JP5518546B2 - 基準光源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、主に、自動車等、車両の表示装置に用いられる基準光源装置で、特に、色彩輝度計の較正のみならず、表示部分の照明光の透過度や表示部分の印刷濃度等、表示装置の開発に用いることが出来る基準光源装置に関するものである。
従来、車両用の表示装置の色彩輝度を測定する為、色彩輝度計が使用されている(例えば、特許文献1等参照)。
このような色彩輝度計では、一定の光量の基準照明光を発光できる基準光源装置を用いて、予め複数台の色彩輝度計の測光量の較正(キャリブレーション)が行われ、色彩輝度の測定感度がレベリングされることにより、同一光量及び同一色彩では、複数台の色彩輝度計から、同一出力値が得られるように調整される。
具体的には、図5に示すように、机1の上面部1a等、平坦な場所に載置された較正基準器としての基準光源装置2には、白熱電球等の光源を構成するバルブ3が内蔵されている。
この基準光源装置2には、前記バルブ3の発光により、装置本体5内部のレンズ4a…等の光学系調光部材4を介して、円筒形状の遮光筒状部4bの径方向中心aを通り、外部へ向けて基準光が、発光軸EL上に沿って、照射されるように構成されている。
この基準光源装置2の遮光筒状部4bの発光面開口部内周縁には、数種類(ここでは、5種類)の色度補正用円形フィルタ10a〜10e…等によって構成される円形フィルタ群10の中から、何れかのフィルタ10a…等が一枚ずつ交換されて装着されるように構成されている。
また、同じ机1の上面部1aには、この基準光源装置2の発光軸EL上に、並ぶように、入光軸L1が揃えられた色彩輝度計6が載置される。
この色彩輝度計6には、前記入光軸L1を径方向中心b(不図示)を介して、内部のレンズ7a群等の光学系調光部材7に導く円筒状フード部材8bが、本体ケース8の外側面から突設されている。
更に、この色彩輝度計6の光学系調光部材7を介して受光された測定光は、前記本体ケース8の内部に設けられた受光素子9によって、測光されて、レベリングに必要とされる測光データが、各色彩輝度計から収集されるように構成されている。
そして、測定感度が、較正によりレベリングされたこれらの各色彩輝度計を用いることによって、多数の車両用の各表示装置の色彩輝度が、同一基準で、計測できる。
このため、何れの車両用の表示装置が表示する各種車両情報は、この色彩輝度計によって測定された色彩輝度に基づいて、均一化されるように修正されて、視認しやすい光量及び色彩となる。
特開平3−295423号公報
このように構成された従来の基準光源装置を用いた色彩輝度計の較正方法では、前記基準光源装置2が載置された机1の上面部1aに、前記色彩輝度計6が設置される際、前記発光軸ELの軸線上に、前記入光軸L1が位置するように、前記遮光筒状部4bの径方向中心aを前記円筒状フード部材8bの中心と合わせて、高さ及び水平度が揃えられる。
そして、この基準光源装置2の発光軸EL上に、この色彩輝度計6の入光軸L1が、一列に並べられて、発光軸EL上と入光軸L1との間に、折曲角度αが発生しない(α=
0°)ように正確に連結される。
この連結の際に、図5中二点鎖線で示す様に、前記基準光源装置2又は色彩輝度計6が傾いて、発光軸EL上と入光軸L1との間に、折曲角度αが発生したり、入光軸L2が発光軸ELからずれると、正確な測光値を得ることが困難となってしまう。
また、前記基準光源装置2の遮光筒状部4bの発光面開口部周縁と、略同径を有する色彩輝度計6の円筒状フード部材8b周縁との間に隙間が発生すると、外光GLが侵入してしまう虞があった。
この点においても、前記遮光筒状部4bの発光面開口部周縁と、色彩輝度計6の円筒状フード部材8b周縁との間に正確に合致させて、外光GLの侵入を防止したり、或いは、周囲を暗くした暗室内で測光して影響を最小限に抑えなければならず、作業性が良好であるとは言い難かった。
しかも、このような色彩輝度計6の較正作業は、白色フィルタを用いる輝度値だけでなく、前記5種類の色彩を有する色度補正用円形フィルタ10a〜10e…等によって構成される円形フィルタ群10の中から、一枚ずつ交換して、各色彩輝度計6から、複数の較正に用いる計測値を得なければならない。
このような交換を行う際にも、前記遮光筒状部4bの発光面開口部周縁と色彩輝度計6の円筒状フード部材8b周縁との間の連結作業を、毎回行わなければならず、測定に必要とされる時間を短縮することが困難であった。
そこで、本願発明は、較正に必要とされる時間を短縮することが出来ると共に、表示部分の照明光の透過度や表示部分の印刷濃度等、表示装置の開発に用いることが出来る基準光源装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決する為に、請求項1に記載されたものは、一定の光量の基準照明光を発光できる光源を有する基準光源部と、該光源からの基準照明光を、受光して測光を行う色彩輝度計と、前記光源と該色彩輝度計との間に介装されて、基準照明光の色を変更可能なフィルタ部とを有する基準光源装置であって、前記フィルタ部には、前記光源側に位置して、光源からの基準照明光を面状に拡散する第一拡散板と、前記色彩輝度計側に位置する第二拡散板と、該第一拡散板と第二拡散板との間に位置して、薄板状のフィルタ部材を複数枚重ねて収容可能な一定間隔の間隙を有するフィルタ収容部とを設け、前記第二拡散板の面状拡散領域内に、前記色彩輝度計を着脱可能に接続する筒状接続部設けた基準光源装置を特徴としている。
また、請求項2に記載されたものは、前記基準光源部は、前記第一拡散板に対して着脱可能となるように構成されている請求項1記載の基準光源装置を特徴としている。
更に、請求項3に記載されたものは、前記色彩輝度計は、前記筒状接続部によって、交換可能となるように構成されている請求項1又は2記載の基準光源装置を特徴としている。
そして、請求項4に記載されたものは、前記基準光源部として、前記第一拡散板の面延設方向に沿って、敷き詰められたLED発光体を光源とする面状基準光源を用いる請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の基準光源装置を特徴としている。
更に、請求項5に記載されたものは、前記基準光源部として、車両用表示装置の表示照明光源部を用いる請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の基準光源装置を特徴としている。
また、請求項6に記載されたものは、前記フィルタ収容部のフィルタ収容空間の両側に位置する前記拡散板は、面内外方向に弾性変形可能な合成樹脂製である請求項1乃至5のうち、何れか一項記載の基準光源装置を特徴としている。
このように構成された請求項1記載のものは、前記第一拡散板と第二拡散板との間に形成されたフィルタ収容部に、薄板状のフィルタ部材が、複数枚重ねられた状態で、収容される。
該フィルタ収容部では、一定間隔の間隙を設けて形成される空間が、前記フィルタ部材で埋められることにより、隙間から外部の光が侵入しにくい。
また、前記第二拡散板の面状拡散領域内に、前記色彩輝度計が、前記筒状接続部を介して接続されている。
このため、前記第二拡散板から該色彩輝度計方向へ向かう測定光は、略全面で均質化されて、しかも、該筒状接続部によって外部の光の侵入が防止されるので、安定した測定光を得られる。
また、請求項2に記載されたものは、前記第一拡散板から、前記基準光源部が、着脱可能であるので、異なる種類の基準光源部と交換可能である。
この際、前記フィルタ部材を収容したフィルタ収容部は、そのまま、前記筒状接続部を介して、前記色彩輝度計に接続しておくことにより、従来のような位置合わせの必要が無く、装脱着の作業性が良好である。
更に、請求項3に記載されたものでは、前記筒状接続部によって、前記色彩輝度計が、前記交換可能である。
このため、個別の色彩輝度計の測定値を同一条件で測光することにより、較正データとして用いて、複数の色彩輝度計のレベリングを行うことが出来る。
そして、請求項4に記載されたものは、前記第一拡散板の面延設方向に沿って、敷き詰められたLED発光体を光源とする面状基準光源が、前記基準光源部として用いられているので、小型軽量化出来る。
また、光源からの発熱も少ないので、配置位置の自由度が向上し、例えば、前記第一拡散板から離し置きされた回路基板に、複数のLED発光体を敷き詰めて配置することにより、測光に必要とされる充分な光量を確保出来る。
更に、請求項5に記載されたものは、前記基準光源部として、車両用表示装置の表示照明光源部が、車両用表示装置に実装された場合と略同様に照明光を照射する。
このため、前記フィルタ収容部内に収容されたフィルタを、該車両用表示装置の表示面部に用いられる各種色彩フィルタや、或いは、遮光フィルタ等として、前記色彩輝度計を用いた測光を行い、測光データを収集することが出来る。
従って、開発時に該表示面部の透過率や或いは、濃度等を把握する等、開発ツールとして利用出来る。
また、請求項6に記載されたものは、前記フィルタ収容部のフィルタ収容空間の両側に位置する前記拡散板が、面内外方向に弾性変形可能に形成されている。
このため、該フィルタ収容空間の間隙に複数枚のフィルタが、収容されると、両側から前記拡散板の弾性反力によって、前記フィルタ部材が挟持されて、隙間が確実に埋められる。
従って、更に、外部の光が、前記第二拡散板の面状拡散領域内に、入りにくく、正確な測定が可能である。
しかも、前記フィルタ部材は、前記フィルタ収容空間の間隙に収容される際に、両側から合成樹脂製の拡散板に挟持されているだけなので、円滑に挿抜出来、各種フィルタ部材との交換が容易に出来る。
この発明の実施の形態の基準光源装置で、筒状接続部を介して、色彩輝度計と接続されている様子を示す斜視図である。 この発明の実施の形態の基準光源装置で、基準光源装置の構成を説明する光軸中心に沿った分解斜視図である。 この発明の実施の形態の実施例1の基準光源装置で、基準光源部として、車両用表示装置の表示照明光源部を装着する様子を示す分解斜視図である。 実施例1の基準光源装置で、表示照明光源部の要部を説明する図3中A−A線に沿った位置での拡大断面図である。 従来例の基準光源装置で、色彩輝度計と共に、机上に並べられた様子を示す模式的な斜視図である。
次に、図面に基づいて、この発明を実施するための実施の形態の基準光源装置について、図1乃至図4を用いて説明する。
なお、前記従来と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施の形態の基準光源装置の構成について説明すると、この基準光源装置11は、一定の光量の基準照明光を発光できる光源としての基準光源部12と、この基準光源部12からの基準照明光を、受光して測光を行う前記従来と略同様に構成された色彩輝度計6と、これらの基準光源部12及び前記色彩輝度計6との間に介装されて、基準照明光の色を変更可能なフィルタ部13とを有して、主に構成されている。
このうち、前記フィルタ部13には、図2に示すように、前記基準光源部12側に位置して、基準光源部12からの基準照明光を、面状に拡散する正面視略正方形形状を呈してなる第一拡散板14が設けられている。
また、このフィルタ部13には、前記色彩輝度計6側に位置して、前記第一拡散板14の外形形状と、概略同一外形の正面視略正方形形状を呈する第二拡散板15が、設けられている。
更に、このフィルタ部13には、これらの第一拡散板14と第二拡散板15との間に介挿される正面視凹状の中間拡散板16が設けられている。
これらの各第一拡散板14,第二拡散板15及び中間拡散板16とは、各々略同一厚さ方向寸法d1(第二拡散板15),d2(中間拡散板16),d3(第一拡散板14)を呈していて、3枚が重合させられた状態で、この中間拡散板16の厚さ方向寸法dによって、前記第一拡散板14と第二拡散板15との間に一定間隔の間隙を有するフィルタ収容部17が形成されている。
このフィルタ収容部17には、各々正面視略長方形薄板状を呈して、各々異なる色彩からなるフィルタ部材18a,〜18d…を有するフィルタ群18の中から、適宜複数枚重ねられた状態(この実施の形態では、2枚)で、収容可能となるように、2枚の厚さ方向寸法d4,d5が、前記中間拡散板16の厚さ方向寸法d2の各々約半分(例えば、約d2=d4+d5,d4=d5)となるように構成されている。
また、この実施の形態の前記フィルタ収容部17の横幅方向寸法w1は、前記各フィルタ部材18a…の横幅方向外寸法w2よりも大きくなる(w1>w2)ように構成されている。
更に、この実施の形態では、前記フィルタ収容部17の縦方向寸法h1よりも、前記各フィルタ部材18a…の高さ方向外寸法h2が、大きくなる(h2>h1)ように構成されていて、図1に示す収容状態で、前記フィルタ収容部17から、各フィルタ部材18a〜18d…には、上方に突出した各把持部19a〜19d…が、各々一体となるように形成されていて、円滑に挿抜可能となるように構成されている。
また、各第一拡散板14,第二拡散板15及び中間拡散板16の四隅近傍には、ネジ固定孔14a…,15a…,16a…が、面内,外方向に貫通するように形成されていて、3枚を重合した状態では、各ネジ固定孔14a,15a,16aの位置が一致するように構成されている。
更に、図2に示すように、この第二拡散板15のうち、略均等に照明光で照明される面状拡散領域15b内は、この四隅の前記各ネジ固定孔15a…近傍まで拡大されている。
そして、この面状拡散領域15b内には、二点鎖線で示す位置に、前記色彩輝度計6を着脱可能に接続する筒状接続部20のうち、円筒形状を呈する光源側フード部材21の一端部21aが、接着されている。
また、この光源側フード部材21の他端部21bの外周面には、雄ネジ部21cが形成されている。
この筒状接続部20は、主に、この光源側フード部材21と、この光源側フード部材21よりも外径をやや大きくなるように略円筒形状に形成された色彩輝度計側フード部材22とを有している。
この色彩輝度計側フード部材22の光源方向の一端22b側に位置する内周面には、前記雄ネジ部21cと螺合するフィルタ用雌ネジ部22aが形成されている。
また、図1に示すように、この色彩輝度計側フード部材22の色彩輝度計側フード部材他端部22cが、前記色彩輝度計6の本体ケース8の前面部に開口形成された入光開口部8aの周縁に固着されている。
更に、これらの前記雄ネジ部21cとフィルタ用雌ネジ部22aとが螺合される接続部分の外周には、フードリング部材23が外嵌されて、この接続部分を覆うように構成されている。
そして、この実施の形態の筒状接続部20は、これらの光源側フード部材21と共に、前記フィルタ部13を回転させることにより、前記雄ネジ部21cによるフィルタ用雌ネジ部22aへの螺合を解除して、この筒状接続部20の接続部分から取り外し可能で交換可能となるように構成されている。
また、前記基準光源部12は、このフィルタ部13の前記第一拡散板14に対して着脱可能となるように構成されている。
この実施の形態の基準光源部12は、前記第一拡散板14の面延設方向に沿って、四隅に装着される六角スペーサ部材24…によって、図1に示すように、所望の間隔寸法Y1を置いてエポキシ樹脂基板12aを有している。
また、図2に示すように、このエポキシ樹脂基板12aのフィルタ収容部17側側面には、光源としての複数のLED発光体30…が、相互の間隔が略無いように、敷き詰められて設けられている。
この複数のLED発光体30…は、前記エポキシ樹脂基板12aに固着された駆動制御部12bに電気的に接続されていて、通電量が制御されて、発光光量を同時に制御可能な面状基準光源が構成されている。
更に、このエポキシ樹脂基板12aの四隅には、前記第一拡散板14の四隅に形成された各ネジ固定孔14a…に対向する位置に、ネジ挿通孔12c…が、面内外方向へ各々貫通形成されている。
そして、各々蝶型摘み25b…が一体に形成された蝶ネジ部材25…のネジ軸部25a…が、各ネジ挿通孔12c…に挿通されて、前記六角スペーサ部材24…,各第一拡散板14,中間拡散板16及び第二拡散板15の四隅近傍に開孔形成された各ネジ固定孔14a…,16a…,15a…を介して、突出したネジ軸部25a…を、各々六角ナット部材26…の各ネジ穴26a内のネジ部に螺合させることにより、この基準光源部12を、前記フィルタ部13と共に、前記色彩輝度計6に装着可能としている。
また、六角ナット部材26…の各ネジ穴26a内のネジ部から、前記各ネジ固定孔15aを介して突出しているネジ軸部25a…の螺合を解除すると、前記基準光源部12が、前記フィルタ部13と共に、前記色彩輝度計6から取り外し可能として、交換できるように構成されている。
次に、この実施の形態の基準光源装置11の作用効果について説明する。
この実施の形態の基準光源装置11では、前記第一拡散板14と第二拡散板15との間に形成されたフィルタ収容部17に、薄板状のフィルタ部材18a…が、複数枚重ねられた状態、ここでは、前記複数のフィルタ部材18a〜18d…で構成されるフィルタ群18の中から、2枚が選択されて、前記収容される。
そして、前記駆動制御部12bを用いて、前記基準光源部12に設けられた各LED発光体30…を点灯して、前記フィルタ部13方向へ向けて照明光を照射する。
このフィルタ部13では、まず、前記第一拡散板14で、この照明光を拡散させて、面延設方向の光量を均質化する。
フィルタ部13のフィルタ収容部17内に収容された各種フィルタ部材18a…を通過した照明光は、前記第二拡散板15で拡散されてから、前記色彩輝度計6を接続する前記筒状接続部20の光源側フード部材21内に導かれる。
前記各第一拡散板14,第二拡散板15及び中間拡散板16は、各々略同一厚さ方向寸法d1,d2,d3を呈して外周縁に各々端面が形成されているが、拡散板によって構成されているので、照明光として前記基準光源部12から照光される光量に比して、外部から各端面を通過して、面状拡散領域15b内まで、入光する光量は、少ない。
このため、外部を暗室等にする必要が無く、測定利便性が良好である。
更に、このフィルタ収容部17では、前記中間拡散板16の厚さ方向寸法d2によって設けられて、一定間隔の間隙を有する空間が、前記フィルタ部材18a…で、埋められることにより、前記第一拡散板14と第二拡散板15との間の隙間から外部の光が侵入しにくい。
また、前記第二拡散板15の面状拡散領域15b内に、前記色彩輝度計6が、前記筒状接続部20を介して接続されている。
このため、前記第二拡散板15から、色彩輝度計6方向へ向かう測定光は、前記面状拡散領域15b内の略全面で均質化された照明光のみとなり、しかも、筒状接続部20によって外部の光の侵入が防止されるので、前記色彩輝度計6に到達して入光する基準照明光を、略全面で、安定させて、基準測定光として用いて好適である。
そして、前記第一拡散板14から、前記基準光源部12が、着脱可能であるので、異なる種類の基準光源部、例えば、後述する基準光源部32等との交換が容易に行える。
この際、基準光源部12のみが交換可能であるので、フィルタ収容部17内に前記フィルタ部材18a…を収容したまま、前記筒状接続部20を介して、前記色彩輝度計6に接続しておくことにより、従来のような正確な位置合わせの必要が無く、装脱着の作業性が良好である。
更に、前記筒状接続部20の光源側フード部材21と共に、前記フィルタ部13を回転させることにより、前記雄ネジ部21cによるフィルタ用雌ネジ部22aへの螺合が解除されて、この筒状接続部20の接続部分から、略二分割することにより、取り外し可能である。
よって、前記色彩輝度計6が、交換可能で、個別の色彩輝度計6…の測定値を同一条件で測光することにより、較正データとして用いて、これらの複数の色彩輝度計6…のレベリングを行うことが出来る。
そして、この実施の形態では、前記第一拡散板14の面延設方向に沿って、敷き詰められた複数のLED発光体30…を光源とする面状基準光源が、基準光源部として用いられている。このため、これらのLED発光体30…が実装される前記エポキシ樹脂基板12aに前記駆動制御部12bを固着させても、光源の大きさを、従来の図5に示す基準光源装置2に比して、小型軽量化出来る。
また、LED発光体30…からの発熱も少ないので、配置位置の自由度が向上し、例えば、前記第一拡散板14から離し置きされたエポキシ樹脂基板12aに、複数のLED発光体30…が、敷き詰められて、配置されても、隣接する他のLED発光体30…への熱の影響が殆ど無く、面状に均質で、しかも、測光に必要とされる充分な光量を確保出来る。
この実施の形態では、前記フィルタ収容部17のフィルタ収容空間の両側に位置する前記第一拡散板14及び第二拡散板15が、合成樹脂製材料によって、概略同一外形の正面視略正方形形状を呈するように薄板状に形成されている。
また、これらの第一拡散板14及び第二拡散板15の四隅近傍に設けられたネジ固定孔14a…及び15a…によって、正面視凹状の中間拡散板16が介挿されて、外周縁部に沿って、枠材の様に固定されている。
このため、このフィルタ収容部17は、上縁部から、下縁部近傍に亘り、面内外方向に弾性変形可能となる。
従って、フィルタ収容空間の間隙に収容された適切な厚さ方向寸法(例えば、図1中に示すd2=d4+d5)を有する2枚のフィルタ部材18a,18b…等が、両側から前記第一拡散板14,第二拡散板15の弾性反力によって、両側から挟持されて、相互に圧接されることにより密着して隙間が確実に埋められる。
更に、前記第二拡散板15の面状拡散領域15b内に、外部の光が、入りにくく、正確な測定が可能である。
しかも、これらのフィルタ部材18a…は、前記フィルタ収容部17の間隙に収容される際に、両側から合成樹脂製の第一拡散板14及び第二拡散板15に挟持されているだけなので、円滑に摺動させて挿抜出来、各種フィルタ部材18c…等との交換が容易に出来る。
また、前記各種フィルタ部材18a,18b…が、透明合成樹脂板又はガラス板等、何れか一側面に、光沢面となる基材が設けられて、他方の外側面(この実施の形態では、例えば、基準光源部12側)に、印刷等により着色層が設けられている場合でも、この基材及び着色層のうち、照明光透過部分が、挿抜によって劣化する虞が少ない。
従って、各種フィルタ部材18a,18b…を、2枚ずつ様々な組み合わせとして、測定に用いることができるので、各種フィルタ部材18a,18b…の数に比して、様々な色彩や透過度を用いた測定が可能である。
また、この実施の形態では、図1に示す収容状態で、前記フィルタ収容部17から、各フィルタ部材18a…が、各把持部19a…を一体となるように上方に突設形成されていて、円滑に挿抜可能としている。
このため、各フィルタ部材18a,18b…の照明光が通過する領域を把持する必要が無く、光透過品質を良好なものとすることが出来る。
更に、この実施の形態では、前記基準光源装置11を他の基準光源装置と容易に、交換可能であるので、基準光源として様々な種類の光源装置を用いて測定が行える。
図3及び図4は、この発明の実施の形態の実施例1の基準光源装置31を示すものである。
なお、前記実施の形態と同一乃至均等な部分については、同一符号を付して説明する。
まず、この実施例1の基準光源装置31の構成について、前記実施の形態の基準光源装置11との相違点を中心に説明すると、この実施例1に用いられる基準光源部32は、車両用表示装置の表示照明光源部に用いられる構成と、概略同一となるように構成されている。
即ち、図3に示すように、この実施例1の基準光源装置31の基準光源部32には、透明樹脂製で、内部に照明光を透光して、正面視略正方形で略平面状を呈する乱反射面34aを有する導光部材34が設けられている。
この導光部材34の乱反射面34aは、前記フィルタ部13に対向配置されると共に、略水平方向に沿って、スリット33…が複数本、平行に設けられている。
また、この導光部材34の上側一側縁34bには、断面略コ字状の筐体35が、長手方向をこの上側一側縁34bに沿わせるように嵌着されている。
この筐体35の内部には、図4に示すように、光源としての前記LED発光体30…が、一列に隙間無く並べられて装着された回路基板36が、延設されている。
この回路基板36は、前記導光部材34に固着された駆動制御部12bに電気的に接続されていて、通電量が制御されることにより、各LED発光体30…の発光光量を同時に制御可能として、前記乱反射面34aから、略均一な面状基準光を照光可能な面状基準光源となるように構成されている。
次に、この実施例1の基準光源装置31の作用効果について説明する。
この実施例1の基準光源装置31では、前記実施の形態の基準光源装置11の作用効果に加えて、更に、基準光源部として、車両用表示装置の表示照明光源部と略同様に構成された基準光源装置31が用いられている。
このため、前記フィルタ部13に向けて、前記基準光源部32の各LED発光体30…から照光される照明光は、図4に示すように、前記導光部材34の上側一側縁34bから内部に入光した照明光を透光して、正面視略正方形で略平面状を呈する乱反射面34aに設けられた各スリット33…によって、略直交する方向に散乱されて、面延設方向で略均等な光量となる。
従って、面光源として、車両用表示装置の表示照明光源部が、車両用表示装置に実装された場合と略同様に照明光を照射することができる。
よって、前記フィルタ収容部17内に収容されたフィルタ部材18a…を、車両用表示装置の表示面部に用いられる各種色彩フィルタや、或いは、遮光フィルタ等として、容易に交換しながら、前記色彩輝度計6を用いた測光を行い、測光データを収集することが出来る。
従って、開発時に、車両の表示面部の透過率や或いは、濃度等を把握する等、開発ツールとして利用出来る。
他の構成、及び作用効果については、前記実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例1の基準光源装置11,31を詳述してきたが、具体的な構成は、これらの基準光源装置11,31に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態及び実施例1では、前記フィルタ部材18a…が、前記フィルタ収容部17の間隙に収容される際に、両側から合成樹脂製の第一拡散板14及び第二拡散板15に挟持されているが、特にこれに限らず、外部の光が、入光しないように遮光できれば、第一拡散板14と第二拡散板15との間に設けられたフィルタ収容部17が有する一定間隔の間隙内に各種フィルタ部材18a…等を挿抜させて交換可能としたり、或いは、フィルタ収容部17に対しフィルタ部材18a,18b等毎に、個別の一定の間隙を形成して挿抜できるようにしたりする等、どのような形状,数量及び材質によって構成されるフィルタ収容部17であってもよい。
また、実施の形態及び実施例1では、各種フィルタ部材18a,18b…を2枚ずつ様々な組み合わせで用いるように構成しているが、特にこれに限らず、3枚以上等、複数であれば良く、また、フィルタ部材18a…等の形状、数量及び材質が限定されるものではなく、例えば、フィルタ部材18a…が、何れの側面に色彩を有しているか限定されるものではない。
更に、フィルタ部材18aが、全体に有色透明であっても良く、これらの各種フィルタ部材18a,18b…の組み合わせ数が増大することにより、用意された各種フィルタ部材18a,18b…の数に比して、様々な色彩や透過度を用いた測定が可能となる。
また、この実施の形態の実施例1では、前記基準光源装置11を他の基準光源装置としての基準光源装置31と容易に交換可能としたものを示して説明してきたが、特に車両用の表示装置の表示面部に用いられる照明装置等に限らず、例えば、基準光源として様々な種類の光源装置として、複数のバルブを配列した光源装置や、前記LED発光体30…の数量及び配列の異なる光源装置、或いは、有機若しくは無機ELや、蛍光管等、面状に限らず、測光が行えるように構成されているものであれば、特に形状、数量、配列、密度及び材質が、特に限定されるものではない。
更に、前記実施例1の導光部材34の乱反射面34aには、略水平方向に沿って、スリット33…が複数本、平行に設けられているが、特にこれに限らず、凹凸形状や、散乱塗装層等、どのようなものであっても、光源からの照光を散乱させて、面状とするものであれば、特に形状、数量、配列、密度及び材質が、特に限定されるものではない。
この実施の形態の基準光源装置は、自動車等、車両の表示装置に用いられる基準光源装置で、表示部分の照明光の透過度や表示部分の印刷濃度等、表示装置の開発に用い、特に、車両の運転席前方に配置される車両用表示装置に限らず、車両の室内外の他の部分、若しくは車両以外であっても、色彩輝度の調整が必要なものであれば、どのようなものに用いてもよいものである。
11,31 基準光源装置
12,32 基準光源部
13 フィルタ部
14 第一拡散板
15 第二拡散板
15b 面状拡散領域
16 中間拡散板
17 フィルタ収容部
18 フィルタ群
18a,18b,18c,18d
フィルタ部材
20 筒状接続部
22 色彩輝度計側フード部材
23 フードリング部材
30 LED発光体

Claims (6)

  1. 一定の光量の基準照明光を発光できる光源を有する基準光源部と、該光源からの基準照明光を、受光して測光を行う色彩輝度計と、前記光源と該色彩輝度計との間に介装されて、基準照明光の色を変更可能なフィルタ部とを有する基準光源装置であって、
    前記フィルタ部には、前記光源側に位置して、光源からの基準照明光を面状に拡散する第一拡散板と、前記色彩輝度計側に位置する第二拡散板と、該第一拡散板と第二拡散板との間に位置して、薄板状のフィルタ部材を複数枚重ねて収容可能な一定間隔の間隙を有するフィルタ収容部を設け、
    前記第二拡散板の面状拡散領域内に、前記色彩輝度計を着脱可能に接続する筒状接続部設けたことを特徴とする基準光源装置。
  2. 前記基準光源部は、前記第一拡散板に対して着脱可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の基準光源装置。
  3. 前記色彩輝度計は、前記筒状接続部によって、交換可能となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の基準光源装置。
  4. 前記基準光源部として、前記第一拡散板の面延設方向に沿って、敷き詰められたLED発光体を光源とする面状基準光源を用いることを特徴とする請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の基準光源装置。
  5. 前記基準光源部として、車両用表示装置の表示照明光源部を用いることを特徴とする請求項1乃至3のうち、何れか一項記載の基準光源装置。
  6. 前記フィルタ収容部のフィルタ収容空間の両側に位置する前記拡散板は、面内外方向に弾性変形可能な合成樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至5のうち、何れか一項記載の基準光源装置。
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