JP5508062B2 - 帽子用庇及び帽子 - Google Patents

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本発明は、帽体の下縁から外方に突出して取り付けるための帽子用庇と、この帽子用庇を用いた帽子と、この帽子用庇と同様の構造を帽体に用いた帽子とに関する。
雨天でプレーをするゴルファーの集中力を掻き乱す原因の一つに、帽子の庇や帽体から滴り落ちてくる雨水が挙げられる。特に、パッティングを行う際には、それに使用するクラブ(パター)が短く、アドレスで前屈みの姿勢をとる必要があるため、庇の先端から雨水が滴り落ちやすくなり、集中力を掻き乱されやすい。また、帽体の下縁から着用者の襟足に滴り落ちる雨水によっても集中力を掻き乱されることがある。このため、雨天では、パッティングを行う際に、庇が後ろを向くように帽子を被りなおすゴルファーを多く見かける。しかし、帽子を後ろ向きに被ると、雨水が帽体の外面から顔面にそのまま伝ってくるようになるため、やはり集中力を高めることは困難である。
このような実状に鑑みてか、これまでには、帽体の前方に庇を有しながらも庇の先端から雨水が滴り落ちないような工夫を施した各種の帽子が提案されている。例えば、特許文献1〜3に示すように、庇の先端又は全体を上方に折り曲げることができるようにした帽子や、特許文献4,5に示すように、庇の上面に傾斜や起伏を設けた帽子や、特許文献6に示すように、保水性を有する素材を庇に用いた帽子や、特許文献8〜10に示すように、雨滴を遮る又は側方に案内するための着脱部材を庇の先端に取り付けた帽子などが提案されている。
しかし、庇を上方に折り曲げる帽子は、庇を折り曲げたときの見栄えが悪いことに加えて、庇に皺が形成されるなどの欠点を有している。また、庇の上面に傾斜や起伏を設けた帽子は、庇のデザインが大幅に制限されることに加えて、庇の側方から垂れ落ちる雨水が視界に入りやすく、やはり集中力を掻き乱されやすいという欠点を有している。さらに、保水性を有する素材を庇に用いた帽子は、帽子が乾きにくくなることに加えて、雨量によってはやはり庇の先端から雨水が滴り落ちるという欠点を有している。さらにまた、庇の先端に着脱部材を取り付けた帽子は、該別部材を紛失しやすいという欠点を有している。
実開昭52−092324号公報 実登第3072311号公報 実登第3092526号公報 実開昭53−001418号公報 特開2000−008218号公報 実登第3066562号公報 特開2001−207319号公報 特開2001−040519号公報 特開2005−060908号公報 特開2005−206982号公報
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その先端から前方へ雨水が滴り落ちないようにした帽子用庇を提供するものである。また、庇の側方へ雨水が滴り落ちないようにすることが容易な帽子用庇を提供することも本発明の目的である。さらに、皺などが形成されず、見栄えも良好で、デザインの自由度の高い帽子用庇を提供することも本発明の目的である。さらにまた、雨水に濡れても容易に乾かすことのできる帽子用庇を提供することも本発明の目的である。加えて、着脱部材を用いない簡素な構造の帽子を提供することも本発明の目的である。また、この帽子用庇を用いた帽子を提供することも本発明の目的である。さらに、その帽体の下縁から雨水が滴り落ちないようにした帽子を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、帽体の下縁から下り傾斜で外方に突出して取り付けられる庇本体を備えた帽子用庇であって、庇本体の上面におけるその先端縁に沿った帯状の領域に帯状のポケット形成材を重ね、ポケット形成材の下端縁を庇本体の先端縁近傍に縫合した固定端縁とし、ポケット形成材の上端縁を庇本体に縫合しない開放端縁とすることにより、庇本体の先端縁近傍にポケットを形成し、庇本体の上面を伝って先端側に流れてくる水滴をポケットの内部に溜めることができるようにしたことを特徴とする帽子用庇を提供することによって解決される。
これにより、庇本体の上面を伝って帽子用庇の先端側に流れてくる雨水をポケットの内部に溜めることが可能になり、該雨水が帽子用庇から滴り落ちないようにすることが可能になる。ポケットの内部に溜まった雨水は、ポケットを裏返すことなどによって捨てることができる。ポケットは、庇本体における着用者の額前方となる部分のみに設けてもよいが、この場合には、帽子用庇の側方から滴り落ちる雨水を防ぐことができない。このため、ポケットは、庇本体における着用者の頭部右方となる部分から額前方となる部分を経て頭部左方となる部分に至るまで連続して設けると好ましい。これにより、帽子用庇における着用者の視界に入る部分から雨水が滴り落ちないようにすることが可能になる。
本発明の帽子用庇において、ポケット形成材の素材は、ポケットの内部における少なくとも庇本体の先端縁近傍となる部分に雨水を溜めることができるようにするものであれば特に限定されない。ポケット形成材は、その全体を不透水性素材(撥水性又は防水性を有する素材)で形成してもよいが、この場合には、ポケット形成材の上面に落ちた雨水が帽子用庇の先端縁から滴り落ちるようになってしまう。このため、ポケット形成材における下端縁近傍の内面側のみを不透水素材で形成し、ポケット形成材における他の部分を透水性素材で形成すると好ましい。これにより、ポケットの内部における庇本体の先端縁近傍に雨水を溜めながらも、ポケット形成材の上面に落ちた雨水を、ポケットの内側に染み込ませることが可能になる。
本発明の帽子用庇において、帽子用庇の先端縁から前記不透水性素材の上端縁までの庇本体の傾斜方向(帽子用庇の先端縁に垂直な平面と庇本体の上面との交線の方向)に沿った距離L(図1及び図2を参照)は、特に限定されない。しかし、距離L1を短くしすぎると、ポケットの内部に溜めることのできる雨水の量が少なくなってしまう。このため、距離Lの最小値は、通常、1mm以上とされる。距離Lの最小値は、2mm以上であると好ましく、3mm以上であるとより好ましい。一方、距離Lを長くしすぎると、ポケット形成材の上面に落ちてポケット形成材に染み込みながらもその行く手を前記不透水性素材に遮られることにより、帽子用庇の先端縁近傍から染み出るようになる雨水の量が多くなるおそれがある。このため、距離Lの最大値は、通常、30mm以下とされる。距離Lの最小値は、20mm以下であると好ましく、15mm以下であるとより好ましい。
本発明の帽子用庇において、前記不透水性素材の上端縁からポケット形成材の開放端縁までの庇本体の傾斜方向(帽子用庇の先端縁に垂直な平面と庇本体の上面との交線の方向)に沿った距離L(図1及び図2を参照)も、特に限定されない。しかし、距離Lを短くしすぎると、ポケットの内部に溜まった雨水が前記不透水性素材の上端縁を超えた場合に、ポケット形成材の開放端縁からすぐに溢れ出るようになるおそれがある。このため、距離Lの最小値は、通常、1mm以上とされる。距離Lは、3mm以上であると好ましく、5mm以上であるとより好ましい。一方、距離Lを長くしすぎると、庇本体の上面における広い範囲がポケット形成材で覆われるようになり、帽子用庇が乾きにくくなるなどの不具合が生じるおそれがある。このため、距離Lの最大値は、通常、100mm以下とされる。距離Lは、70mm以下であると好ましく、50mm以下であるとより好ましい。
また、上記課題は、着用者の頭部を覆うための帽体を備えた帽子であって、帽体の外面におけるその下端縁に沿った帯状の領域に帯状のポケット形成材を重ね、ポケット形成材の下端縁を帽体の下端縁近傍に縫合した固定端縁とし、ポケット形成材の上端縁を帽体に縫合しない開放端縁とすることにより、帽体の下端縁近傍にポケットを形成し、帽体の外面を伝って下端側に流れてくる水滴をポケットの内部に溜めることができるようにしたことを特徴とする帽子を提供することによっても解決される。これにより、帽体の外面を伝って帽体の下端側に流れてくる雨水をポケットの内部に溜めることが可能になり、該雨水が帽体から滴り落ちないようにすることが可能になる。ポケットの内部に溜まった雨水の捨て方などについては、上記帽子用庇に設けたポケットと同様である。さらに、その帽体の下縁から雨水が滴り落ちないようにした帽子を提供することも本発明の目的である。この帽子の帽子用庇としては、上記帽子用庇を好適に採用することができる。
以上のように、本発明によって、その先端から前方へ雨水が滴り落ちないようにした帽子用庇を提供することが可能になる。また、庇の側方へ雨水が滴り落ちないようにすることが容易な帽子用庇を提供することも可能になる。さらに、皺などが形成されず、見栄えも良好で、デザインの自由度の高い帽子用庇を提供することも可能になる。さらにまた、雨水に濡れても容易に乾かすことのできる帽子用庇を提供することも可能になる。加えて、着脱部材を用いない簡素な構造の帽子を提供することも可能になる。また、この帽子用庇を用いた帽子を提供することも可能になる。さらに、その帽体の下縁から雨水が滴り落ちないようにした帽子を提供することも可能になる。
本発明の帽子用庇の好適な実施態様を示した平面図である。 図1の帽子用庇の先端縁周辺をX−X面で切断して拡大した状態を示した断面図である。 本発明の帽子の好適な実施態様を示した平面図である。 図3の帽子の帽体における下端縁周辺を帽体表地に垂直な面で切断して拡大した状態を示した断面図である。
本発明の帽子用庇の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図1は、本発明の帽子用庇の好適な実施態様を示した平面図である。図2は、図1の帽子用庇の先端縁周辺をX−X面で切断して拡大した状態を示した断面図である。
本実施態様の帽子用庇は、帽体の下縁から下り傾斜で外方に突出して取り付けられる庇本体を備えたものとなっている。帽子用庇は、その形態を特に限定されるものではなく、帽体の下縁における全周部から外方に向かって突出する平面視環状のもの(ハットタイプ)であってもよいが、本実施態様の帽子用庇は、図1に示すように、平面視三日月状のもの(キャップタイプ)となっている。キャップタイプの帽子用庇は、その庇本体が帽体(図示省略)の下縁における前側の略半周部から外方に突出するよう取り付けられる。
庇本体の上面におけるその先端縁に沿った帯状の領域には、図1に示すように、帯状のポケット形成材(網掛けのハッチングで示した部分)が重ねられている。ポケット形成材は、平面視三日月状に形成された庇本体の前端縁(先端縁)の全体に亘って設けられているため、やはり平面視三日月状となっている。ポケット形成材の短手方向の幅(図2におけるL+L)は、図1に示すように、帽子用庇の左右中央部から左右両端部にかけて徐々に狭くなるようになっている。本実施態様の帽子用庇において、ポケット形成材の短手方向の幅L+Lは、帽子用庇の左右中央部で約45mm、帽子用庇の左右両端部で約15mmとなっている。
ポケット形成材は、図2に示すように、その前端縁(下端縁)が庇本体の先端縁近傍に縫合された固定端縁となっており、その後端縁(上端縁)が庇本体に縫合されていない開放端縁となっており、庇本体の先端縁近傍にポケットを形成している。このポケットの内部には、庇本体の上面を伝って庇本体の先端側に流れてくる水滴を溜めることができるようになっている。ポケット形成材は、単一の素材によって形成してもよいが、本実施態様の帽子用庇においては、図2に示すように、ポケット形成材の外面を形成するポケット表地(透水性素材)と、ポケット形成材の内面を形成するポケット裏地(透水性素材)と、ポケット形成材における下端縁近傍の内面側を形成する不透水性素材とからなる3層構造としている。
ポケット表地の素材は、特に限定されないが、庇本体の上面を伝ってくる雨水だけでなく、ポケット形成材の上面に落ちた雨水も帽子用庇の先端から滴り落ちないようにするためには、雨水をポケット形成材の内部に染み込ませる必要がある。このため、ポケット表地には、透水性素材を用いると好ましい。本実施態様の帽子用庇においては、透水性素材であるメッシュシートによってポケット表地を形成している。
また、ポケット裏地の素材は、ポケット表地の素材によっても異なり、特に限定されない。しかし、ポケット表地から染み込んできた雨水をポケットの内部に導くためには、ポケット裏地も透水性素材によって形成すると好ましい。特に、ポケット裏地は、透水性を有しながらもある程度保水性を有する素材を用いると好ましい。これにより、ポケットの内部に溜まって溢れそうになった雨水をポケット裏地に吸収させることが可能になり、ポケットの内部に溜まった雨水がポケットの外部に漏れないようにすることが可能になる本実施態様の帽子用庇においては、不織布(透水性素材)に吸水加工を施したものによってポケット裏地を形成している。
さらに、ポケット裏地の内面に配する不透水素材は、透水性を有さないものであれば特に限定されない。本実施態様の帽子用庇においては、該不透水素材として、レインコートなどの縫合部の止水する際などに用いられるシームテープを使用している。前記不透水性素材は、シームテープのほか、各種布帛に撥水加工又は防水加工を施すことによって得たものを用いてもよい。
帽子用庇の先端縁からシームテープ(不透水性素材)の上端縁までの庇本体の傾斜方向に沿った距離Lは、上述したとおり、特に限定されない。本実施態様の帽子用庇において、距離Lは、帽子用庇の場所にかかわらず、約5mmで一定としている。また、シームテープ(不透水性素材)の上端縁からポケット形成材の開放端縁までの庇本体の傾斜方向に沿った距離Lも、特に限定されない。本実施態様の帽子用庇において、距離Lは、帽子用庇の左右両端部において約10mmで最小となり、帽子用庇の左右中央部において約40mmで最大となるようにしている。
ところで、帽子用庇における庇本体としては、従来の帽子用庇で用いられている各種の構造のものを採用することができる。本実施態様の帽子用庇において、庇本体は、庇本体の上面を形成する庇表地と、庇本体の下面を形成する庇裏地と、庇表地及び庇裏地に挟まれて庇本体に保形性を付与する庇芯との3層構造となっている。このうち、庇表地と庇裏地は、不透水性素材で形成している。具体的には、庇表地と庇裏地を撥水加工又は防水加工を施した布帛により形成している。これにより、庇本体の内部に雨水が染み込まないようにすることが可能になる。
以上で延べた帽子用庇は、各種の帽体に取り付けることができる。帽体は、着用者の頭部全体を覆うものだけでなく、サンバイザーのように、着用者の頭部の一部のみを覆うものであってもよい。本発明の帽子用庇を備えた帽子は、各種の用途に使用することができる。なかでも、雨天においても使用される屋外用の帽子として好適である。このような帽子としては、ゴルフ帽や野球帽やランニングキャップなどが例示される。
続いて、本発明の帽子の好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。図3は、本発明の帽子の好適な実施態様を示した平面図である。図4は、図3の帽子の帽体における下端縁周辺を帽体表地に垂直な面で切断して拡大した状態を示した断面図である。図3と図4に示した帽子は、帽子用庇の先端縁から雨水が滴り落ちないようにするだけでなく、帽体の下端縁から雨水が滴り落ちないようにすることも可能なものとなっている。
本実施態様の帽子についてさらに詳しく説明する。本実施態様の帽子は、図3に示すように、着用者の頭部を覆うための帽体と、帽体の前縁(下縁)から下り傾斜で前方(外方)に突出して取り付けられた帽子用庇とを備えたキャップ型のものとなっている。帽子用庇は、庇本体と、庇本体の上面におけるその先端縁に沿った帯状の領域に重ねられた帯状の庇用ポケット形成材(ポケット形成材)とで構成されており、既に説明した図1の帽子用庇と同様の構造を有するものとなっている。このため、本実施態様の帽子における帽子用庇の詳しい説明は割愛する。
本実施態様の帽子における帽体の外面には、図3に示すように、その下端縁に沿った帯状の領域に、帯状のポケット形成材(帽体用ポケット形成材)が重ねられている。このポケット形成材が、透水性素材からなるポケット表地及びポケット裏地からなる点、ポケット表地とポケット裏地とがその上端縁(開放端縁)で縫合されている点(図4における第六縫合部)、その内側に不透水性素材からなるシームテープ(図4を参照)が設けられている点については、上記の帽子用庇を構成するポケット形成材(庇用ポケット形成材)と同様である。
帽体に設けられたポケット形成材(帽体用ポケット形成材)の下端縁は、図4に示すように、帽体の下端縁近傍に縫合された固定端縁となっている(第四縫合部)。第四縫合部では、帽体を構成する帽体表地及び帽体裏地と、帽体の内側における帽体の下端縁に沿った箇所に設けられたビン皮もともに縫合されている。一方、帽体用ポケット形成材の上端縁は、帽体に縫合されていない開放端縁となっている。また、帽体用ポケット形成材は、図3に示すように、その長手方向における所定間隔毎に、帽体と縫合されている(第五縫合部(3箇所))。このため、帽体の下端縁近傍には、複数にポケットが形成された状態となっており、帽体の外面を伝って下端側に流れてくる水滴をポケットの内部に溜めることができるようになっている。

Claims (4)

  1. 帽体の下縁から下り傾斜で外方に突出して取り付けられる庇本体を備えた帽子用庇であって、
    庇本体の上面におけるその先端縁に沿った帯状の領域に帯状のポケット形成材を重ね、ポケット形成材の下端縁を庇本体の先端縁近傍に縫合した固定端縁とし、ポケット形成材の上端縁を庇本体に縫合しない開放端縁とすることにより、庇本体の先端縁近傍にポケットを形成するとともに、
    ポケット形成材における下端縁近傍の内面側のみを不透水素材で形成して、ポケット形成材における他の部分を透水性素材で形成することにより、庇本体の上面を伝って先端側に流れてくる水滴をポケットの内部に溜めるだけでなく、ポケット形成材の上面に落ちた雨水をポケットの内側に染み込ませることができるようにしたことを特徴とする帽子用庇。
  2. 帽子用庇の先端縁から前記不透水性素材の上端縁までの庇本体の傾斜方向に沿った距離Lの最小値が1mm以上とされて距離Lの最大値が30mm以下とされるとともに、前記不透水性素材の上端縁からポケット形成材の開放端縁までの庇本体の傾斜方向に沿った距離Lの最小値が1mm以上とされて距離Lの最大値が100mm以下とされた請求項記載の帽子用庇。
  3. 請求項1又は2記載の帽子用庇を備えた帽子。
  4. 着用者の頭部を覆うための帽体を備えた帽子であって、
    帽体の外面におけるその下端縁に沿った帯状の領域に帯状のポケット形成材を重ね、ポケット形成材の下端縁を帽体の下端縁近傍に縫合した固定端縁とし、ポケット形成材の上端縁を帽体に縫合しない開放端縁とすることにより、帽体の下端縁近傍にポケットを形成するとともに、
    ポケット形成材における下端縁近傍の内面側のみを不透水素材で形成して、ポケット形成材における他の部分を透水性素材で形成することにより、帽体の外面を伝って下端側に流れてくる水滴をポケットの内部に溜めるだけでなく、ポケット形成材の上面に落ちた雨水をポケットの内側に染み込ませることができるようにしたことを特徴とする帽子。
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