JP5496781B2 - 波形表示装置および波形表示方法 - Google Patents

波形表示装置および波形表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、被測定波形の波形データに基づいてこの被測定波形を画面上に表示させる波形表示装置および波形表示方法に関するものである。
この種の波形表示装置として、下記特許文献1に開示された波形表示装置(スペクトラムアナライザ)が知られている。この波形表示装置は、測定可能な全周波数帯域(フル周波数スパン)を予め複数帯域に分割し、かつその各分割帯域に対し、適切な周波数分解能を決定する中間周波通過帯域幅を与えて、これらの組を記憶手段に記憶する。また、この波形表示装置は、記憶手段からその各組を順次取出して、その分割帯域を掃引し、かつその通過帯域幅の中間周波フィルタを通して取出し、その時の検波出力レベルの最大値を検索し、その最大レベルとその時の周波数とを一時記憶する。さらに、この波形表示装置は、全分割帯域についての掃引が終了した後、得られた各最大レベルとその周波数のうちで最もレベルが高い最大レベルとその周波数を検索し、検索したその周波数を出力する。また、必要に応じてそのレベルを出力する。
特開平11−281684号公報(第4−5頁、第1図)
ところで、この種の波形表示装置を使用した波形測定においては、最大レベル、つまり最大ピークのレベルだけではなく、他のピーク(極大点)のレベル(極大値)を測定することも一般的に行われている。この点について、上記の波形表示装置では、最大ピークではなく、m番目に大きいものを自動検索する場合には、分割領域ごとにm番目までのピーク値(極大値)とその周波数を検索して記憶させる構成を採用している。しかしながら、検索したm番目までのピーク値とその周波数について記憶させるのは、あくまでもm番目に大きいものを自動検索するためであることから、検索したm番目までのピーク値とその周波数をすべて表示させる構成とはなっていないため、この波形表示装置には、表示部に表示されている内容から、検索したすべてのピーク値の位置(極大点の位置)を判別できないという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、極大点および極小点のうちの検索した少なくとも一方の極点のすべての位置を判別し得る波形表示装置および波形表示方法を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の波形表示装置は、被測定波形の波形データを入力して記憶部に記憶させる記憶処理と、前記記憶部から前記波形データを読み出すと共に、読み出した当該波形データに基づいて前記被測定波形を表示部に表示させる波形表示処理とを実行する処理部を備えた波形表示装置であって、前記処理部は、最初の検索指示を入力したときに、前記波形表示処理において読み出した前記波形データに基づいて、前記表示部に表示させている前記被測定波形についての極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点のすべてを検索すると共に、当該検索した各極点のそれぞれの位置を示す記号を当該表示部に表示させる検索点表示処理を実行し、かつ当該検索点表示処理において、前記極点の検索の完了後に新たな前記検索指示を入力したときに、前記記号のうちの1つにカーソルを表示させると共に、次に新たな前記検索指示を入力する都度、当該カーソルを表示させている記号に対して一の方向において隣り合う前記記号に当該カーソルを移動させる
請求項2記載の波形表示装置は、請求項1記載の波形表示装置において、前記処理部は、前記検索点表示処理において、前記一方の極点として前記極大点を検索すると共に、当該極大点のうちの極大値が大きいものから予め決められた数の極大点について、その順位を示す数字を前記記号として表示させる。
請求項3記載の波形表示装置は、請求項1記載の波形表示装置において、前記処理部は、前記検索点表示処理において、前記一方の極点として前記極小点を検索すると共に、当該極小点のうちの極小値が小さいものから予め決められた数の極小点について、その順位を示す数字を前記記号として表示させる。
請求項記載の波形表示方法は、被測定波形の波形データに基づいて当該被測定波形を表示部に表示させる波形表示方法であって、最初の検索指示を入力したときに、前記波形データに基づいて前記表示部に表示させている前記被測定波形についての極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点のすべてを検索すると共に、当該検索した各極点のそれぞれの位置を示す記号を当該表示部に表示させ、かつ前記極点の検索の完了後に新たな前記検索指示を入力したときに、前記記号のうちの1つにカーソルを表示させると共に、次に新たな前記検索指示を入力する都度、当該カーソルを表示させている記号に対して一の方向において隣り合う前記記号に当該カーソルを移動させる
請求項1記載の波形表示装置および請求項記載の波形表示方法では、最初の検索指示を入力したときに、波形データに基づいて表示部に表示させている被測定波形についての極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点のすべてを検索すると共に、検索した各極点のそれぞれの位置を示す記号を表示部に表示させる。したがって、この波形表示装置および波形表示方法によれば、被測定波形と共に表示される記号に基づいて、表示されている被測定波形におけるすべての極点の位置を確実かつ容易に認識することができる。このため、例えば、互いに隣り合う2つの極点のレベル差が小さいことに起因して、他の極大点および極小点と比較して被測定波形から認識し難い極点についても、確実かつ容易に認識することができる。また、表示されている被測定波形についてのすべての極点の検索の完了後に新たな検索指示を入力したときに、記号のうちの1つにカーソルを表示させると共に、次に新たな検索指示を入力する都度、カーソルを表示させている記号に対して一の方向において隣り合う記号にカーソルを移動させて表示させることにより、カーソルを順次移動させることで、被測定波形についてのすべての極点の位置を1つずつ正確に認識することができる。
また、請求項2記載の波形表示装置によれば、処理部が、検索した極大点のうちの極大値が大きいものから予め決められた数の極大点について、その順位を示す数字を記号として表示させるため、数字で表示されている記号に基づいて、この記号に対応する極大点の極大値が何番目の大きさかを容易に認識することができる。
また、請求項3記載の波形表示装置によれば、処理部が、検索した極小点のうちの極小値が小さいものから予め決められた数の極小点について、その順位を示す数字を記号として表示させるため、数字で表示されている記号に基づいて、この記号に対応する極小点の極小値が何番目の小ささかを容易に認識することができる。
波形表示装置1の構成を示すブロック図である。 波形表示装置1の表示部5における画面の表示内容を説明するための説明図である。 波形表示装置1の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、波形表示装置および波形表示方法の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。
最初に、波形表示装置1の構成について、図面を参照して説明する。なお、図2に示すように、横軸(X軸)12aとしての周波数軸および縦軸(Y軸)12bとしてのレベル軸で構成される座標平面(XY平面)内における周波数の変化に対する物理量(例えば、インピーダンス)のレベルの変化を示すスペクトル波形Wsを被測定波形の一例として挙げて説明する。
図1に示す波形表示装置1は、処理部2、記憶部3、操作部4および表示部5を備え、入力した波形データDsに基づくスペクトル波形を表示部5の画面11上に表示させると共に、スペクトル波形Wsの極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点(本例では一例として、極大点および極小点の両者)についても併せて表示可能に構成されている。また、本例では、1つの波形データDsは、一例として、スペクトル波形Wsのレベルを示すレベルデータと、このレベルデータが測定された周波数を示す周波数データとを有して構成されている。
処理部2は、CPUおよび内部メモリ(いずれも図示せず)を備えて構成されて、波形データDsの記憶処理を実行すると共に、操作部4から入力される動作指示Ssに基づいて、波形表示処理および検索点表示処理を実行する。また、処理部2は、表示部5に対する制御処理を実行する。また、処理部2は、後述する極大表示枠内および極小表示枠内に表示させる極大点および極小点に対応する記号の表示位置データ(以下、「記号位置データ」ともいう)、カーソルの表示位置データ(以下、「カーソル位置データ」)、並びに極大表示枠および極小表示枠のいずれにカーソルを表示させるかを示す表示フラグを内部メモリに記憶する。本例では一例として、表示フラグは、その内容が数値「1」のときには極大表示枠を示し、その内容が数値「0」のときには極小表示枠を示すものとする。
記憶部3は、半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)などを備えて構成されて、波形データDsや記号15の表示用データを記憶すると共に、処理部2のワークメモリとして機能する。また、記憶部3には、処理部2のための動作プログラムが予め記憶されている。操作部4は、例えば、キーボードやタッチパネルなどで構成されて、処理部2に対する動作指示Ssを出力する。
表示部5は、一例としてLCD(Liquid Crystal Display)で構成されている。また、一例として、図2に示すように、この表示部5は、その画面11上における波形表示枠12内に、波形データDsで表されるスペクトル波形Wsを表示すると共に、極大点を極大表示枠(記号「Max」を付した枠)13内に表示し、かつ極小点を極小表示枠(記号「Min」を付した枠)14内に表示する。本例では、表示部5は、波形表示枠12における下辺を周波数を示す横軸12aとし、かつ波形表示枠12における左辺を波形データDsのレベル値を示す縦軸12bとして、スペクトル波形Wsを表示する。この場合、横軸12aは、左側から右側に向けて周波数が高くなる周波数軸に規定されている。
また、表示部5は、波形表示枠12の横軸12aに沿って極大表示枠13および極小表示枠14を並列的に表示すると共に、極大表示枠13および極小表示枠14内に極点に対応する記号(本例では、一例として数字や縦太線)15を表示する。また、表示部5は、処理部2によって選択された極大表示枠13および極小表示枠14のうちの一方の枠内における処理部2によって選択された1つの記号15上にカーソル16を表示させる。また、表示部5は、記号15上にカーソル16が表示された極点(周波数)でのスペクトル波形Wsのレベル値を示す数値を数値表示枠17内に表示する。なお、本例では、一例として、カーソル16を長方形の図形で表示させ、かつリンク(点滅)させる構成を採用しているが、カーソル16の図形は長方形に限定されず、アンダーラインなど種々の形状の図形を採用することができる。
次に、波形表示装置1の動作について、波形表示方法と併せて、図面を参照して説明する。なお、一例として、表示フラグの初期値は、極大表示枠13に設定されているものとする。
作動状態において、処理部2は、まず、波形データDsの入力待ちの状態に移行する。処理部2は、この状態において、外部から波形データDsが供給されたときには、記憶処理を実行して、波形データDsを入力すると共に、入力した波形データDsを記憶部3に記憶させる。また、処理部2は、この記憶処理が完了した後、操作部4からの動作指示Ssの入力を待つ入力待ちの状態に移行する。
次いで、処理部2は、この状態において操作部4から波形表示開始の動作指示Ssを入力したときには、波形表示処理を実行する。この波形表示処理では、処理部2は、記憶部3に記憶されている波形データDsで表される全スペクトル波形Wsのうちの表示部5に表示させるスペクトル波形Ws(全スペクトル波形Wsでもよいし、一部のスペクトル波形Wsでもよい)についての波形データDsを記憶部3から読み出すと共に、読み出した波形データDsに基づいて、図2に示すように、表示部5の画面11上に規定された波形表示枠12内にスペクトル波形Wsを周波数軸としての横軸12aの全体に亘って表示させる。これにより、周波数軸の左側から右側に向けて周波数が高くなるようにスペクトル波形Wsを表示する波形表示処理が完了し、処理部2は、操作部4からの動作指示Ssの入力を待つ入力待ちの状態に移行する。
続いて、処理部2は、この状態において操作部4から最初の検索指示の動作指示Ssを入力したときには、図3に示す検索点表示処理50を実行する。この検索点表示処理50では、処理部2は、まず、表示部5に表示されているスペクトル波形Wsについての波形データDsに基づいて、このスペクトル波形Wsに存在するすべての極点(極大点および極小点)を検出して(極点となる波形データDsを特定して)、この波形データDsを内部メモリに記憶する(ステップ51)。この場合、極大点および極小点の検出方法については、横軸12a(周波数軸)に沿って相前後する2つの波形データDsにおけるレベルデータの値を順次比較して検出する方法を初めとして各種の方法を採用することができる。
また、処理部2は、このステップ51において、検出した極大点に対応する記号15の極大表示枠13内での表示位置を示す記号位置データを算出して、極大点となる波形データDsに対応させて内部メモリに記憶すると共に、検出した極小点に対応する記号15の極小表示枠14内での表示位置を示す記号位置データを算出して、極小点となる波形データDsに対応させて内部メモリに記憶する。
また、処理部2は、このステップ51において、検出した極大点について、波形データDsを構成するレベルデータに基づいて、予め決められた数(本例では一例として5つ)の上位の点(レベルデータ(極大値)が最大となる極大点から大きい順に5番目までの極大点)を特定し、特定した上位の各極大点について、レベルデータの大きい順に順位を示す記号(本例では一例として、大きい方からの順序を示す数字「1」,「2」・・・,)を対応する記号として決定する。また、処理部2は、この決定した記号についての表示用データを記憶部3から読み出して、それぞれの波形データDsに対応させて内部メモリに記憶させる。
また、処理部2は、このステップ51において、検出した極小点について、波形データDsを構成するレベルデータに基づいて、予め決められた数(本例では一例として上位の点と同じ5つ)の下位の点(レベルデータ(極小値)が最小となる極小点から小さい順に5番目までの極小点)を特定し、特定した下位の各極小点について、レベルデータの小さい順に順位を示す記号(本例では一例として、小さい方からの順序を示す数字「1」,「2」・・・,)を対応する記号として決定する。また、処理部2は、この決定した記号についての表示用データを記憶部3から読み出して、それぞれの波形データDsに対応させて内部メモリに記憶させる。
また、処理部2は、このステップ51において、上位の5つの各極大点を除く他の極大点、および下位の5つの各極小点を除く他の極小点については、予め決められた記号(本例では一例として、縦太線の図形)を対応する記号として決定する。また、処理部2は、この決定した記号についての表示用データを記憶部3から読み出して、それぞれの波形データDsに対応させて内部メモリに記憶させる。
また、処理部2は、このステップ51において、検出したすべての極大点のうちの波形データDsを構成する周波数データが最小の極大点についての記号位置データを、極大表示枠13についてのカーソル位置データの初期値として内部メモリに記憶すると共に、検出したすべての極小点のうちの波形データDsを構成する周波数データが最小の極小点についての記号位置データを、極小表示枠14についてのカーソル位置データの初期値として内部メモリに記憶する。
次いで、処理部2は、ステップ51において検出したすべての極点(極大点および極小点)についての記号位置データおよび記号15の表示用データを読み出して、極大点については極大表示枠13内における記号位置データで示される位置に、読み出した記号15を表示させ、極小点については極小表示枠14内における記号位置データで示される位置に、読み出した記号15を表示させる(ステップ52)。これにより、図2に示すように、表示部5の画面11上には、スペクトル波形Wsにおける各極大点に対応する極大表示枠13内の位置(周波数軸に沿った位置)に、各極大点に対応する記号15が表示されると共に、スペクトル波形Wsにおける各極小点に対応する極小表示枠14内の位置(周波数軸に沿った位置)に、各極小点に対応する記号15が表示される。
この結果、表示部5の画面11上に、スペクトル波形Wsと共に、この表示されているスペクトル波形Wsにおけるすべての極点(全極大点および全極小点)の位置を示す記号15が、周波数軸に沿って表示されるため、各極点がどの位置に存在しているかを容易に認識可能となっている。さらに、本例では、処理部2が、このステップ52において、スペクトル波形Wsにおける各極点と、この極点に対応する記号15との対応関係を明確に認識し得るように、スペクトル波形Wsにおける各極点と交差し、かつ周波数軸となる横軸12aに達する縦細線(本例では同図に示すように一例として破線)18を波形表示枠12内に表示させている。このため、極点が近接して存在している場合においても、記号15との対応関係をより確実に認識することが可能となっている。なお、上記の極点の検出処理(ステップ51)および極点の表示処理(ステップ52)については、新たな波形データDsを入力した後に最初の検索指示の動作指示Ssを入力したときにのみ実行する。
続いて、処理部2は、図3に示すように、ステップ53およびステップ54を繰り返し実行することにより、操作部4からの動作指示Ss(表示変更指示および検索指示)の入力待ちの状態に移行する。
処理部2は、この状態において、ステップ53で操作部4から動作指示Ssとして表示変更指示を入力したときには、内部メモリに記憶されている表示フラグの内容を変更し(ステップ55)、その後、再度、ステップ53およびステップ54を繰り返し実行する。この場合、処理部2は、表示フラグの内容が極大表示枠13を示す数値「1」のときには、極小表示枠14を示す数値「0」に変更し、一方、表示フラグの内容が極小表示枠14を示す数値「0」のときには、極大表示枠13を示す数値「1」に変更する。
また、処理部2は、ステップ53およびステップ54を繰り返し実行している状態において、ステップ54で新たに検索指示の動作指示Ssを入力したときには、カーソル16を表示させる処理を実行する(ステップ56)。この処理では、処理部2は、表示フラグの内容で特定される極大表示枠13および極小表示枠14のうちのいずれか一方の内部における記号15上にカーソル16を表示させると共に、その後、ステップ54で新たな検索指示の動作指示Ssについての入力を検出する都度、後述するように、横軸12aに沿って高周波側(図2中の右側)の記号15上にカーソル16を順次移動させつつ表示させる。
具体的には、処理部2は、内部メモリに記憶されている表示フラグの内容を参照して、極大表示枠13および極小表示枠14のうちのいずれにカーソル16を表示させるかを特定すると共に、特定した枠についてのカーソル16のカーソル位置データを内部メモリから読み出して、特定した枠のカーソル位置データで示される位置にカーソル16を表示させる。一例として、表示フラグの内容が数値「1」のとき(極大表示枠13のとき)には、極大表示枠13についてのカーソル位置データの初期値は、上記したように周波数データが最小の極大点についての記号位置データであるため、処理部2は、図2に示すように、極大表示枠13の左端に位置する記号(縦太線)15上にカーソル16を表示させる。この場合、処理部2は、カーソル16を表示させている記号15については、カーソル16が表示されていない記号15と異なる表示形態で表示させる(本例では一例として、表示色を変えて表示させる)。
次いで、処理部2は、カーソル16が表示されている極点についての波形データDsに基づいて、この極点のレベル値(つまり、極値。一例として「−56dB」)を数値表示枠17内に表示させる(ステップ57)。続いて、処理部2は、操作部4から検索終了指示の動作指示Ssが入力されるか否かを検出しつつ(ステップ58)、動作指示Ssの入力を検出するまで、上記ステップ53〜ステップ58を繰り返し実行する。
この場合、処理部2は、ステップ54において、新たな検索指示の動作指示Ssを入力し、かつ表示フラグの内容が変更されていないときには、ステップ56を実行することにより、現在のカーソル位置データ(現在、カーソル16が表示されている記号15の記号位置データと同じデータ)を、このカーソル16が表示されている記号15に対して一の方向において隣り合う記号15(本例では一例として、図2中における隣り合う右方向の記号15)の記号位置データに更新する。これにより、カーソル16は、極大表示枠13内において、横軸12aに沿って高周波側に位置する隣の記号15(本例では、「5」の記号15)上に移動される。また、処理部2は、カーソル16が表示されている記号15で示される極点(この場合には極大点)についての波形データDsに基づいて、この極点のレベル値(極値)を数値表示枠17内に表示させる。
また、ステップ53において、表示変更指示としての動作指示Ssを入力した後に、ステップ54において、新たな検索指示の動作指示Ssを入力したときには、ステップ55において表示フラグの内容を変更しているため、処理部2は、変更された表示フラグの内容で特定される枠(極大表示枠13および極小表示枠14のうちのいずれ)についてのカーソル16のカーソル位置データを内部メモリから読み出して、特定した枠のカーソル位置データで示される位置にカーソル16を表示させる。一例として、極大表示枠13内にカーソル16を表示させている状態において、表示フラグの内容が一回変更されたときには、表示フラグの内容は数値「0」であって極小表示枠14を示すものであるため、処理部2は、極小表示枠14についてのカーソル位置データを内部メモリから読み出して、極小表示枠14のカーソル位置データで示される極小表示枠14内の記号15の位置にカーソル16を表示させる。
処理部2は、この状態において、ステップ54で新たな検索指示の動作指示Ssを入力したときには、上記した極大表示枠13内にカーソル16が表示されている場合と同様にして、横軸12aに沿って高周波側に位置する隣の記号15上にカーソル16を移動させる。また、処理部2は、カーソル16が表示されている記号15で示される極点(この場合には極小点)についての波形データDsに基づいて、この極点のレベル値(極値)を数値表示枠17内に表示させる。
これにより、操作部4に対する操作により、表示部5に表示されているスペクトル波形Wsについてのすべての極点の位置が記号15によって表示部5の画面11上に表示されている状態において、カーソル16を表示させる枠を極大表示枠13から極小表示枠14に、また極小表示枠14から極大表示枠13にと切り替えながら、カーソル16を周波数軸に沿って、高周波側の記号15上に順次移動させつつ、カーソル16によって特定されている極点(周波数)でのスペクトル波形Wsのレベル値(極値)を数値表示枠17に表示させることができる。
なお、処理部2は、ステップ58において、検索終了指示の動作指示Ssの入力を検出したときには、処理部2は、検索点表示処理50を終了する。
このように、この波形表示装置1および波形表示方法では、処理部2が、最初の検索指示を示す動作指示Ssを入力したときに、波形データDsに基づいて表示部5に表示させているスペクトル波形Wsについての極点(極大点および極小点)をすべて検索すると共に、表示されているスペクトル波形Wsのすべての極点に対応させて、極点の位置を示す記号15を画面11上に表示させる。したがって、この波形表示装置1および波形表示方法によれば、スペクトル波形Wsと共に表示される記号15に基づいて、表示されているスペクトル波形Wsにおけるすべての極点の位置を確実かつ容易に判別(認識)することができる。このため、例えば、図2の破線で示す円内に現れる極大点および極小点のように、互いに隣り合う2つの極点のレベル差が小さいことに起因して、他の極大点および極小点と比較してスペクトル波形Wsから認識し難い極点についても、確実かつ容易に認識することができる。
また、この波形表示装置1では、処理部2が、検索した極大点の極値(つまり、極大値。波形データDsを構成するレベルデータ)に関する予め決められた数(上記例では5つ)の上位の点について、極大値に関する順位を示す数字(1,2,3,4,5)を記号15として極大表示枠13に表示させる。このため、この波形表示装置1によれば、数字で表示されている記号15に基づいて、この記号15に対応する極大点の極大値が何番目の大きさかを容易に認識することができる。
また、この波形表示装置1では、処理部2が、検索した極小点の極値(つまり、極小値。波形データDsを構成するレベルデータ)に関する予め決められた数(上記例では5つ)の下位の点について、極小値に関する順位を示す数字(1,2,3,4,5)を記号15として極小表示枠14に表示させる。このため、この波形表示装置1によれば、数字で表示されている記号15に基づいて、この記号15に対応する極小点の極小値が何番目の小ささかを容易に認識することができる。
また、この波形表示装置1では、処理部2が、すべての極点の検索の完了後に新たな検索指示の動作指示Ssを入力したときには、記号15のうちの1つにカーソル16を表示させると共に、次に新たな検索指示の動作指示Ssを入力する都度、カーソル16を表示させている記号15に対して一の方向(図2中の右方向)において隣り合う記号15にカーソル16を移動させて表示させる(カーソル16を周波数軸に沿って、高周波側の記号15上に順次移動させつつ表示させる)。このため、この波形表示装置1によれば、カーソル16を順次移動させながら、表示されているスペクトル波形Wsについてのすべての極点を1つずつ正確に判別(認識)することができる。また、数値表示枠17を参照することにより、すべての極点でのスペクトル波形Wsのレベル値(極値)を正確に確認することができる。
なお、波形データDsの一例として、周波数に応じてデータ値としてのレベル値が変化するスペクトル波形Ws(被測定波形)についての波形データを挙げて説明したが、時間に応じてデータ値としてのレベル値が変化する信号波形(被測定波形)についての波形データを波形データDsとしてもよいのは勿論である。この場合には、図2における横軸12aが時間軸となり、縦軸12bがレベル値を示す軸となる波形表示枠12内にこの信号波形が表示されると共に、極大表示枠13内にこの表示されている信号波形についての極大点を示す記号15が表示され、かつ極小表示枠14内にこの表示されている信号波形についての極小点を示す記号15が表示される。また、信号波形(被測定波形)を波形データDsに変換するデータ変換部を備えて、アナログ信号としての信号波形を入力する構成を採用することもできる。
また、スペクトル波形Wsと共に、その極点として極大点および極小点の両方を表示部5の画面11上に表示させる構成について上記したが、極大点および極小点のうちのいずれか一方のみを表示させる構成を採用することもできる。この構成においては、極大表示枠13および極小表示枠14の切り替え動作が不要となるため、図3で示される検索点表示処理50でのステップ53,55が不要となる結果、波形表示装置1の動作を簡略化することができる。また、次に新たな検索指示の動作指示Ssを入力する都度、カーソル16を表示させている記号15に対して一の方向において隣り合う記号15として、図2中の右方向(高周波側)の記号15にカーソル16を移動させる構成を採用したが、図2中の左方向(低周波側)の記号15にカーソル16を移動させる構成を採用することもできる。
また、波形表示装置1は、被測定波形として、電圧値、電流値、電力値、抵抗値、インピーダンスおよび温度などの各種の物理量についての経時変化を示す波形にも適用することができるのは勿論である。
1 波形表示装置
2 処理部
3 記憶部
5 表示部
11 画面
15 記号
16 カーソル
Ds 波形データ
Ws スペクトル波形

Claims (4)

  1. 被測定波形の波形データを入力して記憶部に記憶させる記憶処理と、
    前記記憶部から前記波形データを読み出すと共に、読み出した当該波形データに基づいて前記被測定波形を表示部に表示させる波形表示処理とを実行する処理部を備えた波形表示装置であって、
    前記処理部は、最初の検索指示を入力したときに、前記波形表示処理において読み出した前記波形データに基づいて、前記表示部に表示させている前記被測定波形についての極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点のすべてを検索すると共に、当該検索した各極点のそれぞれの位置を示す記号を当該表示部に表示させる検索点表示処理を実行し、かつ当該検索点表示処理において、前記極点の検索の完了後に新たな前記検索指示を入力したときに、前記記号のうちの1つにカーソルを表示させると共に、次に新たな前記検索指示を入力する都度、当該カーソルを表示させている記号に対して一の方向において隣り合う前記記号に当該カーソルを移動させる波形表示装置。
  2. 前記処理部は、前記検索点表示処理において、前記一方の極点として前記極大点を検索すると共に、当該極大点のうちの極大値が大きいものから予め決められた数の極大点について、その順位を示す数字を前記記号として表示させる請求項1記載の波形表示装置。
  3. 前記処理部は、前記検索点表示処理において、前記一方の極点として前記極小点を検索すると共に、当該極小点のうちの極小値が小さいものから予め決められた数の極小点について、その順位を示す数字を前記記号として表示させる請求項1記載の波形表示装置。
  4. 被測定波形の波形データに基づいて当該被測定波形を表示部に表示させる波形表示方法であって、
    最初の検索指示を入力したときに、前記波形データに基づいて前記表示部に表示させている前記被測定波形についての極大点および極小点のうちの少なくとも一方の極点のすべてを検索すると共に、当該検索した各極点のそれぞれの位置を示す記号を当該表示部に表示させ、かつ前記極点の検索の完了後に新たな前記検索指示を入力したときに、前記記号のうちの1つにカーソルを表示させると共に、次に新たな前記検索指示を入力する都度、当該カーソルを表示させている記号に対して一の方向において隣り合う前記記号に当該カーソルを移動させる波形表示方法。
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