JP5535200B2 - N,n−置換−1,3−プロパンジアミンの製造方法 - Google Patents
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Description
a)(−50)〜100℃の温度及び0.01〜300barの圧力で第二級アミンとアクロレインとを反応させることと、
b)40〜400℃の温度及び1〜400barの圧力にて水素化触媒の存在下で段階a)において得られる反応混合物と水素及びアンモニアとを反応させることと
によるN,N−置換1,3−プロパンジアミンの製造方法であって、段階a)におけるアクロレインに対する第二級アミンのモル比が2:1以上であり、且つ段階b)において使用される水素化触媒がコバルトを含む、方法により達成される。
R1及びR2は、同一又は各々独立して1又は3〜20個の炭素原子を有する直鎖状又は分枝状又は環状炭化水素基であり、前記炭化水素基は一価不飽和又は多価不飽和であってよい]の第二級アミンを使用することが好ましい。
C1〜C6−アルキル:例えば、メチル、エチル、n−プロピル、1−メチルエチル、n−ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、n−ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル又は1−エチル−3−メチルプロピル;
C1〜C12−アルキル:例えば、既に規定された通りのC1〜C6−アルキル、更に、ヘプチル、2−メチルヘキシル、3−メチルヘキシル、2,2−ジメチルペンチル、2,3−ジメチルペンチル、2,4−ジメチルペンチル、3,3−ジメチルペンチル、2,2−ジメチル−3−メチルブチル、オクチル、2−メチルヘプチル、3−メチルヘプチル、4−メチルヘプチル、2,2−ジメチルヘキシル、2,3−ジメチルヘキシル、2,4−ジメチルヘキシル、3,3−ジメチルヘキシル、2,2−ジメチル−3−メチルペンチル、2−メチル−3,3−ジメチルペンチル、2,3,4−トリメチルペンチル及び2,2,3,3−テトラメチルブチル、1−ノニル、1−デシル、1−ウンデシル又は1−ドデシル;
C1〜C20−アルキル:例えば、既に規定された通りのC1〜C12−アルキル、更に、1−トリデシル、1−テトラデシル、1−ペンタデシル、1−ヘキサデシル、1−ヘプタデシル、1−オクタデシル、ノナデシル又はエイコシル;
C3〜C8−シクロアルキル:例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロオクチル;
C3〜C12−シクロアルキル:既に規定された通りのC3〜C8−シクロアルキル、更に、シクロドデシル;
C2〜C6−アルケニル:例えば、エテニル、プロペニル、ブテニル、ペンテニル又はヘキセニル;
C2〜C20−アルケニル:例えば、既に規定された通りのC2〜C6−アルケニル、更に、ヘプテニル、オクテニル、ノネニル又はデセニル;
C3〜C6−シクロアルケニル:例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル又はシクロヘキセニル;
アリール:6〜14個の環原子を有する単環式〜三環式芳香族炭素環、例えば、フェニル、ナフチル又はアントラセニル;
ヘテロアリール:例えば、チエニル、フリル、ピラゾリル、イミダゾリル、チアゾリル及びオキサゾリル;又は
C7〜C12−アラルキル、例えば、フェニルメチル、1−フェニルエチル、2−フェニルエチル、1−フェニルプロピル、2−フェニルプロピル又は3−フェニルプロピル。
遷移金属、例えばMn又はマンガン酸化物、Re又はレニウム酸化物、Cr又はクロム酸化物、Mo又はモリブデン酸化物、W又はタングステン酸化物、Ta又はタンタル酸化物、Nb又はニオブ酸化物又はシュウ酸ニオブ、V又はバナジウム酸化物又はバナジルピロホスフェート、亜鉛又は亜鉛酸化物、ランタニド、例えばCe若しくはCeO2又はPr若しくはPr2O3、アルカリ金属酸化物、例えばK2O、アルカリ金属炭酸塩、例えばNa2CO3及びK2CO3、アルカリ土類金属酸化物、例えばSrO、アルカリ土類金属炭酸塩、例えばMgCO3、CaCO3、BaCO3、無水リン酸及び酸化ホウ素(B2O3)である。
特許出願PCT/EP2007/052013に開示され、且つ、水素による還元の前に、a)コバルト及びb)アルカリ金属の群、アルカリ土類金属の群、希土類の群の内の1種以上の元素若しくは亜鉛又はそれらの混合物を含む触媒であって、元素a)及びb)がそれらの混合酸化物、例えばLiCoO2の形態で少なくとも部分的に存在する、触媒、又は
EP−A−0636409に開示され、且つ、その触媒活性材料が、水素による還元の前に、CoOとして算出される55〜98質量%のCo、H3PO4として算出される0.2〜15質量%のリン、MnO2として算出される0.2〜15質量%のマンガン、及びM2O(M=アルカリ金属)として算出される0.2〜15質量%のアルカリ金属を含む、触媒、又は
EP−A−0742045に開示され、且つ、その触媒活性材料が、水素による還元の前に、CoOとして算出される55〜98質量%のCo、H3PO4として算出される0.2〜15質量%のリン、MnO2として算出される0.2〜15質量%のマンガン、及びM2O(M=アルカリ金属)として算出される0.05〜5質量%のアルカリ金属を含む、触媒
である。
EP−A−963975に開示され、且つその触媒活性材料が、水素による還元の前に、22〜40質量%のZrO2、CuOとして算出される1〜30質量%の銅の酸素化合物、NiOとして算出される15〜50質量%のニッケルの酸素化合物(ここでNi:Cuモル比は1超である)、CoOとして算出される15〜50質量%のコバルトの酸素化合物、それぞれAl2O3及びMnO2として算出される0〜10質量%のアルミニウム及び/又はマンガンの酸素化合物を含み、モリブデンの酸素化合物を含まない、触媒、例えば、loc.cit.、17頁に開示され、且つZrO2として算出される33質量%のZrの組成物、NiOとして算出される28質量%のNi、CuOとして算出される11質量%のCu、CoOとして算出される28質量%のCoを有する触媒A;
EP−A2−1106600に開示され、且つその触媒活性材料が、水素による還元の前に、ZrO2として算出される22〜45質量%のジルコニウムの酸素化合物、CuOとして算出される1〜30質量%の銅の酸素化合物、NiOとして算出される5〜50質量%のニッケルの酸素化合物(ここで銅に対するニッケルのモル比は1超である)、CoOとして算出される5〜50質量%のコバルトの酸素化合物、MoO3として算出される0〜5質量%のモリブデンの酸素化合物、及びそれぞれAl2O3及びMnO2として算出される0〜10質量%のアルミニウム及び/又はマンガンの酸素化合物を含む、触媒;
WO−A−03/076386に開示され、且つその触媒活性材料が、水素による還元の前に、ZrO2として算出される22〜40質量%のジルコニウムの酸素化合物、CuOとして算出される1〜30質量%の銅の酸素化合物、NiOとして算出される15〜50質量%のニッケルの酸素化合物(ここで銅に対するニッケルのモル比は1超である)、CoOとして算出される15〜50質量%のコバルトの酸素化合物、及びアルカリ金属酸化物として算出される1質量%未満のアルカリ金属を含む、触媒;
EP−A−1852182に開示され、且つZnO担体上にコバルトを含み、以下の粒度分布:粒子の10%未満が1μm未満の粒径を有する、粒子の70〜99%が1〜5μmの粒径を有する、及び粒子の20%未満が5μm超の粒径を有する、を有する触媒
である。
最初に270mLのオートクレーブに67.6gのジメチルアミン(1.5モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、事前に100℃に加熱され、且つ最初に51.0gのNH3(3.0モル)及び10.8gの水(0.6モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブの温度を100℃に保ち、水素を60barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。2時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、91.4%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率(GC面積%で測定)は0.4%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に270mLのオートクレーブに67.6gのジメチルアミン(1.5モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、最初に51.0gのNH3(3.0モル)及び10.8gの水(0.6モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブを80℃に加熱し、水素を60barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。2時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、80.3%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率は13.9%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に270mLのオートクレーブに、30gのTHFにおける33.8gのジメチルアミン(0.75モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら、30gのTHFに溶解した16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、最初に25.5gのNH3(1.5モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブを80℃に加熱し、水素を60barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。6時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、88.7%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率は0.8%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に270mLのオートクレーブに67.6gのジメチルアミン(1.5モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、事前に120℃に加熱され、且つ最初に51.0gのNH3(3.0モル)及び10.8gの水(0.6モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブの温度を120℃に保ち、水素を100barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。3時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、87.8%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率は0.8%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に270mLのオートクレーブに67.6gのジメチルアミン(1.5モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、最初に51.0gのNH3(3.0モル)及び10.8gの水(0.6モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブを60℃に加熱し、水素を60barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。3時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、58.2%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率は33.8%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に270mLのオートクレーブに67.6gのジメチルアミン(1.5モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら16.8gのアクロレイン(0.3モル)をポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、最初に51.0gのNH3(3.0モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブを60℃に加熱し、水素を60barに注入した。次いで、水素化を2時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。3時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、50.4%のDMAPA収率を示した。ジメチルアミノプロパノール(DMAPOL)収率は29.1%だった。化合物の収率を、面積百分率(a%)としてガスクロマトグラフィーによって決定した。
最初に100mLのフラスコに、18.25gの無水ジエチルアミン(0.25モル)を投入し、冷却(4℃)しながら10gのTHFと10gのTHFにおける5.6gのアクロレイン(0.1モル)とを滴下した。160mLの高圧オートクレーブ内に混合物を投入し;0.6gの(登録商標)Ra−Co(THF洗浄)を添加し、オートクレーブを閉じ、次いで8.5gのアンモニア(0.5モル)を添加した。オートクレーブを80℃に加熱し、所望の反応温度に達した際、H2を60barまで注入した。6時間後、ガスクロマトグラフィー分析により、87%の所望のN,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン生成物の形成が見られた。3−メチルピペリジンは見られなかった。
ラネーコバルトの代わりに同量のラネーニッケルを使用する場合、それ以外は実施例7と同じ実験条件の下で、N,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミンについて81.3%の選択性が見られる。
実験条件は、実施例7の条件に相当したが、反応において18.25gの無水ジエチルアミン(0.25モル)の代わりに9.2gの無水ジエチルアミン(0.125モル)を使用する点ののみ異なった。試料のガスクロマトグラフィー分析により、52GC面積%の所望のN,N−ジエチル−1,3−プロパンジアミン生成物が形成されたことが見出された。更に、8GC面積%の3−メチルピペリジンが見られた。
最初に270mLのオートクレーブに33.8gのジメチルアミン(0.75モル)を投入し、60分間に亘って冷却(4℃)しながら30gのTHFと30gのTHFにおける16.8gのアクロレイン(0.3モル)とをポンプ輸送した。混合物を15分間撹拌した。試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。次いで、このオートクレーブの内容物を、最初に25.5gのNH3(1.5モル)における1.8gのRa−Co(THF洗浄)が既に投入された270mLの高圧オートクレーブ内に水素の注入によって接続線により移した。第2のオートクレーブを80℃に加熱し、水素を60barに注入した。次いで、水素化を3時間実施し、水素を添加することによって圧力を維持した。3時間後、試料を採取し、ガスクロマトグラフィーにより分析した。クロマトグラムは、アクロレイン及び中間体として生じたエナミンの完全な転化を示し、88.3%のDMAPAについての選択性を示した。
ラネーコバルトの代わりに同量のラネーニッケルを使用する場合、それ以外は実施例2と同じ実験条件の下で、DMAPAについて57.5%の選択性が見出される。
Claims (13)
- a)(−50)〜100℃の温度及び0.01〜300barの圧力で第二級アミンとアクロレインとを反応させることと、
b)40〜400℃の温度及び1〜400barの圧力にて水素化触媒の存在下で段階a)において得られる反応混合物と水素及びアンモニアとを反応させることと
によるN,N−置換1,3−プロパンジアミンの製造方法であって、段階a)において第二級アミン対アクロレインのモル比が2:1以上であり、且つ段階b)において使用される水素化触媒がコバルトを含む、前記方法。 - 段階b)が、水の存在下で実施される、請求項1に記載の方法。
- 水対使用されるアクロレインのモル比が0.5:1〜10:1の範囲内である、請求項2に記載の方法。
- 段階b)が、50〜200℃の温度及び20〜250barの圧力で実施される、請求項1から3までのいずれか一項に記載の方法。
- 段階b)において使用される前記アンモニア対、段階a)において使用される前記アクロレインのモル比が、2:1〜100:1である、請求項1から4までのいずれか一項に記載の方法。
- 前記水素化触媒が金属形態で存在する、請求項1から5までのいずれか一項に記載の方法。
- 金属形態で前記方法において使用された、前記使用水素化触媒における全金属原子の合計に対するコバルト原子のモル比が、50モル%以上である、請求項6に記載の方法。
- 金属形態の前記水素化触媒が、ラネーのスポンジ触媒又は骨格触媒である、請求項6又は7に記載の方法。
- 前記水素化触媒が、元素の周期律表の8族及び/又は9族及び/又は10族及び/又は11族の酸素化合物の形態の1種以上の触媒活性成分を含む触媒前駆体を還元することにより得られる、請求項1から5までのいずれか一項に記載の方法。
- 使用される前記触媒活性成分中に存在する全金属原子の合計に対するコバルト原子のモル比が、30モル%以上である、請求項9に記載の方法。
- 段階a)において得られた前記反応混合物が、段階b)における使用の前に、更なる精製又は処理なしで使用される、請求項1から10までのいずれか一項に記載の方法。
- ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、ジブチルアミン、ジイソブチルアミン、ジヘキシルアミン及びジシクロヘキシルアミンから成る群から選択される第二級アミンが使用される、請求項1から11までのいずれか一項に記載の方法。
- 使用される前記第二級アミンが、ジメチルアミン及び/又はジエチルアミンである、請求項12に記載の方法。
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