JP5489223B2 - 画像表示装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、3D(3次元)画像を含む一連の画像を表示することが可能な画像表示装置及びプログラムに関する。
従来、平面状の表示部に画像(静止画、動画)などの画像を3D表示することにより使用者(視認者)に立体視させるようにした技術としては、各種の技術があり、例えば、2次元(2D)画像の中のオブジェクトを立体的に見せるような視覚効果を施すようにした技術がある。なお、ポリゴンを利用した技術は、この技術の一例である。また、視認者の右目と左目の視差を利用した技術もある。すなわち、互いに少しずらした右目用の画像と左目用の画像を用意し、それら2つの画像を同時に表示させた際に、右目用の画像は右目で見えて左目では見えないように、左目用の画像は左目で見えて右目では見えないようにするために、光の経路を遮断する電子式の視差バリア(スイッチング液晶パネル)を適切な位置に配置することによって画像を立体に見せるようにした技術である。
上述したいずれの3D表示技術においても、3Dの飛び出し量が大きいほど、視認者には画像がより飛び出して見える迫力ある3D画像となる。なお、飛び出し量がゼロでは、2Dに見える(すなわち2D表示する)ということになる。
ところで、3D画像を見ているユーザにあっては、迫力ある3D画像(3Dの飛び出し量が大きい画像)の箇所に差し掛かる前に2D表示に切り替えてしまったり、3D画像の再生動作を停止したりして3D表示をOFF(オフ)したしまうと、その迫力ある3D画像を見逃してしまうことになる。このような場合に、どのタイミングで迫力ある3D画像が表示されるかを知ることができれば、3D画像の見逃しに効果的なものとなる。そこで、従来では、3次元画像の視差情報に基づいて、この3次元画像を含む動画像データの各位置における視差の大きさ(3Dの飛び出し量)を視認可能となるようにバー表示するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2008−103820号公報
しかしながら、上述した先行技術にあっては、動画像全体の視差の大きさ(3Dの飛び出し量:3D深度)の概要をバー表示によって把握することはできるが、例えば、3D画像として迫力ある箇所の画像のみを見たい場合に、その箇所まで再生位置を適切に合わせ込むことは困難であり、その結果、迫力ある部分を途中から見る結果となったり、見逃してしまったりするおそれがあり、また、さらなる娯楽性や色々な楽しみ方についても十分なものとはいえなかった。
本発明の課題は、3D画像を含む一連の画像を表示する場合に、その3D深度に応じて3D画像の効果的な表示を実現できるようにすることである。
上述した課題を解決するために請求項1記載の発明は、
3D画像を含む一連の画像を表示することが可能な画像表示装置であって、
前記一連の画像から時系列に3D深度を検出する検出手段と、
前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段と、
前記一連の画像の再生中において再生位置が前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに近づいた旨を報知する報知処理を開始する処理実行手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段は、前記一連の画像を順次解析することによって3D深度を検出する、
ようにしたことを特徴とする、請求項2記載の発明であってもよい。
請求項2に従属する発明として、
前記検出手段は、前記一連の画像に含まれている3D画像を構成する左目用の画像と右目用の画像との差分を3D深度として検出する、
ようにしたことを特徴とする、請求項3記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段は、前記一連の画像に付加されている時系列の3D深度情報を参照することによって時系列に3D深度を検出する、
ようにしたことを特徴とする、請求項4記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段によって検出された3D深度が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
前記判別手段により3D深度が所定値以上であると判別された場合に、その3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段と、
をさらに備え、
前記処理実行手段は、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいて、所定の処理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項5記載の発明であってもよい。
請求項に従属する発明として、
前記処理実行手段は、再生位置が前記処理ポイントに近づいてからその処理ポイントを
通過するまでの間、再生位置が処理ポイントである旨を報知する、
ようにしたことを特徴とする、請求項記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処
理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶
されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定しながら再生処理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項記載の発明であってもよい。
請求項に従属する発明として、
前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶
されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定する際に、処理ポイントよりも所
定量分前の位置を再生位置として決定する、
ようにしたことを特徴とする、請求項記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処
理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
前記処理実行手段は、前記一連の画像の短編版を作成する場合に、前記ポイント記憶手
段に記憶されている処理ポイントに基づいて指定される画像部分を抽出して短編版を作成
する短編版作成処理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項記載の発明であってもよい。
請求項1に従属する発明として、
前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処
理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
前記処理実行手段は、前記一連の画像に場面の区切りを設定する場合に、前記ポイント
記憶手段に記憶されている処理ポイントを場面の区切り位置として設定する区切り設定処
理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項10記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項11記載の発明は、
3D画像を含む一連の画像を表示可能な画像表示装置であって、
前記一連の画像をどのような3D深度で表示させるかの表示モードの切り替えを検出す
る表示モード切替手段と、
前記一連の画像の再生中において前記表示モード切替手段により表示モードが切り替え
られた際に、その切り替え位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして検出する
ポイント検出手段と、
前記ポイント検出手段によって検出された処理ポイントを記憶するポイント記憶手段と

を備えることを特徴とする。
請求項11に従属する発明として、
前記ポイント記憶手段に記憶されている表示モード切り替え位置である処理ポイントに
基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段をさらに備える、
ようにしたことを特徴とする、請求項12記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記処理実行手段は、前記一連の画像の再生中において再生位置が前記ポイント記憶手
段に記憶されている処理ポイントに近づいた際に、その旨を報知する報知処理を開始する

ようにしたことを特徴とする、請求項13記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶
されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定しながら再生処理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項14記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記処理実行手段は、前記一連の画像の短編版を作成する場合に、前記ポイント記憶手
段に記憶されている処理ポイントに基づいて指定される画像部分を抽出して短編版を作成
する短編版作成処理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項15記載の発明であってもよい。
請求項12に従属する発明として、
前記処理実行手段は、前記一連の画像に場面の区切りを設定する場合に、前記ポイント
記憶手段に記憶されている処理ポイントを場面の区切り位置として設定する区切り設定処
理を実行する、
ようにしたことを特徴とする、請求項16記載の発明であってもよい。
また、上述した課題を解決するために請求項17記載の発明は、
コンピュータに対して、
3D画像を含む一連の画像を表示する機能と、
前記一連の画像から時系列に3D深度を検出する機能と、
前記検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶する機能と、
前記一連の画像の再生中において再生位置が前記記憶されている処理ポイントに近づいた旨を報知する報知処理を開始する機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために請求項18記載の発明は、
コンピュータに対して、
3D画像を含む一連の画像を表示する機能と、
前記一連の画像をどのような3D深度で表示させるかの表示モードの切り替えを検出す
る機能と、
前記一連の画像の再生中において前記3D深度の表示モードが切り替えられた際に、そ
の再生位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントして検出する機能と、
前記切り替えられた3D深度の表示モードと前記検出された処理ポイントとを対応付け
て記憶管理する機能と、
を実現させるためのプログラム、であることを特徴とする。
本発明によれば、3D画像を含む一連の画像を表示する場合に、その3D深度に応じて3D画像の効果的な表示を実現することができ、娯楽性や色々な楽しみ方に富んだ表示が可能となる。
画像表示装置として適用した表示部付き携帯電話機1が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図。 携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図。 表示モード記憶部M3を説明するための図。 表示情報記憶部M4を説明するための図。 電源投入に伴って実行開始される携帯電話機1側の全体動作の概要を示したフローチャート。 表示情報記憶処理(図5のステップA11)を詳述するためのフローチャート。 図6の動作に続くフローチャート。 表示情報再生処理(図5のステップA13)を詳述するためのフローチャート。 図8の動作に続くフローチャート。 迫力ある画像部分であることを明示するアイコン(3D!!)が再生画面上に表示された状態を示した図。 複数のサムネイル画像が一覧表示されている状態を示した図。
図1〜図11を参照して本発明の実施形態を説明する。
この実施形態は、画像表示装置として表示部を備えた携帯電話機に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話機が利用可能な通信ネットワークシステムを示したブロック図である。
携帯電話機1には、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)のほか、デジタルテレビ放送(例えば、ワンセグ地上デジタルテレビ放送)を受信可能なテレビ放送受信機能、3D表示機能などが備えられている。この3D表示機能は、左右の目の視差を利用した視差バリア方式によって、動画、静止画、テキスト、メニューなどの表示情報を3Dの奥行きあるいは飛び出しの程度を示す3D深度で表示させる機能で、3D深度が異なる複数の表示情報の中からいずれかの表示情報を表示部に3D表示させるようにしている。
携帯電話機1は、最寄りの基地局2A、交換機2Bから無線通信網(移動体通信網)2に接続されると、この無線通信網2を介して他の携帯電話機1との間で通話可能な状態となる。また、携帯電話機1は、無線通信網2を介してインターネット3に接続されると、Webサイトをアクセスして閲覧可能となり、また、情報配信装置4から動画、静止画、音楽、ニュースなどの情報をインターネット3、無線通信網2を介してダウンロード可能となる。また、携帯電話機1は、テレビ局5から送信アンテナ6を介して発信された地上波デジタル放送を受信するようにしているが、インターネットラジオのように無線通信網2、インターネット3を介して情報配信装置4からデジタル放送をダウンロード受信することもできる。
図2は、携帯電話機1の基本的な構成要素を示したブロック図である。
中央制御部11は、二次電池を備えた電池部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話機1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリなどを有している。この記憶部13には、プログラム記憶部M1、各種情報一時記憶部M2、表示モード記憶部M3、表示情報記憶部M4などが設けられている。なお、記憶部13は、例えば、SDカード、ICカードなど、着脱自在な可搬型メモリ(記録メディア)を含む構成であってもよく、図示しない所定の外部サーバ上にあってもよい。
プログラム記憶部M1は、図5〜図9に示した動作手順に応じて本実施形態を実現するためのプログラムや各種のアプリケーションなどが格納されているほか、それに必要とする情報などが記憶されている。各種情報一時記憶部M2は、フラグ情報、画面情報など、携帯電話機1が動作するために必要な各種の情報を一時的に記憶するワーク領域である。なお、上述の表示モード記憶部M3、表示情報記憶部M4については、後で詳述するものとする。
無線通信部14は、無線部、ベースバンド部、多重分離部などを備え、例えば、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能などの動作時に、最寄りの基地局2Aとの間でデータの送受信を行うもので、通話機能の動作時にはベースバンド部の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのち、音声信号処理部15を介して通話用スピーカSPから音声出力させ、また、通話用マイクMCからの入力音声データを音声信号処理部15から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのち、ベースバンド部の送信側に与えてアンテナAN1から発信出力させる。
テレビ放送受信部16は、通信端末装置向けの地上波デジタルテレビ放送のほか、電子番組表(EPG)などの番組情報も含めて受信可能となっている。このテレビ放送受信部16は、アンテナAN2からの放送信号を抽出する受信部(アナログ回路部)と、受信した放送信号をOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送信号から映像、音声、データ(文字データ)に分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行うデジタル回路部を有している。表示部17は、高精細液晶を使用し、例えば、文字情報、待受画像、テレビ映像などの表示情報を表示させるもので、この表示部17の表面には、視差バリアを生成するための液晶の層が設けられている。
2D/3D変換処理部18は、2Dコンテンツ(例えば、テレビ放送番組など)を3D深度に応じた右目用のコンテンツと左目用のコンテンツに変換したり、3Dコンテンツを別の3D深度のコンテンツに変換したり、3Dコンテンツを2Dコンテンツに変換したりするもので、この3D変換処理部20によって変換されたコンテンツは、表示部17に3D表示されたり2D表示されたりする。視差バリア制御部19は、3D表示時に3D変換処理部18によって生成された右目用の表示情報と左目用の表示情報が表示部17に同時に表示されている状態において、正しく3D表示が見えるように視差バリアを表示部17の表層に生成する。
操作部20は、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを入力するもので、中央制御部11は、この操作部20からの入力操作信号に応じた処理を実行する。RTC(リアルタイムクロックモジュール)21は、時計部を構成するもので、中央制御部11は、RTC21から現在日時を取得する。報知部22は、サウンドスピーカ23、LED(発光ダイオード)24、振動モータ25を備え、着信時に駆動されて着信報知を行うほか、アラーム報知時などでも駆動される。
図3は、表示モード記憶部M3を説明するための図である。
表示モード記憶部M3は、表示部17に表示される表示情報の3D深度に応じた表示モードに関する情報を記憶するもので、「項目」、「3D深度」、「設定フラグ」の各項目を有している。「項目」は、複数の表示モードとして、“2D用表示モード”、“3D用表示モードA”、“3D用表示モードB”、“3D用表示モードC”を示し、“2D用表示モード”は、3D深度がゼロの表示情報である2Dの表示情報を表示するのに適した表示モードである。また、“3D用表示モードA”、“3D用表示モードB”、“3D用表示モードC”は、3D深度がゼロ以外である3Dの表示情報を表示するのに適した表示モードである。
「3D深度」は、表示情報の3Dの奥行きあるいは飛び出しの程度を示すもので、“2D用表示モード”は、その「3D深度」が“レベル0(ゼロ)”となっており、2D(平面)の表示情報の表示に適していることを示している。また、“3D用表示モードA”は、その「3D深度」が“レベル1”で、奥行きあるいは飛び出しの程度が小さい表示情報の表示に適していることを示している。また、“3D用表示モードB”は、その「3D深度」が“レベル2”で、奥行きあるいは飛び出しの程度が中程度の表示情報の表示に適していることを示している。
“3D用表示モードC”は、その「3D深度」が“レベル3”で、奥行きあるいは飛び出しの程度が大きい表示情報の表示に適していることを示している。「設定フラグ」は、複数の表示モードのうち、現在有効な表示モードを示すフラグで、その値が“1”に対応付けられた表示モードが現在有効な表示モードであることを示している。なお、図示の例は、“2D用表示モード”に対応する「設定フラグ」のみが“1”、つまり、“2D用表示モード”が現在有効な表示モードの場合であることを示している。
図4は、表示情報記憶部M4を説明するための図である。
表示情報記憶部M4は、表示部17に表示するための表示情報を記憶するもので、中央制御部11は、例えば、情報配信装置4から動画などの情報をインターネット3、無線通信網2を介してダウンロード取得したり、テレビ放送受信部16によって受信した放送番組を受信取得したり、SDカードなどの記録メディアからコピー取得したりした情報(3D画像を含む一連の画像)を表示情報として記憶するようにしている。この表示情報記憶部M4は、表示情報を識別する「情報ID」に対応して「タイトル」、「種別ID」、「実データ」、「処理ポイント」、「ダイジェスト版」を記憶する構成となっている。
「実データ」は、3D画像を含む一連の画像(動画などの表示情報)であり、中央制御部11は、3D画像を含む一連の画像(表示情報)を「実データ」として記憶させる際に、この一連の画像に3Dの奥行きあるいは飛び出しの程度を示す3D深度情報が付加されているか否かを判別し、3D深度情報が付加されている場合には、3D深度情報を参照して3D深度を時系列に検出し、また、3D深度情報が付加されていない場合には、3D画像を含む一連の画像を順次解析することにより、この一連の画像に含まれている3D画像を構成する左目用の画像と右目用の画像との差分を3D深度として時系列に検出するようにしている。
「処理ポイント」は、「実データ」内に記憶されている一連の画像(表示情報)を処理する際に、その処理対象となる基準位置を示すもので、「実データ」内に記憶されている一連の画像(表示情報)のうち、上述のように時系列に検出した3D深度が所定値以上(例えば、2Dレベル以上)の画像部分を特定した際に、その画像部分を示す位置情報である。ここで、中央制御部11は、検出した3D深度が所定値以上(例えば、2Dレベル以上)であるか否かを判別し、所定値以上であれば、その3D深度の画像位置を「処理ポイント」として記憶させるようにしている。
すなわち、中央制御部11は、検出した3D深度が所定値以上となった時点から所定値未満となるまでの範囲内の画像部分を特定して、その画像部分の始点位置(所定値以上となった画像位置)と終点位置(所定値未満となった画像位置)を対応付けて(1組として)「処理ポイント」に記憶させるようにしている。なお、3D深度が所定値以上の画像部分が複数箇所存在している場合には、複数組の処理ポイントが「処理ポイント」に順次記憶される。すなわち、「処理ポイント」には、最初の組の始点位置と終点位置、次の組の始点位置と終点位置、…のように、複数組の処理ポイントを記憶することが可能となっている。「ダイジェスト版」は、「処理ポイント」の内容に基づいて生成した「実データ」の短縮版であり、3D深度が所定値以上となっている各画像部分を「実データ」から抽出して順次繋げた構成となっている。中央制御部11は、ダイジェスト版の再生が指示された際には、「実データ」の内容に代わって「ダイジェスト版」の内容を読み出してダイジェスト再生を行うようにしている。
また、中央制御部11は、ジャンプ再生が指示された際には、「実データ」の内容を「処理ポイント」の内容に基づいて再生、つまり、「処理ポイント」に記憶されている処理ポイント位置まで再生位置をジャンプさせながら「実データ」の内容を順次再生するようにしている。また、この実施形態においては「処理ポイント」をチャプタ(場面の区切り)として利用可能となっており、チャプタとして利用する場合には、「処理ポイント」に記憶されている各処理ポイントに対応するフレーム画像に基づいてサムネイル画像を作成して一覧表示させ、その一覧画面の中からユーザ操作により任意のサムネイル画像が選択されると、選択されたサムネイル画像に対応する処理ポイント(チャプタ)から再生を開始するようにしている。
次に、この実施形態における携帯電話機1の動作概念を図5〜図9に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体のほかに、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
図5は、電源投入に伴って実行開始される携帯電話機1側の全体動作の概要を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部11は、電源を投入する電源オン操作が行われると(ステップA1でYES)、電源供給を開始させて所定のメモリなどを初期化する電源オン処理を実行したのち、所定の待受画像を読み出して表示させたり、基地局2Aとの間で通信を行って位置登録をしたりする待受処理を行う(ステップA2)。いま、電話着信を検出すると(ステップA3でYES)、通話可能状態とする通話処理を実行した後(ステップA4)、上述のステップA3に戻る。
また、表示情報(3D画像を含む一連の画像)の出力(例えば、リアルタイム視聴や視認)が指示されたときには(ステップA5でYES)、情報配信装置4から動画などの情報をインターネット3、無線通信網2を介してダウンロード取得したり、テレビ放送受信部16によって受信した放送番組を受信取得したり、SDカードなどの記録メディアから動画などの情報をコピー取得して(ステップA6)、画像データを表示部17に表示させたり、音声データをサウンドスピーカ23から出力させたりする出力動作を開始させる(ステップA7)。そして、出力終了が指示されるまで出力動作を継続しながら待機状態となる(ステップA8)。ここで、出力終了が指示されたときには(ステップA8でYES)、上述のステップA3に戻る。
また、表示情報(3D画像を含む一連の画像)の記憶(録画)が指示されたときには(ステップA9でYES)、情報配信装置4から動画などの情報をインターネット3、無線通信網2を介してダウンロード取得したり、テレビ放送受信部16によって受信した放送番組を受信取得したり、SDカードなどの記録メディアから動画などの情報をコピー取得する(ステップA10)。そして、後述する表示情報記憶処理を実行した後(ステップA11)、上述のステップA3に戻る。
また、表示情報の再生が指示されたときには(ステップA12でYES)、後述する表示情報再生処理を実行した後(ステップA13)、上述のステップA3に戻る。また、電源オフ操作が行われたときには(ステップA14でYES)、電源オフ処理を実行した後(ステップA15)、この図5のフローの終了となるが、その他の操作が行われたときには(ステップA16でYES)、その操作に応じた処理として、例えば、通話発信処理、メール発信処理、テレビ放送視聴処理、画像ダウンロード処理などを実行した後(ステップA17)、上述のステップA3に戻る。
図6及び図7は、表示情報記憶処理(図5のステップA11)を詳述するためのフローチャートである。
この表示情報記憶処理は、例えば、テレビ放送番組の録画など、表示情報(3D画像を含む一連の画像)の記憶がユーザ操作によって指示されたり、予約時刻などに応じて指示されたりした場合に実行開始されるもので、先ず、中央制御部11は、取得情報を表示情報記憶部M4内に順次記憶させるための記憶動作を開始する(図6のステップB1)。この場合、表示情報記憶部M4内に新たな領域を確保し、この領域内の「実データ」に取得情報を順次記憶させるようにしている。
ここで、例えば、テレビ放送番組の録画と視聴のように、表示情報を記憶しながらその出力が指定されているかを調べる(ステップB2)。いま、表示情報を記憶しながらの出力が指定されている場合には(ステップB2でYES)、画像データを表示部17に表示させたり、音声データをサウンドスピーカ23から出力させたりする出力動作を開始させる(ステップB3)。この出力動作中において、表示モードの切り替えを指示する表示モード切替操作が行われたかを調べる(ステップB4)。
表示モードは、一連の画像をどのような3D深度で表示させるかを指定する動作モードであり、例えば、3Dレベルの表示モードから1Dレベルの表示モード切り替えられたり、2Dレベルの表示モードからレベル0(ゼロ)の表示モードなどに切り替えられたりしたかを調べる。このような表示モード切替操作が行われなければ(ステップB4でNO)、後述するステップB8に移るが、表示モード切替操作が行われたときには(ステップB4でYES)、表示モード記憶部M3において、切り替え指示された表示モードの「設定フラグ」を“1”とし、それ以外の「設定フラグ」を“0”とすることによって新たな表示モードに変更する表示モード切替変更処理を行う(ステップB5)。そして、表示モードの切り替え位置を処理ポイントとして検出して(ステップB6)、表示情報記憶部M4の「処理ポイント」に記憶させる(ステップB7)。以下、出力終了が指示されるまで(ステップB8でNO)、上述のステップB4に戻り、以下、表示モードの切り替えが行われる毎に処理ポイントを記憶する動作を繰り返す。
また、テレビ放送番組の録画と視聴のように、表示情報の記憶中での出力が指定されていない場合には(ステップB2でNO)、3Dの奥行きあるいは飛び出しの程度を示す3D深度情報が取得情報に付加されているかを調べ(ステップB9)、3D深度情報が付加されていれば(ステップB9でYES)、この3D深度情報を参照しながら3D深度を時系列に検出する動作を開始する(ステップB10)。そして、検出した3D深度は所定値以上(例えば、2Dレベル以上)であるか否かを判別し(ステップB11)、所定値以上でなければ(ステップB11でNO)、後述するステップB15に移る。
ここで、検出した3D深度が所定値以上であれば(ステップB11でYES)、その3D深度の画像位置を処理ポイント(始点位置)として、表示情報記憶部M4の「処理ポイント」に記憶させる処理を行う(ステップB12)。さらに、検出した3D深度は所定値未満であるか否かを判別し(ステップB13)、3D深度が所定値未満でなければ(ステップB13でNO)、後述するステップB15に移るが、3D深度が所定値未満であれば(ステップB13でYES)、その3D深度の画像位置を処理ポイント(終点位置)として、表示情報記憶部M4の「処理ポイント」に記憶させる処理を行う(ステップB14)。以下、情報記憶の終了がユーザ操作により指示されたり、情報の終了が検出されたりするまで(ステップB15でNO)、上述のステップB10に戻り、処理ポイントを順次検出記憶させる処理を繰り返す。
一方、取得情報(一連の画像)に3D深度情報が付加されていなければ(ステップB9でNO)、この取得情報を順次解析することにより一連の画像に含まれている3D画像を構成する左目用の画像と右目用の画像との差分を3D深度として時系列に検出する動作を開始する(図7のステップB16)。そして、上述の場合と同様に、検出した3D深度が所定値以上であれば(ステップB17でYES)、その3D深度の画像位置を処理ポイント(終点位置)として、表示情報記憶部M4の「処理ポイント」に記憶させる処理を行う(ステップB18)。
さらに、検出した3D深度が所定値未満であれば(ステップB19でYES)、その3D深度の画像位置を処理ポイント(終点位置)として、表示情報記憶部M4の「処理ポイント」に記憶させるが(ステップB20)、この場合、始点位置と終点位置とを対応付けて記憶させるようにしている。以下、情報記憶の終了が検出されたりするまで(ステップB21でNO)、上述のステップB16に戻り、処理ポイントを順次検出記憶させる処理を繰り返す。
そして、予めユーザ操作によりダイジェスト版の作成が指示されているかを調べ(ステップB22)、その作成が指示されていなければ(ステップB22でNO)、この時点で図5のステップA3に戻るが、ダイジェスト版の作成が指示されているときには(ステップB22でYES)、表示情報記憶部M4において、今回記憶した「実データ」に対応する「処理ポイント」を参照し、この処理ポイントを含む画像部分を抽出しながらダイジェスト版を作成する処理を行う(ステップB23)。
この場合、1組の処理ポイント(始点位置、終点位置)においてその始点位置に対応する画像位置から終点位置に対応する画像位置までの画像部分を抽出する動作を各組の処理ポイント毎に実行し、抽出した各画像部分を順次繋げることによりダイジェスト版を作成するようにしているが、画像部分を抽出する範囲としては、始点位置から終点位置までの範囲内の画像部分に限らず、始点位置から所定量(例えば、5秒前)まで遡った画像位置からとしてもよく、また、終点位置から所定量(例えば、5秒後)経過した画像位置までとしてもよい。例えば、始点位置から所定量(例えば、5秒前)まで遡った位置と終点位置までの画像部分を抽出したり、始点位置から所定量(例えば、5秒前)まで遡った位置と終点位置から所定量(例えば、5秒後)経過した位置までの画像部分を抽出したりするようにしてもよい。そして、作成したダイジェスト版を作成し、表示情報記憶部M4内の対応する「ダイジェスト版」に記憶させた後(ステップB24)、図5のステップA3に戻る。
図8及び図9は、表示情報再生処理(図5のステップA13)を詳述するためのフローチャートである。
この表示情報再生処理は、表示情報の再生がユーザ操作によって指示されたり、予約時刻などに応じて指示されたりした場合に実行開始されるもので、先ず、中央制御部11は、再生の種類として、ジャンプ再生、ダイジェスト再生、チャプタ再生、通常再生のいずれが指定されたかを調べる(図8のステップC1)。いま、ジャンプ再生、ダイジェスト再生、チャプタ再生以外の通常再生が指示されたときには(ステップC1)、再生対象として指定された表示情報として表示情報記憶部M4から対応する「実データ」から読み出して表示部17に順次表示させる通常の再生動作を開始する(ステップC2)。
この通常の再生動作中においては、再生対象として指定された表示情報に対応する「処理ポイント」を表示情報記憶部M4から読み出し(ステップC3)、再生位置は最初の組の処理ポイント(始点位置)に近づいたか、つまり、再生位置が処理ポイント(始点位置)から所定量前(例えば、5秒前)の画像位置であるかを調べる(ステップC4)。ここで、再生位置が処理ポイント(始点位置)に近づいていなければ(ステップC4でNO)、後述するステップC8に移るが、再生位置が処理ポイント(始点位置)に近づいたときには(ステップC4でYES)、迫力ある画像部分を明示するアイコン(例えば、3D!!)を再生画面上に表示させる(ステップC5)。
そして、再生位置は処理ポイント(終点位置)に一致するかを調べ(ステップC6)、再生位置が処理ポイント(終点位置)に一致しなければ(ステップC6でNO)、後述するステップC8に移るが、再生位置が処理ポイント(終点位置)に一致したときには(ステップC6でYES)、再生画面上のアイコン(3D!!)の表示を消去させる(ステップC7)。なお、アイコンの点灯時間は、処理ポイントの始点位置から所定量前(例えば、5秒前)の画像位置と終点位置までの時間としたり、始点位置から所定量前(例えば、5秒前)の画像位置と終点位置から所定量後(例えば、5秒後)の画像位置までの時間としたりするようにしてもよい。
図10は、迫力ある画像部分であることを明示するアイコン(3D!!)が再生画面上に表示された状態を示した図である。
なお、この場合、アイコン表示に限らず、メッセージをポップアップ表示させるようにしてもよい。以下、再生終了が指示されるまで(ステップC8でNO)、上述の再生動作を継続しながらアイコン表示を行う。その後、再生終了の指示に応じて(ステップC5でYES)、図5のステップA3に戻る。
ジャンプ再生が指示されたときには(ステップC1)、再生対象として指定された表示情報に対応する「処理ポイント」のうち、最初の組の処理ポイント(始点位置、終点位置)を表示情報記憶部M4から読み出して、最初に読み出した組の処理ポイント(始点位置)の画像位置から所定量前(例えば、5秒前)の画像位置を再生位置として決定した後(ステップC9)、この再生位置から「実データ」の内容を読み出して、表示部17に順次表示させるジャンプ再生動作を開始する(ステップC10)。
そして、再生位置は、処理ポイント(終点位置)に一致するかを調べ(ステップC11)、再生位置が処理ポイント(終点位置)に一致しなければ(ステップC11でNO)、後述するステップC13に移るが、再生位置が処理ポイント(終点位置)に一致したときには(ステップC11でYES)、「処理ポイント」に複数組の処理ポイントが記憶されているかを調べ(ステップC12)、複数組の処理ポイントが記憶されていれば(ステップC12でYES)、上述のステップC9に戻り、次の組の処理ポイントを読み出し、上述のジャンプ再生動作を行う。以下、複数の処理ポイント分の再生動作の終了を検出したり(ステップC12でNO)、ユーザ操作による再生終了が指示されたりすると(ステップC13でYES)、図5のステップA3に戻る。
ダイジェスト再生が指示されたときには(ステップC1)、再生対象として指定された表示情報として表示情報記憶部M4の「ダイジェスト版」を読み出して、表示部17に順次表示させるダイジェスト再生動作を開始する(図9のステップC14)。その後、ダイジェスト再生動作の終了を検出したり、ユーザ操作による再生終了が指示されたりするまで(ステップC15でNO)、このダイジェスト再生動作を継続する。その後、再生終了に応じて(ステップC15でYES)、図5のステップA3に戻る。
チャプタ再生が指示されたときには(ステップC1)、再生対象として指定された表示情報に対応する「処理ポイント」のうち、最初の組の処理ポイント(始点位置、終点位置)を表示情報記憶部M4から読み出して、この処理ポイント(始点位置)をチャプタ再生位置として決定すると共に(ステップC16)、そのチャプタ再生位置に対応する「実データ」の内容(1フレーム)を読み出した後(ステップC17)、この1フレーム画像に基づいてサムネイル画像を生成して表示部17に表示させる(ステップC18)。ここで、「処理ポイント」に複数組の処理ポイントが記憶されている場合には(ステップC19でYES)、上述のステップC16に戻り、以下、複数組の処理ポイント分のサムネイル画像が表示されるまでサムネイル表示を繰り返す。
図11は、複数組の処理ポイント分のサムネイル画像が一覧表示されている状態を示した図である。
図示の例は、6場面分のサムネイル画像(A、B、C、D、F)が一覧表示されている状態を示している。この一覧画面の中から任意のサムネイル画像を選択するユーザ操作が行われると(ステップC20)、選択されたサムネイル画像に対応する処理ポイントの始点位置から終点位置までの画像部分の「実データ」を表示情報記憶部M4から読み出して、そのチャプタ部分の再生動作を開始させる(ステップC21)。以下、ユーザ操作による再生終了が指示されたりするまで(ステップC22でNO)、サムネイル画像が選択される毎に、チャプタ再生動作を行う。その後、再生終了に応じて(ステップC22でYES)、図5のステップA3に戻る。
以上のように、本実施形態において中央制御部11は、3D画像を含む一連の画像を表示する場合に、時系列に検出した3D深度に基づいて、所定の処理を実行するようにしたので、3D深度に応じて3D画像の効果的な表示を実現することができ、その結果、娯楽性や色々な楽しみ方に富んだ表示が可能となる。
中央制御部11は、3D画像を含む一連の画像を順次解析するようにしたので、3D深度を適切に検出することができる。
一連の画像に含まれている3D画像を構成する左目用の画像と右目用の画像との差分を3D深度として時系列に検出するようにしたので、視認者の右目と左目の視差を利用した技術に適用することが可能となる。
一連の画像に付加されている時系列に3D深度情報を参照することによって時系列の3D深度を検出するようにしたので、3D深度を容易かつ迅速に検出することが可能となる。
中央制御部11は、検出した3D深度が所定値以上である場合に、その3D深度の画像位置を表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」として記憶しておき、この処理ポイントに基づいて、所定の処理を実行するようにしたので、3D深度に応じた処理を適切に実行することができる。
中央制御部11は、一連の画像の再生中において再生位置が表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」に近づいた旨を報知するようにしたので、例えば、迫力のある画像部分の再生間近であることをユーザに知らせることができる。
再生位置が表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」である旨の報知は、再生位置が処理ポイントに近づいてからその処理ポイントを通過するまで行うようにしたので、例えば、3Dの飛び出し量が少ない箇所から大きい箇所への移行することの予告が可能となる。
中央制御部11は、表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」に基づいて再生位置を決定しながら再生処理を実行するようにしたので、3D深度に応じたジャンプ再生が可能となる。
中央制御部11は、表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」に基づいて再生位置を決定する際に、処理ポイントよりも所定量分前の位置を再生位置として決定するようにしたので、迫力のある画像部分が急に出現するのではなく、例えば、ユーザにあっては3Dの飛び出し量が少ない箇所から大きい箇所への移行を確認することができ、より迫力のあるものとなる。
中央制御部11は、表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」に基づいて指定される画像部分を抽出してダイジェスト版を作成するようにしたので、3D深度に応じたダイジェスト版の作成が可能となる。
中央制御部11は、表示情報記憶部M4内の「処理ポイント」を場面の区切り位置として設定するようにしたので、3D深度に応じたチャプタ再生が可能となる。
3D画像を含む一連の画像をどのような3D深度で表示させるかの表示モードが切り替えられた際に、その切り替え位置を処理ポイントとして時系列に検出して記憶するようにしたので、表示モード切り替え位置を処理対象の基準位置として記憶することができる。
表示モード切り替え位置である処理ポイントに基づいて、所定の処理を実行するようにしたので、例えば、3Dレベルの表示モードから1Dレベルの表示モードや2Dレベルの表示モードからレベル0(ゼロ)の表示モードなどに切り替えられたときには、その切り替え位置に応じた処理を行うことがでる。
再生位置が表示モード切り替え位置である処理ポイントに近づいた際に、その旨を報知するようにしたので、例えば、表示モードを切り替えた位置の間近であることをユーザに知らせることができる。
表示モード切り替え位置である処理ポイントに基づいて、再生位置を決定しながら再生処理を実行するようにしたので、表示モードを切り替えに応じたジャンプ再生が可能となる。
表示モード切り替え位置である処理ポイントに基づいて指定される画像部分を抽出してダイジェスト版を作成するようにしたので、表示モードを切り替えに応じたダイジェスト版の作成が可能となる。
表示モード切り替え位置である処理ポイントを場面の区切り位置として設定するようにしたので、3D深度に応じたチャプタ再生が可能となる。
なお、上述した実施形態においては、時系列に検出した3D深度が所定値以上(例えば、2Dレベル以上)の画像部分を特定した際に、その画像位置を処理ポイントとして検出するようにしたが、3D深度が所定値以下(例えば、1Dレベル以下)の画像部分を特定してその画像位置を処理ポイントとして検出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、一連の画像の再生中において再生位置が処理ポイントに近づいた旨を報知する場合に、アイコンを点灯表示させるようにしたが、ポップアップ表示、プルダウン表示、音声メッセージ出力などの報知であってもよい。
画像表示装置としては携帯電話機に限らず、表示装置付きのパーソナルコンピュータ・PDA・デジタルカメラ・音楽プレイヤーなど、任意の画像表示装置であってもよい。さらに、折り畳みタイプの端末装置に限らず、ストレートタイプ、スライドタイプ、スピントップタイプなど任意の筐体構造であってもよい。また、赤外線通信機能(リモコン機能)を備えた携帯電話機において、ブルーレイレコーダ、DVDレコーダに対して、操作キーに応じた操作信号を送信してレコーダを遠隔操作するようにしてもよい。
その他、上述した実施形態において示した“装置”や“機”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
1 携帯電話機
3 無線通信網
4 インターネット
11 中央制御部
13 記憶部
14 無線通信部
16 テレビ放送受信部
17 表示部
18 2D/3D変換処理部
19 視差バリア制御部
20 操作部
M1 プログラム記憶部
M2 各種情報一時記憶部
M3 表示モード記憶部
M4 表示情報記憶部

Claims (18)

  1. 3D画像を含む一連の画像を表示することが可能な画像表示装置であって、
    前記一連の画像から時系列に3D深度を検出する検出手段と、
    前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段と、
    前記一連の画像の再生中において再生位置が前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに近づいた旨を報知する報知処理を開始する処理実行手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記検出手段は、前記一連の画像を順次解析することによって3D深度を検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記検出手段は、前記一連の画像に含まれている3D画像を構成する左目用の画像と右目用の画像との差分を3D深度として検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載の画像表示装置。
  4. 前記検出手段は、前記一連の画像に付加されている時系列の3D深度情報を参照することによって時系列に3D深度を検出する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  5. 前記検出手段によって検出された3D深度が所定値以上か否かを判別する判別手段と、
    前記判別手段により3D深度が所定値以上であると判別された場合に、その3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段と、
    をさらに備え、
    前記処理実行手段は、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいて、所定の処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  6. 前記処理実行手段は、再生位置が前記処理ポイントに近づいてからその処理ポイントを通過するまでの間、再生位置が処理ポイントである旨を報知する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の画像表示装置。
  7. 前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
    前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定しながら再生処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  8. 前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定する際に、処理ポイントよりも所定量分前の位置を再生位置として決定する、
    ようにしたことを特徴とする請求項記載の画像表示装置。
  9. 前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
    前記処理実行手段は、前記一連の画像の短編版を作成する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいて指定される画像部分を抽出して短編版を作成する短編版作成処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  10. 前記検出手段によって検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶するポイント記憶手段をさらに備え、
    前記処理実行手段は、前記一連の画像に場面の区切りを設定する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントを場面の区切り位置として設定する区切り設定処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  11. 3D画像を含む一連の画像を表示可能な画像表示装置であって、
    前記一連の画像をどのような3D深度で表示させるかの表示モードの切り替えを検出する表示モード切替手段と、
    前記一連の画像の再生中において前記表示モード切替手段により表示モードが切り替えられた際に、その切り替え位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして検出するポイント検出手段と、
    前記ポイント検出手段によって検出された処理ポイントを記憶するポイント記憶手段と、
    を備えることを特徴とする画像表示装置。
  12. 前記ポイント記憶手段に記憶されている表示モード切り替え位置である処理ポイントに基づいて、所定の処理を実行する処理実行手段をさらに備える、
    ようにしたことを特徴とする請求項11記載の画像表示装置。
  13. 前記処理実行手段は、前記一連の画像の再生中において再生位置が前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに近づいた際に、その旨を報知する報知処理を開始する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  14. 前記処理実行手段は、前記一連の画像を再生する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいてその再生位置を決定しながら再生処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  15. 前記処理実行手段は、前記一連の画像の短編版を作成する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントに基づいて指定される画像部分を抽出して短編版を作成する短編版作成処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  16. 前記処理実行手段は、前記一連の画像に場面の区切りを設定する場合に、前記ポイント記憶手段に記憶されている処理ポイントを場面の区切り位置として設定する区切り設定処理を実行する、
    ようにしたことを特徴とする請求項12記載の画像表示装置。
  17. コンピュータに対して、
    3D画像を含む一連の画像を表示する機能と、
    前記一連の画像から時系列に3D深度を検出する機能と、
    前記検出された3D深度に基づいて、所定の3D深度の画像位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントとして記憶する機能と、
    前記一連の画像の再生中において再生位置が前記記憶されている処理ポイントに近づいた旨を報知する報知処理を開始する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  18. コンピュータに対して、
    3D画像を含む一連の画像を表示する機能と、
    前記一連の画像をどのような3D深度で表示させるかの表示モードの切り替えを検出する機能と、
    前記一連の画像の再生中において前記3D深度の表示モードが切り替えられた際に、その再生位置を処理対象の基準位置を示す処理ポイントして検出する機能と、
    前記切り替えられた3D深度の表示モードと前記検出された処理ポイントとを対応付けて記憶管理する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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