JP5509689B2 - プロジェクター - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、内部に設けられた光源装置から出射される光束を変調して、入力される画像情報に応じた画像光を形成し、当該画像光をスクリーン等の投射面上に拡大投射するプロジェクターが知られている。このようなプロジェクターは、会議及びプレゼンテーション等の場にて広く利用されている。
近年、プロジェクターにより投射される画像に対して、線、図形及び文字等(以下、「図形等」と略す場合がある)を入力して、会議及びプレゼンテーション等の幅を広げたいとの要望がある。このような要望に対し、投射面を指し示す電子ペンによる指示位置を検出し、当該指示位置の軌跡に応じた図形等を画像に重ねて表示する投写型表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の投写型表示装置は、ミラー型プロジェクターとして構成され、当該投写型表示装置による画像の投射方向基端側に、当該画像を投射する投写部を有し、また、当該投射方向先端側に、電子ペンの先端から出射される赤外線を受光する赤外線受光部を有する。そして、この投写型表示装置では、電子ペンの先端の位置、すなわち、当該電子ペンによる指示位置を検出し、当該指示位置の軌跡に応じた図形等を、資料等の元画像に重ね合わせた画像を、投射面上に投射する。
特開2007−25295号公報
ところで、電子ペン等を用いて、投射画像中に描画を行う場合には、当該電子ペンの先端が意図せず使用者の影に隠れてしまう場合がある。このような場合、前述の特許文献1に記載の投写型表示装置では、筐体において画像を投射する部位(筐体から突出したミラーである投写部)と、電子ペンから出射される赤外線を受光する赤外線受光部とが離間配置されているため、当該赤外線受光部による受光、すなわち、赤外線の検出が適切に行われたか否かを確認しづらいという問題がある。
具体的に、当該投写型表示装置では、赤外線受光部による赤外線の検出が適切に行われた場合には、電子ペンによる指示位置(赤外線の出射位置)の解析が行われ、当該電子ペンによる操作内容に応じた図形等が元画像に重ね合わされて投射される。しかしながら、投写部と赤外線受光部とが、離間配置されていると、投写部から見て指示位置が影に隠れていなくても、赤外線受光部から見て当該指示位置が影に隠れてしまう場合がある。すなわち、投写部から見て影の内側に当該指示位置が位置しないにも拘らず、赤外線受光部による赤外線の受光が適切に行われない場合がある。このような場合では、操作内容に応じた図形等が投射画像に含まれないことから、使用者は電子ペンを再度操作しなくてはならず、入力操作が煩わしいという問題がある。このような問題は、投射面に対して投写型表示装置が近接して配置されている場合に、より顕著となる。このため、指示位置の検出が適切に行われているか否かを確認しやすい構成が望まれてきた。
本発明の目的は、検出対象の検出状態を確認しやすいプロジェクターを提供することである。
前記した目的を達成するために、本発明のプロジェクターは、光源装置、前記光源装置からの光を変調する光変調装置、及び、画像情報に応じて変調された光を投射する投射光学装置を有する光学ユニットと、前記光学ユニットを内部に収納する外装筐体と、前記光学ユニットにより投射される光の投射領域内に位置する検出対象を検出する検出装置と、を備え、前記投射光学装置は、入射されるを反射させ反射ミラーを有し前記光学ユニットは、一端側に前記光源装置が配置され、他端側に前記投射光学装置が配置された略L字状に構成され、前記外装筐体は、内部に収納される前記光源装置から出射された光の光軸の方向に沿って延出する傾斜面を有し、前記傾斜面には、前記投射光学装置からの光前記外装筐体外に出射する出射部と、前記検出装置と、が配置され、前記検出装置は、前記傾斜面において前記出射部に対して前記光源装置が配置される側に隣接して配置されることを特徴とする。
なお、検出対象としては、例えば、スタイラス(電子ペンを含む)や指し棒等のポインティングデバイスにおける赤外線や超音波等を出射する位置を挙げることができる。また、検出装置としては、検出対象が前述の出射位置である場合には、当該赤外線や超音波を検出可能な素子を備えた装置とすることができる。
本発明によれば、検出装置が、傾斜面において投射光学装置からの光を外装筐体外に出射する出射部に隣接して配置されるので、検出装置による検出対象の検出方向を、の投射方向に合わせることができる。これによれば、画像の光によって生じる使用者等の影に検出対象が隠れるなどした場合に、当該影を指標として、検出対象が検出装置により検出できないことを確認することができる。換言すると、当該影の範囲内に検出対象が位置する場合に、検出装置による検出が行われない状態であると確認することができ、また、影の範囲外に検出対象が位置する場合に、当該検出装置による検出が行われている状態であると確認することができる。従って、当該検出対象が影の範囲に入っているか否かに基づいて、検出装置による検出対象の検出が行われているか否かを確認しやすくすることができる。
また、検出装置が、投射光学装置からの光を出射する出射部に隣接して配置されていることにより、当該検出装置と、光が投射される被投射面との距離を大きくすることができる。ここで、検出装置と被投射面との距離が短い場合には、当該検出装置と検出対象との距離が短くなる。この場合、検出対象の有無は検出しやすくなるものの、光の投射領域内における検出対象の位置を検出する場合には、誤差が大きくなり、検出精度が低下する。これに対し、検出装置と検出対象との距離を大きくすることができるので、当該検出対象の位置の検出精度を高めることができる。
更に、傾斜面に、被投射面に対向するように検出装置が配置されることになるので、当該検出装置により検出対象を検出しやすくすることができる。
なお、前記傾斜面は、内部に前記検出装置が配置される開口部を有する構成としてもよい
これによれば、検出装置は上記開口部内に配置されるので、当該検出装置が外装筐体の外側に突出することがないほか、当該外装筐体に検出装置を配置させる凹部を形成する必要がない。従って、外装筐体の外観、ひいては、プロジェクターの外観を良好にすることができるほか、当該外装筐体の設計自由度を向上することができる。
本発明では、操作信号を受信する受信装置を備え、前記傾斜面は、内部に前記受信装置が配置される開口部を有することが好ましい。
本発明によれば、被投射面に対向する傾斜面、内部に受信装置が配置される開口部を有するので、当該受信装置により、被投射面にて反射された操作信号(例えば、赤外線信号)を受信しやすくすることができる。特に、被投射面との距離が短い超短焦点プロジェクターにおいても、当該操作信号を好適に受信することができる。
本発明の一実施形態に係る表示システムの構成を示す図。 前記実施形態におけるプロジェクターを天面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるプロジェクターを底面側から見た斜視図。 前記実施形態におけるカバー部材を取り外したプロジェクターを示す斜視図。 前記実施形態におけるカバー部材を取り外したプロジェクターを示す平面図。 前記実施形態におけるケーブルを接続したプロジェクターを示す平面図。 前記実施形態における光学ユニットを背面側から見た斜視図。 前記実施形態における投射光学装置の内部構成を模式的に示す断面図。 前記実施形態におけるプロジェクターによる画像の投射状態を示す図。 前記実施形態における受光モジュール及び撮像装置を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るプロジェクター11を用いた表示システム10の構成を示す図である。
本実施形態に係るプロジェクター11は、画像出力装置としてのPC(Personal Computer)13から受信される画像情報に応じた画像をスクリーン等の被投射面A上に投射するものである。また、このプロジェクター11は、図1に示すように、主に、画像を投射する側面部(後述する天面部2A)を下方に向けた状態で使用されるものであり、本実施形態では、被投射面Aが形成される壁面に取り付けられたアーム14に、当該側面部とは反対側の側面部(後述する底面部2B)が固定されて使用される。そして、当該プロジェクター11は、先端121から赤外線を出射するポインティングデバイス12、並びに、画像出力装置及び画像解析装置を兼ねるPC13と組み合わされることで、インタラクティブホワイトボードシステムとなる表示システム10を構成する。
このような表示システム10では、プロジェクター11は、被投射面Aを撮像し、撮像画像をPC13に送信する。PC13は、当該撮像画像に基づいて、赤外線の出射位置(投射画像における先端121の座標)の解析を行う。また、PC13は、プレゼンテーションの資料等の画像に、当該出射位置の軌跡を示す線を重畳した画像を生成し、当該画像の画像情報をプロジェクター11に送信する。これにより、被投射面A上で先端121の軌跡を示す線が反映された画像が、プロジェクター11により投射される。
〔外観構成〕
図2は、本実施形態に係るプロジェクター11を天面側から見た斜視図であり、図3は、プロジェクター11を底面側から見た斜視図である。
プロジェクター11は、図1において示した状態で、下方を向く面から画像を前面側(被投射面に対向する側)斜め下方に向けて投射する。このプロジェクター11は、図2及び図3に示すように、当該プロジェクター11の外装を構成する外装筐体2を備える。
外装筐体2は、全体略直方体形状を有する合成樹脂製の筐体である。この外装筐体2は、プロジェクター11の装置本体を収容する筐体本体21と、当該筐体本体21に取り付けられるカバー部材22とにより構成される。このような外装筐体2は、鉛直方向にそれぞれ交差し、互いに対向する一対の側面部である天面部2A及び底面部2Bと、左右の両側面部2C,2Dと、被投射面Aに対してそれぞれ離間及び近接する側面部である背面部2E及び前面部2Fとを有する。このうち、天面部2A、底面部2B及び側面部2Dのそれぞれの一部は、カバー部材22により形成される。
天面部2Aは、本発明の一方の側面部に相当し、プロジェクター11の使用時には、前述のように、下方を向くように配置される。この天面部2Aは、図2に示すように、前後方向(前面部2Fから背面部2Eに向かう方向)の略中心位置よりも背面側に形成された第1傾斜面2A1及び第2傾斜面2A2と、操作パネル2A3とを有する。
第1傾斜面2A1は、第2傾斜面2A2に対して背面部2E側に位置し、当該背面側から前面側に向かうに従って、図2における下方に(底面部2Bに近接する方向に)傾斜している。
この第1傾斜面2A1には、後述する投射光学装置33の配設位置に対応し、背面側の斜め下方に向けて窪む凹部2A11が形成されている。この凹部2A11は、第1傾斜面2A1における側面部2C側に形成され、当該凹部2A11の底部分には、後述する投射光学装置33により投射される画像を通過させるための第1開口部2A12が形成されている。この第1開口部2A12の形成位置は、当該投射光学装置33が有する開口部3331(図8)に対応している。
第1傾斜面2A1における側面部2D側には、それぞれ略矩形状の第2開口部2A13及び第3開口部2A14が併設されている。このうち、側面部2Dに近い第3開口部2A14内には、リモコン(図示省略)からの赤外線信号を受光する受光モジュール4の受光素子41が配置され、凹部2A11近傍の第2開口部2A13内には、後述する撮像装置5のカメラ51が配置される。そして、これら開口部2A13,2A14は、赤外線が透過するカバー2A15,2A16により、それぞれ閉塞される。
第2傾斜面2A2は、第1傾斜面2A1に連接し、背面部2Eから前面部2Fに向かうに従って、図2おける上方(底面部2Bから離間する方向)に傾斜している。
操作パネル2A3は、背面側の端部から第1傾斜面2A1に至るまでの範囲内で、かつ、凹部2A11側とは反対側(側面部2D側)に設けられている。この操作パネル2A3には、プロジェクター11を操作するための複数のキーが配設されている。
前面部2F側から見て左側(図2における左側)の側面部2Cは、スリット状の開口部2C1を有する。この開口部2C1の内側には、図示を省略するが、エアフィルター及び吸気ファンが設けられ、当該吸気ファンが、開口部2C1及びエアフィルターを介して外装筐体2内に、装置本体を冷却するための冷却空気を導入する。
底面部2Bは、本発明の他方の側面部に相当し、プロジェクター11の使用時には、上方を向くように配置される。この底面部2Bには、図3に示すように、前述のアーム14にプロジェクター11を固定するための金具が取り付けられる取付部2B1が適所に複数設けられている。
また、底面部2Bには、筐体本体21及びカバー部材22により端縁が形成される開口部2B2が形成されている。この開口部2B2は、詳しくは後述するが、カバー部材22により覆われるインターフェース部23に配設された接続端子に接続されたケーブルC1,C2(図6)を外装筐体2外に出すための開口部である。このように、プロジェクター11に接続されるケーブルC1,C2が、開口部2B2を介して外部に延出することにより、当該プロジェクター11の外観を良好にすることができる。なお、これらケーブルC1,C2は、アーム14内を挿通し、前述の壁面に到達する。
前面部2F側から見て右側(図2における右側で、図3における手前側)の側面部2Dには、スリット状の開口部2D1が形成されている。この開口部2D1の内側には、図示を省略するが、前述の吸気ファンにより導入され、装置本体を冷却した空気を外装筐体2外に排出する排気ファンが設けられている。
図4は、カバー部材22を取り外したプロジェクター11を示す斜視図である。
側面部2Dの略中央は、ねじにより筐体本体21に着脱自在に設けられるカバー部材22により形成される。このカバー部材22は、図4に示すように、筐体本体21の側面に設けられたインターフェース部23を覆うものであり、第2傾斜面2A2を含む天面部2Aの一部、底面部2Bの一部、及び、側面部2Dの一部をそれぞれ形成する側部221〜223を有する。そして、このカバー部材22における底面部2Bに沿う側部223には、凹部224が形成され、当該凹部224と筐体本体21とにより、前述の開口部2B2が形成される。また、この凹部224に指を差し込み、当該指を側部223の内面に掛けることにより、カバー部材22をプロジェクター11の運搬時のハンドルとして利用することもできる。
図5は、側面部2Dからカバー部材22を取り外した状態のプロジェクター11を示す平面図である。図6は、インターフェース部23の各種端子にケーブルC1,C2を接続した状態のプロジェクター11を示す平面図である。
インターフェース部23は、図5に示すように、平面視略L字状に構成された後述する光学ユニット3を避けるように、当該光学ユニット3のL字の内側に配置される。このようなインターフェース部23は、図4〜図6に示すように、筐体本体21における側面部2Dに略平行な側面に配設された複数の端子を有する第1端子部231と、背面部2Eに略平行な側面に配設された端子を有する第2端子部232とから構成される。
第1端子部231は、各種映像端子及び音声端子を有するほか、USB(Universal Serial Bus)端子及びLAN(Local Area Network)端子等の各種通信端子を有する。これら映像端子、音声端子及び通信端子は、入力された信号を後述する制御ユニットに出力し、また、通信端子は、当該制御ユニットから入力される信号を、ケーブルC1を介して接続された外部機器に出力する。
第2端子部232は、図示を省略するが、電源端子を有する。この電源端子は、電源ケーブルC2を介して入力される商用電力を、電源ユニットに供給する。
これら各端子には、図6に示すように、対応するケーブルC1及び電源ケーブルC2が接続され、当該各ケーブルC1,C2は、前述の開口部2B2を介して、外装筐体2外に延出する。なお、これらケーブルC1の第1端子部231からの延出方向と、電源ケーブルC2の第2端子部232からの延出方向とは、略直交する。これらケーブルC1,C2が収容される空間、すなわち、インターフェース部23とカバー部材22とにより構成される空間は、当該各ケーブルC1,C2に過大な負荷をかけることなく、開口部2B2に向かって屈曲させることが可能な程度の容量を有する。
〔内部構成〕
図7は、光学ユニット3を背面側から見た斜視図である。
光学ユニット3は、プロジェクター11の装置本体を構成し、筐体本体21内に収容される。なお、詳しい図示は省略するが、装置本体は、光学ユニット3の他、筐体本体21内部を冷却する前述の冷却ファン等を備えた冷却ユニット、プロジェクター11の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、及び、プロジェクター11の動作を制御する制御ユニット等を備える。
光学ユニット3は、図7に示すように、光源装置31と、当該光源装置31から出射された光束を変調して、画像情報に応じて画像を形成する液晶パネル等の光変調装置32と、当該画像を被投射面に投射する投射光学装置33等を備える。なお、光学ユニット3の投射光学装置33以外の構成は、種々の一般的なプロジェクターで利用されているので具体的な説明を省略し、以下では、投射光学装置33について説明する。
図8は、投射光学装置33の内部構成を模式的に示す断面図である。
投射光学装置33は、図7及び図8に示すように、複数のレンズ331(図8)と、反射ミラーとしての非球面ミラー332(図8)と、これらを内部に収納する中空状の保持体333(図7及び図8)とを備える。
非球面ミラー332は、回転対称でない自由曲面形状の反射面332Aを有する。この非球面ミラー332は、投射光学装置33における光路最下流において、反射面332Aが前面側斜め上方(図1に示した状態では下方)を向くように配設される。そして、当該非球面ミラー332は、複数のレンズ331により、背面側から前面側に導かれた画像を背面側に反射して、斜め上方側に折り返すとともに、当該画像を広角化する。
保持体333の図8における上方側には、非球面ミラー332にて反射された画像を通過させるための開口部3331が形成されているほか、当該開口部3331を閉塞し、かつ、可視光を透過させるガラス等の基板3332が取り付けられている。
このうち、開口部3331は、当該開口部3331の開口面積を不要に大きくしないために、非球面ミラー332に対して所定距離だけ離間した位置(非球面ミラー332にて反射された光(画像)が集光した位置P(図8)に近接した位置)に形成されている。
図9は、プロジェクター11による画像の投射状態を示す図である。
以上のような投射光学装置33により、図8及び図9に示すように、非球面ミラー332により広角化された画像が、第1開口部2A12を介して、プロジェクター11の背面側から前面側に向かって上方(図1に示した状態では下方)に投射される。これにより、被投射面A(図1)に近い位置にプロジェクター11を配置することが可能となり、プロジェクター11の設置の自由度が向上される。そして、被投射面Aから観察者に向かう方向へ進行する光がプロジェクター11によって遮られる事態を確実に回避することができ、快適な映像観賞を行うことができる。
〔受光モジュールの構成〕
図10は、受光モジュール4及び撮像装置5を示す斜視図である。
受光モジュール4は、図10に示すように、第3開口部2A14内に配置される一対の受光素子41と、当該受光素子41により受光された赤外線信号をデジタル変換して、前述の制御ユニットに出力する基板(図示省略)とを備える。そして、当該制御ユニットが、入力される信号に応じた処理を実行する。
一対の受光素子41は、本発明の受信装置に相当し、リモコン(図示省略)から直接的に、或いは、被投射面Aにて反射されて間接的に入射される赤外線信号を受光する。これら受光素子41は、それぞれ投射光学装置33による画像の投射方向(画像としての光束の中心軸の進行方向であり、背面部2Eから前面部2Fに向かう方向)に対して、それぞれ傾斜して配置される。具体的に、前面側から見て右側(側面部2D側)の受光素子41は、当該投射方向に対して右側に傾斜するように配置され、また、前面側から見て左側(側面部2C側)の受光素子41は、当該投射方向に対して左側に傾斜するように配置される。これにより、赤外線信号をより広い範囲から好適に受光することができる。
〔撮像装置の構成〕
撮像装置5は、第2開口部2A13内に配置されるカメラ51と、当該カメラ51を制御するとともに、当該カメラ51により撮像された画像を制御ユニットに送信する制御基板(図示省略)とを備える。
カメラ51は、被投射面Aにおけるポインティングデバイス12の先端121を検出する。すなわち、当該カメラ51は、本発明の検出装置に相当し、また、当該先端121が、本発明の検出対象に相当する。
カメラ51は、当該先端121から出射される赤外線を検出可能なカメラとして構成され、例えば、CCD(Charge Coupled Device)或いはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)デバイス等を採用することができる。このカメラ51の撮像領域は、投射光学装置33による画像の投射領域を含む被投射面Aに応じて設定されている。そして、当該カメラ51による撮像画像は、制御基板を介して制御ユニットに送信され、当該制御ユニットは、前述の通信端子を介して、PC13に、当該撮像画像を送信する。
〔表示システムの動作〕
以下、本実施形態に係る表示システム10におけるプロジェクター11、ポインティングデバイス12及びPC13の動作について説明する。
まず、PC13は、例えば、プレゼンテーションの資料等の画像(元画像)に基づく画像情報をプロジェクター11に送信し、プロジェクター11は、当該画像情報に応じた画像を形成及び投射する。この際、投射された画像に対して、ポインティングデバイス12による入力(所定の位置を先端121にて指し示した状態での赤外線の出射)が行われる。そして、プロジェクター11は、被投射面Aを撮像装置5により撮像し、得られた撮像画像をPC13に送信する。
次に、PC13は、画像情報を送信しつつ、受信された撮像画像を解析する。この際、PC13は、当該撮像画像にポインティングデバイス12に由来する赤外線の輝点があるか否かを判定し、当該輝点があると判定すると、当該輝点の位置に応じた元画像の位置に所定の色の点を重畳させた画像(合成画像)を生成する。このため、先端121(すなわち輝点)が移動すれば、当該先端の軌跡に応じた線が元画像に重畳された合成画像が、PC13により生成される。そして、PC13が、合成画像に基づく画像情報をプロジェクター11に送信することにより、当該合成画像が被投射面A上に投射される。
以上説明した本実施形態のプロジェクター11によれば、以下の効果がある。
被投射面Aを撮像してポインティングデバイス12の先端121を検出するカメラ51が、第1開口部2A12に隣接して配置されるので、当該カメラ51の検出方向を、画像の投射方向に合わせることができる。これによれば、画像の光によって生じる使用者等の影に先端121が隠れた場合に、カメラ51による先端121の検出(撮像)ができない状態であることを確認することができる。従って、先端121が影の範囲に入っているか否かに基づいて、カメラ51による当該先端121の検出が行われているか否かを確認することができる。
また、カメラ51が、プロジェクター11において背面側、すなわち、被投射面Aから離れた背面部2E側に形成された第1開口部2A12に隣接して配置されていることにより、当該カメラ51と被投射面Aとの距離を大きくすることができる。これにより、カメラ51と先端121との距離を大きくすることができるので、投射された画像における先端121の位置の検出精度を高めることができる。
更に、被投射面Aに対向する第1傾斜面2A1に、カメラ51が配置されていることにより、当該カメラ51を被投射面Aに対向させやすくすることができ、先端121を検出しやすくすることができる。
カメラ51が第1開口部2A12に隣接して形成された第2開口部2A13内に配置されるので、当該カメラ51が外装筐体2の外側に突出することがない。従って、外装筐体2の外観、ひいては、プロジェクター11の外観を良好にすることができる。
また、一対の受光素子41は、被投射面Aに対向する第1傾斜面2A1に形成された第3開口部2A14の内部に配置されるので、当該受光素子41により、リモコンから送信され、被投射面Aにて反射された赤外線信号を受信しやすくすることができる。更に、当該各受光素子41が、それぞれ異なる角度を向くように(プロジェクター11の画像の投射方向を中心として、それぞれ左右を向くように)配置されているので、より広範囲から当該赤外線信号を受信することができる。
〔実施形態の変形〕
本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前記実施形態では、検出装置としてのカメラ51は、投射光学装置33により投射された画像を通過させるための第1開口部2A12の側面部2D側に配置されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、第1開口部2A12を通過する画像を遮ることがなく、当該第1開口部2A12に隣接配置されていればよく、例えば、側面部2C側に配置されていてもよく、又は、上方或いは下方に配置されていてもよい。
また、カメラ51は、第1開口部2A12の側面部2D側に形成された第2開口部2A13内に配置されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、外装筐体2外に突出するように設けられていてもよい。
前記実施形態では、第2開口部2A13を挟んで、第1開口部2A12とは反対側に、内部に受光素子41が配置される第3開口部2A14が形成されるとしたが、本発明はこれに限らない。例えば、第3開口部2A14は、第1開口部2A12を挟んで、第2開口部2A13とは反対側に形成されていてもよい。すなわち、受光素子41の位置は、操作信号としての赤外線信号を受光可能な位置に配置されていればよい。
前記実施形態では、ポインティングデバイス12は、先端121から赤外線を出射する指し棒のような形状を有していたが、本発明はこれに限らず、当該指し棒より短いスタイラス又は電子ペンとして構成されたものでもよい。更に、被投射面A上で指示位置を明示することができればよく、例えば、レーザーポインター等により構成してもよい。
前記実施形態では、検出装置として、赤外線を検出可能で、かつ、画像の投射領域を含む被投射面Aの領域を撮像するカメラ51を挙げたが、本発明はこれに限らない。すなわち、本発明の検出装置は、カメラ51とは異なる構成により、検出対象の位置を検出するものでもよい。例えば、ポインティングデバイス12の先端から、赤外線及び超音波が出射され、検出装置が、赤外線を検出する赤外線検出手段と、超音波を検出する超音波検出手段とを備え、これら各検出手段の検出結果に基づいて、ポインティングデバイス12の先端の位置を検出する情報を得るものであってもよい。また、このような赤外線及び超音波の出射位置を解析することにより、検出対象の位置を取得する構成に限らず、検出対象の形状及び色等により、当該検出対象の位置を解析及び取得する構成としてもよい。
前記実施形態では、プロジェクター11は、撮像装置5による撮像画像をPC13に送信し、PC13が、当該撮像画像の解析、及び、先端121の軌跡(赤外線の射出位置の軌跡)に基づく合成画像の生成を行うとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、プロジェクター11が、撮像装置5による撮像画像の解析、及び、合成画像の生成を行ってもよい。
前記実施形態では、プロジェクター11は、壁面に固定されたアーム14に取り付けられて利用されるとしたが、本発明はこれに限らない。すなわち、当該プロジェクター11は、天井に直接固定される構成としてもよい。また、天面部2Aが上方を向き、底面部2Bが下方を向く状態で、プロジェクター11を利用してもよい。
前記実施形態では、光学ユニット3は平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
また、前記実施形態では、液晶パネル等の光変調装置32を備えたプロジェクター11を例示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、入射光束を画像情報に応じて変調して画像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶以外の光変調装置を用いたプロジェクターにも、本発明を適用することも可能である。
本発明は、プロジェクターに好適に利用することができる。
11…プロジェクター、121…先端(検出対象)、2…外装筐体、2A…天面部(一方の側面部)、2A1…第1傾斜面(傾斜面)、2A12…第1開口部、2A13…第2開口部、2A14…第3開口部、2B…底面部(他方の側面部)、33…投射光学装置、332…非球面ミラー(反射ミラー)、41…受光素子(受信装置)、51…カメラ(検出装置)。

Claims (2)

  1. 光源装置、前記光源装置からの光を変調する光変調装置、及び、画像情報に応じて変調された光を投射する投射光学装置を有する光学ユニットと、
    前記光学ユニットを内部に収納する外装筐体と、
    前記光学ユニットにより投射される光の投射領域内に位置する検出対象を検出する検出装置と、を備え、
    前記投射光学装置は、入射されるを反射させ反射ミラーを有し
    前記光学ユニットは、一端側に前記光源装置が配置され、他端側に前記投射光学装置が配置された略L字状に構成され、
    前記外装筐体は、内部に収納される前記光源装置から出射された光の光軸の方向に沿って延出する傾斜面を有し、
    前記傾斜面には、前記投射光学装置からの光前記外装筐体外に出射する出射部と、前記検出装置と、が配置され
    前記検出装置は、前記傾斜面において前記出射部に対して前記光源装置が配置される側に隣接して配置される
    ことを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    操作信号を受信する受信装置を備え、
    前記傾斜面は、内部に前記受信装置が配置される開口部を有することを特徴とするプロジェクター。
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