JP5487074B2 - 映像伝送方法、及び映像伝送システム - Google Patents

映像伝送方法、及び映像伝送システム Download PDF

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本発明は、高解像度パノラマ映像をユーザの注視領域指定に応じて一定の伝送帯域以内で伝送するための映像伝送方法、及映像伝送システムに関する。
複数のカメラ映像をまとめて圧縮する符号化方式として、国際標準符号化方式H.264 Annex Hとして多視点映像符号化(MVC)が標準化されている(例えば、非特許文献1参照)。MVCでは、複数の映像符号化データが多重化された形で圧縮符号化される。同じタイムスタンプのフレームの符号化データが連続して多重化される。すなわち、符号化データは、複数の映像データが多重化されたストリームになる。同じタイムスタンプのフレームが連続して多重化されているため、復号器は、MVCの符号化データを復号することで、同じタイムスタンプの複数のカメラ映像を連続して復号して出力することができる。
図18は、従来技術による映像伝送システムの構成を示すブロック図である。図において、従来技術の映像伝送システムは、多重化装置1、映像伝送サーバ2、映像再生クライアント3から構成される。多重化装置1において、符号化部101は、MVC符号化部であり、M本の入力ストリームを同一の固定符号化レートで符号化・多重化し、多重化データを作成する。データ蓄積部102は、このM本のストリームを含む多重化データを蓄積する。
映像伝送サーバ2において、データ送信部103は、データ蓄積部102に蓄積されているM本の多重化ストリームからN(≦M)本のストリームを取り出し、映像再生クライアント3へ送出する。ここで、N本のストリームを送出するためには、N×固定符号化レート分の伝送レートが必要となる。
映像再生クライアント3において、データ受信部104は、N本のストリームを受信する。復号化部105は、N本のストリームを復号する。映像表示部106は、部分映像を表示する。
なお、ここでは、M本のストリーム(全体ストリーム)から構成される映像を「全体映像」、N(≦M)本のストリーム(部分ストリーム)から構成される映像を「部分映像」、1本のストリームから構成される映像を「単位映像」と定義する。つまり、全体映像は、M個の単位映像、部分映像は、N個の単位映像から構成される。
Hideaki Kimata, Shinya Shimizu, Yutaka Kunita, Megumi Isogai, and Yoshimitsu Ohtani, "Panorama video coding for user-driven interactive video application," IEEE International Symposium on Consumer Electronics (ISCE) 2009, 2009.
上述した従来技術では、HDサイズを超えるような高解像度パノラマ映像を実網などの制限された伝送帯域以下で伝送できないという問題があった。具体的には、伝送レート<N×固定符号化レートの場合には、N本の部分ストリームから構成される部分映像を送出できないという問題があった。
また、伝送レート≧N×固定符号化レートとなるように符号化レートを下げ過ぎると、画像品質が悪くなるという問題があった。
さらに、N本の部分ストリームからなる部分映像を十分な品質でできたとしても、部分映像の伝送であるため、ユーザの注視領域の急激な変更操作に追随した伝送要求、及び部分映像の受信ができないという問題があった。つまり、ユーザの注視領域操作に追随して、映像を表示できないという問題があった。なお、ここでの注視領域操作とは、「ズームイン(注視領域縮小)」、「ズームアウト(注視領域拡大)」、「上移動」、「下移動」、「左移動」、「右移動」などを意味する。
図19は、注視領域の変更例を示す概念図である。映像データは、図19に示すように、複数の解像度、例えば、高解像度、中解像度、及び低解像度に変換された後、各解像度の1つが640×320画素からなるタイルサイズの32個のタイルに分割される。各タイルに付された数字が、タイル分割情報(タイルID)である。高解像度タイルの0,1,2,8,9,10,16,17,18が注視領域1であり、4,5,6,12,13,14,20,21,22が注視領域2であり、1,2,3,9,10,11,17,18,19が注視領域3であると想定する。
例えば、図19において、注視領域1から注視領域2へ急激な変更操作が行われた場合、注視領域2の部分映像の要求をかけてから受信するまでは、伝送遅延などが原因となり、表示すべき映像がなくなるという問題があった。
さらに、図19の注視領域1→注視領域3→注視領域2へと急激な変更操作が行われた場合に、注視領域の部分映像の2重要求が禁止されている(前回の部分映像の要求から受信を待って、新規の要求をかける)ケースにおいては、上記変更操作の途中で注視領域3の位置に来たときに、すぐに注視領域3の部分映像の要求をかけると、注視領域3の部分映像の受信処理を待たなくてはいけないため、本来ユーザが目的とする注視領域2の部分映像の要求、受信処理がさらに遅延するという問題があった。
図20は、従来技術において、注視領域の部分映像の二重要求が禁止されている映像伝送システムにおいて、注視領域の急激な変更が起こったときの動作を説明するためのフローチャートである。具体的には、従来技術の方法では、注視領域の移動により重なりのあるタイルに変更があると、すぐにタイル映像の要求を行っていたため、注視領域3の部分映像の要求(ステップS1001)、受信(ステップS1002)の後に、注視領域2の部分映像の要求(ステップS1003)、受信(ステップS1004)を行っていた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、符号化レートを下げ過ぎることなく、伝送レート以下で高解像度パノラマ映像を伝送することができ、映像品質を最大化でき、ユーザの注視領域の急激な操作に対しても、伝送レート以下で映像を表示することができ、さらに、注視領域の移動時にユーザが目的とする注視領域の受信を早めることができる映像伝送方法、及映像伝送システムを提供することにある。


上述した課題を解決するために、本発明は、入力映像を符号化・多重化して所定の伝送帯域で伝送する映像伝送方法であって、入力映像を解像度変換し、解像度変換した各映像を複数の小領域に分割する第1のステップと、前記複数の小領域の各々にタイルIDを付与する第2のステップと、前記複数の小領域の各ストリームを、複数の符号化レートを指定するパラメータで符号化し多重化する第3のステップと、前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に対してデータIDを付与する第4のステップと、前記複数の小領域の各々に付与されたタイルIDと前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に付与されたデータIDとが対応付けられた対応表を作成する第5のステップと、前記複数の小領域の各ストリームの符号化結果に付与されたデータIDに対する評価値の算出する第6のステップとを含むことを特徴とする映像伝送方法である。
本発明は、上記の発明において、前記対応表と前記評価値とを受信する第7のステップと、ユーザから指定される注視領域から着目解像度を決定する第8のステップと、前記対応表に基づいて、前記注視領域に対応する小領域のタイルIDリストを作成する第9のステップと、前記小領域のタイルIDリスト中に含まれる各小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを前記対応表から抽出し、前記評価値に基づいて、各データIDに対する補正評価値を算出する第10のステップと、前記補正評価値と前記小領域のタイルIDとから前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第11のステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第8のステップは、前記注視領域が拡大する場合と前記注視領域が縮小する場合との閾値を異なる値に設定する第12のステップと、注視領域の縦幅または横幅と前記閾値との大小関係に基づいて、前記着目解像度を決定する第13のステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第11のステップは、伝送ビットレートを設定する第14のステップと、前記伝送ビットレートから映像とは関係ないデータによるビットレートを減算することで、映像の使用可能帯域を算出する第15のステップと、前記映像の使用可能帯域に基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第16のステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第16のステップは、前記補正評価値に基づく優先度に基づいて、前記小領域のタイルIDリストから、前記使用可能帯域より小さい伝送ビットレートを有するタイルID候補を絞り込む第17のステップと、前記タイルID候補における、前記着目解像度と、該着目解像度に対してN個下の解像度とに基づいて、前記小領域のタイルIDの選択品質を決定する第18のステップと、前記小領域のタイルIDと前記選択品質とに基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第19のステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第17のステップは、前記小領域のタイルIDリストから該当小領域のタイルIDを選択する第20のステップと、前記小領域のタイルIDの最低品質の伝送ビットレートが使用可能帯域以下であるかを判定する第21のステップと、前記伝送ビットレートが使用可能帯域以下であると判定された場合、前記使用可能帯域から該当小領域のタイルIDの最低品質の伝送ビットレートを減算し、該当小領域のタイルIDを、優先度が次の小領域のタイルIDに変更し、絞り込み後の小領域のタイルID候補の数を算出する第22のステップと、前記伝送ビットレートが使用可能帯域以下でないと判定された場合、前記小領域のタイルIDリストから該当小領域のタイルID以下の優先度の小領域のタイルIDを削除する第23のステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記第18のステップは、前記小領域のタイルIDリストのうち、前記補正評価値の最も低いタイルIDを改善対象の小領域のタイルIDとして決定する第24のステップと、前記改善対象の小領域のタイルIDが存在し、かつ現在の選択品質から改善品質への増加分のビットレートが前記使用可能帯域以下である場合、前記使用可能帯域から増加分のビットレートを減算したものを使用可能帯域とし、前記選択品質を前記改善品質に変更し、前記改善対象の小領域のタイルIDの補正評価値を更新する第25のステップと、前記改善対象の小領域のタイルIDが存在しないか、あるいは、現在の選択品質から改善品質への増加分のビットレートが使用可能帯域以下でない場合、当該選択品質の決定処理を終了する第26のステップとを含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、多重化装置により符号化・多重化した映像を映像再生クライアントに所定の伝送帯域で伝送する映像伝送装置であって、前記入力映像を複数の解像度に変換する解像度変換手段と、前記解像度変換手段により複数の解像度に変換された各解像度の映像を、複数の小領域に分割する映像分割手段と、前記映像分割手段により分割された複数の小領域のストリームの各々を、複数の符号化レートを指定するパラメータで符号化して多重化する符号化手段と、前記符号化手段により符号化された複数の小領域のストリームの各々に対する品質評価値を算出する評価値算出手段と、前記映像分割手段により分割された小領域と前記符号化手段により符号化された複数の小領域のストリームとを対応付けた対応表を作成する対応表作成手段と、前記映像再生クライアントで指定された注視領域に基づいて、伝送対象となる所定数の小領域のストリームを決定する決定手段と、前記符号化手段により符号化された複数のストリームの中から、前記決定手段により決定された伝送対象となる所定数の小領域のストリームを選択する第1の選択手段と、前記第1の選択手段により選択される前記所定数の小領域のストリームの符号化レートの総和が、所定の伝送帯域以内となり、かつ、前記所定数の小領域のストリームの品質評価値の最低値がより高くなるように、前記所定数の小領域のストリームの中から、複数の解像度の映像ストリームを選択する第2の選択手段と、前記第2の選択手段により最終的に選択された、前記複数の解像度の映像ストリームを前記映像再生クライアントに伝送する伝送手段とを備えることを特徴とする映像伝送装置である。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、多重化装置により符号化・多重化した映像を映像再生クライアントに所定の伝送帯域で伝送する映像伝送装置のコンピュータに、前記入力映像を複数の解像度に変換する解像度変換機能、前記複数の解像度に変換された各解像度の映像を、複数の小領域に分割する映像分割機能、前記分割された複数の小領域のストリームの各々を、複数の符号化レートを指定するパラメータで符号化して多重化する符号化機能、前記符号化された複数の小領域のストリームの各々に対する品質評価値を算出する評価値算出機能、前記分割された小領域と前記符号化された複数の小領域のストリームとを対応付けた対応表を作成する対応表作成機能、前記映像再生クライアントで指定された注視領域に基づいて、伝送対象となる所定数の小領域のストリームを決定する決定機能、前記符号化された複数のストリームの中から、前記伝送対象となる所定数の小領域のストリームを選択する第1の選択機能、前記選択された所定数の小領域のストリームの符号化レートの総和が、所定の伝送帯域以内となり、かつ、前記所定数の小領域のストリームの品質評価値の最低値がより高くなるように、前記所定数の小領域のストリームの中から、複数の解像度の映像ストリームを選択する第2の選択機能、前記最終的に選択された、前記複数の解像度の映像ストリームを前記映像再生クライアントに伝送する伝送機能を実現することを特徴とするプログラムである。
本発明は、上記の発明において、前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームをデータ蓄積部に蓄積する第27のステップと、前記決定されたデータIDに基づいて、ユーザが注視領域を指定してから一定時間以上経過した後、前記注視領域に対応する小領域のストリームをコマンド要求する第28のステップと、前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームの中から、前記コマンド要求された、前記決定されたデータIDに対応する、前記注視領域に対応する小領域のストリームを取り出す第29のステップと、前記取り出された、前記注視領域に対応する小領域のストリームを、最終的な映像ストリームとして伝送する第30のステップとを更に含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記決定手段は、前記映像再生クライアントで注視領域が指定されてから一定時間以上経過した後、伝送対象となる所定数の小領域のストリームを決定することを特徴とする。
この発明によれば、符号化レートを下げ過ぎることなく、伝送レート以下で高解像度パノラマ映像を伝送することができ、映像品質を最大化でき、ユーザの注視領域の急激な操作に対しても、伝送レート以下で映像を表示することができ、さらに、注視領域の移動時にユーザが目的とする注視領域の受信を早めることができる。
本発明の実施形態による映像伝送システムの構成を示すブロック図である。 解像度変換&映像分割部200による映像データのタイル分割例、及びタイル分割情報(タイルID)の付与例を示す概念図である。 高解像度タイルを対象としたデータIDの付与例を示す概念図である。 各タイル映像と映像符号化データとの対応表の一例を示す概念図である。 1フレーム単位(または所定のフレーム単位)毎の評価値の例を示す概念図である。 多重化装置10における処理手順を示すフローチャートである。 ユーザの注視領域の指定からコマンド変換部211におけるデータIDの決定方法までの処理手順を示すフローチャートである。 注視領域から着目解像度の決定方法を説明するための概念図である。 各解像度におけるタイルIDの対応関係を示す概念図である。 タイルIDの決定方法を説明するための概念図である。 補正評価値とタイルIDによるデータIDの決定手順を説明するためのフローチャートである。 使用可能帯域を考慮したデータIDの決定手順を説明するためのフローチャートである。 優先度によるタイルID候補の絞込み手順(解像度別)を説明するためのフローチャートである。 選択品質における補正評価値をキーとしたタイルIDの昇順ソート後、選択品質の変更1回実施後の例を示す概念図である。 タイルIDの選択品質決定手順(解像度別)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、注視領域の部分映像の二重要求が禁止されている映像伝送システムにおいて、注視領域の急激な変更が起こったときに生じる受信の遅延を回避するための動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、注視領域の部分映像の二重要求が禁止されている映像伝送システムにおいて、注視領域の急激な変更が起こったときに生じる受信の遅延を回避するための動作を説明するためのフローチャートである。 従来技術による映像伝送システムの構成を示すブロック図である。 注視領域の変更例を示す概念図である。 従来技術において、注視領域の部分映像の二重要求が禁止されている映像伝送システムにおいて、注視領域の急激な変更が起こったときの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
A.実施形態の構成
本発明では、決められた伝送帯域(Xとする)の中で、注視領域を含み、複数の解像度で符号化されているN個の単位映像を受信したい場合に、各領域の各符号レートY(y1、y2、y3など)に応じた品質(高いレートほどに高い品質)のうち、最低品質が高くなるように、N個の領域の符号レートを定めることを特徴としている。
図1は、本発明の実施形態による映像伝送システムの構成を示すブロック図である。図において、本実施形態による映像伝送システムは、多重化装置10、映像伝送サーバ20、及び映像再生クライアント30からなる。多重化装置10において、解像度変換&映像分割部200は、映像データを複数の解像度に変換した後に、各解像度の映像データをタイル分割し(例えば、後述する図2を参照)、小領域の映像データからなるタイル映像を作成する。
符号化部201は、これらタイル映像を複数の符号化レートを指定するパラメータ(例えば、ビットレートやQP値など)で符号化・多重化し、映像データを作成する。データ蓄積部202は、タイル分割情報(例えば、後述する図2を参照)、符号化前のタイル映像データ、タイル映像毎の符号化及び多重化した映像データ、及び符号化処理の過程で作成されるタイル映像ローカルデコード映像データを蓄積する。
評価値計算部203は、データ蓄積部202に蓄積されている映像データを用いて、1フレーム単位(または所定のフレーム単位)毎の評価値を計算し、これら評価値(例えば、後述する図5を参照)、及び各タイル映像と映像符号化データとの対応表(例えば、後述する図4を参照)を、対応テーブル&評価値蓄積部204に蓄積する。
映像伝送サーバ20において、データ管理部205は、コマンド受信部206で受信した、映像再生クライアント30からのコマンド(データIDを用いたストリーム要求)に従って、データ蓄積部202へN(≦M)本のストリーム要求を行うことで、データ蓄積部202に蓄積されたM本のストリームからN本のストリームを取り出し、データ送信部207へ転送する。
データ送信部207は、N本のストリームを映像再生クライアント30へ送出する。コマンド受信部206は、映像再生クライアント30からのコマンドを受信する。なお、映像再生クライアント30へデータ送信前に、データ送信部207は、タイル分割情報(例えば、後述する図2を参照)をデータ受信部212へ送出する。また、対応テーブル&評価値送信部208は、評価値蓄積部204から対応テーブル、及び評価値情報を取り出し、映像再生クライアントの評価値受信部215へ送出する。
映像再生クライアント30において、データ受信部212は、タイル分割情報、及びN本のストリームを受信する。復号化部213は、N本のストリームを復号する。映像表示部214は、復号化された部分映像をタイル分割情報に基づき再構成して表示する。対応テーブル&評価値受信部215は、映像伝送サーバ20から送信される対応テーブル、及び評価値情報を受信し、対応テーブル&評価値蓄積部216に蓄積する。注視領域指定部217は、ユーザから注視領域の変更を受付ける。
タイルIDリスト作成部218は、ユーザの注視領域の指定に変更があった場合に、注視領域からタイルIDリストを決定し、該当のタイルIDに対応するデータIDを対応テーブルから決定し、該当のデータIDに関連する評価値を、対応テーブル&評価値蓄積部216から取出し、補正評価値計算部210に送出する。補正評価値計算部210は、該当のデータIDに関連する評価値の補正(例えば、各フレーム単位の評価値を一定区間毎に平均化するなどの補正処理)を行う。これにより頻繁なコマンド要求を回避する効果がある。
コマンド変換部211は、注視領域指定の変更、及び補正評価値の変更があった場合に、補正評価値とタイルIDとに基づいて、映像伝送サーバ20に要求するデータIDを決定する。コマンド送信部209は、コマンド変換部211で決定されたデータIDに基づくコマンドを送信する。
なお、多重化装置10におけるデータ蓄積部202と対応テーブル&評価値蓄積部204とを機能統合し、映像伝送サーバ20におけるデータ送信部207と対応テーブル&評価値送信部208とを機能統合し、映像再生クライアント30におけるデータ受信部212と対応テーブル&評価値受信部215とを機能統合するような構成も可能である。
図2は、解像度変換&映像分割部200による映像データのタイル分割例、及びタイル分割情報(タイルID)の付与例を示す概念図である。映像データは、図2に示すように、複数の解像度、例えば、高解像度、中解像度、及び低解像度に変換された後、各解像度の映像データ毎にタイル分割される。図2の例では、高解像度の映像データは、1つが640×320画素からなるタイルサイズの32個のタイルに分割され、中解像度の映像データは、1つが640×320画素からなるタイルサイズの8個のタイルに分割され、低解像度の映像データは、1つが640×320画素からなるタイルサイズの2個のタイルに分割される。各タイルに付された数字が、タイル分割情報(タイルID)である。高解像度タイルの0,1,2,8,9,10,16,17,18が注視領域1であり、4,5,6,12,13,14,20,21,22が注視領域2であると想定する。
図3は、高解像度タイルを対象としたデータIDの付与例を示す概念図である。高解像度映像に含まれるタイルについては、各ビットレートでの符号化結果に対し、データIDが付与される。例えば、ビットレートが500Kbpsで映像符号化した場合の映像符号化データIDは、100,101,…,130,131となる。また、ビットレートが1Mbpsで映像符号化した場合の映像符号化データIDは、200,201,…,230,231となる。同様にして、ビットレートが1.5Mbpsで映像符号化した場合の映像符号化データIDは、300,301,・・・,330,331となる。
図4は、各タイル映像と映像符号化データとの対応表の一例を示す概念図である。該対応表は、図2に示す高解像度タイルに付与されたタイルIDと、図3に示すビットレートでのデータIDとを対応付けたものである。すなわち、0,1,…,31のタイルIDに対して、ビットレートが500Kbpsでの100,101,…,131のデータIDが対応付けられており、ビットレートが1Mbpsでの200,201,…,231のデータIDが対応付けられており、ビットレートが1.5Mbpsでの300,301,・・・,331のデータIDが対応付けられている。
図5は、1フレーム単位(または所定のフレーム単位)毎の評価値の例を示す概念図である。高解像度タイルを対象としてタイルIDにおけるストリームを500kbps、1Mbps、1.5Mbpsで符号化した時のローカルデコード画像のY成分のSNR(Signal Nose Ratio)を評価値としている。
次に、本実施形態の映像多重化・伝送方法について詳細に説明する。
ここでは、解像度、符号化ビットレートは3段階とし、入力映像サイズ(高解像度映像サイズ):5120×1280画素、中解像度映像サイズ:2560×640画素、低解像度映像サイズ:1280×320画素、タイルサイズ:640×320画素、ビットレートは、500kbps、1Mbps、1.5Mbpsとした場合の説明を行う。
B.多重化装置10の処理
図6は、多重化装置10における処理手順を示すフローチャートである。まず、解像度変換&映像分割部200で、入力映像データを解像度変換した後、タイル分割し(ステップS1101)、図2に示すように、各タイルにタイルIDを付与する(ステップS1102)。次に、符号化部201で、各タイルを複数段階のビットレートで符号化し(ステップS1103)、各ビットレートでの符号化結果に対してデータIDを付与する(ステップS1104)。例えば、高解像度映像に含まれるタイルについては、各ビットレートでの符号化結果に対し、図3に示されるようにデータIDが付与される。
続いて、評価値計算部203で、図4に示すようなタイルIDとデータIDとの対応表を作成し(ステップS1105)、最後に、各データIDに対する評価値を算出する(ステップS1106)。例えば、評価値として、符号化時に作成されるローカルデコード画像のY成分SNRを用いた場合、フレームの関数SNR(f)と表現でき、fはフレーム番号を示す。なぜなら、フレーム毎にSNRが変動するためである。これにより、各タイルのフレーム毎の映像品質が把握できる。
ここで、f番目の各フレームのSNR(f)は、次式(1)により算出する。
SNR(f)=10*log10(MAX/MSE(f)) ………………(1)
単位はデシベル[dB]である。MAXは、原画像が取り得る最大画素値である。例えば、ビット深度が8ビットの場合のMAXの値は、255となる。また、数式(1)のMSE(f)とは、フレーム番号fでの平均二乗誤差(Mean Square Error)のことであり、タイルサイズの原画像とローカルデコード画像との差分の二乗総和を、タイルサイズの画素数で割ることで求められる。
また、符号化部201にてローカルデコード画像が得られない符号化モード(例えば、フルイントラモード)などの場合には、ローカルデコード画像作成(復号化)を符号化手順とは別に行う必要がある。
C.映像再生クライアント30の処理
次に、本実施形態による映像再生クライアント30の処理手順について説明する。
図7は、本実施形態による映像再生クライアント30において、ユーザの注視領域の指定からコマンド変換部211におけるデータIDの決定方法までの処理手順を示すフローチャートである。まず、タイトルIDリスト作成部218で、注視領域指定部217からのユーザの注視領域の指定から着目解像度を決定し(ステップS1201)、タイトルIDリスト作成部218で、注視領域からタイルIDリストを作成し(ステップS1202)、補正評価値計算部210で、タイルIDリスト中に含まれる各データIDの補正評価値を算出する(ステップS1203)。そして、コマンド変換部211で、補正評価値とタイルIDとからデータIDを決定する(ステップS1204)。
次に、ステップS1201における注視領域から着目解像度の決定方法について説明する。図8は、注視領域から着目解像度の決定方法を説明するための概念図である。ここでは、高解像度パノラマ映像に対して、注視領域を拡大させる(ズームインする)場合と、注視領域を縮小させる(ズームアウトする)場合とで閾値を一致させないことに特徴があり、閾値付近での頻繁な解像度の変更を回避する効果がある。
例えば、図8に示すように、注視領域1から注視領域2の拡大操作があった場合、注視領域の横幅Wが閾値Th_out1以上となった場合に、伝送要求をかける映像データの解像度は、高解像度から中解像度に変更される。この拡大操作に続き、注視領域2から注視領域1への縮小操作があった場合には、横幅Wの値は閾値Th_in1を跨ぐことはないため、中解像度から高解像度への変更は発生しない。このように、注視領域の拡大、縮小の際に異なる閾値を用いることで、閾値Th_out1付近で注視領域がユーザの位置調整のため頻繁に拡大、縮小を行う場合などに、頻繁な解像度の変更が発生しなくなる効果がある。なお、縦幅Hの値についても同様の解像度変換処理を追加してもよい。
図9は、各解像度におけるタイルIDの対応関係を示す概念図である。図において、高解像度映像サイズを縦横2分の1に縮小したものが中解像度映像サイズ、さらに縦横2分の1に縮小したものが低解像度映像サイズとなっており、各解像度640×320画素のタイルで分割を行っている。なお、ここでは、2段階の縮小率を50%と同率としているが、異なる縮小率としてもよい。また、各解像度におけるタイルサイズを640×320画素としているが、異なるタイルサイズとしてもよい。
以上の分割による各解像度のタイルIDの対応関係は、中解像度のタイルID=40は、高解像度のタイルID=0,1,8,9に対応する。また、低解像度のタイルID=80は、高解像度のタイルID=0,1,2,3,8,9,10,11,16,17,18,19,24,25,26,27に対応する。他のタイルについても同様の関係が成立する。
映像伝送サーバ20側に、高解像度映像サイズ(入力映像サイズ)とその縮小版の映像を用意し、クライアント側で、ユーザの注視領域が拡大(ズームアウト)するに従い、解像度の低い映像を要求することで、映像表示に適した効率的な映像伝送が可能となる。つまり、ズームアウトすればするほど、パノラマ映像が縮小して表示されるため、低解像度の映像で十分ということである。
上述したように、タイトルIDリスト作成部218は、ステップS1201において、解像度を決定した後、ステップS1202において、注視領域からタイルIDリストを作成する。ここで、図10(a)、(b)は、タイルIDの決定方法を説明するための概念図である。例えば、ステップS1201で、高解像度に決定し、図10(a)に示すように、注視領域の左上頂点座標が(x,y)=(960,100)で、注視領域が1920画素×1080画素の場合、タイルIDリストは、図10(b)の網掛け部分のタイルとなる。つまり、タイルIDリストは、1,2,3,4,9,10,11,12,17,18,19,20,25,26,27,28となる。これらが、伝送要求対象となるタイルである。
次に、補正評価値計算部210は、ステップS1203において、タイルIDリスト中に含まれる各データIDを対応表(図4を参照)から抽出し、映像伝送サーバ20から伝送される評価値(図5を参照)から各データIDに対する補正評価値を算出する。なお、ここでの補正評価値は、一定区間の平均値(平均SNR)などを用いる。これにより、頻繁に評価値が変動し、以下のステップで頻繁なデータIDの決定に変更が行われないように回避する効果がある。
次に、コマンド変換部211は、ステップS1204において、補正評価値とタイルIDとからデータIDを決定する。なお、補正評価値を用いない場合には、評価値SNR(f)がフレーム毎に変動するため、ステップS1204がフレーム毎に処理されることとなる。
D.データIDの決定処理
次に、コマンド変換部211による、上記ステップS1204の詳細な手順について説明する。
図11は、補正評価値とタイルIDによるデータIDの決定手順を説明するためのフローチャートである。図11に示すように、高解像度パノラマ映像以外にも伝送される情報がある場合には、高解像度パノラマ映像の伝送に使用できる帯域が最大伝送ビットレートとはならないため、データIDを決定する前に、使用可能帯域Bの算出をする必要がある。
例えば、音声付のパノラマ映像を伝送する場合には、まず、伝送ビットレートの設定を行い(ステップS1301)、Bにその伝送ビットレートを代入する(ステップS1302)。次に、Bから伝送プロトコルヘッダなどのビットレートを減算し(ステップS1303)、さらに、音声のビットレートを引き算する(ステップS1304)。そして、得られた使用可能帯域Bを考慮したデータIDの決定を行う(ステップS1305)。使用可能帯域Bを考慮するとは、残りの使用可能帯域でパノラマ映像を通せるように、データIDの決定をすることを意味している。これにより、伝送レート以下のパノラマ映像を可能とする効果がある。
図12は、上述したステップS1305の詳細な処理手順(使用可能帯域を考慮したデータIDの決定手順)を説明するためのフローチャートである。ここで、着目解像度と1つ下の解像度とについて同様の処理を行う理由は、2段階の解像度を伝送するためである。さらに、着目解像度より、1つ下の解像度の伝送対象となる領域を広げることにより、ユーザの注視領域の急激な操作に対しても、映像再生クライアントにて、表示すべきデータがなくなるという問題を解決する。なお、図12では、2段階の解像度を、着目解像度と1つ下の解像度としているが、着目解像度とN個下の解像度としてもよい。
例えば、図2を参照して説明すると、注視領域1により決定される高解像度のタイルIDリストはタイルID=(0,1,2,8,9,10,16,17,18)であり、中解像度のタイルIDリストはタイルID=(40,41,44,45)であるが、このようなタイルIDの伝送では、着目解像度が高解像度の場合に注視領域1から注視領域2へユーザの急激な操作があった場合に、伝送遅延により表示すべきデータがないという状況が存在してしまう。このため、中解像度のタイルIDリストを広い領域にとり、タイルID=(40,41,42,43,44,45,46,47)のようにすれば、中解像度で映像全体を送信しているため、ユーザの急激な操作に対しても、表示すべき映像がないという状況を回避できる。
図12において、コマンド変換部211は、まず、優先度によるタイルIDの絞込みを行う(ステップS1401)。該ステップS1401の詳細については、図13及び図14を参照して説明する。
図13は、優先度によるタイルID候補の絞込み手順(解像度別)を説明するためのフローチャートである。また、図14は、選択品質における補正評価値をキーとしたタイルIDの昇順ソート後、選択品質の変更を1回実施後の例を示す概念図である。
例えば、ステップS1501の処理解像度が高解像度で、ユーザの注視領域からタイルIDリストが図10のようになった場合、このタイルIDリストに基づいて、対応テーブル&評価値蓄積部216から評価値を取出し、補正評価値を算出し、図14の左表のようなタイルIDと現在の選択品質、各ビットレートでのローカルデコード画像の補正評価値から構成される表を作成する。選択品質における補正評価値をキーとしたソート前の選択品質の列には、すべて最低ビットレートでのローカルデコード画像の補正評価値が設定される。
次に、選択品質における補正評価値をキーとして昇順ソートした結果に対し、上から処理優先度を高くする。これにより該当タイルIDを優先度が高いほうから順に選択する(ステップS1501)。続いて、該当タイルIDの最低品質の伝送ビットレートが使用可能帯域以下であるかどうか否かを判定し(ステップS1502)、使用可能帯域以下である場合には、使用可能帯域Bから該当タイルIDの最低品質の伝送ビットレートを減算する(ステップS1503)。次に、該当タイルIDに優先度が次のタイルIDを代入し(ステップS1504)、S1502の前に処理を戻す。そして、タイルIDリストから該当タイルIDリストがなくなったら、絞り込み後のタイルID候補の数を算出する(ステップS1505)。
一方、該当タイルIDの最低品質の伝送ビットレートが使用可能帯域より大である場合(ステップS1502にてNO)には、使用可能帯域ではタイルIDの追加ができないことを意味しており、タイルIDリストから該当タイルID以下の優先度のタイルIDを削除する(S1506)。次に、上記タイルIDの削除後、残ったタイルIDをカウントすることで、絞り込み後のタイルID候補の数を算出する(ステップS1505)。
以上で図12のステップS1401の処理が終了する。続いて、タイルIDリスト数とタイルID候補の数が一致するか否かを判定する(ステップS1402)。図13に示すフローチャートから分かるように、タイルIDリストと絞り込み後のタイルID候補とが一致するとは、タイルIDリストの全てのタイルIDに関して、ステップS1502の判断がすべてYESとなったということを意味しており、処理解像度の全てのタイルに関して、最低品質で伝送可能であることを意味する。
一方、タイルIDリスト数とタイルID候補の数が一致しない場合(ステップS1402がNO)場合、着目解像度と最低解像度とが一致するか否かを判定する(ステップS1410)。ここで、着目解像度と最低解像度とが一致しない場合(ステップS1410がNO)には、着目解像度を1つ下の解像度に変更し(ステップS1411)、ステップS1412、つまり、図7のステップS1205へ処理を戻す。
一方、着目解像度と最低解像度とが一致した場合(ステップS1410がYES)には、ステップS1403へ処理を進める。タイルIDリスト数とタイルID候補の数が一致した場合(ステップS1402がYES)、または、タイルIDリスト数とタイルID候補の数が一致しないものの、目解像度と最低解像度とが一致した場合(ステップS1410のYES)には、着目解像度と最低解像度とが一致しないか否かを判定する(S1403)。
そして、着目解像度が最低解像度と一致しない場合(ステップS1403がYES)には、1つ下の解像度の優先度によるタイルID候補の絞り込みを行い(ステップS1405)、ステップS1406へ処理を進める。一方、着目解像度が最低解像度と一致する場合(ステップS1403がNO)には、ステップS1405の処理をスキップし、ステップS1406へ処理を進める。ステップS1406の詳細な処理については図15を参照して説明する。
図15は、タイルIDの選択品質決定手順(解像度別)を説明するためのフローチャートである。タイルIDの選択品質決定手順においては、まず、改善対象タイルIDを決定する(ステップS1601)。該ステップS1601では、まず、図14に示すように、選択品質における補正評価値をキーとしたタイルIDの昇順ソートを実施後、補正評価値の最も低いタイルIDを改善対象として決定する。改善品質が2段階ある場合には、改善対象となる度に1段階の品質改善を行う。例えば、図14の右表は、SNR128が最低値を示した場合であり、選択品質の補正評価値をキーとした昇順ソートを1回実施し、選択品質を1段階上げて、SNR128からSNR228へ変更した例を示している。この後、複数回ソートと選択品質の変更とを繰り返した後、再び、SNR228が最低品質を示した場合、再び、選択品質を1段階上げて、SNR228からSNR328へ変更することで、映像品質の底上げをする。
通常、画面全体の映像品質にばらつきがある場合、画面全体の映像品質は、画質が悪い部分に引っ張られ、かつ、映像シーケンス全体の品質は、各フレームの品質の積分であると考えられるため、最低の品質部分から品質を底上げすることは、効率的な品質改善効果を及ぼし、映像品質を最大化すると考えられる。
続いて、改善対象のタイルIDが存在するか否かを判定し(ステップS1602)、改善対象のタイルIDが存在する場合(ステップS1602のYES)には、改善品質の伝送ビットレートRIから選択品質の伝送ビットレートRCを減算し、この結果が使用可能帯域B以下であるか否かを判定する(ステップS1603)。そして、使用可能帯域B以下である場合(ステップS1603のYES)には、Bから(RI−RC)を減算する(ステップS1604)。続いて、選択品質を改善品質に変更する(ステップS1605)。最後に、該当タイルIDの補正評価値の更新を行う(ステップS1606)。
一方、改善対象のタイルIDが存在しない場合(ステップ1602がNO)には、改善対象がないため、処理を終了する。また、改善品質の伝送ビットレートRIから選択品質の伝送ビットレートRCを減算した結果が使用可能帯域Bより大である場合(ステップS1603のNO)には、使用可能帯域が不足しているため、処理を終了する。
以上で、図12のステップS1406の処理が終了し、引き続き、着目解像度と最低解像度とが一致していないか否かを判定し(ステップS1407)、着目解像度と最低解像度とが一致していない場合(ステップS1407がYES)には、1つ下の解像度のタイルIDの選択品質の決定を行う(ステップS1408)。最後に、タイルIDと選択品質とからデータIDを決定する(ステップS1409)。
一方、着目解像度と最低解像度とが一致している場合(ステップS1407のNO)には、ステップS1408の処理をスキップし、上述したステップS1409へ処理を進める。例えば、図14の右表のような処理結果が得られた場合、タイルID=28、選択品質=SNR228であることから、データIDは228と決定される。
コマンド変換部211では、上述したようにして決定されたデータIDを用いて、映像データ要求コマンドを作成し、コマンド送信部209より、コマンド送信を行う。
前述したように、図19に示すように、注視領域1→注視領域3→注視領域2へ急激な変更操作が行われた場合に、注視領域の部分映像の2重要求が禁止されている(前回の部分映像の要求から受信を待って、新規の要求をかける)ケースにおいては、上記変更操作の途中で注視領域3の位置に来たときに、すぐに注視領域3の部分映像の要求をかけると、注視領域3の部分映像の受信処理を待たなくてはいけないため、本来ユーザが目的とする注視領域2の部分映像の要求、受信処理がさらに遅延する。そこで、本実施形態では、注視領域が移動してからN秒以上停止したときのみ新規の要求をかけるような方法に変えるようにしている。
図16、及び図17は、本実施形態において、注視領域の部分映像の二重要求が禁止されている映像伝送システムにおいて、注視領域の急激な変更が起こったときに生じる受信の遅延を回避するための動作を説明するためのフローチャートである。本実施形態では、注視領域が移動を開始すると(ステップS1701)、注視領域の停止時間がN秒以上であるか否かを判定し(ステップS1702)、N秒以上停止したときのみ(ステップS1702のYES)、注視領域の部分映像の要求をかける(ステップS1703)。これにより、注視領域2の部分映像の要求をかけ(ステップS1801)、該注視領域2の部分映像を受信する(ステップS1802)。このように、新規の要求をかけるような方法に変えることで、注視領域移動後の位置(注視領域2)でのみ新規の要求をかける。
上述した実施形態によれば、高解像度パノラマ映像を複数の同期したタイル映像に分割し、各タイル映像を複数のビットレートで符号化、及び多重化した映像データから伝送レートに適したビットレートおよび解像度でストリームを取り出すとともに、着目解像度より1つ下の解像度も伝送する。
なお、デコード方法には、2種類あり、着目解像度とそれより1つ下の解像度とを同時にデコードする方法と、着目解像度のみをデコードする方法とがある。後者の方法は、着目解像度が1つ下の解像度になった場合に、その解像度のみをデコードする。
これにより、以下を可能とする。
1)符号化レートを下げ過ぎることなく、伝送レート以下で高解像度パノラマ映像を伝送できる。
2)伝送レート以下で、映像品質を最大化できる。
3)ユーザの注視領域の急激な操作に対しても、伝送レート以下で映像表示できる。
4)注視領域の移動時にユーザが目的とする注視領域の受信を早めることができる。
10 多重化装置
20 映像伝送サーバ
30 映像再生クライアント
200 解像度変換&映像分割部
201 符号化部
202 データ蓄積部
203 評価値計算部
204 対応テーブル&評価値蓄積部
205 データ管理部
206 コマンド受信部
207 データ送信部
208 対応テーブル&評価値送信部
209 コマンド送信部
210 補正評価値計算部
211 コマンド変換部
212 データ受信部
213 復号化部
214 映像表示部
215 対応テーブル&評価値受信部
216 対応テーブル&評価値蓄積部
217 注視領域指定部
218 タイルIDリスト作成部

Claims (8)

  1. 第1装置が入力映像を符号化・多重化して所定の伝送帯域で第2装置に伝送する映像伝送方法であって、
    前記第1装置は
    入力映像を解像度変換し、解像度変換した各映像を複数の小領域に分割する第1のステップと、
    前記複数の小領域の各々にタイルIDを付与する第2のステップと、
    前記複数の小領域の各ストリームを、複数の符号化レートを指定するパラメータで符号化し多重化する第3のステップと、
    前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に対してデータIDを付与する第4のステップと、
    前記複数の小領域の各々に付与されたタイルIDと前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に付与されたデータIDとが対応付けられた対応表を作成する第5のステップと、
    所定フレーム単位ごとの前記データIDに対応する前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に対する評価値を、前記第3のステップが符号化し多重化する前の前記複数の小領域の各ストリームと符号化し多重化した前記複数の小領域の各ストリームとの差分から品質を表す値として計算する第6のステップと、
    前記対応表と前記評価値とを送信する第7のステップと、
    前記第2装置は、
    前記対応表と前記評価値とを受信する第7−1のステップと、
    ユーザから指定される注視領域から着目解像度を決定する第8のステップと、
    前記対応表に基づいて、前記注視領域に対応する小領域のタイルIDリストを作成する第9のステップと、
    前記小領域のタイルIDリスト中に含まれる各小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを前記対応表から抽出し、前記評価値に基づいて、各データIDに対する評価値を一定区間ごとに平均化した一定区間の平均値である補正評価値として算出する第10のステップと、
    前記補正評価値と前記小領域のタイルIDとの対応情報から前記符号化レートを特定し、前記対応表に基づいて当該符号化レートに対応する前記小領域のストリームの符号化結果のデータIDを決定する第11のステップと、
    前記第11のステップにおいて決定されたデータIDを含むストリーム要求を送信する第11−1のステップと、
    前記第1装置は、
    前記第11−1のステップにおいて送信された前記ストリーム要求を受信する第11−2のステップと、
    前記ストリーム要求に含まれる前記データIDのストリームを送信する第11−3のステップと、
    を含み、
    前記第8のステップは、
    前記注視領域が拡大する場合と前記注視領域が縮小する場合との閾値を異なる値に設定する第12のステップと、
    注視領域の縦幅または横幅と前記閾値との大小関係に基づいて、前記着目解像度を決定する第13のステップと
    を含むことを特徴とする映像伝送方法。
  2. 前記第11のステップは、
    伝送ビットレートを設定する第14のステップと、
    前記伝送ビットレートから映像とは関係ないデータによるビットレートを減算することで、映像の使用可能帯域を算出する第15のステップと、
    前記映像の使用可能帯域に基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第16のステップと、
    を含み、
    前記第16のステップは、
    前記補正評価値に基づく優先度に基づいて、前記小領域のタイルIDリストから、前記使用可能帯域より小さい伝送ビットレートを有するタイルID候補を絞り込む第17のステップと、
    前記タイルID候補における前記着目解像度の前記評価値に基づいて、前記優先度ごとにソートしてタイルID候補と前記着目解像度の前記評価値との対応情報を生成し、生成した対応情報の前記タイルIDごとの前記着目解像度の前記評価値から前記小領域のタイルIDの選択品質を決定する第18のステップと、
    前記小領域のタイルIDと前記選択品質とに基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第19のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の映像伝送方法。
  3. 前記第17のステップは、
    前記小領域のタイルIDリストから該当小領域のタイルIDを選択する第20のステップと、
    前記小領域のタイルIDの最低品質の伝送ビットレートが使用可能帯域以下であるかを判定する第21のステップと、
    前記伝送ビットレートが使用可能帯域以下であると判定された場合、前記使用可能帯域から該当小領域のタイルIDの最低品質の伝送ビットレートを減算し、該当小領域のタイルIDを、優先度が次の小領域のタイルIDに変更し、絞り込み後の小領域のタイルID候補の数を算出する第22のステップと、
    前記伝送ビットレートが使用可能帯域以下でないと判定された場合、前記小領域のタイルIDリストから該当小領域のタイルID以下の優先度の小領域のタイルIDを削除する第23のステップと
    を更に含むことを特徴とする請求項に記載の映像伝送方法。
  4. 前記第18のステップは、
    前記小領域のタイルIDリストのうち、前記補正評価値の最も低いタイルIDを改善対象の小領域のタイルIDとして決定する第24のステップと、
    前記改善対象の小領域のタイルIDが存在し、かつ現在の選択品質から改善品質への増加分のビットレートが前記使用可能帯域以下である場合、前記使用可能帯域から増加分のビットレートを減算したものを使用可能帯域とし、前記選択品質を前記改善品質に変更し、前記改善対象の小領域のタイルIDの補正評価値を更新する第25のステップと、
    前記改善対象の小領域のタイルIDが存在しないか、あるいは、現在の選択品質から改善品質への増加分のビットレートが前記使用可能帯域以下でない場合、当該選択品質の決定処理を終了する第26のステップと、
    を含むことを特徴とする請求項に記載の映像伝送方法。
  5. 前記第1装置は、
    前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームをデータ蓄積部に蓄積する第27のステップと、
    前記決定されたデータIDに基づいて、ユーザが注視領域を指定してから一定時間以上経過した後、前記注視領域に対応する小領域のストリームをコマンド要求する第28のステップと、
    前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームの中から、前記コマンド要求された、前記決定されたデータIDに対応する、前記注視領域に対応する小領域のストリームを取り出す第29のステップと、
    前記取り出された、前記注視領域に対応する小領域のストリームを、最終的な映像ストリームとして伝送する第30のステップと、
    を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の映像伝送方法。
  6. 第1装置が入力映像を符号化・多重化して所定の伝送帯域で第2装置に伝送する映像伝送システムであって、
    前記第1装置は、
    入力映像を解像度変換し、解像度変換した各映像を複数の小領域に分割する第1の手段と、
    前記複数の小領域の各々にタイルIDを付与する第2の手段と、
    前記複数の小領域の各ストリームを、複数の符号化レートを指定するパラメータで符号化し多重化する第3の手段と、
    前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に対してデータIDを付与する第4の手段と、
    前記複数の小領域の各々に付与されたタイルIDと前記複数の小領域の各ストリームに対する符号化結果に付与されたデータIDとが対応付けられた対応表を作成する第5の手段と、
    所定フレーム単位ごとの前記データIDに対する評価値を、前記第3の手段が符号化し多重化する前の前記複数の小領域の各ストリームと符号化し多重化した前記複数の小領域の各ストリームとの差分から品質を表す値として計算する第6の手段と、
    前記対応表と前記評価値とを送信する第7の手段と、
    前記第2装置は、
    前記対応表と前記評価値とを受信する第7−1の手段と、
    ユーザから指定される注視領域から着目解像度を決定する第8の手段と、
    前記対応表に基づいて、前記注視領域に対応する小領域のタイルIDリストを作成する第9の手段と、
    前記小領域のタイルIDリスト中に含まれる各小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを前記対応表から抽出し、前記評価値に基づいて、各データIDに対する評価値を一定区間ごとに平均化した一定区間の平均値である補正評価値として算出する第10の手段と、
    前記補正評価値と前記小領域のタイルIDとの対応情報から前記符号化レートを特定し、前記対応表に基づいて当該符号化レートに対応する前記小領域のストリームの符号化結果のデータIDを決定する第11の手段と、
    前記第11の手段において決定されたデータIDを含むストリーム要求を送信する第11−1の手段と、
    前記第1装置は、
    前記ストリーム要求を受信する第11−2の手段と、
    前記ストリーム要求に含まれる前記データIDのストリームを送信する第11−3の手段と、
    を含み、
    前記第8の手段は、
    前記注視領域が拡大する場合と前記注視領域が縮小する場合との閾値を異なる値に設定する第12の手段と、
    注視領域の縦幅または横幅と前記閾値との大小関係に基づいて、前記着目解像度を決定する第13の手段と
    を含むことを特徴とする映像伝送システム。
  7. 前記第11の手段は、
    伝送ビットレートを設定する第14の手段と、
    前記伝送ビットレートから映像とは関係ないデータによるビットレートを減算することで、映像の使用可能帯域を算出する第15の手段と、
    前記映像の使用可能帯域に基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第16の手段と、
    を含み、
    前記第16の手段は、
    前記補正評価値に基づく優先度に基づいて、前記小領域のタイルIDリストから、前記使用可能帯域より小さい伝送ビットレートを有するタイルID候補を絞り込む第17の手段と、
    前記タイルID候補における前記着目解像度の前記評価値に基づいて、前記優先度ごとにソートしてタイルID候補と前記着目解像度の前記評価値との対応情報を生成し、生成した対応情報の前記タイルIDごとの前記着目解像度の前記評価値から前記小領域のタイルIDの選択品質を決定する第18の手段と、
    前記小領域のタイルIDと前記選択品質とに基づいて、前記小領域のストリームの符号化結果に対するデータIDを決定する第19の手段と、
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の映像伝送システム。
  8. 前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームをデータ蓄積部に蓄積する第27の手段と、
    前記決定されたデータIDに基づいて、ユーザが注視領域を指定してから一定時間以上経過した後、前記注視領域に対応する小領域のストリームをコマンド要求する第28の手段と、
    前記符号化された前記複数の小領域の各ストリームの中から、前記コマンド要求された、前記決定されたデータIDに対応する、前記注視領域に対応する小領域のストリームを取り出す第29の手段と、
    前記取り出された、前記注視領域に対応する小領域のストリームを、最終的な映像ストリームとして伝送する第30の手段と、
    を更に含むことを特徴とする請求項6に記載の映像伝送システム。
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