JP5533243B2 - 天井埋込形換気扇 - Google Patents

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Description

本発明は、主に浴室の天井面に取り付けられ、屋外と本体とをダクトによって連通し、浴室内の空気を換気する天井埋込形換気扇に関する。
従来、この種の天井埋込形換気扇の一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。
以下、その天井埋込形換気扇について、図8を参照しながら説明する。
図8に示す通り、この換気扇本体101における本体ケース102の内部上方には電動機103が固定されている。電動機103の回転軸104には送風羽根105が固定され、電動送風機を形成している。前記の送風羽根105はケーシング106の外縁側立設部にて形成された吸気室内に配設されたものであり、その下方に位置するオリフィス形状をした吸気口107から室内空気を吸気し、側方に位置する排気口108から室外へと排気する。また、前記送風羽根105の下方は、前記吸気口107が形成された上記ケーシング106の底部106aによって覆われている。
特許第2826247号公報
このような従来の天井埋込形換気扇では、浴室に取り付けられた天井埋込形換気扇のケーシング106内部で発生した結露水はダクト109より排出されるが、ダクト109以外で発生した結露水は浴室内に滴下してしまい、入浴中のユーザーに降りかかる、という課題がある。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、浴室に取り付けられた天井埋込形換気扇のダクト以外の部分で発生した結露水の発生を抑え、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できる天井埋込形換気扇を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明は、天井裏に挿入して取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に、下面に吸込口を有し側面に吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記フレームの一側面に前記吐出口と連通しダクトと接続される突出形状を有したアダプターと、前記開口を前記室内側から覆って着脱自在に装着される化粧パネルと、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機を前記フレームの天面に備え、前記吸込口を形成するオリフィスを有したケーシングカバーを前記ケーシングの下面の前記吸込口を覆うように備えた天井埋込形換気扇であって、前記フレームの外郭を形成している面のうち少なくとも一面に傾斜形状部を設け、前記フレームの天面上の前記電動機の近傍に電源接続部を設けたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、天井裏に挿入して取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に、下面に吸込口を有し側面に吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記フレームの一側面に前記吐出口と連通しダクトと接続される突出形状を有したアダプターと、前記開口を前記室内側から覆って着脱自在に装着される化粧パネルと、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機を前記フレームの天面に備え、前記吸込口を形成するオリフィスを有したケーシングカバーを前記ケーシングの下面の前記吸込口を覆うように備えた天井埋込形換気扇であって、前記フレームの外郭を形成している面のうち少なくとも一面に傾斜形状部を設け、前記フレームの天面上の前記電動機の近傍に電源接続部を設けたという構成にしたことにより、浴室に取り付けられた天井埋込形換気扇のダクト以外の部分で発生した結露水の発生を抑え、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1の天井埋込形換気扇の部品構成を下方より示す分解斜視図 同換気装置の部品構成を上方より示す分解斜視図 同換気装置の取付状態を示す断面図 同換気装置の取付過程状態を示す側面図 同換気装置のフレームとアダプターの接合部のパッキン部材を示す斜視図 同換気装置のフレームとアダプターの接合部の凸凹形状を示す斜視図 同換気装置のフレームとアダプターの接合部の凸凹形状を示す断面図 従来の浴室に取付けられる天井埋込形換気扇を示す断面図
本発明の換気装置は、天井裏に挿入して取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に、下面に吸込口を有し側面に吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記フレームの一側面に前記吐出口と連通しダクトと接続される突出形状を有したアダプターと、前記開口を前記室内側から覆って着脱自在に装着される化粧パネルと、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機を前記フレームの天面に備え、前記吸込口を形成するオリフィスを有したケーシングカバーを前記ケーシングの下面の前記吸込口を覆うように備えた天井埋込形換気扇であって、前記フレームの外郭を形成している面のうち少なくとも一面に傾斜形状部を設け、前記フレームの天面上の前記電動機の近傍に電源接続部を設けたという構成を有する。これにより、フレームの外郭を形成する少なくとも一面を傾斜形状部とすることで、フレームの外郭の表面積を少なくすることでき、浴室空間と天井裏空間の温度境界となりうる面積を減少させ、また、電源接続部を天面上に配することで、電動機へ電源を供給する電源線をフレームの内部に引き込むことがないのでフレームに電源引き込み穴を設ける必要がなく、フレームの内部への冷気の侵入を防止することとなるので、浴室に取り付けられた天井埋込形換気扇のダクト以外の部分で発生した結露水の発生を抑え、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を奏する。
また、傾斜形状部を、アダプターを有する面と対向する位置に配置し、上方に向かうに従って前記アダプター側に傾斜している構成にしてもよい。これにより、突出形状を有したアダプターを先に天井裏に挿入してから回転させ本体を天井裏に挿入するとき、形成した傾斜形状部により天井に設けた開口穴に引っかかることなく天井埋込形換気扇を取付けることとなるので、アダプターを外すことなく天井埋込形換気扇を取付けることができ、施工性を向上させることができるという効果を奏する。
また、天面を、電動機の外郭の大きさよりも大きく、スクロール状のケーシングの大きさよりも小さい鋼板の板で形成したという構成にしてもよい。これにより、鋼板の板の面積を小さくし、冷気がフレーム内に伝導することを低減し、フレーム内の天面から発生する結露水を削減することとなるので、フレームの天面からの結露水の発生量を少なくすることができるという効果を奏する。
また、天面の下部に樹脂の板を設け、樹脂の前記板には電動機の外郭の大きさよりも少し大きい穴を設け、前記穴を貫通させて前記電動機を前記天面に固定したという構成にしてもよい。これにより、樹脂の板により冷気がフレーム内に伝導すること防ぎ、フレーム内の天面から発生する結露水を削減することとなるので、フレームの天面からの結露水の発生量を少なくすることができるという効果を奏する。
また、天面を樹脂の板で形成し、樹脂の前記板には電動機の外郭の大きさよりも少し大きい穴を設け、前記穴を貫通させて前記電動機を前記天面に固定したという構成にしてもよい。これにより、樹脂の板により冷気がフレーム内に伝導すること防ぎ、フレーム内の天面から発生する結露水を削減することとなるので、フレームの天面からの結露水の発生量を少なくすることができるとともに、天井埋込形換気扇を軽量化、コストを低減することができるという効果を奏する。
また、ケーシングとフレームとを同一部品で形成し、オリフィスを有したケーシングカバーを前記ケーシングの下面の吸込口を覆うように室内側の下面から取付けられるという構成にしてもよい。これにより、ケーシングとフレームとを同一部品で形成することで部品の継ぎ目が少なくなり、部品の継ぎ目からの冷気の侵入や、発生した結露水が部品の継ぎ目から流れ出ることを防ぐ。またケーシングカバーを室内側下面から取付けるので、取付け状態のままであっても、ケーシングカバーを室内側から外すことにより羽根のメンテナンスや取替えを容易に行うこととなるので、フレームの内部からの結露水発生量を少なくすることができるとともに、天井埋込形換気扇のメンテナンス性を向上させることができるという効果を奏する。
また、ケーシングカバーに備えたオリフィスのベルマウス高さを、アダプターの先端の筒形状の下面高さよりも高くするという構成にしてもよい。これにより、ベルマウス高さを、アダプター先端の筒形状下面高さよりも高くし、ケーシング内で発生した結露水はベルマウスを超え浴室内に滴下する前にフレームから吐出口、ダクトを経由し屋外へ排出されることとなるので、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を奏する。
また、ケーシングカバーの内底面に、吸湿材を貼り付けたという構成にしてもよい。これにより、吸湿材で結露水を吸収し、結露水の滴下を防ぐこととなるので、別部材を用いず、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を奏する。
また、遠心送風羽根の主板が、電動機を下面からみて完全に覆うという構成にしてもよい。これにより、遠心送風羽根によって電動機を覆い、電動機表面に湿気の接触のリスクを減らし、錆および結露水の発生を防ぐこととなるので、別部材を用いず、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を奏する。
また、遠心送風羽根の中心に備えたボス形状の下端を閉鎖し、電動機のシャフトに圧入し固定するという構成にしてもよい。これにより、遠心送風羽根の中心に備えたボス形状の下端を閉鎖し、電動機のシャフトに圧入し固定し、遠心送風羽根の固定に金属製のナットや別部材を使用しなくても良く、電動機のシャフトも浴室空間に露出することがなくなり、天井裏からの熱伝導により羽根固定部付近の結露発生を防ぐこととなるので、別部材を用いず、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できるという効果を奏する。
また、遠心送風羽根の表面に、汚れを防止するコーティングを設けたという構成にしてもよい。これにより、遠心送風羽根のお手入れをしなくとも埃が遠心送風羽根に付着することがなく、埃が付着することで風量が低下し回転数が増加することを防ぐこととなるので、お手入れの手間をなくし、圧力損失により騒音の増大を防ぐことができるという効果を奏する。
また、アダプターとフレームの嵌合手段として、どちらか一方に爪形状を設け、対向する場所に前記爪形状が嵌まり込む穴形状を設け、この嵌合部周辺にパッキン部材を貼り付けたという構成にしてもよい。これにより、アダプターやフレームに嵌合用の爪を設け、フレームとアダプターを密着させ、また、嵌合部の周囲にパッキン部材を貼り付けることでフレーム外からの冷気をフレーム内に侵入することを防ぎ、結果結露水の発生を防ぐこととなるので、結露水の発生量を少なくすることができるという効果を奏する。
また、アダプター部とフレームとの接合部分にそれぞれ対応する凸凹形状を有し、前記アダプターと前記フレームとの接合手段を、前記アダプター部側に設ける爪形状部によって上下にスライドさせ前記アダプターと前記フレームとを取り外し可能としたという構成にしてもよい。これにより、アダプターとフレームとの接合が迷路構造になるので、フレーム外からの冷気をフレーム内に侵入することを防ぎ、結果結露水の発生を防ぐこととなるので、結露水の発生量を少なくすることができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図3に示すように、天井裏1に挿入して取り付けられ、下面に室内側2に臨む開口9を有する箱状のフレーム3と、フレーム3内に、下面に吸込口4を有し側面に吐出口5を有したスクロール状のケーシング6と、ケーシング6内に配設される遠心送風羽根7と、フレーム3の一側面に吐出口5と連通しダクトと接続される突出形状を有したアダプター8と、開口9を室内側2から覆って着脱自在に装着される化粧パネル10と、遠心送風羽根7を回転駆動する電動機11をフレーム3の天面12に備え、吸込口4を形成するオリフィス13を有したケーシングカバー14をケーシング6の下面の吸込口4を覆うように備えた天井埋込形換気扇であって、フレーム3の外郭を形成している面のうち少なくとも一面に傾斜形状部15を設け、フレーム3の天面12を、電動機11の外郭の大きさよりも大きく、スクロール状のケーシング6の大きさよりも小さい鋼板の板で形成した構成となっている。
また、遠心送風羽根7を回転駆動する電動機11への電源接続部16は、フレーム3の天面12上の電動機11の近傍に設けた構成となっている。遠心送風羽根7においては、遠心送風羽根7の主板17が、電動機11を下面からみて完全に電動機11を覆い、遠心送風羽根7の中心に備えたボス形状18の下端を閉鎖し、電動機11のシャフト19に圧入し固定し、遠心送風羽根7の表面には汚れを防止するコーティングを設けた構成となっている。
また、ケーシングカバー14に備えたオリフィス13のベルマウス20の高さを、アダプター8の先端の筒形状の下面21の高さよりも高くし、ケーシングカバーの内底面に吸湿材22を貼り付けた構成とする。
また、図5および図6に示すように、アダプター8とフレーム3の嵌合手段として、どちらか一方に爪形状23を設け、対向する場所に前記爪形状が嵌まり込む穴形状24を設け、この嵌合部周辺にパッキン部材25を貼り付けた構成とする。
上記構成により、フレーム3の外郭を形成する少なくとも一面を傾斜形状部とすることで、フレーム3の外郭の表面積を少なくすることでき、浴室空間と天井裏空間の温度境界となりうる面積を減少させることができるのでフレーム3から発生する結露水量を低減することができる。また、図4に示すように、前述の傾斜形状部15は、アダプター8を有する面と対向する位置に配置し、上方に向かうに従ってアダプター8側に傾斜した構成とすることにより、突出形状を有したアダプター8を先に天井裏1に挿入してから回転させ本体を天井裏1に挿入するとき、形成した傾斜形状部15により天井に設けた開口穴26に引っかかることなく天井埋込形換気扇を取付けるようになり、アダプター8を外すことなく短時間で容易な施工が可能となる。
また、天面12を構成している熱伝導率が高い鋼板の板の面積を小さくすることによって、冷気がフレーム3内に伝導することを大幅に低減することができるので、結露の発生を抑制することに対してさらに効果を高めることができる。また、天面12の下部に樹脂の板27を設け、樹脂の板27には電動機11の外郭の大きさよりも少し大きい穴を設け、穴を貫通させて電動機11を天面12に固定した構成とすることで、熱伝導作用の低い樹脂の板により天井裏空間の冷気がフレーム3内に伝導しにくくなるため更なる結露の発生を抑制する効果が見込まれることになる。前述の樹脂の板27を設ける場合、同じく前述の鋼板の板を設けなくても、結露の発生を抑制することに関して同様の効果が得られるし、天井埋込形換気扇の低コスト化、軽量化という他の効果も相乗して得られることになる。
また、電源接続部16を天面12上に配することで、電動機11へ電源を供給する電源線をフレーム3の内部に引き込むことがないのでフレームに電源引き込み穴を設ける必要がなく、フレーム3の内部への冷気の侵入がなくなるので、浴室空間で発生し、フレームの内部に充満した高湿度かつ温かい空気は冷やされることがなく結露の発生を抑制することができる。それと同時に浴室内の高湿度の空気が天井裏空間に流出することもなくなるので、天井裏空間の乾燥状態を維持することができ、天井裏空間に配した電源接続部16のさらなる安全性を確保することができる。また、天井裏空間の建築建材に対しても、湿気の悪影響を抑制するということにもなる。
また、遠心送風羽根7の主板17によって電動機11を覆い、閉鎖されたボス形状18により電動機11のシャフト19を覆うことで、電動機11の表面やシャフト19に湿気が接触し難くなり、錆および結露の発生を抑制することができる。また、コーティングによって埃が付着しにくくなった遠心送風羽根7により、長期の使用においても羽根の送風効率が低下しにくくなり、埃付着により羽根回転数が増加し、騒音が増大することも防止することができる。前述したコーティングによる効果は、遠心送風羽根7の成形の際に、帯電防止の効果を持ち静電気による埃付着のリスクを減らす添加物を混入しても得ることができる。
また、ケーシングカバー14に備えたオリフィス13のベルマウス20の高さを、アダプター8の先端の筒形状の下面21の高さよりも高くすることにより、ケーシング6内で発生した結露水が連続使用などでオリフィス13の内部に溜まっても、ベルマウス20の高さを超えて浴室内に滴下する前に、ベルマウス20よりも高さの低いアダプターの先端、ダクトを経由し屋外へ排出されることになる。また、ケーシングカバー14の内底面に吸湿材22を貼り付けた構成とすることで、保水力が増し、より確実に浴室内への結露水滴下を防止することができるようになる。また、この吸湿材に吸収された水分は天井埋込形換気扇の送風により蒸発し、繰り返し使用できるという特徴を持たせることができる。
また、アダプター8やフレーム3に嵌合用の爪形状23を設け、フレームとアダプターを密着させ、また、嵌合部の周囲にパッキン部材25を貼り付けることでフレーム3の外からの冷気をフレーム3内に侵入することを防ぎ、結果結露水の発生を防ぐことができる。また、前述の嵌合用の爪形状23は天井埋込形換気扇の施工時にはフレーム3とアダプター8とを一体として保持できるようになることから、前述したフレーム3に傾斜形状部15を設けた構成と併用することはとても効果的であるといえる。また、必要に応じてフレーム3とアダプター8の嵌合を工具無しで外すことができるので、あらゆる施工のシーンにおいて有効的な構造である。前述の嵌合部周囲に貼り付けのパッキン部材25の代わりに、アダプター部とフレームとの接合部分にそれぞれ対応する凸凹形状28を有し、アダプター8とフレーム3との接合手段を、上下にスライドさせアダプター8とフレーム3とを取り外し可能とした構成としても、アダプター8とフレーム3の接合が図7に示すような迷路構造になるので、同様に結露水の発生を抑制するという効果が得られるとともに、パッキン部材25の経年劣化を心配することがないので、低コストかつ信頼性の高い構造を得られることが可能となる。
このように本発明の実施の形態1の天井埋込形換気扇によれば、浴室に取り付けられた天井埋込形換気扇のダクト以外の部分で発生した結露水の発生を抑え、入浴中のユーザーに結露水が降りかかることを防止できることとなる。また、フレームの天面からの結露水の発生量を少なくすることができることとなる。また、アダプターを外すことなく天井埋込形換気扇を取付けることができ、施工性を向上させることができるとともに長期使用においても羽根への埃付着による送風効率の低下を軽減させ、騒音が増大することも防止することとなり、ユーザーにお手入れの手間をなくすことができることとなる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、上記実施の形態1に対し、ケーシング6とフレーム3とを同一部品で形成し、オリフィス13を有したケーシングカバー14を前記ケーシング6の下面の吸込口4を覆うように室内側の下面から取付けられる構成とした点が異なる。
上記構成により、ケーシング6とフレーム3とを同一部品で形成することで部品の継ぎ目が少なくなり、部品の継ぎ目からの冷気の侵入や、発生した結露水が部品の継ぎ目から流れ出ることを防ぐ。またケーシングカバー14を室内側下面から取付けるので、取付け状態のままであっても、ケーシングカバー14を室内側から外すことにより遠心送風羽根7のメンテナンスや取替えを容易に行う。
このように本発明の実施の形態2の天井埋込形換気扇によれば、フレームの内部からの結露水発生量を少なくすることができるとともに、天井埋込形換気扇のメンテナンス性を向上させることができることとなる。
本発明にかかる天井埋込形換気扇は、結露水の滴下を減少させることを可能とするものであるので、浴室に使用され、天井に埋め込んだスクロール形状と遠心送風羽根を有する換気扇等として有用である。
1 天井裏
2 室内側
3 フレーム
4 吸込口
5 吐出口
6 ケーシング
7 遠心送風羽根
8 アダプター
9 開口
10 化粧パネル
11 電動機
12 天面
13 オリフィス
14 ケーシングカバー
15 傾斜形状部
16 電源接続部
17 主板
18 ボス形状
19 シャフト
20 ベルマウス
21 筒形状の下面
22 吸湿材
23 爪形状
24 穴形状
25 パッキン部材
26 開口穴
27 樹脂の板
28 凸凹形状

Claims (1)

  1. 天井裏に挿入して取り付けられ、下面に室内側に臨む開口を有する箱状のフレームと、前記フレーム内に、下面に吸込口を有し側面に吐出口を有したスクロール状のケーシングと、前記ケーシング内に配設される遠心送風羽根と、前記フレームの一側面に前記吐出口と連通しダクトと接続される突出形状を有したアダプターと、前記開口を前記室内側から覆って着脱自在に装着される化粧パネルと、前記遠心送風羽根を回転駆動する電動機を前記フレームの天面に備え、前記吸込口を形成するオリフィスを有したケーシングカバーを前記ケーシングの下面の前記吸込口を覆い、前記フレームの外郭を形成している面のうち少なくとも一面に傾斜形状部を設け、前記フレームの天面上の前記電動機の近傍に電源接続部を設けたものであって、前記アダプターと前記フレームとの接合部分にそれぞれ対応する凸凹形状を有し、前記アダプターと前記フレームとの接合手段を、前記アダプター側に設ける爪形状部によって上下にスライドさせ前記アダプターと前記フレームとを取り外し可能とした迷路構造としたことを特徴とする天井埋込形換気扇。
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