JP5496597B2 - 高強度パルス広帯域光源構造 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、概して広帯域光源に関し、より具体的にはクロマティックポイントセンサー(chromatic point sensor)などの精密測定装置に使用するのに適した高強度で安定した広帯域光源に関する。
発明の背景
光学式高さセンサーに色共焦点技術を使用することが知られている。その全体が参照により本明細書中に組み込まれている米国特許出願公開第2006/0109483A1号に記載されているように、軸上色分散または縦色分散とも呼ばれる軸上色収差を有する光学素子を用いて、焦点までの軸方向距離が波長と共に変わるような広帯域光源の焦点を合わせることができる。したがって一つの波長だけが表面に正確に焦点を結ぶことになり、その集束素子に対する表面の高さまたは位置により、どの波長が最もよく焦点を結ぶかが決まる。表面から反射すると、その光はピンホールまたは光ファイバーの末端などの検出器の小さな孔の上に再び焦点を結ぶ。表面から反射し、光学システムを通って入/出力ファイバーへ戻ると、その表面でうまく焦点を結んだ波長のみがファイバー上でうまく焦点を結ぶ。その他のすべての波長はファイバー上でうまく焦点を結ばず、したがってあまり多くのパワーをファイバーにカップリングできないことになる。したがってファイバーを通って戻った光に関しては、その信号レベルは、その表面の表面高さまたは位置に対応する波長に対して最大になることになる。分光計型検出器は、表面高さを求めるためにそれぞれの波長に対する信号レベルを測定する。
いくつかの製造業者は、上記のように動作し、工業用環境に狙いを定めた光学式測長器(chromatic confocal)に適した実用的で小型のシステムをクロマティックポイントセンサー(CPS)と呼ぶ。このようなシステムと共に用いられる小型の色分散型光学アセンブリーは「光学ペン」と呼ばれる。光学ペンは、光ファイバーを経由してCPSの電装部部分に接続される。CPSは、ファイバーを通して光を伝送して光ペンから出力し、戻り光を検出し分析する分光計を形成する。
米国特許出願公開2006/0109483A1号
既知の実施方法では連続波キセノンアークランプが、30kHz程度の測定速度を有するCPS用の高強度広帯域(例えば、白色)光源として一般に使用される。キセノンアークランプは、CPSのスペクトル域、ひいては高さ測定範囲にわたる広帯域光の放射を可能にする。これはまた、約30kHzの測定速度および約33μ秒(=1/30×10-3)の読出時間においてすぐれたS/N比を得るための十分なエネルギーを有する高強度光源でもある。しかしながら、実際に応用する場合、キセノンアークランプは、望ましい寿命および安定性とは決して言えないようないくつかの望ましくない特性を示す。光源のスペクトル放射の変化によるCPS較正のいかなる変動も最小限にするために、またCPSの休止時間を最小限にするためには安定した長寿命の光源が望ましい。さらに、多くの製造加工品は複数種の異なる材料を含み、それらは異なる反射率特性を有し、ひいては、様々な輝度で飽和する。したがってCPS光源は、ハイブリッド材料の測定を可能にするようにそのCPS測定速度以上の速度(例えば、30kHz)において、輝度変調型(例えば、より低い輝度からより高い輝度まで)であることが好ましい。このような高速な光変調は、既知のキセノンアークランプでは現実的でない。
発明の概要
この概要は、下記に詳細な説明の中でさらに述べる単純化した形の概念のうちの選ばれたものを紹介するために提供する。この概要は、特許請求される主題の主要な特徴を明らかにするものではなく、また特許請求される主題の範囲を決める際の助けとして用いるものでもない。
本発明の様々な例示的実施形態によれば、安定した長寿命を有し、かつCPSまたは他の精密測定装置の一般的な測定速度以上の速度で変調することができる高強度広帯域光源構造が提供される。本発明は、さらにこのような光源構造の操作方法を提供する。
様々な例示的実施形態において、高強度広帯域光源構造は、可動部材アクチュエーターに装着された可動部材と、この可動部材と連動する発光蛍光体ブレンドと、放射光出力領域に関して固定される照射スポットにおいて発光蛍光体ブレンドを照らすように構成された入力光源と、可動部材アクチュエーターおよび入力光源に操作可能に連結された光源制御装置とを含む。作動中、出力光源(例えば、レーザー)は、照射スポットに高強度入力光を与え、それによってそのスポットにおける発光蛍光体ブレンドに高強度広帯域出力光を放射させる。同時に、可動部材アクチュエーターの動作と共に照射スポットは、発光蛍光体ブレンドに対して連続的に位置を変えて発光蛍光体ブレンドの光退色を減じ、それによって蛍光体ブレンドの寿命、ひいては光源構造の寿命を延ばす。
本発明の一態様によれば、可動部材と連動する発光蛍光体ブレンドは、光源構造の寿命を大部分の用途において満足のいくように延ばすのに十分な照射スポットの公称面積の少なくとも200倍の面積にわたって分布する。
本発明の別の態様によれば、入力光源は、発光蛍光体ブレンドに高強度広帯域出力光を放射させるのに十分な、照射スポットで少なくとも20W/mm2の平均強度を与えるように構成される。
本発明のさらなる態様によれば、光源制御装置は、その光源構造が使用することができる測定器の読出時間である最大33マイクロ秒のパルス持続時間が含めた少なくとも1つのパルス持続時間で入力光源を動作させるように構成される。
本発明の別の態様によれば、光源制御装置は、少なくとも10m/秒、100m/秒などの速度を含めた、照射スポット全域にわたる少なくとも1つの速度の発光蛍光体ブレンドを与えるように可動部材アクチュエーターを作動させるように構成される。
本発明の一態様によれば、光源構造は光ファイバーを含み、その光ファイバーの入射孔が放射光出力領域中に配置される。
本発明の別の態様によれば、照射スポットは最大50〜100ミクロンの公称スポット径を有し、かつ放射光出力領域と重なる光ファイバーの入射孔が照射スポットから離れた所に配置される。
本発明のさらなる態様によれば、可動部材と連動する発光蛍光体ブレンドが反射面上に分布し、入力光ファイバーの出射孔および出力光ファイバーの入射孔が発光蛍光体ブレンドの同じ側に配置される。さらに、この入力光ファイバーの出射孔および出力光ファイバーの入射孔は、同一の孔であってもよい。
本発明のさらに別の態様によれば、照射スポットは半径Rを有するほぼ円形であり、発光蛍光体ブレンドは約TEの発光時間(すなわち減衰時間)を有し、かつその発光蛍光体ブレンドは照射スポット全域で2R/TEおよびR/TEから選択される速度で動く。
本発明の上記態様および付随する多くの利点が下記の詳細な説明を参照することによってより良く理解されるようになるのと同様に、添付図面と合わせて見た場合、それらは一層容易に理解されるようになるはずである。
例示的なクロマティックポイントセンサーの構成図である。 本発明の一実施形態による光源構造の図である。 本発明による光源構造の別の実施形態の図である。 本発明による光源構造のさらに別の実施形態の図である。 本発明による光源構造を作動させる際になすべき様々な考慮事項を例示する図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明に対する背景を提供するために、下記はクロマティックポイントセンサー(CPS)システムに適用される本発明の様々な例示的実施形態による光源構造を全般的に述べる。しかしながらこのような光源構造が、他の精密測定装置などの様々な他のシステムにも同様に十分適用されることは当業者には明らかであろう。
図1は、例示的クロマティックポイントセンサー100の構成図である。図1に示すようにクロマティックポイントセンサー100は、光学ペン120および電子部分160を含む。光学ペン120は、入/出力光ファイバーサブアセンブリー105、ハウジング130、および光学部分150を含む。この入/出力光ファイバーサブアセンブリー105は、取付用ねじ110を用いてハウジング130の端部に取り付けることができる装着要素180を含む。この入/出力光ファイバーサブアセンブリー105は、入/出力光ファイバー(図示せず)を包む光ファイバーケーブル112を経由して、また光ファイバーコネクター108を経由してその入/出力光ファイバーを受け取る。この入/出力光ファイバーは、約50ミクロンのコア径を有する多モードファイバー(MMF)であることができる。この入/出力光ファイバーは、孔195を通して出力ビームを出力し、孔195を通った反射された測定信号光を受け取る。
作動中、孔195を通ってファイバーの末端から放射された光は、光学部分150によって焦点を合わせられる。光学部分は、光学式測長センサーシステムについて知られているように、光軸OAに沿った焦点がその光の波長によって決まる異なる距離にあるような軸上色分散を与えるレンズを含む。光は、加工品表面190上で焦点を結ぶ。加工品表面190から反射すると、反射光は、限界光線LR1およびLR2によって示されるように光学部分150により孔195上に再び焦点を結ぶ。この軸上色分散により一つの波長のみが、光ペン100から表面190までの測定距離に合致する合焦距離FDを有することになる。表面190で最も良く焦点を結ぶ波長はまた、孔195で最も良く焦点を結ぶ反射光の波長でもあることになる。孔195は反射光を空間的に濾波し、その結果、主に最も良く焦点を結んだ波長が孔195を通過し、光ファイバーケーブル112のコアに入る。光ファイバーケーブル112は、加工品表面190までの測定距離に対応する支配的強度を有する波長を決定するために使用される波長検出器162へ反射信号光を送る。
電子部分160は、ファイバーカプラー161、波長検出器162、光源164、信号処理部166、およびメモリー部分168を含む。波長検出器162は、分散素子(例えば、グレーティング)が光ファイバーケーブル112を通った反射光を受け取り、得られたスペクトル強度のプロフィールを検出器アレイ163に伝送する分光機構を含む。
信号処理部166によって制御される広帯域光源164は、光カプラ−161(例えば、2×1光カプラ−)を経由してファイバーケーブル112と結合している。上記のように光は、その焦点距離が光の波長と共に変るように縦色収差を生ずる光学ペン120を通って伝わる。ファイバーを通って最も効率的に送り返される光の波長は、表面190上で焦点が合った波長である。この反射された波長依存性光度は、次いで再びファイバーカプラー161を通過し、光の約50%が波長検出器162に向かう。この検出器は、検出器アレイ163の測定軸に沿って画素のアレイ全体にわたって分布したスペクトル強度のプロフィールを受け取り、対応するプロフィールデータを与えるように演算する。表面までの測定距離は、メモリー部分168中に格納された距離較正ルックアップ表によって求められる。
本発明の様々な例示的実施形態によれば、光源164は、図2に示すような蛍光体系高強度広帯域光源構造200を備えることができる。図2において光源構造200は、ホストシステム(例えば、CPSシステム)中で(またはそれと一緒に)使用され、したがってホストシステム制御装置(例えば、CPS制御装置/信号処理部)166’およびホストシステム光応用部(例えば、光ペン)120’に連結される。
光源構造200は、可動部材アクチュエーター204に装着された可動部材202を含む。この例示的実施形態において可動部材202は、この例示的実施形態中では入力光L1と同心の、一般には光源構造200の光軸と平行して延びる軸207の周りで回転可能な回転円盤の形態をとる。可動部材202は、ロータリーアクチュエーター(例えば、マイクロドライブ精密回転モーター)206に装着され、続いてリニアアクチュエーター(例えば、マイクロドライブ精密リニアモーター)208に装着される。したがって、この例示的実施形態においては、ロータリーアクチュエーター206およびリニアアクチュエーター208が、共に可動部材アクチュエーター204を形成する。発光蛍光体ブレンド(または組成物)210は可動部材202と連動しており、例えば、発光蛍光体ブレンド210は図示のように可動部材202の表面を覆って配置される。
発光蛍光体ブレンド210は、広帯域光(例えば、CPSシステムに使用する場合、400〜700nm)を生成するのに適した型のものであり、青色発光蛍光体、緑色発光蛍光体、および/または赤色発光蛍光体の組合せを挙げることができる。本発明に使用するのに適した型の蛍光体ブレンドは、参照により本明細書中に組み込まれる米国特許第6,255,670号、第6,765,237号、第7,026,755号、および第7,088,038号中に開示されている。これらの特許は、広帯域光を出力するように連続波UV LEDと密着または隣接面接触した蛍光体ブレンドについて記載している。別法では、またはこれに加えて本発明に使用するのに適した型の蛍光体ブレンドは、参照により本明細書中に組み込まれる米国特許第6,066,861号、第6,417,019号、および第6,641,448号中に開示されている。これらの特許は、連続青色LED光を吸収し、広帯域光を出力するYAG−Ce+系蛍光体ブレンドについて記載している。
光源構造200はさらに、照射スポット224で発光蛍光体ブレンド210を照射する入力光L1を出力する入力光源212を含む。照射スポット224は、下記で詳細に述べる放射光出力領域216に関して固定される。光源構造200はまた、可動部材アクチュエーター204と入力光源212の両方に操作可能に連結された光源制御装置218を含む。
この例示的実施形態では可動部材202は、入力光源212からの入力光L1がその可動部材202を通り抜けて伝わり、入力光源212に面する側と反対の可動部材202の他方の側に配置される発光蛍光体ブレンド210を照射スポット224において照射するように入力光L1に対して実質上透過性の材料で作られる。本発明の様々な例示的実施形態によれば、入力光源212は、高強度入力光を与えるようにスミレ色(例えば、波長405nm)ダイオードレーザー(例えば、500mW、1W)などのレーザー光源であることができる。様々な実施形態において、入力光源212は、発光蛍光体ブレンド210からの高強度広帯域放射を達成するために、5〜800ミクロン程度の、より具体的には50〜100ミクロンの直径を有する照射スポット224において20〜200W/mm2の平均強度を与えるように構成される。入力光源212はまた、1個または複数個のダイオード(LED)で形成することもできる。
有利にはさらに入力光源212は、ホストシステムの測定速度以上の30〜80kHz程度の高い輝度変調速度を維持する。具体的には入力光源212の輝度は、パルス幅変調技術(PWM)を用いて光電子光学的に変調することができる。光源制御装置218は、100〜200ナノ秒(または6.67〜10MHz)程度のパルス持続時間を含めた、少なくとも1つのパルス持続時間を有する入力光源212を作動させるように構成される。一例では読出時間(例えば、33μ秒)よりも255倍速い、すなわち約129ナノ秒(33μ秒/255)のパルス持続時間を有する入力光源を作動させることによって8ビットの輝度レベル変動を達成することができる。
任意選択で光源構造200は、レンズの組合せなどの焦点調整光学素子219をさらに含むことができ、それは入力光源212と可動部材202の間に配置される。光源構造200は、例えば、レンズの組合せなどの焦点調整光学素子222と、光ファイバー112’とを含む出力光路光学要素セット(output light path optical element set)220をさらに含むことができる。出力光路光学要素セット220の入射孔214は、それを設ける場合、放射光出力領域216(この例示的実施形態における焦点調整光学素子222の入射孔に一致する)中に配置される。
作動中、光源制御装置218は、10m/秒、20m/秒などの少なくとも1つの速度で発光蛍光体ブレンド210が照射スポット224を横切るように可動部材アクチュエーター204を操作する。可動部材アクチュエーター204がロータリーアクチュエーター206およびリニアアクチュエーター208を含むこの例示的実施形態ではそのロータリーアクチュエーター206は、円盤形状の可動部材202を回転させるように構成されかつ制御され、一方、リニアアクチュエーター208は、照射スポット224に関して円盤形状の可動部材202を、例えば、半径方向内方へ直線的に移動させるように構成されかつ制御される。したがって照射スポット224は、ほぼ円形の螺旋状経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を円盤形状の可動部材202の周辺縁部上の点からその中心点へ向かって横切ることができる。このように発光蛍光体ブレンド210上を照射スポット224が横切ることにより連続的に広帯域光を発生させ、それにより最大約33μ秒の読出時間を維持する。
入力光によって照射されると、照射スポット224で発光蛍光体ブレンド210は、広帯域出力光L2を放射する。具体的には発光蛍光体ブレンド210は、第1波長(または波長範囲)を有する入力光L1を吸収し、この第1波長とは異なる一般に第1波長よりも長い第2波長を有する広帯域出力光L2を放射する。発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光は放射光出力領域216に向けられ、さらにホストシステム光応用部120’へ、例えば、ホストシステムがCPSシステムの場合には光学ペンなどへ送達される。照射スポット224から出力光路光学要素セット220の入射孔214までの距離は、照射スポット224が最大50ミクロンの公称スポット径を有する場合は150〜250ミクロン程度に設定することができる。次いでホストシステム光応用部120’は、受け取った広帯域光を用いてクロマティック共焦点検出演算などの光演算を行う。
本発明の様々な例示的実施形態によれば可動部材アクチュエーター204の速度、またはより具体的には発光蛍光体ブレンド210が照射スポット224を横切る速度は、発光蛍光体ブレンド210の光漂白または変退色を最小限にするように設定される。手短に言えば光漂白は、蛍光体を刺激して蛍光性にするのに必要な露光による蛍光材料中の蛍光体の光化学的破壊である。したがって光漂白は、露出繰り返し回数だけでなく露光の強さまたは時間幅を低減することによって制御することができる。ある程度の強度の入力光は蛍光体ブレンドを刺激して高強度広帯域光を放射させるために必要であるので、入力光の強度は閾値範囲を超えて下げることができない。したがって、本発明の様々な例示的実施形態によれば、露光の時間幅および露出繰り返し回数(すなわち吸収−発光サイクル)を制御して光漂白を減らす。光漂白は、蛍光材料の累積総露光時間、すなわち(露出強度)×(露光時間幅)×(露出繰り返し回数)と相互関係があると考えられる。光漂白の低減は、さらに安定した長寿命を有する高強度広帯域光源構造をもたらす。したがって特定の発光蛍光体ブレンド210の特性に応じて、光源構造の寿命を、(発光蛍光体ブレンド210が塗布される可動部材の総面積)/(照射スポット224の面積)×(露光の時間幅)×(露出繰り返し回数)としておおよそ計算することができる。本発明によれば、発光蛍光体ブレンド210が塗布される可動部材の総面積は、現実的には10,000〜50,000時間程度の得られる光源構造の寿命を達成するように照射スポット224の面積の少なくとも200倍になるように設定される。
露光の時間幅は、入力光源212の作動パルス持続時間を、例えば、最大33マイクロ秒に制限することによって制御することができる。本発明の様々な実施形態によれば、露光の時間幅は、照射スポット224に対して一定の速度で発光蛍光体ブレンド210を動かすことによってさらに制御(制限)される。発光蛍光体ブレンド210が位置を変えるにつれて、最初照射スポット224の内側にあるその部分は、照射スポット224を離れてその露光の時間幅をこの部分に限定する。
露出繰り返し回数はまた、照射スポット224に対して発光蛍光体ブレンド210を動かすことによっても制御することができる。いくつかの実施形態では、照射スポット224は、発光蛍光体ブレンド210の任意の部分がたった一度だけ入力光L1に曝されるように、ほぼ円形の螺旋状経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を横切る。他の実施形態では光漂白を最小限にするように螺旋状横断路を予め決められる制御された回数の範囲で繰り返すことができる。例えば、ロータリーアクチュエーター206は、照射スポット224が制御された回数(繰り返し回数)の範囲で可動円盤202の外周に沿って発光蛍光体ブレンド210を横断するように円盤形状可動部材202を回転させることができる。次いでリニアアクチュエーター208は、照射スポット224が可動部材202上で半径方向内方に位置決めされるように可動部材202を移動させることができる。その後、ロータリーアクチュエーター206は、照射スポット224が制御された回数(繰り返し回数)の範囲で可動円盤202の外周の半径方向内方にある円形経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を横断するように可動部材202を回転させることができる。この過程を繰り返すことができ、照射スポット224は可動部材202上で、毎回半径方向内方へ位置決めされる。
ロータリーアクチュエーター206は、定線速度(例えば、10m/秒、100m/秒)、定角速度(例えば、400rpm、800rpm)、可変線速度、または可変速度で可動部材202を回転させることができることに注目されたい。定角速度を使用する場合、照射スポット224が発光蛍光体ブレンド210を横断する線速度は、円盤形状の可動部材202に対する照射スポット224の半径位置に応じて変化する。変化する線速度は、露光の時間幅または露出繰り返し回数を制限する場合、発光蛍光体ブレンド210の全域で一様に光漂白を減らすように考慮すべきである。例えば、累積総露出時間(露光の時間幅×露出繰り返し回数)が発光蛍光体ブレンド210全域で実質的に同一であるように回転数、ひいては露出繰り返し回数を、円盤形状可動部材202全体にわたって半径方向外方の円形経路と比べて半径方向内方の円形経路について減らすことができる。
図3は、本発明の様々な例示的実施形態による蛍光体系高強度広帯域光源構造200’の別の実施形態を例示する。図3において図2中のものと同一または類似の要素は、その同一または類似の参照番号で書き記される。図3の構造200’は、可動部材202が入力光L1(および発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光L2)を実質上反射する材料から作られるか、またはそれから作られる表面を含むという点で図2の構造200とは異なる。したがって入力光源212は、出力光路光学要素セット220と同じ側に配置される。入力光源212からの入力光L1は、この例示的実施形態中では任意選択の焦点調整光学素子223および入力光ファイバー312を含む入力光路光学要素セット320によって受光される。この例示的実施形態では、入力光ファイバー312は、2本のファイバー312aおよび312bが共に入力光ファイバーを形成するように連結される。同様に出力光路光学要素セット220は、焦点調整光学素子222’と、2本の光ファイバー312bおよび112A’を含むことができる。入力光ファイバー312の遠位半分312aおよび近位半分312bと、出力光ファイバー112A’とは、例えば、ファイバースプリッター317を介して光学的に全体として連結される。この構造では入力光路光学要素セット320の出射孔314と、出力光路光学要素セット220の入射孔214’とは、発光蛍光体ブレンド210の同じ側に配置され、さらにそれらは図示のように互いに一致することができる。
作動中、入力光源212からの入力光L1は入力光路光学要素セット223を通って伝わり、そこから出射孔314を通って出射して、照射スポット224で発光蛍光体ブレンド210を照射する。可動要素202、あるいはその中または上に含まれる表面は、実質上すべての入力光L1が発光蛍光体ブレンド210によって吸収され、かつその発光蛍光体ブレンド210から放射される実質上すべて出力光L2が放射光出力領域216に向けられるように、入力光L1を、また同様に発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光L2を実質上反射する材料から作られる。この例示的実施形態では、放射光出力領域216は、出力光路光学要素セット220の入射孔214’と名目上は一致する。発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光L2は、入射孔214’を通って出力光路光学要素セット220に入り、それを通り抜けて伝わり、ホストシステム光応用部120’、例えば、ホストシステムがCPSシステムの場合は光学ペンに入力される。次いでホストシステム光応用部120’は、受け取った広帯域光を用いてクロマティック共焦点検出演算などの光演算を行う。
上記のように、図2の実施形態における可動部材202は、実質上入射光に対して透過性の、さらに発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光に対して透過性であってもよい材料から作られる。したがって発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光の一部は、放射光出力領域216に向けられるのではなく、その代わりに可動部材202を通って送り返され、失われる。可動部材202が入力光L1および出力光L2を実質上反射する図3の実施形態は、実質上すべての出力光を放射光出力領域216に向けることによって、それが発光蛍光体ブレンド210からの出力光を有効利用する点で有利である。さらに図3の実施形態は、入力光路光学要素セット320の出射孔314および出力光路光学要素セット220の入射孔214’の2つの孔が単一の孔によって得られるので、それらを調心する必要がない点で有利なこともある。
図4は、本発明の様々な例示的実施形態による蛍光体系高強度広帯域光源構造200”のさらに別の実施形態を例示する。図4において図2および図3中のものと同一または類似の要素は、それらの同一または類似の参照番号で書き記される。図4の構造200”は、可動部材202が、この例示的実施形態では出力光L2と一直線に並べられる光源構造200”の光軸に対してほぼ直角に延びる軸207’の周りを回るように配置される点で図3の構造200’とは異なる。この実施形態では発光蛍光体ブレンド210は、ほぼ円盤形状の可動部材202の、幅「W」を有する円周上に、かつ円周に沿って設けられる。
図3の実施形態の場合と同様に入力光源212は、可動要素202に関して出力光路光学要素セット220と同じ側に配置される。入力光源212からの入力光L1は入力光路光学要素セット320に入り、そこから出射孔314を通って出射して、照射スポット224で発光蛍光体ブレンド210を照射する。発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光L2は、放射光出力領域216内に配置された入射孔214’を通って出力光路光学要素セット220に入る。入力光路光学要素セット320の出射孔314および出力光路光学要素セット220の入射孔214’は、発光蛍光体ブレンド210の同じ側に配置され、さらに図示のように互いに一致してもよい。また図3の実施形態の場合のように、可動要素202あるいはその中またはその上に含まれる表面は、実質上すべての入力光が発光蛍光体ブレンド210によって吸収され、かつその発光蛍光体ブレンド210から放射される実質上すべての出力光が放射光出力領域216に向けられるように、好ましくは入力光L1および出力光L2を実質上反射する材料から作られる。発光蛍光体ブレンド210から放射される出力光L2は、出力光路光学要素セット220を通って送出されてホストシステム光応用部120’に入力される。
作動中、光源制御装置218は、10m/秒、100m/秒などの少なくとも1つの速度で発光蛍光体ブレンド210が照射スポット224を横切るように可動部材アクチュエーター204を操作する。他の実施形態の場合と同様にロータリーアクチュエーター206は、円盤形状の可動部材202を回転させるように構成されかつ制御され、一方、リニアアクチュエーター208は、照射スポット224に関して円盤形状の可動部材202を直線的に移動させるように構成されかつ制御される。発光蛍光体ブレンド210は、幅「W」を有する円盤形状の可動部材202の円周上に設けられるので、照射スポット224は、円周上の幅「W」の一端に近い点から、幅「W」を跨いだ他端に近い点に向かってほぼ螺旋経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を横断する。
他の実施形態の場合と同様に入力光の強度は、十分に高強度の出力光が発光蛍光体ブレンド210から確実に放出されるように制御される。また露光の時間幅は、入力光源212の作動パルス持続時間を限定することによって、かつ/または照射スポット224に対して一定の速度で発光蛍光体ブレンド210を動かすことによって制御される。この速度は、定速でもまた可変速度でもよい。発光蛍光体ブレンド210がほぼ円盤形状の可動部材202の円周に沿って配置されるこの例示的実施形態の場合、線速度と角速度は、発光蛍光体ブレンド210の全面積にわたって1対1の対応を有する。どの型の速度が使用されるかに関係なく、パルス持続時間および/または移動速度は、望ましくない光漂白を最小限にするように制御される。
さらに、他の実施形態の場合と同様に露出繰り返し回数は、照射スポット224に対して発光蛍光体ブレンド210を動かすことによって制御することができる。いくつかの実施形態では照射スポット224は、発光蛍光体ブレンド210のどの部分もたった一度だけ入力光に曝されるように、ほぼ螺旋状の経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を横断することができる。他の実施形態ではこのほぼ螺旋状の経路を、制御された回数(繰り返し回数)の範囲で横断することもできる。さらに他の実施形態では、このほぼ螺旋状の横断経路を、制御された回数の範囲で繰り返すこともできる。例えば、ロータリーアクチュエーター206は、照射スポット224が制御された回数(繰り返し回数)の範囲で幅「W」の一端に近い円形経路に沿って発光蛍光体ブレンド210を横断するように、円盤形状の可動部材202を回転させることができる。次いでリニアアクチュエーター208は、照射スポット224が幅「W」に沿って移動するように可動部材202を移すことができる。その後、ロータリーアクチュエーター206は、照射スポット224が以前の円形経路からの円形経路の偏位に沿って(幅「W」に沿って)、制御された回数の範囲で発光蛍光体ブレンド210を横断するように可動部材202を回転させることができる。この過程は、円形経路が幅「W」のも一方の端に近くなるまで繰り返すことができる。
図5は、本発明の様々な例示的実施形態による光源構造を操作する際になすべきいくつかの考慮事項を例示する。手短に言えば、図5は、可動部材の動いている基体部分を示し、発光蛍光体ブレンド510と、ファイバーの末端514を有する光ファイバー512bとを含む。図5に示すように、ファイバーの末端514は、2Rの有効孔径を有する。明確にするために動いている基体部分に対して垂直な光線のみが例示されており、これについては下記で述べる。本発明による光源構造において追加の光線も操作可能であることを当業者は理解するはずである。しかし、本発明の様々な例示的実施形態による光源構造の基本動作および設計上の考慮事項は、垂直光線を考察することによって理解することができる。
作動中、ファイバーの末端514は、レーザーダイオードLEDなどの光源(図示せず)から光ファイバー512bによって受光された入力光516のための出射孔を与える。入力光516は、時間t0で照射スポット524の発光蛍光体ブレンドに到達する。この説明の目的では、発光蛍光体ブレンドは瞬時に照射され、かつ時間t0で発光面位置ESL(t0)528から出力光540を放射し始めると仮定する。したがって、図5は、時間t0において照射スポット524と一致する発光面位置ESL(t0)、および時間△tが経過した後の移動した発光面位置ESL(t0+△t)を示す。図示のように動いている基体部分502が速度vで動くならば、移動した発光面位置ESL(t0+△t)は初期の発光面位置ESL(t0)に関して変位量d=(v×△t)の所にあるであろうことが理解されるはずである。
説明のために、図5は、発光面位置ESL(t)が、代表する3つの光寄与領域CR、CR、およびCRを含んでいることを示す。これらすべての光寄与領域CR、CR、およびCRは、出力光540が時間t0でファイバーの末端514に入ることを可能にするであろうということが理解されるはずである。その後、蛍光体ブレンドが△tよりも長い発光時間にわたって光を放射すると仮定すると、光寄与領域CRは、ファイバーの末端514に入る出力光への寄与を終えるような、動いている基体部分502の運動の方向に沿ってファイバーの末端514から離れた変位位置(displacement)に達する第1番目の領域であることになる。しばらくして光寄与領域CRが、次にそれもまたファイバーの末端514に入る出力光への寄与を終えるような、動いている基体部分502の運動の方向に沿ってファイバーの末端514から離れた同様の変位位置に達する。最後に光寄与領域CRが、ファイバーの末端514の横断を終えることになり(図5に示した時間間隔△tの後しばらくして)、これもまたファイバーの末端514に入る出力光への寄与を終えるような、動いている基体部分502の運動の方向に沿ってファイバーの末端514から離れた変位位置に達する。
上記に概略を述べた簡単なモデルを用いると、t0後の任意の時間tでファイバーの末端514に入る出力光540は、発光面位置ESL(t)とファイバーの末端514の突出部との間の重なり合う面積(これは、この簡単なモデルでは照射スポット524と同一)である網掛けした面積550にほぼ比例する。蛍光体ブレンドが、(2R/v)よりも長い発光時間にわたって光を放射すると仮定すると、経時的に網掛けした面積550の積分は、経時的にファイバーの末端514に入る蛍光体ブレンドからの光エネルギー入力量にほぼ比例する。
しかしながら、蛍光体ブレンドからファイバーの末端514に入る光エネルギー入力率を最大限にすることに関しては複数の操作上の考慮事項がある。一つの検討によれば、出力光540の全部または大部分がファイバーの末端514に入るように(発光面位置ESL(t)がファイバーの末端514からずれる前に)、蛍光体ブレンドが(2R/v)よりも短い発光時間にわたって光を放射することが望ましい。しかし更なる検討によれば、所望の光エネルギー入力率はきわめて大きく、蛍光体ブレンドの一般的な発光時間よりもかなり長い時間(例えば、400n秒程度の発光時間)の間持続しなければならない。さらに蛍光体ブレンドは「疲労」した状態になり、それが照射されて元の効率で再び光を放射することができるまでには若干の回復時間を必要とする。例えば、その最初の発光時間の間の追加の照射が全く無効果である恐れがある。したがって、この考察によれば、蛍光体ブレンドからファイバーの末端514への持続的な高い光エネルギー入力率のためには、蛍光体ブレンドの新鮮な部分を照射スポット524中に位置決めすることができ、かつそれを照射してファイバーの末端512に入力用の放射光の新鮮で効率的な供給源を与えることができるように、最初の発光面位置ESL(t)をファイバーの末端514から移動させる(例えば、大まかに言えば、蛍光体ブレンドの発光時間程度の時間内に)ことが望ましい。
上記に概略を述べた望ましい条件はある程度相反しており、互いにバランスを持たせなければならないことが理解されるはずである。実際には、約Rだけ発光面位置ESL(t)の変位の後、重なり合う面積550は、ある増加率で減少し始める。したがって、いくつかの実施形態では、約TE(一般には50〜400n秒)の蛍光体ブレンド発光時間(すなわち減衰時間)とすれば、約2R/TEまたはR/TE程度の速度で蛍光体ブレンドを動かすことが望ましい。このような場合では、発光面位置ESL(t)からの利用可能な放射光の大部分がファイバーの末端514に入力されうる一方で、同時にファイバーの末端514に入る放射光入力の高い、持続的な比率を維持するために、蛍光体ブレンドの新鮮な部分が、照射スポット524の大部分を占めるように位置決めされ、約TEの照射サイクル時間間隔で照射されうる。もちろんいくつかの実施形態では、より良いエネルギー効率のために、またはより高い放射光エネルギー入力率を達成するために、それぞれより遅いかまたはより速い運動速度を、適切な照射率(例えば、適切な照射ストローブ速度または連続照射)と共に使用することもできる。したがって前述の操作条件の提案はあくまでも例示であって、限定するものではない。
本発明の様々な例示的実施形態を示し、記載してきたが、この開示内容に基づいて、これらの例示し、記載した特徴の構成および操作の順序における非常に多くの変形形態が当業者には明らかであろう。例えば、可動部材202の形状および/または構造は、軸の周りを回転する円盤には限定されず、軸の周りを回転する任意の他の形状、または直線的に移動する任意の他の形状(例えば、往復可動部材)を含むことができる。別の例としては、発光蛍光体ブレンドは、入力光源212からの入力光に基づく広帯域光を生成するのに適しているが、その広帯域光の一部を、入力光源212とは異なる青色LEDなどの別個の光源から発生させることもでき、または別個の光源からの光で補うこともできる。したがって本発明の精神および範囲から逸脱することなく、その中で様々な変更を行うことができることが理解されるはずである。
100・・・クロマティックポイントセンサー、105・・・入/出力光ファイバーサブアセンブリー、108・・・光ファイバーコネクター、110・・・取付用ねじ、112・・・光ファイバーケーブル、112’・・・出力光ファイバー、112a’・・・出力光ファイバーの遠位半分、112b’・・・出力光ファイバーの近位半分、120・・・光学ペン、120’・・・ホストシステム光応用部、130・・・ハウジング、150・・・光学部分、160・・・電子部分、161・・・光ファイバーカプラー、162・・・波長検出器、163・・・検出器アレイ、164・・・光源、166・・・信号処理部、166’・・・ホストシステム制御装置、168・・・メモリー部分、180・・・装着要素、190・・・加工品表面、195・・・孔、200・・・光源構造、200’・・・光源構造、200”・・・光源構造、202・・・可動部材、204・・・可動部材アクチュエーター、206・・・ロータリーアクチュエーター、207・・・軸、207’・・・軸、208・・・リニアアクチュエーター、210・・・発光蛍光体ブレンド、212・・・入力光源、214・・・入射孔、214’・・・入射孔、216・・・放射光出力領域、218・・・光源制御装置、219・・・焦点調整光学素子、220・・・出力光路光学要素セット、222・・・焦点調整光学素子、223・・・焦点調整光学素子、224・・・照射スポット、320・・・入力光路光学要素セット、314・・・出射孔、502・・・基体部分、510・・・蛍光体ブレンド、512・・・光ファイバー、514・・・光ファイバーの末端、516・・・入力光、524・・・照射スポット、528・・・発光面位置ESL(t0)、540・・・出力光、550・・・発光面位置ESL(t)とファイバーの末端の突出部との間の重なり合う面積、

Claims (15)

  1. パルス広帯域光源用の光源構造であって、
    可動部材アクチュエーターに装着された可動部材と、
    前記可動部材と連動する発光蛍光体ブレンドと、
    放射光出力領域に関して固定される照射スポットにおいて前記発光蛍光体ブレンドを照射するように構成された入力光源と、
    前記可動部材アクチュエーターおよび前記入力光源に操作可能に連結された光源制御装置と
    を含み、
    前記可動部材と連動する前記発光蛍光体ブレンドが、前記照射スポットの公称面積の少なくとも200倍の面積にわたって分布し、
    前記入力光源が、前記照射スポットにおいて少なくとも20W/mm2の平均強度を与えるように構成され、
    前記光源制御装置が、最大33マイクロ秒のパルス持続時間を含めて、少なくとも1つのパルス持続時間で前記入力光源を作動させるように構成され、かつ
    前記光源制御装置が、少なくとも10m/秒の速度を含めて、前記照射スポット全域で前記発光蛍光体ブレンドの少なくとも1つの速度を与えるように前記可動部材アクチュエーターを作動させるように構成される、
    光源構造。
  2. 出力光路光学要素セットをさらに含み、前記出力光路光学要素セットの入射孔が前記放射光出力領域中に配置される、請求項1に記載の光源構造。
  3. 前記出力光路光学要素セットが光ファイバーを含む、請求項2に記載の光源構造。
  4. 前記照射スポットが、最大100ミクロンの公称スポット径を有する、請求項1に記載の光源構造。
  5. 前記照射スポットが、最大50ミクロンの公称スポット径を有する、請求項1に記載の光源構造。
  6. 前記入力光源が入力光発生器および入力光路光学要素セットを含み、前記入力光路光学要素セットが前記入力光発生器から前記入力光路光学要素セットの出射孔へ光を運ぶ入力光路光学要素セットであって、前記出射孔が前記照射スポットにおいて前記発光蛍光体ブレンドを照射する、請求項1に記載の光源構造。
  7. 出力光路光学要素セットをさらに含み、前記出力光路光学要素セットの入射孔が前記放射光出力領域中に配置される、請求項6に記載の光源構造。
  8. 前記可動部材と連動する前記発光蛍光体ブレンドが反射面上に分布し、かつ前記入力光路光学要素セットの前記出射孔および前記出力光路光学要素セットの前記入射孔が、前記発光蛍光体ブレンドの同じ側に配置される、請求項7に記載の光源構造。
  9. 前記入力光路光学要素セットが入力光ファイバーを含み、かつ前記出力光路光学要素セットが出力光ファイバーを含む、請求項8に記載の光源構造。
  10. 前記入力光路光学要素セットの前記出射孔および前記出力光路光学要素セットの前記入射孔が同一孔である、請求項9に記載の光源構造。
  11. 前記照射スポットが半径Rを有する円形であり、前記発光蛍光体ブレンドが約TEの発光時間を有し、かつ前記発光蛍光体ブレンドが前記照射スポット全域で2R/TEおよびR/TEから選択される速度で動く、請求項1に記載の光源構造。
  12. 可動部材アクチュエーターに装着された可動部材と、前記可動部材と連動する発光蛍光体ブレンドと、放射光出力領域に関して固定された照射スポットにおいて前記発光蛍光体ブレンドを照射するように構成された入力光源と、前記可動部材アクチュエーターおよび前記入力光源に操作可能に連結された光源制御装置とを含む光源構造の操作方法であって、
    前記照射スポットにおいて少なくとも20W/mm2の平均強度を与えるように前記入力光源を制御するステップと、
    最大33マイクロ秒のパルス持続時間を含めた、少なくとも1つのパルス持続時間で前記入力光源を制御するステップと、
    少なくとも10m/秒の速度で前記照射スポットに対して前記発光蛍光体ブレンドを動かすように前記可動部材アクチュエーターを制御するステップと
    を含む方法。
  13. 前記照射スポットが、二度目に前記発光蛍光体ブレンドの任意の部分を横断し始める前に、まず前記発光蛍光体ブレンドの全有効部分を横断するように前記可動部材アクチュエーターを制御して前記照射スポットに対して前記発光蛍光体ブレンドの位置を変えるステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記発光蛍光体ブレンドの光漂白特性に基づいて計算される所定の回数の範囲で前記照射スポットに対して前記発光蛍光体ブレンドの位置を変えるように前記可動部材アクチュエーターを制御するステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
  15. 前記照射スポットが半径Rを有する円形であり、前記発光蛍光体ブレンドが約TEの発光時間を有し、かつ前記可動部材アクチュエーターを制御する前記ステップが、前記照射スポットの全域で2R/TEおよびR/TEから選択される速度で前記発光蛍光体ブレンドを動かすことを含む、請求項12に記載の方法。
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