JP5485559B2 - 医療用ペースト注入混練器 - Google Patents

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Description

本発明は、医療用ペースト注入混練器に関する。
医療用ペースト注入混練器は、医療分野等において用いられる骨ペースト(骨ペーストには、例えばリン酸カルシウムを主成分とするものがある)を混練して注入するための器具である。このような医療用ペースト注入混練器としては、例えば特許文献1に記載されたものが知られている。この医療用ペースト注入混練器は、一端にノズル部を有するシリンダと、シリンダ内を軸線方向に摺動可能な仕切り具と、仕切り具をシリンダの開口側に係留・解除可能なストッパと、仕切り具の中心を貫くシャフト部装入用貫通孔に挿通され、該貫通孔内での往復運動と回転運動とが可能なシャフト部と、シャフト部のシリンダ内に位置する部分に設けたハンドル部と、仕切り具の貫通孔へのシャフトの進行を阻害することにより、シャフト部をシリンダ内に押し込む力で仕切り具も一緒に連れ動かされるようにした着脱可能な連結部材を備える構成とされていた。
特開2008−113903号公報
この技術では、専用の注入ガンを必須とせず、操作が容易な医療用ペースト注入混練器が提供されていた。しかし、従来から、流通・保管時等が考慮され、なおかつ、その組み立てが容易な医療用ペースト注入混練器が望まれていた。
本発明は、医療用ペーストの混練及び注入の為の操作性を確保しつつ、その組み立てが容易な医療用ペースト注入混練器を提供可能な技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
医療用ペースト注入混練器であって、
一端に開口とフランジとを有し他端にノズル部を有するシリンダと、
前記シリンダの内部を軸線方向に摺動可能な仕切り具を有するピストンと、
前記ピストンの前記仕切り具を前記シリンダの前記フランジに係留するための着脱可能な第1のストッパと、
を備え、
前記ピストンは、さらに、
前記仕切り具の中心を貫く貫通孔に挿通され、前記貫通孔を出入りする軸線方向への往復運動と前記軸線を中心とする回動運動とが可能なシャフト部と、
前記シャフト部の一端であって前記シリンダ内に位置する部分に設けられた攪拌部と、
前記シャフト部の他端であって前記シリンダ外に位置する部分に設けられたハンドル部と、
を備え、
前記仕切り具は、
前記貫通孔を有する管体と、
前記管体の胴部上端外周に設けられた環状の突出部である第1鍔体と、
前記第1鍔体よりも下側において、前記管体の胴部外周に設けられた環状の突出部である第2鍔体と、
前記第2鍔体よりも下側において、前記管体の胴部外周に設けられた環状の突出部である第3鍔体と、
前記第2鍔体と前記第3鍔体との間に設けられる仕切り具係合部と、
を備え、
前記シリンダと、前記ピストンとは着脱可能に構成されており、
前記ピストンには、前記シリンダの前記開口側において、前記シリンダに前記ピストンを挿入する際に、前記仕切り具を停止させるための第2のストッパが装着され
前記第2のストッパは、
前記仕切り具の前記仕切り具係合部の径よりも大きく形成された円弧状の切り欠き部である湾曲内周辺と、
前記切り欠き部に沿うような形で湾曲状に形成された突出部であるアーム部と、
を備え、
前記第2のストッパは、前記アーム部が前記仕切り具係合部と係合されることによって前記ピストンへと装着されており、
前記第2のストッパは、その装着の方法を変えて、前記アーム部と前記湾曲内周辺とが、前記仕切り具係合部の周囲を取り囲むような形で前記仕切り具係合部と係合されることによって、前記仕切り具と前記フランジの両方に係合するように装着されて前記第1のストッパとして機能することを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
こうすれば、医療用ペースト注入混練器の組み立て時において、シリンダにピストンを挿入する際は、第2のストッパによって、仕切り具に第1のストッパが装着可能な位置で仕切り具を停止させることができる。このため、医療用ペースト注入混練器を、容易かつ確実に組み立てることができる。この結果、医療用ペーストの混練及び注入の為の操作性を確保しつつ、その組み立てが容易な医療用ペースト注入混練器を提供可能な技術を提供することができる。また、こうすれば、使用する物品の数を減らすことができるため、製品コストを低減することができる。
[適用例
適用例記載の医療用ペースト注入混練器であって、
前記シリンダは、前記シリンダと前記ピストンとが分離されている状態において、開口を封鎖するためのキャップを有することを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
こうすれば、シリンダ内に予め粉体等を収納した状態での製品の提供が可能となる。また、予め粉体等を収納しない場合であっても、シリンダ内部を清潔に保った状態での製品の提供が可能となる。
[適用例
適用例記載の医療用ペースト注入混練器であって、
前記キャップは、その一部に取手が形成されていることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
こうすれば、キャップを容易に取り外すことができるため、医療用ペースト注入混練器の操作性を向上させることができる。
[適用例
適用例1ないしのいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、さらに、 前記シャフト部の貫通孔内を出入りする往復運動を妨げることにより、前記シャフト部と前記仕切り具を一体として前記シリンダ内で摺動させるための連結部材を備えることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
[適用例
適用例1ないしのいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、
前記シャフト部は、前記ハンドル部と回動可能に係合し、前記シャフト部の長手方向と前記ハンドル部の長手方向が同じ向きになった状態において、前記ハンドル部の端部が前記仕切り具の端部と接触することにより、前記ハンドル部に加えられる力が前記仕切り具に伝わり、前記仕切り具が前記シリンダ内に押し込まれるように構成されていることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
こうすれば、連結部材を脱着させる必要が無い為、使用者による連結部材の紛失を抑制することができる。
[適用例
適用例1ないしのいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、
混練対象のペーストは、リン酸カルシウムを主成分とする骨ペーストであることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
こうすれば、骨や歯に対する親和性の高い、医療用に適した骨ペーストを提供することができる。
医療用ペースト注入混練器のペースト混練時の状態を示す縦断面図である。 仕切り具3aの縦断面図である。 ストッパ4の底面図である。 図3のX−X線断面図である。 連結部材5を示す説明図である。 医療用ペースト注入混練器1の包装状態を示す説明図である。 医療用ペースト注入混練器1の組み立て方法を示す説明図である。 ペースト注入時の状態を示す縦断面図である。 第1実施例の変形例1における医療用ペースト注入混練器11の包装状態を示す説明図である。 第1実施例の変形例2における医療用ペースト注入混練器21の包装状態を示す説明図である。 第2実施例における医療用ペースト注入混練器31の包装状態を示す説明図である。 第2実施例における医療用ペースト注入混練器31のペースト混練時の状態を示す縦断面図である。
次に、本発明の実施の形態および実験結果を以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
B.第1実施例の変形例:
C.第2実施例:
D.他の変形例:
A.第1実施例:
(A1)各部の構成:
図1は、医療用ペースト注入混練器のペースト混練時の状態を示す縦断面図である。医療用ペースト注入混練器1は、シリンダ2と、ピストン3と、ストッパ4と、連結部材5とを備えている。シリンダ2は、その内部に、例えば、リン酸カルシウムを主成分とする骨ペーストといった医療用のペーストを保持するための容器である。ピストン3は、ペーストの混練および注入に用いる。ストッパ4は、医療用ペースト注入混練器1の組み立て時において、第1のストッパおよび第2のストッパとして機能する。連結部材5は、ペーストを注入する際のスペーサとして用いる。
シリンダ2は、所定の長さを有する円筒体2aと、ノズル部2bと、フランジ2cとを備えている。ノズル部2bは、円筒体2aの一端側に形成されており、その外周にネジ2f(例えば、ルアーロックネジ)を有している。ネジ2fには、ネジ機構により着脱可能な略円柱形状を有するキャップ2gが嵌め込まれている。このキャップ2gを外すことによって、ノズル部2bには、チューブや注射針等を取り付けることができる。なお、キャップ2gの径は、円筒体2aの径と同様もしくは円筒体2aの径よりも大きく形成することが好ましい。そうすれば、キャップ2gを嵌めた状態で、キャップ2gを下側にして円筒体2aを立てておくことができるためである。フランジ2cは、円筒体2aの開口側端面から外部に向かって突出する長円形の鍔状を有し、長円形の湾曲辺2dが、円筒体2aの外部に大きく張り出している。
ピストン3は、仕切り具3aと、シャフト部3bと、攪拌部3cと、ハンドル部3dとを備えている。仕切り具3aは、シリンダ2の内外を仕切ると共に、シリンダ2の内部をシリンダ2の軸線方向に摺動可能な合成樹脂製の部品である。なお、仕切り具3aについての詳細は後述する。シャフト部3bは、丸棒であって、その長手方向の長さはシリンダ2の円筒体2aの深さよりも若干長く形成されている。シャフト部3bの一端であって、シリンダ2の内部に位置する部分には、放射状に突出する羽根を有する羽根形の攪拌部3cが形成されている。なお、攪拌部3cの羽根部分には、ペーストを均一に混練するための切り込みを設けることが好ましい。例えば、この切り込みは格子状の溝とすることができる。また、本実施例における羽根の枚数は4枚であるものとしているが、任意の枚数にすることができる。このように、攪拌部3cを羽根形とすることによって、攪拌部3cをほぼ平らに形成することができる。攪拌部3cは、ペースト注入時に仕切り具3aとノズル部2bの間に挟まるため、攪拌部3cをほぼ平らに形成すれば、ペースト注入時におけるペースト残りを僅かとすることができる。
シャフト部3bの他端であってシリンダ2の外部に位置する部分には、弾性的な2本の係合爪3eが背中合わせの向きに形成されている。また、ハンドル部3dには、2本の係合爪3eに係合する2つの受段部3fが形成されている。ハンドル部3dの下部(図1における下側)からシャフト部3bを押し込むことで、2本の係合爪3eが弾性的に変形し、さらにシャフト部3bを押し込むことで、係合爪3eが受段部3fと係合する。これにより、シャフト部3bとハンドル部3dが一体として保持される。また、シャフト部3bを下側(図1)に引っ張ることで、シャフト部3bとハンドル部3dとを取り外すことも可能である。このようにすれば、ペーストの注入時において、ハンドル部3dを用いて行う手動での注入操作と、ハンドル部3dを外して専用の注入ガンを用いて行う機械での注入操作との両方に対応することができる。なお、ハンドル部3dとシャフト部3bの結合強度を上げるために、2本の係合爪3eの間にロック部材を噛ませるようにしても良い。また、本実施例においては、ハンドル部3dとシャフト部3bを別体としているが、ハンドル部3dとシャフト部3bを一体に形成してもよい。
図2は、仕切り具3aの縦断面図である。仕切り具3aは、貫通孔300と、管体301と、第1鍔体320と、環状係止部321と、第2鍔体302と、仕切り具係合部310と、第3鍔体303と、第4鍔体304と、補強部材305と、外シール部307と、内シール部308と、外シール溝311と、内シール溝313とを備えている。管体301は、仕切り具3aの中心位置を貫く貫通孔300を有している。貫通孔300にはシャフト部3bが装入される。
第1鍔体320は、管体301の胴部上端外周に設けられた環状の突出部である。第2鍔体302は、第1鍔体320よりも下側であって管体301の胴部外周に設けられた環状の突出部である。第1鍔体320と第2鍔体302の間には、301、302よりも突出高さの低い環状係止部321が設けられている。第3鍔体303は、第2鍔体302よりも下側であって管体301の胴部外周に設けられた環状の突出部である。第2鍔体302と第3鍔体303の間には、仕切り具係合部310が設けられている。第4鍔体304は、管体301の胴部下端外周に設けられた環状の突出部である。第3鍔体303と第4鍔体304の間には、両者を連結するように、リブ形状の補強部材305が設けられている。なお、第3鍔体303および第4鍔体304の突出高さは、第1鍔体320、第2鍔体302よりも高く設定される。
管体301の外側であって補強部材305と第4鍔体304との間には、外シール溝311が設けられている。外シール部307は、外シール溝311内に、ゴムまたは合成樹脂製のOリングを装着することによって形成されている。管体301の内側(貫通孔300側)であって外シール溝311と対応する位置には、内シール溝313が設けられている。内シール部308は、内シール溝313内に、ゴムまたは合成樹脂製のOリングを装着することによって形成されている。外シール部307と内シール部308によって、仕切り具3aで仕切られたシリンダ2を密閉状態にすることができる。なお、前述したOリングは、滅菌処理で過度の強度劣化を起こさない材料(例えば、シリコーンゴム)を用いることが好ましい。
図3は、ストッパ4の底面図である。図4は、図3のX−X線断面図である。ストッパ4は、合成樹脂例えばポリカーボネート、ならびにポリエチレンおよびポリプロピレン等のポレオフィン樹脂で形成される。このストッパ4は、後述するように、医療用ペースト注入混練器1の組み立て時において、第1のストッパおよび第2のストッパとして機能する。このストッパ4は、第1基板4aと、第2基板4bと、縁壁体4cとを備えている。
第1基板4aは、フランジ2cの外形に倣う形状を有する板状体である。第1基板4aは、平行辺4dと、滑り止め部4eと、湾曲縁辺4fと、切り欠き装入部4gと、ガイド面4yとを備えている。平行辺4dは、フランジ2cの直行部分の間隔よりも大きな間隔を有するように形成された一対の平行辺である。滑り止め部4eは、平行辺4dの端部に形成された凸状部分である。この滑り止め部4eは、使用者がストッパ4を着脱する際の滑り止めとなる。湾曲縁辺4fは、2箇所の滑り止め部4eを結び、フランジ2cの湾曲部分に沿った形状を有するように形成されている。切り欠き装入部4gは、平行直線辺4hと、湾曲内周辺4iと、アーム部4jとを備え、湾曲縁辺4fと対向する側に形成されている。2つの平行直線辺4hは、仕切り具3aの仕切り具係合部310の径よりも若干大きな間隔を有するように形成された直線状の切り欠き部である。湾曲内周辺4iは、仕切り具3aの仕切り具係合部310の径よりも若干大きく形成された円弧状の切り欠き部である。アーム部4jは、湾曲内周辺4iが形成する円弧に沿うような形で湾曲状に形成された突出部である。
ガイド面4yは、第1基板4aのうち、第2基板4bが形成される側とは逆側の表面に形成された凸部である。第1基板4aの厚みを含めたガイド面4yの突出高さHYは、仕切り具係合部310(図2)の高さよりも若干薄く形成される。なお、ガイド面4yは、本実施例においては、切り欠き装入部4gの中央付近に位置するように形成されているが、第2基板4bが形成される側とは逆側の表面であって、フランジ装着部4qの範囲内であれば、任意の箇所に形成することができる。
第2基板4bは、第1基板4aと同様に、フランジ2cの外形に倣う形状を有する板状体である。第2基板4bは、平行辺4dと、滑り止め部4eと、湾曲縁辺4fと、円筒体固定部4mと、円筒体装入部4kとを備えている。円筒体装入部4kは、湾曲縁辺4fに対向する側に、円筒体2aの胴部分に沿う形状に形成された円弧状の切り欠き部である。円筒体固定部4mは、円筒体2aの胴部を約半周ほど回り込むような形で、第2基板4bから直角に立ち上がるように湾曲板状に形成されている。
縁壁体4cは、直線状縁壁体4nと、湾曲状縁壁体4pとを備えている。直線状縁壁体4nは、第1基板4aの平行辺4dと、第2基板4bの平行辺4dとを結合するように形成されている。湾曲状縁壁体4pは、第1基板4aの湾曲縁辺4fと、第2基板4bの湾曲縁辺4fとを結合するように形成されている。この縁壁体4cの高さ(つまり、第1基板4aと第2基板4bとの間隔)は、フランジ2cよりもわずかに厚く形成される。第1基板4aと第2基板4bと縁壁体4cとから、フランジ装着部4qが形成される。ストッパ4は、仕切り具3aをシリンダ2のフランジ2cに係留する第1のストッパとして機能する。すなわち、利用者が、ピストン3を挿入したシリンダ2(図1)に対して、第1基板4aを上側として(第1基板4aを図1におけるハンドル部3d側に向けて)、左方向OL(図4)から挿入すると、シリンダ2のフランジ2cがフランジ装着部4qへ装入される。また、アーム部4jが、仕切り具3aの仕切り具係合部310(図2)と係合することによって、仕切り具3aがフランジ2cに係留される。これにより、シリンダ2内の上部に仕切り具3aが固定される。
図5は、連結部材5を示す説明図である。図5(A)は平面図、図5(B)は正面図、図5(C)は縦断面図である。連結部材5は合成樹脂製であって、図5(A)〜(C)のように、シャフト部3bの外周にフィットする孔を有するパイプ材の円周の一箇所に、軸線方向の割口部5aが設けられている。割口部5aの横断面は、図5(A)のように略C字状の形状を有している。連結部材5は、シャフト部3bを最大限に引き出した状態(図1)において、連結部材5の割口部5aにシャフト部3bを押し込むことによって装着する。連結部材5は、ハンドル部3dの下面と仕切り具3aの上面との間につっかえ棒の様に作用するスペーサ形態である。連結部材5がハンドル部3dの下面と仕切り具3aの上面との間につかえることによって、シャフト部3bが、仕切り具3aの貫通孔300内を出入りする往復運動を妨げる。これにより、シャフト部3bをシリンダ2内に押し込む力で、仕切り具3aも一緒にシリンダ2内に押し込むことができる。すなわち、シャフト部3bと仕切り具3aとを一体として、シリンダ2内で摺動させることができる。
なお、図5に示した連結部材5の形状は、あくまで一例である。連結部材5は、スペーサとしての機能を果たすことができる形状であれば、任意のものを採用することができる。例えば、連結部材5のうち、割口部5aに対向する側の肉厚を薄く形成してもよい。こうすれば、シャフト部3bへの装着の際、連結部材5がたわみ易くなるため、軽い力で簡単に装着することができる点において好ましい。
(A2)包装状態:
図6は、医療用ペースト注入混練器1の包装状態を示す説明図である。医療用ペースト注入混練器1は、図6に示すように連結部材5が装着されたピストン3と、シリンダ2とに分離されて製品パッケージに収納されている。
シリンダ2の内部には、予めペースト原料の粉体が収納され、シリンダ2の開口は、キャップ2yにより封鎖されている。このキャップ2yは、例えばゴム製であり、栓部280と取手281が形成されている。栓部280は、シリンダ2の開口を封鎖する栓として機能している。取手281は、栓部280を開封しやすくするために設けられるつまみである。取手281は、例えば板状のつまみとすることができる。こうすれば、使用者が指でつまみやすく、開封しやすい点において好ましい。このようにすれば、シリンダ内に予め粉体等を収納した状態での製品の提供が可能となる。また、取手281を設けることにより、キャップ2yを容易に取り外すことができるため医療用ペースト注入混練器1の操作性を向上させることができる。なお、シリンダ2内には、予めペースト原料の粉体が収納されないものとしてもよい。この場合、予めシリンダ2内を滅菌処理した上で、シリンダ2の開口をキャップ2yにより封鎖すれば、シリンダ内部を清潔に保った状態での製品の提供が可能となる。
ピストン3には、第2のストッパとしてのストッパ4が装着されている。第2のストッパとしてのストッパ4を装着することにより、ピストン3をシリンダ2に挿入する際に、第1のストッパとしても機能するストッパ4が装着できる位置に仕切り具3aを正確に停止させることができる。ストッパ4は、図6のように、第2基板4bがハンドル部3d側を向くような向きで、左方向OL(図4)からシャフト部3bへ挿入されている。具体的には、ストッパ4は、そのアーム部4jが、仕切り具3aの仕切り具係合部310(図2)と係合することによって、ピストン3へと装着されている。
このように、シリンダ2とピストン3が着脱可能であるため、シリンダ2とピストン3とを分離させて包装することが可能となる。連結部材5とシリンダ2とピストン3のうち、その長手方向の長さが一番長いものはピストン3である。具体的には、本実施例におけるピストン3では、ハンドル部3dから攪拌部3cの先端までの長さLGは約17cmである。一方、シリンダ2とピストン3を組付けた状態での全長は、約28cmである。このため、医療用ペースト注入混練器1の製品パッケージにおいても、その長手方向の長さをコンパクトにすることができる。この結果、シリンダ2とピストン3を脱着可能とすることで、コンパクトな製品パッケージを実現することができる。
(A3)組み立て・使用方法:
図7は、医療用ペースト注入混練器1の組み立て方法を示す説明図である。医療用ペースト注入混練器1の組み立ておよび使用手順は以下の通りである。
手順1)図7(A)のように、シリンダ2の開口側を上側とし、取手281を引っ張ることでキャップ2yを取り外す。そして、シリンダ2の開口からペースト原料を硬化させるための液体を注入する。液体注入後、ストッパ4(状態ST1)が装着された状態のピストン3を、シリンダ2に挿入する。具体的には、ピストン3は、その仕切り具3aを下に向けた状態で、シリンダ2の開口側からDA方向に向かって挿入する。すると、図7(B)のように、ストッパ4のガイド面4yと、フランジ2cの上面とが接し、仕切り具3aの更なる挿入が妨げられる。なお、硬化液の注入は、後述する手順2の後に行うこともできる。その場合、ノズル部2bを上向きにしてキャップ2gを外し、そこからペースト原料を硬化させるための液体を注入する。液体注入後、再度ノズル部2bにキャップ2gを嵌める。
手順2)図7(B)のように、ストッパ4のガイド面4yとフランジ2cの上面とが接した状態で、ストッパ4をDB方向へ引き抜くことで、ストッパ4をピストン3から取り外す。そして、ストッパ4を、第1基板4aと第2基板4bの位置を入れ替えるような方向(DC方向)に回転させる。その後、このストッパ4(状態ST2)をDD方向に向けて装着する。具体的には、ストッパ4のフランジ装着部4qにフランジ2cが装入されるように、ストッパ4を押し込む。ストッパ4を押し込むと、第1基板4aのアーム部4jと湾曲内周辺4iとが、仕切り具3aの仕切り具係合部310の周囲を取り囲むような形で係合する。こうすれば、ストッパ4が、仕切り具3aとフランジ2cの両方に係合するように装着されるため、仕切り具3aをフランジ2cに係留することができ、軸線方向の前後進が抑制される。次に、連結部材5を取り外す。
手順3)その後、ハンドル部3dを握って、I、II方向(図1)のように、軸線を中心とする回動運動と軸線方向への往復運動とを複合的に行う。こうすることによって、シャフト部3bが仕切り具3aの貫通孔300を出入りし、シャフト部3bの先端部に設けられた攪拌部3cによって粉剤のペースト原料と液体とが混練される。このように、仕切り具3aで仕切られたシリンダ2内でペーストを混練するため、混練時の異物混入を抑制することが可能である。
手順4)図8は、ペースト注入時の状態を示す縦断面図である。混練が終了したところで、ピストン3のシャフト部3bを上方に向けていっぱいに引き戻す。その状態で、シャフト部3bに連結部材5を再度装着する。その後、ストッパ4をフランジ2cおよび仕切り具3aから取り外し、図8のように、ノズル部2bのキャップ2gをチューブに付け替え、ハンドル部3dをシリンダ2内に押し込む。そうすると、仕切り具3aとシャフト部3bとが一体となってシリンダ2内に押し込まれる。シリンダ2内のペーストは、ピストン3の仕切り具3aによって外部へ圧出され、ノズル部2bに取り付けられたチューブを通って患部へ注入される。このように、医療用ペースト注入混練器1は、機械式の注入ガンを必須とせずにペーストの注入が可能であるため、医療用ペースト注入混練器の導入コストを抑えることができる。なお、前述のとおり、ハンドル部3dとシャフト部3bは着脱自在に形成されている。このため、シャフト部3bからハンドル部3dを取り出し、機械式の注入ガンを用いてペーストの注入を行うことも、勿論可能である。
以上のようにすれば、シリンダ2とピストン3とを分離させて包装しているため、コンパクトな製品パッケージを実現することができる。また、医療用ペースト注入混練器1の組み立て時において、シリンダ2にピストン3を挿入する際は、状態ST1のストッパ4(第2のストッパ)によって、仕切り具3aに状態ST2のストッパ4(第1のストッパ)が装着可能な位置で仕切り具を停止させることができる。これにより、仕切り具3aの挿入深さの過不足によって第1のストッパが装着できないという事態を抑制することができる。このため、医療用ペースト注入混練器1を、容易かつ確実に組み立てることができる。この結果、その操作性を確保しつつ、確実な組み立てが容易な医療用ペースト注入混練器を提供することができる。さらに、第2のストッパを、その装着の方法を変えて、第1のストッパとして用いることができるため、使用する部品の数を減らすことができ、製品コストを低減することができる。
B.第1実施例の変形例1:
図9は、第1実施例の変形例1における医療用ペースト注入混練器11の包装状態を示す説明図である。第1実施例の変形例1における医療用ペースト注入混練器11は、図9のように、各部を一体として製品パッケージに収納されている点においてのみ、第1実施例と異なる。具体的には、医療用ペースト注入混練器11は、シリンダ2の開口側に仕切り具3aが挿入され、仕切り具3aは、ストッパ4によってフランジ2cに係留されている。さらにシャフト部3bには、連結部材5が装着されている。この医療用ペースト注入混練器11は、ハンドル部3dからキャップ2gの先端までの長さLEは約28cmである。このため、医療用ペースト注入混練器11の製品パッケージにおいて、その長手方向の長さが長くなる。この点、第1実施例では、製品パッケージにおける長手方向の長さをコンパクトにすることができる。
B.第1実施例の変形例2:
図10は、第1実施例の変形例2における医療用ペースト注入混練器21の包装状態を示す説明図である。第1実施例の変形例1における医療用ペースト注入混練器21は、図10のように、ピストン3に第2のストッパ(ストッパ4)が装着されていない点においてのみ、第1実施例と異なる。この医療用ペースト注入混練器21では、組み立て時にシリンダ2をピストン3に挿入する際は、使用者が自ら、仕切り具3aにストッパ4が装着可能な位置に、仕切り具3aを停止させる必要がある。この点、第1実施例では、第2のストッパによって、所定の挿入深さ以上の仕切り具3aの挿入が妨げられるため、医療用ペースト注入混練器を、容易かつ確実に組み立てることができる。
C.第2実施例:
図11は、第2実施例における医療用ペースト注入混練器31の包装状態を示す説明図である。図6に示した第1実施例との違いは、シャフト部3bとハンドル部3dの形状が異なる点のみであり、他の構成は第1実施例と同様である。
ハンドル部3dは、棒材352と、円板353と、中空部355と、ガイド部356を備えている。棒材352は、撹拌部3cが仕切り具3aに密着している状態での仕切り具3aの右端(図11における)からシャフト部3bの右端(図11における)の長さと同程度(或いは、若干長い)の長さを有し、かつ、シリンダ2の内径よりも小さな外形を有する略円柱状の部材である。円板353は、棒材352の一端に固定された円盤状の部材である。中空部355は、棒材352の内側をくり抜くように設けられた中空部である。中空部355は、円板353とは逆側において、支持部360を含む開口した割口357を有している。ガイド部356は、中空部355の内部に設けられた略直線状の溝である。ガイド部356は、中空部355の内部にそれぞれ対向する向きに2箇所設けられている。支持部360は、棒材352の割口357側に突起状に設けられた部材である。
シャフト部3bは、攪拌部3cとは逆側の端部に、弾性変形可能な2枚の軸板350が形成されている。2枚の軸板350は、それぞれ、その外側に突起状の突状係合部351を備えている。突状係合部351とガイド部356とが係合することによって、シャフト部3bは、ガイド部356の一端でハンドル部3dに対して約90度回動可能な状態で、且つ、ガイド部356に沿って突状係合部351がスライド移動可能な状態で保持される。具体的には、ハンドル部3dの長手方向(軸線)とシャフト部3bの長手方向(軸線)がほぼ平行な向き(以降、「平行状態」とも呼ぶ)から、ハンドル部3dの長手方向(軸線)とハンドル部3dの長手方向(軸線)がほぼ垂直な向き(以降、「直交状態」とも呼ぶ)へと転換させることができ、平行状態の時に突状係合部351がガイド部356に沿って、円板353の方向に向かってスライドすることができ、コンパクトにシャフト部3bをハンドル部3d内に収納することができる。なお、突状係合部351がガイド部356に係合している状態において、シャフト部3bを強く引くことで、突状係合部351をガイド部356から引き抜くことができる。すなわち、第2実施例においても、ハンドル部3dとシャフト部3bは着脱自在に形成されている。このため、第1実施例と同様に、ペーストの注入時において、ハンドル部3dを用いて行う手動での注入操作と、ハンドル部3dを外して専用の注入ガンを用いて行う機械での注入操作との両方に対応することができる。
この医療用ペースト注入混練器31の組み立て(図7:手順1、2)は、第1実施例と同様である。
図12は、第2実施例における医療用ペースト注入混練器のペースト混練時の状態を示す縦断面図である。第2実施例では、医療用ペースト注入混練器31の組み立て(図7:手順1、2)が終了した後、ハンドル部3dをIII方向(図12)に引き上げて、ハンドル部3dとシャフト部3bを直交状態にする。具体的には、ハンドル部3dを、そのシャフト部3bの突状係合部351を中心としてハンドル部3dがIII方向に移動するように回動させる。その後、第1実施例と同様に、ハンドル部3dを握って、I、II方向(図12)のように、混練作業を行う。
混練が終了したところで、III方向とは逆側の方向にハンドル部3dを引き戻し、ハンドル部3dとシャフト部3bを平行状態にする。回動後、シャフト部3bは、ハンドル部3d内に収まった状態となる。この状態で、ハンドル部3dを下方向にスライドさせる。そうすると、シャフト部3bの突状係合部351が、ハンドル部3dのガイド部356と係合しつつガイド部356内を摺動することにより、シャフト部3bが、ハンドル部3d内部を円板353側へ移動し、ハンドル部3dの底面333が仕切り具3aの第1鍔体320の上面と接触した状態となる。このように、ハンドル部3dの端部が仕切り具3aの端部と接触することによって、ハンドル部3dに加えられる力が仕切り具3aに伝えられ、仕切り具3aがシリンダ2内に押し込まれる。なお、ペースト注入時の動作は第1実施例で説明した通りである。
このような構成としても、第1実施例と同様に、その操作性を確保しつつ、組み立てが容易な医療用ペースト注入混練器を提供することができる。さらに第2実施例においては、第1実施例で用いた連結部材の役割をハンドルが兼用することにより、第1実施例のように、連結部材を一度外して、混練操作を行った後に、再度、その連結部材を装着させる操作が無くなる為、このような脱着操作中の使用者による連結部材の紛失を抑制することができる。
D.他の変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
D1.変形例1:
上記実施例では、第2のストッパは、その装着の方法を変えて、第1のストッパとして機能するように構成されているものとした。しかし、第1のストッパ、第2のストッパをそれぞれ別個の部品として構成することも可能である。
D2.変形例2:
上記実施例では、医療用ペースト注入混練器を構成する各部の形状を例示した。しかし、医療用ペースト注入混練器を構成する各部(例えば、シリンダ、ピストン、ストッパ等)は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、任意の形状を採用することができる。医療用ペースト注入混練器の各部を構成する部材の材料についても同様である。
D3.変形例3:
上記実施例では、医療用ペースト注入混練器を用いて混練、注入されるペーストは骨ペーストであるものとした。しかし、医療用ペースト注入混練器は、骨ペースト以外のペーストの混練、注入を行うことも可能である。
1…医療用ペースト注入混練器
2…シリンダ
2a…円筒体
2b…ノズル部
2c…フランジ
2d…湾曲辺
2f…ネジ
2g…キャップ
2y…キャップ
3…ピストン
3a…仕切り具
3b…シャフト部
3c…攪拌部
3d…ハンドル部
3e…係合爪
3f…受段部
4…ストッパ
4a…第1基板
4b…第2基板
4c…縁壁体
4d…平行辺
4e…滑り止め部
4f…湾曲縁辺
4g…装入部
4h…平行直線辺
4i…湾曲内周辺
4j…アーム部
4k…円筒体装入部
4m…円筒体固定部
4n…直線状縁壁体
4p…湾曲状縁壁体
4q…フランジ装着部
4y…ガイド面
5…連結部材
5a…割口部
280…栓部
281…取手
300…貫通孔
301…管体
302…第2鍔体
303…第3鍔体
304…第4鍔体
305…補強部材
307…外シール部
308…内シール部
310…仕切り具係合部
311…外シール溝
313…内シール溝
320…第1鍔体
321…環状係止部
333…底面
350…軸板
351…突状係合部
352…棒材
353…円板
355…中空部
356…ガイド部
357…割口
360…支持部

Claims (6)

  1. 医療用ペースト注入混練器であって、
    一端に開口とフランジとを有し他端にノズル部を有するシリンダと、
    前記シリンダの内部を軸線方向に摺動可能な仕切り具を有するピストンと、
    前記ピストンの前記仕切り具を前記シリンダの前記フランジに係留するための着脱可能な第1のストッパと、
    を備え、
    前記ピストンは、さらに、
    前記仕切り具の中心を貫く貫通孔に挿通され、前記貫通孔を出入りする軸線方向への往復運動と前記軸線を中心とする回動運動とが可能なシャフト部と、
    前記シャフト部の一端であって前記シリンダ内に位置する部分に設けられた攪拌部と、
    前記シャフト部の他端であって前記シリンダ外に位置する部分に設けられたハンドル部と、
    を備え、
    前記仕切り具は、
    前記貫通孔を有する管体と、
    前記管体の胴部上端外周に設けられた環状の突出部である第1鍔体と、
    前記第1鍔体よりも下側において、前記管体の胴部外周に設けられた環状の突出部である第2鍔体と、
    前記第2鍔体よりも下側において、前記管体の胴部外周に設けられた環状の突出部である第3鍔体と
    前記第2鍔体と前記第3鍔体との間に設けられる仕切り具係合部と、
    を備え、
    前記シリンダと、前記ピストンとは着脱可能に構成されており、
    前記ピストンには、前記シリンダの前記開口側において、前記シリンダに前記ピストンを挿入する際に、前記仕切り具を停止させるための第2のストッパが装着され、
    前記第2のストッパは、
    前記仕切り具の前記仕切り具係合部の径よりも大きく形成された円弧状の切り欠き部である湾曲内周辺と、
    前記切り欠き部に沿うような形で湾曲状に形成された突出部であるアーム部と、
    を備え、
    前記第2のストッパは、前記アーム部が前記仕切り具係合部と係合されることによって前記ピストンへと装着されており、
    前記第2のストッパは、その装着の方法を変えて、前記アーム部と前記湾曲内周辺とが、前記仕切り具係合部の周囲を取り囲むような形で前記仕切り具係合部と係合されることによって、前記仕切り具と前記フランジの両方に係合するように装着されて前記第1のストッパとして機能することを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
  2. 請求項1記載の医療用ペースト注入混練器であって、
    前記シリンダは、前記シリンダと前記ピストンとが分離されている状態において、開口を封鎖するためのキャップを有することを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
  3. 請求項2記載の医療用ペースト注入混練器であって、
    前記キャップは、その一部に取手が形成されていることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、さらに、
    前記シャフト部の貫通孔内を出入りする往復運動を妨げることにより、前記シャフト部と前記仕切り具を一体として前記シリンダ内で摺動させるための連結部材を備えることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
  5. 請求項1ないし3のいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、
    前記シャフト部は、前記ハンドル部と回動可能に係合し、前記シャフト部の長手方向と前記ハンドル部の長手方向が同じ向きになった状態において、前記ハンドル部の端部が前記仕切り具の端部と接触することにより、前記ハンドル部に加えられる力が前記仕切り具に伝わり、前記仕切り具が前記シリンダ内に押し込まれるように構成されていることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項記載の医療用ペースト注入混練器であって、
    混練対象のペーストは、リン酸カルシウムを主成分とする骨ペーストであることを特徴とする、医療用ペースト注入混練器。
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