JP5499895B2 - 位置特定装置、位置特定方法、及びプログラム - Google Patents

位置特定装置、位置特定方法、及びプログラム Download PDF

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本明細書で議論される実施態様は、物体の位置の特定技術に関する。
近年、自動車の安全運転を支援する技術として、ドライバから見難い範囲、若しくは死角となる範囲の映像をドライバへ提供する技術が各種提案されている。このような技術は、例えば、自動車の後方の映像をドライバへ提供する駐車支援システムや、T字路等の道路において自動車の前方の映像をドライバへ提供する対向車両確認システムなどとして実用化されている。
また、運転支援の支援技術として、自車両からその周囲に存在する物体の位置を特定し、その特定結果に基づき、自車両の周囲の三次元画像を構成する等して、周囲の情報をドライバへ違和感無く提供するようなシステムが考えられている。
このようなシステムを実用化するには、自車両周囲の物体の位置の特定を広範囲で行えるようにすることが必要であり、また、システムコストの低廉化も必要である。
対象物の位置は、例えば、対象物を異なる位置で撮影して得られる視差画像を基にして、三角測量の原理により算出することができる。しかし、この画像を得るためのカメラが単眼であって自車両に1台のみ固定されている場合には、自車両が走行等で移動しない限り視差画像を得ることができず、対象物の位置を特定できない。その一方、複数のカメラを用いて対象物の位置の特定を行うように構成すると、システムコストは当然高価なものになる。
また、図8に図解する構成を備えて距離の測定を行う技術が知られている。図8の構成では、自車両に設置されているカメラ101の向きを変化させる不図示の可動部と、当該可動部によるカメラ101の向きの変化量を検知するセンサ102とを備えている。この構成では、可動部が向きを変化させながらカメラ101で撮像した複数の撮像画像における共通視野103内に含まれている物体についての自車両からの距離を、当該複数の撮影画像に基づいて測定するというものである。
この他の背景技術について幾つか説明する。
車両のドアミラーに内蔵したカメラで当該ドアミラーの周辺を監視する監視装置において、ドアを開閉させても周辺の監視を継続できるようにするために、ドアの開放の検知に応じてドアミラーをドアに対して回動させるという技術が提案されている。
また、カメラを回転させながら繰り返し撮影した対象物の複数の画像の各々から、対象物の作業目標付近の領域の基準画像と最も相関の高い領域を検出し、当該検出結果から当該作業目標の三次元座標を得るという技術が提案されている。
更に、単眼カメラを用いる位置測定技術として、対象物のピントと焦点との関係を用いて対象物までの距離を求めるという技術が提案されている。
特開2007−106200号公報 特開平6−66519号公報 特許第4044454号公報
前述した図8の構成を用いて行う距離の測定では、カメラ101の向きの変化により共通視野が減少するため、物体の位置を特定できる範囲が狭い。また、この向きの変化を検知するセンサ102を必要とするため、耐久性やコスト面でも課題がある。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、単眼カメラを用いて行う対象物の位置の特定を広い範囲で可能にすることである。
本明細書で後述する位置特定装置のひとつに位置特定手段有するというものがある。ここで位置特定手段は、位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像とに基づいて、該第二対象物の位置を特定するなお、該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡である。
また、本明細書で後述する位置特定方法のひとつは位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像とに基づいて、該第二対象物の位置を特定するなお、該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡である。
また、本明細書で後述するプログラムのひとつは、位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像を取得する処理、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像を取得する処理、及び該2枚の第一撮像画像と該1枚の第二撮像画像とに基づいて、該第二対象物の位置を特定する位置特定処理、をコンピュータに行わせなお、該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡である。
本明細書で後述する位置特定装置は、単眼カメラを用いて行う対象物の位置の特定を広い範囲で行うことができる。
位置特定装置の機能構成図である。 アクチュエータにより開閉可能なドアミラーにカメラが固定されている構造の一例(その1)である。 アクチュエータにより開閉可能なドアミラーにカメラが固定されている構造の一例(その2)である。 第一撮影画像の説明図である。 第二撮影画像の説明図である。 図1の位置特定装置における位置特定部による対象物の位置特定の動作を説明する図である。 コンピュータの構成の一例である。 第一位置特定処理の処理内容を図解したフローチャートである。 第二位置特定処理の処理内容を図解したフローチャートである。 距離の測定を行う技術の説明図である。
まず図1について説明する。図1は位置特定装置の機能構成図である。この位置特定装置は、自動車の車両周辺の対象物の位置を特定して、当該対象物の当該車両からの距離を求める装置である。
図1の位置特定装置は、カメラ1、アクチュエータ2、アクチュエータ制御部3、画像取得部4、画像処理部5、特徴点追跡結果格納メモリ6、位置特定部7、及び距離算出部8を備えている。
カメラ1は対象物を撮像するものであり、アクチュエータ2は、このカメラ1の位置を移動させる。アクチュエータ制御部3は、アクチュエータ2によるカメラ1の移動動作を制御するものである。
ここで、カメラ1と、アクチュエータ2と、アクチュエータ制御部3との関係について、図2A及び図2Bを参照しながら説明する。
図2Aに図解されているように、カメラ1は自動車のドアミラー9の先端部分に固定されており、当該自動車の側方の対象物を撮像する。アクチュエータ2は、このドアミラー9の自動開閉動作の駆動用のモータであり、アクチュエータ制御部3がアクチュエータ2を制御してドアミラー9を開閉動作させることで、カメラ1を移動させることができる。従って、ドアミラー9を開閉動作させたときのカメラ1の移動の経路(軌跡)は既知である。
なお、このアクチュエータ制御部3は、ドアミラー9が完全に閉じたこと及び完全に開いたことの検出はできるが、開閉動作の途中においてドアミラー9がどの程度開いているかを検出することはできない。また、ドアミラー9が完全に閉じたとき及び完全に開いたときのカメラ1の位置(自動車に対する相対位置及び向き)及びカメラ1の軌跡は既知であるが、その開閉動作の途中でカメラ1の位置(軌跡上のどこか)を、知ることはできない。
カメラ1は、ドアミラー9の開閉動作による移動の途中で順次撮像を繰り返す。
画像取得部4は、カメラ1が移動しながら複数枚撮像した対象物の画像を取得する。
画像処理部5は、画像取得部4が取得した複数枚の画像に対して各種の画像処理を施す。より具体的には、画像処理部5は、特徴点抽出部5aと特徴点追跡部5bとを備えており、いわゆるブロックマッチング処理を行う。
特徴点抽出部5aは、画像取得部4が取得した撮像画像から部分画像領域(特徴点)の抽出を行う。特徴点抽出部5aは、カメラ1が撮像した対象物が映っている画像領域から特徴点を抽出する。
特徴点追跡部5bは、画像取得部4が取得した2枚の撮像画像から、特徴点抽出部5aが抽出した特徴点の類似度が所定の閾値以上で最大の位置を抽出し、2枚の画像間での特徴点の移動を追跡する。
特徴点追跡結果格納メモリ6は、画像取得部4が取得した撮像画像と、画像処理部5による処理結果である、各撮像画像間での特徴点の追跡結果とを格納して記憶しておく記憶装置である。
位置特定部7は、特徴点追跡結果格納メモリ6に格納されている情報を用いて、カメラ1が撮像した対象物の位置(自動車に対する相対位置)を特定する。位置特定部7は第一位置特定部7a及び第二位置特定部7bを備えている。
第一位置特定部7aは、カメラ1が撮像した対象物のひとつである第一対象物の位置を特定する。この第一対象物の位置の特定は、位置が既知である、ドアミラー9が完全に閉じたとき及び完全に開いたときの位置(2つの既知点)の各々からカメラ1が撮像して得た、第一対象物についての2枚の撮像画像(第一撮像画像)に基づいて行われる。
第二位置特定部7bは、カメラ1が撮像した対象物のひとつであって第一対象物とは別のものである第二対象物の位置を特定する。この位置の特定は、第一対象物の位置と、カメラ1の軌跡上の任意の位置から撮像して得た、第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の撮像画像(第二撮像画像)と、第一撮像画像のうち第二対象物の像も含まれているものとに基づいて行われる。
ここで、第一撮影画像及び第二撮影画像について、図3A及び図3Bを用いて説明する。
図3A及び図3Bは、ドアミラー9の開閉動作により移動するカメラ1の視野の変化を図解している。
図3Aにおいて、[1]はドアミラー9が完全に閉じたときの視野であり、[2]はドアミラー9が完全に開いたときの視野であり、[3]はドアミラー9の開閉動作による軌跡上のある位置での視野である。また、[4]は、[1]の視野と[2]の視野とには重なりがあり、自車両の左側方で立っている人Hが、この両者の共通部分に位置していることを表現している。従って、人Hの像は、カメラ1が[1]の視野で撮像した画像と、カメラ1が[2]の視野で撮像した画像とのどちらにも含まれる。この場合において、人Hが第一対象物であり、カメラ1が[1]及び[2]の各々で撮像して得た2枚の撮像画像が第一撮像画像となり、第一位置特定部7aは、この2枚の撮像画像から人Hの位置を特定する。
一方、図3Bは、それまで完全に閉じていたドアミラー9の開動作によって、人Hのみが含まれていたカメラ1の視野が変化して、車Vの一部も視野内に含むようになった様子を示している。この場合においては、第一位置特定部7aが位置の特定を行った人Hが第一対象物であり、車Vが第二対象物となり、カメラ1が人Hと車Vとの両者を視野に含む位置で撮像した撮像画像が第二撮像画像となる。そして、第二位置特定部7bは、第一位置特定部7aにより特定された人Hの位置と、第二撮像画像と、第一撮像画像のうち車Vの像も含まれているもの(図3Aの[2]の画像)とから、車Vの位置を特定する。
なお、上記説明においては、第一対象物と第二対象物とは別個の物体である場合を例としているが、本実施例はこれに限るものではない。第一対象物、第二対象物とも、カメラ1が撮像した画像上で特定可能な特徴点もしくは特徴領域であれば良い。その意味からすれば、第一対象物および第二対象物は、同一の物体の異なる部位であっても構わない。例えば、カメラ1を搭載した自動車の側方に、図3Aの[1]、[2]、[3]何れの状態でも撮像範囲に存在するトラックや壁のような長い物体が存在する場合には、その物体のある一部分を第一対象物、該ある部分とは異なる一部分を第二対象物とみなしても構わない。また、カメラ1を搭載した自動車の側方に、図3Aの[1]、[2]、[3]何れの状態でも撮像範囲に存在する路面ペイントが存在する場合には、その路面ペイントのある一部分を第一対象物、該ある部分とは異なる一部分を第二対象物とみなしても構わない。
図1の説明に戻る。
距離算出部8は、位置特定部7により特定された第一対象物、第二対象物、第三対象物、…の各対象物についての、カメラ1が設置されている自動車の所定位置からの距離を算出する。
なお、図1の位置特定部7は、更に第三位置特定部7cも備えている。第三位置特定部7cは、カメラ1が撮像した対象物のひとつであって第一対象物及び第二対象物とは別のものである第三対象物の位置を特定する。この特定は、第一対象物の位置と、第一対象物の像も含まれている第三対象物についての1枚の撮像画像(第三撮像画像)と、第一撮像画像のうち第三対象物の像も含まれているものとに基づいて行われる。
次に、位置特定部7による対象物の位置特定の動作について、図4を用いて更に説明する。
図4は、ドアミラー9を開閉動作させてカメラ1を移動させながら、対象物A(図4では丸印で表現)、対象物B(図4では四角印で表現)、及び対象物C(図4では三角印で表現)を撮像する様子を模式的に表したものである。
図4において、P1、P2、及びQiはカメラ1の位置を表している。このうちのP1及びP2は、その位置が既知であり、ドアミラー9が完全に閉じたとき及び完全に開いたときのカメラ1の位置である。また、Qiは、ドアミラー9の開閉動作によりカメラ1が移動することで描かれるP1・P2間の軌跡上の任意の位置である。
また、P1画像、Qi画像、及びP2画像は、それぞれ、カメラ1がP1、Qi、及びP2の各位置において撮像して得た画像である。ここで、対象物Aは、位置P1におけるカメラ1の視野と位置P2におけるカメラ1の視野とのどちらにも含まれる場所に位置しているので、P1画像、Qi画像、及びP2画像のいずれにも、対象物Aの像が含まれている。一方、対象物Bは位置P2におけるカメラ1の視野から外れているため、対象物Bの像は、P1画像及びQi画像には含まれているが、P2画像には含まれていない。また、対象物Cは位置P1におけるカメラ1の視野から外れているため、対象物Cの像は、Qi画像及びP2画像には含まれているが、P1画像には含まれていない。
この図4の例において、位置特定部7が備えている第一位置特定部7a及び第二位置特定部7bは、それぞれ以下のように動作する。
まず、第一位置特定部7aは、対象物A(第一対象物)の位置を特定する。第一位置特定部7aは、この位置の特定を、位置が既知である2つの既知点P1及びP2の各々からカメラ1が撮像して得た2枚の撮像画像(第一撮像画像)であるP1画像及びP2画像に基づいて行う。つまり、第一位置特定部7aは、第一撮像画像を視差画像として使用して、前述した三角測量の原理により対象物Aの位置(特徴点抽出部5aが抽出した各特徴点に対応する対象物Aの各部の位置)を算出することで、その位置を特定する。
第二位置特定部7bは、対象物Aとは別のものである対象物B(第二対象物)の位置を特定する。第二位置特定部7bは、この位置の特定を、既に特定した対象物Aの位置と、対象物Aの像も含まれている対象物Bについての撮像画像であるQi画像(第二撮像画像)と、第一撮像画像のうち対象物Bの像が含まれているP1画像とに基づいて行う。第二位置特定部7bによる対象物Bの位置の特定は、より具体的には、以下のようにして行われる。
まず、位置P1から位置Qiまでの移動によるカメラ1の移動量の回転成分を回転行列Riと表し、その並進成分を並進行列Tiと表すものとする。また、第一位置特定部7aにより特定された対象物Aの位置(特徴点抽出部5aによりP1画像から抽出された対象物A上の特徴点mの座標)をXrmと表すものとする。このとき、Qi画像における対象物Aの位置(特徴点追跡部5bによる追跡の結果である、Qi画像における対象物A上の特徴点mの座標)Xmは、下記の式[1]により表される。
Xm=Ri(Xrm−Ti)………………式[1]
対象物A上の複数の特徴点について、この式[1]を立て、得られた複数の式に対して最小二乗法を適用することで、Ri及びTiを求める。これにより、既知の位置P1から位置Qiまでの移動によるカメラ1の移動量が求まるので、位置Qiを位置P1に基づき特定することができる。その後、第二位置特定部7bは、既知の位置で撮像したP1画像と、特定された位置で撮像したQi画像とを視差画像として使用して、前述した三角測量の原理により対象物Bの位置を算出することで、その位置を特定する。
ところで、第三位置特定部7cは、対象物A及び対象物Bとは別のものである対象物Cの位置を特定する。図4の例では、第三位置特定部7cは、この位置の特定を、既に特定した対象物Aの位置と、対象物Aの像も含まれている対象物Cについての撮像画像であるQi画像(第三撮像画像)と、第一撮像画像のうち対象物Cの像が含まれているP2画像とに基づいて行う。
位置特定部7は、このようにして同様の処理を繰り返すことで、複数の対象物の位置特定を次々と行うことができる。
なお、カメラ1での画像の撮像位置は、以下のようにして求めるようにしてもよい。
まず、Xj及びXkを、ドアミラー9の開閉動作によりカメラ1が移動することで描かれるP1・P2間の軌跡上の任意の位置とする。
まず、基準位置X0から位置Xjまでの移動によるカメラ1の移動量の回転成分を回転行列Rjと表し、並進成分を並進行列Tjと表すものとする。また、基準位置X0から位置Xkまでの移動によるカメラ1の移動量の回転成分を回転行列Rkと表し、並進成分を並進行列Tkと表すものとする。
位置P1をXrと表すと、位置Xj及び位置Xkは下記の式で表すことができる。
このとき、
Xj=Rj(X0−Tj)………………式[2]
Xk=Rk(X0−Tk)………………式[3]
上記の[2]式及び[3]からX0を消去すると、下記の式[4]が得られる。
Xk=RkRjt {Xj−Rj(Tk−Tj)}………………式[4]
なお、式[4]において、「Rjt」はRjの転置行列である。
ここで、Rjk=RkRjt と置き、Tjk=Tk−Tjと置くと、下記の式[5]が得られる。
Xk=Rjk(Xj−Tjk)………………式[5]
この式[5]を用い、Rjk及びTjkを前述したようにして最小二乗法により求めておくことで、先に求まった位置Xjから位置Xkを求めることができる。このようにして、カメラ1での画像の撮像位置を順次求めるようにしてもよい。
次に図5について説明する。図5には、図1の位置特定装置の一部として動作させることのできるコンピュータ10の構成例が図解されている。
このコンピュータ10は、MPU11、ROM12、RAM13、入力装置14、表示装置15、及びインタフェース装置16を備えている。なお、これらの構成要素はバス17を介して接続されており、MPU11の管理の下で各種のデータを相互に授受することができる。
MPU(Micro Processing Unit)11は、このコンピュータ10全体の動作を制御する演算処理装置である。
ROM(Read Only Memory)12は、所定の制御プログラムや各種の定数値が予め記録されている読み出し専用半導体メモリである。MPU11は、この制御プログラムをコンピュータ10の起動時に読み出して実行することにより、このコンピュータ10の各構成要素の動作制御がかのうとなり、更に、後述する制御処理を行えるようにもなる。
RAM(Random Access Memory)13は、MPU11が各種の制御プログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する、随時書き込み読み出し可能な半導体メモリである。なお、このRAM13は、図1の位置特定装置における特徴点追跡結果格納メモリ6として機能する。
入力装置14は、例えばキーボード装置であり、コンピュータ10の使用者により操作されると、その操作内容に対応付けられている使用者からの各種情報の入力を取得し、取得した入力情報をMPU11に送付する。
表示装置15は例えば液晶ディスプレイであり、MPU11から送付される表示データに応じて各種のテキストや画像を表示する。
インタフェース装置16は、このコンピュータ10に接続される各種機器との間での各種データの授受の管理を行う。より具体的には、インタフェース装置16は、カメラ1から送られてくる撮像画像信号のアナログ−デジタル変換や、アクチュエータ2を駆動させるための駆動信号の出力などを行う。
このように、コンピュータ10はごく標準的な構成を有するものである。このような構成を有するコンピュータ10を、アクチュエータ制御部3、画像取得部4、画像処理部5、特徴点追跡結果格納メモリ6、位置特定部7、及び距離算出部8として機能させることができる。このためには、まず、後述する対象物位置特定制御処理の処理内容をMPU11に行わせるための制御プログラムを作成する。作成した制御プログラムは、ROM12に予め格納しておく。そして、MPU11に所定の指示を与えてこの制御プログラムを読み出させて実行させる。こうすることで、MPU11が、図1の位置特定装置における前述した各構成要素として機能するようになり、このコンピュータ10を用いて図1の位置特定装置を構成することが可能になる。
次に、MPU11により行われる対象物位置特定制御処理について、図6及び図7を用いて説明する。
図6は、第一位置特定処理の処理内容を図解したフローチャートである。この処理は、前述した第一対象物の位置を、ドアミラー9が完全に閉じたとき及び完全に開いたときの位置の各々からカメラ1が撮像して得た、第一対象物についての2枚の撮像画像に基づいて行うものである。
図6において、まず、S101では、アクチュエータ2を制御してドアミラー9を閉じ、カメラ1をP1の位置へ移動させる処理が行われる。この処理は、アクチュエータ制御部3の機能を提供するための処理である。
次に、S102において映像取得処理が行われる。この処理では、P1に位置しているカメラ1を制御して第一対象物についての画像を撮像させ、得られた撮像画像を取り込んでRAM13に格納する処理が行われる。この処理は、画像取得部4の機能を提供するための処理である。
次に、S103において特徴点抽出処理が行われる。この処理は、S102の処理により取得された撮像画像から特徴点を抽出する処理であり、特徴点抽出部5aの機能を提供するための処理である。なお、この特徴点を抽出する手法としては、形状の特徴を用いる手法や色彩の特徴を用いる手法など、広く知られている各種の手法を用いることができる。
次に、S104では、アクチュエータ2を駆動制御してドアミラー9を開く動作を開始させる処理が行われる。この処理は、アクチュエータ制御部3の機能を提供するための処理であり、この処理により、カメラ1は、P1の位置からP2の位置への移動を開始する。
次に、S105において映像取得処理が行われる。この処理はS102と同様の処理であるが、P1からP2への軌跡上のいずれかの位置にあるカメラ1を制御して画像を撮像させ、得られた撮像画像を取り込んでRAM13に格納する処理である。なお、このS105の処理の繰り返し(後述)により得られるいずれの撮像画像にも、第一対象物の像が含まれる。また、このS105の処理の繰り返しにより得られる撮影画像の複数枚に第二対象物の像が撮像画像に含まれ、このS105の処理の繰り返しにより得られる撮影画像の複数枚に第三対象物の像が撮像画像に含まれる。
このS105の処理によって得られる撮像画像の枚数、すなわち、S105の処理の繰り返しの回数を「N」とする。
次に、S106において特徴点抽出処理が行われる。この処理は、この処理は、S105の処理により取得された撮像画像から特徴点を抽出する処理であり、特徴点抽出部5aの機能を提供するための処理である。
次に、S107において特徴点の追跡処理が行われる。この処理では、まず、直近に実行されたS105の処理で取得された撮像画像と過去に実行された映像取得処理で取得された各撮像画像とから、特徴点抽出部5aが抽出した特徴点の類似度が所定の閾値以上で最大の位置を抽出する。そして、各撮像画像間での特徴点の移動を追跡する処理である。この処理は、特徴点追跡部5bの機能を提供するための処理である。
次に、S108では、S101及びS105の処理により取得した撮像画像と、S106及びS107の処理結果である、各撮像画像間での特徴点の追跡結果を示す情報とを、特徴点追跡結果格納メモリ6として機能させるRAM13に保存する処理が行われる。なお、各撮像画像間での特徴点の追跡結果を示す情報は、各特徴点の撮影画像上の位置を特定する位置情報と、各特徴点の撮像画像間での対応関係を示す情報とを有している。
次に、S109では、前述したS104の処理によって開き始めたドアミラー9が完全に開き、カメラ1がP2の位置で撮像した撮像画像に対してまで、上述したS106からS108の処理を完了したか否かを判定する処理が行われる。ここで、P2の位置での撮像画像まで上述の処理を完了したと判定したとき(判定結果がYesのとき)にはS110に処理を進める。一方、P2の位置での撮像画像に対する上述の処理が完了していないと判定したとき(判定結果がNoのとき)にはS105へ処理を戻し、前述したS105からS108にかけての処理が繰り返される。
次に、S110では、P1の位置での撮像画像とP2の位置での撮像画像とにおける第一対象物についての特徴点の位置と対応関係(特徴点の追跡結果)との情報を、RAM13から読み出して取得する処理が行われる。そして、続くS111において、三角測量の原理に基づき、2枚の撮像画像において対応している特徴点と既知であるP1及びP2の位置情報とから、特徴点の位置(ドアミラー9が装備されている自動車の所定位置に対する相対位置)を特定する処理が行われる。このS110及びS111の処理は、第一位置特定部7aの機能を提供するための処理である。
次に、S112では、S111の処理により特定された第一対象物についての特徴点の位置と、ドアミラー9が装備されている自動車の所定位置との距離を算出する処理が行われ、その後はこの図6の処理を終了する。この処理は、距離算出部8の機能を提供するための処理である。
次に図7について説明する。図7は、第二位置特定処理の処理内容を図解したフローチャートである。この処理は、図6の第一位置特定処理に続いて行われる処理であり、前述した第二対象物、第三対象物、…の位置の特定を、第一位置特定処理で取得した撮像画像に基づいて行うものである。
図7において、まず、 S201では、変数iに初期値「1」を代入する処理が行われる。
次に、S202では、変数iの現在の値が、前述したS105の処理により得られた撮像画像の枚数Nよりも小さいか否かを判定する処理が行われる。ここで、変数iの現在の値がNよりも小さいとき(判定結果がYesのとき)にはS203に処理を進める。一方、変数iの現在の値がN以上となったとき(判定結果がNoのとき)には、この図7の処理を終了する。
次に、S203では、図6のS110の処理によって位置を特定できた各特徴点の位置情報に基づいて、Qi画像の撮像位置Qiを特定する処理が行われる。この処理では、まず、位置を特定できた各特徴点について、特徴点の位置情報をXrmとし、当該特徴点のQi画像における位置情報をXmとして得られる複数の前掲した式[1]に対し前述のように最小二乗法を適用してRi及びTiを求める処理が行われる。そして、次に、得られた既知の位置P1からの移動量(Ri及びTi)を用いて、位置Qiの位置を求める処理が行われる。
次に、S204では、Qi画像上の特徴点の位置を特定する処理が行われる。この処理は、Qi画像と、S203の処理で特定されたQi画像の撮像位置の情報と、P1画像及びP2画像のうちQi画像上の特徴点が含まれているものとその撮像位置の情報とを用い、三角測量の原理に基づいて行われる。
なお、このS203及びS204の処理は、第二位置特定部7bや第三位置特定部7c等の機能を提供するための処理である。ここで、変数iの値が「1」の場合には第二位置特定部7bの機能を提供し、変数iの値が「2」の場合には第三位置特定部7cの機能を提供する。
次に、S205では、S204の処理により特定された特徴点の位置と、ドアミラー9が装備されている自動車の所定位置との距離を算出する処理が行われ、その後はこの図7の処理を終了する。この処理は、距離算出部8の機能を提供するための処理である。
以上の図6及び図7の処理をMPU11が実行することで、図1の位置特定装置の一部として図5のコンピュータ10を動作させることができる。
なお、図1の装置では、第三位置特定部7cによる第三対象物の位置の特定を、第一対象物の位置と、第一対象物の像も含まれている第三対象物についての第三撮像画像と、第一撮像画像のうち第三対象物の像が含まれているものとに基づいて行うようにしていた。この代わりに、第三対象物の位置の特定を、第二位置特定部7bが特定した第二対象物の位置と、第二対象物の像も含まれている第三対象物についての第三撮像画像と、第三対象物の像も含まれている第二撮像画像とその撮像位置とに基づき行うようにしてもよい。ここで、第二撮像画像の撮像位置は、第二位置特定部7bが第二対象物の位置の特定を前述したようにして行うときに特定済みである。このようにして第三対象物の位置の特定を行う場合には、必要な情報は第二撮像画像についてのものであり、第一撮像画像の情報は不要であるので、第一撮像画像の情報をいつまでも特徴点追跡結果格納メモリ6に保存しておく必要がなく、有益である。
また、前述した説明では、位置P1及び位置P2は、ドアミラー9が完全に閉じたとき及び完全に開いたときのカメラ1の位置(カメラ1軌跡の両端の位置)としていた。ここで、位置P1及び位置P2が既知であれば、これらの位置は、ドアミラー9の開閉動作によりカメラ1が移動することで描かれる軌道上の途中の位置であってもよい。
なお、以上までに説明した実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像に基づいて該第一対象物の位置を特定する第一位置特定手段、及び
該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像と、該第一撮像画像のうち該第二対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定する第二位置特定手段、
を有することを特徴とする位置特定装置。
(付記2)
該第二位置特定手段は、該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該第二撮像画像とに基づいて、該第二撮像画像を撮像したときの該経路上の撮像位置を特定し、該第二撮像画像と、特定された該第二撮像画像の撮像位置と、該第一撮像画像のうちの1枚であって該第二対象物の像も含まれているものと、該2つの既知点の位置のうち該第一撮像画像のうちの1枚であって該第二対象物の像も含まれているものを撮像したときの撮像位置であるものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定することを特徴とする付記1に記載の位置特定装置。
(付記3)
該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該経路上の任意の位置から撮像して得た、該第二対象物とは別のものである第三対象物についての1枚の第三撮像画像であって該第一対象物の像も含まれているものと、該第一撮像画像のうち該第三対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第三対象物の位置を特定する第三位置特定手段を更に有することを特徴とする付記1または2に記載の位置特定装置。
(付記4)
該第三位置特定手段は、該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該第三撮像画像とに基づいて、該第三撮像画像を撮像したときの該経路上の撮像位置を特定し、該第三撮像画像と、特定された該第三撮像画像の撮像位置と、該第一撮像画像のうちの1枚であって該第三対象物の像も含まれているものと、該2つの既知点の位置のうち該第一撮像画像のうちの1枚であって該第三対象物の像も含まれているものを撮像したときの撮像位置であるものとに基づいて、該第三対象物の位置を特定することを特徴とする付記3に記載の位置特定装置。
(付記5)
該第二位置特定手段により特定された該第二対象物の位置と、該経路上の任意の位置から撮像して得た、該第二対象物とは別のものである第三対象物についての1枚の第三撮像画像であって該第二対象物の像も含まれているものと、該第二撮像画像であって該第三対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第三対象物の位置を特定する第三位置特定手段を更に有することを特徴とする付記1または2に記載の位置特定装置。
(付記6)
該第二位置特定手段により特定された該第二対象物の位置と所定位置との距離を算出する距離算出手段を更に有することを特徴とする付記1から5のうちのいずれか一項に記載の位置特定装置。
(付記7)
該第三位置特定手段により特定された該第三対象物の位置と所定位置との距離を算出する距離算出手段を更に有することを特徴とする付記3から5のうちのいずれか一項に記載の位置特定装置。
(付記8)
該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡であることを特徴とする付記1から6のうちのいずれか1項に記載の位置特定装置。
(付記9)
位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像に基づいて該第一対象物の位置を特定し、
該第一撮像画像に基づいて特定された該第一対象物の位置と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像と、該第一撮像画像のうち該第二対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定する、
ことを特徴とする位置特定方法。
(付記10)
位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像に基づいて該第一対象物の位置を特定する第一位置特定処理、及び
該第一位置特定処理により特定された該第一対象物の位置と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像と、該第一撮像画像のうち該第二対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定する第二位置特定処理、
をコンピュータに行わせるためのプログラム。
1 カメラ
2 アクチュエータ
3 アクチュエータ制御部
4 画像取得部
5 画像処理部
5a 特徴点抽出部
5b 特徴点追跡部
6 特徴点追跡結果格納メモリ
7 位置特定部
7a 第一位置特定部
7b 第二位置特定部
7c 第三位置特定部
8 距離算出部
9 ドアミラー
10 コンピュータ
11 MPU
12 ROM
13 RAM
14 入力装置
15 表示装置
16 インタフェース装置
17 バス
101 カメラ
102 センサ
103 共通視野

Claims (7)

  1. 位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像に基づいて、該第二対象物の位置を特定する位置特定手段を有し
    該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、
    該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡である
    ことを特徴とする位置特定装置。
  2. 該位置特定手段は、
    2枚の第一撮像画像に基づいて該第一対象物の位置を特定する第一位置特定手段、及び
    該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、1枚の第二撮像画像と、該第一撮像画像のうち該第二対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定する第二位置特定手段、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の位置特定装置。
  3. 該第二位置特定手段は、該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該第二撮像画像とに基づいて、該第二撮像画像を撮像したときの該経路上の撮像位置を特定し、該第二撮像画像と、特定された該第二撮像画像の撮像位置と、該第一撮像画像のうちの1枚であって該第二対象物の像も含まれているものと、該2つの既知点の位置のうち該第一撮像画像のうちの1枚であって該第二対象物の像も含まれているものを撮像したときの撮像位置であるものとに基づいて、該第二対象物の位置を特定することを特徴とする請求項に記載の位置特定装置。
  4. 該第一位置特定手段により特定された該第一対象物の位置と、該経路上の任意の位置から撮像して得た、該第二対象物とは別のものである第三対象物についての1枚の第三撮像画像であって該第一対象物の像も含まれているものと、該第一撮像画像のうち該第三対象物の像も含まれているものとに基づいて、該第三対象物の位置を特定する第三位置特定手段を更に有することを特徴とする請求項またはに記載の位置特定装置。
  5. 該第二位置特定手段により特定された該第二対象物の位置と所定位置との距離を算出する距離算出手段を更に有することを特徴とする請求項からのうちのいずれか一項に記載の位置特定装置。
  6. 位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像と、該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像に基づいて、該第二対象物の位置を特定する位置特定方法であって
    該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、
    該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡であることを特徴とする位置特定方法。
  7. 位置が既知である2つの既知点の各々から撮像して得た第一対象物についての2枚の第一撮像画像を取得する処理、
    該2つの既知点を結びかつ位置が既知である経路上における任意の位置から撮像して得た、該第一対象物の像も含まれている第二対象物についての1枚の第二撮像画像を取得する処理、及び
    2枚の第一撮像画像と該1枚の第二撮像画像とに基づいて、該第二対象物の位置を特定する位置特定処理、
    をコンピュータに行わせるためのプログラムであって、
    該2枚の第一撮像画像のうちの少なくとも一方は、該第二対象物の像も含まれており、
    該第一撮像画像及び該第二撮像画像は、自動車のドアミラーに設置されているカメラによって撮像され、該経路は、該ドアミラーを開閉動作させたときの該カメラの軌跡である
    ことを特徴とするプログラム
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