JP5483048B2 - ステータユニットとステータ積層板 - Google Patents

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Description

本発明は、モータや発電機などの回転電機に組み込まれるステータユニット及び、ステータユニットを構成するステータ積層板に関する。
同じ形状に打ち抜かれた積層体を重ね合わせることでステータユニットを構成する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。このステータユニットでは、個々の積層体はその外周面に所定ピッチで外側に突出した多数のピン(フィン)を形成しているとともに、その内周面側には所定ピッチで内側に突出した歯を形成している。さらに、この積層体を所定の回転角度でずらしながらステータユニットを組み上げられると、その内周側において各歯の間にステータコイルを収容するコイル収容空間が作り出されるとともに、その外周側において隣り合う積層体のピン同士が整列しないようにピンの数や形成ピッチが設定されている。このピンの非整列によりステータユニットを覆うジャケットとの間の冷却空間において混合渦流が生じることで、良好な冷却効果が得られる。
特開2008−109851号公報(段落番号0010−0013、図3)
多数のステータ積層板を積層してステータユニットを構成する際、積層されたステータ積層板を正確にかつ強固に連結固定するためは、ステータ積層板の外周面に周方向等ピッチで複数の固定部を形成し、この固定部に締結ボルト等を挿入してステータ積層板を締め付けることが好都合である。そのような構造を採用した場合、外周面の固定部が形成される領域にはフィンを形成することができないので、その固定部の領域でフィンの形成ピッチが途絶えてしまう。そのことから、そのような固定部付きのステータ積層板を用いたステータユニットの構築では、特許文献1で示されたようなフィンの適正な非整列を作り出すためのずらし回転角度の選択可能性は制約を受けることになる。この制約が、適正なフィンの数やフィンの形成ピッチを有するステータ積層板、及びそのステータ積層板によって作り出されるステータユニットの提供を難しくしていた。
上記実状に鑑み、本発明の目的は、連結固定用の固定部を外周面に形成しているにもかかわらず突出部の非整列を作り出す適正な突出部の数や突出部の形成ピッチを有するステータ積層板及びステータユニットを提供することである。
上記目的を達成するため、同一リング形状の複数枚のステータ積層板を軸方向に積層して構成された、本発明によるステータユニットでは、前記ステータ積層板は、前記ステータ積層板の外周面に周方向等ピッチで形成された複数の固定部と、前記固定部の間の全ての外周面から互いに周方向等ピッチで突き出し形成された複数の突出部とを有し、1枚以上のステータ積層板から構成される積層ユニットを積層単位として、前記各積層ユニットの重ね合わせ位相を前記固定部の形成ピッチ分だけ異ならせるとともにそれらの前記固定部を軸方向に一致するように積層したときに、隣接する前記積層ユニットの突出部同士が周方向で所定のオフセット量を示すように前記固定部と当該固定部に対して周方向で隣り合う突出部との距離が設定され
前記固定部の個数をN、前記固定部の間に形成される前記突出部の個数をK、前記突出部の形成ピッチをθp、基準とする1番目の固定部の中心位置から当該1番目の固定部に対して周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離である所定基準距離をθ[1]、前記基準とする固定部から前記周方向一方側にn番目(n=1...N)の固定部の中心位置から当該固定部に対して前記周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離θ[n]をθ[1]+θp(n-1)/N、とすると、前記突出部の形成ピッチθpと前記所定基準距離θ[1]とは以下の式、
θp=((360/N)-2θ[1])*(1/(K-1/N))
で表される関係を有する。
この構成によれば、下側の積層ユニットの固定部と上側の積層ユニットの固定部とを重ね合わせて積層していく際に、積層する毎に順次重ね合わせるべき固定部を1つずつ(つまり固定部の1形成ピッチ分だけ)ずらしていくことで、軸方向からみて、各積層ユニットの突出部が所定のオフセット量だけずれることになり、突出部が軸方向に非整列となったステータユニットが組み上げられる。
これらの突出部を通じてステータユニットを熱交換冷却するため、突出部に対して軸方向に通過する冷媒流を送り込むことになるが、その際の冷媒流の通過性を考慮すると、隣接する前記積層ユニットどうしの突出部が軸方向から見て重なり合わないように前記オフセット量と前記突出部の最大弧長が設定されることが好適である。これにより、冷媒流は突出部と衝突して渦を発生させながら、滞ることなく流れていくので、良好な冷却効果を得ることができる。
上述したような、本発明による固定部と突出部との回転位置関係を汎用的に明示できる一般式があれば、この一般式に基づく種々のタイプのステータユニットを簡単に作り出すことができる。そのような好適な一般式を用いた固定部と突出部との回転位置関係を、上記の構成のように提案することができる。
ここで、前記固定部の個数Nを3とし、前記基準とする固定部から前記周方向一方側にn番目(n=1、2、3)の固定部の中心位置から当該固定部に対して前記周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離θ[n]をθ[1]+θp(n-1)/3とすると、前記突出部の形成ピッチθpと前記所定基準距離θ[1]とは以下の式、
θp=(120-2θ[1])*(1/(K-1/3))
で表される関係を有する。
その際、積層ユニットどうしの突出部が軸方向から見て重なり合わないようにするためには次の拘束条件、
θw<θp/N、ここでθwは突出部の最大弧の中心角、
を採用するとよい。
軸方向に非整列された多数の突出部を効果的に冷却するために、本発明の好適な実施形態では、前記突出部を冷却する冷媒を前記ステータ積層板の外周面に沿って前記軸方向に流す冷媒流路が形成される構成を採用している。具体的には、2つの好ましい形態が提案されるが、その1つは、積層されたステータ積層板を覆うケースと積層されたステータ積層板の外周面との間のスペースに冷媒流路を形成することである。特に、ケースとステータ積層板の外周面との間隔が狭い場合、冷媒の大部分が突出部に接触するという効果的な冷媒流路が形成される。他の一つは、ケースとステータ積層板の外周面との間隔が広い場合に適しているもので、冷媒流路をケースとは別体の流路形成体によって形成することである。例えば、突出部の先端に近接する位置でステータユニットの外周面を覆う湾曲板を流路形成部材として設けることで、この流路形成部材の内周面とステータ積層板の外周面との間に効果的な冷媒流路が形成される。
以下、本願に係るステータ積層板及びステータユニットを採用した回転電機を図面に基づいて説明する。図1は、回転電機Mの回転軸心Xに沿った断面図であり、図2は、回転電機1の構成の概略を説明するための分解斜視図である。図1、2から理解できるように、回転電機Mは、カバー11によって閉鎖される円筒状のケース本体10内に、ロータ2と本願に係る電機子としてのステータ3とを備えて構成されている。この組付け状態で、回転電機1の回転軸心Xであるロータ2の回転軸心はステータ3の中心軸心と一致しており、ロータ2を支持している回転軸9はケース本体10とカバー11に装着された一対のベアリングに回転可能に支持されている。以下の説明では、回転電機1の回転軸心Xでもあるステータ3の中心軸心Xに基づいて、軸方向、周方向、径方向が定義されている。
ステータ3は、ステータコアとしてのステータユニット4と、コイル5とから構成されている。ステータユニット4は、図2に示す様に概略リング状の鋼板であるステータ積層板40(以下単に積層板と略称する)を多数枚積層して構成される。積層方向は、軸方向Xと一致している。各積層板40の外周部には、周方向均等に3箇所、径方向に突出する突起片としての固定部41が設けられており、各固定部41にステータユニット4をケース本体10に締結固定するためのボルト挿通孔41aが設けられている。積層構造体であるステータユニット4は締付具としての締結ボルト42でケース本体10に形成された固定面に締結固定される。
図3に示すように、積層板40の内周面には均等な配置ピッチで多数のスロット部43が形成されている。このスロット部43は積層板40を貫通しており、スロット部43の開口幅(周方向長さ)はその配置ピッチのほぼ半分程度である。従って、各スロット部43の間にスロット部43の幅とほぼ同じ幅でスロット部43の深さと同じ高さを有する歯部44が作り出される。このスロット部43と固定部41との周方向の位置関係は、各積層板40の任意の固定部41同士を合わせ、そのボルト挿通孔41aに締結ボルト41bを挿入して積層板40を組み付けたときに、各積層板40のスロット部43が軸方向に直列するように決められている。従って、多数の積層板40を積層して組み上げられたステータユニット4には軸方向に直線的に整列したスロット部43からスロット430が作り出され、歯部44から長手歯440が作り出される。コイル5は、このスロット430に収容されるように長手歯440を巻き込み支持体として巻き込まれる。
さらに、図3に示すように、積層板40の外周面には、複数の固定部41の間の領域において外周面から突き出す形態で形成された突出部としてのフィン45が設けられている。それぞれの固定部41の間に位置する一群のフィン45、この実施形態では5個のフィン45はその相互の形成ピッチは等しいが、各固定部41とその固定部41に周方向で隣り合うフィン45との距離は異なっている。以下で詳しく説明するが、各固定部41と当該固定部41に周方向で隣り合うフィン45との距離が、所定基準距離から順次フィン45の形成ピッチを固定部41の個数で割った値を増加値として増加している。
ステータユニット4はケース本体10に固定されることにより、多数の積層板40の外周面によって作り出される多数のフィン45を散りばめた筒体周面と、ケース本体10の内周面との隙間に軸方向に延びた筒状の冷媒流路CPを作り出している。この冷媒流路CPの一方端に図示されていない冷媒源からの冷媒供給路を接続し、冷媒流路CPの他方端に図示されていない冷媒回収部への冷媒排出路を接続することで、軸方向の冷媒流が多数のフィン45に衝突し、このフィン45を通じてステータユニット4は効率よく冷却される。
図4を用いて、この固定部41とフィン45との配置関係を説明する。図4では、基準となる固定部41を第1固定部と称し付加的な図番411を付与し、この第1固定部411の反時計方向で隣接する固定部41を第2固定部と称し付加的な図番412を付与し、さらに第2固定部412の反時計方向で隣接する固定部41を第3固定部と称し付加的な図番413を付与している。さらに、第1固定部411に反時計方向で隣接するフィン45を第1出発フィン451とし、第2固定部412に反時計方向で隣接するフィン45を第2出発フィン452とし、第3固定部413に反時計方向で隣接するフィン45を第3出発フィン453とする。また、第1固定部411と第1出発フィン451との距離、正確には第1固定部411の中心と軸心Xを通る中心線と第1出発フィン451の中心と軸心Xを通る中心線とがなす角度をθ[1]とする。このθ[1]を所定基準距離と呼ぶ。同様に、第2固定部412と第2出発フィン452との距離、正確には第2固定部412の中心と軸心Xを通る中心線と第2出発フィン452の中心と軸心Xを通る中心線とがなす角度をθ[2]とし、第3固定部413と第3出発フィン453との距離、正確には第3固定部413の中心と軸心Xを通る中心線と第3出発フィン453の中心と軸心Xを通る中心線とがなす角度をθ[3]とする。ここで、各固定部41間に位置する一群のフィン45同士の距離、すなわち隣接する各フィン45の中心と軸心Xを通る中心線がなす角度を、フィン45の形成ピッチ:θpと称している。また、第1固定部411と第1出発フィン451との距離θ[1]である所定基準距離は、基準となる第1固定部411の底部と干渉しないように設定する。
次に、第2固定部412と第2出発フィン452との距離θ[2]を、次式
θ[2]=θ[1]+θp*1/3、
で求め、
第3固定部413と第3出発フィン453との距離θ[3]を、
θ[3]=θ[1]+θp*2/3、
で求めることにする。
図5に示すように、このように形成された積層板40を固定部41の形成ピッチ分だけずらして(回転させて)重ね合わせた場合、つまり第1固定部411と第3固定部413とが合うように重ね合わせた場合、上側の積層板40のフィン45と下側のフィン45とはオフセットすることになり、軸方向から見れば一方の積層板40のフィン45同士の間に他方のフィン45が入り込むような形態となる。図5で表している部分のオフセット量(角度):θoffは、
(θ[1]+θp)−θ[3]、
つまり、θp*1/3となるが、類似する式を通じて各オフセット量(角度):θoffもθp*1/3の値が導かれる。
図5で示された状態からさらに積層板40を固定部41の形成ピッチ分だけずらして重ね合わせた場合、図6に示すように、元の積層板40のフィン45と重ね合わせたフィン45とはオフセットすることになり、軸方向から見れば元の積層板40のフィンの間に、重ね合わされた積層板40のフィン45が入り込むような形態となる。ここでも図6で表している部分のオフセット量(角度):θoffは、
(θ[1]+θp)−θp*1/3−θ[2]
つまり、θp*1/3となるが、類似する式を通じて各オフセット量(角度):θoffもθp*1/3の値が導かれる。
つまり、軸方向から見れば元の積層板40のフィンの間に、重ね合わされた2つの積層板40のフィン45が均等に入り込む。このことを実現する各固定部と出発フィンとの距離:θ[k]を表す一般式は、
θ[k]=θ[1]+θp*(k-1)/3、
ここで、kは1から固定部40の個数までの整数、
となる。
なお、フィン45の形成ピッチ:θpは、積層板40を固定部41の形成ピッチ分だけずらして重ね合わせた場合、ずらした積層板40のフィン45が軸方向から見て重なり合わないようにこのオフセット量:θoffとフィン45の最大弧長、通常はフィン45の底部の弧長とが決定される。また、固定部41の数をN、ここでは3、フィン45の最大弧の中心角をθwとすると、この中心角θwとフィン45の形成ピッチθpとは、
θw<θp/N=θp/3
という条件で拘束されている。
このことから、この積層板40を固定部41の形成ピッチ分だけずらして重ね合わせた場合、各固定部41間に位置する一群のフィン45は軸方向から見てθp*1/3ずつ、つまり等間隔でずれていることになる。したがって、この積層板40を固定部41の形成ピッチ分だけずらして重ね合わせて作り出したステータユニット4では、フィン45と同様に外周面に固定部41を形成することにより積層板40の連結固定を簡単化しているにもかかわらず、固定部41をその形成ピッチ分だけずらせるという簡単な作業でフィン45が均等に分布した非整列状態となり、良好な冷却効果が得られる。
なお、コスト面を考慮して、積層板40はかなり薄い板材から打ち抜き加工によって製作されるため、通常、フィン45が軸方向で一直線に整列するように重ね合わせた複数枚の積層板40を積層ユニットとし、この積層ユニット単位で固定部41の形成ピッチ分だけずらしながら重ね合わせてステータユニット4が組み上げられる。そのようにして、組み上げられたステータユニット4が図7に示され、そこではフィン部45の領域の拡大図が図8に示されている。
次に、上記の関係を汎用的に用いることができる一般式で表すことにする。
まず、固定部41の個数をN、固定部41の間に形成されるフィン45の個数をKとすることで一般化を図り、n番目(n=1...N)の固定部41の中心位置から当該固定部41に対して周方向で隣り合うフィンの中心位置までの距離θ[n]をθ[1]+θp(n-1)/Nと設定する。θp(n-1)/Nという項は、各固定部41と当該固定部41に周方向(図4を参照するなら反時計方向)で隣り合う突出部との距離、ここでは中心角ピッチが、所定基準距離:θ[1]から順次、フィン45の形成ピッチ:θpを固定部45の個数で割った値を増加値として増加することを意味している。これにより、積層ユニット単位で固定部41の形成ピッチ分だけずらしながら重ね合わせていくと、一回りしたところで、フィン45が均等に振り分けられ、フィン45の理想的な非整列状態が得られる。
このような関係から、フィンの形成ピッチ:θpと所定基準距離θ[1]とは以下の式、
θp=((360/N)-2θ[1])*(1/(K-1/N))
で表される。さらに、フィン45が軸方向で重なり合わないためには、θw<θp/N(θw:フィン45の最大弧の中心角)という拘束条件を採用するとよい。
〔別実施形態〕
(1)上述した実施の形態では、ステータユニット4を収納するケース本体10の内周面とステータユニット4の外周面(積層されたステータ積層板の外周面)との間のスペースに冷媒流路CPが形成されていた。しかしながら、ケース本体10の内周面とステータユニット4の外周面との間隔が大きく、その間のスペースが大きくなると、上述した形態の冷媒流路CPでは、冷却効果が悪くなる。従ってそのような場合には、例えば、図9に示すように、ケース本体10の内周面とステータユニット4の外周面との間の筒状スペースにこの筒状スペースを径方向に区分けするセグメント状の湾曲板としての流路形成部材12を設け、この流路形成部材12の内周面とステータユニット4の外周面との間に冷媒流路CPを作り出す。これによる流れ断面の縮小化にともない、冷媒流路CP内を冷媒が高速に流れることで、その冷却効果が良好となる。このように、冷媒流路CPが前記ケース本体10とは別体の流路形成部材12のような流路形成体によって形成されることも本発明の範囲に含まれる。
(2)上述した実施の形態では、固定部41の数が3個で、固定部41間の突出部45の数は5個であったが、本発明により提示された一般式を通じて任意の個数からなる固定部41と突出部45とを有する冷却効果に優れたステータユニットが実現可能である。
本発明によるステータユニットを組み込んだ回転電機の断面図 図1による回転電機の分解斜視図 ケース本体に収容されたステータユニットの平面図 積層板における固定部とフィンとの位置関係を説明する説明図 2段に積層された積層板における固定部とフィンとの位置関係を説明する説明図 3段に積層された積層板における固定部とフィンとの位置関係を説明する説明図磁 ステータユニットの斜視図 図7のステータユニットにおけるフィン部の拡大図 別実施形態におけるケース本体に収容されたステータユニットの平面図
2:ロータ
3:ステータ
4:ステータユニット
5:コイル
10:ケース本体
12:流路形成部材(流路形成体)
40:ステータ積層板
41:固定部
43:スロット部
430:スロット
44:歯部
440:長手歯
45:フィン(突出部)
X:軸心(回転軸心)
CP:冷媒通路

Claims (8)

  1. 同一リング形状の複数枚のステータ積層板を軸方向に積層して構成されたステータユニットにおいて、
    前記ステータ積層板は、前記ステータ積層板の外周面に周方向等ピッチで形成された複数の固定部と、前記固定部の間の全ての外周面から互いに周方向等ピッチで突き出し形成された複数の突出部とを有し、
    1枚以上のステータ積層板から構成される積層ユニットを積層単位として、前記各積層ユニットの重ね合わせ位相を前記固定部の形成ピッチ分だけ異ならせるとともにそれらの前記固定部を軸方向に一致するように積層したときに、隣接する前記積層ユニットの突出部同士が周方向で所定のオフセット量を示すように前記固定部と当該固定部に対して周方向で隣り合う突出部との距離が設定され、
    前記固定部の個数をN、前記固定部の間に形成される前記突出部の個数をK、前記突出部の形成ピッチをθp、基準とする1番目の固定部の中心位置から当該1番目の固定部に対して周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離である所定基準距離をθ[1]、前記基準とする固定部から前記周方向一方側にn番目(n=1...N)の固定部の中心位置から当該固定部に対して前記周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離θ[n]をθ[1]+θp(n-1)/N、とすると、前記突出部の形成ピッチθpと前記所定基準距離θ[1]とは以下の式、
    θp=((360/N)-2θ[1])*(1/(K-1/N))
    で表される関係を有するステータユニット。
  2. 前記固定部の個数Nを3とし、前記基準とする固定部から前記周方向一方側にn番目(n=1、2、3)の固定部の中心位置から当該固定部に対して前記周方向一方側で隣り合う突出部の中心位置までの距離θ[n]をθ[1]+θp(n-1)/3とすると、前記突出部の形成ピッチθpと前記所定基準距離θ[1]とは以下の式、
    θp=(120-2θ[1])*(1/(K-1/3))
    で表される関係を有する請求項1に記載のステータユニット。
  3. 隣接する前記積層ユニットどうしの突出部が軸方向から見て重なり合わないように前記オフセット量と前記突出部の最大弧長が設定されている請求項1又は2に記載のステータユニット。
  4. 前記突出部の最大弧の中心角をθwとすると、この中心角θwと突出部の形成ピッチθpとは以下の条件で
    θw<θp/N
    拘束されている請求項1から3のいずれか一項に記載のステータユニット。
  5. 前記突出部を冷却する冷媒を前記ステータ積層板の外周面に沿って前記軸方向に流す冷媒流路が形成されている請求項1から4のいずれか一項に記載のステータユニット。
  6. 積層されたステータ積層板を覆うケースが備えられており、前記ケースと積層されたステータ積層板の外周面との間のスペースに前記冷媒流路が形成されている請求項5に記載のステータユニット。
  7. 前記冷媒流路が前記ケースとは別体の流路形成体によって形成される請求項6に記載のステータユニット。
  8. 前記積層ユニットが複数枚のステータ積層板によって構成されている請求項1から7のいずれか一項に記載のステータユニット。
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