JP5499400B2 - 燃料・潤滑油供給ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、燃料・潤滑油供給ポンプに関する。
航空機などに用いられる例えばジェットエンジン(ターボファンエンジン)には、アクセサリ・ギアボックス(AGB:Accessory Gear Box)が装備される。このAGBには、ジェネレータ、スタータ、燃料ポンプ、潤滑油ポンプなど様々な機械駆動の捕機(アクセサリ)が取り付けられる。これら捕機(アクセサリ)はAGBを介してエンジン駆動される。
例えば特許文献1には、AGBに取り付けられた潤滑油ポンプ(オイルポンプ)が示されている。また、特許文献2には、AGBを介してエンジン駆動される燃料ポンプが示されている。
特開2001−82686号公報 特開2004−197573号公報
ここで、例えば、ヘリコプタや小型飛行機の場合、捕機(アクセサリ)類設置スペースの省スペース化、および捕機(アクセサリ)類全体での軽量化が望まれる。一方、特許文献1、2で示したように、潤滑油ポンプ、燃料ポンプなどの捕機(アクセサリ)はそれぞれ単独でAGBに取り付けられているのが現状である。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、捕機(アクセサリ)類設置スペースの省スペース化、および捕機(アクセサリ)類全体での軽量化を図ることができる技術を提供することである。
上記課題を解決するために本発明は、オイルタンクからの潤滑油を吐出する第1ポンプ部と、前記第1ポンプ部に対して隣接配置され、エンジンへ燃料を供給する第2ポンプ部と、を備え、前記第1ポンプ部は、第1回転軸と、前記第1回転軸に固定され、当該第1回転軸と一体で回転することにより、潤滑油を吐出させる潤滑油吐出部材と、前記第1回転軸および前記潤滑油吐出部材を収容する第1ハウジングと、を具備してなり、前記第2ポンプ部は、前記第1回転軸に対して同軸に連結された第2回転軸と、前記第2回転軸に固定され、当該第2回転軸と一体で回転することにより、燃料を吐出させる燃料吐出部材と、前記第1回転軸の軸方向において、前記第1ハウジングに対して当該第1ハウジングの一端に固定され、前記第2回転軸および前記燃料吐出部材を収容する第2ハウジングと、を具備してなる燃料・潤滑油供給ポンプを提供する。
この構成によると、第1ポンプ部の第1回転軸と第2ポンプ部の第2回転軸とを同軸に連結し、かつ第1ポンプ部の第1ハウジングの一端に第2ポンプ部の第2ハウジングを固定することにより、第1ポンプ部と第2ポンプ部とを一体にすることができる。これにより、1つのポンプで潤滑油および燃料をそれぞれ供給することができる。すなわち、ポンプ1つ分程度の捕機(アクセサリ)類設置スペースの省スペース化を図れるとともに、捕機(アクセサリ)類全体での軽量化を図ることができる。
また本発明において、前記第1回転軸の端部に、前記軸方向に延びる穴が形成され、前記穴に前記第2回転軸が挿入されて、当該第2回転軸と前記第1回転軸とが当該穴内でスプライン連結され、前記潤滑油吐出部材の回転により、前記穴に潤滑油が供給されることが好ましい。
この構成によると、第1回転軸と第2回転軸とをスプライン連結することにより、軸の組立・分解が行いやすくなる。すなわち、ポンプの維持管理性が向上する。また、第1回転軸(潤滑油吐出部材)の回転によるポンピングで、第1回転軸と第2回転軸とのスプライン連結部を強制潤滑することができる。
さらに本発明において、前記穴の底部中心に、前記軸方向に向かって前記第1回転軸を貫通して当該穴に連通する潤滑油供給流路が形成されていることが好ましい。
この構成によると、第1回転軸の穴内に潤滑油が導かれやすくなり、その結果、スプライン連結部の強制潤滑性が向上する。
さらに本発明において、前記第1ハウジングと前記第1回転軸との間に軸受が配置され、前記軸受の端部内面と前記第1回転軸の端部外面との間にオイルシールが配置され、前記穴から潤滑油を排出させる潤滑油排出流路が、当該穴の内側面から前記第1回転軸の端部外面へ向かって前記第1回転軸を貫通して形成され、前記潤滑油排出流路から排出された潤滑油が、前記第1回転軸と前記軸受との間の隙間に作用する負圧により、当該隙間を通って前記第1ポンプ部側へ戻されることが好ましい。
この構成によると、第1回転軸と第2回転軸とのスプライン連結部に供給された潤滑油を簡易な構成で第1ポンプ部側へ戻すことができる。また、オイルシールにより、第2ポンプ部側への潤滑油の漏洩を防止できる。すなわち、燃料への潤滑油の混入を防止できる。
さらに本発明において、前記第2ポンプ部側から前記第1ポンプ部側へ燃料が漏洩しないように、前記第2ハウジングと前記第2回転軸との間にカーボンシールが配置されていることが好ましい。
この構成によると、カーボンシールにより、潤滑油への燃料の混入を防止できる。
本発明の燃料・潤滑油供給ポンプによれば、ポンプ1つ分程度の捕機(アクセサリ)類設置スペースの省スペース化を図れるとともに、捕機(アクセサリ)類全体での軽量化を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る燃料・潤滑油供給ポンプの側断面図、およびA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC部拡大図である。 図1に示す燃料・潤滑油供給ポンプまわりのシステム図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る燃料・潤滑油供給ポンプの側断面図、およびA−A断面図である。図2および図3は、それぞれ、図1のB−B断面図、図1のC部拡大図である。また、図4は、図1に示す燃料・潤滑油供給ポンプまわりのシステム図である。なお、図2(b)は、図2(a)のB−B断面図において、ロータ3からブレード5を抜いた状態を示す図である。図2(b)において、第1ハウジング4の図示を省略している。
(システム構成)
まず、図4を参照しつつ、燃料・潤滑油供給ポンプ100まわりのシステム構成について説明する。
図4に示したように、エンジン53の機側には、AGB54(アクセサリ・ギアボックス、Accessory Gear Box)が配置されている。AGB54には、ロータ3を介して燃料・潤滑油供給ポンプ100が取り付けられている。AGB54の内部には、エンジン53の動力を燃料・潤滑油供給ポンプ100に伝達するためのギア56が収容されている。そして、燃料・潤滑油供給ポンプ100は、AGB54のギア56を介してエンジン53により駆動される。なお、図示を省略しているが、AGB54には、燃料・潤滑油供給ポンプ100以外にも、ジェネレータ、スタータなど様々な機械駆動の捕機(アクセサリ)が取り付けられる。また、AGB54の内部には、これら捕機用のギアが収容される。
燃料・潤滑油供給ポンプ100は、オイルポンプ部1(潤滑油ポンプ部)と、オイルポンプ部1に対して隣接配置された燃料ポンプ部2とからなる。オイルポンプ部1が本発明の第1ポンプ部に相当し、燃料ポンプ部2が本発明の第2ポンプ部に相当する。
オイルポンプ部1は、オイルタンク51からAGB54へ潤滑油を供給するためのポンプ部であり、燃料ポンプ部2は、燃料タンク55から燃料ノズル52(エンジン53)へ燃料を供給するためのポンプ部である。なお、オイルポンプ部1による潤滑油供給先は、AGB54に限られることはない。
(燃料・潤滑油供給ポンプの構成)
次に、本発明の一実施形態に係る燃料・潤滑油供給ポンプ100の構成について説明する。なお、図1〜図4において、同一部材については同一の符号を付している。図1に示すように、燃料・潤滑油供給ポンプ100は、オイルポンプ部1と、オイルポンプ部1に対して隣接配置された燃料ポンプ部2とからなる。
(オイルポンプ部)
オイルポンプ部1は、例えばベーンポンプである。ベーンポンプとは、容積型回転式ポンプの一種で偏心ポンプとも呼ばれる。オイルポンプ部1は、ロータ3(第1回転軸)と、ロータ3を収容する第1ハウジング4とを有する。
(第1回転軸)
ロータ3(第1回転軸)には、ロータ3と一体でその軸方向Zまわりに回転することにより、潤滑油を吐出させるブレード5(潤滑油吐出部材であり、ベーンとも呼ばれる)が取り付けられている。図2(b)などからわかるように、本実施形態では、ロータ3の外周に等位相差(90°間隔)で形成されたスリット3eに4枚の板状のブレード5がそれぞれ挿入されている。また、図1(b)および図2からわかるように、ロータ3の軸方向Zにおいてブレード5が位置する部分の、ロータ3の中心部は空洞部3fとなっている(断面円形の筒状空間となっている)。この空洞部3fには潤滑油が充満している。
また、ロータ3の燃料ポンプ部2側の軸方向Z端部には、軸方向Zに延びる所定深さの円形の穴3aが形成されている。なお、ロータ3の燃料ポンプ部2側とは反対側の端部は、AGB54内のギア56と連結される部分である。穴3aの内側面には、後述する入力軸6(第2回転軸)と連結するスプラインが形成されている。また、穴3aは、ロータ3の径方向中心に形成されている。
図1(a)、図2(b)に示したように、穴3aの底部中心には、軸方向Zに向かってブレード5側からロータ3を貫通して穴3aに連通する潤滑油供給流路3bが形成されている。潤滑油供給流路3bは、断面円形の孔である。
また、穴3aの内側面に形成されたスプラインの燃料ポンプ部2側端部付近には、潤滑油排出流路3cが形成されている。潤滑油排出流路3cは、穴3aの内側面からロータ3の端部外面へ向かってロータ3を貫通して形成されている。潤滑油排出流路3cは、断面円形の孔である。なお、潤滑油排出流路3cの軸方向Zの位置は、穴3aの内側面に形成されたスプラインの燃料ポンプ部2側端部付近ではなく、当該スプラインとは一定の距離をとって形成されてもよい。しかしながら、本実施形態のように、スプラインの燃料ポンプ部2側端部付近に潤滑油排出流路3cが形成されることで、ロータ3の長さを短くでき、その結果、燃料・潤滑油供給ポンプ100の軸方向Z長さを短くできる。
(第1ハウジング)
第1ハウジング4は、ロータ3およびブレード5を収容する。第1ハウジング4の外面には、潤滑油入口ポート4aおよび潤滑油出口ポート4bが設けられている。本実施形態においては、オイルタンク51と潤滑油入口ポート4aとが配管などを介して接続され、潤滑油出口ポート4bとAGB54とが配管などを介して接続される。また、第1ハウジング4と後述する第2ハウジング8との境界部付近の第1ハウジング4の外面には、ドレンポート4cが形成されている。ドレンポート4cは、燃料・潤滑油供給ポンプ100のAGB54への取付状態において下向き(より好ましくは鉛直方向下向き)になるように形成される。ドレンポート4cは、第1ハウジング4と第2ハウジング8との境界部付近の第2ハウジング8の外面に形成されていてもよい。
(ライナ)
ブレード5が位置する部分であって、第1ハウジング4とロータ3との間には、環状のライナ15が配置されている。ライナ15は第1ハウジング4に対して固定されている。図1(b)などに示したように、ライナ15の円形の内側面は、ロータ3の仮想の回転軸に対して偏心している。偏心したライナ15の内側面に沿って、ブレード5は摺動回転する。
(軸受)
第1ハウジング4とロータ3との間には燃料ポンプ部2側から順に、滑り軸受10、滑り軸受11が配置されている。ここで、滑り軸受10の燃料ポンプ部2側の端部内面と、ロータ3の燃料ポンプ部2側の端部外面との間には、オイルシール12が配置されている。オイルシール12は、潤滑油排出流路3cから排出された潤滑油が、燃料ポンプ部2側に漏洩することを防止するためのものである。
(燃料ポンプ部)
燃料ポンプ部2は、例えばギアポンプである。ギアポンプとは、容積型回転式ポンプの一種で歯車ポンプとも呼ばれる。燃料ポンプ部2は、入力軸6(第2回転軸)と、入力軸6を収容する第2ハウジング8とを有する。
(第2回転軸)
入力軸6(第2回転軸)には、入力軸6と一体でその軸方向Zまわりに回転することにより、燃料を吐出させる駆動ギア7a(燃料吐出部材)が取り付けられている(入力軸6に対して同時に回転するように連結されている)。また、駆動ギア7aの回転によって従動回転する従動ギア7bが、軸方向Zに直交する方向において、駆動ギア7aに対して隣り合わせて配置されている。
また、入力軸6のオイルポンプ部1側の軸方向Z端部外面には、ロータ3と連結するスプラインが形成されている。ロータ3端部に形成された穴3aに入力軸6が挿入されて、当該入力軸6とロータ3とが穴3a内でスプライン連結されることで、入力軸6はロータ3に対して同軸に連結されロータ3とともに回転する(入力軸6にも駆動力が伝達する)。図1(a)などにおいて、入力軸6とロータ3とがスプライン連結している部分をスプライン連結部9と表示している。
また、駆動ギア7aが位置する部分とスプライン連結部9との間の、入力軸6の外周面には環状の鍔部6aが設けられている。鍔部6aは、後述するカーボンシール13aが当接する部分である。
(第2ハウジング)
第2ハウジング8は、入力軸6およびギア7を収容する。第2ハウジング8の外面には、燃料入口ポート8aおよび燃料出口ポート8bが設けられている。燃料タンク55と燃料入口ポート8aとが配管などを介して接続され、燃料出口ポート8bと燃料ノズル52とが配管などを介して接続される。
また、第2ハウジング8と入力軸6との間には、メカニカルシール13が配置されている。メカニカルシール13は、シールケース13bと、シールケース13b内に収容されたカーボンシール13aおよびコイルバネ(不図示)とを具備する。シールケース13bは、第2ハウジング8に対して固定される。メカニカルシール13(カーボンシール13a)は、燃料ポンプ部2側からオイルポンプ部1側への燃料の漏洩を防止するためのものである。
ここで、第2ハウジング8と、前記した第1ハウジング4とは、軸方向Zにおいてそれぞれの端面同士を接触させて相互に固定されている。本実施形態では、第2ハウジング8が雄側となり、第1ハウジング4が雌側となっている。第1ハウジング4と第2ハウジング8との固定部には環状のパッキング14が入れられシールされている。
(スプライン連結部の潤滑方法)
次に、図3を参照しつつ、スプライン連結部9の潤滑方法について説明する。図3中の矢印は、潤滑油の流れを示す。
ここで、図3に示したように、入力軸6端部に形成されたスプラインよりも燃料ポンプ部2側の、入力軸6の外周面には突出形状の凹部6bが形成され、当該凹部6bには環状のパッキング16が入れられている。
エンジン53の駆動によりロータ3(ブレード5)が回転すると、当該回転によるポンピングにより潤滑油の一部が、ポンプの吐出側より潤滑油供給流路3bを流れてロータ3の穴3aに入る。穴3aの燃料ポンプ部2側端部はパッキング16によりシールされているため、潤滑油は、穴3a内のスプライン連結部9を流れた後、潤滑油排出流路3cから穴3aの外部へ排出される。
穴3aの外部へ排出された潤滑油は、ロータ3と滑り軸受10との間のごくわずかな隙間に作用する負圧により、当該隙間を通ってオイルポンプ部1側へ戻される。
詳細には、ロータ3と滑り軸受10との間の隙間の油圧は、ブレード5が位置する部分におけるロータ3中心部の油圧よりも低い(ポンプ入口側につながるため)。そのため、ロータ3と滑り軸受10との間の隙間では、ブレード5側に向かって潤滑油が流れる。また、燃料ポンプ部2側はオイルシール12でシールされている。よって、穴3aの外部へ排出された潤滑油は、ロータ3と滑り軸受10との間のごくわずかな隙間を通ってオイルポンプ部1側へ戻される。オイルポンプ部1側(ブレード5部)へ戻された潤滑油は、潤滑油出口ポート4bから吐出されることになる。なお、オイルポンプ部1側(ブレード5部)へ戻された潤滑油は、再度、潤滑油供給流路3bを流れてロータ3の穴3aに入ることもある。
なお、ロータ3の回転により潤滑油排出流路3cも回転する。穴3a内の潤滑油は、内圧および遠心力で潤滑油排出流路3cからオイルシール12側へ排出される。
なお、パッキング16およびオイルシール12により、燃料ポンプ部2側への潤滑油の漏洩は防止される。すなわち、燃料への潤滑油の混入は防止される。仮に、燃料ポンプ部2側への潤滑油の漏洩があったとしても、ドレンポート4cにより潤滑油が排出されるので、燃料への潤滑油の混入はない。
本発明に係る燃料・潤滑油供給ポンプ100によると、オイルポンプ部1のロータ3と燃料ポンプ部2の入力軸6とを同軸に連結し、かつオイルポンプ部1の第1ハウジング4の一端に燃料ポンプ部2の第2ハウジング8を固定することにより、オイルポンプ部1と燃料ポンプ部2とを一体にすることができる。これにより、1つのポンプで潤滑油および燃料をそれぞれ供給することができる。すなわち、ポンプ1つ分程度の捕機(アクセサリ)類設置スペースの省スペース化を図れるとともに、捕機(アクセサリ)類全体での軽量化を図ることができる。
また、ロータ3と入力軸6とをスプライン連結することにより、軸の組立・分解が行いやすくなる。すなわち、ポンプの維持管理性が向上する。また、ロータ3(ブレード5)の回転によるポンピングで、ロータ3と入力軸6とのスプライン連結部9を強制潤滑することができる。
さらに、ロータ3の穴3aの底部中心に潤滑油供給流路3bが形成されていることで、当該穴3a内に潤滑油が導かれやすくなり、スプライン連結部9の強制潤滑性が向上する。
さらに、ロータ3の穴3aの内側面からロータ3の端部外面へ向かって潤滑油排出流路3cが当該ロータ3を貫通して形成されていることで、スプライン連結部9に供給された潤滑油を簡易な構成でオイルポンプ部1側へ戻すことができる。
さらに、第2ハウジング8と入力軸6との間にメカニカルシール13(カーボンシール13a)が配置されていることで、オイルポンプ部1側への燃料の漏洩を防止でき、潤滑油への燃料の混入を防止できる。なお、仮に、オイルポンプ部1側への燃料の漏洩があったとしても、ドレンポート4cにより燃料が排出されるので、潤滑油への燃料の混入はない。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。
例えば、本実施形態では、ロータ3と入力軸6とを直結している例を示したが、ロータ3の回転数(rpm)と入力軸6の回転数(rpm)とを異にさせる必要がある場合には、ロータ3と入力軸6とを歯車などの減速機構または増速機構を介して連結させてもよい。この場合、減速機構または増速機構はロータ3の穴3a内もしくは、外周に連結される。
1:オイルポンプ部(第1ポンプ部)
2:燃料ポンプ部(第2ポンプ部)
3:ロータ(第1回転軸)
4:第1ハウジング
5:ブレード(潤滑油吐出部材)
6:入力軸(第2回転軸)
7:ギア(燃料吐出部材)
8:第2ハウジング
9:スプライン連結部
100:燃料・潤滑油供給ポンプ

Claims (2)

  1. オイルタンクからの潤滑油を吐出する第1ポンプ部と、
    前記第1ポンプ部に対して隣接配置され、エンジンへ燃料を供給する第2ポンプ部と、
    を備え、
    前記第1ポンプ部は、
    第1回転軸と、
    前記第1回転軸に固定され、当該第1回転軸と一体で回転することにより、潤滑油を吐出させる潤滑油吐出部材と、
    前記第1回転軸および前記潤滑油吐出部材を収容する第1ハウジングと、
    を具備してなり、
    前記第2ポンプ部は、
    前記第1回転軸に対して同軸に連結された第2回転軸と、
    前記第2回転軸に固定され、当該第2回転軸と一体で回転することにより、燃料を吐出させる燃料吐出部材と、
    前記第1回転軸の軸方向において、前記第1ハウジングに対して当該第1ハウジングの一端に固定され、前記第2回転軸および前記燃料吐出部材を収容する第2ハウジングと、
    を具備してなり、
    前記第1回転軸の端部に、前記軸方向に延びる穴が形成され、
    前記穴に前記第2回転軸が挿入されて、当該第2回転軸と前記第1回転軸とが当該穴内でスプライン連結され、
    前記潤滑油吐出部材の回転により、前記穴に潤滑油が供給され、
    前記穴の底部中心に、前記軸方向に向かって前記第1回転軸を貫通して当該穴に連通する潤滑油供給流路が形成されており、
    前記第1ハウジングと前記第1回転軸との間に軸受が配置され、
    前記軸受の端部内面と前記第1回転軸の端部外面との間にオイルシールが配置され、
    前記穴から潤滑油を排出させる潤滑油排出流路が、当該穴の内側面から前記第1回転軸の端部外面へ向かって前記第1回転軸を貫通して形成され、
    前記潤滑油排出流路から排出された潤滑油が、前記第1回転軸と前記軸受との間の隙間に作用する負圧により、当該隙間を通って前記第1ポンプ部側へ戻される、燃料・潤滑油供給ポンプ。
  2. 請求項に記載の燃料・潤滑油供給ポンプにおいて、
    前記第2ポンプ部側から前記第1ポンプ部側へ燃料が漏洩しないように、前記第2ハウジングと前記第2回転軸との間にカーボンシールが配置されていることを特徴とする、燃料・潤滑油供給ポンプ。
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