JP5511963B2 - 手乾燥装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ノズル孔から噴き出される空気流により濡れた手を乾燥させる手乾燥装置に関するものである。
ノズル孔から噴き出される空気流により濡れた手を乾燥させる手乾燥装置は、ペーパータオルやレンタルタオルと比べ、ランニングコストが安く、非接触で使用できるため衛生的であり、省メンテナンス性などの特長がある。
しかし、手乾燥装置は、ファン等により生成される空気流を吹出し口(以下に記載するノズル孔に相当)から噴出させるものであり、乾燥性能を高めるために空気流を高速化すると、騒音が増加するという課題があった。
また、上記の課題を解決する手乾燥装置として例えば、「箱体の正面及び側面を開放して挿通自在に設けられた手挿入部と、前記手挿入部の上下面部に各々配設され、高圧空気を高速の風として噴出させる断面形状が三次曲線のノズル孔を有する吹出ノズルと、前記吹出ノズルに高圧空気を送る高圧空気発生部とを具備することを特徴とする手乾燥装置。」というものがある(特許文献1参照)。
特許第2720722号公報(1頁)
特許文献1のような手乾燥装置において、乾燥性能を低下させずにさらに騒音を低下させるために、気流の速度を低下させて風量を増加させる方法がある。そして、風量を増加させるためには、ノズル孔の面積を拡大する必要がある。しかし、特許文献1の手乾燥装置においては、空気流のノズル孔が略菊形状であるため、ノズル孔の面積を拡大すると径が大きくなりすぎるため、ノズル孔から異物が侵入するという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乾燥性能を低下させずに騒音を低下させ、ノズル孔から異物が侵入することを防止することができる手乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明における手乾燥装置は、外側に向かって開口する手挿入部と、前記手挿入部を構成する壁面に配置されたノズルと、を備え、前記ノズルから噴出した空気流により手に付着した水分を払拭する手乾燥装置であって、前記ノズルの先端のノズル孔は波状のスリット形状としたものである。
本発明により、ノズル孔が波状であることにより乾燥性能を低下させずに騒音を低下させ、ノズル孔がスリットであることによりノズル孔から異物が侵入することを防止する手乾燥装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1における手乾燥装置を示す側断面図である。 本発明の実施の形態1における手乾燥装置の概観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1における手乾燥装置のノズル孔を示す正面図である。 図3のA1,A2及びA3の断面図である。 本発明の実施の形態1における手乾燥装置の正面側のノズル孔に背面側のノズル孔を投射した正面図である。 本発明の実施の形態2における手乾燥装置のノズル孔を示す正面図である。 本発明の実施の形態3における手乾燥装置の正面側のノズル孔の正面図及び背面側のノズル孔の正面図である。 本発明の実施の形態4における手乾燥装置のノズル孔の正面図である。 図8のC1,C2及びC3の断面図である。 本発明の実施の形態5における手乾燥装置を示す断面図である。
以下、本発明における手乾燥装置の一例について、図面を用いて詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1における手乾燥装置の側断面図であり、図2は、本発明の実施の形態1における手乾燥装置の概観を示す斜視図である。
なお、以下に説明する全ての図面において、紙面上部を手乾燥装置又はその構成部分の上部とし、紙面下部を手乾燥装置又はその構成部分の下部とする。
図1に示すように、本発明の実施の形態1における手乾燥装置は、手乾燥装置本体の外郭をなす箱体1と、箱体1の上面および側面を開放して挿通自在に空けられた手挿入部2を備えている。ここで、図2に示すように手挿入部2の両側面における開口部2a、2bは、手が挿入しやすいように開放されている。なお、両側の開口部2a、2bは、塞がれていてもよく、開放されていた場合と同等の乾燥性能を得ることができる。また、この手挿入部2の内壁には例えば、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コーティング、酸化チタン等の親水性を有するコーティング、又は抗菌剤を含浸させる。これにより、内面に汚れが付着するのを軽減したり、細菌が繁殖するのを低減するようにしてある。
また、図1に示すように手挿入部2の正面側の外側壁面(本発明における第1の壁面に相当)にノズル4aが設けられており、手挿入部2の背面側の外側壁面(本発明における第2の壁面に相当)にノズル4bが設けられている。そして、ノズル4a及び4bは互いに対向する位置及び角度に設けられている。そして、ノズル4a及び4bの先端には、波状でスリット形状のノズル孔5が、その長手方向が手乾燥装置の左右方向と略平行となるようにそれぞれ空けられている。そして、空気流がノズル孔5を通過して手挿入部2に流出することで手を乾燥させることができる。また、2つのノズル4a,4bが対向するように設けられているため、手挿入部2に挿入した手(図示せず)の甲側と掌側の双方に風を同時に当てることができる。なお、手乾燥時間を短くするために、風速及びノズル4a及び4bの間隔等が最適になるよう考慮されている。
また、ノズル孔5から手挿入部2に空気を流出させるため、ノズル孔5の入口側の圧力を高くする必要がある。そのための加圧装置として、図1に示すように、箱体1の内部にブロア6(本発明における空気流発生部に相当)が設置されている。ブロア6は、主にモーターとファンによって構成される。また、ブロア6の一例として、DCブラシレスモータを駆動させるための駆動回路(図示せず)と、DCブラシレスモータによって回転するターボファン(図示せず)とにより構成されるものがある。
また、箱体1において、ブロア6の上流側の空間8と下流側の空間7はブロア6によって仕切られている。吸気口9から流入する空気は、ブロア6によって高圧の空気流となる。そして、ブロア6から流出する空気流は、下流側の空間7において2つの経路に分岐して、各々のノズル孔5に流入する。なお、ブロア6の上流側である空間8は、曲がり流路になっている。これにより、吸気口9から流入する空気にとってわずかな抵抗にはなるが、ブロア6で発生した騒音が周囲に放射されにくくなる効果を有する。また、手挿入部2の底面には手から飛散した水を排水する排水口(図示せず)が設けられており、排水口には排水管(図示せず)が接続され、排水管にはここから流出するドレン水を溜めるドレンタンク(図示せず)が接続されている。
また、手挿入部2の入口近傍の正面側及び背面側並びに手挿入部2の下部の正面側及び背面側には手を検知するセンサー(図示せず)が配置されている。そして、制御回路(図示せず)は、このセンサーからの信号を処理し、その処理結果に基づいてブロア6の運転等を適宜制御している。
なお、本実施の形態1における手乾燥装置の全体構成は、上記に限られるものではなく、ノズル孔5から空気流を噴出させることができる構成であればよい。
次に、本実施の形態1における手乾燥装置の動作について説明する。
例えば、手挿入部2へ濡れた手が挿入され、その手をセンサーが検出すると、制御回路(図示せず)へ手検出信号が送られる。そして制御回路は、ブロア6を始動させ、ターボファン(図示せず)が回転する。そして、吸気口9から吸い込まれた空気流は、空間8を通過しブロア6に流入し、ブロア6により高圧の空気流になる。そして、高圧になった空気流は、上流側の空間7で2つに分岐し、ノズル4a及び4bに設けられたノズル孔5から噴出される。噴出された空気流は、手挿入部2に挿入された手の甲側と掌側の双方に当たり、手に付いた水を飛散及び気化させる。そして、使用者の手が手挿入部2から抜けると、センサーの手検出信号がなくなり、制御回路はブロア6を停止させる。
上記の手乾燥装置において、大きな騒音を発生する要素として、静止した壁面近傍を高速な空気流が流れるノズル孔5、各々のノズル孔5から噴出した高速な空気流が衝突する手挿入部2、高速回転体を有するブロア6の3つがある。ブロア6は、箱体1の内部に収納されているため、他の2つよりも騒音のオーバーオール値に与える影響は小さい。そのため、手乾燥装置の騒音を低減するためには、ノズル孔5及び手挿入部2の騒音を低減する必要がある。ここで、ノズル孔5における騒音及びノズル孔5から噴出した高速な空気流が、手挿入部2で衝突することによる騒音は、ノズル孔5の形状による影響が大きい。
図3は、本発明の実施の形態1における手乾燥装置のノズル孔を示す正面図である。
図3に示すようにノズル孔5は、長手方向に複数の山と谷がある波状(略正弦波状)のスリットとなっている。そして、A部拡大図に示すように、ノズル孔5の谷の部分は、上端の外郭12aと下端の外郭12bから成り、その外郭12aに囲まれた空間14がある。そして、ノズル孔5の山の部分は、上端の外郭13aと下端の外郭13bから成り、その外郭13bに囲まれた空間15がある。
次に、波状のノズル孔5による騒音低減効果について説明する。
高速な気流がノズル孔5から噴出するときに発生する騒音の源は、大きく分けると三つある。一つ目は、ノズル孔5の表面に形成される境界層から発生する境界層騒音である。二つ目は、ノズル孔5の下流側出口から放出される渦の放出によって発生する渦騒音である。三つ目は、ノズル孔5から噴出された気流のうち攪拌の影響を受けないポテンシャルコアの主流とその周囲の静止した空気との速度差によって生じた乱流拡散層のせん断流から発生する噴流騒音である。
ここで、噴流騒音に着目すると、周囲の静止した空気と高速な空気の流れの速度差を小さくすることによって騒音を低減できる。つまり本発明の実施の形態1における手乾燥装置では、ノズル孔5から流出する空気流と周囲の静止した空気との速度差が問題となる。
本発明の実施の形態1におけるノズル孔5は、前述したように波状であり、隣接する山部分の間の空間14及び隣接する谷部分の間の空間15がある。例えば、空間14においては、ノズル孔5の12a及び12bの間の隙間から噴出した空気流によってエネルギーが供給され、空気が誘起される。この場合、空間14の誘起された空気流の速度は、直線状のノズル孔の場合の周辺の空間の速度より大きくなる。その結果、直線状のノズル孔の場合よりも、ノズル孔5から直接噴出された高速な空気流と周辺の空間の空気流との速度差が小さくなり、発生する噴流騒音が低減する。なお、空間15における空気流についても同様にノズル孔5から直接噴出された空気流との速度差が小さいため、発生する噴流騒音が低減する。
ただし、外郭12bの下方の空間16周囲をノズル孔で囲まれていないため、直線状のノズル孔の場合と同じように、ノズル孔5から直接噴出された空気流と周辺の空気流との速度差が大きくなり、騒音は低減しない。しかし、ノズル孔5の上下方向に騒音が低減した空間14と騒音が低減しない空間16が形成されるので、騒音源となる流れの変化(圧力変動)の位相が、手挿入部2において上下方向に一致しなくなる。そのため、音の相関面積が小さくなり、騒音を低減することができる。これに対し、直線状のノズル孔の場合は、ノズル孔の上下方向、幅方向ともに空気流の位相が一致した状態であり、位相の一致によって騒音が増大する。なお、外郭13aの上方の空間17についても騒音の状態は上述した空間16の状態と同様である。
図4は、図3のA1、A2及びA3の断面図である。
ここでA1は、ノズル孔5の山部分の中心を通る線であり、A2は、山部分と谷部分の境界を通る線であり、A3は、谷部分の中心を通る線である。ここで、A1断面図について、ノズル4aの断面形状を説明する。図4において、空気流はノズル4aの紙面に流れる。そして、ノズル4aは、圧力損失を小さくするため、ノズル入口18において、空気流の下流側に向けて隙間が少しずつ縮小するようにR面取りがなされている。そして、空気が流れる場合、この隙間の減少に伴って、少しずつ増速する。また、ノズル入口18とノズル孔5の間には同じ間隔の隙間が続く直線部19がある。ノズル入口18において増速した空気は直線部19を通過しノズル孔5から手挿入部2に噴出される。
ここで、ノズル入口18のR面において、空気流の速度は、上下の壁面近傍から中心までほぼ同じ速度である。しかし、空気流が直線部19を通りノズル孔5に近づくにつれ、中心付近が最大で上下の壁面近傍が小さい放物線状の速度分布となる。ノズル孔5の壁面近傍の速度が小さいほど境界騒音が小さくなるため、直線部19を長くし上記のような速度分布にすることで、騒音が低減する。ただし、直線部19が長くなりすぎると、高速な空気と静止した壁面との間で生じる摩擦による圧力損失が大きくなるため、適当な長さにすることが必要である。筆者らの実験においては、最適な直線部19の長さはノズル4aの上下方向の幅の4倍から10倍程度である。
また、図4に示すように、ノズル4aの直線部19の長さ(空気流の流れ方向の長さ)はA1、A2、A3の順に長い。つまり、ノズル4aの空気流の流れ方向の長さが、流れ方向と直角の方向においてそれぞれ異なる。これにより、ノズル孔5までの流れの発達状態が異なることとなり、ノズル孔5での速度分布をノズル孔5の長手方向に変化させることができる。その結果、ノズル孔5で発生する渦騒音の音源となる圧力変動の位相をノズル孔5の長手方向にずらし、音の相関面積を小さくすることができ、騒音を低減することができる。
なお、図4においてノズル4aについて説明したが、ノズル4bについても同一の形状にすることで同様の効果を奏することができる。
ここまで、ノズル孔5における騒音の低減方法について述べた。前述したように、手乾燥装置の騒音の別の要素として、各々のノズル孔5から噴出した対向する高速な空気流が衝突する手挿入部2における騒音がある。手乾燥装置において、手を乾燥させる際は、手が正面側及び背面側からの対向する気流の衝突を遮るが、手がない部分では対向する空気流が衝突するため、その騒音を低減させることも重要である。
図5は、本発明の実施の形態1における手乾燥装置の正面側のノズル孔に背面側のノズル孔を投射した正面図である。
上記のような対向する高速な空気流の衝突による騒音を低減するためには、衝突する空気流の速度をノズル孔の長手方向に変え、衝突位置での圧力変動の位相をずらす必要がある。ノズル孔5の下流の空気流の断面の速度分布はノズル孔5の中心を極値とする放物線状で、対向するノズル孔5の位置関係やノズル孔5から衝突位置までの距離を変えれば衝突する空気流の速度が変わる。図5において、実線が正面側のノズル孔5であり、破線が背面側のノズル孔5である。ここで、図5のように、正面側のノズル孔5と背面側のノズル孔5を互いの山部分同士、及び谷部分同士が対向しないように配置する。つまり、正面側のノズル孔5の山部分と背面側のノズル孔5の隣接する山部分の間の空間14とが対向し、正面側のノズル孔5の谷部分と、背面側のノズル孔5の隣接する谷部分の間の空間15とが対向するように配置される。
上述したように空間14及び空間15における空気流は、ノズル孔5から誘起された空気流のため、ノズル孔5から直接噴出した空気流よりも流速が遅い。そのため、正面側及び背面側のノズル孔5を上記に示した構成にすることで、ノズル孔5から直接噴出した空気流同士が衝突する面積が少なくなるため、発生する騒音が低減できる。また、図5に示す正面側及び背面側のノズル孔5が対向する部分、つまりノズル孔5における谷部分と山部分の間の領域においては、ノズル孔5から噴出した空気流同士が直接衝突するため衝突時の速度が速い。しかし、ノズル孔5の長手方向に速度分布を持つことになるため、衝突位置での圧力変動の位相がずれ、衝突によって発生する騒音を低減できる。
また、本実施の形態1では、正面側と背面側のノズル孔5をともに波状とした場合について説明したが、どちらか一方を直線状のノズル孔としても、同様に衝突位置においてノズル孔5の長手方向の音源となる圧力変動の位相をばらばらにできるため、衝突によって生じる騒音を低減できる。さらに、波の山と山(または谷と谷)のピッチを正面側と背面側で異なるようにしても、同様に衝突位置においてノズル孔5の長手方向の音源となる圧力変動の位相をばらばらにできるため、衝突によって生じる騒音を低減できる。
なお、本実施の形態1におけるノズル孔5は、正面側のノズル孔5と背面側のノズル孔5を互いの山部分同士、又は谷部分同士が対向しなければよく、図5に示した配置に限られるものではない。
ここで、ノズル孔5を対向させて配置させたときのノズル孔5の短手方向の長さについて説明する。本発明の実施の形態における手乾燥装置は、対向したノズル孔5のうち、一方は掌、もう一方は手の甲に高速な空気流を衝突させ、手に付着した水滴を飛散・蒸発させ、乾燥させる。しかし、掌は手の甲と比較して、複数の皺があり、水滴を保持しやすくなっているため、掌を乾燥させるには、手の甲側よりも空気流の速度や流量が必要である。掌側の空気流の速度や流量を大きくするため、掌側のノズル孔5の短手方向の長さを手の甲側のノズル孔5よりも大きくする。ノズル孔5付近の空気流の速度を保持した領域であるポテンシャルコアの最遠点は、ノズル孔5の短手方向の長さに比例して遠くなり、ノズル孔5の短手方向の長さが長いほど、手に衝突する空気の速度や流量は増加するためである。
以上のように、ノズル孔が波状であることにより乾燥性能を低下させずに騒音を低下させ、ノズル孔がスリット形状であることにより吹出し口から異物が侵入することを防止する手乾燥装置を得ることができる。
また、ノズル入口18をR面にし、直線部19の長さを最適にすることで、境界騒音を低減することができる。また、ノズル4aの直線部19の長さ(空気流の流れ方向の長さ)を流れ方向と直角方向に異なる長さとすることで、渦騒音を低減できる。
また、正面側のノズル孔5と背面側のノズル孔5とを、直接噴出した空気流同士が衝突する面積が少なくなるように配置することで手挿入部2における空気流の衝突による騒音を低減することができる。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2おける手乾燥装置のノズル孔5を示す正面図である。また、本実施の形態2における手乾燥装置の構成及び機能は、特に記載しない場合は実施の形態1で示したものと同様であるものとする。
図6に示すようにノズル孔5は、ノズル孔5の長手方向に複数の山と谷がある波状(略三角波状)のスリット形状となっている。そして、B部拡大図に示すように、ノズル孔5の谷部分は、上端の外郭23aと下端の外郭23bから成り、外郭23aに囲まれた空間21がある。そして、山部分は、上端の外郭24bと下端の外郭24aから成り、外郭24aに囲まれた空間22がある。
ここで、実施の形態1の図3に示したようにノズル孔5が正弦波状の場合、例えば外郭12bにおいて、波の最下部は直線に近くなっている。そのため、周辺の静止した空気に速度を生じさせるエネルギーは、空間14における量よりも、波の最下部付近の空間16における量の方が与えられる領域が限られるため、少なくなる。
これに対し、本実施の形態2においては、外郭23a及び外郭23bの傾斜部分は直線であり、外郭23bにおいて波の最下部は屈曲している。ノズル孔5をこのような形状にすることにより、与えられるエネルギー量の多い空間21及び空間22の面積は、図3における空間14及び空間15よりも大きい。つまり、図3に示した正弦波形状と比べてノズル孔5と周辺空間の速度差が大きい部分を少なくできるため、より噴流騒音を低減できる。
ただし、周辺の静止した空気への影響を大きくしすぎると、手挿入部2において乾燥に影響する最大速度を小さくする可能性もある。そのため、騒音だけでなく乾燥性能を考慮し、外郭23a又は外郭24aの傾斜角度等を適切に選択する必要がある。
また、ノズル4a及び4bの側断面形状については、実施の形態1の図4に示したものと同様に、ノズル入口18をR面にし、直線部19の空気流の流れ方向の長さが、流れ方向と直角の方向においてそれぞれ異なるようにしてもよい。これにより、実施の形態1と同様に、ノズル孔5の長手方向の渦騒音の音源となる圧力変動の位相をばらばらにでき、より騒音を低減できる。
さらに、対向するノズル孔5の配置についても、実施の形態1の図4に示したものと同様に、正面側のノズル孔5の山部分と対向する背面側の隣接する山部分の間の空間を対面させるように配置してもよい。これにより、実施の形態1と同様に、対向する空気流の衝突によって生じる騒音を低減できる。
また、本実施の形態では、正面側と背面側のノズル孔5をともに三角波状とした場合について説明したが、どちらか一方を直線状のノズル孔としても、同様に衝突位置においてノズル孔5の長手方向の音源となる圧力変動の位相をばらばらにできるため、衝突によって生じる騒音を低減できる。
さらに、三角波の山と山(または谷と谷)のピッチを正面側と背面側で変更しても、同様に衝突位置においてノズル孔5の長手方向の音源となる圧力変動の位相をばらばらにできるため、衝突によって生じる騒音を低減できる。
以上のように、ノズル孔が三角波状であることにより乾燥性能を低下させずに騒音を低下させることができ、ノズル孔がスリット形状であることにより吹出し口から異物が侵入することを防止する手乾燥装置を得ることができる。また、ノズル孔が三角波状であることにより、正弦波状のノズル孔と比べてノズル孔とその周辺との空気流の速度差が小さい領域が大きくなり、騒音をより低下することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3における手乾燥装置の正面側のノズル孔の正面図及び背面側のノズル孔の正面図である。また、本実施の形態3における手乾燥装置の構成及び機能は、特に記載しない場合は実施の形態1で示したものと同様であるものとする。
図7の(a)は正面側のノズル孔5であり、(b)は対向する背面側のノズル孔5である。なお、実施の形態1の図5に示したものと同様に、正面側のノズル孔5の山部分と背面側のノズル孔5の谷部分に囲まれる空間が対向するように配置されている。
図7において、本実施の形態3の手乾燥装置は、使用者が手挿入部2に両手を挿入して乾燥させるため、ノズル孔5の幅27が、人の両手の幅よりも大きくなるように設定される。そして、使用者が両手を乾燥させる際、手挿入部2の中央付近は、右手と左手の間に当たるため、手が位置しないことがほとんどである。そのため、ノズル孔5の中央付近からは、乾燥に寄与しない空気流を手挿入部2に噴出していることになる。騒音を低減するためには、乾燥に寄与しない高速な流れをできるだけ消滅させることが重要である。そのため、ノズル孔5の長手方向中央付近に、空気流が通過しないように塞がれた中央閉領域28を設ける。これにより、手挿入部2において、使用者の手がなく対向する空気流が衝突する領域を少なくすることができるので、騒音を低減することができる。
ここで、ノズル孔5に中央閉領域28を設けるにあたり、正面側と背面側を異なる範囲で塞いだほうがよい。これにより、手挿入部2における正面側の中央閉領域28と背面側の中央閉領域28の間の領域にも周囲の高速な気流が拡散した、速度が小さい流れが存在するようになる。これは、正面側と背面側の中央閉領域28を同じ範囲にした場合、空気流が完全になくなる領域ができるので、その領域に手を挿入して乾燥させる特定の使用者に対しては、乾燥状態が不十分になる可能性があるためである。
また、ノズル孔5において中央閉領域28以外の部分も特定の小さい範囲において空気流が噴出しない閉領域29を設けたほうがよい。これは、手挿入部2において、高速な空気流が衝突する位置としない位置がノズルの幅方向にランダムに存在させるためである。これにより、衝突によって発生する騒音のノズル孔5の長手方向の位相が揃い、増幅されることを避けることができ、騒音を低減できるからである。なお、閉領域29は正面側と背面側のノズル孔5において、対向しない位置に設けたほうがよい。これは、閉領域29を対向する位置に設けた場合、手挿入部2の特定部分の空気流がなくなり、使用者の手の乾燥状態が不十分になる可能性があるためである。
また、高速な気流が噴出しない閉領域29が大きくなりすぎると、手に付着した水を飛散・乾燥させる高速な空気流の幅が減少するため、乾燥性能の低下を引き起こす。よって、高速な空気流が噴出しない閉領域29は大きすぎないようにしたほうがよい。
以上により、ノズル孔5において、中央閉領域28のような空気流が噴出しない領域を設けたため、空気流の衝突が少なくなり、騒音を低減することができる。また、ノズル孔5において、中央閉領域28以外にも空気流が噴出しない閉領域29を設けたため、衝突によって発生する騒音のノズル孔5の長手方向の位相が揃い、増幅されることを避けることができ、騒音を低減できる
ここで、本実施の形態3における波状のノズル孔5は、実施の形態2の図6に示したような三角波状でもよい。そのようなノズル孔5においても、上述したように空気流が噴出しない領域を設けることにより、同様に騒音を低減することができる。
また、図7において中央閉領域28に対しての左右方向(長手方向)の閉領域29の位置が異なっているが、乾燥性能の観点から、中央閉領域28を中心として閉領域29の位置を左右対称としてもよい。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4における手乾燥装置のノズル孔の正面図であり、図9は、図8のC1,C2及びC3の断面図である。なお、本実施の形態4における手乾燥装置の構成及び機能は、特に記載しない場合は実施の形態1で示したものと同様であるものとする。
図8において、ノズル孔5の外郭の形状は、実施の形態1における図3に示されているものと同様に波状であるが、ノズル孔5の短手方向中央付近に、ノズル孔5を上下方向に分ける分断板30が設けられている。また、分断板30の正面方向の形状は、波状であるノズル孔5に沿う形状である。また、図9に示すように分断板30の断面形状は、ノズル孔5の出口側32からノズル孔5の入口側31に向かって、上下方向の幅が大きくなるような形状である。
そして、図8、図9に示すノズル孔5から空気流が噴出される場合、分断板30の出口側32の上下から、それぞれ高速な空気流が噴出される。一般的に、二次元の速度分布を持つ高速な空気流が隣り合って存在すると、それぞれの噴流が強めあい、より高速な一つの噴流が形成される。そのため、ノズル孔5からある程度離れた位置において、二つの噴流が合成してできた一つの合成噴流速度は、分断板30がない場合のノズル孔5からの噴出速度よりも大きくなる。つまり、手挿入部2における速度が大きいので、手に付着した水滴の飛散及び乾燥させる能力が高くなり、より短時間で手を乾燥させることができる。
一方、一つのノズル孔5を用いた場合の手挿入部2における噴流速度と同じ速度を、本実施の形態4におけるノズル孔5を用いて得ようとした場合、ノズル孔5の出口付近の流速を小さくすることができる。つまり、本実施の形態4におけるノズル孔5を用いることで、ノズル孔5の出口付近の噴流速度は小さくても同じ乾燥性能を得ることができる。ここで、ノズル孔5から発生する騒音は、ノズル孔5の出口速度の5乗〜6乗に比例して大きくなる。そのため、本実施の形態4において、ノズル孔5に分断板30を備えたことで、手乾燥装置の騒音を低減することができる。
なお、本実施の形態4のノズル孔5において、略正弦波状のノズル孔について説明したが、実施の形態2に示したような三角波状のノズル孔5を用いても上記同様の騒音低減効果を奏することができる。また、実施の形態3に示したようにノズル孔5の一部を塞いでもよく、その場合も上記と同様の騒音低減効果を奏することができる。
実施の形態5.
図10は、本発明の実施の形態5における手乾燥装置の縦断面図である。
図10に示すように、外殻をなす箱体41は、正面に手挿入口42を有し、手挿入口42に続く処理空間として手挿入部43を備えており、手を挿抜できるようにしてある。手挿入部43は、箱体41の正面(紙面左方向)下部に、正面と両側面が開放した開放シンク状の凹部として形成されている。また、下部を形成する水受け部44と奥側(紙面右方向)とにはその端縁部に曲面構成の立上がりによる防壁構造45が設けられ、側方や手前側に水が飛散しないようになっている。水受け部44の底部は前方に向かって下傾していて、その傾斜下端に排水口46が設けられている。
水受け部44の下方には排水口46から滴下する水を貯留するドレン容器47が抜き挿し自在に設けられている。なお、手挿入部43の内面には、シリコン系もしくはフッ素系等の撥水性コーティング、酸化チタン等の親水性を有するコーティング、又は抗菌剤が含浸され、内面に汚れが付着するのを軽減したり、細菌が繁殖するのを低減するようにしてある。
箱体41内には高圧空気流発生装置48が組み込まれており、DCブラシレスモータ(通常の整流子モーター又は誘導電動機であってもよい)と、これを駆動させる駆動回路及びDCブラシレスモータによって回転するターボファンとにより構成されて、箱体41の手挿入部43の真上に取り付けられている。高圧空気流発生装置48の吸気側は、箱体41の背面側であって手挿入部43の奥側背面に近接して縦方向に設けられた下端の開放した吸気通路50に臨んでおり、吸気通路50の下端から着脱可能のエアーフィルター51を通じて空気を吸込むことができるようになっている。
高圧空気流発生装置48の吹出口は、円形カップ状のファンケーシングの外周に、周方向に間隔を置いて、複数個が半径方向に向かって開設されている。このファンケーシングの外側は、ターボファンの回転方向に沿う方向に誘導路を設けた円形カップ状のケーシング49によって覆われ、ケーシング49の誘導路の端に、高圧空気流発生装置48から送られてくる高圧空気を高速の気流に変換して手挿入部43に吹出すノズル52が接続されている。
ノズル52は、手挿入部43の手挿入口近傍の上部に噴出口を下向きにして取付けられており、ノズル52に形成されたノズル孔53a及び53bから手挿入部43内に挿入した手に付着した水分を吹飛ばす高速の気流を吹付け、手を摺り合わせることなく水滴を手の表面から剥離して吹飛ばす。なお、ノズル52の背後には、手挿入部43に面して手の挿抜を検知する手検知センサー54が設けられている。
ノズル52の先端に設けられたノズル孔53は、箱体41の幅方向(図10の紙面の前後方向)がノズル孔53の長手方向となるよう配向され、例えば実施の形態1の図3に示したノズル孔5と同様に該波状のスリットに形成される。また、ノズル孔53は、第1のノズル孔53a及び第2のノズル孔53bの2列のノズル孔により構成され、箱体41の前後方向(図10の紙面の左右方向)に設けられている。なお、本実施の形態5におけるノズル孔は1列であってもよく、3列以上あってもよいことは言うまでもない。
なお、波状のノズル孔53a及び53bによる騒音低減効果については実施の形態1のノズル孔5について説明したものと同様であるため説明は省略する。
以上により、本実施の形態5におけるノズル孔を対向に配置していない手乾燥装置においても、波状のノズル孔にすることより、実施の形態1及び2の手乾燥装置と同様に、騒音を低減できる。
また、ノズル52は、例えば実施の形態1の図4で示したノズル4aと同一の形状のものを用いることで、同一の効果を奏することができる。
また、ノズル孔53a及びノズル孔53bは、実施の形態2の図6に示したような三角波状であってもよく、同一の効果を奏することができる。
1 箱体、2 手挿入部、2a,2b 開口部、4a,4b ノズル、5 ノズル孔、6 ブロア、7,8 空間、9 吸気口、12a,12b,13a,13b 外郭、14,15,16,17 空間、18 ノズル入口、19 直線部、21,22 空間、23a,23b,24a,24b 外郭、25,26 空間、27 幅、28 中央閉領域、29 閉領域、30 分断板、31 入口側、32 出口側、41 箱体、42 手挿入口、43 手挿入部、44 水受け部、45 防壁構造、46 排水口、47 ドレン容器、48 高圧空気流発生装置、49 ケーシング、50 吸気通路、51 エアーフィルター、52 ノズル、53,53a,53b ノズル孔、54 手検知センサー。

Claims (12)

  1. 外側に向かって開口する手挿入部と、
    前記手挿入部を構成する壁面に配置されたノズルと、を備え、
    前記ノズルから噴出した空気流により手に付着した水分を払拭する手乾燥装置であって、
    前記ノズルの先端のノズル孔は波状のスリット形状であることを特徴とする手乾燥装置。
  2. 前記手挿入部は、対向する壁面を有し、
    前記ノズルは、前記手挿入部を構成する第1の壁面及び前記手挿入部を構成し前記第1の壁面に対向する第2の壁面のそれぞれに配置されることを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  3. 前記ノズル孔は、略正弦波状のスリット形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手乾燥装置。
  4. 前記ノズル孔は、略三角波状のスリット形状であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の手乾燥装置。
  5. 前記ノズルは、
    前記空気流の出口側に直線部分を有し、
    前記直線部分において、前記空気流の流れ方向の長さが、前記流れ方向と直角の方向においてそれぞれ異なることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の手乾燥装置。
  6. 前記第1の壁面の前記ノズル孔の山部分と前記第2の壁面の前記ノズル孔の山部分とが対向せず、前記第1の壁面の前記ノズル孔の谷部分と前記第2の壁面の前記ノズル孔の谷部分とが対向しないように前記ノズル孔を配置したことを特徴とする請求項2、請求項2に従属する請求項3、請求項2に従属する請求項4、又は請求項2に従属する請求項5に記載の手乾燥装置。
  7. 前記第1の壁面の前記ノズル孔の山部分と前記第2の壁面の前記ノズル孔における隣接する山部分の間の空間とが対向し、前記第1の壁面の前記ノズル孔の谷部分と前記第2の壁面の前記ノズル孔における隣接する谷部分の間の空間とが対向するように前記ノズル孔を配置したことを特徴とする請求項6に記載の手乾燥装置。
  8. 記ノズル孔において一部分に空気流を噴出させない閉領域を備えたことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  9. 前記第1の壁面及び前記第2の壁面の前記ノズル孔において少なくともどちらかの一部分に空気流を噴出させない閉領域を備えたことを特徴とする請求項2、請求項2に従属する請求項3、請求項2に従属する請求項4、請求項2に従属する請求項5、請求項6、又は請求項7に記載の手乾燥装置。
  10. 前記ノズル孔において長手方向中央付近に空気流を噴出させない中央閉領域を備えたことを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の手乾燥装置。
  11. 前記ノズルに、前記ノズルを短手方向に分ける分断板を備えたことを特徴とする請求項1に記載の手乾燥装置。
  12. 前記第1の壁面の前記ノズル及び前記第2の壁面の前記ノズルの少なくとも一方に、前記ノズルを短手方向に分ける分断板を備えたことを特徴とする請求項2、請求項2に従属する請求項3、請求項2に従属する請求項4、請求項2に従属する請求項5、請求項6、請求項7、又は請求項9に記載の手乾燥装置。
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