JP5506188B2 - 着用物品群 - Google Patents

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Description

この発明は、複数の着用物品を含む着用物品群に関し、さらに詳しくは使い捨てのおむつ、トイレット・トレーニングパンツ、失禁ブリーフ、生理用ショーツ、おむつカバー等の、着用時に前後ウエスト域を互いに係合するタイプの着用物品を複数含む着用物品群に関する。
従来、着用時に背側部と腹側部とを係合するいわゆるオープンタイプの使い捨ておむつとして、例えば、特開2008−168115号公報(特許文献1)が公知である。この特許文献1では、着用時に背側部と腹側部とを互いに連結させるためのファスニングテープをおむつの背側部におけるその左右両側部に取り付けている。ファスニングテープに係合可能なランディングテープを腹側部の裏面シートに取り付け、これらファスニングテープとランディングテープとを係合することによって、ウエスト開口およびレッグ開口が形成され、着用者に対しておむつを着用させることができる。
ランディングテープには、ファスニングテープの止着位置を示す複数の指標が表示されている。指標として、例えば、「きっちり」「ゆったり」「ぴったり」などの言葉がランディングテープに印刷されている。おむつを着用者に対してきつめにフィットさせたい場合には、ファスニングテープを「きっちり」の位置に合わせて止着し、緩めに着用したい場合には「ゆったり」の位置に合わせて止着することができる。
特開2008−168115号公報(JP 2008−168115 A)
上記のようなおむつにおいて、着用者の体型に応じてそのサイズを選ぶことができるように、例えばS、M、Lサイズの製品が製造販売されていることがある。着用者の体型が変化しない場合には、一度サイズが定まると、そのサイズのおむつを使用し続けることができ、「きっちり」または「ゆったり」等の止着位置を選択して着用することができる。しかし、着用者が太ったり、痩せたりしてその体型が大きく変化した場合には、ファスニングテープの位置を変えるだけでは、着用者におむつを密着させることができず、小さいサイズや大きいサイズのおむつに変更しなければならない事態が生じる。また、着用者が乳幼児の場合には、成長に応じておむつもサイズアップしていかなければならない。このような場合に、今のままのサイズでよいのか、どのタイミングで一つ大きいサイズまたは小さいサイズのおむつにしたらよいのかの判断が困難であり、他のサイズのおむつを試してみなければ判断できないという問題があった。すなわち、異なるサイズのおむつを買ってみたが、そのサイズが合わなかったという事態が発生することも考えられる。サイズの合わないおむつを着用すると、尿等の漏れや肌トラブルの原因となる可能性がある。また、通常、おむつは複数個がセットになってパッケージされているので、サイズが合わない場合には、他のおむつを廃棄することとなり不経済である。
この発明では、サイズ変更のタイミングを容易に判断することができ、着用者の体型に合ったおむつを選択することができる着用物品群を提供することを課題とする。
この発明は、縦方向および横方向と、前記横方向の長さ寸法を二等分する縦中心線とを有し、身体側およびその反対側と、前ウエスト域および後ウエスト域の一方である第1ウエスト域、ならびに前記前ウエスト域および後ウエスト域の他方である第2ウエスト域と、前記第1および第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを含むシャーシと、前記第1ウエスト域に取り付けられた第1係合部材および前記第2ウエスト域に位置して前記第1係合部材と脱離可能に係合する第2係合部材から構成されるファスニングシステムと、前記ファスニングシステムの係合によって形成されるウエスト開口および一対のレッグ開口とを含み、前記ウエスト開口の周方向の寸法が異なる複数の着用物品を含む着用物品群の改良に関わる。
この発明は前記着用物品群において、第1の着用物品と、前記第1の着用物品の前記ウエスト開口の周方向の寸法よりも大きい前記ウエスト開口の周方向の寸法を有する第2の着用物品と、前記第2の着用物品の前記ウエスト開口の周方向の寸法よりも大きい前記ウエスト開口の周方向の寸法を有する第3の着用物品とを含み、前記第2係合部材は、前記第1係合部材を前記横方向の任意の位置に係合可能であって、前記第1〜第3の着用物品の前記第2係合部材は、前記縦中心線に関して対称に位置する、着用対象者のウエストの標準サイズとして表示される対象表示領域と、前記標準サイズに当てはまらないことが表示される域外表示領域とを有し、前記対象表示領域及び前記域外表示領域は前記横方向へ延びるものであり、前記第1の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向外側に位置し、前記第2の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向内側及び外側に位置し、前記第3の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向内側に位置しており、前記第1の着用物品の前記域外表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法とが一致し、前記第2の着用物品の前記横方向外側に位置する前記域外表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法と、前記第3の着用物品の前記対象表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法とが一致するように形成されており、前記第1係合部材は、前記横方向へ突出して前記縦方向において互いに離間する一対の突出部に配置されており、前記第1、第2及び第3着用物品の着用状態において、前記突出部間に位置して前記横方向内側へ向かって凹となる凹部から前記第1係合部材が位置する前記対象表示域又は前記域外表示領域の一部が露出し、前記第1、第2及び第3の着用物品のそれぞれにおいて、前記対象表示領域の前記横方向の寸法が、前記域外表示領域の前記横方向の寸法より大きいことを特徴とする。
好ましい実施態様のひとつとして、前記対象表示領域と前記外表示領域との間には、前記縦方向へ延びる境界線が位置する。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記第1の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の内側には、前記域外表示領域が存在せず、前記第3の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の外側には、前記域外表示領域が存在しない。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記第1の着用物品の前記対象表示領域と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向内側に位置する前記域外表示領域とには第1意匠要素が配置され、前記第1の着用物品の前記域外表示領域と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域と前記第3の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の内側に位置する前記域外表示領域とには第2意匠要素が配置され、前記第2の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向外側に位置する前記域外表示領域と前記第3の着用物品の前記対象表示領域とには第3意匠要素が配置されている。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記第1、第2及び第3意匠要素は、前記第2係合部材に文字、図および色の少なくともいずれかひとつによって形成される。
好ましい他の実施態様のひとつとして、前記ファスニングシステムは、メカニカルファスナのフック要素とループ要素とから構成され、または感圧性接着層と、該接着層が剥離可能に接合する被着層とから構成される。
この発明では、ウエスト開口の周方向のサイズが異なる複数の着用物品を含む着用物品群において、各着用物品は、ファスニングシステムの第2係合部材に第1係合部材を係合させて、ウエスト開口を形成する。第2係合部材には、各サイズの着用物品において対象としている対象者のウエストの標準サイズを表示する対象表示領域と、標準サイズに当てはまらないことを表示する域外表示領域とを含む。一のサイズの着用物品において、第1係合部材を域外表示領域に係合した際のウエスト開口のサイズと、他のサイズの着用物品において、第1係合部材を対象表示領域に係合した際のウエスト開口のサイズとが一致する。したがって、一のサイズの着用物品を着用した際に、第1係合部材が域外表示領域に位置する場合には、この域外表示領域に対応する対象表示領域を有する他のサイズの着用物品を選択することによって、着用物品を常に着用者の体型に適合させることができる。第1係合部材を第2係合部材に係合するだけで、一見して、着用者にそのサイズが適合しているのか、サイズ変更が必要であるのかを認識することができ、サイズの変更のタイミングを適切に判断することができる。したがって、常に着用者の体型に合ったおむつを選択することができる
着用物品として大人用の使い捨ておむつを用い、この発明の一例を説明する。
この発明の着用物品群は、例えばSサイズ、Mサイズ、Lサイズのサイズの異なる着用物品を含むものである。図1および2では、Sサイズのおむつ1を例に挙げて説明するが、ここで説明するのは、すべてサイズの着用物品に共通する構成である。
図1はおむつ1の組み立て状態における斜視図であり、図2はおむつ1の展開図であって説明のためにその一部を破断している。図示したように、おむつ1はシャーシ20とファスニングシステムであるメカニカルファスナ30とを含む。おむつ1は、縦方向Yに連なる前ウエスト域11、後ウエスト域12、これら前後ウエスト域11,12の間に位置するクロッチ域13を含む。
シャーシ20は、身体側に位置する内面シート21と、身体側とは反対側である着衣側に位置する外面シート22と、これら内外面シート21,22の間に位置する吸液構造体40とを含む。吸液構造体40は、吸液性芯材41と、この吸液性芯材41を覆う液拡散シート42とを含む。内外面シート21,22は液透過性の繊維不織布等、吸液性芯材41はフラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物等、液拡散シート42はティッシュペーパ等、それぞれ当技術分野の慣用素材を用いることができる。
シャーシ20は、後ウエスト域12において、横方向Xに対向して縦方向Yに延びる一対の第1側縁部14と、前ウエスト域11において、横方向Xに対向して縦方向Yに延びる一対の第2側縁部15と、これら第1および第2側縁部14,15の縦方向Yの間であってクロッチ域13に形成されるクロッチ側縁16とを含む。シャーシ20は、横方向Xに延びる前後端縁17,18を含み、後端縁18に沿って複数のウエスト弾性部材81が横方向Xに伸長状態で収縮可能に取り付けられている。また、少なくともクロッチ側縁16に沿って複数のレッグ弾性部材82が、縦方向Yに伸長状態で収縮可能に取り付けられている。これら弾性部材81,82は、内外面シート21,22の間であって、これらシート21,22の少なくともいずれか一方に接合されている。
第1側縁部14には、横方向X外側に延出するサイドシート50がそれぞれ取り付けられ、サイドシート50の身体側にはシート状のタブ部材60を介して第1係合部材31が取り付けられる。第1係合部材31は、ファスニングシステムを構成するメカニカルファスナのフック要素によって形成されている。サイドシート50は、横方向Xの内側縁51を内外面シート21,22の間に位置させて取り付けられ、外側縁52が第1側縁部14から延出している。外側縁52は、第1係合部材31よりも横方向X外側に位置する。この外側縁52の近傍を挟持して、第1係合部材31を第2係合部材に係合することができる。
前ウエスト域11の着衣側には、第1係合部材31に脱離可能に係合し、ファスニングシステムを構成する第2係合部材32が取り付けられている。第2係合部材32は、外面シート22に取り付けられる基材シートと、この基材シートに形成されたループ要素とによって形成される(図示せず)。第2係合部材32は、ループ要素を介して基材シートが透視可能であり、基材シートに絵や文字を画いたり、着色したりした場合には、これを着衣側から視認することができる。第2係合部材32は、一方の第2側縁部15から他方の第2側縁部15へと前ウエスト域11の横方向Xのほぼ全体に亘って形成され、着用者のウエストの大きさに合わせて、第1係合部材31の係合位置を横方向Xに調節することができるようにしている。
上記のように形成された第1係合部材31を、第2係合部材32に係合させることによって、前後ウエスト域11,12を互いに連結させて、おむつ1を図1に示したようなパンツ形状に形成することができる。おむつ1には、着用者のウエストを囲繞するウエスト開口71と、足の付け根を囲繞するレッグ開口72とが形成される。
なお、前記ファスニングシステムに代えて別のファスニングシステムを選択することができる。すなわち、第1係合部材であるフック要素に代えて、感圧性接着剤を塗布して接着層を形成し、かつ、第2係合部材32であるループ要素に代えて前記接着層を形成したタブを剥離可能に接合するプラスチックフィルムによって被着層を形成することができる。
この発明では、サイズの異なるSサイズ、Mサイズ、Lサイズのおむつによって着用物品群を形成している。図3(a)〜(c)に示したのは、S、M、Lサイズおむつ1a,1b,1cであって、外面シート22から見たときの平面図の概略である。各サイズのおむつ1a,1b,1cは、それぞれ前後ウエスト域11,12の横方向Xの長さ寸法が異なり、これら前後ウエスト域11,12の前後端縁17,18で形成されるウエスト開口71の周方向の寸法が異なるように形成されている。Sサイズおむつ1aは、ウエスト開口71の寸法が63〜90cm、Mサイズおむつ1bは67〜106cm、Lサイズおむつ1cは81〜128cmの間で調整可能となっている。各サイズのおむつ1a,1b,1cには、それを着用する着用者の標準のウエストサイズがそれぞれ設定されており、その標準サイズは、Sサイズおむつ1aでは84cmよりも小さい、Mサイズおむつ1bでは84〜100cm、Lサイズおむつ1cでは100cmよりも大きい、としている。
各おむつ1a,1b,1cの第2係合部材32には、上記標準サイズを示す対象表示領域91〜93と、標準サイズには当てはまらない域外表示領域94〜97とが表示されている。これら領域91〜97は、仮想の縦中心線P−Pに対称に形成されている。図3(a)で示したように、Sサイズおむつ1aの対象表示領域91には、例えばハートのマークを表示している。対象表示領域91に第1係合部材31が係合されたときには、ウエスト開口の寸法が84cm以下であり、着用者のウエストサイズが標準サイズの範囲内である84cm以下であることを示す。
なお、第1係合部材31が係合されたときとは、サイドシート50の外側縁52が各領域に位置する場合を示している。
対象表示領域91の横方向X外側には、域外表示領域94が形成され、ダイヤのマークが表示されている。域外表示領域94に第1係合部材31が係合されたときには、ウエスト開口の寸法が84cmよりも大きく、着用者のウエストサイズが標準サイズの範囲外であることを示す。
図3(b)で示したように、Mサイズおむつ1bには、対象表示領域92が形成され、ダイヤのマークが表示されている。このマークは、Sサイズおむつ1aの域外表示領域94に表示されたマークと同じである。Mサイズおむつ1bの対象表示領域92の横方向X内側には、ハートマークが表示された域外表示領域95が形成されている。このマークはSサイズおむつ1aの対象表示領域91に表示されたマークと同じである。さらに、Mサイズおむつ1bの対象表示領域92の外側には、域外表示領域96が形成され、クローバーのマークが表示されている。
このようなMサイズおむつ1bを着用者に着用させ、第1係合部材31が内側の域外表示領域95に位置した場合には、ウエスト開口71の寸法および着用者のウエストサイズが67〜83cmであり、標準サイズに当てはまらないことを示す。一方、第1係合部材31が対象表示領域92に位置した場合には、ウエスト開口71の寸法および着用者のウエストサイズが84〜100cmであり、標準サイズ内であることを示し、外側の域外表示領域96に位置した場合には、100cmよりも大きく、標準サイズに当てはまらないことを示す。
図3(c)で示したように、Lサイズおむつ1cの対象表示領域93には、クローバーのマークが表示されている。このマークは、Mサイズおむつ1bの外側の域外表示領域96に表示されたマークと同じである。Lサイズおむつ1cの対象表示領域93の横方向X内側には、ダイヤのマークが表示された域外表示領域97が形成されている。このダイヤのマークは、Mサイズおむつ1bの対象表示領域92に表示されたマークと同じである。
このようなLサイズおむつ1cを着用者に着用させたときに、第1係合部材31が対象表示領域93に位置した場合には、ウエスト開口71の寸法および着用者のウエストサイズが100〜120cmであり、標準サイズ内であることを示す。第1係合部材31が域外表示領域97に位置した場合には、ウエスト開口71および着用者のウエストサイズが、81〜99cmであって、標準サイズに当てはまらないことを示す。
上記のような各サイズのおむつ1a,1b,1cにおいて、例えばSサイズおむつ1aを使用していた場合に、前後ウエスト域11,12を着用者のウエストに密着させて着用した際、第1係合部材31が形成されたサイドシート50の外側縁52が、対象表示領域91に位置すれば、着用者のウエストサイズは、Sサイズおむつ1aで設定された標準サイズに適合していると判断することができる。一方、域外表示領域94に位置した場合には、Sサイズおむつ1aの標準サイズよりも、着用者のウエストサイズの方が大きいということであり、ひとつ大きなサイズのMサイズおむつ1bに変更すべきであると判断することができる。Mサイズおむつ1bの対象とする標準サイズと、Sサイズおむつ1aの域外表示領域94とが同じサイズとなるように関連させて設定されているので、Sサイズおむつ1aからMサイズおむつ1bへの移行を容易に判断できる。ここで、Sサイズおむつ1aの域外表示領域94に表示されたマークと、Mサイズおむつ1bの対象表示領域92に表示されたマークとが、同じダイヤのマークであるので、おむつの使用者はそのマークを見るだけで、Sサイズおむつ1aとMサイズおむつ1bとの関連性を容易に理解することができる。
同様にMサイズおむつ1bを着用している場合において、第1係合部材31が対象表示領域92に位置するときには、このサイズに適合していると判断することができ、内側の域外表示領域95に位置するときには、ひとつ小さいサイズのSサイズおむつ1aへ変更すべきであり、外側の域外表示領域96に位置するときには、一つ大きいサイズのLサイズ1cおむつへ変更すべきであることを理解することができる。Mサイズおむつ1bの内側の域外表示領域95とSサイズおむつ1aの対象表示領域91とが同じサイズになるように関連させ、同じマークが表示されている。同様にMサイズおむつ1bの外側の域外表示領域96とLサイズおむつ1cの対象表示領域93とが同じサイズになるように関連させ、同じマークが表示されている。
Lサイズおむつ1cを着用している場合には、第1係合部材31が対象表示領域93に位置するときには、このサイズに適合していると判断することができ、内側の域外表示領域97に位置するときには、一つ小さいサイズのMサイズおむつ1bへ変更すべきであると判断することができる。Lサイズおむつ1cの域外表示領域97とMサイズおむつ1bの対象表示領域92とが同じサイズになるように関連させ、同じマークが表示されている。
以上のとおり、Sサイズおむつ1aの対象表示領域91と、Mサイズおむつ1bの域外表示領域95とには同じマークの表示(第1意匠要素)がなされ、Sサイズおむつ1aの域外表示領域94と、Mサイズおむつ1bの対象表示領域92とLサイズおむつ1cの域外表示領域97とには同じマークの表示(第2意匠要素)がなされ、Mサイズおむつ1bの域外表示領域96とLサイズおむつ1cの対象表示領域93とには同じマークの表示(第3意匠要素)がなされている。
Sサイズおむつ1aとLサイズおむつ1cにおいては、域外表示領域94,97がそれぞれ一箇所のみ形成されることとしているが、Sサイズおむつ1aよりも小さいSSサイズおむつ、またはLサイズ1cおむつよりも大きいLLサイズおむつも着用物品群に含まれる場合には、それらに対応した表示領域を形成することができる。
各表示領域91〜97に配置された第1〜第3意匠要素には、それぞれ対応するマークを表示するようにしているが、各サイズのおむつの対応関係が理解できるような表示であれば、各領域を色分けしたり、各領域の境界に印をつけたりすることもできる。また、例えばMサイズおむつ1bの内側の域外表示領域95には、「Sサイズおむつをご使用ください」と表示し、外側の域外表示領域96には、「Lサイズおむつをご利用ください」等のメッセージを表示することもできる。
対象表示領域91〜93と域外表示領域94〜97とは、仮想の縦中心線P−Pに対して対称に形成されているので、一対の第1係合部材31を仮想の縦中心線P−Pに対して均等に係合することができる。これら第1係合部材31を均等に係合することによって、着用時におけるおむつの位置ずれを予防し、位置ずれによる尿等の漏れを防止することができる。また、一対の第1係合部材31で、着用者に適合したサイズのおむつであるのかを判断することができ、より確実な判断をすることができる。
第1係合部材31を第2係合部材32に係合した際の係合位置を、サイドシート50の外側縁52で判断することとしているが、第1係合部材31の外側縁の位置や、第1係合部材31の縦中心線の位置等で判断することとしてもよい。第1係合部材31の縦中心線の位置で判断する場合には、この判断が容易となるように、縦中心線に沿って印をつけるようにしてもよい。
この発明において、着用物品群として、S,M,Lサイズのおむつを含んでいるが、これに限られることなく、サイズの異なる少なくとも2つのおむつを含むものであればよい。また、この着用物品群は、大人用のおむつを対象としているがこれに限ったものではない。例えば乳幼児用のおむつを対象とすることもでき、また、サイズ毎に構成の異なる着用物品が含まれてもよい。
第2係合部材32に表示領域を形成する絵や文字等が表示されているが、シャーシ20に表示され、第2係合部材32を介して視認可能としているものでもよいし、第2係合部材32の上下左右に表示されているものでもよい。すなわち、利用者が表示領域を視認できるものであればよい。
フック要素およびループ要素としては、例えばこの発明に係る着用物品の技術分野で慣用されている「ベルクロ(登録商標)」や「マジックテープ(登録商標)」を用いることができる。
ウエスト弾性部材81およびレッグ弾性部材82は、複数条の糸状、ストランド状、テープ状などのゴム弾性を有する材料によって形成され、これら材料の収縮力によって、ウエスト開口およびレッグ開口が着用者にフィットし尿等の漏れを防止するようにしている。これらウエスト弾性部材81およびレッグ弾性部材82は、天然ゴムまたはポリウレタン等の合成ゴム等のゴム弾性を有する材料を用いることができ、これら各材料に替えて、ゴム弾性を有する繊維不織布やプラスチックシート等を用いることもでき、一般的な弾性部材を使用することができる。第1および第2係合部材は、フック要素およびループ要素に限定されることなく、これらが逆になってもよいし、他の手段を用いて前後ウエスト域を連結させてもよい。
タブ部材60は、必須の構成要素ではなく、サイドシート50の強度等によっては用いる必要がない。サイドシート50およびタブ部材60は、通気性かつ透液性の繊維不織布等を用いることができる。第1係合部材31は、後ウエスト域12に形成されているが、第2係合部材32との係合によって、前後ウエスト域11,12を連結することができるものであれば、前ウエスト域11に形成することもできる。
なお、おむつ等の着用物品を市販に供するため、該着用物品を包装するパッケージの適宜部位には、当該サイズに対応する図3のいずれかと、その意義を説明する文言とを表示することが好ましい。
おむつの斜視図。 図1のおむつの展開図。 (a)Sサイズおむつの概要図。(b)Mサイズおむつの概要図。(c)Lサイズおむつの概要図。
符号の説明
1 おむつ
11 前ウエスト域
12 後ウエスト域
13 クロッチ域
14 第1側縁
15 第2側縁
16 クロッチ側縁
20 シャーシ
31 第1係合部材
32 第2係合部材
71 ウエスト開口
72 レッグ開口
91 対象表示領域
92 対象表示領域
93 対象表示領域
94 域外表示領域
95 域外表示領域
96 域外表示領域

Claims (6)

  1. 縦方向および横方向と、前記横方向の長さ寸法を二等分する縦中心線とを有し、身体側およびその反対側と、前ウエスト域および後ウエスト域の一方である第1ウエスト域、ならびに前記前ウエスト域および後ウエスト域の他方である第2ウエスト域と、前記第1および第2ウエスト域間に位置するクロッチ域とを含むシャーシと、前記第1ウエスト域に取り付けられた第1係合部材および前記第2ウエスト域に位置して前記第1係合部材と脱離可能に係合する第2係合部材から構成されるファスニングシステムと、前記ファスニングシステムの係合によって形成されるウエスト開口および一対のレッグ開口とを含み、前記ウエスト開口の周方向の寸法が異なる複数の着用物品を含む着用物品群において、
    第1の着用物品と、前記第1の着用物品の前記ウエスト開口の周方向の寸法よりも大きい前記ウエスト開口の周方向の寸法を有する第2の着用物品と、前記第2の着用物品の前記ウエスト開口の周方向の寸法よりも大きい前記ウエスト開口の周方向の寸法を有する第3の着用物品とを含み、
    前記第2係合部材は、前記第1係合部材を前記横方向の任意の位置に係合可能であって、
    前記第1〜第3の着用物品の前記第2係合部材は、前記縦中心線に関して対称に位置する、着用対象者のウエストの標準サイズとして表示される対象表示領域と、前記標準サイズに当てはまらないことが表示される域外表示領域とを有し、
    前記対象表示領域及び前記域外表示領域は前記横方向へ延びるものであり、
    前記第1の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向外側に位置し、前記第2の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向内側及び外側に位置し、前記第3の着用物品において、前記域外表示領域は前記対象表示領域の前記横方向内側に位置しており、
    前記第1の着用物品の前記域外表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法とが一致し、
    前記第2の着用物品の前記横方向外側に位置する前記域外表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法と、前記第3の着用物品の前記対象表示領域に前記第1係合部材を位置させた際の前記ウエスト開口の周方向の寸法とが一致するように形成されており、
    前記第1係合部材は、前記横方向へ突出して前記縦方向において互いに離間する一対の突出部に配置されており、前記第1、第2及び第3着用物品の着用状態において、前記突出部間に位置して前記横方向内側へ向かって凹となる凹部から前記第1係合部材が位置する前記対象表示域又は前記域外表示領域の一部が露出し、
    前記第1、第2及び第3の着用物品のそれぞれにおいて、前記対象表示領域の前記横方向の寸法が、前記域外表示領域の前記横方向の寸法より大きいことを特徴とする前記着用物品群。
  2. 前記対象表示領域と前記外表示領域との間には、前記縦方向へ延びる境界線が位置する請求項1に記載の着用物品群。
  3. 前記第1の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の内側には、前記域外表示領域が存在せず、
    前記第3の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の外側には、前記域外表示領域が存在しない請求項1または2に記載の着用物品群。
  4. 前記第1の着用物品の前記対象表示領域と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向内側に位置する前記域外表示領域とには第1意匠要素が配置され、前記第1の着用物品の前記域外表示領域と、前記第2の着用物品の前記対象表示領域と前記第3の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向の内側に位置する前記域外表示領域とには第2意匠要素が配置され、
    前記第2の着用物品の前記対象表示領域の前記横方向外側に位置する前記域外表示領域と前記第3の着用物品の前記対象表示領域とには第3意匠要素が配置されている請求項1〜3のいずれかに記載の着用物品群。
  5. 前記第1、第2及び第3意匠要素は、前記第2係合部材に文字、図および色の少なくともいずれかひとつによって形成される請求項4に記載の着用物品群。
  6. 前記ファスニングシステムは、メカニカルファスナのフック要素とループ要素とから構成され、または感圧性接着層と、該接着層が剥離可能に接合する被着層とから構成される請求項1〜5のいずれかに記載の着用物品群。
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