも1つのユーザ装置からのアップリンク送信をタイムスロット構造と時間的に整合(タイムアライン)されたかたちで無線ネットワークノードに到着するように制御するための、無線ネットワークノードにおける方法によって達成される。ここでタイムスロット構造は、タイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットは、或るタイムスロット時間を有している。或るステップで、無線ネットワークノードが、前記少なくとも1つのユーザ装置からタイミングアップリンク送信を受信する。次に、無線ネットワークノードが、タイミングアップリンク送信に基づいてタイミングオフセットを決定する。ここでタイミングオフセットは、無線ネットワークノードと前記少なくとも1つのユーザ装置との間の時間的距離を示すものである。次のステップで、無線ネットワークノードは、前記少なくとも1つのユーザ装置に対して送信されることになるタイミングアドバンス値を決定するために、タイミングオフセットを閾値と比較する。比較を行う場合、タイミングアドバンス値を設定するために以下のステップのうちの1つが行われる。無線ネットワークノードは、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、タイミングオフセットをタイミングアドバンス値に設定してもよく、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノードに到着する。あるいは、タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合、無線ネットワークノードはタイミングアドバンス値を、タイムスロット時間を1つ以上減じたタイミングオフセットに設定してもよく、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノードに到着する。次いで、無線ネットワークノードが、前記少なくとも1つのユーザ装置にタイミングアドバンス値を送信する。
本発明の別の態様によれば、目的は、少なくとも1つのユーザ装置からのアップリンク送信をタイムスロット構造とタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600に到着するように制御するための、無線ネットワークノードの中の装置によって達成される。タイムスロット構造は、タイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットは、或るタイムスロット時間を有している。装置は、前記少なくとも1つのユーザ装置からタイミングアップリンク送信を受信するように構成された受信ユニットと、タイミングアップリンク送信に基づいてタイミングオフセットを判定するように構成された判定ユニットとを備えていてもよい。タイミングオフセットは、無線ネットワークノードと、前記少なくとも1つのユーザ装置との間の時間距離を示す。さらに、装置は、前記少なくとも1つのユーザ装置に対して送信されることになるタイミングアドバンス値を判定するため、閾値とタイミングオフセットとを比較するように構成された比較ユニットを備えていてもよい。比較ユニットは、さらに、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、タイミングオフセットに設定するように構成され、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノードに到着してもよいし、あるいは、タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合、タイミングアドバイス値として、タイムスロット時間を1以上減じたタイミングオフセットを設定するように構成され、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノードに到着してもよい。装置はさらに、前記少なくとも1つのユーザ装置にタイミングアドバンス値を送信するように構成された送信ユニットを備えていてもよい。
タイミングオフセットと閾値との比較が行われるのだから、前記少なくとも1つのユーザ装置に対して送信されることになるタイミングアドバンス値を決定することは可能である。タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合(これは、UEが無線ネットワークノードから例えば100km以上離れている場合にそうでありうる)、無線ネットワークノードは、タイミングアドバンス値として、タイムスロット時間を1以上減じたタイミングオフセットを設定する。このようにした結果、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットにタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノードに到着する。結果として、上記の目的が達成される。
有利には、本発明は、無線ネットワークノードにおける複雑性の増加を合理的な程度にとどめつつ、100kmを超えるセル範囲を可能にする。これは、UEにより厳しい処理要件を導入することなく、あるいは、ULとDLとの間のHARQタイミング関係を変更することなく、達成される。
以下で、添付の図面に示す例示的な実施形態を参照して、本発明を、限定しないやり方で、より詳細に記述しよう。
LTEのダウンリンク物理リソースを略示する図である。 LTEの時間領域の構造を略示する図である。 ダウンリンクのサブフレームを略示する図である。 PUSCHのリソース割当てを略示する図である。 PUCCH構造を略示する図である。 無線ネットワークノードから異なる距離にある2つのUEを持つセルを略示する図である。 無線ネットワークノードへの距離に依存するUL送信のタイミングアドバンスを略示する図である。 本発明によるネットワークを略示する図である。 本発明による方法の一実施形態のシグナリングとフローチャートとを組み合わせて例示的かつ概略的に示す図である。 2つのタイミングオフセットゾーンを持つセルを略示する図であり、ここでUE1はタイミングオフセットゾーンAに属する。 本発明による無線ネットワークノードにおける方法の一実施形態を例示的かつ概略的に示すフローチャートである。 異なるタイミングオフセットゾーンに属するUEについて無線ネットワークノードの受信機におけるタイミングオフセットを略示する図である。ゾーンBの中のUE2からのUL送信は、ゾーンAの中のUE1からのUL送信の1スロット後に、すなわち半サブフレーム後に到着する。 次のサブフレームの中のユーザ1へと伸びるユーザ2からの送信を略示する図である。 ULリソースの動的スケジューリングを略示する図である。 ULリソースの半静的な区分を略示する図である。 PUCCHのための物理リソースブロックへのマッピングを略示する図である。 TAと組み合わせたセルID測位を略示する図である。端末の位置は、在圏セルと環状帯との交点として判定される。 本発明による方法をフローチャートとして略示する図である。 本発明によるデバイスを略示する図である。 本発明によるデバイスを略示する図である。
下記の記述全体にわたって、適用できる場合、類似する要素、部品、項目または特徴を表すのに類似する参照番号を用いる。
図8は、本解決策が適用されうるネットワーク構成1700を示す。無線ネットワークノード1600、1702は、1つ以上の無線ネットワークノードおよび相互に通信するその他のデバイスを含む無線アクセスネットワーク1703の一部である。無線ネットワークノード1600、1702はeNBであってもよく、場合によってはeノードBと呼ばれることもある。evolved−NodeBすなわちeNBは、UMTS LTEシステムの無線アクセス部分である。LTEシステムはOFDM無線技術に基づいている。また、無線アクセスネットワーク1703もOFDM無線技術に基づいている。無線ネットワークノードは、ワイヤレス通信リンク1705を用いてUE1701と通信によって接続している。無線アクセスネットワークは、次には、移動性、課金、パケットデータネットワークゲートウェイ、およびその他の適切な案件を処理するコアネットワーク1704に接続している。コアネットワークは、アプリケーションへのアクセスのため、および、他のネットワークに位置する他のUEとの通信を提供するため、パケットデータネットワーク(図示せず)または回線交換ネットワークへのアクセスを提供する。無線通信システム(またはネットワーク構成)1700が、無線ネットワークノード1600、1702、および前記の少なくとも1つのユーザ装置1701を含んでいることが好ましいであろう。
図9に、図8に従ってネットワーク構成1700の中に実装された場合の、本発明による方法の一実施形態のシグナリングとフローチャートとを組み合わせた、例示的かつ概略的な図を示す。ここで図9に、少なくとも1つのユーザ装置1701からのアップリンク送信をタイムスロット構造とタイムアラインされた(時間的に整合された)かたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着するように制御するための、図8のネットワークで行われる例示的な方法を示しており、ここで、タイムスロット構造は、タイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットは、或るタイムスロット時間を有している。任意で、タイムスロットは、等しいタイムスロット時間を有していてもよい。以下のステップが行われてもよい。ステップの順序は、以下に示すものおよび対応する図に示すものとは異なっていてもよい。
A ステップAで、無線ネットワークノード1600、1702が、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からタイミングアップリンク送信を受信する(210)。
B ステップBで、無線ネットワークノード1600、1702が、タイミングアップリンク送信に基づいてタイミングオフセットを判定し(220)、ここで、タイミングオフセットは、無線ネットワークノード1600、1702と前記少なくとも1つのユーザ装置1701との間の時間距離を示す。
C ステップCで、無線ネットワークノード1600、1702は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701に対して送信されることになるタイミングアドバンス値を決定するために、タイミングオフセットを閾値と比較する(230)。ステップCで比較を行う時、以下のステップの1つが行われる。
D1 ステップD1で、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、無線ネットワークノード1600、1702が、タイミングアドバンス値にタイミングオフセットを設定し、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着する。
D2 ステップD2で、タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合、無線ネットワークノード1600、1702が、タイミングアドバンス値として、タイムスロット時間を1つ以上減じたタイミングオフセットを設定し、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットと時間的に整合したかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着する。任意で、第2のタイムスロットは、第1のタイムスロットに隣接して直後に続くかまたは、第1のタイムスロットより1タイムスロット時間以上後に続く。
E ステップEで、無線ネットワークノード1600、1702は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701に対してタイミングアドバンス値を送信する(240)。
LTEにおいて100kmを超えるセル範囲に到達することを目的として、無線ネットワークノードは、無線ネットワークノードのアンテナから100kmの距離に近いかまたは100kmを超えるUEを、その後の十分に定義された時刻に到着するように構成する。これらのUEからのUL送信は、1スロットすなわち0.5msの倍数で到着するように構成されることになっており、これによって、たとえ一部の送信が、無線ネットワークノードに1スロット以上後に到着した場合であっても、すべてのユーザについて同じFFT処理が用いられうることが保証される。
本解決策は、無線ネットワークノードにおける複雑性の増加を合理的な程度にとどめつつ、LTEにおいて100kmを超えるセル範囲を可能にする。これは、UEにより厳しい処理要件を導入することなく、あるいは、ULとDLとの間のHARQタイミング関係を変更することなく達成され、3GPPリリース8 UEにも適合する。
特に、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、前記少なくとも1つのUE1701はゾーンAにあると言われており、タイミングオフセットが閾値より大きいか閾値に等しい場合、前記少なくとも1つのUE1701はゾーンBにあると言われている。加えて、タイムスロットに、すなわち、タイムスロット構造と時間的に整合するように無線ネットワークノード1600、1702に到着するようにアップリンク送信を送信するようにUEを構成するため、タイミングアドバンス値が量子化される。無線ネットワークノードは、複数の異なるタイミングオフセットゾーンを定義すると言われてもよい(2つ、3つまたはそれ以上のタイミングオフセットゾ−ンが定義されてもよい)。異なるタイミングオフセットゾーンに属するタイミングオフセットを持つUEからのUL送信は、無線ネットワークノードの受信機に異なる時刻に到着するであろうし、他方、同じタイミングオフセットゾーンに属するUEは、無線ネットワークノードの受信機に同時に到着するであろう。
UEは、ランダムアクセスを行う場合、タイミングアドバンス値がゼロに設定された状態でランダムアクセスプリアンブルを送信するであろう。これは、無線ネットワークノードが、検出されたプリアンブルの絶対的タイミングオフセットを測定できることを意味する。
測定されたタイミングオフセットに基づいて、無線ネットワークノードは、適切なタイミングオフセットゾーンを選択する。測定されたタイミングオフセットゾーンが、図10のタイミングオフセットゾーンBに対応する(すなわち、測定されたタイミングオフセットが閾値より大きい)場合、UEは、いずれのそれ以上のUL送信も、無線ネットワークノードの受信機にタイムゾーンBタイミングオフセット、すなわちTzoneBに到着するように構成されることになっている。
これを実現するため、UEに対して送信されるTAコマンドは、次式のように算出される。
TA値=測定されたタイミングオフセット−ゾーンBタイミングオフセット
それゆえ、無線ネットワークノードから遠いUE、すなわち、より大きいタイミングオフセット用のタイミングオフセットゾーンに属するUEからのUL送信は、無線ネットワークノードに近いUEからのUL送信より後で無線ネットワークノードに到着するであろう。タイミングオフセットゾーンの概念を図10および図12に示す。
異なるゾーンの中のUEからのUL送信の到着は、すべてのUEについて、それらがどのゾーンに属するかを問わず、同じFFT処理が行われうるように構成される。これが、FFT処理容量要件と、異なるゾーンに属するユーザ間のセル内干渉とをいずれも削減する。ゾーン間の典型的なタイミングオフセットは、LTEの文脈では、0.5msおよび1ms、すなわちスロットの倍数である。
理解されうるであろうが、本書で用いられる場合、送信は、時間的に整合していても時間的に整合していなくても、および/または、アップリンクであってもダウンリンクであっても、少なくとも1タイムスロット時間の間、続く。好ましくは、送信は、1TTI(送信タイミング間隔)の間、続く。
図11に、少なくとも1つのユーザ装置1701からのアップリンク送信をタイムスロット構造とタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着するように制御するための、無線ネットワークノード1600、1702における例示的な方法を示しており、ここで、タイムスロット構造は、タイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットは、或るタイムスロット時間を有している。以下のステップが行われてもよい。ステップの順序は、以下に示すものおよび対応する図に示すものとは異なっていてもよい。
A ステップAで、無線ネットワークノード1600、1702が、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からタイミングアップリンク送信を受信する(210)。
B ステップBで、無線ネットワークノード1600、1702が、タイミングアップリンク送信に基づいてタイミングオフセットを決定し(220)、ここで、タイミングオフセットは、無線ネットワークノード1600、1702と前記少なくとも1つのユーザ装置1701との間の時間距離を示す。
C ステップCで、無線ネットワークノード1600、1702は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701へと送信されることになるタイミングアドバンス値を決定するために、タイミングオフセットを閾値と比較する(230)。ステップCで比較を行う時、以下のステップの1つが行われる。
D1 ステップD1で、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、無線ネットワークノード1600、1702が、タイミングアドバンス値にタイミングオフセットを設定し、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着する。
D2 ステップD2で、タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合、無線ネットワークノード1600、1702は、タイミングアドバンス値に、タイムスロット時間を1以上減じたタイミングオフセットを設定し、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着する。任意で、第2のタイムスロットは、第1のタイムスロットに隣接して直後に続くかまたは、第1のタイムスロットより1タイムスロット時間以上後に続く。
E ステップEで、無線ネットワークノード1600、1702は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701に対してタイミングアドバンス値を送信する(240)。
それゆえ、方法の実施形態では、本書で提示されるように、少なくとも1つのユーザ装置についてのタイミングアドバンス値を設定するための方法を提供する。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、タイムスロット構造と時間的に整合していない。さらに、無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、ランダムアクセスプリアンブルである。ランダムアクセスプリアンブルは、例えば、当技術分野で周知のようにLTE標準によって定義されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、タイムスロット構造と時間的に整合されている。さらに、無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、PUSCH送信、すなわち、PUSCHチャネル上での送信である。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップEのタイミングアドバンス値は、ランダムアクセス応答の中で送信される。ランダムアクセス応答は、例えば、当技術分野で周知のようにLTE標準によって定義されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、前記少なくとも1つのユーザ装置1701は、第1のユーザ装置UE1と第2のユーザ装置UE2とを備えている。タイミングアドバンス値は、第1のユーザ装置UE1については、ステップD1に従って設定されている。第2のタイミングアドバンス値は、第2のユーザ装置UE2については、ステップD2に従って設定されている。複数の連続するサブフレームが、タイムスロット構造に関連付けられており、各サブフレームは、タイムスロット構造のうちの2つの後続のタイムスロットを含んでいる。詳細には、タイムアラインされたアップリンク送信は、第1のユーザ装置UE1からのタイムアラインされたアップリンク送信であり、タイムアラインされたアップリンク送信は、第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信である。以下のステップが行われてもよい。
280 無線ネットワークノード1600、1702が、前記複数の連続するサブフレームの第1および第2のダウンリンクサブフレームの中で、第1のアップリンクグラントメッセージを第2のユーザ装置UE2へ、第2のアップリンクグラントメッセージを第1のユーザ装置UE1へ送信し、ここで、第2のダウンリンクサブフレームは、第1のダウンリンクサブフレームより後である。アップリンクグラントメッセージは、目前にあるユーザ装置がどのリソースを使用しうるかを示す。リソースは、一組のシンボルによって識別されてもよく、ここで各シンボルは、バースト期間と巡回プレフィックスを含めて、OFDMシンボル間隔の間に周波数キャリアを含んでいてもよい。任意で、第2のアップリンクグラントメッセージは、第2のダウンリンクサブフレームの中で送信されてもよい。
290 無線ネットワークノード1600、1702が、第1のアップリンクサブフレームの中で、第1のユーザ装置UE1からのタイムアラインされたアップリンク送信信号と、第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信信号とを受信する。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、ステップ280は、無線ネットワークノード1600、1702が前記複数の連続するサブフレームのうちの第1のダウンリンクサブフレームの中で第1のアップリンクグラントメッセージを第2のユーザ装置UE2へと送信し、(任意で、同じかまたは第2のダウンリンクサブフレームの中で)第2のアップリンクグラントメッセージを第1のユーザ装置UE1へと送信するステップと置換されてもよい。
上記の解決策を使えば、例えば、大きいタイミングオフセットを備えたゾーンに属する、すなわち、タイミングアドバンス値がステップD2に従って設定される、第2のユーザ装置UE2のようなユーザからの送信は、次のサブフレームへと続くであろう。図12から分かるように、第2のユーザ装置UE2からの送信は、第1のユーザ装置UE1からの送信が到着していてもよいサブフレームの中央に到着する可能性がある。それゆえ、送信は、時間領域で衝突する可能性がある。より小さなタイミングオフセットを持つゾーンに属するユーザ、例えば第1のユーザ装置UE1が、同じ物理リソースブロック上の次のサブフレームの中でスケジューリングされる場合、サブフレーム間の直交性は失われ、ユーザは相互に干渉を引き起こすであろう。これを図13に示しており、ここでユーザ1は、ユーザ2より小さいタイミングオフセットを持つゾーンに属している。図13で分かるように、ユーザ1およびユーザ2からの送信は、今では時間領域でも周波数領域でも衝突している。
そのような衝突を防ぐため、無線ネットワークノードは、ユーザ間の直交性が維持されることを保証する必要がある。ユーザ間の直交性が維持されうるのは、無線ネットワークノードが、小さなタイミングオフセットを持つゾーンに属するUEを、大きなタイミングオフセットを持つゾーンに属するUEが以前のサブフレームの中で送信したのと同じUL物理リソースブロック上でUL送信を生成するようにスケジューリングしない場合である。それゆえ、無線ネットワークノードは、スケジューリングの際に各UEのTA値を考慮に入れる必要がある。加えて、無線ネットワークノードは、スケジューリングされることになるサブフレームに先行するサブフレームのスケジューリング決定を考慮に入れる必要がある。
これは、
−動的に行われ、この場合、(UL−SCHのための)ULスケジューラおよびDLスケジューラまたは(PUCCH上のACK/NACKのための)PDCCHマネージャが、以前のサブフレームのスケジューリング決定を考慮に入れ、すなわち、大きなタイミングオフセットを持つUEからのUL送信が以前のサブフレームではどこでスケジューリングされたかを記憶していてもよいし、あるいは、
−半静的に行われ、この場合、異なる物理リソースブロックが異なるタイミングオフセットゾーンに属するUEのために用いられるようにULリソースが区分されてもよい。
次に、複数のユーザ装置からの送信の衝突について、前記複数のユーザ装置の一部がステップD1によるタイミングアドバンス値に割り当てられ、前記複数のユーザ装置の一部がステップD2によるタイミングアドバンス値を割り当てられている場合について、詳細に論じよう。当技術分野では周知のとおり、無線ネットワークノードは、2つのタイムスロットを含む各送信タイミング間隔(TTI)について、スケジューリングの決定を行う。それゆえ、スケジューラが第1のTTIにおいて、例えば、第2のユーザ装置UE2が周波数キャリアの第1の部分を用いるようにスケジューリングし、かつ、スケジューラが、第1のTTIに直接隣接する第2のTTIにおいて第1のユーザ装置UE1が周波数キャリアの前記第1の部分を用いるようにスケジューリングする場合、ユーザ間の直交性は失われることがある(または、ユーザ間のコリジョンが発生しうる)。コリジョンが発生するのは、第2のユーザ装置UE2が、ステップD2に従って設定されるタイミングアドバンス値を有するために、第2のユーザ装置UE2からの送信が、スケジューラによって想定されるより後に無線ネットワークノードに到着するからである。
動的なスケジューリングを図14に示し、周波数キャリアの半静的な区分を図15に示しており、この場合、ユーザ1は、ユーザ2より小さいタイミングオフセットを持つゾーンに属している。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、以下のステップが行われてもよい(図14と比較すること)。
250 無線ネットワークノード1600、1702は、第1のアップリンクサブフレームの中で、1)第1のユーザ装置UE1を周波数キャリアの第1の部分に、2)第2のユーザ装置UE2を周波数キャリアの第2の部分にスケジューリングする。周波数キャリアの第1の部分と第2の部分とはオーバラップしていない。好ましいのは、無線ネットワークノード1600、1702が、どのリソースを、例えばサブキャリアまたはリソースブロックの部分を、スケジューリングされているアップリンクサブフレームの中で目前にあるユーザ装置に割り当てるべきかを見つけ出すことであろう。従って、好ましいのは、目前にあるユーザ装置にアップリンクグラントメッセージを送信する前に、目前にあるユーザ装置、例えば第1または第2のユーザ装置が利用可能なリソースを判定することであろう。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、以下のステップが行われてもよい(図15と比較すること)。
270 無線ネットワークノード1600、1702が、前記複数の連続するサブフレームの中で、第1のユーザ装置UE1を周波数キャリアの第1の部分に、第2のユーザ装置UE2を周波数キャリアの第2の部分にスケジューリングする。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、周波数キャリアの第1および第2の部分は、周波数キャリアの連続するサブキャリアの第1および第2の集合にそれぞれ関連付けられており、ここで、サブキャリアの第1および第2の集合は、動的に定められるかまたはあらかじめ定められる。それゆえ、ユーザ間の直交性は、静的または半静的なかたちで得られうる。
以下に、PUCCH上の直交性がどのようにして維持されうるかについて説明する。
PUCCH上のアップリンク送信については、サブフレームの中のスロット間に周波数ホッピングが用いられる。ユーザが、周波数帯の一方においては第1のスロットに割り振られ、他方では第2のスロットに割り振られるように、ミラーリングスキームが用いられる。物理リソースブロックに対するマッピングを図16に示しており、ここで変数mは、ユーザに割り振られてもよい物理リソースブロックのペアを表す。
同じ物理リソースブロックの中で、すなわち同じmの値を用いて、複数のユーザを送信できるように、PUCCH上では符号多重化を用いる。しかし、多重化に用いられる符号は、10msの時間を有しているため、異なるタイミングオフセットゾーンに属している多重化ユーザを同じ物理リソースブロックの中で符号化することは望ましくない。それゆえ、同じ物理リソースブロック上でPUCCHを送信する異なる端末間で直交性を実現するために、無線ネットワークノードの中で受信された各物理リソースブロックは、同じタイミングオフセットゾーンからのユーザを含むことになっている。
従って、方法の一部の実施形態では、タイムアラインされたアップリンク送信がPUCCH上で送信される場合、スケジューリングのステップ(270)は、さらに、周波数キャリアの第1の部分にはステップD1によるタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングし、そして、周波数キャリアの第2の部分にはステップD2によるタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングすることを含んでいる。
例えば、或るユーザがm=0に割り振られ、かつ、1スロット遅延されたゾーンに属している場合、ユーザは、無線ネットワークノードの中で受信された現行のおよび次のサブフレームにおいてm=1に対応する物理リソースブロックを占めるであろう。直交性を維持するために、これらの2つのサブフレームの中では、ゼロ遅延を持つゾーンに属するユーザは、m=1に割り振られない可能性がある。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、第1のユーザ装置UE1および/または第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信は、HARQフィードバックに関するかまたはSR、CQI、PMI、RIのうちの1つ以上に関する情報を含んでいる。
無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、第1のユーザ装置UE1および/または第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信に、1つのFFTが適用される。それゆえ、前記少なくとも1つのUEについてタイミングアドバンス値を設定するためにステップD1とD2のどちらが行われたかに関わらず、同じFFTがすべての送信に適用される。「1つのFFTが適用される」という表現は、タイムスロットと時間的に同期された複数の信号が、無線ネットワークノード1600、1702等の同じFFT処理モジュールに送り込まれることを意味すると理解される。
当技術分野では周知のとおり、タイミングアドバンス値を用いて端末の測位、いわゆるエンハンストセルID測位が行われてもよい。タイミングアドバンス測位の原理を図17に示す。簡単に言うと、無線ネットワークノードから端末までの電波の移動時間が測定される。次いで、無線ネットワークノードから端末までの距離rが、次式のように演算されうる。
ここで、TAはタイミングアドバンス値であり、cは光の速度である。
TAの測定だけだと、円が定義され、あるいは、不正確さを計算に入れるなら、無線ネットワークノードの周りの環状帯が定義される。この情報をセルの記述と組み合わせることによって、環状帯の左右の角度を判定することができる(図17を参照)。
エンハンストセルID測位の範囲内で、LTE Rel−9は、2つの異なるタイプのTA測定、すなわちタイプ1とタイプ2とを含んでいる。TA測定は、独立して用いることもできるし、ネットワークがUEの位置を算出する場合に他の測定と組み合わせることもできる。両方のタイプの測定に共通するのは、基地局が測定値を、UEの位置を算出するノードに送信できるということである。
タイプ1の測定は、UEと無線ネットワークノードとの両方がRxタイミングとTxタイミングとの間の差を測定し、これらの2つの測定値が、無線ネットワークノードの中で組み合わされることに基づいている。
タイプ2では、無線ネットワークノードがRxタイミングとTxタイミングの差を測定し、他方、UEがPRACHを送信する。タイプ1およびタイプ2メッセージの両方について、UEの位置が、基地局が測定値を送信する相手先であるネットワークノードにおいて算出される。
タイプ1およびタイプ2のTA測定は、詳細には以下のように定義される。
タイミングアドバンス(TADV)タイプ1は、時間差
TADV=(eNB Rx−Tx時間差)+(UE Rx−Tx時間差)
として定義され、
ここで、eNB Rx(受信)−Tx(送信)時間差は、UE Rx−Tx時間差を報告する同じUEに対応する。
eNB Rx−Tx時間差は、TeNB‐Rx−TeNB‐Txとして定義される。
ここで、
・TeNB‐Rxは、時間内に第1の検出されたパスによって定義される、アップリンク無線フレーム#iのeNB受信タイミングである。
・TeNB‐Txは、ダウンリンク無線フレーム#iのeNB送信タイミングである。
UEのRx‐Tx時間差は、TUE‐Rx−TUE‐Txとして定義される。
ここで、
・TUE‐Rxは、時間内に第1の検出されたパスによって定義される、ダウンリンク無線フレーム#iのUE受信タイミングである。
・TUE‐Txは、アップリンク無線フレーム#iのUE送信タイミングである。
タイミングアドバンス(TADV)タイプ2は、時間差
TADV=(eNB Rx−Tx時間差)
として定義され、
ここで、eNB Rx−Tx時間差は、個別のUEからのPRACHを含む受信されたアップリンク無線フレームに対応し、TeNB‐Rxは、時間内に第1の検出されたパスによって定義される、アップリンク無線フレーム#iのeNB受信タイミングであり、そして、TeNB‐Txは、ダウンリンク無線フレーム#iのeNB送信タイミングである。
タイプ1測定については、UE Rx‐Tx時間差は、UEのタイムアドバンス値に対応し、eNB Rx−Txタイムアドバンス値は、UEタイムアドバンス値の測定値のエラーに対応する。
本解決策が、セルのセル範囲を拡張させるために実装される場合、上記のタイプ1のTA測定方法は、不正確な位置を生じるであろう。理由は、UEと無線ネットワークノードとの間の電波の移動時間は、所与のUEについてのTAに対応しないからである。
それゆえ、無線ネットワークノード1600、1702における方法の一部の実施形態では、以下のステップが行われてもよい。
前記少なくとも1つのユーザ装置のタイミングアドバンス値がステップD2に従って設定された場合、無線ネットワークノード1600、1702は、前記少なくとも1つのUEの位置を判定する。詳細には、位置を判定するステップは、以下のステップを含んでいてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702が、前記少なくとも1つのユーザ装置1701から、Rx‐Tx時間差を受信する。
無線ネットワークノード1600、1702は、受信されたRx‐Tx時間差を1つ以上のタイムスロット時間を使って少なくとも調整することによって、調整済Rx‐Tx時間差を生成する。無線ネットワークノード1600、1702は、調整済Rx‐Tx時間差に基づいて、前記少なくとも1つのUEの位置を示す、距離タイミングを判定する。
別の例示的な実施形態では、無線ネットワークノードは、タイプ1測定を算出する場合、ゾーンBタイミングオフセットを含めることによって、正確な位置を算出することができる。この一例を、UEがタイミングオフセットゾーンBに属する事例について、以下に示す。
TADV=(eNB Rx−Tx時間差)+(UE Rx−Tx時間差)+ゾーンBタイミングオフセット
別の実施形態では、タイプ1測定が測位のためにネットワークノードに報告される場合、ゾーンBタイミングオフセットがTADVに含まれる。
図18に関して、本発明の例示的な方法の実施形態を論じることができる。
1501 ネットワーク内のノード、例えばeNBが、ランダムアクセスにおける絶対的タイミングオフセットを測定する。
1502 適切なタイミングオフセットゾーンが選択される。
1503 ランダムアクセス応答の中でTAコマンドをUEに送信する前に、ゾーンのタイミングオフセットであるTzoneが減算される。
1504 できれば、UEをスケジューリングする場合、前のサブフレームからの送信とのコリジョンを回避するため、Tzone値を考慮に入れることが望ましい。このステップは任意であってもよい。
1505 通常のULタイミングと比較したTzoneオフセットを仮定して、UEからのすべてのUL送信が受信される。
図19に、少なくとも1つのユーザ装置1701からのアップリンク送信をタイムスロット構造とタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着するように制御するための、無線ネットワークノード1600、1702における例示的な装置2000(図20の1610)を示す。タイムスロット構造は、タイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットは、或るタイムスロット時間を有している。装置2000、1610は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からタイミングアップリンク送信を受信するように構成された受信ユニット2010と、タイミングアップリンク送信に基づいてタイミングオフセットを判定するように構成された判定ユニットとを備えていてもよい。タイミングオフセットは、無線ネットワークノード1600、1702と、前記少なくとも1つのユーザ装置1701との間の時間距離を示す。さらに、装置2000、1610は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701に対して送信されることになるタイミングアドバンス値を判定するため、閾値とタイミングオフセットとを比較するように構成された比較ユニット2030を備えていてもよい。比較ユニット2030は、さらに、タイミングオフセットが閾値より小さい場合、タイミングアドバンス値をタイミングオフセットに設定するように構成されていてもよく、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信は、第1のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着するか、または、タイミングオフセットが閾値より大きいかまたは閾値に等しい場合、タイミングアドバイス値を、タイムスロット時間を1以上減じたタイミングオフセットに設定し、その結果、前記少なくとも1つのユーザ装置1701からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットより後の第2のアップリンクタイムスロットとタイムアラインされたかたちで無線ネットワークノード1600、1702に到着する。装置2000、1610はさらに、前記少なくとも1つのユーザ装置1701に対してタイミングアドバンス値を送信するように構成された送信ユニット2040を備えていてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、タイムスロット構造と整合されていない。さらに、装置2000、1610の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、ランダムアクセスプリアンブルである。ランダムアクセスプリアンブルは、例えば、当技術分野では周知であるとおり、LTE標準によって定義されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、タイムスロット構造と時間的に整合されている。さらに、無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、ステップAで受信されるタイミングアップリンク送信は、PUSCH送信である。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、ステップEのタイミングアドバンス値が、ランダムアクセス応答の中で送信される。ランダムアクセス応答は、例えば、当技術分野では周知であるとおり、LTE標準によって定義されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、前記少なくとも1つのユーザ装置1701は、第1のユーザ装置UE1と第2のユーザ装置UE2とを含んでいる。タイミングアドバンス値は、第1のユーザ装置UE1についてはステップD1に従って設定されている。第2のタイミングアドバンス値は、第2のユーザ装置UE2についてはステップD2に従って設定されている。複数の連続するサブフレームが、タイムスロット構造と関連付けられており、各サブフレームは、タイムスロット構造のうちの2つの後続のタイムスロットを含んでいる。詳細には、タイムアラインされたアップリンク送信は、第1のユーザ装置UE1からのタイムアラインされたアップリンク送信であり、タイムアラインされたアップリンク送信は、第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信である。送信ユニット2040は、さらに、前記複数の連続するサブフレームの第1および第2のダウンリンクサブフレームの中で、第1のアップリンクグラントメッセージを第2のユーザ装置UE2へ、第2のアップリンクグラントメッセージを第1のユーザ装置UE1へ送信するように構成されてもよく、ここで、第2のダウンリンクサブフレームは、第1のダウンリンクサブフレームより後である。アップリンクグラントメッセージは、目前にあるユーザ装置がどのリソースを使用しうるかを示す。リソースは、一組のシンボルによって識別されてもよく、ここで各シンボルは、バースト期間内に周波数キャリアを含んでいてもよい。シンボルは、当技術分野では周知のとおり、巡回プレフィックスによって分離されてもよい。任意で、第2のアップリンクグラントメッセージは、第2のダウンリンクサブフレームの中で送信されてもよい。受信ユニット2010は、さらに、第1のアップリンクサブフレームの中で、第1のユーザ装置UE1からのタイムアラインされたアップリンク送信と、第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信とを受信するように構成されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、装置1610はさらに、第1のアップリンクサブフレームの中で、1)第1のユーザ装置UE1を周波数キャリアの第1の部分に、2)第2のユーザ装置UE2を周波数キャリアの第2の部分にスケジューリングするように構成されてもよい。周波数キャリアの第1の部分と第2の部分とはオーバラップしていない。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、装置2000、1610は、さらに、前記複数の連続するサブフレームの中で第1のユーザ装置UE1を周波数キャリアの第1の部分に、第2のユーザ装置UE2を周波数キャリアの第2の部分にスケジューリングするように構成されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、周波数キャリアの第1および第2の部分は、周波数キャリアの連続するサブキャリアの第1および第2の集合にそれぞれ関連付けられており、ここで、サブキャリアの第1および第2の集合は、動的に定められるかまたはあらかじめ定められる。それゆえ、ユーザ間の直交性は、静的または半静的なかたちで得られうる。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、装置はさらに、PUCCH上でタイムアラインされたアップリンク送信を送信するように構成されてもよく、さらに、周波数キャリアの第1の部分にはステップD1によるタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングし、そして、周波数キャリアの第2の部分にはステップD2によるタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングするように構成されてもよい。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、第1のユーザ装置UE1および/または第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信は、HARQフィードバックに関するかまたはSR、CQI、PMI、RIのうちの1つ以上に関する情報を含んでいる。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、第1のユーザ装置UE1および/または第2のユーザ装置UE2からのタイムアラインされたアップリンク送信に、1つのFFTが適用される。それゆえ、前記少なくとも1つのUEについてタイミングアドバンス値を設定するためにステップD1とD2のどちらが行われたかに関わらず、同じFFTがすべての送信に適用される。
無線ネットワークノード1600、1702における装置2000、1610の一部の実施形態では、前記少なくとも1つのユーザ装置のタイミングアドバンス値がステップD2に従って設定された場合、装置2000、1610は、さらに、前記少なくとも1つのUEの位置を判定するように構成されてもよい。詳細には、装置は、前記少なくとも1つのユーザ装置1701から、Rx‐Tx時間差を受信するように構成され、かつ、受信されたRx‐Tx時間差を、タイムスロット時間を1つ以上使って少なくとも調整することによって、調整済Rx‐Tx時間差を生成するように構成されてもよい。さらに、装置は、調整済Rx‐Tx時間差に基づいて、前記少なくとも1つのUEの位置を示す、距離タイミングを判定するように構成されてもよい。
以下に、PUCCH上のDL−SCHについてのHARQフィードバックの処理について述べる。
LTEは、ハイブリッドARQ(Automatic Retransmission reQuest)を用いるのだが、ここでは、サブフレームにおいてダウンリンクデータを受信した後、端末は、それを復号することを試行し、そして、復号が成功したか(ACK)否か(NAK)を基地局に報告する。復号の試行が失敗した場合、基地局は、誤ったデータを再送信することができる。
端末から基地局へのアップリンク制御シグナリングは、以下を含んでいる。
・受信したダウンリンクデータについてのハイブリッドARQ確認応答、
・ダウンリンクスケジューリングのための支援として用いられる、ダウンリンクチャネル条件に関する端末報告、
・移動端末がアップリンクデータ送信のためのアップリンクリソースを必要としていることを示すスケジューリング要求。
ダウンリンクチャネル条件に関する端末報告は、チャネル品質インジケータ(CQI)と、プリコーディングマトリックスインジケータ(PMI)と、ランクインジケータ(RI)とを含んでいる。
DL−SCH上の各ダウンリンク送信について、UEはHARQフィードバックを使って応答するであろう。UL−SCHの同時送信がない場合、UEは、PUCCH上でHARQフィードバックを送信するであろう。
UEは、PDCCH上でDL割当てを送信するため、ダウンリンクで用いられるリソースに基づいてPUCCHリソースを導出するであろう。PDCCHリソースを割り振る場合、DLスケジューラまたはPDCCHマネージャは、PUCCH上で直交性を維持することについて上述したように、PUCCH上のすべてのユーザについて直交性が維持されることを保証すべきである。選択肢として、例えば、直交するPUCCHリソースを見つけることができない場合、ユーザによっては、非直交であることが許されることがあり、それによってさらなる干渉が作り出される。
無線ネットワークノードの中で遅延を伴って受信されるタイミングオフセットゾーンに属するユーザにとって、これらのため、無線ネットワークノードの中で処理に利用可能な時間が減少するであろう。無線ネットワークノードの処理は、アップリンクにおけるHARQフィードバックを復号することと、ダウンリンクにおける新たなDL−SCH送信をスケジューリングすることとから成る。
無線ネットワークノードにおける遅延された受信を処理する方法は、以下のように何通りかある。
−無線ネットワークノードの中にハードウェアリソースを追加することによって、または、例えば全体的なスループットを制限することにより、全体的な容量を削減することによって。これによって、無線ネットワークノードにおける全体的な処理時間が削減されるであろう。
−遅延されたユーザについてHARQフィードバックを行う前に、次のスケジューリング期間まで待機することによって。HARQはDLにおいては非同期であるため、これは可能である。しかし、そのため、全体的なHARQループ遅延は増加するであろうし、それによって、同じUEへの連続送信を行うことが不可能になる。その理由は、HARQプロセスの数は限られていて、HARQループ遅延に従って正確にサイズが算出されているからである。
以下に、PUSCH上のUL−SCHの処理について説明する。
アップリンクでのPUSCH上のUL−SCH送信について、リソースは、ULスケジューラによって動的に割り振られる。ULスケジューラは、直交性が維持されることを保証しなければならないのだが、それは、ユーザ間の直交性を維持することについての議論の中で上述したように、静的または動的に行うことができる。
ULリソースの半静的区分の場合については、スケジューリングされることになる各タイミングオフセットゾーンの中に十分な数のユーザが存在しない場合、容量損失のリスクがある。容量を改善するため、ULリソースの区分を、各タイミングオフセットゾーンにおけるユーザのトラヒック負荷に基づいて調整することができる。
DL−SCHと同様に、無線ネットワークノードの中で遅延を伴って受信されるユーザについて、無線ネットワークノードの中で処理に利用可能な時間は減少するであろう。HARQは、アップリンクでは同期しているため、無線ネットワークノードにおける遅延された受信の処理は、ダウンリンクとは異なる。
−無線ネットワークノードの中にハードウェアリソースを追加することによって、または、例えば全体的なスループットを制限することにより、全体的な容量を削減することによって。これによって、無線ネットワークノードにおける全体的な処理時間が削減されるであろう。
−処理時間が足りない場合、非適応再送信を無効にするためにUEに対してACKを報告することによって。これによって、UEは、このHARQプロセスについては次の機会に送信することはないであろうし、物理リソースは、スケジューリングされることになる他のUEに利用可能になる。復号が失敗した場合、UEは、このHARQプロセスについて次の機会に適応再送信によって再スケジューリングされなければならない。結果は、UEは、平均して半数のサブフレームでスケジューリングができるに留まる。
−たとえ復号の後で結果がまだ入手可能でない場合であっても、非適応再送信を要求するためUEにNACKを報告することによって、または、適応再送信をスケジューリングすることによって。これは常に、復号の成功の後の1つの不要な再送信につながり、それがスループットおよび/または容量を削減するであろう。しかし、HARQ操作ポイントが変更されて送信の平均回数が増えた場合、損失は削減されうる。
以下で、スケジューリング要求およびPUCCH上のCQI/PMI/RIの処理について説明する。
スケジューリング要求(SR)およびCQI/PMI/RIの周期的チャネルフィードバック報告が、アップリンクのPUCCH上で送信される。SRおよびCQI/PMI/RIについてのリソースが、半静的に割り振られる。PUCCHリソースを割り振る場合、無線ネットワークノードは、PUCCH上で直交性を維持することについての議論で上述したように、PUCCH上のユーザについて直交性が維持されることを保証しなければならない。
図20は、タイミングの整合を制御するノード、例えばeNB、1600を示す。ノードは、例えば、揮発性および/または不揮発性である少なくとも1つのコンピュータ可読記憶媒体またはメモリ1602の中に記憶された、ハードウェアおよび/またはソフトウェア命令の集合を実行する、少なくとも1つの処理ユニット1601を備えている。処理ユニットは、メモリユニットに接続されている。少なくとも1つの処理ユニットは、少なくとも1つの通信インタフェース1603および1604を用いて、UEおよび/または無線アクセスネットワークおよびコアネットワークとアップリンクおよびダウンリンクで通信する。また、UEは、プロセスにも参加し、例えば、UEと無線ネットワークノードとの間の距離の測定に参加する。また、UEは、少なくとも1つの処理ユニットと、少なくとも1つの揮発性および/または不揮発性メモリユニットを備えている。さらに、UEは、無線ネットワークノードと通信するための少なくとも1つの通信インタフェースも備えている。
処理ユニットには、例えば、マイクロプロセッサ、中央演算処理装置(CPU)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ、またはプログラム命令を実行することができる同様のユニットが含まれていてもよい。
理解されるべきだが、ネットワークは、当業者によって理解されるように、例えばイーサネットまたはWAN(Wide Area Network)ネットワークを構築するのに用いられるような、ケーブル配線、ルータ、スイッチ、その他のネットワーク構築要素で構成されている。
本発明は、LTEネットワークにおける使用について例示してきた。しかし、理解されるべきだが、将来の標準化において定義されうるように、他のネットワーク構成においても本発明の適用性が見つかり得る。
留意されるべきだが、「comprising(含む、備える)」という言葉は、列挙されたもの以外の要素またはステップの存在を除外せず、また、或る要素に先行する「a」、「an」という言葉は、複数のそのような要素の存在を除外しない。さらに留意されるべきだが、何らかの引用符号は請求項の範囲を制限せず、本発明は少なくとも部分的には、ハードウェアとソフトウェアとの両方によって実装することが可能であり、複数の「手段」または「ユニット」は、同じハードウェア商品によって表されうる。
上記の実施形態は、例として与えられただけであって、本発明を限定するべきでない。本発明の範囲内にあるその他の解決策、用途、目的および機能は、当業者には明らかであろう。
実施形態の項目別リスト
1.ワイヤレス通信ネットワークにおいて、ユーザ装置、すなわちUEと無線アクセスネットワークノードとの間のアップリンク通信の送信のタイミングアライメントを処理するための一実施形態であって、
−UEと無線アクセスネットワークノードとの間のタイミング距離を判定するステップと、
−より後のタイムスロットに、かつ、制御されたかたちで到着するようにアップリンクメッセージを送信するために、事前に設定されたタイミングアドバンス値に関して事前に定義された距離より近いかまたは遠い距離を用いてUEを構成するステップと
を含む実施形態。
2.実施形態1による実施形態であって、さらに、
−UEと無線アクセスネットワークノードとの間のタイミングオフセットを判定するステップと、
−タイミングオフセットゾーンを選択するステップと、
−ランダムアクセス応答の中でタイミングアドバンスコマンドをUEに対して送信する前に、ゾーンのタイミングオフセットであるTzoneを減算するステップと、
−UEからのアップリンク送信を受信するステップと
を含む実施形態。
3.実施形態2による実施形態であって、さらに、UEをスケジューリングする場合にTzone値を考慮に入れるステップを含む実施形態。
4.実施形態1による実施形態であって、無線アクセスネットワークがロングタームエボリュション、すなわちLTEネットワークであることを特徴とする実施形態。
5.実施形態1による実施形態であって、より後のタイムスロットが0.5msの倍数であることを特徴とする実施形態。
6.実施形態1による実施形態であって、すべての送信が定義済タイムゾーンに分割されることを特徴とする実施形態。
7.実施形態6による実施形態であって、タイムゾーンがタイムスロットの倍数として構成されることを特徴とする実施形態。
8.実施形態1による実施形態であって、アップリンクリソースが動的または半静的に区分またはスケジューリングされることを特徴とする実施形態。
9.実施形態1による実施形態であって、さらに、アップリンク送信の直交性を維持するステップを含む実施形態。
10.ワイヤレス通信ネットワーク内のノードにおける実施形態であって、
−少なくとも1つの処理ユニットと、
−少なくとも1つのメモリユニットと、
−少なくとも1つの通信インタフェースと
を含み、
実施形態1乃至9のいずれかによる方法を行うために、処理ユニットが、通信インタフェースを用いて、メモリの中に記憶された命令の集合を実行するように構成される
ことを特徴とする実施形態。
11.実施形態10による実施形態であって、ノードが無線アクセスネットワークノードであることを特徴とする実施形態。

Claims (12)

  1. タイムスロット構造に対してタイムアラインされた送信信号が無線ネットワークノードに到達するように少なくとも1つのユーザ装置からのアップリンク送信を当該無線ネットワークノードで制御する方法であって、前記タイムスロット構造は複数のタイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットがタイムスロット時間を有しており、
    前記方法は
    A)前記少なくとも1つのユーザ装置からタイミングアップリンク送信を受信するステップと、
    B)前記タイミングアップリンク送信に基づいて、前記無線アクセスノードと前記少なくとも1つのユーザ装置との間の時間的な距離を示すタイミングオフセットを決定するステップと
    を有し、
    さらに、前記方法は、
    C)前記少なくとも1つのユーザ装置に対して送信されるタイミングアドバンス値を決定するための閾値と、前記タイミングオフセットと比較するステップ
    D1)前記タイミングオフセットが前記閾値よりも小さいときに、前記タイミングオフセットを前記タイミングアドバンス値に設定することによって、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットにタイムアラインされた前記無線ネットワークノードに到達するようにするステップと、
    D2)前記タイミングオフセットが前記閾値と等しいかそれを超えているときに、前記タイミングオフセットから1つまたはそれ以上のタイムスロット時間を減算して前記タイミングアドバンス値に設定することによって、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、前記第1のアップリンクタイムスロットよりも後の第2のアップリンクタイムスロットにタイムアラインされた前記無線ネットワークノードに到達するようにするステップ
    を有し、
    さらに、前記方法は、
    E)前記少なくとも1つのユーザ装置に前記タイミングアドバンス値を送信するステップ
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記Aのステップにおいて、前記受信されたタイミングアップリンク送信は、前記タイムスロット構造に対してタイムアラインされていないランダムアクセスプリアンブルか、または、前記タイムスロット構造に対してタイムアラインされたPUSCH送信であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記Eのステップにおいて、前記タイミングアドバンス値は、ランダムアクセスレスポンスに含めて送信されることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つのユーザ装置には第1のユーザ装置と第2のユーザ装置とが含まれ、前記第1のユーザ装置についての前記タイミングアドバンス値は前記D1のステップによって設定されており、前記第2のユーザ装置についての第2のタイミングアドバンス値は前記D2のステップによって設定されており、複数の連続したサブフレームは前記タイムスロット構造に対して関連付けられており、各サブフレームには、前記タイムスロット構造の後続の2つのタイムスロットが含まれており、
    前記方法は、
    前記複数の連続したサブフレームにおける第1のダウンリンクサブフレームと、当該第1のダウンリンクサブフレームよりも後の第2のダウンリンクサブフレームにより、前記第2のユーザ装置への第1のアップリンググラントメッセージと、前記第1のユーザ装置への第2のアップリンググラントメッセージとを送信するステップと、
    第1のアップリンクサブフレームにより前記1のユーザ装置からの前記タイムアラインされたアップリンク送信を受信するとともに、前記第2のユーザ装置からの前記タイムアラインされたアップリンク送信を受信するステップと
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第1のアップリンクサブフレームにおいて、1)前記第1のユーザ装置を周波数キャリアの第1の部分にスケジュールし、2)前記第2のユーザ装置を前記周波数キャリアの第2の部分にスケジューリングするステップをさらに有し、前記周波数キャリアの前記第1の部分と前記周波数キャリアの前記第2の部分とが重なっていないことを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. 前記複数の連続したサブフレームにおいて、前記第1のユーザ装置を前記周波数キャリアの前記第1の部分にスケジュールし、前記第2のユーザ装置を前記周波数キャリアの前記第2の部分にスケジューリングすることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 前記周波数キャリアの前記第1の部分と前記周波数キャリアの前記第2の部分は、前記周波数キャリアにおける第1のセットの連続したサブキャリアと第2のセットの連続したサブキャリアとにそれぞれ関連付けられており、前記第1のセットの連続したサブキャリアと前記第2のセットの連続したサブキャリアは、動的に決定されるか、予め決定されていることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 前記タイムアラインされたアップリンク送信は、PUCCHにより実行され、
    前記スケジューリングのステップは、さらに、
    前記周波数キャリアの前記第1の部分において、前記D1のステップにしたがったタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングするステップと、
    前記周波数キャリアの前記第2の部分において、前記D2のステップにしたがったタイミングアドバンス値を割り当てられたユーザ装置だけをスケジューリングするステップと
    を有することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記第1のユーザ装置と前記第2のユーザ装置とのうち少なくとも一方からの前記タイムアラインされアップリンク送信には、ハイブリッド自動再送要求(HARQフィードバックについての情報、または、スケジューリングリクエスト(SRチャネル品質インジケータ(CQIプリコーディングマトリックスインジケータ(PMIおよびランクインジケータ(RIのうちの1つ以上についての情報が含まれていることを特徴とする請求項4ないし8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記第1のユーザ装置と前記第2のユーザ装置とのうち少なくとも一方からの前記タイムアラインされアップリンク送信に対して高速フーリエ変換(FFTが適用されることを特徴とする請求項ないし9のいずれか1項に記載の方法。
  11. 前記D2のステップにしたがって前記少なくとも1つのユーザ装置についての前記タイミングアドバンス値が決定されると、当該少なくとも1つのユーザ装置の位置を判別するステップ
    をさらに有し、
    当該位置を判別するステップは、
    前記少なくとも1つのユーザ装置からRx−Tx間の時間差の情報を受信するステップと、
    少なくとも、1つまたはそれ以上のタイムスロット時間によって前記受信したRx−Tx間の時間差を調整することによって、調整されたRx−Tx間の時間差を決定するステップと、
    前記調整されたRx−Tx間の時間差に基づいて、前記少なくとも1つのユーザ装置の前記位置を示す距離タイミングを求めるステップと
    を有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の方法。
  12. 無線ネットワークノードに備えられ、タイムスロット構造に対してタイムアラインされた送信信号が当該無線ネットワークノードに到達するように少なくとも1つのユーザ装置からのアップリンク送信を制御する装置であって、前記タイムスロット構造は複数のタイムスロットのシーケンスであり、各タイムスロットがタイムスロット時間を有しており、
    前記装置は
    前記少なくとも1つのユーザ装置からタイミングアップリンク送信を受信する受信部と、
    前記タイミングアップリンク送信に基づいて、前記無線アクセスノードと前記少なくとも1つのユーザ装置との間の時間的な距離を示すタイミングオフセットを決定する決定部と
    を有し、
    さらに、前記装置は、
    前記少なくとも1つのユーザ装置に対して送信されるタイミングアドバンス値を決定するための閾値と前記タイミングオフセットとを比較する比較部
    を有し、
    当該比較部は、
    前記タイミングオフセットが前記閾値よりも小さいときに、前記タイミングオフセットを前記タイミングアドバンス値に設定することによって、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、第1のアップリンクタイムスロットにタイムアラインされた前記無線ネットワークノードに到達するようにし、かつ、
    前記タイミングオフセットが前記閾値と等しいかそれを超えているときに、前記タイミングオフセットから1つまたはそれ以上のタイムスロット時間を減算して前記タイミングアドバンス値に設定することによって、前記少なくとも1つのユーザ装置からのタイムアラインされたアップリンク送信が、前記第1のアップリンクタイムスロットよりも後の第2のアップリンクタイムスロットにタイムアラインされた前記無線ネットワークノードに到達する
    ように構成されており、
    さらに、前記装置は、
    前記少なくとも1つのユーザ装置に前記タイミングアドバンス値を送信する送信部
    を有することを特徴とする装置。
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