JP5492071B2 - 圧力送信機用の膨張チャンバ - Google Patents

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Description

本願発明は圧力送信機に関する。より詳しくは、隔離ダイヤフラムと充填液を利用してプロセス圧力をプロセスセンサへ送信する圧力送信機に関する。
プロセス送信機は一般的にプロセス変数に反応する変換器つまりセンサを含む。プロセス変数とは一般的には物理的もしくは化学的な物質の状態またはエネルギーの変換に関連するものである。プロセス変数の例としては圧力、温度、流量、伝導率、pHやその他の特性がある。圧力は流量、水位、さらには温度までをも測定するのに利用できるという点で基本的なプロセス変数であると考えられている。
圧力送信機は産業プロセス内にて、化学製品、製紙、石油、ガス、医薬品、食料やその他の流体型プロセスを利用するプラントにおいてスラリー、液体、蒸気や気体といった様々な産業プロセス流体の圧力を測定し監視するのによく用いられている。多くの場合、圧力送信機は、危険であり環境条件が変化する何らかの産業用途に用いられる。例えば、圧力送信機は極端な温度変化にさらされることもある。
圧力を感知できる送信機は典型的には少なくとも1つの隔離ダイヤフラムに結合した圧力センサを含む。隔離ダイヤフラムは送信機の開口部に設置され、圧力センサを測定対象である過酷な条件のプロセス流体から隔離している。圧力は、隔離ダイヤフラムから圧力センサまでに渡る流路内に満たされた実質的に非圧縮性の充填液を通じてプロセス流体から圧力センサまで伝えられる。
圧力送信機の中にはリモートシール形システムの部品となるものもある。リモートシール形システムでは、測定対象の産業用プロセス流体の腐食性または温度のために隔離ダイヤフラムは圧力送信機から離れて設置される。離れて設置された隔離ダイヤフラムは、離れて設置された隔離ダイヤフラムを収めるリモートシールボディの内部空洞と毛細管とを満たす充填液によって流体的に圧力センサと結合されている。充填液はプロセス流体によって加えられた圧力を毛細管を通じて圧力送信機の圧力センサに伝達する。
上記の圧力検知システムのいずれにおいても、用いられてる充填液は高温にさらされると膨張する。膨張した充填液は圧力送信機および/または毛細管の内部空洞、およびリモートシールハウジングの内部空洞において、膨張しない充填液の場合よりも大きな体積を占める。充填液の体積が大きくなると圧力センサが正確にプロセス流体の圧力を検知する性能にも、隔離ダイヤフラムが充填液からプロセス流体を適切に隔離する性能にも影響を与えてしまう。多くの場合、充填液が膨張すると最終的には圧力送信機が利用されているシステムの性能を低下させてしまうことになりうる。この課題に対処する技術の一つが「圧力センサ用の遮断部品を含む送信機」の名称で米国特許番号5,731,522(ローズマウント インコーポレーテッド、エデン プレイリー、ミネソタ州、に本出願と共に譲渡されている)に示されている。
開示する実施形態は、圧力センサと第一の熱膨張係数を有するボディとを含み、プロセス流体に接するための少なくとも一つの開口部を含む圧力監視システムに向けられる。少なくとも一つの隔離ダイヤフラムがボディにつながり、少なくとも一つの開口部に配置される。少なくとも一つの隔離ダイヤフラムはプロセス流体と接する第一の面を有する。少なくとも一つの流路がボディ内に配置され、第一の隔離ダイヤフラムの第二の面と接する充填液を含むよう構成される。少なくとも一つの流路は第一の隔離ダイヤフラムと圧力センサとの間に配置される。少なくとも一つの膨張チャンバは第一の流路につながり、第二の熱膨張係数を有する挿入物を含む。ボディの第一の熱膨張係数は挿入物の第二の熱膨張係数よりも大きい。一つの実施形態では圧力監視システムはプロセス流体に接続する圧力送信機である。また別の一つの実施形態では、圧力監視システムはリモートシール形システムを含む。
フランジに結合されている典型的な圧力送信機の模式図である。 熱膨張の小さい挿入物を有する圧力送信機の一実施形態の断面図である。 図2に示した一実施形態の部分的な拡大断面図である。 熱膨張の小さい挿入物を有する圧力送信機の一実施形態の断面図である。 熱膨張の小さい挿入物を有する圧力送信機の一実施形態の断面図である。 リモートシール形システムの模式図である。 熱膨張の小さい挿入物を有するリモートシールの一実施形態の拡大断面図である。 熱膨張の小さい挿入物を有するリモートシールの一実施形態の拡大断面図である。
図1に、開示する実施形態が有用であり圧力を監視・測定できる典型的な圧力送信機100を示す。圧力送信機100は一般的にはセンサボディ106に結合される送信機ボディ104を含み、センサボディ106はさらに、最終的にフランジもしくはマニホールド102に結合される遮断部品108に結合される。あるいは、送信機ボディ104とセンサボディ106は一体の器具として形成してもよい。図1において、フランジ102はCoPlanar(商標)型の製品である。プロセス流体にインラインで設置される型のフランジに対して、CoPlanar(商標)型の製品はプロセス流体を支管するために取り付け設置されるフランジ102を含む。こうしたフランジはミネソタ州チャンハッセンのローズマウント・インコーポレーテッドから商品名trade designationモデル305と306のマニホールドとして購入可能である。しかし、開示する実施形態においては、プロセス流体を受け入れるために他の結合方式を用いる他の型のフランジもしくはマニホールドを利用することも可能である。
フランジ102は一対のプロセス流体入口部110と112および一対の出口組立部品(アセンブリ)114と116を有する。プロセス流体入口部110と112によって圧力送信機100はプロセス流体の差(ゲージ)圧を測定することが可能になる。図1においては流体入口部110と112の2個しか描かれていないが、開示する実施形態では入口部を何個用いようと構わない。例えば、開示する実施形態において1個の入口部を用い、圧力送信機がゲージ圧と絶対圧を測定するようにしてもよい。
図2に、一つの実施形態における、フランジもしくはマニホールド202に結合された圧力送信機200の断面図を示す。圧力送信機200は送信機ボディ204とセンサボディ206を備える。典型的には送信機ボディ204とセンサボディ206は同じ材料で形成される。典型的には、この材料は例えば316L系低炭素ステンレス鋼である。送信機ボディ204とセンサボディ206の材料は他の種類の鋼鉄や金属と比べて比較的高い熱膨張係数を持つ。センサボディ206は圧力センサ214と遮断部品208とを収めるよう構成される。送信機ボディ204は送信機回路218を収めるよう構成される。センサ214は送信機回路218に通信バス220を介して接続される。送信機回路218は図2に示す送信機出力線のような通信リンクを用いてプロセス流体の圧力に関する情報を送信する。例えば、送信機回路218は4〜20mA電流ループやプロセス制御の工業標準であるHART(登録商標)やフィールドバスループなどのような2線式通信回路を用いてプロセス流体の圧力に関する情報を送信することができる。圧力送信機200はコントローラにより電力を供給されてもよい。もしくは、送信機は無線ネットワークを用いることもできる。
一つの実施形態においては、圧力センサ214はフランジ202の第一の入口210の圧力P1とフランジ202の第二の入口212の圧力P2との差圧を測定する。圧力P1は第一の流路222を通じて圧力センサ214に伝えられる。圧力P2は第二の流路224を通じて圧力センサ214に伝えられる。第一の流路222は圧力送信機200の第一の開口部226から圧力センサ214まで、第一のセンサ取付チューブ227を通じて延びている。第二の流路224は圧力送信機200の第二の開口部228から圧力センサ214まで、第二のセンサ取付チューブ229を通じて延びている。流路222と224はオイル、シリコン、グリセリン水溶液、プロピレングリコール水溶液やその他の適した流体といったような比較的非圧縮性の充填液で満たされる。
遮断組立部品(アセンブリ)208は第一の開口部226に設置された第一の隔離ダイヤフラム230を備え、センサボディ206に結合されている。遮断組立部品208はまた第二の開口部228に設置された第二の隔離ダイヤフラム232を備え、センサボディ206に結合されている。第一の隔離ダイヤフラム230は第一の流路222の充填液と接しており、同時に入口210のプロセス流体とも接している。第二の隔離ダイヤフラム232は第二の流路224の充填液と接しており、同時に入口212のプロセス流体とも接している。隔離ダイヤフラム230および232はそれぞれ入口210および212のプロセス流体の性質と特徴を流路222および224の充填液に伝達する。圧力センサ214は、流路222と224中のプロセス流体の性質と特徴を感知する。圧力送信機200が、極端に温度が上下するといったような変動をする環境条件にあるプロセス流体かつ/または雰囲気の温度にさらされると、充填液は温度上昇に伴い膨張する。圧力送信機200の構成部品、例えば隔離ダイヤフラム230や232、が損傷するのを防ぎ、圧力送信機200の性能を維持するため、一つの実施形態では第一の流路222は第一の膨張チャンバ242に結合され、第二の流路224は第二の膨張チャンバ244に結合される。
第一および第二の膨張チャンバ242および244はセンサボディ206内に形成される。一つの実施形態では膨張チャンバ242および244はセンサボディ206と一体で形成される。他の実施形態では、膨張チャンバ242および244は個別の殻形部品(シェル部品)でありセンサボディ206内に挿入される。膨張チャンバ242および244はそれぞれ流路222および224に沿って、開口部226および228と圧力センサ214の間に配置される。第一の膨張チャンバ242は第一の挿入物246を含み、第二の膨張チャンバ244は第二の挿入物248を含む。各挿入物246および248はそれぞれ膨張チャンバ242および244に溶接により結合されている。例えば、各挿入物246および248はそれぞれ膨張チャンバ242および244に対して、一対をなす溶接リング250および252によって結合されている。
図3に、圧力送信機200の第一の流路222に沿って割り込むよう配置される第一の膨張チャンバ242と、第一の開口部226内に配置される第一の隔離ダイヤフラム230の拡大断面図を示す。図3を参照して説明する詳細は圧力送信機200の第二の流路224に沿って割り込むよう配置される第二の膨張チャンバ244に対してもあてはまることに注意しておく必要がある。第一の流路222の構成部品と第一の流路222に結合される構成部品は、実質上、第二の流路224の構成部品と第二の流路224に結合される構成部品を鏡で映した位置関係にある。
第一の隔離ダイヤフラム230は第一の面234と第二の面236を含む。第一の隔離ダイヤフラム230は、第一の流路222の充填液254に第一の面234で接し、第二の面236でプロセス流体と接する。第一の膨張チャンバ242は第一の面260と、第一の面260につながる第二の面256と、第一の開口部226とにより画定される。前述のように、膨張チャンバ242は第一の挿入物246を含む。第一の挿入物246は、一対の溶接リング250により膨張チャンバ242の第二の面256に、第一の挿入物246が膨張チャンバ242内に浮いて保持された状態で結合される。第一の挿入物246は、センサボディ206の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する。第一の挿入物246(および第二の挿入物248)に用いる材料の例には、熱膨張係数が小さく脱ガスのない物質、例えばセラミック、ガラス、ホウケイ酸ガラス、もしくはコバール(ニッケルとコバルトの合金)やインバー(熱膨張係数を調整できることで知られる鉄とニッケルの合金)を含む金属などがある。電気絶縁性の材料を必要としない場合、これらの材料はCoplanar(商標)型の製品に非常に適している。しかし、電気絶縁性の材料を必要とする場合、他の製品でセラミック材料を用いることもできる。
一つの実施形態においては、第一の挿入物246は中央の流路258を含み、第一の面260から間隙部264によって離れて設置される。中央の流路258は第一の開口部226から第二の面256まで第一の挿入物246を貫いて延びている。圧力送信機200が極端な温度のプロセス流体もしくは極端な雰囲気温度にさらされると、それぞれの材質の熱膨張係数により、センサボディ206は挿入物246よりも大きく体積膨張する。このように体積膨張が異なる結果、間隙部264の体積が増えて、膨張した充填液254は、間隙部264および中央の流路258を満たすようになり、隔離ダイヤフラム230に負荷をかけて膨張して圧力送信機200の性能を変化させてしまうことはなくなる。一般的に、第一の挿入物246は第一の流路222内の充填液254の20〜30倍の体積を持っている必要がある。これにより圧力センサシステムが正確な測定をするのを温度変化によって妨げられる影響を減らすことができる。
図4に、他の実施形態においてフランジもしくはマニホールド302に結合されている圧力送信機300の断面図を示す。図2、3における圧力送信機200と同様に、圧力送信機300は、典型的には316L系のような低炭素鋼で他の種類の鋼や金属よりも比較的高い熱膨張係数を有するものでできた送信機ボディ304とセンサボディ306とを含む。センサボディ306は圧力センサ314と遮断組立部品308とを収めるよう構成される。送信機ボディ304は送信機回路318を収めるよう構成される。センサ314は通信バス320を通じて送信機回路318に接続される。送信機回路318は図4に示す送信機出力のような通信リンクを介してプロセス流体の圧力に関する情報を送信する。圧力送信機300はコントローラから電力供給されてもよい。もしくは、送信機は無線ネットワークを用いてもよい。
一つの実施形態では、圧力センサ314はフランジ302の第一の入口部310の圧力P1とフランジ302の第二の入口部312の圧力P2との差圧を測定する。圧力P1は第一の流路322を通じて圧力センサ314に伝達される。圧力P2は第二の流路324を通じて圧力センサ314に伝達される。第一の流路322は圧力送信機300の第一の開口部326から第一のセンサ取付チューブ327を通じて圧力センサ314へ延びている。第二の流路324は圧力送信機300の第二の開口部328から第二のセンサ取付チューブ329を通じて圧力センサ314へ延びている。流路322および324は圧力送信機200(図2)の場合と同様に充填液で満たされている。
遮断組立部品308は、第一の開口部326に設置されセンサボディ306に結合される第一の隔離ダイヤフラム330を備える。遮断組立部品308はまた、第二の開口部328に設置されセンサボディ306に結合される第二の隔離ダイヤフラム332を備える。図2および3の圧力送信機200と同様に、第一の隔離ダイヤフラム330は第一の流路322内の充填液と接し、かつ入口部310のプロセス流体と接する。第二の隔離ダイヤフラム332は第二の流路324内の充填液と接し、かつ入口部312のプロセス流体と接する。隔離ダイヤフラム330および332は入口部310および312のプロセス流体の性質と特徴を流路322および324の充填液に伝達する。圧力センサ314は流路322および324に含まれているプロセス流体の性質と特徴を感知する。圧力送信機300が極端な温度上昇といったような変動環境条件を持つプロセス流体にさらされると、温度上昇に伴って充填液は膨張する。圧力送信機300の隔離ダイヤフラム330や332といったような構成部品の損傷を防ぎ、圧力送信機300の性能を維持するために、一つの実施形態では、第一の流路322は第一の膨張チャンバ342に結合され、第二の流路324は第二の膨張チャンバ344に結合されている。
膨張チャンバ342および344はセンサボディ306内に形成されている。一つの実施形態では、膨張チャンバ342および344はセンサボディ306と一体となって形成されている。図4に示す実施形態では、第一の膨張チャンバ342はセンサボディ306の第一の側面343に接する開口部347と第一の流路322との間に配置されている。第一の膨張チャンバ342は向かい合う第一および第二の面350および351と、第三の面352と、開口部347とによって画定される。代替例として、膨張チャンバ342は円筒形で、3つの面ではなく2つの面によって画定されてもよい。第二の膨張チャンバ344はセンサボディ306の第二の側面345に接する開口部349と第二の流路324との間に配置されている。第二の膨張チャンバ344は向かい合う第一および第二の面353および354と、第三の面355と、開口部349とによって画定される。代替例として、膨張チャンバ344は円筒形で、3つの面ではなく2つの面によって画定されてもよい。
第一の膨張チャンバ342は第三の面352において第一の流路322と流体的に結合される。第二の膨張チャンバ344は第三の面355において第二の流路324と流体的に結合される。第一の膨張チャンバ342は第一の挿入物346を含み第二の膨張チャンバ344は第二の挿入物348を含む。第一の挿入物346はセンサボディ306に結合され第一の拡張チャンバ342内に浮いた状態で保持される。第二の挿入物348はセンサボディ306に結合され第二の拡張チャンバ344内に浮いた状態で保持される。挿入物346および348は両方ともにセンサボディ306に溶接により結合される。
図4に示す一つの実施形態では挿入物346および348はそれぞれ、センサボディ306に溶接リング356および357によって溶接される。各溶接リング356および357はそれぞれ、第一の側面343に接する開口部347および第二の側面345に接する開口部349を渡って配置される。従って、挿入物346および348はそれぞれ、センサボディ306の側面343および345に接する開口部347および349からそれらに対応する膨張チャンバ342および344内に浮いて保持される。図5に示すような他の実施形態においては膨張チャンバ342および344内の挿入物346および348はそれぞれキャップ360および361によってセンサボディ306に溶接される。キャップ360および361はセンサボディ306と同じ材質、例えば316Lステンレス鋼、からなり、各膨張チャンバ342および344内へ、各挿入物346および348と各開口部347と349との間に挿入される。そして各キャップ360および361はそれぞれ、センサボディ306の各側面343および345に対して、それぞれ溶接リング362および363によって溶接される。
図4、5の両方に示した各挿入物346および348はセンサボディ306の熱膨張係数よりも小さい熱膨張係数を持つ。図2、3における挿入物246および248と同様に、挿入物346および348に用いる材質の例としては熱膨張が小さく脱ガスしない材質、例えばセラミック、ガラス、ホウケイ酸ガラス、もしくはコバールやインバーを含む金属などがある。挿入物346は向かい合う第一および第二の面350および351から一対の間隙部364および365を介して離れており、第三の面352から間隙部366を介して離れている。挿入物348は向かい合う第一および第二の面353および354から一対の間隙部368および369を介して離れており、第三の面355から間隙部370を介して離れている。
図4および5のいずれにおいても、圧力送信機300がプロセス流体の極端な温度もしくは極端な雰囲気温度にさらされると、センサボディ306が、従って膨張チャンバ342および344も共に、各々の材質の熱膨張係数に基づいて挿入物346および348よりも大きく体積膨張する。このように体積膨張に差があるので結果として第一の挿入物346と第一の膨張チャンバ342との間の間隙部364、365および366は大きくなる。膨張した充填液は隔離ダイヤフラム330に負荷をかけて膨張して圧力送信機300の性能を変化させてしまうのではなく、第一の流路322から流入してきて間隙部364、365および366を満たすようになる。さらに、このように体積膨張に差があるので結果として第二の挿入物348と第二の膨張チャンバ344との間の間隙部368、369および370は大きくなる。膨張した充填液は隔離ダイヤフラム332に負荷をかけて膨張して圧力送信機300の性能を変化させてしまうのではなく、第二の流路324から流入してきて間隙部368、369および370を満たすようになる。一般的に、充填液の膨張分が間隙部364、365および366と間隙部368、369および370でカバーされるためには、挿入物346および348はプロセス送信機200内の充填液254の体積の20〜30倍の体積を持つ必要がある。
図6に本願で開示するさらに別の実施形態におけるリモートシール形のシステム600を示す。リモートシール形システム600は圧力を監視し測定する能力がある。図6において、フランジ型埋め込み式ダイヤフラムのリモートシール602は圧力送信機604と組み合わせて利用できる。リモートシール602はリモートシールボディ606を含み、該ボディはプロセス流体608との接触から保護される。図2〜5に示した実施形態のように圧力を感知するのではなく、圧力送信機604内の電子回路およびセンサを極端な高温、低温、または腐食性のプロセス媒体608から保護する場合にリモートシール602は利用することができる。リモートシール602はまた、圧力送信機604を測定箇所から離れた所に取り付け、かつプロセスをプロセス接続部で測定可能にしておくようにするためにも利用することができる。さらに、リモートシール602はそれを用いないと器具やプロセスが塞がれてしまう粘性のあるプロセスにおいて圧力を感知するのにも用いることができる。
リモートシール602は、内部に隔離ダイヤフラム612が配置される開口部610を含む。隔離ダイヤフラム612はプロセス媒体608に接するため、一般的にはプロセス流体608による腐食に耐える材質で製造される。リモートシール形システム600は、リモートシールの隔離ダイヤフラム612を圧力送信機604に接続する毛細管614を含む。毛細管614はオイル、シリコン、グリセリン水溶液、プロピレングリコール水溶液やその他の適した流体などのリモートシール充填液を含む。毛細管614はリモートシールの隔離ダイヤフラム612を圧力送信機604に接続する。
圧力送信機604は圧力センサ618を収めるセンサボディ616を含む。圧力送信機604は図2〜5の圧力送信機と同様にそれ自身の隔離ダイヤフラムを含むことができ、それ自身の隔離ダイヤフラムと圧力センサ618との間にあるそれ自身の充填液を利用することができる。しかし、圧力送信機604はそれ自身の隔離ダイヤフラムを含みかつ前述と異なって毛細管614に含まれる充填液を圧力センサ618に接続するよう利用することはできない。プロセスの圧力がプロセス媒体608から加えられると、リモートシールの隔離ダイヤフラム612が移動して充填液を移動させ、充填液は毛細管614を通じてリモートシールの隔離ダイヤフラム612と圧力送信機604の間を流れる。移動されられた流体はこの結果プロセス媒体608から加えられた圧力を圧力センサ618に伝達する。
リモートシール602が極端な温度上昇といったような変動する環境条件にあるプロセス流体にさらされると、毛細管614を通じてリモートシールの隔離ダイヤフラム612と圧力送信機604との間を流れる充填液は膨張する。リモートシール602の構成部品の損傷を防ぎリモートシール602の性能を維持するために、一つの実施形態においては、膨張チャンバはリモートシールボディ606内に配置される。
図7にリモートシール702の一つの実施形態の断面図を示す。リモートシール702は、隔離ダイヤフラム712によってプロセス流体708との接触から保護されているリモートシールボディ706を含む。リモートシールボディ706は、隔離ダイヤフラム712が配置される開口部710を含む。ハウジング706はまた、毛細管714と隔離ダイヤフラム712との間に配置される流路720を含む。流路720と毛細管714は充填液で満たされる。
典型的には、リモートシールボディ706は、一般的に他の種類の鋼や金属の熱膨張係数よりも比較的大きい熱膨張係数を持っているステンレス鋼でできている。隔離ダイヤフラム712は毛細管714および流路720内の充填液と接し、開口部710にてプロセス流体708と接している。隔離ダイヤフラム712は流路720および毛細管714内の充填液にプロセス流体708の性質および特徴を伝達する。流路720および毛細管714内の充填液は、例えば図6の圧力送信機604のような圧力送信機に向かい、結果としてプロセス流体708の性質および特徴を伝え持っている充填液が例えば図6の圧力センサ618のような圧力センサによって感知できるようになる。前述のように、流路720および毛細管714内の充填液は圧力送信機の圧力センサと直接結合可能、もしくは圧力送信機内の充填液が圧力センサに向かうような形で圧力送信機の遮断組立部品と接触可能である。
隔離ダイヤフラム712といったようなリモートシール702の構成部品の損傷を防ぎリモートシール702の性能を維持するため、膨張チャンバ722がリモートシール702に含まれる。一つの実施形態においては膨張チャンバ722はリモートシールボディ706と一体で形成され、流路720に沿って開口部710と毛細管714との間に配置される。膨張チャンバ722は第一の面724と、第一の面724と結合する第二の面728と、開口部710と、によって画定される。膨張チャンバ722は挿入物730を含む。挿入物730はハウジング706の第二の面728に溶接によって結合される。例えば、挿入物730は第二の面728に結合され、一対の溶接リングによってリモートシールボディ706内に浮いているよう配置される。
挿入物730はリモートシールボディ706の膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する。挿入物730に用いる材質の例としては、熱膨張が小さく脱ガスしない材質、例えばセラミック、ガラス、ホウケイ酸ガラス、もしくはコバールやインバーを含む金属などがある。挿入物730は中央の流路734を含み、膨張チャンバ722の第一の面724から間隙部736を介して離れている。中央の流路734は挿入物730内を通じて開口部710から第二の面728まで延びている。リモートシール702がプロセス流体708の極端な温度にさらされると、リモートシールボディ706は、従って膨張チャンバ722も共に、各々の材質の熱膨張係数に基づいて挿入物730よりも大きく体積膨張する。このように体積膨張に差がある結果として、間隙部736は体積を増し、膨張した充填液は隔離ダイヤフラム712に負荷をかけて膨張するのではなく膨張分が間隙部736を満たすことが可能となる。
図8は、別の実施形態におけるリモートシール802の断面図を示す。図7のリモートシール702と同様に、リモートシール802は、典型的にはステンレス鋼でできており他の種類の鋼や金属よりも比較的高い熱膨張係数を有するリモートシールボディ806を含む。リモートシールボディ806は、内部に隔離ダイヤフラム812が配置される開口部810を含む。リモートシールボディ806はまた、毛細管814と隔離ダイヤフラム812との間に配置される流路820を含む。流路820と毛細管814は充填液で満たされている。
典型的には、リモートシールボディ806はステンレス鋼でできていて、一般的に他の種類の鋼や金属の膨張係数と比べて比較的高い熱膨張係数を持っている。運用時においては、隔離ダイヤフラム812は毛細管814および流路820内の充填液と接触しかつ開口部810においてプロセス流体808と接触するという点で、リモートシール802はリモートシール702と同様である。
隔離ダイヤフラム812といったようなリモートシール802の構成部品の損傷を防ぎ、かつリモートシール802の性能を維持するために、膨張チャンバ822がリモートシール802内に形成されている。一つの実施形態においては、膨張チャンバ822はリモートシール802のリモートシールボディ806と一体で形成される。特に、膨張チャンバ822はリモートシールボディ806の第一の側面842に接する側面開口部840の間で、流路820へ向けて割り入るように配置される。膨張チャンバ822は、第一および第二の向かい合う面844および846と、第一および第二の面844および846とを結合する第三の面848と、側面開口部840とによって画定される。膨張チャンバ822は第三の面848において流体的に流路820へ結合される。膨張チャンバ822は挿入物830を含む。挿入物830は溶接により膨張チャンバ822に結合されかつ膨張チャンバ822内に浮かぶよう配置される。
一つの実施形態においては、図8には示していないが、挿入物830はリモートシールボディ806に溶接リングによって溶接で取り付けられる。溶接リングは、第一の面842の側面開口部840に渡って延び、挿入物830が、第一の側面842の開口部840から膨張チャンバ822内に浮かぶよう配置されるようにする。他の実施形態においては図8に示すように、挿入物830はキャップ849によってリモートシールボディ806に溶接されている。キャップ849はリモートシールボディ806と同じ材質を含み、膨張チャンバ822内へ、挿入物830と第一の側面842の開口部840との間で挿入される。そしてキャップ849は一対の溶接リング850によってリモートシールボディ806の第一の側面842に溶接される。
挿入物830はリモートシールボディ806の膨張係数よりも小さい熱膨張係数を有する。挿入物830の物質の例としては、図7の挿入物730に関して述べた物質のように熱膨張係数が小さく脱ガスのない物質が含まれる。挿入物830は向かい合う側面844および846から一対の間隙部852および854によって離されており、第三の面848から間隙部856によって離されている。リモートシール802がプロセス流体808の極端な高温にさらされると、ハウジング806は、従って膨張チャンバ822も共に、それぞれの材料の熱膨張係数に基づき挿入物830よりも大きく体積膨張する。このような体積膨張の差によって結果として挿入物830と膨張チャンバ822との間にある間隙部852、854および856は大きくなる。膨張した充填液は隔離ダイヤフラム812に負荷をかけて膨張するのではなく、膨張分が流路820から流入してきて間隙部852、854および856を満たすことが可能になる。
本願の主題は構造的特徴かつ/または方法的な動作に特化した用語によって説明してきたが、付記する請求項において定義される主題は以上説明してきた特徴的な構造または動作に必ずしも限られるわけではないことに注意する必要がある。より正確には、以上説明してきた具体的な特徴および動作は請求項の記載を実施するにあたっての例となるにすぎない。例えば、開示した実施形態は主にプロセス送信機(産業用フィールド機器)および圧力センサを有するリモートシール式のシステムに関連して述べてきたが、膨張挿入物を含む膨張チャンバは他の種類の送信機に対しても適用することができる。
200…圧力送信機
204…送信機ボディ
206、306…センサボディ
214…圧力センサ
222…第一の流路
224…第二の流路
230…隔離ダイヤフラム
242…第一の膨張チャンバ
244…第二の膨張チャンバ
246…第一の挿入物
248…第二の挿入物
356、357…溶接リング

Claims (20)

  1. プロセス流体の圧力を測定する圧力送信機であって、
    圧力センサと、
    第一の熱膨張係数を有し第一の開口部を含む圧力送信機ボディと、
    前記圧力送信機ボディに結合され、前記第一の開口部内に配置され、前記プロセス流体と接する第一の面を含む第一の隔離ダイヤフラムと、
    前記第一の面と前記圧力センサとの間に延び、前記第一の隔離ダイヤフラムの第二の面と接する充填液を含むよう構成された第一の流路と、
    前記圧力送信機ボディと一体となって前記圧力送信機ボディ内の空洞として形成され、前記第一の流路に結合されることで当該空洞は前記充填液で満たされると共に、第二の熱膨張係数を有する第一の挿入物を含む第一の膨張チャンバと、を備え、
    前記圧力送信機ボディの前記第一の熱膨張係数が前記第一の挿入物の前記第二の熱膨張係数よりも大きく、
    前記第一の膨張チャンバが、前記圧力送信機ボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記第一の流路との間に配置され
    前記第一の挿入物が、前記第一の側面開口部において前記圧力送信機ボディに取付けられ、前記第一の膨張チャンバ内に浮いて配置されることを特徴とする圧力送信機。
  2. 前記第一の膨張チャンバが、前記圧力送信機ボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記第一の流路との間に配置されることにより、前記第一の隔離ダイヤフラムを含む可動部材と接触しないことを特徴とする請求項1に記載の圧力送信機。
  3. 前記第一の膨張チャンバが前記第一の面と前記圧力センサとの間に延びる前記第一の流路の当該延びる途中において該第一の流路に前記結合されることで前記第一の隔離ダイヤフラムから離れて配置されると共に、前記充填液が前記第一の流路から前記結合される箇所において前記第一の膨張チャンバ内へと分岐して移動可能なように充填されることを特徴とする請求項1または2に記載の圧力送信機。
  4. 前記第一の膨張チャンバが、第一および第二の向かい合う面と、前記第一および第二の向かい合う面を結合する第三の面と、前記圧力送信機ボディの第一の側面に接する前記第一の側面開口部と、によって画定されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の圧力送信機。
  5. 前記第一の挿入物は前記第一の膨張チャンバ内に浮いて配置され、前記第一の側面開口部は前記第一の膨張チャンバを形成するように封じられることを特徴とする請求項4に記載の圧力送信機。
  6. 前記第一の挿入物が、前記第一の側面開口部において前記圧力送信機ボディに取付けられ、前記第一および第二の向かい合う面と前記第一の挿入物との間と前記第三の面と前記第一の挿入物との間とに間隙部を形成することにより、前記第一の膨張チャンバ内に浮いて配置されることを特徴とする請求項4または5に記載の圧力送信機。
  7. 前記第一の膨張チャンバが、前記第一の膨張チャンバの前記第三の面において前記第一の流路に流体的に結合されることを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載の圧力送信機。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の圧力送信機であって、
    前記圧力送信機ボディの第二の開口部に配置され、前記プロセス流体と接する第一の面を有する第二の隔離ダイヤフラムと、
    前記第二の開口部と前記圧力センサとの間に延び、前記第二の隔離ダイヤフラムの第二の面と接する充填液を含むよう構成された第二の流路と、
    前記圧力送信機ボディ内に形成され、前記第二の流路に結合され、第三の熱膨張係数を有する第二の挿入物を含む第二の膨張チャンバと、をさらに備え
    前記圧力送信機ボディの前記第一の熱膨張係数は前記第二の挿入物の前記第三の熱膨張係数よりも大きいことを特徴とする圧力送信機。
  9. 前記第一の挿入物が前記第一の流路内の充填液の20〜30倍の体積を有することを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の圧力送信機。
  10. 圧力監視システムであって、
    圧力センサと、
    第一の熱膨張係数を有し、プロセス流体に接するための少なくとも一つの開口部を含むボディと、
    前記ボディに結合され、前記少なくとも一つの開口部に配置され、前記プロセス流体と接する第一の面を有する少なくとも一つの隔離ダイヤフラムと、
    前記ボディ内に設置され、前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムの第二の面と接する充填液を含むよう構成され、前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムと前記圧力センサとの間に延びて配置される少なくとも一つの流路と、
    前記ボディと一体となって前記ボディ内の空洞として形成され、前記少なくとも一つの流路に結合されることで当該空洞は前記充填液で満たされると共に、第二の熱膨張係数を有する挿入物を含む少なくとも一つの膨張チャンバと、を備え、
    前記ボディの前記第一の熱膨張係数が前記挿入物の前記第二の熱膨張係数よりも大きく、
    前記少なくとも一つの膨張チャンバが、前記ボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記少なくとも一つの流路との間に配置され
    前記挿入物が、前記第一の側面開口部において前記ボディに取付けられ、前記少なくとも一つの膨張チャンバ内に浮いて配置されることを特徴とする圧力監視システム。
  11. 前記少なくとも一つの膨張チャンバが、前記ボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記少なくとも一つの流路との間に配置されることで、前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムを含む可動部材と接触しないことを特徴とする請求項10に記載の圧力監視システム。
  12. 前記少なくとも一つの膨張チャンバが前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムと前記圧力センサとの間に延びる前記少なくとも一つの流路の当該延びる途中において該少なくとも一つの流路に前記結合されることで前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムから離れて配置されると共に、前記充填液が前記少なくとも一つの流路から前記結合される箇所において前記少なくとも一つの膨張チャンバ内へと分岐して移動可能なように充填されることを特徴とする請求項10または11に記載の圧力監視システム。
  13. 前記ボディが圧力送信機を備えることを特徴とする請求項10ないし12のいずれかに記載の圧力監視システム。
  14. 前記少なくとも一つの流路が、前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムと前記圧力センサとの間に延びることを特徴とする請求項10ないし13のいずれかに記載の圧力監視システム。
  15. 前記ボディがリモートシールを含むことを特徴とする請求項10ないし14のいずれかに記載の圧力監視システム。
  16. 前記少なくとも一つの流路が、前記少なくとも一つの隔離ダイヤフラムと、前記リモートシールのボディを前記圧力センサに結合する毛細管との間に延びることを特徴とする請求項15に記載の圧力監視システム。
  17. リモートシール形システムであって、
    圧力センサを含む圧力送信機と、
    第一の熱膨張係数を有しプロセス流体に接するための開口部を含むリモートシールボディと、
    前記リモートシールボディ内に結合され、前記開口部に配置され、プロセス流体と接する第一の表面を有する隔離ダイヤフラムと、
    前記リモートシールボディに設置され、前記隔離ダイヤフラムの第二の表面と接する充填液を含むよう構成され、前記隔離ダイヤフラムと前記圧力送信機に結合される毛細管との間に延びて配置される流路と、
    前記リモートシールボディと一体となって前記リモートシールボディ内の空洞として形成され、前記流路に結合されることで当該空洞は前記充填液で満たされると共に、第二の熱膨張係数を有する挿入物を含む膨張チャンバと、を備え、
    前記リモートシールボディの前記第一の熱膨張係数が前記挿入物の前記第二の熱膨張係数よりも大きく、
    前記膨張チャンバが、前記リモートシールボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記流路との間に配置され
    前記挿入物が、前記第一の側面開口部において前記リモートシールボディに取付けられ、前記膨張チャンバ内に浮いて配置されることを特徴とするリモートシール形システム。
  18. 前記膨張チャンバが、前記リモートシールボディの第一の側面に接する第一の側面開口部と、前記流路との間に配置されることにより、前記隔離ダイヤフラムを含む可動部材と接触しないことを特徴とする請求項17に記載のリモートシール形システム。
  19. 前記膨張チャンバが前記隔離ダイヤフラムと前記毛細管との間に延びる前記流路の当該延びる途中において該流路に前記結合されることで前記隔離ダイヤフラムから離れて配置されると共に、前記充填液が前記流路から前記結合される箇所において前記膨張チャンバ内へと分岐して移動可能なように充填されることを特徴とする請求項17または18に記載のリモートシール形システム。
  20. 請求項17ないし19のいずれかに記載のリモートシール形システムであって、前記膨張チャンバが、
    第一および第二の向かい合う面と、
    前記第一および第二の向かい合う面を結合し、前記流路と流体的に接触するよう構成された第三の面と、
    前記第三の面に対向する、前記リモートシールボディの前記第一の側面に接する前記第一の側面開口部と、によって画定されることを特徴とするリモートシール形システム。
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