JP5484551B1 - 電極チップの研磨方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】最大トルク発生時以外での研磨異常を判断可能な電極チップの研磨方法を提供すること。
【解決手段】溶接ガンに保持された一対の電極チップを研磨するチップドレッサ18が、一対の電極チップの先端部を切削可能なカッタを保持したホルダと、一対の電極チップを切削可能に、ホルダを回転させるための駆動源としてのサーボモータ37及び該サーボモータの回転を制御するサーボアンプ39を有してなるサーボモータ装置36と、サーボモータ装置の作動を制御するコントローラ50と、を備える。サーボモータ装置36は、一対の電極チップの正常研磨時における負荷トルク内の中間値のトルク発生時、コントローラ50に、トルク発生信号を出力する。コントローラ50は、正常研磨時の経過時間に対応する時間内に、トルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、サーボモータ装置を備えてなるチップドレッサを使用して研磨する電極チップの研磨方法に関する。
従来、スポット溶接の溶接ガンに装着される一対の電極チップを研磨する際、溶接ガンを設けた溶接ロボットとの信号の入出力の容易さから、サーボモータ装置を備えてなるチップドレッサが利用されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−103378号公報
しかし、従来のサーボモータ装置を使用したチップドレッサでは、サーボモータ装置が、サーボモータの最大トルク(停動トルク)の発生時に負荷を低下させるように、動作するだけで、最大トルク発生時以外での電極チップの研磨異常が解らず、不便であった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、最大トルク発生時以外での研磨異常を判断可能な電極チップの研磨方法を提供することを目的とする。
<請求項1の説明>
本発明に係る電極チップの研磨方法は、溶接ガンに保持された一対の電極チップを研磨するチップドレッサが、
一対の前記電極チップの先端部を切削可能なカッタを保持したホルダと、
一対の前記電極チップを切削可能に、前記ホルダを回転させるための駆動源としてのサーボモータ及び該サーボモータの回転を制御するサーボアンプを有してなるサーボモータ装置と、
該サーボモータ装置の作動を制御するコントローラと、
を備えて構成され、
前記チップドレッサが一対の前記電極チップを研磨する際に、前記サーボモータの最大トルク以下での電極チップの研磨異常を判別可能な電極チップの研磨方法であって、
前記サーボモータ装置が、一対の前記電極チップの正常研磨時における負荷トルク内の中間値のトルク発生時、前記コントローラに、トルク発生信号を出力する構成とし、
前記コントローラが、正常研磨時の経過時間に対応する時間内に、前記トルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断することを特徴とする。
本発明に係る電極チップの研磨方法では、電極チップの研磨時において、コントローラが、正常研磨時の経過時間に対応する時間内に、サーボモータ装置から所定の中間値のトルク発生信号を入力しなけば、電極チップが正常に研磨されていないこととなって、研磨異常として判断でき、溶接ガンを保持した溶接ロボットの制御装置等に、異常の信号を出力できる。
したがって、本発明に係る電極チップの研磨方法では、電極チップを保持した溶接ガンが他のチップドレッサに配置されていたり、あるいは、サーボモータが空回りしている等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
<請求項2の説明>
そして、本発明に係る電極チップの研磨方法では、正常研磨時の前記サーボモータの負荷トルクの時間経過に伴なう波形が、研磨開始(電極チップのホルダへの当接に伴なう溶接ガンの加圧開始)から上昇して第1のピーク値となり、その後低下し、低下後に、第1のピーク値より高い第2のピーク値を迎えて停滞して、研磨完了となる波形とし、
前記サーボモータ装置が、一対の前記電極チップの正常研磨時における負荷トルク内の中間値の値として、順に高くなる二つの値以上のトルク発生時、前記コントローラに、高低の二つの値のトルク発生信号を出力する構成とするとともに、
低い値の低トルク値が、前記第1ピーク値と前記第2ピーク値との間の低下した最小値より小さな値とし、
高い値の高トルク値が、前記第2ピーク値より低く、かつ、前記第1ピーク値より高い値として、設定され、
前記コントローラが、正常研磨時の経過時間にそれぞれ対応する時間内に、低トルク値以上と高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断するように構成することが望ましい。
このような研磨方法では、例えば、コントローラが、研磨作業開始(サーボモータの回転開始)となっても、サーボモータ装置から低トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時には、既述したように、電極チップを保持した溶接ガンが他のドレッサに配置されていたり、あるいは、サーボモータが空回りしている等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
また、コントローラが、研磨開始後(電極チップのホルダへの当接に伴なう加圧開始後)、サーボモータ装置から低トルク値以上のトルク発生信号を入力したものの、高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった場合には、チップドレッサに機械的な故障はないが、電極チップの先端部が変形(磨耗)しすぎていたり、あるいは、電極チップが溶接ガンのシャンクに適切に保持されておらずに空回りしている、あるいは、溶接ガン側のチップドレッサへの加圧力不足等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
さらに、コントローラが、研磨開始後、所定の時間内に、サーボモータ装置から低トルク値以上と高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力すれば、電極チップの正常な研磨作業が終了したと判断できる。
但し、コントローラが、研磨開始後、サーボモータ装置から低トルク値以上と高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力しても、その経過時間が短すぎる場合には、形状の異なった電極チップが研磨されていたり、あるいは、寿命等によりカッタが切削不能となっている等の原因があることが解り、これらの場合にも、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
また、コントローラは、所定の経過時間内に、サーボモータ装置から低トルク値以上と高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力し、そして、正常研磨時間が経過すれば、電極チップの正常な研磨作業が終了したと判断できて、それ以後の研磨を中止でき、電極チップの削りすぎを防止できて、電極チップの消費量を低減することにも寄与できる。
<請求項3>
さらに、前記サーボモータ装置が、前記コントローラに、前記低トルク値と前記高トルク値とのトルク発生信号に加えて、前記低トルク値と前記高トルク値との間の中トルク値以上となった時にもトルク発生信号を出力する構成とするとともに、
前記中トルク値が、前記高トルク値より低く、かつ、前記第1ピーク値より高い値として、設定され、
前記コントローラが、正常研磨時の経過時間にそれぞれ対応する時間内に、前記低トルク値以上、前記中トルク値以上、及び、前記高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断するように構成することが望ましい。
このような研磨方法では、電極チップの研磨時、コントローラが、中トルク値以上となった際にもトルク発生信号を入力することから、低トルク値以上と高トルク値以上との他に、その中間のトルク値のトルク発生信号の有無で、研磨異常を判断できて、迅速かつ効率的に研磨異常を判断することができる。
すなわち、研磨時、例えば、コントローラが、サーボモータの回転開始となっても、サーボモータ装置から低トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時には、既述したように、電極チップを保持した溶接ガンが他のドレッサに配置されていたり、あるいは、サーボモータが空回りしている等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
また、コントローラが、研磨開始後、サーボモータ装置から低トルク値以上のトルク発生信号を入力したものの、中トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった場合には、チップドレッサに機械的な故障はないが、電極チップの先端部が変形(磨耗)しすぎていたり、あるいは、電極チップが溶接ガンのシャンクに適切に保持されておらずに空回りしている、あるいは、溶接ガン側のチップドレッサへの加圧力不足等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
さらに、コントローラが、研磨開始後、サーボモータ装置から低トルク値以上と中トルク値以上のトルク発生信号を順次入力したものの、高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった場合には、電極チップの先端部が極端に変形している等の原因があることが解り、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
さらにまた、コントローラが、研磨開始後、所定の時間内に、サーボモータ装置から低トルク値以上、中トルク値以上、高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力すれば、電極チップの正常な研磨作業が終了したと判断できる。
但し、コントローラが、研磨開始後、サーボモータ装置から低トルク値以上、中トルク値以上、高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力しても、その経過時間が短すぎる場合には、形状の異なった電極チップが研磨されていたり、あるいは、寿命等によりカッタが切削不能となっている等の原因があることが解り、これらの場合にも、サーボモータの最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができる。
勿論、コントローラは、所定の時間内に、サーボモータ装置から低トルク値以上、中トルク値以上、高トルク値以上のトルク発生信号を、順次入力し、そして、正常研磨時間が経過すれば、電極チップの正常な研磨作業が終了したと判断できて、それ以後の研磨を中止でき、電極チップの削りすぎを防止できて、電極チップの消費量を低減することにも寄与できる。
本発明の一実施形態で使用するチップドレッサ付近を示す概略平面図である。 同実施形態のチップドレッサの概略側面図である。 同実施形態のチップドレッサにおける電極チップの研磨時の縦断面図である。 同実施形態のチップドレッサのブロック図である。 正常研磨時の経過時間に伴なうサーボモータの実効トルクを示す波形図である。 チップドレッサの研磨時におけるコントローラが研磨異常を判断するフローチャートを示す。 電極チップの研磨異常時の一例を示す経過時間に伴なうサーボモータの実効トルクを示す波形図である。 電極チップの研磨異常時の他の例を示す経過時間に伴なうサーボモータの実効トルクを示す波形図である。 電極チップの研磨異常時のさらに他の例を示す経過時間に伴なうサーボモータの実効トルクを示す波形図である。 電極チップの研磨異常時のさらに他の例を示す経過時間に伴なうサーボモータの実効トルクを示す波形図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明すると、実施形態に使用する一対の電極チップ11,11を保持する溶接ガン5は、図1,2に示すように、多関節の溶接ロボット1のア−ム2の先端に保持されるとともに、一対の電極チップ11,11を相互に対向するシャンク7,8に嵌め込んで構成されている。そして、溶接ガン5は、汎用のサーボガンであり、電極チップ11を、エンコーダを内蔵させたサーボモータ6により移動させるように保持するとともに、一対の電極チップ11,11相互を、同等に接近させる位置制御機能を備えて構成されている。また、溶接ガン5は、演算機能を備えて、サーボモータ6の回転数制御・トルク制御を行なって、電極チップ11,11の位置制御や加圧力制御等を行なえるものである。
また、図1に示す符号3は、溶接ガン5を含めた溶接ロボット1の作動を制御する制御装置である。さらに、W1,W2は、溶接ロボット1が溶接加工を行なう溶接ラインでの加工地点であり、それらの加工地点W1,W2では、所定数、所定箇所で打点(スポット溶接)して図示しない板金等を、溶接して連結することとなる。
チップドレッサ18は、図2〜4に示すように、ドレッサ本体24と、サーボモータ装置36と、コントローラ50と、を備えて構成されている。ドレッサ本体24は、一対の電極チップ11,11の先端部12を切削可能なカッタ28を保持したホルダ27を備え、サーボモータ装置36のサーボモータ37の回転駆動により、ホルダ27がカッタ28とともに回転して、電極チップ11の先端部12がカッタ28に切削されて、研磨される。
なお、ホルダ27は、図3に示すように、適正形状の電極チップ11の先端部12の形状に対応する凹部27aを上下両面に備えるとともに、切粉の排出用孔部27bを備え、カッタ28は、排出用孔部27bの壁面に取付ねじ29により取り付けられ、凹部27a,27aの各内周面に切刃28a,28aを配置させている。そのため、回転駆動しているホルダ27の凹部27a,27aに当接させるように、電極チップ11,11の先端部12が挿入されれば、回転するカッタ28の切刃28a,28aにより、消耗した先端部12が、切削されて、適正形状に研磨されることとなる。
切刃28aは、電極チップ11の先端部12の先端面12aと、先端面12aから電極チップ11の円柱状の元部13に連なるように拡径する拡径部12bとを研磨するように、設定されている。
また、ホルダ27は、歯車機構31の大歯車部32の収納部32aに収納固定され、大歯車部32は、ケース24a内で回動可能に軸受33に支持されている。
歯車機構31は、サーボモータ37の回転駆動軸37a(図4参照)に設けられた図示しない駆動歯車と、この駆動歯車と大歯車部32とに噛合する図示しない中間歯車と、大歯車部32と、を備えて構成され、サーボモータ37の回転駆動により、大歯車部32に収納されたホルダ27を、カッタ28とともに回転させることとなる。
サーボモータ装置36は、交流用のサーボモータ37、サーボモータ37の回転駆動軸37aの角度位置や回転速度を検知可能なエンコーダ38、サーボモータ37の回転駆動を制御するサーボアンプ39、を備えて構成され、サーボアンプ39には、AC電源45が接続されている。
そして、実施形態のサーボアンプ39は、マイクロプロセッサを具備して、コントローラ50からの制御信号により、所定の回転速度でサーボモータ37の回転駆動軸37aを回転させるように制御する。さらにまた、実施形態のサーボアンプ39では、サーボモータ37に通電する電流値等に基づき、サーボモータ37の負荷トルクが最大トルク(停動トルク)となった際、サーボモータ37の故障防止のために、サーボモータ37の駆動を停止させるようなトルクリミット(保護機構)を備えている。
そしてさらに、実施形態のサーボアンプ39は、サーボモータ37に通電する電流値等に基づき、正常研磨時におけるサーボモータ37の負荷トルクの変動時において、三段階の負荷トルクの発生時点において、コントローラ50にON信号を出力するように、構成されている。
ちなみに、電極チップ11,11の研磨時、正常に行われる場合には、経過時間に伴なう負荷トルクの増減の波形は、図5に示す状態となる。すなわち、負荷トルクは、サーボモータ37の回転開始から電極チップ11のホルダ27への当接直前(加圧開始)までの研磨準備時間の間は、上昇しないが、電極チップ11のホルダ27への加圧開始から、すなわち、研磨開始Sから右上がりの増加線L1を描いて上昇し、そして第1のピーク値P1を迎え、その後、凹状曲線L2を描いて、最小値PVを迎えるまで低下し、低下後、第1のピーク値P1より高い第2のピーク値P2を迎え、ついで、停滞して、研磨完了Eとなる波形となる。第1ピーク値P1を迎える増加線L1を描く研磨状態は、電極チップ11の先端部12がホルダ27の凹部27aの内周面に当たる際に、先端部12に発生している部分的な凸部が大きな圧力で当接しつつ切削される状態である。ついで、凹状曲線L2を描く時の研磨状態は、電極チップ11の先端部12の凸部が、部分的に当たるものの小さくなって、負荷トルクが低下し、その後、さらに凸部が無くなるとともに、先端部12の先端面12aや拡径部12bとなる部位が部分的に対応している状態から、全域にわたって広い面積で切削される状態である。そして、第2ピーク値P2を迎えれば、先端部12が所定形状に研磨された状態となる。
なお、研磨開始Sから研磨完了E点までの経過時間TEは、一定(例えば3秒)となる。また、研磨開始Sから第1ピーク値P1を迎えるまでの経過時間T1は、1秒かからない時間(図例では、約0.2秒)とし、最小値PVを迎える時間TVは1秒前後とし、研磨開始Sから第2ピーク値P2を迎えるまでの経過時間T2は、2秒以上の3秒未満(図例では、2.6秒)としている。
また、実施形態の場合の電極チップ11の正常研磨時は、電極チップ11の直径を16φとし、溶接ガン5の加圧力を120Kgf/cm2、ホルダ27の回転数を177rpmとして研磨している。
さらに、回転開始から加圧開始(研磨開始)Sまでの加圧準備時間TFは、実施形態の場合、3秒としている。
そして、実施形態の場合、サーボアンプ39は、サーボモータ37の負荷トルク内で、順に高くなる低トルク値Y1以上、中トルク値Y2以上、及び、高トルク値Y3以上のトルク発生時、コントローラ50に、各トルク値Y1,Y2,Y3のトルク発生信号を出力する構成としている。すなわち、サーボアンプ39は、コントローラ50に対し、低トルク値Y1以上の時に低トルク値ON信号(LLON信号)を出力し、中トルク値Y2以上の時に中トルク値ON信号(MLON信号)を出力し、高トルク値Y3以上の時に高トルク値ON信号(HLON信号)を出力し、そして、ON信号(LLON信号,MLON信号,HLON信号)を出力後、それぞれ、各トルク値Y1,Y2,Y3を下回った時には、それぞれのON信号(LLON信号,MLON信号,HLON信号)の出力を停止する。
さらに、実施形態の場合、低トルク値Y1は、第1ピーク値P1と第2ピーク値P2との間の低下した最小値PVより小さな値とし、中トルク値Y2が、第2ピーク値P2より低く、かつ、第1ピーク値P1より高い値としている。また、高トルク値Y3が、中トルク値Y2より高く、かつ、第2ピーク値P2より低い値として、設定されている。
そして、コントローラ50は、溶接ロボット1の制御装置3から、電極チップ11,11が所定数のスポット溶接を行った場合において、電極チップ11,11の研磨を行う信号を入力したとき、サーボモータ装置36のサーボアンプ39にサーボモータ37を所定回転数で回転させるように制御信号を出力し、研磨作業開始となり、また、溶接ガン5が、ドレッサ本体24の回転するホルダ27に対して、一対の電極チップ11,11を押し付けば、溶接ガン5からの加圧信号を受けて、コントローラ50は、研磨開始Sと判断する。そして、コントローラ50は、図6に示すように、研磨異常を判断する。
そして、まず、ステップS101において、LLON信号を入力済みか否かを判定する。入力済みであれば(ステップS101でYES)、ステップS102に移行し、入力していなければ(ステップS101でNO)、ステップS103に移行して、研磨作業開始(回転開始)からtf秒経過しているか否か判定する。なお、この時間tfは、実施形態の場合、研磨開始Sから最小値PVとなる経過時間の1秒と加圧準備時間の3秒と、に対応させて、合計の4秒としている。
そして、ステップS103において、回転開始から4(tf)秒経過していれば(ステップS103でYES)、研磨異常と判断して、ステップS104に移行して、コントローラ50は、研磨異常Iを出力する。この研磨異常Iの場合には、チップドレッサ18の歯車機構31の歯車が破損していたり、溶接ガン5が別位置のチップドレッサのホルダに配置されている等の原因があり、コントローラ50は、溶接ロボット1の作動を停止し、かつ、サーボモータ37の回転駆動を停止させるように、制御装置3とサーボモータ装置36とに、エラー信号を出力する。なお、この時、コントローラ50は、所定の研磨異常Iを報知するように、所定のランプの点灯等を行うようにしてもよい。
ちなみに、この研磨異常Iの時の負荷トルクの波形は、図7に示すような状態が例示できる。
そして、ステップS101からステップS102に移行した場合には、コントローラ50は、MLON信号の有無を判定し、MLON信号を入力していなければ(ステップS102でNO)、ステップS106に移行し、MLON信号を入力していれば(ステップS102でYES)、ステップS105に移行する。
ステップS106において、LLON信号を入力してからtm秒(例えば、正常研磨時の経過時間より多い、2〜3倍程度、実施形態の場合、3倍の5秒)経過しているか否かを判定し、経過していなければ(ステップS106でNO)、ステップS102に戻り、経過していれば(ステップS106でYES)、ステップS107に移行して、コントローラ50は、研磨異常IIを出力する。この研磨異常IIの場合には、チップドレッサ18に機械的な故障はないが、電極チップ11の先端部12が変形(磨耗)しすぎていたり、あるいは、電極チップ11が溶接ガン5のシャンク7,8に適切に保持されておらずに空回りしている、あるいは、溶接ガン5側のチップドレッサ18への加圧力不足等の原因があり、コントローラ50は、溶接ガン5を開放して溶接ロボット1の作動を停止させ、さらに、電極チップ11の形状エラーを表示するように、制御装置3にエラー信号を出力するとともに、サーボモータ37の回転駆動を停止させるように、サーボモータ装置36にエラー信号を出力する。なお、この時、コントローラ50は、所定の研磨異常IIを報知するように、所定のランプの点灯等を行うようにしてもよい。
ちなみに、この研磨異常IIの時の負荷トルクの波形は、図8に示すような状態が例示できる。
そして、ステップS102からステップS105に移行した場合には、コントローラ50は、HLON信号の有無を判定し、HLON信号を入力していなければ(ステップS105でNO)、ステップS108に移行し、HLON信号を入力していれば(ステップS105でYES)、ステップS109に移行する。
ステップS108において、MLON信号を入力してからtb秒(例えば、正常研磨時の経過時間より多い、2〜3倍程度、実施形態の場合、3倍程度の3秒)経過しているか否かを判定し、経過していなければ(ステップS108でNO)、ステップS105に戻り、経過していれば(ステップS108でYES)、ステップS107に移行して、コントローラ50は、既述した研磨異常IIを出力する。
そして、ステップS105からステップS109に移行した場合には、コントローラ50は、研磨開始Sからtt秒(例えば、正常研磨の第2ピーク値P2に到達するより若干短い時間の2秒)経過しているか否か判定し、研磨開始Sから2秒経過していなければ(ステップS109でNO)、ステップS110に移行し、コントローラ50は、研磨異常IIIを出力する。
この研磨異常IIIの場合には、形状の異なった電極チップが研磨されていたり、あるいは、寿命等によりカッタが切削不能となっている、溶接ガン5の加圧力の上昇等の原因があり、コントローラ50は、溶接ガン5を開放して溶接ロボット1の作動を停止させ、さらに、カッタ28の寿命を表示するように、制御装置3にエラー信号を出力するとともに、サーボモータ37の回転駆動を停止させるように、サーボモータ装置36にエラー信号を出力する。なお、この時、コントローラ50は、所定の研磨異常IIIを報知するように、所定のランプの点灯等を行うようにしてもよい。
ちなみに、この研磨異常IIIの時の負荷トルクの波形は、図9に示すような状態が例示できる。
一方、ステップS109において、研磨開始Sから2秒経過していれば(ステップS109でYES)、ステップS111に移行し、正常に研磨作業が完了できるとして、研磨開始Sから研磨完了Eまでの研磨完了時間TEが経過するまで、サーボモータ37を回転駆動させた後、サーボモータ37の回転駆動を停止させるように、サーボモータ装置36に研磨完了信号を出力するとともに、溶接ガン5を開放して溶接ロボット1がつぎの作業に移行できるように、制御装置3に研磨完了信号を出力する。
すなわち、コントローラ50は、所定の時間内に、サーボモータ装置36から低トルク値Y1以上、中トルク値Y2以上、高トルク値Y3以上のトルク発生信号(LLON信号、MLON信号、及び、HLON信号)を、順次入力し、そして、正常研磨時間(TE)が経過すれば、電極チップ11の正常な研磨作業が終了したと判断できて、それ以後の研磨を中止でき、電極チップ11の削りすぎを防止できて、電極チップ11の消費量を低減することにも寄与できる。
また、実施形態のチップドレッサ18では、サーボアンプ39が、サーボモータ37に通電する電流値等に基づき、サーボモータ37の負荷トルクが最大トルク(停動トルク)となった際、サーボモータ37の故障防止のために、サーボモータ37の駆動を停止させるようなトルクリミット(保護機構)を備えており、このような場合にも、コントローラ50が、その信号を入力して、溶接ガン5を開放させるるとともに、溶接ロボット1を停止させるように、制御装置3にエラー信号を出力することができる。ちなみに、この時の負荷トルクの波形は、図10に示すような状態が例示できる。
以上のように、実施形態の電極チップの研磨方法では、コントローラ50が所定時間内にLLON信号を入力しなければ、研磨異常Iとして、
1.電極チップを保持した溶接ガンが他のチップドレッサに配置されている、
2.歯車機構等の機械的な故障により、サーボモータが空回りしている、
等の異常が解る。
また、コントローラ50が、LLON信号を入力しても、所定時間内にMLON信号を入力しなかったり、あるいは、MLON信号を入力しても、所定時間内にHLON信号を入力しなければ、研磨異常IIとして、
3.電極チップ11の先端部12が変形(磨耗)しすぎている、
4.電極チップ11が溶接ガン5のシャンク7,8に適切に保持されておらずに空回りしている、
5.溶接ガン5側のチップドレッサ18への加圧力が不足している、
等の異常が解る。
さらに、コントローラ50が、LLON信号とMLON信号とを入力して、短時間にHLON信号を入力すれば、研磨異常IIIとして、
6.溶接ガン5側の加圧力が所定値より上昇している、
7.形状の異なった電極チップが研磨されている、
8.寿命等によりカッタの切削不良が生じている、
等の異常が解る。
すなわち、実施形態の電極チップの研磨方法では、種々の研磨異常I,II,IIIが解り、サーボモータ37の最大トルク発生時以外での研磨異常を判断することができ、研磨作業の中止とともに、対処を迅速かつ的確に行うことが可能となる。
そして、実施形態の研磨方法では、カッタ寿命の影響による切削不測状態の溶接、チップドレッサの機械的な故障による未切削状態の溶接、研磨時の切削過多による電極チップの消耗(短命化)を防止することができる。
また、実施形態の研磨方法では、サーボモータ装置36からのデジタル信号のON信号に基づいて、コントローラ50が所定の判定を行うことができることから、溶接ロボット1の制御装置3とのデジタル信号の入出力も容易となり、溶接ロボット1の溶接現場に好適となる。
なお、実施形態では、サーボアンプ39から出力されるON信号が、低トルク値Y1、中トルク値Y2、及び、高トルク値Y3の三段階に応じたものを例示したが、低トルク値Y1と高トルク値Y3との二段階に応じたLLON信号とHLON信号との2種類としてもよい。
その場合のコントローラ50Aは、図6に示すフローチャートのステップS102とステップS106とを無くし、ステップS108での判定する経過時間tbを、LLON信号の出力後の正常研磨時の時間の2〜3倍程度、例えば、3倍程度の8秒とすれば、良い。
このような場合でも、研磨時、コントローラ50Aが、回転開始となっても、サーボモータ装置36から低トルク値Y1以上のトルク発生信号(LLON信号)を入力しなかった時には、電極チップ11を保持した溶接ガン5が他のドレッサに配置されていたり、あるいは、サーボモータ37が空回りしている等の原因があることが解り、サーボモータ37の最大トルク発生時以外での研磨異常I(図6のステップS104参照)を判断することができる。
また、コントローラ50Aが、研磨開始後、サーボモータ装置36から低トルク値Y1以上のトルク発生信号(LLON信号)を入力したものの、高トルク値Y3以上のトルク発生信号(LLON信号)を入力しなかった場合には、チップドレッサ18に機械的な故障はないが、電極チップ11の先端部12が変形(磨耗)しすぎていたり、あるいは、電極チップ11が溶接ガン5のシャンク7,8に適切に保持されておらずに空回りしている、あるいは、溶接ガン5側のチップドレッサ18への加圧力不足等の原因があることが解り、サーボモータ37の最大トルク発生時以外での研磨異常II(図6のステップS107参照)を判断することができる。
さらに、コントローラ50Aが、研磨開始後、サーボモータ装置36から低トルク値Y1以上と高トルク値Y3以上のトルク発生信号(LLON信号、HLON信号)を、順次入力すれば(図6のステップS101,S105,S109,S201に移行すれば)電極チップ11の正常な研磨作業が終了したと判断できる。
但し、コントローラ50Aが、研磨開始後、サーボモータ装置36から低トルク値Y1以上と高トルク値Y3以上のトルク発生信号(LLON信号、HLON信号)を、順次入力しても、その経過時間が短すぎる場合には(図6に示すステップS109でNO)、形状の異なった電極チップが研磨されていたり、あるいは、寿命等によりカッタが切削不能となっている等の原因があることが解り、これらの場合にも、サーボモータ37の最大トルク発生時以外での研磨異常III(図6のステップS110参照)を判断することができる。
また、コントローラ50Aは、適正時間内にサーボモータ装置36から低トルク値Y1以上と高トルク値Y3以上のトルク発生信号を、順次入力し、そして、正常研磨時間(TE)が経過すれば、電極チップ11の正常な研磨作業が終了したと判断できて、それ以後の研磨を中止でき、電極チップ11の削りすぎを防止できて、電極チップ11の消費量を低減することにも寄与できる。
さらに、実施形態では、サーボアンプ39から出力されるON信号が、低トルク値Y1、中トルク値Y2、及び、高トルク値Y3の三段階に応じたものを例示したが、例えば、サーボアンプ39は、低トルク値Y1、最小値PV、高トルク値Y3の内の一段階の値以上のとき、トルク発生信号を出力させるようにしてもよい。
このように構成しても、この場合のコントローラ50Bは、図6の何れかの研磨異常I,II,IIIを出力でき、サーボモータ37の最大トルク発生時以外での研磨異常I,II,IIIの何れかを判断することができる。
なお、実施形態では、ステップS106やステップS108において、直前のON信号の出力からの経過時間の有無を判断するように、設定したが、勿論、それらの経過時間は、正常研磨時の研磨開始Sからの経過時間の2〜3倍、例えば、3倍の経過時間として、設定してもよく、あるいは、加圧準備時間TFを加味して、回転開始からの経過時間として、設定してもよい。勿論、ステップS109の経過時間ttも、加圧準備時間TFを加味した回転開始からの経過時間として、設定してもよい。
そして勿論、既述の種々の経過時間(確認時間や待機時間としてもよい)tf,tm,tb,ttは、正常研磨時の経過時間に、ある程度の変動時間を加味したものであって、実施形態の時間に限定されるものではなく、的確に研磨異常I,II,IIIを判断できれば、適宜、増減させても良い。
5…溶接ガン、11…電極チップ、12…先端部、18…チップドレッサ、27…ホルダ、28…カッタ、36…サーボモータ装置、37…サーボモータ、39…サーボアンプ、50…コントローラ、
P1…第1ピーク値、P2…第2ピーク値、PV…最小値、Y1…低トルク値、Y2…中トルク値、Y3…高トルク値。

Claims (3)

  1. 溶接ガンに保持された一対の電極チップを研磨するチップドレッサが、
    一対の前記電極チップの先端部を切削可能なカッタを保持したホルダと、
    一対の前記電極チップを切削可能に、前記ホルダを回転させるための駆動源としてのサーボモータ及び該サーボモータの回転を制御するサーボアンプを有してなるサーボモータ装置と、
    該サーボモータ装置の作動を制御するコントローラと、
    を備えて構成され、
    前記チップドレッサが一対の前記電極チップを研磨する際に、前記サーボモータの最大トルク以下での電極チップの研磨異常を判別可能な電極チップの研磨方法であって、
    前記サーボモータ装置が、一対の前記電極チップの正常研磨時における負荷トルク内の中間値のトルク発生時、前記コントローラに、トルク発生信号を出力する構成とし、
    前記コントローラが、正常研磨時の経過時間に対応する時間内に、前記トルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断することを特徴とする電極チップの研磨方法。
  2. 正常研磨時の前記サーボモータの負荷トルクの時間経過に伴なう波形が、研磨開始から上昇して第1のピーク値となり、その後低下し、低下後に、第1のピーク値より高い第2のピーク値を迎えて停滞して、研磨完了となる波形とし、
    前記サーボモータ装置が、一対の前記電極チップの正常研磨時における負荷トルク内の中間値の値として、順に高くなる二つの値以上のトルク発生時、前記コントローラに、高低の二つの値のトルク発生信号を出力する構成とするとともに、
    低い値の低トルク値が、前記第1ピーク値と前記第2ピーク値との間の低下した最小値より小さな値とし、
    高い値の高トルク値が、前記第2ピーク値より低く、かつ、前記第1ピーク値より高い値として、設定され、
    前記コントローラが、正常研磨時の経過時間にそれぞれ対応する時間内に、低トルク値以上と高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断することを特徴とする請求項1に記載の電極チップの研磨方法。
  3. 前記サーボモータ装置が、前記コントローラに、前記低トルク値と前記高トルク値とのトルク発生信号に加えて、前記低トルク値と前記高トルク値との間の中トルク値以上となった時にもトルク発生信号を出力する構成とするとともに、
    前記中トルク値が、前記高トルク値より低く、かつ、前記第1ピーク値より高い値として、設定され、
    前記コントローラが、正常研磨時の経過時間にそれぞれ対応する時間内に、前記低トルク値以上、前記中トルク値以上、及び、前記高トルク値以上のトルク発生信号を入力しなかった時、研磨異常と判断することを特徴とする請求項2に記載の電極チップの研磨方法。
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