JP5539719B2 - 画像形成システム - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成システム、画像形成方法、及び関心のある領域を画像形成するコンピュータプログラムに関する。
さらに、本発明は、画像生成装置、画像生成方法、及び関心のある領域の画像形成を生成するコンピュータプログラムに関する。
WO2006/038145A1は、回転軸に関して検査ゾーンに相対的に環状に移動する放射線源を有するコンピュータ断層撮影方法及び装置を開示している。この放射線源は、x線の円錐ビームを生成し、この円錐ビームの焦点ポイントは、互いに離れて配置される少なくとも2つの位置であって、回転軸に平行な再構成可能な検査ゾーンを拡大するため、回転軸に平行なライン上に配置される少なくとも2つの位置の間で切り換えられる。実施の形態では、検査ゾーンの画像は、反復的な再構成方法、特に代数的な再構成方法又は最大尤度方法を使用して再構成される。
US2006/0182216A1は、検査対象から取得されるデータからCT画像を再構成する方法を開示しており、理想的なショートスキャンの円及び線の軌道に基づいた再構成アルゴリズムが採用される。「リアルワールド」の走査軌道に再構成アルゴリズムを適合するため、CアームCT装置でデータが取得され、実際のショートスキャンの円及び線の軌道を通して焦点が移動される。実際の軌道における焦点のそれぞれの位置について、投影マトリクスが電子的に生成され、投影マトリクスを使用して理想的な軌道により再構成アルゴリズムが実際の軌道に適合される。
WO2005/104038A1は、対象物の3D画像を再構成する方法を開示しており、3D画像は、不完全にされた円錐ビームから計算され、x線装置及び先のCT画像により取得された投影データは、対象物の大きな領域を表す。不完全にされた投影データは、検出器外の投影方向に関連付けされた擬似投影データを導出するために外挿され、中間のCT画像は、擬似データで完成された不完全にされた投影データに基づいて再構成される。先のCT画像は、中間のCT画像と共に登録される。検出器外の投影方向に関連される前方投影データは、不完全にされた投影データ及び登録された先のCT画像から計算される。3D画像は、前方投影データで完成された不完全にされた投影データに基づいて最終的に再構成される。
画像形成システムは、たとえば第一の軌道に沿って及び第二の軌道に沿って関心のある領域に対して相対的に移動されるX線管のような照射ユニットの放射線で関心のある領域を照射するために適合されるコンピュータ断層撮影システム(CTシステム)から知られている。放射線源が第一及び第二の軌道にそれぞれ沿って進行する間に、関心のある領域を通過後の放射線に依存して、検出ユニットにより、第一の検出データ及び第二の検出データが取得される。関心のある領域の画像を再構成するため、第一及び第二の検出データが使用される。係る画像形成システムは、たとえば、F. Dennerlein等による“Exact and efficient cone-beam reconstruction algorithm for a short-scan circle combined with various lines” Medical Imaging 2005, J. Michael Fitzpatrick, Joseph M. Reinhardtにより編集された“Image Processing” Proceedings of the SPIE, Vol.5747 (SPIE, Bellingham, WA, 2005) に開示されている。
WO2006/038145A1 US2006/0182216A1 WO2005/104038A1
F. Dennerlein等著"Exact and efficient cone-beam reconstruction algorithm for a short-scan circle combined with various lines"、J. Michael Fitzpatrick, Joseph M. Reinhardt編集 Medical Imaging 2005: Image Processing, Proceedings of the SPIE, Vol.5747 (SPIE, Bellingham, WA, 2005)
これら公知の画像形成システムは、第一及び第二の軌道の実行により再構成プロセスが制限されるという問題点を有する。たとえば、第一及び第二の検出データを取得した後に再構成プロセスが所定の軌道に沿って進行する照射ユニットで取得される検出されていないデータを必要とする場合、たとえば患者である関心のある領域に印加される放射線量が増加するように、欠けているデータを検出するために取得が繰り返される必要がある。この問題点を克服するため、取得プロセス、特に第一及び第二の軌道の実行は、慎重に計画される必要があり、これにより、公知の画像形成システムの取得プロトコルが複雑になる。
本発明の目的は、上述されたように第一及び第二の軌道の実行により再構成プロセスが制限されない画像形成システムを提供することにある。
本発明の第一の態様では、関心のある領域を画像形成する画像形成システムは、以下を有する。照射ユニットは、関心のある領域を照射する放射線を放出する。移動ユニットは、第一の軌道に沿って関心のある領域と相対的に照射ユニットを移動し、第二の軌道に沿って関心のある領域と相対的に照射ユニットを移動する。検出ユニットは、照射ユニットが第一の軌道に沿って移動されるとき、関心のある領域を通過後の放射線に依存する第一の検出データを検出し、関心のある領域が第二の軌道に沿って照射されるとき、関心のある領域を通過後の放射線に依存する第二の検出データを検出する。再構成ユニットは、少なくとも第二の検出データから関心のある領域の中間画像を再構成し、第一の軌道上の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データと仮想的な検出データとから関心のある領域の画像を再構成する。前方投影(forward-projection)ユニットは、中間画像の前方投影により仮想的な検出データを決定する。第一の軌道は、関心のある領域に交差する平面内に配置され、第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外に配置される。前方投影ユニットは、関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って前方投影が行なわれるように適合される。前方投影ユニットは、第一の軌道上の1又は複数のセクションで平面に交差するように仮想的な軌道が配置されるように適合される。
本発明は、画像を再構成するために使用される仮想的な検出データは、中間画像の前方投影により決定することができるという考えに基づいている。前方投影は、前方投影の間に関心のある領域と相対的に仮想的な照射ユニットが移動する仮想的な所望の軌道を有する取得の形状を使用することで実行される場合がある。この仮想的な軌道は、任意の軌道である場合がある。仮想的な検出データは、仮想的な取得の形状、特に仮想的な軌道に対応しており、関心のある領域の画像を再構成するために使用される。したがって、再構成のために使用される所望の仮想的な検出データを画像形成システムが決定するため、再構成プロセスは、第一及び第二の軌道により制限されない。
第一の軌道が関心のある領域に交差する平面内に設けられ、第二の軌道が前記平面の少なくとも部分的に外側に設けられる。両方の軌道が同じ平面に位置される場合、この平面に位置される関心のある領域の一部のみが正確に、すなわち高い品質で再構成される。第二の軌道はこの実施の形態では平面の少なくとも部分的に外側に設けられるので、平面に位置されない関心のある領域の一部もまた正確に再構成される。
移動ユニットは、第一の軌道が円形の軌道であるように適合されることが好ましい。移動ユニットは、第二の軌道が螺旋形の軌道であるように適合されることが更に好ましい。これらの軌道は、画像形成装置により容易に行なわれ、照射ユニット及び関心のある領域は、互いに相対的に回転される。これらの軌道が、関心のある領域に関して照射ユニットの回転の動きを停止することなしに実行することができるため、これらの軌道は、たとえばCTシステムにより容易に行なわれる。
本発明によれば、螺旋形の軌道は、螺旋形の軌道の一部である場合があり、円形の軌道は、円形の軌道の一部である場合がある。
実施の形態では、再構成ユニットは、第一の軌道の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データのみが関心のある領域の画像を再構成するために使用されるように適合される。これは、これら第一の検出データ及び仮想的な検出データが関心のある領域の画像を再構成するために使用されることを意味する。これら第一の検出データのみを使用することにより、少ないアーチファクトを有する、すなわち高い品質を有する再構成された画像をもたらす検出データを選択することができる。たとえば、移動エレメントが関心のある領域内で存在する場合、第一の検出データのみが再構成のために使用され、このデータは、これら移動エレメントの移動が比較的に低速である間、又はこれら移動エレメントが全く移動しない間に取得される。さらに、移動エレメントがたとえば周期的に移動する場合、これら第一の検出データが取得されている間に移動エレメントが常に同じ移動の位相にあるように、再構成のために使用される第一の検出データが選択される場合がある。移動エレメントは、心臓の動く部分であることが好ましい。
関心のある領域の画像を再構成するために完全なデータを取得するように、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように構成される仮想的な軌道に沿って前方予測が行なわれるように、前方予測ユニットは適合される。この実施の形態では完全なデータが取得されるので、関心のあるフィールドの画像は正確に再構成することができ、これにより、高品質の画像の再構成につながる。
第一の軌道上の1又は複数のセクションにある平面に交差するように仮想的な軌道が設けられるように、前方予測ユニットは適合される。さらに、第一の軌道上の1又は複数のセクションのエンドポイントで平面に交差するように仮想的な軌道が設けられるように前方予測ユニットが適合されることが好ましい。また、仮想的な軌道が平面に垂直なラインであるように前方予測ユニットは適合されることが好ましい。これらの仮想的な軌道は、再構成された画像の品質を更に改善する。
さらに、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データがショートスキャンデータ(short-scan data)であるように、再構成ユニットが適合されることが更に好ましい。ショートスキャンデータは、ガントリの完全な回転以下の回転をカバーするデータである。たとえば、第一の軌道が円形の軌道であって、画像形成システムがCTシステムである場合、ショートスキャンデータは、再構成されるべきそれぞれの対象物のポイントから見て、これら対象物のポイントのそれぞれが円形の軌道に沿って180°と360°の間の角度レンジをカバーする放射線により照射されるようなデータを有しており、すなわち、ショートスキャンデータは、たとえば180°+ファンの角度からなる角度の幅を有する円形の軌道のセクションに沿って照射ユニットの動きに対応する。ショートスキャンデータの使用は、移動エレメントが再構成される必要がある場合に特に有効である。これは、小さな時間窓のデータが使用されるためであり、すなわち時間解像度が向上するからである。
また、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データが幾つかのショートスキャンデータのセットを含むように、再構成ユニットが適合されることが好ましく、異なるショートスキャンデータのセットは、第一の軌道の異なるセクションに対応する。これにより、画像を再構成するためにオーバスキャンデータ(over-scan data)を使用して、改善された信号対雑音比をもたらし、したがって更に改善された画質を齎すことができる。
また、中間画像の再構成が以下のステップを含むように再構成ユニットが適合されることが好ましい。第二の検出データを使用することで第一の軌道に沿って360°の角度レンジを通して照射されていない中間画像のボクセルを再構成するステップ。第一の検出データ及び第二の検出データを使用することで第一の軌道に沿って360°の角度レンジを通して照射された中間画像のボクセルを再構成するステップ。
第一の軌道に沿って360°の角度レンジを通して照射された中間画像のボクセルは、第二の検出データだけでなく第一の検出データから再構成されるので、再構成された中間画像の品質は更に改善され、最終的に再構成された画像の更なる改善となる。別の実施の形態では、中間画像を再構成するために第二の検出データのみを使用することができる。
また、第一の検出データ及び仮想的な検出データから再構成された関心のある領域の画像及び中間画像の少なくとも1つを正確に再構成するため、再構成ユニットが適合されることが好ましい。中間画像及び/又は最終画像は正確に再構成されるので、これらの画像の品質が更に改善される。
本発明の更なる態様によれば、関心のある領域の画像を生成する画像生成装置が提供され、関心のある領域を照射する放射線を放出する照射ユニットが第一の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動するとき、検出ユニットにより検出される第一の検出データが画像生成装置に供給され、第一の検出データは、関心のある領域を通過後の放射線に依存する。照射ユニットが第二の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動されるときに検出ユニットにより検出される第二の検出データが画像生成装置に供給され、第二の検出データは、関心のある領域を通過後の放射線に依存する。第一の軌道は、関心のある領域に交差する平面内に配置され、第二の軌道は、少なくとも前記平面の外に配置される。画像生成装置は、以下を有する。再構成ユニットは、少なくとも第二の検出データから関心のある領域の中間画像を再構成し、第一の軌道の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び仮想的な検出データから関心のある領域の画像を再構成する。前方投影ユニットは、中間画像を通した前方予測により仮想的な検出データを決定する。前方投影ユニットは、関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って前方投影が行なわれるように適合される。前方投影ユニットは、第一の軌道上の1又は複数のセクションで平面に交差するように仮想的な軌道が配置されるように適合される。
本発明の更なる態様では、関心のある領域を画像形成する画像形成方法が提供され、以下のステップを含む。放射線を放出する照射ユニットにより関心のある領域を照射するステップ。移動ユニットにより第一の軌道に沿って及び第二の軌道に沿って関心のある領域と相対的に照射ユニットを移動するステップ。第一の軌道は、関心のある領域に交差する平面内に配置され、第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外に配置される。検出ユニットにより、第一の軌道に沿って照射ユニットが移動されるとき、関心のある領域を通過後の放射線に依存する第一の検出データを検出し、関心のある領域が第二の軌道に沿って照射されるとき、関心のある領域を通過後の放射線に依存する第二の検出データを検出するステップ。再構成ユニットにより少なくとも第二の検出データから関心のある領域の中間画像を再構成するステップ。前方投影ユニットにより、中間画像を通した前方投影することで仮想的な検出データを決定するステップ。前方投影は、関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って行なわれる。再構成ユニットにより、第一の軌道の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データと仮想的な検出データから関心のある領域の画像を再構成するステップ。
本発明の更なる態様では、関心のある領域の画像を生成する画像生成方法が提供され、画像生成方法は、関心のある領域を照射する放射線を放出する照射ユニットが第一の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動されるとき、検出ユニットにより検出された第一の検出データを使用する。第一の検出データは、関心のある領域を通過後の放射線に依存し、画像生成方法は、照射ユニットが第二の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動されるとき、検出ユニットにより検出される第二の検出データを使用する。第二の検出データは、関心のある領域を通過後の放射線に依存する。第一の軌道は、関心のある領域に交差する平面内に配置され、第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外に配置される。画像生成方法は、以下のステップを含む。再構成ユニットにより少なくとも第二の検出データから関心のある領域の中間画像を再構成するステップ。前方投影ユニットにより中間画像を通した前方投影により仮想的な検出データを決定するステップ。前方投影は、関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って行なわれる。仮想的な軌道は、第一の軌道の1又は複数のセクションで平面に交差するように配置される。再構成ユニットから、第一の軌道の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び仮想的な検出データから関心のある領域の画像を再構成するステップ。
本発明の更なる態様では、関心のある領域を画像形成するコンピュータプログラムが提供され、請求項記載の画像形成システムを制御するコンピュータ上でコンピュータプログラムが実行されるとき、請求項11記載の方法のステップを画像形成システムに実行させるプログラムコード手段を含む。
本発明の更なる態様では、関心のある領域の画像を生成するコンピュータプログラムが提供され、請求項10記載の画像生成装置を制御するコンピュータ上でコンピュータプログラムが実行されるとき、請求項12記載の方法のステップをコンピュータに実行させるプログラムコード手段を有する。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、以下に記載される実行の形態を参照して明らかにされるであろう。
本発明に係る画像形成システムの実施の形態を概念的に示す図である。 本発明に係る関心のある領域を画像形成する画像形成方法の実施の形態を例示するフローチャートである。 画像形成システムの照射ユニットが進行する第一の軌道と第二の軌道を概念的に示す図である。 本発明に係る中間画像の再構成を例示するフローチャートである。 平面検出器の軌道の投影を示す図である。 平面検出器の軌道の投影を示す図である。 平面検出器の軌道の投影を示す図である。 平面検出器の軌道の投影を示す図である。 平面検出器のフィルタラインを示す図である。 平面検出器のフィルタラインを示す図である。 平面検出器のフィルタラインを示す図である。 平面検出器のフィルタラインを示す図である。 第一の軌道と仮想的な軌道を示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の焦点検出器を示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の中央検出器を示す図である。 本発明に係る、フィルタリングされた後方投影方法の焦点検出器の座標によりパラメータ化される平行な線を概念的に示す図である。 本発明に係る、フィルタリングされた後方投影方法の焦点検出器の座標によりパラメータ化される平行な線を概念的に示す図である。 本発明に係る、フィルタリングされた後方投影方法の中央検出器の座標によりパラメータ化される平行な線を概念的に示す図である。 本発明に係る、フィルタリングされた後方投影方法の中央検出器の座標によりパラメータ化される平行な線を概念的に示す図である。 平面検出器の円形の軌道である、第一の軌道の投影を示す図である。 平面検出器の円形の軌道の投影を示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の左から右へのフィルタ方向によるフィルタラインを示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の左から右へのフィルタ方向によるフィルタラインを示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の右から左へのフィルタ方向によるフィルタラインを示す図である。 本発明に係るフィルタリングされた後方投影方法の右から左へのフィルタ方向によるフィルタラインを示す図である。
図1は、本実施の形態におけるCTシステムである画像形成システムを示す。CTシステムは、z方向に平行に延びる回転軸Rに関して回転可能なガントリ1を含む。本実施の形態では、照射ユニット2、X線管2は、ガントリ1に搭載される。X線管は、コリメータ装置3に設けられ、このコリメータ装置は、X線管2により生成される放射線から円錐型の放射線ビーム4を形成する。放射線は、シリンダー型の検査ゾーン5において関心のある領域における、患者のような対象物(図示せず)を進行する。検査ゾーン5を進行した後、X線ビーム4は、X線検出ユニット6に入射する。X線検出ユニットは、本実施の形態では、ガントリ1に搭載される2次元検出器である。
ガントリ1は、一定に駆動されることが好ましいが、モータ7により調節可能な角速度で駆動される。更なるモータ8は、回転軸Rの方向又はz軸方向に平行に、検査ゾーン5における患者のテーブルに配置されるたとえば患者といった対象物を移動させるために設けられる。これらのモータ7,8は、照射ユニット2及び検査ゾーン5が螺旋形の軌道に沿って互いに相対的に移動するように、制御ユニット9により制御される。しかし、対象物又は検査ゾーン5が移動されないが、X線管2のみが回転されることも可能であり、すなわち照射ユニット2及び検査ゾーン5が、円形の軌道に沿って互いに相対的に移動することも可能である。この実施の形態では、X線管2は、第一の、円形の軌道に沿って、及び、第二の、螺旋形の軌道に沿って移動される。
モータ7,8、ガントリ1、及び好ましくは患者のテーブルは、この実施の形態では移動ユニットを形成する。
第一の検出データは、第一の軌道に沿ってX線管2が進行するときに取得され、第二の検出データは、X線管2が第二の軌道に沿って進行するときに取得される。これらの検出データは、検出ユニット6により取得される。
検出ユニット6により取得されたデータは、画像処理のため、特に関心のある領域の画像を再構成するため、画像生成装置10に供給される。再構成された画像は、画像表示するためにディスプレイ11に最終的に供給される。また、画像生成装置10は、制御ユニット9により制御されることが好ましい。代替的に又は付加的に、画像生成装置10は、画像生成装置10のみを制御する制御ユニットを有する場合がある。
画像生成装置10は、前方投影ユニット12及び再構成ユニット13を有する。再構成ユニット13は、少なくとも第二の検出データを使用して関心のある領域の中間画像を再構成する。前方投影ユニット12は、中間画像を前方投影することで仮想的な検出データを決定する。X線源2が仮想的に進行する仮想的な軌道は、前方投影の間に使用される場合がある。再構成ユニット13は、第一の検出データ及び仮想的な検出データから関心のある領域の最終的な画像を再構成する。
この実施の形態では、画像形成システムは、関心のある領域内の動きを判定するユニット14を更に有する。関心のある領域が移動エレメントを有する場合、ユニット14は、関心のある領域内の移動エレメントの動きに対応する動きの値を生成する。ユニット14は、たとえば、心電計であり、関心のある領域に存在する患者に接続され、特に、患者の心臓は、関心のある領域に存在する。ユニット14により生成された動きの値は、画像生成装置10に転送され、この画像生成装置は、再構成された画像の品質を向上するために動きの値を使用する。このことは、以下に更に詳細に説明される。
関心のある領域内の動きを判定するユニット14は、制御ユニット9により制御されることが好ましい。動きの値は、画像生成装置10に直接的に転送されるか、制御ユニット9を介して画像生成装置に転送される。
本発明に係る関心のある領域を画像形成する方法の実施の形態は、図2に示されるフローチャートを参照して更に詳細に記載される。
ステップ101における画像形成システムの初期化の後、第一の検出データ及び第二の検出データは、ステップ102で取得される、第一の検出データを取得するため、X線管2は関心のある領域の周りを回転し、関心のある領域又は対象物は移動せず、すなわち、X線管2は、関心のある領域のまわりの円形の軌道に沿って進行する。第二の検出データを取得するため、X線管2は関心のある領域の周りを回転し、関心のある領域又は対象物はz方向に平行に移動され、すなわちX線管2は、螺旋形の軌道に沿って進行する。これら2つの軌道は、回転軸Rの周りでX線間2を一定に回転し、z方向に平行に関心のある領域又は対象物の移動を変更することで、画像形成システムにより実行される。関心のある領域又は対象物は、たとえば患者である対象物が位置される患者テーブルを移動させることで移動される。X線管2の回転は変更されておらず、すなわちX線管2が一定の角速度で回転する間に、両方の軌道を実行することができる。
図3は、この実施の形態では円形の軌道である第一の軌道501、この実施の形態では螺旋形の軌道である第二の軌道503を概念的に示す。照射ユニット2は、これら軌道501,503に沿って進行する。
ステップ102で、関心のある領域内の動きを決定するため、ユニット14により動きの値もまた取得されることが好ましい。動きの値は、たとえば、ユニット14から画像生成装置10に転送される心電図である。第一の検出データ及び第二の検出データは、画像生成装置10に転送される。
ステップ103では、画像生成装置10の再構成ユニット13は、少なくとも第二の検出データから関心のある領域の中間画像を再構成する。特に、X線再構成アルゴリズムが使用され、中間画像が再構成される。たとえば、第二の軌道が螺旋形の軌道である場合、中間画像は、C. Bontus等による“EnPiT: Filtered Back-projection Algorithm for Helical CT Using an n-Pi Acquisition”, IEEE Trans.Med.Imaging24, 977-986 (2005)に記載される方法により再構成されることが好ましい。他の公知の再構成アルゴリズムは、たとえば、中間画像を再構成するために使用される場合があり、たとえばフィルタリングされた後方投影アルゴリズム(filtered back-projection algorithm)が使用され、中間画像が再構成される。
中間画像を再構成するステップ103では、第二の軌道が螺旋形の軌道である場合であって、第一の軌道が円形の軌道である場合、たとえばC.Bontus等による引用文献に記載されるような、正確な螺旋の方法による螺旋形又は第二の検出データの再構成は、円形又は第一の軌道に沿って360°の角度インターバルにわたり照射されない対象物のポイントにのみ適用されることが好ましい。円形又は第一の軌道に沿って360°の角度インターバルにわたり照射される対象物のポイントは、フルスキャンの円形及び螺旋形の再構成を使用して、ステップ103で再構成されることが好ましい。好適なフルスキャンの円形及び螺旋形の再構成は、図4に示されるフローチャートを参照して以下に記載される。
ステップ201では、検出されたデータが微分される。この微分を説明するため、好適な取得プロセスが数学的に記載される。
測定された投影データDfは、第一又は第二の軌道のそれぞれの位置yについて以下の式により記載される。
Figure 0005539719
言い換えれば、第一又は第二の軌道のそれぞれの位置yから、関心のある領域f(x)を横断する放射線であって、検出ユニット6により検出される放射線に沿った線積分が考慮され、単位ベクトルΘは、それぞれの放射線の方向を示す。
ステップ201における第一及び第二の検出データの微分は、以下の式に従って実行されることが好ましい。
Figure 0005539719
変数sは、第一の軌道と第二の軌道の異なる位置をパラメータ化する。
したがって、異なる焦点スポットの位置から放出される平行なX線に対応する検出されたデータ値が微分される。この微分ステップは、フーリエフィルタを使用して実行される場合がある。この微分は、円形の軌道、及び螺旋形の軌道の一部である場合がある螺旋形の軌道について個別に実行され、C. Bontus等による“A quasiexact reconstruction algorithm for helical CT using a 3-Pi acquisition” Med.Phys. 30, 2493-2502 (2003)で更に詳細に説明される。
ステップ202で、仮想的な平面検出器605が定義され、C. Bontus等による上述された引用文献“A quasiexact reconstruction algorithm for helical CT using a 3-Pi acquisition” Med.Phys. 30, 2493-2502 (2003)で記載される。仮想的な平面検出器は、回転軸Rを含む。この検出器上の座標は、uPL及びvPLで示され、vPL軸はz軸に平行である。ソースを含むラインであって、仮想的な平面検出器に垂直なラインが考慮される。ポイント(uPL及びvPL)は、このラインが平面検出器に交差するポイントに対応する。
さらに、円の軌道501及び螺旋の軌道503は、仮想的な平面検出器上の対応するX線505に沿って投影され、4つの最も外側のX線のみが図3に例示されており、焦点中央検出器(focus centered detector)を示す。
円形の軌道501の投影603、及び螺旋形の軌道503の投影601a,601bは、螺旋形の軌道503上の焦点スポットの位置から見て、図5〜図7に示される。図5〜図7から、焦点スポットは、螺旋形の軌道503で移動し、すなわち投影603,601a,601bは、異なる焦点スポットの位置から見られ、焦点スポットは、図5における円の位置の一方のサイドに位置され、焦点スポットは、図6における円の位置に近い同じサイドに位置され、焦点スポットは、図7における円の位置の他のサイドに位置される。
螺旋形の軌道503のうちの2つの回転は、平面検出器605に投影される。したがって、図5〜図7は、螺旋形の軌道503のうちの回転の2つの投影601a,601bを示す。ライン603は、円形の軌道501の投影である。
円形の軌道501の投影603は、以下の式に従ってパラメータ化される。
Figure 0005539719
式(3)は、z=z0でのソースから見た投影を示す。Rは、たとえばX線管2の焦点スポットであるソースから回転軸への距離に対応する。
平面検出器605上の螺旋形の軌道503のうちの回転の投影601a,601bは、以下の式に従ってパラメータ化される。
Figure 0005539719
Pl up(uPl)は、螺旋形の軌道503のうちの回転の上側の投影601aを定義し、vPl down(uPl)は、螺旋形の軌道503のうちの回転の下側の投影601bを定義する。代数の符号“+”は、vpl up(uPl)に対応し、代数の符号“−”は、vpl low(uPl)に対応する。
実線607は、平面検出器605の中央を通過し、螺旋形の軌道503の投影601a,601bに対する漸近線であって、これは正の勾配を有する。実線609a,bは、円の位置に相対的な焦点スポットの位置に依存して、円形の軌道の投影603、上側の投影601a、螺旋形の軌道503の下側の投影601bのそれぞれに対する接線である。すなわち、円形の軌道の投影603が平面検出器605の上側の部分に位置される場合(図5及び6、z0<0)、実線609aは、円形の軌道の投影603、螺旋形の軌道503の上側の投影601aに対する接線であり、円形の軌道の投影603が平面検出器605の下側の部分に位置される場合(図7、z0>0)、実線609bは、円形の軌道の投影603、螺旋形の軌道503の一部の下側の投影601bに対する接線であり、この実施の形態では、円形の軌道はz=0で位置される。
図8は、拡大されたスケールで図5の上側部分を示す。
螺旋形の検出されたデータ値(helically detected data value)及び円形の検出されたデータ値(circularly detected data value)、すなわち第二の検出データ及び第一の検出データは、対応するX線に沿って平面検出器605に投影される。
ステップ203では、螺旋形の検出されたデータと円形の検出されたデータは、1/sinγのフィルタを使用したフィルタラインに沿ってフィルタリングされる。このため、フィルタラインは、はじめに決定される。これらは、焦点スポットの位置及び再構成されるべき対象物のポイントに依存する。対象物のポイントの位置をxとして示し、ソースの位置をy(s)として示し、sは角度パラメータであり、以下の式は、単位ベクトルbを定義する。
Figure 0005539719
すなわち、bはソースから対象物のポイントを示す。フィルタラインに沿う方向として定義されるフィルタの方向は、bに垂直である単位ベクトルeにより特徴づけされる。eベクトル、フィルタライン、及びフィルタラインに沿う方向の間の関係は、C. Bontus等による上述された引用文献“A quasiexact reconstruction algorithm for helical CT using a 3-Pi acquisition” Med.Phys. 30, 2493-2502 (2003)で記載され、引用により本明細書に盛り込まれる。それぞれのs及びそれぞれのxについて、使用される必要がある1以上のフィルタ方向が存在する場合がある。
b及びeを使用して、この実施の形態に於ける以下の式により、フィルタリングステップが記載される。
Figure 0005539719
1を超えるフィルタ方向が存在する場合があるため、すなわち1を超えるフィルタライン及びそれぞれ検出されたデータ値についてフィルタラインに沿って対応する方向が存在する場合があるため、式(6)におけるqを通して総和が実行される。それぞれ検出されたデータ値は、s及びbの組み合わせに対応する。ベクトルeの定義は、記載された実施の形態について重要である。フィルタリングされたデータがひとたび取得されると、後方投影ステップを実行することができる。
確かに、記載される手順は、円形の軌道501及び螺旋形の軌道503に個別に適用される必要がある。特に、y(s)は、この実施の形態では、円形の軌道又は螺旋形の軌道の何れかに対応する。最終的に、以下に更に記載される後方投影ステップ205の結果が追加される。
円形で検出されるデータのフィルタラインは、以下の式に従って定義される。
Figure 0005539719
したがって、フィルタラインは、平面検出器上の直線に対応する。一般に、勾配σは、異なるフィルタラインについて異なるが、この実施の形態では、勾配σは、円形の検出されたデータの全てのフィルタラインについて同じであり、すなわちこれらのフィルタラインは互いに平行である。さらに、upl軸、すなわちこの実施の形態ではvpl(upl)=v0に平行なフィルタラインに沿って、円形の検出されたデータはフィルタリングされる。異なるフィルタラインは、v0によりパラメータ化される。
フィルタ方向は、図9〜図12で示される方向におけるそれぞれのフィルタラインに沿って左から右に向かう。方向は、upl軸が第一の軸であり、vpl軸が第二の軸であり、第三の軸が平面検出器の中央からX線源に向かう方向を示す右回りの座標系を示す。upl軸が左から右を示す。vpl軸は、下から上を示す。この説明では、用語「左」、「右」、「上」、「下」、「正の勾配」、「負の勾配」等は、この右回りの座標系を示す。
フィルタライン及び螺旋形の検出されたデータは、この実施の形態では中間画像の再構成の間に無視されるものであり、はじめに、図5、図6、図8により例示されるように、すなわち円形の軌道の投影603が仮想的な平面検出器の上側の部分に位置されるように、円形の軌道のサイドに焦点スポットが位置される状況を参照して説明される。円形の位置がz0=0で位置される場合、図5、図6、図8に例示されるこれらの状況は、z0<0に対応する。
平面検出器上の所定の領域に投影される螺旋形の検出されたデータは、再構成のために使用されず、したがってフィルタリングされない。これらの領域は、円の投影603の上にある平面検出器上の全てのポイントであって、螺旋形の軌道の一部501の上側の投影601の上にある全てのポイントと、接線609aの上に位置される、円形の軌道501の投影603及び螺旋形の軌道503の上側の軌道601aの接線である接線609aの接点611、613(図8参照)の2つのポイント間でupl座標をもつ全てのポイントを含む。
2つのフィルタラインのセットは、螺旋状に検出されたデータについて定義され、すなわち式(6)において螺旋形の検出されたデータについて、Nfは、この実施の形態では2に等しい。
螺旋形の検出されたデータの第一のフィルタラインのセットは、以下のように決定される。その平面検出器605上の投影が漸近線607以下に位置される螺旋形の検出されたデータ値について、対応するフィルタラインは、漸近線607に平行であり、すなわち螺旋形の軌道503の導関数
Figure 0005539719
に平行であり、螺旋形の軌道はyh(s)で示される。螺旋形の検出されたデータ値の投影が漸近線607上に位置される場合、対応するフィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の上側の投影601の何れかであり、接点は、平面検出器605上の対応する螺旋形の検出された値の投影の位置の右手側に位置される。フィルタラインが円形の軌道501の投影603の接線であるか、又は螺旋形の軌道501の投影603の接線であるかに関する判定は、対応する接線の勾配に依存する。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の上側の投影601aの接線の勾配よりも小さい場合、フィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線である。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の上側の投影601aの接線の勾配よりも大きい場合、フィルタラインは、螺旋形の軌道503の上側の投影601aに対する接線である。
それぞれの接線は、フィルタラインが決定される必要があるそれぞれの検出された値を通過する。したがって、それぞれの接線の勾配は、平面検出器の投影された螺旋形の検出されたデータ値の位置により定義される。
代数の符号は、勾配の比較において考慮される。したがって、より大きな絶対値をもつ負の勾配は、より小さい絶対値を有する負の勾配よりも小さい。
螺旋形の検出されたデータは、第一のフィルタラインのセットのフィルタラインに沿って左から右にフィルタリングされる。
第一のフィルタライン608,610のセットは、螺旋形の軌道上の2つの異なる焦点スポットの位置について図9及び図10に示されており、ここでz0は負である。仮想的な平面検出器に投影される螺旋形の検出された値は、左から右に、すなわち矢印612により示される方向において、フィルタライン608,610に沿ってフィルタリングされる。
第二のフィルタラインのセットは、以下のように決定される。平面検出器605に投影されている螺旋形の検出されたデータ値について、対応するフィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、螺旋形の軌道503の上側の投影601aに対する接線であり、接点は、平面検出器605上の対応する螺旋形の検出された値の投影の位置の左手側に位置される。フィルタラインが円形の軌道603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の上側の投影601に対する接線であるかに関する判定は、対応する接線の勾配に依存する。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の上側の投影601aの接線の勾配よりも小さい場合、フィルタラインは、螺旋形の軌道503の上側の投影601aに対する接線である。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の上側の投影601aの接線の勾配よりも大きい場合、フィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線である。
螺旋形の検出されたデータは、第二のフィルタラインのセットのうちのフィルタラインに沿って右から左にフィルタリングされる。
第二のフィルタライン614,616のセットは、螺旋形の軌道の一部上に2つの異なる焦点スポットの位置について図11及び図12に示されており、ここでz0は負である。仮想的な平面検出器に投影される螺旋形の検出された値は、右から左に、すなわち矢印618により示される方向でフィルタライン614,616に沿ってフィルタリングされる。
先のフィルタライン及び無視される螺旋形の検出されるデータ、すなわち更に以下で後方投影されない、フィルタリングされない螺旋形の検出されたデータは、その対応する焦点スポットの位置が図5、図6及び図8で例示される状況、すなわちz0<0に対応する円形の位置のあるサイドに配置される螺旋形の検出されたデータについて記載される。先のフィルタラインの記載は、焦点スポットが円形の位置の反対のサイトに位置される状況、すなわちz0>0について同様に適用され、ここで、用語「螺旋形の軌道503の上側の投影601」等は、「螺旋形の軌道503の下側の投影601b」により置き換えられる必要がある。さらに、用語「上側」、「上」等は、「下側」、「下」等に置き換えられ、逆も然りである。
特に、z0>0について螺旋形の検出されたデータの第一のフィルタラインのセットは、以下のように決定される。その平面検出器605への投影が漸近線607の上に位置される螺旋形の検出されたデータ値について、対応するフィルタラインは、漸近線607に平行であり、すなわち螺旋形の軌道503の導関数
Figure 0005539719
に平行である。螺旋形の検出されたデータ値の投影が漸近線607の下に配置される場合、対応するフィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の下側の投影601bに対する接線であり、接点は、平面検出器605上の対応する螺旋形の検出された値の投影の位置の左手側に位置する。フィルタラインが円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の下側の投影601bに対する接線であるかに関する判定は、対応する接線の勾配に依存する。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の下側の投影601bの接線の勾配よりも小さい場合、フィルタラインは、円形の軌道503の投影603に対する接線である。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の下側の投影601bの接線の勾配よりも大きい場合、フィルタラインは、螺旋形の軌道503の下側の投影601bに対する接線である。フィルタリングの方向は、左から右である。
0>0について第二のフィルタラインのセットは、以下のように決定される。平面検出器605に投影される螺旋形の検出されるデータ値について、対応するフィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の下側の軌道601bに対する接線であり、接点は、平面検出器605での対応する螺旋形の検出された値の投影の位置の右手側に位置される。フィルタラインが円形の軌道501の投影603に対する接線であるか、又は螺旋形の軌道503の下側の軌道601bに対する接線であるかに関する判定は、対応する接線の勾配に依存する。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の下側の投影601bの接線の勾配よりも小さい場合、フィルタラインは、螺旋形の軌道503の下側の投影601bに対する接線である。円形の軌道501の投影603の対応する接線の勾配が螺旋形の軌道503の下側の投影601bの接線の勾配よりも大きい場合、フィルタラインは、円形の軌道501の投影603に対する接線である。フィルタリングの方向は、右から左である。
フィルタライン及びフィルタラインに沿った対応する方向の判定の後、1/sinγフィルタを使用して式(6)に従って、検出されたデータはフィルタリングされる。
検出されたデータ値は、s及びbの組み合わせによりパラメータ化され、ここでそれぞれ円形の検出されたデータ値、すなわちそれぞれの第一の検出データについて、この実施の形態では1つのフィルタラインが決定され、それぞれの螺旋形の検出されたデータ値、すなわちそれぞれの第二の検出データについて、この実施の形態では2つのフィルタラインが決定される。フィルタリングされる検出されたデータ値P(s,b)がs及びbの組み合わせ並びに対応するフィルタラインについて決定された場合、角度γは、ベクトルbと、焦点スポットの位置から、対応するフィルタラインに関して平面検出器に投影される異なる検出されたデータ値を示すベクトルとの間の角度である。したがって、角度γは、対応するフィルタラインに沿って異なる検出されたデータ値をサンプリングする。この1/sinγフィルタのより詳細な説明は、C. Bontus等による“A quasiexact reconstruction algorithm for helical CT using a 3-Pi acquisition”, Med. Phys.30(9) pp.2493−2502 (2003) で与えられる。
平面検出器に投影される螺旋形の検出された値について決定されるフィルタラインは、s及びbの組み合わせによりパラメータ化することができる、この投影された螺旋形の検出された値を明らかに通過する。
ステップ204では、フィルタリングされた検出されたデータは、式(6)に従って重みuqと重み付けされる。第一のフィルタ対ンのセットのうちのフィルタラインに沿ってフィルタリングされた、フィルタリングされた螺旋形の検出されたデータは、2分の1の値で重み付けされる。フィルタリングされた円形の検出されたデータは、1の値で重み付けされる。
ステップ205では、第一のフィルタラインのセットのうちのフィルタラインに沿ってフィルタリングされた、重み付けされたフィルタリングされた螺旋データ、第二のフィルタラインのセットのうちのフィルタラインに沿ってフィルタリングされた、重み付けされたフィルタリングされた螺旋データ、及び重み付けされたフィルタリングされた円形の検出されたデータは、以下の式に従って後方投影される。それぞれのデータ値は、焦点スポットと対応する位置yと、関心のある対象物の位置x、すなわち再構成されるべき画像のボクセルの位置との間の距離で除算される。
Figure 0005539719
関心のある対象物の全ての位置xが後方投影により再構成されている場合、中間画像が再構成される。
フィルタライン及びこれらフィルタラインに沿う方向は仮想的な平面検出器での投影を使用して定義されたが、代替的に、この平面検出器を使用することなしに、中間画像の再構成が実行される場合がある。この仮想的な平面検出器は、検出されたデータ値についてフィルタライン及びこれらフィルタラインに沿った方向を例示するためにのみ使用される。
上述されたフルスキャンの円及び螺旋の再構成を使用して、360°の角度インターバルにわたり照射される関心のある領域内の対象物のポイントの再構成のため、第一の検出データ、すなわち円形のデータの使用によりマルチサイクルの心電図の再構成が実行される。選択された位相のポイントに最も近い投影は、マルチサイクルの再構成について好まれる。特に、1度を超えてカバーされる円に第一の投影データが属する場合、同じ角度のソースの位置に属する投影データの重み付け平均が実行され、1つの円のみをカバーする投影データが得られる。したがって、選択された位相のポイントに最も近い投影が最も高い重みで与えられるように、平均が実行されるべきである。係るマルチサイクルの再構成は、たとえばU.van Stevendaal等による“ECC Gated continuous circular cone-beam multi-cycle reconstruction for in-stent coronary artery imaging: A phantom study”, Proc.SPIE vol.6142(2006)で開示される。
360°の角度インターバルにわたり照射されていない対象物のポイントと、360°の角度インターバルを通して照射されている対象物のポイントとの間で区別する利点は、第一の検出データの取得の間に関心のある領域に存在し、第二の検出データの取得の間に存在しない造影剤が悪影響を及ぼさないことであり、心臓の動き及び呼吸の動きが関心のある領域の再構成された画像においてアーチファクトを殆ど生成しないことである。
ステップ103、及び特にステップ201〜205では、関心のある領域の再構成された中間画像は、前方投影ユニット12に転送され、この前方投影ユニットは、ステップ104において中間画像を通して前方投影を実行する。前方投影は、照射ユニットが仮想的に進行する仮想的な軌道を使用することで、この実施の形態で実行される。第一の軌道は、この実施の形態では円形の軌道であり、第一の検出データは、180°に第一の軌道に沿ったファン角を加えた角度レンジにわたり照射ユニットが進行する間に取得される検出データであり、すなわち第一の検出データは、この実施の形態ではショートスキャンデータである。この実施の形態における仮想的な軌道は、z軸に平行なラインであって、再構成される必要があるそれぞれの対象物のポイントから見たときに180°の角度レンジをカバーする、第一の軌道に沿ってセクションの端点のうちの1つで第一の軌道に交差するラインである。この180°の角度のレンジは、用語「後方投影のインターバル」により以下に示される。他の実施の形態では、後方投影インターバルは、ショートスキャンデータの異なる角度レンジに対応する場合がある。
好ましくは、再構成される必要があるそれぞれの対象物のポイントについて、すなわち関心のある領域内のそれぞれのポイントについて、後方投影のインターバル及び仮想的な軌道が決定され、それぞれの仮想的な軌道に沿った前方投影が実行される。第一の軌道に関する後方投影インターバルと仮想ラインとの間の関係は、図13における関心のある領域内のポイント26について概念的に示される。
図13は、第一の軌道501及び第一の軌道501上の後方投影インターバル23を示す。仮想的な軌道24は、z軸に平行に延び、後方投影のインターバル23の端点25で第一の軌道501に交差する。関心のある領域内の位置26は、仮想的な照射ユニットが仮想的なライン24に沿って進行する間、第一の検出データから再構成することができ、後方投影インターバル23に対応し、且つ仮想的な検出データから、中間画像を通して前方投影により生成される関心のある領域内の例示的な位置である。
たとえば関心のある領域内の人間の心臓といった関心のある領域内の動く対象物が第一の検出データの取得の間に低速で移動する、特にできるだけ低速で移動するように、後方投影のインターバルが選択されることが好ましい。さらに、関心のある領域内の動くエレメントが周期的に移動する場合、特に関心のある領域内の動くエレメントが人間の心臓である場合、関心のある領域内の動くエレメントが第一の検出データのこれら幾つかのセットの取得の間に同じ動く位相にあるように、第一の検出データの幾つかのセットが再構成のために取得又は選択されることが好ましい。すなわち、たとえばR. Manzke, PhD Thesis, King’s College London, September 2004による“Cardiac Cone beam CT”に開示される公知のゲーティング方法を使用することができる。この文献は、引用により本明細書に盛り込まれ、たとえばww.cardiac.netを介して取得することができる。
仮想的な検出データが中間画像を通して前方投影により決定された後、仮想的な照射ユニットが仮想的な軌道に沿って進行する間、第一の検出データ及び仮想的な検出データを使用してステップ105で、視野の画像が再構成される。たとえばフィルタリングされた後方投影アルゴリズムといった公知の標準的な再構成アルゴリズムは、この最終的な再構成のために使用することができる。第一の軌道が円形の軌道である、仮想的な軌道がz軸に平行なラインであり、さらに、この最終的な再構成は、以下に記載される円及びライン再構成方法を使用することで実行されることが好ましい。
この円及びライン再構成方法は、円形の軌道及び線の仮想的な軌道に基づいて記載されるフィルタリングされた後方投影方法である。
本発明の実施の形態に係るフィルタリングされた後方投影方法では、円形の軌道は、xy平面に含まれ、仮想的なラインは、z軸に平行である。後者は、zラインとして示される。この軌道のシーケンス上のポイントは、式(9)に従ってパラメータ化される。
Figure 0005539719
式(9)では、Rはソースから回転軸への距離に対応し、sは軌道をパラメータ化する角度変数である。
以下では、検出器の形状の分析が記載される。
従来のCTスキャナは、シリンダの表面の一部である、検出器を通常は含む。このシリンダの対称軸は、z軸に平行であって、焦点スポットを含む場合がある。係る「焦点検出器」でのポイントは、角度変数α及び変数vFを使用してパラメータ化することができる。z=z0でzラインに位置されるソースについて、原点から焦点検出器のエレメントを示すベクトルrFは、式(10)により与えられる。
Figure 0005539719
式(10)では、Dはソースから検出器の中央までの距離に対応する。
便宜上、仮想的な「中央検出器」が導入される。焦点検出器と同様に、中央検出器は、シリンダの表面に位置される。シリンダの対称の軸は、ベクトルrCを導入することで検出器のポイントがパラメータ化されるようにz軸に対応する。
Figure 0005539719
式(11)では、焦点検出器の座標α及びvFと完全に類似して、β及びvCは検出器の座標である。図14及び図15は、軌道、並びに、焦点及び中央検出器を例示する。特に、図14は、焦点検出器のアプローチを示し、図15は、中央検出器のアプローチを示す。
焦点スポット及び所定の焦点検出器のエレメントを含むラインは、lFとしてパラメータ化することができ、式(12)を参照されたい。
Figure 0005539719
式(12)を使用して、対象物のポイントx=(x,y,z)が投影される検出器のエレメントの座標を計算することができる。
Figure 0005539719
同様に、焦点スポット及び中央検出器のエレメントを含むラインは、式(14)に従ってパラメータ化される。
Figure 0005539719
対象物のポイントは、以下の座標をもつ検出器のエレメントに投影される。
Figure 0005539719
座標α及びβは、中央検出器と同様に、焦点検出器についてx,yにのみ依存し、vF及びvCは、x、y及びzに依存する。
以下では、平行な放射線の分析が記載される。物理受光器は、列及び行を含む場合がある。対応する検出器エレメントは、変数α及びvFで等間隔に離れて配置される。したがって、式(16)及び(17)は、固定されたz=z0について検出器のエレメントの中央をパラメータ化する。
Figure 0005539719
後方投影が実行される前にzラインに沿って採取されるデータを編成し直すことは、数学的な理由のために便利である。平行検出器と関連付けされるデータを投影するため、異なるソースの位置からのデータが結合される場合がある。中央検出器の座標が使用される場合、式(18),(19)により、固定されたvCについて、平行な配置における座標のパラメータ化が与えられる。
Figure 0005539719
式(18)及び(19)では、Δzは、軌道のライン上の2つの連続する投影間の距離に対応する。図16〜図19は、焦点検出器及び中央検出器のそれぞれについて、2つの平行な投影をそれぞれ例示する。特に、図16及び図17は、焦点検出器の座標によりパラメータ化される平行な放射線を示す。図18、図19は、中央検出器の座標によりパラメータ化される。
Cは所与の平行な投影について固定されるので、所与の対象物のポイントx=(x,y,z)が投影される検出器の列及び検出器の行を決定するため、式(15)を使用することができる。このため、β及びσがはじめに計算され、次いで、z0=z−σvCを決定するため、これらの値が使用される。
以下では、円形の第一の検出データ及び仮想的な線形の検出データを使用することで、関心のある領域の最終的な画像を再構成するために使用されることが好ましい、再構成スキームの分析が例示される。
軌道のそれぞれの位置yについて、測定された投影データDfは、式(1)に対応する式(20)により記載することができる。
Figure 0005539719
言い換えれば、異なる単位ベクトルΘにより記載される所定の方向のセットを示す、それぞれの位置yからの放射線に沿った線積分が考慮される。便宜上、y|(s)=yL(z=hs)は、zラインについて設定されることが好ましく、ここでh>0は任意の定数である。
第一の再構成ステップは、以下のようにデータを微分するステップを含む。
Figure 0005539719
この式は、上述された式(2)に対応する。式(21)は、考慮されるべき平行な放射線に関連される異なる投影からデータが採取されることを示す。式(21)の微分ステップは、たとえば、フーリエフィルタにより実行される。つぎに、1/sinγフィルタによりデータがフィルタリングされる。このため、はじめに、フィルタの方向が決定される。フィルタの方向は、焦点スポットの位置及び再構成されるべき対象物のポイントが投影されるポイントに依存する。式(5)に対応する、対象物のポイントの位置を式(22)においてxとして示すことで、単位ベクトルbが定義される。
Figure 0005539719
すなわち、bはソースから対象物のポイントを示す。bに垂直である単位ベクトルeによりフィルタの方法を特徴づけすることができる。eベクトルとフィルタラインとの間の関係は、C. Bontus等による文献“A quasiexact reconstruction algorithm for helical CT using a 3-Pi acquisition”, Med. Phys. 30, 2493-2502 (2003) に記載される。それぞれのsについて、及びそれぞれのxについて、使用される必要がある1以上のフィルタ方向が存在する。b及びeを使用して、フィルタリングステップは、式(23)により記載することができ、これは、上述された式(6)に対応する。
Figure 0005539719
1を超えるフィルタの方向が存在するため、式(23)におけるqを通した総和が実行される。記載される実施の形態について、ベクトルeの定義は重要である。フィルタリングされたデータがひとたび取得されると、式(24)に従って後方投影が書き込まれる。
Figure 0005539719
式(24)では、“I”はそれぞれの対象物のポイントxについて後方投影のインターバルを示す。
確かに、記載される手順は、全体の軌道のうちで円形の部分とzラインの部分とに個別に適用される必要がある。特に、式(21),(23)及び(24)におけるy(s)は、y0(s)又はy|(s)の何れかに対応する。最終的に、式(24)の2つの結果は互いに加算される。
式(23)におけるフィルタリングステップの後、平行な配置へのリビニング(rebinning)が実行される場合、式(24)の後方投影の式が変更する。特に、円形部分の式は、WO2004/044849で与えられるのと同じである。zライン部分について、後方投影は、式(25)を介して形成される必要がある。
Figure 0005539719
これは、焦点検出器の座標によりパラレルデータがパラメータ化される場合、及び
Figure 0005539719
を介して、中央検出器の座標によりパラレルデータがパラメータ化される場合である。これらの式において、y|(s)=yL(z=hs)を定義することにおいてhが導入され、λは、特定の放射線の円錐角に対応する。λの値は、式(27)から計算される。
Figure 0005539719
式(24)と比較される式(25)及び(26)の利点は、対象物のポイントに依存するファクタ|x−y|を計算する必要がないことである。これにより、再構成された画像を計算するための計算の負荷を低減することで、計算時間が大幅に低減される。フィルタリングされたデータは、検出器の座標α、β、vF又はvCに依存するファクタによってのみ乗算される必要がある。
以下では、円形の部分のフィルタラインの分析が記載される。
C. Bontus等による文献“A quasiexact algorithm for helical CT using a 3-Pi acquision”, Med-Phys. 30, 2493-2502 (2003) に記載されるように、回転軸を含む仮想的な平面検出器を導入することが有利な場合がある。この検出器の座標は、uPL及びvPLで示され、vPL軸はz軸に平行である。ラインは、ソースを含み、平面検出器に垂直であると考えられる。ポイント(uPL=0及びvPL=0)は、このラインが平面検出器と交差するポイントに対応する。ここで、それぞれのフィルタラインは、式(28)に従って記載される。
Figure 0005539719
言い換えれば、それぞれのフィルタラインは、平面検出器の直線に対応する。一般に、勾配σは、異なるフィルタラインについて異なる。
記載されるアルゴリズムについて、取得されたデータは、uPL軸に平行なラインに沿った円形の部分に関してフィルタリングされ、すなわちvPL(uPL)=v0である。異なるラインはv0によりパラメータ化される。フィルタの方向は、左から右に向かう。以下では、zライン部分のフィルタラインの分析、すなわち仮想的な検出データが記載される。
zライン部分のフィルタラインのパラメータ化について、はじめに、z=z0でソースから見たとき、平面検出器への円の投影が考慮される。特に、この投影は、以下のように考慮される。
Figure 0005539719
図20及び図21は、2つの異なるz0について円の投影を示す。特に、図20は、z0<0から見た平面検出器への円の投影を示す。図21は、z0>0から見た平面検出器への円の投影を示す。検出器の領域は、図20及び図21で示されるように2つの領域A及びBに分割される。対象物のポイントが領域Aに投影される場合、現在のソース位置に関連される投影データは、再構成のために使用されない。したがって、領域Aにおけるデータは、ゼロに設定される。領域Bについて、好適なフィルタラインが以下に定義される。
投影される円に対して接線方向のラインは、式(20)を使用してパラメータ化される。
Figure 0005539719
式(30)では、u0は、そのラインが接線となる座標である。特に、ポイント(u1,v1)を含む接線を探す場合、パラメータu0は、式(31)に従って計算される。
Figure 0005539719
平方根の前の符号は、接点が(u1,v1)の左(マイナス)に位置されることが望まれるか、又は右(プラス)に位置されることが望まれるかに依存して選択される必要がある。
フィルタラインは、投影される円に対して接線方向であるラインのセットである。図22〜図25は、これらのラインを例示する。図22、図23は、左から右への異なるフィルタの方向をもつフィルタラインを示す。図24、図25は、右から左へのフィルタ方向をもつフィルタラインを示す。特に、それぞれのポイント(uPL,PL)について、異なるフィルタラインの寄与が使用される。円とライン取得との組み合わせについてこれらのフィルタラインがどのように使用されるべきかに関する詳細は、A. Katsevichによる“Image reconstruction for the circle and line trajectory”, Phys.Med.Biol., 5059-5072 (2004) に開示されている。
関心のある領域の再構成された画像は、表示ユニット11で示され、関心のある領域を画像形成する方法はステップ106で終了する。
上述された実施の形態では、この実施の形態では円形の軌道である、第一の軌道に関して正確に180°に対応するショートスキャンデータが使用される。別の実施の形態では、オーバスキャンデータも使用される。これらオーバスキャンデータを使用するため、特に円形の軌道である第一の軌道に沿って僅かに異なる後方投影のインターバルについて、ステップ103における中間画像の再構成、ステップ104における前方投影、及びステップ105における最終的な再構成が繰り返される。これら僅かに異なる後方投影インターバルのそれぞれについて、視野の画像が再構成され、これら再構成された画像は、適切に選択された重みの使用により平均される。
たとえば、s0が好適な後方投影のインターバルの開始角である場合、開始角度s0-5°, -2.5°, s0+2.5°, s0+5°について同様の再構成を実行することができる。結果的に得られる画像データは、開始角s0-5°, s0-2.5°, s0, s0+2.5°及びs0+5°のそれぞれで取得される画像について、重み1/9,2/9,3/9,2/9,1/9を使用して加算される。
再構成ステップ105の間に平均が実行される場合がある。たとえばステップ105で、第一の検出データが上述されたように後方投影される場合、第一の検出データが後方投影される前に、第一の検出データは適切に選択された重みで重み付けすることができ、すなわち、これら適切に選択された重みで重み付けされた第一の検出データは、後方投影される。
本発明は図面及び上述された説明において詳細に例示及び記載されたが、係る例示及び説明は、例示的なものであって限定的なものと解釈されるべきではない。本発明は、開示された実施の形態に限定されない。
開示された実施の形態に対する他の変形は、図面の調査、開示及び特許請求の範囲から、特許請求された発明を実施することにおいて当業者により理解及び実施することができる。
たとえば、本発明は、円形の軌道である第一の軌道、螺旋形の軌道である第二の軌道、及び、z軸に平行なラインである仮想的な軌道に限定されない。本発明は、如何なる軌道をも含む場合がある。たとえば、仮想的な軌道は、螺旋形の軌道であり、第二の軌道がz軸に平行なラインである場合がある。
また、本発明は、関心のある領域が動くエレメントを含まない場合にも使用される場合がある。さらに、関心のある領域は技術的な対象物のみを含む場合がある。
本発明は、特に、優れた時間解像度が得られる円形のショートスキャンの再構成を可能にする。さらに、高速で回転するCTスキャナと組み合わせて、シングルサイクルの心電計の再構成が可能となる。特に、本発明は、さらに、人間の心臓のような動くエレメントが関心のある領域内に存在する場合でさえ、ゲートされない方法(ungated manner)で非常に低い放射線量で第二の軌道に沿ってデータを取得するのを可能にする。
請求項において、単語「有する“comprising”」は、他のエレメント又はステップを排除するものではなく、不定冠詞“a”又は“an”は、複数を排除するものではない。
コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に、又は他のハードウェアの一部として供給される光記憶媒体又は固体媒体のような適切な媒体で記憶/分散される場合があるか、又は、代替的に、インターネット、或いは他の有線又は無線の電気通信システムを介するような、他の形式で分散される場合がある。
請求項における参照符号は、範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。

Claims (14)

  1. 関心のある領域を画像形成する画像形成システムであって、
    前記関心のある領域を照射する放射線を放出する照射ユニットと、
    第一の軌道に沿って前記関心のある領域と相対的に前記照射ユニットを移動し、第二の軌道に沿って前記照射ユニットを移動する移動ユニットと、
    前記照射手段が前記第一の軌道に沿って移動されるときに前記関心のある領域を通過後の放射線に依存する第一の検出データを検出し、前記関心のある領域が前記第二の軌道に沿って照射されるときに前記関心のある領域を通過後の放射線に依存する第二の検出データを検出する検出ユニットと、
    少なくとも前記第二の検出データから前記関心のある領域の中間画像を再構成し、前記第一の軌道上の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び仮想的な検出データから前記関心のある領域の画像を再構成する再構成ユニットと、
    前記中間画像を通して前方投影により前記仮想的な検出データを決定する前方投影ユニットとを有し、
    前記第一の軌道は、前記関心のある領域に交差する平面内に配置され、前記第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外側に配置され、
    前記前方投影ユニットは、前記関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って前記前方投影が行なわれるように適合され、
    前記前方投影ユニットは、前記第一の軌道の1以上のセクションで前記平面と交差するように前記仮想的な軌道が配置されるように適合される、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 前記移動ユニットは、前記第一の軌道が円形の軌道であるように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  3. 前記移動ユニットは、前記第二の軌道が螺旋形の軌道であるように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  4. 前記前方投影ユニットは、前記第一の軌道の1以上のセクションの端点で前記平面と交差するように前記仮想的な軌道が設けられるように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  5. 前記前方投影ユニットは、前記仮想的な軌道が前記平面に垂直なラインであるように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  6. 前記再構成ユニットは、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される前記第一の検出データがショートスキャンデータであるように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  7. 前記再構成ユニットは、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される前記第一の検出データが複数のショートスキャンデータのセットを含むように適合され、
    異なるショートスキャンデータのセットは、前記第一の軌道の異なるセクションに対応する、
    請求項1記載の画像形成システム。
  8. 前記再構成ユニットは、前記中間画像の再構成が、
    前記第二の検出データを使用することで、前記第一の軌道に沿って360°の角度レンジにわたり照射されていない中間画像のボクセルを再構成するステップと、
    前記第一の検出データ及び前記第二の検出データを使用することで、前記第一の軌道に沿って360°の角度レンジにわたり照射された中間画像のボクセルを再構成するステップと、
    を含むように適合される、請求項1記載の画像形成システム。
  9. 前記再構成ユニットは、前記前記中間画像と、前記第一の検出データ及び前記仮想的な検出データから再構成される前記関心のある領域の画像の少なくとも1つを再構成するように適合される、
    請求項1記載の画像形成システム。
  10. 関心のある領域の画像を生成する画像生成装置であって、
    当該画像生成装置には、前記関心のある領域を照射する放射線を放出する照射ユニットが第一の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動されるときに検出ユニットにより検出される第一の検出データが供給され、前記第一の検出データは、前記関心のある領域を通過後の放射線に依存し、
    当該画像生成装置には、前記照射ユニットが第二の軌道に沿って前記関心のある領域と相対的に移動されるときに前記検出ユニットにより検出された第二の検出データが供給され、前記第二の検出データは、前記関心のある領域を通過後の放射線に依存し、前記第一の軌道は、前記関心のある領域に交差する平面内に配置され、前記第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外側に配置され、
    当該画像生成装置は、
    少なくとも前記第二の検出データから前記関心のある領域の中間画像を再構成し、前記第一の軌道上の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び仮想的な検出データから前記関心のある領域の画像を再構成する再構成ユニットと、
    前記中間画像を通した前方投影により前記仮想的な検出データを決定する前方投影ユニットとを有し、
    前記前方投影ユニットは、前記関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って前記前方投影が行なわれるように適合され、
    前記前方投影ユニットは、前記第一の軌道上の1以上のセクションで前記平面と交差するように前記仮想的な軌道が配置されるように適合される、
    ことを特徴とする画像生成装置。
  11. 関心のある領域を画像形成する画像形成方法であって、
    放射線を放出する照射ユニットにより、前記関心のある領域を照射するステップと、
    移動ユニットにより、第一の軌道に沿って及び第二の軌道に沿って前記関心のある領域と相対的に前記照射ユニットを移動するステップと、前記第一の軌道は、前記関心のある領域に交差する平面内に配置され、前記第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外側に配置され、
    検出ユニットにより、前記照射ユニットが前記第一の軌道に沿って移動されるときに前記関心のある領域を通過後の放射線に依存する第一の検出データを検出し、前記関心のある領域が前記第二の軌道に沿って照射されるときに前記関心のある領域を通過後の放射線に依存する第二の検出データを検出するステップと、
    再構成ユニットにより、少なくとも前記第二の検出データから前記関心のある領域の中間画像を再構成するステップと、
    前方投影ユニットにより、前記中間画像の前方投影により仮想的な検出データを決定するステップと、前記前方投影は、前記関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って行なわれ、前記仮想的な軌道は、前記第一の軌道上の1以上のセクションで前記平面と交差するように配置され、
    前記再構成ユニットにより、前記第一の軌道上の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び前記仮想的な検出データから前記関心のある領域の画像を再構成するステップと、
    を有する画像形成方法。
  12. 関心のある領域の画像を生成する画像生成方法であって、
    当該画像生成方法は、前記関心のある領域を照射する放射線を放出する照射ユニットが第一の軌道に沿って関心のある領域と相対的に移動されるときに検出ユニットにより検出される第一の検出データを使用し、前記第一の検出データは、前記関心のある領域を通過後の放射線に依存し、
    当該画像生成方法は、前記照射ユニットが第二の軌道に沿って前記関心のある領域と相対的に移動されるときに前記検出ユニットにより検出された第二の検出データを使用し、前記第二の検出データは、前記関心のある領域を通過後の放射線に依存し、前記第一の軌道は、前記関心のある領域に交差する平面内に配置され、前記第二の軌道は、少なくとも部分的に前記平面の外側に配置され、
    当該画像生成方法は、
    再構成ユニットにより、少なくとも前記第二の検出データから前記関心のある領域の中間画像を再構成するステップと、
    前方投影ユニットにより、前記中間画像を通した前方投影により仮想的な検出データを決定するステップと、前記前方投影は、前記関心のある領域の画像を再構成する完全なデータを取得するように、前記関心のある領域の画像を再構成するために使用される第一の検出データに整合するように配置される仮想的な軌道に沿って行なわれ、前記仮想的な軌道は、前記第一の軌道上の1以上のセクションで前記平面と交差するように配置され、
    前記再構成ユニットにより、前記第一の軌道上の1又は複数のセクションに対応する第一の検出データ及び前記仮想的な検出データから前記関心のある領域の画像を再構成するステップと、
    を含む画像生成方法。
  13. 関心のある領域を画像形成するコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムが請求項1記載の画像形成システムを制御するコンピュータで実行されたとき、請求項11記載の方法のステップを前記画像形成システムに実行させるプログラムコードを含む、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 関心のある領域の画像を生成するコンピュータプログラムであって、
    当該コンピュータプログラムが請求項10記載の画像生成装置を制御するコンピュータで実行されたとき、請求項12記載の方法のステップを前記コンピュータに実行させるプログラムコードを含む、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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