JP5511475B2 - 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット - Google Patents

信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP5511475B2
JP5511475B2 JP2010085675A JP2010085675A JP5511475B2 JP 5511475 B2 JP5511475 B2 JP 5511475B2 JP 2010085675 A JP2010085675 A JP 2010085675A JP 2010085675 A JP2010085675 A JP 2010085675A JP 5511475 B2 JP5511475 B2 JP 5511475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
self
diagnosis
proximity sensor
signal processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010085675A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011216037A (ja
Inventor
義広 遠藤
正貴 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Electronics Industries Co Ltd
Original Assignee
Koyo Electronics Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Electronics Industries Co Ltd filed Critical Koyo Electronics Industries Co Ltd
Priority to JP2010085675A priority Critical patent/JP5511475B2/ja
Publication of JP2011216037A publication Critical patent/JP2011216037A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5511475B2 publication Critical patent/JP5511475B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)

Description

本発明は、信号処理システムに関わり、詳しくは、信号を出力する信号源ユニットと、上記信号を受ける信号処理ユニットとを含み、上記信号源ユニットが、上記信号処理ユニットにより制御される電力により動作するようになっている信号処理システムに関するものである。
上記信号処理システムには、例えば図4に示すものがある。同図に示す信号処理システムにおいて、信号源ユニットは説明の一例として近接センサ10であり、信号処理ユニットは説明の一例としてプログラマブルコントローラ(PLC)の入力モジュール20である。近接センサ10は、図示を略するが物体の近接を検出する物体近接検出部、内部の状態を自己診断する自己診断部、内部各部に電力を供給する電源部、前記各部からの信号を処理して入力モジュール20に出力する信号処理部、等を有する。
近接センサ10は、電源ポート11a、検出信号出力ポート11b、自己診断信号出力ポート11c、接地ポート11dを具備する。
入力モジュール20は、近接センサ10の上記各ポート11a−11dと対応して電源ポート21a、検出信号入力ポート21b、自己診断信号入力ポート21c、接地ポート21dを具備する。
近接センサ10の電源ポート11aには、入力モジュール20の電源ポート21aから電力が供給され、近接センサ10の検出信号出力ポート11bから検出信号S1が出力されると共にその検出信号S1は入力モジュール20の検出信号入力ポート21bに入力され、近接センサ10の自己診断信号出力ポート11cから自己診断信号S2が出力されると共にその自己診断信号S2は入力モジュール20の自己診断信号入力ポート21cに入力され、近接センサ10の接地ポート11dは入力モジュール20の接地ポート21dに接続される。
以上から近接センサ10と入力モジュール20は、互いのポートどうしの接続のための配線として電源線30、検出信号線40、自己診断信号線50、接地線60で接続されている。
特開2009−009491号公報
以上説明した従来の信号処理システムにおいては、以下に述べる課題がある。
近接センサ10と入力モジュール20とを接続する配線が、自己診断部が無い近接センサと比較して、自己診断信号線50が追加で必要となっていることで、配線が複雑化している。
近接センサ10側に自己診断信号S2を出力するための出力ポート11cが専用に必要であり、構成が複雑化する。同様のことが入力モジュール20側にも自己診断信号S2を入力するための入力ポート21cが専用に必要であり、結果、構成が複雑化した専用の入力モジュールとなる。よって、汎用の入力モジュールでは上記自己診断機能付きの近接センサ10には対応することができない。
そこで本発明者らは、平成21年12月4日付けで上記課題を解決した信号処理システムに関して出願(特願2009−276129)を行った。
しかしながら、上記出願にかかる信号処理システムでは信号源ユニット側が故障したとき、その故障箇所を特定することができるようにはなっていなかった。
そこで、本発明は、信号処理システムにおける信号源と信号処理の各ユニットの構成簡素化、自己診断機能付きの信号源ユニットに対して専用、汎用いずれの信号処理ユニットも使用可能とすると共に、信号源ユニット側が故障したとき、その故障箇所を特定できるようにすることを解決すべき課題としている。
本発明による信号処理システムは、出力信号を出力する信号源ユニットと、上記出力信号を受ける信号処理ユニットと、を含み、上記信号源ユニットは、上記信号処理ユニットにより制御される電力により動作するようになっている信号処理システムにおいて、
上記信号源ユニットは、正常時に上記出力信号中に該出力信号の信号幅より短い信号幅でかつ出力信号のレベルを反転させたレベルの自己診断信号を重畳し、断線および出力短絡の異常時には自己診断信号の重畳を行わず、また、当該信号源ユニット内のいずれかの箇所の故障時にはその故障箇所に応じたコード化形態で自己診断信号を重畳して上記出力信号を出力することを特徴とする。
上記「信号源ユニット」は、特定の装置や機器類に限定されず、近接センサ、光学式エンコーダ等、すべての装置、機器類を含むことができる。
上記「信号処理ユニット」は、特定の装置や機器類に限定されず、PLCの入力モジュール、HMI(ヒューマン・マシーン・インターフェース)機器、パーソナルコンピュータ、パネルコンピュータ、カウンタ等の他の信号処理ユニットを含むことができる。
好ましい態様は、上記信号処理ユニットは、上記出力信号中の自己診断信号の重畳状態から信号源ユニットの正常、異常、および故障箇所を判定する。
本発明によれば、システム上においてユニット間の配線簡素化、ユニット構成の簡素化、等を図ることができると共に、信号源ユニットの故障状態および/または故障箇所に応じた特定形態で自己診断信号を上記出力信号に重畳して出力するので、信号処理ユニットにおいては、その自己診断信号の特定形態から信号源ユニットの故障状態および/または故障箇所を判定することができる。
図1は本発明の実施形態にかかる信号処理システムの構成を示す図である。 図2は図1のシステムにおいて検出信号と自己診断信号の波形を示す図である。 図3は電源投入時に所定サイクル数、信号源ユニットへ供給する電力を低下させるときの電力波形を示す図である。 図4は従来の信号処理システムの構成を示す図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る信号処理システムを説明する。
図1を参照して、実施形態の信号処理システムは、信号源ユニットの一例である近接センサ1と、信号処理ユニットの一例である入力モジュール2とを含む。実施形態の信号処理システムにおいて、PLCは、PLC本体と、拡張モジュール等を含み、実施形態では、PLCの拡張モジュールの1つである入力モジュール2を信号処理ユニットに適用している。
PLC本体は、図示を略するが、シーケンスプログラムにより近接センサ1からの検出信号S1等を受けた入力モジュール2からの信号に応答して制御対象をシーケンス制御するようになっている。
近接センサ1は、当該センサ内各部に電力を供給する電源部1a、物体の近接を検出する検出部1b、当該センサ内部の状態を自己診断する自己診断部1c、当該センサ内各部からの信号を処理すると共に当該信号に応答処理したり、これら信号を入力モジュール2に出力処理したりする信号処理部1dを有する。
検出部1bは、物体の近接を検出すると、その検出に対応して検出信号S1を出力する。その検出方式は特に限定しない。
自己診断部1cにおける自己診断の内容は特に限定しないが、近接センサ1が特定状態になることであり、例えば、配線の断線や短絡、回路故障、その故障箇所等を自己診断し、その自己診断の結果を自己診断信号S2として出力する。
信号処理部1dは、具体的には、CPUを含む回路で構成してよいが、特に限定しない。信号処理部1dは、検出信号S1、自己診断信号S2、後述する自己診断モード信号S3に応答し、これら信号を処理すると共に、検出信号S1、自己診断信号S2、応答信号S4を出力処理するようになっている。
近接センサ1の種類は特に限定しない。近接センサ1は、電源/信号入力ポート1e、信号出力ポート1f、接地ポート1gを具備する。
実施形態における近接センサ1は、専用に自己診断信号S2のみを出力する出力ポートを具備しておらず、信号出力ポート1fを検出信号S1と自己診断信号S2との両信号ならびに応答信号S4の出力ポートに兼用しているために、信号数が図4で示す従来の近接センサよりも増えているにもかかわらず、ポート数は逆に少なくなっている。
この場合、実施形態の近接センサ1では、信号の入力数が自己診断モード信号S3により増えているが、ポート数はそのことにより増えてはいない。
近接センサ1は、電源/信号入力ポート1eを介して、入力モジュール2から電源を受給すると共に、入力モジュール2から自己診断モード信号S3を入力する。
近接センサ1は、信号出力ポート1fを介して、入力モジュール2に検出信号S1と、自己診断信号S2と、応答信号S4とを出力する。
近接センサ1は、接地ポート1gを介して、入力モジュール2と接地を共通する。
入力モジュール2は、当該入力モジュール2内部と近接センサ1に電力を供給すると共に当該近接センサ1に自己診断モード信号S3を出力する電源部2aと、近接センサ1からの信号S1,S2およびS4を入力処理すると共に電源部2aから上記自己診断モード信号S3を出力させる制御を行う信号処理部2bと、を具備する。
入力モジュール2はまた、近接センサ1の上記各ポート1e−1gと対応して電源/信号出力ポート2c、信号入力ポート2d、接地ポート2eを具備する。実施形態における入力モジュール2は、専用に自己診断信号S2のみを入力する入力ポートを具備しておらず、信号入力ポート2dを検出信号S1と自己診断信号S2との両信号に加えて応答信号S4の入力ポートに兼用しているために、図4で示す従来の専用入力モジュールよりもポート数が少なくなっている。
入力モジュール2の電源/信号出力ポート2cは、近接センサ1に電力を供給すると共に当該近接センサ1に自己診断モード信号S3を出力するポートであり、信号入力ポート2dは、近接センサ1から検出信号S1と自己診断信号S2と応答信号S4とを入力するポートであり、接地ポート2eは、近接センサ1と接地を共通するためのポートである。
近接センサ1の各ポート1e,1f,1gと、入力モジュール2の各ポート2c,2d,2eとは、それぞれ、電源/信号線3、信号線4、接地線5を介して、接続されている。
図2(a)〜(d)を参照して本実施形態の信号処理システムの動作を説明する。
図2(a)は、近接センサ1が正常な時における検出信号S1とその検出信号S1に重畳される自己診断信号S2とを示す。
検出部1bは、検出信号S1としてレベルが時刻t0で高レベル(OFF)から低レベル(ON)に変化する信号を出力するようになっている。
自己診断部1cは近接センサ1が正常であれば繰り返し周期が(T1+T2)で、信号幅がT1(<<T2)の自己診断信号S2を出力するようになっている。
信号処理部1dは、それら検出信号S1と自己診断信号S2とを処理して、検出信号S1が高レベル(OFF)では自己診断出力信号S2を低レベル(ON)の信号の形態で、検出信号S1が低レベル(ON)では自己診断出力信号S2を高レベルの信号の形態で、自己診断出力信号S2を検出信号S1に重畳する。
すなわち、自己診断出力信号S2は検出信号S1に対してそのレベルが反転した状態で重畳する。なお、物体近接有無での検出信号S1のレベル形態は、特に限定しない。
そして信号処理部1dは、自己診断信号S2を重畳した検出信号S1を信号出力ポート1fから信号線4を介して入力モジュール2の信号入力ポート2dに出力する。
入力モジュール2において、信号処理部2bは、近接センサ1からの検出信号S1を信号入力ポート2dから入力すると、その検出信号S1の状態を、PLC本体に知らせる。PLC本体においては、その検出信号S1の状態から物体近接の状態を判断し、それに対応したシーケンス制御を行う。
また、入力モジュール2において、信号処理部2bは、近接センサ1からの検出信号S1に重畳される自己診断信号S2から、近接センサ1に異常が無いことを知ることができ、そのことをPLC本体に知らせる。PLC本体においては、その物体近接に対応したシーケンス制御を継続することができる。
図2(b)は近接センサ1において時刻t0に配線等に断線による故障が発生した場合の検出信号S1と時刻t0前に重畳される自己診断信号S2との波形を示す。
時刻t0前は図2(a)と同様に検出部1bからの高レベル(OFF)の検出信号S1に、自己診断部1cからのレベル反転した自己診断信号S2が、信号処理部1dで重畳処理されて、入力モジュール2の信号処理部2bに出力される。
そして時刻t0で断線が発生した場合、自己診断部1cはその断線が発生したことを自己診断し、自己診断信号S2の出力を停止する。また、検出部1bからは断線発生のため、検出信号S1のレベルは時刻t0になっても低レベル(ON)とはならずに高レベル(OFF)の状態となる。したがって、信号処理部1dでは検出部1bから時刻t0になっても低レベル(ON)にならず高レベル(OFF)の検出信号S1を出力すると共に、自己診断部1cから自己診断信号S2が出力されないので、自己診断信号S2を重畳することができず、時刻t0以降も時刻t0以前と同様に自己診断信号S2が重畳されない高レベル(OFF)の検出信号S1の出力を継続することとなる。
そして信号処理部1dは、その検出信号S1を信号出力ポート1fから信号線4を介して入力モジュール2の信号入力ポート2dに出力する。入力モジュール2において、信号処理部2bは、近接センサ1から検出信号S1を信号入力ポート2dから入力すると、その検出信号S1の状態を、PLC本体に知らせる。PLC本体においては、その検出信号S1の時刻t0以後のレベルと、検出信号S1の時刻t0以後に自己診断信号S2が重畳されなくなったことから断線が発生したことを判断し、それに対応した制御を行う。
図2(c)は近接センサ1において時刻t0に配線等に出力短絡による故障が発生した場合の検出信号S1と時刻t0前に重畳される自己診断信号S2との波形を示す。
時刻t0前は図2(a)と同様に検出部1bからの高レベル(OFF)の検出信号S1に、自己診断部1cからのレベル反転した自己診断信号S2が、信号処理部1dで重畳処理されて、入力モジュール2の信号処理部2bに出力される。
そして時刻t0で出力短絡が発生した場合、自己診断部1cは出力短絡が発生したことを自己診断し、自己診断信号S2の出力を停止する。また、検出部1bからは出力短絡のため、検出信号S1のレベルは時刻t0になっても低レベル(ON)の状態となる。
したがって、信号処理部1dでは検出部1bから時刻t0になって検出信号S1のレベルが低レベル(ON)となり、かつ、時刻t0以後に自己診断信号S2が重畳されていないので、診断信号S2を重畳することができず、時刻t0以降は自己診断信号S2が重畳されない低レベル(ON)の検出信号S1を出力することとなる。
信号処理部1dは、その検出信号S1を信号出力ポート1fから信号線4を介して入力モジュール2の信号入力ポート2dに出力する。
入力モジュール2において、信号処理部2bは、近接センサ1から検出信号S1を信号入力ポート2dから入力すると、その検出信号S1の状態を、PLC本体に知らせる。
PLC本体においては、その検出信号S1の時刻t0以後のレベルと、検出信号S1の時刻t0以後に自己診断信号S2が重畳されなくなったことから出力短絡が発生したことを判断し、それに対応した制御を行う。
図2(d)は近接センサ1において時刻t0に検出部1bの内部の例えば発振回路に故障が発生した場合の検出信号S1と、時刻t0前に重畳される自己診断信号S2と、時刻t0以後の故障箇所特定のための自己診断信号S2と、の波形を示す。
時刻t0前は図2(a)と同様に検出部1bからの高レベル(OFF)の検出信号S1に、自己診断部1cからのレベル反転した自己診断信号S2が、信号処理部1dで重畳処理されて、入力モジュール2の信号処理部2bに出力される。
時刻t0で近接センサ1内のいずれかの箇所、例えば発振回路に故障が発生した場合、自己診断部1cはその故障が発生した箇所を特定し、自己診断信号S2の出力波形を故障箇所が発振回路であることを示す波形にする。
すなわち、この場合の故障箇所を示す自己診断信号S2は、パルス幅T1で間隔T1を空けて2つの自己診断信号S21,S22で構成する。この場合、自己診断信号S2が2つの自己診断信号S21,S22で構成されることでコード化され、そのコードは例えば「1010」のコードとされ、そのコードは故障箇所が発振回路であることを意味する。
また、近接センサ1内の別の箇所に故障が発生した場合、自己診断部1cはその故障が発生した当該別の箇所を特定し、自己診断信号S2の出力波形を当該別の箇所に対応した組合せ、例えば上記自己診断信号S21,S22にさらにパルス幅T1で間隔T1を空けて自己診断出力信号S23を加えた3つの信号で構成する。この場合のコードは例えば「101010」のコードとされ、そのコードは故障箇所が当該別の箇所であることを意味する。もちろん、さらに別の箇所に故障が発生した場合も同様にそれに対応した自己診断信号を組合せてコード化を行うとよい。
信号処理部1dでは自己診断部1cからの上記2つの自己診断信号S21,S22が連続して入力されることで、検出部1bの検出信号S1を無視し、間隔T4ごとにパルス幅T1の2つの自己診断信号S21,S22を間隔T1を空けて連続出力する。この場合の間隔T4と間隔T1での出力レベルは高レベル(OFF)であり、2つの自己診断信号S21,S22の出力レベルは低レベル(ON)である。
入力モジュール2においては、信号処理部2bにより、近接センサ1から時刻t0以後の自己診断信号S21,S22を入力すると、検出部1b内の発振回路に故障が発生したことをPLC本体に知らせる。PLC本体においては、検出部1b内の発振回路に故障が発生したことを判断し、それに対応した制御を行う。
なお、入力モジュール2において、信号処理部2bは、電源立ち上がり時に際して、電源部2aを電源監視/制御信号S5により制御して、図3で示すように、電源電圧(V)を所定サイクル数、各サイクル短時間、電圧(V1)にまで所定電圧だけ下げることで自己診断モード信号S3として、電源部2aから出力させる。この自己診断モード信号S3は、入力モジュール2の電源/信号出力ポート2cから、電源/信号線3を介して、近接センサ1の電源/信号入力ポート1eに入力される。
そして、近接センサ1の電源/信号入力ポート1eを介して電源部1aには、入力モジュール2からの電源電圧(V)が供給されると共に、電源立ち上がり時には、信号処理部1dに対しては、図3で示す自己診断モード信号S3が入力されることとなる。信号処理部1dは、自己診断モード信号S3が入力されると、この入力に応答して、通常の検出信号S1の処理に加えて、自己診断信号S2の処理も行う自己診断有りモードとなる。
近接センサ1においては、この自己診断機能有りモードとなると、信号処理部1dは、信号出力ポート1fから信号線4を介して、入力モジュール2に対して当該近接センサ1が自己診断機能付きの近接センサであり、近接センサ1が自己診断機能付き近接センサとして動作することを示す応答信号S4を送信する。
これにより入力モジュール2側では、その応答信号S4を信号処理部2bで受信し、近接センサ1が自己診断機能付きの近接センサであることが判り、所要の対応動作を行うことができるようになる。
また、入力モジュール2は近接センサ1に対応して専用の入力モジュールであるが、汎用の入力モジュールとの互換性を確保するために、各ポート2c,2d,2eは、汎用入力モジュールと同様としている。
汎用の入力モジュールの場合では、入力モジュール2の電源/信号出力ポート2cに対応する電源ポートから上記自己診断モード信号S3が出力されないので、近接センサ1は電源立ち上がり時に際しては専用の入出力モジュールではなく汎用の入力モジュールが接続されたとして自己診断機能を使用しない自己診断無しモードとして動作する。なお、入力モジュール2は、電源部2aから近接センサ1に供給される電源電圧を電源監視/制御信号S5により制御している。
以上説明したように本実施形態では、近接センサ1と入力モジュール2とを接続する配線として、図4で示す従来の自己診断信号線50が省略されていることで、システム上の配線が簡素化している。そして、近接センサ1は専用の入力モジュール2が接続されず、汎用の入力モジュールを接続することができる一方、入力モジュール2は専用の自己診断機能付きの近接センサ1ではなく自己診断機能が無い汎用の近接センサに対しても接続することができる。
また、本実施形態では、近接センサ1側に自己診断信号S2を出力するための図4で示す出力ポート11cが専用では必要でなくなり、構成が簡素化する。同様のことが、入力モジュール2側でも言える。すなわち、入力モジュール2側にも近接センサ1からの自己診断信号S2を入力するための図4で示す入力ポート21cが専用では必要でなくなり、構成が簡素化する。
また、本実施形態では、入力モジュール2は、近接センサ1に対して専用の入力モジュールとなっているが、汎用の入力モジュールであっても、本実施形態の近接センサ1に接続して、対応することができる。すなわち、汎用の入力モジュールの場合、入力モジュール2の電源/信号出力ポート2cに対応する出力ポートから電源/信号線3を介して近接センサ1には電源のみ供給され自己診断モード信号S3は送信されないので、近接センサ1においては、通常の近接センサとして対応することができるからである。
また、本実施形態では、近接センサ1が汎用の近接センサであっても、入力モジュール2は、この汎用の近接センサに対応することができる。これは入力モジュールから電源/信号出力ポート2cから電源/信号線3を介して近接センサ側に自己診断モード信号S3を送信しても、その汎用の近接センサからは応答信号S4が送信されてこないので、当該近接センサは汎用のものであるとして、それに対応することができるからである。
そして、本実施形態では、近接センサ1の故障状態および故障箇所に応じた形態で自己診断信号を出力信号に重畳して出力し、入力モジュール2は、その自己診断信号の形態から近接センサ1の故障状態および故障箇所を判定することができるようになる。
なお、本実施形態の近接センサ1は、その出力形式が直流3線式であったが、その出力形式に限定されるものではなく、直流2線式等の他の出力形式も含むことができることは勿論である。
また、本実施形態における入力モジュール2の電源部2aは、そのタイプにはなんら限定されず、例えば安定化電源でもよいし、DC/DCコンバータ等でもよいことは勿論である。
また、本実施形態における信号源ユニットは、近接センサであったが、これに限定されず、光学式エンコーダ等の他の信号源ユニットを含むことができる。
また、本実施形態における信号処理ユニットは、PLCの入力モジュールであったが、これに限定されず、例えば、HMI(ヒューマン・マシーン・インターフェース)機器、パーソナルコンピュータ、パネルコンピュータ、カウンタ等の他の信号処理ユニットを含むことができる。
1 近接センサ(信号源ユニット)
2 入力モジュール(信号処理ユニット)
3 電源/信号線
4 信号線
5 接地線
S1 検出信号
S2 自己診断信号
S3 自己診断モード信号
S4 応答信号
S5 電源監視/制御信号

Claims (4)

  1. 出力信号を出力する信号源ユニットと、上記出力信号を受ける信号処理ユニットと、を含み、上記信号源ユニットは、上記信号処理ユニットにより制御される電力により動作するようになっている信号処理システムにおいて、
    上記信号源ユニットは、正常時に上記出力信号中に該出力信号の信号幅より短い信号幅でかつ出力信号のレベルを反転させたレベルの自己診断信号を重畳し、断線および出力短絡の異常時には自己診断信号の重畳を行わず、また、当該信号源ユニット内のいずれかの箇所の故障時にはその故障箇所に応じたコード化形態で自己診断信号を重畳して上記出力信号を出力する、ことを特徴とする信号処理システム。
  2. 上記信号処理ユニットは、上記出力信号中の自己診断信号の重畳状態から信号源ユニットの正常、異常、および故障箇所を判定する、請求項1に記載の信号処理システム。
  3. 請求項1または2に記載のシステムに用いる信号源ユニット。
  4. 請求項1または2に記載のシステムに用いる信号処理ユニット。
JP2010085675A 2010-04-02 2010-04-02 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット Active JP5511475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010085675A JP5511475B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010085675A JP5511475B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011216037A JP2011216037A (ja) 2011-10-27
JP5511475B2 true JP5511475B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=44945662

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010085675A Active JP5511475B2 (ja) 2010-04-02 2010-04-02 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5511475B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3413283B1 (en) * 2016-02-03 2020-09-30 Nabtesco Corporation Measurement device

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011216037A (ja) 2011-10-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5974997B2 (ja) 電子制御システム
US9300144B2 (en) Integrated drive motor power interface
KR101256304B1 (ko) 능동형 자가진단 차량용 카메라 모듈
JP6166473B2 (ja) モータ制御装置
KR20130029195A (ko) 차량용 구동모터의 레졸버 고장감지시스템
US8959252B2 (en) Method for configuring a field device and corresponding system for parameterization
JP5511475B2 (ja) 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット
JP5818758B2 (ja) Plcシステム
JP2011065402A (ja) 車両用電子制御装置
KR20170065430A (ko) 복합 센싱 장치
JP2016218781A (ja) データ処理装置及びシステム
US8717066B2 (en) Clock diagnosis circuit
JP5476105B2 (ja) 信号処理システムおよびこれに用いる信号源ユニットならびに信号処理ユニット
JP5040719B2 (ja) 2線式フィールド機器とフィールドバスシステム
JP4788569B2 (ja) 出力装置
KR20120137855A (ko) 멀티 드롭 통신 회로의 데이터 라인 이상 감지회로
JPWO2014188764A1 (ja) 機能安全制御装置
JP2008108017A (ja) 通信システム
KR101554714B1 (ko) 인버터 제어장치 및 인버터 제어방법
JP2014206444A (ja) センサ装置
JP2009033388A (ja) 出力トランジスタ故障診断機能付き近接センサ
JP2003150408A (ja) 車載制御装置用マイクロコンピュータの監視方法及び回路
JP2009033389A (ja) 故障診断機能付き近接センサ
US20190079819A1 (en) Clock signal inspection device, plant monitoring controller, and method for diagnosing clock signal inspection device
JP2015197729A (ja) マイクロプロセッサの異常診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130328

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140303

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140318

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5511475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250