JP5538267B2 - システムフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、マルチディスプレイ装置において、画像表示装置における画像の表示領域間に形成される、画像を表示することができない非表示領域を目立たなくさせるためのシステムフレームに関する。
近年、インフォメーションディスプレイおよび業務用ディスプレイとして、画像を表示可能な平面表示パネルを備える画像表示装置を、複数台縦横に隣接して配置することによって、全体として1つの大きな画像を表示可能なマルチディスプレイ装置が用いられるようになっている。
マルチディスプレイ装置は、複数の表示パネルを並べることで大型の画面を容易に構築することができる反面、各画像表示装置間の継目部分には、ベゼルとも称される額縁が配置されるため、画像を表示することができない領域(以下、「非表示領域」と称する)が形成されることになる。この非表示領域により、マルチディスプレイ装置で表示される大型の画面は、格子状の線が入ったように見えてしまい、表示される画像の品位が低下してしまうという問題がある。
このような問題を解決するための従来技術は、たとえば特許文献1,2に提案されている。特許文献1に記載される従来技術では、画像光を投影する複数の投影機と、各投影機から投影される画像光を平行光にする複数のフレネルレンズと、平行光にされた画像光の結像位置に設けられ、画像光を前方へ導く複数の導光体によって構成されるスクリーン部とを備え、各導光体において画像光入力端面に対して画像光出力端面が中心側に偏倚するように、各導光体を構成する光ファイバを湾曲させることにより、スクリーン部の前端面に、額縁の生じない統一画像表示面を形成したマルチディスプレイ装置が提案されている。
この特許文献1に記載される従来技術では、マルチディスプレイ装置を実現するための構成が複雑となるだけでなく、マルチディスプレイ装置を実現するために、画素数に相当する本数の光ファイバの束が必要となり、製造コストが高額になってしまうという問題がある。
また、特許文献2に記載される従来技術では、ディスプレイの筐体の中に投射装置を設け、前面がスクリーンになっている投射型ディスプレイを複数個上下左右に重ねることによって構成されるマルチ投射型スクリーンにおいて、目地となる部分を目立たなくさせるために、その目地となる部分に、凸レンズ構造を有するレンズ状スクリーンを設置することが提案されている。この特許文献2には、レンズ状スクリーンをマルチ投射型スクリーン上に固定するために、透明な接着剤や複数の透明なネジを用いることが記載されている。
マルチディスプレイ装置を、液晶表示パネルやプラズマディスプレイパネルなどの平面表示パネルを備える画像表示装置で構成する場合、額縁付近の温度は、周辺環境の温度変化による影響だけでなく、装置稼動時に画像表示装置自体が発生する熱の影響を受けて、広い範囲で変化する。したがって、額縁に対して、額縁を目立たなくさせるための部材を別途に設置する場合、額縁付近の温度変化に伴う熱膨張・熱収縮を考慮する必要があるが、特許文献2のマルチ投射型スクリーンは、投射型ディスプレイを用いているため、熱膨張・熱収縮を考慮した設計とはなっていない。
特開2004−177632号公報 特開2000−180964号公報
本発明の目的は、簡単な構成でかつ安価な製造コストで、マルチディスプレイ装置における非表示領域を、額縁付近の温度環境によらずに確実に目立たなくさせることができるシステムフレームを提供することである。
本発明は、複数の画像表示装置を平面的に並べて構成されるマルチディスプレイ装置に取り付けられるシステムフレームであって、
三角柱状に形成された長尺部材であり、長手方向に延びる設置面と、長手方向に延び、設置面に対して傾斜する一対の傾斜面とを有し、各傾斜面に表示領域からの出射光を反射する光反射面が形成された反射部材と、
反射部材の設置面に連結される連結部分と、マルチディスプレイ装置に取付可能な取付部分とを有する取付部材とを備え、
取付部材の連結部分は、反射部材の長手方向への伸縮を許容するように、反射部材の設置面にて連結されていることを特徴とするシステムフレームである。
また本発明は、前記取付部材の連結部分は、反射部材の設置面に対して複数箇所で連結され、複数の連結箇所のうち、一の連結箇所では、連結部分と反射部材とが固定されるように連結され、残余の連結箇所では、反射部材が連結部分に変位自在に連結されていることを特徴とする。
また本発明は、複数の画像表示装置を平面的に並べて構成されるマルチディスプレイ装置の画像表示装置間に取り付けられるシステムフレームであって、
前記取付部材の取付部分は、板ばね構造を有することを特徴とする。
また本発明は、前記取付部材の取付部分は、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置に係合可能な係合部を有することを特徴とする。
また本発明は、前記反射部材における長手方向の端部のうちの伸縮が許容されている端部を被覆し、外表面に表示領域からの出射光を反射する光反射面が形成されたカバー部材をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成でかつ安価な製造コストで、マルチディスプレイ装置における非表示領域を、額縁付近の温度環境によらずに目立たなくさせることができる。これにより、マルチディスプレイ装置に表示される画像の品位が低下してしまうことを防止することができる。
本発明の一実施形態に係るシステムフレーム30が取り付けられた状態のマルチディスプレイ装置1を示す正面図である。 図1の切断面線II−IIから見た断面を簡素化して示す図である。 マルチディスプレイ装置1の正面図である。 システムフレーム30の構成を示す斜視図である。 システムフレーム30の構成を示す正面図である。 システムフレーム30の構成を示す平面図である。 図5の切断面線VII−VIIから見た断面図である。 図7における反射部材31と取付部材32との連結部付近を拡大して示す断面図である。 図1における部分Aを拡大して示す斜視図である。 反射部材31の一端部31a近傍における設置面41を拡大して示す設置面図である。 直線領域V21に配置されるベゼル21に対してシステムフレーム30を取り付けた状態を示す一部の斜視図である。 表示パネル20の表示面20aと反射部材31の傾斜面42とが成す角度θを示す図である。 マルチディスプレイ装置1の表示状態を示す正面図であり、図13(1)は、システムフレーム30が取り付けられていないときの画面の表示状態を示し、図13(2)は、システムフレーム30が取り付けられたときの画面の表示状態を示す図である。 本実施例におけるマルチディスプレイ装置1を図1の切断面線II−IIから見た断面図である。 本発明の他の実施形態に係るシステムフレーム130が取り付けられた状態のマルチディスプレイ装置1を示す正面図である。 図15における部分Bを拡大して示す平面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係るシステムフレーム30が取り付けられた状態のマルチディスプレイ装置1を示す正面図である。図2は、図1の切断面線II−IIから見た断面を簡素化して示す図である。図3は、マルチディスプレイ装置1の正面図であって、システムフレーム30が取り外された状態のマルチディスプレイ装置1を示している。
マルチディスプレイ装置1は、画像情報に応じた画像を表示可能な表示パネル20(以下では、「液晶パネル20」と記す場合がある)を備える複数台の画像表示装置10(以下では、「液晶表示装置10」と記す場合がある)を、各表示パネル20がマトリクス状にまたは一方向に沿って平面的に並ぶように、互いに近接させて配置することによって構成され、各画像表示装置10に対し、1つの画像を表示パネル20の配置に応じて分割した分割画像の画像情報を与えることによって、複数の表示パネル20が全体として前記1つの画像を表示することができるように構成されている。
本実施形態に係るマルチディスプレイ装置1は、図1に示すように、4台の画像表示装置10を、縦横2×2のマトリクス状に並ぶように配置して構成されている。他の実施形態では、たとえば16台の画像表示装置10を、縦横4×4のマトリクス状に並ぶように配置して構成してもよく、一方向に沿って3台の画像表示装置10が並ぶように配置して構成してもよい。
マルチディスプレイ装置1を構成する各画像表示装置10には、矩形平板状に構成される表示パネル20の厚み方向一方側の面であって、画像が表示される側の面(以下、「表示面」と称する)20aにおける矩形枠状の周縁領域を覆うように、額縁であるベゼル21が設けられる。ベゼル21は、表示パネル20の表示面20aにおける前記周縁領域の形状に対応して、矩形枠状に形成されている。以下、表示パネル20の表示面20aにおいて、ベゼル21に覆われずに、外部に露出している矩形状の領域を、「表示領域」と称し、参照符V1を付して示す。すなわち、各画像表示装置10の表示領域V1に、前記分割画像が表示される。
したがって、図3に示すように、システムフレーム30が取り付けられていないマルチディスプレイ装置1を正面(すなわち、表示面20aに対向する側)から見たとき、平面的に並んで配置される各表示領域V1に挟まれる領域には、ベゼル21の表面が露出し、画像を表示することができない。このように、各表示領域V1によって挟まれ、画像を表示することができない領域を、「非表示領域」と称し、参照符V2を付して示す。すなわち、マルチディスプレイ装置1には、格子状に非表示領域V2が形成される。
また、図3に示すように、格子状に形成される非表示領域V2において、交差している部分を「交差領域」と称し、参照符V22を付して示し、残余の部分を「直線領域」と称し、参照符V21を付して示す。すなわち、交差領域V22は、縦横2×2のマトリクス状に並ぶ各表示領域V1の互いに近接する角部によって囲まれる矩形状の領域に相当する。本実施形態では、非表示領域V2は、1つの交差領域V22と、該交差領域V22に隣接する4つの直線領域V21とによって構成される。
また、マルチディスプレイ装置1において、ベゼル21の表面が露出する領域のうち、非表示領域V2を除く残余の領域を、「外枠領域」と称し、参照符V3を付して示す。すなわち、外枠領域V3は、全ての表示領域V1および非表示領域V2を外囲する矩形枠状の領域である。
本実施形態に係るマルチディスプレイ装置1は、図1および図2に示すように、各表示領域V1によって挟まれる十字状の非表示領域V2に配置されるベゼル21を覆うように、非表示領域V2の直線領域V21ごとに、システムフレーム30が取り付けられて構成されている。
以下、システムフレーム30の構成について詳細に説明する。
図4は、システムフレーム30の構成を示す斜視図である。図5は、システムフレーム30の構成を示す正面図である。図6は、システムフレーム30の構成を示す平面図である。図7は、図5の切断面線VII−VIIから見た断面図である。図8は、図7における反射部材31と取付部材32との連結部付近を拡大して示す断面図である。図4では、理解を容易にするために、反射部材31を仮想線で示している。また、図7では、システムフレーム30の取付部材32における取付部分52が、画像表示装置10間に形成される隙間dに挿通された状態を示し、各画像表示装置10を仮想線で示している。
本実施形態に係るシステムフレーム30は、非表示領域V2の直線領域V21に配置されるベゼル21を覆うように、該ベゼル21上に設置される反射部材31と、マルチディスプレイ装置1に取付可能に構成されるとともに、反射部材31が連結される取付部材32とを含んで構成され、連結用のねじ部材33を用いて、反射部材31と取付部材32とを連結することによって構成されている。
反射部材31は、長尺に形成された長尺部材であって、その長手方向の一端部31aを除く残余の部分は、三角柱状に形成され、詳細には、図7に示すように、長手方向に垂直な仮想一平面で切断したときの断面の形状が、二等辺三角形となるように形成されている。
以下、反射部材31において、前記二等辺三角形状の断面における底辺に対応する平坦な面を「設置面」と称し、斜辺に対応する平坦な面を「傾斜面」と称し、底辺と斜辺との成す角度を「傾斜角」と称する。
すなわち、反射部材31は、長手方向に沿って延びる3つの外周面のうち、1つの外周面が設置面41を成し、残余の外周面が傾斜面42を成している。設置面41は、反射部材31を直線領域V21のベゼル21上に設置する際に、該ベゼル21に臨んで配置される面である。また、各傾斜面42は、反射部材31を直線領域V21のベゼル21上に設置する際に、該直線領域V21を挟む各表示領域V1に臨んで配置される面である。各傾斜面42は、図7に示すように、設置面41に対して傾斜角θだけ傾斜するように形成されている。
図9は、図1における部分Aを拡大して示す斜視図である。反射部材31において、長手方向の一端部31aは、図9に示すように、非表示領域V2の交差領域V22に配置される部分として形成される。この交差領域V22には、交差領域V22に隣接する4つの直線領域V21に対して取り付けられる4つの反射部材31の各一端部31aが、突き合わされて配置される。
したがって、反射部材31における一端部31aの形状は、4つの一端部31aを突き合わせて配置したときに、隣接する反射部材31において、同一の表示領域V1に臨む傾斜面42どうしが、隙間なく連接するように形成されている。
具体的には、一端部31aは、その先端部31cに向かうにつれて先細となるように形成されている。より詳細には、一端部31aから該一端部31aとは反対側の他端部31bに亘って三角柱状に形成された反射部材31の前駆体において、その一端部31aを、図6に示すように、設置面41に垂直な2つの仮想平面P1によって切断することによって形成される。したがって、反射部材31における2つの傾斜面42は、台形状に形成されている。
ここで、2つの仮想平面P1とは、2つの傾斜面42が交わって形成される稜線43を含み、かつ設置面41に垂直な仮想平面P0を、先端部31cを含み設置面41に垂直な仮想線J1まわりに、回転角+φおよび−φだけ回転させた仮想平面のことである。回転角φは、交差領域V22に突き合わせて配置される4つの反射部材31の幅寸法(すなわち、設置面41において長手方向に垂直な方向の寸法)Wに応じて決定される。たとえば、4つの反射部材の幅寸法Wが互いに等しい場合には、φ=45°に決定される。
反射部材31の幅寸法Wは、取付対象のマルチディスプレイ装置1を構成する画像表示装置10のベゼル21の幅寸法に応じて決定される。一例を挙げると、非表示領域V2の直線領域V21に配置される各ベゼル21の幅寸法が2.4mmと4.1mmであるようなマルチディスプレイ装置1を取付対象とする場合、反射部材31の幅寸法Wは、マルチディスプレイ装置1における画像表示装置10間に形成される隙間d(図2参照)の間隔を考慮して、10mm程度に決定される。なお、画像表示装置10間には、マルチディスプレイ装置1の設置環境などに応じて、1mm〜3mm程度の間隔を有する隙間dが形成されている。
また、反射部材31の長手方向の寸法Lは、取付対象のマルチディスプレイ装置1を構成する画像表示装置10の画面サイズに応じて決定される。具体的には、先端部31cを交差領域V22の中央部に配置したときに、他端部31bにおける端面31dが、外枠領域V3におけるベゼル21上に配置されるように決定される。
反射部材31は、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂およびABS(Acrylonitrile-Butadiene-Styrene)樹脂などの合成樹脂材料によって形成され、2つの傾斜面42にはそれぞれ、台形状の表面全体に亘って、高い反射率で光を反射する光反射面が形成される。
このような光反射面としては、たとえばアルミニウムなどの金属薄膜を真空蒸着することによって形成してもよく、白色塗料を用いてピアノ鏡面塗装などを行うことによって形成してもよい。なお、両者を比較した場合、白色塗料による塗装で形成する方が、低コストおよび大量生産が可能というメリットがあるという点で好ましい。ここで、ピアノ鏡面塗装とは、ポリエステル塗装を施した後に特殊研磨を施すことで、表面にピアノのような光沢を付加する塗装方法である。
図10は、反射部材31の一端部31a近傍における設置面41を拡大して示す底面図である。反射部材31には、図10に示すように、設置面41における一端部31a寄りの部分において、ねじ部材33を螺合可能なめねじ部44が形成されている。本実施形態では、めねじ部44は、反射部材31の設置面において、長手方向に並ぶように2箇所に形成されている。
取付部材32は、大略的に板状に形成される部材であり、反射部材31の設置面41に対して連結される連結部分51と、マルチディスプレイ装置1において画像表示装置10間に形成される隙間dに挿通されることによって、該マルチディスプレイ装置1に取り付けられる取付部分52とから成る。取付部材32は、反射部材31の合成樹脂材料よりも大きな線膨張率を有する材料、たとえばステンレスなどの金属材料によって一体的に形成されている。
連結部分51は、大略的に矩形板状に形成されており、反射部材31の設置面41に形成されているめねじ部44の数に対応して、2つの貫通孔61,62が、連結部分51の厚み方向に貫通するように形成されている。
2つの貫通孔61,62は、ねじ部材33の軸部81が挿通可能なサイズに形成されており、反射部材31の設置面41に形成されている2つのめねじ部44の間隔に対応した距離だけ離間するように設けられている。したがって、各貫通孔61,62にそれぞれ挿通した2つのねじ部材33を、各めねじ部44に対してそれぞれ螺着させることができ、これによって、連結部分51と反射部材31との連結が行われる。すなわち、本実施形態では、連結部分51と反射部材31とは、2箇所で連結可能である。
また、2つの貫通孔61,62は、連結部分51の長手方向に沿って並ぶように設けられている。したがって、連結部分51と反射部材31とを連結したとき、両者は互いの長手方向が平行になるように連結されている。
取付部分52は、連結部分51における幅方向の一端部51aに連なり、連結部分51に対して直角に屈曲するように設けられる第1取付部分53と、第1取付部分53における幅方向(すなわち、連結部分51における長手方向)の一端部53aに連なり、第1取付部分53に対して直角に屈曲するように設けられる第2取付部分54とによって構成される。
詳細には、第1取付部分53は、連結部分51における厚み方向一方側の表面である取付面63とは反対側の裏面64から直角に立ち上がるように設けられている。また、第2取付部分54は、第1取付部分53における厚み方向一方側の表面73から直角に立ち上がるように設けられている。なお、第1取付部分53における表面73は、連結部分51の一端部51aを介して取付面63に連なる側の面である。
第1取付部分53は、大略的に矩形板状に形成されており、画像表示装置10間に形成される隙間dに挿通されたとき、隣接するベゼル21の側面間に亘って突っ張るように形成される2つの板ばね部71と、画像表示装置10間に形成される隙間dに挿通されたとき、画像表示装置10の一部、たとえばベゼル21に係合可能な係合部72とが形成されている。
板ばね部71は、第1取付部分53を成している板状部分の一部によって構成され、基端部71aに対し、遊端部71bが第1取付部分53の厚み方向他方側に突出するように、すなわち、遊端部71bが、前記表面73とは反対側の表面74から突出するように形成されている。板ばね部71は、有端部71bに対して、第1取付部分53の厚み方向他方側から一方側へ向かう方向に外力が付与されたとき、第1取付部分53の厚み方向一方側へ弾性変形する。板ばね部71は、このときの弾性回復力によりばね力を生ずる。また、板ばね部71は、遊端部71bが、基端部71aに対して、連結部分51側に配置されるように形成されている。
係合部72は、第1取付部分53を成している板状部分の一部によって構成され、基端部72aに対し、遊端部72bが第1取付部分53の厚み方向一方側に突出するように、すなわち、遊端部72bが、前記表面73から突出するように形成されている。また、係合部72は、板ばね部71に対して連結部分51とは反対側に形成されており、板ばね部71と同様に、遊端部72bが、基端部72aに対して、連結部分51側に配置されるように形成されている。
第2取付部分54は、図6に示すように、反射部材31と連結部分51とを連結したとき、反射部材31の長手方向において、反射部材31の先端部31cに一致する位置に配置されるように形成される。
本実施形態では、連結部分51に形成される2つの貫通孔61,62のうち、第2取付部分54側に配置される一方の貫通孔61は、円孔によって形成され、ねじ部材33を該貫通孔61を通して反射部材31のめねじ部44に螺着したとき、連結部分51における貫通孔61の周辺部分と反射部材31とを締結することができるように形成されている。この一方の貫通孔61を挿通したねじ部材33は、反射部材31の一端部31a側に形成されるめねじ部44に螺着される。
また、他方の貫通孔62は、連結部分51の長手方向に沿って延びる長孔に形成され、ねじ部材33を該貫通孔62を通して反射部材31のめねじ部44に螺着したとき、連結部分51における貫通孔62の周辺部分と反射部材31とが締結されないように形成されている。この他方の貫通孔62を挿通したねじ部材33は、反射部材31の他端部31b側に形成されるめねじ部44に螺着される。
つまり、本実施形態では、連結部分51における貫通孔61の周辺部分と反射部材31とは、固定されるように連結され、連結部分51における貫通孔62の周辺部分と反射部材31とは、反射部材31が連結部分51に対して変位自在に連結されている。
図11は、直線領域V21に配置されるベゼル21に対してシステムフレーム30を取り付けた状態を示す一部の斜視図である。システムフレーム30における反射部材31は、図11に示すように、同一面上で隣接する2つの表示パネル20を外囲するベゼル21上に設置される。反射部材31の各傾斜面42に形成される光反射面は、表示領域V1におけるベゼル21近傍の反射対象領域V11から矢符A1で示すように放射される光を矢符A2で示すように反射する。これにより、非表示領域V2に配置されるベゼル21は、正面からマルチディスプレイ装置1の表示画面を視認する看者には認識されず、実質的に非表示領域V2に配置されるベゼル21を隠蔽し、マルチディスプレイ装置1全体としての表示画像のベゼル21による表示品位の低下を防止することができる。
図12は、表示パネル20の表示面20aと反射部材31の傾斜面42とが成す角度θを示す図である。反射部材31の傾斜面42の傾斜角θの範囲は、45°≦θ≦90°に選ばれる。傾斜角θは、大きければ大きいほど、ベゼル21近辺の表示光を反射し易いが、あまり傾斜角θを大きくすると、反射部材31の表示面20aからの突出高さHが設置面41の幅寸法Wに比べて大きくなり、幅方向(図12の左右方向)に作用する外力などによる曲げ荷重に対して構造上弱くなるため、傾斜角θは60°〜80°が好適である。
たとえば、傾斜面42の傾斜角θが60°であるとき、ベゼル21の幅b3の約2倍の幅寸法b4(b4≒2・b3)の反射対象領域V11の表示画像を、約1/2サイズで表示することができる。したがって傾斜面42に形成される光反射面に映った反射画像は、反射対象領域V11の表示画像に色調や輝度などの表示特性が類似しており、ベゼル21が露出している場合に比べて、各表示パネル20の表示領域V1間にベゼル21が線状に露呈することが防がれる。
図13は、マルチディスプレイ装置1の表示状態を示す正面図であり、図13(1)は、システムフレーム30が取り付けられていないときの画面の表示状態を示し、図13(2)は、システムフレーム30が取り付けられたときの画面の表示状態を示す図である。
システムフレーム30が取り付けられたマルチディスプレイ装置1は、図13(2)から明らかなように、反射部材31がベゼル21に設けられることによって、互いに隣接する各表示領域V1間に配置される各ベゼル21が、図13(1)のような額縁線として認識されることを防ぎ、画像の高い表示品位を実現することができる。
また、本実施形態では、非表示領域V2における交差領域V22において、反射面どうしが隙間なく連接するように各反射部材31が配置され、システムフレーム30は、取付部材32の連結部分51が、このように配置される反射部材31の一端部31a寄りの部分に対して連結されるように構成されている。これにより、ベゼル21付近の温度変化に伴って、反射部材31が熱膨張・熱収縮するとき、その他端部31b側を大きく伸縮させて、一端部31a側への熱膨張・熱収縮による影響を可及的に抑制することができる。したがって、ベゼル21付近に温度変化が生じたとしても、交差領域V22における反射面間に不所望な隙間が形成されることを防止することができるので、ベゼル21付近の温度環境によらずに確実に額縁線を目立たなくさせることができる。
また、本実施形態では、反射部材31と取付部材32の連結部分51とが複数箇所で連結され、複数の連結箇所のうち、一の連結箇所では、連結部分51と反射部材31とが固定されるように連結され、残余の連結箇所では、反射部材31が連結部分51に対して変位自在に連結されている。これにより、熱膨張・熱収縮に伴う反射部材31の屈曲を防止しつつ、反射部材31の自重などによる撓みを防止することができる。本実施形態では、連結箇所が2箇所であるが、3箇所以上であってもよい。また、連結箇所は、反射部材31の一端部31a寄りの部分だけに限らず、反射部材31の他端部31b寄りの部分が含まれていてもよい。
また、本実施形態では、取付部材32が、マルチディスプレイ装置1の構築時に形成される画像表示装置10間の隙間dに挿通可能に構成され、この取付部材32の第1取付部分53には、その厚み方向に弾性変形可能な板ばね部71が設けられている。したがって、システムフレーム30は、画像表示装置10間に形成される隙間dの間隔に関係なく、マルチディスプレイ装置1に対して確実に取り付けることができる。
また、本実施形態では、取付部材32の第1取付部分53には、画像表示装置10間の隙間dに挿通されたときに、一方あるいは両方の画像表示装置10に係合可能な係合部72が設けられている。これにより、システムフレーム30がマルチディスプレイ装置1から容易に離脱してしまうことを防止することができる。
また、本実施形態では、板ばね部71および係合部72はそれぞれ、遊端部71b,72bが、基端部71a,72aに対して、連結部分51側に配置されるように形成されている。したがって、システムフレーム30を、画像表示装置10間の隙間dに対し正面側から挿通することができ、マルチディスプレイ装置1に対して容易に取り付けることができる。
また、本実施形態では、取付部材32が、取付対象の直線領域V21における隙間dに挿通される第1取付部分53だけでなく、第1取付部分53に対して直角に屈曲するように設けられる第2取付部分54を有している。これにより、システムフレーム30をマルチディスプレイ装置1に取り付ける際、第1取付部分53と第2取付部分54とが連接している前記一端部53aは、交差領域V22における中央部に配置される。したがって、この一端部53aを基準として、反射部材31と取付部材32とを連結しておくことにより、反射部材31をベゼル21上に容易に位置決めして設置することができる。
本実施形態に係るシステムフレーム30を、上下に隣接する画像表示装置10間の隙間に挿通して取り付ける場合には、板ばね部71が、第1取付部分53の表面74から上方に突出するように取り付けることが好ましい。これにより、画像表示装置10間に大きな隙間が生じても、ベゼル21の端部に連結部分51が当接しているため、反射部材31が傾いて表示品位が損なわれることを防止することができる。
上記実施形態では、反射部材31は、合成樹脂材料によって形成されているが、これに限らず、アルミニウム押出材によって形成されてもよい。これにより、合成樹脂材料と比較して、熱膨張・熱収縮に伴う伸縮量を低減することができる。また、反射部材31が、アルミニウム押出材によって形成される場合には、表面アルマイト処理仕上げを行うのが好ましい。これにより、伸縮量の低減だけでなく、コスト低減を図ることができる。
また、上記実施形態では、反射部材31は、その他端部31bが外枠領域V3上に露出するように設けられているが、外枠領域V3上に配置される他端部31bを被覆するように、カバー部材が別途もうけられてもよい
以下、マルチディスプレイ装置1を構成する画像表示装置10が、液晶表示装置である場合を例に挙げて説明する。
図14は、本実施例におけるマルチディスプレイ装置1を図1の切断面線II−IIから見た断面図である。マルチディスプレイ装置1は、平面的に並んで配置される複数の液晶表示装置10と、前述するシステムフレーム30とを含んで構成される。
液晶表示装置10は、非発光型の表示パネルである液晶パネル20と、液晶パネル20の表示面20aにおける矩形枠状の周縁領域を覆うベゼル21と、液晶パネル20の背面側に設けられるバックライトユニット22と、液晶パネル20とバックライトユニット22との間に設けられる複数の光学部材23と、フレーム24とを含んで構成される。
液晶パネル20は、横長な矩形状に形成された一対の透光性を有するガラス製の基板と、その一対の基板間に、電界印加に伴って光学特性が変化する物質である液晶分子を封入することによって形成された液晶層とを備え、液晶層の厚さ分のギャップを維持した状態で、一対の基板がシール剤によって貼り合わせられることによって構成されている。矩形状の液晶パネル20は、液晶表示装置10の画面サイズが60インチの場合、短辺の寸法が760mm程度であり、長辺の寸法が1340mm程度である。
一対の基板のうち、一方の基板はCF(Color Filter)基板であり、他方の基板はTFT(Thin Film Transistor)基板である。TFT基板には、液晶層に臨む内面側に、スイッチング素子であるTFTおよび画素電極が多数個並んで設けられるとともに、これらTFTおよび画素電極の周りには、格子状をなすゲート配線およびソース配線が取り囲むようにして配設されている。画素電極は、ITO(Indium Tin Oxide)またはZnO(Zinc Oxide)といった透明電極からなる。
一方、CF基板には、液晶層に臨む内面側に、各画素に対応した位置に多数個のカラーフィルタが並んで設けられている。カラーフィルタは、R(red),G(green),B(blue)の三色のサブピクセルが交互に並ぶ配置とされる。各カラーフィルタ間には、混色を防ぐための遮光層(ブラックマトリクス)が形成されている。カラーフィルタおよび遮光層の表面には、TFT基板側の画素電極と対向する対向電極が設けられている。また、各基板の前記内面側には、液晶層に含まれる液晶分子を配向させるための配向膜がそれぞれ形成され、各基板の内面側とは反対側の外面側には、偏光板がそれぞれ貼り付けられている。
バックライトユニット22は、一方に開口した略箱型に形成されるバックライトシャーシ22aと、バックライトシャーシ22aに収容される光源22bと、バックライトシャーシ22a内に敷設される図示しない反射シートとを備える。
バックライトシャーシ22aは、金属製であり、液晶パネル20と同様の横長な矩形状に形成された底板と、該底板の周縁部から立ち上がる側板とによって、一方に開口した略箱型に形成されている。
光源22bは、バックライトシャーシ22aにおける底板の内面に設置され、光を出射して、液晶パネル20を照明する。本実施例では、光源22bは、複数のLED(Light Emitting Diode)ランプを、底板の内面上にマトリクス状に配置することによって構成され、さらに、各LEDランプを個別に制御することによって、エリアごとに光量の制御ができるように構成されている。
反射シートは、光の反射性に優れた白色を呈する合成樹脂製であり、バックライトシャーシ22aにおける底板の内面、および側板に装着されるフレーム24の内面を覆うように敷設される。この反射シートにより、光源22bから出射した光の殆どを、バックライトシャーシ22aの開口側へ導くことができる。
光学部材23は、光学シート26と、拡散板27とを含んで構成される。光学シート26は、本実施形態では、2枚の光学シート26a,光学シート26bによって構成される。光学シート26は、表示画質を向上させるための種々の機能が付与された機能性樹脂シートから成る。たとえば、拡散板27を介して背面側から到達した光の進行の向きを、前面側に向ける機能を有する。
拡散板27は、光源22bから発せられた光を、面方向に拡散することによって、輝度が局所的に偏ることを防止する。拡散板27では、輝度が面方向に偏ることを防ぐために、光の進行方向は、ベクトル成分として、面方向の成分を多く含む。これに対し光学シート26は、面方向のベクトル成分を多く含む光の進行方向を、厚み方向の成分を多く含む光の進行方向に変換する。具体的には、光学シート26は、レンズまたはプリズム状に形成される部分が面方向に多数並んで形成され、これによって、厚み方向に進行する光の拡散度を小さくする。
フレーム24は、樹脂製であり、大略的に筒状であって、バックライトシャーシ22aにおける側板の内面を覆うような形状に形成されている。フレーム24は、該側板に装着され、ビスなどの締結具によって、側板に対して固定される。
システムフレーム30は、非表示領域V2に配置されるベゼル21を覆うように、該ベゼル21上に設置される反射部材31と、マルチディスプレイ装置1に取付可能に構成されるとともに、反射部材31が連結される取付部材32とを含んで構成され、取付部材32を、マルチディスプレイ装置1において液晶表示装置10間に形成される隙間dに挿通することによって、マルチディスプレイ装置1に取り付けられる。
前記の実施例では、マルチディスプレイ装置1を構成する画像表示装置として液晶表示装置10が用いられているが、画像表示装置としては、画像を表示可能な表示パネルを備え、その表示パネルにおける画像表示領域を外囲するようにベゼルが設けられているものであれば、液晶表示装置10に限らず、たとえば、自発光型の表示パネルであるプラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel)を備えるプラズマディスプレイ装置、および自発光型の表示パネルである有機EL(Electroluminescence)パネルを備える有機ELディスプレイ装置などであってもよい。
図15は、本発明の他の実施形態に係るシステムフレーム130が取り付けられた状態のマルチディスプレイ装置1を示す正面図である。図16は、図15における部分Bを拡大して示す平面図である。本実施形態に係るシステムフレーム130は、前述する実施形態に係るシステムフレーム30と略同一に構成されているので、対応する部分についてはそれぞれ同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係るシステムフレーム130は、非表示領域V2の直線領域V21に配置されるベゼル21を覆うように、該ベゼル21上に設置される反射部材131と、マルチディスプレイ装置1に取付可能に構成されるとともに、反射部材131が連結される取付部材32とを含んで構成され、連結用のねじ部材33を用いて、反射部材131と取付部材32とを連結することによって構成されている。
反射部材131は、三角柱状に形成された長尺部材であって、長手方向に垂直な仮想一平面で切断したときの断面の形状が、二等辺三角形となるように形成されている。反射部材131は、長手方向に沿って延びる3つの外周面のうち、1つの外周面が設置面41を成し、残余の外周面が傾斜面42を成している。2つの傾斜面42にはそれぞれ、表面全体に亘って、高い反射率で光を反射する光反射面が形成される。
本実施形態では、反射部材131は、その長手方向の一端部131aが外枠領域V3側に配置され、他端部131bが交差領域V22側に配置されるように設置される。交差領域V22側には、交差領域V22に隣接する4つの直線領域V21に対して取り付けられる4つの反射部材131の各他端部131bが、互いに間隔を空けて配置される。
また、本実施形態では、一端部131a近傍における設置面41に、ねじ部材33を螺合可能なめねじ部44が形成されており、取付部材32の連結部分51は、反射部材131の一端部131a寄りの部分に対して固定的に連結されている。したがって、ベゼル21付近の温度変化に伴って、反射部材131が熱膨張・熱収縮するとき、一端部131aは熱膨張・熱収縮による影響をあまり受けないのに対し、他端部131b側は、大きく伸縮し、これにより、他端部131bの端面131dは、長手方向に沿って大きく変位する。
本実施形態に係るシステムフレーム130は、さらに、伸縮が許容されている他端部131bを被覆するカバー部材136を含んで構成されている。カバー部材136は、非表示領域V2の交差領域V22に取り付けられ、交差領域V22付近に配置される4つの反射部材131の各他端部131bを、その内部に収容可能な形状に形成されている。カバー部材136は、反射部材131と同様に、交差領域V22における画像表示装置10間の隙間dに挿通可能な図示しない取付部材によって、交差領域V22に取り付けられる。
また、カバー部材136は、交差領域V22への取付状態において外部に露出する外表面に、各表示パネル20に臨むように複数の傾斜面142が形成され、各傾斜面142には、表面全体に亘って、高い反射率で光を反射する光反射面が形成されている。
カバー部材136は、その内部の収容空間が、各反射部材131の他端部131bの伸縮を許容するように形成され、また、反射部材131の熱膨張・熱収縮に伴う伸縮に関係なく、他端部131bの端面131dが、その内部に収容されるような大きさに形成されている。
このように、本実施形態では、非表示領域V2における交差領域V22において、各反射部材131の他端部131bの端面131dどうしが互いに離間するように配置され、システムフレーム130は、取付部材32の連結部分51が、このように配置される反射部材131の一端部131a寄りの部分に対して連結されるように構成されている。これにより、ベゼル21付近の温度変化に伴って、反射部材131が熱膨張・熱収縮するとき、一端部131a側に対し、他端部131b側が大きく伸縮する。本実施形態に係るシステムフレーム130は、交差領域V22に取り付けられ、各反射部材131の他端部131bの端面131dを、反射部材131の熱膨張・熱収縮に伴う伸縮に関係なく収容するようなカバー部材136を含んで構成されている。これにより、ベゼル21付近の温度環境によらずに確実に額縁線を目立たなくさせることができる。
前述する2つの実施形態では、システムフレーム30,130は、取付部材32が、反射部材31,131の長手方向一方の端部に対して固定的に連結されるように構成されている。しかしながら、これに限らず、格子状の非表示領域V21において、複数の交差領域V22が形成されるようなマルチディスプレイ装置の場合、交差領域V22間に挟まれる直線領域V21に対しては、取付部材が反射部材の長手方向中央部に対して固定的に連結されるようなシステムフレームを好適に用いることができる。
1 マルチディスプレイ装置
10 画像表示装置
20 表示パネル
20a 表示面
21 ベゼル
30 システムフレーム
31 反射部材
32 取付部材
33 ねじ部材
V1 表示領域
V2 非表示領域
V21 直線領域
V22 交差領域

Claims (5)

  1. 複数の画像表示装置を平面的に並べて構成されるマルチディスプレイ装置に取り付けられるシステムフレームであって、
    三角柱状に形成された長尺部材であり、長手方向に延びる設置面と、長手方向に延び、設置面に対して傾斜する一対の傾斜面とを有し、各傾斜面に表示領域からの出射光を反射する光反射面が形成された反射部材と、
    反射部材の設置面に連結される連結部分と、マルチディスプレイ装置に取付可能な取付部分とを有する取付部材とを備え、
    取付部材の連結部分は、反射部材の長手方向への伸縮を許容するように、反射部材の設置面にて連結されていることを特徴とするシステムフレーム。
  2. 前記取付部材の連結部分は、反射部材の設置面に対して複数箇所で連結され、複数の連結箇所のうち、一の連結箇所では、連結部分と反射部材とが固定されるように連結され、残余の連結箇所では、反射部材が連結部分に変位自在に連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシステムフレーム。
  3. 複数の画像表示装置を平面的に並べて構成されるマルチディスプレイ装置の画像表示装置間に取り付けられるシステムフレームであって、
    前記取付部材の取付部分は、板ばね構造を有することを特徴とする請求項1または2に記載のシステムフレーム。
  4. 前記取付部材の取付部分は、マルチディスプレイ装置を構成する画像表示装置に係合可能な係合部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のシステムフレーム。
  5. 前記反射部材における長手方向の端部のうちの伸縮が許容されている端部を被覆し、外表面に表示領域からの出射光を反射する光反射面が形成されたカバー部材をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のシステムフレーム。
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