JP5491860B2 - 電子ドキュメント暗号化システム、プログラムおよび方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子ドキュメントを暗号化する技術に関する。
印刷物の暗号化を扱った技術として、まず画像全体を複数のブロックに分割し、入力パスワード(暗号鍵)から得られるパラメータに基づき分割ブロックの画像を並び替え、さらにパラメータで指定されるブロックの画像を白黒反転およびミラー反転して画像を暗号化する技術がある(特許文献1を参照)。暗号化画像を復号する際は、画像の外側に位置決め用の枠を付加しパスワード(復号鍵)を入力後、暗号化と逆の手順で元の画像を復号する。
また、バイナリデータを表す所定の大きさの白黒の方形をマトリックス状に並べ、印刷物に埋め込む技術がある(特許文献2を参照)。さらに、復号の際に画像化された位置がわかるように、印刷物には位置決め用のシンボルがマトリックスの所定の位置に付加される。この位置決めシンボルを基準として、スキャナやカメラなどで画像を撮影し埋め込まれた情報を復号する。
特開平8−179689号公報 特許第2938338号公報
従来、クライアントがサーバに接続して電子ドキュメントを取得し、出力するシステムにおいて、重要な情報等の漏洩を防止するための手段として、サーバからクライアントに対して送信される情報から秘密情報等を予め取り除く手段がとられている。
しかし、このような方法では、秘密情報等にアクセスする権限を有した者がその情報にアクセスしようとする場合、取り除かれた秘密情報に別途アクセスする必要があった。更に、秘密情報へのアクセスには、別途認証を受ける手続が必要であり、更に暗号化された情報を復号する作業を行うことを要求される場合もある。
本発明は、上記した問題に鑑み、閲覧制限が設定された重要情報と閲覧制限が設定されていない情報とを含む電子ドキュメントを、この電子ドキュメントから重要情報を取り除かずに配布することが可能なシステムを提供することを課題とする。
本発明は、上記した課題を解決するために、以下の手段を採用した。即ち、本発明は、電子ドキュメントから、暗号化の対象となる部分を抽出する暗号化部分抽出手段と、前記電子ドキュメントのうち、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された部分に基づいて、デジタル画像を生成するデジタル画像生成手段と、前記デジタル画像生成手段によって生成された前記デジタル画像を、暗号鍵に基づいて暗号化する暗号化手段と、前記電子ドキュメントが出力された場合に前記暗号化部分抽出手段によって抽出された情報が出力される部分に、該情報に代えて、前記暗号化手段によって暗号化された暗号化画像が出力される、暗号化電子ドキュメントを生成する暗号化電子ドキュメント生成手段と、を備える、電子ドキュメント暗号化システムである。
ここで、電子ドキュメントとは、電子化された文書、図表、イラスト等の何らかの情報を含むドキュメントをいう。本発明は、電子ドキュメント中の暗号化対象部分を、デジタル画像化され、更に暗号化された暗号化画像で置き換えることで、暗号化対象部分が視覚的に暗号化された暗号化電子ドキュメントを生成することを可能とした。
また、本発明の電子ドキュメント暗号化システムは、前記電子ドキュメント中の文字列を、所定の文字列であるキーワードと比較することで、該電子ドキュメント中に含まれる該キーワードを検出するキーワード検出手段を更に備え、前記暗号化部分抽出手段は、前記電子ドキュメントから、前記キーワード検出手段によって検出された前記キーワードに対応する部分を抽出してもよい。
本発明に拠れば、電子ドキュメントに基づいて生成されたデジタル画像のうち重要な情報が記録されていると推測される部分が自動的に暗号化されるため、電子ドキュメントを指定するのみで自動的に最適な暗号化対象部分が選択される電子ドキュメント暗号化システムを構成することが可能となる。なお、キーワードには、重要な情報そのものの他に、重要な情報がその前後に記載される文字列(例えば、「住所」や「氏名」)等が用いられることが好ましい。
また、本発明において、前記暗号化部分抽出手段は、暗号化の対象となる第一の部分、および該第一の部分と異なる第二の部分を抽出し、前記デジタル画像生成手段は、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された前記第一の部分に係る第一のデジタル画像、および前記第二の部分に係る第二のデジタル画像を生成し、前記暗号化手段は、前記第一の部分に係るデジタル画像および前記第二の部分に係るデジタル画像を、それぞれ異なる暗号鍵に基づいて暗号化してもよい。
即ち、本発明に拠れば、異なる部分の暗号化に対して、異なる暗号鍵を使用することで、暗号鍵によるアクセスコントロールや、セキュリティレベルの設定が施された電子ドキュメント暗号化を行うことが可能となる。
また、本発明は、電子ドキュメントに含まれる暗号化画像を取得する暗号化画像取得手段と、前記暗号化画像取得手段によって取得された前記暗号化画像を、復号鍵に基づいて復号する復号手段と、前記暗号化画像を含む電子ドキュメントが出力された場合に前記暗号化画像が出力される部分に、該画像に代えて、前記復号手段によって復号されたデジタル画像が出力される、復号済電子ドキュメントを生成する復号済電子ドキュメント生成手段と、を備える、電子ドキュメント復号システムである。
また、復号されたデジタル画像中の文字や書式を検出および特定し、該デジタル画像中の復号部分を文字コードや書式情報等による情報として含む復号済電子ドキュメントを生成することとしてもよい。これによって、暗号化前の電子ドキュメントと同一または近似の電子ドキュメントを復元することが可能となり、利便性が向上する。
更に、本発明は、コンピュータが実行する方法、又はコンピュータを上記各手段として機能させるためのプログラムとしても把握することが可能である。また、本発明は、そのようなプログラムをコンピュータその他の装置、機械等が読み取り可能な記録媒体に記録したものでもよい。ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。
本発明によって、閲覧制限が設定された重要情報と閲覧制限が設定されていない情報とを含む電子ドキュメントを、この電子ドキュメントから重要情報を取り除かずに配布することが可能なシステムを提供することが可能となる。
実施形態に係る電子ドキュメント暗号化システムのハードウェア構成の概略を示す図である。 実施形態に係る電子ドキュメント暗号化システムの機能構成の概略を示す図である。 キーワードが含まれる電子ドキュメントの表示イメージを示す図である。 暗号化電子ドキュメント生成部によって生成された暗号化電子ドキュメントの表示イメージを示す図である。 実施形態における電子ドキュメント暗号化の流れを示すフローチャートである。 実施形態に係る電子ドキュメント復号システムの機能構成の概略を示す図である。 実施形態における電子ドキュメント復号処理の流れを示すフローチャートである。 暗号化の対象となる情報とともに、暗号化の対象となる部分を特定するための識別情報がメタデータ内に含まれる電子ドキュメントの例を示す図である。 複数の暗号鍵を使用して暗号化される電子ドキュメントの表示イメージを示す図である。 暗号化処理および復号処理の処理概要(その1)を示す図である。 暗号化処理および復号処理の処理概要(その2)を示す図である。 第1の態様における暗号化処理の概要を示す図である。 暗号化領域を選択する例を示す図である。 暗号鍵の入力例を示す図である。 画像変換部におけるスクランブル処理の一例を示す図である。 画像変換部におけるスクランブル処理の他の例を示す図である。 スクランブル処理における微小領域の形の変形例を示す図である。 画像変換部における圧縮処理を示す図である。 変換データを画像化する処理を示す図である。 画素値変換部における画素値変換処理の例(その1)を示す図である。 画素値変換部における画素値変換処理の例(その2)を示す図である。 暗号化処理で用いる位置決めマーカーの例を示す図である。 暗号化画像の例を示す図である。 グレースケールの画像を暗号化した例である。 第1の態様における復号処理の概要を示す図である。 位置決めマーカーから暗号化領域を検出する過程を示す図である。 暗号化領域検出処理の流れを示すフローチャートである。 暗号化位置が検出された例を示す図である。 第2の態様の全体イメージを示す図である。 第2の態様における暗号化処理の概要を示す図である。 第2の態様における復号処理の概要を示す図である。 暗号化領域の検出方法を説明するための図である。 暗号化位置(横方向)の検出方法を説明するための図である。 暗号化位置の検出を誤った例を示す図である。 第3の態様における暗号化処理の概要を示す図である。 第3の態様における復号処理の概要を示す図である。
本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
<電子ドキュメント暗号化システムおよび復号システム>
図1は、本実施形態に係る電子ドキュメント暗号化システム200のハードウェア構成の概略を示す図である。電子ドキュメント暗号化システム200は、CPU(Central Processing Unit)101、RAM(Random Access Memory)102等の主記憶装置、HDD(Hard Disk Drive)103等の補助記憶装置、ROM(Read Only Memory)104、およびNIC(Network Interface Card)105等のネットワークインターフェースを有するコンピュータであり、NIC105は、インターネットまたはイントラネット等のネットワークに接続されている。
図2は、本実施形態に係る電子ドキュメント暗号化システム200の機能構成の概略を示す図である。電子ドキュメント暗号化システム200は、インターネット等のネットワークに接続されたWebサーバ201によってクライアント202に配信されるHTML文書等の電子ドキュメントのうち、所定の部分を暗号化することで、重要な情報の漏洩を防止する。
電子ドキュメント暗号化システム200は、HDD103から読み出され、RAM102に展開された電子ドキュメント暗号化プログラムをCPU101が実行することで、HTML文書等の電子ドキュメントから所定のキーワードを検出するキーワード検出部10と、電子ドキュメントから暗号化の対象となる部分を抽出する暗号化部分抽出部19と、電子ドキュメントのうち、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された部分に基づいて、デジタル画像を生成するデジタル画像生成部15と、生成されたデジタル画像を暗号化することで暗号化画像を生成する暗号化部11と、暗号化画像を含む表示に用いられる暗号化電子ドキュメントを生成する暗号化電子ドキュメント生成部12と、として機能する。
キーワード検出部10は、所定の文字列であるキーワードに基づいて、HTML文書等の電子ドキュメント内を検索することで、電子ドキュメントに含まれるキーワードを検出する。ここで、キーワードとは、電子ドキュメントから、暗号化すべき情報の有無、およびデジタル画像化した際の暗号化すべき情報の位置を抽出するために設定された文字列である。
暗号化部分抽出部19は、キーワード検出部10によって検出されたキーワードに対応する部分を、暗号化の対象となる部分として抽出する。図3は、キーワードが含まれる電子ドキュメント300の表示イメージを示す図である。例えば、キーワードとして、「取引先名称」が設定されている場合、電子ドキュメント300にこれらのキーワードが含まれているか否かが判定され、含まれている場合、デジタル画像化した際にこれらのキーワードが記載される位置301に対応する部分が、暗号化対象の部分302として抽出される。即ち、電子ドキュメント300に含まれる表において、キーワード「取引先名称」を含む列が、取引先の名称が記載された部分であると推定できるため、自動的に暗号化すべき情報が記載された部分302を抽出することが出来る。なお、本実施形態では、表における列のタイトルをキーワードで検出することとしたが、辞書ファイル等を参照することで、ドキュメント中の取引先名称と推測される部分を逐一抽出する方法が用いられても良い。例えば、取引先名称を抽出する場合に、企業名リストを用いたり、「株式会社」「有限会社」等のキーワードを用いたりして抽出を行ってもよい。
デジタル画像生成部15は、電子ドキュメントに基づいて、画素形式によるデジタル画像を生成する。デジタル画像生成部15は、電子ドキュメントの抽出された部分を印刷した場合または表示した場合のイメージを、所謂ビットマップ形式のデジタル画像へ変換する。図3の例によれば、文字コードおよび書式情報からなるテキスト部分302を表示または印刷した場合のイメージが、ビットマップ形式の画像として生成される。このようにして、暗号化対象の部分がデジタル画像へ変換されることで、暗号化部11による画像の暗号化を施すことが可能となる。
暗号化部11は、デジタル画像生成部15によって生成されたデジタル画像等を、暗号鍵に基づいて暗号化画像に変換する。暗号化部11による暗号化処理の詳細については後述する。
暗号化電子ドキュメント生成部12は、暗号化電子ドキュメントを生成する。暗号化電子ドキュメントは、電子ドキュメントが暗号化を経ずにそのまま出力された場合に暗号化対象の情報が出力される部分に、この情報に代えて、暗号化部によって暗号化された暗号化画像が出力される電子ドキュメントである。図4は、暗号化電子ドキュメント生成部12によって生成された暗号化電子ドキュメントが表示または印刷された場合のイメージを示す図である。図4は、図3の電子ドキュメントに基づいて生成された暗号化電子ドキュメントを示す。暗号化電子ドキュメント生成部12は、元の電子ドキュメント300から、テキスト部分302に該当するコードを削除し、削除されたコードに代えて、暗号化画像302Bへのリンクを記載することで、暗号化電子ドキュメント300Bを生成する。
図5は、本実施形態における電子ドキュメント暗号化の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、ユーザ操作に基づいて電子ドキュメント暗号化プログラムがHDD103より読み出されてRAM102に展開され、CPU101によって実行されることで開始される。
ステップS101では、キーワードが検出される。キーワード検出部10は、HDDに蓄積されたHTML文書等の電子ドキュメントを読み出し、所定の文字列をキーワードとして電子ドキュメント内を検索する。検索の結果、電子ドキュメントからキーワードが索出された場合、索出されたキーワードの位置を特定する。その後、処理はステップS102へ進む。
ステップS102では、暗号化部分が抽出される。暗号化部分抽出部19は、ステップS101で検出されたキーワードの位置に基づいて、電子ドキュメントから、暗号化の対象となる部分を抽出する。抽出される部分は、キーワードに一致した文字列自体や、キーワードに続く文字列等である。その後、処理はステップS103へ進む。
ステップS103では、デジタル画像が生成される。デジタル画像生成部15は、ステップS102で抽出された部分の印刷または表示イメージのビットマップデータを作成することでデジタル画像を生成する。その後、処理はステップS104へ進む。
ステップS104では、暗号化が行われる。暗号化部11は、ステップS103で生成されたデジタル画像および暗号鍵に従って、暗号化画像を生成する。暗号化処理の詳細については後述する。その後、処理はステップS105へ進む。
ステップS105では、暗号化電子ドキュメントが生成される。暗号化電子ドキュメント生成部12は、電子ドキュメントがHTML文書等の画像データを包含しない形式のドキュメントである場合、元の電子ドキュメントから、暗号化の対象となった部分に該当するコードを削除し、削除されたコードに代えて、暗号化画像へのリンクを記載することで、暗号化電子ドキュメントを生成する。なお、電子ドキュメントが、画像データをドキュメント自身の内部に包含する形式のドキュメントである場合、包含される画像データ自体が差し替えられた暗号化電子ドキュメントが生成される。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
次に、本実施形態に係る電子ドキュメント復号システム500について説明する。上記した電子ドキュメント暗号化システム200によって生成された暗号化電子ドキュメントは、HDDに蓄積され、Webサーバ201を介してクライアント202に配信される。このため、クライアント202がWebサーバ201にアクセスし、目的のWebページを表示させた場合、ページの一部は暗号化された状態で表示される。この際、暗号化画像は、ページを構成する要素の一つとして表示されるため、ユーザは、表示されたWebページを閲覧して、ページを構成する要素の一部が暗号かされていることを把握出来る。ここで、ユーザは、クライアント202に、インストールされた電子ドキュメント復号プログラムを実行させることで、クライアント202を電子ドキュメント復号システムとして機能させ、暗号化電子ドキュメントを復号させる。なお、電子ドキュメント復号プログラムは、Webブラウザのアドオンソフトとして実装されることが好ましい。
図6は、本実施形態に係る電子ドキュメント復号システム500の機能構成の概略を示す図である。電子ドキュメント復号システム500は、HDD103から読み出され、RAM102に展開された電子ドキュメント復号プログラムをCPU101が実行することで、電子ドキュメントに含まれる暗号化画像を取得する暗号化画像取得部13と、取得されたデジタル画像を復号することで復号済のデジタル画像を生成する復号部14と、復号されたデジタル画像に基づいて復号済電子ドキュメントを生成する復号済電子ドキュメント生成部501と、として機能する。なお、電子ドキュメント復号システム500のハードウェア構成は、電子ドキュメント暗号化システム200と概略同様であるため、説明を省略する(図1を参照)。
暗号化画像取得部13は、上記電子ドキュメント暗号化システム200によって暗号化された電子ドキュメントに含まれる暗号化画像を取得する。取得される暗号化画像は、ユーザ操作によって選択されることとしてもよいし、暗号化画像が有する規則的な模様を検出することによって自動的に選択されてもよい。本実施形態に係る暗号化画像は、後述するように、入力画像の画素値を変換することで生成された規則的な模様を有する。
復号部14は、暗号化画像取得部13によって取得された暗号化画像を、復号鍵を用いて復号する。復号部14による復号処理の詳細については後述する。
復号済電子ドキュメント生成部501は、復号済電子ドキュメントを生成する。復号済電子ドキュメントは、暗号化電子ドキュメントが復号を経ずにそのまま出力された場合に暗号化画像が出力される部分に、暗号化画像に代えて、復号部14によって復号されたデジタル画像が出力される電子ドキュメントである。復号済電子ドキュメント生成部501は、暗号化電子ドキュメントから暗号化画像に該当するコード(HTML文書の場合、リンク情報)を削除し、削除されたコードに代えて、復号済のデジタル画像へのリンクを記載することで、復号済電子ドキュメントを生成する。但し、コードの変更は行わずに、画像データ自体を暗号化画像から復号済画像へ置き換えることとしてもよい。
また、復号済電子ドキュメント生成部501は、所謂OCR(Optical Character Recognition)の技術を用いて、復号部14によって復号されたデジタル画像中の文字を検出および特定することで、デジタル画像中の文字を文字コードによる文字情報として含む電子ドキュメントを生成してもよい。復号されたデジタル画像から文字コードや書式情報等を復元することで、暗号化に使用された電子ドキュメントと同一またはそれに近い電子ドキュメントを得ることが出来る。なお、生成される電子ドキュメントは、暗号化される前の電子ドキュメントが生成されたアプリケーションと同一のアプリケーションにおいて取り扱い可能な形式の電子ドキュメントであることが好ましい。また、電子ドキュメント生成部501は、文字の他に、書式や、デジタル画像に含まれる図表、イラスト、およびその配置等を検出および特定することで、暗号化される前の電子ドキュメントに近い電子ドキュメントをより正確に生成することが出来る。暗号化される前の電子ドキュメントに近い電子ドキュメントを復元することで、復号された情報を電子ドキュメントとして取り扱うことが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
図7は、本実施形態における電子ドキュメント復号処理の流れを示すフローチャートである。本フローチャートに示された処理は、ユーザ操作に基づいて電子ドキュメント復号プログラムがHDD103より読み出されてRAM102に展開され、CPU101によって実行されることで開始される。但し、予め電子ドキュメント復号システムに復号鍵が設定されていることで、電子ドキュメント復号システム500として機能するクライアント202を使用するユーザが、暗号化部分を閲覧する権限を持っていると判断出来る場合、ユーザ指示の入力を待たずに、本フローチャートに示された処理が開始されてもよい。
ステップS201では、暗号化画像が取得される。電子ドキュメント復号システム500は、現在Webブラウザ502によって表示されているHTML文書に含まれる暗号化画像を取得する。その後、処理はステップS202へ進む。
ステップS202では、復号が行われる。復号部14は、暗号化画像を復号することで、暗号化が解除されたデジタル画像を生成する。この際用いられる復号鍵は、予め設定されているものが用いられてもよいし、復号処理の都度ユーザに復号鍵入力インターフェースを介して入力させてもよい。復号処理の詳細については後述する。その後、処理はステップS203へ進む。
ステップS203では、復号済電子ドキュメントが生成される。復号済電子ドキュメント生成部501は、現在Webブラウザ502によって表示されているHTML文書のうち、暗号化画像が表示されている部分を、ステップS202で生成されたデジタル画像で置き換えることで、復号済電子ドキュメントを生成し、Webブラウザ502に表示させる。その後、本フローチャートに示された処理は終了する。
本実施形態に拠れば、閲覧制限が設定された重要情報と閲覧制限が設定されていない情報とを含む電子ドキュメントを、この電子ドキュメントから重要情報を取り除かずに配布し、復号鍵を知るユーザのみに対して暗号化部分に記載された情報を閲覧させるようにすることが可能となる。また、暗号化電子ドキュメントが紙媒体に出力された後、コピー機等を使用して複製を作成した場合には暗号化された画像の像が劣化し、複製を繰り返すと復号が不可能になる。これにより、コピー機によって重要な書類が安易に複製され、重要情報が流出してしまうことを防止出来る。
なお、本実施形態では、暗号化システム200と復号システム500を異なるシステムとして説明しているが、本発明は、暗号化および復号の双方の機能を備えた、電子ドキュメント暗号化/電子ドキュメント復号システムとして実現されてもよい。
本実施形態では、キーワードを用いて暗号化対象となる部分を特定する場合について説明したが、暗号化の対象となる部分を特定する方法としては、キーワード検出以外の方法が採用されてもよい。例えば、データベースサーバとクライアントからなるシステムにおいて、データベースのテーブルの項目のうち、暗号化の対象となる項目を予めシステムに設定しておく方法が採用されてもよいし、電子ドキュメントのメタデータとして暗号化の対象となる部分を示す方法が採用されてもよい。
図8は、暗号化の対象となる情報とともに、暗号化の対象となる部分を特定するための識別情報801がメタデータ803内に含まれる電子ドキュメント800の例を示す図である。この識別情報801は、この識別情報801が含まれる電子ドキュメント800のうち、電子ドキュメント800を基に表示される表示イメージ804の部分802を暗号化対象の部分として示している。
また、一の電子ドキュメントがデジタル画像化された際の複数の部分を、夫々異なる暗号鍵で暗号化することとしてもよい。図9は、複数の暗号鍵を使用して暗号化される電子ドキュメント1300の表示イメージを示す図である。部分1301A、1301B、1301C、1301Dがある場合に、これらの部分1301A、1301B、1301C、1301Dを、対応する暗号鍵1302A、1302B、1302C、1302Dで暗号化することで、部分ごとに閲覧権限を設定することが可能となる。
<暗号化部および復号部>
次に、上記実施形態における、暗号化部および復号部による暗号化処理および復号処理の概要を説明する。
図10は、暗号化処理および復号処理の処理概要(その1)を示す図である。図10において、暗号化部11(第1乃至第3の各態様においては、それぞれ暗号化部11A、11B、11Cという。)は、入力されたデジタル画像と暗号化方法を示す暗号鍵とに基づいて、前記デジタル画像の一部を暗号化した暗号化画像を出力する。プリンタ出力部12は、暗号化部11により暗号化されたデジタル画像を紙などの印刷可能な物理的媒体に印刷する。スキャナ(カメラ)読み込み部13は、プリンタ出力部12により出力された印刷画像を、スキャナまたはカメラを用いて読み込む。
そして、復号部14(第1乃至第3の各態様においては、それぞれ復号部14A、14B、14Cという。)は、プリンタ出力部12により出力された印刷画像と入力された復号鍵とにより復号画像を得る。この入力された復号鍵が正しい場合に限り暗号化画像を適切に復号でき、暗号化部11による暗号化で隠された情報を見ることができる。
図11は、暗号化処理および復号処理の処理概要(その2)を示す図である。図11に示したように、本発明を適用した第1の態様乃至第3の態様における暗号化処理および復号処理は、暗号化部11により暗号化されたデジタル画像をプリンタやスキャナを介さずに電子文書画像のまま復号部14に入力し、復号画像を得ることも可能である。
次に、本発明を適用した第1の態様乃至第3の態様をそれぞれ説明する。まず、本発明を適用した第1の態様について説明する。
図12は、第1の態様における暗号化処理の概要を示す図である。図12において、暗号化部11Aは、暗号化領域決定部31、画像変換部32、画素値変換部33およびマーカー付加部34を備えている。
暗号化領域指定部31は、暗号化したい領域を含む入力画像から暗号化する領域を選択する。
図13は、暗号化領域を選択する例を示す図である。すなわち、暗号化領域指定部31は、図13の(A)に示すように、暗号化したい領域を含むデジタル画像(入力画像)41から暗号化する領域42を選択する。この領域42が後述する画像変換部32および画素値変換部33の処理により、図13の(B)に示したように変換画像43に変換され、デジタル画像41が変換画像43を含む暗号化画像44に変換される。
図12の説明に戻る。暗号化領域指定部31により暗号化する領域42が選択されると、画像変換部32において暗号化する領域42および暗号鍵を入力し、暗号鍵に対応する変換方法で暗号化する領域42の画像を視覚的に変換する。その際の変換パラメータは、入力の暗号鍵から得られるバイナリデータにより作成する。
図14は、暗号鍵の入力例を示す図である。図14に示した例は、暗号鍵と、暗号鍵により生成されるバイナリデータの例である。例えば、暗号鍵としての数値「1234」は、バイナリデータ「100011010010」として入力され、暗号鍵としての文字列「ango」は、バイナリデータ「01100001011011100110011101101111」として入力される。
画像変換方法として、本第1の態様では、画像を微小領域に分割して微小領域を並べ替える処理(スクランブル処理という。)による変換方法と、画像を圧縮処理することによる変換方法の2つを示す。
まず、スクランブル処理について説明する。スクランブル処理は、まず、選択された領域42の画像を一定の大きさの微小領域に分割して、次に、暗号鍵から得られるバイナリデータにより微小領域の並び替えを行なう。
図15は、画像変換部におけるスクランブル処理の一例を示す図である。図15の(A)に示したように、まず暗号化領域指定部31により選択された領域42を縦方向に分割し、暗号鍵61のバイナリ列の各ビットを分割された領域42の境界に左から順に対応させ、ビットが「1」の場合は隣り合う分割列を交換し、ビットが「0」の場合は何もしない処理を左側から順に行なう。分割境界の数に対してバイナリ列のビット数が足りない場合は、足りなくなった位置から同じバイナリ列を繰り返して領域42の右端まで交換処理を行なう。
続いて、図15の(B)に示すように、上記交換処理を行なった画像領域62を横方向に分割し、暗号鍵61のバイナリ列の各ビットを分割された画像領域62の境界に上から順番に対応させ、縦分割で行ったのと同様の交換処理を行単位で上から順に行なう。
すると、図15の(C)に示すように、各分割画像に交換処理を行った結果、元の領域42がスクランブル処理された処理画像であるスクランブル画像63が得られる。
このスクランブル処理例の拡張法として、横方向、縦方向ともに2度以上行なうこともでき、また2度目以降の交換において分割領域の大きさを変えることも可能である。さらに、横方向と縦方向で分割領域の交換に別のバイナリ列を用いることもできる。これらの拡張法は、入力画像のサイズが小さく、かつ暗号鍵のビット長が長い場合に、異なる暗号鍵から全く同じ処理画像が生成されてしまうのを防ぐ手段として特に有効である。
図16は、画像変換部におけるスクランブル処理の他の例を示す図である。図15を用いて説明したスクランブル処理とはまた別のスクランブル処理法として、図16に示したように微小領域単位で画素の交換を行う方法も可能である。すなわち、入力画像を矩形状の微小領域に分割し、分割された微小領域同士を交換する。これにより、上述の横方向と縦方向(行と列)の交換による方法よりもスクランブルの場合の数が多くなり、暗号強度を高めることができる。
図17は、スクランブル処理における微小領域の形の変形例を示す図である。さらにスクランブル処理の際の微小領域の形は、図16に示した四角形の他に、例えば図17の(A)に示したような三角形を用いることも可能である。また図17の(B)に示したように、形や大きさの異なる微小領域を共存させることもできる。
次に、画像を圧縮処理することによる変換方法について説明する。
図18は、画像変換部における圧縮処理を示す図である。入力画像41が二値画像の場合に、まず図18の(A)に示したように暗号化領域指定部31により選択された領域42の画像を圧縮して、図18の(B)に示したようなバイナリ列71を作成する。ここでの圧縮法は、ファクシミリ装置での二値画像データ転送の際に用いられるランレングス圧縮や、二値画像の標準圧縮方式であるJBIG(Joint Bi−level Image experts Group)圧縮など、あらゆる圧縮方式が適用可能である。
図19は、変換データを画像化する処理を示す図である。図18に示したような領域42の圧縮に続いて、変換圧縮データであるバイナリ列71の各ビットを、図19(B)に示したように、ビットが「0」ならば「白」、ビットが「1」ならば「黒」である指定サイズの方形に拡大して方形画像(処理画像)81を作成し、暗号化する画像の領域42に白黒の方形画像81として配列させる。
変換圧縮データ(バイナリ列71)を選択された領域42の画像内に収まるよう配列させたい場合、方形画像81のサイズは選択された領域42の圧縮率に依存してくる。例えば圧縮率が1/4以下であれば方形画像81のサイズは高々2×2ピクセルであり、1/16以下ならば高々4×4ピクセルである。
一方、予め方形画像81のサイズを指定し、かつ圧縮データを選択された領域42の画像内に収めたい場合は、最初の画像圧縮処理において方形画像81のサイズに依存した圧縮率を達成する必要がある。例えば方形を4×4ピクセルのサイズにする場合は1/16以上の圧縮率が必要となる。この場合には、選択された領域42の情報を予め落として圧縮する方法や、非可逆な圧縮方式を用いる方法が有効である。
上記の圧縮データを拡大して画像化する暗号化処理により、例えば低解像度のカメラで暗号化画像を読み取った場合でも拡大された白黒のブロックを認識できるため、暗号化画像を正しく復号できる。
図12の説明に戻る。画素値変換部33では、画像変換部32で変換された処理画像63内の画素を一定の間隔を置いて変換し、変換画像43が概ね格子状の縞模様を成すようにする。
図20は、画素値変換部における画素値変換処理の例(その1)を示す図である。画素値変換部33では、画像変換部32により領域42がスクランブルされた処理画像63の画素を、一定の間隔で変換し、暗号化画像44が全体として概ね格子状の縞模様を成すようにする。例えば図20に示したように、図20の(A)に示したスクランブル画像63を(B)に示した市松模様(チェッカー模様)画像91の有色部分で反転処理するような変換を実行することにより、(C)に示したように暗号化画像44が全体として概ね格子状の縞模様を成す変換画像92が得られる。これにより、生成される縞状の模様は、暗号化画像44を復号する際に暗号化領域内の各画素の詳細な位置を検出するために用いられる。
これらの一連の処理に関して、別の変換を実施することも可能である。例えば画素値を反転する処理は、指定の値を加算する処理であってもよい。
また、図20の(B)に示した市松模様画像91は、(A)に示したスクランブル画像63と略同サイズであるが、スクランブル画像63より小さいサイズを用いることにより、スクランブル画像63の周辺以外の中心部分のみ反転処理するようにしてもよい。
図21は、画素値変換部における画素値変換処理の例(その2)を示す図である。また、画素値を変換する領域42は、図21の(A)から(C)に示したように種々の形状を適用することが可能である。画素値変換は小領域間の境界位置を高精度に検出することを目的とした処理であるため、例えば図21の(A)のように境界部分のみ画素値変換することも考えられる。また、図21の(B)のように微小領域に対して少しずつずらしながら画素値変換を行うことで、変換と非変換の境界がより細かい間隔で現れるため、復号処理において暗号化画像44の画素位置をさらに詳細に検出できる。また、図21の(C)ように微小領域の境界が交差する部分のみに画素値変換を行えば、紙などに印刷した画像をスキャナやカメラで読み込んで復号する際の画質の劣化を最小限に抑えることができる。
ここで、微小領域の形が均一な大きさの四角形ではなく、図17に示したように三角形(図17の(A))や異なる大きさ、形が共存する場合(図17の(B))は、上述の変換例に限らず形状に応じた方法で画素値変換を行う必要があることを追記しておく。
上述したように、本発明においては、暗号化位置を表す規則的な模様を、特許文献1のように入力画像に上書きして生成するのではなく、入力画像の画素値を変換することで生成している。したがって、従来の技術のように暗号化画像の端部分の画像情報が位置検出のために犠牲にされることがなく、元の画像情報に位置検出情報を共存させる形で効率よく暗号化を行なえる。
なお、模様を構成する部分に何らかの画像情報が含まれるとその規則性が多少崩れてしまうが、後述の復号部14の処理で述べるように暗号化画像全体の統計的な性質を用いることで暗号化位置を検出することができる。
図12の説明に戻る。マーカー付加部34では、画素値変換部33で変換処理された変換画像92の四隅のうち、例えば右下以外の三箇所に位置決めマーカーを付加し暗号化画像44を作成する。
マーカー付加部34は、暗号化された領域42の位置を特定するための位置決めマーカーを、変換画像92の四隅のうち例えば右下以外の三箇所に配置する。
図22は、暗号化処理で用いる位置決めマーカーの例を示す図である。本第1の態様で用いる位置決めマーカーは、図22の(A)に示すように丸十字の形をしたものとする。位置決めマーカーの形をより広く言えば、実線の円または多角形とその周と交わる複数の線で構成されるものであればよい。このような例として、図22の(B)の位置決めマーカーのように漢字の「田」の形をしたものや、(C)の位置決めマーカーのように中心から三つの線が円周に向かって放射線状に出ているもの、(D)の位置決めマーカーのように線が途中で切れているもの、などが挙げられる。
また、位置決めマーカーの色の構成は、最も単純には背景が白で前景を黒にすればよいが、これに限らず変換画像92の色(画素値)分布に応じて適宜変更しても差し支えない。また背景と前景に決まった色を指定するのではなく、背景の色はデジタル画像41のままで前景の画素値を反転するなどして位置決めマーカーを形作る方法も考えられる。このようにすれば、位置決めマーカー部分の入力画像情報も保持されたまま画像の暗号化を行なえる。
図23は、暗号化画像の例を示す図である。以上の暗号化部11Aの処理により、最終的には図23に示すような暗号化画像44が生成される。暗号化画像44には、変換画像92と位置決めマーカー121が含まれる。
さらに、本第1の態様の暗号化方法において、画像変換部32で「微小領域を並べ替える処理(スクランブル処理)」を用いた場合は、二値画像だけでなくグレースケールやカラーの画像に対しても暗号化処理を適用できる。
図24は、グレースケールの画像を暗号化した例である。図24において、(A)に示したグレースケール画像131は、暗号化部11Aの処理により、(B)に示すように変換画像133と位置決めマーカー134を含む暗号化画像132が生成される。
次に、復号部14Aの説明を行なう。
図25は、第1の態様における復号処理の概要を示す図である。図25において、復号部14Aは、マーカー検出部141、暗号化領域検出部142、暗号化位置検出部143および画像逆変換部144を備えている。
マーカー検出部141は、一般的な画像認識技術を用いて、上述のマーカー付加部34により付加した位置決めマーカーの位置を暗号化画像から検出する。検出方法としては、パターンマッチングや図形の連結性に関する解析などが適用可能である。
暗号化領域検出部142は、マーカー検出部141により検出された3つの位置決めマーカーの位置関係に基づいて、暗号化されている画像の領域を検出する。
図26は、位置決めマーカーから暗号化領域を検出する過程を示す図である。図26の(A)に示されたように、マーカー検出部141によって暗号化画像151から少なくとも3つの位置決めマーカー152が検出されると、(B)に示すように、1つの暗号化領域153を検出することができる。すなわち、3つの位置決めマーカー152は、長方形の暗号化領域153の四隅に配置されているため、これら3つの点(位置決めマーカー152の位置)を線で結んで得られる図形はおおよそ直角三角形になる。そこで、位置決めマーカー152が3つ以上検出された場合は、3つの位置決めマーカー152の位置関係が直角三角形に近い形状で構成される領域を含み、3つの位置決めマーカー152の位置を4つの角部分のうち3つの角部分とする長方形を暗号化領域153とする。なお、検出位置決めマーカー152の数が2つ以下の場合は、対応する暗号化領域153を特定できないため、暗号化画像は存在しないとして復号処理を終了する。
図27は、暗号化領域検出処理の流れを示すフローチャートである。暗号化領域検出部142で実行される暗号化領域検出処理は、まず、ステップS1601において、マーカー検出部141によって検出された位置決めマーカー152の数を変数nに代入し、ステップS1602において、暗号化領域153の検出用フラグreg_detectに0を代入する。
そして、ステップS1603において、位置決めマーカー152の数が代入された変数nが3以上であるか否かを判断し、変数nが3以上でなければ、すなわち変数nが2以下であれば(ステップS1603:No)、本暗号化領域検出処理を含む復号処理を終了する。
他方、変数nが3以上であれば(ステップS1603:Yes)、ステップS1604において、マーカー検出部141によって検出された位置決めマーカー152のうちの3つの位置決めマーカー152を選択し、ステップS1605において、その選択した3つの位置決めマーカー152の位置関係が略直角三角形であるか否かを判断する。
選択した3つの位置決めマーカー152の位置関係が略直角三角形でなければ(ステップS1605:No)、ステップS1606において、マーカー検出部141によって検出された位置決めマーカー152の3点の組み合わせが全て終了したか否かを判断し、終了していなければ(ステップS1606:No)、ステップS1604に戻って他の3点を選択し、終了した場合(ステップS1606:Yes)、ステップS1608に進む。
他方、選択した3つの位置決めマーカー152の位置関係が略直角三角形であれば(ステップS1605:Yes)、ステップS1607において、検出用フラグreg_detectに1を代入する。
そして、ステップS1608において、検出用フラグreg_detectに1が代入されているか、すなわち、3点の位置関係が直角三角形となる3つの位置決めマーカー152を検出することができたか否かを判断し、reg_detectに1が代入されていれば(ステップS1608:Yes)、暗号化位置検出部143の処理に進み、reg_detectに1が代入されていなければ(ステップS1608:No)、本暗号化領域検出処理を含む復号処理を終了する。
図25の説明に戻る。暗号化位置検出部143は、暗号化画像151の復号を正確に行なうために、暗号化領域検出部142により検出された暗号化領域153の端の部分が規則的な画素分布を成すことを利用して、周波数解析やパターンマッチングなどにより暗号化領域153内の各画素の詳細な位置を検出する。この検出は、画素値変換部33の画素値変換(反転)処理により暗号化画像151の全体が周期的な模様を成すという性質を利用する。
一つの検出方法として、まず模様の周期(幅)を画像の横方向および縦方向に関して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform:FFT)などの周波数解析法で求め、その後テンプレートマッチングなどによりの境界位置(オフセット)を検出する方法が考えられる。
また、暗号化画像にエッジ検出フィルタ(ラプラシアンフィルタ等)をかけると境界部分が直線状になる性質を利用して、境界位置をハフ変換により検出することも可能である。
図28は、暗号化位置が検出された例を示す図である。暗号化されたデジタル画像41が複雑である場合は、暗号化画像44の周期性が著しく損なわれる部分が出てくる可能性もある。このような場合、模様の周期と境界位置の計算に用いる画像領域を周期性の比較的強い部分に限定して暗号化位置検出を行なう方法が有効である。
図25の説明に戻る。画像逆変換部144は、暗号化位置検出部143により検出された暗号化位置情報とユーザにより入力された復号鍵とを用いて、暗号化画像44を復号鍵に対応する方法で画像変換部32による変換処理の逆変換処理を実行し、復号画像を生成する。復号の処理手順は、暗号化処理と逆の手順で実現されるため説明を省略する。以上が本発明を適用した第1の態様についての説明である。
次に、本発明を適用した第2の態様について説明する。
図29は、第2の態様の全体イメージを示す図である。第2の態様は、暗号化処理の前に、暗号化画像183の復号の妥当性を検証するための特定のチェック用マーク182を、暗号化する領域181の任意の場所に付加して(図29の(A))暗号化を行ない(図29の(B))、暗号化画像183を復号した後に事前に付加したチェック用マーク182が復号画像184から検出されれば正しく復号されたとして復号処理を終了する(図29の(C))。チェック用マーク182が検出されない場合(図29の(D))は、暗号化位置を補正し、チェック用マーク182が検出されるまで、または指定の基準を満たすまで復号処理を繰り返す。
図30は、第2の態様における暗号化処理の概要を示す図である。図30において、暗号化部11Bは、暗号化領域決定部31、チェック用マーク付加部192、画像変換部32および画素値変換部33を備えている。
第1の態様と同様、暗号化領域指定部31は、暗号化したい領域を含む入力画像から暗号化する領域を選択する。
そして、チェック用マーク付加部192は、暗号化画像183の復号の妥当性を検証するための特定のチェック用マーク182を暗号化する領域181の任意の場所に付け加える。チェック用マーク182は、なるべく画像情報が少ない画素分布の平坦な領域に付加するのが望ましい。
指定位置にチェック用マーク182を付け加えた後、第1の態様と同様、画像変換部32において暗号化する領域181および暗号鍵を入力し、暗号鍵に対応する変換方法で暗号化する領域181の画像を視覚的に変換し、画素値変換部33では、画像変換部32で変換された処理画像内の画素を一定の間隔を置いて変換し、変換画像が概ね格子状の縞模様を成すようにする。
図31は、第2の態様における復号処理の概要を示す図である。図31において、復号部14Bは、暗号化領域検出部201、暗号化位置検出部143、画像逆変換部144、チェック用マーク検出部204および暗号化位置補正部205を備えている。
まず初めに、暗号化領域検出部201は、暗号化画像183の大まかな領域を検出する。暗号化部11Bの暗号化処理により、暗号化画像183の画素分布はおおよそ市松模様状になっているため、それぞれ横方向と縦方向に関してFFTなどの周波数解析を行なうと、縞の周期に対応する周波数のパワーが際立って強くなる。
図32は、暗号化領域の検出方法を説明するための図である。図32の(A)に示したように、暗号化画像211を周波数解析すると、(B)に示すように、ある周波数(その周波数の整数倍の周波数)のパワーが突出する領域を「周期性強」214と表現している。暗号化領域内では画素分布の周期性が強くなる傾向にあるため、これにより大まかな暗号化領域と縞模様の周期を検出することができる。
図31の説明に戻る。暗号化位置検出部143は、暗号化領域検出部201による暗号化の大まかな領域を特定した後、暗号化領域をさらに正確に検出し、同時に暗号化領域内の各画素の詳細な位置を検出する。位置検出の一例として、まず暗号化領域検出部201で求めた縞模様の周期と画素絶対値差分の分布により画素値変換の境界位置(オフセット)を求め、そこからさらに画素絶対値差分が相対的に大きい領域を絞り込む方法が考えられる。また、第1の態様の暗号化位置検出部143と同様、暗号化位置検出にハフ変換を用いることも可能である。
図33は、暗号化位置(横方向)の検出方法を説明するための図である。上述のような暗号化領域の検出処理を横方向、縦方向それぞれに行なうと、図33のように暗号化位置221が検出される。
図31の説明に戻る。画像逆変換部144は、暗号化位置情報と復号鍵を用いて第1の態様と同様の方法を行ない復号画像を生成する。
チェック用マーク検出部204は、画像逆変換部144で復号した復号画像からチェック用マークの検出を試みる。検出方法は第1の態様におけるマーカー検出処理と同様であるため説明を省略する。そして、チェック用マークが検出された場合は復号画像を出力して処理を完了する。チェック用マークが検出されない場合は暗号化位置補正部205において暗号化位置を補正し、チェック用マークが検出されるまで、または指定の基準を満たすまで復号処理(画像逆変換処理)をやり直す。
図34は、暗号化位置の検出を誤った例を示す図である。図34に示したように、暗号化画像の端を見落としてしまう場合(取りこぼしライン231)が考えられる。そこで、チェック用マーク221の検出に失敗した場合は、暗号化位置を表すラインを左右端と上下端に追加または削除して画像逆変換処理を行ない、チェック用マーク221が検出できるかどうかを各々検討する。ラインをどのように追加または削除してもチェック用マーク221を検出できない場合は、復号画像を出力せずに処理を終了する。以上が本発明を適用した第2の態様についての説明である。
次に、本発明を適用した第3の態様について説明する。本発明の第3の実施形態では、第1の態様で示した暗号化領域を特定する位置決めマーカーと、第2態様の復号画像の妥当性を判断するためのチェック用マークの両方を用いて画像の暗号化、復号を行なう。これら位置検出用の位置決めマーカーと復号画像確認用のチェック用マークの2種類を用いることで、正しい復号鍵が入力された場合の画像復号誤りを低減できる。
図35は、第3の態様における暗号化処理の概要を示す図である。図35において、暗号化部11Cは、暗号化領域決定部31、チェック用マーク付加部192、画像変換部32、画素値変換部33およびマーカー付加部34を備えている。
まず暗号化領域指定部31で暗号化する画像領域を選択し、チェック用マーク付加部192で第2の態様と同様の方法で復号検証用のチェック用マークを付け加える。チェック用マークを付加した後、画像変換部32と画素値変換部33において、第1の態様1および2と同様の方法で画像処理を行ない画像を暗号化し、マーカー付加部34で暗号化領域検出用の位置決めマーカーを第1の態様と同様の方法で付加する。これら各処理の内容は、第1の態様または第2の態様と同様であるため説明を省略する。
図36は、第3の態様における復号処理の概要を示す図である。図36において、復号部14Cは、マーカー検出部141、暗号化領域検出部142、暗号化位置検出部143、画像逆変換部144、チェック用マーク検出部204および暗号化位置補正部205を備えている。
まずマーカー検出部141において第1の態様と同様の方法で位置決めマーカーを検出し、続く暗号化領域検出部142で第1の態様と同様の方法で暗号化領域を検出する。さらに暗号化位置検出部143において、第1の態様と同様の方法で暗号化領域内の各画素の詳細な位置を検出する。また、画像逆変換部144、チェック用マーク検出部204および暗号化位置補正部205で実行される各処理手順は、第2の態様と同様であるため説明を省略する。以上が本発明を適用した第3の態様についての説明である。

Claims (6)

  1. 電子ドキュメントから、暗号化の対象となる部分として、文字コードによる文字列を含む部分を抽出する暗号化部分抽出手段と、
    前記電子ドキュメントのうち、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された、文字コードによる文字列を含む部分に基づいて、デジタル画像を生成するデジタル画像生成手段と、
    前記デジタル画像生成手段によって生成された前記デジタル画像を、暗号鍵に基づいて暗号化画像に変換する暗号化手段と、
    前記電子ドキュメントが出力された場合に前記暗号化部分抽出手段によって抽出された情報が出力される部分に、該情報に代えて、前記暗号化手段によって暗号化された前記暗号化画像が出力される、暗号化電子ドキュメントを生成する暗号化電子ドキュメント生成手段と、
    前記電子ドキュメント中の文字コードによる文字列を、所定の文字列であるキーワードと比較することで、該電子ドキュメント中に含まれる該キーワードを検出するキーワード検出手段と、を備え、
    前記暗号化部分抽出手段は、前記電子ドキュメントから、前記キーワード検出手段によって検出された前記キーワードに対応する、該キーワードに一致した文字列自体を除く部分を抽出する、
    電子ドキュメント暗号化システム。
  2. 前記暗号化部分抽出手段は、暗号化の対象となる第一の部分、および該第一の部分と異なる第二の部分を抽出し、
    前記デジタル画像生成手段は、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された前記第一の部分に係る第一のデジタル画像、および前記第二の部分に係る第二のデジタル画像を生成し、
    前記暗号化手段は、前記第一の部分に係るデジタル画像および前記第二の部分に係るデジタル画像を、それぞれ異なる暗号鍵に基づいて暗号化する、
    請求項1に記載の電子ドキュメント暗号化システム。
  3. コンピュータを、
    電子ドキュメントから、暗号化の対象となる部分として、文字コードによるデータを含
    む部分を抽出する暗号化部分抽出手段と、
    前記電子ドキュメントのうち、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された、文字コードによるデータを含む部分に基づいて、デジタル画像を生成するデジタル画像生成手段と、
    前記デジタル画像生成手段によって生成された前記デジタル画像を、暗号鍵に基づいて暗号化画像に変換する暗号化手段と、
    前記電子ドキュメントが出力された場合に前記暗号化部分抽出手段によって抽出された情報が出力される部分に、該情報に代えて、前記暗号化手段によって暗号化された前記暗号化画像が出力される、暗号化電子ドキュメントを生成する暗号化電子ドキュメント生成手段と、
    前記電子ドキュメント中の文字コードによる文字列を、所定の文字列であるキーワードと比較することで、該電子ドキュメント中に含まれる該キーワードを検出するキーワード検出手段と、として機能させ、
    前記暗号化部分抽出手段は、前記電子ドキュメントから、前記キーワード検出手段によって検出された前記キーワードに対応する、該キーワードに一致した文字列自体を除く部分を抽出する、
    電子ドキュメント暗号化プログラム。
  4. 前記暗号化部分抽出手段は、暗号化の対象となる第一の部分、および該第一の部分と異なる第二の部分を抽出し、
    前記デジタル画像生成手段は、前記暗号化部分抽出手段によって抽出された前記第一の部分に係る第一のデジタル画像、および前記第二の部分に係る第二のデジタル画像を生成し、
    前記暗号化手段は、前記第一の部分に係るデジタル画像および前記第二の部分に係るデジタル画像を、それぞれ異なる暗号鍵に基づいて暗号化する、
    請求項3に記載の電子ドキュメント暗号化プログラム。
  5. コンピュータによって、
    電子ドキュメントから、暗号化の対象となる部分として、文字コードによるデータを含む部分を抽出する暗号化部分抽出ステップと、
    前記電子ドキュメントのうち、前記暗号化部分抽出ステップで抽出された、文字コードによるデータを含む部分に基づいて、デジタル画像を生成するデジタル画像生成ステップと、
    前記デジタル画像生成ステップで生成された前記デジタル画像を、暗号鍵に基づいて暗号化画像に変換する暗号化ステップと、
    前記電子ドキュメントが出力された場合に前記暗号化部分抽出ステップで抽出された情報が出力される部分に、該情報に代えて、前記暗号化ステップで暗号化された前記暗号化画像が出力される、暗号化電子ドキュメントを生成する暗号化電子ドキュメント生成ステップと、
    前記電子ドキュメント中の文字コードによる文字列を、所定の文字列であるキーワードと比較することで、該電子ドキュメント中に含まれる該キーワードを検出するキーワード検出ステップと、が実行され、
    前記暗号化部分抽出ステップでは、前記電子ドキュメントから、前記キーワード検出ステップで検出された前記キーワードに対応する、該キーワードに一致した文字列自体を除く部分が抽出される、
    電子ドキュメント暗号化方法。
  6. 前記暗号化部分抽出ステップでは、暗号化の対象となる第一の部分、および該第一の部分と異なる第二の部分が抽出され、
    前記デジタル画像生成ステップでは、前記暗号化部分抽出ステップにおいて抽出された
    前記第一の部分に係る第一のデジタル画像、および前記第二の部分に係る第二のデジタル画像が生成され、
    前記暗号化ステップでは、前記第一の部分に係るデジタル画像および前記第二の部分に係るデジタル画像が、それぞれ異なる暗号鍵に基づいて暗号化される、
    請求項5に記載の電子ドキュメント暗号化方法。
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