JP5518424B2 - コンクリート製品成型用の型枠装置、及びコンクリート製品の製造方法 - Google Patents

コンクリート製品成型用の型枠装置、及びコンクリート製品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、側溝用ブロック等のコンクリート製品成型用の型枠装置、及び当該型枠装置を用いたコンクリート製品の製造方法に関する。
内部に水路を有する側溝用ブロック(暗渠、ボックスカルバート)は、既存の道路上に水路を整備する目的や農地等において地中の水分を速やかに排水する等の目的で施工される。側溝用ブロック等のコンクリート製品はその用途に応じて、集水用スリットや、グレーチング(溝蓋)を取付けるための段差付き開口や、縁石や、舗装タイル等が一体的に形成される場合がある(図12を参照)。側溝用ブロック等のコンクリート製品は都市計画整備によって普及し、時代とともに各種デザインの製品が製造されている。従来の側溝用ブロックはその外形が比較的単純な略四角筒形状やかまぼこ形状等であったものが、現在では側溝用ブロックの上面に縁石や舗装タイル模様が付くことで複雑な形状となってきている。そして側溝用ブロックの上面に形成されるスリットは、ハイヒールの踵が引っ掛からないようにスリットの幅が狭くなってきている。
側溝用ブロックを成型する方法には、使用状態と同じ向き(上面が上向き)で成型する方法と使用状態と反転させた向き(上面が下向き)で成型する方法がある。側溝用ブロックを上面が上向きで成型する方法は、比較的、型抜きが容易である。側溝用ブロックの上面を下向きで成型する方法は、中型の上面が接している面が水路の下面となるため、段差がなくてなめらかで粗度係数の小さい側溝ブロックを形成することができる。
側溝用ブロック等のコンクリート製品成型用の型枠装置は、該コンクリート製品の外側を形成する外型(前方枠と左右の側枠と後方枠と基台)と、側溝用ブロックの内側を形成する中型(中子)と、狭小動作させるためにリブが複数分割された中型をリンク機構によって狭小可能に連結することで中型を狭小動作させる狭小機構を備えており、生コンクリートを外型と中型との間に打設し養生させて成型した後、左右の側枠と後方枠を開いて、中型を狭小動作させてコンクリート製品の引き抜きに必要な隙間を形成した後、中型をコンクリート製品から引き抜いてコンクリート製品を取り出すか、又はコンクリート製品を中型から引き抜いてコンクリート製品を取り出す。初期の中型は分解して取り外していたが、分解及び組立が煩雑であることから、現在ではリブが複数分割された中型をリンク機構によって回転軸に連結させ、レンチ等の工具により回転軸を回転させることで狭小動作させて中型を絞る構造となっている(特許文献1から10)。
成型した側溝用ブロック等のコンクリート製品を型枠装置から取り出す方法としては、クレーンによりコンクリート製品を僅かに吊り上げて型枠装置の前方又は後方に移動させ、狭小させた中型から引き抜いて取り出す方法(特許文献1から8)と、前面側から背面側まで集水スリットが形成された側溝用ブロックをその集水スリットの形成された上面を下向きとして成型する場合において、狭小させた中型をコンクリート製品から引き抜いてからクレーンによりコンクリート製品を吊ってコンクリート製品の集水スリットを台枠に沿わせながら型枠装置の前方又は後方に水平移動させて取り出す方法(特許文献9)と、狭小させた中型をコンクリート製品から引き抜いてからクレーンによりコンクリート製品を吊って台枠に沿わせて水平移動させるか、クレーンによりコンクリート製品を吊り上げて取り出す方法(特許文献10)がある。
しかしながら、特許文献1から8記載のクレーンによりコンクリート製品を僅かに吊り上げて狭小させた中型から引き抜いて取り出す構造の場合には、クレーンによりコンクリート製品を吊り上げる吊り上げ量を狭小させた中型と外型の隙間よりも小さく設定しなければならず、コンクリート製品を中型から引き抜いて取り出す際に、クレーンが僅かに揺れてもコンクリート製品が型枠装置と衝突し易く、コンクリート製品が型枠装置と衝突することでクラックやカケが生じ易いという問題点がある。さらに、側溝用ブロックの上面に縁石等の突出部や舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されることで複雑な形状となる場合、側溝用ブロックを上面が下向きで成型するとき、クレーンにより側溝用ブロックを僅かに吊り上げただけでは、側溝用ブロックの上面が脱型し難い。また、特許文献9記載の構造の場合には、集水スリットの一部が繋がっている側溝用ブロックや、集水スリットのない側溝用ブロックには適用することができない。そして特許文献10記載の構造の場合には、狭小させた中型を側溝用ブロックから引き抜くための製造スペースが必要となる。
実開平2−8907号公報 実開平3−108411号公報 特開平6−134745号公報 実登第2578215号公報 特許第2957644号公報 特許第3002617号公報 特許第3288868号公報 特許第3329914号公報 特開2004−358876号公報 特開2008−238441号公報
側溝用ブロック等のコンクリート製品には、クラックやカケ等が少ない出来映えの良いコンクリート製品が要求される。このため、側溝用ブロック等のコンクリート製品成型用の型枠装置には、該コンクリート製品を脱型する際に、コンクリート製品が型枠装置と衝突し難く操作性のよい構造が要求される。また、コンクリート製品の上面に縁石等の突出部や舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されることで複雑な形状となった場合や、集水スリットの一部が繋がっている側溝用ブロックや、集水スリットのない側溝用ブロックであっても、側溝用ブロックの脱型が容易であることが要求される。さらには、狭小させた中型を側溝用ブロックから引き抜かずに済めば、省スペースで製造することができ、引き抜いた中型を型枠装置の所定位置に戻す手間も省くことができる。
そこで、本発明の目的は、狭小させた中型を側溝用ブロックから引き抜かない構造を採用しつつ、側溝用ブロック等のコンクリート製品の上面に縁石等の突出部や舗装タイル模様等の凹凸模様が形成される場合や、集水スリットの一部又は全部が繋がっている場合でも該コンクリート製品の脱型が容易であり、側溝用ブロックを脱型する際に、側溝用ブロックが型枠装置と衝突し難く操作性のよい構造を有する側溝用ブロック等のコンクリート製品成型用の型枠装置、並びに当該型枠装置を用いたコンクリート製品の製造方法を提供することにある。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、側溝用ブロック等のコンクリート製品の外側を形成する左右の側枠,前方枠及び後方枠と、前記コンクリート製品の内側を形成する中型と、前記中型の前方側に配されて前記中型を支持するフレームと、前記中型を狭小動作させる狭小機構と、基台の前方側に配されて前記基台と前記中型との平行を保ちながら前記中型を昇降させる昇降機構とを備え、前記狭小機構には、前記フレームと連結している回転軸と、前記回転軸と連動して前記中型を狭小動作させるリンク機構が備わっており、前記昇降機構の上方側には、所定形状の連結部材が配されており、前記回転軸を前記昇降機構の上方の所定高さに位置決め可能な構成となっていることを特徴とする。
本発明のコンクリート製品の製造方法は、前記コンクリート製品成型用の型枠装置を用いてコンクリート製品を成型し、クレーン等の吊り上げ手段によって前記コンクリート製品を前記型枠装置の中型から引き抜く脱型位置と同じ高さかそれよりも高い位置まで吊り上げ、それとともに、レンチ等の工具によって前記型枠装置の回転軸を回動させることで前記中型を狭小動作させ、かつ、前記回転軸を前記型枠装置の昇降機構の上方の所定高さに位置決めした状態で、前記コンクリート製品を前記中型から引き抜くことを特徴とする。本発明は、前記コンクリート製品は、その上面が縁石等の突出部又は舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されているか、或いは前記コンクリート製品は、その上面の一部又は全部が繋がっているものであり、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型し、成型された前記コンクリート製品を前記型枠装置の基台から離脱させ、その後、前記型枠装置の中型から引き抜くことを特徴とする。
前記連結部材は、前記回転軸を前記昇降機構の上方の所定高さに位置決めさせるための部材であり、前記回転軸が前記連結部材を介して前記昇降機構の上方の所定高さに位置決めされた高さ位置が前記コンクリート製品の脱型位置(前記コンクリート製品を前記中型から引き抜く高さ位置)となる。前記連結部材としては、例えば棒状部材、ブロック部材、トグル、クランク、パンタグラフ、カム、リンク、油圧ジャッキ、ネジ等が挙げられる。
本発明では、クレーン等の吊り上げ手段によって前記コンクリート製品を前記中型から引き抜く脱型位置(前記コンクリート製品を前記中型から引き抜く高さ位置)と同じ高さかそれよりも高い位置まで吊り上げるとともに、前記回転軸を回動させて前記中型を狭小動作させることで前記コンクリート製品を前記中型から引き抜くために必要な隙間を形成し所定形状の連結部材を介して前記回転軸を前記昇降機構の上方の所定高さに位置決めさせた状態で前記コンクリート製品を前記中型から引き抜く。すなわち、前記脱型位置と同じ高さで前記コンクリート製品を吊り上げた場合には、前記コンクリート製品を吊り上げた状態で前記回転軸を回動させて前記中型を狭小動作させると、前記中型と前記コンクリート製品の内側の下方側とで隙間が形成されるので、前記中型がその自重で降下するが、前記回転軸が前記連結部材を介して前記昇降機構の上方の所定高さに位置決めされた高さ位置にて前記中型の降下が停止することとなり、前記コンクリート製品のほぼ全周とで隙間が形成される。よって、前記回転軸が前記連結部材を介して昇降機構の上方の所定高さに位置決めされた状態で前記コンクリート製品を前記中型から引き抜くことができる。また、前記脱型位置よりも高くなるように前記コンクリート製品を吊り上げた場合には、前記コンクリート製品を吊り上げた状態で前記回転軸を回動させて前記中型を狭小動作させると、前記中型と前記コンクリート製品の内側の下方側とで隙間が形成されるので、前記中型がその自重で降下し、前記コンクリート製品の内側の下方側と接触する。次に、前記回転軸が前記連結部材を介して前記昇降機構の上方の所定高さに位置決めされた高さ位置まで前記コンクリート製品を下ろすと、前記コンクリート製品のほぼ全周とで隙間が形成される。よって、前記回転軸前記昇降機構の上方所定高さに位置決めされた状態で前記コンクリート製品を前記中型から引き抜くことができる。そして本発明によれば、狭小させた中型をコンクリート製品から引き抜かずに済むため、省スペースで製造することができ、引き抜いた中型を型枠装置の所定位置に戻す手間も省くことができる。
本発明によれば、前記コンクリート製品を基台から浮かせる所定高さの寸法を前記コンクリート製品の下方側とで形成される隙間の寸法よりも大きく設定することができる。すなわち本発明では、前記回転軸の周囲を覆うとともに前記中型を支持するためのフレームを貫通させる前記前方枠の窓穴と、このフレームとの間の高さ方向の隙間分だけ前記コンクリート製品を浮かせることができる。したがって、前記コンクリート製品の上面が縁石等の突出部又は舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されるか、或いは前記コンクリート製品の上面の一部又は全部が繋がっているものであり、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型し、前記コンクリート製品の上面を前記基台から離脱させた後に前記中型から引き抜くことが容易である。
ここで、前記前方枠が前記基台に着脱自在に装着されている構成とすれば、前記中型の上昇高さが前記前方枠の窓穴と、前記フレームとの間の高さ方向の隙間の大きさに制限されない。例えば前記前方枠が前記基台の上方から差し込み式に取り付けられるか、前記基台の上方から嵌め込み式に取り付けられていることで、前記中型を前記前方枠とともに上昇させることができ、前記中型の上昇高さが前記前方枠に制限されず、前記コンクリート製品の上面が縁石等の突出部にて前記隙間の大きさよりも突出している場合でも、前記コンクリート製品を完全に浮かせることが容易である。
本発明は、前記フレームから下方に向けて所定長さの腕部が延設されており、前記昇降機構には前記腕部の前後を挟む複数対のガイドローラが配されており、前記中型を片持ち支持しながら昇降可能な構成となっていることを特徴とする。
本発明によれば、前記昇降機構が前記基台と前記中型との平行を保ちながら前記中型をスムーズに昇降動させる。したがって、前記コンクリート製品の脱型作業の際に衝撃や振動がコンクリート製品にかかり難く、クラックやカケ等が少ない出来映えの良いコンクリート製品が出来上がる。
本発明は、前記連結部材平面カムであり、前記回転軸同軸固定されていることを特徴とする。ここで、前記平面カムとしては、接線カム、円板カム(偏心カム)、半円板カム、きのこ形カム、三角カムなどが挙げられる。
本発明によれば、前記コンクリート製品を前記中型から引き抜いた後、前記回転軸を回動させるだけの簡単な作業で前記中型を元の位置に戻すこととなる。本発明では、前記回転軸に同軸固定された平面カムを回動させることで中型を昇降動させる構造としているので、前記中型の昇降動が前記平面カムの接線形状に沿ったスムーズな動きとなり、前記中型を元の位置に戻す作業の際に衝撃や振動が前記中型にかかり難く、前記中型を傷めるおそれもない。また、前記平面カムを前記回転軸に着脱可能に同軸固定することで、前記コンクリート製品の内周や外周等の形状やサイズに合わせて前記平面カムの外周の形状やサイズを異ならせたものを用意しておき、それらを適宜交換して対応することができる。
本発明によれば、クレーン等の吊り上げ手段によって、脱型位置(コンクリート製品を中型から引き抜く高さ位置)と同じ高さとなるようにコンクリート製品を吊り上げれば、レンチ等の工具によって前記回転軸を回動させるだけの簡単な作業でコンクリート製品との間でほぼ全周に亘って隙間が形成され、前記回転軸が連結部材を介して昇降機構の上方に位置決めされた状態でコンクリート製品を中型から引き抜くことができる。また、クレーン等の吊り上げ手段によって、脱型位置(コンクリート製品を中型から引き抜く高さ位置)よりも高くなるようにコンクリート製品を吊り上げれば、レンチ等の工具によって前記回転軸を回動させて、前記回転軸が連結部材を介して昇降機構の上方に位置決めされる位置までコンクリート製品を下ろすだけの簡単な作業でコンクリート製品との間でほぼ全周に亘って隙間が形成され、コンクリート製品を中型から引き抜くことができる。そして本発明によれば、狭小させた中型をコンクリート製品から引き抜かずに済むため、省スペースで製造することができ、引き抜いた中型を型枠装置の所定位置に戻す手間も省くことができる。そして、前記コンクリート製品を中型から引き抜いた後、前記中型を元の位置に戻す際には、前記回転軸に同軸固定された平面カムを回動させることで前記中型を昇降動させる構造としており、前記中型の昇降動がスムーズな動きとなる。
本発明によれば、前記昇降機構が前記基台と前記中型との平行を保ちながら前記中型をスムーズに昇降動させる。したがって、前記コンクリート製品の脱型作業の際に衝撃や振動がコンクリート製品にかかり難く、クラックやカケ等が少ない出来映えの良いコンクリート製品が出来上がる。
本発明によれば、前記コンクリート製品を基台から浮かせる所定高さ寸法を前記コンクリート製品の下方側とで形成される隙間寸法よりも大きく設定することができるので、前記コンクリート製品がその上面が縁石等の突出部又は舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されるか、或いはその上面の一部又は全部が繋がっている場合でも、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型することで、コンクリート製品の外側を型枠装置の外型から容易に脱型させる。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置を例示する側面図である。 上記型枠装置の動作を例示する側面図である。 上記型枠装置の構造を側面から示す部分断面図である。 上記型枠装置の構造を側面から示す部分断面図である。 上記型枠装置を示す図であり、図5(a)は正面図であり、図5(b)は背面図である。 本発明のコンクリート製品の製造手順を示すフローチャート図である。 上記型枠装置の動作を例示する正面図である。 上記型枠装置の動作を例示する正面図である。 上記型枠装置の動作を例示する正面図である。 本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置の他の例を示す図であり、図10(a)は正面図であり、図10(b)は背面図である。 平面カムを例示する正面図である。 内部に水路を有する側溝ブロックを例示する斜視図である。 中型の内部構造を例示する斜視図である。
本発明を実施するための形態を図面に基づいて以下に説明する。
(側溝ブロック)
図12は内部に水路を有する側溝ブロック200を例示する斜視図である。図12(a)に示す側溝ブロック201は外形が略四角形の筒形状で下方にテーパ加工が施され、その上面200cに集水用スリット200bが形成され、その上方の一部が突出した突出部(縁石)220が一体的に形成されており、その内側200dは円筒形状である。図12(b)に示す側溝ブロック202は外形が略四角形の筒形状であり、その上面200cに舗装タイル模様が一体的に形成されており、その内側200dは四角筒形状である。図12(c)に示す側溝ブロック203は外形が略かまぼこ形の筒形状であり、その上面200cにグレーチング(溝蓋)を取付けるための段差付き開口200eが形成されており、その内側200dはかまぼこ筒形状である。本発明は、図12(a)から(c)に示す上面が複雑な筒形状に加え、単純な筒形状のもの等種々の形状の筒形状の側溝ブロック200の製造に適用される。
(本発明の実施の形態)
図1は、本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置1を例示する側面図であり、左右の側枠30,30と後方枠40とが閉じた状態を示している。本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置1は、前方枠50と左右の側枠30,30と後方枠40と、基台20とで側溝用ブロック200の外側を成型し、中型60にて側溝用ブロック200の内側200dを成型する構成となっている。
前記中型60は、狭小動作させるためにリブが複数分割された中型がリンク機構によって狭小可能に連結されたもので、正面視で上下の中型(リブ)61,63と、左右の中型(リブ)62,64からなる(図5等を参照)。中型60の狭小機構は、中型60の中心軸となる回転軸90が上側の中型61を貫通して取り付けられ、カム66とクランク67とで回転軸90に連係された周回軸96とでリンク機構を構成し、このリンク機構に左右の中型62,64と下側の中型63が連結される。つまり、左右の中型62,64には、ガイド溝633が各々形成され、下側の中型63に連結された可動部材の左右のピン632が上記左右のガイド溝633に沿って移動する構成となっており、リンク機構によってリブが複数分割された中型を狭小動作させる仕組みとなっている(図13(a)(b)(c)を参照)。なお、上側の中型61と下側の中型63は相対的な位置関係を示しているものであり、その上下が反転した場合でも(下側の中型61と上側の中型63となっていても)同様の狭小動作となる。
図2から図4は本実施形態の型枠装置1を例示する側面図であり、左右の側枠30,30と後方枠40と前方枠50が開いた状態を示している。図2はクレーン装置100にて側溝用ブロック200を吊り上げる直前の状態を示している。図3と図4は本実施形態の型枠装置1の構造を側面から示す部分断面図であり、図3は側溝用ブロック200を吊り上げる直前の状態を示しており、図4は側溝用ブロック200を吊り上げた状態を示している。図5(a)は本実施形態の型枠装置1の正面図であり、図5(b)は本実施形態の型枠装置1の背面図である。
本実施形態では、回転軸90の周囲を覆うフレーム65が、中型60から前方に向けて延設されるとともに、中型60を片持ち支持し、また、腕部73が中型60の前方に水平に突き出されたフレーム65から真下に向けて延設され、基台20の前方側に配設された昇降機構70に備わった2対のガイドローラ71,72が腕部73の前後を挟んで支持する構成となっている(図3、図4等を参照)。ガイドローラ71と72はそれぞれ1対ずつ所定間隔で昇降機構70の上側と下側とに配されている。また、昇降機構70に備わった1対の押さえブロック74(図5(a)では台形状を呈している)が腕部73の左右を挟んで支持する構成となっている(図5等を参照)。本実施形態によれば、昇降機構70に配された2対のガイドローラ71,72によって腕部73の前後を挟むことで中型60を片持ち支持し、基台20と中型60との平行を保ちながら中型60をスムーズに昇降動させる。したがって、側溝用ブロック200を脱型する際に衝撃や振動が側溝用ブロック200にかかり難く、クラックやカケ等が少ない出来映えの良いコンクリート製品が出来上がる。本実施形態では、ガイドローラ71,72は2対としたが、必要に応じてガイドローラを3対以上としてもよい。また、本実施形態では、台形状の押さえブロック74としたが、直方体やL字金具等を組み合わせた構造部材でもよい。
本実施形態では、回転軸90が連結部材80を介して昇降機構70の上方に位置決めされる。つまり、基台20の前方側に配設された昇降機構70の上面プレート75に、回転軸90と平行な軸98が支持部材を介して配され、この軸98が連接部材としてのローラ97に挿通される。そして、回転軸90の前方側に同軸固定された連結部材としての平面カム80の外周側面80aがローラ97の外周側面97aと接する位置で、回転軸90が連結部材80を介して昇降機構70の上方に位置決めされる(図5(a))。
本実施形態では、ローラ97の外周側面97aの位置は基台20から所定高さの位置に固定されている。よって、回転軸90に同軸固定された平面カム80の最大半径C1(図11(a)を参照)が連接部材97に近づいているときは、平面カム80の外周側面80aが連接部材97の上面97aに当接すると、回転軸90と連接部材97との距離が小さくなる(図7(a))。また、回転軸90に同軸固定された平面カム80の最大半径C1が連接部材97から遠ざかっているときは、平面カム80の外周側面80aが連接部材97の上面97aに当接すると、回転軸90と連接部材97との距離が大きくなる(図7(c))。回転軸90にはレンチ等の工具が連結される。よって、レンチ等の工具により回転軸90を右回転方向の矢印cw方向に回動させると、中型60が狭小する動作をするとともに、平面カム80の外周側面80aが連接部材97の上面97aに当接したときの回転軸90と連接部材97との距離が大きくなる(図7(c)を参照)。また、レンチ等の工具により回転軸90を左回転方向の矢印ccw方向に回動させると、中型60が元の大きさに戻る動作をするとともに、平面カム80の外周側面80aが連接部材97の上面97aに当接したときの回転軸90と連接部材97との距離が小さくなる(図9(d)を参照)。
図11は、本実施形態に使用する平面カム80を例示した図である。本実施形態では、略半円板形状のカム(図11(a))、きのこ形カム(図11(b))、円板カム(図11(c))などが適用される。本実施形態によれば、基台20と中型60との間に平面カム80とローラ97とを介することで、中型60の昇降動がスムーズな動きとなり、脱型作業の際に衝撃や振動が側溝用ブロック200にかかり難い。また、前記中型を元の位置に戻す作業の際に衝撃や振動が中型にかかり難く中型を傷める心配もない。そして、前記回転軸90への取り付けと取り外しが可能に前記平面カム80を同軸固定することで、側溝用ブロック200の形状や内周や外周のサイズに合わせて前記平面カム80の外周のサイズや形状を異ならせたものを適宜交換することが容易となる。
図6は、本発明の型枠装置1によるコンクリート製品の製造手順を示すフローチャート図である。図6(a)に示すコンクリート製品の製造手順は、所定配置された外型と中型との間に生コンクリートを打設し養生させて成型する工程S1と、左右の側枠と後方枠を開放する工程S2と、吊り上げ手段にてコンクリート製品をその脱型位置よりも高く上げる工程S31と、コンクリート製品を上げた状態で中型を狭小動作させる工程S4と、コンクリート製品を脱型位置まで下ろす工程S45と、コンクリート製品を中型60から引き抜く工程S5からなる。
図6(b)は、図7(a)の工程の一部を変更したものである。図6(b)に示すコンクリート製品の製造手順は、所定配置された外型と中型との間に生コンクリートを打設し養生させて成型する工程S1と、左右の側枠と後方枠を開放する工程S2と、吊り上げ手段にてコンクリート製品をその脱型位置と同じ高さまで上げる工程S32と、コンクリート製品を上げた状態で中型を狭小動作させる工程S4と、コンクリート製品を中型から引き抜く工程S5からなる。
ここで、上記コンクリート製品の脱型位置とは、コンクリート製品を中型60から引き抜く高さ位置である。
本発明の型枠装置1によるコンクリート製品の製造手順を図6(a)に示すフローチャート図に沿って以下に説明する。図7は本実施形態の型枠装置1の動作を示す正面図である。本実施形態では、側溝用ブロック200をその上面が下向きで成型する。これは、中型60の上面が接している面を水路の下面とすることで、段差がなくなめらかで粗度係数の小さい側溝ブロック200を形成するためである。
先ず、所定配置された外型(前方枠50と左右の側枠30,30と後方枠40と、基台20とで形成される)と中型60との間に生コンクリートを打設し養生させて成型する(図6のS1、図1)。側枠30,30と後方枠40と前方枠50の下側は、それぞれ基台20にヒンジ接続されており(図1、図5等を参照)、側溝用ブロック200の成型後に側枠30,30と後方枠40の上側の係止部材を外して側枠30,30と後方枠40と前方枠50を開放する(図6のS2、図2)。そして、クレーン装置100を側溝用ブロック200の下面200a(図2では上側)に取り付ける。クレーン装置100は、フック付きの吊り上げワイヤ101と、真空ポンプを備えた吸着機102からなり、吸着機102の吸着ヘッドを側溝用ブロック200の下面200aに取り付け、真空ポンプにて真空引きした状態でフック付きの吊り上げワイヤ101で側溝用ブロック200を上げたり、下げたりする(図5)。
側溝用ブロック200の成型状態では、型枠装置1の接地面E(図7(a)のE−E線)から側溝用ブロック200の面200aまでの高さ寸法をU1とし、側溝用ブロック200の脱型位置F(図7(a)のF−F線)までの高さ寸法をH1とすると、高さ寸法H1は高さ寸法U1よりも大きくなる(H1>U1)。
次に、中型60が側溝用ブロック200に入ったままの状態でクレーン装置100にて側溝用ブロック200を脱型位置Fよりも高く上げる(図6(a)のS31、図7(b))。これによって側溝用ブロック200が基台20から所定の高さ寸法T1だけ上昇し、側溝用ブロック200の面220cが基台20から離脱することとなる。クレーン装置100にて側溝用ブロック200を脱型位置Fよりも高く上げると、接地面Eから側溝用ブロック200の面200aまでの高さ寸法がU2となり、高さ寸法U2は高さ寸法H1よりも大きくなる(U2>H1)。
次に、側溝用ブロック200を上げたままの状態で回転軸90を右回転方向の矢印cw方向に回動させ中型60を狭小動作させる(図6(a)のS4)。中型60を狭小動作させると、中型60と側溝用ブロック200の内側200dとに隙間が形成され、側溝用ブロック200の内側200dの下方側と接触する位置まで中型60がその自重で降下する(図7(c))。このとき、中型61の上側の外周面61aと側溝用ブロック200の内側200dの上側の外周面との隙間をS1とし、平面カム80の最大半径C1側の外周面80a1と連接部材97の上面97aとの隙間をS2とすると、隙間S1は隙間S2よりも大きく設定される(S1>S2)。また、隙間S2は高さ寸法U2から高さ寸法H1を差し引いた値と等しく設定される(S2=U2−H1)。
次に、側溝用ブロック200を脱型位置Fまで下ろす(図6(a)のS45)。つまり、回転軸90に同軸固定された平面カム80の最大半径C1側の外周面80a1と連接部材97の上面97aとが接することで、回転軸90が昇降機構70の上方に位置決めされる位置までコンクリート製品を下ろすこととなる(図7(d))。このとき、中型61の上側の外周面61aと側溝用ブロック200の内側200dの上側の外周面との隙間がS3となり、隙間S3は隙間S1から隙間S2を差し引いた値である(S3=S1−S2)。したがって、中型60と側溝用ブロック200のほぼ全周とで隙間が形成され、側溝用ブロック200を中型60から引き抜く(図6(a)のS5)。
本実施形態によれば、クレーン装置100によって、脱型位置F(コンクリート製品200を中型60から引き抜く高さ位置)よりも高くなるようにコンクリート製品200を吊り上げれば、レンチ等の工具によって回転軸90を回動させて、回転軸90に同軸固定された平面カム80の外周面とローラ97の外周面とが当接することで昇降機構70の上方に位置決めされる位置までコンクリート製品200を下ろすだけの簡単な作業でコンクリート製品200との間でほぼ全周に亘って隙間が形成され、コンクリート製品200を中型から引き抜くことができる。
次に、本発明の型枠装置1によるコンクリート製品の製造手順を図6(b)に示すフローチャート図に沿って以下に説明する。なお、上述の図6(a)と同一の工程については、同一符号を付与することで説明を一部省略する。図8は本実施形態の型枠装置1の動作を示す正面図である。
先ず、所定配置された外型と中型との間に生コンクリートを打設し養生させて成型し(図6のS1)、側溝用ブロック200の成型後に側枠30,30と後方枠40の上側の係止部材を外して側枠30,30と後方枠40を開放する(図6のS2)。そして、クレーン装置100を側溝用ブロック200の下面200a(図2では上側)に取り付ける。
側溝用ブロック200の成型状態では、型枠装置1の接地面E(図8(a)のE−E線)から側溝用ブロック200の面200aまでの高さ寸法をU1とし、側溝用ブロック200の脱型位置F(図8(a)のF−F線)までの高さ寸法をH1とすると、高さ寸法H1は高さ寸法U1よりも大きくなる(H1>U1)。
次に、中型60が側溝用ブロック200に入ったままの状態でクレーン装置100にて側溝用ブロック200を脱型位置Fと同じ高さまで上げる(図6(a)のS32、図8(b))。これによって側溝用ブロック200が基台20から所定の高さ寸法T3だけ上昇し、側溝用ブロック200の面220cが基台20から離脱することとなる。クレーン装置100にて側溝用ブロック200を脱型位置Fと同じ高さまで上げると、接地面Eから側溝用ブロック200の面200aまでの高さ寸法がU2となり、高さ寸法U2は高さ寸法H1と等しくなる(U2=H1)。
次に、側溝用ブロック200を上げたままの状態で回転軸90を右回転方向の矢印cw方向に回動させ中型60を狭小動作させる(図6(a)のS4)。中型60を狭小動作させると、中型60と側溝用ブロック200の内側200dとに隙間が形成され、側溝用ブロック200の内側200dの下方側と接触する位置まで中型60がその自重で降下する(図8(c))。このとき、中型61の上側の外周面61aと側溝用ブロック200の内側200dの上側の外周面との隙間をS1とする。平面カム80はその最大半径C1側が連接部材97の上面97aから離れた位置にある。引き続き、回転軸90を右回転方向の矢印cw方向に回動させると、回転軸90に同軸固定された平面カム80の最大半径C1側の外周面80a1と連接部材97の上面97aとが接することで、回転軸90が昇降機構70の上方に位置決めされる位置まで中型60を持ち上げることとなる(図8(d))。このとき、中型61の上側の外周面61aと側溝用ブロック200の内側200dの上側の外周面との隙間がS3となり、隙間S3は隙間S1よりも小さい(S3<S1)。したがって、中型60と側溝用ブロック200のほぼ全周とで隙間が形成され、側溝用ブロック200を中型60から引き抜く(図6(b)のS5)。
本実施形態によれば、クレーン装置100によって、脱型位置F(コンクリート製品200を中型60から引き抜く高さ位置)と同じ高さとなるようにコンクリート製品200を吊り上げれば、レンチ等の工具によって回転軸90を回動させて、回転軸90に同軸固定された平面カム80の外周面とローラ97の外周面とを当接させるだけの簡単な作業でコンクリート製品200との間でほぼ全周に亘って隙間が形成され、コンクリート製品200を中型60から引き抜くことができる。
上記コンクリート製品200を中型60から引き抜いた後、中型60を元の状態に戻す動作を図9に示す。本実施形態によれば、回転軸90に同軸固定された平面カム80の外周面80aをローラ97の上面97aと当接させた状態で、左回転方向の矢印ccw方向に回動させて中型60を元の状態に戻すので、作業の際に衝撃や振動が中型60にかかり難く、中型60を傷める心配もない。さらには、着脱可能に前記平面カム80を前記回転軸90に同軸固定することで、前記コンクリート製品の内周や外周等の形状やサイズに合わせて前記平面カム80の外周の形状やサイズを異ならせたものを用意しておき、それらを適宜交換して対応することができる。
上述の実施形態では、前方枠50の下側が基台20にヒンジ接続されているとしたが、前方枠50が基台20に着脱自在に装着されていても良い。より具体的には、前方枠50が基台20の上方から差し込み式又は嵌め込み式で取り付けられているならば、側溝用ブロック200を基台20から浮かせる際に前方枠50が基台20から外すことができるので、中型60を前方枠50とともに上昇させることができ、中型60の上昇高さが前方枠50に制限されない。
上述の実施形態では昇降機構70に平面カム80を備える構成としたが、例えば前記昇降機構70を、トグル機構、クランク機構、パンタグラフ機構、リンク機構、油圧ジャッキ、ネジ等としても差し支えない。
本発明のコンクリート製品成型用の型枠装置は、上述の実施形態に限られるものではなく、例えば、側溝ブロック200の外形が略四角形の筒形状であり、その上面200cに舗装タイル模様が一体的に形成されており、その上面200cに集水溝が形成されていない側溝ブロック(図12(b))を製造する場合の実施形態は、図10に示す型枠装置11となる。なおここで、図10(a)は側溝用ブロック200を吊り上げる直前の状態を示しており、図10(b)は側溝用ブロック200を吊り上げた状態を示している。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、クレーン装置100にてコンクリート製品200を吊り上げた後、フォークリフトでコンクリート製品200の下側を受けて型枠装置1の後方に移動させて中型60から引き抜いてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1、11 コンクリート製品成型用の型枠装置
20 基台、
30 側枠、
40 後方枠、
50 前方枠、
60 中型、
70 昇降機構、
80 平面カム、
90 回転軸、
100 クレーン装置、
200 コンクリート製品(側溝用ブロック)

Claims (5)

  1. 側溝用ブロック等のコンクリート製品の外側を形成する左右の側枠,前方枠及び後方枠と、前記コンクリート製品の内側を形成する中型と、前記中型の前方側に配されて前記中型を支持するフレームと、前記中型を狭小動作させる狭小機構と、基台の前方側に配されて前記基台と前記中型との平行を保ちながら前記中型を昇降させる昇降機構とを備え、前記狭小機構には、前記フレームと連結している回転軸と、前記回転軸と連動して前記中型を狭小動作させるリンク機構が備わっており、前記昇降機構の上方側には、所定形状の連結部材が配されており、前記回転軸を前記昇降機構の上方の所定高さに位置決め可能な構成となっていることを特徴とするコンクリート製品成型用の型枠装置。
  2. 前記フレームから下方に向けて所定長さの腕部が延設されており、前記昇降機構には前記腕部の前後を挟む複数対のガイドローラが配されており、前記中型を片持ち支持しながら昇降可能な構成となっていることを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品成型用の型枠装置。
  3. 前記連結部材平面カムであり、前記回転軸同軸固定されていることを特徴とする請求項1または2記載のコンクリート製品成型用の型枠装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項記載のコンクリート製品成型用の型枠装置を用いてコンクリート製品を成型し、クレーン等の吊り上げ手段によって前記コンクリート製品を前記型枠装置の中型から引き抜く脱型位置と同じ高さかそれよりも高い位置まで吊り上げ、それとともに、レンチ等の工具によって前記型枠装置の回転軸を回動させることで前記中型を狭小動作させ、かつ、前記回転軸を前記型枠装置の昇降機構の上方の所定高さに位置決めした状態で、前記コンクリート製品を前記中型から引き抜くことを特徴とするコンクリート製品の製造方法。
  5. 前記コンクリート製品は、その上面が縁石等の突出部又は舗装タイル模様等の凹凸模様が形成されているか、或いは前記コンクリート製品は、その上面の一部又は全部が繋がっているものであり、前記コンクリート製品をその上面が下向きの状態で成型し、成型された前記コンクリート製品を前記型枠装置の基台から離脱させ、その後、前記型枠装置の中型から引き抜くことを特徴とする請求項4記載のコンクリート製品の製造方法。
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