JP5507774B2 - 配管用試験装置 - Google Patents

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Description

本発明は、曲がり配管に対する加熱試験を行う配管用試験装置に関する。
動力用の蒸気配管をはじめとする高温高圧流体用の金属配管は、高温高圧下に長時間に亘って曝されるため、熱応力によってクリープ疲労を受ける。この金属配管については、破断を防止する観点から余寿命を推定し、余裕を持って交換等のメンテナンスを行っている。余寿命の推定には種々の手法が採られている。例えば、特許文献1に記載の方法では、別途作製した試験片を用いてクリープ伸びとクリープ歪みを測定し、これらのクリープ伸びとクリープ歪みを用いて余寿命を診断(推定)している。
特開2008−122345号公報
余寿命の診断精度を高めるためには、実際に使用されている配管を切り出して各種の測定を行うことが望ましい。これは、試験片のクリープ疲労と配管のクリープ疲労との間に差が生じてしまうからである。特に、湾曲部を有する曲がり配管については、外周側部分よりも内周側部分の方が破断しやすい傾向があるが、試験片によってこの傾向を把握することは難しいことから、切り出した配管による試験が望まれている。
ここで、切り出した配管を電気炉に収容して試験をすることが考えられるが、蒸気配管等の金属配管は、動力用の蒸気を流すことから直径が600mm〜1000mmと大型である。また、600℃以上であって5MPa以上の高温高圧に曝されることから、板厚が30mm〜50mmと肉厚のものが用いられる。このため、切り出した配管であってもその取扱いは困難であり、湾曲部を有する曲がり配管についてはその取扱いが一層困難であった。その結果、電気炉の大型化を招いたり、作業者への負担が増大したりするといった問題点が生じる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、湾曲部を有する曲がり配管に対する加熱試験を行うための配管用試験装置に関し、装置の小型化を図ることにある。
前述の目的を達成するため、本発明は、湾曲部を有する金属製の曲がり配管を加熱用空間に収納した状態で、前記曲がり配管に対する加熱試験を行う配管用試験装置であって、前記曲がり配管が取り付けられる台座と、前記加熱用空間の一部を区画する第1凹部が設けられた第1収容体と、前記第1収容体に対して着脱可能に構成され、前記第1収容体に取り付けられた状態で前記加熱用空間の他の一部を区画する第2凹部が設けられた第2収容体とを有することを特徴とする。
本発明の配管用試験装置によれば、曲がり配管が台座に取り付けられており、加熱用空間を区画するための収容体が第1収容体と第2収容体に分割されているため、第1収容体及び第2収容体については曲がり配管の形状にあわせた必要最小限の大きさで足りる。このため、装置の小型化が図れる。
前述の配管用試験装置において、前記第1収容体と前記第2収容体の少なくとも一方が、キャスター付のフレームによって移動可能に支持されている場合には、作業者による収容体の移動を容易化できる。
前述の配管用試験装置において、前記第1収容体が、前記湾曲部の外周側から前記曲がり配管を覆うように構成され、前記第2収容体が、前記湾曲部の内周側から前記曲がり配管を覆うように構成されている場合には、第2収容体を移動させることで、クリープ疲労を受け易い湾曲部の内周側部分を露出させることができる。
前述の配管用試験装置において、前記台座が、両端が金属板で塞がれた前記曲がり配管の一端に取り付けられ、前記曲がり配管を下側から支える場合には、曲がり配管の熱膨張による変形を上方の自由端側へ逃がすことができ、変形に起因する反力の発生を抑制できる。
前述の配管用試験装置において、前記曲がり配管の他端を塞ぐ金属板に取り付けられ、加熱試験の加熱温度で蒸発される液体を前記曲がり配管の内部空間へ供給する液体供給管を有する場合には、供給される液体の蒸発によって曲がり配管の内部圧力を高めることができる。そして、供給される液体の量によって曲がり配管の内部圧力を調整することができる。
前述の配管用試験装置において、前記第1凹部に設けられ、通電によって前記加熱用空間を加熱する第1ヒータ、及び、前記第2凹部に設けられ、通電によって前記加熱用空間を加熱する第2ヒータを有し、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータと前記加熱用空間に収容された前記曲がり配管との間に、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータからの電磁ノイズを減衰させるためのクリアランスを設定した場合には、曲がり配管の表面に取り付けられたセンサに作用するノイズを抑制することができる。
前述の配管用試験装置において、前記第1収容体の外表面と前記第1凹部との間と前記第2収容体の外表面と前記第2凹部との間の少なくとも一方に、センサを取り付けるための貫通孔を設けた場合には、センサを収容体の外側から取り付けることができ、試験の準備作業を容易化できる。
本発明によれば、湾曲部を有する曲がり配管に対する加熱試験を行うための配管用試験装置に関し、装置の小型化を図ることができる。
試験装置の左側面図である。 (a)は配管のエルボー部を取り付けた状態の台座を説明する左側面図である。(b)は同じく正面図である。 台座を斜め方向から見た写真である。 試験装置の平面図である。 試験装置の底面部分を示す図である。 試験装置の正面図である。 加熱用空間を正面側から見た写真である。 試験装置を左側から見た写真である。 試験装置を右側から見た写真である。 (a)は、外側収容体を台座上のエルボー部側へ移動させる様子を示す図である。(b)は、内側収容体を台座上のエルボー部側へ移動させる様子を示す図である。(c)は、外側収容体と内側収容体とを接続した状態を示す図である。(d)は、上側蓋部材及び前面蓋部材を取り付けた状態を示す図である。 エルボー部を収容し、外側収容体及び内側収容体を接続した状態を左斜め上方から見た写真である。 エルボー部を収容し、上側蓋部材を取り付けた状態を正面上方から見た写真である。
以下、本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、蒸気タービンにおける動力用蒸気用の配管など、高温高圧(例えば600℃以上、5MPa以上)に曝される金属製配管のエルボー部(金属製の曲がり配管に相当する)に対する加熱試験を行う配管用試験装置(以下、単に試験装置という)を例に挙げて説明する。この配管は、9クロム鋼や12クロム鋼といった高クロム鋼(一般的なものよりもクロム含有率が高められたクロムモリブデン鋼)によって作製され、直径は600mm〜1000mmであり、板厚は30mm〜50mmである。
図1に示す試験装置1は、台座2と、外側収容体3と、内側収容体4と、上側蓋部材5と、前面蓋部材6とを有している。
まず、台座2及びこの台座2に取り付けられるエルボー部7について説明する。台座2は、エルボー部7が取り付けられる部材である。図2に示すように、エルボー部7は、発電プラントの点検時に交換された動力用蒸気用の配管であって、ほぼ90度に湾曲された部分を切り出したものである。そして、エルボー部7の両端開口は金属製の円盤8(金属板に相当する)によって閉塞されている。すなわち、円盤8の周縁とエルボー部7の開口縁とが、溶接によって気密状態となるように接合されている。
図2(b)で下側に位置する一方の円盤8aには、取付片9が溶接されている。この取付片9は、エルボー部7を台座2に取り付けるために設けられたもので、ボルト止め用の開口が設けられている。また、上側に位置する他方の円盤8bには、給水管10と圧力管11が突設されている。給水管10は、密閉されたエルボー部7の内部空間に水を供給するための管である。圧力管11の先端には圧力計(図示せず)が取り付けられる。この圧力計は、圧力管11を介してエルボー部7の内部圧力を取得する。
加熱試験において、エルボー部7は試験温度(例えば600℃以上)まで加熱される。これにより、内部空間に供給された水は、蒸発して内部空間の圧力を上昇させる。そして、エルボー部7の内部圧力を圧力計で測定しつつ水の供給量を調整することにより、実際の使用環境に近い温度条件と圧力条件で、エルボー部7に対する加熱試験を行うことができる。なお、加熱試験の加熱温度で蒸発される液体を水に代えて用いてもよい。
図2及び図3に示すように、台座2は、L形の鉄板を複数接合して作製されたものであり、その上端にエルボー部7の一端が載置され、取付片9がボルト止めされている。すなわち、台座2は、エルボー部7を下側から支えている。また、台座2の下側部分は末広がりに構成され、固定フレーム12にボルト止めされている。この固定フレーム12はH形鋼によって作製されており、床面に設置されている。なお、本実施形態では、4本のH形鋼が固定フレーム12として用いられている。
次に外側収容体3について説明する。図1に示すように、外側収容体3は、加熱用空間13の一部を区画する外側凹部14を有し、エルボー部7を湾曲部の外周側から覆うように構成された部材であり、第1収容体に相当する。従って、外側凹部14は、加熱用空間13の一部を区画する第1凹部に相当する。
本実施形態の外側収容体3は、図11に示すように、横断面がアーチ状(詳しくは、横長矩形状の底部を半円状に切り欠いた形状)をしており、エルボー部7の湾曲形状にあわせて湾曲させた部材である。このような外側収容体3は、例えば側面が台形状をした複数の鋼製ブロックを接合することで作製できる。
外側凹部14には、セラミック製の断熱層15が形成されており、断熱層15にはヒータ16が取り付けられている。ヒータ16は、加熱用空間13の熱源となるものであり、半円形に湾曲された棒状の発熱体によって構成されている。ヒータ16は、外側収容体3の軸線方向に沿って複数本が取り付けられており、通電によって発熱する。
通電時には電磁ノイズが発生するため、本実施形態では、ヒータ16からエルボー部7の表面との間に、ヒータ16からの電磁ノイズを減衰させるためのクリアランスを設定している。本実施形態ではクリアランスが20cmに設定されるように、外側凹部14の形状を定めている。この構成により、エルボー部7の表面にセンサ(例えば歪みセンサ,図示せず)を直接取り付けた際に、電磁ノイズによってセンサからの検出信号が不安定になってしまう不具合を抑制でき、検出精度を向上させることができる。
外側収容体3における断熱層15との境界部分には、複数のスリット17が形成されている。このスリット17は、外側収容体3に生じる熱変形を吸収するための部分であり、横断面方向については放射形状に形成され、外側収容体3の軸線方向には一連に形成されている。
また、図1や図4に示すように、外側収容体3の左右両側面には、端子ボックス18が複数設けられている。これらの端子ボックス18は、ヒータ16に対して電力を供給したり、エルボー部7の表面に取り付けられたセンサからの検出信号を取り出したりするために用いられる。さらに、外側収容体3にはセンサ孔19が形成されている。このセンサ孔19は、外側収容体3の外表面から外側凹部14までの貫通孔であり、変位センサ20の取り付けに用いられる。
例えば、耐熱性を有するロッド型変位センサのロッド部分をセンサ孔19に挿入することで、変位センサ20を外側収容体3の外側から取り付けることができる。これにより、試験の準備作業を容易に行うことができる。なお、センサ孔19と変位センサ20との隙間は、断熱材によって塞いでおくことが好ましい。
図5に示すように、外側収容体3の底部3aには、台座2を挿通させるための台座貫通部21が設けられている。この台座貫通部21は、台座2の形状にあわせた切り欠きを有する板状部材である。
図1や図4に示すように、外側収容体3の左右両側面には、支持フレーム22とキャスター23が設けられている。支持フレーム22は外側収容体3を所定の高さに位置付けるための部材であり、2本の縦フレームと、これらの縦フレーム同士を下側で連結する横フレームとを有している。そして、縦フレームが外側収容体3の側面に接合されている。キャスター23は、外側収容体3を床面Gに沿って移動可能にするための部材であり、本実施形態では、縦フレームの下端に取り付けられている。
次に内側収容体4について説明する。内側収容体4は、外側収容体3に対して着脱可能に構成され、外側収容体3に取り付けられた状態でこの外側収容体3とともに加熱用空間13を区画する部材である。図1及び図11に示すように、内側収容体4は、加熱用空間13の一部を区画する内側凹部24を有し、エルボー部7を湾曲部の内周側から覆うように構成された部材であり、第2収容体に相当する。従って、内側凹部24は、加熱用空間13の他の一部を区画する第2凹部に相当する。
本実施形態の内側収容体4は、外側収容体3と同様に構成されている。すなわち、内側収容体4は、横断面がアーチ状(詳しくは、横長矩形状の上部を半円状に切り欠いた形状)をしており、エルボー部7の湾曲形状にあわせて湾曲させた部材である。そして、図5に示すように、底部4aには、台座2を挿通させるための台座貫通部21が設けられている。また、図11に示すように、内側収容体4の先端部分は、外側収容体3の先端部分よりも前方へ突出されている。そして、図1に示すように、この突出部分に上側蓋部材5が取り付けられる。
そして、内側収容体4にも、断熱層15、ヒータ16、スリット17、端子ボックス18、センサ孔19、支持フレーム22、及び、キャスター23が設けられている。これらの各部は、外側収容体3で説明したものと同様に構成されているので、同じ符号を付して詳細な説明は省略する。また、前述したように、内側収容体4は、外側収容体3に対して着脱可能に構成されている。このため、外側収容体3と内側収容体4の境界部分にはプルクランプ25が複数設けられている。プルクランプ25に対する操作によって、外側収容体3と内側収容体4の固定や解放が行われる。
次に、上側蓋部材5及び前面蓋部材6について説明する。図6及び図7に示すように、上側蓋部材5は、横断面がアーチ状をし、側面が台形状をした複数の鋼製ブロックを接合した部材である。この上側蓋部材5は、前面蓋部材6の突出部分に上方から取り付けられる。このとき、上側蓋部材5は、プルクランプ25によって、外側収容体3と内側収容体4のそれぞれに固定される。また、図7に示すように、上側蓋部材5の取り付け状態において、その前端面は内側収容体4の前端面と面一になっており、上側蓋部材5の前端面と内側収容体4の前端面とにより前面蓋部材6が取り付けられる取り付け面が構成される。
また、図4及び図12に示すように、上側蓋部材5は左右に二分割されている。これにより、加熱試験に際して、上側蓋部材5の右側半部と左側半部とを個別に着脱することができ、開放面積を抑制しつつセンサ確認等の作業を行うことができる。そして、上側蓋部材5にも、断熱層15、ヒータ16、スリット17、端子ボックス18、及び、センサ孔19が設けられている。これらの各部は、外側収容体3で説明したものと同様に構成されているので、詳細な説明は省略する。
図1及び図6に示すように、前面蓋部材6は、試験装置1の前面を覆う金属製の板状部材であり、本実施形態では左右に二分割されている。そして、分割部分には切り欠きが設けられており、給水管10及び圧力管11が挿通される。前面蓋部材6の下端には、ステー26を介して複数の脚部27が横並びに設けられている。これらの脚部27は、内側収容体4の支持フレーム22に設けられた載置フレーム28の上に載せられる。そして、各脚部27におけるステー26からの突出長さは調整可能であるため、脚部27の長さを事前に調整しておき、各脚部27を載置フレーム28の上に載せるようにすることで、前面蓋部材6を所望の高さ位置に位置付けることができる。図8及び図9に示すように、この前面蓋部材6は、内側収容体4や上側蓋部材5に取り付けられるが、他の部材と同様に、その取り付けにはプルクランプ25が用いられる。
次に、本実施形態の試験装置1による加熱試験について説明する。なお、この試験装置1は、エルボー部7を試験装置1にセットするまでの準備作業に特徴があるため、準備作業について説明することにする。
この準備作業では、まず、切り出したエルボー部7の両端に円盤8を溶接し、エルボー部7の両端を封止する。そして、一方の円盤8には、エルボー部7を台座2に取り付けるための取付片9を溶接し、他方の円盤8には、給水用の孔と空気連通用の孔とを形成し、各孔の周囲に給水管10と圧力管11とを溶接する。
次に、取付片9を台座2にボルト止めする。これにより、図10(a)の右側に示すように、エルボー部7が倒L字状の姿勢で設置される。設置後、必要な場合には、エルボー部7の表面にセンサを取り付ける。
エルボー部7が設置されたならば、図10(a)の右側に示すように、外側収容体3をエルボー部7に向けて移動させ、図10(b)に示すように、エルボー部7の外周側部分を覆うように配置する。本実施形態では、外側収容体3に支持フレーム22及びキャスター23が設けられているので、外側収容体3を容易に移動させることができる。
また、外側収容体3を移動させる構成であるため、エルボー部7の表面に取り付けられたセンサの配線を端子ボックス18へ容易に接続できる。例えば、エルボー部7と外側凹部14とのクリアランスの分だけ外側収容体3の位置をずらすことができるので、端子ボックス18へセンサの配線を接続する際に、十分な作業空間を確保できる。
外側収容体3が配置されたならば、内側収容体4をエルボー部7に向けて移動させる。この場合も、内側収容体4に支持フレーム22及びキャスター23が設けられているので、内側収容体4を容易に移動させることができる。また、エルボー部7の表面に取り付けられたセンサの配線を端子ボックス18へ容易に接続できる。
内側収容体4を外側収容体3に当接するまで移動させると、図10(c)や図11に示すように、外側収容体3と内側収容体4によってエルボー部7における大半の部分が覆われた状態になる。そして、外側収容体3と内側収容体4とをプルクランプ25によって固定する。
外側収容体3と内側収容体4とが固定されたならば、上側蓋部材5を取り付ける。この場合、例えば、ホイストなどによって、上側蓋部材5を所定の高さまで吊り上げた後、内側収容体4の突出部分の上に載置する。そして、プルクランプ25によって、上側蓋部材5を外側収容体3や内側収容体4に固定する。これにより、図12に示すように、エルボー部7の全体が加熱用空間13に収容された状態になる。
なお、本実施形態では、上側蓋部材5が左右二分割に構成されている。このため、上側蓋部材5の右側半部と左側半部とを個別に取り付けることができる。例えば、右側半部を取り付けた後に、左側半部を取り付けることができる。また、右側半部と左側半部とを一体化した後に取り付けてもよい。
上側蓋部材5が取り付けられたならば、前面蓋部材6を取り付ける。この前面蓋部材6を取り付ける場合も、例えば、ホイストなどによって所定の高さまで吊り上げる。本実施形態では、前面蓋部材6が左右二分割されているので、右側半部と左側半部の一方を上側蓋部材5及び内側収容体4の前面に固定した後、右側半部と左側半部の他方を上側蓋部材5等の前面に固定する。これにより、図10(d)に示すように、試験装置1の前面(加熱用空間13の前面開口)が塞がれる。
前面蓋部材6が装着されたならば、センサの取り付け作業や配線作業が行われる。これらの作業では、変位センサ20や圧力計の取り付けが行われたり、ヒータ16に対する配線作業が行われたり、給水管10の給水装置への接続が行われたりする。これらの作業が行われることで、エルボー部7への加熱試験が行える状態になる。
なお、加熱試験では、加熱休止期間においてエルボー部7の様子を確認することが行われるが、本実施形態の試験装置1では、上側蓋部材5だけを取り外すことでエルボー部7の様子を確認することができる。すなわち、内側収容体4は外側収容体3に固定したままでよいし、前面蓋部材6も内側収容体4に固定したままでよい。このように、必要最低限の部分についての着脱作業を行えば足りるので、エルボー部7を確認する際において作業性の向上が図れる。
また、加熱休止期間において試験装置1を二分割する場合、上側蓋部材5は、外側収容体3に固定してもよいし、内側収容体4に固定してもよい。
また、キャスター23によって、内側収容体4が外側収容体3に対してスライド移動可能に構成されているので、クリープ疲労を受け易い湾曲部の内周側部分を、加熱試験において容易に露出させることができる。
以上説明したように、本実施形態の試験装置1は、エルボー部7が取り付けられる台座2と、加熱用空間13の一部を区画する外側凹部14を有し、エルボー部7を湾曲部の外周側から覆うように構成された外側収容体3と、加熱用空間13の他の一部を区画する内側凹部24を有し、エルボー部7を湾曲部の内周側から覆うように構成された内側収容体4とを有している。このため、外側収容体3及び内側収容体4については曲がり配管の形状にあわせた必要最小限の大きさで足り、試験装置1を小型化することができる。
そして、内側収容体4が外側収容体3に対してスライド移動可能に構成されているので、クリープ疲労を受け易いエルボー部7の内周側部分を、加熱試験において容易に露出させることができる。
また、両端が金属製の円盤8で塞がれたエルボー部7を、台座2によって下側から支えているので、エルボー部7の熱膨張による変形を上方の自由端側へ逃がすことができ、変形に起因する反力の発生を抑制できる。
また、外側凹部14と内側凹部24のそれぞれに通電によって加熱されるヒータ16(第1ヒータ,第2ヒータ)が設けられており、これらのヒータ16と加熱用空間13に収容されたエルボー部7との間に、各ヒータ16からの電磁ノイズを減衰させるためのクリアランスを設定しているので、エルボー部7の表面に取り付けられたセンサに作用するノイズを抑制することができる。
また、加熱試験中におけるエルボー部7の内部圧力を、給水管10を通じて供給される水の量によって調整しているので、内部圧力の調整が容易である。
以上の実施形態の説明は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定するものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に本発明にはその等価物が含まれる。例えば、次のように構成してもよい。
前述の試験装置1は、エルボー部7の外周側に位置する外側収容体3と、エルボー部7の内周側に位置する内側収容体4とに分割されていたが、この構成に限定されるものではない。例えば、エルボー部7の右側半部を覆う右側収容体と、エルボー部7の左側半部を覆う左側収容体とに分割してもよい(何れも図示せず)。この場合、右側収容体が第1収容体と第2収容体の一方に、左側収容体が第1収容体と第2収容体の他方に相当する。
前述の試験装置1では、上側蓋部材5を外側収容体3や内側収容体4と別の部材によって構成していたが、この構成に限定されるものではない。例えば、上側蓋部材5を外側収容体3と一体に構成してもよく、内側収容体4と一体に構成してもよい。
台座2に関し、エルボー部7を支持できる構成であればよい。例えば、厚手のコンクリート板の上面から、エルボー部7を取り付けるための取付片を突設したものであってもよい。
試験対象に関し、エルボー部7よりも湾曲度合いの緩やかな配管であってもよい。要するに、本発明は、湾曲部を有する金属製の曲がり配管の加熱試験を行う配管用試験装置に適用できる。
加熱用空間13の熱源に関し、電気ヒータ16を例示したが他の熱源を用いてもよい。
1…配管用試験装置,2…台座,3…外側収容体,3a…外側収容体の底部,4…内側収容体,4a…内側収容体の底部,5…上側蓋部材,6…前面蓋部材,7…エルボー部,8(8a,8b)…円盤,9…取付片,10…給水管,11…圧力管,12…固定フレーム,13…加熱用空間,14…外側凹部,15…断熱層,16…ヒータ,17…スリット,18…端子ボックス,19…センサ孔,20…変位センサ,21…台座貫通部,22…支持フレーム,23…キャスター,24…内側凹部,25…プルクランプ,26…ステー,27…脚部,28…載置フレーム,G…床面

Claims (7)

  1. 湾曲部を有する金属製の曲がり配管を加熱用空間に収納した状態で、前記曲がり配管に対する加熱試験を行う配管用試験装置であって、
    前記曲がり配管が取り付けられる台座と、
    前記加熱用空間の一部を区画する第1凹部が設けられた第1収容体と、
    前記第1収容体に対して着脱可能に構成され、前記第1収容体に取り付けられた状態で前記加熱用空間の他の一部を区画する第2凹部が設けられた第2収容体と
    を有することを特徴とする配管用試験装置。
  2. 前記第1収容体と前記第2収容体の少なくとも一方は、キャスター付のフレームによって移動可能に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の配管用試験装置。
  3. 前記第1収容体は、
    前記湾曲部の外周側から前記曲がり配管を覆うように構成され、
    前記第2収容体は、
    前記湾曲部の内周側から前記曲がり配管を覆うように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の配管用試験装置。
  4. 前記台座は、
    両端が金属板で塞がれた前記曲がり配管の一端に取り付けられ、前記曲がり配管を下側から支えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の配管用試験装置。
  5. 前記曲がり配管の他端を塞ぐ金属板に取り付けられ、加熱試験の加熱温度で蒸発される液体を前記曲がり配管の内部空間へ供給する液体供給管を有することを特徴とする請求項4に記載の配管用試験装置。
  6. 前記第1凹部に設けられ、通電によって前記加熱用空間を加熱する第1ヒータ、及び、前記第2凹部に設けられ、通電によって前記加熱用空間を加熱する第2ヒータを有し、
    前記第1ヒータ及び前記第2ヒータと前記加熱用空間に収容された前記曲がり配管との間に、前記第1ヒータ及び前記第2ヒータからの電磁ノイズを減衰させるためのクリアランスを設定したことを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の配管用試験装置。
  7. 前記第1収容体の外表面と前記第1凹部との間と前記第2収容体の外表面と前記第2凹部との間の少なくとも一方に、センサを取り付けるための貫通孔を設けたことを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の配管用試験装置。
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