JP5483244B1 - サーバ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信端末が読み取ったパラメータをプログラムに渡して実行させるときのユーザの手間を少なくすること。
【解決手段】受信手段101は、ブラウザの機能により送信されてくるアプリ識別情報、パラメータ及び端末識別情報を受信する。記憶手段102は、受信されたアプリ識別情報及びパラメータを、端末識別情報に対応付けて記憶する。第2指示手段104は、通信端末20に、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリがインストールされていない場合に、そのアプリをインストールするように指示する。第1指示手段103は、第2指示手段104による指示に応じて通信端末20にアプリがインストールされた後に、記憶されているアプリ識別情報及び端末識別情報が受信された場合には、通信端末20のブラウザに対して、その端末識別情報に対応付けて記憶されているパラメータをアプリに渡すように指示する。
【選択図】図4
【解決手段】受信手段101は、ブラウザの機能により送信されてくるアプリ識別情報、パラメータ及び端末識別情報を受信する。記憶手段102は、受信されたアプリ識別情報及びパラメータを、端末識別情報に対応付けて記憶する。第2指示手段104は、通信端末20に、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリがインストールされていない場合に、そのアプリをインストールするように指示する。第1指示手段103は、第2指示手段104による指示に応じて通信端末20にアプリがインストールされた後に、記憶されているアプリ識別情報及び端末識別情報が受信された場合には、通信端末20のブラウザに対して、その端末識別情報に対応付けて記憶されているパラメータをアプリに渡すように指示する。
【選択図】図4
Description
本発明は、パラメータを用いてプログラムを実行させるための技術に関する。
パラメータを用いてプログラムを実行させるための技術がある。特許文献1には、アプリケーション起動パラメータを有するアプリ起動コマンドが携帯端末のICチップに送信され、ICチップとアプリケーションの情報のやりとりを仲介するミドルウェアがアプリケーション起動パラメータを付加したアプリ起動指示を与えてアプリケーションを起動させた後、起動したアプリケーションが、アプリケーション起動パラメータからパラメータを抽出し、抽出したパラメータを用いて処理を行う技術が記載されている。
ところで、近年では、商品の検討や購入に際して店舗(オフライン)を利用しているユーザを、インターネット(オンライン)を利用するように誘導する、O2O(Offline to Online)と呼ばれる活動が増えている。O2Oを実現するために、例えば、店舗で扱う商品に付帯するQR(登録商標:Quick Response)コードやNFC(Near Field Communication)チップなどを介して、ユーザが利用する通信端末にパラメータ(商品の種類やクーポンの種類などを示すパラメータ)を読み取らせ、通信端末で実行されるプログラムがそのパラメータを用いてインターネット上のコンテンツ(商品を紹介したサイトやクーポンを利用した商品の購入サイトなど)にアクセスする、という仕組みが提供されている。このような仕組みは、商品を販売する店舗毎やメーカー毎、場合によっては商品毎に提供されるため、通信端末が実行するプログラムも、多岐にわたる可能性がある。
そのため、通信端末がプログラムを実行し、実行したプログラムに読み取ったパラメータを渡す処理についても、例えばオペレーティングシステム(Operating System。以下「OS」という)だけで行える場合もあれば、特許文献1の技術のようにミドルウェアを必要とする場合もありえる。このように、実行させるプログラムによってパラメータを渡すために必要な環境が異なると、その環境を有していない通信端末のユーザは、わざわざサイトにアクセスしてダウンロードするなどのように、パラメータを渡すことができる環境を整えるための手間が生じる可能性がある。特許文献1の技術では、携帯端末が有するミドルウェアでパラメータを渡すことしか想定されておらず、このミドルウェアではパラメータを渡すことができないプログラムが実行される場合には、ユーザに手間が生じることになる。
そこで、本発明は、通信端末が読み取ったパラメータをプログラムに渡して実行させるときのユーザの手間を少なくすることを目的とする。
そこで、本発明は、通信端末が読み取ったパラメータをプログラムに渡して実行させるときのユーザの手間を少なくすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、プログラムを識別するプログラム識別情報と、当該プログラムの実行時に用いられるパラメータとが記述された媒体から当該プログラム識別情報及びパラメータを読み取り可能な通信端末から、当該通信端末において実行されるブラウザの機能により送信されてくる前記プログラム識別情報、前記パラメータ及び当該通信端末を識別する端末識別情報を受信する受信手段と、受信された前記端末識別情報によって識別される通信端末において実行される前記ブラウザに対して、受信された前記プログラム識別情報によって識別されるプログラムに、受信された前記パラメータを渡すように指示する第1指示手段とを備えるサーバ装置を提供する。
上記のサーバ装置は、受信された前記プログラム識別情報及び前記パラメータを受信された前記端末識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、受信された前記端末識別情報によって識別される通信端末に、受信された前記プログラム識別情報によって識別されるプログラムがインストールされていない場合に、当該通信端末において実行されるオペレーションシステムに対して当該プログラムをインストールするように指示する第2指示手段とを備え、前記第1指示手段は、前記第2指示手段による指示に応じて前記通信端末に前記プログラムがインストールされた後に、前記記憶手段に記憶されているプログラム識別情報及び端末識別情報が前記受信手段により受信された場合には、当該通信端末において実行される前記ブラウザに対して、当該端末識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されているパラメータを前記プログラムに渡すように指示してもよい。
また、上記のサーバ装置は、前記通信端末のIP(Internet Protocol)アドレス及び当該通信端末において実行されるブラウザの属性を前記通信端末から取得する取得手段を備え、前記記憶手段は、受信された前記パラメータを前記取得手段により取得されたIPアドレス及びブラウザの属性に対応付けて記憶し、前記第1指示手段は、前記第2指示手段による指示に応じて前記通信端末に前記プログラムがインストールされた後に、前記記憶手段に記憶されているプログラム識別情報が前記受信手段により受信された場合には、当該通信端末において実行される前記ブラウザに対して、当該通信端末について前記取得手段により取得された前記IPアドレス及び前記ブラウザの属性に対応付けて前記記憶手段に記憶されているパラメータを前記プログラムに渡すように指示してもよい。
本発明によれば、通信端末が読み取ったパラメータをプログラムに渡して実行させるときのユーザの手間を少なくすることができる。
[1]第1実施形態
[1−1]全体構成
図1は、第1実施形態の情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1の例では、サーバ装置10と、通信端末20と、アプリ提供装置30と、これらの装置(通信端末20を含む)を接続するネットワーク2とを備える情報処理システム1が示されている。ネットワーク2は、インターネット及び移動体通信網等を含むシステムであり、上記の各装置のデータのやり取りを仲介する。
[1−1]全体構成
図1は、第1実施形態の情報処理システムの全体構成の一例を示す図である。図1の例では、サーバ装置10と、通信端末20と、アプリ提供装置30と、これらの装置(通信端末20を含む)を接続するネットワーク2とを備える情報処理システム1が示されている。ネットワーク2は、インターネット及び移動体通信網等を含むシステムであり、上記の各装置のデータのやり取りを仲介する。
アプリ提供装置30は、通信端末20にインストールして実行されるアプリケーションプログラム(以下「アプリ」という)を通信端末20に提供する装置である。アプリ提供装置30は、例えば画像を表示するための表示アプリや楽曲を再生するための再生アプリなどを提供する。アプリ提供装置30は、ウェブサーバの機能を有しており、通信端末20とHTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信を行ってアプリの要求を受け付け、その要求に応答して通信端末20にアプリを送信する。
通信端末20は、ネットワーク2を介してアプリ提供装置30及びサーバ装置10と通信を行う端末であり、例えばスマートフォン、タブレット端末またはパーソナルコンピュータ等の端末である。通信端末20は、ウェブブラウザのプログラム(以下「ブラウザ」という)を記憶している。ここにおいて、ブラウザとは、ウェブサーバとHTTP通信を行って動作の要求やデータのやり取りなどを行うためのプログラムである。通信端末20は、このブラウザの機能によりアプリ提供装置30にアプリを要求し、その応答で送信されてきたアプリを自端末にインストールする。通信端末20は、インストールしたアプリを実行して、例えばそれが表示アプリであれば画像を表示し、再生アプリであれば楽曲を再生する。
また、通信端末20は、図1に示す媒体3に記述されている情報(以下「媒体記述情報」という)を読み取り可能な端末であり、媒体3から媒体記述情報を読み取ることを契機にアプリを実行する。媒体3は、例えば、NFCの無線通信を行うIC(Integrated Circuit)チップ(NFCチップ)が貼り付けられたカードやポスターなどである。その場合、媒体記述情報はNFCチップに記憶されており、通信端末20は、媒体3とNFCの無線通信を行い、NFCチップに記憶されている媒体記述情報を読み取る。媒体3は、他にも、媒体記述情報を表すQRコードがプリントされたカードやポスターなどであってもよい。この場合、通信端末20は、QRコードを撮影して分析し、QRコードが示す媒体記述情報を読み取る。
媒体記述情報には、サーバ装置10のURL(Uniform Resource Locator)の他、そのURLの引数として、アプリを識別する情報(以下「アプリ識別情報」という)と、そのアプリ識別情報によって識別されるアプリの実行時に用いられるパラメータとが含まれている。アプリ識別情報は、各アプリに割り当てられた情報であり、例えば、文字や記号、数字などによって表される。アプリ識別情報は、本発明の「プログラム識別情報」の一例である。パラメータは、例えば、表示アプリを実行するときに表示する対象となる画像データのファイル名及びパスを示す情報や、再生アプリを実行するときに再生する対象となる楽曲データのファイル名及びパスを示す情報など、アプリの実行時の処理の対象となるコンテンツを識別する情報(以下「コンテンツ識別情報」という)である。パラメータには、他にも、表示される画像の大きさ、色及び位置等の態様を示す情報や、再生される楽曲の音量、音質及びテンポ等の態様を示す情報などがある。
通信端末20は、読み取った媒体記述情報に含まれているパラメータをアプリに渡した上で、そのアプリを実行する。ここでいう「渡す」とは、例えば、アプリの処理のためにRAM上に確保されたワークエリアに情報(例えばパラメータ)を記憶させ、記憶させた情報を用いてアプリが処理を行えるようにすることをいう。
サーバ装置10は、この通信端末20がアプリにパラメータを渡す処理を支援する装置である。つまり、情報処理システム1においては、サーバ装置10及び通信端末20が協働してアプリにパラメータが渡されることになる。以下では、このようにしてアプリにパラメータが渡される処理を「パラメータ引き渡し処理」という。サーバ装置10は、ウェブサーバとしての機能を有しており、サーバ装置10及び通信端末20がHTTP通信による動作の要求やデータのやり取りを行うことで、パラメータ引き渡し処理が行われる。パラメータ引き渡し処理の詳細は後述する。
サーバ装置10は、この通信端末20がアプリにパラメータを渡す処理を支援する装置である。つまり、情報処理システム1においては、サーバ装置10及び通信端末20が協働してアプリにパラメータが渡されることになる。以下では、このようにしてアプリにパラメータが渡される処理を「パラメータ引き渡し処理」という。サーバ装置10は、ウェブサーバとしての機能を有しており、サーバ装置10及び通信端末20がHTTP通信による動作の要求やデータのやり取りを行うことで、パラメータ引き渡し処理が行われる。パラメータ引き渡し処理の詳細は後述する。
[1−2]ハードウェア構成
図2は、通信端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。通信端末20は、制御部21と、記憶部22と、UI(User Interface)部23と、第1通信部24と、第2通信部25と、撮影部26とを備えるコンピュータである。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備え、CPUが、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出してCPUに通知する。
図2は、通信端末20のハードウェア構成の一例を示す図である。通信端末20は、制御部21と、記憶部22と、UI(User Interface)部23と、第1通信部24と、第2通信部25と、撮影部26とを備えるコンピュータである。制御部21は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備え、CPUが、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部22に記憶されたプログラムを実行することによって各部の動作を制御する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出してCPUに通知する。
記憶部22は、フラッシュメモリ等を備え、上述したアプリのインストールが行われると、そのアプリを記憶する。また、記憶部22は、自装置のハードウェアとのインターフェースをアプリに提供するOS(オペレーティングシステム)のデータ、上述した媒体記述情報を読み取るためのプログラム(以下「読み取りプログラム」という)及びブラウザ等を記憶している。このブラウザの機能によりHTTP通信が行われると、記憶部22には、自装置に関する情報をサーバ装置10などのウェブサーバに伝えるためのクッキーと呼ばれるデータが記憶される。クッキーには、例えば、サイトへのログインに用いられたユーザIDやアクセス済のリンク、通信端末20を識別する情報(以下「端末識別情報」という)などが格納される。クッキーに格納された情報は、例えばHTTP通信で送信されるHTTPリクエストのヘッダに記述されてウェブサーバに伝えられる。
UI部23は、表示面とその表示面に重ねられたタッチパネルとを備え、ユーザからの操作を受け付けるとともに画像を表示する。UI部23は、受け付けたユーザの操作に応じた操作データを制御部21に供給し、制御部21は、この操作データに応じた処理を行う。第1通信部24は、移動体通信を行うための通信回路を備え、ネットワーク2を介したデータの送信及び受信を行う。第2通信部25は、NFCの無線通信を行うための通信回路を備え、無線通信を行って受信したデータを制御部21に供給する。第2通信部25は、媒体3がNFCの無線通信を行う場合における媒体記述情報の読み取りに用いられる。撮影部26は、例えばデジタルカメラとしての機能を有し、ユーザの操作に応じて画像を撮影する。撮影部26は、撮影した画像を示す画像データを制御部21に供給する。撮影部26は、媒体3がQRコードを表す場合における媒体記述情報の読み取りに用いられる。
図3は、サーバ装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。サーバ装置10は、制御部11と、記憶部12と、通信部13とを備えるコンピュータである。制御部11は、通信端末20の制御部21と共通の構成を有する。記憶部12は、ハードディスク等を備え、制御部11が制御に用いるデータやプログラムを記憶する。通信部13は、ネットワーク2と通信を行うための通信回路を備え、ネットワーク2を介して通信端末20との間でデータの送信及び受信を行う。
[1−3]機能構成
サーバ装置10及び通信端末20は、以上のハードウェア構成に基づき、上述したパラメータ引き渡し処理を行う。サーバ装置10においては、制御部11が記憶部12に記憶されているプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現され、それらの機能の働きによりパラメータ引き渡し処理が行われる。
図4は、サーバ装置10の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置10は、受信手段101と、記憶手段102と、第1指示手段103と、第2指示手段104とを備える。
サーバ装置10及び通信端末20は、以上のハードウェア構成に基づき、上述したパラメータ引き渡し処理を行う。サーバ装置10においては、制御部11が記憶部12に記憶されているプログラムを実行して各部を制御することで、以下に述べる機能が実現され、それらの機能の働きによりパラメータ引き渡し処理が行われる。
図4は、サーバ装置10の機能構成の一例を示す図である。サーバ装置10は、受信手段101と、記憶手段102と、第1指示手段103と、第2指示手段104とを備える。
[1−3−1]受信手段101
受信手段101は、通信端末20から、その通信端末20において実行されるブラウザの機能により送信されてくるアプリ識別情報、パラメータ及びその通信端末20を識別する端末識別情報を受信する手段である。通信端末20の制御部21は、読み取りプログラムの機能により媒体記述情報を読み取ると、読み取った媒体記述情報をOSに渡す。以下では、説明を簡潔にするため、読み取りプログラムがOSに媒体記述情報を渡す、というように、プログラムを動作の主体として表現するものとする。ただし、実際の動作の主体は、そのプログラムを実行する制御部21である。
受信手段101は、通信端末20から、その通信端末20において実行されるブラウザの機能により送信されてくるアプリ識別情報、パラメータ及びその通信端末20を識別する端末識別情報を受信する手段である。通信端末20の制御部21は、読み取りプログラムの機能により媒体記述情報を読み取ると、読み取った媒体記述情報をOSに渡す。以下では、説明を簡潔にするため、読み取りプログラムがOSに媒体記述情報を渡す、というように、プログラムを動作の主体として表現するものとする。ただし、実際の動作の主体は、そのプログラムを実行する制御部21である。
通信端末20では、OSが、読み取りプログラムから渡された媒体記述情報をブラウザに渡し、ブラウザが、媒体記述情報に含まれているURLに対して、媒体記述情報に含まれているアプリ識別情報及びパラメータと、端末識別情報とをヘッダに記述したHTTPリクエストを送信する。ブラウザがサーバ装置10とHTTP通信を行ったことがある場合には、サーバ装置10とのHTTP通信に用いるクッキーが記憶部22に記憶されており、そのクッキーに自端末の端末識別情報が格納されている。この場合、ブラウザは、このクッキーに格納されている端末識別情報をHTTPリクエストのヘッダに記述する。
ブラウザがサーバ装置10とのHTTP通信を行ったことがない場合は、そのようなクッキーが記憶部22に記憶されていない。その場合には、ブラウザは、上記URLに対して一度HTTP通信を行い、サーバ装置10とのHTTP通信に用いるクッキーを生成する。その際、クッキーには端末識別情報が格納されるので、ブラウザは、そうして格納された端末識別情報をHTTPリクエストのヘッダに記述する。受信手段101は、こうしてブラウザの機能により送信されてくるHTTPリクエストのヘッダに記述されたアプリ識別情報、パラメータ及び端末識別情報を受信する。受信手段101は、受信したこれらの情報を記憶手段102、第1指示手段103及び第2指示手段104に供給する。
[1−3−2]記憶手段102
記憶手段102は、受信手段101により受信されたアプリ識別情報及びパラメータを、受信手段101により受信された端末識別情報に対応付けて記憶する手段である。記憶手段102は、例えば、端末識別情報にアプリ識別情報及びパラメータを対応付けた端末識別情報テーブルに格納してこれらの情報を記憶する。
図5は、端末識別情報テーブルの一例を示す図である。この例では、端末識別情報テーブルの1行目に「APP_001」、「CONTENTS_01」及び「xxxxxx」、2行目に「APP_001」、「CONTENTS_02」及び「yyyyyy」というアプリ識別情報、パラメータ及び端末識別情報が格納されている。記憶手段102は、端末識別情報テーブルを記憶した領域を第1指示手段103に通知する。
記憶手段102は、受信手段101により受信されたアプリ識別情報及びパラメータを、受信手段101により受信された端末識別情報に対応付けて記憶する手段である。記憶手段102は、例えば、端末識別情報にアプリ識別情報及びパラメータを対応付けた端末識別情報テーブルに格納してこれらの情報を記憶する。
図5は、端末識別情報テーブルの一例を示す図である。この例では、端末識別情報テーブルの1行目に「APP_001」、「CONTENTS_01」及び「xxxxxx」、2行目に「APP_001」、「CONTENTS_02」及び「yyyyyy」というアプリ識別情報、パラメータ及び端末識別情報が格納されている。記憶手段102は、端末識別情報テーブルを記憶した領域を第1指示手段103に通知する。
[1−3−3]第2指示手段104
第2指示手段104は、受信手段101により受信された端末識別情報によって識別される通信端末20に、受信手段101により受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリがインストールされていない場合に、その通信端末20において実行されるOSに対してそのアプリをインストールするように指示する手段である。以下では第2指示手段104が行うこの指示を「インストール指示」という。第2指示手段104は、例えば、ブラウザから送信されてきたHTTPリクエストに対する応答で送信されるHTTPレスポンスに、通信端末20にこのインストール指示を実行させるJava(登録商標)scriptとその引数としてアプリ識別情報を記述する。
第2指示手段104は、受信手段101により受信された端末識別情報によって識別される通信端末20に、受信手段101により受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリがインストールされていない場合に、その通信端末20において実行されるOSに対してそのアプリをインストールするように指示する手段である。以下では第2指示手段104が行うこの指示を「インストール指示」という。第2指示手段104は、例えば、ブラウザから送信されてきたHTTPリクエストに対する応答で送信されるHTTPレスポンスに、通信端末20にこのインストール指示を実行させるJava(登録商標)scriptとその引数としてアプリ識別情報を記述する。
通信端末20で実行されているブラウザは、受信したHTTPレスポンスに記述されているJavascriptを実行すると、その引数であるアプリ識別情報によって識別されるアプリが自端末にインストールされているか否かを判断し、インストールされていないと判断した場合に、アプリ提供装置30にそのアプリ識別情報を記述したHTTPリクエストを送信する。通信端末20のOSは、このHTTPリクエストに応答してアプリ提供装置30から送信されてくるアプリを自端末にインストールする。第2指示手段104は、このように、JavascriptをHTTPレスポンスに記述することで、上記のインストール指示を行う。第2指示手段104は、インストール指示を行うと、その旨を第1指示手段103に通知する。
[1−3−4]第1指示手段103
第1指示手段103は、受信された端末識別情報によって識別される通信端末20において実行されるブラウザに対して、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリに、受信されたパラメータを渡すように指示する手段である。以下では第1指示手段103が行うこの指示を「パラメータ引き渡し指示」という。第1指示手段103は、例えば、上記のHTTPレスポンスに、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリを起動させ、且つ、起動させたアプリに受信されたパラメータを渡すように指示する記述を追加する。
第1指示手段103は、受信された端末識別情報によって識別される通信端末20において実行されるブラウザに対して、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリに、受信されたパラメータを渡すように指示する手段である。以下では第1指示手段103が行うこの指示を「パラメータ引き渡し指示」という。第1指示手段103は、例えば、上記のHTTPレスポンスに、受信されたアプリ識別情報によって識別されるアプリを起動させ、且つ、起動させたアプリに受信されたパラメータを渡すように指示する記述を追加する。
通信端末20で実行されているブラウザは、HTTPレスポンスを受信すると、そのHTTPレスポンスに記述されているとおり、アプリ識別情報によって識別されるアプリを起動して、起動したアプリにパラメータを渡す処理を行う。第1指示手段103は、このように、HTTPレスポンスに上記の記述を追加することで、パラメータ引き渡し指示を行う。なお、通信端末20のブラウザは、指示されたアプリが既にインストールされていれば、パラメータ引き渡し指示のとおりにパラメータを渡すが、インストールされていなければ、アプリの起動ができない。その場合は、上述した第2指示手段104のインストール指示により、アプリのインストールが行われることになる。
また、第1指示手段103は、第2指示手段104による指示に応じて通信端末20にアプリがインストールされた後に、記憶手段102に記憶されているアプリ識別情報及び端末識別情報が受信手段101により受信された場合には、その通信端末20において実行されるブラウザに対して、その端末識別情報に対応付けて記憶手段102に記憶されているパラメータをアプリに渡すように指示する。通信端末20においては、OSが第2指示手段104のインストール指示によるアプリのインストールを終了すると、インストールしたアプリを自動的に起動する。
起動されたアプリは、OSによって初めて起動された場合に限り、ブラウザに対して、サーバ装置10のURLと自アプリを識別するアプリ識別情報とを通知し、このアプリ識別情報と端末識別情報とをヘッダに記述したHTTPリクエストをサーバ装置10のURLに送信するように要求する。通信端末20で実行されているブラウザは、この要求を受けると、通知されたアプリ識別情報及びクッキーに格納されている端末識別情報をヘッダに記述したHTTPリクエストを通知されたサーバ装置10のURLに送信する。
受信手段101は、こうして送信されてきたHTTPリクエストのヘッダに記述されているアプリ識別情報及び端末識別情報を受信する。第1指示手段103は、第2指示手段104からインストール指示が行われた旨が通知された後に、受信手段101からこれらのアプリ識別情報及び端末識別情報が供給されると、記憶手段102から通知された領域に記憶されている端末識別情報テーブルを参照し、受信された端末識別情報に対応付けて記憶されているパラメータを読み出す。第1指示手段103は、HTTPレスポンスに、HTTPリクエストのヘッダに記述されているアプリ識別情報によって識別されるアプリを起動させ、且つ、起動させたアプリに読み出したパラメータを渡すように指示する記述を追加する。以降は、前述したとおり、通信端末20がパラメータ引き渡し指示に従って起動したアプリにパラメータを渡す処理を行う。
[1−4]動作
サーバ装置10及び通信端末20は、以上の構成に基づき、上述したパラメータ引き渡し処理を協働して行う。以下では、表示アプリがコンテンツを表示する場合を例に挙げ、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作について図6及び図7を参照して説明する。図6では、通信端末20にアプリが既にインストールされている場合の動作を説明する。
図6は、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。以下では、通信端末20の動作については、各動作を実現するプログラム(読み取りプログラム、OS、ブラウザ、アプリ)を主体として説明するものとする。
サーバ装置10及び通信端末20は、以上の構成に基づき、上述したパラメータ引き渡し処理を協働して行う。以下では、表示アプリがコンテンツを表示する場合を例に挙げ、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作について図6及び図7を参照して説明する。図6では、通信端末20にアプリが既にインストールされている場合の動作を説明する。
図6は、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。以下では、通信端末20の動作については、各動作を実現するプログラム(読み取りプログラム、OS、ブラウザ、アプリ)を主体として説明するものとする。
パラメータ引き渡し処理は、例えば、通信端末20の読み取りプログラムが媒体3から媒体記述情報を読み取ることを契機に開始される(ステップS11)。読み取りプログラムは、読み取った媒体記述情報をOSに渡し(ステップS12)、OSは、この媒体記述情報をブラウザに渡す(ステップS13)。ブラウザは、媒体記述情報に記述されたサーバ装置10のURLを宛先として、表示アプリを識別するアプリ識別情報、表示アプリに表示させるコンテンツを識別するコンテンツ識別情報(この例におけるパラメータ)及び通信端末20の端末識別情報を記述したHTTPリクエストを送信する(ステップS14)。サーバ装置10は、ステップS14において受信したHTTPリクエストに記述されているアプリ識別情報、コンテンツ識別情報及び端末識別情報を図5に示すような端末識別情報テーブルに格納する(ステップS15)。ステップS14は受信手段101が行う動作であり、ステップS15は記憶手段102が行う動作である。
次に、サーバ装置10は、HTTPレスポンスに、表示アプリの起動及びその表示アプリにコンテンツ識別情報を渡すことを指示する記述を追加し、表示アプリがインストールされていない場合にその表示アプリをインストールさせるJavascriptを記述して通信端末20に送信する(ステップS16)。ステップS16は第1指示手段103及び第2指示手段104が行う動作である。通信端末20のブラウザは、受信したHTTPレスポンスに記述されたJavascriptを実行し、図6の例では、自端末に表示アプリがインストール済であることを判断する(ステップS17)。そして、ブラウザは、HTTPレスポンスに記述されたとおりに表示アプリを起動させ(ステップS18)、起動させた表示アプリに、HTTPレスポンスに記述されたコンテンツ識別情報を渡す(ステップS19)。以上のとおりパラメータ引き渡し処理が行われることで、表示アプリにコンテンツ識別情報が渡され、渡されたコンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが表示アプリによって表示される。
続いて、図7を参照して、通信端末20に表示アプリがインストールされていない場合の動作を説明する。
図7は、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作の他の一例を示すシーケンス図である。図7の例では、まず、図6に示すステップS11(媒体記述情報の読み取り)からステップS16(HTTPレスポンスの送信)までと同じ動作が行われる。通信端末20のブラウザは、ステップS16で受信したHTTPレスポンスに記述されたJavascriptを実行し、自端末に表示アプリがインストールされていない(未インストール)であることを判断する(ステップS21)。
図7は、パラメータ引き渡し処理における各装置の動作の他の一例を示すシーケンス図である。図7の例では、まず、図6に示すステップS11(媒体記述情報の読み取り)からステップS16(HTTPレスポンスの送信)までと同じ動作が行われる。通信端末20のブラウザは、ステップS16で受信したHTTPレスポンスに記述されたJavascriptを実行し、自端末に表示アプリがインストールされていない(未インストール)であることを判断する(ステップS21)。
次に、ブラウザは、アプリ識別情報を記述したHTTPリクエストをアプリ提供装置30に送信し(ステップS22)、アプリ提供装置30は、HTTPリクエストにより要求された表示アプリを通信端末20に送信する(ステップS23)。通信端末20のOSは、ステップS23でダウンロードした表示アプリを自端末にインストールし(ステップS24)、インストールが完了するとその表示アプリを起動させる(ステップS25)。起動された表示アプリは、ブラウザに対してHTTPリクエストの送信を要求し(ステップS26)、ブラウザは、その要求に応じて、アプリ識別情報及び端末識別情報を記述したHTTPリクエストをサーバ装置10のURLを宛先として送信する(ステップS27)。
HTTPリクエストを受信したサーバ装置10は、表示アプリにコンテンツ識別情報を渡すことを指示する記述を追加したHTTPレスポンスを通信端末20に送信する(ステップS28)。ステップS27は受信手段101が行う動作であり、ステップS28は第1指示手段103が行う動作である。通信端末20のブラウザは、ステップS25において起動された表示アプリに、HTTPレスポンスに記述されたコンテンツ識別情報を渡す(ステップS29)。以上のとおりパラメータ引き渡し処理が行われることで、図6の例と同様に、コンテンツ識別情報により識別されるコンテンツが表示アプリによって表示される。
[1−5]第1実施形態による効果
通信機能を有する通信端末には、インターネット上のコンテンツにアクセスするために、ブラウザがプリインストールされている(販売時に前もってインストールされている)ことが多い。本実施形態では、サーバ装置10から通信端末20のブラウザに対してパラメータ引き渡し指示が行われ、通信端末20が実行するアプリに対してブラウザを介してパラメータが渡されるようになっている。そのため、通信端末を利用する大部分のユーザには、パラメータをプログラムに渡すための環境を整える手間(例えば特定のプログラムをインストールする手間)が生じない。
通信機能を有する通信端末には、インターネット上のコンテンツにアクセスするために、ブラウザがプリインストールされている(販売時に前もってインストールされている)ことが多い。本実施形態では、サーバ装置10から通信端末20のブラウザに対してパラメータ引き渡し指示が行われ、通信端末20が実行するアプリに対してブラウザを介してパラメータが渡されるようになっている。そのため、通信端末を利用する大部分のユーザには、パラメータをプログラムに渡すための環境を整える手間(例えば特定のプログラムをインストールする手間)が生じない。
また、本実施形態では、サーバ装置10からのインストール指示により、アプリがインストールされていない通信端末20にそのアプリが自動的にインストールされる。これにより、アプリをユーザが手動でインストールする場合に比べて、ユーザの手間を少なくすることができる。また、手動でのインストールが必要となると、その手間を面倒がるユーザの通信端末20にはアプリがインストールされないことも起こりうるが、本実施形態ではそのような通信端末20にもアプリがインストールされるので、アプリが実行される通信端末20の数を増やすことができる。
上記のようにアプリがインストールされる場合に、通信端末がインストールされたアプリにパラメータを渡すために、例えば、何らかのプログラムの機能によりインストール前に読み取った媒体記述情報に含まれるパラメータをインストール後まで保持するという方法がある。しかし、この方法を行うためには、例えば読み取りプログラムやブラウザにそのようなパラメータを保持する機能を追加するか、その機能を実現するためのプログラムを別途インストールしておく必要がある。
本実施形態では、アプリがインストールされる前にサーバ装置10に記憶されたパラメータが、アプリがインストールされた後の通信端末20に対して提供されてアプリに渡される。これにより、アプリのインストールの前後でパラメータを保持する機能を有しない通信端末であっても、インストール後のアプリにパラメータを渡すことができる。また、本実施形態では、サーバ装置10と通信端末20とのパラメータのやり取りにブラウザを用いることで、クッキーに格納される端末識別情報に基づいて、サーバ装置10が、アプリのインストールの前後において同じ通信端末20を識別することができる。
[2]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、サーバ装置が、端末識別情報に基づいて通信端末を識別したが、第2実施形態では、通信端末のブラウザとの通信によって得られる他の情報に基づいて通信端末を識別する。
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、サーバ装置が、端末識別情報に基づいて通信端末を識別したが、第2実施形態では、通信端末のブラウザとの通信によって得られる他の情報に基づいて通信端末を識別する。
[2−1]機能構成
図8は、第2実施形態のサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。図8では、図4に示す各手段に加え、取得手段105を備えるサーバ装置10aが示されている。
取得手段105は、通信端末20のIP(Internet Protocol)アドレス及び通信端末20において実行されるブラウザの属性をその通信端末20から取得する手段の一例である。取得手段105は、例えば、図6に示すステップS14で送信されてきたパケットのヘッダに含まれる送信元のIPアドレスを、通信端末20のIPアドレスとして取得する。
図8は、第2実施形態のサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。図8では、図4に示す各手段に加え、取得手段105を備えるサーバ装置10aが示されている。
取得手段105は、通信端末20のIP(Internet Protocol)アドレス及び通信端末20において実行されるブラウザの属性をその通信端末20から取得する手段の一例である。取得手段105は、例えば、図6に示すステップS14で送信されてきたパケットのヘッダに含まれる送信元のIPアドレスを、通信端末20のIPアドレスとして取得する。
取得手段105は、ブラウザの属性として、例えば、ブラウザの種類(例えばブラウザの名称で表される)及びブラウザのバージョンを取得する。具体的には、取得手段105は、例えば、図6等に示すステップS16で送信するHTTPレスポンスに、通信端末20のブラウザの種類及びバージョンを自装置に通知させるJavascriptを記述する。通信端末20は、このHTTPレスポンスを受信すると、記述されているJavascriptを実行し、自装置のブラウザの種類及びバージョンをサーバ装置10aに通知する。取得手段105は、こうして通知されたブラウザの種類及びバージョンをブラウザの属性として取得する。取得手段105は、取得したIPアドレス及びブラウザの属性を示す取得データを記憶手段102及び第1指示手段103に供給する。
記憶手段102は、受信手段101により受信されたパラメータを、取得手段105により取得されたIPアドレス及びブラウザの属性に対応付けて記憶する。具体的には、記憶手段102は、例えば、図5に示す各パラメータを記憶したときに取得手段105から供給された取得データが示すIPアドレス及びブラウザの属性を、端末識別情報テーブルにおけるそのパラメータの行に格納する。
図9は、本実施形態の端末識別情報テーブルの一例を示す図である。図9の例では、図4に示す「CONTENTS_01」及び「CONTENTS_02」というパラメータの行に、「xxx.・・・.xxx」及び「yyy.・・・.yyy」というIPアドレスと、「Aブラウザ v8.1」及び「Bブラウザ v9.1」というブラウザの属性とが格納されている。
図9は、本実施形態の端末識別情報テーブルの一例を示す図である。図9の例では、図4に示す「CONTENTS_01」及び「CONTENTS_02」というパラメータの行に、「xxx.・・・.xxx」及び「yyy.・・・.yyy」というIPアドレスと、「Aブラウザ v8.1」及び「Bブラウザ v9.1」というブラウザの属性とが格納されている。
本実施形態では、第1指示手段103は、第2指示手段104による指示に応じて通信端末20にアプリがインストールされた後に、記憶手段102に記憶されているアプリ識別情報が受信手段101により受信された場合、すなわち端末識別情報が受信されなかった場合には、第1実施形態とは異なる指示を行う。具体的には、第1指示手段103は、通信端末20において実行されるブラウザに対して、その通信端末20について取得手段105により取得されたIPアドレス及びブラウザの属性に対応付けて記憶手段102に記憶されているパラメータをアプリに渡すように指示する。
例えば、受信手段101が「APP_001」というアプリ識別情報を受信した場合、図9の例では、端末識別情報テーブルにおいてこのアプリ識別情報に対応付けられているパラメータが「CONTENTS_01」及び「CONTENTS_02」の2つある。ここで、取得手段105が、「yyy.・・・.yyy」というIPアドレスと「Bブラウザ v9.1」というブラウザの属性とを取得すると、第1指示手段103は、端末識別情報テーブルにおいてこれらに対応付けられている方のパラメータである「CONTENTS_02」をアプリに渡すようにパラメータ引き渡し指示を行う。
[2−2]第2実施形態による効果
サーバ装置が、クッキーに格納される端末識別情報に基づいて通信端末を識別する場合、クッキーが削除されたり、ブラウザの設定でクッキーの使用が許可されなくなったりすることで通信端末の識別ができなくなるおそれがある。本実施形態では、IPアドレス及びブラウザの属性に基づいて通信端末を識別するので、クッキーに基づく通信端末の識別ができない場合でも、サーバ装置10がアプリのインストールの前後において同じ通信端末20を識別することができる。
サーバ装置が、クッキーに格納される端末識別情報に基づいて通信端末を識別する場合、クッキーが削除されたり、ブラウザの設定でクッキーの使用が許可されなくなったりすることで通信端末の識別ができなくなるおそれがある。本実施形態では、IPアドレス及びブラウザの属性に基づいて通信端末を識別するので、クッキーに基づく通信端末の識別ができない場合でも、サーバ装置10がアプリのインストールの前後において同じ通信端末20を識別することができる。
なお、本実施形態においても、通信端末20にアプリがインストールされた後に、アプリ識別情報及び端末識別情報の両方が受信される場合がある。その場合、第1指示手段103は、第1実施形態で述べたパラメータ引き渡し指示を行ってもよいし、第2実施形態で述べたパラメータ引き渡し指示を行ってもよい。
[3]変形例
上述した各実施形態は、各々が本発明の実施の一例に過ぎず、それぞれ以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じてそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
上述した各実施形態は、各々が本発明の実施の一例に過ぎず、それぞれ以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じてそれぞれ組み合わせて実施してもよい。
[3−1]アプリケーションプログラム
サーバ装置のパラメータ引き渡し指示によりパラメータが渡されるアプリケーションプログラムは、実施形態で述べた表示アプリ及び再生アプリに限定されない。これら以外にも、SNS(Social Networking Service)のアプリ、地図アプリ、電子ブックのアプリ、ゲームのアプリ、通信端末の設定を行うアプリ及びアプリのバージョンを更新するアプリ等、通信端末でパラメータを用いて実行されるものであれば、どのようなアプリケーションプログラムであってもよい。
サーバ装置のパラメータ引き渡し指示によりパラメータが渡されるアプリケーションプログラムは、実施形態で述べた表示アプリ及び再生アプリに限定されない。これら以外にも、SNS(Social Networking Service)のアプリ、地図アプリ、電子ブックのアプリ、ゲームのアプリ、通信端末の設定を行うアプリ及びアプリのバージョンを更新するアプリ等、通信端末でパラメータを用いて実行されるものであれば、どのようなアプリケーションプログラムであってもよい。
[3−2]パラメータ
サーバ装置のパラメータ引き渡し指示によりアプリに渡されるパラメータも、実施形態で述べたものに限定されない。前述した各アプリにおいて用いられるパラメータであれば、どのようなパラメータであってもよい。
サーバ装置のパラメータ引き渡し指示によりアプリに渡されるパラメータも、実施形態で述べたものに限定されない。前述した各アプリにおいて用いられるパラメータであれば、どのようなパラメータであってもよい。
[3−3]OS及びブラウザへの指示方法
サーバ装置がパラメータ引き渡し指示やインストール指示を行う方法は、実施形態で述べたHTTPレスポンスの記述やJavascriptを用いた方法に限定されない。例えばPHP(Personal Home Page)スクリプトを用いた方法など、ブラウザやOSに対して上記の指示が行えるのであれば、どのような方法が用いられてもよい。
サーバ装置がパラメータ引き渡し指示やインストール指示を行う方法は、実施形態で述べたHTTPレスポンスの記述やJavascriptを用いた方法に限定されない。例えばPHP(Personal Home Page)スクリプトを用いた方法など、ブラウザやOSに対して上記の指示が行えるのであれば、どのような方法が用いられてもよい。
[3−4]発明のカテゴリ
本発明は、サーバ装置、通信端末及びそれらを備える情報処理システムとして捉えられる。また、本発明は、それらの他にも、サーバ装置や通信端末が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられる。ここでいう処理とは、例えば、図6及び図7に示すパラメータ引き渡し処理である。また、本発明は、サーバ装置のようなコンピュータを、図4に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
本発明は、サーバ装置、通信端末及びそれらを備える情報処理システムとして捉えられる。また、本発明は、それらの他にも、サーバ装置や通信端末が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられる。ここでいう処理とは、例えば、図6及び図7に示すパラメータ引き渡し処理である。また、本発明は、サーバ装置のようなコンピュータを、図4に示す各手段として機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。このプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
1…情報処理システム、2…ネットワーク、10…サーバ装置、20…通信端末、30…アプリ提供装置、11、21…制御部、12、22…記憶部、13…通信部、23…UI部、24…第1通信部、25…第2通信部、26…撮影部、101…受信手段、102…記憶手段、103…第1指示手段、104…第2指示手段、105…取得手段。
Claims (3)
- プログラムを識別するプログラム識別情報と、当該プログラムの実行時に用いられるパラメータとが記述された媒体から当該プログラム識別情報及びパラメータを読み取り可能な通信端末から、当該通信端末において実行されるブラウザの機能により送信されてくる前記プログラム識別情報、前記パラメータ及び当該通信端末を識別する端末識別情報を受信する受信手段と、
受信された前記端末識別情報によって識別される通信端末において実行される前記ブラウザに対して、受信された前記プログラム識別情報によって識別されるプログラムに、受信された前記パラメータを渡すように指示する第1指示手段と
を備えるサーバ装置。 - 受信された前記プログラム識別情報及び前記パラメータを受信された前記端末識別情報に対応付けて記憶する記憶手段と、
受信された前記端末識別情報によって識別される通信端末に、受信された前記プログラム識別情報によって識別されるプログラムがインストールされていない場合に、当該通信端末において実行されるオペレーションシステムに対して当該プログラムをインストールするように指示する第2指示手段とを備え、
前記第1指示手段は、前記第2指示手段による指示に応じて前記通信端末に前記プログラムがインストールされた後に、前記記憶手段に記憶されているプログラム識別情報及び端末識別情報が前記受信手段により受信された場合には、当該通信端末において実行される前記ブラウザに対して、当該端末識別情報に対応付けて前記記憶手段に記憶されているパラメータを前記プログラムに渡すように指示する
請求項1に記載のサーバ装置。 - 前記通信端末のIP(Internet Protocol)アドレス及び当該通信端末において実行されるブラウザの属性を前記通信端末から取得する取得手段を備え、
前記記憶手段は、受信された前記パラメータを前記取得手段により取得されたIPアドレス及びブラウザの属性に対応付けて記憶し、
前記第1指示手段は、前記第2指示手段による指示に応じて前記通信端末に前記プログラムがインストールされた後に、前記記憶手段に記憶されているプログラム識別情報が前記受信手段により受信された場合には、当該通信端末において実行される前記ブラウザに対して、当該通信端末について前記取得手段により取得された前記IPアドレス及び前記ブラウザの属性に対応付けて前記記憶手段に記憶されているパラメータを前記プログラムに渡すように指示する
請求項2に記載のサーバ装置。
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