JP5523786B2 - 無線通信システム及び無線機 - Google Patents
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Description
まず、第1の実施形態について説明する。
無線通信システム1は、無線機100−1〜100−3から構成される。
なお、以下、無線機100−1〜100−3など、複数ある構成部分のいずれかを特定せずに示す場合には、単に無線機100などと略記することがある。
また、以下、無線機100−1の識別子を#1として無線機100−1を「無線機#1」と称し、無線機100−2の識別子を#2として無線機100−2を「無線機#2」と称し、無線機100−3の識別子を#3として無線機100−3を「無線機#3」と称することがある。
また、以下、無線機100など、通信システムにおいて情報処理および通信の主体となりうる装置を、ノードと総称することがある。
各無線機100は、各通信エリア内においては直接通信できるが、通信エリア外の無線機100と直接通信することはできない。
例えば、図1の例では、無線機100−1は無線機100−3と直接通信できない。
つまり、例えば、無線機100−1は、通信エリアA及びBの両方に存在する無線機100−2を介して、無線機100−3と通信することが可能である。
なお、以下、同じ通信エリアに存在する無線機を、隣接ノードと称することがある。
OLSRプロトコルは、プロアクティブ(Proactive)型のルーティングプロトコルであって、図2を用いて後述するように、通信に先立って各無線機100がHelloメッセージまたはTC(Topology Control)メッセージなどの経路制御メッセージを送受信することによって、通信前に通信経路(リンク)を構築する。
このように、OLSRプロトコルに準拠したアドホックネットワークにおいては、経路が通信を行なう前に確定されているため、いつでも直ちに通信を開始することができる。
このHelloメッセージは、各無線機100から、通信可能な全ての他の無線機100に対して一斉に送信(フラッディング)される。
無線機100は、このHelloメッセージを他の無線機100から受信することによって、自身の周辺情報の収集を行って他の無線機100との論理接続を構築し、複数の他の無線機100の中からMPR(multipoint relay)と呼ばれる中継ノードを決定する。
このMPRの決定により、経路制御メッセージのフラッディングが効率的に行われるようになる。
また、MPRの決定は、各無線機100が有するWillingnessと呼ばれる指標に基づいてなされ、Willingnessの値が高いほどMPRとして選択されやすくなる。
TCメッセージを受信した各無線機100は、トポロジ情報に基づいて任意の無線機100間の経路を計算し、計算結果に基づいて経路表を作成する。
これらの経路制御メッセージによって、各無線機100は、アドホックネットワークを構築した無線通信システム1内の全ての無線機100と通信を行うことができる。
ここで、各無線機100は、以下の各ステップにおいて、自身の送信周期(送信時間間隔:例えば30秒)に従って経路制御メッセージを送信する。
ステップ100(S100)において、無線機100−2は、無線機100−1,100−3に対して、Helloメッセージを送信する。
ここで、本ステップにおいては、初期段階であるためリンク状態は不明である。したがって、このHelloメッセージは、無線機100−2のアドレス(識別子#2)を含む「UNSPEC_LINK」タイプである。
同様に、ステップ102−2(S102−2)において、無線機100−3は、Helloメッセージ(UNSPEC_LINK)を受信すると、無線機100−2から無線機100−3へのリンクが構築されたことを確認する。
ここで、本ステップにおいては、双方向のリンクであるか否かが不明であるため、このHelloメッセージは、片方向(非対称)リンクを示す「ASYM_LINK」タイプであって、無線機100−2(#2)から無線機100−1(#1)へのリンクを示す情報を含む。
同様に、ステップ104−2(S104−2)において、無線機100−3は、無線機100−2に対して、無線機100−2(#2)から無線機100−3(#3)へのリンクを示す情報を含むHelloメッセージ(ASYM_LINK)を送信する。
さらに、無線機100−2は、無線機100−1からのHelloメッセージを受信できたことから、無線機100−2と無線機100−1との双方向のリンクが構築されたことを確認する。
同様に、ステップ106−2(S106−2)において、無線機100−2は、無線機100−3からHelloメッセージ(ASYM_LINK)を受信すると、無線機100−2によって送信されたHelloメッセージ(UNSPEC_LINK)が無線機100−3によって受信されたことを確認できる。
さらに、無線機100−2は、無線機100−3からのHelloメッセージを受信できたことから、無線機100−2と無線機100−3との双方向のリンクが構築されたことを確認する。
このHelloメッセージ(SYM_LINK)は、それぞれ、無線機100−2と無線機100−1との双方向リンクを示す情報、および、無線機100−2と無線機100−3との双方向リンクを示す情報を含む。
同様に、ステップ110−2(S110−2)において、無線機100−3は、Helloメッセージ(SYM_LINK)を受信すると、無線機100−2と無線機100−1との間に双方向リンクが構築されたこと、および、無線機100−2と無線機100−3との間に双方向リンクが構築されたことを確認する。
このHelloメッセージ(SYM_LINK)は、無線機100−2と無線機100−1との双方向リンクを示す情報、無線機100−2の次の隣接ノード(NEXTHOP)として無線機100−3が選択されたことを示す情報(NEXTHOP:#3)、および、MPRとして無線機100−2が選択されたことを示す情報(MPR:#2)を含む。
同様に、ステップ112−2(S112−2)において、無線機100−3は、無線機100−2に対して、Helloメッセージ(SYM_LINK)を送信する。
このHelloメッセージ(SYM_LINK)は、無線機100−2と無線機100−3との双方向リンクを示す情報、無線機100−2の次の隣接ノード(NEXTHOP)として無線機100−1が選択されたことを示す情報(NEXTHOP:#1)、および、MPRとして無線機100−2が選択されたことを示す情報(MPR:#2)を含む。
このことは、以下に示すフローチャート、シーケンス等についても同様である。
このTCメッセージは、無線機100−2と無線機100−1との間で双方向リンクが構築されていることを示すトポロジ情報、および、無線機100−2と無線機100−3との間で双方向リンクが構築されていることを示すトポロジ情報を含む。
ステップ116−1(S116−1)において、無線機100−1は、受信したTCメッセージに基づいて、無線機100−3との間の経路を計算し、計算結果に基づいて経路表を作成する。
同様に、ステップ116−2(S116−2)において、無線機100−3は、受信したTCメッセージに基づいて、無線機100−1との間の経路を計算し、計算結果に基づいて経路表を作成する。
同様に、ステップ120−2(S120−2)において、無線機100−3は、作成された経路表に基づいて、無線機100−2を介して無線機100−1に対してデータを送信する。
図3において、無線機100−1が無線機100−2からHelloメッセージを受信した場合について例示されている。
ステップ204(S204)において、無線機100−1は、経路制御メッセージを送信する時間間隔に関する情報(送信時間間隔情報)を、データベースから読み込む。
ステップ206(S206)において、無線機100−1は、無線機100−2からHelloメッセージを受信する。
ステップ208(S208)において、無線機100−1は、無線機100−2からのHelloメッセージを解析する。
ステップ212(S212)において、無線機100−1は、無線機100−2とのリンク状態をASYM_LINKに更新する。
ステップ214(S214)において、無線機100−1は、無線機100−2とのリンク状態をSYM_LINKに更新する。
ステップ216(S216)において、無線機100−1は、無線機100−2に送信するHelloメッセージに、上述のリンク状態を示す情報を追加する。
ステップ222(S222)において、無線機100−1は、Helloメッセージを無線機100−2に対して送信する。
ステップ224(S224)において、無線機100−1は、通信を終了するか否かを判断し、通信を継続する場合はS206に戻り、終了する場合は処理を終了する。
このデータベースには、予め実験等で算出された最適な時間間隔に関する情報が格納されており、この時間間隔は常に一定である。
したがって、無線機100は、他の無線機100が遠距離で移動することによって通信回線が頻繁に変化する場合と、他の無線機100が近距離に存在しておりほぼ静止しているため通信回線が安定している場合とで、同じ時間間隔で経路制御メッセージを送信する。
また、経路制御メッセージの送信によって、無線機100の処理能力および通信回線のスループットは低下する。
したがって、不必要な経路制御メッセージの送信のために、無線機100の処理能力および通信回線のスループットが低下してしまい、ネットワーク間でデータの送受信が効率よく行われないという問題がある。
以下に説明する無線機2は、上記の問題を解消するように構成されている。
以下、第2の実施形態を説明する。
なお、本実施形態の無線通信システムは、上記で説明した第1の実施形態にかかる無線通信システム1において、無線機100−1〜100−3を無線機2−1〜2−3に置き換えた構成となっている。
また記憶部214は、アプリケーション部208を含む。
なお、以下、送受信回路202等、無線機2を構成する各部分を、各構成部分と総称することがある。
また、図4に示した無線機2の各構成部分の機能は、ソフトウェアで構成されるようにしてもよい。
また、送受信回路202は、AD/DA変換部204からのアナログ信号に対して周波数変換および増幅等の処理を行う。
さらに、送受信回路202は、上述した処理を施した信号を、アンテナ200を介して他のノードに対して送信する。
AD/DA変換部204は、送受信回路202からのアナログ信号をディジタル信号に変換し、変復調部206に対して出力する。
また、AD/DA変換部204は、変復調部206からのディジタル信号をアナログ信号に変換し、送受信回路202に対して出力する。
さらに、変復調部206は、取り出した情報をメディアアクセスコントロール部209に対して出力する。
また、変復調部206は、メディアアクセスコントロール部209からの情報に対して、他のノードへ送信するために必要な変調処理を行う。
さらに、変復調部206は、変調処理を施されたディジタル信号をAD/DA変換部204に対して出力する。
制御部212は、例えばCPUなどの演算装置であって、無線機2の各構成部分の制御を行う。
また、制御部212は、アプリケーション部208からの情報に基づいて、所定の処理を行う。
また、制御部212は、電源部216を制御することによって、制御部212以外の各構成部分の電源制御を行う。
さらに、制御部212は、記憶部214に格納されたプログラムを実行する。
また、記憶部214は、無線機2の各機能を実現するために必要なプログラムを格納し、各構成部分からの要求に応じて対応するプログラムを出力する。
アプリケーション部208は、制御部212によって実行されるプログラムであって、入出力部210と他の構成部分との間で情報処理を行うためのインタフェース変換を行う。
また、アプリケーション部208は、入出力部210からの文字情報、画像情報または音声情報等を、各構成部分がその情報を処理し、あるいは他のノードに対してアンテナ200を介して送信できるように変換し、変復調部206等の各構成部分に対して出力する。
さらに、アプリケーション部208は、各構成部分から受け入れた情報を記憶部214に格納し、または必要な情報を記憶部214から読み出す。
また、アプリケーション部208は、ルーティング制御およびデータの送信間隔の調整等の処理を行うようにしてもよい。
入出力部210は、マイクまたはキーボード等の入力デバイスによって入力された情報と、外部デバイス等から入力された情報とを、アプリケーション部208に対して出力する。
また、入出力部210は、アプリケーション部208からの情報を、スピーカまたはディスプレイ等の出力デバイスに出力する。
電源部216は、制御部212の制御に応じて、無線機2の各構成部分の電源供給を行う。
図5に示すように、無線通信プログラム30は、通信処理部300、送信時間間隔情報格納部302、トポロジ情報格納部304、リンク状態情報格納部306、経路制御メッセージ生成処理部310、経路制御メッセージ送受信部312、経路制御メッセージ解析部322、トポロジ情報解析部324、伝搬遅延時間算出部330、推定距離算出部332、回線状況取得部334および送信時間間隔算出部336から構成される。
無線通信プログラム30は、たとえば、記憶部214に格納され、制御部212等によって実行される。
つまり、無線通信プログラム30は、無線機2のハードウェア資源を具体的に利用して実行される。
送信時間間隔情報格納部302は、送信時間間隔情報を格納する。
トポロジ情報格納部304は、トポロジ情報を格納し、経路表を管理する。
トポロジ情報とは、無線機2−1〜2−3のネットワーク構成を示す情報であって、どの無線機2同士が接続されているかを示す情報である。
リンク状態情報格納部306は、自身の無線機2と他の無線機2とのリンク状態に関する情報(リンク状態情報)を格納する。
さらに、リンク状態情報格納部306は、ルーティング情報を格納する。
このルーティング情報は、トポロジ情報に基づいて算出される宛先に送信すするデータの最短経路を示す情報であり、宛先およびゲートウェイの識別子と、ネットワークの識別子と、経路の重み付け情報と、データを送信するためのインタフェース情報とを含む。
なお、これらのリンク状態情報とルーティング情報とは、別の構成要素に格納されるようにしてもよい。
さらに、経路制御メッセージ生成処理部310は、取得した送信時間間隔情報、トポロジ情報およびリンク状態情報に基づいて、経路制御メッセージを生成し、経路制御メッセージ送受信部312に対して出力する。
また、経路制御メッセージ送受信部312は、他の無線機2からの経路制御メッセージを受信し、受信した経路制御メッセージがHelloメッセージである場合は経路制御メッセージ解析部322に対して出力し、TCメッセージである場合はトポロジ情報解析部324に対して出力する。
経路制御メッセージ解析部322は、Helloメッセージを解析し、Helloメッセージを送信した無線機2とのリンク状態を取得して、その無線機2に関するリンク状態情報をリンク状態情報格納部306に格納する。
トポロジ情報解析部324は、TCメッセージに含まれるトポロジ情報を解析して、他の無線機2との間の経路表を作成する。
また、伝搬遅延時間算出部330は、データを送信した時刻から、ACK信号を受信した時刻までの時間、つまり、自身の無線機2とデータ送信先である無線機2との間における信号の往復時間(伝搬遅延時間)を算出する。
(1)推定距離[m]=(「伝搬遅延時間[μsec]」−「データフレーム長[μsec]」−「CRC(Cyclic Redundancy Check)時間[μsec]」−「最短フレーム送信間隔(SIFS:short interframe space)[μsec]」−「ACKフレーム長[μsec]」)×(3.0×102[m/μsec])/2
なお、伝搬遅延時間算出部330による伝搬遅延時間の算出、および推定距離算出部332による推定距離の算出は、無線機2がデータを送信するごとに行われる。
このパラメータは、どの変調方式で通信が行われているか等を示す。
また、回線状況取得部334は、適応変調等によって変調方式が変更された場合等に、変調方式のパラメータを取得するようにしてもよい。
また、送信時間間隔算出部336は、算出した送信時間間隔に基づいて、送信時間間隔情報格納部302に格納された送信時間間隔情報を更新する。
例えば、送信時間間隔算出部336は、定期的に(例えば30秒ごとに)送信時間間隔を算出するようにしてもよい。
また、送信時間間隔算出部336は、ユーザによる入出力部210の操作によって、変調方式のパラメータ等に対する重み付けを、適宜、修正するようにしてもよい。
図6は、送信時間間隔算出部336が送信時間間隔を算出するために備えるチャートであり、(A)は通信品質管理テーブルを例示し、(B)は無線機間距離と時間間隔との対応を示すグラフを例示する。
この通信品質管理テーブルは、伝搬遅延時間算出部330および回線状況取得部334の各処理がなされるごとに、更新される。
無線機2−2の隣接ノードは無線機2−1(無線機#1)および無線機2−3(無線機#3)なので、各無線機2−1,2−3ごとにテーブルが作成される。
図6(A)の例では、無線機2−2と無線機2−1との間の現在の距離が2km、30秒前の距離が1kmであり、無線機2−2と無線機2−1との間の通信の変調方式がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)であることが示されている。
送信時間間隔算出部336は、これらの情報から、図6(B)に示すグラフを用いて、送信時間間隔を20秒と算出する。
送信時間間隔算出部336は、これらの情報から、図6(B)に示すグラフを用いて、送信時間間隔を16秒と算出する。
そして、各無線機についての送信時間間隔のうち、間隔の最も短いものが採用される。
図6の例では、時間間隔の短いのは16秒であるので、無線機2−2が経路制御メッセージを無線機2−1,2−3に対して一斉送信する時間間隔は、16秒と設定される。
また、図6(B)においては、無線機間距離から送信時間間隔を算出するように構成された例を示したが、30秒前(前回)の距離と現在の距離との差分、あるいは、この差分と無線機間距離との双方に基づいて、送信時間間隔の増減を算出するようにしてもよい。
差分を算出すれば、無線機間距離の変化方向と変化量とが分かるため、今後の通信品質の変動を予測して最適な送信時間間隔を設定することができる。
例えば、距離が増大する方向に変化しており、かつ、その変化量が大きい場合には、変化量が小さい場合に比して、送信時間間隔の減少量が大きくなるように制御される。
逆に、距離が減少する方向に変化している場合には、変化量が大きくなるほど送信時間間隔の増加量が大きくなるように制御される。
なお、図7において、図3と実質的に同じ処理を示すステップについては、同じ符号が付されている。
また、図7において、無線機2−1が無線機2−2からHelloメッセージを受信した場合について例示されているが、図7に示す処理は、無線機2がMPRとして選択されたか否かに関係なく、アドホックネットワーク内の全ての無線機2が行う。
ステップ304(S304)において、無線機2の推定距離算出部332は、算出された伝搬遅延時間に基づいて、自身の無線機2とデータ送信先である無線機2との間の推定距離を算出する。
ステップ306(S306)において、無線機2の回線状況取得部334は、回線状況を示す変調方式のパラメータを取得する
ステップ308(S308)において、送信時間間隔算出部336は、無線機2間の推定距離と、変調方式のパラメータとに基づいて、経路制御メッセージの送信時間間隔を算出する。
間隔Bが間隔Aよりも大きい場合、処理はS312に進み、そうでない場合、処理はS224に進む。
つまり、送信時間間隔の初期値である間隔Aが最小時間間隔となる。これは、隣接ノードとの距離が不明である立ち上がり時の経路構築を保証するため、初期値が充分に小さい値に設定されているためである。
ステップ312(S312)において、送信時間間隔算出部336は、送信時間間隔情報格納部302に格納された送信時間間隔情報を、算出された送信時間間隔(間隔B)に基づいて更新する。
なお、送信時間間隔情報格納部302に格納された初期の送信時間間隔は、例えば、送信可能な最大距離の場合の送信時間間隔としてもよい。
また、第1の実施形態と比較して、第2の実施形態にかかる無線機においては、経路制御メッセージの送信回数を削減できるので、消費電力を節約できる。
また、第1の実施形態と比較して、第2の実施形態にかかる無線機においては、経路制御メッセージの送信処理を削減できるので、CPUなどの能力を省力化できる。
Claims (2)
- 複数の無線機から構成され、1つ以上の無線機を経由して情報を通信する無線通信システムであって、
前記複数の無線機それぞれは、
この無線機と通信可能な他の無線機それぞれとの間の伝搬遅延時間に基づいて、この無線機と前記他の無線機それぞれとの距離を算出する算出手段と、
前記他の無線機との間の通信における変調方式のパラメータを取得する取得手段と、
前記算出された他の無線機それぞれとの距離と前記取得されたパラメータとに基づいて、情報通信の経路を制御するための制御信号を前記他の無線機それぞれに一斉送信する時間間隔を設定する設定手段と、
前記設定された時間間隔で前記制御信号を前記他の無線機それぞれに対して一斉送信する送信手段と
を有する
無線通信システム。 - 1つ以上の他の無線機を経由して情報を通信する無線機であって、
この無線機と通信可能な他の無線機それぞれとの間の伝搬遅延時間に基づいて、この無線機と前記他の無線機それぞれとの距離を算出する算出手段と、
前記他の無線機との間の通信における変調方式のパラメータを取得する取得手段と、
前記算出された他の無線機それぞれとの距離と前記取得されたパラメータとに基づいて、情報通信の経路を制御するための制御信号を前記他の無線機それぞれに一斉送信する時間間隔を設定する設定手段と、
前記設定された時間間隔で前記制御信号を前記他の無線機それぞれに対して一斉送信する送信手段と
を有する無線機。
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