JP5529473B2 - 接点装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接点装置に関するものである。
従来から、図9に示すように、固定接点32を有する固定端子33と、固定接点32に接離する可動接点34を有し、挿通孔35aが穿設された可動接触子35と、前記挿通孔35aに移動自在に挿通される軸部37a及び当該軸部37aの一端に設けられて可動接触子35の固定接点側32への移動を規制する当接部37bを有する可動軸37と、可動接触子35を固定接点32側へ付勢する接圧ばね36と、可動接点34が固定接点32に接離するように可動軸37を駆動させる電磁石ブロック(駆動手段)2とから構成される接点装置が知られている。以下、図5における上下左右を基準として説明を行う。
可動接触子35は、固定端子33の並設方向に長い略矩形板状に形成され、固定接点32側へ張り出した略ドーム状の可動接点34が長手方向に沿って並設され、可動接点34間の略中央には挿通孔35aが穿設されている。
そして、可動接触子35は、可動軸37の当接部37bによって固定接点32側への移動が規制されており、可動軸37が上方へ移動すると接圧ばね36の付勢力によって固定接点32側へ移動する。これにより、可動接点34が固定接点32に当接して接点間が導通する。
そして、接点間が導通した際、電流の一部が、固定接点32の表面を流れ、可動接点34の表面には固定接点32とは略反対方向の電流が流れることで、可動接点34には、当該可動接点34を固定接点32から引き離す方向の電磁反発力が働く。
ここで、可動接点34が、中心からずれた位置で固定接点32に当接した場合、可動接点34には不均一な電磁反発力が働いて、可動接触子35は短手方向に回転力を受けて当接部を中心として傾く。その際、前記電磁反発力の大きさは、接点間に流れる電流値に比例するため、電流値が大きくなるに従って可動接触子35の傾きが大きくなり、電流値が小さくなるに従って可動接触子35の傾きが小さくなる。
従って、接点間に交流電流が流れた場合、上記電流値が連続的に増減するため、可動接触子35は、固定接点32との当接部を中心として振動し、当該振動によって異音が発生する虞がある。
上記問題を解決するために、図6に示すように、略矩形状の可動接触子35の長手方向に沿って固定接点32側へ張り出した略ドーム状の可動接点34A、34Bを並設し、当該並設方向に沿って可動接点34Aに溝部34aを形成した接点装置がある(例えば、特許文献1参照)。
上記接点装置では、溝部34aが形成されることで可動接点34Aに設けられる2つの尖鋭な頂部P11、P12、及び可動接点34Bの頂部P13の3点で、可動接触子35が固定接点32に当接することで、可動接触子35の傾きを抑制して振動による異音の発生を抑えることを目的としている。
特開昭59−151708号公報
しかしながら、一方の固定接点32に当接する、頂部P11、P12は、尖鋭な形状であることから固定接点32に対する当接面積が小さく、当接状態が不安定となり、可動接触子35の振動を十分に抑制できない虞があった。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、可動接触子が固定端子に安定して当接し、可動接触子の異音の発生を抑制した接点装置を提供することにある。
請求項1の発明は、一対の固定端子と、固定端子に対向して設けられ、3つの略ドーム状の突部が固定端子側へ突設される可動接触子と、前記可動接触子を移動自在に挿通する軸部及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定端子側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、可動接触子を固定端子側へ付勢する接圧ばねと、可動接触子が固定端子に接離するように可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、前記3つの突部は、一直線上に配置されず、当該3つの突部の内、1つの突部は一方の固定端子に接離し、残り2つの突部は他方の固定端子に接離することを特徴とする。
この発明によれば、可動接触子に設けられる3つの略ドーム状の突部を介して可動接触子と固定端子とが当接するため、可動接触子は固定端子に対して十分な当接面積を確保できて安定して当接し、更には、可動接触子は、同一直線上に配置されない3つの突部を介して固定端子に当接するため、電磁反発力が発生した際の可動接触子の振動が防止されて異音の発生を確実に抑えることができる。
請求項2の発明は、一対の固定端子と、固定端子に対向して設けられる可動接触子と、前記可動接触子を移動自在に挿通する軸部及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定端子側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、可動接触子を固定端子側へ付勢する接圧ばねと、可動接触子が固定端子に接離するように可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、前記一対の固定端子は、一方の固定端子に可動接触子側へ突出する1つの略ドーム状の突部が突設され、他方の固定端子に可動接触子側へ突出する2つの略ドーム状の突部が形成され、前記3つの突部は、一直線上に配置されず、可動接触子に接離することを特徴とする。
この発明によれば、一方の固定接点に形成される1つの略ドーム状の突部と他方の固定接点に形成される2つの略ドーム状の突部とを介して可動接触子と固定端子とが当接するため、可動接触子は固定端子に対して十分な当接面積を確保できて安定して当接し、更には、可動接触子は、同一直線上に配置されない3つの突部を介して固定端子に当接するため、電磁反発力が発生した際の可動接触子の振動が防止されて異音の発生を確実に抑えることができる。
以上説明したように、本発明では、可動接触子が固定端子に安定して当接でき、更には、可動接触子の振動が抑制されて異音の発生を抑えることができるという効果がある。
本発明の実施形態における接点装置の斜視図を示す。 同上における接点装置を備えた電磁継電器の分解斜視図を示す。 同上における電磁継電器の外観図を示す。 同上における電磁継電器の断面図を示す。 従来例における接点装置の概略図を示す。 同上における接点装置の可動接触子を示す。 同上における接点装置の要部の断面図を示す。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態)
本実施形態の接点装置は、図1に示すように、固定接点32をそれぞれ有する一対の固定端子33と、一対の固定接点32に接離する略ドーム状の可動接点381を有して図示しない挿通孔が穿設される可動接触子38と、前記挿通孔に移動自在に挿通される軸部37a及び当該軸部37aの一端に設けられて可動接触子38の固定接点32側への移動を規制する当接部37bを有する可動軸37と、可動接触子38を固定接点32側へ付勢する接圧ばね36と、可動接点381が固定接点32に接離するように可動軸37を駆動させる電磁石ブロック(駆動手段)2とから構成される。
上記構成を有した本実施形態の接点装置と、従来例における接点装置とで異なる点は、可動接触子38に3つの略ドーム状の可動接点381が設けられている点である。なお、その他の構成については同様の符号を付して説明を省略する。
上記接点装置において、可動接触子38は、一対の固定端子33の並設方向に沿って長い略矩形板状に形成されている。そして、可動接触子38の長手方向一端側には、一方の固定接点32に接離する可動接点381Aが設けられ、長手方向他端側には、他方の固定接点32に接離する2つの可動接点381B,381Cが設けられる。なお、可動接点381A〜381Cを区別しない場合には、可動接点381と称す。
可動接点381A〜381Cは、それぞれ略ドーム状に形成されており、可動接点381A〜381Cの各頂部P〜Pが固定接点32に当接する。そのため、可動接点381が固定接点32に対して、従来例の尖鋭な頂部P11、P12で当接する可動接点34(図7参照)に比べて大きな面積で当接することができ、接点間の当接状態が安定する。
また、可動接点381Aは、可動接触子38の一端側において短手方向略中央に配置され、可動接点381B,381Cは、可動接触子38の他端側において短手方向に並設されて、3つの可動接点381A〜381Cは、同一直線上に配置されない。そのため、可動接触子38は固定接点32に対して、同一直線上にない3つの可動接点381A〜381Cで当接するため、可動接触子38に電磁反発力が作用した場合であっても可動接触子38の傾きが抑制されて、可動接触子38の振動を確実に防止することができる。
よって、本実施形態の接点装置では、可動接触子38に電磁反発力が発生した場合であっても、可動接触子38に振動が発生せずに当該振動に起因する異音の発生を確実に防止することができる。
そして、上記本実施形態の接点装置は、例えば、図2〜4に示すような電磁継電器に用いられ、当該電磁継電器は、中空箱型のケース4内に、電磁石ブロック(駆動手段)2と接点ブロック3とを一体に組み合わせて構成される内器ブロック1を収納する。以下、図2における上下左右を基準とし、上下左右方向と直交する方向を前後方向とする。
電磁石ブロック2は、絶縁材料から形成され励磁巻線22が巻装される中空筒状のコイルボビン21、及び励磁巻線22の両端に各々接続されるコイル端子23、及びコイルボビン21の筒内に固定され通電された励磁巻線22によって磁化される固定鉄心24、及び固定鉄心24とはコイルボビン21の軸方向に対向してコイルボビン21の筒内に配置され励磁巻線22の通電の入切に応じて固定鉄心24に吸引されてコイルボビン21の筒内を軸方向に移動する可動鉄心25、及び磁性材料からなりコイルボビン21を包囲する継鉄26、及びコイルボビン21の筒内に配設されて可動鉄心25を下方へ付勢する復帰ばね27を備える。
また、接点ブロック3は、絶縁材料から後面が開口した中空箱型に形成される封止容器31、及び略円柱状に形成されて封止容器31の前面に貫設されて下面に固定接点32が設けられる固定端子33、及び固定接点32に接離する可動接点381を有して封止容器31内に配設される可動接触子38、及び可動接触子38の後面に当接し可動接触子38を固定接点32側へ付勢する接圧ばね36、及び上端に可動接触子38が接続され、下端部が可動鉄心25と連結されて可動鉄心25の移動に連動する可動軸37、及び固定端子33に接続される主端子331備える。
コイルボビン21は、樹脂材料により前端及び後端に鍔部21a、21bが形成された中空円筒状に形成され、円筒部21cの外周には励磁巻線22が巻回されている。また、円筒部21cの軸方向略中央には鍔部21dが形成されている。
コイル端子23は、銅等の導電性材料から形成され、コイルボビン21の鍔部21dの図示しない嵌合孔に嵌合される基部23aと、当該基部23aから略垂直に延設される端子部23bとから形成されている。
励磁巻線22は、一対のコイル端子23の端子部23bに各端部がそれぞれ接続される。
継鉄26は、コイルボビン21の前端側に配設される略矩形板状の第一の継鉄板26Aと、コイルボビン21の後端側に配設される略矩形板状の第二の継鉄板26Bと、第二の継鉄板26Bの左右両端より前方へ向けて延設され、第一の継鉄板26Aに接続される一対の第三の継鉄26Cとから構成される。
第一の継鉄板26Aは、前面略中央には凹部26aが形成されており、当該凹部26aの底面には挿通孔26bが形成されている。また、第一の継鉄板26Aの後面には、前面が開口した略円筒状に形成されて開口周縁に鍔部28aが形成されたプランジャキャップ28が対向配置されて鍔部28aが溶着等によって固定される。つまり、挿通孔26bとプランジャキャップ28の内径部とが連通する。
そして、プランジャキャップ28の円筒部28b内における底面側には、磁性材料から略円柱状に形成された可動鉄心25が配設され、更に、円筒部28bの開口側には第一の継鉄板26Aの挿通孔26bを介して、磁性材料から略円柱状に形成された固定鉄心24が挿入される。これによって、コイルボビン21内(プランジャキャップ28内)において可動鉄心25と固定鉄心24とが対向配置される。
また、固定鉄心24の前端に形成される鍔部24aが、第一の継鉄板26Aの凹部26aに嵌まり込み、第一の継鉄板26Aの前面に溶着等によって固定されるキャップ部材45によって固定鉄心24の抜け止めがなされる。具体的に説明すると、キャップ部材45は、略矩形平板状に形成されてその略中央部に前方へ向けて突出する突部45aが形成される。そして、突部45aが突出した分だけキャップ部材45と第一の継鉄板26Aとの間に空間ができ、当該空間に固定鉄心24の鍔部24aを収納した状態で、キャップ部材45と第一の継鉄板26Aとが接合される。
また、コイルボビン21における円筒部21cの内径は、鍔部21dよりも前方側ではプランジャキャップ28の外形と略等しく、鍔部21dよりも後方側では前方側よりも拡径されている。そのため、円筒部21cの内径部において鍔部21dよりも後方側では、プランジャキャップ28の外形と円筒部21cの内壁との間に隙間が生じ、当該隙間には、磁性材料からなる円筒状のブッシュ26Dが嵌合される。そして、ブッシュ26Dは、継鉄26と固定鉄心24と可動鉄心25と共に磁気回路を形成している。
復帰ばね27は、固定鉄心24の軸方向に形成される挿通孔24bを挿通すると共に、後端が可動鉄心25の前面と当接し、前端がキャップ部材45の後面に当接する。更に、復帰ばね27は、可動鉄心25とキャップ部材45との間に圧縮状態で設けられており、可動鉄心25を後方へ弾性付勢するものである。
可動軸37は、非磁性材料から前後方向に長い長尺丸棒状に形成される軸部37aと、当該軸部37aの前端に形成される鍔状の当接部37bとから構成される。
軸部37aは、キャップ部材45の凸部45aの略中央に形成される挿通孔45b、及び復帰ばね27を挿通し、先端に形成されるねじ部37cが、可動鉄心25の軸方向に形成されるねじ孔25aに螺合することで可動鉄心25と接続される。
また、当接部37bは、略円盤状に形成され、可動接触子38の固定接点側への移動を規制する。
可動接触子38は、略矩形板状に形成され、長手方向一端側に略ドーム状の可動接点381Aが設けられ、長手方向他端側には2つの略ドーム状の可動接点381B,38Cが並設されている。
可動接点381A〜381Cは、それぞれ固定接点32側へ膨出した略ドーム状に形成され、可動接触子38の前面において同一直線上に並ばないように配置される。具体的に説明すると、可動接点381Aは、可動接触子38の短手方向略中央に配置され、可動接接点381B,381Cは、可動接触子38の短手方向中央を挟んで短手方向に沿って並設される。
また、可動接触子38の長手方向略中央に形成される挿通孔38aには、可動軸37が挿通する。
固定端子33は、銅等の導電性材料により略円柱状に形成され、前端に鍔部33aが形成され、下面に可動接点381に対向する固定接点32が固着されている。また、固定端子33の前面には、軸方向へねじ孔33bが穿設されている。
主端子331は、銅等の導電性材料から上下方に長い略平板状に形成される。そして、図示しないねじが、主端子331の長手方向一端に穿設される挿通孔331aを挿通して固定端子33のねじ孔33bに螺合することで、主端子331が固定端子33に接続固定される。
封止容器31はセラミック等の耐熱性材料から後面が開口した中空箱型に形成され、その前面には一対の固定端子33が貫設する2つの貫通穴31aが並設される。そして、固定接点端子33が、鍔部33aを封止容器31の前面から突出させた状態で貫通穴31aに貫設されてろう付けにより接合される。また、封止容器31の開口周縁にはフランジ53の一端がろう付けにより接合される。そして、フランジ53の他端が第一の継鉄板26Aとろう付けにより接合されることで封止容器31は密閉される。
更に、封止容器31の開口部には、固定接点32と可動接点34との間で発生するアークを、封止容器31とフランジ53との接合部から絶縁するための絶縁部材39が設けられている。
絶縁部材39は、セラミックや合成樹脂等の絶縁性材料から前面が開口した略中空箱型に形成され、後面略中央に形成される矩形枠39a内の凹部に前記キャップ部材45の凸部45aが嵌合される。また、絶縁部材39の周壁の上端側が封止容器31の周壁の内面に当接することで、固定接点32と可動接点34とからなる接点部から、封止容器31とフランジ53とからなる接合部の絶縁を図っている。
更に、絶縁部材39の内底面の略中央には、接圧ばね36の内径と略径を有する凹部39cが形成され、当該凹部39cの略中央には、可動軸37が挿通する挿通孔39bが形成される。そして、当該凹部39c内に可動軸37が挿通した接圧ばね36の下端部が嵌め込まれることで接圧ばね36の位置ずれが防止される。
また、封止容器31は、ヨーク51に周囲を囲まれており、これによって接点間のアークの発生が抑えられている。ヨーク51は、略矩形状の基部511と、基部511の両端から当該基部511に対して略垂直な向きに延設される一対の延設部512とから略コの字状に形成される。そして、延設部512の内面側に平板状の永久磁石52がそれぞれ貼り付けられて、当該永久磁石52を介して封止容器31を挟み込んでいる。
接圧ばね36は、前端が可動接触子35の後面に当接し、絶縁部材39と可動接触子38との間に圧縮状態で設けられて、可動接触子38を固定接点32側へ弾性付勢する。
ケース4は、樹脂材料によって中空箱状に形成され、内器ブロック1が載置されるベース41と、ベース41と共に内器ブロック1を収納するカバー42とで構成される。
ベース41は、前後方向に長い略矩形平板状に形成され、長手方向略中央には短手方向に沿って2つの挿通孔41aが並設され、前端側には短手方向に沿って2つの挿通孔41bが穿設される。また、ベース41の周縁部には、段部41cが形成されている。
そして、挿通孔41aにコイル端子23が挿通し、挿通孔41bに主端子41bが挿通した状態で内器ブロック1がベース41上に載置される。
カバー42は、下面が開口した中空箱型に形成され、開口周縁部がベース41の段部41cに嵌合することでベース41に組み付けられて、当該ベース41と共に内器ブロック1を収納する。
上記構成からなる電磁継電器では、復帰ばね27が接圧ばね36よりも高いばね係数を有しているため、復帰ばね27の付勢力によって可動鉄心25が下方へ摺動し、それに伴って可動軸37も下方へ移動する。これにより、可動軸37の当接部37aの移動に伴って可動接触子38も下方へ移動するため、初期状態では可動接点34が固定接点32と離間した状態で設けられる。
そして、励磁巻線22が通電されると可動鉄心25が固定鉄心24に吸引されて上方へ摺動するため、可動鉄心25に連結された可動軸37も連動して上方へ移動する。これにより、可動軸37の当接部37aが固定接点32側へ移動し、接圧ばね36の付勢力により可動接触子38も固定接点32側へ移動することで、可動接触子38に固着された可動接点381が固定接点32に当接して接点間が導通する。
ここで、一対の固定端子33にそれぞれ設けられる固定接点32の内、一方の固定接点32には可動接点381Aの頂部Pが接離し、他方の固定接点32には可動接点381Bの頂部P及び可動接点381Cの頂部Pが接離する。ここで、略ドーム状に可動接点381A〜381Cの各頂部P〜Pは、従来例における尖鋭な頂部P11、P12(図7参照)に比べて、固定接点32に対する接触面積が大きく、固定接点32に対して安定して接触することができ、更には、可動接触子38が同一直線上に配置されない3つの頂部P〜Pを介して固定接点32に当接するため、可動接点381に対して電磁反発力が発生した場合であっても可動接触子38の傾きが抑えられて当該傾きが連続して起こることに起因する異音の発生を防止することができる。
また、頂部P〜Pの扁平率を接圧ばね36のばね圧等を考慮して設定することで、可動接点381と固定接点32との接触状態を更に安定させることができる。
なお、本実施形態では、同一直線上にない略ドーム状の3つの可動接点381A〜381Cを可動接触子38に形成されているが、一対の固定接点32の内、一方の固定端子33に略ドーム状の固定接点を1つ設けて他方の固定端子33に略ドーム状の固定接点を2つ設けるものであってもよい。ただし、上記の場合において、3つの固定接点は同一直線上に配置されないものとする。
2 電磁石ブロック(駆動手段)
32 固定接点
33 固定端子
36 接圧ばね
37 可動軸
37a 軸部
37b 当接部
38 可動接触子
38a 挿通孔
381(381A〜381C) 可動接点(突部)

Claims (2)

  1. 一対の固定端子と、
    固定端子に対向して設けられ、3つの略ドーム状の突部が固定端子側へ突設される可動接触子と、
    前記可動接触子を移動自在に挿通する軸部及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定端子側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、
    可動接触子を固定端子側へ付勢する接圧ばねと、
    可動接触子が固定端子に接離するように可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記3つの突部は、同一直線上に配置されず、当該3つの突部の内、1つの突部は一方の固定端子に接離し、残り2つの突部は他方の固定端子に接離することを特徴とする接点装置。
  2. 一対の固定端子と、
    固定端子に対向して設けられる可動接触子と、
    前記可動接触子を移動自在に挿通する軸部及び当該軸部の一端に設けられて可動接触子の固定端子側への移動を規制する当接部を有する可動軸と、
    可動接触子を固定端子側へ付勢する接圧ばねと、
    可動接触子が固定端子に接離するように可動軸を駆動させる駆動手段とを備え、
    前記一対の固定端子は、一方の固定端子に可動接触子側へ突出する1つの略ドーム状の突部が突設され、他方の固定端子に可動接触子側へ突出する2つの略ドーム状の突部が形成され、
    前記3つの突部は、同一直線上に配置されず、可動接触子に接離することを特徴とする接点装置。
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