JP5530569B2 - 撮影装置及びファインダの表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮影装置及びファインダの表示方法に係り、特に光学ファインダと電子ビューファインダを併用する撮影装置及びファインダの表示方法に関する。
特許文献1には、撮影レンズにより結像された光学画像を確認する光学ファインダ(OVF)と撮像素子により生成された電子画像をファインダ内に表示する電子ビューファインダ(EVF)とを有する撮像装置が開示されている。特許文献1に記載の撮像装置は、OVFとEVFとの何れが有利であるかを判別し、近距離撮影であることが検知された場合には、パララックスのないEVFの表示を行うよう切り換える。
特開2010−002475号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、EVFの表示を行うよう切り替えられた場合には光学像を確認することができないという問題がある。EVFの表示は、撮影から表示までにタイムラグがある上、電子像より光学像の方がクリアであるため、光学ファインダを使用したい。例えば、撮影レンズ等でケラレ(Vignetting, Optical vignetting)が発生する場合にEVFの表示を行うように切り替えられた場合には、ケラレにより視認できない領域は一部であるにもかかわらず、全体が電子像になってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ケラレにより一部光学像が視認できない場合にもOVFを用いて被写体全体を確認することができる撮影装置及びファインダの表示方法を提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係る撮影装置は、撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、撮像素子に結像された画像である撮影画像が表示可能な表示手段と、表示手段に表示された撮影画像を光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、光学像が接眼部で視認できない遮光状態と非遮光状態とを領域毎に切り替え可能な遮光手段と、被写体距離を取得する取得手段と、被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段と、取得手段により取得された被写体距離と、記憶手段に記憶された被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めるケラレ領域取得手段と、ケラレ領域取得手段により求められたケラレ領域を遮光状態とし、遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように遮光手段を制御し、表示手段に撮影画像の遮光状態とした領域に相当する領域を表示する制御手段とを備える。
本発明の一の態様に係る撮影装置によれば、取得手段により取得された被写体距離と、記憶手段に記憶された被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて、光学ファインダのケラレ領域を求める。そして、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段により、ケラレ領域を光学像が視認できない遮光状態とし、遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とする。これにより、ケラレが発生した場合にも、視野全体を主に光学像で確認することができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置において、記憶手段は、焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、取得手段は、撮像レンズの焦点距離を取得し、ケラレ領域取得手段は、取得手段により取得された焦点距離及び被写体距離と、記憶手段に記憶された被写体距離とケラレ領域との関係及び焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係とに基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めてもよい。これにより、ズーム手段を有し焦点距離が変わる場合において、ケラレが発生した場合にも、視野全体を主に光学像で確認することができる。
本発明の一の態様に係る撮影装置は、撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、撮像素子に結像された画像である撮影画像が表示可能な表示手段と、表示手段に表示された撮影画像を光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、光学像が接眼部で視認できない遮光状態と非遮光状態とを領域毎に切り替え可能な遮光手段と、前記撮像レンズの焦点距離を取得する取得手段と、焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段と、取得手段により取得された焦点距離と、記憶手段に記憶された焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めるケラレ領域取得手段と、ケラレ領域取得手段により求められたケラレ領域を遮光状態とし、遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように遮光手段を制御し、表示手段に撮影画像の遮光状態とした領域に相当する領域を表示する制御手段とを備える。
本発明の一の態様に係る撮影装置によれば、取得手段により取得された焦点距離と、記憶手段に記憶された焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて、光学ファインダのケラレ領域を求める。そして、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段により、ケラレ領域を光学像が視認できない遮光状態とし、それ以外の領域を非遮光状態とする。これにより、ケラレが発生した場合にも、視野全体を主に光学像で確認することができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置において、記憶手段は、被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、取得手段は、被写体距離を取得し、ケラレ領域取得手段は、取得手段により取得された焦点距離及び被写体距離と、記憶手段に記憶された被写体距離とケラレ領域との関係及び焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係とに基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めてもよい。これにより、ズーム手段を有し焦点距離が変わる場合において、ケラレが発生した場合にも、視野全体を主に光学像で確認することができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮影画像における光学ファインダのケラレ領域に相当する領域のコントラストを算出するコントラスト算出手段と、コントラスト算出手段により算出されたコントラストが所定の値より小さい場合には、光学ファインダのケラレ領域に相当する領域よりも大きい領域であって、コントラストが所定の値となる領域を撮影画像から求める領域取得手段と、領域取得手段により求められたコントラストが所定の値となる領域に相当する領域を遮光領域とする遮光領域決定手段とを備え、制御手段は、遮光領域を遮光状態とし、それ以外の領域を非遮光状態とするように遮光手段を制御してもよい。これにより、光学像と電子像とのつなぎ目を目立たなくすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮影画像における光学ファインダのケラレ領域に相当する領域の各色別の画像信号に基づいて、撮影画像の色と光学像の色との差が最小となるように撮影画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段を備えてもよい。これにより、光学像と電子像とのつなぎ目を目立たなくすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置において、制御手段は、ケラレ領域取得手段により求められたケラレ領域を遮光状態とし、それ以外の領域を非遮光状態とする状態と、遮光手段を全て遮光状態とする状態とを切り替え可能としてもよい。これにより、必要に応じて電子像のみが表示されるEVFモードとすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮レンズにアクセサリがつけられたか否かを検出するアクセサリ検出手段を備え、制御手段は、アクセサリがつけられたことが検出された場合には、遮光手段を全て遮光状態とする状態に切り替えてもよい。これにより、アクセサリがつけられた場合にはケラレが大きいと想定されるので、このような場合にはEVFモードとすることができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、撮レンズにアクセサリがつけられたか否かを検出し、つけられたアクセサリの種類を検出するアクセサリ検出手段を備え、記憶手段は、アクセサリの種類と被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、ケラレ領域取得手段は、取得手段により取得された被写体距離と、記録手段に記憶されたアクセサリの種類と被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めてもよい。これにより、アクセサリがつけられた場合にも、主に光学像で被写体を確認できる。
本発明の他の態様に係る撮影装置において、表示手段は、撮影画像の範囲である撮影範囲を示す枠を表示してもよい。これにより、ユーザに撮影範囲を示すことができる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、取得手段により取得された被写体距離に基づいて枠の位置を補正して表示手段に表示させる枠補正手段を備えてもよい。これにより、被写体距離に関わらず正確な撮影範囲を光学像上で確認でき、ケラレが発生してもこの領域の画像が視認可能となっていることが明確となる。
本発明の他の態様に係る撮影装置は、取得手段により取得された被写体距離に基づいて光学像と撮影画像との視差を補正して撮影画像を表示手段に表示させる補正手段を備えてもよい。これにより、光学像と電子像とを正確に重畳表示することができる。
本発明の一の態様に係るファインダの表示方法は、撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、撮像素子に結像された画像である撮影画像を表示する表示手段と、表示手段に表示された撮影画像を光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段と、被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段とを備える撮影装置に適用されるものであり、被写体距離を取得するステップと、取得手段により取得された被写体距離と、記憶手段に記憶された被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めるステップと、求めたケラレ領域を遮光状態とし、遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように遮光手段を制御するステップと、表示手段に撮影画像の遮光状態とした領域に相当する領域を表示するステップとを備える。
本発明の他の態様に係るファインダの表示方法は、撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、撮像素子に結像された画像である撮影画像を表示する表示手段と、表示手段に表示された撮影画像を光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段と、被写体距離と光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段とを備える撮影装置に適用されるものであり、焦点距離を取得するステップと、取得手段により取得された焦点距離と、記憶手段に記憶された焦点距離と光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて光学ファインダのケラレ領域を求めるステップと、求めたケラレ領域を遮光状態とし、遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように遮光手段を制御するステップと、表示手段に撮影画像の遮光状態とした領域に相当する領域を表示するステップとを備える。
本発明によれば、ケラレにより一部光学像が視認できない場合にもOVFを用いて被写体全体を確認することができる。
デジタルカメラの外観構成を示す正面斜視図 デジタルカメラの外観構成を示す背面斜視図 デジタルカメラの上面断面図 第1の実施形態に係るデジタルカメラの電気的構成を示すブロック図 ファインダ表示の選択処理を示すフローチャート ハイブリッドファインダの表示のイメージを示す図 液晶シャッタの遮光について説明する図 液晶板の表示について説明する図 ハイブリッドファインダの表示のイメージを示す図 第2の実施形態に係るファインダ表示の選択処理を示すフローチャート 第3の実施形態に係るファインダ表示の選択処理を示すフローチャート 第4の実施形態に係るファインダ表示の選択処理を示すフローチャート
以下、添付図面に従って本発明に係る撮影装置を実施するための形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[撮像装置の構成の説明]
図1、図2は、それぞれ本実施形態に係るデジタルカメラ10の外観構成を示す正面斜視図と背面斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態のデジタルカメラ10は、カメラ本体12と、そのカメラ本体12に取り付けられた撮影レンズ14とを備えている。撮影レンズ14は、その焦点距離を変更可能に構成されたズームレンズ群を有している。なお、撮影レンズ14は、レンズ側マウントとカメラ側マウントにより着脱自在に構成してもよい。
カメラ本体12の正面には、AF(Automatic Focus)補助光ランプ16、ファインダ切り替えレバー18、ファインダ対物部20、グリップ22等が設けられており、上面には、シャッタボタン(レリーズボタン)24、電源レバー26、露出補正ダイヤル30、シャッタスピードダイヤル31、アクセサリーシュー34、ストロボ36等が設けられている。
また、カメラ本体12の背面には、ファインダ接眼部38、ズームレバー40、液晶モニタ32、十字ボタン48、RAWボタン50、バックボタン52、AE(Automatic Exposure Adjustment)選択ボタン54、AF選択ボタン56、再生ボタン58等が設けられている。
被写体像の確認は、ファインダ接眼部38を介して行われる。このファインダ接眼部38を覗くことにより、撮影者は被写体像を観察することができる。シャッタボタン24は全押しと半押しからなる2段式となっている。シャッタボタン24の半押し時にAE及びAF動作を行い、全押し時に本撮影を行う。本撮影では、撮影により得られた画像(本撮影画像)がメモリカード(図4の240)に記録される。また、メモリカード240に記録した画像は、デジタルカメラ10のモードを再生モードに設定することにより(本実施の形態では、再生ボタン58の押下)、液晶モニタ32に再生表示される。
図3は、デジタルカメラ10の上面断面図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、CCD(Charge Coupled Device)100、液晶板110、EVF(Electronic View Finder)レンズ112、対物レンズ120、プリズム122、接眼レンズ124、液晶シャッタ126、ファインダ窓128を備えている。
撮影レンズ14を透過した被写体光は、CCD100の受光面に入射する。被写体光を受光したCCD100は、2次元配列された各センサにより入射光量に応じた量の信号電荷に変換する。この信号電荷から、各種信号処理回路により画像信号が生成される。このように生成された画像信号に基づいて、被写体像を左右反転した画像が液晶板110に表示される。
液晶板110は、例えば、1600×900画素の解像度を有する液晶パネルである。液晶板110には、被写体像を反転した画像とともに、撮影レンズ14の焦点距離(画角)に基づいて、CCD100の受光面に入射した被写体光の範囲である撮影範囲を示すフレームが表示される。
液晶板110の図面下方には、EVFレンズ112が設けられている。また、EVFレンズ112と接眼レンズ124との間には、プリズム122が配置されている。
プリズム122は、第1プリズム122aと第2プリズム122bとから構成されている。第1プリズム122aと第2プリズム122bとが接合する部分には、ハーフミラー面122Mが形成されている。このハーフミラー面122Mは、EVFレンズ112の光軸に対して45°傾けられて設置される。液晶板110に表示された画像は、EVFレンズ112によって拡大され、ハーフミラー面122Mによって左右が反転されて図面右方向に反射される。ハーフミラー面122Mによって反射された画像(正立正像)は、接眼レンズ124に入射する。
ファインダ対物部20には、撮影レンズ114とは異なる経路(光路)から被写体光が入射する。ファインダ対物部20には、ファインダ窓128から被写体光が入射する。ファインダ窓128の光路後段には、液晶シャッタ126及び対物レンズ120が順に配置されている。
液晶シャッタ126は、ファインダ窓128から入射した被写体光の光軸と垂直となるように、ファインダ窓128及び対物レンズ120と平行に配置されている。液晶シャッタ126は、一対の基板間に封止された液晶層を有し、液晶層に印加する電圧により偏光方向が変化する液晶パネルである。
液晶シャッタ126は、液晶板110の表示解像度と同じ1600×900画素の解像度を有している。液晶シャッタ126は、表示制御回路242(図4参照)の制御により、ファインダ窓128から入射した被写体光を遮光する遮光状態と、被写体光を透過させる透過状態(非遮光状態)とを画素毎に切り替え可能に構成されている。
対物レンズ120は、ズームレンズ群を有している。対物レンズ120の焦点距離は、撮影レンズ14の焦点距離に応じて変更可能に構成され、撮影レンズ14の撮影範囲を視認可能に調整される。
上記のように構成された液晶シャッタ126の全領域(全画素)を透過状態とすると、撮影レンズ114とは異なる光路からファインダ対物部20に入射した被写体光は、液晶シャッタ126を介して対物レンズ120に入射し、さらにハーフミラー面122Mを透過し、接眼レンズ124に入射する。対物レンズ120には凹レンズ、接眼レンズ124には凸レンズが用いられており、逆ガリレオタイプのファインダを構成している。
このように、デジタルカメラ10は、ファインダ対物部20から入射した被写体光をファインダ接眼部38に導く光学ファインダ(OVF)を備えており、液晶板110に表示された映像をファインダ接眼部38に導く電子ファインダ(EVF)を備えている。そして、両者がハーフミラー面122Mにより同一光路上に配置されることで、その映像が重畳されてファインダ接眼部38へ導かれる。
なお、デジタルカメラ10の場合、撮影レンズ14やCCD100から構成されるEVFの撮像部と、ファインダ対物部20やファインダ接眼部38から構成されるOVFとは、光軸が異なり、視差を有している。したがって、CCD100が受光した被写体像に基づいて生成された画像信号をそのまま液晶板110に表示させると、同一被写体であってもOVFの映像内とEVFの画像内の位置が異なってしまう。即ち、同一被写体の位置が一致するようにOVFの映像とEVFの画像とを重畳表示させるためには、視差の補正を行う必要がある。
視差の補正を行うためには、デジタルカメラ10と各被写体との距離を測定する必要がある。各被写体との距離は、後述するAFの情報を用いることで算出することができる。なお、異なる方法によって各被写体との距離を測定してもよい。
次に、画像信号処理回路234(図4参照)において、上記のように算出したデジタルカメラ10と各被写体との距離に基づいて、予め生成しておいた撮影画像(CCD100によって撮影された画像)の各被写体を、OVFの映像の同一被写体の位置と一致するように移動させる。
このように生成した画像を液晶板110に表示させると、OVFの映像の各被写体の位置とEVFの画像の各被写体の位置とが一致した状態で、ファインダ接眼部38に導かれる。
また、OVFの光学系(対物レンズ120及び接眼レンズ124)とEVFの光学系(撮影レンズ14)との画角が異なる場合は、画角の差に基づいてCCD100によって撮影された画像を拡大又は縮小して液晶板110に表示すればよい。
〔カメラの電気的構成〕
図4は、デジタルカメラ10の電気的構成を示すブロック図である。同図に示すように、デジタルカメラ10は、液晶モニタ32、CCD100、液晶板110、液晶シャッタ126、CPU(Central Processing Unit)210、操作部(シャッタボタン、電源レバー、露出補正ダイヤル、シャッタスピードダイヤル、ズームレバー、十字ボタン、バックボタン、再生ボタン等の各種操作ボタン)212、ROM(Read-Only Memory)216、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)218、メモリ(SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory))220、VRAM(Video Random Access Memory)222、タイミングジェネレータ(TG)226、アナログ信号処理回路228、A/D変換器230、画像入力コントローラ232、画像信号処理回路234、圧縮・伸張処理回路236、メディアコントローラ238、メモリカード240、表示制御回路242を備えている。
CPU210は、カメラ本体12に装着された撮影レンズ14を含むデジタルカメラ10全体の動作を統括制御する制御部として機能する。CPU210は、操作部212からの入力に基づき所定の制御プログラムに従ってデジタルカメラの各部を制御する。
ROM216には、このCPU210が実行する制御プログラム及び制御に必要な各種データ等が格納されている。EEPROM218には、ユーザ設定情報等のデジタルカメラの動作に関する各種設定情報等が格納されている。
メモリ(SDRAM)220は、CPU210の演算作業用領域として利用されると共に、画像データの一時記憶領域として利用される。VRAM222は、表示用の画像データ専用の記憶領域として利用される。
撮影レンズ14は、ドライバ204により焦点距離が変更される。CPU210は、ユーザが行ったズームレバー40の操作に応じて、ドライバ204を制御し、撮影レンズ14内のズームレンズを移動させて焦点距離を変更する。
また、対物レンズ120は、ズームドライバ206により焦点距離が変更される。CPU210は、ユーザが行ったズームレバー40の操作に応じて、ズームドライバ206を制御し、対物レンズ120の焦点距離を変更する。これにより、ファインダ接眼部38から観察可能なOVFの映像が、撮影レンズ14の焦点距離に応じた映像に調整される。
CCD100は、撮影レンズ14の後段に配置されており、撮影レンズ14を透過した被写体光を受光する。CCD100は、多数の受光素子がマトリクス状に配列された受光面を備えている。撮影レンズ14を透過した被写体光は、このCCD100の受光面上に結像され、各受光素子によって電気信号に変換される。なお、撮像素子としては、CCD100に代えて、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)を用いてもよい。
このCCD100は、タイミングジェネレータ(TG)226から供給される垂直転送クロック及び水平転送クロックに同期して、各画素に蓄積された電荷を1ラインずつシリアルな画像信号として出力する。CPU210は、TG226を制御して、CCD100の駆動を制御する。
なお、各画素の電荷蓄積時間(露出時間)は、TG226から与えられる電子シャッタ駆動信号によって決められる。CPU210は、TG226に対して電荷蓄積時間を指示する。
また、画像信号の出力は、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされると開始される。すなわち、デジタルカメラ10が撮影モードにセットされると、液晶モニタ32にライブビュー画像(スルー画像)を表示するため、画像信号の出力が開始される。このスルー画像用の画像信号の出力は、本撮影の指示が行われると一旦停止され、本撮影が終了すると再度開始される。
CCD100から出力される画像信号は、アナログ信号である。このアナログの画像信号は、アナログ信号処理回路228に取り込まれる。
アナログ信号処理回路228は、相関二重サンプリング回路(CDS)、及び自動ゲインコントロール回路(AGC)を含んでいる。CDSは、画像信号に含まれるノイズの除去を行う。AGCは、ノイズ除去された画像信号を所定のゲインで増幅する。このアナログ信号処理回路228で所要の信号処理が施されたアナログの画像信号は、A/D変換器230に取り込まれる。
A/D変換器230は、取り込んだアナログの画像信号を所定ビットの階調幅を持ったデジタルの画像信号に変換する。この画像信号は、いわゆるRAWデータであり、画素毎R、G、Bの濃度を示す階調値を有している。
画像入力コントローラ232は、所定容量のラインバッファを内蔵しており、A/D変換器230から出力された1コマ分の画像信号を蓄積する。この画像入力コントローラ232に蓄積された1コマ分の画像信号は、バス214を介してメモリ(SDRAM)220に格納される。
バス214には、上記CPU210、メモリ220、画像入力コントローラ232の他、画像信号処理回路234、圧縮・伸張処理回路236、表示制御回路242、メディアコントローラ238等が接続されており、これらはバス214を介して互いに情報を送受信できるようにされている。
メモリ220に格納された1コマ分の画像信号は、点順次(画素の順番)に画像信号処理回路234に取り込まれる。
画像信号処理回路234は、点順次に取り込んだR、G、Bの各色の画像信号に対して所定の信号処理を施し、輝度信号Yと色差信号Cr、Cbとからなる画像信号(Y/C信号)を生成する。
AF検出回路250は、CPU210の指令に従い、メモリ220に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、AF(Automatic Focus)制御に必要な焦点評価値を算出する。このAF検出回路250は、G信号の高周波成分のみを通過させるハイパスフィルタ、絶対値化処理部、画面に設定された所定のフォーカス領域(以下、AFエリアという)内の信号を切り出すAFエリア抽出部、及び、AFエリア内の絶対値データを積算する積算部を含んでいる。AF検出回路250は、この積算部で積算されたAFエリア内の絶対値データを焦点評価値としてCPU210に出力する。焦点評価値に基づくフォーカスレンズ群(撮影レンズ14に含まれる)の制御方式としては、焦点評価値が極大となる位置をサーチし、その位置にドライバ204を介してフォーカスレンズを移動させる方式や、フォーカスレンズ群を焦点評価値が増加する方向に移動させて行き、焦点評価値が減少し始める点を検出するとその位置にフォーカスレンズ群を設定する山登り方式を用いることができる。また、位相差を用いる位相差AF用の撮像素子を別途配設し、位相差AF用の撮像素子により検出された位相差を用いてAFを行う位相差方式を用いてもよい。
AE・AWB検出回路252は、メモリ220に格納されたR、G、Bの画像信号を取り込み、画面全体のG信号を積算するか、又は画面中央部と周辺部とで異なる重みづけをしたG信号を積算する。AE・AWB検出回路252は、そのAE制御に必要な積算値をCPU210に出力する。CPU210は、積算値から輝度値を算出し、輝度値から露出値を求める。また、AE・AWB検出回路252は、露出値から所定のプログラム線図に従って、絞り値及びシャッタ速度を決定する。
また、AE・AWB検出回路252は、AWB制御に必要な物理量として、1画面を複数のエリア(例えば、16×16)に分割し、分割したエリア毎にR、G、Bの画像信号の色別の平均積算値を算出する。CPU210は、得られたRの積算値、Bの積算値、Gの積算値から分割エリア毎にR/G及びB/Gの比を求め、求めたR/G、B/Gの値のR/G、B/Gの色空間における分布等に基づいて光源種判別を行う。そして、判別された光源種に適したホワイトバランス調整値に従って、例えば、各比の値がおよそ1(つまり、1画面においてRGBの積算比率がR:G:B=1:1:1)になるように、ホワイトバランス調整回路のR、G、B信号に対するゲイン値(ホワイトバランス補正値)を決定する。AE・AWB検出回路252は、メモリ220に格納された1コマ分の画像信号に光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行い、ガンマ(階調特性)処理及びシャープネス処理を行ってR、G、B信号を生成する。
圧縮・伸張処理回路236は、CPU210からの指令に従って、画像信号処理回路234で生成された画像データに所定の圧縮処理を施し、圧縮画像データを生成する。また、圧縮・伸張処理回路236は、圧縮された画像データに所定の伸張処理を施して、非圧縮の画像データを生成する。
メディアコントローラ238は、CPU210からの指令に従い、撮影により得られた画像データをメモリカード240に記録し、また、記録済み画像をメモリカード240から読み出す。
表示制御回路242は、CPU210からの指令に従い液晶モニタ32及び液晶板110への表示を制御する。また、詳細は後述するが、液晶シャッタ126を制御する。
[撮像装置の動作の説明]
以上のように構成されたデジタルカメラ10の画像記録の手順について説明する。
図5は、ファインダ表示(ファインダ対物部20から入射した被写体の光学像を視認するOVF、又はCCD100に結像された被写体の電子像を視認するEVF)の選択処理を示すフローチャートである。
CPU210は、ファインダのモードを判定する(ステップS1)。ファインダのモードは、ファインダ切り替えレバー18の位置に基づいて入力される信号に基づいてOVFモード、EVFモードを判定される。
EVFモードの場合(ステップS1でEVF)には、CPU210は、液晶シャッタ126を閉じて全遮光状態とし、ファインダ対物部20から入射した被写体の光学像を視認できないようにする(ステップS2)。CCD100には、撮影レンズ14を透過した被写体光が連続的に結像され、その画像信号が連続的に処理されて、撮影確認画像用の画像データが生成される。CPU210は、生成された画像データを順次表示制御回路242に加え、画像データはモニタ表示用の信号形式に変換されて液晶板110に出力される(ステップS3)。これにより、撮影確認画像用の画像データがファインダ接眼部38で視認可能となる。
CPU210は、この段階で、光学像をOVFで視認させると同時に、撮影範囲を示す枠をEVFで光学像に重畳表示させてもよい。CPU210は画像信号処理回路234に枠の画像を出力し、画像信号処理回路234は、撮影画像の大きさで、枠の中心と液晶板110の中心とが一致するように、CCD100で撮影される画像である撮影画像の範囲(撮影範囲)を示す枠F(図6参照)を液晶板110に表示させる。
OVFモードの場合(ステップS1でOVF)には、CPU210は被写体距離を取得する(ステップS4)。被写体距離は、例えば、AF検出回路250に焦点評価値を算出させ、焦点評価値に基づいてフォーカスレンズを移動させ、その移動量(フォーカスパルスの数)に基づいて求めることができる。位相差AF用の撮像素子を有する場合には、位相差から被写体距離を算出することもできる。被写体距離が取得されると視差の補正が可能となるため、枠が表示されている場合には、画像信号処理回路234は撮影画像の各被写体がOVFの光学像の同一被写体の位置と一致するように枠の位置を移動させる。
CPU210は、焦点距離を算出する(ステップS5)。焦点距離は、例えば、ズームレンズの位置に基づいて算出することができる。焦点距離が取得されると視差の補正が可能となるため、枠が表示されている場合には、画像信号処理回路234は撮影画像の各被写体がOVFの光学像の同一被写体の位置と一致するように枠の位置を移動させる。
CPU210は、ステップS4、S5で算出された被写体距離及び焦点距離に基づいてOVFにケラレが発生するか否かを判断する(ステップS6)。本実施の形態において、ケラレとは、撮影レンズ14等がOVFの画面内に写り込むことで、本来視認されるべき被写体が視認されない現象を意味する。
ケラレが発生する場合としては、例えば、以下の場合が考えられる。
第1は、マクロ撮影などの被写体距離が近い場合である。被写体距離が近い場合には、撮影レンズ14により光学像の一部にケラレが発生する。また、マクロ撮影の場合にはOVFの光学像とCCD100に結像される画像との視差が大きくなるため、ステップS4、S5で枠の位置が移動されると、ケラレが発生する可能性がより高くなる。
第2は、撮影レンズが繰り出される場合である。撮影レンズ14に凹凸の2グループのレンズ群から構成されるズームレンズが含まれる場合には、広角側で撮影レンズ14の全長が伸びる。撮影レンズ14に凸凹凸の3グループのレンズ群から構成されるズームレンズが含まれる場合には、望遠側で撮影レンズ14の全長が伸びる。撮影レンズ14の全長が伸びる場合には、その分だけ撮影レンズ14により光学像の一部にケラレが発生する可能性が高くなる。
第3は、焦点距離が短い場合である。撮影レンズ14にどのようなズームレンズを用いた場合であっても、焦点距離が短い場合には画角が広くなる。このため、撮影レンズ14が画角に入り込む可能性が高くなる、すなわち撮影レンズ14により光学像の一部にケラレが発生する可能性が高くなる。また、撮影レンズ14にインナーフォーカス式のズームレンズが含まれる場合には、ズームレンズを固定していたとしても、フォーカス位置を変更すると焦点距離が短くなり、撮影レンズ14により光学像の一部にケラレが発生する場合がある。
EEPROM218には、被写体距離及び焦点距離と、撮影レンズ14によるケラレの発生の有無及びケラレ領域の位置との関係が記憶されている。したがって、CPU210は、この関係を参照することで、算出された被写体距離及び焦点距離の場合にケラレが発生するか否かを判断し、ケラレが発生するのであればケラレ領域の位置を判断する。ここでケラレ領域とは、撮影レンズ14等がOVFの画面内に写り込んでいる領域、すなわち本来視認される被写体が視認できていない領域を意味する。
ケラレが発生しない場合(ステップS6でNO)には、CPU210は、液晶シャッタ126を開けて非遮光状態とする(ステップS7)。これにより、光学像がファインダ接眼部38で視認可能となる。
そして、まだ枠が表示されていない場合には、CPU210は、枠F(図6参照)を液晶板110に表示させる(ステップS8)。その結果、光学像に枠が重畳表示されたものがファインダ接眼部38で視認可能となる。
ケラレが発生する場合(ステップS6でYES)には、CPU210は、ステップS6で判断されたケラレ領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とする(ステップS9)。図6はケラレが発生した場合の一例であり、ファインダ接眼部38で視認される光学像Oの右下にケラレKが発生している。CCD100では枠Fの内側の画像を取得しているため、EVFでは枠F(撮影範囲)の内側のみが表示可能である。したがって、CPU210は、図7に示すように、液晶シャッタ126のケラレ領域Kの内側かつ撮影範囲(枠F)の内側の領域K’の部分を閉じて遮光状態とする。ステップS4、S5で被写体距離及び焦点距離が取得されているため、CPU210は視差補正後の撮影画像の位置に基づいてケラレ領域を遮光する。
また、CPU210は、CCD100で撮影された撮影画像のステップS9で遮光状態とした領域に相当する領域の画像を液晶板110に表示させる(ステップS10)。まだ枠が表示されていない場合には、CPU210は、枠F(図6参照)を液晶板110に表示させる。ステップS9では、図7に示すように液晶シャッタ126の領域K’が遮光されているため、ステップS10では図8に示すように領域K’に相当する部分のみを液晶板110に表示させる。既に説明したように、液晶板110の表示は左右反転されるため、図8は図6、図7に対して左右反転している。
液晶板110の表示は光学像に重畳表示されるが、ステップS9でケラレ領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とされている。このため、その領域についてはOVFで光学像が視認できない。その結果、図9に示すように、ファインダ接眼部38では、ケラレ領域Kの枠Fの内側の領域K’についてはEVFの電子像、その他の部分は光学像Oが視認される。なお、枠Fの外側のケラレ領域Kについては、そのまま光学像が表示される。
シャッタボタン24が半押しされると、S1ON信号がCPU210に入力され、CPU210はAF検出回路250及びAE・AWB検出回路252を介してAE/AF/AWB動作を実施する。
シャッタボタン24が全押しされることによりCPU210に撮影指示(S2ON信号)が入力されると、CPU210は所要の撮影制御を行って、CCD100で1コマ分の画像を撮像する。CCD100において撮像された1コマ分のR、G、Bの画像信号は、アナログ信号処理回路228、A/D変換器230、画像入力コントローラ232を介してメモリ220に格納され、メモリ220から画像信号処理回路234に加えられる。画像信号処理回路234は、入力された画像信号に対して所要の信号処理を施して、輝度データと色差データとからなる画像データを生成する。
生成された画像データは、メモリ220に一旦格納された後、圧縮・伸張処理回路236に加えられ、所定の圧縮処理が施された後、メモリ220に再度格納される。
CPU210は、このメモリ220に格納された圧縮画像データに対して所定の撮影情報を付加した所定フォーマットの画像ファイルを生成し、メディアコントローラ238を介してメモリカード240に記録する。
このようにしてメモリカード240に記録された画像データは、再生指令に応じてメモリカード240から読み出され、液晶モニタ32に再生表示される。すなわち、再生ボタンによりCPU210に再生指示が入力されると、CPU210は、メディアコントローラ238を介してメモリカード240に最後に記録された画像ファイルの圧縮画像データを読み出す。読み出された圧縮画像データは、圧縮・伸張処理回路236に加えられ、非圧縮の画像データとされたのちVRAM222に格納される。そして、このVRAM222に格納された画像ファイルが表示制御回路242に加えられ、モニタ表示用の信号形式に変換されて液晶モニタ32に出力される。これにより、メモリカード240に記録されている画像が液晶モニタ32に再生表示される。
また、十字ボタン等によって画像のコマ送りが指示されると、次の画像がメモリカード240から読み出され、液晶モニタ32に再生表示される。また、コマ戻しが指示されると、1つ前の画像がメモリカード240から読み出され、液晶モニタ32に再生表示される。
本実施の形態によれば、ケラレ領域のみEVFで補助表示された光学像を視認することができる。その結果、OVFではケラレが回避できない場合においても、OVFで撮影画像全体を確認することができる。
なお、本実施の形態では、ステップS10において液晶シャッタ126が遮光状態とされた領域に相当する領域の撮影画像を液晶板110に表示させたが、撮影画像全体を液晶板110に表示させてもよい。ただし、ケラレ領域以外については光学像と電子像の両方が視認されるため、ケラレ領域とそうでない領域とで明るさが異なることとなるが、処理は容易となる。また、液晶シャッタ126と撮影画像とがずれてしまう可能性を考慮し、光学像と電子像とが一部だけ重なるように撮影画像を液晶板110に表示させてもよい。
また、本実施の形態では、ケラレが発生する場合には、ケラレ領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とした(ステップS9)。しかしながら、遮光状態とする領域は、ケラレ領域を含む領域であればケラレ領域と同一の領域でなくてもかまわない。例えば、図6に示すようにケラレ領域Kが発生する場合には、図7に示す領域K’より数画素だけ広げた領域を遮光状態としても良い。
また、本実施の形態では、撮影レンズ14にアクセサリ(例えば、レンズフード)が取り付け可能に構成されていないが、アクセサリを撮影レンズに取り付け可能に構成しても良い。アクセサリをつけるとケラレが大きくなるため、アクセサリを取り付け可能とする場合には、撮影レンズにアクセサリが取り付けられたことが検出できるような接点を設ける。そして、CPU210がアクセサリが取り付けられたことを検出した場合には、CPU210はファインダのモードをEVFモードとするのが好ましい。ただし、アクセサリ側にCPU等があり、CPU210がアクセサリの種類まで判別できるように構成されている場合には、アクセサリの種類によっては、CPU210はファインダのモードをOVFモードとしてもよい。例えば、アクセサリの種類(例えば、名称)と、焦点距離及び被写体距離と、ケラレ領域との関係をEEPROM218に記憶しておき、判別したアクセサリについての情報が記憶手段に記憶されている場合には、OVFモードとすることができる。
なお、本実施の形態では、ズームレンズ群を有する撮影レンズ14を用いたが、ズームレンズ群は必須ではない。ズームレンズ群がない撮影レンズを用いる場合には、撮影レンズの焦点距離は固定であるため、ステップS5で焦点距離を求める必要はない。この場合には、EEPROM218には、被写体距離と、撮影レンズによるケラレの発生の有無及びケラレ領域の位置との関係を記憶しておけばよい。また、焦点距離が短い場合には被写体距離によらずケラレが発生する場合も考えられる。例えば、図5に示すフローチャートのステップS5の後でステップS4を行うようにし、取得された焦点距離が所定の値より短い場合には、必ずケラレが発生する場合であるため、ステップS4を行わないようにしても良い。
<第2の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態は、撮影画像のコントラストに基づいて電子像の領域を変える形態である。本実施形態によれば、ケラレ領域のみを電子像で表示して光学像に重畳表示した場合に、撮影対象によって光学像と電子像とのつなぎ目における見かけ上の不自然さを低減することができる。以下、第2の実施の形態に係るデジタルカメラ10−1について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図10は、ファインダ表示の選択処理を示すフローチャートである。以下、図5に示すファインダ表示の選択処理と同様の工程については説明を省略する。
ケラレが発生する場合(ステップS6でYES)には、CPU210は、撮影画像のうちのケラレ領域Kに相当する領域のコントラストを求める。そして、コントラストが所定の値以上である場合にはケラレ領域Kを遮光領域とする。コントラストが所定の値より小さい場合には、撮影画像のうちのケラレ領域Kに相当する領域よりも大きい領域でコントラストが所定の値となる領域を遮光状態とする(ステップS11)。撮影画像のうちのケラレ領域Kに相当する領域のコントラストの算出は、例えば、AF検出回路250がAFエリア内の焦点評価値を算出する方法と同様の方法を用いることができる。
CPU210は、ステップS11で求められた遮光領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とする(ステップS12)。これにより、遮光領域については光学像が視認できないようになる。
CPU210は、CCD100で撮影された撮影画像の遮光領域に相当する領域の画像を液晶板110に表示させる。また、CPU210は、撮影範囲を示す枠Fを液晶板110に表示させる(ステップS13)。その結果、遮光領域については電子像が表示され、その他の領域については光学像が表示され、かつ枠が重ねて表示されたものがファインダ接眼部38で視認される。
本実施の形態によれば、コントラストが大きい領域に光学像と電子像とのつなぎ目が位置するため、つなぎ目を目立たなくすることができる。その結果、ファインダで視認される画像を自然な光学像に近づけることができる。
なお、本実施の形態では、ステップS11で撮影画像のうちのケラレ領域Kに相当する領域のコントラストに基づいて遮光領域を求めたが、本発明はこれに限定されるものではない。撮影画像のうちのケラレ領域Kの周辺部分の所定領域、例えば、光学像とのつなぎ目近傍の所定の幅の領域のコントラストに基づいて遮光領域を求めても良い。
<第3の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態では、撮影画像のコントラストに基づいて遮光領域を求めて光学像と電子像とのつなぎ目を目立たなくした形態であるが、光学像と電子像とのつなぎ目を目立たなくする方法はこれに限られない。
本発明の第3の実施の形態は、電子像と光学像の色差を小さくすることによりつなぎ目を目立たなくする形態である。以下、第3の実施の形態に係るデジタルカメラ10−2について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図11は、ファインダ表示の選択処理を示すフローチャートである。以下、図5に示すファインダ表示の選択処理と同様の工程については説明を省略する。
ケラレ領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とされた場合(ステップS9)、CPU210は、AE・AWB検出回路252に指示を出し、AE・AWB検出回路252は、撮影画像の色と光学像の色との差が最小となるように、撮影画像のホワイトバランスを調整する(ステップS14)。例えば、光源が蛍光灯の場合には、通常はGの比率が低くなるようにホワイトバランスを調整するが、このステップS14ではある程度Gを残すようにホワイトバランスを調整する。この処理は、光源種とホワイトバランス調整値との関係をEEPROM218等に記憶させておくことで可能となる。光源種に関わらず、通常のホワイトバランス調整値より低いホワイトバランス調整値を用いてホワイトバランスの調整(例えば、通常のホワイトバランス調整値の半分程度)を行うようにしてもよい。また、被写体の明るさ等によってはホワイトバランス調整を行わないようにしてもよい。なお、撮影画像の色と光学像の色との差が最小となるようにホワイトバランス調整を行う対象は、液晶板110に出力する撮影画像のみとしてもよい。この場合、液晶モニタ32に出力する画像及びメモリカード240に記録する画像については、光源に合わせて通常のホワイトバランス調整を行うようにしてもよい。
CPU210は、ステップS14でホワイトバランスが調整された撮影画像のケラレ領域に相当する領域の画像を液晶板110に表示させる。また、CPU210は、撮影範囲を示す枠Fを液晶板110に表示させる(ステップS15)。
本実施の形態によれば、光学像と電子像との色差が最小となるようにするため、つなぎ目を目立たなくすることができる。
<第4の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、ケラレ領域のみをEVFで光学像に重畳表示したが、ケラレ領域の大きさによってはEVFの方が適している可能性もある。
本発明の第4の実施の形態は、ケラレが発生する場合にOVFかEVFかの切り替えを行う形態である。以下、第4の実施の形態に係るデジタルカメラ10−3について説明する。なお、第1の実施の形態と同一の部分については説明を省略する。
図12は、ファインダ表示の選択処理を示すフローチャートである。以下、図5に示すファインダ表示の選択処理と同様の工程については説明を省略する。
ケラレが発生する場合(ステップS6でYES)には、CPU210は、OVFとEVFとの重畳表示モードと、OVFの光画像を表示せず撮影画像の電子像をEVFで表示するEVFモードとのどちらが適しているかを判断する(ステップS16)。CPU210は、ケラレ領域の大きさがある閾値より大きい場合にはEVFモードが適していると判断することができる。また、CPU210は、ステップS11と同様の方法により撮影画像のうちのケラレ領域Kに相当する領域のコントラストを算出し、コントラストが所定の値より小さい場合にはEVFモードが適していると判断することもできる。また、CPU210は、液晶板110に選択画面を表示し、ユーザに重畳表示モードかEVFモードかの選択を促すようにしても良い。この場合には、ユーザがファインダ切り替えレバー18を介して選択した結果をCPU210が認識してモードを判断するようにすれば良い。
ステップS16で重畳表示モードが適していると判断された場合には、CPU210は、ケラレ領域の液晶シャッタ126を閉じて遮光状態とし(ステップS9)、CCD100で撮影された撮影画像のステップS9で遮光状態とした領域に相当する領域の画像を液晶板110に表示させる。また、CPU210は、撮影範囲を示す枠Fを液晶板110に表示させる(ステップS10)。
ステップS16でEVFモードが適していると判断された場合には、CPU210は、液晶シャッタ126を閉じて全遮光状態とし、ファインダ対物部20から入射した被写体の光学像を視認できないようにする(ステップS2)。そして、CPU210は、生成された画像データを順次表示制御回路242に加え、表示制御回路242でモニタ表示用の信号形式に変換されて液晶板110に出力される(ステップS3)。
本実施の形態によれば、つなぎ目が目立つ場合等には、つなぎ目のないEVF表示にすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、及び図面中において示した装置、システム、プログラム、及び方法における動作、手順、ステップ、及び段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、及び図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10…デジタルカメラ、12…カメラ本体、14…撮影レンズ、24…シャッタボタン、38…ファインダ接眼部、32…液晶モニタ、100…CCD、110…液晶板、112…EVFレンズ、120…対物レンズ、122…プリズム、122M…ハーフミラー面、124…接眼レンズ、126…液晶シャッタ、260…ケラレ領域検出回路

Claims (14)

  1. 撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、
    前記撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、
    前記撮像素子に結像された画像である撮影画像が表示可能な表示手段と、
    前記表示手段に表示された撮影画像を前記光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、
    前記光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、前記光学像が前記接眼部で視認できない遮光状態と非遮光状態とを領域毎に切り替え可能な遮光手段と、
    被写体距離を取得する取得手段と、
    被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段と、
    前記取得された被写体距離と、前記記憶された被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求めるケラレ領域取得手段と、
    前記求められたケラレ領域を遮光状態とし、当該遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように前記遮光手段を制御し、前記表示手段に前記撮影画像の前記遮光状態とした領域に相当する領域を表示する制御手段と、
    を備えた撮影装置。
  2. 前記記憶手段は、焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、
    前記取得手段は、前記撮像レンズの焦点距離を取得し、
    前記ケラレ領域取得手段は、前記取得された焦点距離及び被写体距離と、前記記憶手段に記憶された被写体距離とケラレ領域との関係及び焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係とに基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求める請求項1に記載の撮影装置。
  3. 撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、
    前記撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、
    前記撮像素子に結像された画像である撮影画像が表示可能な表示手段と、
    前記表示手段に表示された撮影画像を前記光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、
    前記光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、前記光学像が前記接眼部で視認できない遮光状態と非遮光状態とを領域毎に切り替え可能な遮光手段と、
    前記撮像レンズの焦点距離を取得する取得手段と、
    焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段と、
    前記取得された焦点距離と、前記記憶された焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求めるケラレ領域取得手段と、
    前記求められたケラレ領域を遮光状態とし、当該遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように前記遮光手段を制御し、前記表示手段に前記撮影画像の前記遮光状態とした領域に相当する領域を表示する制御手段と、
    を備えた撮影装置。
  4. 前記記憶手段は、被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、
    前記取得手段は、被写体距離を取得し、
    前記ケラレ領域取得手段は、前記取得された焦点距離及び被写体距離と、前記記憶手段に記憶された被写体距離とケラレ領域との関係及び焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係とに基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求める請求項3に記載の撮影装置。
  5. 前記撮影画像における前記光学ファインダのケラレ領域に相当する領域のコントラストを算出するコントラスト算出手段と、
    前記算出されたコントラストが所定の値より小さい場合には、前記光学ファインダのケラレ領域に相当する領域よりも大きい領域であって、コントラストが前記所定の値となる領域を前記撮影画像から求める領域取得手段と、
    前記求められたコントラストが前記所定の値となる領域に相当する領域を遮光領域とする遮光領域決定手段とを更に備え、
    前記制御手段は、前記遮光領域を遮光状態とし、それ以外の領域を非遮光状態とするように前記遮光手段を制御する請求項1から4のいずれかに記載の撮影装置。
  6. 前記撮影画像における前記光学ファインダのケラレ領域に相当する領域の各色別の画像信号に基づいて、前記撮影画像の色と前記光学像の色との差が最小となるように前記撮影画像のホワイトバランスを調整するホワイトバランス調整手段を更に備えた請求項1から5のいずれかに記載の撮影装置。
  7. 前記制御手段は、前記求められたケラレ領域を遮光状態とし、それ以外の領域を非遮光状態とする状態と、前記遮光手段を全て遮光状態とする状態とを切り替え可能とする請求項1から6のいずれかに記載の撮影装置。
  8. 前記撮レンズにアクセサリがつけられたか否かを検出するアクセサリ検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記アクセサリがつけられたことが検出された場合には、前記遮光手段を全て遮光状態とする状態に切り替える請求項7に記載の撮影装置。
  9. 前記撮レンズにアクセサリがつけられたか否かを検出し、つけられたアクセサリの種類を検出するアクセサリ検出手段を更に備え、
    前記記憶手段は、アクセサリの種類と被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶し、
    前記ケラレ領域取得手段は、被写体距離と、前記記憶されたアクセサリの種類と被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求める請求項1から7のいずれかに記載の撮影装置。
  10. 前記表示手段は、前記撮影画像の範囲である撮影範囲を示す枠を表示する請求項1から9のいずれかに記載の撮影装置。
  11. 被写体距離に基づいて前記枠の位置を補正して前記表示手段に表示させる枠補正手段を更に備えた請求項10に記載の撮影装置。
  12. 被写体距離に基づいて前記光学像と前記撮影画像との視差を補正して前記撮影画像を前記表示手段に表示させる補正手段を更に備えた請求項1から11のいずれかに記載の撮影装置。
  13. 撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、前記撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、前記撮像素子に結像された画像である撮影画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された撮影画像を前記光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、前記光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段と、被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段とを備えたファインダの表示方法であって、
    被写体距離を取得するステップと、
    前記取得された被写体距離と前記記憶された被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求めるステップと、
    前記求められたケラレ領域を遮光状態とし、当該遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように前記遮光手段を制御するステップと、
    前記表示手段に前記撮影画像の前記遮光状態とした領域に相当する領域を表示するステップと、
    を備えたファインダの表示方法。
  14. 撮像レンズを透過した被写体光が結像される撮像素子と、前記撮像レンズと異なる経路で被写体の光学像を接眼部に導く光学ファインダと、前記撮像素子に結像された画像である撮影画像を表示する表示手段と、前記表示手段に表示された撮影画像を前記光学像に重畳表示させる重畳表示手段と、前記光学ファインダの光路中に配置された遮光手段であって、領域毎に遮光状態と非遮光状態とを切り替え可能な遮光手段と、被写体距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係を記憶する記憶手段と、を備えたファインダの表示方法であって、
    焦点距離を取得するステップと、
    前記取得された焦点距離と前記記憶された焦点距離と前記光学ファインダのケラレ領域との関係に基づいて前記光学ファインダのケラレ領域を求めるステップと、
    前記求められたケラレ領域を遮光状態とし、当該遮光状態とした領域以外の領域を非遮光状態とするように前記遮光手段を制御するステップと、
    前記表示手段に前記撮影画像の前記遮光状態とした領域に相当する領域を表示するステップと、
    を備えたファインダの表示方法。
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