JP5490839B2 - センサ装置およびその再送制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、センサから取得したセンサ情報を通信回線を介して遠隔のセンタ装置へ転送するセンサ装置、およびセンサ装置における再送制御方法に関する。
遠隔監視システムは、センタ装置から遠隔で、ガス、水道、電気等の検針値、セキュリティ情報(各種警報等)を収集するシステムであり、M2M通信のアプリケーションの一つとして世の中に広く導入されている。
図8は、従来の遠隔監視システムの構成例を示す。
図8において、センサ11が接続されるセンサ装置12やガスメーター13は、通信インタフェースを介して網制御装置(以下「NCU」と記述する)14に接続される。このNCU14は通信回線15を介してセンタ装置16と接続され、双方向通信する構成になっている。通信回線15は、例えばPSTN、ISDN、ADSL、光回線、携帯電話回線、PHS回線等の公衆回線が用いられる。
なお、NCU14とセンサ装置12やガスメータ13との間の通信に特定小電力無線を利用する構成、すなわちNCU14として無線接続されるNCU親機とNCU子機で構成し、NCU子機にセンサ端末12やガスメータ13を接続する構成であってもよい。
センサ装置12とセンタ装置16との間の通信は、上り信号(リンク確立信号および1以上のセンサ情報信号)と下り信号(応答信号)の組み合わせによるシーケンス型の通信プロトコルで実施される。ここで、センサ装置12からセンタ装置16の方向を上りとする。センサ装置12は、リンク確立信号およびその応答信号により回線種別に応じたリンク確立処理を行い、続いてセンサ情報信号およびその応答信号によりセンサ情報の伝送処理を行う。なお、遠隔監視システムのセンサ装置12は、リンク確立信号を送信してから一定時間内に応答信号を受信しないとき、またはセンサ情報信号を送信してから一定時間内に応答信号を受信しないときは、リンク確立信号と1以上のセンサ情報信号からなる1シーケンス単位で再送処理が行われる。
このような再送制御は、TCP(Transmission Control Protocol )において、パケットを送信するときに応答信号が返ってくる予想時間のタイマを設定し、タイマがタイムアウトしたら再送処理を行うARQ(Automatic Repeat Request)として一般化している(非特許文献1)。
ここで、再送タイムアウト時間の見積りが重要になる。短すぎれば不必要な再送が行われる可能性が高く、長すぎれば再送処理が遅くなり、スループットの低下につながる。そこで、再送タイムアウト時間は、通信装置間のラウンドトリップ時間(RTT)よりも少し長い時間が設定される。
村山 他著、「トランスポートプロトコル」、岩波講座 インターネット 全6巻、pp.114-117、岩波書店
ところで、TCPでは、信号を送受信しながらRTTを測定し、動的に再送タイムアウト時間を変化させることも行われているが、パケットの種別によって再送タイムアウト時間を変更することは行っていない。すなわち、再送タイムアウトを監視するタイマは1つであり、例えば上記のリンク確立信号とセンサ情報信号が同じ再送タイムアウト時間による再送制御が行われることになる。
しかし、遠隔監視システムにおいて使用される通信回線は電話回線、光回線、無線回線など様々であり、回線種別によってはリンク確立に時間を要するものもあり、平均的なRTTは長くなる。一方、リンク確立後のセンサ情報信号およびその応答信号のRTTは短い。このような状況において、センサ情報信号のRTTに合せて短い再送タイムアウト時間を設定すると、リンク確立信号に対してタイムアウトが頻発して無駄な再送が発生する。一方、リンク確立信号のRTTに合せて長い再送タイムアウト時間を設定すると、センサ情報信号のRTTに対して必要以上に長い時間となり、センサ情報信号の伝送効率が低下するとともに、センサ情報が滞留してセンサ装置に過負荷が生じる問題があった。
本発明は、遠隔監視システムにおいて、リンク確立信号およびセンサ情報信号の伝送に対して無駄な再送処理を防止し、さらにセンサ情報の伝送効率を改善するセンサ装置およびその再送制御方法を提供することを目的とする。
第1の発明は、通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、センサ情報を出力するセンサとの間に接続され、網制御装置を介してセンタ装置との間でリンク確立信号およびその応答信号をやりとりしてリンク確立を行い、続いてセンサ情報信号およびその応答信号をやりとりしてセンタ装置にセンサ情報を伝送するセンサ装置の再送制御方法において、リンク確立信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT1とし、センサ情報信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT2とし、T1>T2としてそれぞれの応答信号のタイムアウトを監視し、リンク確立信号に対する応答信号がT1でタイムアウトしたとき、あるいはセンサ情報信号に対する応答信号がT2でタイムアウトしたときに、リンク確立信号からの再送処理を行う。
第1の発明の再送制御方法において、再送処理の規定回数以内にセンサ情報信号の送信が成功しない場合に、次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、その後に送信が成功した場合に次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる。
第1の発明の再送制御方法において、再送処理の規定回数以内にリンク確立が成功しない場合に、次のリンク確立信号の送信タイミングを調整する。
第1の発明の再送制御方法において、再送処理の規定回数以内にリンク確立が成功し、センサ情報信号の送信が成功した場合に、それぞれの応答信号の応答時間の平均値がともに所定の閾値外にあれば次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、当該平均値の少なくとも一方が所定の閾値内にあれば次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる。
第1の発明の再送制御方法において、再送間隔または再送の規定回数が閾値を超えて再送処理の多発を検知すると、センサから取得するセンサ情報の取得間隔を調整し、あるいはセンサ情報の精度を下げてセンサ情報のデータサイズを減少させる。
第2の発明は、通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、センサ情報を出力するセンサとの間に接続され、網制御装置を介してセンタ装置との間でリンク確立信号およびその応答信号をやりとりしてリンク確立を行い、続いてセンサ情報信号およびその応答信号をやりとりしてセンタ装置にセンサ情報を伝送するセンサ装置において、リンク確立信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT1とし、センサ情報信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT2とし、T1>T2としてそれぞれの応答信号のタイムアウトを監視し、リンク確立信号に対する応答信号がT1でタイムアウトしたとき、あるいはセンサ情報信号に対する応答信号がT2でタイムアウトしたときに、リンク確立信号からの再送処理を行う再送制御手段を備える。
第2の発明のセンサ装置において、再送制御手段は、再送処理の規定回数以内にセンサ情報信号の送信が成功しない場合に、次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、その後に送信が成功した場合に次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる。
第2の発明のセンサ装置において、再送制御手段は、再送処理の規定回数以内にリンク確立が成功しない場合に、次のリンク確立信号の送信タイミングを調整する。
本発明は、センサ装置とセンタ装置との間でリンク確立に時間を要する通信回線を用いる場合であっても、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送処理をそれぞれの再送タイムアウト時間T1,T2に応じて最適制御することができる。これにより、無駄な再送制御を回避し、消費電力を低減させることができる。
さらに、センサ情報信号の再送回数を監視し、再送回数が規定回数に達したときに、次回の通信における再送間隔または再送回数を増大する制御を行う。あるいは、リンク確立信号に対する再送回数を監視し、再送回数が規定回数に達したときに、次回の送信タイミングの制御を行う。これにより、再送制御を効率的に実施することができる。
本発明のセンサ装置の実施例1の構成例を示す図である。 本発明のセンサ装置の基本の動作シーケンスを示す図である。 本発明のセンサ装置の第1の再送制御処理例を示すフローチャートである。 本発明のセンサ装置の第1の再送制御処理の動作例を示すタイムチャートである。 本発明のセンサ装置の第2の再送制御処理例を示すフローチャートである。 本発明のセンサ装置の第2の再送制御処理の動作例を示すタイムチャートである。 本発明のセンサ装置の実施例2における再送制御処理例を示すフローチャートである。 遠隔監視システムの構成例を示す図である。
図1は、本発明のセンサ装置の実施例1の構成例を示す。
図1において、実施例1のセンサ装置100は、NCU14との通信を行う通信インタフェース部110、センサ11からセンサ情報を入力するセンサ入力部120、センサ装置全体を制御する制御部130により構成される。制御部130は、センサ装置100がNCU14に送信する上り信号(リンク確立信号、センサ情報信号)に対する下り信号(応答信号)のタイムアウトによる再送回数を計数する再送回数計数部131、再送間隔または再送の規定回数を制御する再送制御部132、リンク確立信号の送信タイミングを制御する送信タイミング制御部133、再送回数の計数結果や再送の規定回数を記憶する記憶部134により構成される。送信タイミングは、リンク確立信号の送信開始前の待ち時間として制御する。例えば、リンク確立信号が生起したときに即時に送信する即時発信方式と、発生させた乱数に対応するランダム待ち時間後にリンク確立信号を送信する遅延発信方式を選択する。
図2は、本発明のセンサ装置の基本の動作シーケンスを示す。
図2において、センサ装置100とセンタ装置16との間において実行される1シーケンスは、リンク確立期と通信期に分けられる。リンク確立期では、センサ装置100とセンタ装置16との間でリンク確立信号および応答信号をやりとりしてリンクを確立する。まず、センサ装置100はリンク確立信号をNCU14へ送信し、再送タイムアウト時間T1のT1タイマを起動させ、リンク確立信号に対する応答信号の待ち受け状態となる。NCU14はリンク確立信号をセンタ装置16へ転送し、センタ装置16から対応する応答信号を受信するとセンサ装置100へ転送する。センサ装置100は、リンク確立信号に対する応答信号を正常受信すると、T1タイマを停止してリンク確立処理を終了して通信期に移行する。一方、リンク確立信号に対応する応答信号が正常受信されず、T1タイマがタイムアウトした場合には、リンク確立信号の再送処理が行われる。
通信期では、センサ装置100とセンタ装置16との間で、1シーケンスを構成するセンサ情報信号と応答信号のやりとりを繰り返す。センサ装置100はセンサ情報信号をNCU14へ送信し、再送タイムアウト時間T2のT2タイマを起動させ、センサ情報信号に対する応答信号の待ち受け状態となる。NCU14はセンサ情報信号をセンタ装置16へ転送し、センタ装置16から対応する応答信号を受信するとセンサ装置100へ転送する。センサ装置100は、センサ情報信号に対する応答信号を正常受信すると、T2タイマを停止し、続いて1シーケンスを構成するセンサ情報信号の送信を繰り返す。ここでは2往復の例を示す。一方、センサ情報信号に対応する応答信号が正常受信せず、T2タイマがタイムアウトした場合には、リンク確立信号からの再送処理が行われる。
ここで、本発明の特徴は、NCU14とセンタ装置16との間のリンク確立は、センサ情報信号に比べてRTTが長くなることを考慮し、T1>T2とするところにある。これにより、NCU14とセンタ装置16との間でリンク確立に時間を要する通信回線を用いる場合であっても、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送処理をそれぞれの再送タイムアウト時間に応じて最適制御することができる。
さらに、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送回数を監視し、再送回数が規定回数に達したときに、次回の通信における再送間隔または再送回数の制御を行う。あるいは、リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する再送回数が規定回数に達したときにそれぞれ個別に対応し、リンク確立信号に対しては次回の送信タイミングの制御を行い、センサ情報信号に対しては次回の再送間隔または再送回数の制御を行う。以下に具体的に説明する。
図3は、本発明のセンサ装置の第1の再送制御処理例を示す。ここでは、T1タイマおよびT2タイマがタイムアウトして再送処理を行う規定回数をN2とする。
図3において、センサ装置は、リンク確立信号を送信し(S1)、再送タイムアウト時間T1のT1タイマを起動させ、リンク確立信号に対する応答信号の待ち受け状態となる(S2)。T1タイマがタイムアウトする前にリンク確立信号に対する応答信号を正常受信すると(S2:No)、T1タイマを停止し、続いてセンサ情報信号を送信し(S3)、再送タイムアウト時間T2のT2タイマを起動させ、センサ情報信号に対する応答信号の待ち受け状態となる(S4)。T2タイマがタイムアウトする前にセンサ情報信号に対する応答信号を正常受信すると(S4:No)、T2タイマを停止し、1シーケンスを構成するセンサ情報信号の送信回数だけステップS3,S4の処理を繰り返す(S5)。そして、1シーケンスのセンサ情報信号の送信を終了すると、次回の通信時に用いる再送間隔または再送の規定回数N2を下限値を下回らない範囲で減少させ(S6)、1シーケンスの処理を終了する。
一方、リンク確立信号に対する応答信号の待ち受け状態でT1タイマがタイムアウトした場合(S2:Yes )、あるいはセンサ情報信号に対する応答信号の待ち受け状態でT2タイマがタイムアウトした場合(S4:Yes )、再送回数をインクリメントし(S7)、再送回数が規定回数N2に達するまで、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送を繰り返す(S8、S1)。再送回数が規定回数N2に達すると(S8:Yes )、次回の通信時に用いる再送間隔または再送の規定回数N2を上限値を上回らない範囲で増大させ(S9)、1シーケンスの処理を終了する。なお、ステップS6の処理は、ステップS9で再送間隔または再送の規定回数N2を増大させた後に限り、減少させるようにしてもよい。
図4は、本発明のセンサ装置の第1の再送制御処理の動作例を示す。ここでは、リンク確立信号と2回のセンサ情報信号の送信で1シーケンスが構成され、再送の規定回数N2が3の場合に、次回の再送間隔を制御する例を示す。
図4において、リンク確立信号またはセンサ情報信号の3回の再送で送信が成功しない場合は、次回の再送間隔を上限値を上回らない範囲で広げる。また、再送間隔を広げた後に、リンク確立信号およびセンサ情報信号の送信が成功すれば、次回の再送間隔を下限値を下回らない範囲で狭める。なお、再送回数を増減してもよいし、再送回数と再送間隔の両方を同時に増減してもよい。
図5は、本発明のセンサ装置の第2の再送制御処理例を示す。ここでは、T1タイマがタイムアウトして再送処理を行う規定回数をN1とし、T2タイマがタイムアウトして再送処理を行う規定回数をN2とする。
図5において、センサ装置100がリンク確立信号およびセンサ情報信号の送信に成功して1シーケンスの処理を終了するまでのステップS1〜S6までの処理は、図3に示す第1の再送制御処理例と同様である。
リンク確立信号に対する応答信号の待ち受け状態でT1タイマがタイムアウトした場合(S2:Yes )、再送回数をインクリメントし(S11)、再送回数が規定回数N1に達するまで、リンク確立信号の再送を繰り返す(S12、S1)。再送回数が規定回数N1に達すると(S12:Yes )、センサ装置100とセンタ装置16との間の通信回線が異常またはビジー、あるいはNCU14やセンサ装置100自体に異常があると判断し、次回の通信時に用いる送信タイミングを変更し(S13)、1シーケンスの処理を終了する。なお、送信タイミングの変更では、例えば即時発信方式から、発生させた乱数に対応するランダム待ち時間後にリンク確立信号を送信する遅延発信方式などに切り替える。
また、センサ情報信号に対する応答信号の待ち受け状態でT2タイマがタイムアウトした場合(S4:Yes )、再送回数をインクリメントし(S7)、再送回数が規定回数N2に達するまで、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送を繰り返す(S8、S1)。再送回数が規定回数N2に達すると(S8:Yes )、次回の通信時に用いる再送間隔または再送の規定回数N2を上限値を上回らない範囲で増大させ(S9)、1シーケンスの処理を終了する。
図6は、本発明のセンサ装置の第2の再送制御処理の動作例を示す。ここでは、リンク確立信号と2回のセンサ情報信号の送信で1シーケンスが構成され、再送の規定回数N1およびN2が3の場合に、次回の送信タイミングを制御する例を示す。
図6において、リンク確立信号の3回の再送でリンク確立に成功しない場合は、次回の送信タイミングを即時発信方式から遅延発信方式に切り替える。なお、遅延発信方式に切り替えた後に1シーケンスの処理が成功した場合には、ステップS6において、送信タイミングを即時発信方式に切り戻すようにしてもよい。
実施例1は、リンク確立信号およびセンサ情報信号の再送が規定回数に達しても送信が成功しなかった場合に、センサ装置100とセンタ装置16との間の通信回線が異常またはビジー、あるいはNCU14やセンサ装置100自体に異常があると判断し、次回の通信時に用いる再送間隔、再送の規定回数、あるいは送信タイミングを調整するものであった。しかし、リンク確立信号およびセンサ情報信号の応答信号がタイムアウトしなくても、応答時間が長くなっている場合には、例えば通信回線が混雑しているものと推定し、次回の通信時に用いる再送間隔、再送の規定回数を調整することも有効である。
実施例2は、リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する応答信号の応答時間をそれぞれ計測し、1シーケンスにおけるそれぞれの平均値を計算するとともに、各通信方式における最短応答時間である理論応答時間との差分を計算し、その差分に応じて次回の通信時に用いる再送間隔、再送の規定回数の増減を行うことを特徴とする。
実施例2のセンサ装置100は、図1に示す実施例1の制御部130において、リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する応答信号の応答時間をそれぞれ計測する応答時間計測部と、1シーケンスにおけるそれぞれの応答時間の平均値T1ave, T2aveを計算するとともに、理論応答時間T1th,T2th との差分を計算する演算部とを備える。
図7は、本発明のセンサ装置の実施例2における再送制御処理例を示す。ここでは、図3および図5に示すフローチャートにおけるステップS5とステップS6,S9との間に挿入される部分のみを示す。
図7において、1シーケンスのリンク確立信号およびセンサ情報信号の送信が成功すると(S5:Yes )、リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する応答信号がタイムアウトしなかったときに計測した応答時間の平均値T1ave,T2aveを計算する(S31)。なお、リンク確立信号は1シーケンスに通常は1回であるため計測値がそのまま平均値になるが、リンク確立後のセンサ情報信号に対する応答信号がタイムアウトしたときにリンク確立信号から再送が行われるので、その場合には複数のリンク確立信号に対する応答時間の平均値T1aveが計算できる。センサ情報信号の場合は、1シーケンスに複数回繰り返される各応答時間の平均値を計算する。
次に、リンク確立信号に対する応答時間の平均値T1aveと理論応答時間T1th の差分が規定値を超えるか否かを判断し、差分が規定値以下であれば、次回の通信時に用いる再送間隔または再送の規定回数N2を下限値を下回らない範囲で減少させ(S6)、1シーケンスの処理を終了する。
一方、当該差分が規定値を超えた場合には、センサ情報信号に対する応答時間の平均値T2aveと理論応答時間T2th の差分が規定値を超えるか否かを判断し、差分が規定値以下であれば、次回の通信時に用いる再送間隔または再送の規定回数N2を下限値を下回らない範囲で減少させ(S6)、1シーケンスの処理を終了する。
リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する応答時間の平均値T1ave,T2aveと理論応答時間T1th,T2th の各差分がともに規定値を超えた場合には、リンク確立信号およびセンサ情報信号の応答信号がタイムアウトしなくても、例えば通信回線が混雑しているものと推定し、次回の通信時に用いる再送間隔、再送の規定回数を増大させ(S9)、1シーケンスの処理を終了する。
センサ装置は、センサから入力したセンサ情報をバッファに一時的に格納し、1シーケンスごとにセンタ装置との間でリンクを確立し、複数のセンサ情報信号がNCUを介してセンタ装置へ送信される。このとき、センサ装置とセンタ装置との間で再送処理が多発すると、センサ情報のバッファ溢れが生じる可能性がある。
実施例3のセンサ装置は、再送間隔や再送規定回数をモニタしてある閾値を超えたことを検知すると再送処理が多発していると見なし、センサとの間でセンサ情報の取得間隔の増大、センサ情報入力の一時的な停止、あるいはセンサ情報の精度を下げてセンサ情報のデータサイズを減少させるセンサ制御部を備える。このようなセンサ制御部の制御により、再送処理が多発した場合でもバッファに格納されるセンサ情報量を抑えてバッファ溢れを回避することができる。なお、バッファが一杯になったら、最も古いデータに最新データを上書きしていく。
また、当該センサ制御部においてバッファのデータ蓄積量をモニタし、そのデータ蓄積量に応じて再送制御部(図1:132)が再送間隔や再送の規定回数の増大率を制御するようにしてもよい。例えば、センサ情報の取得間隔をTs 、再送を含め全てのシーケンスが失敗したと判断するまでの時間をTf としたとき、Ts >Tf となるように制御する。さらに、1シーケンスでN個のセンサ情報信号を伝送する場合、Tf >T1 +T2 ×Nとなる関係が成立するように制御する。また、例えばバッファのデータ蓄積量が全体量の50%未満であれば、再送間隔を2分または再送規定回数を2回ずつ増大させ、50%以上であれば、再送間隔を1分または再送規定回数を1回ずつ増大させるような制御でもよい。
また、センサ装置が自律的に再送間隔や再送の規定回数を制御する構成の他に、センタ装置が再送間隔や再送の規定回数の変更を許可する形態であってもよい。
センサ装置は、リンク確立信号およびセンサ情報信号に対する応答信号の待ち受け状態でタイムアウトした場合、次の再送処理までの間、あるいは再送が規定回数を超えて1シーケンスの送信が成功しなかった場合にはスリープモードに遷移し、消費電力を低減する。そして、再送間隔が経過して次の再送処理開始するとき、あるいは次のシーケンスの送信が開始する前に起動するようにしてもよい。
上述した各実施例におけるT1タイマ値、T2タイマ値、再送規定回数初期値、再送間隔初期値、T1th 、T2th は、センサ装置設置時にセンサ端末に対し、設定器等により直接設定してもよいし、センタ装置からNCUを介しセンサ装置に対し要求コマンドを送信し、遠隔設定する構成としてもよい。
11 センサ
12 センサ装置
13 ガスメーター
14 網制御装置(NCU)
15 通信回線
16 センタ装置
100 センサ装置
110 通信インタフェース部
120 センサ入力部
130 制御部
131 再送回数計数部
132 再送制御部
133 送信タイミング制御部
134 記憶部

Claims (8)

  1. 通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、センサ情報を出力するセンサとの間に接続され、網制御装置を介してセンタ装置との間でリンク確立信号およびその応答信号をやりとりしてリンク確立を行い、続いてセンサ情報信号およびその応答信号をやりとりしてセンタ装置にセンサ情報を伝送するセンサ装置の再送制御方法において、
    前記リンク確立信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT1とし、前記センサ情報信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT2とし、T1>T2としてそれぞれの応答信号のタイムアウトを監視し、前記リンク確立信号に対する応答信号がT1でタイムアウトしたとき、あるいは前記センサ情報信号に対する応答信号がT2でタイムアウトしたときに、前記リンク確立信号からの再送処理を行う
    ことを特徴とする再送制御方法。
  2. 請求項1に記載の再送制御方法において、
    前記再送処理の規定回数以内に前記センサ情報信号の送信が成功しない場合に、次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、その後に送信が成功した場合に次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる
    ことを特徴とする再送制御方法。
  3. 請求項1に記載の再送制御方法において、
    前記再送処理の規定回数以内に前記リンク確立が成功しない場合に、次のリンク確立信号の送信タイミングを調整する
    ことを特徴とする再送制御方法。
  4. 請求項1に記載の再送制御方法において、
    前記再送処理の規定回数以内に前記リンク確立が成功し、前記センサ情報信号の送信が成功した場合に、それぞれの応答信号の応答時間の平均値がともに所定の閾値外にあれば次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、当該平均値の少なくとも一方が所定の閾値内にあれば次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる
    ことを特徴とする再送制御方法。
  5. 請求項2に記載の再送制御方法において、
    前記再送間隔または前記再送の規定回数が閾値を超えて前記再送処理の多発を検知すると、前記センサから取得する前記センサ情報の取得間隔を調整し、あるいは前記センサ情報の精度を下げて前記センサ情報のデータサイズを減少させる
    ことを特徴とする再送制御方法。
  6. 通信回線を介してセンタ装置に接続される網制御装置と、センサ情報を出力するセンサとの間に接続され、網制御装置を介してセンタ装置との間でリンク確立信号およびその応答信号をやりとりしてリンク確立を行い、続いてセンサ情報信号およびその応答信号をやりとりしてセンタ装置にセンサ情報を伝送するセンサ装置において、
    前記リンク確立信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT1とし、前記センサ情報信号に対する応答信号の再送タイムアウト時間をT2とし、T1>T2としてそれぞれの応答信号のタイムアウトを監視し、前記リンク確立信号に対する応答信号がT1でタイムアウトしたとき、あるいは前記センサ情報信号に対する応答信号がT2でタイムアウトしたときに、前記リンク確立信号からの再送処理を行う再送制御手段を備えた
    ことを特徴とするセンサ装置。
  7. 請求項6に記載のセンサ装置において、
    前記再送制御手段は、前記再送処理の規定回数以内に前記センサ情報信号の送信が成功しない場合に、次の再送間隔または再送の規定回数を増大させ、その後に送信が成功した場合に次の再送間隔または再送の規定回数を減少させる
    ことを特徴とするセンサ装置。
  8. 請求項6に記載のセンサ装置において、
    前記再送制御手段は、前記再送処理の規定回数以内に前記リンク確立が成功しない場合に、次のリンク確立信号の送信タイミングを調整する
    ことを特徴とするセンサ装置。
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