JP5490484B2 - 荷受台昇降装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車輌の荷台後部に設けられる荷受台昇降装置に関する。特に、クロスメンバ内に配設された油圧シリンダによって荷受台を昇降させる荷受台昇降装置に関する。
従来、この種の荷受台昇降装置としては、車輌の荷台の後端両側にそれぞれ立設されたポスト内にスライダが昇降自在に挿入され、これらスライダに荷受台が支持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この荷受台昇降装置では、ポスト間に連結されたクロスメンバ内に油圧シリンダが配設されており、この油圧シリンダの伸縮動作によってワイヤを介してスライダを昇降させるとともに荷受台を昇降させる。
特許文献1の荷受台昇降装置は、具体的には、図15に示すように、車輌の荷台1の後端両側にそれぞれ立設された一対のポスト2と、各ポスト2内に摺動自在に挿入されたサブポスト3を介して昇降自在に挿入されたスライダ4と、これら左右のスライダ4に回動自在に支持された荷受台としてのテールゲート5と、一端がクロスメンバ22内に他端が各スライダ4に止着されたワイヤ9と、このワイヤ9が巻き掛けられた動滑車(不図示)をロッド先端に有する油圧シリンダ6と、この油圧シリンダ6に圧油を供給する油圧パワーユニットPを備えている。
この荷受台昇降装置では、油圧シリンダ6のロッドを収縮させると、クロスメンバ22内のワイヤ9は、ポスト2内へ繰り出されてスライダ4が下降し、これとともにサブポスト3およびテールゲート5が下降する。反対に、油圧シリンダ6のロッドを伸長させると、ポスト2内のワイヤ9は、クロスメンバ22内に引き寄せられてスライダ4が上昇し、これとともにサブポスト3およびテールゲート5が上昇する。
ところで、上記荷受台昇降装置では、油圧パワーユニットPを車輌の荷台1の左後部下に架装しているが、このように油圧パワーユニットを車輌へ架装する場合、荷台1の一部の切断作業、油圧パワーユニット用ブラケットの製缶作業などが必要となり、架装に多くの時間と労力を費やさなければならない。
そこで、本願発明者は、油圧パワーユニットの架装時間および架装労力を軽減するために、油圧パワーユニットを油圧シリンダとともにクロスメンバ内に設置することを創案した。
特開2005−313750号公報
ところが、油圧パワーユニットを油圧シリンダとともにクロスメンバ内に設置すると、油圧パワーユニットと油圧シリンダとの間で作動油を送給する可撓性チューブが、車輌の揺れ、可撓性チューブ内の作動油の圧力変動、可撓性チューブの初期配置状態等によって、油圧シリンダのロッドやワイヤに接触して、ロッドの伸縮動作やワイヤの移動動作の妨げとなるおそれがあった。
本発明はかかる問題に鑑みて創案されたものであり、油圧パワーユニットを油圧シリンダとともにクロスメンバ内に設置しても、油圧パワーユニットと油圧シリンダとの間で作動油を送給する可撓性チューブが、油圧シリンダのロッドの伸縮動作やワイヤの移動動作の妨げとならない荷受台昇降装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するための手段として、本発明の荷受台昇降装置は、以下のように構成されている。
本発明の荷受台昇降装置は、車輌の荷台の後端両側にそれぞれ立設されたポストと、前記ポストに沿って昇降可能に設けられたスライダと、前記スライダに支持された荷受台と、前記ポスト間に設置されたクロスメンバ内に設けられ、ワイヤを介して前記スライダを昇降させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダに圧油を供給する油圧パワーユニットと、を備えている。そして、前記油圧パワーユニットは、前記クロスメンバ内に設置され、前記油圧シリンダと可撓性チューブを介して連通可能に接続されており、前記油圧パワーユニットの一部に前記可撓性チューブを嵌め込んで保持するチューブ保持部が設けられていることを特徴としている。
かかる構成を備える荷受台昇降装置によれば、油圧パワーユニットを油圧シリンダとともにクロスメンバ内に設置しても、油圧パワーユニットの一部に設けられたチューブ保持部に可撓性チューブが保持されるので、可撓性チューブが油圧シリンダのロッドの伸縮動作やワイヤの移動動作の妨げとなりにくくなる。
また、前記クロスメンバ内の天面に、前記チューブ保持部の少なくとも片側において前記可撓性チューブを保持するチューブ保持部材が設けられていることが望ましい。
かかる構成を備える荷受台昇降装置によれば、可撓性チューブは、油圧パワーユニットの一部に設けられたチューブ保持部のほか、クロスメンバ内に設けられたチューブ保持部材によっても支持されるので、より一層、可撓性チューブが油圧シリンダのロッドの伸縮動作やワイヤの移動動作の妨げとなりにくくなる。また、チューブ保持部材は、油圧パワーユニットの架装時に視認し易いクロスメンバ内の天面に設けられているので、当該チューブ保持部材への可撓性チューブの取り付けが容易になる。
また、前記チューブ保持部及び前記チューブ保持部材は、それぞれの開口部が車輌前後方向に異なる方向を向いていることが望ましい。
かかる構成を備える荷受台昇降装置によれば、チューブ保持部材への可撓性チューブの取り付けが更に容易になる。
本発明に係る荷受台昇降装置によれば、油圧パワーユニットを油圧シリンダとともにクロスメンバ内に設置しても、可撓性チューブが油圧シリンダのロッドの伸縮動作やワイヤの移動動作の妨げとなりにくくなる。
本発明の実施の形態に係る荷受台昇降装置を車輌の左後方から視た斜視図である。 クロスメンバの後面を形成する蓋板を取り外して車輌後方から当該クロスメンバを視た図である。 クロスメンバを想像線で示し、クロスメンバ7内に設けられた各種機器類を上から見た平面図である。 図2における油圧パワーユニットの拡大図である。 図3における油圧パワーユニット10の拡大図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図2のC−C断面図である。 図2のD−D断面図である。 図2のE−E断面図である。 本発明の実施の形態に係る荷受台昇降装置の油圧回路図である。 油圧パワーユニットをクロスメンバ内に設置する際の手順を説明するための図である。 油圧パワーユニットをクロスメンバ内に設置する際の手順を説明するための図である。 油圧パワーユニットをクロスメンバ内に設置する際の手順を説明するための図である。 従来例に係る荷受台昇降装置を車輌の左後方から視た斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る荷受台昇降装置について図面を参照して説明する。
本発明の実施の形態に係る荷受台昇降装置は、図1〜図3に示すように、ポスト2、サブポスト3、スライダ4、テールゲート5、油圧シリンダ6、滑車81〜85、ワイヤ9、油圧パワーユニット10等を備えている。
ポスト2は、車輌の荷台1の後端両側にそれぞれ立設されており、各ポスト2内にはサブポスト3が摺動自在に挿入されている。
スライダ4は、その一部がサブポスト3内に摺動自在に挿入されており、サブポスト3を介してポスト2に沿って昇降可能に設けられている。
テールゲート5は、左右のスライダ4,4に回動自在に支持されている。テールゲート5は荷物を受ける荷受台であり、地面と荷台1との間で昇降可能となっている。
油圧シリンダ6は、クロスメンバ7内に設置されており、油圧シリンダ6のロッドの先端部には、図3に示すように、2列からなる動滑車81が設けられている。この動滑車81の各列には2本のワイヤ9A,9Bがそれぞれ巻き掛けられている。一方のワイヤ9Aは、図2のA−A断面図である図6に示すように、その一端部がクロスメンバ7内の天面71に固設された止着部72に止着され、図3に示すように、この止着部72から順に動滑車81、クロスメンバ7の左端部に設けられた定滑車82、左ポスト2の上部に設けられた定滑車83(図1参照)を経由して、左スライダ4に他端部が止着されている。
もう一方のワイヤ9Bは、図6に示すように、一端部がクロスメンバ7内の床面73に固設された止着部74に止着され、図3に示すように、この止着部74から順に動滑車81、定滑車82、クロスメンバ7の右端部に設けられた定滑車84、右ポスト2の上部に設けられた定滑車85(図1参照)を経由して、右スライダ4に他端部が止着されている。
油圧シリンダ6のロッドが伸長すると、ポスト2内にあるワイヤ9A,9Bがクロスメンバ7内へ引き寄せられて、スライダ4が上昇し、同時にサブポスト3およびテールゲート5も上昇する。反対に、油圧シリンダ6のロッドが収縮すると、クロスメンバ7内にあるワイヤ9A,9Bがポスト2内へ繰り出されて、スライダ4が下降し、同時にサブポスト3およびテールゲート5も下降する。
以下、油圧パワーユニット10について詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る荷受台昇降装置では、油圧パワーユニット10が油圧シリンダ6とともにクロスメンバ7内に設けられている。
油圧パワーユニット10は、クロスメンバ7内で油圧シリンダ6の後方に設けられ、図4および図5に示すように、電動モータ11、作動油タンク12、油圧ポンプ13、アダプタ14、バルブブロック15等で構成されている。
電動モータ11は、アダプタ14の左側面にボルト143にて固定されている。電動モータ11の出力軸はアダプタ14内を貫通して油圧ポンプ13の入力軸に連結されている。
また、図6に示すように、電動モータ11の反出力軸側は、モータ支持部18によってクロスメンバ7内の床面73上に支持されている。モータ支持部18は、図4、図6等に示すように、副ベースプレート19、モータブラケット181、防振ゴム182、ボルト184等で構成されている。副ベースプレート19は、クロスメンバ7内の床面73に沿ってボルト183で固定された基礎板191と、この基礎板191の両側部から段差を介して、基礎板191より上位置で両側方に延在した一対の取付板192,192とで構成されている。上記モータブラケット181は電動モータ11の出力軸と反対側に固設されている。上記防振ゴム182は、モータブラケット181と副ベースプレート19(取付板192)との間に介装されてボルト184にて締結されている。この防振ゴム182は、電動モータ11からモータブラケット181を介して伝達される振動を減衰する。
なお、モータブラケット181には、2端子を有する端子部20が取付けられている。端子部20の一方の端子201は図示しないバッテリーに接続され、もう一方の端子202は電動モータ11に接続される。
作動油タンク12は、図4に示すように、アダプタ14の右側面にボルト143にて固定されている。この作動油タンク12内には、油圧シリンダ6に供給される作動油が貯留されている。
油圧ポンプ13は、上記作動油タンク12内でアダプタ14の右側面にボルトにて固定されている。この油圧ポンプ13の吸込側には、サクションフィルタ131が取付けられており、このサクションフィルタ131を通じて作動油タンク12内の作動油が油圧ポンプ13に吸い込まれる。
電動モータ11、作動油タンク12および油圧ポンプ13は、アダプタ14を介して互いに一体に固定されている。このアダプタ14には、図5に示すように、第1チューブ接続部141および第2チューブ接続部142が取付けられている。第1チューブ接続部141は、アダプタ14内に形成された図示しない吐出側油路を介して油圧ポンプ13の吐出口に連通している。第2チューブ接続部142は、アダプタ14内に形成された図示しないタンク側油路を介して作動油タンク12内に連通している。
バルブブロック15は、油圧パワーユニット10の上記構成要素11〜14とは別体に設けられている。このバルブブロック15は、油圧シリンダ6の動作に関わるバルブ類を含んでおり、例えば図4、図5および配管図(図11)に示すように、内部に油路が形成されたバルブブロック本体151と、バルブブロック本体151に設けられたソレノイドバルブ152、流量制御弁153、逆止弁157、リリーフ弁158等からなる。上記バルブブロック本体151は、例えば、アルミダイキャスト等の金属塊に油路を形成したもので構成される。
また、バルブブロック本体151には、図3、図5に示すように、第3チューブ接続部154、第4チューブ接続部155および第5チューブ接続部156が取付けられている。第3チューブ接続部154はアダプタ14の第1チューブ接続部141と可撓性チューブ17Aを介して接続されている。また、第4チューブ接続部155はアダプタ14の第2チューブ接続部142と可撓性チューブ17Bを介して接続されている。また、第5チューブ接続部156は、可撓性チューブ17Cを介して油圧シリンダ6に接続されている。つまり、バルブブロック(バルブ類)15は、可撓性チューブ17A〜17Cを介して油圧シリンダ6、作動油タンク12および油圧ポンプ13と連通可能に接続されている。
上記油圧パワーユニット10は、図2に示すように、ベースプレート16を介してクロスメンバ7内の床面73上に固定されている。
ベースプレート16の一端側は、図2のB−B断面図である図7や、図2のC−C断面図である図8に示すように、クロスメンバ7内の床面73に沿ってボルト164にて固定された基礎板161と、この基礎板161の両側部から段差を介し、その基礎板161より上位置で両側方に延在した一対のアダプタ取付板163,163とで構成されている。そして、アダプタ取付板163,163には、アダプタ14の脚部145が防振ゴム146を介して載置され、ベースプレート16のアダプタ取付板163,163と脚部145とはボルト147等によって締結されている。
ベースプレート16の中間部は、図2のD−D断面図である図9に示すように、既述の基礎板161と、この基礎板161の両側から上方に立ち上がった鍔部162とで構成されている。
そして、ベースプレート16の他端側は、図2のE−E断面図である図10に示すように、既述の基礎板161と、この基礎板161の車輌後方側(図中左側)に形成された鍔部162と、基礎板161の車輌前方側(図中右側)から大きく上方に立ち上がったバルブブロック取付板165とで構成されている。
バルブブロック取付板165には、バルブブロック本体151が、その背面151aを沿わせた状態で固定されている。詳細には、バルブブロック本体151には車輌前後方向(図中左右方向)に貫通した貫通孔が2つ形成され、バルブブロック取付板165にも上記貫通孔に対応した位置に貫通孔が形成されている。また、バルブブロック取付板165の貫通孔にはナット166が溶接されている。そして、六角穴付ボルト167がバルブブロック本体151およびバルブブロック取付板165に形成された貫通孔を挿通し、上記ナット166に捩じ込まれている。
ところで、油圧シリンダ6とバルブブロック15とを接続する既述の可撓性チューブ17Cは、油圧シリンダ6のロッドの伸縮動作やワイヤ9A,9Bの移動動作の妨げとならないよう、アダプタ14に形成されたチューブ保持部144と、このチューブ保持部144の両側において、クロスメンバ7内に固設されたチューブ保持部材21,21とに保持されている。
チューブ保持部144は、例えば図7に示すような、可撓性チューブ17Cを嵌め込み可能に形成された断面略C字状の溝部からなる。また、このチューブ保持部144は、嵌め込まれた可撓性チューブ17Cが容易に脱落しないよう、その溝入口幅が可撓性チューブ17Cの外径より小さくなっている。チューブ保持部144は、図7に示すように、アダプタ14の上部に設けられ、クロスメンバ7の開口部よりも奥側(図中左側)へ向かって開口したものであることが望ましいが、アダプタ14のその他の部位に設けられたものであったり、クロスメンバ7内の天板71側(図中上側)、クロスメンバ7内の手前側(図中右側)など、その他の方向へ開口したものであってもよい。
チューブ保持部材21は、例えば図6および図10に示すように、クロスメンバ7内の天面71において、油圧シリンダ6、ワイヤ9A,9Bから十分に離れた場所に設けられている。つまり、可撓性チューブ17Cは、上記3箇所で保持されている限り油圧シリンダ6のロッドおよびワイヤ9A,9Bに干渉しないようになっている。
なお、チューブ保持部材21は、既述したように、チューブ保持部144の両側に設けられていることが望ましいが、チューブ保持部144の片側だけにチューブ保持部材21を設けてもよい。このようにしても、可撓性チューブ17Cが油圧シリンダ6のロッドおよびワイヤ9A,9Bへ干渉することを防止できる場合がある。
また、チューブ保持部材21は、可撓性チューブ17Cを車輌後方側(クロスメンバ7の開口部側)から着脱可能な構造となっている。例えば、このチューブ保持部材21は、クロスメンバ7の天面71に沿って固定された天井板211と、この天井板211より車輌後方側に段差を介して略水平に延在したチューブ支持板212と、上記天井板211と上記チューブ支持板212とを上下に繋ぐ中間板213とで構成されている。このチューブ保持部材21は、可撓性チューブ17Cを保持する部分が車輌後方側(クロスメンバ7の開口部側)へ開口しているため、チューブ支持板212とクロスメンバ7の天面71との間に可撓性チューブ17Cを簡単に挿入したり取り外したりすることができる。
なお、チューブ支持板212とクロスメンバ7の天面71との間隔寸法は、可撓性チューブ17Cの外径と同程度となっていることが望ましい。
以上のように構成された荷受台昇降装置においては、電動モータ11および油圧ポンプ13が駆動し、ソレノイドバルブ152を遮断位置152a(図11参照)にすると、作動油タンク12内の作動油が油圧ポンプ13に吸引され、油圧ポンプ13から可撓性チューブ17Aを介してバルブブロック15内の第1油路159a(図11参照)に供給される。そして、第1油路159aに供給された圧油は、逆止弁157を開放し、可撓性チューブ17Cを経て油圧シリンダ6のヘッド側に供給される。
これにより、油圧シリンダ6のロッドが伸長し、左右のポスト2,2内のワイヤ9A,9Bがクロスメンバ7内に引き寄せられて、スライダ4、サブポスト3およびテールゲート5が上昇する。
一方、電動モータ11および油圧ポンプ13の駆動を停止し、ソレノイドバルブ152を連通位置152b(図11参照)にすると、油圧シリンダ6のヘッド側と作動油タンク12とが連通し、油圧シリンダ6のヘッド側の作動油が作動油タンク12内へ戻ることが可能となる。これにより、油圧シリンダ6のロッドは、テールゲート5、積荷等の荷重によって収縮し、クロスメンバ7内のワイヤ9A,9Bが左右のポスト2,2内に繰り出されて、スライダ4、サブポスト3およびテールゲート5が下降する。なお、符号153の流量制御弁は、テールゲートの下降速度を制御するために設けられている。
以下、上記油圧パワーユニット10のクロスメンバ7内への架装手順について説明する。なお、油圧パワーユニット10をクロスメンバ7内に架装するのに先立って、クロスメンバ7内には、油圧シリンダ6、滑車81,82,84、ワイヤ9A,9B等の架装が完了しているものとする。
まず、クロスメンバ7外で、予め油圧パワーユニット10にベースプレート16および副ベースプレート19をボルト147,167,184等により取付ける。また、油圧シリンダ6とバルブブロック15の第5チューブ接続部156とを可撓性チューブ17Cで接続し、可撓性チューブ17Cの中間部をアダプタ14のチューブ保持部144に嵌め込んでおく。
つぎに、図12、図14に示すように、ベースプレート19上に搭載した油圧パワーユニット10をクロスメンバ7の開口部近くに配置して、可撓性チューブ17Cをクロスメンバ7内の天面71に設けられているチューブ保持部材21,21にそれぞれ保持させる(掛止させる)。このとき、チューブ保持部材21,21はクロスメンバ7の開口から視認し易い位置にあるので、可撓性チューブ17Cをチューブ保持部材21,21に保持させる作業が容易になる。また、図13に示すように、可撓性チューブ17Cの中間部がアダプタ14の比較的高い位置に形成されたチューブ保持部144に保持されているため、可撓性チューブ17Cをチューブ保持部材21,21に保持(掛止)させる作業は更に容易となる。
その後、油圧パワーユニット10全体をクロスメンバ7内に挿入して油圧シリンダ6の後方に配置する。
クロスメンバ7内に油圧パワーユニット10を配置した後は、ベースプレート16および副ベースプレート19とクロスメンバ7内の床面73とをボルト164,183等にて固定する。そして、蓋板7aの上部をクロスメンバ7本体の差込口に挿入し、蓋板7aの下部をボルト74等にてクロスメンバ7の本体側に取付ける。これにより、油圧パワーユニット10のクロスメンバ7内への設置が完了する。
図3に示すように、油圧パワーユニット10のクロスメンバ7内への設置完了後は、可撓性チューブ17Cは、アダプタ14のチューブ保持部144とその両側方に設けられたチューブ保持部材21,21によって保持されるため、可撓性チューブ17Cが油圧シリンダ6のロッドの伸縮動作やワイヤ9A,9Bの移動動作の妨げとなり難くなる。
また、アダプタ14のチューブ保持部144はクロスメンバ7の奥側(車輌前方)に向かって開口しているのに対し、チューブ保持部144の両側方に設けられたチューブ保持部材21,21はクロスメンバ7の手前側(車輌後方)に向かって開口しており、互いに開口している方向が逆向きとなっている。この結果、可撓性チューブ17Cはチューブ保持部144、チューブ保持部材21,21から抜け落ちにくくなっている。すなわち、車輌の振動、作動油の脈動等によって、可撓性チューブ17Cに車輌前方へ移動しようとする力が作用した場合は、チューブ保持部材21,21によってその移動が阻止されるため、可撓性チューブ17Cはチューブ保持部144から抜け落ちにくい。また、可撓性チューブ17Cに車輌前方へ移動しようとする力が作用した場合は、チューブ保持部144によってその移動が阻止されるため、可撓性チューブ17Cはチューブ保持部材21,21から抜け落ちにくい。
なお、既述した実施形態においては、バルブブロック15は、油圧パワーユニットの他の構成要素11〜14と別体に設けられているが、バルブブロック15を油圧パワーユニットの他の構成要素11〜14と一体に設けた油圧パワーユニットとして本発明を適用することも可能である。
また、既述した実施形態においては、チューブ保持部144をアダプタ14に設けているが、チューブ保持部144を設ける場所はこれに限定されず、油圧パワーユニットのその他の場所(電動モータ、作動油タンク、バルブブロック等)に設けてもよい。
本発明は、例えば、貨物自動車の荷台後方に設けられる荷受台昇降装置に適用可能である。
1 荷台
2 ポスト
4 スライダ
5 テールゲート(荷受台)
6 油圧シリンダ
7 クロスメンバ
71 クロスメンバ内の天面
9A,9B ワイヤ
10 油圧パワーユニット
17C 可撓性チューブ
21 チューブ保持部材
144 チューブ保持部

Claims (3)

  1. 車輌の荷台の後端両側にそれぞれ立設されたポストと、前記ポストに沿って昇降可能に設けられたスライダと、前記スライダに支持された荷受台と、前記ポスト間に設置されたクロスメンバ内に設けられ、ワイヤを介して前記スライダを昇降させる油圧シリンダと、前記油圧シリンダに圧油を供給する油圧パワーユニットと、を備える荷受台昇降装置において、
    前記油圧パワーユニットは、前記クロスメンバ内に設置され、前記油圧シリンダと可撓性チューブを介して連通可能に接続されており、
    前記油圧パワーユニットの一部に前記可撓性チューブを嵌め込んで保持するチューブ保持部が設けられていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  2. 請求項1に記載の荷受台昇降装置において、
    前記クロスメンバ内の天面に、前記チューブ保持部の少なくとも片側において前記可撓性チューブを保持するチューブ保持部材が設けられていることを特徴とする荷受台昇降装置。
  3. 請求項2に記載の荷受台昇降装置において、
    前記チューブ保持部及び前記チューブ保持部材は、それぞれの開口部が車輌前後方向に異なる方向を向いていることを特徴とする荷受台昇降装置。
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