JP5504188B2 - 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法 - Google Patents

測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5504188B2
JP5504188B2 JP2011025155A JP2011025155A JP5504188B2 JP 5504188 B2 JP5504188 B2 JP 5504188B2 JP 2011025155 A JP2011025155 A JP 2011025155A JP 2011025155 A JP2011025155 A JP 2011025155A JP 5504188 B2 JP5504188 B2 JP 5504188B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
measurement
display
input
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011025155A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012163486A (ja
Inventor
磊 朱
裕介 伴場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eizo Corp
Original Assignee
Eizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Eizo Corp filed Critical Eizo Corp
Priority to JP2011025155A priority Critical patent/JP5504188B2/ja
Publication of JP2012163486A publication Critical patent/JP2012163486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5504188B2 publication Critical patent/JP5504188B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

本願は、表示装置の表示画面の表示の調整等を目的として、表示画面の表示を測定装置にて測定する測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法に関する。
LCD(Liquid Crystal Display)モニタ、CRT(Cathode Ray Tube)モニタ、PDP(Plasma Display Panel)モニタ、有機ELディスプレイモニタ、電子ペーパー等の表示装置では、表示画面に表示される画像を調整することにより、本来の表示色による表示を実現している。例えば、表示装置の表示画面に表示される画像の輝度、色成分の刺激値、色度、濃度等の表示強度を測定装置により測定し、測定した結果に基づいて表示画面の調整が行われる。さらに、測定した結果は、表示装置の表示画面の調整に限らず、表示装置の品質管理を目的とした測定結果の蓄積、ユーザに調整を促すことを目的とした測定結果の通知等の様々な用途に用いられる。
このような測定を行う場合、人の目の感度に基づいた等色関数に準じた応答感度を持ち、基準センサとして機能する分光型のセンサで構成された基準測定装置を用いることが好ましい。しかしながら、このような特性を有する基準測定装置は比較的高価なこともあり、ユーザにて測定を行う場合、比較的安価に入手することができる簡易センサが測定装置として用いられる。このような測定装置としては、例えば、三刺激値型センサ、精度を落とした分光型センサ等の簡易センサが用いられる。
図11は、測定装置の分光応答感度の誤差の例を示すグラフである。図11は、横軸に波長をとり、縦軸に相対感度をとって、測定装置の特性を示したグラフである。図11は、1931年に国際照明委員会(CIE)にて規定された標準光の特性を示しており、三刺激値(Red,Green,Blue)として測定されるRGB表色系の等色関数をXYZ表色系の等色関数に変換したものである。図11中、本来の標準光の特性を示す等色関数は、CIE(X)、CIE(Y)及びCIE(Z)として各種実線で示している。また、三刺激値直読型等の簡易センサを用いて測定した測定値に基づく等色関数は、X、Y及びZとして各種破線で示している。
図11から明らかなように、簡易センサの測定値は本来の等色関数と比較して、その特性に差異があり、特に一点鎖線で囲った波長域でその差異が相対感度のズレとして顕著に表れている。このようなズレを解消するため、簡易センサの測定値を等色関数に準じた基準測定装置の測定値に近づける補正が必要となる。補正の方法としては、下記の式1として示される補正マトリクスMが用いられる。式1の補正マトリクスMにおいて、Xr、Yr及びZrは、簡易センサにより赤(Red)の単色光を表示した表示画面を測定した場合の測定値をXYZ表色系にて示した値である。同様にして、Xg、Yg及びZgは、緑(Green)に係る値であり、Xb、Yb及びZbは、青(Blue)に係る値である。また、Xref−r、Yref−r及びZref−rは、基準測定装置により赤の単色光を表示した表示した表示画面を測定した場合の測定値をXYZ表色系にて示した値である。同様にして、Xref−g、Yref−g及びZref−gは、緑に係る値であり、Xref−b、Yref−b及びZref−bは、青に係る値である。
Figure 0005504188
このような補正マトリクスMを、例えば、簡易センサを用いた測定装置に予め記録しておく。そして、表示装置の表示画面を、測定装置にて測定して得られた実測値を、補正マトリクスMを用いて補正し、実測値の補正値に基づいて表示装置の表示画面を調整する。
三刺激値直読型センサの測定値を、マトリクスを用いて測定装置に合わせて補正する方法は、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2007−093477号公報
しかしながら、補正マトリクスは、表示の測定の基準となる基準画面を表示する基準表示装置を測定することで作成される。基準表示装置とは、同一モデルの表示装置の中で表示強度等の表示特性が標準的或いは理想的な表示装置を、開発段階或いは製造段階で予め選択したものであり、これを補正マトリクス作成時に利用する。個々の表示装置には、個体差が存在し、市販されユーザが入手した表示装置と基準表示装置との間にも個体差が生じる。このような個体差は、基準表示装置に基づいて作成された補正マトリクスでは吸収し得ないため、簡易センサの測定値を基準測定装置の測定値に近付ける十分な補正が期待できないという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、簡易センサと基準測定装置との差だけでなく、基準表示装置と測定対象となる表示装置との個体差をも考慮して、補正を行うことにより、高精度に測定値を補正することが可能な測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法の提供を目的とする。
本発明に係る測定システムは、入力値に基づいて表示画面に画像を表示する表示装置と、該表示装置の表示画面の表示強度を測定する測定装置とを備え、該測定装置により前記表示画面の表示強度を測定する測定システムにおいて、前記表示装置又は測定装置は、前記表示装置の複数の入力値を取得する入力値取得手段と、予め前記表示装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び予め前記基準画面を前記測定装置と異なる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値を、それぞれ複数の入力値に対応付けて記録する記録手段と、前記入力値取得手段で取得した入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示装置の表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、前記入力値取得手段で取得した入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値を、前記記録手段から読み取る読取手段と、前記実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記読取手段で読み取った、前記入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値に基づいて、前記入力値取得手段で取得した入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、測定装置と比較用測定装置との差、及び基準画面と表示画面との差を加味して表示画面の表示を測定することができる。また、入力値に応じた測定をすることができる。
本発明に係る測定システムは、前記補正値導出手段は、取得した実測値を、前記第1測定値で除した結果に基づいて、一次補正値を導出し、導出した一次補正値を、前記第2測定値で乗じた結果に基づいて、二次補正値を導出するようにしてあり、導出した二次補正値を、前記補正値とすることを特徴とする。
本発明では、測定装置と比較用測定装置との差、及び基準画面と表示画面との差を加味して表示画面の表示を測定することができる。
本発明に係る測定システムは、前記記録手段は、前記第1測定値及び第2測定値を、複数の特定の入力値に対応付けて記録してあり、前記特定の入力値毎に、該特定の入力値に基づいて表示される表示画面の表示強度の理論値と前記第1測定値又は第2測定値との差分値を記録してあり、前記入力値取得手段が取得した入力値が前記特定の入力値ではない場合、補間理論値を算出する手段と、前記入力値取得手段が取得した入力値が前記特定の入力値ではない場合、前記記録手段に記録してある前記特定の入力値に対応付けられた差分値から、補間差分値を算出する手段と、算出した補間理論値に算出した補間差分値を加算して代替測定値を算出する手段とを備え、前記補正値導出手段は、前記読取手段が読み取るべき第1測定値又は第2測定値に代替して、算出した代替測定値を用いるようにしてあることを特徴とする。
本発明では、取得した入力値に応じた測定値が記録されていない場合に行う補間処理において、補間測定値及び補間差分値を用いた補間処理を行う。
本発明に係る表示装置は、画像を表示する表示画面を備え、測定装置により、前記表示画面の表示強度を測定する表示装置において、複数の入力値を取得する入力値取得手段と、該入力値取得手段で取得した入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め自装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を測定の基準となる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記入力値取得手段で取得した入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、測定装置と基準測定装置との差、及び基準画面と表示画面との差を加味して表示画面の表示を測定することができる。
本発明に係る測定装置は、表示装置が備える表示画面の表示強度を測定する測定装置において、前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記表示装置とは異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を他の測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、基準測定装置との差だけではなく、基準画面と表示画面との差をも加味して表示画面の表示を測定することができる。
本発明に係る補正装置は、表示装置が備える表示画面の表示強度を測定装置にて測定し、測定により得られた実測値を補正する補正装置において、前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記表示装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を測定の基準となる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段とを備えることを特徴とする。
本発明では、測定装置と基準測定装置との差、及び基準画面と表示画面との差を加味して表示画面の表示を測定することができる。
本発明に係る測定方法は、表示装置の表示画面の表示強度を測定装置にて測定する測定方法において、前記測定装置は、前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度を測定し、前記測定装置又は表示装置は、予め前記表示装置とは異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び予め前記基準画面を前記測定装置と異なる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値を、それぞれ複数の入力値に対応付けて予め記録してあり、前記測定装置による前記表示画面の表示強度の入力値毎の実測値、並びに前記入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出することを特徴とする。
本発明に係る測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法は、測定装置による差、及び基準画面と表示画面との差に基づいて、表示画面の実測値を一次補正及び二次補正等の補正をした上で表示画面の表示を測定する。これにより、個々の表示装置の個体差を解消した測定値の補正が可能になり、測定装置の測定値を等色関数に準じた測定値に精度良く補正することが可能である等、優れた効果を奏する。
また、本発明は、予め画像の入力値に対応付けて第1測定値及び第2測定値を記録しておくことにより、入力値に応じた測定値の補正を行うことができるので、如何なる入力値が表示装置に入力されても高精度な測定を行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
さらに、本発明は、入力値に対応付けて測定値を記録しておく場合で、対応する入力値に係る測定値が無く、補間処理を行う場合に、補間測定値及び補間差分値を用いた補間処理を行う。これにより、単に測定値のみを線形補間する場合と比べて高精度な測定を実現することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る測定方法において、表示強度の測定に用いる各装置の一例の外観を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法に用いられる表示装置及び測定装置の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置が備える補正部の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置の測定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る測定方法において測定値の補正を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法において、測定値の補正を概念的に示すグラフである。 本発明の実施の形態1に係る測定方法において、入力値と各色成分の刺激値との関係を示すテーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法において、入力値と各色成分の差分値との関係を示すテーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置の補間処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る測定方法に用いられる表示装置及び測定装置の構成例を示すブロック図である。 測定装置の分光応答感度の誤差の例を示すグラフである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る測定方法において、表示強度の測定に用いる各装置の一例の外観を示す斜視図である。図1中1は、液晶モニタ等の表示装置であり、表示装置1は、測定対象となる表示装置であって、液晶パネル等の表示部10を備えており、表示部10の表示画面10aには、画像信号の階調値、振幅等の入力値に基づく画像が表示される。なお、表示装置1は、液晶モニタに限らず、CRTモニタ、PDPモニタ、有機ELディスプレイモニタ、プロジェクタ、電子ペーパー等の装置であっても良い。また、表示装置1には、パーソナルコンピュータ、テレビ用チューナ、DVDプレーヤ、ゲーム機、各種医療機器、各種工作機器等の図示しない信号出力装置が接続されており、表示装置1に対して画像信号を出力する。なお、表示装置1及び信号出力装置が一体をなしていても良い。
表示装置1の表示画面10aに表示された画像は、測定装置2により測定される。測定装置2は、表示装置1と、有線又は無線の通信手段により、通信可能に接続されている。測定装置2は、表示画面10aに表示された画像の輝度、RGB各色成分の刺激値、色度、濃度等の表示強度を測定する装置であり、三刺激値直読型センサ等のセンサが用いられる。
次に、本発明の実施の形態1に係る測定方法を実現するための具体例を説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る測定方法に用いられる表示装置1及び測定装置2の構成例を示すブロック図である。
表示装置1は、前述した表示部10の他に、入力部11、画像処理部12、受信部13、補正部14等の各種機構を備えている。
入力部11は、信号出力装置から画像信号の入力を受け付ける機能を有し、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。入力部11は、信号出力装置から受け付けた画像信号を画像処理部12にて処理可能な信号に変換し、変換した画像信号を画像処理部12へ出力する。
画像処理部12は、入力部11から受け付けた画像信号に基づいて表示部10に画像を表示させる画像コントローラ等の機構であり、機構を制御するMPU等の制御部120及び各種情報を記録するフラッシュメモリ等の記録部121を備えている。画像処理部12が受け付ける画像信号とは、画像を構成する複数の画素の夫々について、各色成分を例えば0〜255の256段階の離散値に分級して示す階調値を示した入力値であり、階調値に基づく輝度の画素を表示部10に表示させることにより、ユーザは画素の集合体である表示画像を視認することができる。なお、画像信号に対する分級数は256段階に限らず、これを下回るものであっても、上回るものであってもよい。また、図2では、入力値として表示装置1外部から入力される画像信号を図示しているが、これに限らず表示装置1内部で画像信号を生成し、生成した画像信号を入力値として用いるようにしても良い。また、階調値の様なディジタル値に限らず、信号の振幅電圧値のようなアナログ値を入力値として用いるようにしても良い。記録部121には、例えばユーザにより設定される画像の状態を示すブライトネス値、色温度、階調特性等の状態情報が記録されており、画像処理部12は、設定値として記録されている状態情報に基づいて表示部10に表示させる画像の画質を調整する。また、画像処理部12は、画像の表示に際し、補正部14から入力される実測値に基づいて表示部10の表示画面10aに表示する画像を調整する。実測値に基づく画像調整方法としては、予め記録部121に記録されている各種γ曲線に基づくLUT(Look Up Table )の使用等の既存の様々な技術が適用される。なお、補正部14から入力される実測値とは、測定装置2の測定により得られた実測値そのものではなく、補正部14により後述する方法で補正された実測値である。さらに、画像処理部12は、入力部11から受け付けた画像信号に含まれる階調値等の入力値及び記録部121に記録されている状態情報を補正部14へ出力する。
受信部13は、測定装置2から送信される実測値を受信する機能を有し、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。受信部13は、測定装置2から受信した実測値を補正部14にて処理可能な信号に変換し、変換した実測値を補正部14へ出力する。
補正部14は、測定装置2から受信した実測値を補正し、補正した実測値を画像処理部12へ出力するマイクロコンピュータ等の機構であり、機構全体を制御するMPU等の制御部140及び各種情報を記録するフラッシュメモリ等の記録部141を備えている。補正部14は、表示装置1の組込回路として製造されるが、既存の表示装置1に、別途組み込み可能なオプション装置として製造するようにしてもよい。補正部14は、画像処理部12から入力値及び状態情報の入力を受け付け、入力値及び状態情報に基づき、制御部140の制御により、測定値を補正する補正装置として機能する。なお、処理の具体例については後述する。
測定装置2は、検出部20、表色値演算部21、送信部22等の各種機構を備えている。
検出部20は、表示装置1の表示画面10aに表示された画像の輝度、各色成分の刺激値、色度、濃度等の表示強度を検出するCCD等の受光素子をセンサを用いた機構であり、表示強度を波長毎のカウント値として表色値演算部21へ出力する。
表色値演算部21は、演算回路であり、検出部20から入力された波長毎のカウント値に対し、積分等の演算を行うことにより、実測値として処理可能な表示強度に換算し、換算した実測値(表示強度)を送信部22へ渡す。
送信部22は、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。送信部22は、表色値演算部21から受け付けた実測値を通信信号に変換し、表示装置1へ送信する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置1が備える補正部14の構成例を示す機能ブロック図である。補正部14は、記録部141に記録されている各種情報に基づく制御部140の制御により、実測値取得手段14a、入力値取得手段14b、状態情報取得手段14c、標準測定値導出手段14d、基準測定値導出手段14e、一次補正値導出手段14f及び二次補正値導出手段14gとして機能する。
実測値取得手段14aは、測定装置2から受信する表示強度を実測値として取得する機能を有する。
入力値取得手段14bは、表示画面10aに表示している画像に係る階調値等の入力値を取得する機能を有する。
状態情報取得手段14cは、画像の状態を示すブライトネス値、色温度、階調特性等の状態情報を取得する機能を有する。
標準測定値導出手段14dは、実測値の補正に用いる標準測定値(第1測定値)を導出する機能を有する。標準測定値とは、表示の基準となる基準画面を、測定装置を用いて予め測定した結果に基づく測定値である。なお、基準画面の測定に用いられる測定装置としては、本実施の形態にて表示強度を実測する測定装置2を用いることが望ましいが、当該測定装置2と同一又は近似される測定特性を有し、当該測定装置2による測定と同等とみなすことができる測定が可能な他の測定装置を用いることが可能である。表示の基準となる基準画面とは、機器の校正等の調整に用いるために選択された仕様は同一であるが表示装置1とは異なる表示装置(標準表示装置)の表示画面である。基準画面の表示強度は、入力値及び状態情報により異なるため、入力値及び状態情報毎の標準測定値がLUT等の形式の第1テーブルTBL1として予め記録部141に記録されている。標準表示装置は、表示装置1と同一仕様の表示装置群から表示強度等の表示特性が標準的なもの、或いは理想的なものが、開発段階或いは製造段階に選択される。
標準測定値導出手段14dは、入力値及び状態情報に基づいて、第1テーブルTBL1を参照し、入力値及び状態情報に対応する標準測定値を導出する。なお、入力値として、RGB各成分について0から255までの256段階の階調に分級した階調値を用いるとすると、256の3乗通りの入力値が存在し、夫々の入力値について状態情報毎の標準測定値を記録するとなると、その情報量は膨大となる。よって、第1テーブルTBL1には、全ての入力値及び状態情報に対応する標準測定値を記録するのではなく、特定の入力値等に対応する標準測定値のみが記録される。そして、記録されていない入力値等に対応する標準測定値については、後述する補間処理により標準測定値が導出される。
基準測定値導出手段14eは、実測値の補正に用いる基準測定値(第2測定値)を導出する機能を有する。基準測定値とは、前述の基準画面を、測定の基準となる基準測定装置(比較用測定装置)を用いて予め測定した結果に基づく測定値である。基準測定装置とは、測定の基準センサとしての機能を有する測定装置であり、例えば、測定装置2より測定精度が高く高性能な分光型の色測定装置が用いられる。また、入力値及び状態情報毎の基準測定値がLUT等の形式の第2テーブルTBL2として予め記録部141に記録されている。
基準測定値導出手段14eは、入力値及び状態情報に基づいて、第2テーブルTBL2を参照し、入力値及び状態情報に対応する基準測定値を導出する。なお、第2テーブルTBL2においても、全ての入力値及び状態情報に対応する基準測定値を記録するのではなく、特定の入力値等に対応する基準測定値のみを記録しておき、必要に応じて、後述する補間処理により基準測定値を導出する。なお、説明の便宜上、第1テーブルTBL1及び第2テーブルTBL2を異なるテーブルとして示しているが、入力値及び状態情報に対応付けて標準測定値及び基準測定値を記録する一のテーブルとして構成するようにしても良い。
一次補正値導出手段14fは、実測値取得手段14aが取得した実測値を、標準測定値導出手段14dが導出した標準測定値で除することにより、一次補正値を導出する除算器としての機能を有する。
二次補正値導出手段14gは、一次補正値導出手段14fが導出した一次補正値に対し、基準補正値導出手段14eが導出した二次補正値を乗じることにより、二次補正値を導出する乗算器としての機能を有する。
補正部14は、二次補正値導出手段14gが導出した二次補正値を、補正した測定値として画像処理部12へ出力する。
図3では、補正部14の構成例を、機能ブロック図として概念的に示しているが、制御部140の制御により実行されるプログラムとして構成しても、その一部又は全部をVLSI等のチップとして作り込まれるハードウェアとして構成しても良い。
また、実測値を、標準測定値で除した後、基準測定値にて乗じるという手順は、あくまでも一例に過ぎない。即ち、基準補正値にて乗じた後、標準測定値で除しても良く、また、基準補正値を標準測定値で除した商を実測値に乗じるようにしても良い。更には、乗除算に限らず、加減算等の他の演算を用い、実測値に対し、標準測定値及び基準測定値に基づく補正を行うようにしてもよい。そして、必要に応じて演算結果を微調整する三次補正を行うようにしても良い。
次に、表示装置1の測定処理ついて説明する。図4は、本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置1の測定処理の一例を示すフローチャートである。図4に示すフローチャートは、表示装置1の測定処理を、補正部14の処理を中心に示したものである。表示装置1は、入力値に基づく画像を、設定されている状態情報に従って表示部10の表示画面10aに表示する。そして表示画面の表示強度を測定装置2により測定し、測定装置2は、測定により得られた実測値を表示装置1へ送信する。
補正部14は、記録部141に記録されている各種情報を用い、制御部140の制御により、以下の処理を実行する。補正部14は、実測値取得手段14により、表示装置1が測定装置2から受信した実測値を取得する(S101)。
さらに、補正部14は、入力値取得手段14bにより、入力値を取得し(S102)、状態情報取得手段14cにより、状態情報を取得する(S103)。
次に、補正部14は、標準測定値導出手段14dにより、取得した状態情報に対応する第1テーブルTBL1から標準測定値群を抽出し(S104)、抽出した標準測定値群から、取得した入力値に対応する標準測定値を導出する(S105)。ステップS104の処理は、状態情報及び入力値に対応付けて標準測定値を記録している第1テーブルTBL1から、取得した状態情報に対応する複数の標準測定値を抽出する処理を示す。例えば、入力値及び標準測定値を対応付けた第1テーブルTBL1を、状態情報毎に複数記録している場合には、取得した状態情報に応じた第1テーブルTBL1を抽出することになる。ステップS105の処理は、状態情報が確定した標準測定値群の中から、取得した入力値に対応する標準測定値を導出する処理を示す。入力値に対応する標準測定値の導出に際しては、必要に応じて補間処理がなされる。
補正部14は、基準測定値導出手段14eにより、取得した状態情報に対応する第2テーブルTBL2から基準測定値群を抽出し(S106)、抽出した基準測定値群から、取得した入力値に対応する基準測定値を導出する(S107)。ステップS106の処理は、状態情報及び入力値に対応付けて基準測定値を記録している第2テーブルTBL2から、取得した状態情報に対応する複数の基準測定値を抽出する処理を示す。例えば、入力値及び標準測定値を対応付けた第2テーブルTBL2を、状態情報毎に複数記録している場合には、取得した状態情報に応じた第2テーブルTBL2を抽出することになる。ステップS107の処理は、状態情報が確定した基準測定値群の中から、取得した入力値に対応する基準測定値を導出する処理を示す。入力値に対応する基準測定値の導出に際しては、必要に応じて補間処理がなされる。
次に、補正部14は、一次補正値導出手段14fにより、実測値取得手段14aが取得した表示強度の実測値を、標準測定値で除して、一次補正値を導出する(S108)。
次に、補正部14は、二次補正値導出手段14gにより、一次補正値に対し、基準測定値を乗じることにより、二次補正値を導出する(S109)。
補正部14は、導出した二次補正値を補正した測定値として画像処理部12へ出力する。そして表示装置1は、画像処理部12の処理により、二次補正値に基づいて表示画面の表示を調整する(S110)。このようにして、調整処理が実行される。なお、説明の便宜上、ステップS101〜S110の処理が順番に行われるように記載しているが、例えば、ステップS101〜S103の処理を並行して行い、S104及びS106の処理を並行して行う等、適宜設計することが可能である。ステップS110で表示画面の表示を調整しているが、これに限定されるものではなく、ステップS109で補正した測定値を表示装置1の表示画面に表示してユーザに通知するようにしても良く、またステップS109で補正した測定値を表示装置1、測定装置2、又は他の機器に記憶するようにしても良い。
次に、本発明の測定方法に係る測定値の補正を概念的に説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係る測定方法において測定値の補正を概念的に示す説明図である。Aとして示した図5中央部の表は、入力値と測定値との関係を示している。表中央の列は、入力値として、0〜255の256段階に分級した階調値を示しており、入力値の両側の列に、入力値に基づいて表示画面に表示される画像の測定値をXYZ表色系にて示している。入力値の左側は、基準画面を基準測定装置を用いて測定した基準測定値を示している。例えば、入力値が128である画像を、標準表示装置にて表示し、表示された画像を基準測定装置を用いて測定した結果は、XYZ表色系を用いて(X128,Y128,Z128)となる。入力値の右側は、標準表示装置にて表示し、表示された画像を測定装置2を用いて測定した標準測定値を示している。例えば、入力値が128である画像を、標準表示装置にて表示し、表示された画像を測定装置2を用いて測定した結果は、XYZ表色系を用いて(X’128,Y’128,Z’128)となる。
Bとして示した図5中の左上側のグラフは、基準画面を基準測定装置を用いて測定した基準測定値を、XYZ表色系を示すXYZ軸上に示し、実線で結んだものである。
Cとして示した図5中の右下側のグラフは、基準画面を測定装置2を用いて測定した標準測定値を、XYZ表色系を示すXYZ軸上に示し、実線で結んだものである。また、測定の対象となる表示装置1に対して同じ入力値で表示画面10aを表示させ、これを測定装置2を用いて測定した測定値を破線で示している。即ち、グラフCにおける実線及び破線の差異は、表示装置1の個体差による変動を、測定装置2の測定結果に基づいて示したものである。
Dとして示した図5中の左下側のグラフは、測定の対象となる表示装置1の表示画面10aを、基準測定装置を用いて測定した測定値を、XYZ表色系を示すXYZ軸上に示し、実線で結んだものである。また、破線は、表示画面10aを基準測定装置を用いて測定した基準測定値を示しており、グラフBに示した実線と同一のものである。即ち、グラフDにおける実線及び破線の差異は、表示装置1の個体差による変動を、基準測定装置の測定結果に基づいて示したものである。グラフDに実線で示した測定値が、等色関数に準じた本来得たい測定値であるが、高価な基準測定装置の入手はユーザにとっては困難である。本発明では、グラフCに示した安価な測定装置2で得られる表示装置1の個体差による変動を用いて、グラフDの破線で示した基準測定値を補正することでグラフDの実線で示した測定値を得るようにした。
図6は、本発明の実施の形態1に係る測定方法において、測定値の補正を概念的に示すグラフである。各グラフは、横軸に階調値により示す入力値をとり、縦軸に表示強度として輝度値をとって、各測定装置の測定の特性を示したものである。
図6中の左上側にAとして示したグラフは、標準表示装置に表示される基準画面を測定した場合の特性を示しており、太線が基準測定装置の測定の特性を示し、細線が、測定装置の測定の特性を示している。グラフAに示すように、基準測定装置と測定装置とは、測定の特性が異なるため、階調値及び輝度値の関係を示す曲線も一致しないものとなる。例えば、階調値が255の場合、基準測定装置の測定による輝度値が300[cd/m2 ]であるのに対し、測定装置の測定による輝度値は250[cd/m2 ]である。
図6中の右側にBとして示したグラフは、実線で示した曲線が基準画面を基準測定装置により測定した場合の特性であり、破線で示した曲線が測定の対象となる表示装置1の表示画面を測定で本来得たい測定値であるが、測定には基準測定装置を必要とし、前述の通り高価な基準測定装置の入手はユーザにとっては困難である。
図6中の左下側にCとして示したグラフは、点線で示した曲線は、測定装置2により測定の対象となる表示装置1の表示画面10aを測定した場合の特性である。実線で示した曲線は、同測定装置により標準表示装置に表示される基準画面を測定した場合の特性を示しており、グラフAに細線で示した曲線と同じ曲線である。
グラフB及びグラフCに示すように、階調値が255の場合に表示される表示画面の測定について、基準画面を測定した測定値と、表示画面10aを測定した測定とでは、0.88の変化率が発生している。本発明に係る測定方法では、この0.88の変化率を表示装置に対する表示装置1の個体差とみなし、入力階調255の場合における表示画像についての基準測定装置による測定値、即ちグラフBに実線として示した曲線上の300[cd/m2 ]に対し、変化率0.88を乗じることで、本来測定すべき値、264[cd/m2 ]を得ることが可能となる。
次に、表示装置1の補間処理について説明する。上述のように本発明に係る測定方法では、状態情報毎、入力値毎に基準測定値及び標準測定値を記録することになるため、記録容量が大きい記録部121が必要となる。そこで、記録容量を削減する方法として、各入力値についてではなく、特定の入力値に対応する基準測定値及び標準測定値のみを記録することにより記録容量を削減するものとした。そして、記録していない入力値に対応する基準測定値及び標準測定値については、記録している複数の入力値に対応する基準測定値及び標準測定値に基づいて補間処理を行うことにより、対応する基準測定値及び標準測定値の代替値とするという処理を行う。しかしながら、測定対象となる表示装置の表示特性は、べき関数的なγ曲線となるため、一般的な線形補間では十分な精度を期待することはできない。そこで、本発明の測定方法では、測定値ではなく、理論値と測定値との差分を利用して高精度な補間処理を実現する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る測定方法において、入力値と各色成分の刺激値との関係を示すテーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図7は、第1テーブルTBL1又は第2テーブルTBL2として用いられるテーブルの一例であり、入力値に対する標準測定値又は基準測定値をRGB各色成分の刺激値として示している。なお、各色成分の刺激値は、XYZ表色系に変換された上で画像処理部12にて処理されることを前提として、当該テーブルによりXYZ表色系への変換をも行う例を示している。また、図7に示すテーブルは、第1テーブルTBL1に記録された標準測定値及び第2テーブルTBL2に記録された基準測定値のいずれに関する導出に用いる場合も実質的に同様の処理を行うため、以降の説明では測定値を記録したテーブルとして示す。
入力値は、0〜255の256段階に分級された階調値として取得されるが、全ての入力値に対応する刺激値が記録されているのではなく、0、8、16、…等の特定の入力値に対応する刺激値のみが記録されている。
図8は、本発明の実施の形態1に係る測定方法において、入力値と各色成分の差分値との関係を示すテーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図8は、第1テーブルTBL1及び第2テーブルTBL2として用いられるテーブルの一例である。本発明に係る補間処理を実施する場合、第1テーブルTBL1及び第2テーブルTBL2として、図7に示す入力値と刺激値との関係を示すテーブルと共に、図8に示す入力値と差分値との関係を示すテーブルを備える。なお、説明の便宜上、以降の説明では、図7に示すテーブルを測定値テーブルとし、図8に示すテーブルを差分値テーブルとして示す。なお、測定値テーブル及び差分値テーブルは、入力値に対応付けた一つのデータファイルとして構成し、第1テーブルTBL1及び第2テーブルTBL2として用いることも可能である。
差分値テーブルに記録されている差分値とは、予め測定された測定値と、入力値に基づいて画面に表示される画像の表示強度の理論値との差分を示している。図8に示す差分値テーブルでは、入力値に対する差分値をRGB各色成分の刺激値として示している。なお、各色成分の刺激値は、測定値テーブルを用いてXYZ表色系に変換された刺激値と加算された上で画像処理部12にて処理されることを前提として、当該テーブルにより、XYZ表色系への変換をも行う例を示している。なお、差分値テーブルを第1テーブルTBL1に適用する場合には、標準表示装置に表示される基準画面の表示強度の理論値に係る差分値を用い、第2テーブルTBL2に適用する場合には、測定装置に表示される表示画面の表示強度の理論値に係る差分値を用いる。前述した通り、測定値は、べき関数的な曲線となるため、線形補間を行うと十分な精度を期待することができない。しかし、理論値と測定値との差分は一次関数的に変化するため、本発明では、線形補間は差分値で行った上で、理論値にこれを加算することで、精度を損なわない補間処理を実現する。
入力値は、0〜255の256段階に分級された階調値として取得されるが、全ての入力値に対応する差分値が記録されているのではなく、0、8、16、…等の特定の入力値に対応する差分値のみが記録されている。
次に、測定値テーブル及び差分値テーブルを用いて行う補間処理の具体的な処理内容について説明する。図9は、本発明の実施の形態1に係る測定方法にて用いられる表示装置1の補間処理の一例を示すフローチャートである。図9に示すフローチャートは、表示装置1の補間処理を、補正部14の処理を中心に示したものである。
補正部14は、記録部141に記録されている各種情報を用い、制御部140の制御により、図4を用いて示した調整処理のステップS105において、標準測定値を導出する処理として、下記の補間処理を実行する。補正部14は、取得した入力値に対応付けられた測定値が、第1テーブルTBL1の測定値テーブルに記録されているか否かを判定する(S201)。
ステップS201において、記録されていると判定した場合(S201:YES)、補正部14は、第1テーブルTBL1の測定値テーブルから、取得した入力値に対応付けられた測定値を抽出することにより、ステップS105における標準測定値を導出する。なお、必要に応じて第1テーブルTBL1の差分値テーブルから、取得した入力値に対応付けられた差分値を抽出し、抽出した差分値を、測定値テーブルから抽出した測定値に加算することにより、標準測定値とするようにしても良い。そして、調整処理のステップS106以降の処理を実行する。
ステップS201において、記録されていないと判定した場合(S201:NO)、補正部14は、第1テーブルTBL1の測定値テーブルに記録されている複数の測定値から補間測定値を算出する(S202)。ステップS202では、測定値テーブルに記録されている複数の入力値に対応付けられた夫々の測定値を抽出し、抽出した測定値に基づいて線形補間を行うことで補間測定値を算出する。例えば、取得した入力値が、10である場合、入力値8に対応付けられた刺激値と、入力値16に対応付けられた刺激値とを抽出し、線形補間処理を行うことにより、補間測定値を算出する。なお、補間測定値の算出は、各色成分について行われる。
さらに、補正部14は、第1テーブルTBL1の差分値テーブルに記録されている複数の差分値から補間差分値を算出する(S203)。ステップS203では、差分値テーブルに記録されている複数の入力値に対応付けられた夫々の測定値を抽出し、抽出した測定値に基づいて線形補間を行うことで補間差分値を算出する。例えば、取得した入力値が10である場合、入力値8に対応付けられた差分値と、入力値16に対応付けられた差分値とを抽出し、線形補間処理を行うことにより、補間差分値を算出する。なお、補間差分値の算出は各色成分について行われる。
そして、補正部14は、算出した補間測定値に、算出した補間差分値を加算することにより、代替測定値を算出する(S204)。ステップS204にて算出された代替測定値は、ステップS105における標準測定値の代替値として用いられる。即ち、ステップS202〜S204の処理により、標準測定値を導出する。
補正部14は、図4を用いて示した調整処理のステップS107における基準測定値の導出においても、同様の補間処理を実行することにより、第2テーブルTBL2の測定値テーブル及び補間値テーブルを用いて、基準測定値の導出を実行する。このようにして、補間処理が実行される。なお、線形補間処理においては、3値以上の値を用いて演算する等、精度を高めるための様々な算出方法を適用することが可能である。このような補間処理を行うことにより、従来の線形補間処理と比べて精度の高い値を導出することが可能であることが実験的に判明している。また、本願に示した補間処理は、本願の測定方法以外の方法においても、記録内容の削減及び精度の向上を目的とした補間処理に適用することが可能である。
前記実施の形態1では、入力値と各色成分の刺激値との関係を示すテーブルを用いる形態について説明したが、本発明はこれに限るものではなく、例えば、都度理論値を算出する形態等の様々な形態に展開することが可能である。そして、都度理論値を算出する形態では、前記ステップS202にて、記録されていないと判定した入力値に対応する理論測定値を算出し、前記ステップS204にて、算出した理論測定値に算出した補間差分値を加算することにより、代替測定値を測定するように構成することで実現することができる。この様にすることで、図7に示した入力値と各色成分の刺激値との関係を示すテーブルが不要となり、より簡易な回路での補間処理を実行することが可能となる。
以上のようにして、本願実施の形態1に係る測定方法を実現することができる。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1における補正部を、表示装置側ではなく、測定装置に備えさせる形態である。なお、以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1と同様の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る測定方法に用いられる表示装置1及び測定装置2の構成例を示すブロック図である。
表示装置1は、表示部10、入力部11、画像処理部12、受信部13、送信部15等の各種機構を備えている。
受信部13は、測定装置2から送信される測定値を受信する機能を有し、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。なお、実施の形態2における受信部13が受信する測定値とは、測定装置2にて実測した光学値を補正した測定値、即ち、実施の形態1における補正した実測値である。
送信部15は、測定装置2へ入力値及び状態情報を送信する機能を有し、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。なお、図10では、受信部13及び送信部15を異なる機構として示しているが、双方向通信が可能な通信規格に準拠している場合、受信部13及び送信部15を一体の機構として形成するようにしても良い。
測定装置2は、検出部20、表色値演算部21、送信部22、受信部23、補正部24等の各種機構を備えている。
送信部22は、表示装置1へ、補正部24にて補正した実測値を送信する。
受信部23は、各種通信規格に準拠したコネクタ及びその付属回路等の機構にて構成される。受信部23は、表示装置1から入力値及び状態情報を受信する。なお、図10では、送信部22及び受信部23を異なる機構として示しているが、双方向通信が可能な通信規格に準拠している場合、送信部22及び受信部23を一体の機構として形成するようにしても良い。
補正部24は、表色値演算部21から出力される実測値を補正し、補正した実測値を表示装置1へ送信すべく送信部22へ出力するマイクロコンピュータ等の機構であり、装置全体を制御するMPU等の制御部240及び各種情報を記録するフラッシュメモリ等の記録部241を備えている。補正部24は、測定装置2の組込回路として製造されるが、既存の測定装置に、別途、組み込み可能なオプション装置として製造するようにしてもよい。補正部24は、表示装置1から受信部23を介して入力値及び状態情報の入力を受け付け、入力値及び状態情報に基づき、制御部240の制御により、測定値を補正する補正装置として機能する。
なお、補正部24の具体的な処理は、実施の形態1で示した表示装置1が備える補正部14と実質的に同様である。
このようにして構成された実施の形態2に係る表示装置1及び測定装置2では、表示装置1から測定装置2へ、入力値及び状態情報が送信される。測定装置2では、補正部24の処理により、測定により得られた実測値に対し、入力値及び状態情報に基づいて、補正を行い、補正を行った実測値を表示装置1へ送信する。表示装置1では、補正を行った実測値に基づいて画像処理部12により表示部10に画像を表示させる。また、必要に応じて実施の形態1でも示した補間処理が行われる。
以上のようにして、本願実施の形態2に係る測定方法を実現することができる。
前記実施の形態1及び2に示した形態は、本願の無数に存在する実施例の一部に過ぎず、標準表示装置に表示される基準画面を基準測定装置及び測定装置で測定した結果に基づいて、測定の対象となる画像を測定した実測値を補正した上で画像の調整等の処理を実行する様々な形態に適用することが可能である。
例えば、実施の形態1では表示装置内に補正部を組み込み、実施の形態2では測定装置内に補正部を組み込む形態を示したが、本発明はこれに限らず、補正部を備える装置を、表示装置及び測定装置とは別の装置として設けるようにしても良い。
また、テーブルではなく補正マトリクスを用いてRGB成分の各刺激値をXYZ座標系の値に変換する等、実測値に変換方法に対しても様々な形態を適用することが可能である。
1 表示装置
10 表示部
10a 表示画面
11 入力部
12 画像処理部
120 制御部
121 記録部
13 受信部
14 補正部
140 制御部
141 記録部
14a 実測値取得手段
14b 入力値取得手段
14c 状態情報取得手段
14d 標準測定値導出手段
14e 基準測定値導出手段
14f 一次補正値導出手段
14g 二次補正値導出手段
15 送信部
2 測定装置
20 検出部
21 表色値演算部
22 送信部
23 受信部
24 補正部
240 制御部
241 記録部

Claims (7)

  1. 入力値に基づいて表示画面に画像を表示する表示装置と、該表示装置の表示画面の表示強度を測定する測定装置とを備え、該測定装置により前記表示画面の表示強度を測定する測定システムにおいて、
    前記表示装置又は測定装置は、
    前記表示装置の複数の入力値を取得する入力値取得手段と、
    予め前記表示装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び予め前記基準画面を前記測定装置と異なる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値を、それぞれ複数の入力値に対応付けて記録する記録手段と、
    前記入力値取得手段で取得した入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示装置の表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、
    前記入力値取得手段で取得した入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値を、前記記録手段から読み取る読取手段と、
    前記実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記読取手段で読み取った、前記入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値に基づいて、前記入力値取得手段で取得した入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段と
    を備えることを特徴とする測定システム。
  2. 前記補正値導出手段は、
    取得した実測値を、前記第1測定値で除した結果に基づいて、一次補正値を導出し、
    導出した一次補正値を、前記第2測定値で乗じた結果に基づいて、二次補正値を導出するようにしてあり、
    導出した二次補正値を、前記補正値とすることを特徴とする請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記記録手段は、
    前記第1測定値及び第2測定値を、複数の特定の入力値に対応付けて記録してあり、
    前記特定の入力値毎に、該特定の入力値に基づいて表示される表示画面の表示強度の理論値と前記第1測定値又は第2測定値との差分値を記録してあり、
    前記入力値取得手段が取得した入力値が前記特定の入力値ではない場合、補間理論値を算出する手段と、
    前記入力値取得手段が取得した入力値が前記特定の入力値ではない場合、前記記録手段に記録してある前記特定の入力値に対応付けられた差分値から、補間差分値を算出する手段と、
    算出した補間理論値に算出した補間差分値を加算して代替測定値を算出する手段と
    を備え、
    前記補正値導出手段は、
    前記読取手段が読み取るべき第1測定値又は第2測定値に代替して、算出した代替測定値を用いるようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の測定システム。
  4. 画像を表示する表示画面を備え、測定装置により、前記表示画面の表示強度を測定する表示装置において、
    複数の入力値を取得する入力値取得手段と、
    該入力値取得手段で取得した入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、
    該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め自装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を測定の基準となる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記入力値取得手段で取得した入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段と
    を備えることを特徴とする表示装置。
  5. 表示装置が備える表示画面の表示強度を測定する測定装置において、
    前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、
    該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記表示装置とは異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を他の測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段と
    を備えることを特徴とする測定装置。
  6. 表示装置が備える表示画面の表示強度を測定装置にて測定し、測定により得られた実測値を補正する補正装置において、
    前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度の実測値を取得する実測値取得手段と、
    該実測値取得手段で取得した入力値毎の実測値、並びに前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記表示装置と異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び前記複数の入力値に対応付けられ、予め前記基準画面を測定の基準となる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出する補正値導出手段と
    を備えることを特徴とする補正装置。
  7. 表示装置の表示画面の表示強度を測定装置にて測定する測定方法において、
    前記測定装置は、
    前記表示装置の複数の入力値毎に、該入力値に基づいて前記表示画面に表示された画像を測定して得られた該表示画面の表示強度を測定し、
    前記測定装置又は表示装置は、
    予め前記表示装置とは異なる標準表示装置の表示画面を表示の基準となる基準画面として前記測定装置にて測定した結果に基づく第1測定値、及び予め前記基準画面を前記測定装置と異なる基準測定装置にて測定した結果に基づく第2測定値を、それぞれ複数の入力値に対応付けて予め記録してあり、
    前記測定装置による前記表示画面の表示強度の入力値毎の実測値、並びに前記入力値に対応付けられた第1測定値及び第2測定値に基づいて、前記複数の入力値毎の補正値を導出することを特徴とする測定方法。
JP2011025155A 2011-02-08 2011-02-08 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法 Expired - Fee Related JP5504188B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025155A JP5504188B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011025155A JP5504188B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012163486A JP2012163486A (ja) 2012-08-30
JP5504188B2 true JP5504188B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=46843006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011025155A Expired - Fee Related JP5504188B2 (ja) 2011-02-08 2011-02-08 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5504188B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014196029A1 (ja) * 2013-06-05 2014-12-11 Necディスプレイソリューションズ株式会社 測色値補正装置、表示装置、測色値補正方法
JP6816753B2 (ja) * 2016-02-24 2021-01-20 コニカミノルタ株式会社 二次元測色装置、二次元測色システム及び二次元測色方法
KR102326955B1 (ko) 2020-04-10 2021-11-16 주식회사 뷰웍스 디스플레이 장치 분석 시스템 및 그것의 색상 분석 방법

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5200547B2 (ja) * 2008-01-10 2013-06-05 コニカミノルタオプティクス株式会社 ディスプレイ用カラーセンサおよびそれを用いるディスプレイシステムならびにディスプレイの校正方法
JP2010139356A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Totoku Electric Co Ltd 校正関数取得システムおよびディスプレイ装置の試験システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012163486A (ja) 2012-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8497872B2 (en) White balance correction method
US8872864B2 (en) Display device, display system, and correction method
TWI457553B (zh) 校正顯示器的校正系統及方法
US9202435B2 (en) Correction device for display device and correction method for display device
US8098932B2 (en) Color correction method and apparatus of display apparatus
CN109246405B (zh) 影像色调的均匀度的调整方法及其***
US20080079746A1 (en) Method and device of obtaining a color temperature point
EP3136379B1 (en) Image processing apparatus and display determination method
US20110148907A1 (en) Method and system for image display with uniformity compensation
WO2020100724A1 (ja) 画像処理システム、画像処理装置、およびコンピュータープログラム
KR100982762B1 (ko) 색 온도를 신속하게 자동 조정하는 방법
US11056078B2 (en) Multi-screen color correction method and electronic device using the same
JP5387713B2 (ja) 画像調整装置、画像調整システムおよびプログラム
JP5504188B2 (ja) 測定システム、表示装置、測定装置、補正装置及び測定方法
JP2010139324A (ja) 色ムラ測定方法、および色ムラ測定装置
TW201337903A (zh) 將顯示器面板之白色亮度參數導入依據顯示器面板的白色光學特性計算灰階白平衡增益值以提高其灰階白平衡調校精準度之方法
TW201337901A (zh) 將顯示器面板之白色亮度參數導入依據顯示器面板原始三原色及白色的光學特性計算灰階白平衡增益值以提高其灰階白平衡調校精準度之方法
JP2013098900A (ja) 表示装置の評価方法
US20100157334A1 (en) Image processing apparatus, image processing system, image processing method, and medium storing program
US11200828B2 (en) Method for matching color temperature of display and system thereof
JP5058532B2 (ja) 画像表示システムおよび画像表示方法
KR20070012017A (ko) 디스플레이 기기의 특정 색보정 방법 및 이의 장치
JP6188177B2 (ja) 映像補正装置、表示装置、及び映像補正方法
US11069310B2 (en) Image display apparatus and image display method
TWI438765B (zh) A system and a method for introducing the three primary color luminance parameters of the display panel into gray scale white balance gain values ​​calculated based on the white optical characteristics of the display panel to improve the accuracy of its gray scale white balance

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130312

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130820

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131029

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20131106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140203

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140225

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140317

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5504188

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees