JP5538730B2 - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、センター役物が、上ステージから下ステージに転動する遊技球を下ステージから上ステージに上げる移送動作を繰り返すリフト、を備えて構成されているパチンコ遊技機に関する。
従来、パチンコ遊技機では、遊技球を下ステージから上ステージに上げるような移送動作を繰り返すリフトを、センター役物に設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このセンター役物では、上ステージの左右方向の中央付近に、入賞補助通路の流入口を配置させ、流入口の前側の下ステージの部位に、リフトを配置させていた。なお、入賞補助通路は、流出口を下ステージ下方に位置した入賞口の上方で開口させて、流入口から流入した遊技球を、入賞口へ入り易くするように流出口から流出させるものである。この入賞口は、デジパチ等での抽選を開始する始動入賞口等であり、入球によって遊技者に特典を与えることとなる。
そして、リフトは、移送動作を回転動作とする回転タイプとして、下ステージ側の遊技球を、上ステージ側における流入口付近に移送可能に、左右方向に沿う回転軸を有して回転するとともに、外周側に、上ステージ側で遊技球を離脱可能として、下ステージ側の遊技球を受け止めて保持可能な受止保持部を備えて、構成されていた。
また、流入口の周囲には、流入口に流入しなかった遊技球を、上ステージから下ステージにおけるリフトの遊技球の受止エリアまで転動させて戻し可能な戻しルートが、配設されていた。
この戻しルートは、上ステージの流入口の左右両側のエリアが、上ステージの左右両縁側に向けて低くなる傾斜面として形成され、また、下ステージのエリアが、左右両縁を上ステージの縁側に上面を連ならせて、左右方向の中央付近を下方へ低くして構成されていた。そして、下ステージの中央付近は、リフトの前側に配置されて、受止エリアとするとともに、前縁側を、遊技球をセンター役物外の下方へ排出可能な排出路としていた。
さらに、センター役物の周囲の飾り枠体におけるステージ部の上方側には、入球した遊技球を下ステージ上に転動可能に案内する入球口としてのワープ通路の入口が、開口していた。
また、リフトは、受止保持部が、リフトの外周側に、遊技球を吸着可能な磁石を設けて構成されて、下ステージ側で吸着して受け止めた遊技球を回転方向に沿って略直上に移送させる構成としていた。さらに、受止保持部は、受止保持した遊技球を上ステージ側における流入口に流入可能なエリアに移送可能な流入側移送部と、受止保持した遊技球を上ステージ側における戻しルートのエリアに移送可能な戻し側移送部と、を備えて構成されていた。
そして、遊技球は、下ステージを転動中に、リフトにおける受止保持部を構成する磁石に吸着されれば、リフトにより上ステージ側に移送され、リフトにおける遊技球を吸着した部位が、流入側移送部であれば、遊技球が上ステージの流入口に転動され、リフトにおける遊技球を吸着した部位が、戻し側移送部であれば、遊技球が戻しルートを経て、上ステージから下ステージに転動することとなる。この下ステージに転動した遊技球は、再度、リフトの受止保持部に吸着されれば、リフトによって上ステージ側に移送され、そして、流入口側に転動するか、若しくは、戻しルートを通るように下ステージ側に転動する。あるいは、下ステージに転動した遊技球が、リフトの受止保持部に受け止められなければ(吸着されなければ)、排出路から排出することとなっていた。
このようなパチンコ遊技機では、遊技球が、リフトの受止保持部で保持されて、入賞補助通路の流入口に入球するか、あるいは、下ステージに転動するかで、遊技者にハラハラドキドキさせることができた。
特開2004−97800号公報
しかし、従来のパチンコ遊技機では、リフトの受止保持部が遊技球を保持するタイミングが、単に、下ステージを転動する遊技球がリフトの受止エリアに配置され、かつ、移送動作を繰り返して受止保持部(磁石)が受止エリアに配置された際に、受止保持部が遊技球を保持することとなり、その際に、流入側移送部と戻し側移送部とのどちらの部位が、遊技球を受け止めることとなるか、下ステージを転動する遊技球の速度とリフトとの移送動作の速度(従来例では回転速度)とによって、容易に予測できてしまい、遊技の趣向性を一層向上させる点に改善の余地があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、遊技球が流入口付近まで移送されるリフトを設けた下ステージを転動する際において、遊技の趣向性を向上させることができるパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
本発明に係るパチンコ遊技機は、センター役物が、
遊技球をそれぞれ転動可能な上ステージと上ステージの下方に配置される下ステージとの少なくとも二つのステージを有するステージ部と、
遊技球を、上ステージに開口させた流入口から流入させ、流出口から入賞口へ向けて流出可能とする入賞補助通路と、
下ステージ側の遊技球を上ステージ側における流入口付近に移送可能に、移送動作を繰り返すとともに、下ステージ側の遊技球を受け止めて保持し、かつ、上ステージ側で遊技球を離脱可能な受止保持部を有して構成されるリフトと、
流入口に流入しなかった遊技球を、上ステージから下ステージにおけるリフトの遊技球の受止エリアまで転動させて戻し可能な戻しルートと、
下ステージに配置されて、下ステージの前縁から遊技球をセンター役物外へ排出可能な排出路と、
ステージ部に遊技球を入球させる入球口と、
を備えて構成され、
リフトの受止保持部が、下ステージ側で受け止めた遊技球を略直上に移送させる構成として、受止保持した遊技球を上ステージ側における流入口に流入可能なエリアに移送可能な流入側移送部と、受止保持した遊技球を上ステージ側における戻しルートのエリアに移送可能な戻し側移送部と、を備えて構成されているパチンコ遊技機であって、
下ステージ側におけるリフトの前側に、下ステージを転動する遊技球に接触して、遊技球を流入側移送部と戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能とするとともに、遊技球を流入側移送部と戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能な位置と案内不能とする位置とに配置されるように、循環移動する案内部、が配設され
流入口の周囲における戻しルートのエリアが、流入口の左右両側に配置されて、
リフトの受止保持部が、流入口と流入口の左右両側における戻しルートのエリアとの部位に対応して、戻し側移送部を流入側移送部の左右両側に配置させて構成されて、
案内部が、
上ステージと下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出して左右方向に沿って往復移動するように配設されるとともに、左右の戻し側移送部の前側を、同時、若しくは、交互に覆うように、配設され、かつ、
左右の戻し側移送部の少なくとも一方を覆う際に、流入側移送部に遊技球を案内可能に流入側移送部の前側を開けるように、配設されていることを特徴とする。
本発明に係るパチンコ遊技機では、入球口を経てステージ部上に転動した遊技球が下ステージ側を転動する際、案内部が、リフトの前側の受止エリアの前側で、循環移動している。この案内部の循環移動は、案内部が下ステージを転動する遊技球に接触しつつ、遊技球を流入側移送部と戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能に移動する。そしてさらに、案内部の循環移動は、遊技球を、流入側移送部と戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能な位置と、案内不能とする位置と、に配置されるように、移動するものである。
そのため、リフトの移送動作を繰り返している際、流入側移送部と戻し側移送部とのどちらの部位が、遊技球を受け止めることとなるか、下ステージを転動する遊技球の速度と、流入側移送部と戻し側移送部とを備えたリフトの移送動作の速度と、に加えて、流入側移送部と戻し側移送部との少なくとも一方側への案内部の案内動作が加わることから、遊技球が、流入側移送部若しくは戻し側移送部のどちらに受止保持されるかが、案内部の循環移動によって幻惑されて予測し難くなる。そして勿論、リフトの受止エリアが配設されている下ステージには、遊技球をセンター役物外へ排出可能な排出路が配設されており、遊技球は、リフトに受止保持されずに、排出路から排出される可能性もある。そのため、下ステージを遊技球が転動する際、遊技球を受止保持可能なリフトが移送動作を繰り返すだけでなく、案内部の循環移動による幻惑動作(案内動作でもあり、さらに、案内されない側の移送部側から見れば邪魔する邪魔動作ともなる)も加わって、遊技球が、リフトの受止保持部における流入側移送部若しくは戻し側移送部のどちらかに受止保持されて移送を開始されるか、あるいは、排出路から排出されるかを、それらの動作が確定するまで、遊技者にハラハラドキドキさせることとなる。
したがって、本発明に係るパチンコ遊技機では、流入口付近まで遊技球を移送可能なリフトを設けた下ステージを遊技球が転動する際、案内部の幻惑動作(案内、邪魔動作)により、遊技球が、流入口に流入し易い流入側移送部に受止保持されて移送を開始するか、戻しルートに転動する戻し側移送部に受止保持されて移送を開始するか、あるいは、排出路から排出されてしまうか、を、それらの動作が確定するまで、遊技者にハラハラドキドキさせることとなって、遊技の趣向性を向上させることができる。
さらに、本発明に係るパチンコ遊技機では、流入口の周囲における戻しルートのエリアが、流入口の左右両側に配置さ、リフトの受止保持部も、流入口と流入口の左右両側における戻しルートのエリアとの部位に対応して、戻し側移送部を流入側移送部の左右両側に配置させて構成され、案内部上ステージと下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出して左右方向に沿って往復移動するように配設されるとともに、左右の戻し側移送部の前側を、同時、若しくは、交互に覆うように、配設され、かつ、左右の戻し側移送部の少なくとも一方を覆う際に、流入側移送部に遊技球を案内可能に流入側移送部の前側を開けるように、配設されている。
このような構成では、案内部が、左右の戻し側移送部の少なくとも一方の前側を開閉するように覆う構成であり、それらの戻し側移送部の前側が案内部に覆われている際に、流入側移送部の前側が開けられており、案内部が、極力、戻し側移送部を覆って、受止エリアの遊技球を、流入側移送部に案内することなる。すなわち、遊技球が、リフトにおける受止保持部に受止保持される際、流入口に流入し易い流入側移送部に保持される確率が高まって、流入口に流入する期待感が増進されることから、遊技の趣向性を向上させることができる。
そして、案内部を左右方向に沿って移動させる場合には、案内部は、流入側移送部の左右両側に配置させて、相互に接近しかつ離隔するように往復移動するとともに、相互の接近時に、流入側移送部の前側を開け、かつ、相互の離隔時に、流入側移送部と左右の戻し側移送部との前側を開けるように、配設することができる。このような構成では、常時、流入側移送部の前側を開けて、左右の戻し側移送部を同時に開閉することができる。また、左右の案内部が、リフトの前側を小さく開けた状態から大きく開け、相互の相対移動量を大きくすることから、案内部に所定の意匠を施した際に、それらの案内部によって、ダイナミックな演出を可能にできる。
また、案内部を左右方向に沿って移動させる場合には、案内部は、流入側移送部の左右両側に配置させて、相互の離隔距離を略等しくして、左右方向に往復移動させるとともに、流入側移送部の前側を開けて、左右の一方の戻し側移送部の前側を交互に覆うように、配設することもできる。
そして、上記のように、案内部を左右方向に沿って移動させる場合、上ステージと下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出するとともに案内部に連動して左右に往復移動する装飾体を、案内部に連結させて配設すれば、案内部と装飾体との左右方向に沿う循環移動により、ステージ部での演出効果を一層高めることもできる。
さらにこの場合、上ステージの左右両側に、流入口の左右の戻しルートのエリアを転動する遊技球を下ステージに転動させて戻しルートを形成する連通口を、配設し、装飾体を、左右の戻しルートの連通口を開閉可能な蓋体として構成することもできる。このような構成では、連通口を開口する蓋体(装飾体)の移動タイミングと左右の戻し側移送部を塞ぐ案内部との閉塞タイミングとを対応させることができる。そのため、例えば、上ステージ側に蓋体で留めておいた遊技球を、蓋体の移動により、連通口を経て下ステージ側に転動させ、そして、リフトの受止エリアに転動してくる際、案内部で塞いだ戻し側移送部を通過させて、遊技球を、流入側移送部に案内することも可能となり、この場合には、連通口を経て下ステージに転動する遊技球が、リフトを利用して、流入口に流入する確率を高くできて、一層、遊技の趣向性を向上させることができる。
また、リフトは、上面側を、下ステージ側で遊技球を受け止めて上ステージ側に上昇させ、流入口や戻しエリアに転動させるような受止保持部として、上下動を繰り返す上下往復移動タイプでもよいが、左右方向に沿う回転軸を有して回転する回転タイプとしてもよい。そして、リフトを回転タイプとする場合には、リフトの受止保持部は、略円柱形状として、外周面に、遊技球を吸着可能な磁石を配設させて構成することが望ましい。このような構成では、他の回転タイプのリフトのような、受止保持部として、遊技球を保持可能なバケットや羽根から構成する場合に比べて、直径寸法をコンパクトに構成でき、ステージ部の前後方向の幅寸法に制限のある場合に好適となる。
この場合、磁石は、流入側移送部と戻し側移送部とにそれぞれ配設して、流入側移送部に配設される磁石と戻し側移送部に配設される磁石とを、リフトの回転軸の軸周り方向で、ずれて配設したり、あるいは、流入側移送部に配設される磁石と戻し側移送部に配設される磁石とを、リフトの回転軸に沿わせて、配設することができる。
そして、前者の場合、例えば、リフトの受止保持部における受止エリア側のエリアにおいて、戻し側移送部に磁石を設けずに、流入側移送部に磁石を設けて、戻し側移送部の前側が開いていても、開いている流入側移送部で遊技球を吸着させ、遊技球の流入口への流入の期待感を、向上させることができる。逆に、リフトの回転角度によっては、流入側移送部の前側だけ開いていても、そのエリアの流入側移送部に磁石を配設させずに、遊技球を吸着させないように構成することもできる。すなわち、前者の構成の場合には、戻し側移送部の前側を覆う案内部の循環移動と、リフトの回転に伴う磁石の回転移動と、のタイミングを、同期させたり、あるいは、同期させないように設定する他に、流入側移送部と戻し側移送部とに設ける磁石の配置の設定により、流入側移送部に遊技球を吸着させる確率を、容易に、種々設定できる。
また、後者の構成の場合、磁石が、リフトの回転軸に沿って流入側移送部と戻し側移送部とにわたるエリアに配設されており、リフトの遊技球を吸着するタイミングが、流入側移送部と戻し側移送部とで一致するため、受止保持部が遊技球を吸着する際、案内部が、戻し側移送部の前側を開けていれば、遊技球を戻し側移送部に吸着させ、戻し側移送部の前側を覆っていれば、遊技球を流入側移送部に吸着させることができる。すなわち、リフトの受止保持部が遊技球を吸着する際に、案内部の循環移動に依存されて、案内部が前側を開けている戻し側移送部若しくは流入側移送部に、遊技球を吸着させることができて、流入側移送部に遊技球を吸着させる確率を、容易に安定させることができる。
本発明の一実施形態のパチンコ遊技機における遊技盤面を示す概略正面図である。 実施形態のセンター役物を示す概略斜視図であり、案内部の相互の接近時の状態を示す。 実施形態のセンター役物を示す概略斜視図であり、案内部の相互の離隔時の状態を示す。 実施形態のリフト付近の概略正面図であり、案内部の相互の接近時から相互に離隔する状態を順に示す。 実施形態のリフト付近における図4のAのV−V部位に対応する前後方向に沿った概略縦断面図であり、遊技球を吸着して流入口に流入させる状態を順に示す。 実施形態のリフト付近における図4のBのVI−VI部位に対応する前後方向に沿った概略縦断面図であり、遊技球を吸着して戻しエリアに転動させる状態を順に示す。 実施形態のリフトと案内部とを示す概略斜視図である。 実施形態の変形例のリフトの斜視図である。 図8に示すリフトを使用した遊技機のリフト付近の概略正面図であり、案内部の相互の接近時から相互に離隔する状態を順に示す。 図9に示す遊技機のリフト付近における図9のAのX−X部位に対応する前後方向に沿った概略縦断面図であり、遊技球を吸着して流入口に流入させる状態を順に示す。 図9に示す遊技機のリフト付近における図9のBのXI−XI部位に対応する前後方向に沿った概略縦断面図であり、遊技球を吸着して戻しエリアに転動させる状態を順に示す。 実施形態の変形例のセンター役物を示す概略斜視図であり、一方の案内部が一方の戻し側移送部の前側を覆っている状態を示す。 図12に示すセンター役物を示す概略斜視図であり、他方の案内部が他方の戻し側移送部の前側を覆っている状態を示す。 図12に示す遊技機のリフト付近の概略正面図であり、案内部の循環移動を順に示す図である。 実施形態の他の変形例のセンター役物を示す概略斜視図であり、案内部が戻し側移送部の前側を覆っている状態を示す。 図15に示すセンター役物の案内部が、戻し側移送部の前側を開けている状態を示す。 実施形態の他の変形例の案内部を示すリフト付近の正面図であり、案内部が戻し側移送部の前側を開けている状態と戻し側移送部の前側を覆っている状態とを順に示す。 図17に示す案内部を設けたセンター役物を示す概略斜視図である。 実施形態のさらに他の変形例のセンター役物を示す概略斜視図であり、案内部が戻し側移送部の前側を覆った状態のリフトの下降時の状態を示す。 図19に示すリフトの上昇時を示す概略斜視図である。 図19に示すリフトの下降時において、案内部が戻し側移送部の前側を開けた状態の概略斜視図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態のパチンコ遊技機(以下、単に遊技機と略す)1では、図1に示すように、遊技盤面2における外側レール3と内側レール4とで囲まれた遊技領域5を備え、遊技領域5には、その中央に、飾り枠体13に囲まれてセンター役物16が配設されている。センター役物16の後方には、液晶等で所定の図柄を表示する図柄表示装置14が配設されている。
遊技領域5の飾り枠体13の周囲には、図示しない釘、風車6、普通入賞口7、賞球の無い入賞口8、始動入賞口9、電動チューリップ10、大入賞口11、アウト口12等の公知の部材が配設されて、図示しないハンドルを操作し、遊技球を外側レール3と内側レール4との間から遊技領域5に打ち出せば、遊技球は、普通入賞口7、賞球の無い入賞口8、始動入賞口9、電動チューリップ10、大入賞口11、アウト口12のいずれかに入球する。そして、遊技球が、普通入賞口7や開放時の大入賞口11に入賞すれば、所定数の遊技球を獲得でき、入賞口8に入賞すれば、抽選により電動チューリップ10を所定時間若しくは所定回数開放させることとなる。また、遊技球が、始動入賞口9や開放時の電動チューリップ10に入賞すれば、抽選により、大当たり、中当たり、小当たり等の当たりや外れが決定され、当たりとなれば、大入賞口11を、その当たりに応じて開放時間、開放回数、入賞個数等を制限して、開放することとなる。これらの作動や遊技フローは、公知のものであり、遊技盤面2の背面側に配置された図示しないメイン制御基板が、入賞時のセンシングに基づき、各種の作動信号を出力し、そして、メイン制御基板からの当たりや外れ等の抽選結果に基づいて、図示しないサブ制御基板が、所定数の遊技球を払い出したり、所定のランプやスピーカ等を作動させつつ、所定の演出を図柄表示装置14に表示することとなる。
そして、飾り枠体13で囲まれた実施形態のセンター役物16は、図2に示すように、ステージ部19、ワープ通路17、入賞補助通路45、及び、リフト51を配設させて構成されている。ステージ部19は、飾り枠体13の下枠13a側に配置されて、遊技球Bを上面側でそれぞれ転動可能な上ステージ20と上ステージ20の下方に配置される下ステージ29との少なくとも二つのステージ20,29を有して構成されている。なお、実施形態では、図柄表示装置14に近い後部側に上ステージ20が配設され、下ステージ29が、前部側に配置されている。
ワープ通路17は、図1,2に示すように、ステージ部19への遊技球Bの入球口となるもので、飾り枠体13におけるステージ部19の上方側の左枠13b側で開口した入口17aから入る遊技球Bを、ステージ部19の下ステージ29の左縁側に転動可能に案内するように、配設されている。
入賞補助通路45は、図1,2に示すように、流出口47を下ステージ29の下方に位置した始動入賞口9の上方で開口させ、また、上ステージ20の左右方向の中央付近に流入口46を開口させて構成されて、流入口46から流入した遊技球Bを、自重により、流出口47まで転動させ、流出口47から、始動入賞口9へ流出可能として、始動入賞口9への入賞を補助するために配設されている。この入賞補助通路45は、図5に示すように、上ステージ20の左右方向の中央付近に配置された流入口46から、上ステージ20の背面、下方、さらに、下ステージ29の左右方向の中央の下方に位置する流出口47まで、前後方向に沿った略L字状の通路として構成されている。
そして、ステージ部19の上ステージ20は、図2,3に示すように、流入口46を開口させた中央部21の左右両側に、上面側で遊技球Bを転動可能な左面部22と右面部23とを配設させている。これらの左面部22と右面部23とは、それぞれ、中央部21から離れるに従って低くし、さらに、最も低い底部22b,23bから外縁22c,23c側にかけて、徐々に高くするように構成されている。また、左面部22と右面部23との中央部21側には、リフト51によって移送されても流入口46に流入しなかった遊技球Bを、受け入れて、底部22b,23b側に転動させるエリア(戻しエリア)22a,23aが、配設されている。戻しエリア22a,23aと流入口46との間には、相互に平行として、後述する背面壁26側から前方側に延びてリフト51の上方側に配置される区画壁49,49が配設されている。また、左面部22と右面部23との底部22b,23bは、下ステージ29側に遊技球Bを転動させる連通口43を構成する部位としている。なお、実施形態の場合、左右の連通口43は、後述する装飾体79,74を蓋体80,75として、開閉されることとなる。
また、上ステージ20の後縁側には、図1,2に示すように、図柄表示装置14側との境界として、背面壁26が左右方向に沿って上方に突設され、背面壁26の左右方向の中央には、既述の流入口46が延設されて開口している。
ステージ部19の下ステージ29は、図2,3に示すように、上面側で遊技球Bを転動可能として、左右方向の中央付近となる中央部30を低くし、中央部30の左右両側を高くするように構成され、左右の左縁34付近と右縁35付近とが、上ステージ20の左面部22と右面部23との外縁22c,23c付近と略面一の同じ曲面として、形成されている。また、下ステージ29の中央部30には、図5,6に示すように、後部側に配置されて遊技球Bをリフト51に案内可能な後下がりの案内面31と、前部側に配置される前下がりの傾斜面32と、が配設されている。案内面31は、リフト51における遊技球Bの受止エリア30aを構成することとなり、傾斜面32は、遊技球Bを下ステージ29の前縁から飾り枠体13(センター役物16)外の下方へ自由落下させて排出する排出路40を構成することとなる。また、下ステージ29の前縁側には、傾斜面32が配設されたエリアを除いて、すなわち、排出路40のエリアを除いて、遊技球Bの前方側への落下を防止可能な突条37,38が、小さな突出量として、上方に突設されている。
なお、排出路40から落下する遊技球Bは、排出路40が左右方向に幅広に開口された状態としており、入賞補助通路45の流出口47から始動入賞口9に向けて落下するように流出される場合と相違して、殆ど、始動入賞口9に入賞せずに、落下していくこととなる。
また、ワープ通路17の出口17bは、中央部30側に向いて、下ステージ29の左縁34付近に配設されている。
そして、遊技球Bが、図2,3に示すように、リフト51に受止保持されて上ステージ20の中央部21付近まで持ち上げられ、流入口46に流入しなかった場合には、その遊技球Bは、左面部22や右面部23のエリア(戻しエリア)22a,23aから底部22b,23b付近まで転動し、連通口43,43を経て、底部22b,23bから下ステージ29に転動し、そして、中央部30のリフト51付近まで転動し、排出路40から排出されなければ、受止エリア30aとしての案内面31に転動し、再度、リフト51で受止保持されて循環するようなループ動作する場合が生ずる。すなわち、左面部22や右面部23は、下ステージ29とともに、連通口43,43を利用して、遊技球Bをループ動作で戻すような戻しルート42を構成している。
リフト51は、図3〜6に示すように、下ステージ29側の遊技球Bを、上ステージ20側における流入口46付近に移送可能に、移送動作を繰り返すものである。そして、リフト51は、下ステージ29側の遊技球Bを受け止めて保持し、かつ、上ステージ20側で遊技球Bを離脱可能な受止保持部53、を備えて構成されている。受止保持部53は、下ステージ29側で受け止めた遊技球Bを略直上に移送させる構成として、受止保持した遊技球Bを上ステージ20側における流入口46に流入可能なエリアに移送可能な流入側移送部54(図4のA、図5のA,B,C参照)と、受止保持した遊技球Bを上ステージ20側における戻しルート42の戻しエリア22a,23aに移送可能な戻し側移送部55,56(図4のB、図6のA,B参照)と、を備えて構成されている。
なお、実施形態の場合、流入口46の周囲の戻しエリア22a,23aが、流入口46の左右両側に、配置されており、受止保持部53は、流入口46と流入口46の左右両側における戻しエリア22a,23aとの部位に対応して、戻し側移送部55,56を、流入側移送部54の左右両側に配置させて構成されている。
また、実施形態の場合、リフト51は、左右方向に沿う回転軸C(図5,6参照)を有して回転する回転タイプとして、受止保持部53は、略円柱形状のロータ52の外周面に、遊技球Bを吸着可能な磁石58,59を配設させて構成されている。磁石58は、流入側移送部54に一個配設され、磁石59は、左右の戻し側移送部55,56に、それぞれ、回転軸Cの軸周り方向に、120°ずつずれた位置に配置されている。なお、磁石58は、一つの磁石59に対して、回転軸Cの軸周り方向に180°ずれた位置に、配置されている。また、磁石58,59は、受止保持部53での配置を遊技者が認識できるように、ロータ52の外周面側に所定の色や模様等の意匠が施されて、配設されている。
ロータ52は、その軸方向に沿う長さ寸法L(図4のB参照)を、左右の戻しエリア22a,23aと流入口46とを合わせた長さ寸法とし、遊技球Bの直径寸法の4〜5倍程度(実施形態では約50mm)としている。そして、各磁石58,59は、流入側移送部54や戻し側移送部55,56の各々の左右方向(軸方向)の中央付近に配置されている。また、このロータ52の回転方向は、磁石58が、受止エリア30a側の前面側に向いた状態から、上方側に向き、さらに、流入口46内に入り込むような後方回転としている。
さらに、ステージ部19内には、ロータ52の外周面と僅かな隙間を開けて、リフト51の軸方向に沿って配置される剥離板63が配置され(図5,6参照)、磁石58,59に吸着された遊技球Bを、リフト51の回転に伴い、剥離板63に当てて磁石58,59から剥し、入賞補助通路45に落下させるように構成されている。
そして、下ステージ29側におけるリフト51の前側には、案内部72,77が配設されている。各案内部72,77は、下ステージ29を転動する遊技球Bに接触して、遊技球Bを流入側移送部54と戻し側移送部55,56との少なくとも一方側に、実施形態では、流入側移送部54に案内可能とするものである。さらに、各案内部72,77は、遊技球Bを流入側移送部54と戻し側移送部55,56との少なくとも一方側に対して、実施形態では、戻し側移送部55,56に対して、案内可能な位置と案内不能とする位置とに、配置されるように、循環移動する。
具体的には、実施形態の場合、案内部72,77は、左右方向に沿って、相互に接近しかつ離隔するように循環移動し、相互の接近時、流入側移送部54の前側を開けた状態で、左右の戻し側移送部55,56の前側を、同時に覆い、かつ、相互の離隔時に、流入側移送部54と左右の戻し側移送部55,56との前側を開けるように、配設されている。
なお、左右の案内部72,77は、図7に示すように、それぞれ、装飾体74,79を一体的に連結させた移動体71,76に配設されて、装飾体74,79とともに、雲形状の意匠を施された略半円板状として、上ステージ20と下ステージ29との間の左右に延びたスリット19a,19b,19c(図2参照)から上方に突出している。各移動体71,76は、それぞれ、案内部72,77と装飾体74,79とを連結杆部73,78によって連結して構成されている。連結杆部73は、リフト51の左方側の案内部72と右面部23側の連通口43付近に配置される装飾体74とを連結しており、二つのリンク73a,73dから構成されている。リンク73aは、案内部72の下部に連結され、リンク73dは、支持部73eを装飾体74の下部に連結させている。そして、リンク73a,73dは、対応する凹凸形状を設けて相互に嵌めた枢着部73c,73fにより、揺動可能に連結されている。また、連結杆部78は、リフト51の右方側の案内部77と左面部22側の連通口43付近に配置される装飾体79とを連結しており、二つのリンク78a,78dから構成されている。リンク78aは、案内部77の下部に連結され、リンク78dは、支持部78eを装飾体79の下部に連結させている。そして、リンク78a,78dも、対応する凹凸形状を設けて相互に嵌めた枢着部78c,78fにより、揺動可能に連結されている。
これらの移動体71,76は、相互に略左右対称形に形成され、リンク73a,78aに設けられた摺動溝部73b,78bに図示しない回動カムが接続され、図示しない回動カムの回転により、移動体71,76が、左右方向に沿って往復移動することとなる。
ちなみに、移動体71の往復移動時には、図4のA,Bに示すように、案内部72の右縁72bが、流入側移送部54の前側を隠さない状態として、左方側の戻し側移送部55の右縁55bに配置された状態から、戻し側移送部55の前側を覆わない状態の戻し側移送部55の左縁55a付近まで、の左右の移動距離分、往復移動し、その際、装飾体74は、左端側に移動した際、右面部23側の連通口43の前側を塞ぎ(図4のB参照)、右端側に移動した際、その連通口43を開口することとなる(図4のA参照)。なお、装飾体74が右面部23側の連通口43の前側を閉口している際、実施形態の場合には、右側の案内部77が右端側に移動しており、右面部23側の連通口43の前側が、装飾体74と案内部77の右縁77b付近とによって、二枚重ねで塞がれることとなる(図4のB参照)。
また、移動体76の往復移動時には、図4のA,Bに示すように、案内部77の左縁77aが、流入側移送部54の前側を隠さない状態として、右方側の戻し側移送部56の左縁56aに配置された状態から、戻し側移送部56の前側を覆わない状態の戻し側移送部56の右縁56b付近まで、の左右の移動距離分、往復移動し、その際、装飾体79は、右端側に移動した際、左面部22側の連通口43の前側を塞ぎ(図4のB参照)、左端側に移動した際、その連通口43を開口することとなる(図4のA参照)。なお、装飾体79が左面部22側の連通口43の前側を閉口している際、実施形態の場合には、左側の案内部72が左端側に移動しており、左面部22側の連通口43の前側が、装飾体79と案内部72の左縁72a付近とによって、二枚重ねで塞がれることとなる(図4のB参照)。
なお、移動体71,76は、それぞれ、リンク73d,78d付近が飾り枠体13の内部の図示しない支持板により、左右方向に沿って往復移動可能に、支持されている。そして、摺動溝部73b,78bに接続された図示しない回動カムは、図示しな歯車機構やリンク機構等の連動機構を利用して、リフト51を回転駆動させる駆動機構と機械的に連結されており、この駆動機構の作動時、移動体71,76の左右方向に沿う往復移動とリフト51との回転とが、連動して動作されるように構成されている。
さらに、実施形態の場合、リフト51の回転と移動体71,76との左右往復移動とは、リフト51の流入側移送部54に設けた磁石58が、受止エリア30aに向いて配置された際に、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とし、その後、磁石58が後方側に回転するに従って、案内部72,77が相互に離隔し、そして、磁石58が、再度、受止エリア30a側の前面に現れる際には、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とするように、相互の動作を同期させるように、設定されている。
実施形態の遊技機1の作動を説明すれば、電源オンとともに、図示しない駆動機構によって、リフト51が後方回転するとともに、案内部72,77を相互に接近させ、かつ、離隔させるように、移動体71,76が左右方向に沿って往復移動する。そして、遊技時、ワープ通路17の入口17aに遊技球Bが入球されれば、遊技球Bは、出口17bから下ステージ29に転動する(図2,3参照)。この転動時、遊技球Bが、案内部72若しくは案内部77の案内により、受止エリア30aの案内面31に転動して、流入側移送部54の磁石58、あるいは、戻し側移送部55,56の磁石59に吸着されれば、リフト51の回転に伴って、上ステージ20側に移送される。そして、遊技球Bが流入側移送部54の磁石58に吸着されていれば、遊技球Bは、図5のA,B,Cに示すように、流入口46に流入し、剥離板63で剥がされて入賞補助通路45内に落下し、そして、自重により、流出口47まで転動し、流出口47から、始動入賞口9へ向けて落下するように流出することとなる。また、遊技球Bが戻し側移送部55,56の磁石59に吸着されていれば、遊技球Bは、図6のA,Bに示すように、戻しルート42の戻しエリア22a,23aに転動して、左面部22や右面部23の底部22b,23b付近まで転動し、連通口43,43を経て、底部22b,23bから下ステージ29に転動し、さらに、中央部30のリフト51付近まで転動し、排出路40から排出されなければ、受止エリア30aとしての案内面31に転動し、再度、案内部72,77の案内により、リフト51で受止保持されて循環する。
そして、実施形態では、遊技球Bが下ステージ29側を転動する際、案内部72,77が、リフト51の前側の受止エリア30aの前側で、循環移動して、左右方向に沿って往復移動している。この案内部72,77の循環移動は、案内部72,77が下ステージ27を転動する遊技球Bに接触しつつ、遊技球Bを流入側移送部54に案内可能に移動する。そしてさらに、案内部72,77の循環移動は、遊技球Bを、戻し側移送部55,56に案内可能な位置(案内部72,77が相互に離隔する位置)と、案内不能とする位置(案内部72,77が戻し側移送部55,56の前側を覆う位置)と、に配置されるように、移動している。
そのため、リフト51の移送動作を繰り返している際、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とのどちらの部位が、遊技球Bを受け止めることとなるか、下ステージ29を転動する遊技球Bの速度と、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とを備えたリフト51の移送動作の速度(実施形態では回転速度)と、に加えて、戻し側移送部55,56への案内部72,77の案内動作が加わることから、遊技球Bが、流入側移送部54若しくは戻し側移送部55,56のどちらに受止保持されるかが、案内部72,77の循環移動によって幻惑されて予測し難くなる。そして勿論、リフト51の受止エリア30aが配設されている下ステージ29には、遊技球Bをセンター役物16外へ排出可能な排出路40が配設されており、遊技球Bは、リフト51に受止保持されずに、排出路40から排出される可能性もある。そのため、下ステージ29を遊技球Bが転動する際、遊技球Bを受止保持可能なリフト51が移送動作を繰り返すだけでなく、案内部72,77の循環移動による幻惑動作(案内動作でもあり、さらに、案内されない側の流入側移送部54側から見れば邪魔する邪魔動作ともなる)も加わって、遊技球Bが、リフト51の受止保持部53における流入側移送部54若しくは戻し側移送部55,56のどちらかに受止保持されて移送を開始されるか、あるいは、排出路40から排出されるかを、それらの動作が確定するまで、遊技者にハラハラドキドキさせることとなる。
したがって、実施形態の遊技機1では、流入口46付近まで遊技球Bを移送可能なリフト51を設けた下ステージ29を遊技球Bが転動する際、案内部72,77の幻惑動作(案内、邪魔動作)により、遊技球Bが、流入口46に流入し易い流入側移送部54に受止保持されて移送を開始するか、戻しルート42に転動する戻し側移送部55,56に受止保持されて移送を開始するか、あるいは、排出路40から排出されてしまうか、を、それらの動作が確定するまで、遊技者にハラハラドキドキさせることとなって、遊技の趣向性を向上させることができる。
そして、実施形態では、流入口46の周囲における戻しルート42の戻しエリア22a,23aが、流入口46の左右両側に配置されて、リフト51の受止保持部53も、流入口46と流入口46の左右両側の戻しエリア22a,23aとの部位に対応して、戻し側移送部55,56を流入側移送部54の左右両側に配置させて構成している。さらに、案内部72,77が、左右の戻し側移送部55,56の前側を、同時に覆うように、配設されるとともに、左右の戻し側移送部55,56を覆う際に、流入側移送部54に遊技球Bを案内可能に流入側移送部54の前側を開けるように、配設されている。そのため、案内部72,77が、左右の戻し側移送部55,56の前側を開閉するように覆う構成であり、それらの戻し側移送部55,56の前側が案内部72,77に覆われている際に、流入側移送部54の前側が開けられており、案内部72,77が、極力、戻し側移送部55,56を覆って、受止エリア30aの遊技球を、流入側移送部54に案内することなる。すなわち、遊技球Bが、リフト51における受止保持部53に受止保持される際、流入口46に流入し易い流入側移送部54に保持される確率が高まって、流入口46に流入する期待感が増進されることから、実施形態の遊技機1では、遊技の趣向性を向上させることができる。
そして、実施形態では、案内部72,77が、流入側移送部54の左右両側に配置させて、相互に接近しかつ離隔するように、左右方向に沿って往復移動して循環移動するとともに、相互の接近時に、流入側移送部54の前側を開け、かつ、相互の離隔時に、流入側移送部54と左右の戻し側移送部55,56との前側を開けるように、配設されている。そのため、実施形態では、常時、流入側移送部54の前側を開けて、左右の戻し側移送部55,56を同時に開閉することができる。また、左右の案内部72,77が、リフト51の前側を小さく開けた状態から大きく開け、相互の相対移動量を大きくすることから、案内部72,77に所定の意匠を施した際に(実施形態では雲型の意匠が施されている)、それらの案内部72,77によって、ダイナミックな演出を可能にできる。
さらに、実施形態では、ステージ部19上で突出するとともに案内部72,77に連動して左右に往復移動する装飾体74,79が、案内部72,77に連結させて配設されている。実施形態の装飾体74,79は、案内部72,77とともに、雲型に意匠が施されている。そのため、実施形態の遊技機1では、案内部72,77と装飾体74,79との左右方向に沿う循環移動により、ステージ部19での演出効果を一層高めることもできる。
さらにこの場合、実施形態では、装飾体74,79が、上ステージ20から下ステージ29に転動する戻しルート42の連通口43,43を開閉可能な蓋体75,80として構成されている。そして、実施形態の場合には、左右の連通口43,43を開口する蓋体(装飾体74,79)75,80の移動タイミングと左右の戻し側移送部55,56を塞ぐ案内部72,77との閉塞タイミングとを対応させている。すなわち、案内部72,77が相互に離隔してリフト51の戻し側移送部55,56の前側を開けている際には、蓋体75,80が、連通口43,43の前側を塞いでおり(図4のB参照)、そして、案内部72,77が、リフト51の流入側移送部54の前側だけを開けるように、相互に接近する際には、蓋体75,80が連通口43,43を開口させることとなる(図4のA参照)。そのため、遊技球Bが、連通口43付近で蓋体75,80によって上ステージ20側に留められていた場合には、その遊技球Bは、蓋体75,80の連通口43の開口によって、下ステージ29側に転動し、そして、リフト51の受止エリア30aに到達すれば、案内部72,77がリフト51の戻し側移送部55,56の前側を塞いで、流入側移送部54の前側を開けていることから、流入側移送部54の磁石58に容易に吸着される。その結果、連通口43を経て下ステージ29に転動する遊技球Bが、リフト51を利用して、流入口46に流入する確率を高くできて、一層、遊技の趣向性を向上させることができる。
さらに、実施形態では、リフト51の受止保持部53として、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とにそれぞれ磁石58,59を配設して、流入側移送部54に配設される磁石58と戻し側移送部55,56に配設される磁石59とを、リフト51の回転軸Cの軸周り方向で、ずれて配設している。さらに、実施形態の場合、リフト51の受止保持部53における受止エリア30a側のエリアにおいて、流入側移送部54の磁石58が受止エリア30a側に向いて配置されている場合に、戻し側移送部55,56では、磁石59が受止エリア30a側に配置されない構成としている。
そのため、このような構成では、案内部72,77の開閉のタイミングが、仮に、既述の実施形態の説明と相違して、リフト51の回転とずれ、案内部72,77が、流入側移送部54と戻し側移送部55,56との前側を開けてしまい、かつ、その際、リフト51の回転に伴い、流入側移送部54の磁石58が受止エリア30a側に向いて配置される事態が発生しても、その際には、戻し側移送部55,56の前側が開いているにも拘らず、開いている流入側移送部54で遊技球Bを吸着させることができて、遊技球Bの流入口46への流入の期待感を、向上させることができる。
勿論、逆に、案内部72,77の開閉のタイミングが、仮に、既述の実施形態の説明と相違して、リフト51の回転とずれた場合、リフト51の回転角度によっては、案内部72,77が流入側移送部54の前側だけ開いていても、そのエリアの流入側移送部54に磁石58が無く、遊技球Bが流入側移送部に吸着されない事態を生じさせることもできる。すなわち、実施形態の構成では、戻し側移送部55,56の前側を覆う案内部72,77の循環移動と、リフト51の回転に伴う磁石58,59の回転移動と、のタイミングを、同期させたり、あるいは、同期させないようにする設定する他に、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とに設ける磁石58,59の配置の設定により、流入側移送部54に遊技球を吸着させる確率を、容易に、種々設定できる。
なお、実施形態では、戻し側移送部55,56の前側を覆う案内部72,77の循環移動と、リフト51の回転に伴う磁石58,59の回転移動と、のタイミングを、既述したように同期させている。すなわち、リフト51の流入側移送部54に設けた磁石58が、受止エリア30aに向いて配置された際に、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とし、その後、磁石58が後方側に回転するに従って、案内部72,77が相互に離隔し、そして、磁石58が、再度、受止エリア30a側の前面に現れる際には、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とするように、相互の動作を同期させるように、設定されている。ちなみに、左右の戻し側移送部55,56の磁石59に遊技球Bが吸着される場合には、案内部72,77が相互に離隔されて戻し側移送部55,56の前側を開けて、その際に、リフト51の回転軸Cの軸周り方向に沿って配設された三個の磁石59のいずれかに吸着される場合であり、その場合は、主に、ワープ通路17を経て下ステージ29側に遊技球Bが入球する場合である。
そして、実施形態の遊技機1において、戻し側移送部55,56の前側を覆う案内部72,77の循環移動と、リフト51の回転に伴う磁石58,59の回転移動と、のタイミングを同期させない場合とは、リフト51の一回転と案内部72,77の接近と離隔との一サイクルとの時間が相違する場合である。例えば、磁石58が受止エリア30a側に向いて配置され、かつ、その際、案内部72,77が流入側移送部54の前側だけを開けている状態が、あるものの、その状態が、リフト51の数回転、若しくは、数十回転し、かつ、案内部72,77が、戻し側移送部55,56の前側を、リフト51の回転数と相違した回数分、開閉するごとにしか出現しない場合、あるいは、リフト51の一回転する間に、案内部72,77が接近と離隔とを繰り返すサイクルを、2回以上行ったり、さらには、案内部72,77が接近して離隔する一サイクル分の間に、リフト51が二回転以上する場合がある。
また、回転タイプのリフトに設ける磁石としては、図8〜11に示すリフト51Aのように、磁石60を、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とにそれぞれ配設させるとともに、流入側移送部54に配設される磁石60と戻し側移送部55,56に配設される磁石60とを、リフト51Aの回転軸Cに沿って、配設させてもよい。図例の場合には、この磁石60は、リフト51Aの軸方向に沿って一本の棒状として配設され、また、受止保持部53での磁石60配置を遊技者が認識できるように、ロータ52の外周面側に所定の色や模様等の意匠が施されて、配設されている。なお、図例の場合には、磁石60は、軸周り方向に180°ずれて、2個配設されている。また、図例の場合には、一本の棒状の磁石60を使用したが、流入側移送部54と戻し側移送部55,56との部位にわたって、遊技球Bを吸着可能な小さな複数の磁石を、直列的に設けてもよい。
このようなリフト51Aでは、磁石60が、リフト51Aの回転軸Cに沿って流入側移送部54と戻し側移送部55,56とにわたるエリアに配設されており、リフト51Aの遊技球Bを吸着するタイミングが、流入側移送部54と戻し側移送部55,56とで一致する。そのため、受止保持部53が遊技球Bを吸着する際、案内部72,77が、図9のBに示すように、戻し側移送部55,56の前側を開けていれば、遊技球Bを戻し側移送部55,56に吸着させ、戻し側移送部55,56の前側を覆っていれば、図9のAに示すように、遊技球Bを流入側移送部54に吸着させることができて、リフト51Aの回転と案内部72,77の循環移動とのタイミングを同期させて、流入側移送部54に遊技球を吸着させる確率を、容易に安定させることができる。ちなみに、図例の場合には、回転軸Cの軸周り方向に沿って二個の磁石60が配設されており、そのうちの一つが、受止エリア30aに向いて配置される際、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とし、その後、磁石60が後方側に回転するに従って、案内部72,77が相互に離隔し、そして、その磁石60が、再度、受止エリア30a側の前面に現れる際には、案内部72,77が、相互に接近し、流入側移送部54の前側を開け、かつ、左右の戻し側移送部55,56の前側を覆う状態とするように、相互の動作を同期させるように、設定されている。
なお、このリフト51Aを設けた遊技機1Aでは、リフト51Aの磁石60の構成がリフト51と相違しているだけで、案内部72,77等の構成は、遊技機1と同じである。そして、この遊技機1Aでは、遊技時、ワープ通路17の入口17aに遊技球Bが入球されれば、遊技球Bは、出口17bから下ステージ29に転動し、案内部72若しくは案内部77の案内により、受止エリア30aの案内面31に転動して、流入側移送部54の磁石60、あるいは、戻し側移送部55,56の磁石60に吸着されれば、リフト51の回転に伴って、上ステージ20側に移送される。そして、遊技球Bが流入側移送部54の磁石60に吸着されていれば、遊技球Bは、図10のA,B,Cに示すように、流入口46に流入し、剥離板63で剥がされて入賞補助通路45内に落下し、そして、自重により、流出口47まで転動し、流出口47から、始動入賞口9へ向けて落下するように流出することとなる。また、遊技球Bが戻し側移送部55,56の磁石60に吸着されていれば、遊技球Bは、図11のA,Bに示すように、戻しルート42の戻しエリア22a,23aに転動して、左面部22や右面部23の底部22b,23b付近まで転動し、連通口43,43を経て、底部22b,23bから下ステージ29に転動し、さらに、中央部30のリフト51付近まで転動し、排出路40から排出されなければ、受止エリア30aとしての案内面31に転動し、再度、案内部72,77の案内により、リフト51で受止保持されて循環することとなる。
また、実施形態では、左右の案内部72,77が、左右の戻し側移送部55,56の前側を、同時に覆う場合に示したが、図12〜14に示す遊技機1Bのように、案内部72B,77Bが、左右の戻し側移送部55,56を交互に覆うように、配設するとともに、左右の戻し側移送部55,56の少なくとも一方を覆う際に、流入側移送部54に遊技球Bを案内可能に流入側移送部54の前側を開けるように、構成してもよい。なお、この案内部72B,77Bは、一枚の移動体81から構成され、両者の間に、流入側移送部54と戻し側移送部55,56の一つ分との合計の左右方向の幅寸法WHの開口82を設けて、配設されている。そして、移動体81は、左右方向の往復移動ストロークを、戻し側移送部55,56の一つ分の左右方向の幅寸法分として、左右方向に往復移動して、左右の戻し側移送部55,56を交互に覆うするように、配設されている。
また、この遊技機1Bでは、移動体81以外のリフト51等は、実施形態の遊技機1と同じものが使用されている。なお、移動体81には、実施形態の遊技機1の装飾体74,79を、一体的に連結させた状態として、設けてもよい。
この遊技機1Bでは、案内部72B,77Bが、左右の戻し側移送部55,56の一方の前側を開閉するように覆う構成であり、それらの戻し側移送部55,56の前側が案内部72B,77Bに覆われている際に、流入側移送部54の前側が開けられており、案内部72B,77Bが、極力、戻し側移送部55,56を覆って、受止エリア30aの遊技球Bを、流入側移送部54に案内することができる。すなわち、この遊技機1Bでも、遊技球Bが、リフト51における受止保持部53に受止保持される際、流入口46に流入し易い流入側移送部54の磁石58に吸着保持される確率が高まって、流入口46に流入する期待感が増進されることから、遊技の趣向性を向上させることができる。
なお、案内部としては、遊技機1,1A,1Bの案内部72,72B,77,77Bのように、リフト51,51Aの前側で、左右方向に沿って移動して、戻し側移送部55,56の前側を開閉する他、図15,16の遊技機1Cの案内部72C,77Cのように、リフト51の前側で、鉛直方向に沿って、上下動させたり、あるいは、図17,18の遊技機1Dの案内部72D,77Dのように、リフト51の前側で、往復回動移動させて、戻し側移送部55,56の前側を開閉することもできる。
また、これらの遊技機1,1A,1B,1C,1Dでは、遊技球Bを受止保持するリフトとして、左右方向に沿う回転軸Cを有して回転し、磁石58,59,60を受止保持部53に利用した回転タイプのリフト(回転リフト)51,51Aを例示したが、他の回転タイプのリフトとしては、受止保持部を、遊技球を保持可能なバケットや羽根から構成したものでもよい。但し、リフト51,51Aのように、受止保持部53が、略円柱形状として、外周面に、遊技球Bを吸着可能な磁石58,59,60を配設させて構成されれば、受止保持部を、遊技球を保持可能なバケットや羽根から構成する場合に比べて、直径寸法をコンパクトに構成でき、ステージ部19の前後方向の幅寸法に制限のある場合に好適となる。
また、遊技球を受止保持するリフトとしては、図19〜21に示す遊技機1Eのリフト85のように、上面側を、下ステージ29側で遊技球Bを受け止めて上ステージ20側に上昇させ、流入口46や戻しエリア22a,23aに転動させるような受止保持部86として、上下動を繰り返す上下往復移動タイプとしてもよい。
なお、このリフト85の上面(受止保持部)86は、前縁86aから後縁86b側にかけて下方に変位するように傾斜しており、さらに、受止保持部86には、区画壁49,49の前方側に一致する位置に、遊技球Bが乗り越えて左右に転動しないように、区画突起86c,86cが配設されている。そして、このリフト85は、最下降時、前縁86aが下ステージ29の案内面31に連なるように配置され、最上昇時、後縁86bが、上ステージ20の戻しエリア22a,23aや流入口46に連なるように、上下往復移動を繰り返すように構成されている。そのため、受止保持部86における区画突起86c,86c間の部位が、流入側移送部87を構成し、受止保持部86における区画突起86cの外側が、戻し側移送部88,89を構成することとなる。
また、この遊技機1Eでは、遊技機1と同一の案内部72,77が配設されている。さらに、案内部72,77の循環移動とリフト85の上下往復移動とのタイミングは、リフト85が、最下降位置から最上昇位置まで上昇し、最下降位置まで下降する上下動を二回繰り返す際に、移動体71,76が、左右の往復移動を一回行うように、設定されている。そして、移動体71,76の一回の往復移動におけるリフト85の二回の最下降時には、左右の戻し側移送部88,89の前側を覆って流入側移送部87の前側を開けた状態(図19参照)と、流入側移送部87とともに左右の戻し側移送部88,89の前側を開けた状態(図21参照)と、が交互に繰り返されるように設定されている。
そして、この遊技機1Eでも、遊技時、ワープ通路17の入口17aに遊技球Bが入球されれば、遊技球Bは、出口17bから下ステージ29の案内面31に転動し、その際、リフト85が最下降時に配置されていれば、案内部72若しくは案内部77の案内により、リフト85の受止保持部86における流入側移送部87、あるいは、戻し側移送部88,89で受止保持されれば、リフト85の上昇に伴って、上ステージ20側に移送される。そして、遊技球Bが流入側移送部87に受止保持されていれば、遊技球Bは、入賞補助通路45の流入口46に流入し、そして、自重により、流出口47まで転動し、流出口47から、始動入賞口9へ向けて落下するように流出することとなる。また、遊技球Bが戻し側移送部88,89に受止保持されていれば、遊技球Bは、戻しルート42の戻しエリア22a,23aに転動して、左面部22や右面部23の底部22b,23b付近まで転動し、連通口43,43を経て、底部22b,23bから下ステージ29に転動し、さらに、中央部30のリフト85付近まで転動し、排出路40から排出されなければ、受止エリア30aとしての案内面31に転動し、再度、案内部72,77の案内により、リフト85で受止保持されて循環することとなる。
また、実施形態では、デジパチタイプの遊技機1について説明したが、デジパチタイプ以外のセンター役物のあるハネモノタイプのパチンコ遊技機等に、本発明を適用してもよい。
さらに、実施形態では、ステージ部19への遊技球Bの入球が、パイプ状のワープ通路17からなる入球口を使用して行われる場合を例示したが、単に、飾り枠体13の内外を貫通する入球口を利用して、ステージ部19上に遊技球Bを入球させるように構成してもよい。
さらにまた、リフト51,51A,85、あるいは、ステージ部19の中央部21,30付近は、内部を通過する遊技球Bを視認できるように、ある程度の透明度を有した合成樹脂材料等からなる透明体(若しくは半透明体)から形成してもよい。
1,1A,1B,1C,1D,1E…(パチンコ)遊技機、
9…(始動)入賞口、
16…センター役物、
19…ステージ部、
20…上ステージ、
22a,23a…戻しエリア、
29…下ステージ、
30a…受止エリア、
40…排出路、
42…戻しルート、
43…連通口、
45…入賞補助通路、
46…流入口、
47…流出口、
51,51A,85…リフト、
53,86…受止保持部、
54,87…流入側移送部、
55,56,88,89…戻し側移送部、
58,59,60…磁石、
72,72B,72C,72D,77,77B,77C,77D…案内部、
74,79…装飾体、
75,80…蓋体、
B…遊技球。

Claims (2)

  1. センター役物が、
    遊技球をそれぞれ転動可能な上ステージと該上ステージの下方に配置される下ステージとの少なくとも二つのステージを有するステージ部と、
    遊技球を、前記上ステージに開口させた流入口から流入させ、流出口から入賞口へ向けて流出可能とする入賞補助通路と、
    前記下ステージ側の遊技球を前記上ステージ側における前記流入口付近に移送可能に、移送動作を繰り返すとともに、前記下ステージ側の遊技球を受け止めて保持し、かつ、前記上ステージ側で遊技球を離脱可能な受止保持部を有して構成されるリフトと、
    前記流入口に流入しなかった遊技球を、前記上ステージから前記下ステージにおける前記リフトの遊技球の受止エリアまで転動させて戻し可能な戻しルートと、
    前記下ステージに配置されて、前記下ステージの前縁から遊技球をセンター役物外へ排出可能な排出路と、
    前記ステージ部に遊技球を入球させる入球口と、
    を備えて構成され、
    前記リフトの前記受止保持部が、前記下ステージ側で受け止めた遊技球を略直上に移送させる構成として、受止保持した遊技球を前記上ステージ側における前記流入口に流入可能なエリアに移送可能な流入側移送部と、受止保持した遊技球を前記上ステージ側における前記戻しルートのエリアに移送可能な戻し側移送部と、を備えて構成されているパチンコ遊技機であって、
    前記下ステージ側における前記リフトの前側に、前記下ステージを転動する遊技球に接触して、前記遊技球を前記流入側移送部と前記戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能とするとともに、前記遊技球を前記流入側移送部と前記戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能な位置と案内不能とする位置とに配置されるように、循環移動する案内部、が配設され、
    前記流入口の周囲における前記戻しルートのエリアが、前記流入口の左右両側に配置されて、
    前記リフトの前記受止保持部が、前記流入口と前記流入口の左右両側における戻しルートのエリアとの部位に対応して、前記戻し側移送部を前記流入側移送部の左右両側に配置させて構成されて、
    前記案内部が、
    前記上ステージと前記下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出して前記流入側移送部の左右両側に配置されて、相互に接近しかつ離隔するように、左右方向に沿って往復移動するとともに、相互の接近時に、左右の前記戻し側移送部を覆って前記流入側移送部の前側を開け、かつ、相互の離隔時に、前記流入側移送部と左右の前記戻し側移送部との前側を開けるように、配設され、さらに、
    前記上ステージと前記下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出するとともに前記案内部に連動して左右に往復移動する装飾体を、連結させて、
    配設され、
    前記上ステージの左右両側に、前記流入口の左右の前記戻しルートのエリアを転動する遊技球を前記下ステージに転動させて前記戻しルートを形成する連通口が、配設され、
    前記装飾体が、左右の前記戻しルートの前記連通口を開閉可能な蓋体として構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. センター役物が、
    遊技球をそれぞれ転動可能な上ステージと該上ステージの下方に配置される下ステージとの少なくとも二つのステージを有するステージ部と、
    遊技球を、前記上ステージに開口させた流入口から流入させ、流出口から入賞口へ向けて流出可能とする入賞補助通路と、
    前記下ステージ側の遊技球を前記上ステージ側における前記流入口付近に移送可能に、移送動作を繰り返すとともに、前記下ステージ側の遊技球を受け止めて保持し、かつ、前記上ステージ側で遊技球を離脱可能な受止保持部を有して構成されるリフトと、
    前記流入口に流入しなかった遊技球を、前記上ステージから前記下ステージにおける前記リフトの遊技球の受止エリアまで転動させて戻し可能な戻しルートと、
    前記下ステージに配置されて、前記下ステージの前縁から遊技球をセンター役物外へ排出可能な排出路と、
    前記ステージ部に遊技球を入球させる入球口と、
    を備えて構成され、
    前記リフトの前記受止保持部が、前記下ステージ側で受け止めた遊技球を略直上に移送させる構成として、受止保持した遊技球を前記上ステージ側における前記流入口に流入可能なエリアに移送可能な流入側移送部と、受止保持した遊技球を前記上ステージ側における前記戻しルートのエリアに移送可能な戻し側移送部と、を備えて構成されているパチンコ遊技機であって、
    前記下ステージ側における前記リフトの前側に、前記下ステージを転動する遊技球に接触して、前記遊技球を前記流入側移送部と前記戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能とするとともに、前記遊技球を前記流入側移送部と前記戻し側移送部との少なくとも一方側に案内可能な位置と案内不能とする位置とに配置されるように、循環移動する案内部、が配設され、
    前記流入口の周囲における前記戻しルートのエリアが、前記流入口の左右両側に配置されて、
    前記リフトの前記受止保持部が、前記流入口と前記流入口の左右両側における戻しルートのエリアとの部位に対応して、前記戻し側移送部を前記流入側移送部の左右両側に配置させて構成されて、
    前記案内部が、
    前記上ステージと前記下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出して前記流入側移送部の左右両側に配置されて、相互の離隔距離を略等しくして左右方向に沿って往復移動するとともに、前記流入側移送部の前側を開けて、左右の一方の前記戻し側移送部の前側を交互に覆うように、配設され、さらに、
    前記上ステージと前記下ステージとの間の左右に延びたスリットから上方に突出するとともに前記案内部に連動して左右に往復移動する装飾体を、連結させて、
    配設され、
    前記上ステージの左右両側に、前記流入口の左右の前記戻しルートのエリアを転動する遊技球を前記下ステージに転動させて前記戻しルートを形成する連通口が、配設され、
    前記装飾体が、左右の前記戻しルートの前記連通口を開閉可能な蓋体として構成されていることを特徴とするパチンコ遊技機。
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