JP5509729B2 - 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 - Google Patents

画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5509729B2
JP5509729B2 JP2009193252A JP2009193252A JP5509729B2 JP 5509729 B2 JP5509729 B2 JP 5509729B2 JP 2009193252 A JP2009193252 A JP 2009193252A JP 2009193252 A JP2009193252 A JP 2009193252A JP 5509729 B2 JP5509729 B2 JP 5509729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gamma
correction
gamma characteristic
image
selection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009193252A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011045009A (ja
Inventor
拓郎 東海林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2009193252A priority Critical patent/JP5509729B2/ja
Priority to US12/835,242 priority patent/US8451383B2/en
Priority to EP10172896A priority patent/EP2306705A1/en
Priority to RU2010134441/07A priority patent/RU2446611C1/ru
Priority to CN201010256516.4A priority patent/CN101998128B/zh
Publication of JP2011045009A publication Critical patent/JP2011045009A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5509729B2 publication Critical patent/JP5509729B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/202Gamma control
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/12Picture reproducers
    • H04N9/31Projection devices for colour picture display, e.g. using electronic spatial light modulators [ESLM]
    • H04N9/3179Video signal processing therefor
    • H04N9/3182Colour adjustment, e.g. white balance, shading or gamut

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Picture Signal Circuits (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

本発明は、表示画像の画質調整が可能な画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置に関する。
近年、家庭内での映画鑑賞や会議でのプレゼンテーション等において、例えばプロジェクタ等の画像表示装置を用いる機会が増えている。このような画像表示装置は、例えばリモコン等の操作手段により表示画像の画質調整を行う機能を備えている。
画質調整機能の一つに、画像の明るさ(輝度)を調整するガンマ補正機能がある。これは、表示画像の明るさと画像本来の明るさとが、画像表示装置に固有の入出力特性に起因して異なる現象を補正する機能である。そこで、従来、例えばプロジェクタ等の画像表示装置において、様々なガンマ補正の技術が提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、表示画面上の所定部分のガンマ曲線を容易に行うために、表示画面上にポインタを表示させ、該ポインタで選択した箇所の輝度を調整する技術が提案されている。
また、特許文献2には、ガンマ補正に要する時間を短縮するために、ガンマ曲線上で複数のガンマ値の調整ポイント(ガンマ補正を行う信号レベル)を予め設定し、各調整ポイント間の入力側階調値の差分を異ならせる技術が提案されている。
また、上記技術以外では、例えば、画像表示装置に接続されたパーソナルコンピュータを用いてガンマ補正を行う技術が提案されている。さらに、従来、表示画像より粗い信号レベル間隔の(データが間引かれた)ガンマ曲線を用いてガンマ補正を行う技術も提案されている。
特開2003−122336号公報 特開2007−60393号公報
上述のように、従来、例えばプロジェクタ等の画像表示装置では、様々なガンマ補正の技術が提案されている。しかしながら、従来のガンマ補正技術を、例えばリモコン等の操作で実現する場合、その操作が比較的不便であるという問題があった。さらに、画像表示装置に接続された外部機器でガンマ補正を行った場合には、例えばガンマ補正用のアプリケーションソフトウェアのインストール等の操作が必要となるので、操作が煩雑となり、即応性に欠けるという問題があった。
また、例えば特許文献2で提案されているようなガンマ補正技術や、データが間引かれたガンマ曲線を用いたガンマ補正技術を用いてガンマ補正を行う場合には、表示画像の信号レベル毎に(フルレンジで)ガンマ補正を行うことができない。それゆえ、ユーザが意図する画質をより正確に表示画像に反映させることが困難であった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ユーザの意図に沿ったガンマ補正を正確に且つ容易に行うことのできる画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の画像表示装置は、画像投射部と、基本特性選択部と、補正特性選択部と、ガンマ特性算出部と、操作部と、制御部とを備える構成とし、各部は次のように機能するものとする。画像投射部は、主画像信号に対応する画像を外部に拡大投射する。基本特性選択部は、主画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する。補正特性選択部は、主画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、主画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する。ガンマ特性算出部は、基本特性選択部で選択された基本ガンマ特性のデータに基づいて、主画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、補正特性選択部で選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出する。ガンマ補正部は、ガンマ特性算出部で算出されたガンマ特性のデータに基づいて、主画像信号に対してガンマ補正を行う。操作部は、ユーザによる所定の基本ガンマ特性のデータの選択操作と、高輝度領域及び低輝度領域の所定の補正ガンマ特性のデータの選択操作とを受け付ける。そして、制御部は、操作部で受け付けた所定の基本ガンマ特性のデータの選択と、高輝度領域及び低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータの選択に基づいて、基本特性選択部における所定の基本ガンマ特性のデータの選択動作、及び、補正特性選択部における所定の補正ガンマ特性のデータの選択動作をそれぞれ制御する。
また、本発明の画像表示方法は、次の手順で行うものとする。まず、ユーザの第1の選択操作に対応する信号に基づいて、画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する。次いで、ユーザの第2の選択操作に対応する信号に基づいて、画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する。次いで、選択した基本ガンマ特性のデータに基づいて、画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の補正ガンマ特性の何れか一方又は双方のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出する。次いで、算出したガンマ特性のデータに基づいて、画像信号に対してガンマ補正を行う。そして、ガンマ補正された画像信号に対応する画像を外部に拡大投射する。
さらに、本発明の画像処理装置は、基本特性選択部と、補正特性選択部と、ガンマ特性算出部と、操作部と、制御部とを備える構成とし、各部は次のように機能するものとする。基本特性選択部は、画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する。補正特性選択部は、画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する。ガンマ特性算出部は、基本特性選択部で選択された基本ガンマ特性のデータに基づいて、主画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、補正特性選択部で選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出する。
ガンマ補正部は、ガンマ特性算出部で算出されたガンマ特性のデータに基づいて、表示画像信号に対してガンマ補正を行う。操作部は、ユーザによる所定の基本ガンマ特性のデータの選択操作と、高輝度領域及び低輝度領域の所定の補正ガンマ特性のデータの選択操作とを受け付ける。そして、制御部は、操作部で受け付けた所定の基本ガンマ特性のデータの選択と、高輝度領域及び低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータの選択に基づいて、基本特性選択部における所定の基本ガンマ特性のデータの選択動作、及び、補正特性選択部における所定の補正ガンマ特性のデータの選択動作をそれぞれ制御する。
なお、本明細書でいう「画像」は、動画像だけでなく静止画像も含む意味である。
本発明では、ユーザが操作部を介して所定の基本ガンマ特性のデータと、所定の補正ガンマ特性のデータとを選択することにより、それらのデータに基づいて、主画像信号に対してガンマ補正を行う際のガンマ特性のデータが信号レベル毎に算出される。
上述のように、本発明では、ユーザが操作部で、所望の基本ガンマ特性のデータ、及び、所望の補正ガンマ特性のデータを選択するだけで、主画像信号に対してガンマ補正を行う際のガンマ特性のデータが得られる。また、本発明では、選択した基本ガンマ特性のデータ、及び、補正ガンマ特性のデータに基づいてガンマ特性のデータを算出する際、信号レベル毎に、すなわち、フルレンジでガンマ特性のデータを算出する。以上のことから、本発明によれば、ユーザの意図に沿ったガンマ補正を容易に且つ正確に行うことができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置の概略ブロック構成図である。 図2は、ガンマ特性生成部の概略ブロック構成図である。 図3は、ガンマ補正の概要を示す図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置における画像表示動作の手順を示すフローチャートである。 図5は、画像補正選択パレットの一表示例である。 図6は、基本ガンマ特性選択パレットの一表示例である。 図7は、微調整選択パレットの一表示例である。 図8は、黒レベル調整パレットの一表示例である。 図9は、黒レベルの調整概要を示す図である。 図10は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置におけるガンマ特性の算出処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、基本ガンマ特性の一特性例を示す図である。 図12は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置において算出した第1のガンマ特性例である。 図13は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置において算出した第2のガンマ特性例である。 図14は、本発明の一実施形態に係る画像表示装置において算出した第3のガンマ特性例である。
以下に、本発明の実施形態に係る画像表示装置の構成例を、図面を参照しながら以下の順で説明する。ただし、以下に示す例では、画像表示装置としてプロジェクタを例に挙げ説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
1.画像表示装置の構成
2.ガンマ特性生成部の構成
3.ガンマ補正時の動作
4.ガンマ特性のデータの算出手法
5.ガンマ特性の算出例
[1.画像表示装置の構成]
図1に、本発明の実施形態に係る画像表示装置(プロジェクタ)のブロック構成を示す。本実施形態の画像表示装置100は、画像入力部1と、信号処理部2と、パネル出力部3と、画像投射部4と、操作部5とを備える。画像入力部1、信号処理部2、パネル出力部3及び画像投射部4は、画像信号6(主画像信号)の入力側からこの順で電気的に接続される。また、操作部5は、信号処理部2内の後述する制御部21に接続される。
なお、ここでは説明を簡略化するため、図1中の画像入力部1及び信号処理部2内における画像信号6の処理ラインの構成は省略し、画像入力部1には、画像信号6の入力状況の判別処理に必要な構成部のみを示す。また、信号処理部2には、ガンマ特性の補正処理及び補正メニューの表示処理に必要な構成部のみを示す。なお、画像入力部1における画像信号6の入力状況の判別処理、及び、信号処理部2におけるガンマ特性の補正処理は、画像信号6の処理のバックグラウンドで行われる。また、本実施形態において、画像信号6の処理ライン上の構成は、従来のプロジェクタの構成と同様にすることができる。
画像入力部1は、入力端子部11と、端子切替部14と、アナログ信号処理回路15とを有する。
入力端子部11は、複数のアナログ信号用の入力端子から構成されるアナログ入力端子部12と、複数のデジタル信号用の入力端子から構成されるデジタル入力端子部13とを備える。
アナログ入力端子部12は、種類の異なる複数のアナログ信号用の入力端子で構成する。アナログ入力端子部12は、例えば、コンポジット映像信号(ビデオ信号)用の入力端子、S(Separate)−ビデオ信号用の入力端子、D−sub(D-subminiature)端子、コンポーネント・ビデオ信号用の入力端子等で構成することができる。
また、デジタル入力端子部13は、例えばHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格のデジタル信号用の入力端子等で構成することができる。なお、本実施形態では、デジタル信号に対して、ホットプラグディテクト(Hot Plug Detect)機能により得られる各HDMI端子の印加電圧(5V)信号(以下、HPD信号という)を、画像信号6の入力状況を判別する際の識別信号として用いる。そして、検出されたHPD信号は、信号処理部2内の制御部21に出力される。
端子切替部14は、例えばスイッチ等の選択手段から構成され、アナログ入力端子部12の入力端子群から、所望の入力端子を選択する。そして、端子切替部14の出力端子はアナログ信号処理回路15の入力端子に接続される。なお、端子切替部14は、画像信号6の入力状況を判別するために用いられる切替部であり、投射する主画像を切替えるための切替部は画像信号6の処理ライン上に別途設けられる。
アナログ信号処理回路15は、端子切替部14で選択された入力端子を介して入力される画像信号6の、例えば、HV(Horizontal Vertical)同期周波数、同期信号の種類及び同期信号の極性等のパラメータを検出する。これらの検出パラメータは、入力される画像信号6の種類によって異なる。それゆえ、本実施形態では、アナログ信号に対して、これらのパラメータに対応する信号を入力状況の識別信号として用いる。そして、アナログ信号処理回路15は、検出したパラメータに対応する識別信号を信号処理部2内の制御部21に出力する。
また、図1には示さないが、画像入力部1は、従来のプロジェクタと同様に、画像信号6の処理ラインに、例えば、入力されたビデオ信号のクロマフォーマットを変換するクロマ変換部や、HDMI信号を受信するHDMIレシーバなどを備える。
信号処理部2は、制御部21と、オンスクリーンディスプレイ部22(ガンマ補正情報表示部)と、ガンマ特性生成部23とを備える。
制御部21は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算制御装置で構成され、画像表示装置100の各部の処理及び動作を制御する。例えば、制御部21は、ガンマ特性生成部23におけるガンマ特性の生成処理の動作を制御する。さらに、制御部21は、例えば、画像入力部1内の端子切替部14における入力端子の切替え動作や、画像信号6の入力状況の判別処理も制御する。なお、画像信号6の入力状況の判別処理の制御は、画像入力部1から出力される識別信号及びHPD信号に基づいて行われる。
オンスクリーンディスプレイ部22は、ユーザが操作部5を用いて例えば表示画像(入力端子)選択、画質調整等の操作を行う際のメニュー等(選択候補情報)を示すGUI(Graphical User Interface)画像(以下、パレットという)を生成する。そして、オンスクリーンディスプレイ部22(以下、OSD(On Screen Display)部という)は、生成したパレットに対応する画像信号(副画像信号)を、現在投射されている主画像に対応する画像信号(主画像信号)に重畳する。
なお、本実施形態では、制御部1は、画像入力部1から入力される画像信号6の識別信号及びHPD信号に基づいて、画像信号6の入力状況の判別処理を行う判別部(不図示)を有する。そして、OSD部22は、その判別部での判別結果に基づいて、ユーザの選択候補情報として入力端子の情報を表示するGUIパレットを主画像に重畳して表示する。この際、本実施形態では、その選択候補情報として主画像信号が現在入力されている入力端子の情報のみを表示するように構成する。これにより、画像表示装置100に現在どのような外部機器が接続されているかを、ユーザがより容易に認識することができる。
ガンマ特性生成部23は、入力された画像信号6に対してガンマ補正を行う際に用いるガンマ特性のデータを生成する。ガンマ特性生成部23の内部構成及び機能については、後で詳述する。
また、図1には示さないが、信号処理部2は、従来のプロジェクタと同様に、画像信号6の処理ラインに、画像信号6に対して所定の処理を施す機能を備える。例えば、信号処理部2は、インターレース画像をプログレッシブ画像に変化するIP(Interlace Progressive)変換部、画像寸法を変更する画像サイズ変換部、画像の色等を調節する画像調節部等を備える。
パネル出力部3は、信号処理部2から出力された画像信号6に対して所定の画像処理を行い、処理後の画像信号6を画像投射部4に出力する。パネル出力部3は、従来のプロジェクタのそれと同様に構成することができ、例えば、ガンマ補正部31、ユニフォミティ補正部32及びパネルドライブ部33等を備える。
ガンマ補正部31は、入力された画像信号6のガンマ値を、画像投射部4内の後述する表示パネル42のガンマ特性に適合するように補正する。なお、ユーザが操作部5を介してガンマ値の調整を行った場合、ガンマ補正部31は、ガンマ特性生成部23から出力されるガンマ特性のデータに基づいて、画像信号6のガンマ値を設定する。また、ユーザが操作部5を介してガンマ値の調整を行わない場合には、ガンマ補正部31は、ガンマ補正を行わない、または、予め設定されたガンマ値(特性)を用いてガンマ補正を行う。
また、ユニフォミティ補正部32は、表示パネル42の画面上での表示ムラを低減する。さらに、パネルドライブ部33は、画像投射部4内の後述する表示パネル42を駆動制御する。
画像投射部4は、パネル出力部3から出力された画像信号6に基づいて、光源から射出された光束を光学的に処理して画像光を形成し、その画像光を外部の例えばスクリーン等に拡大投射する。画像投射部4は、従来のプロジェクタのそれと同様に構成することができ、例えば、光源ランプ41、表示パネル42、投射光学系43等を備える。
光源ランプ41は、例えば、超高圧水銀ランプや、メタルハライドランプ及びキセノンランプなどの放電発光型の光源ランプで構成することができる。また、光源ランプ41として、例えば、発光ダイオード、レーザダイオード、有機EL(Electro Luminescence)素子、シリコン発光素子等の固体発光素子を用いてもよい。
表示パネル42は、例えば透過型のLCD(Liquid Crystal Display)パネル等で構成することができる。このような表示パネル42では、パネルドライブ部33からの駆動信号に基づいて、液晶セル(不図示)に封入された液晶分子の配列を変化させることにより、光源ランプ41からの出射光を液晶セル単位で透過または遮断する。この結果、パネルドライブ部33からの駆動信号に対応する画像光が表示パネル42から投射光学系43に射出される。
なお、表示パネル42として、任意の方式の液晶パネルを用いることができる。例えば、反射型の液晶表示パネル、LCOS(Liquid Crystal On Silicon)パネル等を用いることができる。また、表示パネル42として、例えば、駆動回路内蔵型の液晶パネル、駆動回路を外付けするタイプの液晶パネル等を用いことができる。さらに、表示パネル42として、例えば、単純マトリクス方式、TFD(Thin Film Diode)アクティブマトリクス方式、パッシブマトリクス方式、旋光モード方式、復屈折モード方式等の液晶パネルを用いることもできる。
投射光学系43は、表示パネル42から射出された画像光を外部の例えばスクリーン等に向けて拡大投射する。なお、投射光学系43は、従来のプロジェクタで用いられる投射光学系と同様のものを用いることができる。
操作部5は、例えばボタン及びキー等を備えるリモートコントローラや、画像表示装置100本体に設けられた操作パネルの例えばボタン及びキー等により構成することができる。操作部5では、例えば、画像表示装置100のON/OFF操作、投影画像の画質調整操作、音量調整操作、入力パレットの表示操作、入力端子の切替え及び選択操作等の画像表示装置100のあらゆる操作を行うことができる。なお、操作部5は、信号処理部2内の制御部21に接続されており、ユーザが操作部5で所定の操作を行うと、その操作に対応する操作信号が制御部21に出力され、所定の操作が実施される。
[2.ガンマ特性生成部の構成]
次に、ガンマ特性生成部23の構成について説明する。図2に、ガンマ特性生成部23の概略内部構成を示す。
ガンマ特性生成部23は、ガンマ特性記憶部50と、基本ガンマ特性選択部51と、黒補正特性選択部52と、白補正特性選択部53と、ガンマ値重畳部54とを備える。
ガンマ特性記憶部50(記憶部)は、例えばROM(Read Only Memory)等で構成される。ガンマ特性記憶部50には、画像信号6の信号レベル範囲の全域に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータが記憶される。
本実施形態では、基本ガンマ特性のデータとしては、例えば1.8乗のガンマ曲線、2.2乗のガンマ曲線等の種々の基本乗数ガンマ曲線や直線ガンマ特性のデータを用意する。また、本実施形態では、基本乗数ガンマ曲線や直線ガンマ特性以外に、種々の変形ガンマ特性のデータを多数用意する。例えば、映画館で上映される映像と同様の映像を表示するためのガンマ曲線(以下、フィルム用ガンマ曲線という)等のデータを変形ガンマ特性のデータとして用意する。なお、フィルム用ガンマ曲線は、低輝度領域(黒色領域)でガンマ値が低く、高輝度領域(白色領域)でガンマ値が高くなるようなS字状のガンマ曲線である。それゆえ、このフィルム用ガンマ曲線を用いると、映画館で上映される映像のように、コントラストが比較的高く、メリハリのある映像が得られる。
また、変形ガンマ特性のデータとして、画像表示装置100に接続される外部装置が推奨するガンマ特性のデータを用意してもよい。さらに、変形ガンマ特性のデータとして、表示画像の種類(例えばカラー、モノクロ、静止画、動画等)に応じて適宜設定されたガンマ特性のデータを用意してもよい。なお、予め用意するガンマ特性の種類及び数は、例えば用途、表示可能な画像の種類等に応じて適宜設定することができる。
さらに、本実施形態では、低輝度領域(以下、黒色領域という)において、ガンマ値を正負の両方に段階的に補正することが可能な複数の黒補正特性(第1補正ガンマ特性)のデータを用意し、そのデータをガンマ特性記憶部50に記憶する。なお、黒色領域は、例えば0〜25[IRE]の信号レベルとすることができる。ただし、本発明はこれに限定されず、黒色領域の上限値(第1信号レベル)は、例えば用途等に応じて適宜設定できる。なお、単位IRE(Institute of Radio Engineers)は、白レベルを100%としたときの信号レベルの単位である。
また、本実施形態では、高輝度領域(以下、白色領域という)において、ガンマ値を正負の両方に段階的に補正することが可能な複数の白補正特性(第2補正ガンマ特性)のデータを用意し、そのデータをガンマ特性記憶部50に記憶する。なお、白色領域は、例えば75〜100[IRE]の信号レベルとすることができる。ただし、本発明はこれに限定されず、白色領域の下限値(第2信号レベル)は、例えば用途等に応じて適宜設定できる。
なお、本実施形態では、各補正特性(黒補正特性及び白補正特性)の信号レベルの下限及び上限における各ガンマ値は、基本ガンマ特性のガンマ値と一致するように設定される。また、各補正特性の補正可能な段階数、及び、1段階当たりのガンマ値の補正量は、例えば用途等に応じて適宜設定できる。
また、本実施形態では、用意する各補正特性のデータ長は、画像信号6の全信号レベル数と同じにする。ただし、補正特性のデータ内の補正領域に対応するデータ領域には、所定のガンマ値の補正量に対応するデータが記録され、その他のデータ領域には、補正量を0にするデータが記録されている。なお、各補正特性のデータ長は、これに限定されず、データ長が各補正領域(黒色領域及び白色領域)の信号レベル数以上であれば、任意に設定することができる。例えば、各補正特性のデータ長を各補正領域(黒色領域及び白色領域)の信号レベル数と同じにしてもよい。
さらに、本実施形態では、後述するように、ガンマ値重畳部54でガンマ特性を算出する際、キャリブレーション用のガンマ特性のデータを用いるが、このデータもガンマ特性記憶部50に記憶に記憶される。
また、ガンマ特性記憶部50は、ガンマ特性生成部23内の各部に接続されており、各部の動作時には、各部は、ガンマ特性記憶部50から必要なデータを読み出して使用する。
基本ガンマ特性選択部51(基本特性選択部)は、ガンマ補正時にユーザが操作部5を介して選択した基本ガンマ特性に対応するデータを、ガンマ特性記憶部50から読み出す(選択する)。また、基本ガンマ特性選択部51の出力端子は、ガンマ値重畳部54に接続されており、基本ガンマ特性選択部51は、ガンマ特性記憶部50から読み出した基本特性のデータをガンマ値重畳部54に出力する。
黒補正特性選択部52(第1補正特性選択部)は、ガンマ補正時にユーザが操作部5を介して選択した黒補正特性に対応するデータをガンマ特性記憶部50から読み出す(選択する)。また、黒補正特性選択部52の出力端子は、ガンマ値重畳部54に接続されており、黒補正特性選択部52は、ガンマ特性記憶部50から読み出した黒補正特性のデータをガンマ値重畳部54に出力する。
白補正特性選択部53(第2補正特性選択部)は、ガンマ補正時にユーザが操作部5を介して選択した白補正特性に対応するデータをガンマ特性記憶部50から読み出す(選択する)。また、白補正特性選択部53の出力端子は、ガンマ値重畳部54に接続されており、白補正特性選択部53は、ガンマ特性記憶部50から読み出した白補正特性のデータをガンマ値重畳部54に出力する。
ガンマ値重畳部54(ガンマ特性算出部)は、入力された基本ガンマ特性のデータと、黒補正特性のデータ及び/又は白補正特性のデータとを重畳して、所望のガンマ特性のデータを算出する。なお、本実施形態では、ガンマ値重畳部54における各データの重畳処理を画像信号6の信号レベル毎に行う。すなわち、本実施形態では、基本ガンマ特性をフルレンジで補正して所望のガンマ特性のデータを算出する。
ただし、ユーザが黒色領域及び白色領域の両方においてガンマ値の補正を行わない場合には、ガンマ値重畳部54は、基本ガンマ特性のデータを最終的なガンマ特性のデータとして出力する。また、ユーザが黒色領域及び白色領域の一方のガンマ値の補正を行う場合には、ガンマ値重畳部54は、黒補正特性のデータ及び白補正特性のデータの一方を基本ガンマ特性のデータに重畳する。さらに、黒色領域及び白色領域の両方においてガンマ値の補正を行う場合には、ガンマ値重畳部54は、黒補正特性のデータ及び白補正特性のデータの両方を基本ガンマ特性のデータに重畳する。なお、ガンマ値重畳部54におけるガンマ特性の具体的な算出手法は、後で詳述する。
なお、本実施形態では、予め用意された基本ガンマ特性、並びに、黒補正特性及び/又は白補正特性のデータを記憶するガンマ特性記憶部50を、ガンマ特性生成部23内の他の各部とは別個に設ける例を説明したが、本発明はこれに限定されない。
基本ガンマ特性選択部51、黒補正特性選択部52、白補正特性選択部53及びガンマ値重畳部54がそれぞれ記憶部を有し、各記憶部に所定のデータが記憶されていてもよい。この場合、基本ガンマ特性選択部51の記憶部には、複数の基本ガンマ特性のデータが記憶され、黒補正特性及び白補正特性の各記憶部には、それぞれ複数の黒補正特性及び複数の白補正特性のデータが記憶される。さらに、ガンマ値重畳部54の記憶部には、ガンマ特性の算出に必要なデータ(例えばキャリブレーション用のガンマ特性等)が記憶される。
また、本実施形態では、上述した種々のデータが記憶された例えばHDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリ、光ディスク等の記憶媒体から、必要なデータをガンマ特性生成部23が読み込むような構成にしてもよい。
ここで、図3に、本実施形態のガンマ値重畳部54で算出されるガンマ特性の概要を示す。なお、図3中の横軸は出力信号レベルであり、縦軸は補正後のガンマ値である。図3に示す例では、基本ガンマ特性61を直線ガンマ特性とし、黒色領域は0〜25[IRE]の信号レベル範囲とし、白色領域は75〜100[IRE]の信号レベル範囲とする。
図3に示す例において、ユーザが黒色領域及び白色領域の両方においてガンマ値の補正を行わない場合、黒色領域及び白色領域の補正ガンマ特性62及び63はともに、基本ガンマ特性61と同様に直線(黒色領域及び白色領域中の破線)となる。それゆえ、この場合、直線状のガンマ特性60のデータがガンマ値重畳部54から出力される。
また、図3に示す例において、ユーザが黒色領域のガンマ値を補正した場合、黒色領域の補正ガンマ特性62は、ユーザが選択した補正段階に対応した補正量だけ、基本ガンマ特性61に対して上下した曲線となる(図3中の点線及び一点鎖線参照)。すなわち、この場合には、黒色領域のガンマ特性が曲線で、その他の信号レベル領域では直線となるガンマ特性60が得られる。この際、ユーザが黒色領域においてガンマ値を増やす方向に補正した場合、表示画像の黒域部(暗部)の階調度を上げることができる。逆に、ユーザが黒色領域においてガンマ値を減らす方向に補正した場合には、表示画像の暗部が潰れた画像となり、コントラストの高いメリハリのある画像が得られる。
また、図3に示す例において、ユーザが白色領域のガンマ値を補正した場合、白色領域の補正ガンマ特性63は、ユーザが選択した補正段階に対応した補正量だけ、基本ガンマ特性61に対して上下した曲線となる(図3中の点線及び一点鎖線参照)。すなわち、この場合には、白色領域のガンマ特性が曲線で、その他の信号レベル領域では直線となるガンマ特性60が得られる。この際、ユーザが白色領域においてガンマ値を増やす方向に補正した場合、表示画像の白域部(明部)がさらに明るくなるので、明部は「白飛び」と呼ばれる状態になり、コントラストの高い画像が得られる。逆に、ユーザが白色領域においてガンマ値を減らす方向に補正した場合には、明部の階調度を上げることができる。
さらに、図3に示す例において、ユーザが黒色領域及び白色領域の両方においてガンマ値の補正した場合、両領域の補正ガンマ特性62及び63が、ユーザが各補正領域で選択した補正段階に対応した補正量だけ、基本ガンマ特性61に対して上下した曲線となる。すなわち、この場合には、黒色領域及び白色領域の両領域が曲線で、その他の信号レベル領域で直線となるガンマ特性60が得られる。
なお、本実施形態では、低輝度領域(黒色領域)及び高輝度領域(白色領域)の両方においてガンマ値を補正する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば用途、ユーザの好み等に応じて、中間輝度(濃度)領域においてガンマ値の補正が可能な構成にしてもよい。この場合、補正する信号レベル領域を中間輝度領域に設定すること以外は、上記実施形態と同様に構成することができる。
ただし、一般に、ガンマ値の補正機能を使用するユーザにとって、補正頻度の高い領域は低輝度領域及び高輝度領域である。また、中間輝度領域のガンマ値を補正しても、画像の例えばコントラストや階調等に大きな変化(効果)が得られない。それゆえ、これらのことを考慮した場合、本実施形態のように、低輝度領域(黒色領域)及び高輝度領域(白色領域)の両方においてガンマ値を補正する構成にすることが好ましい。
[3.ガンマ補正時の動作]
次に、本実施形態の画像表示装置100におけるガンマ特性の算出動作から画像信号6の表示動作までの一連の処理手順を、図4〜8を参照しながら説明する。
なお、図4は、ガンマ特性の算出動作から画像信号6の表示動作までの一連の動作の手順を示すフローチャートである。また、図5〜8は、図4に示す各処理ステップ時に、表示画像上に表示されるGUIパレットの表示例である。なお、図5〜8に記載のパレットは、OSD部22により生成されたGUIパレットに対応する画像信号(副画像信号)を、現在投射されている主画像に対応する画像信号(主画像信号)に重畳することにより表示される。
まず、ユーザは、例えば操作部5の所定キー(例えば「メニュー」キー等)を用いて、表示画像(主画像)の画質調整メニュー(画像補正選択パレット)を表示する旨の操作を行う(ステップS1)。これにより、操作部5は、その操作に対応する操作信号を信号処理部2内の制御部21に出力する。
次いで、制御部21は、入力された操作信号に基づいて、OSD部22を動作させる。そして、OSD部22は、主画像上に、画像補正選択パレットを表示する(ステップS2)。
図5に、ステップS2で主画像上に表示される画像補正選択パレットの表示例を示す。画像補正選択パレット200には、本実施形態の画像表示装置100で可能な種々の画質調整動作に対応する選択ブロックが列挙される。なお、この際、画像補正選択パレット200は、主画像の一部上に表示されるが、その表示位置は任意に設定することができる。
図5に示す例において、画像補正選択パレット200内の「Color Correction」と表示された選択ブロック201は、色補正メニューの選択ブロックである。また、画像補正選択パレット200内の「Gamma Correction」と表示された選択ブロック202は、ガンマ値の補正メニューの選択ブロックである。なお、選択ブロック201及び202内に記載の三角状の表示ボタン203は、各選択ブロックにさらに下層の選択メニューのブロックが存在することを示す。また、画像補正選択パレット200内の「OFF」と表示された選択ブロック204は、画像補正の実施を中止する際に選択するブロックである。
なお、画像補正選択パレット200には、画像表示装置100で可能な全ての画質調整動作に対応する選択ブロックを表示してもよいし、主画像の種類(例えばカラー、モノクロ、静止画、動画等)等に応じて一部の選択ブロックのみを表示してもよい。
また、図5に示す画像補正選択パレット200内の下端の「Sel」の欄に表示されている「↑」及び「↓」は、操作部5で選択ブロックを切り替える際の選択キーに対応する。また、画像補正選択パレット200内の下端の「Set」の欄に表示されている十字状の記号は、操作部5の決定ボタンに対応する。さらに、図5に示す画像補正選択パレット200では、ユーザが選択した補正メニューに対応する選択ブロックの色及び選択ブロック内の文字の色は、選択されない選択ブロックのそれらに対して反転して表示される。
上述のようにして、主画像上に画像補正選択パレット200が表示された後、ユーザは、操作部5を用いて、画像補正選択パレット200内の「Gamma Correction」と表示された選択ブロック202を選択する(ステップS3:第1の選択操作)。これにより、操作部5は、その操作に対応する操作信号(第1の信号)を信号処理部2内の制御部21に出力する。また、この際、OSD部22は、図5に示すように、選択ブロック202の色及びブロック内の文字の色を反転させて表示する。
次いで、制御部21は、操作部5から出力された操作信号に基づいて、基本ガンマ特性選択パレットを表示する旨の命令信号をOSD部22に出力する。そして、OSD部22は、入力された命令信号に基づいて、主画像上に、基本ガンマ特性選択パレットを表示する(ステップS4)。
図6に、ステップS4で主画像上に表示される基本ガンマ特性選択パレットの表示例を示す。基本ガンマ特性選択パレット210には、ガンマ特性記憶部50内に記憶された種々の基本ガンマ補正特性のデータにそれぞれ対応する選択ブロックが列挙される。なお、基本ガンマ特性選択パレット210は、図5に示す画像補正選択パレット200を再描画して表示してもよいし、画像補正選択パレット200から基本ガンマ特性選択パレット210をポップアップ表示してもよい。さらに、基本ガンマ特性選択パレット210を、画像補正選択パレット200とは別パレットとして表示してもよい。
図6に示す例において、基本ガンマ特性選択パレット210内の「Gamma 1」〜「Gamma 10」と表示された選択ブロック211〜220は、基本ガンマ特性の選択ブロックである。また、選択ブロック211〜220のそれぞれに対応する基本ガンマ特性は互いに異なる。なお、図6には、ガンマ特性記憶部50内に10種類の基本ガンマ特性のデータが記憶されている場合を示す。
また、選択ブロック211〜220内に記載の三角状の表示ボタン221は、各選択ブロックにさらに下層の選択メニューのブロックが存在することを示す。さらに、基本ガンマ特性選択パレット210内の「OFF」と表示された選択ブロック222は、ガンマ補正の実施を中止する際に選択するブロックである。
なお、図6に示す例では、基本ガンマ特性選択パレット210に、ガンマ特性記憶部50に記憶されている全ての基本ガンマ特性に対応する選択ブロックを表示する例を示すが、本発明はこれに限定されない。例えば、主画像の種類(例えばカラー、モノクロ、静止画、動画等)等に応じて、一部の選択ブロックのみを基本ガンマ特性選択パレット210に表示してもよい。また、画像表示装置100に接続されている外部装置に応じて、基本ガンマ特性選択パレット210に表示する選択ブロックを変えてもよい。この場合には、制御部21が、画像入力部1のデジタル入力端子部13のHDMI端子に接続された外部機器と、HDMIケーブルのCEC線を用いて通信を行い、その外部機器のプロパティや例えば機器名称等の詳細情報を取得する。そして、その取得した外部機器の詳細情報に基づいて、OSD部22は、外部機器が推奨する基本ガンマ特性の選択ブロックを基本ガンマ特性選択パレット210に表示する。
上述のようにして、主画像上に基本ガンマ特性選択パレット210が表示された後、ユーザは、操作部5を用いて、基本ガンマ特性選択パレット210内の所定の選択ブロックを選択する(ステップS5)。図6に示す例では、「Gamma 10」と表示された選択ブロック220を選択した場合を示す。この場合、図6に示すように、選択ブロック220の色及びブロック内の文字の色が反転する。そして、操作部5は、その操作に対応する操作信号を信号処理部2内の制御部21に出力する。
次いで、制御部21は、操作部5から出力された操作信号に基づいて、黒補正及び/又は白補正の選択パレットを表示する旨の命令信号をOSD部22に出力する。そして、OSD部22は、主画像上に、「Gamma 10」に対応する基本ガンマ特性に対して黒色領域及び/又は白色領域のガンマ値の補正を行うか否かを選択する微調整選択パレットを表示する(ステップS6)。
図7に、ステップS6で主画像上に表示される微調整選択パレットの表示例を示す。微調整選択パレット230には、黒色領域及び白色領域におけるガンマ値の補正処理に対応した選択ブロックが列挙される。なお、微調整選択パレット230は、図6に示す基本ガンマ特性選択パレット210を再描画して表示してもよいし、基本ガンマ特性選択パレット210から微調整選択パレット230をポップアップ表示してもよい。さらに、微調整選択パレット230を、基本ガンマ特性選択パレット210とは別パレットとして表示してもよい。
図7に示す例において、微調整選択パレット230内の「Black Level Adj.」と表示された選択ブロック231は、黒色領域のガンマ値の補正処理に対応する選択ブロックである。また、微調整選択パレット230内の「White Level Adj.」と表示された選択ブロック232は、白色領域のガンマ値の補正処理に対応する選択ブロックである。
なお、図7に示す例では、「Black Level Adj.」と表示された選択ブロック231を「White Level Adj.」と表示された選択ブロック232の上に表示するが、本発明はこれに限定されない。「Black Level Adj.」と表示された選択ブロック231を「White Level Adj.」と表示された選択ブロック232の下に表示してもよい。
ただし、黒補正の選択ブロック231を白補正の選択ブロック232より上に表示することにより、次のような効果が得られる。一般に、ガンマ値の補正機能を使用するユーザにとって、黒色領域及び白色領域のうち、補正頻度の高いのは黒色領域である。そこで、本実施形態において、図7に示す微調整選択パレット230が表示された際に、最上に位置する選択ブロックが自動的に選択された状態になるように設定されている場合を考える。この場合、微調整選択パレット230を表示するだけで、ユーザの補正頻度の高い黒色領域の選択ブロック231が自動的に選択されることになる。それゆえ、このような場合には、ユーザがあらためて黒色領域の選択ブロック231を選択する必要がなくなり、ユーザの操作がより簡易になる。
なお、選択ブロック231及び232内に記載の三角状の表示ボタン233は、各選択ブロックにさらに下層の選択メニューのパレットが存在することを示す。また、微調整選択パレット230内の「OFF」と表示された選択ブロック234は、黒色領域及び/又は白色領域のガンマ補正を行わない場合に選択するブロックである。
上述のようにして、主画像上に微調整選択パレット230が表示された後、ユーザは、黒色領域及び/又は白色領域のガンマ値の補正処理(微調整)を行うか否か決定する(ステップS7)。
ここで、ユーザが黒色領域及び白色領域の両方でガンマ値の補正処理を行わない場合(ステップS7がNo判定の場合)には、ユーザは、操作部5を用いて、微調整選択パレット230内を「OFF」と表示された選択ブロック234を選択する。この場合、操作部5は、その操作に対応する操作信号を信号処理部2内の制御部21に出力する。
次いで、制御部21は、入力された操作信号に基づいて、ガンマ特性生成部23内の基本ガンマ特性選択部51を動作させる。そして、基本ガンマ特性選択部51は、上記ステップS5で選択した基本ガンマ補正特性に対応するデータをガンマ特性記憶部50から読み出し、そのデータをガンマ値重畳部54に出力する(ステップS8)。
次いで、ガンマ値重畳部54は、入力された基本ガンマ特性のデータを最終的なガンマ特性のデータとし、そのガンマ特性のデータをパネル出力部3内のガンマ補正部31に出力する(ステップS13)。
一方、ユーザが黒色領域及び/又は白色領域のガンマ値の補正処理を行う場合(ステップS7がYes判定の場合)、ユーザは、操作部5を用いて、微調整選択パレット230内の選択ブロック231及び232の一方を選択する(ステップS9:第2の選択操作)。
ここでは、黒色領域のみでガンマ値の調整を行う場合を考える。この場合、図7に示すように、黒色領域の選択ブロック231の色及びブロック内の文字の色が反転する。そして、操作部5は、その操作に対応する操作信号(第2の信号)を信号処理部2内の制御部21に出力する。
次いで、制御部21は、操作部5から出力された操作信号に基づいて、黒レベル調整パレットを表示する旨の命令信号をOSD部22に出力する。そして、OSD部22は、入力された命令信号に基づいて、主画像上に、黒レベル調整パレットを表示する(ステップS10)。
図8に、ステップS10で主画像上に表示される黒レベル調整パレットの表示例を示す。図8に示す例では、黒レベルの調整(増減)をユーザがより感覚的に理解できるようにするために、黒レベル調整パレット240として、ゲージ表現タイプのパレットを用いる。黒レベル調整パレット240では、ゲージ241の中央が、レベル調整が「0」(補正なし)の状態を示す。ゲージ241の中央より「+」側の領域は、黒色領域のガンマ値を増大させる調整領域に対応する。また、ゲージ241の中央より「−」側の領域は、黒色領域のガンマ値を減少させる調整領域に対応する。
また、図8に示す黒レベル調整パレット240内のゲージ241上に設けられたマーク242は、現在選択している黒レベルを示す。図8に示す黒レベル調整パレット240内の下端の「Sel」の欄に表示されている「←」及び「→」は、操作部5で黒レベルを段階的に調整する際の選択キーに対応する。
ユーザが、操作部5の選択キー(「←」及び/又は「→」)を押すことにより、マーク242がゲージ241の延在方向に沿って移動する。ただし、本実施形態では、黒色領域のガンマ値の調整は、段階的(±N段階、N:整数)で調整するので、マーク242は段階的に移動する。この際、図8に示す黒レベル調整パレット240内の数値ブロック243には、マーク242の位置に対応する調整レベルが表示される。具体的には、黒レベルが±N段階で補正可能な場合には、数値ブロック243内の数値は−N〜+Nの範囲で変化する。
また、図8に示す黒レベル調整パレット240内の下端の「Reset」ブロックは、操作部5で調整レベルを「0」に戻す際のリセットボタンに対応する。さらに、本実施形態では、黒レベル調整パレット240で黒色領域のガンマ値の調整レベルを決定した後は、図7に示す微調整選択パレット230が再表示されるように設定されている。
上述のようにして、主画像上に黒レベル調整パレット240が表示された後、ユーザは、操作部5を用いて、黒色領域のガンマ値の調整レベルを設定する(ステップS11)。
なお、白色領域のみでガンマ値の調整を行う場合には、上述した黒色領域のガンマ値の調整レベルの設定操作と同様にして、白色領域のガンマ値の調整レベルを設定する。ただし、本実施形態では、白レベル調整パレットも図8に示す黒レベル調整パレット240と同様の構成とする。さらに、黒色領域及び白色領域の両方においてガンマ値の調整を行う場合には、一方の領域においてガンマ値の調整レベルを設定した後、他方の領域においてガンマ値の調整レベルを設定する。
ここで、図9に、黒レベル調整パレット240で、黒レベルを段階的に調整した場合における黒色領域の補正ガンマ特性(黒補正特性)の変化を示す。なお、図9には、黒色領域のガンマ値のレベルを±2段階で補正した場合の黒補正特性の変化例を示す。また、図9中の破線で示す直線の特性70は、基本ガンマ特性である。
黒レベル調整パレット240で、黒レベルの調整量を例えば「−1」に設定した場合、黒補正特性71(図9中の点線)は、基本ガンマ特性70より、ガンマ値が小さくなる。さらに、黒レベル調整パレット240で、黒レベルの調整量を「−2」に設定すると、黒補正特性72(図9中の実線)は、黒レベルの調整量を「−1」にした場合の補正ガンマ特性71よりさらにガンマ値が小さくなる。
一方、黒レベル調整パレット240で、黒レベルの調整量を例えば「+1」に設定した場合、黒補正特性73(図9中の一点鎖線)は、基本ガンマ特性70より、ガンマ値が大きくなる。さらに、黒レベル調整パレット240で、黒レベルの調整量を「+2」に設定すると、黒補正特性74(図9中の2点鎖線)は、黒レベルの調整量を「+1」に設定した場合の補正ガンマ特性73よりさらにガンマ値が大きくなる。
上述のようにして、ステップS11において、ユーザが黒色領域及び/又は白色領域のガンマ値の調整レベルを決定すると、操作部5は、その決定に対応する操作信号を信号処理部2内の制御部21に出力する。
次いで、制御部21は、入力された操作信号に基づいて、ガンマ特性生成部23内の黒補正特性選択部52及び/又は白補正特性選択部53を動作させる。そして、黒補正特性選択部52及び/又は白補正特性選択部53は、上記ステップS11で設定された黒色領域及び/又は白色領域のガンマ値の調整レベルに対応する黒補正特性及び/又は白補正特性のデータをガンマ特性記憶部50からそれぞれ読み出す。そして、黒補正特性選択部52及び/又は白補正特性選択部53は、それぞれ読み出した黒補正特性及び/又は白補正特性のデータをガンマ値重畳部54に出力する(ステップS12)。
また、ステップS12において、制御部21は、ガンマ特性生成部23内の基本ガンマ特性選択部51を動作させる。そして、基本ガンマ特性選択部51は、上記ステップS5で選択した基本ガンマ特性に対応するデータをガンマ特性記憶部50から読み出し、そのデータをガンマ値重畳部54に出力する。
そして、ガンマ値重畳部54は、入力された基本ガンマ特性のデータ、黒補正特性及び/又は白補正特性のデータに基づいて、所望のガンマ特性のデータを算出し、算出したガンマ特性のデータを、パネル出力部3内のガンマ補正部31に出力する(ステップS13)。なお、ガンマ特性のデータを算出手法については、後で詳述する。
本実施形態では、上述のようにして予め用意された複数の基本ガンマ特性、並びに、複数の黒補正特性及び/又は白補正特性のデータに基づいて、所望のガンマ特性のデータを得る。
次いで、ガンマ補正部31は、入力されたガンマ特性のデータに従って画像信号6のガンマ値を補正する。そして、画像投射部4は、ガンマ補正された画像信号6に対応する主画像を外部の例えばスクリーン等に投影する(ステップS14)。本実施形態では、ユーザは、ガンマ補正された主画像を見ながら、上述したガンマ値の補正動作を繰り返し、所望の主画像を得る。
[4.ガンマ特性のデータの算出手法]
ここで、上記ステップS13におけるガンマ特性のデータの算出手法について、図10を参照しながら、より具体的に説明する。図10は、ガンマ特性のデータの算出手法の手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、画像信号6が10ビットの画像データである場合について説明する。すなわち、画像信号6の濃度値(信号レベル)の数は、210=1024となる。
まず、制御部21は、画像信号6の信号レベルの数に対応する制御パラメータiを初期化(i=0)する(ステップS21)。
次いで、制御部21は、制御パラメータiが1024未満であるか否かを判定する(ステップS22)。ここで、制御パラメータiが1024未満である場合、ステップS22は、Yes判定となる。
この場合、ガンマ値重畳部54は、入力された基本ガンマ特性のデータ、黒補正特性及び/又は白補正特性のデータに基づいて、制御パラメータiの値に対応する信号レベルのガンマ値を補正する。
具体的には、例えば、制御パラメータiの値に対応する信号レベルにおけるガンマ補正値Gamma(i)は、
Gamma(i)=BGa(i)+BLA(i)+WLA(i)−Linear(i)
で求めることができる。なお、上記式中のBGa(i)は、制御パラメータiの値に対応する信号レベルにおける、基本ガンマ特性のガンマ値である。また、BLA(i)及びWLA(i)は、それぞれ制御パラメータiの値に対応する信号レベルにおける、黒補正特性及び白補正特性のガンマ値である。さらに、Linear(i)は、制御パラメータiの値に対応する信号レベルにおける、キャリブレーション用の直線ガンマ特性のガンマ値である。
次いで、制御パラメータiを更新(i=i+1)する(ステップS23)。その後、ステップS21に戻り、ステップS22がNo判定となるまで、すなわち、全ての信号レベルに対してガンマ補正処理が終了するまで、上記ステップS21〜S23を繰り返す。
そして、制御パラメータiが1024以上となった場合、ステップS22は、No判定となり、ガンマ特性の算出処理を終了する。本実施形態では、このようにして、入力される画像信号6に対して、信号レベル毎に(フルレンジで)ガンマ値の補正値を算出して、所望のガンマ特性のデータを算出する。
なお、本実施形態では、上述のように、ガンマ特性を算出手法として、基本ガンマ特性のデータと、黒補正特性及び/又は白補正特性のデータとを重畳する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。基本ガンマ特性のデータと、黒補正特性及び/又は白補正特性のデータとに基づいて、ガンマ特性を算出することのできる手法であれば、任意の算出方法を適用することができる。
[5.ガンマ特性の算出例]
次に、上述した本実施形態の画像表示装置100により算出されたガンマ特性の具体例(特性例)を、図面を参照しながら説明する。
まず、図11に、この例で選択した基本ガンマ特性を示す。なお、図11中の横軸は出力信号レベルであり、縦軸は補正後のガンマ値である。この例では、基本ガンマ特性80として、2.2乗のガンマ曲線を選択した例を説明する。
図12に、図11に示す基本ガンマ特性80に対して、黒色領域(低輝度領域)のみを補正した場合のガンマ特性(特性例1)を示す。なお、特性例1には、上述した黒レベル調整パレット240(図8)で「−」側の調整レベルを選択した場合のガンマ特性81を示す。また、この例では、黒色領域を、出力信号レベル0〜25[IRE]の範囲に設定している。
この場合、ガンマ特性81は、黒色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より小さくなり、それ以外の領域(25〜100[IRE])では、基本ガンマ特性80と同じガンマ特性となる。この場合、表示画像の暗部が潰れた画像となり、コントラストの高いメリハリのある画像が得られる。なお、上述した黒レベル調整パレット240(図8)で「+」側の調整レベルを選択した場合には、黒色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より大きくなるガンマ特性が得られる。この場合、暗部の階調度が優れた画像を表示することができる。
図13に、図11に示す基本ガンマ特性80に対して、白色領域(高輝度領域)のみを補正した場合のガンマ特性(特性例2)を示す。なお、特性例2には、白レベル調整パレット(図8に示す黒レベル調整パレットと同様の構成)で「+」側の調整レベルを選択した場合のガンマ特性82を示す。また、この例では、白色領域を、出力信号レベル50〜100[IRE]の範囲に設定している。
この場合、ガンマ特性82は、白色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より大きくなり、それ以外の領域(0〜50[IRE])では、基本ガンマ特性80と同じガンマ特性となる。この場合、表示画像の明部は「白飛び」と呼ばれる状態になり、コントラストの高い画像が得られる。なお、白レベル調整パレットで「−」側の調整レベルを選択した場合には、白色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より小さくなるガンマ特性が得られる。この場合には、明部の階調度が優れた画像を表示することができる。
図14に、図11に示す基本ガンマ特性80に対して、黒色領域(低輝度領域)及び白色領域(高輝度領域)の両方を補正した場合のガンマ特性(特性例3)を示す。なお、特性例3には、黒レベル調整パレットで「−」側の調整レベルを選択し、且つ、白レベル調整パレットで「+」側の調整レベルを選択した場合のガンマ特性83を示す。また、この例では、黒色領域を、出力信号レベル0〜25[IRE]の範囲に設定し、白色領域を、出力信号レベル50〜100[IRE]の範囲に設定している。
この場合、ガンマ特性83では、黒色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より小さくなり、且つ、白色領域においてガンマ値が基本ガンマ特性80(点線)より大きくなる。また、ガンマ特性83では、それ以外の領域(25〜50[IRE])では、基本ガンマ特性80と同じガンマ特性となる。この場合、表示画像の暗部が潰れた状態となり、且つ、明部が「白飛び」状態になるので、図12及び13に示す特性例1及び2よりさらに、コントラストの高い画像が得られる。
なお、黒レベル調整パレットで「+」側の調整レベルを選択し、且つ、白レベル調整パレットで「−」側の調整レベルを選択した場合には、黒色領域のガンマ値が基本ガンマ特性より大きくなり、且つ、白色領域のガンマ値が基本ガンマ特性より小さくなる。この場合、暗部及び明部とも階調度が上がるので、階調度のより優れた画像を表示することができる。
上述のように、本実施形態では、ガンマ特性記憶部50に予め記憶された複数の基本ガンマ特性及び所定輝度領域の複数の補正ガンマ特性から、所定の基本ガンマ特性及び補正ガンマ特性を選択するだけで、所望のガンマ特性を自動的に得ることができる。それゆえ、本実施形態では、より簡易な操作で、ユーザのニーズに応じたガンマ特性を容易に得ることができる。
また、本実施形態では、ガンマ特性を算出する際、基本ガンマ特性と、所定輝度領域(所定信号レベル範囲)の補正ガンマ特性とをフルレンジで重畳して算出する。それゆえ、ユーザの好みのガンマ補正をより正確に表示画像に反映させることができる。すなわち、本実施形態によれば、ユーザが意図に沿ったガンマ補正をより簡単に且つより正確に行うことができる。
なお、上記実施形態では、例えばプロジェクタ等の画像表示装置に本発明を適用する例を説明したが、本発明はこれに限定されない。出力画像に対してガンマ補正を行う画像処理装置であれば、任意の装置に適用可能であり、同様の効果が得られる。例えば、画像投射部を備えない画像処理装置にも適用可能である。
1…画像入力部、2…信号処理部、3…パネル出力部、4…画像投射部、5…操作部、21…制御部、22…オンスクリーンディスプレイ部、23…ガンマ特性生成部、31…ガンマ補正部、50…ガンマ特性記憶部、51…基本ガンマ特性選択部、52…黒補正特性選択部、53…白補正特性選択部、54…ガンマ値重畳部、100…画像表示装置、200…画像補正選択パレット、210…基本ガンマ特性選択パレット、230…微調整選択パレット、240…黒レベル調整パレット

Claims (6)

  1. 主画像信号に対応する画像を外部に拡大投射する画像投射部と、
    前記主画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する基本特性選択部と、
    前記主画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、前記主画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する補正特性選択部と、
    前記基本特性選択部で選択された前記基本ガンマ特性のデータに基づいて、前記主画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、前記補正特性選択部で選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出するガンマ特性算出部と、
    前記ガンマ特性算出部で算出された前記ガンマ特性のデータに基づいて、前記主画像信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正部と、
    ユーザによる前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択操作と、高輝度領域及び低輝度領域の前記所定の補正ガンマ特性のデータの選択操作とを受け付ける操作部と、
    前記操作部で受け付けた前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択と、高輝度領域及び低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータの選択に基づいて、前記基本特性選択部における前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択動作、及び、前記補正特性選択部における前記所定の補正ガンマ特性のデータの選択動作をそれぞれ制御する制御部と
    を備える画像表示装置。
  2. さらに、前記操作部から出力される前記選択操作に対応する信号に基づいて、前記基本ガンマ特性前記補正ガンマ特性の選択候補情報を表示するグラフィカルユーザインターフェース画像を作成し、該グラフィカルユーザインターフェース画像に対応する副画像信号を、前記主画像信号に重畳するガンマ補正情報表示部を備え、
    前記ガンマ補正情報表示部は、基本ガンマ特性を複数の候補から選択する画像を表示し、その表示に基づいて前記操作部が基本ガンマ特性の選択を受け付けた後に、高輝度領域と低輝度領域の補正ガンマ特性を選択する画像を表示し、その表示に基づいて前記操作部が補正ガンマ特性の選択を受け付けるようにした
    請求項1に記載の画像表示装置。
  3. ユーザの第1の選択操作に対応する信号に基づいて、画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する基本ガンマ特性選択ステップと、
    ユーザの第2の選択操作に対応する信号に基づいて、前記画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、前記画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する補正ガンマ特性選択ステップと、
    前記基本ガンマ特性選択ステップで選択した前記基本ガンマ特性のデータに基づいて、前記画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、前記補正ガンマ特性選択ステップで選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の補正ガンマ特性の何れか一方又は双方のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出したガンマ特性のデータに基づいて、前記画像信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正ステップと、
    前記ガンマ補正ステップでガンマ補正された前記画像信号に対応する画像を外部に拡大投射するステップと
    を含む画像表示方法。
  4. さらに、前記基本ガンマ特性と前記補正ガンマ特性の選択候補情報を表示するグラフィカルユーザインターフェース画像を作成し、該グラフィカルユーザインターフェース画像を、前記拡大投射する画像に重畳するステップを含み、
    前記グラフィカルユーザインターフェース画像は、基本ガンマ特性を複数の候補から選択する画像を表示し、その表示に基づいた前記第1の選択操作で基本ガンマ特性の選択を受け付けた後に、高輝度領域と低輝度領域の補正ガンマ特性を選択する画像を表示し、その表示に基づいて前記第2の選択操作で補正ガンマ特性の選択を受け付けるようにした
    請求項3に記載の画像表示方法。
  5. 画像信号の信号レベル範囲の全範囲に渡って互いに異なる特性を有する複数の基本ガンマ特性のデータから、所定の基本ガンマ特性のデータを選択する基本特性選択部と、
    前記画像信号の信号レベル範囲内で輝度が上限値から所定範囲の高輝度領域と、前記画像信号の信号レベル範囲内で輝度が下限値から所定範囲の低輝度領域との何れか一方又は双方について、互いに異なる特性を有する複数の補正ガンマ特性のデータから、所定の補正ガンマ特性のデータを選択する補正特性選択部と、
    前記基本特性選択部で選択された前記基本ガンマ特性のデータに基づいて、前記画像信号の信号レベル毎に、ガンマ特性のデータを算出すると共に、前記補正特性選択部で選択された高輝度領域の補正ガンマ特性のデータと低輝度領域の補正ガンマ特性の何れか一方又は双方のデータとに基づいて、高輝度領域と低輝度領域の何れか一方又は双方について補正した所定のガンマ特性のデータを算出するガンマ特性算出部と、
    前記ガンマ特性算出部で算出された前記ガンマ特性のデータに基づいて、前記画像信号に対してガンマ補正を行うガンマ補正部と、
    ユーザによる前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択操作と、高輝度領域及び低輝度領域の前記所定の補正ガンマ特性のデータの選択操作とを受け付ける操作部と、
    前記操作部で受け付けた前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択と、高輝度領域及び低輝度領域の何れか一方又は双方の補正ガンマ特性のデータの選択に基づいて、前記基本特性選択部における前記所定の基本ガンマ特性のデータの選択動作、及び、前記補正特性選択部における前記所定の補正ガンマ特性のデータの選択動作をそれぞれ制御する制御部と
    を備える画像処理装置。
  6. さらに、前記操作部から出力される前記選択操作に対応する信号に基づいて、前記基本ガンマ特性と前記補正ガンマ特性の選択候補情報を表示するグラフィカルユーザインターフェース画像を作成し、該グラフィカルユーザインターフェース画像に対応する副画像信号を、前記画像信号に重畳するガンマ補正情報表示部を備え、
    前記ガンマ補正情報表示部は、基本ガンマ特性を複数の候補から選択する画像を表示し、その表示に基づいて前記操作部が基本ガンマ特性の選択を受け付けた後に、高輝度領域と低輝度領域の補正ガンマ特性を選択する画像を表示し、その表示に基づいて前記操作部が補正ガンマ特性の選択を受け付けるようにした
    請求項5に記載の画像処理装置。
JP2009193252A 2009-08-24 2009-08-24 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置 Expired - Fee Related JP5509729B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009193252A JP5509729B2 (ja) 2009-08-24 2009-08-24 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置
US12/835,242 US8451383B2 (en) 2009-08-24 2010-07-13 Image display device, image display method, and image processing device
EP10172896A EP2306705A1 (en) 2009-08-24 2010-08-16 Image display device, image display method, and image processing device
RU2010134441/07A RU2446611C1 (ru) 2009-08-24 2010-08-17 Устройство отображения изображения, способ отображения изображения и устройство обработки изображения
CN201010256516.4A CN101998128B (zh) 2009-08-24 2010-08-17 图像显示设备、图像显示方法和图像处理设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009193252A JP5509729B2 (ja) 2009-08-24 2009-08-24 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011045009A JP2011045009A (ja) 2011-03-03
JP5509729B2 true JP5509729B2 (ja) 2014-06-04

Family

ID=42799785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009193252A Expired - Fee Related JP5509729B2 (ja) 2009-08-24 2009-08-24 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8451383B2 (ja)
EP (1) EP2306705A1 (ja)
JP (1) JP5509729B2 (ja)
CN (1) CN101998128B (ja)
RU (1) RU2446611C1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130072763A (ko) * 2011-12-22 2013-07-02 에스케이하이닉스 주식회사 이미지 센싱장치 및 그 구동방법
JP6188283B2 (ja) * 2012-06-05 2017-08-30 キヤノン株式会社 プロジェクタ、及びそれに用いる制御プログラム、制御方法
CN102769726B (zh) * 2012-06-29 2015-03-25 深圳创维-Rgb电子有限公司 一种图像效果调整方法及智能装置
JP2014141036A (ja) * 2013-01-25 2014-08-07 Seiko Epson Corp 画像形成装置及び画像形成方法
BR112015026979B1 (pt) 2013-04-30 2023-04-11 Sony Corporation Dispositivos e métodos de transmissão e recepção
KR102418571B1 (ko) * 2015-07-30 2022-07-08 엘지디스플레이 주식회사 감마 보정 회로 및 그 구동방법과 그를 이용한 표시 장치
US11468547B2 (en) 2016-12-12 2022-10-11 Dolby Laboratories Licensing Corporation Systems and methods for adjusting video processing curves for high dynamic range images
US10750148B2 (en) * 2016-12-19 2020-08-18 Iix Inc. Unevenness correction system, unevenness correction apparatus and panel drive circuit
JP7133930B2 (ja) * 2018-01-31 2022-09-09 シャープ株式会社 表示装置、画像処理装置、画像処理方法、および制御プログラム
CN116229853A (zh) * 2021-12-06 2023-06-06 中强光电股份有限公司 投影装置及投影方法

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR0147939B1 (ko) * 1994-11-11 1998-09-15 배순훈 투사형 화상표시장치의 화소보정장치
ATE205621T1 (de) 1998-04-03 2001-09-15 Da Vinci Systems Inc Vorrichtung zur erzeugung von angepassten gamma- kurven für einer farbkorrekturanlage
JP2002125130A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Noritsu Koki Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムを記録した記録媒体
JP2003122336A (ja) 2001-10-12 2003-04-25 Nec Viewtechnology Ltd 画像表示装置並びに表示画像の色およびガンマ値の調整方法
JP4688015B2 (ja) * 2002-10-21 2011-05-25 ハイマックス テクノロジーズ リミテッド ガンマ補正装置及びそれを用いた液晶ディスプレイ
JP2005318028A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Hitachi Ltd 表示装置
JP4229002B2 (ja) * 2004-06-03 2009-02-25 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像処理装置及び画像処理方法
KR101017366B1 (ko) 2004-08-30 2011-02-28 삼성전자주식회사 액정 표시 장치 및 그 동적 커패시턴스 보상의 계조레벨의 결정 방법 및 그 감마 정수의 보정 방법
JP4738867B2 (ja) * 2004-10-22 2011-08-03 ルネサスエレクトロニクス株式会社 表示装置用駆動装置
US7551179B2 (en) * 2005-08-10 2009-06-23 Seiko Epson Corporation Image display apparatus and image adjusting method
JP4577147B2 (ja) * 2005-08-10 2010-11-10 セイコーエプソン株式会社 画像表示装置、プロジェクタ、画像表示装置の画像調整方法
JP4341597B2 (ja) 2005-08-25 2009-10-07 セイコーエプソン株式会社 ガンマカーブ調整装置及び調整ポイント設定方法
CN1874527A (zh) 2006-06-09 2006-12-06 北京中星微电子有限公司 伽马校正装置及实现伽马校正的方法和装置
JP2008148055A (ja) 2006-12-11 2008-06-26 Sony Corp 画像処理装置、画像処理方法、表示装置、および投射型表示装置
JP2009008958A (ja) * 2007-06-29 2009-01-15 Renesas Technology Corp 液晶表示駆動回路
JP4835525B2 (ja) * 2007-07-04 2011-12-14 ソニー株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2009288712A (ja) * 2008-05-30 2009-12-10 Canon Inc 画像表示装置及び表示システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP2306705A1 (en) 2011-04-06
RU2446611C1 (ru) 2012-03-27
US8451383B2 (en) 2013-05-28
CN101998128A (zh) 2011-03-30
JP2011045009A (ja) 2011-03-03
US20110043704A1 (en) 2011-02-24
CN101998128B (zh) 2013-08-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5509729B2 (ja) 画像表示装置、画像表示方法及び画像処理装置
JP4341597B2 (ja) ガンマカーブ調整装置及び調整ポイント設定方法
US8593482B2 (en) Projector and method that performs a brightness adjustment and a color adjustment
US20130215135A1 (en) Image Display Device and Projector
US10944910B2 (en) Display apparatus, control method thereof, and non-transitory computer readable medium
JP2011082798A (ja) 投写型映像表示装置
JP2007072150A (ja) 画像表示装置及びプロジェクタ
US9300905B2 (en) Projector, projector control method, and recording medium storing projector control program
US10134361B2 (en) Image processing device, projector, and image processing method
JP6271837B2 (ja) 投影装置及びその制御方法
JP2015125346A (ja) 表示装置、制御装置及び制御方法
JP5131310B2 (ja) 画像表示装置、プロジェクタおよび画像表示方法
JP2019145908A (ja) 映像プロジェクタおよび映像表示方法
JP2005181731A (ja) 映像投射装置
JP4591618B2 (ja) ガンマカーブ調整装置及び最小増減量設定方法
JP5057053B2 (ja) ガンマ切替装置および方法
US20180376031A1 (en) Projection apparatus that improves dynamic range of luminance of printed material, control method therefor, and storage medium
JP2010243870A (ja) プロジェクター及びその制御方法
JP3855993B2 (ja) 画像表示方法及び画像表示装置
JP2011082843A (ja) 画像処理回路、プロジェクター及びその画像評価方法
JP4735738B2 (ja) プロジェクター及びプロジェクターの調整方法
JP3985813B2 (ja) 画像表示装置及び画像表示方法
JP2011141320A (ja) 表示装置
JP2018163285A (ja) 表示装置及び表示装置の制御方法
JP2017227666A (ja) 表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130305

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140310

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees