JP5506387B2 - 近接場光ヘッド及び情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

本発明は、近接場光の相互作用を利用して記録媒体に各種の情報を超高密度で記録することができる近接場光ヘッド及び該近接場光ヘッドを有する情報記録再生装置に関するものである。
光記録装置の高密度化を達成する方法として近年、近接場光を応用した光記録が注目されていて、近接場光発生素子の光記録装置における光ヘッドへの搭載が研究されている。
高密度な光記録装置の開発は、近年の画像や動画などの情報量の爆発的増加に伴い積極的に進められている。CD(コンパクトディスク)やDVD(デジタル多用途ディスク)に代表される光ディスクは光の回折限界によって記録密度に限界があることが知られている。この限界を超えるために、より波長の短い光を利用する方法や、近接場光を利用する方法が提案されている。近接場光を利用する光記録装置は、波長以下のサイズの光学的微小開口に光を入射し、開口からわずかに広がった近接場光と記録媒体表面とを相互作用させ、透過あるいは反射した散乱光を検出することで微小なデータマークを読み出す方法である。記録再生できる最小マークサイズは入射光の波長ではなく、開口サイズによって限定されるため、微小な開口を作製することで記録密度の向上が可能となる。近接場光を用いた光記録装置においては、開口が記録媒体表面に近接する必要がある。また、高いデータ転送速度を実現するためには開口が高速に記録媒体表面上を走査する必要がある。
これらの条件を満たすために、代表的には従来の磁気記録で用いられるフライングヘッド方式が提案されている。例えば、特許文献1に記載されているように、入射光の波長以下の大きさを持つ光学的微小開口を有し、微小開口に入射光を照射することによって、近接場光を発生させる近接場光発生素子が研究されている。その微小開口は、開口の輪郭のうち一ヶ所が入射光の偏光方向と略直交するように作製することによって、微小開口の輪郭のうち、入射光の偏光方向と略直交する部分のみが、大きな強度の近接場光を発生させ、高い解像度と高い光効率が得られる。
また、特許文献2に記載されているように、光学的に透明な浮上スライダ上の、記録媒体と対向する面上に、スライダと記録媒体の接触ないし浮上の状態を制御するために設けられた円柱ないし角柱形状のパッドと、微小なスポットサイズの近接場光を発生させるプローブを近接して設け、さらに、前記パッドと前記プローブの、スライダの前記情報記録媒体と対向する面からの高さが略等しく、かつ前記プローブの前記情報記録媒体と対向する面からの高さが前記パッドの前記情報記録媒体と対向する面からの高さより小さくする。これにより、近接場ヘッドがスライダと一体形成され、従来の磁気ディスク装置で用いられているヘッドと同様の性能をもった、小型、軽量、簡略な構成の近接場光ヘッドが構成できる。また、スライダが小型、軽量となるため、記録媒体と情報を記録再生する光ヘッドの相対速度を大きくすることが可能となる。さらに、前記近接場光ヘッドにおいて、パッドとプローブ上に光学的に不透明な薄膜、例えば金属薄膜を形成したり、さらにまた、プローブの先端部分において、プローブを構成する物体が露出している構造を有し、かつプローブの露出している部分の表面と、前記金属薄膜の表面とが、実質的に同一平面になる微小開口を作製することにより、微小なサイズの近接場光を発生させることができるようにする。
また、磁気記録装置においては、近年、コンピュータ機器におけるハードディスク等の容量増加に伴い、単一記録面内における情報の記録密度が増加している。例えば、磁気ディスクの一枚当たりの記録容量を多くするためには、面記録密度を高くする必要がある。ところが、記録密度が高くなるにつれて、記録媒体上で1ビット当たりの占める記録面積が小さくなっている。このビットサイズが小さくなると、1ビットの情報が記録された状態のポテンシャルエネルギーが、室温の熱エネルギーに近くなり、記録した情報が熱揺らぎ等のために反転したり、消えてしまったりする等の熱減磁の問題が生じてしまう。
一般的に用いられてきた面内記録方式では、磁化の方向が記録媒体の面内方向に向くように磁気を記録する方式であるが、この方式では上述した熱減磁による記録情報の消失等が起こり易い。そこで、このような不具合を解消するために、記録媒体に対して垂直な方向に磁化信号を記録する垂直記録方式に移行しつつある。この方式は、記録媒体に対して、単磁極を近づける原理で磁気情報を記録する方式である。この方式によれば、記録磁界が記録膜に対してほぼ垂直な方向を向く。垂直な磁界で記録された情報は、記録膜面内においてN極とS極とがループを作り難いため、エネルギー的に安定を保ち易い。そのため、この垂直記録方式は、面内記録方式に対して熱減磁に強くなっている。
しかしながら、近年の記録媒体は、より大量且つ高密度情報の記録再生を行いたい等のニーズを受けて、さらなる高密度化が求められている。そのため、隣り合う磁区同士の影響や、熱揺らぎを最小限に抑えるために、保磁力の強いものが記録媒体として採用され始めている。そのため、上述した垂直記録方式であっても、記録媒体に情報を記録することが困難になっていた。
そこで、この不具合を解消するために、近接場光により磁区を局所的に加熱して一時的に保磁力を低下させ、その間に書き込みを行うハイブリッド磁気記録方式(近接場光アシスト磁気記録方式)が提案されている。このハイブリッド磁気記録方式は、微小領域と、近接場光ヘッドに形成された光の波長以下のサイズに形成された光学的開口(例えば、特許文献3)との相互作用により発生する近接場光を利用する方式である。このように、光の回折限界を超えた微小な光学的開口、即ち、近接場光発生素子を有する近接場光ヘッドを利用することで、従来の光学系において限界とされていた光の波長以下となる領域における領域を加熱することが可能となる。よって、従来の光情報記録再生装置等を超える記録ビットの高密度化を図ることができる。
このように構成された磁気記録ヘッドを利用する場合には、近接場光を発生させると同時に記録磁界を印加することで、記録媒体に各種の情報を記録している。つまり、近接場光と磁場との協働により、記録媒体への記録を行うことができる。
特許2002−092276号 特開平11−265520号 WO 2007/074650号
しかしながら、上述した従来の光記録ヘッド、あるいは、磁気記録ヘッドには、まだ以下の改善すべき課題が残されていた。即ち、上記特許文献1、2及び3に記載されている近接場光発生素子の光学的開口では、開口に導入する光を偏光制御した場合、その偏光方向と開口の輪郭が直交する輪郭が複数あると、前記輪郭の全てに強度の等しい近接場光が発生する。つまり、複数の近接場光スポットで記録媒体を加熱するため、高密度化に必要な媒体の加熱スポットを更に微小化することに制限がある。そのため、媒体の加熱領域の分解能が悪い。
また、複数の近接場光スポットの内、隣に比べ、比較的に強度の強い単数の近接場光スポットを発生させることが可能だとしても、隣の近接場光スポットがバクグラウンドライトになるため、その単数の近接場光スポットで媒体の加熱を行うときでも、分解能が低下し、書き込みの信頼性を向上させることができないことがあった。
そこで、本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、小型化を図ると共に、高分解能の近接場光を発生させることができる近接場光ヘッド及び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
導入された光束から近接場光を発生させて、一定方向に回転する磁気記録媒体を加熱すると共に、該磁気記録媒体に磁界を与えて磁化反転を生じさせ情報を記録させる近接場光ヘッドであって、前記磁気記録媒体の表面から所定距離だけ浮上した状態で配置され、前記磁気記録媒体の表面に対向する対向面を有するスライダと、前記対向面上に形成され、前記対向面と接する底面を有し、前記底面と所定角度を成す平面で錐体の先端が切断されることで形成された頂面と、前記底面と前記頂面を結ぶ側面を有すると共に、前記頂面の輪郭の内、前記対向面との距離が最大となる最大距離輪郭部と、前記頂面の輪郭の内、前記最大距離輪郭部を除く他の一部分である他部分輪郭部とのそれぞれから近接場光を発生させるティップ状の近接場光発生素子と、前記側面上に形成され、お互いに対向する主磁極と副磁極から構成される磁極部と、前記対向面上に形成され、前記磁極部に接続された薄膜状の磁気回路と、前記磁気回路の周囲に巻回されたコイルとを備えることを特徴とするものである。また本発明は、前記光束は、前記頂面の輪郭上の点の内、輪郭と前記対向面の距離が最大になる輪郭上の複数の点を結んだ直線(輪郭部2)に対し、略垂直な偏光を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記光束は、前記最大距離輪郭部の少なくとも一点における接線に対し、略垂直な偏光を有することを特徴とするものである。
また本発明は、前記ティップの前記側面上の少なくとも一部に金属膜を備えることを特徴とするものである。
また本発明は、少なくとも前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に金属膜を備えることを特徴とするものである。
また本発明は、前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に第1金属膜が形成されると共に、前記他部分輪郭部と接する側の前記側面上に第2金属膜が形成されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記第1金属膜と前記第2金属膜の材質が異なることを特徴とするものである。
また本発明は、前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に、前記磁極部の前記主磁極が前記第1金属膜を介して形成されると共に、前記他部分輪郭部と接する側の前記側面上に、前記磁極部の前記副磁極が前記第2金属膜を介して形成されることを特徴とするものである。
また本発明は、前記最大距離輪郭部を含む前記頂面の一部分が、前記対向面と平行となることを特徴とするものである。
また本発明は、前記対向面が前記近接場光発生素子が備えられた素子領域と前記素子領域以外の他領域とを有し、前記副磁極が前記他領域に形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明は、副磁極が側面上に形成されていることを特徴とするものである。
本発明に係る近接場光ヘッドを有する情報記録再生装置の第1実施形態を示す構成図である。 図1に示す近接場光ヘッドの拡大断面図と、コアを中心とした拡大断面図である。 図2に示す近接場光ヘッドを、ディスク面側から見た図である。 図3に示す近接場光ヘッドのコアを斜面側から見た拡大斜視図と拡大断面図である。 図4に示す近接場光ヘッドのコアの製造方法を示す断面図である。 図4に示す近接場光ヘッドのコアと磁極の製造方法を示す断面図である。 図4に示す近接場光ヘッドのコアと磁極の製造方法を示す断面図である。 本発明に係る近接場光ヘッドの第2実施形態を示す、近接場光ヘッドのコアを斜面側から見た拡大斜視図である。 本発明に係る近接場光ヘッドの第2実施形態を示す、近接場光ヘッドのコアを斜面側から見た拡大斜視図と拡大断面図である。 本発明に係る近接場光ヘッドの第3実施形態を示す、近接場光ヘッドのコアを端面側から見た拡大斜視図である。 本発明に係る近接場光ヘッドの第3実施形態を示す、近接場光ヘッドのコアを斜面側から見た拡大斜視図と拡大断面図である。 本発明に係る近接場光ヘッドの第4実施形態を示す、近接場光ヘッドのコアを斜面側から見た拡大斜視図である。 図2(a)に示す近接場光ヘッドのコアを中心とした拡大断面図である。 図13に示す近接場光ヘッドを、ディスク面側から見た図である。
発明の実施するための最良の形態
(実施の形態1)
以下、本発明に係る近接場光記録素子、近接場光ヘッド及び情報記録再生装置の第1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。なお、本実施形態の情報記録再生装置1は、磁気記録層d4を有するディスク(磁気記録媒体)Dに対して、垂直記録方式で書き込みを行う装置である。また、本実施形態では、ディスクDが回転する空気の流れを利用して近接場光ヘッド2を浮かせた空気浮上タイプを例に挙げて説明する。
図1に本実施形態の情報記録再生装置1の概略を示す。情報記録再生装置1は、近接場光ヘッド2と、ディスクDの表面(磁気記録媒体の表面)に平行なXY方向に移動可能とされ、ディスクDの表面に平行で且つ互いに直交する2軸(X軸、Y軸)回りに回動自在な状態で近接場光ヘッド2を先端側で支持するビーム3と、光導波路4の基端側から該光導波路4に対して光束L(図2に示す)を入射させる光信号コントローラ(光源)5と、ビーム3の基端側を支持すると共に、該ビーム3をディスクDの表面に平行なXY方向に向けてスキャン移動させるアクチュエータ6と、ディスクDを一定方向に回転させるスピンドルモータ(回転駆動部)7と、情報に応じて変調した電流を後述するコイル21に対して供給すると共に、光信号コントローラ5の作動を制御する制御部8と、これら各構成品を内部に収容するハウジング9とを備えている。
ハウジング9は、アルミニウム等の金属材料により、上面視四角形状に形成されていると共に、内側に各構成品を収容する凹部9aが形成されている。また、このハウジング9には、凹部9aの開口を塞ぐように図示しない蓋が着脱可能に固定されるようになっている。凹部9aの略中心には、上記スピンドルモータ7が取り付けられており、該スピンドルモータ7に中心孔を嵌め込むことでディスクDが着脱自在に固定される。凹部9aの隅角部には、上記アクチュエータ6が取り付けられている。このアクチュエータ6には、軸受10を介してキャリッジ11が取り付けられており、該キャリッジ11の先端にビーム3が取り付けられている。そして、キャリッジ11及びビーム3は、アクチュエータ6の駆動によって共に上記XY方向に移動可能とされている。なお、キャリッジ11及びビーム3は、ディスクDの回転停止時にアクチュエータ6の駆動によって、ディスクD上から退避するようになっている。また、近接場光ヘッド2とビーム3とで、サスペンション12を構成している。また、光信号コントローラ5は、アクチュエータ6に隣接するように凹部9a内に取り付けられている。そして、このアクチュエータ6に隣接して、上記制御部8が取り付けられている。
図2(a)には上記近接場光ヘッド2とディスクDの断面図を、図2(b)には図2(a)のコア16とその近傍の第1形態の拡大図を示し、近接場光ヘッド2の詳細な構造を説明する。
上記近接場光ヘッド2は、導入された光束Lから近接場光Rを発生させてディスクDを加熱すると共に、ディスクDに磁界を与えて磁化反転を生じさせ情報を記録させるものである。即ち、近接場光ヘッド2は、ディスク面D1から所定距離Hだけ浮上した状態で配置され、ディスク面D1に対向する対向面15aを有するスライダ15と、該スライダ15に固定され、近接場光Rを発生させるコア16と、コア16内に光束Lを導入させる光導波路4及びレンズ26と、コア16に形成された主磁極18と、副磁極19を備えている。
スライダ15は、石英ガラス等の光透過性材料によって、略直方体状に形成されている。このスライダ15は、対向面15aをディスクDに対向させた状態で、ジンバル部25を介してビーム3の先端にぶら下がるように支持されている。このジンバル部25は、ディスク面D1に垂直なZ方向、X軸回り及びY軸回りにのみ変位するように動きが規制された部品である。これによりスライダ15は、上述したようにディスク面D1に平行で且つ互いに直交する2軸(X軸、Y軸)回りに回動自在とされている。
スライダ15の対向面15aには、回転するディスクDによって生じた空気流の粘性から、浮上するための圧力を発生させる凸状部15bが形成されている。本実施形態では、レール状に並ぶように、長手方向に沿って延びた凸状部15bを2つ形成している場合を例にしている。但し、この場合に限定されるものではなく、スライダ15をディスク面D1から離そうとする正圧とスライダ15をディスク面D1に引き付けようとする負圧とを調整して、スライダ15を最適な状態で浮上させるように設計されていれば、どのような凹凸形状でも構わない。なお、この凸状部15bの表面はABS(Air Bearing Surface)と呼ばれる。
スライダ15は、この2つの凸状部15bによってディスク面D1から浮上する力を受けていると共に、ビーム3によってディスク面D1側に押さえ付けられる力を受けている。スライダ15は、この両者の力のバランスによって、上述したようにディスク面D1から所定距離Hだけ離間した状態で浮上する。
更に、コア16の端面16bは、光束Lが内部に導入されたときに近接場光Rを発生さ
せるサイズに形成されている。即ち、コア16の端面16bの開口サイズは、光束Lの波
長よりも遥かに微細なサイズ(例えば、一辺が数十nm程度のサイズ)となるように設計
されており、通常の伝播光を透過させることがないが、近接場光Rを近傍に漏れ出させる
ことを可能にしている。
また、スライダ15の上面には、コア16の真上に当たる位置にレンズ26が形成され
ている。このレンズ26は、例えば、グレースケールマスクを用いたエッチングによって
形成される非球面のマイクロレンズである。更に、スライダ15の上面には、光ファイバ
ー等の光導波路4が取り付けられている。この光導波路4は、先端が略45度にカットされたミラー面4aとなっており、該ミラー面4aがレンズ26の真上に位置するように取
り付け位置が調整されている。そして、光導波路4は、ビーム3及びキャリッジ11等を
介して光信号コントローラ5に引き出されて接続されている。
これにより光導波路4は、光信号コントローラ5から入射された光束Lを先端側まで導
き、ミラー面4aで反射させて向きを変えた後、レンズ26に出射することができるよう
になっている。また、出射された光束Lは、レンズ26によって集束した後、スライダ1
5を透過してコア16の底面16aに導入されるようになっている。
また、スライダ15の先端面15cには、図2及び図3に示すように、ディスクDの磁気記録層d4から漏れ出ている磁界の大きさに応じて電気抵抗が変換する磁気抵抗効果膜27が形成されている。この磁気抵抗効果膜27は、コア16の端面16bと略同じ幅で形成されている。また、この磁気抵抗効果膜27には、図示しないリード膜等を介して制御部8からバイアス電流が供給されている。これにより制御部8は、ディスクDから漏れ出た磁界の変化を電圧の変化として検出することでき、この電圧の変化から信号の再生を行っている。即ち、磁気抵抗効果膜27は、再生素子として機能している。
なお、本実施形態のディスクDは、少なくとも、ディスク面D1に垂直な方向に磁化容易軸を有する垂直記録層d4と、高透磁率材料からなる軟磁性層d2との2層で構成される垂直2層膜ディスクを使用する。このようなディスクDとしては、例えば、図2に示すように、基板d1上に、軟磁性層d2と、中間層d3と、垂直記録層d4と、保護層d5と、潤滑層d6とを順に成膜したものを使用する。
基板d1としては、例えば、アルミ基板やガラス基板等である。軟磁性層d2は、高透磁率層である。中間層d3は、垂直記録層d4の結晶制御層である。垂直記録層d4は、垂直異方性磁性層となっており、例えばCoCrPt系合金が使用される。保護層d5は、垂直記録層d4を保護するためのもので、例えばDLC(ダイヤモンド・ライク・カーボン)膜が使用される。潤滑層d6は、例えば、フッ素系の液体潤滑材が使用される。
図3には、近接場光ヘッド2の対向面15a上の構造を示す。凸状部15bが対抗面15aの両端側に設けられ、それらの略中間の位置にコア16が形成されている。コア16は前記中間の位置に沿って対抗面15aのどの位置に形成されても良いが、磁気抵抗効果膜27に可能な限り近い位置に形成されたほうが望ましい。また、コア16の斜面上には主磁極18と副磁極19が、開口を介して互いに向い合わせに配置されることにより、近接場光がディスクDに照射される領域と磁極からの記録磁界がディスクDに照射される領域とをより一致させることができるため、近接場光及び磁界の広がりを抑制して書き込みの信頼性を向上することができる。
記録磁界は、対向面15a上の磁気回路20に巻回されているコイル20は、制御部8からの情報に応じて変調された電流が供給される配線Wと接続されていて、コイル20に電流が流れると、磁気回路20に磁界が発生することから、主磁極18から副磁極19へ記録磁界が流れる、という発生原理となっている。
図4はコア16の拡大図であり、図4(a)にはコア16の頂面16bが四角形である場合の一例を、また図4(b)には図4(a)のa−a´断面図を示す。
図4(a)に示すように、コア16は、底面16aと端面16bと4つの側面16c1、16c2、16c3、16c4から構成される。具体的には、4辺を有するように平面視長方形状に形成された底面16aと、該底面16aより小さな面積でほぼ同一形状(平面視長方形状)に形成され、底面16aから所定距離離間した位置に配された端面16bと、底面16a及び端面16bの頂点をそれぞれ結んで形成された4つの側面16cとを有するように加工されている。ここで、端面16bは、底面16aと平行な面16b´から所定の角度Aを持って傾いている斜面状態になっている。その結果、端面16bは、四つの輪郭の内、底面16aから最大の距離を持つ輪郭(最大距離輪郭部)16b1と最短の距離を持つ輪郭(他部分輪郭部)16b2を有する。
但し、コア16としては、4つの側面16cを有する場合に限定されるものではなく、平面視多角形状(例えば、6角形状、8角形状、及び、台形)の底面及び端面と、これら底面及び端面のそれぞれの頂点を結ぶ複数の側面(例えば、底面及び端面が6角形状の場合には6面)とを有するコアでも良い。また、底面に対し、端面が所定の角度を持って傾いている斜面構造であれば良い。なお、底面及び端面は、共に同じ形状でなくても良い。
また、側面16c1上と側面16c2上には磁性材料からなる前記主磁極18と前記副磁極19が形成されている。また、前記主磁極18と前記副磁極19は、図3に示すように、前記磁極と同一材料からスライダ15内にパターニングされて形成されている磁気回路20の両端とそれぞれ接続されている。
このように構成されたコア16は、図2に示すように、底面16aをスライダ15の対向面15aに面接触させた状態で固定されている。この際、互いに対向し、主磁極18と副磁極19を有する2つの側面16c1と16c2が、スライダ15の長手方向、即ち、ディスクDの移動方向に沿って並ぶように固定されている。なお、コア16とスライダ15とをそれぞれ別々に作製した後、互いを固定しても構わないし、石英ガラス等から一体的に作製しても構わない。特に、一体的に作製することで、製造工程の簡略化、製造時間の短縮化等を図ることができるので、より好ましい。
また、底面16aを対向面15aに面接触させているので、コア16の端面16bはスライダ15の対向面15a及びディスク面D1に対して所定の角度を持って傾いている。この際、端面16bの輪郭16b1の高さは凸状部15bの高さとほぼ同じになるように、コア16の高さが設定されている。
ここで、コア16の端面16bは、上述したように底面16aよりも小さいサイズで該底面16aとほぼ同じ形状に形成されているので、4つの側面16c1、16c2、16c3、16c4は、端面16bに向かうにしたがって向い合う該側面16c1、16c2、16c3、16c4との間隔が漸次狭まる斜面状態となっている。特に、コア16の端面16bのサイズは、近接場光Rを発生させる極微小サイズであるので、端面16bにおける両磁極18、19の間隔(磁気ギャップ)Gは非常に近接した状態となっている。つまり、微小な磁気ギャップGとなっている。
図4(b)には、前記端面16b上に発生した近接場光がディス面D1を局所的に加熱する原理を示す。該輪郭16b1と輪郭16b2と略垂直な方向に偏光方向Pを持った光束Lがコア16内に導入されると、局在化された近接場光N1とN2が端面16bの輪郭16b1と輪郭16b2の近傍に発生する。その際、端面16bは所定の角度Aを持ってディスク面D1に対し傾いているので、ディスク面D1と最も近接している輪郭16b1近傍に発生した近接場光N1のみが、ディスク面D1を加熱することになる。その結果、従来構造である端面16bがディスク面D1と平行になっていて、近接場光N1とN2がとディス面D1との距離がほぼ同じである構造とは違い、近接場光N2のディスク面D1に対する作用を抑えることが可能である。
従来構造では、開口に導入する光を偏光制御した場合、複数の領域に強度の等しい近接場光が発生し、複数の近接場光スポットで記録媒体(ディスク面D1)を加熱するため、高密度化に必要な媒体(ディスク面D1)の加熱スポットを更に微小化することに制限があり、媒体(ディスク面D1)の加熱領域の分解能が悪かった。しかし、図4に示すコア16の構造では、前記の従来構造の問題を回避することができ、高分解能の近接場光N1のみを発生させることができる。
また、上記のコア16の構造に加え、低面からの距離Dが最大になる輪郭の少なくとも一点における接線に対し、略垂直な偏光を有する光速Lを導入することで、近接場光が端面の輪郭の2ヶ所に発生するコア構造であり、また、端面が底面に対し所定角度を持って傾いているコア構造であれば、どの構造であっても上記のコア16構造が持つ効果を得ることが可能になる。
そうすることで、主磁極18から発生した記録磁界が作用するディスク面D1の微小な領域のみを加熱することができ、磁界の記録時の熱アシストを高分解能で精度よく行うことができる。
ここで、近接場光がディスク面D1に照射される領域(近接場光領域)と磁極からの記録磁界がディスク面D1に照射される領域(磁極領域)とが一致している領域を小さくするために、主磁極18と副磁極19とが隣接して配置されている。特に本実施形態では、近接場光領域と磁極領域とが一致している領域を最小限にするために、コア16の斜面上において主磁極18と副磁極19とが、開口を介して互いに向い合わせに配置されている。この状況では、主磁極18に隣接する側の輪郭16b1と副磁極19に隣接する側の輪郭16b2とが互いに向い合わせになるため、光束Lの偏光方向が両輪郭に対して略垂直となり、両輪郭のそれぞれから近接場光が発生する場合がある。
このように2箇所から近接場光が発生すると、ディスクD1上の近接場光領域の大きさが1つの近接場光よりも大きくなるため、近接場光の全体の分解能を向上させることができず、更には近接場光領域と磁極領域とが一致している領域が大きくなり高密度に情報を記録することができない。そこで、本発明は、近接場光が2箇所から発生しても、ディスク面D1上の近接場光領域を大きくしないようにして、高密度に情報を記録させることを目的としている。すなわち、本発明は、近接場光を発生する2つの輪郭(16b1,16b2)のうち、いずれか一方の輪郭をスライダ15の対向面15aからの距離が最大となる位置に配置している。これにより、一方の輪郭からの近接場光が他方の輪郭よりもディスク面D1に照射され易くなり、他の輪郭からの近接場光がディスク面D1に照射され難くなるため、ディスク面D1上の近接場光領域を大きくさせることなく、高密度に情報を記録させることができる。
図5は、本発明の実施の形態1におけるコア16の製造方法の一例を示す図であり、図5(a)は図4(a)のa−a´断面図を、図5(b)は図4(a)のb−b´断面図を示す。S1からS3の各行は作製ステップを示す。
まず、ステップS1に示すように、スライダ15のディスクDと対向となる面上にエッチングマスク101を形成する。エッチングマスク101はフォトリソグラフィーで加工されたフォトレジスト薄膜である。エッチングマスク101は長方形である。
次にステップS2に示すように、スライダ15のディスクDと対向となる面上のエッチングを行う。エッチングはウエットエッチングでもドライエッチングでも良いが、等方性エッチングである必要がある。例えば、スライダ15を石英ガラスとすると、フッ化水素酸水溶液によるウエットエッチングを用いると良い。スライダ15のディスクDと対向となる面上のエッチングにより、エッチングマスク101の下には四つの側面(160c1、160c2、160c3、160c4)を持つ四角錐台160が形成される。
次にステップS3に示すように、エッチングマスク101を除去する。エッチングマスク101の除去にはアセトンなどの有機溶媒や発煙硝酸などを用いる。エッチングマスク101を除去すると、四角錐台160の頂面160bが露出する。
次に、図6と図7に亘って、コア16の斜面16c1と16c2上に主磁極18と副磁極19を形成する方法と、対向面15aに対し所定角度を持って傾いた端面16bを加工する方法の一例を説明する。
図6には、コア16の端面16bを加工する方法を示す。図6(a)は図4(a)のa−a´断面図であり、図6(b)は図4(a)のb−b´断面図である。
まず、ステップS4のように、四角錐台160の側面160c2上に、側面160c2に対して略垂直な方向D601から、スプレーコート法など指向性を有する樹脂膜形成方法を用いて、エッチングマスク102を形成する。このときエッチングマスク102は、側面160c2だけでなく、側面160c2に隣接する側面160c3 、160c4および頂面160b上にも形成される。成膜方法の指向性により陰になるから、側面160c2と向かい合わせとなる側面160c1上には、エッチングマスク102は形成されない。エッチングマスク102はフォトレジストなどの樹脂膜からなり、その膜厚は数十nmから数μmである。
次に、ステップS5に示すように、コア16の端面16bが頂面160bに対し、所定の角度Aを持った斜面形状になるまで加工を行う。四角錐台160が石英ガラスとすると、フッ化水素酸水溶液によるウエットエッチングを用いれば、側面16c1と犠牲層102が接する部分(ステップS4の160c5)からのサイドエッチングが進み、端面16bが加工される。そのとき、フッ化水素酸水溶の濃度を変えることで、前記所定の角度Aをコントロールすることができる。この方法は、ウエハ上の複数のコア16を一括で加工することが可能であるので、大量生産に適している。
また、FIB(Focused Ion Bean)を用い、斜面形状の16bを形成することも可能である。また、四角錐台160の頂面160bに対し、所定の角度を持った研磨材を用い、斜め研磨する方法を用いても斜面形状の16bを形成することが可能である。
また、四角錐台160の頂面160bとコア16の端面16bの輪郭16b2との距離dが数ナノメートルから数十ナノメートルになるように角度Aを制御すると良い。
次に、ステップS6には、ステップ5の工程を行った後の、エッチングマスク102をアセトンなどの有機溶媒を用いて除去する。また、その際に超音波を付加するとより容易に犠牲層102を剥離することが出来る。そうすることで、端面16bと四つの斜面(16c1、16c2、16c3、16c4)を持ったコア16の構造が得られる。
次に、ステップS7に示すように、ステップ4のエッチングマスク102を形成する方法と同様な方法で、犠牲層103を形成する。このとき犠牲層103は、側面16c2だけでなく、側面16c2に隣接する側面16c3 、16c4および端面16b上にも形成される。成膜方法の指向性により陰になるから、側面16c2と向かい合わせとなる側面16c1上には、犠牲層103は形成されない。犠牲層103はフォトレジストなどの樹脂膜からなり、その膜厚は数十nmから数μmである。
次に、ステップS8に示すように、真空蒸着法など指向性を有する金属膜形成方法を用いて、磁性膜201を形成する。このとき、磁性膜201は側面160c1上と端面16bに載る犠牲層103上だけでなく、側面16c3、16c4に載る犠牲層103上にも形成される。
図7は、斜面16c1と16c2上に主磁極18と副磁極19を形成する方法を示す。図7(a)は、図4(a)のa−a´断面図であり、図7(b)は図4(a)のb−b´断面図である。
まず、ステップS9に示すように、犠牲層103をアセトンなどの有機溶媒を用いてリフトオフする。また、その際に超音波を付加するとより容易に犠牲層102を剥離することが出来る。このとき、犠牲層103に載る磁性膜201も剥離され、側面16c1に載る磁性膜201(主磁極18)のみが残る。
次に、ステップS10に示すように、主磁極18が載る側面16c1上に、側面16c1に対して略垂直な方向D701から、スプレーコート法など指向性を有するフォトレジスト形成方法を用いて、犠牲層104を形成する。このとき犠牲層104は、側面16c1上に載る主磁極18上だけでなく、側面16c1に隣接する側面16c3 、16c4 および端面16b上にも形成される。成膜方法の指向性により陰になるから、側面16c1と向かい合わせとなる側面16c2 上には、犠牲層104は形成されない。犠牲層104はフォトレジストからなり、その膜厚は数十nmから数μmである。
次に、ステップS11に示すように、側面16c2上に、側面16c2に対して略垂直な方向D702から、真空蒸着法など指向性を有する金属膜形成方法を用いて、磁性膜202を形成する。このとき、磁性膜202は側面16c2上と頂面16bに載る犠牲層104上だけでなく、側面16c3、16c4に載る犠牲層104上にも形成される。
次に、ステップS12に示すように、アセトンなどの有機溶媒を用いて犠牲層104を剥離する。また、その際に超音波を付加するとより容易に犠牲層104を剥離することが出来る。このとき、犠牲層104に載る磁性膜202も剥離され、側面16c2に載る磁性膜202(副磁極19)のみが残る。
そうすることで、コア16の両側面16c1と16c2上に主磁極18と副磁極19を精度よく形成することができる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る近接場光ヘッドの第2実施形態について、図8と図9を参照して説明する。なお、第2実施形態において第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図8には、図4に示す構造と同様な構造のコア16であって、更にコア16の斜面(16c1、16c2、16c3、16c4)上に金属膜(M1、M2、M3、M4)が形成されていて、該金属膜M1とM2上に主磁極18と副磁極19が形成されている構造の一例である。
該金属膜は、導入された光束Lがコア16の外部に漏れてしまうことを防止するための遮光膜機能を持つと共に、金属の表面プラズモン効果を得るために形成されている。そうすることで、光束Lをより集光させることができ、近接場光N1を効率良く発生させることができる。また、該プラズモン効果により、更に強度が加わった局在化した高エネルギーを持つ、近接場光N1を発生させることができる。
また、金属膜の材質としてはAlまたは、Auなどの金属材料を用いれば有効である。
金属膜(M1、M2、M3、M4)は、図5に示すコア16の作製後、真空蒸着やスパッタリング法などの成膜手段を用い、コア16上の全面上に金属膜を形成した後、コア16の端面16b上の金属のみをFIB(Focused Ion Beam)、研磨、または重りで押し付けるなどの手段を用い除去することで、形成が可能になる。また、図6と図7のステップS5とS8に示す、真空蒸着法など指向性を有する金属膜形成方法を用いても、金属膜(M1、M2、M3、M4)をコア16の斜面上に簡単に形成することが可能である。
前記の真空蒸着法など指向性を有する金属膜形成方法を用いると、図9の(a)に示すように、コア16の斜面16c1上と斜面16c2、16c3、16c4上とに異なる材料の金属膜M5と金属膜M2、M3、M4を形成することも可能である。例えば、金属膜M5としてはAuを、金属膜M2、M3、M4としてはAlを用いることができる。
そうすることで、図9(b)に示すように、偏光方向Pを持った光束Lを導入した際、端面16bは所定の角度Aを持ってディスク面D1に対し傾いているので、ディスク面D1と最も近接している輪郭16b1近傍に発生した近接場光N3のみが、近接場光N4より更に高い強度を持って、ディスク面D1に作用することができる。
それは、近接場光N4のディスクDに対するバクグラウンドライド影響を抑えることが可能になると共に、高強度で高分解能を実現した近接場光N3を用い、ディスク面D1を熱アシストすることができ、書き込みの信頼性を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明に係る近接場光ヘッドの第3実施形態について、図10と図11を参照して説明する。なお、第3実施形態において第1実施形態と第2実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図10には、コア36の底面36aと端面36bの形状が台形であり、側面36c1、36c2、36c3、及び36c4を有する構造の一例を示す。また、端面36bは底面36aと所定の角度を持って傾いている。
端面36bの輪郭36b1と垂直な偏光方向Pを有する光束Lが、コア36に導入されると、輪郭36b1と輪郭36b2の近傍に近接場光N1とN2が発生する。その際、コア36の内、ディスク面D1に最も近接している輪郭36b1近傍の近接場光N1のみがディスク面D1に作用するようになる。
コア36の構造の効果は、図4のコア16が有する効果と同様に、主磁極18から発生した記録磁界が作用するディスク面D1の微小な領域のみを加熱することができ、磁界の記録時の熱アシストを高分解能で精度よく行うことができる。
更に、コア36の磁極構造を、副磁極19の頂面19aが、主磁極18の頂面18aより大きい面積になるように作製することで、主磁極18から発生した記録磁界が、ディスクDの記録層D3に情報を記録した後、強度が低下し分散された磁界に変え、副磁極19にリターンされるようになる。そうなることで、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
コア36の作製は、図5から図7に示すコア16の作製方法に台形のエッチングマスク101に変えるだけで可能になる。
また、図8と図9に示すように、コア36の側面(36c1、36c2、36c3、36c4)上に、金属膜(M1またはM5、M2、M3、M4)を形成することで、コア16が持つ効果と同様に、強度の高い近接場光N1を発生させることができる。
図11(a)にはコア46構造の構成を、図11(b)には図11(a)のa−a´断面図を示す。
図11(a)に示すコア46は、図4に示すコア16の端面16bの輪郭16b1近傍の一部が底面16aに対し平行になっている構造であり、コア46の端面は、底面46aに対し、所定の角度Aを持って傾いている端面46bと、底面46aに対し平行な端面46b1を有する構成となっている。
コア46の構造は、図11(b)に示すように、底面46aと平行で端面46bの輪郭46b2と垂直な偏光方向Pを有する光束Lが、コア46に導入された場合、輪郭46b2、輪郭46b3、及び輪郭46b4の近傍に近接場光N1、N2及びN3が発生する。その際、コア46の内、ディスク面D1に最も近接している端面46b1の輪郭46b2と輪郭46b3の近傍には、近接場光N1とN2が発生するが、近接場光N2の強度は近接場光N1の強度に比べ微弱であるため、ほぼ近接場光N1のみがディスク面D1に作用するようになる。
コア36の構造の効果は、図4のコア16が有する効果と同様に、主磁極18から発生した記録磁界が作用するディスク面D1の微小な領域のみを加熱することができ、磁界の記録時の熱アシストを高分解能で精度よく行うことができる。
コア46の作製は、図5から図7に示すコア16作製ステップの最後に、コア16の輪郭16b1近傍と主磁極18の頂面を研磨やFIB(Focused Ion Beam)を用い、削ることで可能になる。また、コア16の作製ステップS6を行った後、輪郭16b1近傍を研磨やFIB(Focused Ion Beam)を用い、削る方法でも可能である。また、コア16の作製ステップS5を行う段階で、サイドエッチングが進み、輪郭16b1形成される前段階でエッチングを止める方法でも、端面46b1を形成することができる。
また、図8と図9に示すように、コア46の側面(46c1、46c2、46c3、46c4)上に、金属膜(M1またはM5、M2、M3、M4)を形成することで、コア16が持つ効果と同様に、強度の高い近接場光N1を発生させることができる。
また、コア46の磁極構造の、副磁極19の頂面19aを、主磁極18の頂面18aより大きい面積になるように作製することで、主磁極18から発生した記録磁界が、ディスクDの記録層D3に情報を記録した後、強度が低下し分散された磁界に変え、副磁極19にリターンされるようになる。そうなることで、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明に係る近接場光ヘッドの第4実施形態について、図12を参照して説明する。なお、第4実施形態において第1実施形態、第2実施形態及び第3実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図12に示すコア56構造は、円形の底面56aと端面56bと側面56cを有する円筒構造の一例を示す。また、端面56bは底面56aと平行な面56b´と所定の角度Aを持って傾いている。
端面56bの輪郭上の一点56b1における接線Tと略垂直な偏光方向Pを有する光束Lが、コア56に導入されると、輪郭上の一点56b1と56b2の近傍に、局在化された近接場光N1とN2が発生する。その際、コア56の内、ディスク面D1に最も近接している輪郭上の一点56b1近傍の近接場光N1のみがディスク面D1に作用するようになる。
図4のコア16のように、端面が角形形状になっている構造の輪郭に発生する近接場光は、輪郭長さ方向に沿って発生するため、発生した近接場光は多少細長い形状を持つ。しかし、コア56のように、円形の端面をもつ構造は、輪郭上の一点56b1と56b2の近傍に更に局在化されたスポット状の近接場光N1とN2を発生させる。
その結果、コア56の構造は、図4のコア16が有する効果に加え、主磁極18から発生した記録磁界が作用するディスク面D1の極微小な領域を加熱することができ、磁界の記録時の熱アシストを高分解能で精度よく行うことができる。
更に、コア56の磁極構造を、副磁極19の頂面19aが、主磁極18の頂面18aより大きい面積になるように作製することで、主磁極18から発生した記録磁界が、ディスクDの記録層D3に情報を記録した後、強度が低下し分散された磁界に変え、副磁極19にリターンされるようになる。そうなることで、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
コア56の作製は、図5から図7に示すコア16の作製方法に円形のエッチングマスク101に変えるだけで可能になる。
また、図8と図9に示すように、コア56の側面56c上に、金属膜(M1またはM5、M2、M3、M4)を形成することで、コア16が持つ効果と同様に、強度の高い近接場光N1を発生させることができる。
また、コア56の構造の、副磁極19の頂面19aを、主磁極18の頂面18aより大きい面積になるように作製することで、主磁極18から発生した記録磁界が、ディスクDの記録層D3に情報を記録した後、強度が低下し分散された磁界に変え、副磁極19にリターンされるようになる。そうなることで、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
(実施の形態5)
次に、本発明に係る近接場光ヘッドの第5実施形態について、図13を参照して説明する。なお、第5実施形態において第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態及び第4実施形態と同一の構成については、同一の符号を付しその説明を省略する。
図13には、図2(a)のコア16とその近傍の第2形態の拡大図を示す。図13に示す近接場光ヘッド2の構造は図2(b)に示す近接場光ヘッド2の第1形態の構造と類似だが、図2(b)のコア16に形成された副磁極19が、図13には対向面15a上に形成されている点が異なる。
また、図14には近接場光ヘッド2の第2形態の対向面15a上の構造を示す。
近接場光ヘッド2の第1形態である図3の構造と異なる点は、コア16の斜面上には主磁極18のみが形成され、対向面15a上に副磁極19が形成されていることであり、主磁極18と副磁極19が磁気回路20によってつながっている。
対向面15a上の磁気回路20に巻回されているコイル21は、制御部8からの情報に応じて変調された電流が供給される配線Wと接続されている。コイル21に電流が流れると、磁気回路20に磁場が発生することから、図13に示すように主磁極18から副磁極19へ記録磁界が流れ、情報記録を行う。
また、図13と図14に示すコア16と主磁極18は、図5と図6に示す方法と同一の方法を用い製造することができる。また、副磁極19は、コア16と主磁極18を作製した後、副磁極19を別途に対向面15a上に設けても良いし、主磁極18の形成時に用いるフォトマスクに副磁極19のパターンを入れ、主磁極18の形成時に副磁極19を同時に形成しても良い。また、コア16の形成時に用いるフォトマスクに副磁極19が形成される突起構造をコア16の形成時と同時に対向面15a上に設け、その後、コア16上に主磁極18の形成と同時に副磁極19を前記突起上に形成しても良い。また、コア16上に主磁極18を形成した後、前記突起上に副磁極19を形成しても良い。
近接場光ヘッド2の第2形態は、図2(b)に示す第1形態が有する、近接場光がディスクDに照射される領域と磁極からの記録磁界がディスクDに照射される領域とをより一致させることができるため、近接場光及び磁界の広がりを抑制して書き込みの信頼性を向上する効果を持つと共に、主磁極18と副磁極19が対向面15a上で所定の距離を持って離れているため、主磁極18から発生した記録磁界が、ディスクDの記録層D3に情報を記録した後、強度が低下し分散された磁界に変え、副磁極19にリターンされるようになり、他の記録された磁界を反転させたりする影響を少なくする効果を有する。そうなることで、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
また、図13と図14に示す、主磁極18と副磁極19の距離dが、数百ナノメートルから数十マイクロメートルまでとなることで磁気記録は可能である。特に距離dが数マイクロメートルの場合、もっとも効率良く磁気記録を行うことができる。
また、近接場光ヘッド2の第2形態のコア16は、図4、図8、図9、図10、図11に示すコア16,36,46,56と同一な構造で作製することができるため、図4、図8、図9、図10、図11に示す近接場光ヘッドの構造・機能状の特徴を同一に有することができ、精度や効率の良い磁気記録を行うことができる。
なお、上記各実施の形態では、磁気回路20が対抗面15aに備えられていることを前提に説明したが、これに限定されないのは勿論のことである。例えば、磁気回路20は、コア16の斜面上に備えられていても良いし、それ以外の場所に備えられていても良い。
本発明によれば、小型化を図ると共に、高分解能の近接場光を発生させることができる。

Claims (11)

  1. 導入された光束から近接場光を発生させて、一定方向に回転する磁気記録媒体を加熱すると共に、該磁気記録媒体に磁界を与えて磁化反転を生じさせ情報を記録させる近接場光ヘッドであって、
    前記磁気記録媒体の表面から所定距離だけ浮上した状態で配置され、前記磁気記録媒体の表面に対向する対向面を有するスライダと、
    前記対向面上に形成され、前記対向面と接する底面を有し、前記底面と所定角度を成す平面で錐体の先端が切断されることで形成された頂面と、前記底面と前記頂面を結び互いに傾斜する側面を有すると共に、前記頂面の輪郭の内、前記対向面との距離が最大となる最大距離輪郭部と、前記頂面の輪郭の内、前記最大距離輪郭部を除く他の一部分である他部分輪郭部とのそれぞれから近接場光を発生させるティップ状の近接場光発生素子と、
    前記最大距離輪郭部を有する前記側面上に形成された主磁極と、前記他部分輪郭部を有する副磁極とにより構成される磁極部と、
    前記磁極部に接続された薄膜状の磁気回路と、
    前記磁気回路の周囲に巻回されたコイルと
    を備えることを特徴とする近接場光ヘッド。
  2. 前記光束は、前記最大距離輪郭部の少なくとも一点における接線に対し、略垂直な偏光を有することを特徴とする請求項1記載の近接場光ヘッド。
  3. 前記ティップの前記側面上の少なくとも一部に金属膜を備えることを特徴とする請求項1に記載の近接場光ヘッド。
  4. 少なくとも前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に金属膜を備えることを特徴とする請求項3に記載の近接場光ヘッド。
  5. 前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に第1金属膜が形成されると共に、前記他部分輪郭部と接する側の前記側面上に第2金属膜が形成されることを特徴とする請求項4に記載の近接場光ヘッド。
  6. 前記第1金属膜と前記第2金属膜の材質が異なることを特徴とする請求項5に記載の近接場光ヘッド。
  7. 前記最大距離輪郭部と接する側の前記側面上に、前記磁極部の前記主磁極が前記第1金属膜を介して形成されると共に、前記他部分輪郭部と接する側の前記側面上に、前記磁極部の前記副磁極が前記第2金属膜を介して形成されることを特徴とする請求項5に記載の近接場光ヘッド。
  8. 前記最大距離輪郭部を含む前記頂面の一部分が、前記対向面と平行となることを特徴とする請求項2に記載の近接場光ヘッド。
  9. 前記対向面は、前記近接場光発生素子が備えられた素子領域と、前記素子領域以外の他領域とを有し、
    前記副磁極が前記他領域に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の近接場光ヘッド。
  10. 前記副磁極は、前記側面上に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の近接場光ヘッド。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の近接場光ヘッドと、
    前記磁気記録媒体の表面に平行な方向に移動可能とされ、該磁気記録媒体の表面に平行で且つ互いに直交する2軸回りに回動自在な状態で、前記近接場光ヘッドを先端側で支持するビームと、
    前記スライダに対して平行に配置された状態で該スライダに固定され、入射された光束を前記近接場発生素子に導く光束導入手段と、
    前記光束導入手段に対して前記光束を入射させる光源と、
    前記ビームの基端側を支持すると共に、該ビームを前記磁気記録媒体の表面に平行な方向に向けて移動させるアクチュエータと、
    前記磁気記録媒体を前記一定方向に回転させる回転駆動部と、
    前記コイルに電流を供給すると共に前記光源の作動を制御する制御部とを備えていることを特徴とする情報記録再生装置。
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