JP5506665B2 - 磁気共鳴イメージング装置、受信コイルおよびその製造方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、受信コイルおよびその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置(MRI装置)で用いられるRF受信コイル、特に、検査対象に密着して装着可能なフレキシブル性を有した受信コイルとその製造方法に関する。
MRI装置は均一な静磁場空間に検査対象を配置し、所定のパルスシーケンスに従って、高周波磁場及び傾斜磁場を検査対象へ印加し、検査対象の特定断面部の核スピンに磁気共鳴現象を起こさせる。その結果生じる核磁気共鳴信号を検出し、検出信号を2次元或いは3次元フーリエ変換等により画像再構成して断層像を表示するものである。
MRI装置は静磁場方向の違いによって水平磁場装置と垂直磁場装置とに分類される。いずれの装置においても磁気共鳴信号の検出は、検査対象近傍に置かれたRF受信コイルを用いて行われる。RF受信コイルは、静磁場の方向と直交する磁気共鳴信号(磁場)を検出する向きに配置する必要がある。そのため、静磁場の方向により受信コイルの構成も異なる。
水平磁場装置はトンネル型の磁石を用いてトンネルの中心軸と同じ方向に静磁場を発生させ、その中に検査対象の体軸と静磁場の方向が一致するように検査対象を置く。このため、RF受信コイルは、検査対象の体軸に対して垂直な磁場を検出する向きに配置する必要があり、鞍型コイルや検査対象表面に配置するループコイルが用いられることが多い。
一方、垂直磁場装置は2つの磁石を上下に配置し、磁石間に垂直方向に静磁場を発生させ、その中に検査対象の体軸と静磁場の方向が垂直になるように検査対象を置く。このためRF受信コイルは、検査対象の体軸方向と同じ向きの磁場を検出する向きに配置することができるため、従来から検査対象の外周に巻回されたソレノイドコイルが用いられることが多かった。また、より感度を向上させるため、互いに磁場方向が直交になる2つのコイルを併用させてQD(Quadrature Detection)合成する技術が知られている。垂直磁場装置の場合は、体軸方向の磁場を検出するソレノイドコイルに加えて、体幅方向の磁場を検
出する鞍型コイルを併用してQD合成することができる。
MRI装置におけるRF受信コイルは、検査対象との距離が小さいほど感度が向上し、SN比も向上する。このため、検査対象とRF受信コイルのパターンの間に空隙がなるべくできないように、検査対象の大きさや形に合わせて検査対象の形状に沿うように受信コイルの形状を決定することが望ましい。従来、静磁場方向や検査対象の大きさや形状に対応する各種のRF受信コイルが発明されていたが、これらは樹脂製でフレキシブル性の乏しいボビンにコイルパターンを巻いて作製したものが多かった。
この問題を改善するため、特許文献1に記載の技術では、RF受信コイルのパターンを保持する非導電性の保持部材としてフレキシブルなものとリジッドなものを用い、フレキシブル部とリジッド部とを周方向に交互につないで筒状したものが提案されている。これにより検査対象に巻回しやすく、密着しやすいRF受信コイルが得られている。
また、特許文献1の筒状のRF受信コイルには、コイルパターンを接続及び切離するコネクタ部が設けられており、コネクタ接続時には、静磁場方向に対して垂直でかつ互いに直交した磁場成分をもつ2つのコイル系(ソレノイドコイル及び鞍型コイル)を形成することができる。2つのコイル系の交差部分はリジッド部に形成して変形の自由度を制限し、交差部分のコイル部材に少なくとも5mmの間隔を保持している。これにより2つのコイル系の電磁気的なカップリングを防いでいる。
また、フレキシブル部とリジッド部との長さを、検査対象の撮像部位に応じた適宜な長さにすることにより、感度が高く均一領域の広いRF受信コイルを実現している。
特公平6-53110号公報
特許文献1のRF受信コイルのフレキシブル部は、柔軟性を有する樹脂製シート上にコイルパターンを形成している。このため、検査対象の径が大きくなりRF受信コイルが大きくなるにつれて樹脂製シートの重量が増加する。また、フレキシブル部の屈曲に対する信頼性を高めるために樹脂製シートの厚みを増すと、ますます重量が増加する。RF受信コイルの重量増加は検査対象に対する負荷になる。また、検査対象にRF受信コイルを装着するオペレーターにとっても、RF受信コイルの重量増加は取り扱いが困難になるという問題を生じる。
さらに、特許文献1のRF受信コイルは、樹脂製シートに搭載されたコイルパターンが露出された状態では使用できないため、使用時には全体をレザーカバーで包む等する必要があると考えられる。カバーを使用することにより重量が増加する。また、RF受信コイルの大型化につれて、カバーも大きくなるため、RF受信コイル全体の重量の増大につながる。
本発明の目的は、検査対象に巻回する受信コイルであって、重量の軽いフレキシブルな受信コイルを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様によれば、以下のようなMRI装置が提供される。すなわち、検査対象が配置される空間を挟んで配置される一対の静磁場発生手段と、静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段とを有するMRI装置において、受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含む。
受信コイルは、筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、フレキシブル部は、所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備えている。このように気泡含有樹脂部を用いることにより、巻回可能であって、重量が軽く、扱いやすい受信コイルを実現できる。
上述のリジッド部は、例えば、所定のコイルパターンの一部が搭載されたリジッド基板と、リジッド基板を収容する筺体とを備える構成とする。気泡含有樹脂部の端部には、例えば、筺体の端部と嵌合する形状の嵌合部を成形する。この嵌合部が筺体と嵌合させることによりフレキシブル部とリジッド部の端部を接続することができる。リジッド基板とフレキシブル基板のコイルパターンは、フレキシブル部とリジッド部が接続される端部において電気的に接続することができる。これにより、リジッド基板とフレキシブル基板を交互に配置した構成であって、所定のコイルパターンを実現できる。
また、筒状にした場合にフレキシブル部の内周面側に位置する気泡含有樹脂部の厚さは、外周面側に位置する気泡含有樹脂部の厚さよりも薄い構成にすることができる。これにより、フレキシブル基板のコイルパターンを検査対象に近接配置することができる。
筒状にした場合に外周面側に位置する気泡含有樹脂部には、検査対象の体軸方向に平行な溝を設けることが可能である。溝を設けることにより、フレキシブル部の屈曲位置を溝の位置に制限することができる。内周面側に位置する気泡含有樹脂部に、外周面側の溝と対応する位置に検査対象の体軸方向と平行な溝を設けることも可能である。これにより、屈曲位置を制限しながら、小さな曲率半径に湾曲させることが可能であり、径の小さい検査対象にも適用できる受信コイルが得られる。外周面側の前記気泡含有樹脂部の溝は、内周面側の前記気泡含有樹脂部の溝よりも深くすることができる。
フレキシブル部は、筒状にした場合に外周面側の気泡含有樹脂部の所定の領域に埋め込まれたフレームを有する構成とすることが可能である。フレームの形状を検査対象の体軸方向に長手方向を有する形状とする。もしくは、複数のフレームを検査対象の体軸方向に沿って並べて固定することができる。これにより、フレキシブル部の湾曲方向を体軸に直交する方向に制限することができるため、検査対象に周回させやすく、扱いやすい受信コイルが得られる。
フレームの内側は気泡含有樹脂部を配置せず、フレキシブル基板が露出された窓部とすることが可能である。窓部内のフレキシブル基板に電気回路部品を実装することができる。これにより、窓部を介して、電気回路部品をチューニングしたり交換することが可能になる。また、フレームには、窓部を覆う蓋を固定することができる。
気泡含有樹脂部の嵌合部と筺体との間には、弾性部材を配置してもよい。これにより、気泡含有樹脂部の破損を防止できる。また、蓋を固定する部分においても、蓋と気泡含有樹脂部の間に弾性部材を配置することができる。これにより、蓋をフレームおよびフレームを埋め込む気泡含有樹脂に強固に固定することができる。
受信コイルが検査対象の胴に巻回するコイルである場合、筒状にした場合に検査対象の脇の下に対応する部分を切り欠いた形状にすることが可能である。これにより、胸部の上部や背面の上部まで受信コイルで覆うことができる。
また、受信コイルは、フレキシブル部とリジッド部とが交互に配置された帯状部材と、前記帯状部材の両端を接続するための両端にそれぞれ配置された第1および第2接続部とを有する構成とすることができる。第1および第2接続部には、両者を位置合わせするためにガイド部材として、一方に1以上のガイド突起が、他方にはガイド突起と係合するガイド穴が設けられるとともに、両者を嵌合するための嵌合部材として、第1嵌合部とそれに嵌合する第2嵌合部がそれぞれ1以上設けることができる。この場合、1以上のガイド部材と1以上の嵌合部材は、一直線上に配置することができる。これにより、接続部が外力によって開きにくくなる。
フレキシブル部のコイルパターンは、1以上のスリットによって複数に分割された構成とすることができる。分割されたコイルパターンは、所定の容量のコンデンサによって電気的に接続する。コンデンサの容量は、核磁気共鳴信号の周波数においては電気的に短絡とみなされ、渦電流の周波数においては電気的に開放とみなされる容量のものを用いる。
これにより、コイルパターン上における渦電流の発生を抑制できる。
また、本発明の第2の態様によれば、磁気共鳴イメージング装置用の筒状に形成しうる受信コイルが提供される。この受信コイルは、筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、フレキシブル部は、所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備えている。
また、本発明の第3の態様によれば、以下のような受信コイルの製造方法が提供される。すなわち、所定のコイルパターンの一部を備えたフレキシブル基板の両面に気泡含有樹脂部材を配置し、これを所定の型に入れて加熱し、気泡含有樹脂部材を圧縮かつ熱融着させることにより、型に対応する形状の気泡含有樹脂部によってフレキシブル基板の両面が被覆されたフレキシブル部を製造する。このフレキシブル部と、所定のコイルパターンの一部が形成された基板を含むリジッド部とを交互に接続することにより、筒状になり得る形状を形成する。また、型の形状によって、フレキシブル部の屈曲部を制限する溝や、フレームを埋め込むためのスペースや、部品交換および特性のチューニングをする際に内部部品にアクセスするための窓の位置をそれぞれ設定することができる。
また、本発明の第4の態様によれば、以下のような受信コイルが提供される。すなわち、磁気共鳴イメージング装置用の受信コイルであって、所定のコイルパターンを備えた帯状部材と、帯状部材の両端を接続するために両端にそれぞれ配置された第1および第2接続部とを有する。第1および第2接続部には、両者を位置合わせするためのガイド部材として、一方に1以上のガイド突起が、他方にはガイド突起と係合するガイド穴が設けられるとともに、両者を嵌合するための嵌合部材として、第1嵌合部とそれに嵌合する第2嵌合部がそれぞれ1以上設けられている。1以上のガイド部材と1以上の嵌合部材は、一直線上に配置されている。これにより、接続部が外力によって開きにくくなる。
また、本発明の第5の態様によれば、以下のような受信コイルが提供される。すなわち、磁気共鳴イメージング装置用の受信コイルであって、基板上に搭載されたコイルパターンを有し、コイルパターンは、1以上のスリットによって複数に分割されている。分割されたコイルパターンは、所定の容量のコンデンサによって電気的に接続されている。コンデンサの容量は、核磁気共鳴信号の周波数においては電気的に短絡とみなされ、渦電流の周波数においては電気的に開放とみなされる容量に設定する。これにより、コイルパターン上に発生する渦電流を低減できるため、渦電流によって発生する磁場が検査対象に与える影響を低減でき、コイルパターンを検査対象に近づけても画質の劣化を防ぐことができる。したがって全体的に画質の向上を図ることができる。
本発明によれば、検査対象に巻回する受信コイルであって、重量の軽いフレキシブルな受信コイルを提供することができる。
本実施形態の垂直磁場を発するオープン型MRI装置の概略構造を示す斜視図。 本実施形態のMRI装置の構成を示すブロック図。 本実施形態のRF受信コイルを検査対象に装着した状態のコイルパターンを示した説明図。 本実施形態のRF受信コイルが動作している時の、高周波電流の流れる向きと磁場成分の向きをコイルごとに示した説明図。 (a)本実施形態のRF受信コイルのコネクタ部を開いた状態の斜視図、(b)図(a)の状態のコイルパターンを示す説明図。 本実施形態のRF受信コイルのコネクタ部を開いた状態のコイルパターンを示した説明図。 本実施形態のRFコイルのフレキシブル部501の斜視図。 図7のフレキシブル部501の溝部85の拡大図。 図7のフレキシブル部の窓部83の拡大斜視図。 (a)図11のフレキシブル部501の窓部83の断面図、(b)図(a)に示したフレキシブル部501が湾曲した状態を示す断面図。 (a)図7のフレキシブル部にフタをネジ止めする工程を示す説明図、(b)フレキシブル部を完成させた状態の斜視図。 (a-1)図7のフレキシブル基板601の概略構成を示す上面図、(a-2)図(a-1)のA-A断面図、(b-1)本実施形態のリジッド基板603の概略構成を示す上面図、(b-2)図(b-1)のB-B断面図。 (a)フレキシブル基板601の導体板層にスリットを入れ、その間にコンデンサを実装した説明図、(b)その等価回路を示した回路図。 (a)本実施形態のフレキシブル基板601にフレームを固定した状態の斜視図、(b)フレームを固定する工程を示す説明図。 本実施形態のフレキシブル部504とリジッド部508を接続した状態を示す斜視図。 (a)本実施形態のRF受信コイルのリジッド部505の斜視図、(b)リジッド部505のコネクタ部510とコネクタ部511の斜視図。 図15のフレキシブル部504とリジッド部508の接続工程を示す説明図。 (a)図15のフレキシブル部504とリジッド部508の接続部の断面図、(b)図(a)に示したフレキシブル部501が湾曲した状態を示す断面図。 (a)本実施形態の接続部(ロック部)のコネクタとガイドピンを一直線上に配置した場合の位置関係を示す説明図、(b)比較例の接続部(ロック部)のコネクタとガイドピンの位置関係を示す説明図。 実施形態2のRF受信コイルを開いた状態の斜視図。 (a)図20の受信コイルを検査対象に装着する前の状態を示す斜視図、(b)装着後の状態を示す斜視図。 図20のRF受信コイルの溝部85が表裏に設けられていることを示す拡大斜視図。
70 ベッド部、71 天板、72 ベッド筺体、103 検査対象、200 オープン型MRI装置本体、201 静磁場を発生する上下1対のマグネット、202 上部本体、203 下部本体、204 支柱部、205 テーブル面、206 傾斜磁場コイル、207 照射コイル、208 RFパワーアンプ、209 RFパルス発生器、210 シーケンサ、211 傾斜磁場電源、212 シムコイル、213 シム電源、216 受信サブコイル、216-1 ソレノディスプレイ、221 記憶媒体、500 RF受信コイル(フレキシブルコイル)、501 第1のフレキシブル部、502 第2のフレキシブル部、503 第3のフレキシブル部、504 第4のフレキシブル部、505 第1のリジッド部、506 第2のリジッド部、507 第3のリジッド部、508 第4のリジッド部、509 第5のリジッド部、510 第1のコネクタ部、511 第2のコネクタ部、512 受信ケーブル、513 レバー、514 コネクタ、515 ガイドピン、601 フレキシブル基板、601a 導体板のスリット部、601-1 第1のカバーフィルム層、601-2 第1の接着層、601-3 第1の導体板層、601-4 第2の接着層、601-5 ベースフィルム層、601-6 第3の接着層、601-7 第1の導体板層、601-8 第4の接着層、601-9 第2のカバーフィルム層、601-10 第1の導体板層と第2の導体板層を接続するスルーホール部、602 気泡含有樹脂、603 リジッド基板、603a 導体板パターンのスリット部、603-1 第1の導体板層、603-2 第2の導体板層、603-3 第1の導体板層と第2の導体板層を接続するスルーホール部、603-4 第1の接着層、603-5 基板、603-6 第2の接着層、604 樹脂ケース、605 上ネジ、606 樹脂キャップ、607 フタ、608 耐熱樹脂フレーム、609 耐熱樹脂ベース、700 ゴムパッキン、802-1〜802-8 大容量コンデンサ
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて詳細に説明する。
(実施形態1)
まず、実施形態1のMRI装置の全体構成を、図1の斜視図および図2のブロック図を用いて説明する。このMRI装置は、図1のように検査対象103を撮像するための撮像空間10を有する装置本体200と、検査対象103を搭載して撮像空間10に配置するためのベッド部70とを備えている。
装置本体200は、撮像空間10の上側に配置された上部本体202と、下側に配置された下部本体203と、これらを連結する支柱部204からなる。上部および下部本体202、203にはそれぞれ、図2に示すようにマグネット201と、マグネット201の検査対象103側に順に配置されたシムコイル212、傾斜磁場コイル206、および、RF照射コイル207が内蔵されている。
一対のマグネット201は、撮像空間10に静磁場を発生する装置であり、永久磁石、常電導磁石あるいは超電導磁石を用いることができる。シムコイル212は、静磁場を補正する磁場を発生し静磁場均一度を向上させるコイルである。シムコイル212には、図2に示すようにシム電源213が接続されており、所定のシム電流を供給する。
傾斜磁場コイル206は、核磁気共鳴信号に位置情報を付与する等のために、撮像空間10の直交する3軸方向(x、y、z軸)についての傾斜磁場を撮像空間10に発生する。傾斜磁場コイル206には、図2のように傾斜磁場電源211が接続されており、所定の傾斜磁場電流を供給する。
RF照射コイル207には、図2のようにRFパワーアンプ208とRFパルス発生器209が接続されている。RFパルス発生器209が発生した所定の周波数のRF信号をRFパワーアンプ208で増幅してRF照射コイル207に供給する。これにより、RF照射コイル207は、検査対象103の核磁化を励起する高周波磁場を発生する。
撮像空間10には検査対象103に近接してRF受信コイル500が配置される。本実施の形態のRF受信コイル500は、検査対象103に巻回することができ、検査対象103に密着する形状である。
RF受信コイル500は、検査対象103から発生した核磁気共鳴信号を受信し、電気信号に変換する。本実施形態のRF受信コイル500は、図3に図示したように体軸に平行な方向の磁場を検出するソレノイドコイル216-1と体幅方向の磁場を検出する鞍型コイル216-2の2つのコイルを含んでいる。図3は、RF受信コイル500を検査対象103に巻回した状態でのソレノイドコイル216-1および鞍型コイル216-2の形状を模式的に示したものであり、図4にソレノイドコイル216-1と鞍型コイル216-2のそれぞれの形状と矢印の磁場が加わった場合に流れる電流の向きを示す。
RF受信コイル500には図2のようにプリアンプ217-1、217-2が内蔵されており、ソレノイドコイル216-1および鞍型コイル216-2の受信信号をそれぞれ増幅する。プリアンプ217-1、217-2には受信器218-1、218-2がそれぞれ接続され、増幅された受信信号を検波する。
受信器218-1、218-2には計算機219が接続されており、受信信号から画像再構成処理等を行う。再構成された画像等は、計算機219に接続されたディスプレイ220に表示されるとともに、記憶媒体221に格納される。
また、MRI装置には図2のようにシーケンサ210が供えられ、RFパルス発生器209、受信器218-1,218-2、傾斜磁場電源211、シム電源213、マグネット(常伝導磁石の場合)201の動作を制御し、所定のタイミングで検査対象103に傾斜磁場および高周波磁場パルスを照射し、発生した核磁気共鳴信号を所定のタイミングで受信する撮像パルスシーケンスを実行させる。
ベッド部70は、図1のように検査対象103を搭載する天板71と、ベッド筺体72とを備える。ベッド筺体72は、天板71を下部本体203上面のテーブル面205まで駆動させる駆動部を内蔵している。検査対象103は、RF受信コイル500を巻回された状態で天板71に搭載され、テーブル面205まで移動されることにより、撮像空間10に配置される。
RF受信コイル500の構造について、以下詳細に説明する。
RF受信コイル500は、図5(a)に示したように、5つのリジッド部505、506、507、508、509と、4つのフレキシブル部501、502、503、504とを交互に配置し、接続した帯状の構造である。5つのリジッド部505、506、507、508、509には、所定の導体パターンを備えたリジッド基板が内蔵されている。
4つのフレキシブル部501、502、503、504には、所定の導体パターンを備えたフレキシブル基板が内蔵されている。リジッド部とフレキシブル部の接続部において、
内部のリジッド基板とフレキシブル基板が物理的および電気的に接続されることにより、図5(b)のようなソレノイドコイル216-1と鞍型コイル216-2のコイルパターンを構成している。
端部に位置する第1のリジッド部505は、端部に第1のコネクタ部510を備え、第5のリジッド部509は端部に第2のコネクタ部511を備えている。第1および第2のコネクタ部510,511は、相互に嵌合する形状に構成されている。図6に図示したように、第1および第2のコネクタ部510、511を嵌合していない状態ではRF受信コイル500は帯状であるため、検査対象103とベッド部70の天板71に挿入できる。
この状態で第1および第2のコネクタ部501、511を嵌合することにより、検査対象103に密着させて巻回することができ、図3のように装着される。
つぎに、第1〜第4のフレキシブル部501〜504の構造と製造手順について説明する。フレキシブル部501〜504は同じ構造であるので、ここではフレキシブル501について図7〜図10を用いて説明する。
フレキシブル部501は、図7の斜視図に示すように、導体パターンが形成されたフレキシブル基板601と、これを両面から、例えば発泡材等の気泡含有樹脂602により被覆した構造である。フレキシブル部501を隣接するリジッド部505,506に接続するため、接続端部80には気泡含有樹脂602より嵌合部81が形成されている。嵌合部81には気泡含有樹脂602とフレキシブル基板601を貫通する孔82が設けられている。また、接続端部80には、フレキシブル基601の端部が露出されている。露出されたフレキシブル基板601の端部は、リジッド部505,506のリジッド基板603と電気的および物理的に接続される。
また、気泡含有樹脂602は、フレキシブル基板601の検査対象103と対向する面側(体表側)には薄く設けられ、フレキシブル基板601の外側(巻回時の外周側)面には厚く設けられている。これにより、フレキシブル基板601の導体パターンが検査対象103に近い位置に配置されるようにしている。
気泡含有樹脂602の外周側の面には、図7および図8に示すように、検査対象103の体軸方向に沿った複数の溝85が設けられている。溝85を設けることにより、RF受信コイル500を湾曲させたときに、フレキシブル部501は溝85の位置で屈曲する。
これにより、フレキシブル部501が屈曲する位置を溝部85の位置に制限することができる。フレキシブル基板601に搭載されるチューニング用コンデンサー等の電気回路部品91の搭載領域を避けた位置で屈曲させることにより、電気回路部品91を保護することができる。
溝85の深さは、気泡含有部材602の厚さから溝85の深さを差し引いた残存厚さがリジッド部505〜509の厚さと同等以下で、かつ、厚さ15mm程度以上になるように定めることが望ましい。これにより、フレキシブル部501〜504の強度を保ちながら、フレキシブル性を発揮させることができる。
また、気泡含有樹脂602には、フレキシブル基板601の一部を露出するための窓部83が複数設けられている。窓83から露出されたフレキシブル基板601に、図9に拡大斜視図を示したようにチューニング用コンデンサー等の電気回路部品91を搭載する。
これにより、窓83から操作者が電気回路部品91を調整することや交換することが可能である。
窓部83の外周部には、図7および図9のように剛性のあるフレーム608が埋め込まれている。フレーム608は、図10(a)のように予めフレキシブル基板601にねじ610により固定され、ねじ610とともに気泡含有樹脂602に一体熱成型されて埋め込まれる。また、フレーム608には、図10(a)および図11(a)、(b)に示したように剛性のあるフタ607がねじ605により固定されている。フタ607のねじ穴は、ねじ605を固定した後、樹脂キャップ606により覆われる。このように、フレキシブル基板601にフレーム部608およびフタ607を固定したことにより、フレキシブル部501が溝部85以外の場所で湾曲した場合であっても、図10(b)のように窓部83においては湾曲しない構造となる。これにより、窓部83内に固定された電気回路部品91を保護することができる。
また、フレーム608上面に一体成型された気泡含有樹脂602の上面と、フタ607の下面との間には、図10(a)のようにゴムパッキン700が配置されている。ゴムパッキン700を配置したことにより、フタ607をフレーム608およびフレーム608に一体成型された気泡含有樹脂602に強固に固定することができ、フレーム部608の強度を高めることができる。よって、図10(b)のように溝部85以外の部分で屈曲した場合であっても、電気回路部品91を保護できる。
また、図7から明らかなように、本実施形態ではフレーム部608の形状を検査対象103の体軸方向に長手方向を有する形状とするか、および/または、体軸方向に複数のフレーム部608を並べて配置した構成としている。これにより、フレキシブル部501が、検査対象103の周方向には湾曲しやすく、体軸方向には湾曲しにくい形状とすることができる。フレキシブル部501の湾曲方向を周方向に制限することにより、検査対象103に容易に巻回でき、装着しやすいRF受信コイルを提供することができる。
フレキシブル基板601は、図12(a-1)、(a-2)に示すように、樹脂製のベースフィルム601-5の両面に接着層601-4、601-6によって第1および第2の導体板層601-3、601-7を接着した構成である。第1および第2の導体板層601-3、601-7は、図12(a-2)のようにフレキシブル基板601の端部においてスルーホール601-10により電気的に接続されている。
第1および第2の導体板層601-3、601-7は、図12(a-1)のように平行な4本のパターンにより形成されている。フレキシブル部501、502、503、504に形成される導体パターンは、図5から明らかなようにソレノイドコイル216-1の一部を構成する平行な2本の導体パターンと、鞍型コイル216-2の一部を構成する平行な2本の導体パターンである。これらを図12(a-1)の平行な4本のパターンにより構成する。なお、第2の導体板層601-7のパターンは、第1の導体板層601-3のパターンと同じ形状である。
第1および第2の導体板層601-3、601-7の4本の平行なパターンは、窓部83に対応する領域で分割され、電気回路部品91を搭載する搭載部86が設けられている。第1および第2の導体板層601-3、601-7は、搭載部86においてもスルーホール601-10により電気的に接続されている。窓部83の周辺領域のベースフィルム601-5には、フレーム608をねじ610で固定するためのフレーム固定穴87が設けられている。
第1および第2の導体板層601-3、601-7は、搭載部86を除き、図12(a-2)のように接着層601-2、601-8を介して、カバーフィルム層601-1、601-9で被覆されている。これにより、電気的な信頼性を高めている。
ベースフィルム601-5には、図12(a-1)のように第1および第2の導体板層601-3、601-7が配置されていない部分に開口84および貫通孔92が設けられている。開口84には、図7に示したように、気泡含有樹脂602を配置せず、これにより、フレキシブル部501の軽量化を図っている。一方、貫通孔92は、外周側面の気泡含有樹脂602と体表側面の気泡含有樹脂602との密着性を高めるために設けられている。
導体板層601-3,601-7のパターンには、スリット601aが設けられている。スリット601で分割された導体板層601-3、601-7は、図13(a)に示すように容量の大きなコンデンサ802-1〜802-8により電気的に接続されている。
具体的には、核磁気共鳴信号の高周波周波数(例えば50MHz)では電気的にショートとみなされ、低周波周波数では電気的に非接続とみなされるようなコンデンサ(例えば1000pF)が配置されている。このようなコンデンサ802-1等を配置することにより、導体板層601-3等は図13(b)に示す回路と等価になり、高周波の核磁気共鳴信号はスリット601aがない場合と同じく導体板層601-3を流れることができるが、低周波の渦電流はスリット601aを跨いで流れることはできないため、核磁気共鳴信号の受信に影響を与えることなく、渦電流の発生量を抑制することができる。
受信コイル500はフレキシブルであるため検査対象103に密着し、受信コイル500の導体に渦電流が生じると、渦電流が形成する磁場が検査対象103の磁化に影響を与える。これにより、画像が局所的に暗くなる等の現象が生じる可能性があり、画質を劣化させる。本実施形態では、受信コイルの導体の渦電流をスリット601aとコンデンサ802-1等により防止できる。
ベースフィルム601-5としては、例えば厚さ25μmのポリイミドフィルムを用いることができる。導体板層601-3,601-7としては、例えば厚さ35μmの銅板を用いることができる。
気泡含有樹脂602としては、内部に多数の気泡を含有している樹脂であればよく、例えば発泡性樹脂を用いることができる。発泡性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリウレタン、ボロン、ゴムスポンジなどを用いることができる。発泡させる方法としては、化学発泡法などを用いることができる。これらは、みかけ密度0.1g/cm3以下のものが望ましい。
つぎに、フレキシブル部501の製造手順について説明する。まず、ベースフィルムの両面に、所定の形状の導体板層601-3、601-7を接着層601-4,601-6により接着する。その後スルーホール部601-10を設け、導体板層601-3、601-7を接続する。さらに、搭載部86を除き、導体板層601-3、601-7上に接着層601-2、601-8によりカバーフィルム601-1、601-9を接着する。
ベースフィルム601-5に、嵌合部貫通孔82、開口部84、フレーム固定穴87、貫通孔92を設ける。これにより、フレキシブル基板601が完成する。
次に、フレキシブル基板601の外周面側にフレーム608を、体表面側にベース609を配置し、図14(a),(b)のようにねじ610で固定する。このフレキシブル基板601の両面に、気泡含有樹脂602の材料である樹脂シートを配置し、所定形状の型に入れ加熱する。これにより、樹脂シートが発泡して気泡含有樹脂602となると同時に図7の形状に成形される。窓83から電気回路部品91を搭載部86に取り付けたのち、フレーム608上面に一体化された気泡含有樹脂602上面にゴムパッキン700を配置し、フタ607をねじ605で固定する。ねじ穴にはキャップ606を取り付ける。以上によりフレキシブル部501が完成する。
つぎに、リジッド部505〜509の構成および製造手順について説明する。
リジッド部505、506、507、508、509は、図12(b-1)のようなリジッド基板603を、剛性のある樹脂製ケース604内に配置した構造である。樹脂製ケース604の外形は、リジッド部506、507、508については図15に示したような直方体形状である。リジッド部505の樹脂製ケース604は、図16(a)のように第1のコネクタ510を端部に備えている。リジッド部509の樹脂製ケース604は、図16(b)のような形状の第2のコネクタ511を端部に備えている。第1コネクタ510と第2コネクタ511は嵌合する構造である。
リジッド基板603は、図12(b-2)のように剛性のある材料(例えばガラスエポキシ樹脂)製の基板603-5の両面に接着層603-4、603-6により導体板層603-1、603-2を固定した構成である。導体板層603-1、603-2は、スルーホール603-3によって接続されている。導体板層603-1、603-2のパターンは、ソレノイドコイル216-1を構成するためのパターンと、鞍型コイル216-2を構成するためのパターンからなる。鞍型コイル216-2を構成する導体板層603-1は、接続部131a〜131fを含んでいる。ソレノイドコイル216-1を構成する導体板層603-1は、接続132a〜132dを含んでいる。これらの接続部を所望の組み合わせで、不図示のブリッジ状の接続部品を用いて接続することにより、リジッド部505〜509の各コイルパターンを実現できる。
また、接続部131aと131bと131cを接続し、接続部131dと131eと131fを接続することにより、リジッド部505の鞍型コイル216-2のコイルパターンを形成することができる。また、接続部132aと132b、接続部132cと132dを接続することにより、リジッド部505のソレノイドコイル216-1のコイルパターンを形成することができる。リジッド部507の場合、接続部131aと131bと131cを接続し、接続部131dと131eと131fを接続して鞍型コイル216-2のコイルパターンを形成し、接続部132aと132d、132bと132cとを斜めに接続して2ターンのソレノイドコイル216-1の非接触の交差部を形成する。
このとき、リジッド部505〜509は、リジッド基板603を用いているため、ブリッジ状の接続部品を用いることにより、ソレノイドコイル216-1と鞍型コイル216-2との間に、所定の間隔(数mm)を維持して交差させることができる。これにより、2つのコイル系の電磁気的なカップリングを防ぐことができる。
また、導体板層603-1には、図12(b-1)のようにスリット603aが形成されている。スリット603aには図13(a)と同様に容量の大きなコンデンサが配置され、渦電流を防止する。
リジッド部505のソレノイドコイル216-1と鞍型コイル216-2には、図5(b)のようにそれぞれの受信信号を外部に引き出すための受信ケーブル512が接続されている。受信ケーブル512は、図5(b)のようにフレキシブル部501を通ってリジッド部505から外部に引き出されている。
リジッド部505等を製造する場合には、図12(b-1)、(b-2)のように基板603-5の両面あるいは片面に所定のパターンの導体板層603-1,603-2を接着層603-4,603-6により接着した後、スルーホール603-10を形成して両導体板層603-1、603-2を接続する。その後、コンデンサーやデカップラー等の電気回路部品を必要に応じて搭載する。
リジッド基板603を樹脂製ケース604内に図17のように配置する。ケース604は、外周面側部材604-1と体表面側部材604-2に分かれている。体表面側部材604-2の内部にリジッド基板603をねじ171により図18(a)のように固定する。外周面側部材604-1および体表面側部材604-2には、隣接するフレキシブル部材504等の嵌合部81の穴82と挿入されることにより嵌合する突起604-3,604-4がそれぞれ備えられている。体表面側部材604-2の突起604-4をフレキシブル部材504等の嵌合部81に嵌合させる。リジッド基板603の端部とフレキシブル基板601の端部を半田付けすることによりコイルパターンを電気的に接続する。その後、外周面側部材604-1をかぶせ、突起604-3を嵌合部81に嵌合させ、ねじ605でねじ止めする。以上により、リジッド部505〜509を製造すると同時に隣接するフレキシブル部501〜504と接続することができる。
なお、図18(a)のように、樹脂製ケース604の端部と、フレキシブル部501〜504の気泡含有樹脂602とが嵌合する部分にゴムパッキン172を配置する。これにより、フレキシブル部501等が図18(b)のように溝部85以外の部分で屈曲した場合であっても、気泡含有樹脂602が樹脂ケース604との嵌合部において破損するのを防止することができる。
つぎに、コネクタ部の形状について説明する。図16(b)本実施形態では、リジッド部505の第1のコネクタ部510とリジッド部509の第2のコネクタ部511を着脱可能に係合させることにより、RF受信コイル500を筒状にし、検査対象103に巻回させるとともに、ソレノイドコイル216-1と鞍型コイル216-2のコイルパターンをそれぞれ接続する。
図16(a)のように、第1のコネクタ部510にはガイドピン515-1、-2が設けられ、第2のコネクタ部511にはガイド穴151-1、-2が設けられ、これらを係合することにより、第1のコネクタ部510と第2のコネクタ部511とを接続可能な位置に配置することができる。第1のコネクタ部510にはガイドピン515-1、-2と一直線上に並ぶように、4つの雌型コネクタ514-1〜514-4が配置され、第2のコネクタ部511にはこれと嵌合する雄型コネクタ(不図示)が配置されている。よって、ガイドピンにより位置合わせされた状態で雌型コネクタ514-1〜4と雄型コネクタとを嵌合することにより、第1及び第2のコネクタ部510,511を嵌合することができる。また、第2のコネクタ511に設けられたレバー513-1、-2を操作することにより解放することができる。
このとき図16(a),(b)のコネクタ部510、511では、ガイドピン515-1、-2とコネクタ514-1〜4とを一直線上に配置しているため、強固に接続することができるという効果が得られる。すなわち、図19(a)のように、矢印の向きに力が加わった場合でも、ガイドピン515-1、-2の位置181と、コネクタ514-1〜4の位置182が一直線上にあるため、この位置を支点として外力を支えることができ、コネクタ部510,511に位置ずれを生じさせることなく強固に接続される。一方、比較例として、図19(b)のように、ガイドピン515-1、-2の位置181がコネクタ514-1〜4の位置182からずれている場合、支点はコネクタ514-1の位置182となり、ガイドピン515-1、-2には斜め方向に力が加わるため、ガイド穴151-1、-2からずれやすく、外力を支持することができない。よって、図19(a)の場合と比較すると接続が弱くなる。
上述してきたように、本実施形態では、検査対象103の周囲に巻回するRF受信コイル500を、フレキシブル部とリジッド部を交互に配置し、フレキシブル部は気泡含有樹脂602によりフレキシブル基板を覆った構造とした。これにより、柔軟性があり、軽く、扱いやすいため、検査対象に対する負担が少なく、操作者も容易に検査対象に装着することができる。しかも、検査対象に密着させることができるため、受信信号のレベルを向上させることが可能であり、画質の向上につながる。
また、フレキシブル部501〜504に溝部85を設けたことにより、屈曲する位置を溝部85の位置に制限することができるため、フレキシブル部に搭載された電気回路部品91に屈曲により力がかかるのを防止することができる。また、フレキシブル部501〜504の電気回路部品91の搭載位置にフレーム608を設けたことにより、溝部85以外の場所で屈曲した場合でも電気回路部品91に力がかかるのを防止できる。
フレーム608の形状を体軸方向に長手方向を有する形状とするか、および/または複数のフレーム608を体軸方向に配置した構造としている。これにより、フレキシブル部は体軸方向には湾曲しにくく、体の周方向に曲がりやすい構造となる。このように、湾曲方向を制限することにより、体の周囲に巻回すやすい、取扱いが容易なRF受信コイルを提供できる。
また、気泡含有樹脂602に窓部83を設け、窓部83から露出されたフレキシブル基板601に電気回路部品91を搭載したことにより、気泡含有樹脂により被覆された構造でありながら、電気回路部品91のチューニング等を行うことが可能である。また、使用時にはふた607をするため、検査対象103や操作者が直接触れることはない。
さらに、本実施形態では、図18(a)、(b)のようにフレキシブル部とリジッド部の嵌合部において、剛性のあるケース604と気泡含有樹脂602が接する部分にゴムパッキン172を配置した。これにより、フレキシブル部が屈曲した場合に気泡含有樹脂602が破損しにくく、耐久性が向上する。
また、コネクタ部において、ガイドピン515-1〜2とコネクタ514-1〜4を一直線上に配置したことにより外力によって外れにくいRF受信コイルを提供できる。
(実施形態2)
実施形態2として、体の小さい検査対象103に対応できるRF受信コイルを説明する。このRF受信コイルの基本的な構成は、実施形態1のRF受信コイルと同じであるが、図20、図21(a),(b)に示したように検査対象103の脇の下に当たる位置でRF受信コイルの幅(体軸方向の長さ)を小さくして切り欠き191を形成している点が実施形態1とは異なる。また、溝83を図22のように、フレキシブル部501〜504の外周面側のみならず、体表面側にも形成している点が実施形態1とは異なる。体表面側の溝83の位置は、外周面側の溝83の位置と対応している。
このように、切り欠き191を検査対象103の脇の下の位置に設けたことにより、図21(b)に示したように巻回時に脇以外の部分、すなわち胸部、背面部では首のすぐ下までRF受信コイルで覆うことができる。
また、溝85を両面に設けたことにより、屈曲を大きくすることができ、曲率半径の小さい筒型にすることができる。これにより、胴周りの小さい検査対象103に密着させることが可能になる。
他の構成および製造方法は、実施形態1と同じであるので説明を省略する。

Claims (17)

  1. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    筒状にした場合に前記フレキシブル部の内周面側に位置する前記気泡含有樹脂部の厚さは、外周面側に位置する前記気泡含有樹脂部の厚さよりも薄いことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記リジッド部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたリジッド基板と、前記リジッド基板を収容する筺体とを備え、
    前記気泡含有樹脂部の端部には、前記筺体の端部と嵌合する形状の嵌合部が成形されており、該嵌合部が前記筺体と嵌合することにより前記フレキシブル部と前記リジッド部の端部は接続され、
    前記リジッド基板と前記フレキシブル基板の前記コイルパターンは、前記フレキシブル部と前記リジッド部が接続される端部において電気的に接続されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    筒状にした場合に外周面側に位置する前記気泡含有樹脂部には、前記検査対象の体軸方向に平行な溝が設けられていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    筒状にした場合に内周面側に位置する前記気泡含有樹脂部には、外周面側の前記溝と対応する位置に前記検査対象の体軸方向と平行な溝が設けられていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項4に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    外周面側の前記気泡含有樹脂部の溝は、内周面側の前記気泡含有樹脂部の溝よりも深いことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    前記フレキシブル部は、筒状にした場合に外周面側の前記気泡含有樹脂部の所定の領域に埋め込まれたフレームを有し、
    前記フレームの形状は、前記検査対象の体軸方向に長手方向を有する形状であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    前記フレキシブル部は、筒状にした場合に外周面側の前記気泡含有樹脂部の所定の領域に埋め込まれた複数のフレームを有し、
    前記複数のフレームは、前記検査対象の体軸方向に沿って並べて固定されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 請求項6または7に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記フレームの内側は前記気泡含有樹脂部が配置されず、フレキシブル基板が露出された窓部であり、前記窓部内のフレキシブル基板には電気回路部品が実装されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 請求項8に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記フレームには、前記窓部を覆う蓋が固定されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  10. 請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記気泡含有樹脂部の前記嵌合部と前記筺体との間には、弾性部材が配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記蓋を固定する部分おける前記蓋と前記気泡含有樹脂部の間には、弾性部材が配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  12. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記受信コイルは、検査対象の胴に巻回するためのコイルであり、筒状にした場合に前記検査対象の脇の下に対応する部分が切り欠かれた形状であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  13. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    前記受信コイルは、前記フレキシブル部とリジッド部とが交互に配置された帯状部材と、前記帯状部材の両端を接続するために両端にそれぞれ配置された第1および第2接続部とを有し、
    前記第1および第2接続部には、両者を位置合わせするためにガイド部材として、一方に1以上のガイド突起が、他方にはガイド突起と係合するガイド穴が設けられるとともに、両者を嵌合するための嵌合部材として、第1嵌合部とそれに嵌合する第2嵌合部がそれぞれ1以上設けられ、
    前記1以上のガイド部材と1以上の嵌合部材は、一直線上に配置されていることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  14. 検査対象が配置される空間に静磁場を発生する静磁場発生手段と、
    前記静磁場中に置かれた検査対象に高周波磁場および傾斜磁場を印加する磁場発生手段と、
    前記検査対象が発生する核磁気共鳴信号を受信する受信手段と
    を有し、
    前記受信手段は、所定のコイルパターンを備え、筒状に形成し得る受信コイルを含み、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、前記所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    前記フレキシブル部の前記コイルパターンは、1以上のスリットによって複数に分割されており、前記分割されたコイルパターンは、所定の容量のコンデンサによって電気的に接続され、
    前記コンデンサの容量は、核磁気共鳴信号の周波数においては電気的に短絡とみなされ、渦電流の周波数においては電気的に開放とみなされる容量であることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  15. 磁気共鳴イメージング装置用の筒状に形成しうる受信コイルであって、
    前記受信コイルは、前記筒状にした場合の周方向に沿って交互に配置されたフレキシブル部とリジッド部とを有し、
    前記フレキシブル部は、所定のコイルパターンの一部が搭載されたフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の両面を被覆する気泡含有樹脂部とを備え、
    筒状にした場合に前記フレキシブル部の内周面側に位置する前記気泡含有樹脂部の厚さは、外周面側に位置する前記気泡含有樹脂部の厚さよりも薄いことを特徴とする受信コイル。
  16. 所定のコイルパターンの一部を備えたフレキシブル基板の両面に気泡含有樹脂部材を配置し、これを所定の型に入れて加熱し、前記気泡含有樹脂部材を圧縮かつ熱融着させることにより、前記型に対応する形状の気泡含有樹脂部によって前記フレキシブル基板の両面が被覆されたフレキシブル部を製造する工程と、
    前記フレキシブル部と、前記所定のコイルパターンの一部が形成された基板を含むリジッド部とを交互に接続する工程とを有することを特徴とする受信コイルの製造方法。
  17. 磁気共鳴イメージング装置用の受信コイルであって、
    所定のコイルパターンを備えた帯状部材と、前記帯状部材の両端を接続するために両端にそれぞれ配置された第1および第2接続部とを有し、
    前記第1および第2接続部には、両者を位置合わせするためにガイド部材として、一方に1以上のガイド突起が、他方にはガイド突起と係合するガイド穴が設けられるとともに、両者を嵌合するための嵌合部材として、第1嵌合部とそれに嵌合する第2嵌合部がそれぞれ1以上設けられ、
    前記1以上のガイド突起と1以上の嵌合部材は、一直線上に配置されていることを特徴とする受信コイル。
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