JP5517109B2 - 往復動工具 - Google Patents

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Description

本発明は、モータでブレードを上下方向に往復動させ、本体を前方に押し進めながら木材等の加工物を切断する往復動工具に関するものであり、特に従来よりブレードが非削材に食い込み易い機構を設けた往復動工具に関するものである。
従来の往復動工具を図17から図19を用いて説明する。
往復動工具101は、スイッチ108を有し、下方に切断作業時の案内部材となるベース105を取付け、内部に図示しないモータを有する本体102と、モータの回転力によって上下方向に往復動するプランジャ110とを備えた構成をしている。本体102は、プランジャ110にモータの回転力を伝えるプラスチック製ハウジング103と、ハウジング103に設けられたギヤホルダ104とから構成されている。プランジャ110の上方部は本体102内部に往復動可能に保持され、下方部が本体102外部に突出しており、プランジャ110の下方部にはブレード106が着脱可能に保持されている。(特許文献1参照)
ブレード106が下死点から上死点に移動する切削時について図17を用いて述べる。切削時においては垂直方向の反力(切削反力)により、ブレード106からプランジャ110を通じて、本体2前部は下方向へ引っ張られるが、ベース105前方が木材と接触することで本体102を支えている。このとき、ベース105と木材は強く圧着しているから、木材および本体2の荷重を受ける部分では、変形により弾性力が蓄えられる。
次に、切削が終了しブレード106が上死点から下死点に移動する戻り時について図18を用いて述べる。戻り時にはブレード106からプランジャ110を通じて本体102前部に下方向に作用していた荷重が無くなる。そのため、本体102の重心126から前側に蓄積された弾性力が開放されると、本体102は重心126を中心に後方へ仰け反る運動が発生する。本体102の回転運動により重心126の後方にあるベース105は木材と接触し、本体102はベース105後端を支点として後方へ回転する。
特開2004−1363号公報
しかし上記した挙動が繰り返されることで本体102の振動が発生すると共に、充分な切削速度が保てない場合があった。さらに、高性能なモータの提供により、プランジャ往復運動が高速になったり、非削材が硬かったりするとブレードの非削材への食い付きが悪くなり、その結果切断時間が予想以上に掛かってしまうという問題があった。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、操作性の良い往復動工具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明によれば、回転軸を有するモータと、該モータを収容する外枠と、該外枠の下方に設けられるベースと、該モータによって回転駆動される回転部であって、回転軸と、該回転軸上に設けられるギヤと、該ギヤの偏芯した位置に設けられるピンとを有する回転部と、該ピンと係合し、該ピンの上下動に従って上下方向に往復動するプランジャと、を備えた往復動工具において、カムの外周面と当接し、該カムの外周面に従って上下方向に往復動する中間部材と、該外枠に揺動可能に設けられるローラホルダであって、該中間部材及び該ソーブレードと当接し、該中間部材が下方に移動すると該ソーブレードを前方に移動させ、該中間部材が上方に移動すると該ソーブレードを後方に移動させるよう構成されるローラホルダと、を備え、該プランジャは、該プランジャの往復方向と交差する方向に延び該ピンと係合する湾曲部が設けられ、該湾曲部は、プランジャが上方に移動するときにピンが当たる部分が上方に向かって湾曲した形状であることを特徴とする往復動工具を提供している。
また、該湾曲部は、該プランジャの往復動する軸に対して、略線対称の形状で形成することが好ましい。
また、該湾曲部は、略U字形状であることが好ましい。
また、該湾曲部は、該ピンが該往復動する軸上に位置している際の点を中心点とした場合に、該中心点に対して、略点対称の形状で形成することが好ましい。
また、該湾曲部は、該中心点に対して左側が上方に向かって湾曲した形状であることが好ましい。
該カムの外周面は、該回転軸中心からの距離が最も大きい頂部と、該頂部の回転方向側に位置し、回転するにつれて該回転軸中心からの距離が大きくなる第1の領域と、該頂部の回転方向逆側に位置し、回転するにつれて該回転軸中心からの距離が小さくなる第2の領域とを有する形状をしていると共に、前記第2の領域と前記回転軸との間の距離の変化率は、前記第1の領域と前記回転軸との間の距離の変化率よりも大きいことが好ましい。
請求項1の発明によれば、ブレードが非削材に、より食い込み易くなり切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
請求項2乃至3記載の発明によれば、ブレードが非削材に、食い込む前後のブレードの軌跡が従来よりも深くゆっくりとした速さで非削材に食い込むため、切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
請求項4乃至5の発明によれば、ブレードが非削材に、食い込む直前までは素早くブレードを作動させることができ、食い込む瞬間からはブレードの軌跡が従来よりも深くゆっくりとした速さで非削材に食い込むため、切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
請求項6の発明によれば、作業者が本体を前方に強く押しながら作業をした場合でも、ソーブレードは最上点に達した時点で既に被削面と離れており、本体に発生する振動が小さくなる。また切り粉が排出されやすくなると共に、ソーブレードと被削面との間の無駄な摩擦がなくなり、切削性が向上する。さらに、オービタル運動を伴ったブレードが非削材に、より食い込み易くなり切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
本発明の実施の形態にかかる往復動工具の全体構造断面図。 図1においてカム及びギヤをA 方向から見た外観図。 図1の往復動工具においてソーブレードの軌跡を示す図。 図1の往復動工具の切削作業時におけるベースとソーブレードの動作を示す図。 図1の往復動工具の切削作業時におけるベースとソーブレードの動作を示す図。 図1の往復動工具の切削作業時におけるベースとソーブレードの動作を示す図。 図1の往復動工具の切削作業時におけるベースとソーブレードの動作を示す図。 図1の往復動工具の切削作業時におけるベースとソーブレードの動作を示す図。 本発明の実施の形態にかかる往復動工具の全体構造断面図。 本発明の実施の形態にかかる往復動工具のプランジャ形状を示す図。 図10のプランジャの要部拡大図。 本発明と従来の往復動工具におけるブレードの末端の切断軌跡を示す図。 本発明の実施の形態にかかる往復動工具のブレードの速さを示す図。 本発明の実施の形態にかかる往復動工具の第二のプランジャ形状を示す図。 図14の要部拡大図。 本発明の実施の形態にかかる往復動工具の第二のプランジャ形状でのブレードの速さを示す図。 従来の往復動工具における全体構造図。 従来の往復動工具における全体構造図。 従来の往復動工具における全体構造断面図。 従来の往復動工具における全体構造正面断面図。
本発明の実施の形態にかかる往復動工具について、図1乃至図16を参照しながら説明する。説明するにあたり、図1の右方を往復動工具1の前方、図1の左方を往復動工具1の後方、図1の上方を往復動工具1の上方、図1の下方を往復動工具1の下方ということにする。
図1に示すように、往復動工具(ジグソー)1は、前後方向に延びる回転軸2aを有するモータ2と、モータ2を収容する外枠であるハウジング3と、ハウジング3の下方に設けられるベース4と、を備えている。
ハウジング3内には、回転軸2aの先端に形成されたピニオン2bと噛み合って回転駆動される回転部5が設けられている。回転部5は、回転軸であるスピンドル6と、スピンドル6上に設けられるギヤ7と、ギヤ7の偏芯した位置に設けられるピン8と、スピンドル6上に設けられるカム9と、を備えている。
回転部5の前方にはプランジャ10が設けられている。プランジャ10は上下方向に延びる板状の部材からなり、その中程にはピン8と係合するピン係合部(湾曲部)10aが設けられ、ピン8の回転によって上下動するよう構成されている。プランジャ10の下端には、前方に鋸歯を有するソーブレード12がベース4と交差するように取付けられている。よって回転部5が回転すると、ピン8が偏芯運動を行い、プランジャ10及びソーブレード12が上下動する。
プランジャ10はプランジャホルダ11によって上下動可能に支持されており、プランジャホルダ11はハウジング2に前後方向に揺動可能に支持されていると共に、プランジャホルダ11とハウジング2との間に設けられたスプリング16によって後方に押圧されている。よってソーブレード12は、その後方に設けられた後述のローラ13に押し当てられている。
カム9は略円板状であるが、後述のようにその外周面は回転するにつれて回転部5の回転軸中心5aからの距離が変化するように形成されている。カム9の外周面にはハウジング2に上下動可能に支持された中間部材14が当接している。そして中間部材14の下方には、ハウジング2に前後方向に揺動可能に支持されたローラホルダ15が設けられている。ローラホルダ15は略L字状に形成されており、一端が中間部材14に当接し、他端はローラ13を回転可能に支持している。よって回転部5が回転すると、カム9の外周面の形状に従って中間部材14が上下動し、ローラホルダ15が回動し、ローラ13がソーブレード12を前後動させる。
図2は図1においてA方向からカム9及びギヤ7を見た状態を示すものである。図2の右下に描かれた太い矢印は、カム9及びギヤ7の回転方向を示している。カム9の外周面には、回転軸中心5aからの距離が最も大きい頂部9bが形成されている。頂部9bの回転方向側には、回転するにつれて回転軸中心5aからの距離が大きくなる第1の領域9aが形成され、頂部9bの回転方向逆側には、回転するにつれて回転軸中心5aからの距離が小さくなる第2の領域9cが形成されている。第2領域9cの回転方向逆側には、第3の領域9dが形成されており、第3の領域9dも回転するにつれて回転軸中心5aとの距離がわずかに小さくなるが、その変化率は第2の領域に比べて大分小さいので、ここでは第2の領域9cとは分けて説明することにする。
以上のような構成により、ソーブレード12の下端12aは図3に示すような軌跡を、矢印で示すように最下点a、最前点b、最上点cの順にたどって移動することになる。なお図3乃至図8に示すソーブレード12の軌跡は、実際はもっと縦方向に細長いものであるが、見やすくするため横方向に伸ばして描いてある。
またソーブレード12が被削面17から急激に後退するように、第2の領域9cと回転軸中心5aとの間の距離の変化率は、第1の領域9aと回転軸中心5aとの間の距離の変化率よりも大きく設定されている。ここで回転軸中心5aとの間の距離の変化率とは、カム9がある一定の角度だけ回転したときの、回転軸中心5aとの間の距離の変化量を意味するものであるとする。
さらに本実施の形態では、ソーブレード12が最上点cに達した時点で被削面17から離れていれば、本体にかかる力の瞬間的な変化が緩和されることに着目した。ソーブレード12が最前点bから最上点cに達するまでの後退量をXとすれば、この後退量Xを大きくするほどソーブレード12は被削面17から早く離れようとするはずである。従来、後退量Xを約0.3mmに設定した往復動工具はあるが、それよりも大きいものはなかった。そこで後退量Xを約0.9mmに設定して実験を行ったところ、往復動工具1を前方に強く押しながら切断作業を行ったときの振動が従来よりも格段に小さくなることがわかった。この結果から、後退量Xが0.6mm程度でも従来よりは振動が小さくなり、0.8mm程度であれば格段に振動が小さくなるものと考えられる。なお実験においては、2×4工法で多用される36mm厚の米マツ材を用い、通常の押し力を約2.0kgf、強い押し力を約4.0kgfとした。
図4乃至図8は、往復動工具1で切断作業を行った場合、ベース4とソーブレード12の動作を順に示したものである。各図の上方に描かれた矢印はベース4の進行方向を示しており、ベース4に付された矢印と、その下方の加工材に付された3本の縦線は、ベース4が加工材に対してどれくらい進んだかをわかりやすくするために示した目印である。
図4は、ソーブレード12が鋸引きを終えて最前点bに達した状態を示している。この時点からソーブレード12は後退を始め、図5に示すように最上点cに達して上昇から下降に切り替わる瞬間には被削面17から離れている。そして図6及び図7に示す状態を経て、図8に示すようにソーブレード12は最下点aに達する。ここからソーブレード12は下降から上昇に切り替わり、再び最前点bに達するまでの間、前進しながら鋸引きを行う。後はその繰り返しである。
このように本発明によれば、作業者が本体を前方に強く押しながら作業をした場合でも、本体にかかる力の瞬間的な変化が緩和され、振動が小さくなる。また切り粉が排出されやすくなると共に、ソーブレード12と被削面17との間の無駄な摩擦がなくなり、切削性がより向上する。従って振動が少なく切削性に優れた往復動工具を提供することができる。
図9に示すように、図1とは別の形状をした往復動工具1は、前後方向に延びる回転軸2aを有するモータ2と、モータ2を収容する外枠であるハウジング3と、ハウジング3の下方に設けられるベース4と、を備えている。
ハウジング3内には、回転軸2aの先端に形成されたピニオン2bと噛み合って回転駆動される回転部5が設けられている。回転部5は、回転軸であるスピンドル6と、スピンドル6上に設けられるギヤ7と、ギヤ7の偏芯した位置に設けられるピン8と、スピンドル6上に設けられるカム9と、を備えている。
回転部5の前方にはプランジャ10が設けられている。プランジャ10は上下方向に延びる板状の部材からなり、その中程にはピン8と係合するピン係合部(湾曲部)10aが設けられ、ピン8の回転によって上下動するよう構成されている。プランジャ10の下端には、前方に鋸歯を有するソーブレード12がベース4と交差するように取付けられている。よって回転部5が回転すると、ピン8が偏芯運動を行い、プランジャ10及びソーブレード12が上下動する。
プランジャ10はプランジャホルダ11によって上下動可能に支持されており、プランジャホルダ11はハウジング2に前後方向に揺動可能に支持されていると共に、プランジャホルダ11とハウジング2との間に設けられたスプリング16によって後方に押圧されている。よってソーブレード12は、その後方に設けられた後述のローラ13に押し当てられている。
カム9は略円板状であるが、後述のようにその外周面は回転するにつれて回転部5の回転軸中心5aからの距離が変化するように形成されている。カム9の外周面にはハウジング2に上下動可能に支持された中間部材14が当接している。そして中間部材14の下方には、ハウジング2に前後方向に揺動可能に支持されたローラホルダ15が設けられている。ローラホルダ15は略L字状に形成されており、一端が中間部材14に当接し、他端はローラ13を回転可能に支持している。よって回転部5が回転すると、カム9の外周面の形状に従って中間部材14が上下動し、ローラホルダ15が回動し、ローラ13がソーブレード12を前後動させる。
図10は、本発明の実施の形態におけるプランジャ10であり、往復動工具1を切断方向側から見た断面図である。プランジャホルダ11に支持されたプランジャ10がプランジャホルダ11に対して上下方向に摺動する構成となっている。プランジャ10には、プランジャ10が往復動する上下方向と交差する方向に、ピン8と係合した湾曲部10aが左右方向に形成され、湾曲部10aにピン8が貫通した構成となっている。湾曲部10aは、プランジャ10の往復動する軸に対して略線対称の形状で形成されており、一例としてベース4を下と見たときに、略U字形状で形成されている。図10では、略U字形状をしているが、逆U字形状等の構成で形成してもよい。また、湾曲部10aの曲線のR半径は、製品に応じた様々な値のR半径をとったものとしてもよい。このような、構成にすることによって、ブレードが非削材に、食い込む前後のブレードの軌跡が従来よりも深くゆっくりとした速さで非削材に食い込むため、全体としての切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
図11は、図10のプランジャ10の要部拡大図であり、中心点8bは回転軸5aを回転中心の軸線として回転するピン8が、プランジャ10の往復動する軸上に位置しているときの状態を示したものであり、湾曲部10aの左右方向の中央に位置している。
図12は、本実施の形態の往復動工具1と従来の往復動工具におけるブレードの末端12aの切断軌跡を示す図である。図に示したA領域、B領域、C領域、D領域について以下説明する。A領域は、プランジャ10に支持されたブレード12が上死点から下降し、中間地点に位置するまでの領域を示したものである。B領域は、プランジャ10に支持されたブレード12が中間地点から下降し、下死点に位置するまでの領域を示したものである。C領域は、プランジャ10に支持されたブレード12が下死点から上昇し中間地点に位置するまでの領域を示したものである。D領域は、プランジャ10に支持されたブレード12が、中間地点から上昇し上死点に位置するまでの領域を示したものある。これらの領域を非削材の切断状況で記載すると、B領域からC領域に転換する地点で、ブレード12は非削材に食い込み切断作業が開始される。C領域からD領域は、非削材が切断されている段階である。D領域からA領域に転換する地点で、ブレード12は非削材から離間し断片的な切断作業が終了される。A領域からB領域では、ブレード12が、非削材に対して後退している状態を示す。このように、A領域→B領域→C領域→D領域→A領域と繰り返されることにより、非削材は連続的に切断されていく。
図20に示されるような従来のプランジャ10の形状(貫通部がストレート形状)では、B領域からC領域にかけて、ブレード12が非削材に対して食い込みが浅い。一方、本発明のプランジャのプランジャ10の形状(湾曲部10aを有する形状)では、ブレード12が非削材に対して食い込みが深く、ゆっくりとした速さで非削材に食い込むため、切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
図13は、本発明の実施の形態にかかる往復動工具のブレード12の速さを示す図である。モータから伝達されるギヤ7の回転速度は一定であるが、湾曲部10a内で係合したピン8が、湾曲部10a内を左右に動く構成であるため、プランジャ10の上下の往復動の速度が各々の領域内で変化する。B領域とC領域の境界にブレード12が位置する際(下死点)及びD領域とA領域の境界にブレード12が位置する際(上死点)は、ピン8は湾曲部10aの中央に位置し、A領域とB領域の境界にブレード12が位置する際(中間地点)及びC領域とD領域の境界にブレード12が位置する際(中間地点)では、ピン8は湾曲部10aの左右の端部に位置することとなる。このような構成であるため、A領域及びD領域では、プランジャ10往復動の速度は速くなり、B領域及びC領域では、プランジャ10の往復動の速度は遅くなる。
図14は、本発明の実施の形態にかかる往復動工具の第二の湾曲部形状を示し、往復動工具1を切断方向側から見た断面図である。プランジャホルダ11に支持されたプランジャ10がプランジャホルダ11に対して上下方向に摺動する構成となっている。プランジャ10には、プランジャ10が往復動する上下方向と交差する方向に、ピン8と係合した湾曲部10aが左右方向に形成され、湾曲部10aにピン8が貫通した構成となっている。湾曲部10aは、ピン8が往復動する軸上に位置している際の点を中心点8bとした場合に、中心点8bに対して、点対称の形状で形成されている。一例としてベース4を下と見たときに、湾曲部10aは、中心点8bに対して左側が上方に向かって湾曲した形状であり、逆に右側が下方に向かって湾曲した形状で構成されている。図14では、上述した形状をしているが、左側のみ湾曲し、右側はストレート形状で形成するなど、実施の形態はこれに限定するものではない。すなわち、ブレード12が下死点から上死点へ移動するとき(ピン8が下方から上方へ移動するとき)に、湾曲部10aのピン8を支持する部分が上方へ湾曲する形状であれば良い。ピン8また、湾曲部10aの曲線のR半径は、製品に応じた様々な値のR半径をとったものとしてもよい。このような構成にすることによって、ブレード12が非削材に、食い込む直前までは素早くブレード12を作動させることができ、食い込む瞬間からはブレード12の軌跡が従来よりも深くゆっくりとした速さで非削材に食い込むため、切断速度が向上し、結果として作業性が向上する。
図15は、図14のプランジャ10の要部拡大図であり、中心点8bは回転軸5aを回転中心の軸線として回転するピン8が、プランジャ10の往復動する軸上に位置しているときの状態を示したものであり、湾曲部10aの左右方向の中央に位置している。
図16は、本発明の実施の形態にかかる往復動工具の第二の湾曲部形状でのブレードの速さを示す図である。モータから伝達されるギヤ7の回転速度は一定であるが、湾曲部10a内で係合したピン8が、湾曲部12a内を左右に動く構成であるため、プランジャ10の上下の往復動の速度が各々の領域内で変化する。B領域とC領域の境界にブレード12が位置する際(下死点)及びD領域とA領域の境界にブレード12が位置する際(上死点)は、ピン8は湾曲部10aの中央に位置し、A領域とB領域の境界にブレード12が位置する際(中間地点)及びC領域とD領域の境界にブレード12が位置する際(中間地点)では、ピン8は湾曲部10aの左右の端部に位置することとなる。このような構成であるため、B領域及びD領域では、プランジャ10往復動の速度は速くなり、A領域及びC領域では、プランジャ10の往復動の速度は遅くなる。
今回、実施例をジグソーで説明したが、同様の構成を持つセーバーソーやハンマドリル等の往復動工具に適応してもよい。
また、発明の詳細な説明の前半で記述したオービタル機構と、後半で記述した湾曲部10aを組み合わせた構成の往復動工具としてもよい。
1 往復動工具 2 モータ 2a 回転軸 2b ピニオン 3 ハウジング 4 ベース 5 回転部 5a 回転軸中心 6 スピンドル
7 ギヤ 8 ピン 8a 中心 8b 中心点 9 カム 9a 第1の領域 9b 頂部 9c 第2の領域 9d 第3 の領域 10 プランジャ 10a ピン係合部(湾曲部) 11 プランジャホルダ 12 ソーブレード 12a 下端 13 ローラ 14 中間部材 15 ローラホルダ 16 スプリング 17 被削面 a 最下点 b 最前点 c 最上点 d 位相 θ X 後退量

Claims (6)

  1. 回転軸を有するモータと、
    該モータを収容する外枠と、
    該外枠の下方に設けられるベースと、
    該モータによって回転駆動される回転部であって、回転軸と、該回転軸上に設けられるギヤと、該ギヤの偏芯した位置に設けられるピンとを有する回転部と、
    該ピンと係合し、該ピンの上下動に従って上下方向に往復動するプランジャと、
    を備えた往復動工具において、
    カムの外周面と当接し、該カムの外周面に従って上下方向に往復動する中間部材と、
    該外枠に揺動可能に設けられるローラホルダであって、該中間部材及び該ソーブレードと当接し、該中間部材が下方に移動すると該ソーブレードを前方に移動させ、該中間部材が上方に移動すると該ソーブレードを後方に移動させるよう構成されるローラホルダと、を備え、
    該プランジャは、該プランジャの往復方向と交差する方向に延び該ピンと係合する湾曲部が設けられ、該湾曲部は、プランジャが上方に移動するときにピンが当たる部分が上方に向かって湾曲した形状であることを特徴とする往復動工具。
  2. 該湾曲部は、該プランジャの往復動する軸に対して、略線対称の形状で形成したことを特徴とする請求項1に記載の往復動工具
  3. 該湾曲部は、略U字形状であることを特徴とする請求項2に記載の往復動工具。
  4. 該湾曲部は、該ピンが該往復動する軸上に位置している際の点を中心点とした場合に、該中心点に対して、略点対称の形状で形成したことを特徴とする請求項1に記載の往復動工具。
  5. 該湾曲部は、該中心点に対して左側が上方に向かって湾曲した形状であることを特徴とする請求項4に記載の往復動工具。
  6. 該カムの外周面は、該回転軸中心からの距離が最も大きい頂部と、該頂部の回転方向側に位置し、回転するにつれて該回転軸中心からの距離が大きくなる第1の領域と、該頂部の回転方向逆側に位置し、回転するにつれて該回転軸中心からの距離が小さくなる第2の領域とを有する形状をしていると共に、
    前記第2の領域と前記回転軸との間の距離の変化率は、前記第1の領域と前記回転軸との間の距離の変化率よりも大きいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項記載の往復動工具
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