JP5507979B2 - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP5507979B2
JP5507979B2 JP2009266577A JP2009266577A JP5507979B2 JP 5507979 B2 JP5507979 B2 JP 5507979B2 JP 2009266577 A JP2009266577 A JP 2009266577A JP 2009266577 A JP2009266577 A JP 2009266577A JP 5507979 B2 JP5507979 B2 JP 5507979B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
radio
transmission
wireless
reception
station
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009266577A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011114394A (ja
Inventor
圭太郎 干場
昌典 栗田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2009266577A priority Critical patent/JP5507979B2/ja
Publication of JP2011114394A publication Critical patent/JP2011114394A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5507979B2 publication Critical patent/JP5507979B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、複数の無線局からなる無線通信システムに関し、特に各無線局が電池を電源として動作する無線通信システムに関するものである。
我が国で使用する無線局については、占有周波数帯幅や隣接チャンネル漏洩電力などの使用電波の特性(RF特性)が電波法の規定を満たしていなくてはならない。また、電波法では使用目的ごとに異なる規格(通信規格)が規定されている。例えば、電波法第4条ただし書きにおいて免許を要しない無線局の一つとして規定される「小電力無線局」には、「コードレス電話の無線局」、「特定小電力無線局」、「小電力セキュリティシステム」、「小電力データ通信システムの無線局」などがあり、それぞれの無線局の無線設備について同法施行規則の設備規則によって規格が規定されている。
従来、電池を電源として動作する複数の無線局からなる無線通信システムとして特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に記載されている従来システムでは、各無線局が間欠的に受信回路を起動して所望の電波(他の無線局が送信した無線信号)を受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに受信回路を停止して待機状態に移行することで平均消費電力を大幅に低減している。
また別の従来例として特許文献2に記載されている無線通信システム(火災警報システム)では、無線局である火災警報器が正常に動作しているか否かを確認するために特定の火災警報器(親局)から他の火災警報器(子局)に対して定期的に定期監視メッセージを送信し、当該定期監視メッセージに対して応答メッセージを返信してきた子局は正常、応答メッセージを返信してこない子局は異常と判断している。
特開2008−176515号公報 特開2009−251903号公報
しかしながら、上述のように間欠受信動作を行うと、本来受信しなければならない無線信号を受信するタイミングが受信回路の間欠受信間隔の分だけ遅延することになる。例えば、特許文献1に記載されている従来システムにおいては、送信期間をa、休止期間をbとしたときに、間欠受信間隔TがT>aである条件の下で2a+b>T且つa+1.5b<Tとなる値a,bを送信期間と休止期間に各々設定することにより、初回(1回目)の送信期間aで受信できなかったときに次々回(3回目)の送信期間aで無線信号を受信できるようにしている。
ここで、特許文献2記載の従来例のように定期的に無線信号(定期監視メッセージを含む無線信号)を送信する無線通信システムに、特許文献1記載の従来例のように3回以内で全ての無線局に無線信号を受信させる方式を採用した場合、無線信号を送信する無線局(特許文献2記載の従来例における親局)が無線信号を毎回3回ずつ送信しなければならないために消費電力が大幅に増えてしまうことになる。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、送信側及び受信側の全ての無線局の消費電力を低減することができる無線通信システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、複数の無線局からなり、これら複数の無線局間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、各無線局は、無線信号を送受信する無線送受信手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、所定のイベントが発生したときに無線送受信手段を起動し、所定の送信期間に前記イベントに対応したメッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる動作を交互に繰り返し且つ前記イベントが発生していないときには無線送受信手段を停止させ、さらにタイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に無線送受信手段を起動する制御手段と、電池を電源として各手段の動作電源を供給する給電手段とを備え、特定の無線局の制御手段は、他の全ての無線局に対して定期監視メッセージを含む無線信号を無線送受信手段から定期的に送信させ、当該他の無線局の制御手段は、前記間欠受信間隔のカウントが完了して無線送受信手段を起動しているときに前記定期監視メッセージを含む無線信号を受信すれば、特定の無線局に対して応答メッセージを含む無線信号を無線送受信手段から送信させる無線通信システムにおいて、前記他の無線局は、特定の無線局から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される送信時刻並びに当該送信時刻の前後を含む所定の定期受信期間内においてタイマ手段がカウントする第2の間欠受信間隔を、前記定期受信期間外においてタイマ手段がカウントする第1の間欠受信間隔よりも短くしてなり、第1の間欠受信間隔定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間よりも長く且つ第2の間欠受信間隔定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間よりも短いことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、特定の無線局から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される時刻の前後を含む定期受信期間内においては、他の全ての無線局における間欠受信間隔が相対的に短くなることで前記無線信号を確実に受信することができ、また、定期受信期間外においては、他の全ての無線局における間欠受信間隔が相対的に長くなることで消費電力を低減することができる。その結果、送信側(特定の無線局)及び受信側(特定の無線局を除く他の無線局)の全ての無線局の消費電力を低減することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記特定の無線局から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される時刻が固定値であることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記特定の無線局の制御手段は、定期監視メッセージを含む無線信号を送信する時刻を他の全ての無線局に対して無線信号によって通知することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記特定の無線局の制御手段が自己に割り当てられている固有の識別符号に基づいて前記時刻を決定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、前記特定の無線局の制御手段は、前記定期受信期間の範囲内で前記時刻をランダムに変更することを特徴とする。
請求項5の発明によれば、例えば、他の無線局の受信可能範囲内に存在する機器から一定周期で電波が送信されている場合においても、特定の無線局が無線信号を送信する時刻が定期受信期間の範囲内でランダムに変更されるため、前記機器から送信される電波と特定の無線局から送信される無線信号が常に衝突する事態を避けることができる。
請求項6の発明は、請求項3〜5の何れか1項の発明において、前記特定の無線局の制御手段は、定期監視メッセージを含む無線信号の次回送信時刻を当該無線信号によって通知することを特徴とする。
本発明によれば、送信側及び受信側の全ての無線局の消費電力を低減することができるという効果がある。
本発明の実施形態における火災警報器(親局及び子局)のブロック図である。 同上における無線信号のフレームフォーマットである。 同上の定期監視に関する動作を説明するためのタイムチャートである。 同上の定期監視に関する子局の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、火災を感知して警報音を鳴動するとともに電波を媒体とし且つ火災感知メッセージを含む無線信号を送信する火災警報器を無線局とした無線通信システム(火災警報システム)に本発明の技術思想を適用した実施形態について説明する。
図1は本実施形態のシステム構成図であり、複数台(図示は2台のみ)の火災警報器TRで火災警報システムが構成されている。なお、以下の説明では、火災警報器TRを個別に示す場合は火災警報器TR1,TR2,…,TRnと表記し、総括して示す場合は火災警報器TRと表記する。
火災警報器TRは、アンテナ3から電波を媒体とした無線信号を送信するとともに他の火災警報器TRが送信した無線信号をアンテナ3で受信する無線送受信部2と、音(ブザー音や音声メッセージなど)による火災警報(以下、「警報音」と呼ぶ。)を報知(スピーカから鳴動)する警報部5と、マイコンや書換可能な不揮発性の半導体メモリなどからなるメモリ部1aを主構成要素とし火災感知部4で火災を感知したときに警報部5に警報音を鳴動させるとともに他の火災警報器TRに対して火災警報を報知させるための火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる制御部1と、後述するように警報音の鳴動を停止するための操作入力などを受け付ける操作入力受付部6と、乾電池等の電池を電源として各部に動作電源を供給する電池電源部7とを具備している。操作入力受付部6は1乃至複数のスイッチ(例えば、押釦スイッチ)を有しており、スイッチが操作されることで各スイッチに対応した操作入力を受け付けるとともに当該操作入力に対応した操作信号を制御部1に出力する。なお、各火災警報器TR1,TR2,…には固有の識別符号が割り当てられてメモリ部1aに格納されており、当該識別符号によって無線信号の宛先並びに送信元の火災警報器TR1,TR2,…が特定できる。
無線送受信部2は、電波法施行規則第6条第4項第3号に規定される「小電力セキュリティシステムの無線局」に準拠して電波を媒体とする無線信号を送受信するものである。また火災感知部4は、例えば、火災に伴って発生する煙や熱、炎などを検出することで火災を感知するものである。但し、無線送受信部2並びに火災感知部4の詳細な構成については、従来周知であるから詳細な説明は省略する。
制御部1は、図示しないメモリ(ROMあるいはEEPROMなど)に格納されたプログラムをマイコンで実行することによって後述する各種の機能を実現している。火災感知部4で火災の発生が感知されると、制御部1は警報部5が備えるブザーを駆動して警報音を鳴動させたり、あるいは予めメモリ(あるいはメモリ部1a)に格納されている警報用の音声メッセージ(例えば、「火事です」など)をスピーカに鳴動させることで火災警報を報知するとともに、他の火災警報器TRにおいても火災警報を報知させるため、火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる。また、他の火災警報器TRから送信された無線信号を無線送受信部2で受信することにより火災警報メッセージを受け取ったときも、制御部1が警報部5を制御して警報音を鳴動させる。つまり、制御部1では火災感知部4が火災を感知したときに警報部5から警報音を鳴動させて火災警報を報知するとともに火災警報メッセージを含む無線信号を無線送受信部2より送信させる機能を有している。
ここで、電波法施行規則の無線設備規則第49条の17「小電力セキュリティシステムの無線局の無線設備」では、無線信号を連続して送信してもよい期間(送信期間)が3秒以下、送信期間と送信期間の間に設けられた、無線信号を送信してはいけない期間(休止期間)が2秒以上とすることが規定されている(同条第5号参照)。このために本実施形態における制御部1では、上記無線設備規則に適合する送信期間に無線信号を送信させるとともに休止期間に送信を停止し且つ受信可能な状態としている。
また電池電源部7の電池寿命をできるだけ長くするため、制御部1ではマイコンに内蔵するタイマ(タイマ手段)で所定の間欠受信間隔(但し、間欠受信間隔は前記送信期間よりも長い時間とする)を繰り返しカウントするとともに間欠受信間隔のカウントが完了する毎に無線送受信部2を起動して所望の電波(他の火災警報器TRが送信した無線信号)が受信できるか否かをチェックし、当該電波が捉えられなければ直ちに無線送受信部2を停止して待機状態に移行させることで平均消費電力を大幅に低減している。なお、電波の受信チェックは、無線送受信部2から出力される、受信信号強度の大小に比例した直流電圧信号である受信信号強度表示信号(Receiving Signal Strength Indication:RSSI信号)に基づいて制御部1が行っており、詳細については従来周知であるから省略する。
さらに特定の火災警報器TR1(以下、親局と呼ぶ。)の制御部1では、定期的(例えば、24時間毎)に無線送受信部2を起動して他の火災警報器TR2,TR3,…(以下、子局と呼ぶ。)が正常に動作しているか否かの確認(定期監視)を行うために定期監視メッセージを含む無線信号を送信させる。子局TR2,…においては、制御部1が火災感知部4の故障の有無及び電池電源部7の電池切れの有無を一定周期で(例えば、1時間毎に)監視するとともに、その監視結果(故障の有無及び電池切れの有無)をメモリ部1aに記憶しており、親局TR1から定期監視メッセージを受け取ったときに、メモリ部1aに記憶している監視結果を通知するための通知メッセージ(応答メッセージ)を含む無線信号を親局TR1に返信する。親局TR1の制御部1は、通知メッセージを含む無線信号を送信した後、無線送受信部2を受信状態に切り換えて各子局TR2,…から送信される無線信号を受信し、定期監視メッセージを含む無線信号を送信してから所定時間内に通知メッセージを含む無線信号を送信してこない子局TR2,…があったり、あるいは、何れかの子局TR2,…が送信してきた通知メッセージが故障有り若しくは電池切れ有りの監視結果を通知するものである場合に、警報部5が備えるブザーを駆動して報知音を鳴動させるなどして子局TR2,…に異常(通信不可や故障有り、電池切れなど)が発生したことを知らせる機能も有している。尚、親局TR1及び子局TR2,…の制御部1は、故障若しくは電池切れが生じていると判断した場合、直ちに警報部5から異常(故障若しくは電池切れ)の発生を知らせるための警告音(ブザー音や音声メッセージなど)を警報部5のスピーカから鳴動させるようになっている。
また親局TR1の制御部1は、火災感知部4が火災を感知して警報部5から警報音を鳴動させるとともに各子局TR2,…に火災警報メッセージを送信した後、若しくは何れかの子局TR2,…から火災警報メッセージを受信した後においては、無線送信部2に一定周期で同期ビーコンを送信させる。この同期ビーコンは、複数の火災警報器TR同士でTDMA(時分割多元接続)方式の無線通信(以下、「同期通信」と呼ぶ。)を行うために必要なタイムスロットを規定する信号であって、その1周期(サイクル)が複数のタイムスロットに分割され、全ての子局TR2,…にそれぞれ互いに異なるタイムスロットが1つずつ割り当てられる。そして、親局TR1から子局TR2,…へのメッセージは同期ビーコンに含めて送信され、子局TR2,…から親局TR1へのメッセージを含む無線信号は、各子局TR2,…に割り当てられているタイムスロットに格納されて送信される。故に、複数台の火災警報器TR(親局TR1並びに子局TR2,…)から送信される無線信号の衝突を確実に回避することができる。なお、各火災警報器TRに対するタイムスロットの割当は固定であってもよいが、親局TR1から送信する同期ビーコンによってタイムスロットの割当情報を各子局TR2,…に通知しても構わない。
図2は火災警報器TRが送受信する無線信号のフレームフォーマットを示しており、同期ビット(プリアンブル:PA)、フレーム同期パターン(ユニークワード:UW)、宛先アドレスDA、送信元アドレスSA、メッセージM、CRC符号で1フレームが構成されている。ここで、宛先アドレスDAとして各火災警報器TRの識別符号を設定すれば当該識別符号の火災警報器TRのみが無線信号を受信してメッセージを取得することになるが、宛先アドレスDAとして何れの火災警報器TRにも割り当てられていない特殊なビット列(例えば、すべてのビットを1としたビット列)を設定することで無線信号を同報(マルチキャスト)して全ての火災警報器TRにメッセージを取得させることができる。例えば、火災警報メッセージを含む無線信号が親局TR1から全ての子局TR2,…に同報される。
例えば、子局TR2において火災感知部4が火災を感知すると、子局TR2の制御部1は警報部5より警報音を鳴動させるとともに無線送受信部2を起動し、火災警報メッセージを含む無線信号を他の全ての火災警報器TR(親局TR1及び他の子局TR3,…)に宛てて送信する。この際、送信元の子局TR2の制御部1は、送信期間内で送信可能なフレーム数だけ無線信号を連続して送信し、送信期間後の休止期間(受信期間)には無線送受信部2を受信状態に切り換える。
ここで、小電力無線を利用すれば、無線通信距離としては通常の住宅ひとつのエリア内であれば十分カバーできるので、火災元の子局TR2が、他の火災警報器TR(親局TR1及び他の子局TR3,…)に対しメッセージを送信することは通常は十分可能である。しかしながら、上述したように親局TR1は各子局TR2〜TR4に対して定期監視を行っており、親局TR1と各子局TR2〜TR4との間では通信パスの正常性が確認されているが、子局TR2〜TR4間の通信パスは確認されていないため、例えば障害物などの影響によって、ある子局にはメッセージが届いていない可能性もある。
そこで、火災警報メッセージを受信した親局TR1の制御部1は、送信元の子局TR2を除く他の子局TR3,TR4に対して火災警報メッセージを含む無線信号を送信する。他の子局TR3,TR4の制御部1では、子局TR2又は親局TR1から送信された火災警報メッセージを受け取ると直ちに警報部5より警報音を鳴動させるとともに無線送受信部2より火災警報メッセージの受信を確認する応答メッセージ(ACK)を無線信号によって返信する。尚、このように少なくとも1台の火災警報器TRで火災が感知されることで全ての火災警報器TRが火災警報を報知(警報音を鳴動)することを、以下では「火災連動」と呼ぶ。
親局TR1の制御部1は、他の全ての子局TR3,TR4からACKを受け取れば、タイムスロットを規定するための同期ビーコンを一定の周期で無線送受信部2から送信させる。尚、本実施形態では先頭のタイムスロットTS1を子局TR2に、2番目のタイムスロットTS2を子局TR3に、3番目のタイムスロットTS3を子局TR4にそれぞれ割り当てている。
ところで、上述したように各火災警報器TRが間欠受信を行っている状況で他の火災警報器TRから送信される無線信号(火災警報メッセージや定期監視メッセージを含む無線信号)を遅滞なく受信するためには、間欠受信間隔Txを当該無線信号の送信期間Tsよりも短い時間に設定しなければならない。しかしながら、上述したように定期監視メッセージを含む無線信号が送信される周期は数十時間(例えば、24時間)と非常に長く、ましてや、火災警報メッセージを含む無線信号については数年〜十数年あるいは電池交換まで一度も送信されない場合が大半であるから、間欠受信間隔Txをこれらの無線信号の送信期間Tsよりも短い時間に設定すると無駄な電力消費が大幅に増えてしまうことになる。
そこで本実施形態では、図3のタイムチャートに示すように、親局TR1から定期的に送信される無線信号(定期監視メッセージを含む無線信号)の送信時刻並びに当該送信時刻の前後を含む所定の定期受信期間Tw内においてのみ、子局TR2,…の間欠受信間隔Txを無線信号の送信期間Tsよりも短い時間(第2の間欠受信間隔Tx2)とし、定期受信期間Tw外においては、子局TR2,…の間欠受信間隔Txを送信期間Tsよりも十分に長い時間(第1の間欠受信間隔Tx1)としている。
ここで、各子局TRi(i=2,3,…)の制御部1が行う処理(動作)について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、制御部1は内蔵のタイマで定期受信期間Twを開始するまでの時間のカウントを開始し(ステップS1)、当該カウントが終了するまでの間は間欠受信間隔Txに第1の間欠受信間隔Tx1を設定してカウントし(ステップS2,S3)、第1の間欠受信間隔Tx1のカウントが終了する毎に無線送受信部2を起動して間欠受信を行う(ステップS4,S5)。そして、定期受信期間Twを開始するまでの時間のカウントが終了すれば、制御部1は定期受信期間Twが終了するまでの時間のカウントを開始し(ステップS6)、当該カウントが終了するまでの間は間欠受信間隔Txに第2の間欠受信間隔Tx2を設定してカウントし(ステップS7,S8)、第2の間欠受信間隔Tx2のカウントが終了する毎に無線送受信部2を起動して間欠受信を行う(ステップS4,S5)。
而して本実施形態によれば、他の無線局(子局TR2,…)は、特定の無線局(親局TR1)から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される送信時刻並びに当該送信時刻の前後を含む所定の定期受信期間Tw内においてタイマがカウントする第2の間欠受信間隔Tx2を、定期受信期間Tw外においてタイマがカウントする第1の間欠受信間隔Tx1よりも短くしてなり、第1の間欠受信間隔Tx1が定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間Tsよりも長く且つ第2の間欠受信間隔Tx2が定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間Tsよりも短い時間としているので、親局TR1から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される時刻の前後を含む定期受信期間Tw内においては、他の全ての子局TR2,…における間欠受信間隔(第2の間欠受信間隔Tx2)が相対的に短くなることで前記無線信号を確実に受信することができ、また、定期受信期間Tw外においては、他の全ての子局TR2,…における間欠受信間隔(第1の間欠受信間隔Tx1)が相対的に長くなることで消費電力を低減することができ、その結果、送信側(親局TR1)及び受信側(子局TR2,…)の全ての無線局(火災警報器TR)の消費電力を低減することができる。
ここで、何れかの火災警報器TRから送信される火災警報メッセージを含んだ無線信号を遅滞なく確実に受信するためには、当該無線信号の送信期間を第1の間欠受信間隔Tx1よりも長くしてやればよい。尚、送信期間を長くすれば送信元の火災警報器TRにおける消費電力が増大してしまうが、火災警報メッセージを含む無線信号を送信する機会は非常に少ないので、上述のように火災警報メッセージを含んだ無線信号の送信期間を第1の間欠受信間隔Tx1より長くしても実質的に消費電力への影響はほとんどないと考えられる。
ところで、親局TR1から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される時刻については、固定値(例えば、毎日の決まった時刻、あるいはシステムの運用開始時点を始点とした一定周期)として制御部1のメモリ部1aに記憶しておいてもよい。あるいは、システムの運用開始前に親局TR1に全ての子局TR2,…の識別符号を登録する際、前記時刻の情報を含む無線信号を親局TR1から各子局TR2,…に送信して通知するようにしても構わない。このとき、親局TR1から通知される前記時刻は、親局TR1の制御部1が自らに割り当てられている固有の識別符号に基づいて決定してもよく、さらに、定期受信期間Twの範囲内で前記時刻をランダムに変更しても構わない。例えば、子局TR2,…の受信可能範囲内に存在する機器から一定周期で電波が送信されている場合においても、親局TR1が無線信号を送信する時刻が定期受信期間Twの範囲内でランダムに変更されるため、前記機器から送信される電波と親局TR1から送信される無線信号が常に衝突する事態を避けることができる。
また、親局TR1の制御部1が、定期監視メッセージを送信する際に次回の定期監視メッセージの送信時刻を定期監視メッセージとともに無線信号に含めて送信することで各子局TR2,…に通知するようにしても構わない。
ところで、親局TR1並びに複数の子局TRnの間欠受信間隔Txを、親局TR1から送信される定期監視メッセージの受信タイミングによって同期させるようにしても構わない。つまり、各子局TRnにおいて、定期監視メッセージを受信したタイミングで間欠受信間隔Txのカウントをリセットすればよい。そして、このような場合においても、親局TR1並びに複数の子局TRnが間欠受信間隔Txをカウントするタイマの誤差によって親局TR1から送信される定期監視メッセージの受信タイミングがずれることも考えられるので、上述したように親局TR1から定期監視メッセージが送信される時刻を含む期間だけ間欠受信間隔Txを相対的に短くすることが望ましい。
TR1,TR2 火災警報器(無線局)
1 制御部(制御手段,タイマ手段)
2 無線送受信部(無線送受信手段)
7 電池電源部(給電手段)

Claims (6)

  1. 複数の無線局からなり、これら複数の無線局間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線通信システムであって、
    各無線局は、無線信号を送受信する無線送受信手段と、一定の間欠受信間隔を繰り返しカウントするタイマ手段と、所定のイベントが発生したときに無線送受信手段を起動し、所定の送信期間に前記イベントに対応したメッセージを含む無線信号を送信させるとともに所定の休止期間に無線信号の送信を休止させる動作を交互に繰り返し且つ前記イベントが発生していないときには無線送受信手段を停止させ、さらにタイマ手段による間欠受信間隔のカウントが完了する度に無線送受信手段を起動する制御手段と、電池を電源として各手段の動作電源を供給する給電手段とを備え、
    特定の無線局の制御手段は、他の全ての無線局に対して定期監視メッセージを含む無線信号を無線送受信手段から定期的に送信させ、
    当該他の無線局の制御手段は、前記間欠受信間隔のカウントが完了して無線送受信手段を起動しているときに前記定期監視メッセージを含む無線信号を受信すれば、特定の無線局に対して応答メッセージを含む無線信号を無線送受信手段から送信させる無線通信システムにおいて、
    前記他の無線局は、特定の無線局から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される送信時刻並びに当該送信時刻の前後を含む所定の定期受信期間内においてタイマ手段がカウントする第2の間欠受信間隔を、前記定期受信期間外においてタイマ手段がカウントする第1の間欠受信間隔よりも短くしてなり、第1の間欠受信間隔定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間よりも長く且つ第2の間欠受信間隔定期監視メッセージを含む無線信号の送信期間よりも短いことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記特定の無線局から定期監視メッセージを含む無線信号が送信される時刻が固定値であることを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  3. 前記特定の無線局の制御手段は、定期監視メッセージを含む無線信号を送信する時刻を他の全ての無線局に対して無線信号によって通知することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
  4. 前記特定の無線局の制御手段が自己に割り当てられている固有の識別符号に基づいて前記時刻を決定することを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 前記特定の無線局の制御手段は、前記定期受信期間の範囲内で前記時刻をランダムに変更することを特徴とする請求項4記載の無線通信システム。
  6. 前記特定の無線局の制御手段は、定期監視メッセージを含む無線信号の次回送信時刻を当該無線信号によって通知することを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の無線通信システム。
JP2009266577A 2009-11-24 2009-11-24 無線通信システム Active JP5507979B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266577A JP5507979B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 無線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009266577A JP5507979B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 無線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011114394A JP2011114394A (ja) 2011-06-09
JP5507979B2 true JP5507979B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=44236443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009266577A Active JP5507979B2 (ja) 2009-11-24 2009-11-24 無線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5507979B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6164800B2 (ja) * 2012-04-20 2017-07-19 オリンパス株式会社 無線通信装置、無線通信システム、無線通信方法およびプログラム
WO2013161084A1 (ja) * 2012-04-27 2013-10-31 富士通株式会社 基地局装置、移動局装置及び通信方法
DE102017204184A1 (de) 2017-03-14 2018-09-20 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Authentisierte Bestätigungs- und Aktivierungsnachricht

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11306475A (ja) * 1998-04-21 1999-11-05 Ricoh Elemex Corp データ伝送装置
JP2001256583A (ja) * 2000-03-08 2001-09-21 Toyo Keiki Co Ltd 自動検針システム
JP4218469B2 (ja) * 2003-09-01 2009-02-04 パナソニック株式会社 通信装置
JP2009164992A (ja) * 2008-01-09 2009-07-23 Panasonic Corp 生体情報通信システム
JP5044470B2 (ja) * 2008-04-04 2012-10-10 パナソニック株式会社 火災警報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011114394A (ja) 2011-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5513737B2 (ja) 火災警報システム
JP2010146356A (ja) 火災警報システム
JP5044470B2 (ja) 火災警報システム
JP2009230406A (ja) 無線伝送システム
JP5507979B2 (ja) 無線通信システム
JP5134424B2 (ja) 火災警報システム
JP2011176481A (ja) 無線通信システム
JP2011150492A (ja) 無線通信システム
JP5015855B2 (ja) 火災警報システム
JP2009169552A (ja) 火災警報システム
JP5391056B2 (ja) 無線通信システム
JP5502611B2 (ja) 無線通信システム
JP5480691B2 (ja) 無線通信システム
JP5541975B2 (ja) 無線通信システム
JP5091747B2 (ja) 火災警報システム
JP5302877B2 (ja) 無線通信システム
JP5391321B2 (ja) 火災警報システム
JP5308326B2 (ja) 無線通信システム
JP5369060B2 (ja) 火災警報システム
JP5600761B2 (ja) 無線通信システム
JP5308235B2 (ja) 警報システム
JP5492022B2 (ja) 無線通信システム
JP5462608B2 (ja) 無線通信システム
JP5314589B2 (ja) 無線通信システム
JP2009251907A (ja) 火災警報システム

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20120118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130716

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140320

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5507979

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151