JP5530784B2 - 警報器 - Google Patents

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Description

本発明は、警報器に関するものである。
監視領域の異常、例えば火災を検出して警報を行う警報器として、電池によって電源供給されるタイプのものがある。また、このような警報器からの火災情報を受信して警報する警報器もある。
このような電池式の警報器は、商用電源を接続する必要がないことから、既設住宅等において警報器の設置位置の近傍に商用電源がない場合であっても、比較的手軽に設置することができる利点がある。
ここで、電池には寿命があることから、電池電圧の低下を検出したときには、音響や表示によって警報することによって、ユーザに報知するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007‐286795号公報
しかしながら、ユーザは、電池電圧警報によって電池の電圧が低下したことを認識することはできるが、その詳細、例えば緊急度がどの程度であるかについてまでは知ることができない。これは、電池電圧のみに限定されず、警報器の各種機能の異常についても同様である。
そして、ユーザにとっては、警報器が機能異常であることが認識しやすく、かつ必要に応じてその詳細を確認できることが望まれる。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザにとって、警報器が機能異常であることが認識しやすく、かつ必要に応じてその詳細を確認できるようにすることを目的とする。
この発明は、監視領域の異常を検出して、または異常情報を受信して警報を行う警報器において、筐体内に設けられ、少なくとも一つの機能の異常を表示する機能異常表示部を備え、前記機能異常表示部は、代表異常表示部と詳細異常表示部とによって構成され、前記代表異常表示部は、常時、前記筐体の外部から視認可能となるように配置され、前記詳細異常表示部は、前記筐体に設けられた開口部を覆うカバーであって、警報音を停止するために操作される警報音停止ボタンの背面側に配置されて、常時、前記筐体の外部から視認不可能となるように配置され、かつ、操作者の操作によって前記筐体の外部から視認可能となるように配置されていることを特徴とする。
また、前記詳細異常表示部は、前記開口部が開放されたときに前記異常を表示することを開始することを特徴とする。
この発明の警報器は、例えば電池の電圧低下などの機能異常を機能異常表示部で警報表示する。機能異常表示部は、代表異常表示部と詳細異常表示部とによって構成され、代表異常表示部は、常時、筐体の外部から視認可能となるように配置され、詳細異常表示部は、常時、筐体の外部から視認不可能となるように配置され、かつ、操作者の操作によって筐体の外部から視認可能となるように配置される。そのため、警報表示の当初、筐体外部から視認可能なのは、代表異常表示部の代表表示のみであり、詳細異常表示部の詳細表示は、筐体の外部から視認できないので、操作者としてのユーザは警報器が機能異常であることを煩雑とならずに認識することができる。そして、必要に応じて、ユーザが機能異常の詳細を知りたい場合は、ユーザの操作によって、詳細異常表示部を筐体の外部から視認可能とすることができ、詳細異常表示部の詳細表示を確認することができる。
また、詳細異常表示部は、筐体に設けられた開口部を覆うカバーの背面側に配置される。そのため、警報表示の当初、詳細異常表示部の詳細表示は、カバーによって覆われて筐体の外部から視認できないようにすることができる。そして、必要に応じて、ユーザが機能異常の詳細を知りたい場合は、ユーザは筐体からカバーを開放する、または取り外すことによって、詳細異常表示部の詳細表示を確認することができる。
また、カバーは、警報音を停止するために操作される警報音停止ボタンであるので、例えば、機能異常の警報音を停止する操作をした後に、引き続いて、カバーを引き操作して開口部を開放するだけで詳細異常表示部の表示を確認することができ、操作性がよい。
本発明の実施の形態を示す火災警報器を示す図。 図1の開口部を開放した図。
以下に、本発明の実施の形態を図1〜図2を参照して詳細に説明する。図1(a)乃至(d)は、火災警報器1の正面図、側面図、背面図及び底面図であり、図2(a)および(b)は、図1(a)および(b)の開口部を開放した図である。
警報器の一例としての火災警報器1は、電池10によって電源供給され、火災検出部2により監視領域の異常としての火災を検出して、スピーカ3による警報音や代表表示灯4による警報表示によって火災警報を行うものである。以下、火災警報器1として、他の火災警報器(不図示)と連動して火災警報を行う無線連動型の火災警報器を例に挙げて説明する。
火災警報器1は、アンテナ(不図示)を有する無線通信部32および制御部31が搭載されたプリント基板30が筐体20の内部に設けられている。また、筐体20の内部には、各部に例えば5Vの電源供給を行う電池10と、スピーカ3と、代表表示灯4と、補助表示灯41、42、43とが設けられている。また、火災検出部2(図1の例では煙検出部)が筐体20から突出して設けられている。
これら火災検出部2、電池10、スピーカ3、代表表示灯4、および補助表示灯41、42、43は、プリント基板30に搭載または接続され、制御部31に電気的に接続されている。無線通信部32も同様に制御部31に電気的に接続されている。
なお、代表表示灯4、および補助表示灯41、42、43は、少なくとも一つの機能の異常、例えば電池10の電圧が低下したことを警報表示する機能異常表示部40の一例であり、また、代表表示灯4は代表異常表示部の一例であり、補助表示灯41、42、43は詳細異常表示部の一例である。ここで、代表表示灯4は、例えば、「赤」、「橙」の二色LED(発光ダイオード)である。また、補助表示灯41、42、43は、例えば、「赤」、「橙」、「緑」のLED(発光ダイオード)であり、機能の異常に関する緊急性を示す目的で、緊急性の高いものからそれほど高くない緊急度(異常度)に対応させて、表示色を異なるものとしている。
筐体20の前面の下部には、略矩形状の開口部21が設けられ、その右手方向には、開口穴22が設けられている。開口穴22の内側には、代表表示灯4が配置されている。つまり、代表表示灯4は、開口穴22を介して、その発光状態等を筐体20の外部から常時視認可能となるように配置されている。このため、ユーザは、代表表示灯4を、筐体20の外部から常時視認可能である。なお、開口穴22内に代表表示灯カバー(不図示)を取り付けて、代表表示灯カバーを介して、代表表示灯4の発光状態等を筐体20の外部から常時視認可能となるようにすることもできる。
開口部21の内側には、警報音を停止するために押圧操作される、例えば不透明な樹脂によって形成された警報音停止ボタン5が設けられている。警報音停止ボタン5の底部には、警報音停止ボタン5の操作支援部材としての引き紐を取付ける引き紐取付部6が設けられている。
警報音停止ボタン5は、両端上部に設けられた軸部5aによって、筐体20と回動可能に連結されている。また、警報音停止ボタン5の背面側には、警報音停止スイッチ(不図示)、および補助表示灯41、42、43が配置されている。
つまり、警報音停止ボタン5は、開口部21を常時は閉鎖するカバーであり、手前方向に引き操作されることによって開口部21を開放することができる。このため、ユーザは、必要に応じて、警報音停止ボタン5を引き操作することによって、補助表示灯41、42、43を、視認することができる。このように、補助表示灯41、42、43は、常時、筐体20の外部から視認不可能となるように配置され、かつ、操作者としてのユーザの操作によって、筐体20の外部から視認可能となるように配置されている。
なお、警報音停止ボタン5は、天井等の設置面に取り付けられたときに、自重によって常時開口部21を開放してしまうことがないように、下部の周縁部に係止手段(不図示)を設けて、係止手段の係止力以上に警報音停止ボタン5を引き操作しない限りは、開口部21の閉鎖状態を維持する。また、警報音停止ボタン5は、警報音を停止させる機能の他に、火災警報器1の各種の機能点検を行わせる機能を有する。
また、警報音停止スイッチ(不図示)は、詳細には図示しないが、警報音停止ボタン5が押圧操作されたときにオンとなる設定位置で、プリント基板30に搭載されており、また制御部31に電気的に接続されている。
筐体20の背面には、電池収納部7、火災警報器1を壁材等に固定する取付部8、及び、移報出力のための移報信号出力部(図示せず)から引き出された配線(図示せず)を固定する溝9が設けられている。
次に、火災警報器1の動作について説明する。尚、本実施の形態の火災警報器1は、火災発生を監視する火災発生監視機能と、火災警報器1の各種機能を点検する点検機能とを備えている。まず、点検機能について説明する。
点検機能は、所定期間毎、および警報がなされていないときに、ユーザによる警報音停止ボタン5の押圧操作に基づいて、制御部31が、火災警報器1の各種機能の点検を自動的に行う。ここでは、電池10の電圧の機能点検、火災検出部2の機能点検、及び、無線通信部32の機能点検を例に挙げて説明する。
まず、電池電圧の機能点検について説明する。制御部31は、電池10により印加される電圧を検出し、予め格納された電池切れ閾値と比較する。そして、電池10により印加される電圧レベルが、電池切れ閾値以下であれば異常と判断し(電池切れ状態)、電池切れ閾値を超えていれば正常と判断する。
次に、火災検出部2の機能点検について説明する。制御部31は、火災検出部2から出力される検出電圧レベルを取得し、検出電圧レベルを予め設定された断線閾値と比較することで、火災検出部2が断線しているか否かを判断する。そして、火災検出部2が断線していれば異常と判断し、断線していなければ正常と判断する。
次に、無線通信部32の機能点検について説明する。無線通信部32の機能点検とは、火災警報器1と他の火災警報器との間で無線信号の送受信動作が正常に行われているか否かを調べるものである。火災警報器1が無線信号を送信した場合に、送信先の火災警報器1からの応答信号を受信できるか否かを点検する。以下、具体的な動作例を説明する。
制御部31は、無線通信部32を介して、他の火災警報器に対して無線通信の機能点検のための点検信号を送信する。他の火災警報器は、この点検信号を受信すると、機能点検の応答信号を火災警報器1に対して送信する。制御部31は、無線通信部32を介して、他の火災警報器からの応答信号を受信すると、他の火災警報器との間の無線通信が正常に機能していると判断する。
ここで、制御部31は、他の火災警報器からの応答信号を受信するまでの間、所定時間間隔で、点検信号を繰り返し(例えば3回)送信する。そして、制御部31は、点検信号を繰り返して送信しても他の火災警報器からの応答信号を所定時間内に受信できなければ、他の火災警報器との間の無線通信に異常が生じていると判断する。
さらに、制御部31は、無線通信の電界強度を測定し、電界強度レベルを予め設定された電界強度閾値と比較することで、電界強度が不足しているか否かを判断する。そして、電界強度が不足していれば異常と判断し、不足していなければ正常と判断する。制御部31は、上記した無線通信の機能点検を、全ての他の火災警報器との間でも同様に行う。
このような動作により、制御部31は、自身の機能点検の結果が異常であれば、異常警報を出力させる。異常警報音の出力としては、スピーカ3により、例えば「ピ、異常が発生しています。」などの音声メッセージを出力する。
また、異常警報表示の出力としては、例えば、代表表示灯4の「橙」を点滅させるなどの所定の代表表示を行うとともに、補助表示灯41、42、43を用いた所定の詳細表示を同時に行う。ここで、所定の詳細表示として、例えば、各種の機能点検の異常に関する緊急度を、該緊急度に対応して設定された補助表示灯41、42、43を用いて表示する。
ここで、所定の詳細表示として、電池10の電圧の異常の場合は、制御部31は、例えば、電池切れ閾値から0Vまでの電圧レベル範囲に関して、三つの範囲に区分する。そして、電池切れ閾値から第一の電圧レベルまでの範囲を緊急度「小」、第一の電圧レベルから第二の電圧レベルまでの範囲を緊急度「中」、第二の電圧レベルから0Vまでの範囲を緊急度「大」と設定する。そして、電池10により印加される電圧レベルに関して、緊急度「大」の場合は補助表示灯41の「赤」を所定周期で一回点滅させ、また緊急度「中」の場合は補助表示灯42の「橙」を所定周期で一回点滅させ、また緊急度「小」の場合は補助表示灯43の「緑」を所定周期で一回点滅させる。
また、所定の詳細表示として、火災検出部2の異常の場合は、制御部31は、例えば、断線閾値から0Vまでの検出電圧レベル範囲に関して、三つの範囲に区分する。そして、断線閾値から第一の検出電圧レベルまでの範囲を緊急度「小」、第一の検出電圧レベルから第二の検出電圧レベルまでの範囲を緊急度「中」、第二の検出電圧レベルから0Vまでの範囲を緊急度「大」と設定する。そして、火災検出部2から出力される検出電圧レベルに関して、緊急度「大」の場合は補助表示灯41の「赤」を所定周期で二回点滅させ、また緊急度「中」の場合は補助表示灯42の「橙」を所定周期で二回点滅させ、また緊急度「小」の場合は補助表示灯43の「緑」を所定周期で二回点滅させる。
また、所定の詳細表示として、無線通信部32の異常の場合は、制御部31は、例えば、電界強度閾値から0V/mまでの電界強度レベル範囲に関して、三つの範囲に区分する。そして、電界強度閾値から第一の電界強度レベルまでの範囲を緊急度「小」、第一の電圧レベルから第二の電界強度レベルまでの範囲を緊急度「中」、第二の電圧レベルから0V/mまでの範囲を緊急度「大」と設定する。そして、無線通信の電界強度レベルに関して、緊急度「大」の場合は補助表示灯41の「赤」を所定周期で三回点滅させ、また緊急度「中」の場合は補助表示灯42の「橙」を所定周期で三回点滅させ、また緊急度「小」の場合は補助表示灯43の「緑」を所定周期で三回点滅させる。
なお、本実施の形態では、機能点検の異常が複数あった場合を考慮して、補助表示灯41、42、43の点滅回数を異ならせることによって、全ての異常に関して詳細表示できるものであるが、優先度の高い異常のみを優先して継続表示するようにしてもよい。
また、制御部31は、機能異常検出に関する機能異常情報(自身の個別アドレス、機能異常の内容等)を、機能異常に係わる連動信号として他の火災警報器に送信する。そして、当該連動信号を他の火災警報器が受信することによって、複数の火災警報器が連動して機能異常警報することができる。
そして、この状態において、警報音停止ボタン5が押圧操作されると、警報音停止スイッチ(不図示)がオンされ、当該オン信号が入力されることによって、制御部31は、スピーカ3による警報音の出力を停止させる。なお、警報音停止ボタン5の操作後、一定時間経過すると通常動作を開始させ、点検機能を復帰させる。
なお、ユーザによる警報音停止ボタン5の押圧操作に基づいて、火災警報器1の各種機能の点検を自動的に行った場合、機能点検結果が正常であれば、制御部31は、機能正常警報を出力させる。正常警報音の出力としては、スピーカ3により、例えば「ピ、正常です」などの音声メッセージを出力する。また、正常警報表示の出力としては、代表表示灯4の「橙」を点灯させるなどの所定の代表表示を行う。ここで、補助表示灯41、42、43を用いた詳細表示は同時に行わない。
つぎに、火災発生監視機能について説明する。制御部31は、火災検出部2から出力される検出電圧レベルを取得し、検出電圧レベルを予め設定された火災閾値と比較することで、監視領域で火災が発生しているか否かを判断する。このような動作により、制御部31は、火災を検出した場合は、火災警報を出力させる。火災警報音の出力としては、スピーカ3により、例えば「ウーウー、カンカン、火事です、火事です。」などの音声メッセージを出力する。また、火災警報表示の出力としては、代表表示灯4の「赤」を点滅させるなどの所定の代表表示を行う。ここで、補助表示灯41、42、43を用いた詳細表示は行わない。
さらに、制御部31は、火災検出に関する異常情報としての火災情報(自身の個別アドレス、検出レベル等)を、火災に係わる連動信号として他の火災警報器に送信する。そして、当該連動信号を他の火災警報器が受信することによって、複数の火災警報器が連動して火災警報することができる。
そして、この状態において、上記の各種機能点検を行い、点検結果が異常である場合は、ユーザによって警報音停止ボタン5が押し操作される。すると、警報音停止スイッチ(不図示)がオンされ、当該オン信号が入力されることによって、制御部31は、スピーカ3による警報音の出力を停止させる。なお、警報音停止ボタン5の操作後、一定時間経過すると通常動作を開始させ、火災発生監視機能を復帰させる。
以上の構成によって、火災警報器1は、所定の期間毎、または警報音停止ボタン5が押圧操作されることによって、上記の各種機能点検を行い、点検結果が異常である場合は、スピーカ3による異常警報音の出力、および代表表示灯4の異常代表表示により、異常警報を行う。例えば、各種機能点検の点検結果として、電池10の電圧が異常の場合、「ピ、異常が発生しています。」という音声メッセージがスピーカ3から出力し、代表表示灯4の「橙」が点滅する。さらに、例えば電池10の電圧レベルが緊急度「大」の場合、補助表示灯41の「赤」が、所定周期で一回点滅する。
このとき、補助表示灯41、42、43の異常詳細表示を行っているが、警報音停止ボタン5によって覆われて筐体20の外部から視認できない。
つぎに、この異常警報に気付いたユーザは、警報音停止ボタン5を押圧操作して、スピーカ3による異常警報音の出力を停止させる。そして、異常の詳細を確認したい場合は、ユーザは、警報音停止ボタン5を引き操作して、筐体20の開口部21を開放させる。すると、補助表示灯41、42、43の詳細表示の内容として、補助表示灯41のみが所定周期で一回点滅していることを確認することができる。
以上、説明したように、警報表示の当初、筐体20外部から視認可能なのは、代表表示灯4の代表表示のみであり、補助表示灯41、42、43の詳細表示は、警報音停止ボタン5によって覆われて筐体20の外部から視認できないようになっている。このように警報当初はシンプルな警報表示となるため、ユーザは火災警報器10が機能異常であることを煩雑とならずに認識することができる。
そして、必要に応じて、ユーザが機能異常の詳細を知りたい場合、警報音停止ボタン5の押圧操作によって、機能異常の警報音を停止する操作をした後に、引き続いて、警報音停止ボタン5を引き操作して開口部21を開放するだけで補助表示灯41、42、43の詳細表示を確認することができ、操作性がよい。
上記実施の形態においては、筐体20の開口部21を開放させる前から、補助表示灯41、42、43が詳細表示するようになっていたが、開口部21が開放したことを検出する開放検出手段を設けて、筐体20の開口部21を開放させたときに、補助表示灯41、42、43が詳細表示を開始するようにしてもよい。これにより、電池10の寿命を延ばすことができる。開放検出手段としては、例えば、警報音停止ボタン5の下部に磁石を設け、またそれに対応する開口部21の下部にマグネットスイッチを設け、該マグネットスイッチを制御部31に電気的に接続すればよい。
また、警報音停止スイッチ(不図示)を開放検出手段とすることもできる。この場合、プリント基板30上の警報音停止スイッチ(不図示)の設定位置を、例えば、警報音停止ボタン5を引き操作して開口部21を開放させたときに、警報音停止ボタン5の上端部が当接してオンとなる設定位置とすればよい。このように、警報音停止ボタン5として、引き操作されることによって、警報音を停止する機能の他に、補助表示灯41、42、43が詳細表示を開始する機能を追加することによって、ユーザによる操作性をよくすることができる。
上記実施の形態において、詳細表示部としての補助表示灯41、42、43を、常時は筐体20の外部から視認不可となるように閉鎖するカバーとして、警報音停止ボタン5と兼用する例に挙げて説明したが、筐体20と着脱可能にするなどして、開口部21を開放できるカバーであれば、これに限定されない。
また、代表表示部として代表表示灯4、および詳細表示部として補助表示灯41、42、43を例に挙げて説明したが、代表表示および詳細表示できる表示部であれば、上記説明の内容に限定されない。また、詳細表示部の表示例についても、上記説明の内容に限定されない。
例えば、補助表示灯41、42、43を用いた所定の詳細表示として、各機能点検の異常の緊急度に対応した補助表示灯41、42、43の一つを個別に所定回数点滅させるようにしたが、点灯させるようにしてもよい。その場合、例えば点滅回数により機能点検の異常種別を判別できる補助表示灯を別途設ければよい。このとき、無線通信の機能点検の異常表示時にのみ、異常の緊急度に対応した補助表示灯41、42、43の一つを、無線通信ができなかった他の火災警報器の個別アドレスに対応した回数分、点滅させるようにすれば、その情報も表示することが可能となる。
また、補助表示灯41、42、43を用いた所定の詳細表示として、補助表示灯41、42、43のいずれか一つの個別表示により、各機能点検の異常の緊急度を表示するようにしたが、補助表示灯41、42、43を用いてバーグラフ状に表示するようにしてもよい。
また、各種の機能点検の結果が正常であれば補助表示灯41、42、43を用いた詳細表示は同時に行わないようにしたが、異常時と同様の手法で詳細表示を同時に行うようにしてもよい。
また、火災警報表示の出力としては、代表表示灯4の「赤」を点滅させるなどの所定の代表表示しか行わないようにしたが、補助表示灯41、42、43を用いた詳細表示を同時に行うようにしてもよい。詳細表示としては、例えば、火災検出部2から出力される検出電圧レベルを、補助表示灯41、42、43を用いてバーグラフ状に表示する、または、火災検出部2から出力される検出電圧レベル(緊急度)に対応して設定された補助表示灯41、42、43を、個別に点灯するなどである。
なお、上記説明では、電池で駆動されて無線通信を行う火災警報器に本発明を適用した場合を例に説明したが、火災警報器の電源の供給方法や通信方式を限定するものではない。また、煙式の火災検出回路を有する火災警報器を例に説明したが、熱式の火災検出回路を有する火災警報器や、ガス漏れなどその他の監視領域の異常を検出する異常検出部を有する警報器に本発明を適用することもできる。また、上記の火災警報器およびガス漏れ警報器などのように異常検出部を備えず、これら警報器から送信される異常情報を無線通信等によって受信することによって連動警報するような警報器にも本発明を適用できる。
1 火災警報器、2 火災検出部、3 スピーカ、4 代表表示灯(代表異常表示部)、5 警報音停止ボタン、5a 軸部、6 引き紐取付部、7 電池収納部、8 取付部、9 溝、10 電池、20 筐体、21 開口部、22 開口穴、30 プリント基板、31 制御部、32 無線通信部、40 機能異常表示部、41 補助表示灯(詳細異常表示部)、42 補助表示灯、43 補助表示灯。

Claims (2)

  1. 監視領域の異常を検出して、または異常情報を受信して警報を行う警報器において、
    筐体内に設けられ、少なくとも一つの機能の異常を表示する機能異常表示部を備え、
    前記機能異常表示部は、代表異常表示部と詳細異常表示部とによって構成され、
    前記代表異常表示部は、常時、前記筐体の外部から視認可能となるように配置され、
    前記詳細異常表示部は、前記筐体に設けられた開口部を覆うカバーであって、警報音を停止するために操作される警報音停止ボタンの背面側に配置されて、常時、前記筐体の外部から視認不可能となるように配置され、かつ、操作者の操作によって前記筐体の外部から視認可能となるように配置されていることを特徴とする警報器。
  2. 前記詳細異常表示部は、前記開口部が開放されたときに前記異常を表示することを開始することを特徴とする請求項1記載の警報器。
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