JP5515765B2 - 空調機コントローラ、および空調機コントローラを用いたデマンド制御システム - Google Patents

空調機コントローラ、および空調機コントローラを用いたデマンド制御システム Download PDF

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Description

本発明は、空調機コントローラ、および空調機コントローラを用いたデマンド制御システムに関する。
従来より、例えば特許文献1(特開2009−19853号公報)に記載されているように、電力メータ等で得られる電力情報に基づいて空調機のデマンド制御を実行するデマンド制御技術、およびデマンド制御装置が提案されている。
上記文献に示されるようなデマンド制御技術では、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号に基づいて、空調機の能力を制限する。ところで、デマンドコントローラから送信された電力抑制信号に応じて空調機が停止されると、空調機の特性上、空調機が復帰するまでに一定時間を要する。このため、空調機が停止している間、快適性が損なわれることがあった。
本発明の課題は、快適性を考慮した適切なデマンド制御を可能にする空調機コントローラ、および当該空調機コントローラを用いたデマンド制御システムを提供することにある。
第1発明に係る空調機コントローラは、能力抑制レベル決定部と、制御実行部とを備える。能力抑制レベル決定部は、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号に応じて、空調機の能力抑制レベルを決定する。制御実行部は、能力抑制レベル決定部によって決定された能力抑制レベルに基づいて空調機の能力抑制制御を行う。電力抑制信号は、複数の要求レベルのいずれかを示す。複数の要求レベルは、要求する電力抑制の程度が異なる。そして、能力抑制レベルのレベル数は、要求レベルのレベル数よりも多い。能力抑制レベル決定部は、過去に決定した能力抑制レベルと、最新の電力抑制信号が示す要求レベルとに基づいて、最新の電力抑制信号が示す要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを変更することで、能力抑制レベルを決定する。最新の電力抑制信号とは、過去に能力抑制レベルを決定した後にデマンドコントローラから送信される電力抑制信号である。対応づけの変更は、過去に決定した能力抑制レベルと、最新の電力抑制信号が示す要求レベルとに基づいて実行される。
本発明に係る空調機コントローラでは、例えば、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号が、電力抑制の程度に応じた複数の要求レベルのうちの1つの要求レベルを示し、能力抑制レベルも複数あるとき、過去に1つの要求レベルに対して、空調機を停止させる能力抑制レベルを決定した場合であっても、先に決定した能力抑制レベルと、当該能力抑制レベルに基づく能力抑制制御の結果デマンドコントローラから送信される新たな電力抑制信号とに基づいて、その後、能力抑制の程度を緩和した能力抑制レベルを決定することができる。また、本発明に係る空調機コントローラでは、能力抑制レベルのレベル数が、電力抑制信号の要求レベルの数よりも多い。したがって、1つの要求レベルに対して、複数の能力抑制レベルを決定することができる。さらに、本発明に係る空調機コントローラでは、過去に決定した能力抑制レベルと、最新の電力抑制信号が示す要求レベルとに基づいて、最新の電力抑制信号が示す要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけが変更される。
これにより、快適性を向上させる空調機の制御を行うことができる。また、電力抑制信号が示す要求レベルが少ない場合でも、空調機に対してきめ細かい制御を実行させることができる。さらに、デマンドコントローラから新たに電力抑制信号が送られることにより、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけが変更されるため、適宜、適切な対応づけに更新することができる。
第2発明に係る空調機コントローラは、第1発明に係る空調機コントローラであって、複数の要求レベルには、空調機の停止を要求する停止要求レベルが含まれる。能力抑制レベル決定部は、最新の電力抑制信号が停止要求レベルを示す場合に、変更が可能な場合には対応づけを変更する。
本発明に係る空調機コントローラでは、電力抑制信号が示す要求レベルに、空調機の停止を要求する停止要求信号が含まれる。また、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号が停止要求レベルを示す場合に、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけが変更される。
これにより、空調機の停止を抑制し、空調対象空間の快適性を維持することができる。
第3発明に係る空調機コントローラは、第2発明に係る空調機コントローラであって、能力抑制レベル決定部は、要求レベルがなるべく停止要求レベルに変化しないように対応づけを変更する。また、能力抑制レベル決定部は、過去に要求レベルに対して対応づけた能力抑制レベルを、能力抑制の程度がさらに小さい能力抑制レベルに変化させることで、変更が可能な場合には要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけを変更する。
この空調機コントローラでは、要求レベルがなるべく、停止要求レベルに変化しないようにしつつ、能力抑制の程度がなるべく小さくなるように、変更が可能な場合には能力抑制レベルを変更する。
このため、必要以上に空調機の能力が抑制されることが抑えられるので、快適性の向上が期待できる。
第4発明に係る空調機コントローラは、第発明に係る空調機コントローラであって、パラメータ群記憶領域と、条件判定部とをさらに備える。パラメータ群記憶領域は、パラメータ群を記憶する。パラメータ群は、第1パラメータ、第2パラメータ、および第3パラメータのうち少なくともいずれかを含む。第1パラメータは時間帯を表し、第2パラメータは外気温を表し、第3パラメータは設定温度と室温との乖離度合いを表す。条件判定部は、第1パラメータが既定の第1条件を満たすか否か、第2パラメータが既定の第2条件を満たすか否か、第3パラメータが既定の第3条件を満たすか否かの少なくともいずれかを判定する。能力抑制レベル決定部は、条件判定部によって判定される結果に応じて、電力抑制信号の各要求レベルに対して異なる能力抑制レベルを対応させることで、対応づけを変更する。
この空調機コントローラでは、パラメータを有していて、当該パラメータが、対応する条件を満たすか否かの結果に応じて、異なる能力抑制レベルを対応させる。このため、環境等に応じた、適切なデマンド制御が実現され得る。
第5発明に係る空調機コントローラは、第4発明に係る空調機コントローラであって、パラメータ群は、第1パラメータと第2パラメータと第3パラメータとを含む。条件判定部は、第1パラメータが既定の第1条件を満たすか否かと、第2パラメータが既定の第2条件を満たすか否かと、第3パラメータが既定の第3条件を満たすか否かと、を判定する。能力抑制レベル決定部は、条件判定部が条件を満たすと判定した前記パラメータの数が多いほど、電力抑制信号の各要求レベルに対して、能力抑制の程度が大きい前記能力抑制レベルを対応させる。
この空調機コントローラでは、既定の条件を満たすパラメータの数が多いほど、より大きく、空調機の能力抑制を行う。例えば、外気温や時間帯等をパラメータとして採用し、外気温が既定値より高い場合や、日中の外気温が高い既定の時間帯等を、条件として設定する。当該2つの条件を同時に満たす場合に、より能力抑制の程度が大きい前記能力抑制レベルを対応させる。
このため、環境等に応じた、適切で細かいデマンド制御が実現され得る。
第6発明に係る空調機コントローラは、第1発明から第5発明のいずれかに係る空調機コントローラであって、能力抑制レベルは、空調機の設定値の変更度合いを示す。
この空調機コントローラでは、空調機の設定値を段階的に変更することで、能力抑制を行う。ここで、空調機の設定値には、室内機の設定温度値、圧縮機の能力制御値等が含まれる。
空調機を停止すると再起動に一定の時間を要する。そのため、空調機が再起動するまでの間は空調制御が行われない。しかし、本発明に係る空調機コントローラは、空調機の設定値を変更させることにより、空調機を極力停止させないように空調機の能力抑制を行う。これにより、快適性の向上が期待できる。
第7発明に係るデマンド制御システムは、空調機と、デマンドコントローラと、空調機コントローラとを備える。空調機は、空調対象空間に設置されている。デマンドコントローラは、空調機に対する電力抑制信号を送信する。空調機コントローラは、第1発明から第6発明のいずれかに係る空調機コントローラである。空調機コントローラは、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号に応じて、空調機の能力抑制制御を行う。
このデマンド制御システムでは、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号に基づいて、空調機コントローラが空調機の能力抑制制御を実行する。空調機コントローラとして、第1発明から第6発明のいずれかに係る空調機コントローラを採用しているため、当該空調機コントローラの作用、および効果を実現できる。このため、快適性を考慮した適切なデマンド制御が期待できる。
第1発明に係る空調機コントローラでは、快適性を向上させる空調機の制御を行うことができる。また、電力抑制信号が示す要求レベルが少ない場合でも、空調機に対してきめ細かい制御を実行させることができる。さらに、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけが変更されるため、適宜、適切な対応づけに更新することができる。
第2発明に係る空調機コントローラでは、空調機の停止を抑制し、空調対象空間の快適性を維持することができる。
第3発明に係る空調機コントローラでは、必要以上に空調機の能力が抑制されることが抑えられるので、快適性の向上が期待できる。
第4発明に係る空調機コントローラでは、パラメータが、対応する条件を満たすか否かの結果に応じて、異なる能力抑制レベルを対応させる。このため、環境等に応じた、適切なデマンド制御が実現され得る。
第5発明に係る空調機コントローラでは、既定の条件を満たすパラメータの数が多いほど、より大きく、空調機の能力抑制を行う。このため、環境等に応じた、適切で細かいデマンド制御が実現され得る。
第6発明に係る空調機コントローラでは、可能な限り空調機を停止することなく、能力抑制制御を実行する。このため、快適性の向上が期待できる。
第7発明に係るデマンド制御システムでは、第1発明から第7発明のいずれかに係る空調機コントローラの作用、および効果が実現され、快適性を考慮した適切なデマンド制御が期待できる。
本実施形態に係るデマンド制御システムのシステム構成図 本実施形態に係る空調機コントローラの物理的構成図 本実施形態に係る空調機コントローラのシステム構成図 本実施形態に係る空調機コントローラのデマンド制御全体の処理の流れを示すフローチャート 本実施形態に係る空調機コントローラの能力抑制レベル変更処理の流れを示すフローチャート 本実施形態に係る空調機コントローラのデマンド制御における前処理の流れを示すフローチャート 本実施形態の変形例Aに係るデマンド制御システムのシステム構成図 本実施形態の変形例Aに係る空調機コントローラのシステム構成図 本実施形態の変形例Aに係る空調機コントローラの能力抑制レベル変更処理の流れを示すフローチャート
〔全体の構成〕
図1に示すように、本実施形態に係るデマンド制御システム100は主に、デマンドコントローラ5、電力メータ6、空調機10、空調機コントローラ20から構成される。空調機10は主に、室内機と室外機と冷媒配管とから構成される。室内機は空調対象空間内に設定されている。室外機は屋外に設置されている。室内機と室外機とは、冷媒配管で接続されている。
〔各構成の説明〕
(1)空調機
空調機10は、上述したように、室内機と室外機とを有する。室内機は、主に、ケーシング、室内熱交換器、室内ファン、化粧パネル、制御装置、吸込口、吹出口、各種センサを含む。室外機は、主に室外熱交換器、圧縮機、送風機、制御装置、各種センサを含む。空調機10は、空調対象空間の空気調和を行う。
(2)デマンドコントローラ
デマンドコントローラ5は、空調機コントローラ20に電力抑制信号を送信する。電力抑制信号は、空調機10の電力の抑制を要求する信号である。電力抑制信号は、複数の要求レベルを示す。要求レベルとは、空調機10の電力の抑制を要求する際の、抑制の程度を段階で示したものである。要求レベルには、要求レベル1から要求レベル3までの3段階がある。要求レベルの段階が上がるにつれて、空調機10に対する電力抑制の要求の程度が大きくなる。すなわち、ここでは、要求レベル3の電力抑制信号が、要求の程度が最も大きい。要求レベル3の電力抑制信号は停止要求信号であり、空調機10の停止を要求する信号である。
デマンドコントローラ5は、電力パルス線7によって、電力メータ6と接続されている。デマンドコントローラ5は、電力パルス線7を介して、電力メータ6から電力パルス信号を受信する。デマンドコントローラ5は、受信した電力パルス信号をカウントすることによって空調機10の電力を求める。デマンドコントローラ5は、後述の空調機コントローラ20に対して、10秒毎に電力抑制信号を送信する。
(3)空調機コントローラ
空調機コントローラ20は、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号に基づいて、空調機10を制御する。空調機コントローラ20は、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の要求レベルに応じて、空調機10の能力抑制レベルを決定する。能力抑制レベルとは、空調機10の能力を抑制する程度を段階で示したものである。さらに空調機コントローラ20は、決定した能力抑制レベルに基づいて、空調機10を動作させるための制御信号を生成する。空調機コントローラ20は、通信接続8を介して、生成した制御信号を空調機10に送信する。
(3−1)空調機コントローラの構成
空調機コントローラ20は、図2に示すように、主に受信部21、送信部29、および制御部22から構成されている。
受信部21は、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号を受信する。受信部21は、受信した電力抑制信号の要求レベルを、制御部22が扱えるようなデジタル信号に変換して、制御部22に送信する。
送信部29は、後述の制御実行部32で生成された制御信号を受信し、受信した当該制御信号をアナログ情報に変換後、空調機10に送信する。送信部29から送信された制御信号を受信した空調機10は、当該制御信号に基づいて、能力抑制制御を実行する。この結果、空調機コントローラ20による、空調機10のデマンド制御が実行される。
制御部22は、中央処理部23、RAM26、ROM27、記憶装置28等を備える。中央処理部23は、さらに演算部24と演算制御部25に分けられる。
また制御部22は図3に示すように、主として、能力抑制レベル決定部31、制御実行部32、決定アルゴリズム記憶領域33、対応関係記憶領域34、制御内容記憶領域35として機能する。
決定アルゴリズム記憶領域33には、第1決定アルゴリズムが記憶されている。第1決定アルゴリズムは、後述の能力抑制レベル決定部31によって実行される、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを行う手順を記述したものである。
制御内容記憶領域35には、表1に示すように、複数の能力抑制レベルと、各能力抑制レベルに対応する制御内容(能力抑制制御の内容)とがテーブル形式で記憶されている。能力抑制レベルとは、上述したように、空調機10の能力を抑制する程度を段階で示したものである。能力抑制制御の内容としては、空調機10の設定値の変更度合いが記憶されている。ここで、空調機10の設定値とは、室内機に設定する温度値(設定温度値)である。これにより、各能力抑制レベルは、空調機10の設定値の変更度合いを示す。
本実施形態では、能力抑制レベルが高くなる程、空調機10の能力抑制の程度が大きくなる。能力抑制レベルには、能力抑制レベル1から能力抑制レベル8までの、8つの段階が設定されている。例えば、能力抑制レベル1では、空調機10の設定温度を1℃シフトさせる。能力抑制レベル2では空調機10の設定温度を2℃シフトさせる。同様に、能力抑制レベル3から能力抑制レベル7も、設定温度のシフトを1℃ずつ大きく設定してある。設定温度のシフトとは、空調機10が冷房運転モードで稼動している場合には、設定温度を一定温度ずつ段階的に高温側にずらすことである。空調機10が暖房運転モードで稼動している場合は、設定温度を一定温度ずつ段階的に低温側に下げることである。設定温度をシフトさせて、空調機10の空気調和能力、および電力を段階的に抑制する制御である。能力抑制レベル8では、強制サーモOFFを実行する。強制サーモOFFとは、空調機10の圧縮機を停止させることであり、熱交換が停止される。
対応関係記憶領域34には、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけに関する対応づけ情報が、テーブル形式で記憶されている。対応づけ情報には、基本情報と決定情報とが含まれる。
基本情報は、表2に示すように、電力抑制信号が示す要求レベルと、各要求レベルに対応づけられる能力抑制レベルの範囲とを関連づけた情報である。具体的には、要求レベル1に対して対応づけられる能力抑制レベルの範囲は、能力抑制レベル1から能力抑制レベル3である。要求レベル2に対して対応づけられる能力抑制レベルは、能力抑制レベル4から能力抑制レベル7である。要求レベル3は、最も高い要求レベルあって、要求レベル3には、常に能力抑制レベル8が対応づけられている。能力抑制レベル8では、強制サーモOFFを実行する。このため、要求レベル3の電力抑制信号を、「停止要求信号」ともいう。
決定情報は、基本情報に基づいて、後述する能力抑制レベル決定部31が決定した情報である。具体的に、決定情報とは、各要求レベルに対応づけられる一の能力抑制レベルに関する情報である。
なお、空調機コントローラ20の起動時、対応関係記憶領域34の決定情報には初期値が設定される。具体的に初期値とは、表3に示すように、要求レベル1に対して能力抑制レベル1、要求レベル2に対して能力抑制レベル4、要求レベル3に対して能力抑制レベル8が対応づけられる。
能力抑制レベル決定部31は、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号に応じて、空調機10の能力抑制レベルを決定する。具体的には、能力抑制レベル決定部31は、過去に決定した能力抑制レベルと、最新の電力抑制信号が示す要求レベルとに基づいて、最新の電力抑制信号が示す要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけを変更することで、電力抑制信号に対する能力抑制レベルの新しい対応づけを決定する。電力抑制信号に対する能力抑制レベルの新しい対応づけは、デマンドコントローラ5の要求レベルが、なるべく停止要求レベルに変化しないようにしつつ、過去に、要求レベルに対して対応づけた能力抑制レベルを、変更が可能な場合には、能力抑制の程度がさらに小さい能力抑制レベルに変化させることによって決定される。
能力抑制レベル決定部31によって、要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけが決定されると、決定された新たな対応づけが、上述の対応関係記憶領域34に決定情報として記憶される。
このようにして、能力抑制レベル決定部31は、対応関係記憶領域34に記憶されている過去の対応づけを、新たな対応づけに変更する。
制御実行部32は、対応関係記憶領域34に記憶されている、各要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけに基づいて、制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信部29を介して空調機10に送信される。制御信号を受信した空調機10では、当該制御信号に基づいてデマンド制御が実行される。
能力抑制レベル決定部31は、デマンド制御実行後、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の各要求レベルに基づいて、過去に決定された、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを、上記の手順で再び変更する。以降、同様の変更が繰り返される。
〔空調機コントローラの動作〕
(1)第1決定アルゴリズム
次に、第1決定アルゴリズムに基づいた制御の概略を説明する。第1決定アルゴリズムを実行することにより、基本情報において各要求レベルに対応づけられている能力抑制レベルの範囲で、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけが変更される。具体的には、まず、各要求レベルに対応づけられている能力抑制レベルの範囲のうち、最も大きい能力抑制レベルが要求レベルに対応づけられる。その後、電力抑制信号が示す要求レベルが停止要求レベルに変化するまで、要求レベルに対応づける能力抑制レベルが下げられていく。所定の能力抑制レベルが要求レベルに対応づけられ、電力抑制信号の要求レベルが停止要求レベルに変化したとき、1つ前(すなわち、電力抑制信号の要求レベルが停止要求信号に変化する前)に要求レベルに対応づけられた能力抑制レベルが、新たな対応づけとして決定される。
例えば、要求レベル2と能力抑制レベルとの対応づけについて説明する。まず初めに、要求レベル2には、能力抑制レベル4から能力抑制レベル7のうち、能力抑制レベル7が対応づけられる。その後、電力抑制信号が示す要求レベルが停止要求レベルに変化するまで、要求レベルに対応づける能力抑制レベルが下げられていく。すなわち、能力抑制レベル7の次は、能力抑制レベル6が要求レベル2に対応づけられる。さらに、その次には、能力抑制レベル5と要求レベル2とが対応づけられる。例えば、能力抑制レベル5と要求レベル2とが対応づけられたとき、電力抑制信号の要求レベルが停止要求レベルに変化した場合には、電力抑制信号の要求レベルが停止要求レベルに変化する前に要求レベルに対応づけられた能力抑制レベル、すなわち、能力抑制レベル5と、要求レベル2とが新たな対応づけとして決定される。このように、要求レベル1と能力抑制レベルとの対応づけも決定される。
(2)デマンド制御全体の処理の流れ
ここでは、デマンド制御全体の処理の流れについての詳細を、フローチャートを参照しながら説明する。
図4は、デマンド制御全体の処理の全体の流れを示すフローチャートである。以下、各要求レベルに対する最適な能力抑制レベルの対応づけを行う処理を、能力抑制レベル変更処理、または能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1と表現する。
まず、最適なデマンド制御を実行するための全体の処理の流れについて、図4のフローチャートを参照しながら説明する。なお、下記の説明において、変数Jは、対応関係記憶領域34に記憶された要求レベルを表し、変数Iは、対応関係記憶領域34に記憶された能力抑制レベルを表す。具体的には、Jは1または2であり、Iは、1から7のうちのいずれかである。
能力抑制レベル決定部31は、10秒毎にデマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の要求レベルを監視している。この状態を要求レベル監視ループR1という。ステップS1では、能力抑制レベル決定部31が、能力抑制レベル変更フラグに0がセットされているかどうかを判定する。能力抑制レベル変更処理フラグに0がセットされている場合にはステップS2に移動する。能力抑制レベル変更処理フラグに1がセットされている場合は、要求レベル監視ループR1においてループし続ける(後述するように、要求レベル変更処理フラグに1がセットされているときは、能力抑制レベル変更処理が実行中であるため)。なお、空調機コントローラ20が起動するとき、能力抑制レベル変更処理フラグは、自動的に初期値0で初期化される。
ステップS2では、能力抑制レベル決定部31が、電力抑制信号が要求レベル3に到達したかどうかを判定する。要求レベル3に到達した場合はステップS3に移動する。要求レベル3に到達していない場合は、ステップS4に移動する。
ステップS3では、能力抑制レベル決定部31が、変数Jに2をセットして、要求レベル2に対する能力抑制レベルの変更処理を実行する(能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1)。ステップS3において、能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1を実行して、要求レベル2に対する能力抑制レベルの対応付けが変更された後、制御実行ルーチンRT3に移動する。制御実行ルーチンRT3では、まず、制御実行部32が、変更された対応づけに基づいて制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信部29によって空調機10に送信される。制御実行ルーチンRT3終了後、要求レベル監視ループR1に戻る。
ステップS4では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベル2に到達したかどうかを判定する。要求レベル2に到達した場合は、ステップS5に移動する。要求レベル2に到達していない場合は、要求レベル監視ループR1に戻る。
ステップS5では、能力抑制レベル決定部31が、ステップS3における要求レベル2に対する能力抑制レベルの変更処理が終了しているかどうかを判定する。要求レベル2に対する能力抑制レベルの変更処理が終了している場合はステップS6に移動する。要求レベル2に対する能力抑制レベルの変更処理が終了していない場合は、ステップS7に移動する。
ステップS6では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベル1に対する能力抑制レベルの変更処理を実行する(能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1)。能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1を実行して、要求レベル1に対する能力抑制レベルが変更された後、制御実行ルーチンRT3に移動する。制御実行ルーチンRT3終了後、要求レベル監視ループR1に戻る。
ステップS7では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベル3に到達したかどうかを判定する。要求レベル3に到達した場合はステップS8に移動する。要求レベルが3に到達していない場合は、要求レベル監視ループR1に戻る。
ステップS8では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベル2に対する能力抑制レベルの変更処理を実行する(能力抑制レベル変更ルーチン処理RT1)。能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1を実行して、要求レベル2に対する能力抑制レベルが変更された後、制御実行ルーチンRT3に移動する。制御実行ルーチンRT3終了後、要求レベル監視ループR1に戻る。
(3)能力抑制レベル変更処理ルーチンにおける処理の流れ
図5は、各要求レベルにおける能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1の処理の流れを示すフローチャートである。各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけの決定、変更処理を実行する。
ステップS11では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベルJに応じた前処理ルーチンRT2を実行する。この前処理ルーチンRT2では、要求レベルJに応じた各種変数の設定を実行し、また、要求レベル変更処理フラグに1をセットする。前処理ルーチンRT2の処理が終了すると、処理は能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1に戻り、ステップS12に移動する。
ステップS12では、能力抑制レベル決定部31が、変数IにMAXを設定する。その後、ステップS13に移動する。
ステップS13では、制御実行部32が、ステップS12で設定された変数Iを能力抑制レベルとする制御信号を生成する。そして生成された制御信号は、送信部29によって空調機10に送信される(制御実行ルーチンRT3)。その後、ステップS14に移動する。
ステップS14では、能力抑制レベル決定部31が、電力抑制信号の要求レベルがJ+1に到達したかどうかを判定する。要求レベルがJ+1に到達した場合は、要求レベル監視ループR1に戻る。要求レベルがJ+1に到達しない場合は、ステップS15に移動する。
ステップS15では、能力抑制レベル決定部31が、変数Iの値を1だけ減少させる。その後、ステップS16に移動する。
ステップS16では、制御実行部32が、ステップS15で設定された変数Iを能力抑制レベルとする制御信号を生成する。そして生成された制御信号は、送信部29によって空調機10に送信される(制御実行ルーチンRT3)。その後、ステップS17に移動する。
ステップS17では、能力抑制レベル決定部31が、要求レベルがJ+1に到達したかどうかを判定する。要求レベルがJ+1に到達した場合は、ステップS18に移動する。要求レベルがJ+1に到達しない場合は、ステップS19に移動する。
ステップS18では、能力抑制レベル決定部31が、変数Iの値を1だけ増加させ、ステップS20に移動する。
ステップS19では、能力抑制レベル決定部31が、変数IがMINであるかどうかを判定する。変数IがMINであった場合は、ステップS20に移動する。変数IがMINでなかった場合は、ステップS15に移動する。
ステップS20では、能力抑制レベル決定部31が、能力抑制レベル変更処理フラグに0をセットし、能力抑制レベル変更処理を終了する。
(4)前処理ルーチンにおける処理の流れ
図6は、前処理ルーチンRT2の処理の流れを示すフローチャートである。前処理ルーチンRT2における処理の内容は、要求レベルJに応じた各種変数の設定、能力抑制レベル変更処理フラグへの1のセット等である。
ステップS31では、能力抑制レベル決定部31が、どの要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを決定するかを判断するために、能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1における変数Jの値を参照する。変数Jの値が2であった場合は、ステップS32に移動する。変数Jの値が2以外であった場合は、ステップS34に移動する。
ステップS32では、能力抑制レベル決定部31が、変数Iに2、MAXに7、MINに4をセットする。その後、ステップS33に移動する。
ステップS33では、能力抑制レベル決定部31が、能力抑制レベル変更処理フラグに1をセットする。その後、能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1のステップS12に戻る。
ステップS34では、能力抑制レベル決定部31が、変数Iに1、MAXに3、MINに1をセットする。その後、ステップS35に移動する。
ステップS35では、能力抑制レベル決定部31が、能力抑制レベル変更処理フラグに1をセットする。その後、能力抑制レベル変更処理ルーチンRT1のステップS12に戻る。
(5)制御実行ルーチンにおける処理の流れ
制御実行ルーチンRT3では、制御実行部32が、対応関係記憶領域34に記憶された、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけに基づいて、制御信号を生成する。生成された制御信号は、送信部29に送信される。当該制御信号を受信した送信部29は、当該制御信号をアナログ信号に変換し、空調機10に送信する。
〔デマンド制御システムの特徴〕
(1)
本実施形態に係るデマンド制御システム100では、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号を空調機コントローラ20が受信し、空調機コントローラ20は、当該電力抑制信号に応じて空調機10の能力抑制制御を行っている。具体的には、本実施形態で用いたデマンドコントローラ5からは、要求レベル1から要求レベル3の3つの要求レベルのうちいずれか1つの要求レベルを示す電力抑制信号が空調機コントローラ20に送られる。また、各要求レベルに対して、予め所定の能力抑制レベルを対応づける。空調機コントローラ20は、電力抑制信号が示す要求レベルに対応づけられた能力抑制レベルに基づいて、空調機10の制御を行っている。能力抑制レベルによって、空調機10の能力抑制の程度が異なるため、例えば、要求レベル2に対して空調機10を停止させる能力抑制レベル6を対応づけていた場合、当該対応づけに基づいて空調機10の制御を実行したとする。その後、もし停止要求レベルである要求レベル3を示す電力抑制信号が送信されてくると、空調機コントローラ20は、空調機10を停止させる。空調機10が一旦停止すると、完全に復旧するまでに一定の時間が必要となるため、復旧するまでの間は快適性が大幅に低下する。
本実施形態に係るデマンド制御システム100では、一旦要求レベルに対応づけた能力抑制レベルを、その後送られてくる電力抑制信号が示す要求レベルに基づいて変更することができる。例えば、要求レベル2に対して空調機10を停止させる能力抑制レベル6を対応づけていたとする。当該対応づけに基づいてデマンド制御を実行し、その後もし要求レベル3を示す電力抑制信号が送信されてきた場合、能力抑制レベル決定部31は、要求レベル2と電力抑制レベル6との対応づけを、要求レベル2と電力抑制レベル7との対応づけに変更する。このように、現在の要求レベルに対して、より能力抑制の程度が大きい能力抑制レベルを対応させることで、なるべく停止要求レベルが送信されないようにする。デマンド制御システム100では上述したように、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけを柔軟に行うことができる。また、この結果として、頻繁に空調機10が停止されることを抑制し、快適な空調環境を提供することができる。
(2)
さらに、本実施形態に係るデマンド制御システム100では、空調機コントローラ20が、複数レベルの能力抑制レベルを記憶させている。能力抑制レベルの数は、電力抑制信号が示す要求レベルの数よりも多い。したがって、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号が示す要求レベルが少ない場合でも、空調機10に対してきめ細かい制御を実行させることができる。
(3)
また、本実施形態に係るデマンド制御システム100では、過去に決定した能力抑制レベルと、最新の電力抑制信号が示す要求レベルとに基づいて、最新の電力抑制信号が示す要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけが変更される。デマンドコントローラ5から新たに電力抑制信号が送られることにより、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけが変更されるため、適宜、適切な対応づけに更新することができる。
本実施形態に係るデマンド制御システム100では、電力抑制信号の要求レベルがなるべく停止要求レベルに変化しないようにしつつ、過去の要求レベルに対して対応づけた能力抑制レベルを、能力抑制の程度がさらに小さい能力抑制レベルに変化させて、変更が可能な場合は、当該対応づけを変更する。例えば、要求レベル2に対して能力抑制レベル6を対応づけていたとする。このとき、要求レベル2に対して、能力抑制の程度がさらに小さい能力抑制レベル5を対応させ、当該対応づけに基づいて空調機10の制御を実行した結果、もし要求レベル3を示す電力抑制信号が送信されなかった場合、能力抑制レベル決定部31は、要求レベル2と電力抑制レベル6との対応づけを、要求レベル2と電力抑制レベル5との対応づけに変更する。このように、現在の要求レベルに対して、電力抑制信号の要求レベルがなるべく停止要求レベルを示さないようにしつつ、より能力抑制の程度が小さい能力抑制レベルを対応させる。このようにして、より能力抑制の程度が小さくなるように、要求レベルと能力抑制レベルとの対応づけを、可能な限り変更する。この結果、必要以上に空調機10の能力が抑制されることが抑えられるので、快適性の向上が期待できる。
(4)デマンド制御システム100は、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の要求レベルに基づいて、デマンド制御を実行する。このため、すでに設置されているデマンドコントローラ5を活用することができる。
(5)従来は、デマンド制御システム100のように、デマンドコントローラ5から送信される能力抑制信号に基づいて空調機コントローラ20がデマンド制御を実行するような形態のデマンド制御システムにおいては、デマンドコントローラ5から送信される信号に対する、空調機10の能力抑制の度合いは、エンジニアの経験に基づいて設定されていた。このため、環境の変化等に対応させることが困難であった。
デマンド制御システム100では、空調機コントローラ20が、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号に基づいて、最適なデマンド制御を決定する。このため、エンジニアの経験に依存することなく、空調機10を適切にデマンド制御することが可能である。
〔変形例〕
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
(変形例A)
上記実施形態に係るデマンド制御システム100の空調機コントローラ20は、要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを行う。当該対応づけに基づいて、空調機10の能力制御が実行された後に、デマンドコントローラ5から送信された電力抑制信号の要求レベルに基づいて、過去に決定した対応づけを変更することを繰り返して、最適なデマンド制御を実行した。
ここで、例えばいくつかのパラメータ(時間帯、外気温、設定温度と外気温との乖離度合い等)を導入し、当該パラメータが、各既定の条件を満たすか否かを判定し、各条件を満たすパラメータの数に応じて、異なる対応づけを行うようにしてもよい。例えば、夏季に空調機10が冷房運転モードで稼動しているとき、外気温が35℃以上ならば、空調機10の能力抑制の程度を大きくする。
上記のような方法を採用した場合、各種パラメータによって把握される気温等も考慮に入れて、デマンド制御を実行することになる。このため、より細かいデマンド制御を実現し得る。
以下、空調機10が冷房運転モードで稼動している場合を仮定して説明するが、空調機10が暖房運転モードで稼動している場合も、考え方としては同様である。このため、空調機10が暖房運転モードで稼動している場合についての説明は省略する。
〔全体の構成〕
上記実施形態の変形例Aに係るデマンド制御システム200は、図7に示すように、主に、デマンドコントローラ5、空調機10、空調機コントローラ120から構成される。
〔各構成の説明〕
(1)空調機
空調機10の構成、および機能は、本実施形態の場合と同様である。このため、ここでは説明を省略する。
(2)デマンドコントローラ
デマンドコントローラ5の構成、および機能は、上記実施形態のデマンドコントローラ5と同様である。このため、ここでは説明を省略する。
(3)空調機コントローラ
空調機コントローラ120は、図8に示すように、主に、受信部121、送信部129、および制御部122から構成されている。受信部121、および送信部129は、上記実施形態と同様であるので説明を省略する。
制御部122は、主として、能力抑制レベル決定部131、制御実行部132、決定アルゴリズム記憶領域133、対応関係記憶領域134、制御内容記憶領域135、条件判定部136、およびパラメータ群記憶領域137として機能する。変形例Aにおける制御実行部132、対応関係記憶領域134、制御内容記憶領域135は、上記実施形態に係る制御実行部32、対応関係記憶領域34、制御内容記憶領域35と同様であるので、制御実行部132、対応関係記憶領域134、制御内容記憶領域135についての説明は省略する。
決定アルゴリズム記憶領域133には、第2決定アルゴリズムが記憶されている。第2決定アルゴリズムは、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを決定する手順を示したものである。
パラメータ群記憶領域137には、表4に示すように、時間帯を表す第1パラメータ、外気温を表す第2パラメータ、設定温度と室温との乖離度合いを表す第3パラメータの3つのパラメータが記憶されている。以降、設定温度と室温との乖離度合いを、簡単に乖離度と表現する。第1パラメータに対しては第1条件(11:00〜14:00)、第2パラメータに対しては第2条件(35℃以上)、第3パラメータに対しては第3条件(5℃以上)が対応している。
条件判定部136は、各パラメータが、表4に記載された各条件を満たすか否かを判定する。具体的には、第1パラメータである時間帯が11時から14時までの間であるか否か、第2パラメータである外気温が35℃以上であるか否か、および第3パラメータである乖離度が5℃以上か否かを判定する。それぞれの条件を満たすパラメータの数に応じて、要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを変化させる。具体的には、対応する各条件を満たすパラメータの数が多いとき、同条件を満たすパラメータの数が少ないときよりも、同じ要求レベルに対して、より高い能力抑制レベルを対応づける。
〔第2決定アルゴリズム〕
(1)各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけの処理の手順
上記実施形態の場合と同様に、能力抑制レベル決定部131は、10秒毎にデマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号が要求レベル3に到達したかどうかを監視している。電力抑制信号が要求レベル3に到達した場合、条件判定部136の判定結果に応じて、以下の手順で処理が実行される。
(1−1)
表4に記載された既定の各条件を満たすパラメータの数が3つの場合、第1処理を実行する。第1処理では、要求レベル1に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせる。また、要求レベル2に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に3だけ増加させる。
(1−2)
表4に記載された既定の各条件を満たすパラメータの数が2つの場合、第2処理を実行する。第2処理では、要求レベル1に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせる。また、要求レベル2に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に3だけシフトさせる。
(1−3)
表4に記載された既定の各条件を満たすパラメータの数が1つの場合、第3処理を実行する。第3処理では、要求レベル1に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせる。また、要求レベル2に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせる。
(1−4)
表4に記載された既定の各条件を満たすパラメータの数が0の場合、第4処理を実行する。第4処理では、要求レベル1に対応する能力抑制レベルについては、現在の対応値を変更しない。また、要求レベル2に対応する能力抑制レベルを、現在の対応値よりも、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせる。
ただし、第1処理から第4処理を通して、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけの範囲は、上記実施形態の場合を同様である。具体的には、要求レベル1に対しては能力抑制レベル1から能力抑制レベル3までのいずれかを対応づける。要求レベル2に対しては能力抑制レベル4から能力抑制レベル7までのいずれかを対応させる。要求レベル3に対しては能力抑制レベル8が固定されている。
例えば、現在、要求レベル1に対して能力抑制レベル1が、要求レベル2に対して能力抑制レベル4が、要求レベル3に対して能力抑制レベル8が対応づけられているとする。このような対応づけがされているとき、要求レベルの変化が、要求レベル0から要求レベル1、要求レベル2を経て要求レベル3に到達した後、要求レベル0に戻ったとする。
以下、上記の例の場合に、第2決定アルゴリズムを適用してみる。
(1−5)
表4に記載された既定の各条件を満たすパラメータの数(以下、誤解が生じない場合、“条件を満たすパラメータの数”と表現する)が3つの場合、第1処理を実行する。要求レベル1に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル1を、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせて能力抑制レベル3に変更し、要求レベル2に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル4を、能力抑制の程度が大きい方向に3だけシフトさせて能力抑制レベル7に変更する。
(1−6)
条件を満たすパラメータの数が2つの場合、第2処理を実行する。要求レベル1に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル1を、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせて能力抑制レベル2に変更し、要求レベル2に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル4を、能力抑制の程度が大きい方向に3だけシフトさせて能力抑制レベル7に変更する。
(1−7)
条件を満たすパラメータの数が1つの場合、第3処理を実行する。要求レベル1に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル1を、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせて能力抑制レベル2に変更し、要求レベル2に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル4を、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせて能力抑制レベル6に変更する。
(1−8)
条件を満たすパラメータの数が0の場合、第4処理を実行する。要求レベル1に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル1を変更せず、要求レベル2に対しては、現在の対応づけである能力抑制レベル4を、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせて能力抑制レベル5に変更する。
仮に、条件を満たすパラメータの数が1つであったとする。このときは、第3処理を実行する。要求レベル1に対しては能力抑制レベル2に変更され、要求レベル2に対しては能力抑制レベル6に変更されることになる。この状態でデマンド制御が実行され、要求レベルの変化が、要求レベル0から要求レベル1、要求レベル2を経て要求レベル3に到達した後、要求レベル0に戻ったとする。要求レベルが3に到達しているので、同様のことが繰り返される。
〔空調機コントローラ120の動作〕
図9は、変形例Aに係る空調機コントローラ120の能力抑制レベル決定部131における処理の流れを示すフローチャートである。以下、図9のフローチャートを参照しながら、変形例Aに係る能力抑制レベル決定部131の処理の流れについて説明する。
能力抑制レベル決定部131は、10秒毎にデマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の要求レベルを、受信部121を通じて監視している。この状態を要求レベル監視ループR1という。ステップS41では、能力抑制レベル決定部131が、要求レベルが3に到達したか否かを判定する。要求レベルが3に到達した場合にはステップS42に移動する。要求レベルが3に到達しない場合は、要求レベル監視ループR1でループし続ける。
ステップS42では、条件判定部136が、第1パラメータである時間、第2パラメータである外気温、および第3パラメータである乖離値のそれぞれの値を、空調機10より取得する。
ステップS43では、条件判定部136が、第1パラメータが第1条件、第2パラメータが第2条件、第3パラメータが第3条件を満たすか否かを判定後、これらの各条件を満たすパラメータがいくつあるかを判定し、3つのパラメータすべてが、各条件を満たす場合はステップS44に移動し、それ以外の場合はステップS45に移動する。
ステップS44では、第1処理を実行する。すなわち、現時点における要求レベルと能力抑制レベルとの対応において、要求レベル1に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせ、要求レベル2に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に3だけシフトさせる。その後、制御実行ルーチンRT3に移動する。
ステップ45では、条件判定部136が、各条件を満たすパラメータが2つであるか否かを判定する。各条件を満たすパラメータが2つであった場合は、ステップS46に移動する。それ以外であった場合は、ステップS47に移動する。
ステップS46では、第2処理を実行する。すなわち、現時点における要求レベルと能力抑制レベルとの対応において、要求レベル1に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせ、要求レベル2に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に3だけシフトさせる。その後、制御実行ルーチンRT3に移動する。
ステップS47では、条件判定部136が、各条件を満たすパラメータが1つであるか否かを判定する。各条件を満たすパラメータが1つであった場合は、ステップS48に移動する。それ以外であった場合は、ステップS49に移動する。
ステップS48では、第3処理を実行する。すなわち、現時点における要求レベルと能力抑制レベルとの対応において、要求レベル1に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせ、要求レベル2に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に2だけシフトさせる。その後、制御実行ルーチンRT3に移動する。
ステップS49では、第4処理を実行する。すなわち、現時点における要求レベルと能力抑制レベルとの対応において、要求レベル2に対応づけられた能力抑制レベルを、能力抑制の程度が大きい方向に1だけシフトさせる。その後、制御実行ルーチンRT3に移動する。
制御実行ルーチンRT3は、上記実施形態に係る空調機コントローラ20の場合と同様である。
〔変形例Aに係るデマンド制御システムの特徴〕
変形例Aに係るデマンド制御システム200では、第1パラメータである時間帯、第2パラメータである外気温、および第3パラメータである乖離度と、各パラメータに対応する第1条件、第2条件、および第3条件を有している。それぞれの条件を満たすパラメータの数が多いほど、より強く能力抑制制御を実行する。このため、例えば、真夏において、比較的気温が低い早朝と、一日のうちで最も気温が高い正午過ぎというような環境の違いに応じて、適切なデマンド制御の実行が期待できる。
(変形例B)
変形例Aに係るデマンド制御システム200では、第1パラメータ、第2パラメータ、および第3パラメータと、それぞれに対する第1条件、第2条件、および第3条件とに基づいて、各要求レベルに対する能力抑制レベルの対応づけを決定した。しかし、パラメータの数は3つに限らず、またパラメータの種類に関しても、時間帯、外気温、乖離度等以外のパラメータを採用してもよい。また、パラメータが1つであってもよい。
(変形例C)
デマンド制御システム100の空調機コントローラ20においては、空調機10の能力を抑制する方法として、デマンドコントローラ5から送信される電力抑制信号の要求レベルに応じて空調機10の設定温度を段階的にシフトさせる方法を採用した。しかし、空調機10の能力を抑制する方法として、上記以外の方法を採用してもよい。例えば、圧縮機の周波数を段階的に減少させる等の方法を採用してもよい。このような方法を採用した場合も、空調機10の能力を抑制することで、デマンドコントローラ5からの電力抑制信号に応じて、電力を抑制することができる。
(変形例D)
上記実施形態では、制御内容記憶領域35において、複数の能力抑制レベルと、各能力抑制レベルに対応する制御内容とが関連付けて記憶されている。具体的には、能力抑制レベルには、空調機10の設定値として、設定温度値の変更度合いが関連付けられた。ここで、能力抑制レベルに関連付ける空調機10の設定値としては、設定温度値の代わりに、圧縮機の能力制御値を用いてもよい。具体的には、各能力抑制レベルと、圧縮機の能力制御値(例えば、10%〜100%)とを関連付ける。なお、圧縮機の能力制御値とは、圧縮機の能力制御の程度を示す値であり、圧縮機の100%の能力制御は、圧縮機の停止、すなわち、強制サーモOFFを意味する。したがって、能力抑制レベルの各レベルに対して、圧縮機の能力制御の程度を段階的に大きくした値を関連付けることによっても、空調機10の能力を段階的に抑制することができる。
本発明に係るデマンド制御システムは、空調機コントローラが、デマンドコントローラから送信される電力抑制信号の要求レベルに基づいて、空調機の能力抑制レベルを決定、変更する。このため、状況に応じた最適なデマンド制御が実行され、快適性や省エネルギー効果の向上に有益である。
5:デマンドコントローラ
10:空調機
20、120:空調機コントローラ
31、131:能力抑制レベル決定部
32、132:制御実行部
136:条件判定部
137:パラメータ群記憶領域
100、200:デマンド制御システム
特開2009−19853号公報

Claims (7)

  1. デマンドコントローラ(5)から送信される電力抑制信号に応じて、空調機(10)の能力抑制レベルを決定する能力抑制レベル決定部(31、131)と、
    前記能力抑制レベル決定部によって決定された前記能力抑制レベルに基づいて前記空調機の能力抑制制御を行う制御実行部(32、132)と、
    を備え、
    前記電力抑制信号は、要求する電力抑制の程度が異なる複数の要求レベルのいずれかを示し、
    前記能力抑制レベルのレベル数は、前記複数の要求レベルのレベル数よりも多く、
    前記能力抑制レベル決定部は、過去に決定した前記能力抑制レベルと、前記能力抑制レベルを決定した後に前記デマンドコントローラから送信される前記電力抑制信号である最新の電力抑制信号が示す前記要求レベルとに基づいて、前記最新の電力抑制信号が示す前記要求レベルに対する前記能力抑制レベルの対応づけを変更することで、前記能力抑制レベルを決定する、
    空調機コントローラ(20、120)。
  2. 前記複数の要求レベルには、前記空調機の停止を要求する前記要求レベルである停止要求レベルが含まれ、
    前記能力抑制レベル決定部は、前記最新の電力抑制信号が前記停止要求レベルを示す場合に、変更が可能な場合は前記対応づけを変更する、
    請求項1に記載の空調機コントローラ。
  3. 前記能力抑制レベル決定部は、前記要求レベルがなるべく前記停止要求レベルに変化しないように、過去に前記要求レベルに対して対応づけた前記能力抑制レベルを、能力抑制の程度がさらに小さい前記能力抑制レベルに変化させることで、変更が可能な場合は前記対応づけを変更する、
    請求項2に記載の空調機コントローラ。
  4. 時間帯を表す第1パラメータ、外気温を表す第2パラメータ、設定温度と室温との乖離度合いを表す第3パラメータの3つのパラメータのうち少なくともいずれかを含むパラメータ群を記憶するパラメータ群記憶領域(137)と、
    前記第1パラメータが既定の第1条件を満たすか否か、前記第2パラメータが既定の第2条件を満たすか否か、前記第3パラメータが既定の第3条件を満たすか否かの少なくともいずれかを判定する、条件判定部(136)と、
    をさらに備え、
    前記能力抑制レベル決定部は、前記条件判定部によって判定される結果に応じて、前記電力抑制信号の各要求レベルに対して異なる前記能力抑制レベルを対応させることで、前記対応づけを変更する、
    請求項に記載の空調機コントローラ。
  5. 前記パラメータ群は、前記第1パラメータと前記第2パラメータと前記第3パラメータとを含み、
    前記条件判定部は、前記第1パラメータが既定の第1条件を満たすか否かと、前記第2パラメータが既定の第2条件を満たすか否かと、前記第3パラメータが既定の第3条件を満たすか否かと、を判定し、
    前記能力抑制レベル決定部は、前記条件判定部が条件を満たすと判定した前記パラメータの数が多いほど、前記電力抑制信号の各要求レベルに対して、能力抑制の程度が大きい前記能力抑制レベルを対応させる、
    請求項4に記載の空調機コントローラ。
  6. 前記能力抑制レベルは、前記空調機の設定値の変更度合いを示す、
    請求項1から5のいずれかに記載の空調機コントローラ。
  7. 空調対象空間に設置された空調機と、
    前記空調機に対する電力抑制信号を送信するデマンドコントローラと、
    前記デマンドコントローラから送信される前記電力抑制信号に応じて、前記空調機の能力抑制制御を行う、請求項1から6のいずれかに記載の空調機コントローラと、
    を備える、
    デマンド制御システム(100、200)。
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