JP5541286B2 - 無線通信システム、基地局、無線通信方法およびプログラム - Google Patents

無線通信システム、基地局、無線通信方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信システム、基地局、無線通信方法およびプログラムに関する。
近年、携帯電話の普及に伴い、屋外だけでなく屋内からも携帯電話による音声通信やデータ通信の需要が増大している。このような需要の増大に対して、利用者宅内や小規模オフィス内などの屋内に設置可能な超小型の基地局の開発が進められている。そのような基地局がカバーする範囲は、屋外に設置される基地局(以下マクロ基地局と呼ぶ)のカバー範囲に比べて極めて小さいことから、フェムトセルと呼ばれる。以下では、この超小型の基地局をフェムトセル基地局と呼ぶ。フェムトセル基地局の運用形態として、予め登録された移動局のみがフェムトセル基地局に接続して通信を行なうことが検討されている。
図5は、フェムトセル基地局101を含む無線通信システム1000の構成図である。101はフェムトセル基地局であり、フェムトセル106を形成する。フェムトセル基地局101はフェムトゲートウェイ(GW)104を介してネットワーク105に接続する。102と103は移動局である。移動局がフェムトセル106の中にあるとき、フェムトセル基地局101に登録されている登録移動局102はフェムトセル基地局101を介してネットワーク105と接続できる。フェムトセル基地局101に登録されていない非登録移動局103は、フェムトセル基地局101を介してネットワーク105には接続できない。
上記の無線通信システム1000は、そのカバーするフェムトセル106に向けてパイロット信号を送信する。登録移動局102は、そのパイロット信号を受信することにより、同期確立及びチャネル推定等を行なって、フェムトセル基地局101との間でデータの送受信を行なう。そのため、登録移動局102においてパイロット信号を良好な品質で受信できるようにすることで、良好な通信品質を提供できる。
また、上記の無線通信システム1000に適用可能な技術として、以下のような技術が提案されている。
特許文献1(特開2008−17325号公報)の無線通信システムにおいて、無線基地局に帰属している無線端末装置(移動局)は、当該無線基地局との通信に干渉する無線装置を検出したとき、当該無線装置に対して制御信号を送信する。これにより、無線基地局が認識できない干渉源の無線装置であっても制御することができ、電波干渉を回避することができる。
特許文献2(特開2006−135673号公報)の無線通信システム(移動通信システム)が備える基地局は、周辺基地局における総送信電力や上り干渉量に基づいてパイロットチャンネルの送信電力を制御する。これにより、基地局間で強調しつつパイロットチャンネルの送信電力を自律的に設定し、セル形成ができる。
非特許文献1では、移動局から起動のための特定の信号を受信するとフェムトセル基地局が起動するシステムが提案されている。フェムトセル基地局は、携帯電話の無線通信規格ではW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、E−UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)、LTE(Long Term Evolution)等のシステムで、無線MAN(Wireless Metropolitan Area Network)の無線通信規格ではIEEE 802.16m等のシステムの中で使用することが検討されている。
フェムトセル基地局がW−CDMAで使用される場合は、非特許文献2に記載されているように、上り回線と下り回線における送信電力制御された個別チャネルを用いたデータ送信や、下り回線における共用チャネルを用いたデータ送信が行われる。
フェムトセル基地局がE−UTRAで使用される場合は、非特許文献3に記載されているように、無線周波数の帯域が複数のリソースブロック(PRB;Physical Resource Block)に分割され、基地局に備えられたスケジューラがPRBの割当を行ない、割り当てられたPRBを用いたデータ送信が行われる。
フェムトセル基地局がIEEE802.16mで使用される場合は、非特許文献4に記載されているように、通信規格にOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を採用し無線周波数の帯域をサブキャリアに分割して、基地局に備えられたスケジューラがサブキャリアの割当を行ない、割り当てられたサブキャリアを用いたデータ送信が行われる。
特開2008−17325号公報 特開2006−135673号公報
"Dynamic Setup of HNBs for Energy Savings and Interference Reduction",3GPP TSG RAN WG3 Meeting #59bis,R3−080658 "3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Physical layer procedures (FDD)(Release 7)",3GPP TS 25.214 V7.3.0 (2006−12),pp.14−31 "3rd Generation Partnership Project;Technical Specification Group Radio Access Network; Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E−UTRA) and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E−UTRAN); Overall description; Stage 2 (Release 8)",3GPP TS 36.300 V8.1.0 (2007−06),pp.16−30 "IEEE 802.16m System Description Document",IEEE 802.16m−08/003r9a,pp.64−88
しかしながら上記技術を図5の無線通信システム1000に適用した場合、以下の点で改善の余地を有していた。すなわち、フェムトセル基地局101と登録移動局102とが通信している際に、フェムトセル106に非登録移動局103が近づいたとき、登録移動局102と非登録移動局103との間で干渉が発生し、互いの通信品質が低下する。このとき、当該干渉を避けるように非登録移動局103の通信を制御すると、非登録移動局103の通信品質が維持できない恐れがある。また、フェムトセル基地局101のパイロット信号の送信電力を下げる(または停止する)と登録移動局102の通信品質が維持できない恐れがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、登録された移動局と通信接続可能な基地局と当該移動局との通信において、非登録の移動局からの干渉を回避し、かつ当該非登録の移動局の通信品質も維持する無線通信システム、基地局、無線通信方法およびプログラムを提供することにある。
本発明によれば、複数の移動局と、前記複数の移動局と通信接続可能な第1基地局と、前記複数の移動局のうち、予め登録された登録移動局と通信接続可能な第2基地局と、を備え、前記第2基地局は、前記登録移動局を記憶する登録移動局記憶手段と、前記複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を特定する移動局情報を取得する移動局情報取得手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得手段と、前記通信品質取得手段によって取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記通信接続手段が前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続を、前記第1基地局にハンドオーバさせるハンドオーバ実行手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記通信接続手段が前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力制御手段と、を含むことを特徴とする無線通信システムが提供される。
また、本発明によれば、複数の移動局のうち、通信接続可能な登録移動局を記憶する登録移動局記憶手段と、前記複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を特定する移動局情報を取得する移動局情報取得手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得手段と、前記通信品質取得手段によって取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記通信接続手段が前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続を、自機とは異なる他の基地局にハンドオーバさせるハンドオーバ実行手段と、前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記通信接続手段が前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力制御手段と、を備えることを特徴とする基地局が提供される。
さらに、本発明によれば、複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を識別する移動局情報を取得する移動局情報取得ステップと、前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が予め登録された登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続ステップと、前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する第1通信品質取得ステップと、前記第1通信品質取得ステップで取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続をハンドオーバさせるハンドオーバ実行ステップと、前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力抑制ステップと、を備えることを特徴とする無線通信方法が提供される。
さらに、本発明によれば、コンピュータにデータ処理を実行させるプログラムであって、前記データ処理が、複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を識別する移動局情報を取得する移動局情報取得処理と、前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が予め登録された登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続処理と、前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得処理と、前記第1通信品質取得処理で取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続をハンドオーバさせるハンドオーバ実行処理と、前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力抑制処理と、を含むことを特徴とするプログラムが提供される。
本発明によれば、登録された移動局と通信接続可能な基地局と当該移動局との通信において、非登録の移動局からの干渉を回避し、かつ当該非登録の移動局の通信品質も維持する無線通信システム、基地局、無線通信方法およびプログラムが提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施の形態に係る無線通信システムの構成図である。 移動局の通信接続をフェムトセル基地局からマクロ基地局にハンドオーバさせるときのシーケンス図である。 アクティブ状態のフェムトセル基地局に適用される無線通信方法を示すフローチャートを示す図である。 スリープ状態のフェムトセル基地局に適用される無線通信方法を示すフローチャートを示す図である。 フェムトセル基地局を含む無線通信システムの構成図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
図1は、本発明の実施の形態に係る無線通信システム100の構成図である。無線通信システム100は、移動局30と、移動局40と、移動局30と移動局40と通信接続可能なマクロ基地局10と、移動局30と移動局40のうち、予め登録された登録移動局と通信接続可能なフェムトセル基地局20と、ネットワーク50と、を備える。本実施形態においては、移動局30は登録移動局であって、移動局40は非登録移動局であるものとする。すなわち、移動局30はマクロ基地局10またはフェムトセル基地局20を介してネットワーク50と通信することができ、移動局40はマクロ基地局10のみを介してネットワーク50と通信することができる。図1に示す時点で、移動局30は、上り回線信号をフェムトセル基地局20に送信しているものとする。移動局40は非登録移動局なので、フェムトセル基地局20に向けては意図的に上り回線信号を送信しないが、フェムトセル基地局20は、移動局40からマクロ基地局10に向けて送信された上り回線信号を、干渉として受信する。
本実施形態において、ネットワーク50はインターネット、LAN、公衆電話網またはこれらの組み合わせである。また、移動局30または移動局40は、ネットワーク50と通信接続が可能な装置、例えばモバイル通信機器、携帯電話機またはPHS等である。
なお、図1においてマクロ基地局10またはフェムトセル基地局20は、ネットワーク50と直接接続しているように図示しているが、ゲートウェイ装置やRNC(Radio Network Controller)等を介在して接続してもよい。
フェムトセル基地局20は、登録移動局記憶部21と、移動局情報取得部22と、通信接続部23と、通信品質取得部24と、ハンドオーバ実行部25と、送信電力制御部26と、受信電力取得部27と、無線受信部28と、無線送信部29と、によって構成される。
無線受信部28は、受信アンテナを備え、移動局30、40からの上り回線信号を、またはマクロ基地局10からの下り回線信号や共通パイロット信号等を、受信アンテナを介して受信する。無線受信部28は、W−CDMAやE−UTRA、またはIEEE 802.16mの各無線方式の受信部であり、その構成の詳細は省略する。
無線送信部29は、送信アンテナを備え、登録移動局である移動局30への下り回線信号や共通パイロット信号等を、送信アンテナを介して送信する。無線送信部29は、W−CDMAやE−UTRA、またはIEEE 802.16mの各無線方式の送信部であり、その構成の詳細は省略する。
登録移動局記憶部21は、移動局30と移動局40のうち、通信接続可能な登録移動局(本実施形態においては移動局30)を記憶する。より具体的には、登録移動局記憶部21は、それぞれの登録移動局を識別可能な識別情報を記憶する。この識別情報は、登録移動局を個体識別することができればよい。
移動局情報取得部22は、移動局30または移動局40から受信した受信信号から、当該受信信号を送信した移動局を特定する移動局情報を取得する。
通信接続部23は、移動局情報取得部22によって取得された移動局情報によって特定される移動局が移動局30であるとき、移動局30は登録移動局であるので、移動局30と通信接続し、ネットワーク50と通信接続させる。また、通信接続部23は、移動局情報取得部22によって取得された移動局情報によって特定される移動局が移動局40であるとき、移動局40は非登録移動局であるので、移動局40と通信接続できない。
通信品質取得部24は、受信した上り回線信号の通信品質として、その受信電力を取得する。例えば、通信品質取得部24は、移動局情報取得部22によって取得された移動局情報に特定される移動局が移動局40であるとき(登録移動局ではないとき)、移動局40から受信した上り信号(受信信号)の受信電力(通信品質)を取得する。通信品質取得部24は、受信した上り信号の受信電力を計測することによって受信電力を取得してもよいし、受信した上り信号に含まれる受信データから受信電力を示す情報を取得してもよい。
なお、本実施形態の通信品質は、移動局40(非登録移動局)から受信した上り信号の受信電力とするが、これに限らなくてもよい。例えば、通信品質取得部24が取得する通信品質は、移動局40から受信した上り信号の電波強度等、移動局40による干渉の大小によって変化するステータスであれば何れであってもよい。
ハンドオーバ実行部25は、通信品質取得部24によって取得された受信電力が閾値Aを超えるとき(通信品質が所定の条件を満たすとき)、かつ通信接続部23が他の移動局、例えば移動局30と通信接続しているとき、移動局30の通信接続を、マクロ基地局10(自機とは異なる他の基地局)にハンドオーバさせる。
図2は、移動局30の通信接続をフェムトセル基地局20からマクロ基地局10にハンドオーバさせるときのシーケンス図である。ただし、図2に示す処理手順は、本発明においてハンドオーバを実現するための一例であって、これに限定されなくてもよい。
まず、通信品質取得部24は閾値Aを超える受信電力を取得したとき、その旨をハンドオーバ実行部25に通知する(ステップT1)。次に、ハンドオーバ実行部25は、通信品質取得部24からの通知を受け付けて、通信接続部23に現在通信接続している移動局の移動局情報を要求する(ステップT2)。続いて、通信接続部23は、ステップT2の要求に応じて、通信接続している移動局である移動局30の移動局情報をハンドオーバ実行部25に出力する(ステップT3)。ハンドオーバ実行部25は、ステップT3で出力された移動局情報が示す移動局30に、移動局30が現在受信している下り回線信号のうちフェムトセル基地局20以外の基地局(ここではマクロ基地局10)の下り回線信号の通信品質を要求する(ステップT4)。移動局30は、ステップT4の要求に応じて、受信している下り回線信号の通信品質を出力する(ステップT5)。ハンドオーバ実行部25は、ステップT5で出力された通信品質から、移動局30の通信接続をハンドオーバ可能な基地局を判定する(ステップT6)。ハンドオーバ可能な基地局の判定は、例えば、フェムトセル基地局20以外の基地局の下り回線信号の受信電力のうち、最大の受信電力で受信される基地局を、ハンドオーバ可能な基地局となるように判定しても良い。仮に、ステップT6でマクロ基地局10にハンドオーバ可能と判定されたとすると、ハンドオーバ実行部25は、マクロ基地局10にハンドオーバを要求し(ステップT7)、マクロ基地局10からその確認を受け付ける(ステップT8)。また、ハンドオーバ実行部25は、移動局30にハンドオーバを実行するように要求し(ステップT9)、移動局30からその確認を受け付ける(ステップT10)。移動局30は、フェムトセル基地局20からマクロ基地局10へのハンドオーバを実行し(ステップT11)、ハンドオーバが完了するとその旨をフェムトセル基地局20(ハンドオーバ実行部25)およびマクロ基地局10に通知する(ステップT12、T13)。
なお、ステップT4で要求する通信品質は、無線規格で使用されるもの(SIR:Signal to Interference Ratio、SINR:Signal to Interference and Noise Ratio、CIR:Carrier to Interference Ratio、Eb/No:Energy per bit over Noise等)を用いればよい。
送信電力制御部26は、無線送信部29から移動局に送信される送信信号の電力の大きさを設定する。ここで、移動局に送信される送信信号とは、共通パイロット信号や下り回線信号である。なお、本実施形態のフェムトセル基地局20においては、無線送信部29から送信される送信信号の電力の大きさに応じてアクティブ状態、スリープ状態の2種類の稼動状態が定められている。そして、送信電力制御部26は、アクティブ状態に対応する電力の設定値と、スリープ状態に対応する電力の設定値を切り替えるものとする。なお、アクティブ状態に対応する電力の設定値は、スリープ状態に対応する電力の設定値より大きいものとする。また、スリープ状態に対応する電力の設定値はゼロであってもよい。
移動局情報取得部22によって取得された移動局情報に特定される移動局が移動局40である(登録移動局ではない)とき、かつ通信接続部23が他の移動局と通信接続していないとき、送信電力制御部26はスリープ状態に対応する電力の設定値を設定し、移動局に送信される送信信号の電力を抑制する。
本実施形態において、送信電力制御部26は、通信接続部23によって通信接続された移動局30との通信接続が全て切断されたことを検知した後、移動局に送信される送信信号の電力を抑制する。なお、送信電力制御部26は、通信接続部23から出力された通知を受け付けて通信接続の切断を検知してもよいし、通信接続部23を監視することによって通信接続の切断を検知してもよいし、ハンドオーバ実行部25がハンドオーバ完了の通知を、通信していた移動局から受け付けたことによって通信接続の切断を検知してもよいし、これらの複数を組み合わせた方法で通信接続の切断を検知してもよい。
また、送信電力制御部26によって送信信号の電力が抑制されている、すなわち、フェムトセル基地局20がスリープ状態であるとき、かつ通信品質取得部24によって取得された移動局40(登録移動局ではない移動局)からの受信電力が閾値A以下であるとき、送信電力制御部26は送信信号に対する電力の抑制を解除し、アクティブ状態に対応する電力の設定値を設定する。なお、閾値Aは、閾値Aより小さいことが望ましい。
受信電力取得部27は、マクロ基地局10から受信した受信信号の受信電力を取得する。そして、送信電力制御部26は、受信電力取得部27によって取得された受信電力が大きくなるほど閾値Aを小さくし、取得された受信電力が小さくなるほど閾値Aを大きくする。また、送信電力制御部26は、閾値Aを大きくするほど閾値Aを大きくし、閾値Aを小さくするほど閾値Aを小さくしてもよい。ここで、マクロ基地局10から受信した受信信号とは、例えばマクロ基地局10が送信する下り回線信号や共通パイロット信号等である。また、マクロ基地局10からの受信電力と閾値Aとの相関関係は、反比例関係でもよいし、階段状(マクロ基地局10からの受信電力が所定値以下になると一定量閾値Aを上げ、以下この関係を続ける)にしてもよい。
フェムトセル基地局20に内包される構成の全部または一部は、ハードウェアで実現されてもよいし、あるいは、プロセッサに処理を実行させるプログラム(またはプログラムコード)で実現されてもよい。プロセッサは、不揮発性メモリなどの記録媒体からそのプログラムを読み出し実行する。
フェムトセル基地局20に内包される構成がプログラムによって実施される場合、当該プログラムはプロセッサ(コンピュータ)が読み出し可能な記憶媒体に格納される。そして、当該プログラムは、移動局30と移動局40のうち一の移動局から受信した受信信号から、一の移動局を識別する移動局情報を取得する移動局情報取得処理を、プロセッサに実行させる。また、当該プログラムは、移動局情報取得処理で取得された移動局情報に特定される一の移動局が予め登録された登録移動局であるとき、一の移動局と通信接続する通信接続処理を、プロセッサに実行させる。そして、当該プログラムは、移動局情報取得処理で取得された移動局情報に特定される一の移動局が登録移動局ではないとき、かつ一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、一の移動局から受信した受信信号、または他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得処理を、プロセッサに実行させる。そして、当該プログラムは、第1通信品質取得処理で取得された通信品質が所定の条件を満たすとき、他の移動局の通信接続をハンドオーバさせるハンドオーバ実行処理を、プロセッサに実行させる。そして、当該プログラムは、移動局情報取得処理で取得された移動局情報に特定される一の移動局が登録移動局ではないとき、かつ他の移動局と通信接続していないとき、移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力抑制処理を、プロセッサに実行させる。
図3は、アクティブ状態のフェムトセル基地局20に適用される無線通信方法を示すフローチャートを示す図である。まず、フェムトセル基地局20は、移動局30と移動局40とのいずれかから上り回線信号を受信しない間(ステップS1のNO)、上り回線信号を受信するまで待機する。そして、フェムトセル基地局20は、移動局30と移動局40のうち一の移動局から上り回線信号を受信したとき(ステップS1のYES)、受信した上り回線信号から一の移動局を識別する移動局情報を取得する(ステップS2)。
そして、フェムトセル基地局20は、ステップS2で取得された移動局情報に特定される一の移動局が移動局30(予め登録された登録移動局)であるとき(ステップS3のYES)、移動局30と通信接続する(ステップS4)。
また、フェムトセル基地局20は、ステップS2で取得された移動局情報に特定される一の移動局が移動局40である(登録移動局ではない)とき(ステップS3のNO)、かつ一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき(ステップS5のYES)、移動局40から受信した上り回線信号の受信電力(通信品質)を取得する(ステップS6)。そして、ステップS6で取得された受信電力が閾値Aを超える(通信品質が所定の条件を満たす)とき(ステップS7のYES)、他の移動局の通信接続をハンドオーバさせ(ステップS8)、再びステップS5の判定に戻る。また、ステップS6で取得された受信電力が閾値Aを超えない(通信品質が所定の条件を満たさない)とき(ステップS7のNO)、再びステップS5の判定に戻る。ステップS5〜ステップS8の処理は、フェムトセル基地局20(通信接続部23)が通信接続している移動局がなくなるまで繰り返される。
また、フェムトセル基地局20は、ステップS2で取得された移動局情報に特定される一の移動局が移動局40である(登録移動局ではない)とき(ステップS3のNO)、かつ他の移動局と通信接続していないとき(ステップS5のNO)、移動局に送信される送信信号の電力を抑制し(ステップS9)、フェムトセル基地局20がスリープ状態となって、このフローチャートは終了となる。
図4は、スリープ状態のフェムトセル基地局20に適用される無線通信方法を示すフローチャートを示す図である。フェムトセル基地局20は、図3のステップS9で送信信号の電力を抑制された状態で、上り回線信号を受信しない間は(ステップS11のNO)待機状態を繰り返し、移動局30と移動局40のうち一の移動局から上り回線信号を受信したとき(ステップS11のYES)、受信した上り回線信号から一の移動局を識別する移動局情報を取得する(ステップS12)。
そして、フェムトセル基地局20は、ステップS12で取得された移動局情報に特定される一の移動局が移動局40である(登録移動局ではない)とき(ステップS13のNO)、移動局40から受信した上り回線信号の受信電力を取得する(ステップS14)。なお、フェムトセル基地局20は、ステップS12で取得された移動局情報に特定される一の移動局が移動局30である(登録移動局である)とき(ステップS13のYES)、再びステップS11に戻る。
ステップS14で取得された受信電力が閾値Aを超えるとき(ステップS15のYES)、再びステップS11に戻る。また、ステップS14で取得された受信電力が閾値A以下であるとき(ステップS15のNO)、ステップS9で設定された送信信号に対する電力の抑制を解除し(ステップS16)、フェムトセル基地局20がアクティブ状態になって、このフローチャートは終了する。
なお、フェムトセル基地局20は、図3および図4のフローチャートとは独立した処理として、マクロ基地局10から受信した受信信号の受信電力を取得し、取得された受信電力が大きくなるほど閾値Aを小さくする。なお、フェムトセル基地局20は、マクロ基地局10から間欠的に受信信号を受信するものとし、その間隔は一定であってもよいし、不定であってもよい。
本実施形態の効果について説明する。本実施形態のフェムトセル基地局20は、登録済みの移動局30との通信中に非登録の移動局40から受信信号を受信し、かつ受信信号の通信品質が所定の条件を満たすとき、通信中の移動局30の通信接続をマクロ基地局10にハンドオーバさせ、通信接続中の移動局がなくなったら、自機の送信電力を抑制する。これによって、移動局30の通信接続に対する移動局40の干渉を回避しつつ、移動局40の通信接続の通信品質を維持することができる。
また、本実施形態は、フェムトセル基地局20(通信接続部23)による通信接続が全て切断されたことを検知した後に、送信信号の電力を抑制するので、フェムトセル基地局20と移動局が通信している最中に、フェムトセル基地局20がスリープ状態になることを防ぐことができる。
さらに、本実施形態は、フェムトセル基地局20がスリープ状態となっているときであっても、非登録の移動局から受信した上り回線信号の受信電力を取得し、取得された受信電力に応じてフェムトセル基地局20のスリープ状態を解除することができる。これにより、干渉の影響が小さくなったときに、速やかにフェムトセル基地局20をアクティブ状態にすることができる。
さらに、本実施形態は、マクロ基地局10から受信した下り回路信号の受信電力が大きくなるほど閾値Aの値を小さくするので、マクロ基地局10とフェムトセル基地局20とが近距離に存在する場合、フェムトセル基地局20からマクロ基地局10へのハンドオーバが起こりやすくなる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
本発明の適用先の無線通信方式は特に限定されるものではない。例えば、上り回線と下り回線で同一の無線周波数を時間的に分けて使用するTDD(Time Division Duplex)方式を採用する無線通信システム(例えばIEEE 802.16m)にも本発明は適用可能である。また、例えば、W−CDMA方式、E−UTRA方式またはWiMAXの無線通信システムにも本発明は適用可能である。
上記実施形態において、フェムトセル基地局20に隣接するマクロ基地局10は一つとしたが、複数であってもよい。また、上記実施形態において、登録移動局と非登録移動局とは、それぞれ移動局30と移動局40と一つずつであったが、それぞれ複数であってもよい。
上記実施形態のフェムトセル基地局20の処理の一部、例えばハンドオーバ実行部25や、送信電力制御部26の処理については、フェムトセル基地局20の上位に配置された装置、例えばRNC(Radio Network Controller)によって実行されてもよい。
上記実施形態では、移動局が「登録移動局」であるか否かによって、フェムトセル基地局20への通信接続を許可する旨を説明した。しかしながら、フェムトセル基地局20は、移動局が「登録移動局」ではなくても通信接続を許可してもよい。例えば、予め定められた上限台数の範囲で非登録移動局の通信接続を許可してもよい。その場合、通信接続が許可された非登録移動局は登録移動局と同様に扱うか、非登録移動局の通信内容を登録移動局と比較して制限する等の通信規制を行った上で通信接続させてもよい。通信内容の制限の一例としては、非登録移動局の通信速度を登録移動局に比べて低速に抑制することである。
上記実施形態では、送信電力制御部26によって設定される送信電力の設定値について、アクティブ状態とスリープ状態とに対応する2種類の設定値を用いたが、3以上の多段階に設定可能であってもかまわない。
上記実施形態では、フェムトセル基地局に本発明を適用する場合について説明した。しかしながら、本発明はフェムトセル基地局に限らず、フェムトセル基地局より広範囲をカバーするピコ基地局、マイクロ基地局であっても適用可能である。また、自律的に無線アドホックネットワークを形成する複数の無線局の各々に適用することも可能である。
上記実施形態では、通信品質取得部24が取得する通信品質は、登録移動局ではない移動局40から受信した上り回線信号の受信電力を用いたが、これに限らなくてもよい。例えば、通信品質取得部24は、通信中の移動局30(他の移動局)から受信した受信信号に対する干渉波の影響が大きいほど大きい値を示す干渉波値を通信品質として取得し、ハンドオーバ実行部25は、通信品質取得部24によって取得された干渉波値が閾値Aを超えるとき、移動局30の通信接続を、マクロ基地局10にハンドオーバさせてもよい。なお、閾値Aは、閾値Aまたは閾値Aのいずれかと等しい値であってもよいし、双方と異なる値であってもよい。
上記干渉波値として、無線規格で使用されるもの(SIR:Signal to Interference Ratio、SINR:Signal to Interference and Noise Ratio、CIR:Carrier to Interference Ratio、Eb/No:Energy per bit over Noise等)を用いればよい。
上記実施形態では、マクロ基地局10から受信した受信信号の受信電力を取得し、これに基づいて閾値Aを変更することを説明した。マクロ基地局10から受信した受信信号の受信電力に代えて、マクロ基地局10とフェムトセル基地局20との間の距離を示す距離情報を用いても同様の効果が得られる。すなわち、フェムトセル基地局20は、マクロ基地局10とフェムトセル基地局20との間の距離を示す距離情報を取得し、取得された距離情報が示す距離が短いほど閾値Aを小さくしてもよい。
また、上記実施形態の説明には、複数のフローチャートを用いており、それぞれに複数のステップを順番に記載してあるが、その記載の順番は、本発明の無線通信方法のステップを実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の無線通信方法を実行するときには、その複数のステップの順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
なお、当然ながら、上述した実施の形態および複数の変形例は、その内容が相反しない範囲で組み合わせることができる。また、上述した実施の形態および変形例では、各構成要素の機能などを具体的に説明したが、その機能などは本願発明を満足する範囲で各種に変更することができる。
この出願は、2009年8月25日に出願された日本出願特願2009−194213を基礎とする優先権を主張し、その開示の総てをここに取り込む。

Claims (18)

  1. 複数の移動局と、
    前記複数の移動局と通信接続可能な第1基地局と、
    前記複数の移動局のうち、予め登録された登録移動局と通信接続可能な第2基地局と、を備え、
    前記第2基地局は、
    前記登録移動局を記憶する登録移動局記憶手段と、
    前記複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を特定する移動局情報を取得する移動局情報取得手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得手段と、
    前記通信品質取得手段によって取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記通信接続手段が前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続を、前記第1基地局にハンドオーバさせるハンドオーバ実行手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記通信接続手段が前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力制御手段と、
    を含むことを特徴とする無線通信システム。
  2. 請求項1に記載の無線通信システムであって、
    前記送信電力制御手段は、前記通信接続手段による前記他の移動局との通信接続が全て切断されたことを検知した後、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制することを特徴とする無線通信システム。
  3. 請求項1または2に記載の無線通信システムであって、
    前記通信品質取得手段は、前記一の移動局から受信した受信信号の受信電力を前記通信品質として取得し、
    前記ハンドオーバ実行手段は、前記通信品質取得手段によって取得された前記受信電力が第1の閾値を超えるとき、前記他の移動局の通信接続を、前記第1基地局にハンドオーバさせることを特徴とする無線通信システム。
  4. 請求項3に記載の無線通信システムであって、
    前記通信品質取得手段は、前記送信電力制御手段によって前記送信信号の電力が抑制されているとき、前記登録移動局ではない前記移動局から受信した受信信号の受信電力を取得し、
    前記送信電力制御手段は、前記通信品質取得手段によって取得された前記受信電力が第2の閾値以下であるとき、前記送信信号に対する電力の抑制を解除することを特徴とする無線通信システム。
  5. 請求項4に記載の無線通信システムであって、
    前記第2の閾値は、前記第1の閾値より小さいことを特徴とする無線通信システム。
  6. 請求項3乃至5のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第2基地局は、
    前記第1基地局から受信した受信信号の受信電力を取得する受信電力取得手段を含み、
    前記送信電力制御手段は、前記受信電力取得手段によって取得された前記受信電力が大きくなるほど前記第1の閾値を小さくすることを特徴とする無線通信システム。
  7. 請求項3乃至5のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記第2基地局は、
    前記第1基地局と前記第2基地局との間の距離を示す距離情報を取得する距離情報取得手段を含み、
    前記送信電力制御手段は、前記距離情報取得手段によって取得された前記距離情報が示す距離が短いほど前記第1の閾値を小さくすることを特徴とする無線通信システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の無線通信システムであって、
    前記通信品質取得手段は、前記他の移動局から受信した受信信号に対する干渉波の影響が大きいほど大きい値を示す干渉波値を前記通信品質として取得し、
    前記ハンドオーバ実行手段は、前記通信品質取得手段によって取得された前記干渉波値が第3の閾値を超えるとき、前記他の移動局の通信接続を、前記第1基地局にハンドオーバさせることを特徴とする無線通信システム。
  9. 複数の移動局のうち、通信接続可能な登録移動局を記憶する登録移動局記憶手段と、
    前記複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を特定する移動局情報を取得する移動局情報取得手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得手段と、
    前記通信品質取得手段によって取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記通信接続手段が前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続を、自機とは異なる他の基地局にハンドオーバさせるハンドオーバ実行手段と、
    前記移動局情報取得手段によって取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記通信接続手段が前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力制御手段と、
    を備えることを特徴とする基地局。
  10. 複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を識別する移動局情報を取得する移動局情報取得ステップと、
    前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が予め登録された登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続ステップと、
    前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する第1通信品質取得ステップと、
    前記第1通信品質取得ステップで取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続をハンドオーバさせるハンドオーバ実行ステップと、
    前記移動局情報取得ステップで取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力抑制ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
  11. 請求項10に記載の無線通信方法であって、
    前記送信電力抑制ステップでは、前記他の移動局との通信接続が全て切断されたことを検知した後、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制することを特徴とする無線通信方法。
  12. 請求項10または11に記載の無線通信方法であって、
    前記第1通信品質取得ステップでは、前記一の移動局から受信した受信信号の受信電力を前記通信品質として取得し、
    前記ハンドオーバ実行ステップでは、前記通信品質取得ステップで取得された前記受信電力が第1の閾値を超えるとき、前記他の移動局の通信接続を、前記第1基地局にハンドオーバさせることを特徴とする無線通信方法。
  13. 請求項12に記載の無線通信方法であって、
    前記送信電力抑制ステップで前記送信信号の電力を抑制されたとき、前記登録移動局ではない前記移動局から受信した受信信号の受信電力を取得する第2通信品質取得ステップと、
    前記第2通信品質取得ステップで取得された前記受信電力が第2の閾値以下であるとき、前記送信電力抑制ステップで設定された前記送信信号に対する電力の抑制を解除する送信電力抑制解除ステップと、
    を備えることを特徴とする無線通信方法。
  14. 請求項13に記載の無線通信方法であって、
    前記第2の閾値は、前記第1の閾値より小さいことを特徴とする無線通信方法。
  15. 請求項12乃至14のいずれかに記載の無線通信方法であって、
    前記第1基地局から受信した受信信号の受信電力を取得する受信電力取得ステップを含み、
    前記送信電力抑制ステップでは、前記受信電力取得ステップで取得された前記受信電力が大きくなるほど前記第1の閾値を小さくすることを特徴とする無線通信方法。
  16. 請求項12乃至14のいずれかに記載の無線通信方法であって、
    前記第1基地局と前記第2基地局との間の距離を示す距離情報を取得する距離情報取得ステップを含み、
    前記送信電力抑制ステップでは、前記距離情報取得ステップで取得された前記距離情報が示す距離が短いほど前記第1の閾値を小さくすることを特徴とする無線通信方法。
  17. 請求項11乃至16のいずれかに記載の無線通信方法であって、
    前記第1通信品質取得ステップでは、前記他の移動局から受信した受信信号に対する干渉波の影響が大きいほど大きい値を示す干渉波値を前記通信品質として取得し、
    前記ハンドオーバ実行ステップでは、前記通信品質取得ステップで取得された前記干渉波値が第3の閾値を超えるとき、前記他の移動局の通信接続をハンドオーバさせることを特徴とする無線通信方法。
  18. コンピュータにデータ処理を実行させるプログラムであって
    前記データ処理が、
    複数の移動局のうち一の移動局から受信した受信信号から、前記一の移動局を識別する移動局情報を取得する移動局情報取得処理と、
    前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が予め登録された登録移動局であるとき、前記一の移動局と通信接続する通信接続処理と、
    前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、前記一の移動局から受信した受信信号、または前記他の移動局から受信した受信信号の少なくとも一方の通信品質を取得する通信品質取得処理と、
    前記第1通信品質取得処理で取得された前記通信品質が所定の条件を満たすとき、かつ前記一の移動局以外の他の移動局と通信接続しているとき、前記他の移動局の通信接続をハンドオーバさせるハンドオーバ実行処理と、
    前記移動局情報取得処理で取得された前記移動局情報に特定される前記一の移動局が前記登録移動局ではないとき、かつ前記他の移動局と通信接続していないとき、前記移動局に送信される送信信号の電力を抑制する送信電力抑制処理と、
    を含むことを特徴とするプログラム
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