JP5482789B2 - 投射型画像表示装置およびその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、投射型画像表示装置およびその制御方法に関し、特には、レーザ光を走査してスクリーン上に画像を表示する投射型画像表示装置およびその制御方法に関する。
ハロゲンランプや高圧水銀ランプなどの光源から出射されたインコヒーレント光を液晶ライトバルブなどの面状の画像表示素子に投射し、その画像表示素子からの出射光を、投射レンズでスクリーンに拡大投射して画像を表示する投射型画像表示装置が知られている。
このような投射型画像表示装置では、インコヒーレント光が使用されているため、電力消費が大きいという問題や、表示画像の輝度が小さいという問題があった。また、光源から出射されるインコヒーレント光の波長帯域が広いため、色度域を広くすることが困難であった。さらに、画像表示素子として面状の画像表示素子が使用されているため、装置の小型化が困難であった。また、表示画像が投射レンズの焦点深度以内に投射されないと、その表示画像のピントが合わないため、使用者はスクリーンの位置に応じてピントを調節する必要があり、利便性を損ねるという問題もあった。
これらの問題を解決するための技術として、レーザ光を出射するレーザ光源を用いた投射型画像表示装置が提案または開発されている。このような投射型画像表示装置には、光源から出射されたレーザ光を2次元走査してスクリーンに投射することで、画像を表示する走査型画像表示装置がある。
レーザ光源を用いた投射型画像表示装置では、スクリーン上にスペックルと呼ばれる人間にとって目障りなノイズが生じるために、画質が低いという問題がある。スペックルは、レーザ光のようなコヒーレンスを有する光がスクリーンに投射された際に、そのスクリーン上の各点で散乱された光が干渉することで生じる斑点状のノイズである。
このようなスペックルを低減させることが可能な技術には、特許文献1に記載の2次元画像表示装置や特許文献2に記載の光出射装置がある。
これらの技術では、光源から出射されたレーザ光の偏光状態(偏光方向および偏光の種類)がランダムに変更され、その偏光状態が変更されたレーザ光がスクリーンに投射される。これにより、スペックルのパターンが時間と共に変化するので、スペックルを時間的に平均化することが可能になり、スペックルを低減させることが可能になる。
再表2005/061114号公報 特開2006−091471号公報
特許文献1および2に記載の技術では、スペックルの低減率が小さいという問題がある。以下、この問題の原因について説明する。
図1は、スペックルの発生原因を説明するための説明図である。
図1で示されたように、光源から出射されたレーザ光101は、スクリーン102で反射して、その反射光103が使用者の目に入射される。レーザ光101が楕円偏光状態であるとすると、そのレーザ光101の電場ベクトルの互いに直交する偏光成分ExおよびEyは、数1で表される。
Figure 0005482789
ここで、jは、虚数単位を示し、δは、偏光成分ExおよびEyの位相差を示す。
また、スクリーン102における偏光成分Exの複素振幅反射率rxと、スクリーン102における偏光成分Eyの複素振幅反射率ryは、数2で表される。
Figure 0005482789
ここで、Rx(x、y)およびRy(x、y)は、スクリーン102における振幅反射率であり、φx(x、y)およびφy(x、y)は、スクリーン102における位相の跳びである。
この場合、反射光103の電場ベクトルの互いに直交する偏光成分の振幅AxおよびAyは、数3で表される。
Figure 0005482789
このとき、スクリーン102が完全拡散面であると仮定すると、レーザ光がスクリーンで反射された際にそのレーザ光の偏光状態が解消され、反射光103には、振幅AxおよびAyが足し合わされた振幅を有する光が現れる。このような光の光強度I(x、y)は、数4で表される。
Figure 0005482789
数4の右辺の第2項である2Ax・Ay・cos(φ―δ)は、反射光103の干渉によって現れる干渉項であり、この干渉項に係る光強度がスペックルとして現れる。
特許文献1および2に記載の技術では、レーザ光の偏光状態をランダムに変化させることで、位相差δをランダムに変化させている。このため、干渉項が時間的に平均化されて、スペックルが時間的に平均化される。しかしながら、この干渉項自体を抑制しているわけではないので、スペックルの低減率が小さい。
本発明の目的は、上記の課題であるスペックルの低減率が小さいという問題を解決することが可能な投射型画像表示装置およびその制御方法を提供することである。
本発明による投射型画像表示装置は、映像信号に応じて変調された光を出射する光源と、前記光源から出射された光を投射して画像を表示する投射手段と、前記光源から前記投射手段へ出射された光、または、前記投射手段が投射した光の偏光状態を変更する変更手段と、予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択し、前記変更手段にて変更される偏光状態を、当該選択した特定偏光状態に切り替えていく制御手段と、を含む。
また、本発明による制御方法は、映像信号に応じて変調された光を出射する光源と、前記光源から出射された光を投射して画像を表示する投射手段と、前記光源から前記投射手段へ出射された光、または、前記投射手段が投射した光の偏光状態を変更する変更手段と、を含む投射型画像表示装置の制御方法であって、予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する選択ステップと、前記変更手段にて変更される偏光状態を当該選択された特定偏光状態に切り替えていく切替ステップと、を含む。
本発明によれば、スペックルの低減率を向上させることが可能になる。
スペックルの発生原因を説明するための説明図である。 本発明の第一の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。 特定偏光状態の切り替え方法をより詳細に説明するための説明図である。 液晶セルの特性をより詳細に説明するための説明図である。 交流電圧の振幅と偏光成分の位相差との関係の一例を示した説明図である。 交流電圧の一例を示した説明図である。 スペックルコントラストと特定偏光状態との関係を示した説明図である。 本発明の第二の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。 ダイクロイックプリズムの反射率および透過率と波長との関係の一例を示した説明図である。 ダイクロイックプリズムの反射率および透過率と波長との関係の他の例を示した説明図である。 ECBモードの液晶セルの配置例を説明するための説明図である。 交流電圧の振幅と偏光成分の位相差との関係の他の例を示した説明図である。 本発明の第三の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。 走査部の構成例を示した模式図である。 偏光状態変調部の構成例を示した模式図である。 本発明の第四の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明では、同じ機能を有する構成には同じ符号を付け、その説明を省略する場合がある。
図2は、本発明の第一の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。図2において、投射型画像表示装置は、光源1a〜1cと、偏光状態変調部2a〜2cと、色合成部3と、走査部4と、制御部5とを含む。
光源1a〜1cのそれぞれは、互いに波長の異なるレーザ光を出射する。
以下では、光源1aは、青色レーザ光(波長:440nm)を出射し、光源1bは、赤色レーザ光(波長:640nm)を出射し、光源1cは、緑色レーザ光(波長:532nm)を出射するものとする。また、光源1a〜1cのそれぞれから出射される各レーザ光のビーム径は、700μmであるとする。
また、光源1aおよび1bは、半導体レーザであるとする。具体的には、光源1aは、440nmの青色半導体レーザであり、光源1bは、640nmの赤色半導体レーザであるとする。また、光源1cは、1064nmの赤外線半導体レーザと、その赤外線半導体レーザからの赤外線レーザ光の第二高調波(532nm)を緑色レーザ光として出射する光学素子(SHG(second harmonic generation)など)とを有する。
なお、光源1a〜1cは、これらの例に限らず適宜変更可能である。例えば、光源1cは、ファイバーレーザでもよい。
偏光状態変調部2a〜2cは、変更手段の一例である。偏光状態変調部2a〜2cのそれぞれは、光源1a〜1cのいずれかひとつと一対一で対応し、その対応する光源から走査部4へ出射されたレーザ光の偏光状態を変更する。以下、偏光状態変調部2aは、光源1aに対応し、偏光状態変調部2bは、光源1bに対応し、偏光状態変調部2cは、光源1cに対応するものとする。
色合成部3は、偏光状態変調部2a〜2cのそれぞれで偏光状態が変更されたレーザ光を合成して合成光を生成する。より具体的には、色合成部3は、そのレーザ光を同一の光軸上に合成する。色合成部3は、例えば、ダイクロイックミラー、ダイクロイックプリズムまたはファイバーカップラなどの合波光学系である。本実施形態では、色合成部3は、ダイクロイックミラーであるとする。
走査部4は、投射手段の一例である。走査部4は、色合成部3が生成した合成光を2次元走査することで、その合成光をスクリーン10に投射して、画像をスクリーン10上に表示する。なお、スクリーン10は、光を反射する際にその光の偏光状態が解消される面を有する。
具体的には、走査部4は、合成光を水平方向に走査する水平スキャナと、水平スキャナで走査された合成光を垂直方向に走査して投射する垂直スキャナとを有する。例えば、走査部4は、水平スキャナとして共振型マイクロメカニカル走査素子を有し、垂直スキャナとしてガルバノミラーとを有する。また、走査部4は、合成光を共振型マイクロメカニカル走査素子で水平方向に往復走査し、その水平方向に走査された合成光をガルバノミラーで垂直方向に片道走査することで、合成光を2次元走査する。
本実施形態では、走査部4は、共振型マイクロメカニカル走査素子およびガルバノミラーを有し、共振型マイクロメカニカル走査素子には、直径1000μmの矩形ミラーを用い、ガルバノミラーには、直径1200μmの矩形ミラーを用いるものとする。
また、スクリーン10に表示される画像の画像精細度としては、水平方向の画素数が1280であり、垂直方向の画素数が1024であるとする。また、その画像のサイズとしては、投射距離が100cmのときに、水平方向が160cmであり、垂直方向が120cmであるとする。
制御部5は、投射型画像表示装置の各部を制御する。具体的には、制御部5は以下の処理を行う。
制御部5は、映像信号を受け付け、その映像信号に応じて光源1a〜1cのそれぞれから出射されるレーザ光の光強度を変調する。これにより、光源1a〜1cのそれぞれは、映像信号に応じて変調されたレーザ光を出射することになり、走査部4は映像信号に応じた画像をスクリーン10に表示することになる。
例えば、制御部5は、光源1a〜1cのそれぞれに供給する電流を映像信号に応じて変調する電流制御変調を用いて、光源1a〜1cのそれぞれから出射されるレーザ光の光強度を変調する。また、制御部5は、光源1a〜1cのそれぞれが光変調器を有していれば、その光変調器を映像信号に応じて制御して、光源1a〜1cのそれぞれから出射されるレーザ光の光強度を変調してもよい。光変調器としては、例えば、音響光学素子、グレーティング型MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)変調器、導波路型変調器または電気光学結晶などが挙げられる。なお、制御部5は、光源ごとに異なる方法を用いて、その光源から出射されるレーザ光を変調してもよい。
本実施形態では、制御部5は、電流制御変調を用いて光源1aおよび光源1bから出射されるレーザ光を変調する。また、光源1cは音響光学素子を有し、制御部5は、その音響光学素子を映像信号に応じて制御して、光源1cから出射されるレーザ光を変調するものとする。
また、制御部5は、走査部4を駆動させる。例えば、制御部5は、走査部4の共振型マイクロメカニカル走査素子を、振れ角±20度、かつ、周波数31KHzで駆動させ、走査部4のガルバノミラーを、振れ角±15度、かつ、周波数が60Hzでノコギリ波駆動させる。
また、制御部5は、予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する。ここで、制御部5は、映像信号の同期信号に基づいて、映像信号の1フレームごとに特定偏光状態を選択することが望ましい。また、特定偏光状態は二つあり、制御部5は、その二つの特定偏光状態を交互に選択することが望ましい。さらに、二つの特定偏光状態の一方のレーザ光の互いに直交する偏光成分の位相差と、他方のレーザ光の互いに直交する偏光成分の位相差とが180°異なっていることが望ましい。さらに言えば、二つの特定偏光状態のそれぞれは、右円偏光状態および左円偏光状態であることが望ましい。
制御部5は、特定偏光状態を選択するたびに、偏光状態変調部2a〜2cにて変更される偏光状態を、その選択した特定偏光状態に切り替えていく。
次に偏光状態の切り替えについてより詳細に説明する。
図3は、偏光状態の切り替えを説明するための説明図である。なお、偏光状態変調部2a〜2cは同じ構成を有するため、以下では、偏光状態変調部2aを例に説明する。また、光源1a〜1cから出射されるレーザ光は、直線偏光状態であるとする。
図3では、偏光状態変調部2aとして、ECB(電界制御型複屈折:Electrically Controlled Birefringence)モードの液晶セル21が用いられている。また、液晶セル21は、交流電圧が印加されていない電圧無印加時において液晶分子の長軸方向が液晶セル21の基板22に略平行に並ぶホモジニアス配向を有しているものとする。
液晶セル21に交流電圧が印加されると、その交流電圧の振幅に応じて、液晶セル21の複屈折率Δnが変化する。なお、液晶セル21の遅相軸方向(図3のx方向)の屈折率である異常光屈折率をne、液晶セル21の進相軸方向(図3のy方向)の屈折率である常光屈折率をnoとすると、複屈折率Δnは、Δn=ne−noで表される。
図4は、液晶セル21の特性をより詳細に説明するための説明図である。図4では、電圧無印加時における液晶セル21内の液晶分子23aの配向状態と、交流電圧が印加されている電圧印加時における液晶セル21内の液晶分子23bの配向状態とが示されている。液晶分子23aでは、その長軸方向が基板22と略平行になっている。また、液晶分子23bでは、その長軸方向が基板22と平行となっていない。
図4で示されたように、液晶セル21に交流電圧が印加されると、液晶セル21内の液晶分子の配向状態が変化する。これにより、液晶セル21の異常光屈折率が変化して、液晶セル21の複屈折率Δnが変化する。
図3の説明に戻る。液晶セル21に入射されたレーザ光の遅相軸方向の偏光成分は異常光屈折率に応じた速度で液晶セル21を通過し、そのレーザ光の進相軸方向の偏光成分は常光屈折率に応じた速度で液晶セル21を通過する。これにより、異常光屈折率および常光屈折率が異なると、レーザ光の各偏光成分に位相差が生じ、レーザ光の偏光状態が変化する。
異常光屈折率は、上述のように、液晶セル21に印加された交流電圧の振幅に応じて変化するので、制御部5は、液晶セル21に印加する交流電圧の振幅を切り替えていくことで、液晶セル21で変更されるレーザ光の偏光状態を切り替えていくことが可能になる。
図5は、交流電圧の振幅Vと各偏光成分の位相差δとの関係の一例を示した説明図である。図5において、横軸は、交流電圧の振幅V[V]を示し、縦軸は、各偏光成分の位相差δ[°]である。なお、制御部5は、図6で示したような、偏光状態を切り替える偏光切り替え期間を1周期とする矩形波の交流電圧である印加電圧26を液晶セル21に印加している。なお、図6では、偏光切り替え期間は、映像信号の1フレーム期間である1/60秒としている。
なお、図5で示されたような振幅Vと位相差δの関係は、レーザ光が液晶セル21に入射される入射角度に応じて変化する。図5では、レーザ光が液晶セル21に垂直に入射された場合における、振幅Vと位相差δとの関係が示されている。
図5で示されたように、交流電圧の振幅Vが閾値25より小さい場合、位相差δは初期値「0」のまま変化しない。このため、制御部5は、偏光状態を切り替えるためには、閾値25より大きい振幅の交流電圧を液晶セル21に印加する必要がある。
特定偏光状態が右円偏光状態および左円偏光状態の場合、各偏光成分の位相差δを90°および270°(−90°)にするために、制御部5は、振幅が2.1Vの矩形波と、振幅が3.9Vの矩形波とを交互に液晶セル21に印加する。なお、液晶セル21は、レーザ光が液晶セル21に垂直に入射されるように、レーザ光の光路上に配置される。
また、右円偏光状態および左円偏光状態では、各偏光成分の振幅を等しくする必要があるため、液晶セル21は、レーザ光の偏光方向24と液晶セル21の遅延軸方向(x方向)とが45°を成すように配置される。
次に、スペックルノイズの強さを表わすスペックルコントラストを評価する。なお、スペックルコントラストは、具体的には、光の空間的な強度分布の標準偏差を、その強度分布の平均値で除算した値であり、スペックルノイズが強いほど大きくなる。
図7は、スペックルコントラストと特定偏光状態との関係を示した説明図である。図7では、偏光状態の切り替えを行っていない場合と、特定偏光状態を右円偏光状態(δ=90°)および右楕円偏光状態(δ=45°)とした場合と、特定偏光状態を右楕円偏光状態(δ=45°)と左楕円偏光状態(δ=−45°)とした場合と、特定偏光状態を右円偏光状態(δ=90°)と左円偏光状態(δ=−90°)とした場合とのそれぞれにおける、スペックルコントラスト[%]が示されている。なお、偏光切り替え期間は、映像信号の1フレーム期間である1/60秒としている。
図7で示されたように、スペックルコントラストは、偏光状態の切り替えを行っていない場合、24.0%であったが、偏光状態の切り替えを行った場合、特定偏光状態に関わらず、24.0%よりも低くなっている。
特に、スペックルコントラストが最も低減されるのは、特定偏光状態を右円偏光状態および左円偏光状態とした場合であり、このときのスペックルコントラストは、18.9%である。
この場合、右円偏光状態の光の光強度分布IRと、左円偏光状態の光の光強度分布ILとの平均値は、数5で表すことができる。
Figure 0005482789
数5で示されたように、特定偏光状態を右円偏光状態および左円偏光状態とした場合、スペックルの要因となる干渉項が打ち消されるので、スペックルノイズの低減率が最も高くなる。
なお、光源1aおよび1bに供給する映像信号に応じた電流に高周波電流を重畳すると、光源1aおよび1bである半導体レーザの波長幅が広がり、光源1aおよび1bから出射される赤色レーザ光および青色レーザ光に起因するスペックルが低減することが知られている。
特定偏光状態を右円偏光状態および左円偏光状態とした場合において、高周波電流として周波数が300MHzの電流を重畳させた場合、光源1aおよび1bから出射される赤色レーザ光および青色レーザ光から生じるスペックルは、12%まで低減した。
また、スクリーン10の偏光を解消させる作用が大きいほど、つまり、スクリーン10が完全拡散面に近いほど、スペックルコントラストを低減することができる。スクリーン10が略完全拡散面であり、かつ、特定偏光状態が右円偏光状態および左円偏光状態の場合、スペックルコントラストは、2%まで低減した。
なお、このスペックルコントラストの評価には、以下に記載の装置構成を用いた。
偏光状態変調部2a〜2cである液晶セル21は、波長が532nmのレーザ光に対して、常光屈折率no=1.5、異常光屈折率ne=1.7、複屈折率Δn=ne−no=0.2となるネマッティック液晶を用いた。なお、これらの常光屈折率no、異常光屈折率neおよび複屈折率Δnの値は、電圧無印加時における値である。また、液晶セル21のセルギャップ間隔は、5μmである。
また、制御部5は、走査部4の共振型マイクロメカニカル走査素子およびガルバノミラーの駆動に同期して、画素クロック(12.7ns)の1/6以下の2ns単位で光源1a〜1cの発光タイミングと発光強度とを制御する。また、偏光切り替え期間は、1/60秒である。
また、焦点距離18mm、瞳径2.25mmのレンズを装着したCMOSセンサ(画素ピッチ:2.2μm)を用いた人間の眼球を模した評価系で光強度分布を測定し、その測定値に基づいてスペックルコントラストを評価した。
なお、特定偏光状態が右円偏光状態および左円偏光状態の場合、制御部5は、偏光状態変調部2aに印加する交流電圧の振幅を2.6Vおよび5.6Vとし、偏光状態変調部2bに印加する交流電圧の振幅を1.8Vおよび4.0Vとし、偏光状態変調部2cに印加する交流電圧の振幅を2.2Vおよび4.8Vとした。
次に効果を説明する。
本実施形態では、光源1a〜1cは、映像信号に応じて変調されたレーザ光を出射する。走査部4は、光源1a〜1cから出射されたレーザ光を投射する。偏光状態変調部2a〜2cは、光源1a〜1cから走査部4に出射されたレーザ光の偏光状態を変更する。制御部5は、予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する。制御部5は、偏光状態変調部2a〜2cにて変更される偏光状態を、その選択した特定偏光状態に切り替えていく。
この場合、光源1a〜1cから出射されたレーザ光の偏光状態が予め定められた複数の特定偏光状態の中で所定に順番に従って切り替えられる。したがって、ある特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を、他の特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を用いて抑制することが可能になるので、スペックルの低減率を向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、特定偏光状態は二つあり、制御部5は、その二つの特定偏光状態を交互に選択する。
この場合、一方の特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を、他方の特定偏光状態に対応する干渉項を用いて抑制することが可能になるので、速やかに干渉項を抑制することが可能になり、スペックルの低減率をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、二つの特定偏光状態の一方のレーザ光の互いに直交する偏光成分の位相差と、他方のレーザ光の互いに直交する偏光成分の位相差とが180°異なっている。
この場合、一方の特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を、他方の特定偏光状態に対応する干渉項を用いて効率よく抑制することが可能になり、スペックルの低減率をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、特定偏光状態は、右円偏光状態および左円偏光状態である。この場合、一方の特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を、他方の特定偏光状態のレーザ光に対応する干渉項を用いて打ち消すことが可能になるので、スペックルの低減率をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、制御部5は、映像信号の1フレームごとに特定偏光状態を選択する。この場合、スクリーン10の同じ位置に入射されるレーザ光の特定偏光状態を変更することが可能になり、スペックルの低減率をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、偏光状態変調部2a〜2cのそれぞれは、光源1a〜1cのいずれか一つと対応し、その対応する光源から出射されたレーザ光の偏光状態を変更する。この場合、光源1a〜1cから出射されたレーザ光のそれぞれの偏光状態を適切に切り替えることが可能になり、スペックルの低減率をより向上させることが可能になる。
また、本実施形態では、光源1a〜1cから出射される光としてレーザ光を用い、投射手段として、レーザ光を走査して投射する走査部4を用いている。
この場合、レーザ光を走査して投射すると強いスペックルが発生されるが、そのスペックルの低減率を向上させることが可能になるので、スペックルを大きく低減させることが可能になる。
次に第二の実施形態について説明する。
図8は、本実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。図8において、投射型画像表示装置は、光源1a〜1cと、色合成部3と、走査部4と、制御部5と、偏光状態変調部6とを含む。
光源1aおよび1bから出射されるレーザ光は、紙面に対して垂直方向に偏光しており、ダイクロイックプリズム32および33の反射面のそれぞれに対してS偏光であるとする。また、光源1cから出射されるレーザ光は、紙面に対して水平方向に偏光しており、ミラー31の反射面に対してP偏光であるとする。なお、ダイクロイックプリズム32および33の反射面とミラー31の反射面とは、並行である。
色合成部3は、ミラー31と、ダイクロイックプリズム32および33とを含む。
ミラー31は、光源1cから出射された緑色レーザ光を反射する。なお、反射されたレーザ光は、P偏光のままであるとする。
ダイクロイックプリズム32は、ミラー31で反射された緑色レーザ光を透過し、光源1bから出射された赤色レーザ光を反射する。
図9は、ダイクロイックプリズム32の反射率および透過率と、波長との関係を示した説明図である。図9において、横軸は、レーザ光の波長(nm)を示し、縦軸は、反射率または透過率(%)を示す。また、図9では、S偏光の透過率(S透過)と、P偏光の透過率(P透過)と、S偏光の反射率(S反射)とが示されている。S偏光の透過率は、波長が445nmのときに100%となり、P偏光の透過率は、波長が532nmのときに100%となり、S偏光の反射率は、波長が640nmのときに100%となる。
図9で示されたように、ダイクロイックプリズム32は、P偏光の緑色レーザ光(波長:532nm)を99%以上透過し、S偏光の赤色レーザ光(波長:640nm)を99%以上反射することが可能である。
図8の説明に戻る。ダイクロイックプリズム33は、ダイクロイックプリズム32を透過した緑色レーザ光と、ダイクロイックプリズム32で反射された赤色レーザ光と、を透過し、光源1aから出射された青色レーザ光を反射する。
図10は、ダイクロイックプリズム33の反射率および透過率と、波長との関係を示した説明図である。図10において、横軸は、レーザ光の波長(nm)を示し、縦軸は、反射率または透過率(%)を示す。また、図10では、S偏光の透過率と、P偏光の透過率と、S偏光の反射率とが示されている。S偏光の反射率は、波長が445nmのときに100%となり、P偏光の透過率は、波長が532nmのときに100%となり、S偏光の透過率は、波長が640nmのときに100%となる。
図10で示されたように、ダイクロイックプリズム32は、P偏光の緑色レーザ光(波長:532nm)とS偏光の赤色レーザ光(波長:640nm)とを99%以上透過し、S偏光の青色レーザ光(波長:440nm)を99%以上反射することが可能である。
ここで、ミラー31と、ダイクロイックプリズム32および33とが同じ光軸上に各レーザ光を導くように配置することで、光源1a〜1cから出射されたレーザ光を同一の光軸上に合成して合成光を生成することができる。
なお、光源1aおよびダイクロイックプリズム33の位置と、光源1bおよびダイクロイックプリズム32の位置とを交換してもよい。
図8の説明に戻る。偏光状態変調部6は、変更手段の一例である。偏光状態変調部6は、色合成部3で生成された合成光の偏光状態を変更する。
偏光状態変調部6は、第一の実施形態の偏光状態変調部6a〜6cと同様に、ECBモードの液晶セルであるとする。
図11は、ECBモードの液晶セルの配置を説明するための説明図である。図11では、特定偏光状態が右円偏光状態および左円偏光状態の場合におけるECBモードの液晶セルの配置例が示されている。
図11では、ECBモードの液晶セル51の遅相軸方向52と、合成光に含まれる赤色レーザ光および青色レーザ光の偏光方向53とが45°を成し、かつ、遅相軸方向52と緑色レーザ光の偏光方向54とが45°を成している。
図12は、液晶セル51に印加される交流電圧の振幅Vと、合成光に含まれる各レーザ光の偏光成分の位相差δとの関係を示した説明図である。図12において、横軸は、液晶セル51に印加される交流電圧の振幅Vを示し、縦軸は、各レーザ光の偏光成分の位相差δを示す。
図12で示されたように、振幅Vと位相差δとの関係は、レーザ光の色(波長)に応じて変化する。このため、振幅Vを調節しても、合成光に含まれる全てのレーザ光の偏光成分の位相差δを90°および−90°の中で切り替えて、その全てのレーザ光を右円偏光状態および左円偏光状態の中で切り替えることは困難である。
本実施形態では、緑色レーザ光を右円偏光状態および左円偏光状態の中で切り替える。つまり、緑色レーザ光の各偏光成分の位相差δが−90°および90°になるように、制御部5は、振幅がV1(2.2V)の交流電圧と、振幅がV2(4.8)の交流電圧とを交互に液晶セル51に印加する。
これは、人間は緑色の光によるスペックルを最も強く感じるので、緑色レーザ光によるスペックルを最も低減させることで、人間が感じるスペックルを効率良く低減させることができるためである。また、上述のように、光源1aおよび1bに供給する映像信号に応じた電流に高周波電流を重畳することで、赤色レーザ光および青色レーザ光によるスペックルを低減することができる。このため、高周波電流を重畳してスペックルを低減することが困難な緑色レーザ光のスペックルを最も低減させることで、全ての色のレーザ光によるスペックルを効率よく低減させることができるという理由もある。
走査部4は、偏光状態変調部6で偏光状態が変更された光を2次元走査して投射する。
次に効果を説明する。
本実施形態では、色合成部3は、光源1a〜1cのそれぞれから出射されたレーザ光を合成する。偏光状態変調部6は、色合成部3にて合成されたレーザ光の偏光状態を変更する。この場合、光源が複数あっても、偏光状態変調部6の数を一つにすることが可能になるので、投射型画像表示装置の構成の単純化を図ることが可能になる。
次に第三の実施形態について説明する。
図13は、本実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。偏光状態変調部6が走査部4の後段にある点が図12と異なる。
走査部4は、色合成部3で生成された合成光を2次元走査して投射する。
偏光状態変調部6は、走査部4で投射された合成光の偏光状態を変更する。
このとき、偏光状態変調部6として、図11で示したようなECBモードの液晶セルを用いる場合、走査部4で2次元走査された合成光に含まれる各レーザ光の偏光状態が直線偏光状態である必要がある。したがって、走査部4は、合成光に含まれる各レーザ光の直線偏光状態を保ったまま2次元走査する必要がある。
図14は、レーザ光の直線偏光状態を保ったまま合成光を走査することが可能な走査部4の構成を示した模式図である。図14において、走査部4は、水平スキャナ41と、垂直スキャナ42とを含む。
水平スキャナ41は、走査部4に入射される合成光43を水平方向に走査するための走査ミラーであり、垂直スキャナ42は、水平スキャナ41で走査された合成光を垂直方向に走査するための走査デバイスである。
ここで、水平スキャナ41は、その回転軸41aが合成光43に含まれる緑色レーザ光(水平スキャナ41の反射面に対してS偏光)の偏光方向と平行になるように配置され、垂直スキャナ42は、その回転軸42aが合成光43の進行方向と平行になるように配置される。
これにより、合成光43に含まれる緑色レーザ光の偏光方向は、その偏光方向がその緑色レーザ光の水平スキャナ41に対する入射面と垂直になるので、緑色レーザ光が水平スキャナ41で走査(反射)されても変化しない。
水平スキャナ41で走査された緑色レーザ光の偏光方向は、その偏光方向がその緑色レーザ光の垂直スキャナ42の回転軸42aに対して垂直になるので、緑色レーザ光が垂直スキャナ42で反射する(走査される)と変化して垂直方向になる。つまり、緑色レーザ光は、走査部4で走査されると、垂直スキャナ42の反射面に対してP偏光に変化する。
また、合成光43に含まれる赤色レーザ光および青色レーザ光(水平スキャナ41の反射面に対してP偏光)の偏光方向は、その偏光方向がその赤色レーザ光および青色レーザ光の回転軸41aに対して垂直になるので、赤色レーザ光および青色レーザ光が水平スキャナ41で反射する(走査される)と変化して、垂直スキャナ42の回転軸42aと同じ方向になる。
水平スキャナ41で走査された赤色レーザ光および青色レーザ光の偏光方向は、その偏光方向がその赤色レーザ光および青色レーザ光の垂直スキャナ42に対する入射面と垂直になるので、赤色レーザ光および青色レーザ光が垂直スキャナ42で走査されても変化しない。つまり、赤色レーザ光は、走査部4で走査されるのと、垂直スキャナ42の反射面に対してS偏光に変化する。
したがって、合成光43に含まれる各レーザ光が走査部4で走査されても、各レーザ光の偏光方向は変化するが、各レーザ光は直線偏光状態のままとなる。
図13の説明に戻る。偏光状態変調部6は、走査部4からの合成光の偏光状態を変更する。
このとき、走査部4で走査された合成光は様々な方向に出射されるので、その合成光は、偏光状態変調部6に様々な入射角度で入射される。
偏光状態変調部6にECBモードの液晶セルが用いられる場合、液晶セルに印加される交流電圧の振幅が同じでも、合成光に含まれる各レーザ光は、入射角度に応じて偏光状態が変化する。したがって、このような偏光状態の入射角依存性を補償して、合成光に含まれる緑色レーザ光の偏光状態を右円偏光状態および左偏光状態で切り替えることが望ましい。
図15は、偏光状態の入射角依存性を補償することが可能な偏光状態変調部6の構成の一例を示した模式図である。
図15において、偏光状態変調部6では、複数のライン状の電極61が垂直方向に並設され、複数のライン状の電極62が水平方向に並設される。また、電極61および62が交差するように対峙して配置される。電極61および電極62の各交差部63に、ECBモードの液晶セル65が挟持される。これにより、液晶セル65を単純マトリクス状に配置することが可能になる。
この偏光状態変調部6を走査部4の前方に配置すると、単純マトリックス状に配置された液晶セル64のそれぞれには、互いに異なる入射角度で合成光が入射される。したがって、制御部5は、合成光が入射される液晶セル64のそれぞれに、互いに異なる振幅の交流電圧を印加することで、偏光状態の入射角依存性を補償することが可能になる。
例えば、制御部5は、走査部4の駆動に同期して、合成光が入射される液晶セル64に、電極61および62を介して選択電圧を印加し、それ以外の液晶セル64には、電極61および62を介して非選択電圧を印加する電圧平均化法を用いて、単純マトリクス状に配置された液晶セル64を駆動する。
ここで、選択電圧は、緑色レーザ光の偏光状態が右円偏光状態または左偏光状態になるような振幅の交流電圧である。また、非選択電圧は、位相差δが初期値のまま変化しない、閾値より小さい振幅の交流電圧である。
なお、液晶セルをアクティブマトリクス状に配置してもよいし、電圧平均化法以外の駆動方法が用いられてもよい。
次に効果を説明する。
本実施形態では、走査部4が色合成部3で生成された合成光を投射する。偏光状態変調部6が走査部4で投射された合成光の偏光状態を変更する。この場合、投射された合成光の偏光状態が変更される。したがって、走査部4で合成光が投射される際に、その合成光の偏光状態が変化して、合成光の偏光状態が特定偏光状態からずれることを防止することが可能になる。
次に第四の実施形態について説明する。
図16は、本発明の第四の実施形態の投射型画像表示装置の構成を示したブロック図である。図16において、投射型画像表示装置は、光源1と、制御部5と、投射部7と、変更部8とを含む。
光源1は、光を出射する。
投射部7は、光源1から出射された光を投射して画像をスクリーン10上に表示する。なお、投射部7は、水平スキャナおよび垂直スキャナなどの走査素子が用いられてもよいし、DMD(Digital Micromirror Device)やGLV(Grating Light Valve)などの走査素子と異なる投射素子が用いられてもよい。
変更部8は、光源1と投射部7と間に設けられ、光源1から投射部7へ出射された光の偏光状態を変更する。なお、変更部8は、投射部7の後段に設けられ、投射部7が投射した光の偏光状態を変更してもよい。また、変更部8は、例えば、図3で示したECBモードの液晶セル21である。
制御部5は、映像信号を受け付け、その受け付けた映像信号に応じて光源1から出射される光を変調する。これにより、光源1は、映像信号に応じて変調された光を出射することになる。なお、制御部5による光の変調方法は、特に限定されない。
また、制御部5は、映像信号に応じて、投射部7による光の投射方向を調整する。
また、制御部5は、複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する。そして、制御部5は、変更部8にて変更される偏光状態を、その選択した特定偏光状態に切り替えていく。
次に効果を説明する。
本実施形態では、光源1は、映像信号に応じて変調された光を出射する。投射部7は、
光源1から出射された光を投射して画像を表示する。変更部8は、光源1から投射部7に出射された光、または、投射部7から投射された光の偏光状態を変更する。制御部5は、複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する。制御部5は、変更部8にて変更される偏光状態を、その選択した特定偏光状態に切り替えていく。
この場合、光源1から出射された光の偏光状態が複数の特定偏光状態の中で所定に順番に従って切り替えられるので、スペックルの低減率を向上させることが可能になる。
以上、実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上記実施形態に限定されたものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更を行うことができる。
例えば、光源の数は、第一の実施形態〜第三の実施形態では、3つ、第四の実施形態では、1つであったが、実際には、3または1に限らず適宜変更可能である。また、光源から出射されるレーザ光の色(波長)は、青、赤および緑に限らず適宜変更可能である。また、光源から出射される光はレーザ光であったが、コヒーレントを有する光であればよい。
また、偏光状態変調部2a〜2cおよび6と変更部8とは、ECBモードの液晶セル21に限らず適宜変更可能である。例えば、偏光状態変調部2a〜2cおよび6と変更部8とは、ニオブ酸リチオム(LiNbO3)またはチタン酸ジルコン酸ランタン鉛(PLZT)などの、偏光状態を変調可能な電気光学素子でもよい。
また、制御部5が行う光源1、1a〜1cから出射されるレーザ光の光強度の変調として、光源1、1a〜1cのそれぞれに供給する電流を、1画素を走査する時間内の幅を有するパルス電流とし、そのパルス電流のデューティー比を変化させるパルス幅変調を用いてもよい。
画像の画像精細度としては、水平方向の画素数が1280であり、垂直方向の画素数が1024である例を示したが、実際には、これらの値に限らず適宜変更可能である。
走査部4内の水平スキャナおよび垂直スキャナは、サイズがレーザ光1a〜1cのビーム径より大きければ、形状などが適宜変更可能である。
この出願は、2009年4月9日に出願された日本出願特願2009−94775号公報を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (8)

  1. 映像信号に応じて変調された、波長がそれぞれ異なるコヒーレントな光を出射する複数の光源と、
    前記光源から出射された光を走査して投射することで画像を表示する投射手段と、
    前記複数の光源のそれぞれに対応し、当該対応する光源から前記投射手段へ出射された光の偏光状態を変更する複数の変更手段と、
    前記複数の変更手段のそれぞれで偏光状態が変更された光を同一の光軸上に合成する合成手段と、
    予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択し、前記変更手段にて変更される偏光状態を、当該選択した特定偏光状態に切り替えていく制御手段と、を含み、
    前記特定偏光状態は、二つあり、また、少なくとも楕円偏光状態または円偏光状態を含み、
    前記特定偏光状態のうち一方の特定偏光状態の光における互いに直交する偏光成分の位相差と、他方の特定偏光状態の光における互いに直交する偏光成分の位相差とが、180°異なっており、
    前記制御手段は、前記二つの特定偏光状態のそれぞれを交互に繰り返し選択する、投射型画像表示装置。
  2. 映像信号に応じて変調された、波長がそれぞれ異なるコヒーレントな光を出射する複数の光源と、
    前記複数の光源のそれぞれから出射された光を同一の光軸上に合成する合成手段と、
    前記合成手段にて合成された光を走査して投射することで画像を表示する投射手段と、
    記投射手段が投射した光の偏光状態を変更する変更手段と、
    予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択し、前記変更手段にて変更される偏光状態を、当該選択した特定偏光状態に切り替えていく制御手段と、を含み、
    前記特定偏光状態は、二つあり、また、少なくとも楕円偏光状態または円偏光状態を含み、
    前記特定偏光状態のうち一方の特定偏光状態の光における互いに直交する偏光成分の位相差と、他方の特定偏光状態の光における互いに直交する偏光成分の位相差とが、180°異なっており、
    前記制御手段は、前記二つの特定偏光状態のそれぞれを交互に繰り返し選択する、投射型画像表示装置。
  3. 請求項1または2に記載の投射型画像表示装置において、
    前記特定偏光状態は、右円偏光状態および左円偏光状態である、投射型画像表示装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項に記載の投射型画像表示装置において、
    前記制御手段は、前記映像信号の1フレームごとに前記特定偏光状態を選択する、投射型画像表示装置。
  5. 映像信号に応じて変調された、波長がそれぞれ異なるコヒーレントな光を出射する複数の光源と、前記光源から出射された走査して投射することで画像を表示する投射手段と、前記複数の光源のそれぞれに対応し、当該対応する光源から前記投射手段へ出射された光の偏光状態を変更する複数の変更手段と、前記複数の変更手段のそれぞれで偏光状態が変更された光を同一の光軸上に合成する合成手段と、を含む投射型画像表示装置の制御方法であって、
    予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する選択ステップと、
    前記変更手段にて変更される偏光状態を当該選択された特定偏光状態に切り替えていく切替ステップと、を含み、
    前記特定偏光状態は、二つあり、また、少なくとも楕円偏光状態または円偏光状態を含み、
    前記特定偏光状態のうち一方の特定偏光状態の光の直交する偏光成分の位相差と、他方の特定偏光状態の光の直交する偏光成分の位相差とが180°異なっており、
    前記選択ステップでは、前記二つの特定偏光状態のそれぞれを交互に繰り返し選択する、制御方法。
  6. 映像信号に応じて変調された、波長がそれぞれ異なるコヒーレントな光を出射する複数の光源と、前記複数の光源のそれぞれから出射された光を同一の光軸上に合成する合成手段と、前記合成手段にて合成された光を走査して投射することで画像を表示する投射手段と、記投射手段が投射した光の偏光状態を変更する変更手段と、を含む投射型画像表示装置の制御方法であって、
    予め定められた複数の特定偏光状態のそれぞれを所定の順番に従って繰り返し選択する選択ステップと、
    前記変更手段にて変更される偏光状態を当該選択された特定偏光状態に切り替えていく切替ステップと、を含み、
    前記特定偏光状態は、二つあり、また、少なくとも楕円偏光状態または円偏光状態を含み、
    前記特定偏光状態のうち一方の特定偏光状態の光の直交する偏光成分の位相差と、他方の特定偏光状態の光の直交する偏光成分の位相差とが180°異なっており、
    前記選択ステップでは、前記二つの特定偏光状態のそれぞれを交互に繰り返し選択する、制御方法。
  7. 請求項5または6に記載の制御方法において、
    前記特定偏光状態は、右円偏光状態および左円偏光状態である、制御方法。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載の制御方法において、
    前記切替ステップでは、前記映像信号の1フレームごとに前記特定偏光状態を切り替える、制御方法。
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