JP5482793B2 - デジタルコンテンツ管理システム、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、プログラム、およびデジタルコンテンツ管理方法 - Google Patents

デジタルコンテンツ管理システム、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、プログラム、およびデジタルコンテンツ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、デジタルコンテンツ管理システム、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、プログラム、およびデジタルコンテンツ管理方法に関し、特に、ファイルセットを含むデジタルコンテンツを管理し、不正を検出するデジタルコンテンツ管理システム、方法、プログラム、デジタルコンテンツに電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置、およびデジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置に関する。
近年、セキュリティ強化やデスクトップポータビリティのために、シンクライアントサーバが注目されている。
企業データセンタ等における仮想マシン(Virtual Machine:VM)ベースのシンクライアントサーバ(VirtualPCCenterなど)上では、Microsoft Office(登録商標)などの有償ソフトウェアが動作することが考えられる。
このような環境においては、悪意のあるユーザやシステム管理者などによりVMイメージを複製され、不特定多数の人間に流出する危険性がある。なぜなら、デジタルコンテンツは不正コピーや改変が容易であり、かつ、ファイル交換技術(P2P(Peer to Peer)など)の普及により、ネットワークを通じて広範囲に簡単に配布可能であるためである。
よって、有償ソフトウェアを含むVMイメージなどのデジタルコンテンツが不正流出した場合、その追跡を行うことが必要となる。
近年、このようなデジタルコンテンツを追跡する技術が開発されている(たとえば非特許文献1、非特許文献2参照)。
デジタルコンテンツの追跡を行う技術の一つとして、デジタルコンテンツへの電子透かしの埋め込みが挙げられる。電子透かしは、デジタルコンテンツに対し、品質を大幅に劣化させることなく識別情報などを埋め込む技術である。
ライセンス違反を阻止するための耐タンパ技術や暗号技術などが破られることでデジタルコンテンツが不正に流出した場合も、電子透かしを用いることで流出したデジタルコンテンツの追跡を行うことができる。
近年、このようなデジタルコンテンツを追跡する技術が開発されている(たとえば非特許文献1参照)。画像や音声に関するデジタルコンテンツ向けには、数多くの電子透かし技術が開発されている。
たとえば、非特許文献1によると、画像については、周波数領域利用型、画像置換型がある。音声については、エコー利用型、位相操作型などがある。
小野束著、「電子透かしとコンテンツ保護」、オーム社、2001年2月、p.147−151,59−60,97−108 P.97-108 ナッツ エクステイン(Knut Eckstein)、外1名、「データ ハイディング イン ジャーナリング ファイル システムズ(Data Hiding in Journaling File Systems)」、(米国)、2005 デジタル フォレンシック リサーチ ワークショップ(2005 Digital Forensic Research Workshop(DFRWS))、2005年
上述した非特許文献記載の技術では、画像や音声の性質に特化した方法で電子透かしの埋め込みを行っているため、仮想マシンなどの汎用的なファイルセットを持つデジタルコンテンツには適用できないという問題点があった。
一方、汎用的なファイルシステムに対する情報の埋め込み技術として、非特許文献2のようなデータハイディング技術が存在する。
情報の埋め込み先として、たとえば、1.ジャーナリング・ファイルシステムの整合性チェックの対象外部分、2.いかなるファイルにも参照されていないがinodeの改変によりreserve状態とした領域、3.特定のファイル形式(テキストファイルのコメント行など)の内容への埋め込み、4.デバイスドライバによって不可視化した領域、5.拡張ファイル属性(代替データストリームなど)、6.パーティションテーブル上の未使用領域、7.ファイルの最後のデータユニットの未使用部分(Slack Space)、などが挙げられる。
しかしながら、上記非特許文献記載の手法によるデータハイディングの適用は、カーネル、OS(Operating System)、ファイルシステム、ファイル形式などが特定の条件を満たすものに限定されるという問題点があった。
たとえば、1.は、レガシーシステムなどのジャーナリング・ファイルシステムをサポートしていない場合は適用できない。2.は、OSがLinuxに限定されるため、Windows(登録商標)の場合は適用できない。3.は、該当拡張子ファイルが存在していない場合は使えない。4.は、通常デバイスドライバは特定のカーネルのバージョンに依存することから、カーネルのバージョンが変更された場合は適用できない。5.は、拡張ファイル属性をサポートしていないシステムでは使用できない。
よって、既存のデータハイディング技術は、汎用性に乏しいという問題点があった。
本発明の目的は、上述した課題である汎用性に乏しいという問題点を解決するデジタルコンテンツ管理システム、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、プログラム、およびデジタルコンテンツ管理方法を提供することにある。
本発明のデジタルコンテンツ管理システムは、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを生成し、前記ファイル名を有する前記ファイルを管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む電子透かし埋め込み手段と、
前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶手段と、
前記電子透かし情報記憶手段の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する電子透かし検出手段と、を備える。
本発明の電子透かし埋め込み装置は、電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み手段を備える。
本発明の電子透かし検出装置は、電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手段を備える。
本発明の第1のプログラムは、電子透かしをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込む手順をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明の第2のプログラムは、デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置を実現するコンピュータプログラムであって、
電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手順をコンピュータに実行させるためのものである。
本発明の第1のデジタルコンテンツ管理方法は、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む。
本発明の第2のデジタルコンテンツ管理方法は、電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う。
本発明の第3のデジタルコンテンツ管理方法は、電子透かし情報記憶装置に接続された電子透かし埋め込み装置が、
電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に生成して埋め込み、
前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶する。
本発明の第4のデジタルコンテンツ管理方法は、デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしとなるファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれたデジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続される電子透かし検出装置が、
前記電子透かし情報記憶装置の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障しない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
本発明によれば、ファイルシステム、OS、カーネル、形式などに依らず、ファイルセットを含む汎用的なデジタルコンテンツの追跡を行うことができるデジタルコンテンツ管理システム、電子透かし埋め込み装置、電子透かし検出装置、プログラム、およびデジタルコンテンツ管理方法が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本発明の実施形態に係るデジタルコンテンツ管理システムの構成を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み装置のファイル名決定部の構成を示すブロック図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし情報記憶装置に格納される各デジタルコンテンツの電子透かし情報の構造の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし情報参照画面の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムにおけるファイル名決定部の処理を説明するための図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムのファイル名決定処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムのログイン画面の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理の生成完了画面の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし検出処理の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし検出方式選択画面の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし検出処理時に電子透かしを検出した時の画面の一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み装置のファイル名決定部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理におけるファイル名決定処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み装置のファイル名決定部の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理用のパラメータ設定画面の一例を示す図である。 本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理におけるファイル名決定処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツ管理システム1の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1は、管理対象となるデジタルコンテンツに電子透かしを埋め込み、その後、デジタルコンテンツが不正コピーなどされた可能性がある場合に、検証対象のデジタルコンテンツから電子透かしを検出することで、管理対象のデジタルコンテンツの追跡を可能にする。また、本発明のデジタルコンテンツ管理システム1は、デジタルコンテンツに対する著作権管理といった用途に適用できる。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1では、デジタルコンテンツに埋め込む電子透かしとして、ファイルの名前を使用する。ここで、電子透かし情報の埋め込み先はファイルの中身ではなく、すなわち、ファイルに電子透かし情報を書き込むのではなく、電子透かし自体がファイルの名前そのものであるため、ファイルが存在可能なシステム上で利用されるデジタルコンテンツならば、OS(Linux、Windows(登録商標)等)、ファイルシステム(NTFS、FAT32、EXT2、EXT3等)、ハードウェア(CD−ROM、DVD−ROM、ハードディスク)等に依らず、電子透かしの埋め込みが可能となる。
また、本実施形態では、ファイル名を、ファイルおよびディレクトリ(フォルダ)を含む絶対パスを指すものと定義する。本実施形態において、管理対象となるデジタルコンテンツは、ファイルセットを含む。たとえば、仮想マシンイメージファイルなどを含む。あるいは、たとえば、ゲームソフトや、CDやDVDなどのメディアに記録されたアプリケーションプログラムを含むことができる。また、ファイルがデータハイディング技術を用いて一見ランダムデータと区別できない状態に隠蔽されている場合、またはファイルが圧縮されて別なデータの一部になっている場合等、一見ファイルがあるように見えない状態のデジタルコンテンツでも、必要時に隠蔽状態を解除する、または圧縮データを解凍する等の処理を行い、ファイルにアクセス可能な状態にすれば、本発明を適用することができる。
また、上述したように本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1は、上述した非特許文献2に記載されたデータハイディングの各種手法と組み合わせて使うことができる。このため、複数手法の組み合わせで電子透かしの強度を向上させることができる。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1は、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを生成し、管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む電子透かし埋め込み装置100と、電子透かし埋め込み装置100によりデジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしとなるファイル名を電子透かし情報として、電子透かしが埋め込まれたデジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置140と、電子透かし情報記憶装置140の電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、電子透かし情報記憶装置140に記憶された電子透かしとなるファイル名を検出する電子透かし検出装置150と、を備える。
具体的には、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1は、電子透かし埋め込み装置100と、電子透かし情報記憶装置140と、電子透かし検出装置150と、を備える。電子透かし埋め込み装置100、電子透かし情報記憶装置140、および電子透かし検出装置150は、互いにネットワーク3を介して接続される。
図1では、電子透かし埋め込み装置100、電子透かし情報記憶装置140、および電子透かし検出装置150は、ネットワーク3を介して接続される構成としたが、これに限定されない。たとえば、電子透かし埋め込み装置100、電子透かし情報記憶装置140、および電子透かし検出装置150のうち少なくとも2つが、同じ装置として構成されてもよい。すなわち、同じホスト上に存在していてもよい。
電子透かし埋め込み装置100、および電子透かし情報記憶装置140は、たとえば、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリ、ハードディスク、および通信装置を備え、キーボードやマウス等の入力装置やディスプレイやプリンタ等の出力装置と接続されるサーバコンピュータやパーソナルコンピュータ、またはそれらに相当する装置により実現することができる。そして、CPUが、ハードディスクに記憶されるプログラムをメモリに読み出して実行することにより、以下に説明する各ユニットの各機能を実現することができる。なお、以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
また、デジタルコンテンツ管理システム1の各構成要素は、任意のコンピュータのCPU、メモリ、メモリにロードされた本図の構成要素を実現するプログラム、そのプログラムを格納するハードディスクなどの記憶ユニット、ネットワーク接続用インタフェースを中心にハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各図は、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
図1に示すように、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1において、電子透かし埋め込み装置100は、ファイル名決定部110と、埋め込み部120と、電子透かし情報更新部130と、を有する。
電子透かし埋め込み装置100において、ファイル名決定部110は、電子透かしとなるファイル名を生成する。詳細には、管理対象となるデジタルコンテンツに埋め込む電子透かしとなる1つ以上のファイル名を決定する。なお、管理対象となるデジタルコンテンツは、たとえば、ネットワーク3を介して他の装置から読み出したり、各種メディア、たとえば、DVD、CD、ブルーレイディスク、ハードディスク、各種メモリカード等から読み込んだりして、受け付けることができる。
埋め込み部120は、ファイル名決定部110により生成された電子透かしを対象デジタルコンテンツに埋め込む。すなわち、埋め込み部120は、ファイル名決定部110で決定した名前のファイルをデジタルコンテンツ内に生成する。
電子透かし情報更新部130は、埋め込み部120により埋め込まれた電子透かしの情報をデジタルコンテンツと関連付けて電子透かし情報記憶装置140に記憶する。
電子透かし情報記憶装置140は、管理対象のデジタルコンテンツに埋め込まれた、電子透かしとなる1つ以上のファイル名を特定する情報を格納する。管理対象のデジタルコンテンツについての電子透かし情報に加え、検索用の識別子情報、デジタルコンテンツの所有者情報、ユーザフレンドリなデジタルコンテンツの名称、デジタルコンテンツに対する操作履歴、デジタルコンテンツの物理的な所在、などを合わせて格納してもよい。電子透かし情報記憶装置140に記憶される情報の一例は、図3に示すように、デジタルコンテンツを識別するUniversally Unique Identifier(UUID)と紐付けたファイル名の集合として格納される。
図3では、各デジタルコンテンツについて、2つのファイルがそれぞれ紐付けられている例を示しているが、各デジタルコンテンツに対して埋め込まれる電子透かしとなるファイルを2つに限定するものではない。埋め込む電子透かしの数は、デジタルコンテンツ管理システム1の管理者が指定して設定することができ、適宜設定変更を受け付ける構成とすることができる。また、デジタルコンテンツ内のファイル数に応じて、埋め込む電子透かしの数を自動的に変更してもよい。すなわち、たとえば、デジタルコンテンツ内の総ファイル数に対するパーセンテージで設定することもできる。
電子透かし情報記憶装置140の情報は、電子透かし埋め込み装置100または電子透かし検出装置150、あるいは、電子透かし情報記憶装置140へのアクセス権限を有するユーザやデジタルコンテンツ管理システム1の管理者等により、他のコンピュータから参照でき、図4に示すような電子透かし情報参照画面142を表示することができる。以下に説明する他の各画面も同様である。また、必要な情報を単にコマンドライン表示する構成でもよい。
電子透かし情報参照画面142は、たとえば、検索用の識別子情報(id)、管理対象のデジタルコンテンツのVMイメージファイルのUUID(vm_id)、デジタルコンテンツの所有者情報(who)、デジタルコンテンツに対する操作履歴(when、what)、デジタルコンテンツの物理的な所在(where)などを含むリストを表示することができる。
図1に戻り、電子透かし検出装置150は、電子透かし情報記憶装置140に格納された電子透かしとなる1つ以上のファイル名が、検証対象のデジタルコンテンツ内に存在するかを確認することで、電子透かしを検出する。すなわち、電子透かし検出装置150は、電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで電子透かしの検出を行う。
なお、検証対象となるデジタルコンテンツは、たとえば、ネットワーク3を介して他の装置から読み出したり、各種メディア、たとえば、DVD、CD、ブルーレイディスク、ハードディスク、各種メモリカード等から読み込んだりして、受け付けることができる。
本実施形態において、電子透かし検出装置150により電子透かしとなるファイル名が検出されたデジタルコンテンツを、管理対象のデジタルコンテンツとして検出する管理対象デジタルコンテンツ検出部(不図示)をさらに備えることができる。
また、本実施形態において、電子透かし埋め込み装置100は、複数のデジタルコンテンツを管理対象として、電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、電子透かし情報記憶装置140は、各デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしとなるファイル名を電子透かし情報として、各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶することができる。
図2は、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1の電子透かし埋め込み装置100のファイル名決定部110の構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1において、ファイル名決定部110は、デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部112と、乱数を生成する乱数生成部114と、生成された乱数に対応する番号を有するファイル名を特定し、特定されたファイル名に基づいて電子透かしとなるファイル名を生成するファイル名生成部116と、を有し、埋め込み部120はファイル名決定部110で生成されたファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツ内に生成して電子透かしとして埋め込む。
具体的には、図2に示すように、本実施形態において、ファイル名決定部110は、番号付与部112と、乱数生成部114と、ファイル名生成部116と、を有する。
番号付与部112は、デジタルコンテンツ中のすべてのファイルおよびディレクトリを含む絶対パスに対して番号付けを行い、各ファイルおよびディレクトリの名前に対応する一意な数値を決定する。たとえば、ファイルおよびディレクトリの名前の辞書順に番号を降っていく方法がある。あるいは、すべてのファイルおよびディレクトリを含む絶対パスの名前をハッシュ関数にかけて得られたハッシュ値を、昇順または降順に並べ、番号を降ってもよい。
乱数生成部114は、乱数を生成する。ここで乱数生成方法の一例として、予測困難な暗号論的擬似乱数を生成するBlum Blum Shubアルゴリズムが知られている。
ファイル名生成部116は、番号付与部112によるファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名と数値の対応付けに基づき、乱数生成部114を用いて生成した乱数の数値に対応するように電子透かしとなるファイル名の先頭文字列を決定する。ここで生成した先頭文字列をそのまま電子透かしとして生成するファイル名としてもよい。
図3では、比較的短いファイル名が例示されているが、ファイル名の長さを限定するものではなく、たとえば、etc/bash_completion.d/uhqNxCKTAdJOXC4URやusr/share/doc/sudo/changelogCj5YUX1.gz等のような比較的長いファイル名であってもよい。
なお、辞書順以外の規則で並べて番号付与部112が番号を付与した場合は、ファイル名生成部116は、必ずしも先頭文字列を電子透かしとなるファイル名として生成する必要はなく、規則に基づいて、乱数で特定されたファイル名に対応するように生成されればよい。
たとえば、ファイル名生成部116は、乱数生成部114により生成された乱数と番号付与部112により付与された番号に基づいて特定されたファイル名と類似するファイル名を電子透かしとして生成することができる。たとえば、特定されたファイル名(パス)の一部の文字列を含むファイル名と決定してもよい。先頭から一部の文字列をファイル名と決定するのがより好ましい。また、その文字列以外の部分をさらに付加してもよい。さらに、拡張子を付加してもよい。
以下、図5に具体例を挙げる。図5(a)に示すように、管理対象のデジタルコンテンツ中の/dir/というディレクトリに、a.txtとc.txtという名前のファイルが存在したとする。図5(b)に示すように、2つのファイルのパス/dir/a.txtおよび/dir/c.txtを辞書順に並び替え、数値を付加した場合、番号付与部112が行う番号付けは、図5(c)に示すように、/dir/a.txtが1、/dir/c.txtが2となる。
一方、乱数生成部114が生成した、暗号論的擬似乱数が2であったとすると、図5(d)に示すように、2番目の/dir/c.txtと、その1つ前の番目の/dir/a.txtの間に電子透かしとなるファイルを挿入することとなる。そこで、ファイル名生成部116は、新規ファイルとして先頭文字列が/dir/bから始まる名前を持つファイルを生成する。この/dir/bというファイル名が、電子透かしに相当する。この結果、図5(e)に示すように、ファイルの辞書順の順序は、1番目が/dir/a.txt、2番目が/dir/b、3番目が/dir/c.txtとなる。なお、電子透かしとなるファイルのファイル名は、先頭文字列より後の部分の文字列をさらに生成し、合わせてファイル名とすることも考えられる。この場合、ランダム文字列を生成する方法や(前述の/dir/bを、たとえば、/dir/bbbとする)、ファイル名に拡張子を付加する方法がある(前述の/dir/bを、たとえば、/dir/b.txtとする)。このようにして、図5(f)に示すように、/dir/というディレクトリの中にa.txt、b、およびc.txtという名前の3つのファイルが含まれることとなる。
他に、セキュリティ的な強度には劣るが簡略な方法として、ファイル名決定部110によるファイル名の自動生成を行わず、予め決められた名前のファイルを電子透かしとして対象デジタルコンテンツに埋め込むという単純な方法もあることも明記しておく。
すなわち、電子透かし埋め込み装置100は、電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込めばよい。この場合、電子透かし情報記憶装置140はなくてもよい。
上述したように、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1において、電子透かし埋め込み装置100、および電子透かし検出装置150は、コンピュータプログラムに対応する各種の処理動作をCPUが実行することにより、前述のような各種ユニットが各種機能として実現される。
本実施形態のコンピュータプログラムは、電子透かしをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み装置100を実現させるためのコンピュータに、電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込む手順を実行させるように記述されている。
さらに、本実施形態のコンピュータプログラムは、デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置150を実現させるためのコンピュータに、電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで電子透かしの検出を行う電子透かし検出手順を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々に形態のものが考えられる。また、プログラムは、記録媒体からコンピュータのメモリにロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータにダウンロードされ、メモリにロードされてもよい。
このように構成された本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1の動作について、以下に説明する。
本実施の形態では、電子透かし埋め込み処理と、電子透かし検出処理の2つの流れがある。
電子透かし埋め込み処理では、電子透かし埋め込み装置100が、電子透かしとなる1つ以上のファイル名を生成し、対象デジタルコンテンツに生成した名前のファイルを新規作成することで電子透かしを埋め込む。また、電子透かしとして生成したファイル名を、後で照合可能なように記録する。
電子透かし検出処理では、電子透かし検出装置150が、電子透かしとして生成した名前を持つファイルが対象デジタルコンテンツの中に存在するかどうかを照合することで、対象デジタルコンテンツから電子透かしの検出を行う。
図6に、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1における電子透かし埋め込み処理の動作の一例を示す。図7は、図6の電子透かし埋め込み処理のファイル名決定処理の動作詳細の一例を示す。また、図10に、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1における電子透かし検出処理の動作の一例を示す。また、図8、図9、図11、および図12は、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1における各処理時の画面表示の例を示している。以下、図1乃至図12を用いて説明する。
まず、本実施の形態の電子透かし埋め込み装置100のデジタルコンテンツ管理方法について説明する。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理方法は、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む(図6のステップS103)。そして、デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与し(図7のステップS113)、乱数を生成し(図7のステップS111)、生成された乱数に対応する番号を有するファイル名を特定し、特定されたファイル名に基づいて電子透かしとなるファイル名を生成し(図7のステップS117)、生成されたファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツ内に生成して電子透かしとして埋め込む。
<電子透かし埋め込み処理>
はじめに、本実施形態の電子透かし埋め込み処理について説明する。
具体的には、図6に示すように、電子透かし埋め込み装置100が、ファイル名決定部110を用いて、対象デジタルコンテンツに対する電子透かしとなるファイルの名前を決定し、生成する(ステップS101)。そして、電子透かし埋め込み装置100が、埋め込み部120を用いて、ステップS101で生成した電子透かしとなるファイル名のファイルを新規作成し、対象デジタルコンテンツに埋め込む。そして、電子透かし埋め込み装置100が、電子透かし情報更新部130を用いて、ステップS101で生成した電子透かしを、電子透かし情報記憶装置140に記録する(ステップS105)。
なお、ステップS103とS105の実行順序は逆でも良い。
さらに、図6のフローチャートのステップS101の詳細な処理について、図7を用いて説明する。
乱数生成部114が、電子透かしとなるファイルと同数の乱数を生成する(ステップS111)。ファイルの数を増やすことで冗長性を高めることができる一方、処理時間やサイズは大きくなる。ファイル数の決め方の一例は、電子透かしを埋め込んだ後のデジタルコンテンツのサイズが一定値以下になるような最大の数が考えられる。
次いで、番号付与部112が、デジタルコンテンツ中のファイルおよびディレクトリに対して番号付けを行い、各ファイルおよびディレクトリの名前、すなわち絶対パスに対応する一意な数値を決定する(ステップS113)。たとえば、パスの辞書順に番号を振っていく方法がある。
そして、ファイル名生成部116は、番号付与部112が数値との対応付けを行ったパスの中から、乱数生成部114を用いて生成した乱数に対応するパスの先頭文字列を決定する(ステップS115)。ここで生成した先頭文字列をそのまま電子透かしとして生成するファイル名としてもよい。
そして、ファイル名生成部116が、ステップS115で決定したファイル名の先頭文字列より後の部分の文字列を生成し、最終的なファイル名(完全な生成ファイル名)を決定する(ステップS117)。たとえば、ランダム文字列を生成して付加する方法や、ファイル名に拡張子を付加する方法がある。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1において、たとえば、電子透かし埋め込み装置100または電子透かし検出装置150では、本デジタルコンテンツ管理システム1のプログラムを起動するとき、図8のログイン画面160により、ユーザにユーザ名とパスワードをユーザ名入力欄162およびパスワード入力欄164に入力を促し、ユーザが入力したユーザ名およびパスワードを受け付ける。ログインボタン166の押下の受け付けに呼応して、受け付けたユーザ名およびパスワードに基づいて、認証されたユーザのみが、本システムを利用することができる。
なお、ユーザ認証の方法については、これに限定されるものではなく、一般的な各種認証方法を採用することができる。たとえば、生体認証などであってもよいし、IDカードなどを用いた認証であってもよい。また、ログイン画面160では、パスワード変更ボタン168により、パスワード変更画面(不図示)に移行し、適宜パスワードを変更することもできる。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1において、電子透かし埋め込み装置100において電子透かしの埋め込み処理が終了すると、図9に示すような完了通知画面170がユーザに提示される。ユーザへの提示方法は、画面表示に限定されるものではなく、たとえば、コマンドライン表示、ログファイルへの記録、メールやメッセンジャーなどによる通知、報告書への印字など、様々な態様が考えられる。
図9は、管理対象のデジタルコンテンツとなるVMイメージの生成と同時に電子透かしの埋め込みを行った場合の例を示している。
<電子透かし検出処理>
次に、本実施形態の電子透かし検出処理について説明する。
具体的には、図10に示すように、電子透かし検出装置150が、電子透かし情報記憶装置140から電子透かしの情報を参照して読み出す(ステップS131)。そして、電子透かし検出装置150が、検出対象デジタルコンテンツ内を検索し、検出対象デジタルコンテンツの中に、ステップS131で読み出した情報に基づいて、電子透かしとなるファイル名のファイルが存在するか照合する(ステップS133)。対象デジタルコンテンツに電子透かしが存在した場合は(ステップS135のYES)、電子透かしが検出されたことをユーザに通知し(ステップS137)、処理を終了する。対象デジタルコンテンツ内に電子透かしが存在しなかった場合に(ステップS135のNO)、デジタルコンテンツ内の検索が終了していれば(ステップS139のYES)、電子透かしが検出されなかったことをユーザに通知し(ステップS141)、処理を終了する。デジタルコンテンツ内の検索が終了していなければ(ステップS139のNO)、ステップS131に戻り、検索を続行する。
なお、検証対象のデジタルコンテンツが、電子透かしの除去や改変などの攻撃に遭っていた場合、電子透かしとなるファイルの一部が欠損している可能性がある。この場合、たとえば、予めいくつまでのファイルが一致していれば電子透かしとみなすかの判断基準を決めておくことで、電子透かしを検出したか否かの判断をすることができる。判断基準は、図示されない設定画面により受け付け、メモリに記憶しておくことができる。
電子透かし検出処理において、たとえば、図11に示すように、検出方式選択画面180にて、検出範囲を設定することができる。たとえば、複数の検証対象のデジタルコンテンツが存在する場合、コンテンツを特定して検索する方法(特定検出182)と、コンテンツを特定せず、総当たりで全コンテンツを検索する方法(完全検出183)のいずれの方法を用いるかを選択することができる。ある程度疑わしいコンテンツが特定できている場合には、特定検出182を選択することができる。特定検出182の場合、検証対象のコンテンツのID情報などを受け付け、特定されたコンテンツ内を検索して、電子透かしを検出することができるので、総当たりに検索する完全検出183に比べて検索時間を短縮でき、効率がよい。
図12に示すように、電子透かし検索処理の終了後、結果画面190が表示される。この図では、検証対象のデジタルコンテンツがVMイメージの場合を例としている。結果画面190には、電子透かしが検出されたか否かが表示される。同図に示すように、結果画面190には、デジタルコンテンツの他の情報、たとえば、VMイメージのUUID、ホスト名、および残存率などを表示してもよい。残存率とは、デジタルコンテンツが攻撃などを受けていて改変されていた場合に、正しく残っていたパーセンテージである。これは、たとえば、電子透かしの残存率から推定することができる。履歴記録ボタン192の押下を受け付けた時、検証結果を履歴に記録することができる。あるいは、検索処理終了時に自動的に履歴に記録してもよい。
以上、説明したように、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システム1によれば、電子透かし埋め込み装置100が、デジタルコンテンツに埋め込むファイルの名前を電子透かしとすることにより、ファイルシステム、OS、カーネル、形式などに依らず、ファイルセットを含む汎用的なデジタルコンテンツの追跡を行うことが可能になる。
また、電子透かし埋め込み装置100が、管理対象のデジタルコンテンツの識別情報を電子透かしとなるファイル名に紐付け、ファイル名を電子透かし情報として埋め込むので、コンテンツの識別情報が隠されていることが分かり難い。なおかつ検出が容易である。
また、ファイル名決定部110がデジタルコンテンツ内のファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を辞書順などで並べて番号を付与し、乱数で指定された番号のファイル名に基づいて、電子透かしとなるファイル名を決定するので、電子透かしとなる新規作成ファイルの集合を、管理対象のデジタルコンテンツ中に分散配置させることができる。このため、電子透かしの一部が改変または除去される攻撃に対する冗長性を向上させることができるという効果を奏する。
また、データハイディングの各種手法と組み合わせて使えるため、複数手法の組み合わせで電子透かしの強度を向上させることができる。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み装置のファイル名決定部の構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムは、上記実施の形態とは、各既存ディレクトリに対して均等な確率で電子透かしとなるファイルを分散配置する点で相違する。
本実施形態では、ファイル名を、ファイルの絶対パスを指すものと定義する。なお、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの全体構成は、上記実施形態の図1と同様であるので、図1を用いて説明する。
本実施の形態に係るファイル名決定部210は、図13に示すように、図2の上記実施形態の番号付与部112およびファイル名生成部116に替えて、番号付与部212およびファイル名生成部216を有し、ファイル名決定部110と同様な乱数生成部114に加えて、新たな構成要素として埋め込み先ディレクトリ決定部214を備える。
本実施形態において、電子透かし情報となるファイル名を有するファイルの埋め込み先となるデジタルコンテンツ内のディレクトリを決定する埋め込み先ディレクトリ決定部214をさらに備え、電子透かし埋め込み装置は、埋め込み先ディレクトリ決定部214により決定されたデジタルコンテンツ内のディレクトリにファイルを電子透かしとして埋め込む。
また、本実施形態において、ファイル名決定部210は、デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部212と、乱数を生成する乱数生成部114と、有し、埋め込み先ディレクトリ決定部214は、生成された乱数に対応する番号を有するディレクトリをファイルの埋め込み先として決定する。
本実施形態において、番号付与部212は、デジタルコンテンツ中のディレクトリのみに対して番号付けを行い、各ディレクトリ名に対応する一意な数値を決定する。たとえば、ディレクトリ名の辞書順に番号を振っていく方法がある。上記実施形態では、ファイルおよびディレクトリの両方を含めて番号付けを行ったのに対し、本実施形態ではディレクトリに対してのみ番号付けを行う。
埋め込み先ディレクトリ決定部214は、番号付与部212が数値との対応付けを行ったディレクトリの中から、乱数生成部114を用いて生成した乱数に対応するディレクトリを決定する。このディレクトリが、電子透かしとなるファイル名を持つ新規ファイルの埋め込み先となる。
ファイル名生成部216は、決定したディレクトリの中に生成するファイル名を決定する。この場合、ランダム文字列を生成してファイル名とする方法や、ファイル名に拡張子を付加する方法がある。
このように構成された本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの動作について、以下に説明する。図14は、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理におけるファイル名決定処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムでは、電子透かしとなるファイルを各ディレクトリに対して均等に分散配置する電子透かし埋め込み処理と、上記実施形態と同様の検出処理の2つの流れがある。
<電子透かし埋め込み処理>
本実施形態の電子透かし埋め込み処理は、図6で説明した上記実施形態の電子透かし埋め込み処理のステップS101における電子透かしとなるファイル名に決定処理が異なる。本実施形態では、図6のステップS101に代わるステップS201において、ファイル名決定部210を用いて、対象デジタルコンテンツに対する電子透かしとなるファイルの名前を生成する。ステップS103およびステップS105は、上記実施形態と同様である。
図6のステップS101のファイル名決定処理の詳細について図14を用いて以下に説明する。以下、図13および図14を用いて説明する。
まず、図7の上記実施形態のファイル名決定処理のステップS111と同様なステップS111において、乱数生成部114が、電子透かしとなるファイルと同数の乱数を生成する。
次いで、番号付与部212が、デジタルコンテンツ中のディレクトリに対して番号付けを行い、各ディレクトリ名に対応する一意な数値を決定する(ステップS213)。たとえば、ディレクトリ名の辞書順に番号を振っていく方法がある。
そして、埋め込み先ディレクトリ決定部214が、ステップS213において番号付与部212が数値との対応付けを行ったディレクトリの中から、ステップS111において乱数生成部114を用いて生成した乱数の数値に対応するディレクトリを選択する(ステップS215)。このディレクトリが、電子透かしとなる名前を持つ新規ファイルの埋め込み先となる。
そして、ファイル名生成部216が、ステップS215において埋め込み先ディレクトリ決定部214が決定したディレクトリの中に生成するファイル名を決定する(ステップS217)。たとえば、ランダム文字列を生成してファイル名とする方法や、生成したファイル名にさらに拡張子(txt、dat、exe等)を付加する方法がある。
電子透かし検出処理については、上記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
以上、説明したように、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムによれば、番号付与部212がデジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与し、埋め込み先ディレクトリ決定部214が生成された乱数に対応する番号を有するディレクトリをファイルの埋め込み先として決定するので、各既存ディレクトリに対して均等な確率で電子透かしとなるファイルを分散配置させることができる。このため、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、特定のディレクトリに電子透かしの埋め込みが集中することを防ぐことができる。
これによって、ディレクトリを削除または改変する攻撃に遭った際、特定のディレクトリが弱点になることを防ぐことができる。
(第3の実施の形態)
図15は、本発明の実施の形態に係るデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み装置のファイル名決定部の構成の一例を示す機能ブロック図である。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムは、上記実施の形態とは、透かしとして新規生成するファイルの名前を、同じディレクトリ内の他のファイルと類似させる点で相違する。なお、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの全体構成は、上記実施形態の図1と同様であるので、図1を用いて説明する。
本実施形態のファイル名決定部310は、図15に示すように、図13の上記実施形態のファイル名決定部210の構成に加えて、新たな構成要素として類似文字列生成部318を備える。
本実施形態において、ファイル名決定部310は、電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、ファイル名に類似したファイル名を電子透かしとして生成する。
類似文字列生成部318は、埋め込み先ディレクトリ決定部214が選択したディレクトリ内の他のファイルと類似したファイル名を新規生成する。
たとえば、下記(S1)〜(S3)の手順で生成することができる。
(S1)フォルダ中で最も出現頻度の高い拡張子のファイルの集合を抽出する。
(S2)抽出されたファイル群から下記の情報を取り出す。
・l:ファイル名の平均長
・ext:ファイル名の拡張子
・str: ファイル名の中で最も出現頻度の高い文字列(先頭一致)
(S3)透かしの一部として、str***.ext(*は、ランダム文字列)という長さlのファイル名を生成する。
ファイル名生成部216は、埋め込み先ディレクトリ決定部214の決定したディレクトリの中に生成するファイル名を、類似文字列生成部318を用いて決定する。なお、上記の例では、strは、ファイル名の中で最も出現頻度の高い文字列としたが、これに限定されるものではなく、様々な態様が考えられる。
具体例として、類似文字列生成部318は、評価関数を用いてデジタルコンテンツ内のファイルおよびディレクトリの類似度Dを求め、類似度Dに基づいて、フォルダ中から所定のファイルの集合を抽出することができる。
評価関数は、たとえば、以下の式(1)〜式(3)のいずれかを用いることができる。いずれの評価関数を用いるかは、ユーザが選択することができ、さらに、係数の設定を変更することもできる。
Figure 0005482793
Figure 0005482793
Figure 0005482793
ここで、c1、c2、c3は重み付け係数、prefix_lengthはファイルおよびディレクトリを含む絶対パス名中の同じ文字列の長さ、n_filesは同じ文字列を含む絶対パス名のファイル数、diff_lengthは、絶対パス名中の異なる文字列の長さである。
また、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、電子透かし埋め込み装置において、図16のパラメータ設定画面330により、電子透かし埋め込み処理を行うための各種設定を行うことができる。すなわち、パラメータ設定画面330は、ファイル数入力欄331と、除外フォルダ入力欄332と、除外ファイル拡張子入力欄333と、評価関数選択リスト334と、評価関数用係数入力欄335と、設定ボタン336と、を含む。
ファイル数入力欄331は、管理対象となるデジタルコンテンツに対して埋め込む電子透かしとなるファイル名を有するファイルの数の指定を受け付ける。除外フォルダ入力欄332は、管理対象のデジタルコンテンツ内で、電子透かしの埋め込みを除外するフォルダの指定を受け付ける。除外ファイル拡張子入力欄333は、電子透かしとして生成するファイル名のうち、電子透かしに使用を禁止する拡張子の指定を受け付ける。
評価関数選択リスト334は、上述した電子透かしとなるファイル名を決定する際に使用する評価関数の選択を受け付ける。評価関数用係数入力欄335は、評価関数選択リスト334の中から選択された評価関数に必要な係数の設定変更を受け付ける。なお、パラメータ設定画面330で設定可能な各種パラメータはデフォルトで設定されていてもよい。設定ボタン336の押下を受け付けた時、各入力欄などに入力された設定を受け付け、各パラメータをメモリに記憶する。
本実施形態では、図13の上記実施形態のファイル名決定部210の構成に、さらに類似文字列生成部318を備えた構成を例として説明するが、これに限定されず、図2のファイル名決定部110の構成に、類似文字列生成部318を付加した構成とすることもできる。この場合は、たとえば、類似文字列生成部318により生成されるファイル名は、乱数生成部114によって指定された電子透かしの挿入箇所に対応するようにファイル名の先頭文字列を固定した後、ファイル名の残りの改変可能な部分に対して、上述した処理を用いて埋め込み先となったディレクトリ内の他のファイルと類似させればよい。ここで、先頭文字列を固定する際、たとえば、乱数生成部114によって指定された挿入箇所に対応する埋め込み先ディレクトリを決定することができるだけの文字列長分を少なくとも固定するようにすればよい。
このように構成された本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの動作について、以下に説明する。図17は、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムの電子透かし埋め込み処理におけるファイル名決定処理の動作の一例を示すフローチャートである。
本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムでは、電子透かしとなるファイルの名前を他のファイルと類似させる電子透かし埋め込み処理と、上記実施形態と同様の検出処理の2つの流れがある。
<電子透かし埋め込み処理>
本実施形態の電子透かし埋め込み処理は、図6で説明した上記実施形態の電子透かし埋め込み処理のステップS101における電子透かしとなるファイル名に決定処理が異なる。本実施形態では、図6のステップS101に代わるステップS301において、ファイル名決定部310を用いて、対象デジタルコンテンツに対する電子透かしとなるファイルの名前を生成する。ステップS103およびステップS105は、上記実施形態と同様である。
図6のステップS101のファイル名決定処理の詳細について図17を用いて以下に説明する。以下、図15乃至図17を用いて説明する。
まず、図17において、上記実施形態の図7のファイル名決定処理と、ステップS111、ステップS213、ステップS215は、同様である。
そして、ステップS215の後、ステップS317において、ファイル名生成部216が、類似文字列生成部318を用いて、ステップS215で埋め込み先ディレクトリ決定部214が決定したディレクトリの中に生成するファイルの名前を決定する。
電子透かし検出処理については、上記実施形態と同様であるので、説明を省略する。
以上、説明したように、本実施形態のデジタルコンテンツ管理システムによれば、類似文字列生成部318が、ディレクトリ内の他のファイルとの類似度を計算し、類似度の高いファイル名を生成することで、電子透かしとなるファイルに、ディレクトリ内のファイルと同じような名前を付けることができるので、電子透かしの秘匿性がより増す。このように、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、元から存在するファイル集合との識別を困難にしたため、攻撃者による電子透かしの改変や除去を困難にすることができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
なお、本発明のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、電子透かし埋め込み装置は、図2のファイル名決定部110、図13のファイル名決定部210、および図15のファイル名決定部310のうち少なくとも2つ以上を備えてもよく、適宜、少なくとも一つを動作させてもよい。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2009年8月14日に出願された日本出願特願2009−188083号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
また、本発明は以下の態様も含む。
(付記1)
電子透かしとなるファイル名を有するファイルを生成し、管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む電子透かし埋め込み手段と、
前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶手段と、
前記電子透かし情報記憶手段の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する電子透かし検出手段と、を備えるデジタルコンテンツ管理システム。
(付記2)
付記1に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名を複数生成し、前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
前記電子透かし情報記憶手段は、前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶し、
前記電子透かし検出手段は、前記電子透かし情報記憶手段の前記電子透かし情報を参照して、前記管理対象のデジタルコンテンツ内から前記電子透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かしとなる複数の前記ファイル名のうち少なくともいずれか1つを検出するデジタルコンテンツ管理システム。
(付記3)
付記1または2に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし埋め込み手段は、
前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
乱数を生成する乱数生成部と、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成するファイル名生成部と、を有し、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名生成部で生成された前記ファイル名を有するファイルを生成して前記デジタルコンテンツ内に前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理システム。
(付記4)
付記3に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記ファイル名生成部は、
特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理システム。
(付記5)
付記1乃至4いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし情報となる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定するディレクトリ決定手段をさらに備え、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ディレクトリ決定手段により決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理システム。
(付記6)
付記5に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記ディレクトリ決定手段は、
前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
乱数を生成する乱数生成部と、有し、
前記ディレクトリ決定手段は、生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定するデジタルコンテンツ管理システム。
(付記7)
付記1乃至6いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ファイル名に類似したファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理システム。
(付記8)
付記1乃至7いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含むデジタルコンテンツ管理システム。
(付記9)
付記1乃至8いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるデジタルコンテンツ管理システム。
(付記10)
付記1乃至9いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし検出手段により前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを前記管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する管理対象デジタルコンテンツ検出手段をさらに備えるデジタルコンテンツ管理システム。
(付記11)
付記1乃至10いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
前記電子透かし埋め込み手段は、複数の前記デジタルコンテンツを前記管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
前記電子透かし情報記憶手段は、前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を前記電子透かし情報として、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理システム。
(付記12)
電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み手段を備える電子透かし埋め込み装置。
(付記13)
付記12に記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記電子透かし埋め込み手段は、
前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
乱数を生成する乱数生成部と、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成するファイル名生成部と、を有し、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名生成部で生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み装置。
(付記14)
付記13に記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記ファイル名生成部は、
特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成する電子透かし埋め込み装置。
(付記15)
付記12乃至14いずれかに記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定するディレクトリ決定手段をさらに備え、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ディレクトリ決定手段により決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置。
(付記16)
付記15に記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記ディレクトリ決定手段は、
前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
乱数を生成する乱数生成部と、有し、
前記ディレクトリ決定手段は、生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定する電子透かし埋め込み装置。
(付記17)
付記12乃至16いずれかに記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ファイル名に類似したファイル名を前記電子透かし情報として生成する電子透かし埋め込み装置。
(付記18)
付記12乃至17いずれかに記載の電子透かし埋め込み装置において、
電子透かし情報記憶装置に接続され、
前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶する記憶手段をさらに備える電子透かし埋め込み装置。
(付記19)
付記18に記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名を複数生成し、前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
前記記憶手段は、前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する電子透かし埋め込み装置。
(付記20)
付記18または19に記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記電子透かし埋め込み手段は、複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
前記記憶手段は、前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する電子透かし埋め込み装置。
(付記21)
付記12乃至20いずれかに記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含む電子透かし埋め込み装置。
(付記22)
付記12乃至21いずれかに記載の電子透かし埋め込み装置において、
前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルである電子透かし埋め込み装置。
(付記23)
電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手段を備える電子透かし検出装置。
(付記24)
付記23に記載の電子透かし検出装置において、
前記電子透かし検出手段により前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する管理対象デジタルコンテンツ検出手段をさらに備える電子透かし検出装置。
(付記25)
付記23または24に記載の電子透かし検出装置において、
前記電子透かしとして前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続され、
前記電子透かし検出手段は、前記電子透かし情報記憶装置の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する電子透かし検出装置。
(付記26)
付記25に記載の電子透かし検出装置において、
前記電子透かし検出手段は、複数の前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶する前記電子透かし情報記憶装置を参照する電子透かし検出装置。
(付記27)
付記23乃至26いずれかに記載の電子透かし検出装置において、
前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含む電子透かし検出装置。
(付記28)
付記23乃至27いずれかに記載の電子透かし検出装置において、
前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルである電子透かし検出装置。
(付記29)
電子透かしをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
電子透かしとなるファイル名を有するファイルをデジタルコンテンツに埋め込む手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記30)
付記29に記載のプログラムにおいて、
前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する手順と、
乱数を生成する手順と、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成する手順と、
前記ファイル名を生成する手順で生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込む手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記31)
付記30に記載のプログラムにおいて、
特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記32)
付記29乃至31いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定する手順と、
決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込む手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記33)
付記32に記載のプログラムにおいて、
前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する手順と、
乱数を生成する手順と、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定する手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記34)
付記29乃至33いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記埋め込む手順は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ファイル名に類似したファイル名を前記電子透かし情報として生成する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記35)
付記29乃至34いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記電子透かし埋め込み装置は、電子透かし情報記憶装置に接続され、
前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記36)
付記35に記載のプログラムにおいて、
前記ファイル名を複数生成し、前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込む手順と、
前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記37)
付記35または36に記載のプログラムにおいて、
複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを前記各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込む手順と、
前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する手順とをさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記38)
デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置を実現するコンピュータプログラムであって、
電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記39)
付記38に記載のプログラムにおいて、
前記検出する手順で前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記40)
付記38または39に記載のプログラムにおいて、
前記電子透かしとして前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続されるコンピュータに、
前記電子透かし情報記憶装置を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記41)
付記40に記載のプログラムにおいて、
前記管理対象となる複数の前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶した前記電子透かし情報記装置を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記42)
付記29乃至41いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含むプログラム。
(付記43)
付記29乃至42いずれかに記載のプログラムにおいて、
前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるプログラム。
(付記44)
電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
(付記45)
付記44に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与し、
乱数を生成し、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、
特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成し、
生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
(付記46)
付記45に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記47)
付記44乃至46いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定し、
決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
(付記48)
付記47に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与し、
乱数を生成し、
生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記49)
付記44乃至48いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
決定した前記ディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ファイル名に類似したファイル名を前記電子透かし情報として生成するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記50)
電子透かしとしてデジタルコンテンツに埋め込まれたファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行うデジタルコンテンツ管理方法。
(付記51)
付記50に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記52)
電子透かし情報記憶装置に接続された電子透かし埋め込み装置が、
電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に生成して埋め込み、
前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記53)
付記52に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記電子透かし埋め込み装置が、
前記ファイル名を複数生成し、前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしを前記電子透かし情報として、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記54)
付記52または53に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記電子透かし埋め込み装置が、
複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記55)
デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしとなるファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続される電子透かし検出装置が、
前記電子透かし情報記憶装置の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出するデジタルコンテンツ管理方法。
(付記56)
付記44乃至55いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含むデジタルコンテンツ管理方法。
(付記57)
付記44乃至56いずれかに記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるデジタルコンテンツ管理方法。

Claims (54)

  1. 電子透かしとなるファイル名を有するファイルを生成し、前記ファイル名を有する前記ファイルを管理対象であるデジタルコンテンツ内に埋め込む電子透かし埋め込み手段と、
    前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶手段と、
    前記電子透かし情報記憶手段の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する電子透かし検出手段と、を備えるデジタルコンテンツ管理システム。
  2. 請求項1に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名を複数生成し、前記ファイル名を有する複数の前記ファイルを前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
    前記電子透かし情報記憶手段は、前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶し、
    前記電子透かし検出手段は、前記電子透かし情報記憶手段の前記電子透かし情報を参照して、前記管理対象のデジタルコンテンツ内から前記電子透かし情報記憶手段に記憶された前記電子透かしとなる複数の前記ファイル名のうち少なくともいずれか1つを検出するデジタルコンテンツ管理システム。
  3. 請求項1または2に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし埋め込み手段は、
    前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
    乱数を生成する乱数生成部と、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成するファイル名生成部と、を有し、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名生成部で生成された前記ファイル名を有するファイルを生成して前記デジタルコンテンツ内に前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理システム。
  4. 請求項3に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記ファイル名生成部は、
    特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理システム。
  5. 請求項1乃至4いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし情報となる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定するディレクトリ決定手段をさらに備え、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ディレクトリ決定手段により決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理システム。
  6. 請求項5に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記ディレクトリ決定手段は、
    前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
    乱数を生成する乱数生成部と、を有し、
    前記ディレクトリ決定手段は、生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定するデジタルコンテンツ管理システム。
  7. 請求項1乃至6いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ディレクトリ内の前記ファイルの前記ファイル名に類似したファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理システム。
  8. 請求項1乃至7いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含むデジタルコンテンツ管理システム。
  9. 請求項1乃至8いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるデジタルコンテンツ管理システム。
  10. 請求項1乃至9いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし検出手段により前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを前記管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する管理対象デジタルコンテンツ検出手段をさらに備えるデジタルコンテンツ管理システム。
  11. 請求項1乃至10いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理システムにおいて、
    前記電子透かし埋め込み手段は、複数の前記デジタルコンテンツを前記管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
    前記電子透かし情報記憶手段は、前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を前記電子透かし情報として、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理システム。
  12. 電子透かしとなるファイル名を生成し、複数のファイルを含むファイルセットを含むデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、前記ファイル名を有するファイルを挿入することで、前記電子透かしを前記デジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み手段を備える電子透かし埋め込み装置。
  13. 請求項12に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記電子透かし埋め込み手段は、
    前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
    乱数を生成する乱数生成部と、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成するファイル名生成部と、を有し、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名生成部で生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込む電子透かし埋め込み装置。
  14. 請求項13に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記ファイル名生成部は、
    特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成する電子透かし埋め込み装置。
  15. 請求項12乃至14いずれか1項に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定するディレクトリ決定手段をさらに備え、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ディレクトリ決定手段により決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込む電子透かし埋め込み装置。
  16. 請求項15に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記ディレクトリ決定手段は、
    前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する番号付与部と、
    乱数を生成する乱数生成部と、有し、
    前記ディレクトリ決定手段は、生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定する電子透かし埋め込み装置。
  17. 請求項12乃至16いずれか1項に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ディレクトリ内の前記ファイルの前記ファイル名に類似したファイル名を子透かし情報として生成する電子透かし埋め込み装置。
  18. 請求項12乃至17いずれか1項に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    電子透かし情報記憶装置に接続され、
    前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶する記憶手段をさらに備える電子透かし埋め込み装置。
  19. 請求項18に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記電子透かし埋め込み手段は、前記ファイル名を複数生成し、前記ファイル名を有する複数の前記ファイルを前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
    前記記憶手段は、前記電子透かし埋め込み手段により前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する電子透かし埋め込み装置。
  20. 請求項18または19に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記電子透かし埋め込み手段は、複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
    前記記憶手段は、前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する電子透かし埋め込み装置。
  21. 請求項12乃至20いずれか1項に記載の電子透かし埋め込み装置において、
    前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルである電子透かし埋め込み装置。
  22. 複数のファイルを含むファイルセットを含むデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを挿入することで、前記デジタルコンテンツに前記電子透かしが埋め込まれており、当該デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなるファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手段を備える電子透かし検出装置。
  23. 請求項22に記載の電子透かし検出装置において、
    前記電子透かし検出手段により前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する管理対象デジタルコンテンツ検出手段をさらに備える電子透かし検出装置。
  24. 請求項22または23に記載の電子透かし検出装置において、
    前記電子透かしとして前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続され、
    前記電子透かし検出手段は、前記電子透かし情報記憶装置の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する電子透かし検出装置。
  25. 請求項24に記載の電子透かし検出装置において、
    前記電子透かし検出手段は、複数の前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶する前記電子透かし情報記憶装置を参照する電子透かし検出装置。
  26. 請求項22乃至25いずれか1項に記載の電子透かし検出装置において、
    前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルである電子透かし検出装置。
  27. 電子透かしをデジタルコンテンツに埋め込む電子透かし埋め込み装置を実現するためのコンピュータプログラムであって、
    電子透かしとなるファイル名を生成し、複数のファイルを含むファイルセットを含むデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、前記ファイル名を有するファイルを挿入することで、前記電子透かしを前記デジタルコンテンツに埋め込む手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  28. 請求項27に記載のプログラムにおいて、
    前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与する手順と、
    乱数を生成する手順と、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成する手順と、
    前記ファイル名を生成する手順で生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込む手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  29. 請求項28に記載のプログラムにおいて、
    特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  30. 請求項27乃至29いずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定する手順と、
    決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込む手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  31. 請求項30に記載のプログラムにおいて、
    前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与する手順と、
    乱数を生成する手順と、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定する手順と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  32. 請求項27乃至31いずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記埋め込む手順は、前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ディレクトリ内の前記ファイルの前記ファイル名に類似したファイル名を子透かし情報として生成する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  33. 請求項27乃至32いずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記電子透かし埋め込み装置は、電子透かし情報記憶装置に接続され、
    前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  34. 請求項33に記載のプログラムにおいて、
    前記ファイル名を複数生成し、生成されたファイル名を有する複数の前記ファイルを前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込む手順と、
    前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしの前記電子透かし情報を、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する手順と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  35. 請求項33または34に記載のプログラムにおいて、
    複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを前記各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込む手順と、
    前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶する手順とをさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  36. デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしを検出する電子透かし検出装置を実現するコンピュータプログラムであって、
    複数のファイルを含むファイルセットを含むデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを挿入することで、前記デジタルコンテンツに前記電子透かしが埋め込まれており、当該デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなるファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行う電子透かし検出手順をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  37. 請求項36に記載のプログラムにおいて、
    前記電子透かし検出手順で前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  38. 請求項36または37に記載のプログラムにおいて、
    前記電子透かしとして前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続されるコンピュータに、
    前記電子透かし情報記憶装置を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  39. 請求項38に記載のプログラムにおいて、
    前記管理対象となる複数の前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けてそれぞれ記憶した前記電子透かし情報記憶装置を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出する手順をさらにコンピュータに実行させるためのプログラム。
  40. 請求項27乃至39いずれか1項に記載のプログラムにおいて、
    前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるプログラム。
  41. 電子透かしとなるファイル名を生成し、複数のファイルを含むファイルセットを含む管理対象であるデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、前記生成されたファイルを挿入することで、前記電子透かしを前記デジタルコンテンツ内に埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
  42. 請求項41に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記デジタルコンテンツ内のファイルのファイル名またはディレクトリ名を含むファイル名を検出し、互いに異なる番号を付与し、
    乱数を生成し、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ファイル名を特定し、
    特定された前記ファイル名に基づいて前記電子透かしとなる前記ファイル名を生成し、
    生成された前記ファイル名を有するファイルを前記デジタルコンテンツ内に生成して前記電子透かしとして埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
  43. 請求項42に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    特定された前記ファイル名と類似するファイル名を前記電子透かしとして生成するデジタルコンテンツ管理方法。
  44. 請求項41乃至43いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記電子透かしとなる前記ファイル名を有する前記ファイルの埋め込み先となる前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを決定し、
    決定された前記デジタルコンテンツ内の前記ディレクトリに前記ファイルを生成して前記電子透かしを埋め込むデジタルコンテンツ管理方法。
  45. 請求項44に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記デジタルコンテンツ内のディレクトリを検出し、互いに異なる番号を付与し、
    乱数を生成し、
    生成された前記乱数に対応する前記番号を有する前記ディレクトリを前記ファイルの前記埋め込み先として決定するデジタルコンテンツ管理方法。
  46. 請求項41乃至45いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記電子透かしの埋め込み先となるディレクトリ内のファイルのファイル名を検証し、前記ディレクトリ内の前記ファイルの前記ファイル名に類似したファイル名を子透かし情報として生成するデジタルコンテンツ管理方法。
  47. 複数のファイルを含むファイルセットを含むデジタルコンテンツの前記ファイルセット内に、電子透かしとなるファイル名を有するファイルを挿入することで、前記デジタルコンテンツに前記電子透かしが埋め込まれており、当該デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなるファイル名を検出することで前記電子透かしの検出を行うデジタルコンテンツ管理方法。
  48. 請求項47に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記電子透かしとなる前記ファイル名が検出されたデジタルコンテンツを管理対象の前記デジタルコンテンツとして検出するデジタルコンテンツ管理方法。
  49. 電子透かし情報記憶装置に接続された電子透かし埋め込み装置が、
    電子透かしとなるファイル名を有するファイルを、管理対象であるデジタルコンテンツ内に生成して埋め込み、
    前記デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置に記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
  50. 請求項49に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記電子透かし埋め込み装置が、
    前記ファイル名を複数生成し、前記デジタルコンテンツにそれぞれ埋め込み、
    前記デジタルコンテンツに埋め込まれた複数の前記電子透かしを前記電子透かし情報として、当該デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
  51. 請求項49または50に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記電子透かし埋め込み装置が、
    複数の前記デジタルコンテンツを管理対象として、前記電子透かしを各デジタルコンテンツ内にそれぞれ埋め込み、
    前記各デジタルコンテンツに埋め込まれた前記電子透かしとなる前記ファイル名を、前記各デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて前記電子透かし情報記憶装置にそれぞれ記憶するデジタルコンテンツ管理方法。
  52. デジタルコンテンツに埋め込まれた電子透かしとなるファイル名を電子透かし情報として、前記電子透かしが埋め込まれた前記デジタルコンテンツの識別情報と関連付けて記憶する電子透かし情報記憶装置に接続される電子透かし検出装置が、
    前記電子透かし情報記憶装置の前記電子透かし情報を参照して、検証対象のデジタルコンテンツ内から、前記電子透かし情報記憶装置に記憶された前記電子透かしとなる前記ファイル名を検出するデジタルコンテンツ管理方法。
  53. 請求項49乃至52いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記デジタルコンテンツは、ファイルセットを含むデジタルコンテンツ管理方法。
  54. 請求項41乃至53いずれか1項に記載のデジタルコンテンツ管理方法において、
    前記デジタルコンテンツは、仮想マシンイメージファイルであるデジタルコンテンツ管理方法。
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